水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

香港スターバックスがトイレの水でコーヒーを作っていたことが判明!! という。

2013-05-31 | 水とはどのようにすべきか

'13-05-31投稿

 既報エアロゾルに係る記載(その36:【注目】新型コロナウィルス世界的流行の恐れ 死亡率高いという。)で記載しましたように、エアロゾル的な微細な微粒子の中でも、ノロのように、人への感染、伝染の可能性がある病原体に対する周辺環境・設備の公衆衛生の強化が望まれています。

 最近では、ウィルスも進化しているようで、ワクチン、免疫性についてさまざまな議論が飛び交っているようです。また、環境中のウィルスは進化していなくても、人体内で突然変異して疾病させることもあるという。
参考情報:YAHOO 知恵袋
【 放射線照射した微生物の突然変異~凶暴化する細菌類、ウィルス 】
(最終更新日時:2013/2/9)投稿日:2012/12/22 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140298

 数ある病原体に対する免疫性、および、人を発症させるメカニズムについて個人的には不詳ですが、

 塩基性配列がウィルスの進化/変異よって変異して、体内の五臓六腑などに吸着(電荷的?、カップリング的?、疎水結合?) し易くなり、尿、汗などによって代謝されないで影響を与えているのでは?と個人的には妄想しています。

参考関連投稿:
鳥インフル アヒルから伝染というが謎深まる感染源とメカニズム 人体内での突然変異か?

(引用:gooウィキペディア塩基配列)「DNAが保持する遺伝情報は直接的には塩基配列の形で保持されている。DNAの遺伝子情報記述領域(コーディング領域)では、その遺伝子に対応する蛋白質のアミノ酸配列を表現する(後述)。これとは別に、ある種の制御タンパク質の結合部位として働き遺伝子発現を制御する役割を担う部位もある。核酸の塩基配列を調べることは、遺伝情報の解析の上で非常に基本的な作業である。ゲノムプロジェクトはある生物ゲノムの全塩基配列の読み取りを目標としている。」)

公衆環境のクリーン化が世界中で叫ばれる中、香港スターバックスがトイレの水でコーヒーを作っていたという。
 水不足が世界中起こっていますが、宇宙空間、放射能汚染水であろうと、基本的には、どのような汚染した水でも適切な処理をすることによってリサイクルすれば、問題はないと思っていますが、以下、その実態を調べました。

ROKET NEWS24http://rocketnews24.com/2013/05/30/334363/
【衝撃事実】香港スターバックスがトイレの水でコーヒーを作っていたことが判明!!
 市民「スタバだから安心していたのに」

「スターバックスは世界中に展開しているコーヒーチェーン店だ。どこの国でも店内は清潔でサービスもいい。海外に行った際、衛生状況がイマイチな国でも「スタバなら安心!」と、利用している人も多いのではないだろうか?

多くの人が信頼して利用しているスタバだが、香港のあるスタバ店舗がトイレの水を使ってコーヒーを提供していたことが判明。トイレの水でコーヒーってどういうことだよ!? しかもスタバが!? 市民からは困惑の声が上がっている。
 
・外の公衆トイレの水でコーヒーを作る
トイレの水を使ってドリンクの提供をしていたのは、香港にある「スターバックス中銀大廈店」である。地元メディアが撮影した映像を確認すると、確かにスタッフが大きなタンクを持って70メートル先の駐車場にある公衆トイレと店舗を往復している。

トイレの中には男子用小便器からわずか1.5メートルのところに「スターバックス専用水道」とかかれた蛇口があり、そこから採水しているのだ。
 
・トイレから採水していた理由 → 店舗内に水道設備がないため
なぜこんなことになってしまったのか。それはスターバックス中銀大廈店のなかに水道設備がなかったからだ。そのため、オープン以来2年間ずっとトイレの水を使い続けていたのだという。
 
・スタバ「店内のろ過設備は完璧なので問題ない
トイレからの採水が明るみになると、行政は「採水方法も場所も規定違反」であるとして同店に警告を出し、即刻改善するよう要求した。

これを受け、スターバックス香港のスポークスマンは「トイレ内の水道は飲用水である」とし、「水を運ぶタンクも定期的に消毒。加えて店内には最新のろ過システムがあり、水はろ過してから使用していた」と安全性を強調した。

あくまで問題はなかったとするスタバ香港。だが、市民からは「信じられない」、「香港だしスタバだから安心していのに」との声が上がっている。同社も利用者の心情を考慮した結果、今後はトイレからの採水を一切停止し、ボトルの飲用水を導入することを決定したそうだ。
 
・トイレには雑菌があるのでトイレ内の水を飲用水とするのは疑問
スターバックス香港はトイレ内の水道水を使用していた件について特に問題はなかったとの認識を示した。だが、香港飲食協会会長の黄家氏は「トイレにはどうしても雑菌が発生する、そこから飲用水を採取するのはいかがなものか」との旨のコメントをしている。

確かに一般的にトイレには大腸菌やブドウ球菌がいるとされている。いくら安全基準に達していると言われても、やはりトイレから採取した水で作られたコーヒーを飲むというのは気持ちの良いものではないだろう。なお、スターバックス香港によると、ほかにトイレから採水している店舗はないとのことである。

  参照元:Apple daily(中国語)、Youtube
執筆:澤井恵」という。

詳しくは:Youtubeで。

⇒一般的にトイレには大腸菌やブドウ球菌がいるとされているが、既報に記載したよう、さまざまな病原菌(ノロ、コロナ、鳥インフル、・・・)などが万一いる場合、スタッフが大きなタンクを持って70メートル先の駐車場にある公衆トイレと店舗を往復している時などに、二次的に容器などから感染することもあり、万全な対策をとってもらいたいと思います。

 

 


エアロゾルに係る記載(その36:【注目】新型コロナウィルス世界的流行の恐れ 死亡率高いという。)

2013-05-31 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-05-31投稿、追加

既報鳥インフル アヒルから伝染というが謎深まる感染源とメカニズム 人体内での突然変異か?で記載しました「鳥インフル」騒動は納まっているようですが、今度は「新型コロナウィルス」が流行し始めたという。

YAHOOニュース
新型コロナウィルス世界的流行の恐れ 死亡率高く、治療薬もない危険な病気
J-CASTニュース 5月10日(金)18時4分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130510-00000002-jct-soci
SARSに似た症状を示す新型コロナウィルスについて、症例が急増した上、人から人への間で院内感染が起きている疑いが強まってきた。

これまでに確認されていたカタール、ヨルダン、アラブ首長国連邦、イギリスに加え、サウジアラビアで13人の患者が出て、フランスでも初めて症例が確認された。

 専門家も2013年4月に中国で発生したH7N9型の新型インフルエンザより「脅威度が高いのではないか」と懸念を示している。

感染例30のうち18が死亡

 このNCoVと呼ばれるSARS(重症急性呼吸器症候群)と同属の新型コロナウィルスは、2012年春頃に中東で発生。患者に共通する症状は、急性の重症な呼吸器症状で、発熱、せき、息切れや呼吸困難を伴う。ほとんどの場合に肺炎を起こし、一部の症例では腎不全や死亡をきたした。

 2013年5月10日現在までに31の症例が確認され、18の死亡例が出ている。感染者の年齢は20代から90代まで幅広く、サウジアラビアの現地報道では子どもが感染し死亡した疑いがあると伝えられている。

この新型ウィルスについて、感染症に詳しい関西福祉大学の勝田吉彰教授(渡航医学)は「中国のH7N9型以上に脅威度が高いのでは」と懸念を示す。H7N9型はタミフルが有効だとされるが、新型コロナウィルスは「治療薬がない」上、一部の国からの情報があいまいで、全容がつかみにくいからだ。

 最近になって症例が急増したのは、サウジアラビアが2013年5月8日までに13人分(うち7人が死亡)を、WHOなどへまとめて報告したからだ。4月14日から末日にかけて確認されていたという。その上、この症例は一部で、まだ患者はいるとの現地報道も出ている。

感染は中東に留まらず…フランスで「院内感染の恐れ」

 感染は中東にとどまらない。ほとんど機を同じくして5月8日、フランス北部、ベルギーと隣接するノール県リールの病院でも、65歳男性の感染が確認された。男性には4月中旬にアラブ首長国連邦(UAE)への渡航歴があった。さらに9日になって、このフランスの患者が最初に入院していた同県ヴァランシエンヌの病院で隣室だった50歳の男性と、35才の医師に同様の症状が出たと地元紙の報道が出た。この2人は現在、リールとトゥルコワンの病院で治療中という。こうしたことを受けて、ルモンド(電子版)が「院内感染の恐れ」と見出しを打つなど、フランスのメディアは騒然となっている。

 このフランスの状況を、勝田教授は2003年中旬に中国でSARSが拡大した状況と似ていると指摘する。

「H7N9以上に脅威度が高いのでは」

 新型ウィルスのヒトからヒトへの感染は、WHOの文書によると、イギリスでの父子感染により、家族間などの濃厚な接触によって起こりうることは確認されている。

 人から人への感染の指標として、もう一段上のステージの院内感染については、まだはっきりとは認められていないが、状況証拠は出揃いつつあるようにも見える。

 こうした状況下で、日本にも、感染者が入ってくる可能性は十分にある。どう備えればいいのか。

  「(政府は)すでに準備を進めていると思いますが、鳥インフルエンザに行っているのと同様に指定感染症、検疫感染症とするのを急ぐことですね」(勝田教授)

 ただ、中東から日本への直行便はエミレーツ航空など一部を除いて少なく、大抵ヨーロッパの都市を経由しての入国になるため検疫には困難を伴うことが予想されるという。

 最終的には、個人個人が「どこで感染が起こっているのか」を確認し、万が一症状が出たときに備え、自分を含め周囲の渡航暦について意識する必要があるということだ。」という。

⇒NCoVと呼ばれる新型コロナウィルスはSARS(重症急性呼吸器症候群)とよく似た症状をしめすという。
 しかし、院内感染の疑いがあり、人から人への可能性?とか鳥インフルH7N9同様、情報があいまいで、全容がつかみにくいようです

 

コロナウイルスとは - goo Wikipedia (ウィキペディア)http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/
%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%B9

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コロナウィルスとは
コロナウイルス(Coronavirus)は、一本鎖(+)RNAウイルスニドウイルス目コロナウイルス科のウイルスをさし、コロナウイルス属、トロウイルス属を含む。

エンベロープ表面に存在する突起によって太陽のコロナのような外観を持つことからこの名が付いた。

ウイルスの増殖は細胞質内で行われ、小胞体ゴルジ装置から出芽する。

コロナウイルスの中にはエンベロープにヘマグルチニンエステラーゼを有し、赤血球凝集性を示す種が存在する。

SARSウイルスは既知のコロナウイルスと大きく異なった塩基配列を持つことが示された[1]。」という。

最近の検出例として、 

                      (google画像検索から引用)

 ウィルスは球状でありますが、粒子径は現状不詳ですが、

参考までに、各ウィルスの写真と比較すると、

 鳥インフルエンザウイルス >>詳しい記載 
 棒状で約50nm(0.05μm)φ×100nm(0.1μm)
 
←      4500μm(4.5mm)  →

ノロウィルス        >>詳しい記載  

 
引用:ノロウイルスの電子顕微鏡写真
(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影。

インフルエンザウイルス
引用出典:広島市/衛生研究所トピックス

ノロ、インフルは球状であるようです。一般的なインフルの粒子径は

おおよそ0.1μm(ミクロン)くらいか?

また、症状が似ているSARS(重症急性呼吸器症候群)とは
goo辞書
「サーズ【SARS】《Severe Acute Respiratory Syndrome》重症急性呼吸器症候群。SARSコロナウイルスによる新しい感染症。感染症予防法の2類感染症の一。主に飛沫感染し、高熱を発し、せきや息切れなどの呼吸器症状が出る。潜伏期間は2~7日。2002年11月中国で発生した例が最初とされる。
goo Wikipedia (ウィキペディア)
http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/
SARS%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9

「SARSウイルス(サーズウイルス)(: SARS coronavirus,SARS-CoV)は、重症急性呼吸器症候群 (Severe Acute Respiratory Syndrome, SARS) の病原体として同定された新種のコロナウイルスである。飛沫感染により広がるとみられている

 感染ルートは人から人も含めて、さまざまな環境に存在するウィルスを介在するエアロゾル化した飛沫およびそれらが付着した諸々の公衆設備およびそのユーティティ(水など)から伝染すると推察されます。 
 
 大規模な流行の可能性?も示唆されており、感染したら死亡率が高いとも言われ、

ノロ以上の対策が必要か?

参考関連投稿:
生物多様性に係る記載(その5:新型鳥インフル ノロの突然変異、凶暴化は放射線によるのだろうか?)

 

 

 

 


「海水中に存在する微量元素」の変動要因(追加:環境放射能、大気汚染物質の影響)

2013-05-30 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

'13-02-06投稿、'13-02-15、'13-05-30修正・追加・更新

 既報「海水中に存在する微量元素」の回収に係る投稿 (2013-01-03)にて、海水中に存在する微量元素の調査しましたが、調査の目的は金属資源の自給を目指して、海からの金属資源を回収して、現代および次世代産業の米、ビタミン剤と呼ばれているシリコン(ケイ素)、レアーアース(希土類)、他を従来の海外の鉱山からの鉱物資源の輸入のみに頼らず、海、河川を含む周辺環境からの回収の可能性を当面は経済性は無視して調べています。

 海からのレアアース回収に係る記載によれば、
「東京大大学院工学系研究科の加藤泰浩准教授ら。国際共同研究などで採取された太平洋海底のボーリング試料を分析し、ネオジムなどのレアアースを400ppm以上の濃度で含む泥が、水深3500~6千メートルの多くの地点に分布しているのを見つけた。・・・」という。

PS:
'13-02-15 
'13-05-30修正・追加・更新
変動要因の追加
放射性元素の壊変による原子価の増加の影響

 (google画像検索から引用)

海水中に存在する微量元素の変動要因として、別報で記載したように、放射性元素は崩壊して安定な元素に壊変するので、比較的半減期の短い元素であるセシウムCs137(30年)、セシウム134(2年)、ストロンチウムSr90(29年)、ストロンチウムSr89(51日)、銀Ag110 (250日)、Pb214(22年)などは崩壊して原子価を増加させて安定な元素になります。

引用:ポストさんてんいちいち日記[ 2011/06/09 (木) ]最新追記は2013/1/21
本文を詳しく読むによれば、

セシウム Cs137 はバリウムBaになり、Ba濃度を増加させます。      

ストロンチウム Sr 90は放射性イットリウムとなり、ジルコニウムZr濃度を増加させます。 

 

ストロンチウム Sr 89 はイットリウムY濃度を増加させます。

 

  


 地殻(含む海底)の地殻構成成分は、別報で引用した産総研で公表されている元素の濃度分布図である地球化学図(全国の地球化学図(海・陸)で知ることができますが、

 アルミニウムAl(クリック、鉄Fe(クリック (砂鉄、鉄鉱石鉱床には多く存在)、チタニウムTi(クリック、マグネシウムMg(クリックストロンチウムSr(クリック)セシウムCs(クリック)

・・・などは

 海水温度、溶存酸素、CO2濃度、海水の酸性化度(pH低下)によって、
周辺海域の元素濃度が変化していると推察されます。

関連投稿:海水中に存在する微量元素」に対する整理 (10-05更新'11-04ー01~)
に記載の
 海水中の元素の深さ方向の分布に係る記載によれば、
「海水中の元素の深さ方向の分布」は海水中に存在する元素および、その化合物の挙動を推察する上で参考になると思われます。元素によって、さまざまな分布を示していることがわかります。一部の元素は海水と反応して海底に多く沈積してます。
主な元素の分布 
1)Na(ナトリウム)、Mg(マグネシウム)K(カリウム)、Ca(カルシウム)などの主成分は深さ方向で一定の濃度分布。
期律表から、核反応放射性物質であるCs、Sr(アルカリ、アルカリ土類)も同傾向を示しています。
2)Al(アルミニウム)、Ti(チタニウム)、Th(トリウム)は深くなると濃度が高くなる。
3)Zn(亜鉛)Ge(ゲルマニウム)、Cd(カドミウム)などは濃度は表層で低く、中間層、底部で高い。核分裂反応物質に係る質量数(約60~170)に属するうちのレアアース(希土類)元素、例えば、Yイットリウム(原子価3)はこの中間型に属しています。
*周期律表(クリック)で原子番号、原子量(質量数)
*放射性同位元素(水素~ウラン、プルトニウムおよびその化合物一覧)

既報の調査(3.11前)によれば、Cs(アルカリ)、Sr(アルカリ土類)の濃度を抜粋すると、

セシウム(Cs)   0.0003 0.0005 0.0005 0.00029            0.0004ppm
ストンチウム(Sr) 7.8  8  6  10  9  8            8.1ppm

関連投稿:(その他金属元素の濃度)
海水中に存在する微量な金属元素(イオン化傾向の高い元素)
海水中に存在する微量な金属元素の濃度(不溶性の元素)
(プルトニウム、ウラン、イットリウムなどは海水のpH範囲で酸化物、水酸化物などの化合物になり、沈積し易い元素を選択してその平均濃度を算出しました。)
参考:濃度単位       
1%=10000ppm 1ppm=1000ppb 1ppb=1000ppt
1ppm=1mg/kg  1ppm1mg/L 
1ppb=1μg/kg≒1μg/L(=0.001mg/L)
                       (海水の比重が1.023(25℃))

上記引用の記載によれば、放射性ストロンチウムの分析は非常に手間のかかるようです。
ストロンチウム90の測定方法

「放射線医学総合研究所 放射線被ばくに関するQ&A から引用

31.ストロンチウム90はどのように測定するのですか?

 ストロンチウム90(半減期約29年)の測定ではβ線を測定しますが、そのβ線は弱く、また、β線は連続スペクトル*1ですので、放射性核種を特定できません。そのため、まずストロンチウムを分離しておく必要があります。原発事故のようにストロンチウム90とストロンチウム89(半減期約51日)が含まれると予想される場合は以下の方法を用います。分離精製後、沈殿として取り出したストロンチウムのβ線を測定(1回目)します。この測定値にはストロンチウム90とストロンチウム89が含まれます。
 その後、沈殿を溶解します。二週間経過後*2ストロンチウム90から生成されるイットリウム90(半減期約64時間)がほぼ同量となります(これを、「放射平衡」といいます。)ので、イットリウム90を分離して測定し、ストロンチウム90を計算します。一回目の測定カウントのうち、ストロンチウム90の寄与分を差し引き、ストロンチウム89を算出します。詳細は文部科学省発行の「放射能測定シリーズNo.2 放射性ストロンチウム分析法」をご覧下さい。
 このように、ストロンチウム分析は、分離精製操作などが必要であることから、分析結果が得られるまで数週間を要します。 


*1 スペクトルには線スペクトル連続スペクトルがあり、特定の波長しかないものを線スペクトル、複数の波長が連続して出てくるスペクトルを連続スペクトルといいます。γ線は放射性核種に特有な線スペクトルを放出します。

*2 ストロンチウム90(Sr-90)は半減期29年でβ線を出して崩壊し、子孫核種のイットリウム90(Y-90)になります。イットリウム90は半減期が64時間で、β線を出して崩壊し安定なジルコニウムになります。親核種のストロンチウム90に比べて子孫核種のイットリウム90の半減期がとても短いので、子孫核種はできてすぐに崩壊することになります。ストロンチウム90を分離してきた段階では、子孫核種のイットリウム90は含まれていませんが、時間の経過とともに増加し、やがてストロンチウム90とイットリウム90の量がほぼ同量になり、そのままの状態が長く続きます。この状態になるまで2週間ほど待つ必要があります。また、イットリウム90のβ線の方がエネルギーが強く測定しやすいため、イットリウム90のβ線を測定して、ストロンチウム90の量を計算します。」

以下、最近の情報を記載しました。

<最近の情報>
PS:
'13-05-30追加

47ニュース
http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013052901001784.html
深海7千mに原発事故セシウム 海洋研究開発機構など調査
太平洋沖の日本海溝の最深部に近い水深約7260メートルの海底で採取した泥から、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムを検出したと、海洋研究開発機構などのチームが29日、英科学誌に発表した。

 

 これほどの深海から原発事故のセシウムを検出したのは初めて。チームはプランクトンの死骸などに吸着され、沈降したとみている。

 

 チームは、東日本大震災から4カ月後の2011年7月、宮城県沖の震源から約110キロ東方の日本海溝を調査した。2013/05/29 19:05   【共同通信】」

 ⇒セシウムは一般的には深さ方向に均一に分布しているというが、今回の結果ではプランクトンの死骸などに吸着され、沈降したと推定しています。

 個人的には、その周辺を含めて何ppm位の濃度であったのだろうか?また、約110キロ東方の日本海溝の海底の地質と通常の沿岸の海底との地質(表面電荷)の違いがどのようであるのか?関心があります。

 

文 部 科 学 省
平成25年1月15日
宮城県・福島県・茨城県・千葉県沖における海域モニタリング結果 (Sr含む)
(海水)試料採取日:平成24年10月24日~11月9日
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/7000/6631/24/229_0115.pdf

⇒ Srなどの放射能を有する元素分を分別して、ベクレル表示のみではなく、カドミウム汚染米などで用いられているppmなど重量濃度はどのようになっているのか?解ればと想われます。

 放射性元素の分析は難しいとも言われ、分析精度、検出限界に問題があるという。
海底の泥などの放射線強度はどのくらいなのだろうか?気になるところです。


大気汚染物質、黄砂などの海水中へのフォールアウトの影響

47ニュース2013/02/05 19:30   【共同通信】
佐賀県が大気汚染数値公表 PM2・5の1日平均http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013020501002226.html
国が定めた環境基準値は1日平均35マイクログラム(1立方メートル当たり)
という。

石川のニュース
【2月5日02時57分更新】
中国の汚染物質、石川に飛来 黒色炭素粒子、珠洲で6倍 http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20130205101.htm

 石川県周辺の空には比重の小さな黒色粒子しか飛来してきていない?ようです。
空がどす黒く見えたのだろうか?
 アンダーセンサンプラーなどで回収して微量の白色の海塩粒子など介在物が含まれていないのだろうか?

 雨の中の不純物の変動
雨などに溶解して海などにフォールアウトしていないかも気になるところです。

 というのは、中国核実験からの日本への降下物によれば、http://m1se.blog.fc2.com/blog-entry-28.html

「核実験からのフォールアウトについて、もう少し踏み込んで考えなければならないという話です。・・・(図略)

よく引用される、気象研究所による核実験降下物の図と、横軸をあわせてみます。



気象研究所の図はCs-137とSr-90のみで、双方とも半減期30年の長寿命核です。月あたりのセシウムの降下量が一番多かったのは、1963年の6月ですが、全β放射能の値はそれほど大きくなく、セシウムの降下量が減ってからでも、中国の核実験の度に毎回、結構な量が降下してきているのがわかります。
長寿命核は少なかったけども、短寿命核種がたくさん降ってきていて、それが全β放射能に表れていると考えてよさそうです。・・・


1966年12月28日に実施された、中国の核実験についてみてみます。推定で、威力は300~500kt、高度は100~150mの、危険な地表核爆発です(なんで危険かは、私の論文の第3章に論じてあります)。ちなみに広島は、威力16kt、高度600mですから、20倍以上大きいです。記録をみると、Thermonuclearとなっているので、いわゆる水爆です。

これは当時の論文ですが、きっちりと調査されています。この論文から画像をお借りしました。

核の砂

降ってきた粒子は、地表の砂を撒き込んで、茶色がかっていて、粒形が大きく、コブ状のものがあります。・・・


第5回核実験の表



1Ci=3.7×1010Bqで換算すると、計算が間違ってなければ、輪島の5,600mCi/km2は207,200Bq/m2、米子の3,700mCi/km2は136,900 Bq/m2です。

注意すべきは、「全ベータ放射能」という量であること。
昔は放射能というと、この値で「キュリー」単位で表したようですが、いまはスクリーニングのみで測られるのみで、ガンマ線でみる核種ごとの放射能の値とは、1対1に対応をつけるのは難しそうです。

しかし、ほとんどの核種がγ線を出すときはβ線も出すと単純に考えると、「ガンマ線で測った全核種の放射能の和≒全ベータ放射能」になりそうですが、この辺りのデータをみても、和になってはいない(全βの方が小さくなっている)ので、どうも単純ではなさそうです。しかし、オーダーが違うということもなさそうです。

1日に、10万Bq/m2を超える降下が過去にあったという事実に至ることができました。これは、私にとってはかなり驚くことでした。線量に直してどのくらいになるのか、今回の福島原発からの降下と比較して何がいえるのか、もう少し考えたいと思います。・・・

こういうデータを、震災後半年経って、誰も出してこなかったことは、少し残念に思います。1~2世代前と、断絶が起きているのではないかと思えます。
滝澤行雄氏の資料や、内田滋夫氏の資料のように、過去の知見を踏まえることはとても大事だと思います。まず、過去になにがあったのか、どういう影響があり、どういう対策がなされてきたのか、我々は、なにも知らなさ杉ではないでしょうか。そういうのを発掘することも、していければと思います。・・・」という。

⇒上記データから、冬季でも黄砂などの土壌粒子が飛来していることが推察されます。

 また、雨雲の中には雲粒核として、さまざまな放射能が含まれていることと、既報エアロゾルに係る記載(その23:大気エアロゾル(微粒子)予測 )の大陸からの地表から1kmまでのシミュレーションデータでは黄砂は冬季少ないようですが、上記によれば、それ以上の上空には夏冬とも、量の多少は不詳ですが、飛来して、粒子径の比較的大きいものは海などにフォールアウトして、海水中の元素濃度を変化させていると推察されます。
 

 


 


 


放射化現象に係る投稿(その9:環境放射能ニュートリノに係るKamLAND 実験研究の現状と期待)

2013-05-29 | 環境放射能関連

'13-05-29投稿

 既報放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)(2013-05-19)で断片的な調査に基づいて記載したように、環境放射能ニュートリノは核分裂、核融合などによって発生しているという。また、その研究を世界各国のさまざま専門家が凌ぎを削りあっているという。今回はどのよう目的および内容でニュートリノの研究をしているか?に係る記載を調べました。

 その前に、
個人的なメモとして、既報までの断片的に調べたニュートリノに係る記載を抽出しました。

地震の予兆(電離層の電子数の変化)と関連があると想わっています。
参考投稿:
地震および津波に係る記載(その28:3.11震災による超高速波動の観測とそのメカニズムについて)(2013-01-28)

 

 太陽フレアーからのベータ(電子)放射(粒子)線、ベータ壊変時に副次的にニュートリノが発生するという。 

崩壊例(クリック拡大) 

  

 太陽などの核融合反応のエネルギーのほんの一部として発生するニュートリノは陽子や電子などと同じミクロの素粒子であり、ニュートリノは光速で伝わり、基本的には他の環境放射能、放射線とは異なり、他の素粒子とほとんど作用し合うことなく物質を突き抜けるという。

 環境放射能、放射線とは、宇宙/太陽、地下マグマ、原発、核実験などから、環境中に放出されている巨大なエネルギーを持つ放射性物質(放射能)、アルファ線、ベータ線、中性子線など粒子線による放射化もしくは励起によって、環境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などのさまざまな電磁波を発生させて最終的にはになると想っています。
詳しく見る>>

44.太陽から地球へくるエネルギーは?名古屋大学
http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/sun/sun44.html

 「太陽からは、いろいろな形のエネルギーが放出されています。太陽風はそのうちの1つ。太陽から放出しているエネルギーの中で最大のものは、光のエネルギーです。地球で受け取る太陽光のエネルギーは、1平方メートルあたり約1.4キロワットにもなり、この値は太陽定数と呼ばれています。光のエネルギー量は比較的安定しており、太陽活動周期に伴って太陽黒点数が増減しても、変化はたったの0.1%程度。
 2番目にたくさんのエネルギーを太陽から運び出してくるのが、ニュートリノと呼ばれる粒子です。ニュートリノはどんな物質でも透過してしまう性質があるので、エネルギーは多くても、地球環境にはほとんど影響しません。
 そして、3番目が太陽風。太陽風が太陽から持ち出してくるエネルギーは、光に比べると100万分の1程度にしかなりません。しかし、太陽風は太陽黒点の増減に応じてその構造を大きく変え、また太陽圏の中の磁力線の構造も大きく変わるので、地球環境との関係において重要です。」という。詳しく見る>>

参考情報:
太陽光線http://www.naoru.com/taiyo-.htm

  基本的には、ニュートリノの物質透過性が大きいといわれていますが、
ウィキベディアによれば、
主にマントルを構成するかんらん岩などの超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石から成る下部マントルと核の組成に感度があるという。
他の素粒子とほとんど作用し合うことなく物質を突き抜けるということは、放射化、励起とは無縁なのかと想われますが、実際は超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石)に感度があり、
 また、既報放射化現象に係る記載を調べました。(その10-8:地震予兆現象と環境放射能との関係)によれば、水の励起によって微弱な発光をするという。


既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 

 感度があるということは、そのような物質には吸収されて、放射化もしくは励起され易く、結果的にどのような放射線・電磁波を発生させているのだろうか?と最近想っていますが、現状個人的には不詳。

 上記と関連して、地球内部のマントル、核のみならず、大気中に浮遊介在している有象無象の黄砂、放射能などエアロゾルに対して
ニュートリノが吸収され易い物質が存在すれば、「爆縮現象」(大きな地震の直前にガイガーカウンターのバックグランド計測値が一時的に異常に低くなる現象)との関連はさておき、環境放射能の変動要因として、そのばらつきにも間接的に影響している???可能性も妄想されます。

 

参考投稿:
環境放射線量の変動メカニズムに係る記載(その1:環境放射能量の変動要因の整理)
環境中の放射線量測定値のばらつき要因に係る考察

 

 また、既報の引用http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-8109.html
詳しく見るにおいてニュートリノが地震と関係するという仮説が提案されています。
関連投稿:
地震および津波に係る記載-2ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度
原発関連の使用済み燃料から46時中発生しているという。

 また、その作用として、既報【再掲】元素変換による放射能消染(低下)の原理の紹介 その可能性に係る雑感で記載したように、仮説の段階と想われますが、

放射能除去法纏めサイト

 メニュー3(関連記載を一部抽出しました。) によれば、
ニュートリノ・器具・機器等 (項目2・9)
「近年、世界各地で炭素14など放射性元素の半減期縮小が報告されているが、太陽活動と同期し、他の傍証も考え合わせ、ニュートリノに拠る現象だとの説が挙がっている。・・・」という。本文を詳しく読む>>

地球科学から見た地球ニュートリノ観測の意義」によれば、 
東北大学 地球内部の放射性元素のベータ崩壊により生成

 放射性熱源は地表熱流量のおよそ半分に寄与
– 観測地殻熱流量~44TW (31TW)
– U系列8TW / Th系列8TW / 40K 4TW~20TW
 238U 235U     232Th       40K

ニュートリノ観測は,地球科学,特に深部組成と熱収支に関するユニークな情報をもたらす.
・・・
• KamLAND 実験によって,地球ニュートリノの観測が現実になった.・・・
全地球的な議論ができるようになった.・・・」という。
引例文献詳しく読む

 

 

 記載漏れのメモは別途追加する予定ですが、

以下、環境放射能ニュートリノに係る研究の現状を調べました。

KamLAND(カムランド)
カムランド実験のやさしい紹介 ~ニュートリノの謎に迫るカムランド実験~http://www.awa.tohoku.ac.jp/kamland/?p=645
(一部抽出しました。)

カムランドって何ですか?

カムランドは液体シンチレーターという特殊な液体(不純物がほとんどない オイルの混合液体で無色透明です)を使った世界の最先端を行くニュートリノ検出実験です。遠く離れた原子炉から飛んでくるニュートリノや、地球内部から 来るニュートリノ、太陽からくるニュートリノなど自然界のあらゆるニュートリ ノを捕え、ニュートリノと自然の謎に迫る画期的な実験です。
カムランド実験グループは東北大学ニュートリノ科学研究センターが中心とな り米国からの多数の研究者の協力を得て総勢80名余りのスタッフ、研究者、 大学院生から構成されています。2002年1月から実験が始まり、24時間体制で ニュートリノの検出実験が続けられています。

実験はどこでやってるのですか?

カムランド検出器のある場所は岐阜県神岡町にある鉱山の地下1000メートルの岩盤空洞です。深い地下で行なうのは空から降り注ぐ宇宙線による影響を防ぐためです。ここは2002年度のノーベル物理学賞に輝いた東大の小柴昌俊先生がかってカミオカンデ 実験を行なった所であり、世界で初めて超新星爆発によるニュートリノが検出された所なのです。ニュートリノ質量の大発見がなされたスーパーカミオカンデはカムランドから歩いて5分の所にあります。

 

 

 何を測るの、そして何がわかるの?

 

カムランドでは自然界に大量に存在するエネルギーの低いニュートリノを捕まえます。そしてニュートリノ固有の性質はもちろん、ニュートリノが関与するさまざまな自然のメカニズムを、詳しく調べるのです。なかでも反電子ニュートリノというある種のニュートリノを識別できる点で、他の実験ではちょっと真似のできない重要な特徴を持っています。以下にカムランドで行っている観測例を3つ挙げます。

 

1) 原子力発電所から来るニュートリノの検出

カムランドの重要な目的の1つに原子力発電所から飛んでくるニュートリノの検出があります。原子力発電所ではウランなど核燃料物質を原子炉で核分裂させて
エネルギーを取り出していますが、同時に大量のニュートリノが発生します。ニュートリノはどんな物質も楽々と通り抜けるので100km以上遠く離れたカムランドでもニュートリノを捕まえることができます。

 

発生するニュートリノは反電子ニュートリノです。ニュートリノの量は発電量
から正確に知る事ができます。そこでカムランドまで飛んでくる間にニュートリノ
が別のニュートリノに変身する現象を測るのです。

 

この現象を「ニュートリノ振動」といい、ニュートリノの性質と深い関係があります。ニュートリノに質量があると、飛んでいる間に別の種類に変わってしまうのですが、さらに長く飛ぶとある確率でもとのニュートリノに戻ります。 このよう
に、変わり方が距離とともに周期的に起こるので「振動」と言うのです。

 

ニュートリノ振動は距離が遠いほど、そしてエネルギーが低いほど見えやすくな
ります。原子炉ニュートリノのエネルギーは充分に低くこれにとても適しています。 これまでアメリカ、旧ソ連、フランスなどで原子炉を使ったニュートリノ振動の研究が盛んに行われ、原子炉から1kmまで離れた検出器を使っての実験も行われましたが、いずれも「ニュートリノ振動」を観測するには至りませんでした。ニュートリノの質量があまりに小さく、もっと遠方で行う必要があったのです。しかしあまり遠方だとニュートリノの数が減ってしまい検出できません。

 

カムランド検出器のある神岡からは平均して175kmの所に、たくさんの原子力発電所が存在しています。その発電量は全国の原子力発電所の実に半分以上のエネルギーを生み出しており、カムランドでは1平方cm当たり毎秒100万個以上もの原子炉ニュートリノが飛んできます。このような場所は神岡のほかは世界中どこにもありません。神岡はまさに原子炉ニュートリノ実験にうってつけの場所なのです。

 

実験が始まってまもなくカムランドで原子炉ニュートリノが検出され、その年の暮れには観測数が期待される値の6割しかないことがわかりました。原子炉ニュートリノの振動現象が世界で初めて観測された瞬間でした。

 

こうしてカムランドでは原子炉ニュートリノによるニュートリノ振動の観測により、ニュートリノの質量と、種類の違うニュートリノとの関係(混じり具合)を、 最高感度で調べる研究が続いています。このためカムランドはニュートリノ研究の最先端を担う実験として開始以来世界の研究者の注目を浴びています。

 

 

2) 地球ニュートリノの検出

 

我々の住む地球の内部はとても熱く、中心は6000度もの高温であると言われています。そして今も大量の熱が放出され、その量は大型の発電用原子炉1万台分を優に越えるほどです。この熱エネルギーは地球の長い歴史のなかでマ ントルを動かし大陸を移動させ、現在も地震や火山活動を引き起こす源となっています。一方で温泉の熱源としても我々の生活にも結び付いています。

 

この熱の半分近くが実はウラン、トリウムなど地球内部に大量に含まれる放射性元素が壊れて発生するのだと考えられています。もしこれが直接確かめられればこの地球の内部の姿をもっとよく知ることができるのですが、これはとても難しく今までだれもできませんでした。

 

しかしニュートリノを使えばこれが可能になるのです。ウランやトリウムが壊れてエネルギーを発生する過程にはベータ崩壊という、電子と反電子ニュートリノを発生する壊れ方が含まれています。したがって地球内部からは熱とともにたくさんのニュートリノが出ているのです。ニュートリノは地球さえも楽々と通り抜けるので、カムランドではこのニュートリノも捕まえることができます

 

地球ニュートリノは原子炉ニュートリノよりさらに反応エネルギーが低いため、検出がとても難しく、これまで検出に挑戦した実験はありませんでした。カムランドは世界にさきがけて地球ニュートリノの観測に挑戦し、信号をとらえる事に見事に成功しました。2005年のことです。観測は今も続けられており、その成果は地球物理学の研究に大きく貢献しています。

 

 

3) 太陽ニュートリノの検出

 

カムランドでは太陽から飛んで来るニュートリノ(「太陽ニュートリノ」といいま
す)の検出も行っています。太陽の中心部では水素の核融合反応によって膨大な熱が発生していますが、同時に大量のニュートリノも発生し、ほぼ光の速さで地球まで一気に飛んで来ます。その量は1平方cm当たり毎秒660億個もあります。私たちは 膨大なニュートリノの降り注ぐ中で生活しているのです。

 

太陽ニュートリノは、1960年代から観測が行われ、太陽の燃えるメカニズムが理解されるとともに、最近ではスーパーカミオカンデやカナダのグループによるリアルタイムの観測で、ニュートリノ振動の証拠も見つかりました。しかし水を使ったこれらの実験では、全体のわずか1万分の1に過ぎないエネルギーの高いニュートリノしか検出できませんでした。

 

カムランドでは強度がこの1000倍近くもあるもっと低いエネルギーのニュートリノの検出を行っています。太陽ニュートリノの検出は原子炉ニュートリノで用いられた検出反応が使えないため、液体シンチレータからさらに不純物を除去することが要求され、開発研究の結果、近年これに成功し、観測が続けられています。この観測ではニュートリノ振動の様子が異なるため、物質中を伝わるニュートリノの性質が明らかになるとともに、太陽の燃焼メカニズムや内部構造の研究がさらに進むことが期待されています。

スーパーカミオカンデと何が違うの?

 ニュートリノは何でも容易に通り抜けてしまうので、そもそも検出はとても難しいんですが、エネルギーが低いと反応する確率がさらに小さくなり、信号も小さいため、検出はさらに難しくなります。

スーパーカミオカンデでは大量(5万トン!)の水を使い、ニュートリノの反応
で飛び出す、電子などの電荷を持った粒子が、水中を高速で走るときに出す微弱な光(チェレンコフ光と言います)を捕えます。しかし原子炉ニュートリノなどエネルギーがずっと低いニュートリノでは、チェレンコフ光は弱過ぎて検出が難しいうえに、水にわずかながら含まれている放射性不純物から生じる邪魔もの反応に覆いかくされてしまいニュートリノ反応を見ることはできません。

カムランドでは、水ではなく液体シンチレータを使います。これは精製されたオイルの混合物であり、無色透明です。ニュートリノ反応が起こると、シンチレーション光という、チェレンコフ光とは違う種類の光を出します。その光の量は水のざっと百倍もあります。また不純物が水に比べて桁違いに少ないので、邪魔もの反応 もごくわずかです。このため、ずっと低いエネルギーのニュートリノでもちゃんと捕まえることができます。

さらに、原子炉ニュートリノや地球ニュートリノなどは反電子ニュートリノといって液体シンチレータ中で特別な反応をします。これが邪魔もの反応とは全く違う見え方をするため、反電子ニュートリノをちゃんと捕らえる事ができるのです。水に比べて光の量が桁違いに多く、不純物の少ない液体シンチレータだからこそ威力を発揮できる反応なのです。またシンチレーション光は反応する粒子により光り方が違うので、これを使ってニュートリノ信号をより確実に検出することができます。・・・

ニュートリノの飛んでくる方向はわかるのですか?

残念ながら反応ごとのニュートリノの方向はわかりません。これはシンチレーション光がどの方向にも平等に出るためです。

しかし、カムランド実験ではニュートリノ反応のエネルギー、反応時間、反応粒子などの情報を反応ごとに精密に測定します。ニュートリノ発生源までの距離、ニュー トリノの種類、エネルギー、強度、それらの時間変化など発生源ごとの特徴的な情報と合わせることによりニュートリノを詳しく研究することができるのです。・・・

検出器のしくみ、大きさなど教えて下さい。

図に検出器を示します。検出器は地下1000メートルにある直径20メートル、
高さ20メートルの岩盤空洞に設置されています。検出器の中心は直径18メートルのステンレス球形タンクに納められた液体シンチ レーターです。これは総重量が1000トンで、直径13メートルの薄い(135 ミクロン)透明な袋に入れられ、周囲を透明なオイルで取り囲まれています。カムランドは世界最大の液体シンチレータ検出器なのです。この中でニュートリノ反応が起こるとシンチレーション光が出ます。

液体シンチレーターの出す光は、バルーン、オイルを通り抜け、球形タンクの内面に取り付けられた1879本の光電子増倍管という、ガラス製の光センサーでキャッチします。光電子増倍管はこの光を電子に変換しさらに数百万倍の電気信号に増幅します。・・・

研究者、実験の進め方など実験の雰囲気について教えて下さい。

カムランド実験は、平成9年に戦略的研究拠点(COE)として認められ、東北大学ニュートリノ科学研究センターが中心となってスタートしました。当時活躍を終えたカミオカンデ検出器を東大より譲り受け、これを解体し全く新しい検出器として再生させたのです。建設が進む中、米国バークレイ国立研究所、スタンフォード大学、カリフォルニア工科大学など11の大学、研究所が加わり、カムランドグループは100名を越える研究者、大学院生の大グループになりました。地下での建設作業は日米一丸となって進められ、4年の建設期間を経て2001年春に検出器は完成し、液体シンチレーターとオイルの注入作業を経て、2002年1月22日、実験が始まりました。・・・」

 ⇒宇宙/太陽、地下マグマ、原発、核実験などからのニュートリノを含む環境放射能による放射化、励起、熱化によって

生物多様性 」、「内部被曝 」、「異常気象など天変地異

などに影響しているのでは??と個人的には杞憂しています。

  地球ニュートリノは大型の発電用原子炉1万台分を優に越えるほどのが放出され、この熱エネルギーは地球の長い歴史のなかでマ ントルを動かし大陸を移動させ、現在も地震や火山活動を引き起こす源という。

 ニュートリノ固有の性質はもちろん、各発生源からのニュートリノが関与するさまざまな自然のメカニズムを、詳しく調べて、

 宇宙/太陽、地下マグマ、原発、核実験などからのニュートリノを含む環境放射能の識別、質および量比および、その影響度を研究してもらいたいものです。

 特に、地震・津波に関しては震源深さが地殻約10kmでの影響が大きいとも言われ、ニュートリノの飛んでくる方向をカムランド実験ではニュートリノ反応のエネルギー、反応時間、反応粒子などの情報を反応ごとに精密に測定して、ニュートリノ発生源までの距離、ニュー トリノの種類、エネルギー、強度、それらの時間変化など発生源ごとの特徴的な情報と合わせることにより識別できる?という。

 その影響度を把握して対策が打てる時代が来ることを期待しています。

 例えば、原発関連の使用済み燃料から46時中発生しているという。

また、今年5月は太陽フレアーが極大化するという。

また、地球ニュートリノの地質による透過性の違いがあるという。

 それらの影響は???関心があります。

 


再生可能なエネルギーに係る記載(その20:再生エネの進展の立ち遅れの挽回に係る雑感)

2013-05-29 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

’13-05-29投稿

 既報(その19)にて記載しましたが、再生可能なエネルギーに係る新しい技術は数々提案されていますが、国民の負担をかけないで、その進展に期待していますが、その量産化は進んでいない?ようです。

関連投稿:
日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その4:「再生可能エネルギー」最新記事一覧)(2012-10-29)

既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 仮に、3.11の原発事故がなかった場合はどうなっているか?考えてみました。

 CO2を排出しなく、安定固定電力源として優れ、気象条件に左右されない発電方法として、原発の拡大が再生エネの進展など二の次にして進んでいるものと推察されます。

 大地震・大津波による事故によって、今まで安全神話によって衆知されていなかった原発の脆弱性が露呈したのも事実ですが、それにしても 、3.11後、これだけ地震が世界中で発生し続けるとは思っていませんでしたが、もう一度、想定外の周期で巨大地震に直撃されたらと思うと、原発周辺地域の人々の安否が気遣われます。

 それにしても、再生エネが進展しないのは、「やはり高い電気代」に他ならないと思われます。

確かに、日照時間が短く太陽光発電には不利なわが国では、メガソーラーのみならず、家庭用でも進展し難いと思われます。

 また、風力発電にしても、ヨーロッパなどと比較して、安定した均等な風力が得られにくいため同様か?

 既報(その19):再生エネの進展には普及状況の見える化と国民総意が必要か?とも思われますが、現実問題として、既報(その17):普及阻害要因 電力会社の発電事業者への電力買取拒否の実態で記載したように、わが国の場合、「見える化」が徹底していないため、国民の目の届かないところで再生エネの進展は阻害されているようです。再生エネの進展のために多少金銭的に犠牲を払っても国策として、震災による想定外の出費があると思われますが、送受電、蓄電など周辺インフラの整備が遅れていることも事実か?

 一方、
 海外に目を向けると、(その16):サハラ砂漠の2%で世界の電力をまかなう高効率太陽光発電の夢のプロジェクトが始まりつつあり、トータルコスト的に成功するか否かは現状不明ですが、わが国と比べて日照時間が優位な地域においては進展しています。
 おおよそ、高受光エネルギー(2倍)、高光電変換効率(30%)によって、わが国で市販されている一般的なシリコン太陽電池(15%)の4倍の発電量?が推定され、かつコンピュータ制御して熱も回収するという。 
まさしく夢の発電と思われますが、 
 サハラ砂漠の面積は9,400,000 km² (google検索から引用)であり、その2%は約20万km²ということから、わが国の半分強で本当にいけるのだろうか?

 既報(その15)の引例の記載によれば、全世界で使用している電力は年間18兆kWh。100万キロワットの発電所にして2000基という。

 超伝導直流送電による送受電、燃料電池、二次電池による蓄電など周辺インフラの整備が完備されれば、未来永劫、電気には困らなくなるのだろうか?

 個人的には、淡水の供給に係るコスト負担と高効率太陽電池に使用する材料(詳細組成は不詳)の枯渇、高騰が気になるところですが、・・・。
参考関連投稿:
「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その4:低コストな安全な水の供給に対する現状と問題点)(2013-03-31) 

 また、(その18):豪州で低コストな有機太陽電池の大型化に成功によれば、量産化の苦労話もネタされ今後の進展すら髣髴されます。低コストな有機太陽電池の量産化および広幅化の進展と光電変換効率がシリコン系太陽電池並みになれば、「エネルギー革命」が起こるのだろうか?
 現状のシリコン太陽電池に使用するシリコン(珪素:Si)は既報「珪藻土」と「もみ殻」で金属ケイ素の低コスト化に係る記載によれば太陽光発電用金属ケイ素の約90%は電気代の安い中国という。
 
 再生可能なエネルギーによる発電として、個人的には、既報日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)に記載しました微生物を利用した人工の「メタン」「オイル」「水素」などのバイオマスの量産化技術の発展、小規模水力発電に着目していますが、
ウイキペディアによれば、
地熱発電、潮力発電 、波力発電、 他、記載されています。詳しく見る>>
適材適所の進展を期待していますが、現状どのようになっているのだろうか?
個人的には、よくわかりません。
参考投稿:
今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~'12-2-29)
 10数年前、技術的に優位に立っていたわが国の再生可能なエネルギー技術は量産化技術の立ち遅れ、恵まれない気象条件、島国のためヨーロッパなどと比べて電力の融通性に欠けること、原子力関連への偏重予算に加えて、大手電力会社になどによる発電事業者への電力買取拒否などからみて、および、ドイツ、中国などに後塵を浴びている現状から、再生可能なエネルギーの進展に係る積極的な政策誘導的な支援の成果すら見えません。

 「やはり高い」発電コストを脱却しなければならないのだろうか?

 日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その)の参考情報に記載したような画期的な発電方法による低コストな手法の進展が必要か?

 また、四方海で囲まれ多国間の電力融通性の不利を克服するため、既報で記載した水陸両用車を活用して太陽光発電二次電池(蓄電池)などとハイブリッドで、わが国の先端技術を集結して、排他的経済水域である海を有効に活用して開発していくことが望まれます。

 それにしても、3.11後の苦しい台所の現状であるにしても、国が唯一無二として進展を率先しないのは、
やはり、(その12):米 エイモリー・ロビンス氏のビジョンで言う「発電所を造れば造るほどもうかるという電気料金制度にも大きな問題がある。・・・大規模集中型のエネルギーシステムやそれを支える政策から決別し、原子力などへの補助金をやめて、フェアな競争を実現しなければならない。
 
政治家は勇気を持つべきだ。もし、日本人が省エネと再生可能エネルギーに多大な投資をし、得られたものを周辺の国と共有できれば、日本は世界に大きな貢献ができるだろう」を信じて、あくまで一時凌ぎの目先の収支に拘り、国防のために原発を捨てきれないこともあると想われますが、小さな発電でも(その5):再生可能エネルギー利用推進の村などを国を挙げて、極力バックアップする姿勢が重要か?と思われます。

 画期的な再生エネの夢のビッグプロジェクト、既報(その15):Mgを媒体とした発電・蓄電の現状と将来への展望によれば、
「・・・現在の火力発電所の燃料をMgに替えることができれば、蒸気タービンで発電する現在の化石燃料の代わりに“リサイクル可能な石炭”としてMgを使うこともできるので、既存のシステムを継承することができます。
 また、Mgは引火の危険がないため、大量のエネルギー貯蔵には向いている物質です。

 別の利用方法はマグネシウム燃料電池(空気電池)です。・・・リチウム原子の性能が、比容量3.83Ah/g、酸化還元電位3Vであるので、最高11.5kWh/kgが可能としても、500km走行可能な100kWhの電池を搭載する自動車が、現在世界中にある9億台に達するには、780万トンのリチウムが必要となる計算です。これに対してリチウム埋蔵量1100万トンは、余りにも少ない。・・・

還元剤無しでMgを還元することは、そう容易なことではないのです。MgOの還元は蒸発の潜熱や分解に要するエネルギーに打ち勝ちながら、4000度という高温を実現しなければなりません。このエネルギーを単純に温度に換算すると2万度近くにもなります。
 このエネルギーを太陽光で賄おうとしても、ただ太陽光を集めるだけでは、このような分解を達成できないことは明らかです。

 確かに太陽炉内で4000度近い高温を実現したという報告はありますが、これは単に加熱して到達した温度(顕熱)だけです。先に述べたように、蒸発・分解に要するエネルギーは顕熱に比べ桁違いに大きいので、その状態で物質を高温に保つことは不可能なのです。
 私は、この太陽光をレーザーに変えることができれば、更にエネルギー集中を高め、超高温を実現することができるであろうと考えました。加えて、レーザーでは容器全体を暖めずに局所的に高温を実現できるので、炉壁が超高温となることは無いというメリットがあります。・・・トルコでテストプラント建設がスタートしています。今後1年以内に、世界が驚くシステムが出現するでしょう(更に詳しい解説は、日経サイエンス6)とPHP新書7)をご覧ください)。・・・」という。

 このプロジェクトですら、中東で実施するのは太陽光励起レーザーの日照時間を稼ぐためなのだろうか? 

まえがきが長くなりましたが、
相変わらず進展しない体たらくの実情に係る記載を調べました。

msn産経ニュース

メガソーラー暗雲 売電申請の7割、門前払いも2013.5.26 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130526/biz13052616260003-n1.htm

電力会社「容量オーバー」/事業者「商売敵の排除だ」

 
 太陽光など再生可能エネルギーで作った電力を電力会社が固定価格で買い取る制度がスタートして約11カ月。異業種の参入が相次いだ大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業が曲がり角を迎えている。建設計画が集中する北海道では、ソフトバンクなど事業者による売電申請の7割以上が門前払いされる可能性が出てきた。北海道電力の送電網に接続できる容量に限界があるためだが、高めの買い取り価格の設定で売電申請の殺到を招いた制度上の問題を指摘する声もある。

  ソフトバンクは北海道安平町と八雲町の計3カ所で計画するメガソーラーの建設について、中止も含む見直しを決めた。合計18万キロワット以上の発電を予定していたが「北海道電から『(送電網に)接続できないものが出る』と通告された」(ソフトバンク関係者)という。苫小牧市と釧路市の計3カ所で計4万4千キロワットのメガソーラーを計画する神戸物産も「計画を断念する可能性がある」と困惑を隠せない。

 北海道電は4月、固定価格買い取り制度導入に伴う大規模な太陽光発電の受け入れは、出力2千キロワット以上で40万キロワット程度が限度と発表。国から設備の認定を受けた事業者から87件、計156.8万キロワットの購入申し込みがあり、受け入れは申し込み順で判断する方針だ。

太陽光発電は天候次第で出力が変わる。電力の需要と供給の均衡が崩れると停電が発生する恐れもあるため、電力会社は火力発電の出力を増減させて需給バランスをとっている。北海道電は容量の限度を「技術的に制御できる限界」とし、理解を求める。

 資源エネルギー庁によると、昨年12月末現在のメガソーラーの認定状況を都道府県別でみると北海道がトップで、全体の25.9%を占める。広い土地が安く手に入りやすいためだ。

 経済産業省は約200億円を投じ、北海道電の変電所に世界最大級となる容量6万キロワット時程度の大型蓄電池を設置する対策を決定。蓄電池で受け入れ容量の拡大を狙うが、事業者の計画が再考を迫られる状況に変わりはない。

 送電網への接続が障害になる問題は北海道に限らない。再生可能エネを推進する財団法人自然エネルギー財団(東京都港区)が国内の太陽光発電事業者252社を対象に実施したアンケートでは、79社が回答を寄せ、2割に当たる15社が送電網の容量オーバーなどを理由に電力会社に接続を拒否されたと答えた。

 買い取り制度の根拠法では、再生エネ事業者からの申し出があれば、送電網に接続するよう電力会社に義務づけたが、一方で「電気の円滑な供給の確保に支障が生ずる恐れがあるとき」は例外を認めている。

事業者側には、例外規定を盾に電力会社が商売敵になりかねない事業者の排除に動いていると映り、ソフトバンクの孫正義社長も「北海道電だけでなく、他の電力会社も同様に上限を設けて拒否する構えだ」と批判する。

 買い取り制度が始まったのは昨年7月。再生エネの普及に向けて大型投資を呼び込もうと、事業者がもうかる仕組みにした。中でも割高の価格設定となった太陽光では、用地が確保できれば、建設期間が比較的短くて済むため、メガソーラーへの参入が急増した。

 エネルギー政策に詳しい21世紀政策研究所の沢昭裕研究主幹は「北海道の問題は買い取り価格を決めて、量をコントロールしない制度の限界を露呈した。まずは各地域で必要な量を決めて、安く発電する事業者から電力を買う仕組みに見直すべきだ」と指摘している。」

 

 

 


食の安全に係る記載(その1:【再掲】体内の放射能など有害微粒子を浄化する食べ物の紹介)

2013-05-28 | 食の安全

’13-05-28投稿

 食の安全を監視することは今後重要課題です。

食の安全を確保するためには、

1)食糧生産に汚染されていないきれいな水を可能な限り使用する
2)調理品に放射能など有害な病原菌(エアロゾル)を混入介在させない
最近では
3)TPPによる輸入の規制緩和が危惧されている
GM(遺伝子組み換え)作物などの影響?
YAHOOニュース詳しくは>>
TPP交渉でアメリカが日本のGM食品表示義務を撤廃させる?

に注意することが必要か?

 内部被曝に係る記載は数々しましたが、 一般的に、3年・5年・8年で発症するというが、そのメカニズムは定かでないと、また、特に酷い被曝でない限り、その発症はどのように進行しているのか?よくわからないと個人的には思っています。
関連投稿:内部被曝に係る記載の整理(2011-12-31)


 仮に、天然のK(カリウム)、Pbなど放射性同位体(放射能)、黄砂、大気汚染物質(pM2.5)、および病原菌(ノロ、鳥インフル)など有害物質を介在している食品を使用して、摂取した場合でも、調理方法(あく抜きなど)、発症個人差(免疫性)、および、体内で有害物質を浄化する食品を同時に摂取する歴史的な風習などで突発的な発症が未然になっていることも推察されます。効果は50歩100歩かもしれませんが、・・・?

 世界各地では上記の天然・人工由来の有害物質によって汚染されていますが、昔からの未然に防ぐ食習慣(郷土料理の地域性)によって知らず知らず防護されていることも個人的には妄想されます。

個人的なメモ:したがって、以下に再掲する体内の放射能など有害微粒子に対する食習慣によって自然に身を護っていることも考えられます。

今回は、旧稿「水徒然」環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その15:体内の放射能を浄化する食べ物)

に記載した「体内の放射能を浄化する食べ物」を再掲しました。

今後、最近得た情報を参考にして、順次、追加・修正して、テーマに取り上げていこうと思っています。 

'12-01-20(02-25更新)、'13-05-28再掲、追加

(一部割愛しました。)

 
より厳格な食品、産業廃棄物などの正規の放射能含有基準を決めたとしても、所詮、「零」ではないので放射能被曝に対する適切なる防護、および体内にいかに滞留させないように、免疫性を高めて、後は生物学的半減期に任せるしかないと思っています。詳しく見る>>

 今回は
汚染されていないものを前提にして適量摂取によって体内の放射能を浄化する食べ物に係る記載を調べました。
(個人的な見解)
1.一般的な「あく」と放射能(物質)との関係
「・・・ 一般的な「あく」の影響について人によって、不快感および中毒(有害)の兆候は異なるようですが、今後、問題となってくる放射能(物質)によって汚染された食品についても、「あく」の一種と想われますが、その体内への残留の影響(内部被曝)がどのようになるのか?
 
生物学的半減期がどのようになってくるのか?・・・」詳しく見る>>

2.一般的な「重金属汚染」と放射能(物質)汚染との関係
セシウム汚染米とカドミウム汚染例との比較
いずれにしても、既報でも記載しましたが、
 内部被爆との引果関係を明確化するためにも、その中身を費用が掛かっても、環境中の残留放射能を適切に除去するためにICP分析、放射化分析などおよび下記の参考文献に記載のさまざまな環境(公害)用分析機器によって、6価クロム、アスベスト、カドミウムなどと同様に重量濃度(ppm:ミリg/kg、ppb:マイクロg/kg、ppt:ナノg/kg)を徹底的に調べて確認することが必要と想われます。
参考文献:
環境(公害)用分析機器
http://www.jaima.or.jp/jp/pdf/03.pdf
参考投稿:
今までの摂取基準
・ミネラル成分について、その内容・効用

(転載開始)

ヒマラヤ企画
放射能から体を守る食べ物
(一部割愛しました。記載文中赤字は個人的な趣向に基づく)
「・・・放射能を取り込まない、取り込んでも排出しやすい体を作るという食べ物について調べてまとめました。・・・

 放射能から体を守るには、口に入れないのが一番ですが、完全に口に入れずに生きるのは残念ながら難しそうです。それに、私もそうですが、すでに食べてしまった覚えが相当ある方もいらっしゃると思います。くよくよして免疫力を下げるよりは、食べてしまったものは仕方ないと開き直って、取り込んだ悪いものを排出しやすい体づくりをするのがよいようです。

また、放射能に汚染された食べ物を食べないように気をつけすぎていると栄養のバランスが偏って、結果放射能を蓄積しやすい体になってしまうそうです。体が勘違いして取り込みやすい放射性物質とその性質を知って、もし口に入ってしまっても体に吸収されないように予防することも大事です。

 

大雑把にまとめると、

 

  • 放射性セシウムとストロンチウムを吸収しないためにカリウム、カルシウムを多く摂る
  • 体内に入ってしまった放射性物質を早く排出するために、ペクチン、水溶性食物繊維、酵素を多く摂る
  • 何かの栄養素を一度にたくさん摂るよりは、日々のバランスの良い食事と適度な休息で体調を万全にしておく

 

が大事なことのようです。(※すべて汚染されていない食品が前提です。買い物の時気をつけること(放射能を家に持ち帰らない)放射能を減らす食品下処理法もあわせてご覧ください)

 

さて、体が勘違いして取り込みやすいのは

 

  • 放射性ヨウ素→ふつうのヨウ素
  • 放射性セシウム→カリウム
  • ストロンチウム→カルシウム

 

です。体に取り込まれる前に先回りして、これらのミネラル類で体を満たしておくことが大事です。

 

また、体に蓄積する主な放射性物質は主に以下のようになっています。半減期が長くても、体内から早く汗や排泄物として代謝できると、影響は少なくて済みます。

 

  • 皮膚
    クリプトン85(物理学的半減期約11年)
  • 甲状腺
    ヨウ素131(物理学的半減期約8日。8割が取り込まれずにすぐ排出される。甲状腺での生物学的半減期は約120日。その他の臓器で約12日)

  • プルトニウム239(物理学的半減期約 24,000年)
  • 肝臓
    コバルト60(物理学的半減期約 5年)
    セリウム144(物理学的半減期約 284日)
  • 腎臓
    ウラン(物理学的半減期を迎える前に寿命) 
    ルテニウム106(物理学的半減期約1年)
  • 生殖器
    セシウム137(物理学的半減期約30年、約70日で代謝?)
    プルトニウム239(半減期24,000年)
  • 筋肉
    セシウム137(物理学的半減期約30年、約70日で代謝。チェルノブイリの追跡調査では被爆後筋肉の癌が増えたという報告はない)

  • ストロンチウム90(物理学的半減期約29年。生物学的半減期約49.3年。摂取量の1〜2.5割が骨に移行)
    ジルコニウム(物理学的半減期約64日)
    プルトニウム(物理学的半減期約を迎える前に寿命)
    ラジウム226(物理学的半減期約1,620年)
    炭素14(物理学的半減期約5,600年)・・・

 

近いうちに実際の献立やレシピ、あと掃除や洗濯のこともまとめる予定です。(まとめました→放射能を身の回りから減らす掃除について放射能と衣類、洗濯、お風呂など

 

全般

 

  • どの食品も、注意深く選んで買い下準備しておく
  • 高カリウム、高カルシウム、高ペクチン食がいい
  • ストレスを減らす、規則正しく暮らすなどして免疫力が下がるようなことをしない
  • 酵素が大事。
    放射性物質を取り込む→放射光を出す→放射光が細胞やDNAを傷つける→細胞が癌化する→酵素があれば癌細胞を修復する ので。
  • 便秘に気をつける。体によいものを摂っても腸にずっと老廃物が溜まっていればそこで放射線を出し続ける。腸を整えて、老廃物の体内滞在時間を減らす。乳酸菌、食物繊維、発酵食品を多く摂る。・・・

 

ヨウ素

 

  • 放射性ヨウ素が甲状腺に取り込まれるのを防ぐため摂取する
  • 大人の体に25mg存在し、乾燥昆布に含まれるヨウ素は2〜4mg/gと言われる
  • 成人の一日の必要量は0.15mg。許容限度量は3mg。・・・
  • 昆布やわかめ、魚、塩、味噌などに多く含まれる・・・

 

 カリウム

 

  • 放射性セシウムが体内に取り込まれるのを防ぐため摂取する
  • 人の体内には4000Bqの放射性カリウムがある。カリウムの多い食品には放射性カリウムも多いが、体内のカリウム量は大きく変化しないように代謝で調整されるので、食品の放射性カリウムは特に気にせず食べればよい・・・
  • パセリ、豆味噌こんぶ、バナナ、メロン、アボカド、ホウレンソウ、ザーサイ、納豆、きゅうりのぬか漬け、里芋、モロヘイヤ、にんにく、にら、しそ、あゆ、さつまいも、大豆、あずき、魚類、肉類、ベーキングパウダー、ひじき、インスタントコーヒー、切り干し大根 など に多く含まれる・・・

 

カルシウム

 

  • ストロンチウムが体内に取り込まれるのを防ぐため摂取する。
  • 良質なタンパク質を摂取すると、カルシウムの吸収率を高める。また、ビタミンDを多く摂るとカルシウムの吸収が高まる・・・
  • 過剰に摂取すると有害。1日1000mg程度がよい。・・・
  • 桜えび、チーズ、しらす干し、油揚げ、しそ、大根の葉、豆味噌、ごま、あゆ、パセリ、モロヘイヤ、牛乳、小魚、海藻、大豆 など に多く含まれる・・・

 

水溶性食物繊維

 

  • 水溶性食物繊維は重金属イオンを吸着するので、セシウム等の排出を促進する。
  • ペクチン、アルギン酸、グアーガム、グルコマンナンなど
  • エシャロット、かんぴょう、抹茶(粉)、にんにく、ごぼう、納豆、レモン、カレー粉、ピュアココア、唐辛子、切干大根、海藻のヌルヌルした部分 など に多く含まれる・・・

 

ペクチン

 

  • 放射性物質を排出する作用がある
  • 水溶性食物繊維の一種。腸内の乳酸菌を増やし、有害物質の排出を促す
  • ペクチンは放射性物質以外のビタミンやミネラルも排出する作用があるので注意。サプリメントで摂取する場合は、マルチビタミンやマルチミネラルと併用する。・・・
  • りんごペクチンがセシウム137の排出を促す
  • あまり熟していないりんご、すもも、いちご、さくらんぼ、レモン、オレンジ、柑橘類の皮、にんじん、パプリカ、なすび、西洋かぼちゃ、あんず、スイカ、グリーンピースなどに多く含まれる。ジャムにできる果物はすべてペクチンが入っている
  • 各食品の可食部分(皮や種を取り除いた部分)100gあたりに含まれるペクチンの量
    グリーンピース 2.5g、パプリカ 0.6g、じゃがいも 0.5g、なすび 0.4g
    りんご 1.2g、すもも 0.9g、桃 0.7g、オレンジ 0.6g、ぶどう 0.6g(詳細はベラルーシの部屋ブログを参照)・・・

 

ビタミン類

 

  • 放射線障害の前に摂っておくことが大事らしいが、ビタミンの錆びやすさ(電離のしやすさ)で、細胞やDNAの身代わりになってくれる(防衛医科大の実験では放射性物質の投与ではなく放射線の照射が行われているようです。今私たちが相手にしているのは放射性物質で、一時的な放射線の照射とは性質が異なります。放射性物質は常に放射線を出しているので、どんなタイミングでもビタミンを摂取しておくとより安心そうです)
  • 食材を放射能を減らすやり方で処理した場合は、カリウムやビタミンB群などの水溶性の栄養素も失われるので、それを補う。
  • 水溶性ビタミンのビタミンB1はインスタントラーメン、青のり(乾)、豚ヒレ肉、大豆(乾) などビタミンB2はドライイースト、レバー、うなぎ などビタミンB6はにんにく、酒粕、とうがらし などに含まれる。・・・

 

鉄分補給

 

  • 体内の鉄分が不足しているとプルトニウムが蓄積されやすくなる。プルトニウム消化器官からは吸収されない。呼吸器官から吸収・蓄積されると肺がんの原因になる。プルトニウムは30kmは飛ばないらしい。原発から30km以上離れたところに住んでいるひとは、それほど気にしなくてもいいらしい。
  • 青のり(乾)、ひじき(乾)、きくらげ(乾)、レバー、パセリ、豆味噌、しじみ、抹茶、ピュアココア などに含まれる。

 

酵素

 

  • 放射能の影響で傷つけられ癌化する細胞やDNAを修復する効果がある。放射能が身近に(あるいは体内に)あると、体は修復のためにどんどん酵素を消費するので、どんどん補ってやる必要がある。
  • 酵素は生の食品、果物(特にパパイヤ、パイナップル、いちご、キウイなどに多い)や野菜(特に発芽野菜に多い)、玄米、発酵食品(ぬか漬け、納豆、味噌など。味噌については下の味噌の項目参照)に多く含まれる・・・

 

乳酸菌

 

  • 腸を整えるために摂る
  • 体によいものを摂っても腸にずっと老廃物が溜まっていればそこで放射線を出し続ける。腸を整えて、老廃物の体内滞在時間を減らす。乳酸菌に限らず、食物繊維や他の発酵食品も多く摂る
  • ヨーグルト、甘酒、漬物などに豊富・・・

 

具体的な食品について
あちこちでいいとされている玄米、塩、味噌について、また、他の栄養豊富な食品や、避けるべき食品について。

 

玄米

 

  • 発芽させてから炊くと、消化しやすくなる
  • 胚芽の部分に農薬を貯めやすいので、無農薬有機栽培のものを選ぶとよい
  • 手に入らなければ、玄米を水に浸すとき昆布を1切れ一緒に入れておくと農薬の害が軽減されるらしい
  • 酵素、食物繊維(不水溶性が2.3g/100g、水溶性が0.7g/100g)が豊富
  • 今年収穫分からは、ストロンチウム、セシウムは穀類の籾、玄米の胚芽に多くつくため産地に注意して選ぶ。精米すると多くは除去できる(→放射能を減らす食品下処理法 も参照)・・・

 

その他

 

  • 食べ物の陰陽を意識して食べる放射性物質は極陰性と分類される。バランスをとるために陽性の食品を摂る。豆味噌は陽性。 → 参考:食べ物の陰陽(食べ物の陰陽分類は古くから培われてきた知恵です。ただ、最近登場した放射性物質が極陰性に分類されている根拠について調べたところ、反論記事を見つけましたのであわせてどうぞ)
  • 液体ゼオライト(沸石を含む液体飲料)の飲用・・・
  • アルギン酸海藻に含まれる多糖類食物繊維の一種。海藻のヌルヌルした部分に含まれる。・・・詳しく見る>>

    (転載終了)

⇒個人的には、食べ物の陰陽を意識して食べる。放射性物質は極陰性と分類される。バランスをとるために陽性の食品を摂る。豆味噌は陽性。 → 参考:食べ物の陰陽(食べ物の陰陽分類は古くから培われてきた智恵)を全ての有害物質の浄化に応用できたらとは思っています。

 

 

 

 

 


 


南太平洋トンガ沖でM7.4 引き続きサハリン近海でM8・2の大地震が発生 その連動性について

2013-05-28 | 地震・津波関連

2013-05-25 投稿、05-28追加

 既報カムチャッカ半島沖で複数の地震 最大M6.4が発生したという。世界各国への地震・噴火の連動性は?と心配していましたが、やはりトンガ近海、続いてサハリン近海で大地震が発生しました。
トンガはバヌアツ、ソロモン諸島と同じ南太平洋に属する。サハリンは旧樺太。 

PS:05-28 連動性に係る位置関係と連動性の追加
ともに世界地図だとオーストラリアの北東部に位置します。

11)
 (google画像検索から引用)

 

ツイログTomo Matsuo @tomatsuo によれば、「バヌアツでM7.1の地震が発生。 バヌアツで地震が起こると日本にも地震が起こるというのが、昔から有名な話ですね。東日本大震災や中越地震のような大地震の前後には必ずバヌアツで地震がありました。」という。

関連投稿:
地震および津波に係る記載(その16:バヌアツ沖でのM6.4地震と日本との関係に対する情報 )(2012-12-04) 

 

また、ソロモン諸島の場合は
zakzak
日本に不気味な前兆 ソロモン沖M8
 昭和に前例…4年連続で大地震
2013.02.07 本文を見る

 

 

<世界の火山帯>              <世界のプレート>  
   001

 

 引用:http://www.palacap.co.jp/ex/index.html 引用: に属していますが、

 

カムチャッカとサハリンの詳しい位置関係を追加します。

In Deep
http://oka-jp.seesaa.net/article/362511093.html
プレートの異変:
「日本列島の周辺も含むプレート上にあるカムチャッカで記録的な数の地震が発生している」
同じ地殻的性質を共有する日本列島とカムチャッカまでの異変によれば、

「(一部割愛しました。)
・・・同じような火山活動帯上にあり、あるいは同じようなプレートの境界上にある日本の鹿児島の火山、桜島でも最近大変に大きな活動が続いています。

昨日は下のような報道がありました。

鹿児島の桜島で1日に5回の爆発的噴火
朝日新聞 2013.05.19

活発な噴火活動が続く桜島(鹿児島市)。18日未明から朝にかけて5回の爆発的噴火があり、昭和火口から噴石が噴き出し、山肌を赤く染めた。火山灰の粒子などの摩擦で「火山雷」も発生した。

・・・単なる離れた場所でのそれぞれの地震や火山の噴火と見えるかもしれないですが、下の図で見ますと、そのつながりというものがおわかりになるのではないかと思います。

エクスティンクションプロトコロルというブログにあった地図に、日本語を加えたものです。


                          
多くの共有した、あるいは「似た」地質的な特徴を共有していることがおわかりかと思います。


ところで上の図に出てくる中で、「アムールプレート」と「オホーツクプレート」のふたつのプレートを知りませんでしたので、下に Wikipedia から記しておきます。
アムールプレート

満州、朝鮮半島、西日本、沿海地方に位置する小規模なプレート。チャイナプレートとも呼ばれる。
GPSの測定によるとアムールプレートはゆっくりと反時計回りに回転している。
1976年の唐山地震に関係していた可能性がある。

ちなみに、上の唐山地震は、死者 24万人以上を出した 20世紀最大の被害を出した地震です。

オホーツクプレート


元々は北アメリカプレートの一部として考えられてきたが、現在では独立したプレートとして考えられるようになってきた。

太平洋プレートとの境界は沈み込み帯で、衝上型の大地震が頻発している。その例として1737年と1952年に発生したカムチャツカ地震が挙げられ、前者のマグニチュード(M)は9.0~9.3、後者のそれは9.0とされる。2003年9月26日には北海道でM8.0の十勝沖地震が、2006年11月15日には千島列島沖でM8.3の千島列島沖地震が発生している。

さらに、2011年3月11日にはM9.0の東北地方太平洋沖地震が発生した。

 地震の発生のメカニズムはともかくとしても、場所として、どちらのプレート上も歴史に残る巨大地震が発生している場所であるということは事実です。


そして、そこを含む太平洋プレート全体が活性化しているということについての記述を最近よく目にします。

今回は、上の図が掲載されていたブログの記事と、USGS (アメリカ地質調査所)のサイトにあるこのカムチャッカ近辺のプレートの歴史についての文書をふたつ翻訳して、掲載します。

日本は、上の図に出てくる、ほぼすべてのプレートと直接関係した地質的な場所に位置しているわけで、ここに大規模な変動が起きれば非常に大きな影響を受けても不思議ではないですが、それ以上に、地球の地殻はすべてつながっている、という事実があります。つまり、ひとつのプレートの大規模な変化は地球全体の地質の変貌に結びつくのではないかというような話です。・・・」という。

(追加終了)

Hazard Lab
南太平洋トンガ王国近海でM7.4の地震 津波の心配はなし
 
2013-05-24 02:41
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/3/1348.html
「米国地質調査所(USGS)によると24日午前2時19分ごろ(日本時間)、南太平洋トンガ王国近海でM7.4の地震が発生したもよう。 

この地震の震源地は南太平洋トンガ王国の南西約260キロの海域で、震源の深さは206キロ。
 なお太平洋津波警報センター(PTWC)によると、大きな被害となる津波の心配はないとのこと。」

また、引き続きトンガで

M7.4の地震から4時間 南太平洋トンガ王国でM6.6の地震

 米国地質調査所(USGS)によると24日午前6時07分ごろ(日本時間)、南太平洋トンガ王国近海でM6.6の地震が発生したもよう。

 この地震の震源地は南太平洋トンガ王国の首都・ヌクアロファの北西約84キロの海域で、震源の深さは103.2キロ。同地域では約4時間前の午前2時19分ごろにもM7.4の地震があった。 なお太平洋津波警報センター(PTWC)によると、大きな被害となる津波の心配はないとのこと。」

 続いて、サハリンで

日刊スポーツ
サハリン近海でM8・2の地震
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20130524-1132319.html#submenu
24日午後2時47分ごろ、北海道と秋田県で震度3の地震があった。気象庁によると、震源地はサハリン近海で震源の深さは約590キロ。地震の規模はマグニチュード(M)8・2と推定される。

 北海道から鹿児島県までの広い範囲で震度1~3を観測した。気象庁は、震源が深い場合に地震波が硬いプレート内部を通って震源から遠い地域が揺れる現象「異常震域」と説明した。

 ロシア極東サハリン州のサハリン津波センターによると、サハリン東岸と千島列島北部にいったん津波警報が発令されたが、解除されたという。

 各地の震度は次の通り。

 震度3=猿払浅茅野(北海道)秋田雄和妙法(秋田)▽震度2=函館新浜、釧路阿寒中央、稚内、釧路町(北海道)青森、むつ、つがる、七戸、東通、五戸、階上(青森)花巻、久慈、奥州、野田(岩手)岩沼、登米、大崎(宮城)能代市役所、横手雄物川、大仙、井川(秋田)鶴岡道田、酒田、庄内(山形)会津坂下(福島)村上岩船、村上岩沢(新潟)など(共同) [2013年5月24日17時41分]」

⇒今回のサハリン(昔の樺太)近海地震は震源の深さは約590キロと深かったので大津波の発生がなく大災害には至らなかったのが何よりです。

 地震発生メカニズムに関心があり、火山帯活動の活性化に及ぼすさまざまな要因を調べていますが、地震はプレートテクトニクス(大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに振動する日常茶飯事な現象ですが、年から年中、四六時中警戒していても、仕方ないことも感じる昨今。

 基本的には環境放射能の変化⇔地殻の地質、地層の状態変化が交互に影響している過程において、「地震・津波規模に付随する現象」として、自然科学的な目に見えない1) 「爆縮現象」、2)地下水中のラドンの変化、3)地殻中からのオゾンの発生、4)環境中のベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノ)の増加、4)大気イオン濃度の増加 、5)電磁波ノイズの発生、また肉眼観察が可能な6)地震雲の発生、7)鯨など生命体の異常行動などが誘起されているようです。

現状、個人的にはよく解っていませんが、過去の事例から世界の火山帯、プレート境界領域で
発生しているので火山活動の活性化に影響する人為的も含めて天変地異要因が影響していると推察しています。

 今回の震源が深いので、どのようなメカニズムで発生したのか興味あります。少なくとも水蒸気爆発の影響でマグマ活動の活性化した地震ではないと思われるので、マグマ活動の活性化はマイクロ波などによる「電子レンジ」効果なのだろうか?

 

 既報引例地震のメカニズム
マグマ化説~電磁波による玉突き的熱移動 によれば、電磁波(マイクロ波)による電子レンジ効果によるマグマ活動の活性化によって発生した熱の通り道が地震の多発地域とも重なること関連か?

 

 この熱の通り道は、「角田史雄著『地震の癖』紙」リンクにあるように、

 

 深くは南極近くから始まって上昇し、ニュージーランドの南域で三方に分かれる。
地中海方面へ向かうルート、南米のチリへ向かうルート、アジアに向かうルート。
アジアルートはさらに、3ルートに分かれる。
①スンダランド(ジャワ)→スマトラ→四川→黄河流域というルート
②台湾→九州→西日本→信州・東北と日本列島を貫くルート
③マリアナ諸島→伊豆諸島→日本列島へ入るルート
があるという。

  いすれにしても、地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす要因について、プレートテクトニクス大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)、地球内部で発生するマイクロ波による電子レンジ効果だけでなく、特に、昨今、国内外で連発しているM5~6クラスの中規模地震から鑑みて、
 例えば各種電磁波による電離層の乱れによる環境放射能の増加、核爆発によるストレス、原発周辺の地下水の放射能汚染など人工的な要因も含めて整理する必要があるのだろうか?
 

関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(その5:メキシコの火山が噴火 世界各国への地震・噴火の連動性は?)(2013-05-18)

火山帯活動の活性化に係る記載(4:フィリピン・マヨン火山が噴火 わが国の巨大地震への連動性は?)(2013-05-09 )

 地震および津波に係る記載(その45:中国 四川でM7地震に係る雑感)(2013-04-20) 

地震および津波に係る記載(その43:イラン南東部震源、M7.5)(2013-04-17)

台湾中部でマグニチュード6.5の中規模地震 発生 次はどの地域か着目したい。(2013-03-29) 

バヌアツ沖M6.0 (2013-02-28) 
カムチャツカ半島沖M6.9(2013-02-28)
南米コロンビアM7(2013-02-12)
ソロモン諸島 M8.0(2013-02-09)  
 

との連動性および要因の関連性・共通性はあるのだろうか???

 引き続き、火山帯活動の活性化に係る記載(その3-3:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の追加)(2013-04-21)、火山帯活動の活性化に係る記載(その3-2:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の調査)(2013-04-19)、 火山帯活動の活性化に係る記載(その3:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす天変要因の調査)(2013-04-18)、火山帯活動の活性化に係る記載(その2:地震を誘起するというマグマ活性化のメカニズムの調査に係る雑感)(2013-04-15 )、火山帯活動の活性化に係る記載(その1:大気イオン火山性ガスの異常と地震との関係について) (2013-04-14 )を参考に、見直して、修正、追加・更新予定です。

参考関連投稿:
地震および津波に係る記載(その50:原発周辺の福島沖で危険な兆候 巨大地震前の小康状態か?という。)(2013-05-04)

放射化現象に係る投稿(その4:【再掲】地震予兆である地震雲と環境放射能との関係に係る考察)

地震および津波に係る記載(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)(2013-04-22)

 

 

 


東海村 加速器実験施設「J-PARC」の放射性物質漏洩事故 電磁石の電流低下で過剰な陽子によるという。

2013-05-27 | 放射能被ばく・後遺症関連

2013-05-27投稿、追加

msn産経ニュース

【放射性物質漏洩事故】電磁石の電流低下で過剰な陽子
2013.5.2622:34
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130526/dst13052622360008-n1.htm

「茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の加速器実験施設「J-PARC」で起きた放射性物質漏洩事故で、事故当時、陽子の流れを制御する電磁石の電流が急激に低下していたことが26日、関係者への取材で分かった。このトラブルで、通常の400倍もの出力の陽子ビームが生み出され、照射された金から想定以上の放射性物質が放出されたとみられる。

 一方、原子力機構は同日、新たに研究者24人の被曝が確認されたと発表。被曝者の総計は30人となった。うち1人はこれまでで最高の1.7ミリシーベルトの被曝が確認された。その他の被曝線量は1.5~0.1ミリシーベルトだった。5人は被曝がなかったことも新たに判明し、機構は残りの研究者6人についても27日に被曝の有無を調べる。

 J-PARCでは、円形の加速器を使い、電磁石で陽子を周回させながら光速近くまで加速させて陽子ビームを作る。

 加速には複数の電磁石が使われるが、電流が急低下したのは、周回する陽子の流れを変えて実験を行っていた「ハドロン実験施設」に陽子ビームを送るための電磁石という。

 同施設の運営主体の一つである高エネルギー加速器研究機構の峠暢一理事によると、事故当時、この電磁石へ送られていた電流が激に減少急。その影響でハドロン実験施設に向けて過剰に陽子が送られた可能性が高いという。電流が減少した原因はまだ分かっていないが、流量を調整する機器に不具合が生じたとみられる

原発と異なる安全規制、停止長期化で研究影響も 013.5.26 22:02http://sankei.jp.msn.com/life/news/130526/trd13052622040015-n1.htm

「加速器実験施設「J-PARC」で起きた放射性物質漏洩事故。複数の研究者が被曝(ひばく)したものの、施設の特性上、放射性物質が新たに放出されることは考えにくく、敷地外への影響も限定的だ。しかし、原因を特定し再発防止策が講じられなければ稼働は困難とみられる。長期停止も予想され、さまざまな研究に影響が及ぶ可能性もある。

 「原発などと違い、事故によって核分裂が連鎖するような事態には至らない比較的安全な施設だが、運転再開を認めるには、今回の事故に至った原因を一つ一つ検証する必要がある」

 原子力規制庁幹部はそう述べ、今回の事故を徹底的に検証する意向を示した。

 J-PARCは加速器で陽子ビームを、さまざまな物質に衝突させ、発生する中性子やニュートリノを観察する施設だ。副産物として放射性物質が生じるが、放射性物質そのものを反応させたり、加工する施設とは根本的に性質が異なる。

 そのため、放射性物質に関する安全規制も原子炉などに比べ緩い。規制庁によると、原発などは原子炉等規制法に基づき、安全対策が課せられるが、J-PARCは放射線障害防止法で、放射性物質の遮蔽や管理、周辺のモニタリングなどを求める程度だ。

しかし、規制庁幹部は「だからといって危険な放射性物質を扱っている点は変わらない」と指摘する。

 規制委は今後、定例会で対応を検討することになるが、J-PARCを運営する日本原子力研究開発機構は、高速増殖原型炉「もんじゅ」の点検漏れで安全意識の低さが指摘され、運転再開が禁止されたばかり。J-PARCも厳しい判断が示される可能性がある。

 運転再開には地元の理解も不可欠だが、通報が事故から1日半遅れたことに不信感を募らせており、一筋縄ではいかないことも想定される。

 同施設はニュートリノを295キロ離れた岐阜県飛騨市の検出器「スーパーカミオカンデ」まで飛ばし「ニュートリノ振動」という現象の解明を目指し、世界の研究機関としのぎを削っている。運転停止が長引けば、日本の基礎物理研究に遅れが生じる懸念がある。

 ほかにも、民間や大学がリチウムイオン電池や新薬開発、病気のメカニズム解明などさまざまな研究を行っている。長期停止になれば、こうした研究にも影響が及ぶことになる。(原子力取材班)」

⇒後遺症などどのようなものか?また、ニュートリノを「スーパーカミオカンデ」まで飛ばし「ニュートリノ振動」という現象の解明をしているという。

 世界の研究機関とどのような内容の研究をしているか?わかりやすい報道が待たれます。

PS:「ニュートリノ振動」とは
goo辞書
ニュートリノが質量をもつことで、ニュートリノの種類(電子ニュートリノμニュートリノτニュートリノ)が変わる現象。昭和37年(1962)、牧二郎、中川昌美、坂田昌一が提唱した。
 平成10年(1998)、日本の宇宙素粒子観測装置スーパーカミオカンデにより大気ニュートリノ振動が検出され、質量をもつことが確実となった。太陽から飛来するニュートリノの数が核融合理論と一致しないという太陽ニュートリノ問題もこの現象により説明することができる。

 【ニュートリノ天文学】
太陽など恒星の中心部で起こる核融合反応に伴って発生するニュートリノを観測して、恒星の進化などを探ろうという天文学の新分野。

 
ニュートリノといえば、
既報【再掲】元素変換による放射能消染(低下)の原理の紹介 その可能性に係る雑感の引例放射能除去法纏めサイト
- 現代科学未認知の除去事例網羅と科学的原理考察 
 メニュー3によれば、
ニュートリノ・器具・機器等 (項目2・9)
近年、世界各地で炭素14など放射性元素の半減期縮小が報告されているが、太陽活動と同期し、他の傍証も考え合わせ、ニュートリノに拠る現象だとの説が挙がっているともいう。

また、一般的に?ベータ壊変時にニュートリノが発生するというが、提案では光子から質量のある電子とニュートリノが対生成しているともいう。

関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)(2013-05-19)によれば、
ニュートリノは、さしづめ、ニュートリノは放射線か?、しかし他の素粒子とほとんど作用し合うことなく物質を突き抜けるということは、放射化、励起とは無縁なのかと想われますが、実際は超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石)に感度があり、既報放射化現象に係る記載を調べました。(その10-8:地震予兆現象と環境放射能との関係)によれば、水の励起によって、微弱な発光をするという。

 下部マントルと核の組成に感度とは、主にマントルを構成するかんらん岩などの超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石から成るのに対して、地殻花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。(ウィキペディア「地殻」から引用)という。

 また、地震発生に対して影響するのではとも言われています。
-1ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度
-2ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度


寒暖の変化が激し過ぎる昨今 今夏は未曾有の猛暑日もあるのだろうか?

2013-05-25 | 地球温暖化・寒冷化関連

’13-05-25 投稿

 今まで経験したことない未曾有の季節はずれの猛暑がやってきました。インドでは48℃(05-23)に達したという。

AFP BB News2013年05月23日 19:53
気温48度の猛暑、赤ちゃん猿もぐったり インド 

「インド北部では夏を迎え、各地で連日、気温が48度近くまで上がる猛暑となっている。首都ニューデリー(New Delhi)では22日、5月の気温としては過去最高の45.6度を記録。アラハバード(Allahabad)でも最高気温が47.28度となり、赤ちゃん猿がお母さん猿にしがみついて日陰で涼んだり水を飲んだりする様子も見られた。」という。

 ⇒5月のインドの平均気温について現状不詳ですが、
既報異常気象など天変地異に係る記載(その11:インド、寒波で多数死亡とはなぜなのか?)(2013-01-12)で記載したように、年初来から、インドのみならず、北半球高緯度各地域での寒暖差の増幅傾向が続いていましたが、まさか低緯度の亜熱帯~熱帯地域でと想われるインド周辺地域でも寒波から、一転猛暑に見舞われているようです。

 わが国でも、最近5月にしては暑い日が続いて、押しなべて初夏並の暑さになっています。
参考:東京の気候(気温、降水量)
詳しくは>>
http://weather.time-j.net/Stations/JP/tokyo

また、真夏に近い猛暑地域もあったという。(2013-05-24)

 既報桜が咲いた後というのに寒さ暑さの繰り返し(2013-05-02)
つい20日ほど前の
 ゴールデンウィークになってもこの寒さ!5/6北海道で降雪(2013-05-06)が嘘のようです。

 また、以前、濃霧に苛まれた中国以上にインドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という(2013-03-03)ように、大気汚染が疾病のみならず、気象異変にも何らかの影響を与えていると想われます。

話が少し外れますが、
 ちなみに、既報(その8)によれば、2012年の夏、北半球の米国では観測史上最も暑い年に見舞われて、暑さのため7月には国土の61%が干ばつに見舞われたという。
 また、南半球のオーストラリアでは既報(その9)(2013-01-11)によれば、
47ニュース
豪州は猛暑記録40年ぶり更新 大規模な山火事相次ぐ
「・・・各地の最高気温の平均が7日連続で39度以上となり、従来の記録を約40年ぶりに更新した。世界気象機関(WMO)によると、シドニーを州都とするニューサウスウェールズ州で5日に47・7度を記録するなど南部で軒並み過去最高を記録した。・・・」という。

 加えて、アメリカ中部 オクラホマ州で巨大竜巻(2013-05-24)
での気象異変は記憶に新しいが、温暖化との関連?も。
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイトによれば、 
竜巻と地球温暖化に関連性はあるのか?NEW

「・・・現段階では、天候の100%予測は難しい。特定の異常気象と温暖化の結び付きを単純な論理で説明するには無理がある。しかし、昨今の気候パターンと温暖化との間に、なんらかの関連性を推し量ることはできる。例えば、一昔前より頻発している降雨の統計データから、温暖化がもたらす水蒸気量の増加が異常気象の発生につながっているという研究結果も報告されている。・・・」という。

 このような未曾有の季節はずれ、場違い、日毎の寒暖差などの
気象異変現象
5月太陽活動がピーク (2013-05-05 )
すなわち、

古くから語られる所謂、太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる宇宙環境からの放射線、電磁波の変動のみならず、

ハワイ上空のCO2濃度が400ppmの初の大台超え (2013-05-11)

一般的な温暖化要因のみだけでは整理されなく、

  最近では、SPRINTARSの大気汚染粒子、黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーの減衰状態が大幅に変動する影響が推察されます。

  個人的には温暖化と寒冷化とは表裏一体と想っていますが、気象異変現象(寒冷化/温暖化)については
、水蒸気、CO2など温室効果ガスの濃度分布(プロファイル)が何らかの原因で薄くなったり/厚くなったりして、熱が宇宙空間に逃げ過ぎ/逃げなくなって
いるのでは?既報で想っていましたが、
 もうひとつ考えられるのは、環境湿度、雲の形や大きさ、明るさの影響があるという。
参考情報:
関連投稿:(その5):米国東部のハリケーン厳戒態勢の引例
gooニュース 2012年11月13日
地球温暖化、最悪のシナリオが現実に?
 ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイトによれば、 気温上昇の度合いを正確に予測する上で鍵を握るのは雲だという。雲は地球のエネルギー収支に大きな影響を及ぼす。まず、白い雲は日光を反射して地球を冷やす。大気中の高さによっては、毛布のような役割を果たし、熱を閉じ込めるという。

 雲の明るさに影響すると思われるPM2.5で象徴される大気浮遊汚染粒子の介在によって、とりわけ色調、粒子径の影響が大きいか?と思っています。

 すなわち、水蒸気、CO2、メタンはじめとする温室効果ガスは単に赤外線を吸収して宇宙に放出させない効果ですが、
 環境放射能 など有害な大気汚染粒子(エアロゾル)は太陽光のみならず、環境中の各種の放射線など電磁波を吸収して最終的に熱化させて水温を上昇させるので、地球温暖化の原因
となる思っています。  

 高さ方向に含まれている大気汚染粒子の質/量および粒子径の変化によって、水蒸気量および雲の形、量/質のバランスに影響していると現状推察されます。

(NICT出典から引用)
 
 別報によれば、
砂漠化、沙地化は進んでおり、
     ↓
大陸からのさまざまな物質の飛来の影響が懸念されています。
中国 有害濃霧(2013-02-04)PM2.5
および
スペースデブリ「宇宙のゴミ」(2013-01-21)

など有象無象のエアロゾルも含めて

大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!(2013-02-23)で記載したように、
 化石燃料の消費によって発生するCO2、SO2などSOX、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質に加えて、大気汚染微粒子としての燃焼、硫酸塩などと黄砂環境放射能との「ハイブリッドな大気汚染」によって、

 わが国でも気象庁の今夏の予想によれば、特に、7月は猛暑傾向になるとのこと。

 連日40℃を越す可能性も彷彿させる昨今でもあり、未曾有の猛暑にならないことを願っています。

参考関連投稿:
大気エアロゾル粒子と寒冷化現象との対応(2013-01-31 )、大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感(2013-01-23)、気候の寒暖に大気中の汚染粒子は関係するのか?(2013-02-02 )、原因は大気浮遊粒子濃度変化の影響か?(2013-03-13 )

日毎、地域別の寒暖差は上空に浮遊している黄砂など微粒子分布の違いによるのだろうか? 
(2013-05-15 )

  


再生可能なエネルギーに係る記載(その19:再生エネの進展には普及状況の見える化と国民総意が必要か?)

2013-05-24 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

2013-05-24 投稿

 エネルギー産業はその時々の社会の求める環境保全、エネルギー確保に係る安全性によって石炭火力→大規模水力ダム→天然ガス、原子力と盛衰してきました。

 わが国では原発事故後、地震大国であり原子力発電に対する安全性の確保、使用済み燃料棒の処置など数多くの問題を抱えています。

 再生エネルギーへの進展を今まで以上に期待している一人ですが、資源の枯渇と掘り尽くしによる地盤沈下などを考慮しなければ、今現在では化石燃料を使った火力発電方法がコスト的にも、エネルギー確保においても、手っ取りばやい方法なため、なかなか進展しないのも事実であると思っています。
 これは日本国民の特質もしくは哲学なのだろうか?特に、現在、経営トップで君臨する経営者、官僚の今までの収支至上主義の名残りだろうか???

 
 今後、更なる円安傾向によって輸入化石燃料の高騰が顕在化すれば、燃料輸入による赤字が年間3兆円以上のというが、今後、5兆円以上にも昇るのか?
 したがって、火力発電以上に、設備および燃料が凍結されているもっと手っ取り早い原発再稼動に対する電力各社の要求が高まってくると予想されます。
 数年前ガソリンが高騰して車を乗るにも躊躇したことも記憶に新しい。

 しかし、巨大地震が発生していない米国、欧州と比べて、わが国においてはいったん3.11並の天変地異が発生すれば、福島原発の被災状況で明らかになりつつある現状から、すなわち、国内54のうちのひとつが地震・津波によって破壊しただけで、後処理に半世紀もかかるともいう。

参考投稿:
福島第一原発 トリチウム汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?

地異に係る記載(その25:<追加>大規模な地盤陥没・地割れ地域では巨大地震は発生しないのだろうか?)
(2013-05-13)

 10数年来、数多く提案されている再生可能なエネルギーですが、量産化、コスト的にも見合って商品化の目処が立っているのは太陽光、風力、バイオマス、小規模水力、地熱と想っていますが、如何せん、わが国の主導的な再生エネルギーの導入促進への動機付けは見られません。

 関連投稿:買い取り法案に係る感想 先に、表明した2020年までに再生可能なエネルギー20%のシナリオ、2020年CO2 25%減の国際公約を今後どのように展開するのか?
事業者優先法なので、一部の事業団体との癒着が生じないように、現状の原発(含む、廃棄物処理費など)を含めた現行発電方法(火力、水力、・・・)および実績のある最新の太陽光、風力発電などの
発電原価(コスト)と
買い取り価格を俎上に挙げて正確に認識する必要があると想われます。
差額は国民の電気代
に跳ねります。

 唯一わかるのは数年以上前の普及状況の公開努力しかしていません。 それだけ、国家が今後のエネルギー自給に関して責任を負っていない?とも想われます。それはそうでしょう。今まで54の原発を設置していますから・・・。当然、その地域の政治家、官僚はその地域のエネルギー変換に伴う不利益の防護を立場的に優先するでしょう。

 関連投稿:
今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~'12-2-29)

 10数年前、技術的に優位に立っていたわが国の再生可能なエネルギー技術は量産化技術の立ち遅れ、恵まれない気象条件、島国のためヨーロッパなどと比べて電力の融通性に欠けること、原子力関連への偏重予算に加えて、大手電力会社になどによる発電事業者への電力買取拒否などからみて、再生可能なエネルギーの進展に係る積極的な政策誘導的な支援のかけらすら見えません。
参考投稿:再生可能なエネルギーに係る記載(その17:普及阻害要因 電力会社の発電事業者への電力買取拒否の実態 )から明らかなように、
日本は再生可能エネルギーの普及拡大を阻害しています。
 
 日本では現在、発電量に占める再生可能エネルギーの割合は3%程度に留まっています。WWF気候変動プログラムの池原庸介は「気候変動問題の解決とエネルギー安全保障を見据え、全量固定価格買取制度などを適切なかたちで早期に導入し、再生可能エネルギーの大幅な普及拡大を図っていく必要がある」とコメントしています。・・・

 
                                        
 <<本文を詳しく読む>>

とにかく、結果が全て。結果が10年後では遅い。

 現状の数%?からどのくらい増加、稼動率が推移しているか?掲示板、等での わかり易い「見える化」によって 再生可能エネルギーによる発電量が世界各国と比較して、今後どのように、進展しているか?も含めて 国民がわかるようなシステムがほしいところです。

参考までに、概念的な再生エネの現状と普及予測は

 わが国のみならず、既報世界の電源別普及率から、
 ヨーロッパ電力圏では、依然として原子力の比率が比較的高いことに驚かされる。また日本の電力源はイメージとして水力が他の国に比べ多いのかと思っていたが、ヨーロッパの方が大きい。日本のその他(自然エネルギーなど)はとても少ないが、ヨーロッパでもイメージ程大きくない。

 これは原発保有による国防的な効果も推察されます。このままでは、世界各国との立ち遅れが、今まで以上になることが推察されます。 


 再生可能なエネルギーの普及はひとえに、国家百年の大計

 参考投稿:再生可能なエネルギーに係る記載(2050年100%のシナリオ)
 WWF出典の
2050までに100%の再生エネルギー

政策と国民の総意にかかっていると想われます。

 現状、わが国以外の再生エネの進展の優位性がやけに目に付きますが、実際はそうでないことも、掲示板、等での わかり易い「見える化」によって正しく把握できると思います。

 
 再生エネルギーの普及に関して、海外の情報が個人的には感じています?

 再生可能なエネルギーに係る記載(その16:サハラ砂漠の2%で世界の電力をまかなう高効率太陽光発電)によれば、通常の太陽光発電では太陽光のうち最大30%しか利用できないが、IBMは残りの7割の多くを熱として再利用することで、システム全体の熱損失を入射エネルギーの約20%まで減らせる「HCPVT(High Concentration Photovoltaic Thermal)」を開発して、1平方センチメートルの太陽電池チップ1枚で日中に平均200~250Wの電力が生成され、これは入射した太陽光のうち最大30%を利用していることになるという。
サハラ砂漠は日照時間(受光エネルギー)は当然わが国と比べて大きいわけで太陽光発電のメリットは大きく、わが国の日照時間は東南アジア、中東などと比較して短いので、このようなプロジェクトには不向き?なようです。

参考投稿:
「珪藻土」と「もみ殻」で金属ケイ素の低コスト化
 太陽光発電用金属ケイ素の約90%は電気代の安い中国
「世界の日照データ」
 わが国の日照時間は東南アジア、中東などと比較して短い

 また、再生可能なエネルギーに係る記載(その18:豪州で低コストな有機太陽電池の大型化に成功 )によれば、有機系の太陽電池の大型化すなわち量産化に成功して1平方mあたり10~50Wの電力を生みだし、改良によってシリコン系よりもエネルギー効率を高めることが可能であると考えられています。

 既報再生可能なエネルギーに係る記載(その15:Mgを媒体とした発電・蓄電の現状と将来への展望)で記載したように、全世界で使用している電力は年間18兆kWh。100万キロワットの発電所にして2000基分です。
 トルコでテストプラント建設がスタートという。中東で実施するのは太陽光励起レーザーの日照時間を稼ぐためなのだろうか?資源の乏しいわが国ではたとえ日照データのハンデがあるにしても、積極的に取り組んでもよさそうにも思えますが・・・。

 引き続き追加・更新予定です。

 


天変に係る記載(その26:<追加>アメリカ中部 オクラホマ州で巨大竜巻に係る雑感)

2013-05-24 | 天変地異・異常気象関連

2013-05-22 投稿、05-24追加更新

 米国 中央部の竜巻はよく起こると思っていましたが、今回は規模が大きく、被害が拡大しているようです。

 詳細を追記しました。風速73メートルを超える危険な規模の竜巻は、そのうちの2%。
ムーアを襲った竜巻は、直径3キロメートルで、およそ45分間続いた。竜巻内部の風速は74~89メートルに達したという。
 それにしても、今回の竜巻の規模が大きいことがわかりました。

 PS:05-24
AFP BB News
米オクラホマ襲った巨大竜巻は「極めてまれ」、専門家
2013年05月23日 15:25
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2945723/10790363?ctm_campaign=txt_topics
「【5月23日 AFP】竜巻は、嵐の中でも最も猛烈な部類に入る現象だが、専門家らによると、米中部オクラホマ(Oklahoma)州オクラホマシティー(Oklahoma City)郊外を20日に通過したほどのサイズと勢いになることは極めてまれだという。

 加えて、竜巻が市街地を直撃することもめったにない。

「概して、竜巻は直径100メートルほどで、地上ではおよそ約5~10分続く」と、英レディング大学(University of Reading)の気象学者、ロス・レイノルズ(Ross Reynolds)氏は説明する。竜巻が直撃したムーア(Moore)市の住民は、さまざまな意味で不運だったという。

 ムーアを襲った竜巻は、直径3キロメートルで、およそ45分間続いた。竜巻内部の風速は74~89メートルに達した。

「竜巻が市街地に進入したことは不運だった。通常、竜巻に襲われるのは農地、作物や農家の建物だ。市街地を通過すると大惨事になる」とレイノルズ氏。だが、ムーア周辺のように市街地がまばらにしか存在しない場所では、その確率は極めて低いという。

■竜巻多発地帯「トルネード・アリー」

 竜巻は極寒地帯を除くほとんどの陸地で発生する。特にアルゼンチンやバングラデシュでは一般的な現象だ。陸地面積当たりの竜巻発生数が最も多いのは英国だが、米中部・南部のテキサス(Texas)、オクラホマ(Oklahoma)、カンザス(Kansas)の3州では、地理的・気象学的特徴が原因で、世界で最も強力な竜巻が発生する。

「トルネード・アリー(Tornado Alley、竜巻の通路)」と呼ばれるこの地域では、メキシコ湾(Gulf of Mexico)からの暖かく湿った空気と、砂漠地帯からの熱く乾燥した空気、そしてロッキー山脈(Rocky Mountains)や北部の平原からの冷たく乾燥した空気がぶつかり、「スーパーセル(supercell)」と呼ばれる雷雲が作られる。スーパーセルは、発生からわずか30分以内に竜巻に急成長することもある。

 米海洋大気局(National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)によると、竜巻の大半は5~6月の午後4時~9時の間に発生する。トルネード・アリーではこの時期、1日3~4個の竜巻が発生することもあるが、風速73メートルを超える危険な規模の竜巻は、そのうちの2%ほどだ。(c)AFP」という。

 


 CNN.co.jp
米オクラホマ州の巨大竜巻、大統領が大規模災害宣言
2013.05.21 Tue posted at 19:40 JST
http://www.cnn.co.jp/usa/35032349.html

(CNN) 米オクラホマ州オクラホマシティー南郊のムーアで20日午後に発生した大規模な竜巻で、地元検視当局は21日未明までに、死亡が確認された51人に加え、さらに子ども約20人を含む40人前後の遺体が収容されるとの認識を示した。

当局者らは20日、少なくとも20人の子どもを含む51人が死亡したと発表していた。このうち7人は倒壊した小学校の児童とされ、現場ではがれきの下敷きになった児童、職員らの救出作業が続いている。

オクラホマシティー周辺の病院には少なくとも145人の負傷者が収容されて手当てを受けている。近郊の小児病院は45人の子どもを受け入れたと発表した。

事態を受け、オバマ米大統領は20日夜、大規模災害宣言を発令した。

今後は現場から南東方向のテキサス州北部、アーカンソー州南西部、ルイジアナ州北西部などで荒天の恐れがあるとみられ、米気象局が警戒を呼び掛けている。」という。

⇒わが国でも竜巻、突風は裏日本を主として、発生しますが、それにしても酷いようです。今後荒天が拡大しないことを祈ります。

 既報放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)のひとつ竜巻(トルネード)ですが、わが国でも「巨大海底地震」に伴なう「巨大津波」に加えて竜巻、突風も増えるという予測が公的機関から発表されています。

 昨年、地域をわが国の表日本に限定すれば、未曾有とも思われる「巨大竜巻」「雹(ひょう)」「落雷」「豪雨」「雷雨」が発生して、一時話題に上りましたが、米国では治まることもなく、再三再四発生しています。
 一瞬のうちに、災害に巻き込まれ、大津波を除く地震、雷、火事と比べて避難できないのも、
たちの悪い現象です。

 天変地異のもたらす現象と想われますが、現状、最先端科学国の米国ですら、
なす術もないようです。

 この原因、メカニズムについて、個人的な妄想として、
巨大地震同様、既報福島第一原発の汚染水 今後の天変地異に備えて漏洩しないように早期保安対策を期待!(2013-05-15)にも記載したように、太陽の活動がピークに達する5月、大量の放射線や電磁波を地球にもたらす“太陽嵐”(ソーラーストーム)の放出される可能性NASA(米航空宇宙局)から指摘されていますが、
その天変の影響も少なからずあるのだろうか??と最近想っています。

 昨年の同時期のTVニュースによれば、米国オクラホマ州ではソフトボール大の落雹があったという。

 異常気象の原因として、
既報放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)の引例によれば、
弁財天
トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect

「ボクがこれを見たときに思ったこと。
気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていた。
今、その現象がドップラーレーダーに映った。
「核の効果による降雪」
ペンシルベニア州のシッピングポートの近くにあるビーバーバレー原発で寒空に排気する熱と蒸気が「核の効果」を起こし風下に雪を降らせた。最大1インチの積雪が観測された。地域的な降雪現象。
以下はピッツバーグの原発の排気が風下に降雪させてるドップラーレーダー画像。・・・
異常気象の原因はCO2だと断言してるけど、そのCは炭素14なんじゃね。さらに原発が放出してる水蒸気のH2OのHはH3(トリチウム)なんだろうな。こんなのがちょっと大気中に存在するだけで気象が大きく変動する。電離層を透過し僅かに到達する宇宙線で雲ができるくらいなのだから当たり前か。←クリプトン85が露点を低下させる効果があることが判ってる。気温上昇の原因。・・・(後略)」という。

 巨大竜巻の原因として、個人的には、大気上空の雲などの質に異変が発生しているのでは?詳細に分析することが必要と想われます。

 わが国も含めて、米国中央部は異常気象(含む 気象異変)は起こり易い地域のひとつと思われますが、環境放射能の影響を受け易い地域(地質)でもあるのだろうか?
参考関連投稿:
異常気象など天変地異の要因に係る記載の整理(その1:'11-03-26~'11-12-26)

異常気象に係る記載(発生メカニズムの現状考察 
          発生要因の整理に基づく世界のホットスポット

 

米国大陸中部中央ヨーロッパインド、パキスタン、中国、

 

フィリピン、オーストラリア大陸東側、日本沖縄周辺)

 

を現状考えています。

 

 その後のタイ、ブラジルなど、最近の日本の異常現象。

 その他

 わが国とは違って、米国では巨大地震(含む 津波)が発生し難い反面、竜巻、ハリケーンが発生し易いとも個人的には想われます。
参考投稿:
地異に係る記載(その25:<追加>大規模な地盤陥没・地割れ地域では巨大地震は発生しないのだろうか?)
 巨大地震が発生しない地域(震源周辺)では替わりに、地殻変動ストレスによって地盤陥没・地割れ、シンクホールなどが発生し易いのだろうか?
     

 

 


放射化現象に係る投稿(その8:環境放射能の低下に常温核融合が適用できるのでしょうか?)

2013-05-23 | 環境放射能関連

'13-05-23投稿、追加

環境(水)中の放射能の浄化をするために、

一般的には電荷的、磁気的、電気的、イオン交換、逆浸透(RO)などのプロセスにて「除染」(汚染放射能を除去)しています。

参考関連投稿:
放射能汚染した土壌を磁気的に付着させて除染できるという。

 結果として除染した対象および近傍に介在している放射能一時的には少なくなり、周辺の放射線は下がりますが、除染の結果として発生する放射能が付着した材料、電極、および排水、廃棄物など回収した対象を最終的に処分しなければなりません。
 したがって、各プロセスの選択は最終処分を含めたトータルコストによって、判断することが必要かつ重要かと思っています。

 仮説の段階で量産化技術も確立されていない?と思われますが、既報【再掲】元素変換による放射能消染(低下)の原理の紹介 その可能性に係る雑感にて、環境放射能を消染(低下もしくは半減期縮小)させるために、水素ラジカルの溶存水、4次元の水(H3O)、ニュートリノ、アーク放電、永久磁石、亜臨界水、還元水素水、有用微生物、増殖を助ける酵素、酸水素ガスなどが提案されています。

 現状、個人的には、これらの元素変換もしくは半減期縮小(消染)方法のその後について不詳ですが、その現象の延長線上には「放射能低下革命」が起こるのでは?と期待しています。

 そのためには元素の組成分析を併用して検証することが必要と思われます。

 というのは、放射線強度の変動要因は未だに解明されていないと想われますが、崩壊放射線種、測定方法(原理)、測定環境によって誤差が発生し易いと思われます。

参考関連投稿:
環境放射線量の変動メカニズムに係る記載(その1:環境放射能量の変動要因の整理)(2012-03-17)
環境中の放射線量測定値のばらつき要因に係る考察

 既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。
 

 今回は環境放射能を消染(低下もしくは半減期縮小)させるためには低温での常温核融合反応が起こればと想い、その現状について調べました。

 既報放射化現象に係る記載(その6:水中での放射線エネルギー放電による励起事例)(2011-05-26)の記載によれば、「1.水中でのアーク放電による発光実験 
SuperX, Japan  Jan 24、1998 (一部抽出しました。)
詳しく見る>> 
ABSTRUCT
 1998年3月24日、アメリカで英国サウザンプトン大学のマーチン・フライシュマン(62歳・当時)と米国ユタ大学のスタンレー・ボンズ(48歳・当時)という二人の電気化学者が「電気分解によって核融合を起こした」と記者会見をした・・・
 水中での発光現象、黒い生成物の謎を解明し、今後の常温核融合、核変換への道切り開くために実施した。・・・
CONCLUSIONS
 水中でアーク放電による発光が確認された。
放電に用いた電極はアース側が鉄板、もう一方は鎔接棒と鉄の棒の2種類で実験し、両方とも発光を確認した。・・・
参考文献
核変換 常温核融合の真実 水野忠彦 工学社    」

⇒アーク放電溶接装置における実験で、水中での電子の流れ(崩壊放射粒子線のベータ線に相当)によって発光することが判りました。・・・」

次に、常温核融合研究が盛んな3カ国日本・イタリア・米国という

素人が知りたい常温核融合2011年1月30日日曜日
ICCF-16 は2月6日からインドのチェンナイで開催
http://amateur-lenr.blogspot.jp/2011/01/iccf-16.html
(一部割愛しました。青字は加筆)
ロッシ氏の実験の話題で盛り上がっているところで、タイミング良く「凝集系核科学国際会議」の第16回大会(ICCF-16)が2月6日から開催されます。以前の記事でもお知らせした通り、今回の開催地はインドのチェンナイです。

チェンナイでの開催を知った当初は、日本・イタリア・米国という常温核融合研究が盛んな3カ国のいずれからも遠いのが懸念でした。しかし、ICCF-16のホームページに並ぶ協賛団体の充実ぶりを見ると、偏見なく積極的に常温核融合を評価してくれるインドでの開催はとても良い選択だったと思います。

さて、インドのタイム紙にICCF-16の記事が出ていたので、例によって勝手に和訳してみました。興味を持たれた方は是非原文の方をご参照ください。

http://timesofindia.indiatimes.com/city/chennai/Cold-fusion-turns-hot-city-to-host-meet-/articleshow/7357005.cms

チェンナイ: 第16回の常温核融合の研究会議が2月6日~11日の間、チェンナイで行われます。 常温核融合とは、ウランや原子炉を使用せず、核融合が電解装置で起こせると主張する理論です。
(注:常温核融合を起こす方法は電解だけではありませんが、ここでは電解装置と訳しました)

「凝集系核科学国際会議」と呼ばれるこの大会はインドで初めて開かれます。 海外からの科学者約100名とインド科学者約50名が参加すると予想されます。 学生と科学者のためのワークショップが、マドラスのIITキャンパスとSRM大学で開催されます。

1989年に米国の2人の科学者が電解装置による核融合エネルギーの生成を示して以来、常温核融合は論議の多いテーマです。 世界中の科学者組織がその理論を否定しましたが、研究は多くの研究室で続けられてきました。

組織委員会の議長であるM Srinivasan博士によると、「本会議では特に常温核融合理論における最近のブレークスルーを扱います。1月14日に2人のイタリア人科学者によって行われた水素とニッケルの電解過程での20KWの生成デモのことです。」

 
インドでは、バーバー核研究センター(BARC)Trombayの科学者達は、1990年代にはこの研究の先頭に立っていましたが、内部での詰らない論争の後、勢いを失ってしまいました。

 
「1989年3月24日のTOI(インドのタイム紙)に載った米国の科学者の発見に関する小さいレポートから始まりました。 同じ日の午後には、12のチームがP K Iyengar博士(後のBARC議長)のリーダーシップで結成されました。 私たちは素晴らしい成果をあげ、観測結果を本にまとめました。」と、Srinivasan氏は言います。彼は、最初のPokharan核爆発実験や、最初の高速反応炉であるPurnimaとKalpakkamのKamini原子炉の建設に貢献した人物です。

BARC科学者の観測結果は米国にあるElectric Power Instituteの専門家によって検証され、スタンフォード大学の常温核融合研究に資金が投じられる事になりました、とSrinivasanは語りました。その後、インドでの研究は停滞しましたが、ヨーロッパ、中国、ロシア、日本、および韓国で続きました。

物理学で確立された原理に反するので、世界中の科学者はこの仮説に疑いを持っています。 また、科学者は研究室の装置で起こる核融合を説明できません。

「ひたむきな人々は、この理論に取り組んでいて、優れた結果を出しています。彼らが彼らの発見の理由を確立するには、ある程度時間がかかるでしょう。」と、アイアンガー博士は言います。
この研究にかかわる世界の科学者は、チェンナイが世界を再び常温核融合研究に向きあわせるジャンプ台になると期待しています、と彼は言い足しました。


G Markandyelu博士は、マドラスIIT物理学部のHoDであり、偏見なしに常温核融合発見を見守っています。 「実験には関わっていませんが、私は、常温核融合理論の効力について世界に立証するために、同じ方法が適用できる多くの結果があるに違いないと感じています。」と、彼は言います。

Srinivasanが夢見ているのは、将来、各家庭で20kWから100kWを生成する常温核融合装置を自分の目で見ることです。「まだ長い道のりかもしれません。しかし、少なくとも2008年以来、常温核融合は、インドの科学者の想像をかき立てています。そして、この会議は、この研究に携わるインドの知識層に多くの知識をもたらすでしょう。」と、彼は言い足します。」という。

PS:最近の進展および反響は?
togetter2013-03-31 10:03:20
常温核融合技術はどこまで進んでいるのか?
http://togetter.com/li/480181
(一部割愛して、抽出しました。)
「似非科学と呼ばれた常温核融合技術。僕は原発反対の立場ですが、この技術が完成すればエネルギー問題が解決するだけでなく福島第一原発から放出された大量に放出された放射能も理論的には解決する。注目したい。 by makochan1969」

・ロッシ氏のHot Catの第三者検証結果は4月中旬に公表される? http://t.co/dCOyJ6vYwu

「展望」という冊子の2013年1月号には、田中栄一氏の寄稿文「低エネルギー核反応による新しい核エネルギーへの期待」において2011年にNi/H炉がRossiなる人物によって開発されていることが記載されています。→ https://t.co/MLo7nEsFxB

・常温核融合を馬鹿にする人は、三菱重工業の経営陣と株主を馬鹿と言ってるのと同じです(笑)⇒『三菱重工業の固体内核反応研究はここまで進んでいる。』 http://t.co/ItknaHkKKR ・・・

・NASA は随分前から常温核融合を研究してますよ。ブッシュネル氏が時々発言してます。
RT @mkhmp NASAが常温核融合炉の研究に着手
やっぱり新エネルギーを開発しないと

@crms_fukushima はじめまして。常温核融合は残念ながら主流からは認められていません。除染に使えそうな研究としては、ヴィソツキー博士や田崎博士の生体内核変換、ナノ銀除染の2つが有力かと思います。

・グロー放電方式の常温核融合追試に挑戦するみたいです。
This is the second video from the Athanor replication project at Örebro university.
http://t.co/v8fck43vh5

・今の常温核融合研究&実用化は、まず発熱(発電)の証明から入っているものが殆どです。ただ、常温核融合の中でも更に異端な分野として、生体内核変換の可能性を追っている人もおり、放射性セシウムを無害化する実験結果も出ています(追試が少ないのが残念です)。

・という訳で、潤沢な資金提供者を得たと思われる現在のロッシ氏には第三者検証の必要がなくなったのだと思います。もちろんロッシ氏が嘘をついている可能性は残ってはいます。ただ、初期の実験結果と回りの動きを見ると、本当だと解釈した方が納得が行くのです。

・元々、ロッシ氏は、科学者ではなく、最初からビジネスを目指す事を明言しており、その意味では一貫して情報開示をコントロールしてきています。中核となるリアクターの構造や用いている素材も秘密にしています。科学よりもビジネス優先なのです。・・・

・ロッシ氏が初めて公開実験を行ったのは、2011年1月。ボローニャ大学の研究室を借りて常温核融合装置E-Catの実験を行いました。・・・」

常温核融合についての議論
http://togetter.com/li/119256
「4月3日にあった議論を集めてみました。たぶん取りこぼしが色々あると思います。 by sengakut

・コシミズ氏の主張は間違い多数ですが、常温核融合自体はまともな学問だと思います。
RT @irobutsu: 「常温核融合スキャンダル」という本を読むことをお勧めします。RT @kako1201: 【略】常温固体核融合(常温核融合)

・ほんとに信頼できる技術なら、世間が無視したりしません。無視される理由に「陰謀が」「隠蔽が」と言い出したら、ちゃんと説明できないから逃げている、と思った方がいいです。RT @kako1201: そうなのですか。。胡散臭さも感じつつ、でもなんだか素人目には「えっ」と思わされたもので。

・さて、これを読んでも私には判断できません。RT @sengakut: 例えば、 JCMNS Vol.4 http://ow.ly/4rXFn などに出ている北村晃博士の一連の研究は、Pdナノパウダーと重水素反応系の追試と認識しております。間違っていますでしょうか。

・今年になって、ニッケル・水素系の反応装置の商用化を目指す挑戦者が現れていますが、これも否定的に捉えておられますか? → http://ow.ly/4rXHY RT @ikutana: @irobutsu @sengakut 少なくとも現状ではもし現象が再現できたとしても...

(後略)」

そのためには元素の組成分析を併用して検証することが必要と思われます。

第三者の検証結果が待たれます。

引き続いて、追加・更新する予定です。

 


【再掲】元素変換による放射能消染(低下)の原理の紹介 その可能性に係る雑感

2013-05-22 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

2013-05-21 投稿、05-22追加

 放射化現象に係る投稿(その3:環境放射能を低下する微生物はいるのだろうか?)(2013-05-14 )で記載したように、環境中の放射能を特殊な水質、微生物などによって環境放射能が低下して、除染できるとも言われています。個人的には、その詳細について理解していませんが、現状、周辺環境の除染はうまくいっていないと思っています。
 一般的な除染を確実にするためには、放射能漏洩の発生源福島原発での汚染水の除染システムの一部を水平展開すれば、トリチウムを除いては、うまくいくのでは?と思っています。
 ただし、既報で記載したように、過去、提案された数々の除染方法において、除染後の放射能が付着した材料、電極、および排水、廃棄物などを最終的にどのように処分するのか?原発使用済み燃料棒と同様、各システムのトータルコストを判断する重要な要素と思われます。

参考関連投稿:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その38:福島汚染水除去設備トリチウムを減らせず)
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る今までの記載の羅列(2012-02-27)

 上記以外に、既報「水」とはどのようなものか?に係る記載 (その9:放射能を除去する水について)の引用では策としての枠外手法起用による汚染域全域の早期・根本・完全除染を強く訴える
各還元水素水企業に、機器を通した水の放射能数値が激減したとの報告が、検査機関から相次いでいる。これらは"珪素触媒"や"電気分解"に拠る水素ラジカルの溶存水で、酸化還元電位が非常に低い。 「畑に散水を続け、自然放射線の値になった」との報もある。
特に「500mlのペットボトルに水素カプセルを入れると数値が半減した」事例は、錯体効果や下方移動が考えられず、元素変換以外に有り得ない。」について、
 現状、個人的には、その元素変換(消染)方法のその後について不詳ですが、その現象の延長線上には「放射能低下革命」が起こるのでは?と期待しています。

 環境中の
残留放射能を適切に除去かつ、元素変換(消染)なのか?、除染(除去)なのか?その可否および実態を正しく把握するためには
根本的には、ICP分析、放射化分析らびに、既報で記載したX線光電子分光 、紫外光電子分光 、X線回折、電子回折法、中性子回折法、蛍光X線元素分析法などによって濃度、組成などを正しく確認することが必要かと思っています。


 今回は、

元素変換による放射能消染(低下)の原理の紹介 その可能性に係る考察に係る記載を整理して再掲しました。

  既報 「水」とはどのようなものか?に係る記載その8)「放射能を除去する4次元の水」(特許公開)に係る記載を見直しました。
 ekouhou.net 本文を詳しく読む>>

 4次元の水

【出願日】平成21年3月9日(2009.3.9)

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
この発明は日本列島は地震国である。よって地震により原子力発電所が倒壊し放射能漏れの事故があった時、放射能を除去する4次元の水に関するものである。
【背景技術】
従来、火が消えた後は何も残らないが原子力の火は消えた後、放射能が残る。
【発明が解決しようとする課題】
これは次のような欠点があった。
3次元のアインシュタインの科学でも手におえないこともある。
放射能は10万年も消えずに残る。
本発明は、以上のような欠点をなくす為になされたものである。
【課題を解決する為の手段】

・・・

4次元の原子力の火には、4次元の水をかければ放射能は消えると思い浮かんだのである。3次元の相対性理論とは、点が1次元。線と面積が2次元。立体が3次元とアインシュタインは言うが次元を間違えている。立体には2つの種類がある。

・・・

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水H20をH30にし、放射能を除去する4次元の水。
モチダの4次元同体相対性理論なくしては、思い浮かばない。何故ならこの世はアインシュタインが言う3次元ではなく、4次元だと分かったからである。そのことが放射能は4次元の物質であることをつきとめ、ならば4次元の原子力の火から残った放射能は水を4次元の水にすれば放射能(4)-4次元の水(4)=0で放射能は消せると思ったのである。3次元を求める公式は1+2=3である。何故なら陸を求めれば海と空が導け、3つが相対関係にある。朝を求めれば昼、晩。現在を求めれば過去、未来。4次元を求める公式は、1+3=4である。何故なら北を求めるだけで西と東と南が導け4つが相対関係にある。土台を求めれば柱、屋根、壁。根を求めれば幹、枝、葉が相対関係になっているからである。4次元の水を作るには、3次元の水をただ4次元にするだけである。よってH20をH30にすれば4次元の水になるのだ。この世は3次元と4次元の細胞で出来ている。ちなみにモチダの4次元同体相対性理論は、点が1次元、線と面積が同体して2次元。角のある立体と時間が同体して3次元。球体と時間が同体して4次元である。問題はH2をH3にするにはどうすればいいのか。それは水素をヘリウムにする時と要領は同じである。ヘリウムをつくるには、水素どうしを太陽と同じ程度の温度で高速回転させ合体させH2にするのであるが、それを更にH3になるまで高温にしなければならないその火力をどこから持ってくるのか。方法はある。毒には毒をもって制すの言葉があるように、4次元の水を作るには4次元の原子力の火力を利用すればいくらでも高温にでき、水素を高速回転させればH3はできる。それに酸素を足して出来上がったのがH30、4次元の水」

ヒドロニウムイオン(H3O+)との相違はどのようなものか?と思っていましたが、
個人的には、よく解らない考え方です。

 水素をヘリウムにする時と要領は同じということから
、既報
放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)(2013-05-19)で記載した「重水素と三重水素(トリチウム)を使用し、莫大な熱エネルギーを発生させる「核融合発電」とか「太陽の核融合」を利用して安定同位体に変換するのことだろうか??

 すなわち、既報の引例太陽光線http://www.naoru.com/taiyo-.htmよれば
「・・・太陽は水素やヘリウム原子を衝突させて核融合を起こし熱を生み出す。この熱で水素などのガスは電子が分離してプラズマ状態になって内部を対流する。・・・太陽の中心部は温度が1000万度以上もあって何しろエネルギーが高いので、赤外線や紫外線ではなく、同じ電磁波の一種であるガンマ線が放射される。」という。

個人的には、核反応について不詳につき、
数ある核融合式の中で解りやすい引例をgoogle画像検索から引用しました。
 
引例:意志あるところに道は開く
 
「【高エネルギー加速器研究機構 一般公開チラシ】
http://openhouse.kek.jp/2009/images/chirashi09.jpg

・・・

という事で、なるべく放射性元素を使わないで大容量の電力を生成したいわけですが、核融合発電はそれを達成できる可能性があります。(とはいうものの、おそらく俺らが生きている間に実現は不可能と思いますが)ということで今日は、代表的な3つの核融合反応式を見て、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
」という。

 次に、

既報(その9)
の引例
放射能除去法纏めサイト
- 現代科学未認知の除去事例網羅と科学的原理考察 
 国策としての枠外手法起用による汚染域全域の早期・根本・完全除染を強く訴える

メニュー3(関連記載を一部抽出しました。)

によれば、
ニュートリノ・器具・機器等 (項目2・9)
「近年、世界各地で炭素14など放射性元素の半減期縮小が報告されているが、太陽活動と同期し、他の傍証も考え合わせ、ニュートリノに拠る現象だとの説が挙がっている。

  現代科学・物理学・量子力学を完全だとする専門家は居ないが、未認知・枠外の個別事象・論は排除されるのが現状だ。然しながら科学的に未解明の事象は多く(ゼロ磁場等)、利用製品も多い(トルマリンなどの燃費向上製品等)。

 又、酵素・触媒が低温で反応を加速させる原理の統一見解もない。これらには「幾何学的形態・構造」「粒子と波動の二重性」「共鳴効果」などが絡む。

 この様な状況で、現代量子論を超越し、数多の矛盾や未認知事象も解消・説明出来る、新たな大統一理論はあるのか。それは広く認知されるのだろうか。

・・・ (中省) ・・・

 大統一理論上の各手法に高い除染効果があれば、空中地中水中で阻害されず「あらゆる場所に届くニュートリノの性質」「器具設置箇所の交点でのニュートリノ大量発生(結界効果での新たなゼロ場)」に拠る「設置個数増加=発生量の乗数的増加」で、他手法と全く比較にならぬ圧倒的速度と簡易さで、汚染域全域が根本除染されていくが・・あらゆる常識を超越した先に、完全除染はあるのか。・・・

・・・ (中省) ・・・

ししゃ科も会 - 哲科学・技術研究 TAKAO http://is.gd/rIiiKL
元素転換で放射能を無能化できるか? http://is.gd/yfqzT4
ニュートリノが放射能を無能化する http://is.gd/CXo8sy

アーク放電・永久磁石・亜臨界水等や利用機器(廃棄物処理装置等)には除去効果がある。電磁波を疎密波(スカラー波)にさせる事でゼロ場が発生するが、これでの除去効果や各種効果は各方面で研究が行われている。これらはフリーエネルギー・超伝導等と、フリーエネルギー・超伝導は物性の量子的側面と深く関係する。又、原子・原子核の固有周波数は磁場で変わるが、一帯の磁場や周波数帯の影響度は。・・・

水素 (項目3)
1:酸化還元電位が低い還元水素水
2:薄膜化し乾燥・酸化防止する物質
3:吸着力やキレート効果が強い物質(多孔質物質等)
4:効果を上げる物質(フルボ酸等)
5:有用微生物や、増殖を助ける酵素(有用微生物に還元効果、バイオサーファクタントに界面活性や薄膜化効果)

・・・

 
酸水素ガス(ブラウンガス・HHOガス・原子水素ガス、原子状態の水素と酸素のガス)を用いた放射能除去は、従来より世界中で研究されている。
 福島第一原発で各方面から還元水利用が提案されていると仄聞するが、一部の思考・ムラが検証せずに端から全否定し、採用を阻止している。  酸水素ガスと各種還元水素水(H2O2・H3O・H3O2・H4O・H5O2等)は其々効果度が違うが、ラジカル溶存度を増やし、酸化還元電位を下げ、効果持続したまま環境中の放射性物質に多く辿り着かせないとならない。還元水だけではすぐ浸透するので、ナノバブル化(同様効果)、珪素鉱物粉末、ラジカルと結合するラジカルトラップ剤の効果があるフラーレン・CNTや他物質、多孔質物質、フルボ酸、微生物等と併用し、相乗効果で除染する。・・・ 」 本文を詳しく読む>>

⇒個人的には、詳細不詳ですが、ニュートリノ、亜臨界水、酸水素ガス、各種還元水素水、有用微生物や、増殖を助ける酵素などが現状どのような効果(元素変換(消染)なのか?、除染(除去)?か興味あります。

 引例中の参考情報
 
元素転換で放射能を無能化できるか? http://is.gd/yfqzT4によれば、
元素転換で放射能を無能化できるか?
<四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン>

四次元能は不可能を可能にするシムダンスです。

放射性物質の自然崩壊を待つのではなく、汚染を除去してどこかに閉じ込めるだけではなく、人為的に無害化(無能化)することが最も望ましいでしょう。

無害化(無能化)することイコール四次元化(キルケゴール的ワープ)することと思っているのですが、果してそのようなことが現実(3次元)にできるのでしょうか。

放射性物質の無能化とは「元素転換」であると予告しました。
「不可能を可能にする元素転換」
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100105058404


もちろん、これは異端の仮説であり、決して、権威を重視するパラノ学会には受け入れられないでしょう。

なぜなら、元素転換とは錬金術だからです。
「最後の錬金術師」
http://homepage2.nifty.com/cosmo-formalism/sakusaku/1_1.htm

以下引用しました。
「生物学的元素転換」と「微量エネルギー元素転換」がある。
生物学的元素転換とは、生体内における酵素やバクテリアの介在によって一つの元素がまったく別の元素に転換するという現象。たとえば人体にはアミラーゼやプロテアーゼなどの様々な酵素が存在しており、生体内の代謝物質を処理する多様な化学反応を行なっている。

こうした酵素のあるものは温度やpHなどの特殊な条件の下では原子核レベルの反応を生じることがあり、それは原子核物理学でいうところの核融合・核分裂に相当する現象である。

一方微量エネルギー元素転換とは、このような元素転換の概念が地質学における変成作用や続成作用、鉱物の相転移などに適用されたものである。
地表面では主に微生物による元素転換が岩石の変質作用などを生じ、地殻深部では高温・高圧による花崗岩化作用や変成作用として微量エネルギー元素転換が生じている。
―――
最後の錬金術師とはルイ・ケルヴランのことですが、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%83%A9%E3%83%B3から引用しました。
ルイ・ケルヴラン(Corentin Louis Kervran, 1901年 - 1983年2月2日)は、フランスの科学者。生体内における酵素やバクテリアの作用によって、一つの元素が別の元素に転換するという生物学的元素転換(Biological Transmutations)という理論を提唱したことで知られる。
―――
ルイ・ケルヴランについては興味が尽きないので、又、別の機会にゆっくりと取り上げるとして、今は、最もホットな話題である放射性物質の元素転換について取り上げます。

そこで、垣根を越えて放射能除去が必要だと訴えている「ニュートリノ・量子・特殊構造体(珪素・フラーレン等)・水素ラジカル・鉱物・フルボ酸・フミン酸・腐植物質・微生物・多孔質物質等による放射能除去」
概要http://www45.atwiki.jp/fulvicmicrobe/

があります。こちらを参照してください。

ここで紹介されている放射能除去の方法はいろいろあるのですが、四次元能としては、ニュートリノ・量子・特殊構造体(珪素・フラーレン等)をキーワードとする元素転換の方法を取り上げます。

元素転換とはある元素を別の元素に変えるということですが、ここで問題にする転換は放射性物質(元素)を非放射性の物質(元素)に変換させるということです。

原子転換(ある原子が他の原子に変わる)とも言いますが、現代物理の常識では、この原子転換は、巨大なエネルギーを使うサイクトロン装置でなければ、不可能だと考えられているのです。

恒星が老いていく過程で、核融合により、水素→ヘリウム→炭素・・・と段階的に重い元素が生成され、最終的にが生成されます。これらのストリーはティトムとの共振で展開した内容です。

「安定性は流動性の反転」
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100074406510

六角形は安定のシンボル(3)
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100074408050


ティトムとの共振では、鉄以降の元素生成については触れなかったのですが、鉄より重い元素は、中性子を捕獲して生成されるルート(99%)と光核反応で生成されるルートがあるようです。詳しくは下記を参照してください。
http://www.jaea.go.jp/02/press2006/p06090101/hosoku.html


さて、問題となる放射性物質とは鉄より重い、つまり不安定な元素のセシウムやプルトニウム等ということになるのですが、そうは簡単に区分できないようです。「放射性物質便覧」
http://grnba.com/iiyama/img99/radioactivity.html

を参照してください。以下引用しました。
放射性元素、安定同位体、半減期、崩壊過程、放射エネルギー、性質、身体への影響、対策、危険度が要領よく纏められているので、大変にありがたい便覧です。
以下、引用しました。
例えば、セシウム137は30年の半減期であり、星5つの危険度であり、セシウム134と同様に文句無しの最凶クラス!

内部被爆については、セシウム134と同様ですが、半減期が長いことから、少量ならまだしも、大量に環境に放出された場合の危険性は想像もつきません。
―――
同位体という言葉が出てきましたが、同じ原子番号を持つ元素の仲間で、中性子(つまりその原子の質量数)が異なる核種であり、同位元素とも言います。

同位体には放射性物質の放射性同位体とそうではない安定同位体の2種類がありますが、放射性同位体は時間とともに電子・陽子・中性子を放出して原子番号が変わってゆきますが(放射性崩壊)、安定同位体は自然界で一定の割合をもって安定に存在しています。ですから、同位体=放射性物質と短絡しないようにしましょう。

元素転換と原子転換という言葉が出てきましたが、核変換と言ったりもしますが、同じ意味で捉えて良いでしょう。

元素変換と言われる三菱重工 先進技術研究センターの事例は既に紹介しました。

三菱重工 先進技術研究センターhttp://ceron.jp/url/www.mhi.co.jp/atrc/project/pdtamakuso/


この実験では元素転換を認めているのですが、従来の枠組みを越えているとして理論は不明のままです。

理論的な解明が待たれるところですが、しかし、理論が解明されていない以上、そうやすやすと、元素転換が学会で認められる可能性は低いでしょう。

何故なら、今までは錬金術としてトンデモ扱いしてきたのですから。

しかし、放射能汚染の状況を考えると広大に拡散した放射能を無害化するには、これの応用しかないと思っているのです。

では、本当に高いエネルギー状態でなく、つまり、普通の状態で人為的に元素転換が起こすことができるのでしょうか。

実際に放射能を無害化した事例を取り上げておきます。

安藤式波動器具「こづち」を用いた放射能分解実験―「こづち」で結界を張れば汚染土壌の放射能計測値が激減した!
http://www1.odn.ne.jp/shishakamo/bin'11/bin11-07-06.htm
を参照してください。

これが本当なら素晴らしいのですが。。。

やはり、何故、そうなるのかを知りたいですね。
」という。
 
⇒低温で核融合できる?という「常温核融合」の考え方を別途調査予定です。
 
 
ニュートリノが放射能を無能化する http://is.gd/CXo8sy によれば、
ニュートリノが放射能を無能化する
<四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン>

放射能を無害化する元素転換を理論的に説明できるのは、唯一、高尾博士の「螺動ゼロ情報量子反応理論」です。高尾博士については、
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100092795832
でも取り上げましたが、以下、引用しました。

この説を唱えているのはトンデモのレッテルを貼られている高尾博士ですが、トンデモと言っているのは古典的な態度からの評価なので、必ずしも当たっているとは言えないのでしょう。

この説の重要な点は、虚領域と実領域があり、その虚・実境界域には虚<0>実からなる螺動ゼロ場があり、そこから質量のない光子が対生成し、その光子から質量のある電子とニュートリノが対生成しているということです。

そのゼロ場では六角形や五角形に“形態波動共鳴”して電子とニュートリノが生じるとも説明されています。・・・」という。

⇒一般的に?ベータ壊変時にニュートリノが発生するというが、提案では光子から質量のある電子とニュートリノが対生成しているということです。



 

再生可能なエネルギーに係る記載(その18:豪州で低コストな有機太陽電池の大型化に成功 )

2013-05-21 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'13-05-21投稿

 既報低コストかつフレキシブルな「有機太陽電池」の成長を期待します。(2010-09-05)

以前の「三菱ケミカルホールディングスの広告記事によれば、「太陽電池の市場規模は、現在2兆-3兆円、2015年には10兆円に達するといわれています。現状、住宅屋根に使われている太陽電池は、ガラス基板に結晶シリコンの半導体を載せたもので、市場の9割近くを占めています。
  
三菱化学は材料も製造法も異なる、塗布変換型有機化合物を塗布する太陽電池(OPV)を世界で初めて開発。従って工場や駅舎のスレート屋根等、重い太陽電池パネルを設置するには強度の足りない建物にも設置可能なほか、自動車にも貼れるなど、太陽電池の用途が大きく広がります。また、輪転機で印刷するように量産することも可能で、

 

三菱化学HPより引用   」と期待していましたが、

参考関連投稿:今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~'12-2-29)

 オーストラリアでも開発がされたという。

太陽電池をA3サイズのプラ板やスチール板に印刷する新たな技術が開発進行中 - GIGAZINE  2013-05 2021:13
http://ceron.jp/url/gigazine.net/news/20130520-vicosc/
(一部割愛しました。)

「実際に太陽電池がプリントアウトされている様子は以下のムービーから見ることができます。 Printing Australia's largest solar cells - YouTube VICOSCと呼ばれるこの研究はオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)とメルボルン大学、モナッシュ大学と産業パートナーの連携によって行われたもの。VICOSCはA3サイズの有機系太陽電池を印刷可能にして 従来の印刷技術を使用し、太陽電池をプラスチック板や金属板に印刷することで、柔軟かつ低コストな太陽電池を作ろうという試みがオーストラリアで行われています。この新技術で生み出される太陽電池は紙のような薄さで、高層ビルの壁面への設置やノートPC用ケースへの埋め込みなど、多様なシーンでの利用に向けての実用化が期待されています。

VICOSCと呼ばれるこの研究はオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)とメルボルン大学、モナッシュ大学と産業パートナーの連携によって行われたもの。VICOSCはA3サイズの有機系太陽電池を印刷可能にしており、研究者のScott Watkinsさんは「このサイズの太陽電池は私達に多くのことを可能にします」と語っています。実用化すれば、宣伝広告として利用したり、ライトの電力供給に用いたり、ノートPCのケースに埋め込んで充電を行うことも可能になるとのこと。

この太陽電池には20万オーストラリアドル(約2000万円)の価値があり、研究チームは爪ほどのサイズの太陽電池を3年間で10平方cmにすることに成功。新たなプリンターでは幅30cmの太陽電池の作成が可能になりました。

研究を行っているメルボルン大学のDavid Jonesさんは「我々は、あなたたちがTシャツにイメージをプリントするのと同じ技術を使っているのです」と語っており、このプロジェクトの偉大な点の一つが、入手しやすい、既存の印刷技術を使っていることだとしています。印刷には有機インクを使い、分速10mの速さで紙と同様の薄さにした鋼鉄やプラスチックの上に太陽電池をプリントアウトしていきます。これはつまり、2秒ごとに1つの太陽電池を作成している計算。非常に薄いため、実用化すれば太陽電池を直接プリントした素材を使って高層ビルを建てることも可能になります。

太陽電池にはシリコン系、化合物系、有機系などのタイプがあるのですが、VICOSCで採用されている有機系の太陽電池1平方mあたり10~50Wの電力を生みだし、改良によってシリコン系よりもエネルギー効率を高めることが可能であると考えられています。

プロジェクトは現在の産業パートナーに焦点を当てた開発を行っていますが、パイロット版やプログラムを運営していく中で他の企業とも手を組む可能性もあるとのことです。

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⇒今後の進展がどのようになるか着目すべきエポックだと思われます。
 腕時計、ポケット計算機など小サイズには古くから利用されてきましたが、今回量産化に成功した有機系の太陽電池1平方mあたり10~50Wの電力を生みだし、改良によってシリコン系よりもエネルギー効率を高めることが可能であるとのことです。

 光電変換効率がシリコン系と比較して、詳細は不詳ですが、1平方mあたり10~50Wとのことから、現状、数%~10%くらいか?かと推察されますが、低コストに加えて、シリコン系の10数%前後まで改良されれば、太陽電池の普及は格段に進むと思われます。

 


カムチャッカ半島沖で複数の地震 最大M6.4が発生したという。世界各国への地震・噴火の連動性は?

2013-05-21 | 地震・津波関連

'13-05-20投稿、05-21追加

  環太平洋火山帯に属する→フィリピンの火山噴火(2013-05-09)→メキシコの火山噴火(2013-05-18)→東日本福島県沖地震(2013-05-18)に引き続いて、カムチャッカ半島東沖で群発地震が発生したという。

<世界の火山帯>              <世界のプレート>  
   001

 引用:http://www.palacap.co.jp/ex/index.html 引用: 


世界各国の地震・噴火の連動性が気になるところです。

 地震および津波に係る記載(その50:原発周辺の福島沖で危険な兆候 巨大地震前の小康状態か?という。)(2013-05-04)→ 既報(その47:地震規模および発生数と季節との関連の調査('12-03-01 ~ 09-30))の結果から、昨年、多発していたM5以上の福島県沖の地震はほとんどなく、地震規模は小さく、小康状態となっているようです

幸い、5月中に予測されていたような福島県沖での巨大地震は発生しておらず、福島県沖(2013-05-18)で発生した地震は今までの小康より少し大きめのM6程度の中規模でありましたが、津波もなく一安心か?

カムチャッカ半島東方沖で複数の地震 最大M6,4 (2013-05-20)
http://japanese.ruvr.ru/2013_05_20/kamuchakka-tsuyoi-jishin/

カムチャッカ半島の東部沖の太平洋で、マグニチュード5,9程度の複数の地震が記録されている。行政の中心地ペトロパヴロフスク-カムチャツキイでの揺れは、震度4-5に達している。人的物的被害はなく、津波の心配も発表されていないが、アパートの室内では、家具の揺れが感じられ、棚の中で食器が擦れる音が聞こえた。

   地震が起きたのは、現地時間で10時38分(モスクワ時間2時38分)、震源は、ペトロパヴロフスク-カムチャツキイの東およそ174キロの海底。震源の深さは、海底下40キロ以上。

  カムチャッカでは、その4時間後、太平洋の同じ海域を震源とする、地震の規模マグニチュード4,7から6,4までの20を超す余震が記録された。現在も、地震の活動は活発に続いている。

  20日、カムチャッカ危機管理センターでは、現地の医師や地震の専門家、非常事態省の代表などを集めた特別会議が予定されており、そこではカムチャッカ半島東方沖の太平洋における地震活動活発化に関連した状況について、報告が行われる。」という。

四川省の地震などと比べて規模が小さいですが、群発しているようです。カムチャッカ半島東方沖の太平洋における地震活動活発化に関連した状況についての報告を期待します。

tenki.jp
引例:http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/entries?order=&desc=1)によれば、 
 今回の福島県沖の地震は小康より少し大きめのM6程度の中規模でしたが、
この地震が巨大な地震の予測の結果であろうか?その他の各地の地震規模は相変わらず押しなべて小さく、世界各国への地震・噴火の連動性に着目するととに、引き続き警戒は必要か?

 発生時刻▼震源地マグニチュード最大震度
  2013年5月17日 根室半島南東沖 M4.0 1
  2013年5月16日 宮城県沖 M3.5 1
    福島県沖 M4.1 2
    茨城県沖 M4.2 3
    京都府南部 M3.2 1
    岩手県沖 M5.1 4
    兵庫県南西部 M2.3 1
    栃木県北部 M3.0 2
    兵庫県南西部 M2.3 1
  2013年5月15日 千島列島 M4.9 1
    茨城県北部 M4.3 3
    --- --- 3
    茨城県北部 M3.1 1
    相模湾 M3.7 1
    茨城県北部 M3.3 1
    茨城県北部 M3.6 2
    栃木県南部 M3.7 2
    茨城県北部 M2.7 1
    栃木県北部 M2.8 1
    茨城県沖 M3.8 1

 

 発生時刻▼震源地マグニチュード最大震度
  2013年5月15日 栃木県北部 M2.5 1
    栃木県北部 M3.6 2
    宮城県沖 M3.6 1
    岩手県沖 M3.2 1
  2013年5月14日 マリアナ諸島 M6.8 1
    宮城県沖 M4.2 3
    福島県沖 M3.9 2
    和歌山県北部 M3.0 2
  2013年5月13日 茨城県北部 M3.4 1
    茨城県北部 M4.4 2
    宮城県沖 M3.9 2
    千葉県東方沖 M3.3 1
    栃木県南部 M2.7 1
    岩手県沖 M3.4 1
    伊豆半島東方沖 M1.5 1
    長野県南部 M2.6 2
    北海道東方沖 M5.0 2
    十勝地方中部 M2.8 1
    宮城県沖 M3.2 1
    青森県東方沖 M3.3

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