'13-08-17投稿
地下水中のトリチウムの環境に及ぼす影響としては
トリチウム水の環境への影響に係る記載 2013-03-24の引例
ATOMICA
トリチウムの生物影響 (09-02-02-20)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-02-20によれば、
トリチウムはトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され人体にはきわめて吸収されやすい。また、有機結合型トリチウム(OBT)はトリチウムとは異なった挙動をとることが知られている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。・・・ トリチウムは水素の同位体で、最大エネルギー18.6keVで平均エネルギー5.7keVという非常に低いエネルギーのβ線を放出し物理的半減期は12年であるという。
大気上層中で宇宙線中の中性子と窒素原子核との衝突によって生成する天然トリチウムが自然界の水循環系に取り組まれているとともに、核実験や原子力施設などから主としてトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され、生物体へは比較的簡単に取り込まれるともいう。
このエネルギーは一般的に生態系に有害な放射線である紫外線の1000倍以上であり、危険な放射能であることが想定されます。
このトリチウムは昔からよく耳にしたものですが、天然に微量存在するのみで、まさか原発で発生しているとは!それも除去されないとは!
既報福島第一原発 トリチウム汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか? (2013-03-24)で記載しましたように、冷却汚染水中のトリチウムは除染装置では除去できないという。
既報【追加・再掲】福島原発の汚染地下水が海へ漏洩という。 今後の天変地異に備えて早期保安対策を!
で引用したみんな楽しくHappy♡がいい♪2013年4月12日
報道するラジオ 「小出裕章さんに聞く汚染水漏れ」によれば、
(一部抜粋しました。)
「・・・水野:
1ccあたり、29万ベクレルというんですが、
これは…、リスナーの方からも質問がきています。
これってどれぐらいの危なさなんでしょうか?
配管の水漏れの場所には近づけるものなんでしょうか?
小出:
ほとんど近づけないと思います。
私は京都大学原子炉実験所で放射性廃液の処理を担当している人間です。
原子炉実験所で様々な放射性廃液が出てくるのですが、
それを処理して何とか放射能だけを捕まえて、
水をきれいにして環境に放出するというような事をやっているのですが、
その時に環境に放出される濃度は1ccあたり、セシウム137であれば0.09です。
小出:
たとえば広島の原爆というのが、
1945年8月6日に爆発して、放射性物質をまき散らしたのですけれども、
私が一番重要だと思っているのがセシウム137ですが、
そのセシウム137の量は89兆ベクレルと考えられています。
ですから広島原爆がばら撒いたセシウムの量の3分の1ぐらい、
2分の1か3分の1ぐらいをすでに地下に漏らしてしまったという事になります。
小出:
そうですね、
あ、ただ私はセシウム137の量を89兆ベクレルだと言ったのですが、
多分この29万ベクレルのほとんどは私はトリチウムではないかと思うのですが、
トリチウムというのはセシウムに比べればはるかに、はるかにと言ったらおかしいかな、
生物毒性が低いですので、単純には比べられませんけれども、
でも、本当に恐ろしい量がすでに漏れてしまっているという事です。
水野:このトリチウムというのはどういう性質でどれ位の危険性があるんでしょう?
小出:
トリチウムというのは水素なのです。
自然界にある水素というのは放射性を帯びていません。
普通の水素のほかの重水素という、ごく変わった水素もあるのですが、
それも放射能を持っていないのですが、
このトリチウムというのは3重水素という別名が付いている位に、3倍重たい変わった水素なのです。
これが放射能を持っているという、そういう物質です。
放射線のエネルギー自身は高くないので、
放射線の危険性という意味では大きくないのですけれども、
でも水素ですので、環境に出てしまうと必ず水になってしまいますし、
もう回収する事が出来ないという、そういうものなのです。
・・・
小出:
そうです。
ですからこの汚染水というものも、セシウムを捕まえたり、
あるいは今度新しいアルプスという除去装置を使ってですね、
様々な放射性物質を捕まえようとしているのですが、
要するに、やろうとしている事は
水の中から放射性物質を捕まえて水を綺麗にするという作業をやろうとしているのです。
しかしトリチウムというのは水素で水そのものになってしまっていますので、
どんなに放射性物質を水から除去したとしても、トリチウムだけは絶対に取れないのです。・・・」
ということで、トリチウムは絶対にとれないと思っていましたが、トリチウム除去は可能という!?
以下、参考情報を記載しました。勉強しましょう。
阿修羅
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/859.html
福島原発の地下水でトリチウム除去を可能にしたら、日本全国の原発に導入しなければならなくなる。
http://briliantblue.seesaa.net/article/360964823.html
「・トリチウム除去方法は秘密でもなく、既に存在します。
気になるニュース29
http://plaza.rakuten.co.jp/shimojim/diary/201304130000/
shimojim 4/13/2013
--前略--
トリチウムは、三重水素からなる水と同型の分子構造からなる液体で、強烈な放射能を持ち、極めて有害なのだが、これを減容するのが不可能という訳ではない。
電気分解法で、トリチウム液から、酸素と水素を分離すれば、減容の目的は達成される。濃縮され、減容された後の高濃度のトリチウム液をしっかり保管することで、海洋投棄は不要になる。海を汚さなくて済むのだ。
この処理に必要な電力は、メガソーラー発電装置や風力発電装置の設置で賄えば、クリーンな電力がトリチウム処理対策に使用できるはずだ。発電所の周辺部には、メガソーラーや風力発電装置の設置に必要な土地は、十分に見いだせるであろう。
さらに、そこで得られる水素を燃料電池システムへ投入することで、夜間電力を確保して、24時間体制のトリチウム処理が可能になるであろう。
いくら費用がかかろうと、この方法によって、トリチウム汚染水の海洋投棄を回避するべきである。
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・では、トリチウムが漏れているのは、事故を起こした福島原発だけでしょうか?
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原発は通常運転中でも放射性物質を垂れ流す。原子力ムラは、これを隠蔽。
http://ameblo.jp/sunamerio/entry-11422286575.html
泣いて生まれてきたけれど
2012年12月07日(金)
@tokaiama
放射性希ガス、トリチウム・ヨウ素・キセノン・クリプトン・ラドンが
原発フィルターに捕集されずタンクに貯められ
週に数回夜中の三時頃こっそりと排出します。
この時間帯、計測する人は少ない。
もちろんモニタリングデータは操作隠蔽します。
これが原因で呼吸から内部被曝肺ガンに
浜岡原発。
「稼働していた頃には、排気塔から定期的に汚染物質が放出されていた。
以前は中部電力も地域の人々の健康を考慮して、
風向きが陸地から海に向かっているときだけ放出していた。
しかし、最近ではそのような住民への配慮もなくなり、随時垂れ流すようになった」
川上武志 (原発放浪記)より
--後略--
原子力発電所(平常運転時)と癌の関係
http://nueq.exblog.jp/15924355/
2011年 07月 11日
--前略--
原発からは核物質(放射性物質)が垂れ流しの状態となっています。
もちろん、ウランとプルトニウムはフィリタリングされて外部には漏れないように
されていますが、その他の放射性のトリチウム、ストロンチウム、キセノン、
クリプトン、セシウム、ヨウ素などはまるでフィルタリングされることなく、
排ガスや排水の中に混入されたまま環境中に垂れ流されているのが実情です。
これはそれぞれの核物質をフィルタリングするためには、
多種に亘る同位性元素ごとにフィルターが必要となる上に、
完全にフィルタリングする為にはそれぞれの核種ごとに
大変な技術とコストが必要とされるためです。
電力業界・政府はこうした事実を隠蔽して国民には知らせないまま
原発の導入に踏み切ったのです。
また、ピッツバーグ医大:放射線医学名誉教授のスターグラス博士は、
原子炉の中の冷却水も放射性を帯びているために、
配管が錆びて出てくる鉄、マンガン、コバルトなどにも中性子がぶつかって、
普通の元素まで放射性になって大気に飛び出てしまうことを指摘しています。
これが体内にも必要な物質の場合、放射性の鉄分だって
血液に入ってしまう訳です。
--後略--
六ヶ所再処理工場が平常運転時に予定している被曝
http://www.cnic.jp/modules/smartsection/print.php?itemid=16
--前略--
トリチウムについては、その一部を飽和蒸気として排気筒から放出するとしているが、トリチウムを排気筒から放出する場合、等量の排水口からの放出に比べて17倍の被曝を与えると日本原燃自身が評価している。放出する空気の除湿は簡単なことであり、除湿して捕捉したトリチウムを排水口から放出しさえすれば、被曝量は大幅に低減できる。また、費用はかかるが、トリチウムの同位体濃縮技術はすでに確立されており、トリチウムを捕捉しない理由も要は経費がかかるというだけである。
--後略--
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通常に運転している原発・再処理工場からも漏れています。
・では、福島原発の地下水でトリチウム除去を行って、他の原発・再処理工場ではトリチウム除去を行わなくてもいいのでしょうか?
トリチウム除去が全国の原発・再処理工場に波及した場合のコスト、さらに今ならば再稼動までの日数に影響します。
だから電力会社・日本政府は福島原発の地下水からのトリチウム除去の実績が出来るのを恐れています。
福島原発ではトリチウムを含む地下水を海に放水するしかないと頑なに主張するのです。・・・」とのこと。
⇒話がそれますが、
放射能汚染とは次元が違うかもしれませんが、既報中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について (2013-05-16)で記載したように、大陸からの黄砂(環境にさまざまな悪影響)の飛来を少なくするには、砂漠化防止を目的とした緑化に淡水(汚染されていないクリーンな水)が必要ですが、水コストが高くて遅々として進んでいません。
現状の問題点は海水の淡水化を例にとると、
既報の引例によれば、地球上の水のうち97.5%は海水で占められ無尽蔵にありますが、 淡水を大量に供給するために 海水から淡水を製造することが実施されています。 淡水の製造法には. 蒸留法. 逆浸透法. などがありますが、世界の淡水需要は現状約5000億m3であるが、人口増加に伴って、約7000億m3が見込まれています。
ところが、この水不足に対して、逆浸透膜がそれを解決しようとすると、逆浸透膜で、30億人分の水を作るには、9兆kWhの電気が必要であり、世界中で使われている電気18兆kWhの50%の量とのことです。
日本は電気代が世界の中でも高いことは世界的にも知られていますが、仮に、工業用単価を安く見積もって10円/kWhとした場合でも180兆円となるという。
ですから、トリチウムの除去でもたくさんの電気を必要としますが、モデル実験して原理的に間違いないなら、再生可能エネルギーを使って実施するシステムで放射能の海洋汚染の拡大を防ぐことを期待します。
関連投稿:
わが国の福島原発からのトリチウム汚染水に係る医学的情報
'13-07-10投稿
それは、政府がケッシュ財団から受け取った技術を公開することです。
http://www.onpa.tv/2013/08/11/1893
政府はひたすら隠蔽していますが、このケッシュ財団から受け取った技術だけが、地球上の全てのトリチウムをも浄化できるただ一つの方法でしょう。