モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

「ラフロイグ(LAPHROAIG)」 <原点・ふるさと>

2007-05-20 07:08:59 | グルメ
青森で飲んだうまい酒に「田酒(densyu)」がある。

1982年の特選街で「田酒(densyu)」がトップに評価され地酒ブームに火をつけた。
もともと生産量が少ないため、品不足気味であり、いまでも「田酒(densyu)」がある
日本料理の店はとてもセンスがいいと思う。

この酒の酒蔵は、青森市油川大浜という海岸近くにある西田酒蔵店であり、
この地は、上質な湧き水が出るところらしい。
本州最北の地で生産量を追い求めずに頑固な酒造りをしている。
銘品を生んだ立地、スピリッツなどがさらにフアンを作り、
熱狂的な「田酒(densyu)」フアンにとってはいつかか行ってみたいという憧れのところでもある。
聖地巡業が始まる。

「ラフロイグ(LAPHROAIG)」のふるさと“アイラ島(Isley)”もそうだ。

“アイラ島(Isley)”は、スコットランド西岸にある島で、人口4000人ぐらい
というから過疎地でもあるが、独特なモルトウイスキーで有名なところだ。
しかも島には8つの蒸留所があり、その全てが海岸近くに立っているために
独特なヨードチンキ臭さを作り出している。
これがアイラモルトであり、迎合しない頑固さが、
時間をかけて強固なシングルモルトフアンであるアイラ党を形成した。

“いつかはアイラに!” アイラ党の聖地巡業は、8つの蒸留所めぐりである。
ラフロイグ蒸留所はここにある。

1 Bunnahabhain ブナハーブン
2 Caol Ila カリラ
3 Ardbeg アードベック
4 Lagavulin ラガヴーリン
5 Laphroaig ラフロイグ
6 Port ellen ポート エレン
7 Bowmore ボウモア
8 Bruichladdich ブルイックラディー
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「ラフロイグ(LAPHROAIG)」  <めぐりあい>

2007-05-19 06:31:15 | Weblog

酒の飲み方が変わった。

ボトルキープという方式が古臭くなっているが、
この2~3年ボトルキープで飲むことが多くなった。
気に入った酒、気に入った店が絞り込まれたからだ。

気に入った酒は、「ラフロイグ(LAPHROAIG)」



これを二つの店にキープしている。
どちらの店も、テーブル席もあるが、カウンターが中心の店で、
一人で行っても落ち着いて飲める場がある。
仕事がらみで多少緊張感・ストレスを持ち飲む場合と、仕事をはずしてリラックスして
飲みたい場合とで使い分けている。

だが、飲む酒は「ラフロイグ(LAPHROAIG)」



正露丸臭い、ヨードチンキ臭いなど言われるが、スムースにのどに入っていく。
たまに、バーボン、ブレンデッドスコッチなどを飲むが、
親しめない異物感・薬物感を感じる。
ちょうど未成年のときに初めてウイスキーというものを飲んだときに、
ウッときた異物感にちかい。

「ラフロイグ(LAPHROAIG)」を飲み始めた頃、
タバコを吸わなくなった時期に重なり、
一日60~70本吸っていた刺激量を「ラフロイグ(LAPHROAIG)」で
等価交換したのかもわからない。
タバコに変わる刺激が欲しかったのだ。

だがいまは、水と同じように気にならない、体にあったベストフレンドな酒になっている。
また、激しい性格を持った酒であり、「ラフロイグ(LAPHROAIG)」を飲むようになってから、
これを飲み込める丸い丸い飲み方が出来るようになった。
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「チェリーセージ・バイオレット(Cherry Sage)」

2007-05-18 07:11:59 | その他のハーブ
セージ或いはサルビア好きにしてくれたのは、チェリーセージなのだ。

薬臭い独特の葉の香り。
服に付いた匂いが大好きでわざとこすっていきます。
丈夫で手間がかからず、ほぼ1年中咲いている。

特に冬場での花のない時期の真っ赤な色合いは素晴らしい美人と思う。
すっかりセージフアンにしてくれた。

しかし、パイナップルセージなど育てられなかったものもある。
そのせいか、丈夫で失敗がないチェリーセージの仲間達を集めるようになった。

チェリーセージ(真っ赤な花)
ミクロフィラ・ホットリップス(赤と白)
ヤメンシスイエロー(黄色)
ビナフォア・レッドバイカラー(赤紫)
そして、チェリーセージの色ちがいでのバイオレット(赤紫)

 
チェリーセージバイオレットも花を咲かせ始めた。
色合いとしては、ビナフォア・レッドバイカラーと同じ色で、花の大きさが違う。
ビナフォア・レッドバイカラーは、埼玉県の小林さんが掛け合わせた新種であり
その分だけか、花びらが大きく数多く咲いている。
チェリーセージバイオレットは、葉も花びらも小さく、コジンマリとしている。

<チェリーセージ・バイオレット>

<ビナフォア・レッドバイカラー>



「チェリーセージ・バイオレット(Cherry Sage)」
・シソ科 、サルビア属 の半耐寒性宿根草 。霜を避ければ外で越冬する。
・原産地は、アメリカ~メキシコ
・庭植え、鉢植えで育てる。
・花の時期は、4~11月。
・咲き終わった花穂は切り戻すようにする。また、草姿が乱れたら適宜切り戻す。

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夏の花の咲き始めは「サルビア ウリカ(Salvia urica)」

2007-05-17 06:30:03 | その他のハーブ
初夏の花が咲き始めた。

チェリーセージ系の赤・紫・イエロー、ニオイゼラニューム系の薄い赤・ピンクなどが中心の庭に、
鮮やかなスカイブルーの花がこっそりと隠れるように咲いていた。
まだ先輩達に遠慮している感があるが、この5月中には、相当勢力を強めてくる予感がする。



「サルビア ウリカ(Salvia urica)」は、メキシコからグアテマラが原産地であり耐寒性が弱い。
といわれており、12月頃に、地上部の枝を全てきり落とし、根をカバーするためにチップのような破片で
マルチングをした。
4月初旬には、マルチングした破片の下から芽が出てきており、
この破片を取り除き太陽に直接当たるようにした。
5月16日には、特色のあるスカイブルーの花が2個咲き始めた。

「サルビア ウリカ(Salvia urica)」の花の命は短いが、次から次へと咲き、
枝振りが大きくなっていくので、見ごたえがある。
真夏には、暑さに耐え切れないためか、夏休みをとる。
この時期は、半日陰で水を切らさないように大事にすると、
そのご褒美としてか涼しくなると又花をつけてくる。

季節の移り変わりが読み取れるのが「サルビア ウリカ(Salvia urica)」でもある。
花が休みになったら、夏休みをとりましょう。



「サルビア ウリカ(Salvia urica)」
・英名:ブルーブッシュセージ(Blue Bush Sage)
・シソ科のメキシコ・グワテマラ原産の宿根草。
・耐寒性が弱いので強い霜に当てないようにする。
・日あたり、水はけの良い肥沃な土で、あまり乾燥させないように育てる。
・夏場は風通しの良い半日陰でそだてる。

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ホタテ貝としいたけの炒めもの

2007-05-16 01:15:10 | 男の料理
ウ・ウエェンさんの「中国家庭料理のおいしい教科書」(平凡社)
を買い、“ホタテを炒める”を実際に作ってみた。

違うところは、材料がほぼ2倍であり、好みでネギを使うことにした。
また、フルフルのホタテ貝であったため、ヒモの部分を酒のつまみとして調理してみた。

ウ・ウエェンさんの手本は、実にシンプルで、料理が楽しくなる。
教科書としてすばらしい。と思った。
だいたい、簡単にすることが普通の人間では難易度が高く、
より難しく説明してしまう。
プロ中のプロでなければ、簡単にすることが難しい。
私なんぞは、説明不能で、カミサンに終始怒られている。


出来上がったものは、
味は、複雑なものを使っていないだけに、想像通りであり、酢が隠し味的になる。
これが基本で、甘酢的にする、ピリ辛にする、などバリエーションが広げられそうだ。

今回は、ホタテの量があったので、2種類作ってみたが、
ネギをはなすと和風に近くなり、これもいけそうだ。

ホタテのヒモと干したしいたけを戻した物を炒めてみたが、
酒の肴として結構いけました。

酒を飲みたいという下心があると、いろいろ発想が広がることを感じた。
この点では、いい教科書を手にいれたと思った。
ウ・ウエェンさんありがとう。


<材 料>
・ホタテ貝 16個
・生しいたけ 6個
・ネギ 1本
・干ししいたけ 6個
・片栗粉 小さじ2杯
・しょうゆ おさじ2杯
・酢 大さじ1杯
・コショウ 少々
・サラダ油

<手 順>
1.下準備
・ボイルされたホタテを横半分に切る。
・ホタテのヒモだけを取り除いておく。(ヒもがあれば)
・生しいたけは、石づき部分をとり4つに切る。
・干ししいたけは、前日から水につけ戻しておく。
・ネギを5センチくらいに切り、タテ千切りをする。
・ほたてに片栗粉をまぶしうまみが逃げないようにする。

2.炒める
・フライパンにサラダ油を引き、中火で、生しいたけを炒める。
・強火にしてホタテをいれさっと炒める。ボイルされているのでさっとでよい。
・しょうゆ、酢、コショウを順番にいれ、火を止める前にネギの千切りをいれ、軽く炒めて火を止める。
・ホタテのヒモも同じように、干ししいたけの戻したものを炒め、ホタテのヒモを入れ軽く炒めて、しょうゆ、コショウを入れ火を止める。ピリカラにすると酒のつまみに合うので工夫次第。
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Today's garden flower 1

2007-05-15 07:35:38 | その他のハーブ
ゴールデンウィークも終わり、春咲きの花が頂点を迎えている。
咲き始める前に何をやっていたかの評価が今出ているが、
まずまずではなかったかと自己評価をする。

夏咲きのものが今成長著しいが、10センチを越えたあたりで
芯を詰めると、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるが、
春ものに目を奪われており、この作業が遅れてしまった。

ばら
 

シナモンゼラニュウム
 

あざみ
 
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ベーコンを大きく変身させた味噌漬け「ベーコンの味噌漬け」

2007-05-14 14:28:31 | 男の料理
小泉武夫の「料理道楽 食道楽」(日本経済新聞社)は、
つくって見たい料理がたくさんある。


その中で「ベーコンの楽しみ方」という項があり、
ここでいくつかのベーコンの楽しみ方が記載されていた。
豆腐一丁にザーサイのみじん切りとカリッと焼いたベーコンのみじん切りを乗せ、
かけ汁(しょうゆ大さじ1、ごま油大さじ2、酢小さじ1/2)をかける。
これはうまいだろうなと思う。
ベーコンの代わりにチリメンジャコをカリッとあげたものもおいしい。

“ベーコンの塊を味噌漬けにしてみたがこれはご飯によくあった。”
というところがヒントになり、ベーコンの塊を買ってきて、味噌に漬けてみた。
味噌は、“傳右衛門みそ(den emon miso)”を使い、日本酒・みりんでのばして
これをブロックのベーコンに塗りつけて2週間冷蔵庫で寝かせた。

 
ちょうど2週間目なので、ベーコンの塊から味噌を取り払い、
5切れほど切り取り小さなフライパンで焼いてみた。
味噌を焼く香ばしい香りがただよいはじめ、いけそうな予感がした。

ズバリ二重丸です。酒の肴、何もないときのご飯のおかず、お茶漬けの一品として使う
など漬物の一種としての活用がありそうだ。

小泉さんはさすがに食道楽だ。と感心した。
ちょっとした手間で、食材を大きく変身させる名人でもある。
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タイムの季節がやってきた「コモンタイム(Common Thyme)」

2007-05-13 09:52:23 | その他のハーブ
ハーブを育てようとした場合に、欠かせない1ジャンルをあげよといわれたならば、
迷わずに“タイム”をあげる。
そして、タイムの中では、コモンタイムになる。



ハーブとして必須&定番アイテムの理由は、“トラッド”なのかもしれない。
安心して使える使いやすさ、応用範囲の広さ、脇役としての役割の明確さ、
などがあげられる。

唯一、料理に使ったことがあるハーブが「コモンタイム(Common Thyme)」であり、
肉料理に使ったが、これまでにない新鮮で奥行きがある味を作ることが出来た。
使い込んでいったら、料理の幅を広げることは間違いなさそうだ。
初心者用のハーブとも言われるが、様々なハーブを覚えるよりは、
香辛料ではなく、調味料として、「コモンタイム(Common Thyme)」を
使い込んでいった方が良さそうだ。
塩・コショウなどに準じる使い方が出来ると思う。

我が家では、4種のタイムを育てているが、
「コモンタイム(Common Thyme)」が小花を咲かせ始めた。
昨日はちょっとしか咲いていなかったが、今朝見たら、一気に広がっている。
5月はタイムの季節なのだ。
 


「コモンタイム(Common Thyme)」
・シソ科の多年草
・原産地は、地中海沿岸
・乾燥した土を好むが、梅雨時の雨、湿気に弱い。
・開花は5月。白い小さな花が咲く。
・古代ギリシャ・ローマから使われていたハーブ。勇者の象徴でもあった。
・薬効があるので注意。抗菌・発汗作用・のどの痰を切るなど。
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しぶとく生き延びている「クレマチス ニオベ(Clematis)」

2007-05-11 11:11:39 | その他のハーブ

人間でも、諦めが早い人とかしぶとい人など様々だが、
しぶとい花というのがあることがわかった。

クレマチスは、夏場は半日陰で水切れがないように管理しなければならないが、
この逆を2~3年やってきた。
夏の日差しを最大限に浴びる場所に置き、水も上げないで砂漠のようなところで週4日程度は暮らし、
やっと日曜日に水をあげる。
こんな手荒な育て方をしてきたので、枯れるのが当然だ。



もう枯れてしまったかと思い、ラムズイヤーにこの場所を譲り、鉢を裏庭に置いていたら、
なんと今年も芽を出し、花が咲き始めました。
ガイドブックでは、育てるのにナーバスな植物だが、結構しぶとく生き延びている。



・キンポウゲ科 、クレマチス属
・落葉つる性木
・日本名では、テッセン
・原産地は、日本、中国、南ヨーロッパ、西南アジア
・花の時期は、4~6月
・日当たり、通風のよい場所を好みますが、夏は半日陰に置く。
・酸性土を嫌うので、苦土石灰などを混ぜておく。
・クレマチスの場合は、選定に注意が必要です。 新枝咲タイプは、5月に花が終わったら、三分の一程度に強剪定をします。こうすると秋に花が再び楽しめます。
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高貴な孤立「あざみ(Cirsium japonicum)」

2007-05-10 07:58:21 | その他のハーブ
昨日は、終電にぎりぎり間に合い1時には我が家に着いた。
終電を逃すと、どうせタクシーとなるので、さらに遅くまで飲んでしまうことになる。
この誘惑に打ち勝ったのは、今が大事な花に水遣りをちゃんとしてやろうと
思ったからだが、
目が覚め、新聞を取ろうとすると「あざみ」の葉にちくりと刺されてしまった。

その「あざみ」がつぼみを持ち始め、そろそろ咲きそうだ。

「あざみ」の種類は豊富で、今でも新種が発見されているそうなので、
研究論文などの発表がある。
我が家の「あざみ」は、消去法で“野あざみ”だと思う。

日本は、世界の1/3の80種ぐらいの“あざみ”がある“あざみ”大国らしいが、
代表的なのは、
“野あざみ”“野原あざみ”“おおあざみ”であり、
“野原あざみ”は、秋咲きなので消去される。
“おおあざみ”は、「ミルクシスル」ともいわれ、聖母マリアにささげるミルクがこぼれた葉の色がしている。のでこれも異なる。

そうすると、春咲きの“野あざみ”ということになる。

種類が特定されたからといって何のメリットがあるのかといえば、
特に何もない。

通常は、それにより、育て方が異なったりするので重要な情報だが、
日本の野原で咲く、強い、あざみには手がかからない。

それにしても、きれいな紫の花であり、
荒地、原野、山野などの野に咲くこの高貴な花は、
鋭いとげとげがあるよろいで守られながら、一本立ちしている。

この花を見ると、なんとなく勇気づけられるのは、この背筋がしゃんとした気高さにあると思った。
野に咲くあざみのごとく、ノーブルでいたいものです。


「あざみ(Cirsium japonicum)」
・キク科 あざみ属
・春咲き、丈は1m
・耐寒性はつよい。耐暑性は普通。
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