モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

高貴な孤立「あざみ(Cirsium japonicum)」

2007-05-10 07:58:21 | その他のハーブ
昨日は、終電にぎりぎり間に合い1時には我が家に着いた。
終電を逃すと、どうせタクシーとなるので、さらに遅くまで飲んでしまうことになる。
この誘惑に打ち勝ったのは、今が大事な花に水遣りをちゃんとしてやろうと
思ったからだが、
目が覚め、新聞を取ろうとすると「あざみ」の葉にちくりと刺されてしまった。

その「あざみ」がつぼみを持ち始め、そろそろ咲きそうだ。

「あざみ」の種類は豊富で、今でも新種が発見されているそうなので、
研究論文などの発表がある。
我が家の「あざみ」は、消去法で“野あざみ”だと思う。

日本は、世界の1/3の80種ぐらいの“あざみ”がある“あざみ”大国らしいが、
代表的なのは、
“野あざみ”“野原あざみ”“おおあざみ”であり、
“野原あざみ”は、秋咲きなので消去される。
“おおあざみ”は、「ミルクシスル」ともいわれ、聖母マリアにささげるミルクがこぼれた葉の色がしている。のでこれも異なる。

そうすると、春咲きの“野あざみ”ということになる。

種類が特定されたからといって何のメリットがあるのかといえば、
特に何もない。

通常は、それにより、育て方が異なったりするので重要な情報だが、
日本の野原で咲く、強い、あざみには手がかからない。

それにしても、きれいな紫の花であり、
荒地、原野、山野などの野に咲くこの高貴な花は、
鋭いとげとげがあるよろいで守られながら、一本立ちしている。

この花を見ると、なんとなく勇気づけられるのは、この背筋がしゃんとした気高さにあると思った。
野に咲くあざみのごとく、ノーブルでいたいものです。


「あざみ(Cirsium japonicum)」
・キク科 あざみ属
・春咲き、丈は1m
・耐寒性はつよい。耐暑性は普通。
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