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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

地球温暖化は干ばつを引き起こし、結果として山火事を各所で誘発するという。

2014-04-24 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-04-24投稿、追加

 国際環境NGOグリーンピースのIPPC紹介の記事によれば、
「よく地球温暖化」と言われる現象は、科学者のあいだでは「気候変動」と呼ばれています。
気候変動は気温の変化だけでなく、降水量、風の流れの変化、海流の変化、海面上昇など、大きな地球の気候の変化のこと。
地球規模の気候変動は、動植物など生物の生息域や生態系の変化を招くと考えられています。」という。 >>詳しくは

 地球温暖化中なのか?寒冷化中なのか?諸説紛々していますが、個人的には、寒暖差の激しい気象が増幅されていると思われます。

 その原因について諸説展開されていますが、山火事による森林の消失の影響もあるという。

関連投稿:
世界各地の山火事が多い昨今。山林の減少による気象異変対策が望まれる。

(2013-06-26)

世界各地の緑地の減少。 なぜだろうか?(その2:山火事の原因・現状)
(2013-07-18)
 

 

この傾向はここ数年来続いています。

以前の記事
World Voiceプレミアム 2008年7月10日 

森林が燃えて消えていく
地球温暖化と山火事の“恐怖”の相関」によれば、

「地球温暖化と山火事――。その“恐怖”の相関関係に警鐘を鳴らすのは、10万人以上の科学者と市民からなる国際的な非営利団体(NPO)「憂慮する科学者同盟(UCS)」に所属するブレンダ・エクワゼル博士だ。このままでは、高温と乾燥の悪循環で森林が燃えて消えていくと警告する。・・・

昨年10月に発生した南カリフォルニアの山火事は1週間以上にわたり燃え続け、甚大な被害をもたらしたが、問題は地球温暖化現象で山火事の危険性がどんどん高まっていることだ。

 もともとこの時期は雨が少なく、砂漠からの季節風もあり乾燥しているが、原因はそれだけではない。気温上昇が山間部の雪解けを早め、夏から秋にかけて土地や木をいっそう乾燥させ、山火事が起こりやすい状況をつくっている。

イエローストーンの山火事(1988年)は2万5000人の消防隊員と1億2000万ドルの巨費を投じたが消火できず、結局3ヵ月も燃え続け、12月に雪が降り出してようやく鎮火した。2006年に米国が費やした山火事の消火活動費用は約17億ドルに達したとの試算もある。

 カリフォルニア州では、この30年で大規模な山火事が約4倍に増えた。温室効果ガスを吸収する木が大量に失われ、気温上昇と山火事の頻発を招く悪循環にはまっている。

 

カリフォルニア州の年間平均気温はこのまま温暖化が進むと今世紀末に最大で4.4~5.8度(セ氏)上昇すると予測される。そうなると、熱中症、呼吸器障害、心臓病、感染症などの健康障害も深刻になる。

また、気温上昇は海面の水位も押し上げ、大洪水や水没の危険性を高める。100年に一度起こっていた大洪水が、10年に一度になるかもしれない。

私たちはこのような被害を最小限にするために、最大限の努力を払わなければならない。特に世界の約4%の人口で、全体の4分の1近くの温室効果ガスを排出している米国の責任は重大だ。

 ブッシュ政権は温暖化対策にずっと消極的だったが、2006年に野党民主党が議会多数を取ってからは変化が出てきた。
 
 また、カリフォルニア州では自動車メーカーに厳しい排ガス規制を課し、2016年までに30%の削減を義務づける州法が制定された。米ビッグスリーら自動車メーカー側はこれを不服としているが、彼らは当然の責任を果たすべきだ。カリフォルニア州は全米最大の自動車市場であり、排ガスが最大汚染源になっているのだから。

 

 米国の自動車メーカーは今後、燃費効率を優先していかなければならないが、その点では厳しい排出規制を遵守している日本企業を見ならってほしい。(談)・・・」という。

 最近でも、わが国でも雨が少なく乾燥していたため山火事が発生していましたが、

ロシア極東で大規模な森林火災が続いているという。

ロシアの声 2014 4月 24日
ロシア極東 27カ所で森林火災続く

「ロシア極東では、この一昼夜の間に、24件、5000ヘクタール以上の森林火災が消し止められた。極東連邦管区林業局報道部が伝えた。

   消火活動には、924人が動員され、164台の車両が使用されたほか、8機のヘリコプターを含め航空機14機も参加した。
  またこの一昼夜に火災が広がった面積は、5100ヘクタールを越えた。最も状況が深刻なのは、アムール州で、4400ヘクタール以上が炎に包まれた。
  極東連邦管区の保護地域で森林火災が始まった当初からこれまでに、1153件の火災が発生、12万1600ヘクタール以上が燃えた。なおその多くは、森林でなく草原だった。
  昨年の同じ時期、極東連邦管区では20件の森林火災があり、1400ヘクタール強が被害に会った。それに比べると、今年の状況は、極めて深刻だ。」という。

 
この原因は猛暑と旱魃の影響というが、以前の人工衛星から見るロシアの森林火災の記事

ニュースの社会科学的な裏側 
2010年8月14日土曜日によれば、

「今年はロシア全土が猛暑と干ばつに襲われている。首都モスクワの7月の平均最高気温は24℃、平均最低気温は14℃だが、7月29日に130年の観測史上最高となる気温38.2℃を記録した。記録的な熱波は、干ばつを引き起こし、結果として山火事と泥炭火災を各所で誘発している。非常事態省によると、8月11日現在で612件の山火事が続き、今も9万2700ヘクタールが延焼。少なくとも54人が死亡、約3500人が家屋を失った(毎日新聞)。

多数の山火事写真があがっているが、広大なロシア国土での被害範囲を確認するには、衛星からの写真等の情報が分かりやすいときもある。

以下はNASA Earth Observatoryの8月7日に撮影された衛星に取り付けられたMODISの写真だ(Smoke over Western Russia : Natural Hazards)。雲のように見える部分が、山林火災で発生した煙で、赤い小さな丸が山火事の発生現場だ。ウラル山脈の西側を、広く煙が覆っているのが分かる。・・・」という。

⇒温暖化の原因は個人的には、世界各地、特に、北半球にて大量に発生している大気汚染物質(砂塵、PM2.5などのエアロゾル)が 風向きの変化によって未曾有の地域にも飛散して、雲の核となることによって、大気圏において温室効果を支配する水の偏り、性状変化が増幅されたことが原因か?と思っていますが、

関連投稿:
北極温暖化でメタン放出、さらに加速し6千兆円損害という。
(2013-08-02)

 既報メタンの地球環境に及ぼす影響に係る情報の整理(2013-07-04)によれば、一般的には、メタンは水蒸気、CO2についで、温室効果ガスとして地球温暖化に影響していると言われていますが、個人的には、メタンによる地球環境に及ぼす影響は想像以上に大きいのでは?と思っています。

 地球環境に影響を及ぼすメタンについて整理すれば、
そこから、新たな発想が出てくる可能性があるのでは?と思われます。

メタンは2003年の全球平均濃度は1,787ppbであり、CO2濃度400ppmでその量は少ないが、とにかく密度の小さいガスなので大気圏、電離圏に及ぼす影響も大きいのでは?と想っています。

 世界の砂漠化の現状   

  

 引用:鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html

 

 最近の世界各地の気温上昇として 
引用:つながっているこころ2

http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-12061.html

NASAの2013年11月の気温マップ

 

 

 北半球での変化が大きいことがわかります。

また、MIMIC-TPWによれば、砂漠地帯周辺では可降水量が少なく乾燥状態であることが推察されます。 >>詳しく見る

 

参考関連投稿:
【追加・再掲】地球温暖化の要因に係る記載(大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)(2014-04-10) 

引用:毎日新聞 2011年10月3日 東京朝刊 によれば、
オゾンホール:北極圏で最大 破壊規模、南極に匹敵--3~4月
http://mainichi.jp/select/science/news/20111003ddm001040067000c.html

 グローバルな気候変動要因について、「北極圏でのオゾンホール増大」、「南極になぜオゾンホールが発生し易いのか」という「風が吹けば桶屋が儲かる」的な切り口で断片的に調べてきましたが 個人的には地球表層圏変動の原因を雲の分布「水の状態変化」「水の局所的な偏り」がなぜ発生することが問題であると着目しています。

 温室効果ガスの観測精度を向上して、 タイ洪水の観測のみならず、水蒸気を含めた温室効果ガス(CO2、メタン、オゾン、・・・)の発生状態を解析して、最近頻発している異常気象(極端に暑くなったり、寒くなったり、豪雨・豪雪、旱魃を解明してもらいたいと思います。

 最近得た情報では、海上の雲量の減少は、今世紀中に摂氏3度以上の地球温暖化をもたらすという。(2014-04-23)の引例

ナショナルジオグラフィック ニュース

January 6, 2014

「 海上の雲が減ると温暖化が進む?」http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140106001

「・・・◆温暖化で雲量が減少

研究が取り上げた海上の雲は、空の低層で太陽光を反射するため、地球温度を下げる効果がある。地球温暖化によって、今世紀は高温、低湿度の空気がより多く海上の雲と混じりあうため、雲量が減少し、その冷却効果も低下すると研究は示唆する。 ・・・ 」という。

関連投稿:
天変に影響する要因に係る記載(エアロゾルと雲との関係)


海上の雲量の減少は、今世紀中に摂氏3度以上の地球温暖化をもたらすという。

2014-04-23 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-04-23投稿

 既報大気圏の水の偏り、性状変化と天変地異・異常気象との関連に係る参考情報と雑感(2014-04-21) にて記載しましたが、

 個人的には、世界各地、特に、北半球にて大量に発生している大気汚染物質(砂塵、PM2.5などのエアロゾル) 風向きの変化によって未曾有の地域にも飛散して、雲の核となることによって、大気圏において温室効果を支配する水の偏り、性状変化が増幅されたことが原因か?と思っています。

 世界の砂漠化の現状   

 

  

 

 引用:鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html

  

 

          (google画像検索から引用)

 天変地異・異常気象の真因の究明を目的?として、世界各国にて数多くの観測衛星を 打ち上げて、赤外線、マイクロ波を吸収して発熱効果のある温室効果物質(水、CO2、メタン、オゾンエアロゾルなど)の実態を調べています。

>>詳しくは 

その中でも、
 MIMICによる赤外線など電磁波を利用した大気圏の水の偏りの観測
は有効な方法と思っていますが、実際どのように赤外線、マイクロ波を照射して大気圏のどのような高さまで可降水量を観測しているのか?個人的には不詳ですが、MIMIC-TPWの降水可能な水分量、雲などの分布も変化すると思われます。
MIMIC-TPW>>詳しく見る

 大気圏に存在するさまざまな物質からなるエアロゾル(微細粒子)が核となって、水蒸気が雲となるわけですが、海上の雲が減ると温暖化が進む?という。

雲といえば、
東京大学大気海洋研究所
地球表層圏変動研究センターによれば、

 Cloudsat(クラウドサット)
 
Cloudsat衛星は、CALIPSO衛星と共に、2006年にNASAが打ち上げた地球観測衛星です。いずれも、「A-TRAIN」と呼ばれる同じ軌道を列車のように周回する地球観測衛星群(その他に Aqua, PARASOLおよびAura)の一つです。
 Cloudsatは、ミリメーター波のレーダーを搭載し、雲の分布やその鉛直構造および雲の光学的特性を観測することを目的とし、雲を構成する雲粒や氷晶、非常に小さい水滴を検出します。
 雲形や雲量分布の変化は、温室効果ガス、人為的なエアロゾル、その他の地球規模の気候変動の要因の変動から予想される気候変化よりも、地球の放射収支に大きな影響を与えると考えられており、 Cloudsatの観測データやCALIPSOと併用して解析されたデータは、気候モデルによるシミュレーション結果の検証のために多くの研究者に利用されています。
 ここでは、Cloudsat Data Processing Center で配布されているCloudsat衛星データから各軌道ごとの反射強度の鉛直分布を画像にして紹介しています。
<データベース記載例>
CLOUDSAT Archives
August, 4, 2007

 

 

     ・・・                         」という。
本文を詳しく読む



 一般的に温暖化は温室効果ガス、物質によるためというが、はたしてどのようなメカニズムなのでしょうか?

 興味ある記載を見つけたので以下に紹介します。

 ナショナルジオグラフィック ニュース

January 6, 2014

 海上の雲が減ると温暖化が進む?http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140106001
(一部割愛しました。)
「気候科学の最新研究によると、複数の気候モデルが予測する海上の雲量の減少は、今世紀中に摂氏3度以上の地球温暖化をもたらすという。この上昇幅は、従来の地球温暖化の推定値の中でも高いほうに属する。

「このレベルの温暖化では、多くの熱帯地域に人間が住めなくなり、低~中緯度にある森林の大半が別のものに変わってしまう」と、研究の主著者で、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学に所属するスティーブン・シャーウッド(Steven Sherwood)氏は述べる。

 この変化は地球の「気候を恐竜時代に戻すか、それより悪化させる。それも、地質学的にはごくわずかな期間、1本の樹木の寿命よりも短い期間のうちに」とシャーウッド氏は述べる。

 大気科学の分野では、温室効果ガスが倍増すると、大気温はどの程度上昇するのかという疑問に長らく取り組んでいる。この「気候感度」の推定は、気候における重大な問題となっており、今世紀中の温暖化の推定値は、低いものでは摂氏約1.5度から、高いものでは4.5度以上と幅広い。

推定値が上下する一方で、二酸化炭素濃度は上昇の一途をたどっており、20世紀の産業革命以前の平均値から約40%増加している。主な原因は化石燃料の燃焼だ。

 シャーウッド氏率いる国際チームが手がけた今回の分析では、雲量に関する物理学の精度を高めることで、気候感度の推定値の幅を狭められると報告している。

◆温暖化で雲量が減少

研究が取り上げた海上の雲は、空の低層で太陽光を反射するため、地球温度を下げる効果がある。地球温暖化によって、今世紀は高温、低湿度の空気がより多く海上の雲と混じりあうため、雲量が減少し、その冷却効果も低下すると研究は示唆する。

「これはエレガントかつ重要な研究だ」と、ペンシルバニア州立大学の気候科学者マイケル・マン(Michael Mann)氏は述べる。

 マン氏によると、この研究結果は大きな意味をもつという。なぜなら、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の2013年の報告書は、気候感度の推定値の幅を広げ、2100年までの推定温度上昇幅の下限値をこれまでより下げたためだ。

 過去の気候パターンから考えて、「IPCCは判断を誤ったというのが私の見解だ」とマン氏は述べる。シャーウッド氏らの研究は、「その理由を厳密かつ物理的に説明している」という。

◆気候感度の論争に終止符?

「気候感度に関する長きにわたった論争は、これをもって終結すると宣言できるだろうか?」と、今回の研究の付随論評において、日本の国立環境研究所に所属する気候科学者の塩竈秀夫氏と小倉知夫氏は述べている。

「残念ながら、それはできない。シャーウッド氏らの研究は大きな進歩ではあるが、それでもなお疑問が残る」。

 理由の1つとして、海上の雲量の予測精度が向上しても、それでは気候感度の推定値の変動幅の約半分しか説明できない。海氷や大陸上の雲がもたらす冷却効果については、なお不確実性が残る。

 しかしマン氏は、気候変動科学の“不確実性”は、人類に都合の良いことより悪いことのほうが多いのではないかという懸念は、今回の研究によっていっそう増大すると述べる。「気候変動に絡むリスクを推し量るときには、最悪のシナリオを考慮しなければならない」。

 今回の研究は、1月1日付で「Nature」誌オンライン版に発表された。 」という。


 

  


【追加・再掲】地球温暖化の要因に係る記載(大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)

2014-04-10 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-04-05投稿、04-10追加・修正

 既報温暖化で食料や気象などさまざまな分野で被害が深刻化 対策を真剣に追求すべきだという。(2014-04-02) の引例によれば、異常な台風やハリケーン、洪水、干ばつ、大雪、熱波、竜巻など、世界各地で極端な気象による被害が相次いでいます。こうした災害それぞれが、気候変動の影響によるものかは、はっきりしていません。

でも、「地球の平均気温が上昇すると、こういう影響が心配される」という科学者による予測に合致するように、極端な気象による一連の被害が発生しているという。

地球温暖化が社会や生態系に与える影響といえば、横浜市で開かれた国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、北極の海氷や世界のサンゴ礁は、大幅な温室効果ガス削減を進めても、消滅や絶滅の恐れが非常に高いとの厳しい評価になったという。
引用:中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014033001001413.html

 
これらの気象異変は大気圏における「水の偏り」が影響していると思われますが、
既報地球温暖化の要因に係る記載(その6:大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)(2011-11-12) を見直して一部抽出(追加・修正)して再掲しました。

「世界の海水温、気温の上昇はおおよそ半世紀前から紛れもない事実であります。

 地球温暖化によって引き起こされた海水温度の平均的な上昇に伴って、大気圏における平均的な水蒸気量は多くなるのは、季節を問わず原理的に自明でありますが、

<海水平均温度の推移>                  


 (google画像検索から引用)

<平均気温の推移>


 (google画像検索から引用)

 最近の世界各地の気温上昇の情報によれば、

 引用:つながっているこころ2
http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-12061.html

NASAの2013年11月の気温マップ

極圏周辺の温度上昇、特に北半球が大きいようです。

関連投稿:
大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。
(2014-02-22)

 

寒波、干ばつ、洪水などの気象パターンが以前より長期化しているのは、「北極増幅」、北極の温暖化によって、風向きが従来と変わって、異状気象を引き起こしていると仮説しています。
 北極の気温が上がると、北極と低緯度地帯との温度差が小さくなり、寒帯ジェット気流という西からの風が弱まる。通常なら西から東へ強く真っすぐに吹くジェット気流が、現在は北半球の広い範囲にわたって蛇行するコースを取っているという。

 

 グローバルな風向き予報を一般化して、衆知させる必要があるのであろうか?

 

 その場合に、増加した水(蒸気量)の状態変化によって、
 冒頭で記載しましたさまざまな地域において、ここ数年来、豪雨洪水豪雪など天変地異・異常気象が
特に、北半球で引き起こされていると思っています。
詳しく見る>>

関連投稿
追加・再掲】 水はどのように変化して地球温暖/寒冷現象に影響しているのか?に係る情報(2014-03-01)

 その反面、その地域以外では旱魃、渇水現象が発生して砂漠化が進行していることも事実であります。
詳しく見る>>

世界の砂漠化の現状   

  

 引用:鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html


 したがって、これらの大気圏における「水の偏り」がどのようなメカニズムで発生しているのか?その影響(真因)を解明することが重要であると想われます。

 既報の引用文献から「・・・約3000年ほど前から気温は次第に低下し、2500年ほど前には一つの小氷期(弥生小氷期)を迎える。現在はその延長上にある。・・・」にも係らず、想定外の海水温の上昇によって温暖化(高緯度地域の熱帯化)を進行させて、特定地域で洪水を発生させていることが問題であると想われます。
 特に、海水温、気温の高い赤道付近の常夏の国々で洪水が発生し易いのは当然ですが、今までの治水対策を超えた想定外の降雨によって大洪水が発生している真因もよくわかっていません。詳しく見る>>

<海水面の平均温度分布>

  (google画像検索から引用)

参考投稿:
「世界の日照データ」
(赤道付近の照射エネルギーは年間を通じて多い)
UVインデックス、照射量に係る記載
(オゾン層の破壊などによって、環境中の太陽光線照射量は変化する)

上記の北極は近年オゾン層が破壊していることが影響しているのだろうか?

数年前に発生した北極のオゾン層破壊は事実です。
オゾン層がなぜ破壊させたのか?の真因およびメカニズムについても
もっともっと着目する必要があるのだろうか?



引用:毎日新聞 2011年10月3日 東京朝刊
オゾンホール:北極圏で最大 破壊規模、南極に匹敵--3~4月
http://mainichi.jp/select/science/news/20111003ddm001040067000c.html

 グローバルな気候変動要因について、「北極圏でのオゾンホール増大」、「南極になぜオゾンホールが発生し易いのか」という「風が吹けば桶屋が儲かる」的な切り口で断片的に調べてきましたが 個人的には地球表層圏変動の原因を雲の分布「水の状態変化」「水の局所的な偏り」がなぜ発生することが問題であると着目しています。

専門的には気候変動に影響を与える現象として
・北極振動
・エルニーニョ・南方振動
・マドン・ジュリアン振動
・北大西洋振動
・太平洋数十年振動
・準2年周期振動
・対流圏準2年周期振動
・太陽活動
など、さまざまな理論が展開されているようです。引用本文詳しく読む>>

 

 
「水の状態変化」「水の局所的な偏り」を調べることは重要と思われます。

 その真因を調べるため、世界各国にて疑問を解決するために、CO2、オゾンエアロゾルなど温室効果物質の分布実態を調べるために、さまざまな観測衛星を 打ち上げています。

 

 以下、既報までの調査を個人的なメモとして整理しました。

MIMIC(気象衛星共同研究所の総合マイクロ波画像)」(大気圏における可降水量の評価方法)*1既報に引用記載したCloudsat(クラウドサット)、カリプソなど)」(雲の分布、成分)のデータベース*2を理解して、可降水量および雲の発生状態、有害なエアロゾルの共存の有無、雲が停滞する地域の地質・地形、オゾン濃度、オゾン層破壊物質、人工降雨剤、有害電磁波の影響の有無との対応を調べることが必要であると想われます。

 一概に雲といっても、積乱雲など雨が降りやすいものとか、地震雲とかいろいろありますので、それぞれのもつ作用を理解することが必要とも想われます。

*1 J-GLOBALによれば、
MIMIC
A New Approach to Visualizing Satellite Microwave Imagery of Tropical Cyclones
熱帯低気圧の衛星マイクロ波画像を可視化する新方法

 抄録:MIMIC(気象衛星共同研究所の画像変換した総合マイクロ波画像)と命名した新モーフィング・アルゴリズムを導入して,熱帯低気圧の可視化を改良し,これの解析と予報能力を強化した。このアルゴリズムを使って2つの成果品を作った,MIMIC-TCは熱帯低気圧が中心にあるLEO(低地球軌道衛星)マイクロ波画像アニメーションを与え,MIMIC-IR静止衛星赤外画像上に層化した熱帯低気圧が抽出した降水場をアニメートした

 複数の事例は補完映画を有し,オンラインで見る事が出来る。引用本文詳しく読む>>

*2
東京大学大気海洋研究所
地球表層圏変動研究センターによれば、

◇ Cloudsat(クラウドサット)
 
Cloudsat衛星は、CALIPSO衛星と共に、2006年にNASAが打ち上げた地球観測衛星です。いずれも、「A-TRAIN」と呼ばれる同じ軌道を列車のように周回する地球観測衛星群(その他に Aqua, PARASOLおよびAura)の一つです。
 Cloudsatは、ミリメーター波のレーダーを搭載し、雲の分布やその鉛直構造および雲の光学的特性を観測することを目的とし、雲を構成する雲粒や氷晶、非常に小さい水滴を検出します。
 雲形や雲量分布の変化は、温室効果ガス、人為的なエアロゾル、その他の地球規模の気候変動の要因の変動から予想される気候変化よりも、地球の放射収支に大きな影響を与えると考えられており、 Cloudsatの観測データやCALIPSOと併用して解析されたデータは、気候モデルによるシミュレーション結果の検証のために多くの研究者に利用されています。
 ここでは、Cloudsat Data Processing Center で配布されているCloudsat衛星データから各軌道ごとの反射強度の鉛直分布を画像にして紹介しています。

◇ CALIPSO(カリプソ)

 CALIPSOは、Cloudsatに遅れること15秒で、同じ軌道を通過しつつ、532nmと1064nmの2波長のパルスを照射し、532nmの波長では偏光成分を観測することにより、Cloudsat衛星では捕らえることのできないエアロゾルや薄い雲を観測することが出来ます。 CloudsatとCALIPSOによってほぼ同時刻に観測されたデータは雲とエアロゾルの鉛直構造を知るために有効であり、観測データは多くの研究者に利用されています。
 ここでは、Atmospheric Science Data Centerで配布されているCALIPSO衛星の532nmの減衰補正なしの後方散乱係数のデータを画像にして紹介しています。
 また、軌道の図は時刻(UTC)を色で表しています。・・・

データベース
エアロゾルデータ同化
Cloudsat(クラウドサット)
CALIPSO(カリプソ)
Open CLASTR  

<データベース記載例>
CLOUDSAT Archives
August, 4, 2007

 

     ・・・                         
本文を詳しく読む

<その他評価方法の追加>

 異常気象など天変地異の要因に係る記載(タイ国の大洪水時の雲の有無やエアロゾルの観察)(2012-02-29) によれば、

わが国でも水蒸気や海面水温などを探るため
水循環観測衛星「しずく」
詳しくは>>

 タイ中部を中心に大洪水が発生実態を
温室効果ガスを観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)に搭載されている
CAI(雲・エアロソルセンサ)によって観測した結果

 観測画像について
観測衛星:温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)
2011年11月1日から12月25日までに観測した画像をアニメーション(図1)

・・・温室効果ガス測定の誤差要因となる雲やエアロソルの観測を行い、温室効果ガスの観測精度を向上します。
 TANSO-CAIは、4つのバンドで地上を観測します。図1は、いずれも可視域のバンド2(664 ~ 684ナノメートル)、近赤外域のバンド3(860~880ナノメートル)、可視域のバンド1(370~390ナノメートル)を赤、緑、青に割り当てカラー合成しました。この組合せでは、肉眼で見たのと似た色合いとなり、次のように見えています。・・・」

引用:地球が見える 2012年2月29日掲載
タイ国の大洪水 本文を詳しく見

<補足>
 温室効果ガスの観測精度を向上して、 タイ洪水の観測のみならず、水蒸気を含めた温室効果ガス(CO2、メタン、オゾン、・・・)の発生状態を解析して、最近頻発している異常気象(極端に暑くなったり、寒くなったり、豪雨・豪雪)を解明してもらいたいと思います。

関連投稿:
天変に影響する要因に係る記載(エアロゾルと雲との関係)

温室効果ガスの効果として、
「・・・電磁波は、さらに大気中の雲や水蒸気、そして二酸化炭素に(特に波長の長い方の赤外線が多く)吸収され、最終的に、可視光線を中心にした部分が地表に到達する。

このようにして地表に到達した太陽光は、熱エネルギーに変換される。そしてこの熱エネルギーは、今度は、赤外線となって地表から宇宙に向けて放射されるのである。

ところが、大気中にある水蒸気や二酸化炭素は、この赤外線の一部を吸収してしまい、全量が宇宙には放射されない。
吸収されたエネルギーは、また、地球に放射されたり、あるいは宇宙に放射され、最終的には、すべてが宇宙に放射され、エネルギーバランスがとられる。

 結局、大気中の二酸化炭素や水蒸気は、地表からの赤外線が、直ちに全量が宇宙空間に放射されるのを緩和し、それによって昼夜の温度差を和らげ、・・・」という。
詳しく見る>>


*参考文献:
http://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=2711
「・・・地球温暖化により、ツンドラが乾燥して大量のCO2を排出するようになるのか、あるいは氷が溶けて池や湖になり微生物が有機物を分解して大量のメタンを排出するようになるのかは、データによってしか明らかにできないと科学者は話している。・・・」との記載もあります。

「4-3 水分子の吸収スペクトル」によれば、http://150.48.245.51/seikabutsu/2003/00213/contents/0006.htm
γ線  X線     紫外線←   → 赤外線          →  マイクロ波
     

            →透過力大← 
              (可視光)                      」

 


温暖化で食料や気象などさまざまな分野で被害が深刻化 対策を真剣に追求すべきだという。

2014-04-02 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-04-02投稿

 既報IPPC 地球温暖化が社会や生態系に与える影響を評価した新報告書を31日午前に発表するという。(2014-03-31)にの引用に記載されているように、台風やハリケーン、洪水、干ばつ、大雪、熱波、竜巻など、世界各地で極端な気象による被害が相次いでいます。こうした災害それぞれが、気候変動の影響によるものかは、はっきりしていません。
でも、「地球の平均気温が上昇すると、こういう影響が心配される」という科学者による予測に合致するように、極端な気象による一連の被害が発生しています。

 個人的には、CO2の増加による温室効果があるにもかかわらず、なぜ冬季の極端な寒冷化現象が発生することも問題であるとは思われますが、地球寒冷化会議も開催されて然るべきかとも思われます。
参考関連投稿:
【追加・再掲】 北半球における温暖・寒冷化現象に影響する要因に係る雑感
(2014-03-06)

緯度とは無関係に未曾有の地域での寒冷化が発生するのか?

については、CO2の温室効果は全く無関係と想われます。

 
参考引用図( google画像検索から引用)

 低緯度のインド、ベトナムなどの寒波は記憶に新しいが、一般的に、CO2の溶解度は海水温度が高いと小さくなり、大気中のCO2濃度は高くなると思われますが、温室効果がないのだろうか?
関連投稿:
異常気象など天変地異に係る記載 2013-01-12
(その11:インド、寒波で多数死亡とはなぜなのか?)

 少なくとも、これら一連?の異常気象の真因は不詳ですが、「地球温暖化=CO2の増加=気象異変」という過去のロジックでは整理できないメカニズムで地球環境がまるで「風が吹けば桶屋が儲かる」的なロジックで変化していると思われます。

 

  その中でも、象徴的なサンゴの絶滅が危惧されている沖縄県での記事はどのようか調べてみました。

琉球新報
危機感と戦略の共有急げ IPCC新報告書
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-222719-storytopic-11.html

「深刻化する地球温暖化の脅威がより明確になった。国際社会は危機意識と対応戦略を直ちに共有する必要がある。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、温暖化による社会や自然への影響を評価した第2作業部会の報告書を発表した

 7年ぶりの改定となる報告書は、世界規模の気温や海面の上昇により居住地を追われる難民が発生するほか、水や食料の不足により、紛争の危険性が間接的に高まる可能性があると指摘した。温暖化が人間の安全保障に影響が及ぶとしたのは今回が初めてだ。私たち人類は、これまでにない切迫感を持ってIPCCの警告を受け止める必要がある。

 新報告書は、産業革命前と比べて気温上昇が4度を超えた場合、国際目標である2度未満と比べて食料や気象などさまざまな分野で被害が深刻化することを例示し、目標達成の意義を客観的に示した。


 IPCC報告書は、国際的に最も信頼できる科学的知見とされる。温暖化の現状や将来予測を盛り込んだ第1作業部会の昨年の報告は、今のペースで温室効果ガスが増えると今世紀末の平均気温が最大5・4度(20世紀末比4・8度)上がると予測している。


 既に世界各地では、局地的豪雨や熱波などといった異常気象が頻発するなど、温暖化の影響が現れ始めている。
 地球環境と人類社会は、もはや危険水域に入ったと言っても過言ではない。人類が今の産業活動や生活様式を変えずに、温室効果ガスを排出し続けた場合、取り返しのつかない事態を招くことは自明であり、地球の未来は暗い。世界の指導者と市民は今こそ、忍び寄る危機を直視し、生産と生活の在り方を真剣に見直すべきだ。

 一方、日本は先進国の一員として国際社会をけん引する役割があるが、実態は危機感も戦略も欠いていると指摘せざるを得ない。


 2013年から始まった京都議定書第2約束期間の参加を拒否したほか、20年までの温室効果ガスの排出削減目標を「90年比25%減」から「05年比3・8%減」へと大きく後退させた。安倍政権は、国内外から厳しい目が向けられていると自覚すべきだ。

 来年末には気候変動枠組み条約の下、20年以降の温暖化対策の国際枠組みが決まる見通しだ。安倍政権は原発に頼らない温暖化対策を真剣に追求すべきだ。」という。

⇒CO2の減少=原発推進のロジックでは昨今の気象異変は理解できないとは想われますが、化石燃料の枯渇を次世代に送らないためにも再生可能なエネルギーの推進は重要ですが、CO2の削減はそのための結果論であり、温室効果ガスとしてはCO2よりメタンガスの発生にも注意が必要か?

関連投稿:
北極温暖化でメタン放出、さらに加速し6千兆円損害という。
(2013-08-02)

 既報メタンの地球環境に及ぼす影響に係る情報の整理(2013-07-04)によれば、一般的には、メタンは水蒸気、CO2についで、温室効果ガスとして地球温暖化に影響していると言われていますが、個人的には、メタンによる地球環境に及ぼす影響は想像以上に大きいのでは?と思っています。

 地球環境に影響を及ぼすメタンについて整理すれば、
そこから、新たな発想が出てくる可能性があるのでは?と思われます。

メタンは2003年の全球平均濃度は1,787ppbであり、CO2濃度400ppmでその量は少ないが、とにかく密度の小さいガスなので大気圏、電離圏に及ぼす影響も大きいのでは?と想っています。

 個人的には、低緯度のインド、ベトナムの寒波など寒暖差の激しい異状気象は大気汚染のせいなどで濃霧がひどく、気温が上がらない傾向にあったとのことですが、汚染物質の究明と公開が重要と想われます。

濃霧エアロゾルの一種ですが、

既報、エアロゾルに係る投稿
その9-2:(インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子
続きを読む>>
などで言われているように、

寒冷化、温暖化ともにエアロゾルの質、分布の異変が影響しているのでは?と想われます。

参考投稿:
異常気象など天変地異に係る記載(その15:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感)2013-01-23)
今回の関東甲信内陸部の未曾有の大雪はケムトレイルの影響か(人工降雪剤の散布効果)?という。(2014-02-19)

 

 


【追加・再掲】 水はどのように変化して地球温暖/寒冷現象に影響しているのか?に係る情報

2014-03-01 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-03-01投稿、追加・修正

 既報地球温暖化に係る記載を調べました。(地球は温暖化中なのか?寒冷化中なのか?)2013-02-24) にて記載しましが、

よく判らない気象が続いています。
地球温暖化、寒冷化の行方は諸説紛々する中、やはり、歴史が証明することになるのだろうか?(2013-11-25)と個人的には思っています

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんこと、重複を
予め断っておきます。


になると、
ソーシャルニュース Ceron.jp
未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表) 
カラパイア
karapaia.livedoor.biz/archives/52131232.html(2013-06-17)によれば、

「・・・NASAゴダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン所長は記者会見で、2013年の世界の平均気温が2010年の過去最高記録を破る可能性が高いと語った。

海洋が暖まっている。これは地球がバランスを失っていることを示している。放出されるエネルギーより入るエネルギーの方が多くなっている。それゆえ、今後10年間が過去10年間より暖かくなることを確信を持って予測できる」
主流科学者の大半は、世界の気温上昇および異常気象増加の原因は、産業の排出する二酸化炭素などの温室効果ガスにあると考えているそうだ。南半球であるオーストラリアではすでに今年、記録的熱波を観測している。」という。

 実際、
既報南半球の豪州、昨年は最も暑かった、45・9度も 「温暖化の影響」というが、その原因についての雑感(2014-01-04) 
過去の世界の最高気温は56.7度。米南西部で50度超す記録的猛暑で高齢男性が死亡という。(2013-07-01)
四国で未曾有の猛暑 高知 四万十市 江川崎で日本最高41℃記録という。原因は?(2013-08-15)

南北半球ともに緯度とは関係なく猛暑化しているようです。

一方、

になると、

YAHOOニュース地球は温暖化なのか? 氷河期なのか?
週プレNEWS 2月22日

 「ちょうど1年前ロシア科学アカデミーから「2014年から地球は小氷河期(ミニ・アイスエイジ)に入る」という発表がされた。しかし、地球は今、人間のCO2排出のために急激な温暖化の最中だったはずでは? どちらが正しいのだろうか。・・・

 数万年もさかのぼれば、この数十年間の気温の上昇線より急角度の変動は、何回も現れるんですね。
だから、現在の地球温暖化の原因が、人間のCO2排出のため“だけ”といえるのかは・・・

南極の温暖化。「南極昭和基地」の今年1月の平均気温は、観測史上2番目に高い0.8度。しかし昨年9月は、観測史上4番目に低いマイナス23.2度だった。長期的な温暖化傾向はないといわれている。

今年1月のカナダ環境省の衛星画像解析では、北半球の高緯度エリアでは10年間に20%の速さで積雪面積が縮小していることが確認された。しかし一方「ヒマラヤ氷河地帯」は、昨年4月のフランスによる調査でほとんど氷雪は減っていないわかっている。」という。


また、中国の大気汚染が3年以内に北半球を氷づけにする?ともいう。

実際、
既報中国 内モンゴルで氷点下45.9℃を記録という。北半球における寒冷化の兆しか?(2014-01-12)

 昨今のわが国の記録的な未曾有の大雪、米国の寒波、昨年の英国、インド・東南アジアなど北半球のみの寒冷化が進んでいるようです。

 最近の情報では、、氷河期繰り返す原因解明 10万年周期、氷で地盤が上下 するためという。(2013-10-01)10万年周期の原因は、地球の公転軌道の変化などに伴う日射量の変化と関係があるとされてきたが、それだけでは説明できず、長年の謎だった。地球温暖化の予測にも役立つ成果ともいう。

 兎に角、氷河期の根本的な発生原因すらまだ解明されていないという現状から、大地震の予測同様、諸説紛々とする実態。

 専門的には気候変動に影響を与える現象として
北極振動
・エルニーニョ・南方振動
・マドン・ジュリアン振動
・北大西洋振動
・太平洋数十年振動
・準2年周期振動
・対流圏準2年周期振動
・太陽活動
など、さまざまな理論が展開されているようです。引用本文詳しく読む>>

 

 既報大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。(2014-02-22) によれば、寒波、干ばつ、洪水などの気象パターンが以前より長期化しているのは、「北極増幅」すなわち極北での温度上昇が加速し、地球上のどこよりも早いペースで温暖化が進んでいる現象と関連があるとみている。北極の気温が上がると、北極と低緯度地帯との温度差が小さくなり、寒帯ジェット気流という西からの風が弱まる。通常なら西から東へ強く真っすぐに吹くジェット気流が、現在は北半球の広い範囲にわたって蛇行するコースを取っているという。

        (google画像検索から引用)

 

また、自然界では電離層を透過し僅かに到達する宇宙線で雲ができるともいう。

 

トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8 によれば、
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect

 

 「ボクがこれを見たときに思ったこと。
気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていた。
今、その現象がドップラーレーダーに映った。
核の効果による降雪
ペンシルベニア州のシッピングポートの近くにあるビーバーバレー原発で寒空に排気する熱と蒸気が「核の効果」を起こし風下に雪を降らせた。最大1インチの積雪が観測された。地域的な降雪現象。
以下はピッツバーグの原発の排気が風下に降雪させてるドップラーレーダー画像。・・・
異常気象の原因はCO2だと断言してるけど、そのCは炭素14なんじゃね。さらに原発が放出してる水蒸気のH2OのHはH3(トリチウム)なんだろうな。こんなのがちょっと大気中に存在するだけで気象が大きく変動する。電離層を透過し僅かに到達する宇宙線で雲ができるくらいなのだから当たり前か。←クリプトン85が露点を低下させる効果があることが判ってる。気温上昇の原因。・・・(後略)」という。

 

 既報北半球の一部の地域の激しい寒冷化要因に係る整理と雑感(2014-01-13) にて、大気汚染粒子黄砂スペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山噴火灰、環境放射能など太陽光を反射・吸収する物質の増加、および温室効果ガス(水、CO2、メタン、オゾンなど)の増加および存在状態の変化が温暖(猛暑)、寒冷(氷河期)が影響するのでは?と妄想していますが、
個人的には、
現状、夏季・冬季、および日毎の寒暖差が緯度とは関係なく、未曾有の地域で増加しているのでは?と思っています。

その中でも、特に、上記の要因水の性状の異変よって
太陽光の地上に届くエネルギーの増加・減衰状態が大気圏の水の偏りを大幅に変動させて温暖(猛暑)、寒冷(氷河期)に影響しているのでは?推察しています。

 今回は既報地球温暖化の要因に係る記載(その6:大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)(2011-11-12)に水の性状の異変に係る情報を追加して、再掲しました。

 今年も冬がやってきました。当然寒くなります。
 我が国など北半球の中緯度地域では、「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」との感で、しばらく温暖化による豪雨・洪水の心配はありませんが、以下のgoogl画像解析から引用しました統計データから世界の海水温、気温の上昇はおおよそ半世紀前から紛れもない事実であります。

過去1000年のデータですが、
 地球温暖化によって引き起こされた海水温度の平均的な上昇に伴って、大気圏における平均的な水蒸気量は多くなるのは、季節を問わず原理的に自明であります。その場合に、増加した水(蒸気量)の状態変化によって、さまざまな地域において、豪雨洪水豪雪など天変地異・異常気象が引き起こされていると思っています。詳しく見る>>
 その反面、その地域以外では旱魃、渇水現象が発生していることも事実であります。詳しく見る>>
<海水平均温度の推移>                  


<平均気温の推移>

既報の引用文献から「・・・約3000年ほど前から気温は次第に低下し、2500年ほど前には一つの小氷期(弥生小氷期)を迎える。現在はその延長上にある。・・・」にも係らず、想定外の海水温の上昇によって温暖化(高緯度地域の熱帯化)を進行させて、特定地域で洪水を発生させていることが問題であると想われます。
 特に、海水温、気温の高い赤道付近の常夏の国々で洪水が発生し易いのは当然ですが、今までの治水対策を超えた想定外の降雨によって大洪水が発生している真因もよくわかっていません。詳しく見る>>

<海水面の平均温度分布>

グローバルな気候変動要因について、「北極圏でのオゾンホール増大」、「南極になぜオゾンホールが発生し易いのか」という「風が吹けば桶屋が儲かる」的な切り口で断片的に調べてきましたが 個人的には地球表層圏変動の原因を雲の分布、「水の状態変化」「水の局所的な偏り」がなぜ発生することが問題であると着目しています。

今後は、「水の状態変化」「水の局所的な偏り」を調べるために、
MIMIC(気象衛星共同研究所の総合マイクロ波画像)」(大気圏における可降水量の評価方法)*、既報に引用記載した「Cloudsat(クラウドサット)、カリプソなど)」(雲の分布、成分)のデータベースを理解して、

可降水量および雲の発生状態、有害なエアロゾルの共存の有無、雲が停滞する地域の地質・地形、オゾン濃度、オゾン層破壊物質、人工降雨剤、有害電磁波の影響の有無との対応を調べることが必要であると想われます

 *J-GLOBALによれば、
MIMIC
A New Approach to Visualizing Satellite Microwave Imagery of Tropical Cyclones
熱帯低気圧の衛星マイクロ波画像を可視化する新方法
抄録:MIMIC(気象衛星共同研究所の画像変換した総合マイクロ波画像)と命名した新モーフィング・アルゴリズムを導入して,熱帯低気圧の可視化を改良し,これの解析と予報能力を強化した。このアルゴリズムを使って2つの成果品を作った,MIMIC-TCは熱帯低気圧が中心にあるLEO(低地球軌道衛星)マイクロ波画像アニメーションを与え,MIMIC-IRは静止衛星赤外画像上に層化した熱帯低気圧が抽出した降水場をアニメートした。複数の事例は補完映画を有し,オンラインで見る事が出来る。引用本文詳しく読む>>

関連投稿:
地球温暖化の要因に係る記載(水循環観測衛星「しずく」について)
天変に影響する要因に係る記載(大気圏での放射性物質分布)
天変に影響する要因に係る記載(雲の分布、構造の観測方法)
放電現象に係る記載(雲の形成状態)

その他参考情報:
CO2増加原因
http://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=2711
地球温暖化により、ツンドラが乾燥して大量のCO2を排出するようになるのか、あるいは氷が溶けて池や湖になり微生物が有機物を分解して大量のメタンを排出するようになるのかは、データによってしか明らかにできないと科学者は話しているという。

電磁波波長の影響
4-3 水分子の吸収スペクトル」によれば、
http://150.48.245.51/seikabutsu/2003/00213/contents/0006.htm
水に対して青色の電磁波の透過性が大きく、赤外線の吸収が大きい。
吸収エネルギー分は熱となる。


γ線  X線  →紫外線←   →赤外線←
     

                →透過力大← 
               (可視光)                      

大気汚染粒子増加の影響詳しくは
・すす(黒色炭素)など黒色のものは太陽光を吸収しやすい
・硫酸塩エアロゾルなどは白色のものは太陽光を反射しやすい
傾向になることが推測されます。

冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子

「・・・冬季北極では海塩粒子に硝酸イオンが混合していることが多い。」
(引用出典:名古屋大学 太陽地球環境研究所
 大気圏環境部門 東山分室)
詳しく見る>>


黄砂
 南半球のオーストラリアの赤い砂嵐、およびイラク(中東)からの黄砂など1km以上の大気圏上層部に浮遊して飛来する影響についてもグローバルな地域の異常気象に対して個人的には影響するのでは?と推察されます。

 

  

北半球の一部の地域の激しい寒冷化要因に係る整理と雑感

2014-01-13 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-01-13投稿

 既報中国 内モンゴルで氷点下45.9℃を記録という。北半球における寒冷化の兆しか?(2014-01-12) と杞憂していますが、

 今冬のわが国はどのようになっているのか?

 昨年投稿した異常気象など天変地異に係る記載を調べました。(その10:わが国の冬の気温と今年の寒冷化との対応)(2013-01-12) の引例を調べてみると、

47ニュース
北海道で氷点下30度 全国的に厳しい冷え込み 
2013/01/05
http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013010501001139.html

であり、

 今年に入って、わが国、北海道で-30.5℃ 今季一番の冷え込み(2014-01-08)したというが、例年と比較して、下記の参考情報ではさほど冷え込んでいない?ように想われます。

参考:データのグラフ
年別の1月平均気温 によれば
http://page.freett.com/kion/graph/nengra/nengra01.gif

 

 平均最低気温は緯度に対応して常識的な気温推移のようです。

気象庁
日本の季節平均気温は2012年冬(前年12~2月)の日本の平均気温の1981~2010年平均基準における偏差は-0.86℃(20世紀平均基準における偏差は-0.20℃)でした。日本の冬(前年12~2月)の平均気温は、上昇傾向が続いており、長期的には100年あたり約1.15℃の割合で上昇しています。」という。詳しくは

 仔細に観ると、温暖化傾向ではありますが、年によって寒冷と温暖の冬があり、昨冬の冷え込みは温暖化中の寒冷現象のようでした。

では、今冬のわが国の最低気温はどうか?

 気温と雨量の統計
今朝の最低気温、
http://weather.time-j.net/Temperature/LowsList(詳しくは)

今季の最低気温 - 各地によれば、

 わが国では例年並であるようです。

 ちなみに、わが国では

 日本の最低温度は気象庁の水銀柱(ガラス管)の目視記録によれば、
観測所(委託職員記録)として-41.5℃(美深)、
気象台(公務員記録)として-41℃(1902年・明治35年・旭川)、
戦後の日本最低気温記録-41.2℃(母子里)といわれています。

msn産経ニュース 2014.1.8

猛威振るう米国の大寒波 死者計20人にhttp://sankei.jp.msn.com/world/news/140108/amr14010813450008-n1.htm

「【ニューヨーク=黒沢潤】米国を襲っている寒波は7日も猛威を振るい、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によれば、ここ数日間の全米の死者数は20人となった。

 中西部デトロイトでは7日、零下18度を記録。ニューヨーク市のセントラルパークでも、同日としては1896年以降、最低となる零下16度を記録した。同市内では6日夜から7日にかけて、ホームレスの人々の収容施設を特別開放し、計約260人を収容した。AP通信によれば、南部アトランタでも7日としては過去最低の同14度まで気温が下がった。

 寒波で空の便も大きく乱れ、7日だけで約2400の航空便が運航中止となったほか、約3000便に遅れが出た。中西部イリノイ州では雪のため6日夜に立ち往生していた列車から7日、乗客約500人が救助された。」とのことで、今冬の米国でも寒冷化は酷いようです

 したがって、既報で紹介した今冬の中国 内陸部の内モンゴル(-45.9℃)、米国の寒波など北半球の一部の地域における厳しい冷え込みは例年と比べてどの程度であるのか?気になるところです。 

 過去の北半球諸国の異常気象に係る既報の引例を調べてみると、

 この傾向は2010年頃から話題となっているようです。

 Bio Weather service
http://www.bioweather.net/column/essay3/gw25.htm
 2010年12月―冷える北半球?

 2009年11月末から2010年の1月-2月には北半球では日本・中国を含め大雪にみまわれた。ヨーロッパ諸国・アメリカ合衆国でも近年まれにみる大雪や低温になやまされた。この連続エッセイ[2]・[3]・[4]でも、その実態をかなり詳しく紹介した。このような大雪はあまり頻繁には起きないだろうと思われた。
 ところが、2010年夏の猛暑が終わるやいなや、大雪の知らせが、あちらこちらから飛びこんできた。しかも、北米・ドイツなどでは、十数年ぶりだとか、1963以来の寒さだとかいう。日本でも昭和38年(1963年)の大雪を“サンパチ豪雪”と呼んで、歴史に残る低温・大雪が大きな被害を各方面にもたらしたことが知られている。
 さて、2010年12月、低温・大雪がまた発生した。この冬全体でどうなるか、予断を許さない。今回は、いままでの情報をまとめて、2010年12月の状況をとらえておきたい。
 ヨーロッパ各地、アメリカ合衆国、東アジアの中国・日本などについて述べる。

イギリス

 今回の低温・大雪は北西~北ヨーロッパ諸国から始まった。12月初頭の1-2日、北欧諸国のほとんどの空港が雪のため閉鎖された。新聞情報ではヨーロッパ全体で凍死者数45人に達するといわれる。東欧の南東部諸国では大雨で、川の氾濫が各所で起きた。旧ユーゴスラビアの諸国では100年来の状況であった。南欧でも河川の大氾濫があった。
 しかし、最もひどかったのは北西ヨーロッパであった。2010年秋すでに低温傾向は始まっていた。ダブリン空港は12月2日~3日雪のため閉鎖、ロンドンのガトウィック空港も豪雪のため約1,200便が欠航となった。その後遺症は数日に及んだ。列車や長距離バスの運休、学校閉鎖が大規模に発生した。政府は低温・大雪の影響評価に苦慮した。
 この低温は5-6日ころいったん弱まった。しかし、この期間、北極地方には寒気が集積した。そして、その後、後述するような気圧配置の変化で寒気がいっきに全ヨーロッパに流出した。1879年以来の最低記録-20.6℃をスコットランドの高原で観測した。北ヨークシャーのレーミング空軍基地では-18.3℃を観測したが、これは過去55年間の最低の記録である。
 降雪・積雪も最悪であった。イギリス・スコットランドの広い範囲で1963年以来の豪雪で76cmに達した地点もあった。イギリス自動車連盟の報告では23万件以上の雪による事故があったという。

ドイツ

 ドイツでは、“強い低気圧”、“あらし前線”、または“雪前線”「ペトラ Petra」”と呼んで、今回の豪雪をもたらした北極気団の南下による前線活動が報告されている。台風のように強大なエネルギーをもち被害をもたらすので、名前がついているのである。北極気団の南下だから、国内では北ドイツ海岸において特に影響が大で、低温・雪のほかに強風になやまされた。北ドイツで積雪20cm以上になるのはめずらしいことであった。霰・凍雨による路面凍結がひどかった。北ドイツのシュレスビッヒ・ホルシュタインから南ドイツのバイエルンまで、ドイツ全国に『悪天』警報-注意報が発令された。12月6-7日だけでもドイツ国内で雪と氷による数千件の自動車事故が報告された。
 フランクフルト空港では1,400便の中、百便以上が欠航し、スケジュールの遅れはひどく、乗客約200人が空港で徹夜をして、出発便を待った。鉄道・道路は積雪のため寸断された。ベルリンでは雪による鉄道被害が深刻で、Sバーン(循環線)は12月15-16日など1日中遅れた。ベルリン郊外で国鉄車両のスリップ事故も発生した。
 ドルトムントでは長距離バスが立往生し、乗客は高速道路を歩かねばならなかった。エッセンでも路面凍結、その他、各地で小学校・中学校の学級閉鎖、早退などが相次いだ。マグデブルクの近くでは、道路の路面凍結で滑った自動車内に取り残された人が死んだ。アウトバーンでは走行を見合わせた自動車で駐車場が満車となり、仕方なく本線の側レーンに駐車した車で、また、事故が引き起こされた。
 ドイツ人は“ホワイト・クリスマス”をことのほか期待する。日本人が“春のさくら”を待ち焦がれるのと似ている。この大雪にもめげず、新聞はクリスマスまで雪がもつかどうか案じている様子を報道している。

フランス・イタリア・その他

 フランス人は晩秋を好む。今年のように早くきた冬に戸惑いを隠せない。豪雪はフランス南西部でひどく、パリではそれほどでもない。しかし、寒さは北フランスでひどく、市当局は、パリ市内だけで毎年100人は凍死者がいると言われているので、その数をゼロにしようと緊急事態の対応を再検討した。フランス全国で道路や鉄道が寸断されたのはドイツと同じである。
 ポーランドの南部と西部では大雪になったが、行政当局はまだ準備をしていなかった。クロアチアやハンガリーでも状況は同じで、気象予報と対策がうまく機能していないことが指摘された。低温・豪雪それぞれに対応する部局の縦割り行政の問題点が、計らずも表面化した。
 イタリアでは豪雨による洪水が起こった。ベニスの歴史的なセンターは洪水に見舞われた。これまでにも、秋の終わりに地中海沿岸では、集中豪雨のような現象がよく発生した。地中海の海面水温はまだ高く、一方、冬に近くなって、上空に寒気が流入する気圧配置の時、激しい上昇気流が起こる。この寒気は、フランスのローヌの谷やスロベニアやトリエステ付近のヨーロッパアルプスの地形(山脈の幅や高度)からみて南下しやすいところを越して地中海に入る。そこで集中豪雨を発生させる。今回のベニス付近の洪水も同じような構造であろう。

北アメリカ・ヨーロッパ・東アジアの寒波

 紙面の余裕がなくなってきたので、2010年12月に北アメリカと中国で起きた豪雪・寒波について、上述のヨーロッパの例をふくめて、まとめて考えておきたい。
 2010年12月12日、アメリカ合衆国中西部ミネアポリスでは豪雪になり、64,000人が入れるメトロドームの屋根が雪の重みに耐えきれず、骨組みが1部破損する事故がおきた。築後30年というから、老朽化もあろうが象徴的な出来ごとであった。20日に予定されていたミネソタ・ヴァイキングとニューヨーク・グランティスとのナショナルフットボールの試合前で、死傷者がなかったことは救いであった。13日にはカナダからオハイオ・ジョージアにかけて豪雪となった。50cmの積雪でもこの地域では大雪だが、1mとなると日常生活は不能となる。気温は-25℃にまでなったという。

 一方、東アジアの中国でも、寒波が北部で特にひどかった。黒龍江省や内蒙古では12月13日から雪や低温にみまわれた。ところによっては-22℃までさがった。長距離バスは運休した。
 これら、北アメリカ・ヨーロッパ・東アジアの3地域は、北半球の冬にできる定常的な谷の位置にほぼ一致している。すなわち、ヨーロッパの東経10~20度、東アジアの東経130~140度、北アメリカの西経80度付近である。その点ではきわめて正常的な位置である。この谷の西側では北極地方からの寒気が南下する。これが半球規模でみた場合の大気の流れである
 次に、北大西洋・ヨーロッパ位の地域スケールでみると偏西風がメアンダー(曲流)して、これが数日ないし十日以上も続き、発達するとブロッキング現象を起こす。高気圧性の循環をもつブロッキングの中心が2010年12月の場合、北大西洋北部にあった。したがってその東側は北からの寒気が南下する。このようにして、ヨーロッパは低温と大雪に見舞われた。北半球が全体冷えたわけではない」という。

 

 現状、わが国の冷え込みは然程ではないが、海外の北半球の一部の地域の激しい寒冷化現象について、その要因を以下に記載しましたが、真因について解明して、これ以上寒冷化が進行しないことを期待しています。

(個人的な妄想)

 上記の記載から、寒冷化に見舞われ易い地域として、

 1)世界の火山帯周辺地域から、離れていて地球内部からの熱が少ないためか???と妄想されます。

【世界の主要火山帯分布図】
(google画像検索から引用http://www.palacap.co.jp/ex/index.html) 

  

 

 2)また、メタンハイドレイド、シェールガスからの遊離する?メタンガスの影響も一般的な要因に加えて注意する必要があるのでは??個人的には、黄砂以外の要因として海底、海中、地殻中に存在しているメタン、CO2、オゾンなど温室効果ガスが地表へ遊離しているか?、していないか?の解明を期待しています。 

また、環境中のメタン濃度は季節変動し、興味深い現象としてオゾン、CO濃度と連動していることです。与那国を一例として追記メモしました。
引用:気象庁

メタン

オゾン

CO

 どのような反応をして連動しているのだろうか???
海水温度の変化などが影響しているのだろうか?

関連投稿:
北極圏におけるオゾン層の急激な破壊現象の原因は?(その1:概況および要因考察)(2011-11-30) 

 3)寒冷化は砂漠化地域から偏西風によって大気中に巻き上げられ黄砂によって空が覆い尽くされて北半球における太陽光が遮蔽されるためというが、地表の温度が3℃下がるだけで氷河期になるともいう。

 したがって、SPRINTARSの大気汚染粒子黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山噴火灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、
 太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーが減衰状態が大幅に変動していることが推察されます。

 4)世界の砂漠地帯の東側にある地域では影響を受け易いのでは?と推察されます。

鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html
(一部抽出しました。)

・・・世界の砂漠の分布(世界砂漠アウトルック(UNEP, 2006)より)
この地図では、3種類の定義(乾燥度指数を用いた気候学的定義、植物・動物から見る生物学定義、衛星画像を用いた相観的定義)によってそれぞれ砂漠の範囲を決め、その3つの定義すべてにあてはまる地域を濃い赤(面積的には約19億ha)、どれか1つに当てはまる地域を薄い赤(濃い赤と薄い赤をたして約34億 ha)であらわしている。

 
世界の乾燥地(dryland)は、陸地の41%を占め、そこに世界人口の3分の1にあたる20億人が暮らしている。乾燥地に住む人々の大半にとって、生活は厳しく、将来の見通しも安定しない。砂漠化は、さらに貧困を悪化させたり、新たな貧困を生み出す。最近の推計では、砂漠化は乾燥地の10〜20%で生じている。(ミレニアムエコシステムアセスメント、2005)
・・・
 

⇒インド、中国など北半球には砂漠が多いことが、特筆されます。

関連情報:
週プレ NEWS 2012-12ー05 
中国の大気汚染が3年以内に北半球を氷づけにする? /続きを読む


中国 内モンゴルで氷点下45.9℃を記録という。     北半球における寒冷化の兆しか?

2014-01-12 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-01-12投稿

YAHOOニュース

寒い!中国で氷点下45.9℃を記録
日本テレビ系(NNN) 1月12日(日)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140112-00000002-nnn-int

「寒波の影響で、中国・内モンゴル自治区の根河市では11日、最低気温が氷点下45.9℃まで落ち込んだ。

 町は一面、真っ白の雪に覆われ、走っているバスも見えづらいほど。地元テレビ局のレポーターがひもをペットボトルの水でぬらし、振り回すと、あっという間に凍ってしまった。ポットのお湯をまき散らしても一瞬にして氷になる。

 地元の気象台によると、内モンゴル自治区では、14日頃まで寒波の影響が続くという。 」

⇒既報地球温暖化に係る記載を調べました。(地球は温暖化中なのか?寒冷化中なのか?)という話題を紹介しましたが、

 別報引用記載にて、中国は世界最大のエネルギー消費国で、火力発電所や工場、自動車などの化石燃料の利用急増が大気汚染の深刻化や地球温暖化の原因となっているという。

 一方、その中で中国ジャーナリストが唱えていた

週プレ NEWS 2012-12ー05 
中国の大気汚染が3年以内に北半球を氷づけにする? /続きを読む

が現実味を帯びてきた現象か?

この原因は砂漠化、沙地化によって
大気中に巻き上げられが黄砂が偏西風によって空が覆い尽くされて北半球における太陽光が遮蔽されるためというが、地表の温度が3℃下がるだけで氷河期になるともいう。

 内モンゴル自治区では沙地化が進んでいることから、今回?の厳しい冷え込みと関係があるのだろうか?

 わが国でも北海道で-30.5℃ 今季一番の冷え込み(2013-01-08)したという。

世界の火山帯周辺地域では地球内部からの熱でその影響は少ないと想われますが、

 【世界の主要火山帯分布図】
(google画像検索から引用http://www.palacap.co.jp/ex/index.html) 

  

 慢性化しないことを願っています。
 
 北半球といえば、米国でも厳しい冷え込みが報じられていますが、必ずしも緯度に相応した全域で寒冷していないのも、一連の現象か?
 
 とにかく、夏季の猛暑と冬季の寒冷化の温度差が地域的には拡大している昨今の温暖化、寒冷化現象には
 
個人的には、黄砂以外の要因として海底、海中、地殻中に存在しているメタン、CO2、オゾンなど温室効果ガスが地表へ遊離しているか?、していないか?の影響が妄想されます。
 
オゾンの環境に及ぼす影響として、
 
 
メタン、CO2、オゾンなど温室効果の影響が
内モンゴル地区、引いては、北半球ではどのようになっているのか?
関心があります。
 
 
メタンの環境に及ぼす影響として、
(2013-08-02) 

参考:
msn産経ニュース

北極温暖化でメタン放出、さらに加速し6千兆円損害 「時限爆弾」と研究チーム2013.7.30 11:45
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130730/scn13073011470001-n1.htm

本件、
 
 既報メタンの地球環境に及ぼす影響に係る情報の整理(2013-07-04)にて記載したように、メタンはオゾン、CO2、PM2.5、環境放射能と並んで地球環境に有象無象の影響を及ぼしているのでは?と想われます。

 一般的には、メタンは水蒸気、CO2についで、温室効果ガスとして地球温暖化に影響していると言われていますが、個人的には、メタンによる地球環境に及ぼす影響は想像以上に大きいのでは?と思っています。

 地球環境に影響を及ぼすメタンについて整理すれば、
そこから、新たな発想が出てくる可能性があるのでは?と思われます。

メタンは2003年の全球平均濃度は1,787ppbであり、CO2濃度400ppmでその量は少ないが、とにかく密度の小さいガスなので大気圏、電離圏に及ぼす影響も大きいのでは?と想っています。

関連投稿:
温室効果ガスに係る記載を調べました。(その2:温室効果ガスCO2、メタンガスの鉛直分布の測定方法)(2013-01-04) 


北極温暖化でメタン放出、さらに加速し6千兆円損害という。

2013-08-02 | 地球温暖化・寒冷化関連

'13-08-02

 既報メタンの地球環境に及ぼす影響に係る情報の整理(2013-07-04)にて記載したように、メタンはCO2、PM2.5、環境放射能と並んで地球環境に有象無象の影響を及ぼしているのでは?と思っています。

 一般的には、メタンは水蒸気、CO2についで、温室効果ガスとして地球温暖化に影響していると言われていますが、個人的には、メタンによる地球環境に及ぼす影響は想像以上に大きいのでは?と思っています。

 地球環境に影響を及ぼすメタンについて整理すれば、
そこから、新たな発想が出てくる可能性があるのでは?と思われます。

メタンは2003年の全球平均濃度は1,787ppbであり、CO2濃度400ppmでその量は少ないが、とにかく密度の小さいガスなので大気圏、電離圏に及ぼす影響も大きいのでは?と想っています。

 ということで、メタンに係るニュースについて、一目置いています。

北極温暖化でメタン放出、さらに加速し6千兆円損害という。

さて、どのような問題が起こるのでしょうか?

msn産経ニュース

北極温暖化でメタン放出、さらに加速し6千兆円損害 「時限爆弾」と研究チーム2013.7.30 11:45
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130730/scn13073011470001-n1.htm

「北極圏の温暖化が進み海底から大気中に温室効果ガスのメタンが大量放出されると、温暖化を加速し、全世界に60兆ドル(約5900兆円)の損害をもたらすことが分かった。オランダと英国のチームが英科学誌ネイチャーに発表した。チームは、「世界経済の時限爆弾」と指摘。指導者らに対策を呼び掛けている。

東シベリア海の海底は永久凍土で、下に温室効果が二酸化炭素の20倍超もあるメタンが固体のメタンハイドレートの形で埋まっている。ところが近年、大気中に漏れ出していることが判明。夏に海氷が覆わなくなり、永久凍土が解けているためとみられる。

 チームは、この地域の500億トンのメタンが、2015年から10年かけ放出された場合の影響を試算。世界の平均気温が産業革命前より2度高まる時期が現在の想定よりも早い35年に到来。異常気象や干ばつ、洪水など温暖化による今世紀の世界の損害額は、これまで考えられていた400兆ドルにさらに60兆ドルが上乗せされるとした。」という。

⇒やっと?メタンの地殻からの漏洩による影響がクローズアップされてくるのでしょうか?2003年の全球平均濃度は1,787ppbであるが現状どのくらだろうか?

 気象庁
2.6.1 温室効果ガスによれば

「 図2.6.13は、南極およびグリーンランドのいくつかの観測点における氷床コアおよび万年雪から得られた過去1000年の大気中メタン濃度を示したものである。

大気中のメタン濃度は19世紀初頭から増加を続けており、WDCGGの解析では2003年の全球平均濃度は1,787ppbである。この値は18世紀以前の平均的な値である700ppbに比べて2.5倍に達している。

 

 

図2.6.13 過去1000年の大気中メタン濃度の変化

                                  」という。

地球温暖化は異常気象など天変地異生態系に影響を与えていると想われます。

>>詳しくは

 

 

 

 


未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表)という。

2013-06-18 | 地球温暖化・寒冷化関連

’13-06-18投稿

既報西日本各地猛暑日、55地点最高という。 未曾有の寒暖差がやって来る前兆か?
(2013-06-14)で個人的に熱中症を心配している猛暑がNASAの発表で来るという。
 どのような観点で予測しているのか調べて記載しました。

ソーシャルニュース Ceron.jp
未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表) : カラパイアURL:karapaia.livedoor.biz/archives/52131232.html
登録日時:2013-06-17 08:34
(一部割愛しました。)
「2012年の世界の気温は平均を上回る高さだったが、今後10年間はさらに気温が上がる可能性が高いという。今年はその昨年をさらに上回る記録的猛暑となるだろうと、NASAゴダード宇宙研究所が15日、発表した。

  米航空宇宙局(NASA)によると、2012年の世界の平均気温は統計を取り始めてから9番目に高い14.6度で、20世紀の平均より0.6度高かった。20世紀平均を上回るのは1976年から36年連続。統計の始まった1880年以来、世界の平均気温は0.8度上昇したという。

NASAゴダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン所長は記者会見で、2013年の世界の平均気温が2010年の過去最高記録を破る可能性が高いと語った。

海洋が暖まっている。これは地球がバランスを失っていることを示している。放出されるエネルギーより入るエネルギーの方が多くなっている。それゆえ、今後10年間が過去10年間より暖かくなることを確信を持って予測できる」

主流科学者の大半は、世界の気温上昇および異常気象増加の原因は、産業の排出する二酸化炭素などの温室効果ガスにあると考えているそうだ。

南半球であるオーストラリアではすでに今年、記録的熱波を観測している。

▼あわせて読みたい
今後我々は未だかつて経験したことのない猛暑を次々と体験することになる(米研究)
2011年06月22日

北半球が大寒波なら南半球は大熱波、ブラジルで体感気温は50度以上を記録
2010年02月12日
熱波の原因は、エルニーニョ現象のため雲ができないことだという。

世界各地で続く異常気象、2080年までには激しい熱波が1~2年ごとに襲ってくる可能性(米研究)     」という。

産業の排出する二酸化炭素などの温室効果ガスで海洋が暖まっている。これは地球がバランスを失っていることが原因というが、1880年以来、世界の平均気温は0.8度上昇の原因は温室効果ガスの影響と思われますが、大寒波の原因が個人的には理解できないが、・・・。

さしづめ、今年に入ってのインドなど亜熱帯地域の寒波から、寒暖差の大きなハイブリッドな気象が今後続くというのだろうか?
参考投稿:
異常気象など天変地異に係る記載(その15-2:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象との対応について)

異常気象など天変地異に係る記載(その15:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感)

寒暖の差や乾燥に強い南米原産の穀物「キヌア」が世界的な食料問題の救世主になる可能性があるという。

また、上記今後我々は未だかつて経験したことのない猛暑を次々と体験することになる(米研究)
関連記事:「地球はミニ氷河期に突入した。」と発表(ドイツ研究所):カラパイア
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51588425.html        
       2010年01月17日
 太平洋および大西洋の水温自然循環の分析により、「地球ミニ氷河期説」を発表したという。

 事実、コロラド州の米国家雪氷資料センターの数値によると、2007年より、北極は夏に海面氷結面積がすでに約106万平方キロ増加しており、増加率は 26%にのぼったという。「地球ミニ氷河期説」は、北極が2013年の夏までに、完璧に融けてしまう「地球温暖化説」と1900年から始まった地球温暖化は人類が排出した温室効果ガスが原因であるとのこれまでの認識を覆したともいう。

既報異常気象など天変地異に係る投稿(その4 '13-01-03~'13-03-19)の事例との関連性を別報にて、整理したいと思っています。


地球温暖化ガスのCO2から造られるドライアイスが現状不足しているという。

2013-06-10 | 地球温暖化・寒冷化関連

'13-06-10投稿

既報ハワイ上空のCO2濃度が400ppmの初の大台超えとは!増加原因は何だろうか?にて、記載したように、地球温暖化の原因のひとつ温室効果ガスCO2ですが、産業革命以降、増え続けて、別報にて記載したように、火力発電所や工場、自動車などの化石燃料の利用急増が大気汚染の深刻化や地球温暖化の原因となっているCO2は工業化の著しいアジア大陸において化石燃料の大量消費によって大気汚染微粒子に伴って発生していると思っています。

 その増加によって地球温暖化のみならずさまざまな悪影響を及ぼす例として、

CO2濃度の上昇で光合成が活発化し米の収量は増える一方、栄養分の窒素が不足し、たんぱく質の含有率が低下して整粒率が落ちるという。>>詳しく見る

 また、意外とも思われるが、地震にも関係しているという。
AFP BB News
二酸化炭素貯留に地震を引き起こすリスク、米研究 2012年06月22日

「二酸化炭素(CO2)排出削減のひとつの方法として挙げられている、大気中のCO2を回収して地中に隔離する「二酸化炭素回収・貯留(CCS)」には地震を引き起こす危険性があると、米国の研究者らが警告している。・・・

火力発電やその他の工業排出源による汚染管理法としてCCSは「実現性が高い」としている。・・・
 論文では、すでに米国において排水の地下貯留と小中規模の地震発生が関連づけられていると指摘。古くは1960年のコロラド(Colorado)州の例、さらにはアーカンソー(Arkansas)州やオハイオ(Ohio)州で昨年発生した地震を例に挙げつつ、「100年から1000年の単位でCO2を隔離することが考えられている地層で同規模の地震が起これば、問題は極めて深刻である」と警鐘を鳴らす。・・・」>>詳しく見る

関連投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27〜'12-03-21)

 ドライアイスがなければ生活に支障を起こすなんて、地球温暖化が問題視されていなかった半世紀前には全く想像しなかったが、CO2から造られるドライアイスが現状不足しているという全く皮肉な現象です。韓国から輸入しているともいう。

 msn産経ニュース 2013.6.9 10:30
ドライアイス“蒸発”!? 相次ぐ化学工場閉鎖…今夏、原料の炭酸ガス不足懸念http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130609/biz13060910300001-n1.htm

冷たいアイスクリームの販売や食品の保冷需要が増える夏場に、ドライアイス不足が起こる懸念が浮上している。

 国内で化学工場や製油所の閉鎖が相次ぐのに伴い、ドライアイスの原料に使われる炭酸ガスの供給力が低下するためだ。

 ドライアイスは、専用の冷蔵・冷凍庫よりもコストが安いため、スーパーや洋菓子店のほか、宅配便の冷蔵便サービス用にも広く使われており、運送業界にも影響が及ぶ可能性がある。

 炭酸ガスは、石油精製やアンモニア合成の製造工程で出る副生成物で、これをエア・ウォーターや大陽日酸などの工業用ガス会社が純度を高めて出荷している。

 主な用途はレーザー溶接などの産業用で、日本産業・医療ガス協会によると昨年度の炭酸ガスの出荷量は約67万トン。これ以外にドライアイス向けの供給が20万~30万トン規模あり、国内の年間需要は約100万トンに上る。

これに対し石油・化学業界では、旭化成が昨年3月に水島製造所(岡山県倉敷市)でアンモニアなどの生産を停止。7月にはコスモ石油が坂出製油所(香川県坂出市)を閉鎖する。

 エア・ウォーターが3月に山口県山陽小野田市に新工場を開設するなど、ガス会社は生産能力の底上げに動いているが、石化設備の供給減の影響は大きく、今夏の需要に対して、数%程度供給が不足するとみられている。

 来年3月末にはさらに、宇部興産が堺工場(堺市)でアンモニアの生産設備の停止を予定。内需低迷による石化業界の相次ぐ国内生産の縮小で、炭酸ガス不足は常態化する懸念もある。

 東日本大震災で、コスモ石油千葉製油所の火災事故が発生した2年前は、炭酸ガス不足の影響で韓国からドライアイスが輸入されており、今回も輸入の動きが広がりそうだ。」という。

⇒レーザー溶接などの産業用、スーパーや洋菓子店のほか、宅配便の冷蔵便サービス用の今夏の需要に対して、数%程度供給が不足するという。
 

 


寒暖の変化が激し過ぎる昨今 今夏は未曾有の猛暑日もあるのだろうか?

2013-05-25 | 地球温暖化・寒冷化関連

’13-05-25 投稿

 今まで経験したことない未曾有の季節はずれの猛暑がやってきました。インドでは48℃(05-23)に達したという。

AFP BB News2013年05月23日 19:53
気温48度の猛暑、赤ちゃん猿もぐったり インド 

「インド北部では夏を迎え、各地で連日、気温が48度近くまで上がる猛暑となっている。首都ニューデリー(New Delhi)では22日、5月の気温としては過去最高の45.6度を記録。アラハバード(Allahabad)でも最高気温が47.28度となり、赤ちゃん猿がお母さん猿にしがみついて日陰で涼んだり水を飲んだりする様子も見られた。」という。

 ⇒5月のインドの平均気温について現状不詳ですが、
既報異常気象など天変地異に係る記載(その11:インド、寒波で多数死亡とはなぜなのか?)(2013-01-12)で記載したように、年初来から、インドのみならず、北半球高緯度各地域での寒暖差の増幅傾向が続いていましたが、まさか低緯度の亜熱帯~熱帯地域でと想われるインド周辺地域でも寒波から、一転猛暑に見舞われているようです。

 わが国でも、最近5月にしては暑い日が続いて、押しなべて初夏並の暑さになっています。
参考:東京の気候(気温、降水量)
詳しくは>>
http://weather.time-j.net/Stations/JP/tokyo

また、真夏に近い猛暑地域もあったという。(2013-05-24)

 既報桜が咲いた後というのに寒さ暑さの繰り返し(2013-05-02)
つい20日ほど前の
 ゴールデンウィークになってもこの寒さ!5/6北海道で降雪(2013-05-06)が嘘のようです。

 また、以前、濃霧に苛まれた中国以上にインドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という(2013-03-03)ように、大気汚染が疾病のみならず、気象異変にも何らかの影響を与えていると想われます。

話が少し外れますが、
 ちなみに、既報(その8)によれば、2012年の夏、北半球の米国では観測史上最も暑い年に見舞われて、暑さのため7月には国土の61%が干ばつに見舞われたという。
 また、南半球のオーストラリアでは既報(その9)(2013-01-11)によれば、
47ニュース
豪州は猛暑記録40年ぶり更新 大規模な山火事相次ぐ
「・・・各地の最高気温の平均が7日連続で39度以上となり、従来の記録を約40年ぶりに更新した。世界気象機関(WMO)によると、シドニーを州都とするニューサウスウェールズ州で5日に47・7度を記録するなど南部で軒並み過去最高を記録した。・・・」という。

 加えて、アメリカ中部 オクラホマ州で巨大竜巻(2013-05-24)
での気象異変は記憶に新しいが、温暖化との関連?も。
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイトによれば、 
竜巻と地球温暖化に関連性はあるのか?NEW

「・・・現段階では、天候の100%予測は難しい。特定の異常気象と温暖化の結び付きを単純な論理で説明するには無理がある。しかし、昨今の気候パターンと温暖化との間に、なんらかの関連性を推し量ることはできる。例えば、一昔前より頻発している降雨の統計データから、温暖化がもたらす水蒸気量の増加が異常気象の発生につながっているという研究結果も報告されている。・・・」という。

 このような未曾有の季節はずれ、場違い、日毎の寒暖差などの
気象異変現象
5月太陽活動がピーク (2013-05-05 )
すなわち、

古くから語られる所謂、太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる宇宙環境からの放射線、電磁波の変動のみならず、

ハワイ上空のCO2濃度が400ppmの初の大台超え (2013-05-11)

一般的な温暖化要因のみだけでは整理されなく、

  最近では、SPRINTARSの大気汚染粒子、黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーの減衰状態が大幅に変動する影響が推察されます。

  個人的には温暖化と寒冷化とは表裏一体と想っていますが、気象異変現象(寒冷化/温暖化)については
、水蒸気、CO2など温室効果ガスの濃度分布(プロファイル)が何らかの原因で薄くなったり/厚くなったりして、熱が宇宙空間に逃げ過ぎ/逃げなくなって
いるのでは?既報で想っていましたが、
 もうひとつ考えられるのは、環境湿度、雲の形や大きさ、明るさの影響があるという。
参考情報:
関連投稿:(その5):米国東部のハリケーン厳戒態勢の引例
gooニュース 2012年11月13日
地球温暖化、最悪のシナリオが現実に?
 ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイトによれば、 気温上昇の度合いを正確に予測する上で鍵を握るのは雲だという。雲は地球のエネルギー収支に大きな影響を及ぼす。まず、白い雲は日光を反射して地球を冷やす。大気中の高さによっては、毛布のような役割を果たし、熱を閉じ込めるという。

 雲の明るさに影響すると思われるPM2.5で象徴される大気浮遊汚染粒子の介在によって、とりわけ色調、粒子径の影響が大きいか?と思っています。

 すなわち、水蒸気、CO2、メタンはじめとする温室効果ガスは単に赤外線を吸収して宇宙に放出させない効果ですが、
 環境放射能 など有害な大気汚染粒子(エアロゾル)は太陽光のみならず、環境中の各種の放射線など電磁波を吸収して最終的に熱化させて水温を上昇させるので、地球温暖化の原因
となる思っています。  

 高さ方向に含まれている大気汚染粒子の質/量および粒子径の変化によって、水蒸気量および雲の形、量/質のバランスに影響していると現状推察されます。

(NICT出典から引用)
 
 別報によれば、
砂漠化、沙地化は進んでおり、
     ↓
大陸からのさまざまな物質の飛来の影響が懸念されています。
中国 有害濃霧(2013-02-04)PM2.5
および
スペースデブリ「宇宙のゴミ」(2013-01-21)

など有象無象のエアロゾルも含めて

大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!(2013-02-23)で記載したように、
 化石燃料の消費によって発生するCO2、SO2などSOX、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質に加えて、大気汚染微粒子としての燃焼、硫酸塩などと黄砂環境放射能との「ハイブリッドな大気汚染」によって、

 わが国でも気象庁の今夏の予想によれば、特に、7月は猛暑傾向になるとのこと。

 連日40℃を越す可能性も彷彿させる昨今でもあり、未曾有の猛暑にならないことを願っています。

参考関連投稿:
大気エアロゾル粒子と寒冷化現象との対応(2013-01-31 )、大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感(2013-01-23)、気候の寒暖に大気中の汚染粒子は関係するのか?(2013-02-02 )、原因は大気浮遊粒子濃度変化の影響か?(2013-03-13 )

日毎、地域別の寒暖差は上空に浮遊している黄砂など微粒子分布の違いによるのだろうか? 
(2013-05-15 )

  


ハワイ上空のCO2濃度が400ppmの初の大台超えとは!増加原因は何だろうか?

2013-05-11 | 地球温暖化・寒冷化関連

'13-05-11投稿

 既報エアロゾルに係る記載(その29:大陸からのPM2.5大気汚染物質の飛来に対する情報)(2013-02-23)で記載したように、

 大気汚染微粒子は最近特に増加していると言われているようですが、実際問題、目視できるわけでもなくCO2と同様に、今後どのように汚染が増大しいくのか?気がかりです。

  別報にて記載したように、火力発電所や工場、自動車などの化石燃料の利用急増が大気汚染の深刻化や地球温暖化の原因となっているという。CO2は工業化の著しいアジア大陸において化石燃料の大量消費によって大気汚染微粒子に伴って発生していると思われますが、地球温暖化のみならずさまざまな悪影響を及ぼすという。

環境の世紀
劣化する米
2011.07.31
http://akihitoblog2005.blog.ocn.ne.jp/kankyo/2011/07/post_bf92.html
・・・温暖化で二酸化炭素(CO2)濃度が1.5倍になると想定される50年後には、コメの高温障害が進み、品質が劇的に劣化することが、農業環境技術研究所(茨城県つくば市)の実験で分かった。・・・50年後のCO2濃度は現在より200ppm(1ppmは100万分の1)高い584ppmになると想定されている。研究チームは、この条件下でコシヒカリを栽培した。隣接する通常の水田(対照区)と収量や、品質の指標となる整粒率(透明度が高く、形が整った米粒の比率)を調べた。 その結果、10アール当たりの収量は対照区の550キロに対し640キロと16%増えたが、整粒率は対照区の44%に対し27%と17ポイント下がることが分かった。 CO2濃度の上昇で光合成が活発化し収量は増える一方、栄養分の窒素が不足し、たんぱく質の含有率が低下して整粒率が落ちたとみられる。整粒率が低下すると、コメの等級が下がる。 同研究所の長谷川利拡(としひろ)上席研究員は「CO2濃度が高い条件に応じた肥料のやり方を工夫することが必要・・・」という。

 CO2増加による温暖化なのか? その他要因による温暖化でCO2増加なのか?

 現状、諸説紛々していますが、いずれにしても、さまざまな天変地異要因によって、例えば、海水温度が高くなれば、CO2は海水中からガス化して大気中に増加することもあるのではと個人的には想っています。この現象はその他、温室効果ガスであるメタン、オゾンなども同様と想われます。

 
   
(google画像検索から引用)

 
 工業化地域とは程遠い海水温度など高いと思われるハワイでのCO2濃度が増加したという。

 

 沖縄タイムズ
温暖化、危険水準に近づく CO2初の大台超え
2013年5月11日 10時37分
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-05-11_49112

「【ワシントン共同=吉村敬介】米海洋大気局(NOAA)は10日、ハワイのマウナロア観測所で測定した大気中の二酸化炭素(CO2)の平均濃度が9日に1958年の観測開始から初めて400ppmの大台を超え、最高値を記録したと発表した。同観測所のデータは大気の状態を正確に把握する世界の標準的指標。地球温暖化の深刻な被害を避けるためには、CO2を含む温室効果ガスの濃度を450ppmまでに抑える必要があるとされ、危険水準にまた一歩近づいた。

 国際社会では、温室効果ガス排出をめぐる京都議定書に代わる枠組み作りの交渉が続いているが、各国が大幅削減を受け入れるめどは立っていない。」

⇒大気圏における大気循環の一環による増加なのか?なぜハワイでCO2が大台越えしたのだろうか???考えさせられるニュースです。
 
 既報によれば、ハワイなど北半球のドライゾーン(北緯10~30度の亜熱帯)の環境は相対湿度が高く、水蒸気が豊富にあり雲が形成される対流圏のうち、高度1000メートル前後にあるドライゾーンは未来の気候を決定づける上で主要な役割を果たすという。

 また、既報大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感('13-01-23)にて、記載した最近のわが国を含む北半球の寒冷化など天候不順現象に対して、大気エアロゾル粒子とともに、どのような影響を及ぼしているんであろうか?
 今冬のインド周辺の亜熱帯~熱帯地域
中国および、英国などの高緯度地域での異常な寒冷現象はCO2など温室効果ガスの異変のみならず、その原因は大気汚染粒子の高さ方向に含まれている質/量および粒子径の変化によって、水蒸気量および雲の形、量/質のバランスの異変による影響が大きいのでは?
と現状推察しています。

 温室効果ガスに係る情報では
 オゾン濃度とメタン濃度が連動するとも、

また、有史以来の南極のCO2濃度と気温と対応するともいう。

また、このような関係図もあり、南極の気温とCO2濃度は対応しているようです。
   (google画像検索から引用)

 

 CO2は水温が高くなると水に溶解しているものが大気中に出てくるようです。
海水温度の上昇に影響する要因にも注意が必要であると思われます。

妄想はさておいて、
いずれにしても、CO2の増加に対するメカニズムは個人的には不詳ですが、
地球温暖化の深刻な被害を避けるためには、一定に管理することが重要と想われます。
参考情報:
教えて!goo
世界の二酸化炭素濃度のデータ
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5322900.html
マウナロアの観測データはこちらで手に入ります。
http://cdiac.ornl.gov/trends/co2/sio-mlo.html
その他の地点の、観測データは
http://gaw.kishou.go.jp/wdcgg/jp/wdcgg_j.htmlで。
http://www.esrl.noaa.gov/gmd/ccgg/trends/
にもデータがまとまってます。」


 CO2のみならず、数ある温室効果ガスのひとつであるオゾン濃度の変化はオゾン層破壊による単に太陽からの様々な波長の紫外線の増加のみでなく
 地殻変動によっても酸素(O2)が酸化されて生成するオゾン(O3)が形成されるというが、オゾンの分解反応熱もあり、また、直接的な効果は小さいと想われますが、間接効果として水温上昇に伴う水の表面張力、粘度が小さくなることによって、水が地殻内部まで浸透しやすくなり?、マグマとの反応による水の性状変化(潜熱⇔顕熱)による赤外線の吸収⇔放出に伴う気温変動への影響および放射冷却効果が寒暖差にどのように影響しているのか?興味ある現象です。

 

昨今の寒暖差の原因は? オゾン層の破壊は温室効果の減少によって地表の温度を下げるという。

2013-05-05 | 地球温暖化・寒冷化関連

'13-05-05投稿

ゴールデンウィークになってもこの寒さ! 例年と比べ少し寒暖差が大きいようです。と思っています。

 この天候不順と地球温暖化・寒冷化との関連は専門家の見解が分かれているように、いまひとつ理解できないのが個人的な現状と思われます。

関連投稿: 
地球温暖化に係る記載を調べました。(地球は温暖化中なのか?寒冷化中なのか?)(2013-02-24) 

 YAHOOニュース地球は温暖化なのか? 氷河期なのか?
週プレNEWS 2月22日(金)11時10分配信

「ちょうど1年前、ロシア科学アカデミーから「2014年から地球は小氷河期(ミニ・アイスエイジ)に入る」という発表がされた。しかし、地球は今、人間のCO2排出のために急激な温暖化の最中だったはずでは? どちらが正しいのだろうか。・・・」

 この原因およびメカニズムについて不詳につき個人的には関心があります。

話が少しそれますが、

 写真は既報
地異に係る記載(その25:大規模な地盤陥没・地割れ地域では巨大地震は発生しないのだろうか?)(2013-05-01)で引用(http://seiichiro.kameishi.jp/?eid=92)した
アフリカ
2005年。アファール。エチオピア。500メートルの亀裂が数日で出来、どんどん広がって、今や60キロの長さに進行している。

 

 地割れの状況状況の一例ですが、この原因は旱魃化した乾燥地域では大規模な地割れが発生し易いのでは?と個人的には推察しています。

 「旱魃」とは長い間、雨が降らなくて日照りのため地殻に水分が少ない状態で大小さまざまな地割れが発生し易いと解釈していましたが、最近のわが国の河口湖のように雨は平年並みでも渇水状態となり、原因不明の熱で旱魃化することもあり、解りにくい現象です。

 要するに、

 単に、温室効果ガス、オゾン層破壊ガスの増加のみならず、

その地域の水が何らかの原因で消えてしまう現象か?と個人的には思っています。

 水といえば、個人的な関心で随分調べましたが、異常気象など天変地異に関係していることは間違いないと思っていますが、問題は水が係る直接・間接を問わずに、大気圏に存在する

エアロゾル分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲)によって、水の性状が変化して生態系に影響していると思われますが、メカニズム、およびその潜熱の影響も含めた「熱収支」について個人的には不詳なためと思っています。
関連投稿:
「水」とはどのようなものか?に係る記載(天変地異と水の性状変化との関係があるのか?)

 また、温暖化(寒冷化)の要因のひとつオゾン層変動との関連について個人的には不詳です。

 エアロゾルに係る記事(オゾンへの影響について)(2012-01-19)によれば、

教えてgoo
「・・・O2からO3が生じるときには紫外線が吸収される一方で、O3が分解するときには紫外線ではなく熱(赤外線)として放出されるため、全体としては「紫外線の吸収(+熱の放出)」になるということでしょう。
 なお、O3の分解時の紫外線は、分解反応を起こすために必要な励起エネルギーとして使用されるものと思います。
(励起分も含めた余剰エネルギーは、分解反応後はとして放出されることになります)・・・
 紫外線にも種類があり(波長の違いによる)、オゾン生成の際とオゾン破壊の際に作用する紫外線は別の種類のもの・・」という。
詳しく見る>>

 その他、別報において、大地震発生の前兆であるマグマ活動、プレートの移動などによって岩盤が崩壊するときの圧電効果や摩擦により電荷(電気的なエネルギー)が発生しますが、地震などによって岩盤に圧力が加わった時にオゾンが発生するという。
詳しく見る>>

また、「・・・人工オゾン発生機、ランプ紫外線、水の電気分解によってもオゾンは製造されるが、湿度が高いと生成効率が低下する」という。
詳しく見る>>

 蛇足ですが、 
既報で記載しましたエアロゾル成分のひとつであるインフルエンザウィルス対策として、工業分野では紫外線、オゾンはアルコール、次亜塩素酸、過酸化水素などと同様に殺菌効果を示します。
(インフルエンザウイルスは、温度が低い程、湿度が低い程長時間生存し、感染する力を保持しています。)

 加えて、南極北極ではオゾン層が消滅していて、いまだに解明されていません。

  最近の現象が実際どのようなメカニズムで起こっているか?解らないので、今一度、既報で調べた地球温暖化とオゾンとの対応をとるために、解りやすく解説されたメカニズムを調べました。

 参考:

  1μ=1000nm
     
(google画像検索から引用

 

オゾン層破壊が温暖化の原因?
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/9/9-2/qa_9-2-j.html
 (一部割愛しました。)
オゾン層破壊は温暖化を引き起こすのか?
オゾン層破壊が進むと、これまでオゾンで吸収されて地表に到達しなかった波長300nm以下の紫外線が、地表まで到達できるようになります。また、弱いですがオゾンには500~700nmの可視光線(緑色、黄色、橙色)を吸収する働きもあります。オゾン層破壊によって太陽光で地表がどれだけ暖められるかは、現在あるいは今後どの程度までオゾン層破壊が進むのかということと、そのオゾン層破壊の程度で地上に届くこれらの太陽光がどの程度増えるか、を考えればよいと思います。

地上での太陽エネルギーの増加
オゾン層破壊によって、仮に高さ25km以下のオゾン層が全く消失してオゾン量が現在の約半分になったとしましょう。その場合でも、残り上半分のオゾンによってかなりの紫外線が吸収され、地表に到達する紫外線は300nm付近から5nm程度だけ短波長側と190~230nm付近で増加するだけに止まります。そのエネルギー量は太陽からやってくるエネルギー全体に対して0.2%程度です。また、現在も含めて今後予想されるオゾン層破壊は地球全体の平均で最大5%程度ということを考慮すると(WMOオゾンアセスメントレポート2006)、オゾン層破壊によって増加する太陽エネルギーは、およその見積もりで、全太陽エネルギーに対して0.02%程度となり、値としては0.27Wm-2(1平方メートルあたり0.27ワット)以下となります。地表に到達する500~700nmの太陽光エネルギーも増えますが、その増加は同程度かそれより小さいと考えられます。実際には、オゾン層破壊の大きい場所は太陽高度の低い高緯度地方に限られ、また1年のうちでも春季に限られます。季節や緯度経度を考慮した数値モデルを使ったより詳しい計算によると、その放射強制力(注1)は地球全体の一年平均で約0.11 Wm-2という値になります(図1)。ちなみに10月に南極上空でオゾンホールが発生した時は、そのオゾン量は50%減くらいになってしまうのですが、その期間はせいぜい1カ月と短く、この時期は太陽高度が極端に低いため、南極に到達する太陽エネルギーは地球全体が1年に受け取る太陽エネルギーに比べれば非常に小さく、その影響は小さいと言えるでしょう。


図1 工業化以前から現在までにその量が人為変化した温室効果気体による放射強制力(IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書政策決定者向け要約(気象庁)およびGauss et al. (Atmos. Chem. Phys., 6, 575-599, 2006)より作成)

 オゾンによる温室効果の減少
 ところで、オゾン層には太陽紫外線を防ぐ働きの他にもう一つ、地表に向かって赤外線を放射する温室効果気体としての働きもあります。赤外線は800nm以上の波長の長い、目に見えない光で熱線とも呼ばれます。太陽光にも赤外線の一部は含まれますが、地表や、大気中の二酸化炭素、水蒸気、メタン、オゾンなどからも放射され、地球の温室効果は大気中のこれらの物質から放射される赤外線によって生じます。従って赤外線の影響に限って言えば、オゾン層破壊が起こってオゾン量が少なくなればその温室効果の影響は小さくなり、地表の気温を下げるように働きます。また、オゾン層破壊によって成層圏の気温が低下し、放射される赤外線が弱まって地表の気温を下げる効果もあります。しかしながら、こういったオゾン層の赤外線に対する温室効果も二酸化炭素に比べると小さいのであまり問題にはなりません。この計算は複雑なので省略しますが、詳しい計算によるとその放射強制力は-0.17Wm-2となります(図1)。前に述べた地表に到達する太陽放射増加による放射強制力+0.11 Wm-2をたし合わせた正味の放射強制力は-0.06 Wm-2となり、結果としてオゾン層破壊による放射強制力は二酸化炭素の放射強制力+1.66 Wm-2に比べてかなり小さく、地表気温に対してほとんど影響がないか、わずかに気温を下げる働きをします。

 最近、高度10km以上の成層圏オゾンよりも地表付近の大気汚染などで増加する対流圏オゾンの温室効果が問題となっています。対流圏オゾンの増加による温室効果は成層圏オゾンに比べるとかなり大きいのですが、それでも二酸化炭素の温室効果に比べれば小さいと考えられています(図1)。

 温暖化はオゾン層破壊に影響を及ぼすか?

図2 温暖化とオゾン層破壊との関係、およびその要因

ここで、二酸化炭素などの温室効果気体の増加による温暖化がオゾン層破壊に影響を及ぼすかどうかについて少し付け加えておきます。「温暖化→オゾン層破壊」の影響は、少なからずあると言わざるを得ません。それは、オゾンの生成と破壊に関わる化学反応の速さが成層圏の気温の影響を敏感に受けるからです。温室効果気体が大気中に増えると地表と対流圏では気温が上昇して温暖化しますが成層圏大気は逆に冷却されて、南極や北極で極成層圏雲(注2)ができやすくなります。現在のように成層圏大気の塩素濃度が高い状況では、この極成層圏雲の増加によって塩素によるオゾン層破壊が加速されると考えられます。一方、温室効果気体の量は増えるがフロン・ハロン規制が効いた数十年後の大気では塩素・臭素濃度は下がり、塩素・臭素以外の他の化学成分との反応によってオゾン濃度が決まります。この化学反応は温度が下がるとオゾンを増やすように働きますので、成層圏大気の冷却によってオゾン濃度は増加すると考えられます。さらに、地球全体のオゾン分布と量は地球規模の大気の循環の影響を受けて変化するものなので、温暖化によってこの循環の強さが変わり、それに伴ってオゾン量が変化することも考えられます。
(注1) 放射強制力:二酸化炭素などの温室効果気体の濃度や太陽放射強度などの変化による対流圏界面における放射強度の変化。放射強制力が正の場合には地表を加熱し、負の場合には冷却します。

(注2) 極成層圏雲:北極や南極の下部成層圏において、-78℃以下の極低温で生じる硫酸・硝酸・氷を成分とする雲。」という。

⇒地球の寒暖化に及ぼすオゾン層破壊の影響は小さいようです。

 一方、既報の調査ではオゾン濃度とメタン濃度が連動するとも、また、有史以来の南極のCO2濃度と気温と対応するともいう。
また、このような関係図もあり、南極の気温とCO2濃度は対応しているようです。
   (google画像検索から引用)

 CO2は水温が高くなると水に溶解していいるものが大気中に出てくるようです。海水温度の上昇に影響する要因にも注意が必要であると思われます。

 したがって、温室効果ガスであるオゾン濃度の変化は単に太陽からの様々な波長の紫外線のみでなく、地殻変動によっても酸素(O2)が酸化されて生成するオゾン(O3)の分解反応熱もあり、また、直接的な効果は小さいと想われますが、間接効果として水温上昇に伴う水の表面張力、粘度が小さくなることによって、水が地殻内部まで浸透しやすくなり?、マグマとの反応による水の性状変化(潜熱⇔顕熱)による赤外線の吸収⇔放出に伴う気温変動への影響および放射冷却効果が寒暖差にどのように影響しているのか?興味ある現象です。


 
(google画像検索から引用)

(参考情報)
個人的なメモ:  
<温室効果とは> 

 
   
(google画像検索から引用)

 

 参考投稿:
地球温暖化の要因に係る記載(その2:各種温室効果ガスの影響度)
温室効果ガスに係る記載(その2:温室効果ガスCO2、メタンガスの鉛直分布の測定方法)

 <宇宙・太陽からのエネルギーの減衰に及ぼす要因>

 古くから語られる所謂、太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる宇宙環境からの放射線、電磁波の変動のみならず、
 最近では、SPRINTARSの大気汚染粒子黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、

太陽圏、磁気圏 、電離圏、大気圏の位置

(図拡大クリック)

    
 
(google画像検索から引用)

太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーが減衰状態が大幅に変動することが推察されます。

<環境中の水の循環例>

         (google画像検索から引用)

 

関連投稿:
地球温暖化の要因に係る記載(その6:大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)
(2011-11-12)
「水の状態変化」「水の局所的な偏り」を調べるために、

・「MIMIC(気象衛星共同研究所の総合マイクロ波画像)」
 A New Approach to Visualizing Satellite Microwave Imagery of Tropical Cyclones
熱帯低気圧の衛星マイクロ波画像を可視化する新方法(大気圏における可降水量の評価方法)

<環境中の水の電磁波吸収例>

水科学総合知見情報プラットフォーム研究開発報告書
「4-3 水分子の吸収スペクトル」によれば、http://150.48.245.51/seikabutsu/2003/00213/contents/0006.htm
 γ線 X線  →紫外線←
    吸収ピーク
   ↓

透過大↓ 

         → 光 ←     赤外線

 <環境中の水の性状変化>
東京大学大気海洋研究所
地球表層圏変動研究センター
地球表層圏データベース
「・・・ Cloudsatは、ミリメーター波のレーダーを搭載し、雲の分布やその鉛直構造および雲の光学的特性を観測することを目的とし、雲を構成する雲粒や氷晶、非常に小さい水滴を検出します。
 雲形や雲量分布の変化は、温室効果ガス、人為的なエアロゾル、その他の地球規模の気候変動の要因の変動から予想される気候変化よりも、地球の放射収支に大きな影響を与えると考えられており、 Cloudsatの観測データやCALIPSOと併用して解析されたデータは、気候モデルによるシミュレーション結果の検証のために多くの研究者に利用されています。 ・・・

<データベース記載例>
CLOUDSAT Archives
August, 4, 2007

                            ・・・   」

 

 


地球温暖化に係る記載を調べました。(地球は温暖化中なのか?寒冷化中なのか?)

2013-02-24 | 地球温暖化・寒冷化関連

'13-02-24投稿

 別報引用記載にて、中国は世界最大のエネルギー消費国で、火力発電所や工場、自動車などの化石燃料の利用急増が大気汚染の深刻化や地球温暖化の原因となっているという。

 一方、週プレ NEWS 2012-12ー05 
中国の大気汚染が3年以内に北半球を氷づけにする? /続きを読む
という。

 また、既報(その11:インド、寒波で多数死亡とはなぜなのか?)で記載したように、亜熱帯地域で史上稀な寒冷化しており、まったく、矛盾する現象が発生しています。

 以下、地球は温暖化中なのか?寒冷化中なのか?に係る記載を調べました。

関連投稿:
地球温暖化に係る記載の整理(~12-07-03)

 

 YAHOOニュース

地球は温暖化なのか? 氷河期なのか?

週プレNEWS 2月22日(金)11時10分配信

「ちょうど1年前、ロシア科学アカデミーから「2014年から地球は小氷河期(ミニ・アイスエイジ)に入る」という発表がされた。しかし、地球は今、人間のCO2排出のために急激な温暖化の最中だったはずでは? どちらが正しいのだろうか。

CO2が増えているのは間違いない。1945年頃までは300ppmだったCO2濃度は戦後になって急増し、2000年には390ppmを記録している。

気温の上昇も事実だ。地球温暖化への警鐘を鳴らし続け、2007年にノーベル平和賞を受賞した「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)」という巨大機関が発表した北半球の平均気温グラフを見てみると、確かに1000年前から気温は上がり続けている。

そして同時に、このグラフは過去1000年の気温変化に、「人間のCO2排出量」の影響を加えて「2100年までの平均気温」をはじき出し、「最低で1度、最大で6度の上昇」と予測する。現在の「地球温暖化」論の元ネタが、このグラフなのだ。

しかし、アジア各国で自然災害を調査してきた長崎大学の小川進教授(工学、農学)は、このグラフの正当性を疑う。

「このグラフは1000年前をスタートにしていますが、数万年もさかのぼれば、この数十年間の気温の上昇線より急角度の変動は、何回も現れるんですね。だから、現在の地球温暖化の原因が、人間のCO2排出のため“だけ”といえるのかは疑問です。ちなみに私はタイなどで『地球温暖化が原因』といわれた水害を調査してきましたが、それらの最大の原因は、水利施設の不備や、大工場の乱立による局地的温暖化だったりしたんですよ」

確かに40万年前までさかのぼった気温変動のグラフを見れば、人間に関係なく現在よりずっと暖かな時期が、地球上には何度も存在している。さらに、20世紀における気温とCO2排出量の変化を並べてみると、人間が化石燃料をガンガン燃やしだす1946年以前から、すでに地球の温暖化は始まっていたことがわかる

そう考えると、地球の温暖化が原因とされる多くの問題も、数々の疑念があがる。

例えば、ここ数年の都市部で起きている猛暑。しかし、これは「ヒートアイランド現象」の性格が強く、地球全体の温暖化とは別モノとして考えるべき話だ。

さらに、南極の温暖化。「南極昭和基地」の今年1月の平均気温は、観測史上2番目に高い0.8度。しかし昨年9月は、観測史上4番目に低いマイナス23.2度だった。長期的な温暖化傾向はないといわれている。

今年1月のカナダ環境省の衛星画像解析では、北半球の高緯度エリアでは10年間に20%の速さで積雪面積が縮小していることが確認された。しかし一方「ヒマラヤ氷河地帯」は、昨年4月のフランスによる調査でほとんど氷雪は減っていないとわかっている。

地球の気候は、あまりに複雑だ。ある地域のある時期だけを見て、地球全体の気候を語ることなど到底できないのだ。

■週刊プレイボーイ9号「やっぱり『2014年より地球は氷河期』説は本当か?」より

最終更新:2月23日(土)10時30分」

ロシア科学アカデミーから「2014年から地球は小氷河期(ミニ・アイスエイジ)に入る」という。

地球は温暖化中なのか?寒冷化中なのか?
本当にどちらなのでしょうか?

 20世紀における気温とCO2排出量の変化を並べてみると、人間が化石燃料をガンガン燃やしだす1946年以前から、すでに地球の温暖化は始まっていたという。

 ここ半世紀で温暖化によって、海水温の上昇、平均気温の上昇をもたらした主因はCO2のみではない?ようです。

現状のCO2の増加による温暖化効果では氷河期をとめることはできないということか?

 かと言って、CO2削減対策を強化せずに、がんがん化石燃料を燃やせば、CO2のみならず、煤、揮発性化合物(VOC)、NOx、SOxが増加して昨今のような大気汚染物質による呼吸器疾患などが増加したり、これらは大気汚染粒子による局所的な日傘効果」によって、わが国でも地域差はあると思われますが、今冬、かなり寒いと感じる方も多いと思います。

関連投稿:
異常気象など天変地異に係る記載(その17:大気汚染粒子が慢性化して寒冷化するという)

(2013-02-08 )

 温室効果ガスが引き起こすもっとも衝撃的な記載として、
既報温室効果ガスに係る記載(その1:海底火山活動との関連)の引用記載「オントンジャワ海台における地球史上最大の火山活動の原因を解明」によれば
「・・・ 前期白亜紀の約1億2千万年前に起きた、地球史上最大といわれる火山活動によって形成された玄武岩溶岩で作られた巨大火山です。この大規模な火山活動によって大気中に大量に噴出された二酸化炭素などの温室効果ガスは、地球の温暖化を引き起こします。この激しい温暖化は、極域の氷床を融かし、冷たい海水が海底に流れ込むことによって起きる海洋大循環を止めます。その結果、酸素に富んだ海水は海底に届くことがなくなり、海底の酸素が欠乏する状況を作り出し、生物の大絶滅を招きました。これを海洋無酸素事変・・・」という。

 現状の約400ppm(0.04%)のCO2が極端に増加すれば灼熱地獄になり、生物は絶滅するという。

ちなみに、創世記の地球は大気の80%は、二酸化炭素が占めていて、超温室状態であったともいう。

 また、このような関係図もあり、南極の気温とCO2濃度は対応しているようです。
   (google画像検索から引用)

 CO2は水温が高くなると水に溶解していいるものが大気中に出てくるようです。海水温度の上昇に影響する要因にも注意が必要であると思われます。

 


       (google画像検索から引用)

 

 また、水蒸気、CO2、メタンはじめとする温室効果ガスは単に赤外線を吸収して宇宙に放出させない効果ですが、太陽光をはじめとする環境中の各種の放射線、電磁波は最終的に熱化して水温を上昇させるので、最終的には地球温暖化の原因となると思われます。 

 

 
   (google画像検索から引用)

 

参考投稿:
地球温暖化の要因に係る記載(その2:各種温室効果ガスの影響度)
温室効果ガスに係る記載(その2:温室効果ガスCO2、メタンガスの鉛直分布の測定方法)

 


温室効果ガスに係る記載を調べました。(その2:温室効果ガスCO2、メタンガスの鉛直分布の測定方法)

2013-01-04 | 地球温暖化・寒冷化関連

'13-01-04投稿

 昨年末、わが国よりはるかに高緯度に位置する英国のイングランド(England)南西部とウェールズ(Wales)で、前週からの豪雨による洪水が発生しているという。また東南アジアでは冬なのに台風1号が発生したという。
関連投稿:
異常気象など天変地異に係る投稿(その1)、(その2)、(その3

 

北極圏のオゾン層破壊の影響なのだろうか? というのは、別報北極圏におけるオゾン層の急激な破壊現象の原因は?(その1:概況および要因考察)の引用記事によれば、
「 毎日新聞 2011年10月3日 東京朝刊http://mainichi.jp/select/science/news/20111003ddm001040067000c.html
オゾンホール:北極圏で最大 破壊規模、南極に匹敵--3~4月
・・・国環研によると、3月末には、北極圏上空18~20キロの成層圏にある空気の塊で、通常のオゾン量の80%が破壊された。範囲は長軸約3000キロ、短軸約1000キロの楕円(だえん)形。スカンジナビア半島などを覆った。
 今年は北極圏上空の成層圏に、過去30年間で最強の低気圧性の渦「極渦(きょくうず)」が発生。氷点下80度以下の低温状態が長期にわたり続いたことが原因という。・・・
国環研は極渦の強さについて「温室効果ガスの影響も考えられる」と話す。極渦は4月後半に崩壊。ちぎれたオゾン濃度が低い空気の塊は、日本の上空にも到達した。 オゾンはフロンなどに含まれる活性塩素によって破壊される。」という。

既報でも記載しましたが、妄想?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 電離層、オゾン層が破壊されれば、紫外線など波長の短い高エネルギーの宇宙電磁波、微粒子線が地上に照射されて、かつ大気圏に存在する温室効果ガスの影響によって、結果的に極氷の溶解と水の蒸発が進み、豪雨の原因となる大量の雲が生成されやすくなったのか???と妄想ししています。(一方では、水不足で旱魃被害を蒙っている地域があるというのに、これらの水の多寡現象・・・)

 詳しい破壊メカニズムはわかりませんが、オゾンについては
オゾンホールの増加原因はオゾン層破壊物質の形成によるためと思われますが・・・
過去の調査によれば、

オゾン層破壊とは 「・・・オゾン層は、地表から約10~50km上空にあり、太陽光のうち有害な紫外線の大半を吸収しています。
 
フロンにはオゾン層を破壊する力の強いCFC(クロロフルオロカーボン)やその代替物質でオゾン層を破壊する力の弱いHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)、オゾン層を破壊しないHFC(ハイドロフルオロカーボン)があります。・・・このほか、消火剤として使用されるハロンや、土壌の殺菌や殺虫剤に使用される臭化メチルがあります
 肥料の使用や化学物質の製造過程で出る「亜酸化窒素(N2O)」が、現時点でオゾン層を最も破壊する物質であることを、米海洋大気局の研究チームが突き止め、2009年8月28日付の米科学誌「サイエンス」で発表しています。・・・」という。

 したがって、素人的には大気圏の大部分を占める窒素ガスが変質して「亜酸化窒素(N2O)」的な物質による悪影響?の可能性が推察されます。
 窒素ガスといえば、一般的には不活性でありますが、雷の放電や紫外線により、窒素ガスが酸化され、これらが雨水に溶けることも言われています。詳しく見る>>

 
環境放射能からの電子(ベータ)線などの放射線も雷の放電や紫外線と同様な効果をもつことも推察されます。
関連投稿:放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)

温室効果ガスといえば、水(H2O)、CO2、メタン(CH4)などと思われますが、それぞれの濃度は水蒸気約1万ppm~数万ppm、CO2は約400ppm、メタンは約2ppmと言われていますが、大気圏(対流圏から成層圏)の鉛直方向でどのような濃度になっているのだろうか?
上記の地表から約10~50km上空ゾン層北極圏上空18~20キロの成層圏にある空気の塊とまた、電離層、磁気層の関係はどのようになっているのだろうか?

 (図拡大クリック)(google画像検索から引用

  また、既報、生物多様性に係る投稿('10-10-11~'12-05-08)
の冒頭に記載した引用創世記の海と大気の生成と温室効果についてによれば、
・・・
創世記の地球の大気は、二酸化炭素、水蒸気、そして窒素を主成分としていた。

そして、大気圏上層部の水蒸気は、太陽からのエネルギーで、水素と酸素に分解され、他の元素と化学反応して、メタン、一酸化炭素、水、および二酸化炭素が合成された。・・・

 大気の80%は、二酸化炭素が占めていて、地球は、超温室状態であった。
大気中の水蒸気が雨となって地表に降り注ぎ、原始海洋が形成された。
そして海洋は、大気中の二酸化炭素を吸収して、窒素が大気の主成分となっていった。・・・」という。

 参考引用図( google画像検索から引用)によれば、 

 

 まえがきが長くなりましたが、以下、温室効果気体や大気汚染物質等の大気微量成分気体の濃度に係る記載を調べました。

 千葉大学 研究概要http://www.cr.chiba-u.jp/~saitohlab/research.html
(一部割愛しました。)

人工衛星のデータを利用した地球大気化学研究を行っています。 これまで、衛星搭載太陽掩蔽法センサー(ADEOS/ILAS、ADEOS/ILAS-II)のデータを用いた 成層圏オゾン層破壊・極成層圏雲に関する研究や、衛星搭載センサーで測定された熱赤外 スペクトルデータから温室効果気体や大気汚染物質等の大気微量成分気体の濃度を導出する アルゴリズムの開発を行ってきました。現在は、日本の温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT) の二酸化炭素・メタン濃度の高度プロファイル導出アルゴリズムの開発を担当しています。


GOSAT熱赤外センサーによる二酸化炭素とメタンの濃度鉛直分布導出

GOSAT(Greenhouse Gases Observing Satellite; 和名いぶき)は、全球で長期間継続的に温室効果ガスを観測することを目的として開発された衛星であり、温室効果ガスの濃度を測るフーリエ分光計TANSO-FTS(Thermal and Near Infrared Sensor for Carbon Observations)を搭載しています。TANSO-FTSは、短波長赤外と熱赤外の両方の波長帯のスペクトルを高波数分解能で取得できる唯一のセンサーであり、短波長赤外波長帯から二酸化炭素とメタンのカラム平均濃度を、熱赤外波長帯から二酸化炭素とメタンをはじめとする温室効果ガスの高度プロファイルを導出することができます。世界各国が様々な衛星を運用していますが、温室効果ガスのカラム平均濃度と高度プロファイルを同時に同じ視野で観測できる衛星は現時点ではGOSATだけです。 TANSO-FTSの熱赤外波長帯から温室効果ガスの高度プロファイルを導出するアルゴリズム開発は、環境リモートセンシングセンターと東京大学大気海洋研究所が中心となって行っています。現在、次年度(2011年度)前半のデータ一般公開を目指して、アルゴリズムの改良と濃度データの検証解析作業を実施しています。短波長赤外波長帯から導出したカラム平均濃度データはすでに一般公開されており、高度プロファイルデータの一般公開後は、両データを組み合わせた新しいサイエンスの展開が見られると期待されます。

GOSAT二酸化炭素とメタンの濃度鉛直分布の検証解析

GOSAT/TANSO-FTSの熱赤外波長帯から導出した二酸化炭素およびメタン濃度の高度プロファイルのデータ質を検証するため、他の独立観測のデータと比較解析を進めています。CONTRAIL(Comprehensive Observation Network for Trace gases by Air Liner)プロジェクトから提供を受けたJAL定期航空機による二酸化炭素・メタンの濃度観測データやAIRS(Atmospheric Infrared Soounder)による二酸化炭素・メタンの濃度観測データとの比較を、奈良女子大学と共同で行っています。

静止衛星や国際宇宙ステーションを利用した大気汚染物質のモニタリングに向けて

静止衛星や国際宇宙ステーションを利用した、日本を含む東アジア域あるいは全球の大気汚染物質のモニタリングを行うプロジェクトに参加しています。静止衛星や国際宇宙ステーションに搭載するセンサーの開発設計のために、宇宙空間の実際の軌道上で対流圏オゾンなどの大気汚染物質を赤外波長帯で観測する場合の精度評価研究を行っています。・・・」

二酸化炭素・メタン以外に、個人的には濃度および赤外線の吸収効果に最も温室効果への影響が大きいと推察される水の挙動についての分析事例を調べることが、必要であると思われます。

 日本財団図書館 水科学総合知見情報プラットフォーム研究開発報告書
「4-3 水分子の吸収スペクトル」によれば、http://150.48.245.51/seikabutsu/2003/00213/contents/0006.htm

 γ線 X線  →紫外線←
    吸収ピーク
   ↓

透過大↓ 」

          → 光 ←     赤外線  

関連投稿:
地球温暖化の要因に係る記載(その8:水循環観測衛星「しずく」について)
MSN産経ニュース2012.1.10 22:13
水循環観測衛星「しずく」公開 地球温暖化予測に貢献
(一部割愛しました。)
宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、水の循環を地球規模で調べる水循環変動観測衛星「しずく」の機体を筑波宇宙センター(茨城県)で公開した。今夏までに打ち上げる予定で、気象予報や地球温暖化対策などに役立てる。
 しずくは高度約700キロの極軌道を周回。大気や海面、地表などから放射されるマイクロ波(電磁波の一種)を観測することで水蒸気や海面水温などを調べ、水の循環を地球規模で探る。2日間で地球のほぼすべての地域を昼夜1回ずつ観測できる。・・・」という。

一方、「宇宙線が降り注ぐ量によって気候が変動し、地球温暖化はしていないという説がある。雲を生成する要因は大気中の蒸気ではなく、大半が宇宙線によるものだったという実験結果がCERNから発表された。」という記載もあります。本文を読む>>

 また、これらの温室効果ガスは相互に関連しているようです。
オゾン濃度と温室効果ガスとの関連によれば、
気象庁「日本における2008年の地上オゾン濃度変動」によれば、
http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/cdrom/report/html/2_6_1.html
綾里、南鳥島、与那国島で観測された濃度を参照濃度を比較すると、
綾里では観測された濃度は4月に高く、8~9月と11~12月に低かった。
南鳥島では1、3、7月に高く、11月に低かった。
与那国島では3、7月に高く、1、11月に低かった。」
「・・・・
・オゾンの濃度変動は、第2.2.1節のメタンや第2.5.1節の一酸化炭素の濃度変動と共通していることが多い。例えば、・・・・・与那国島の7月のオゾンと一酸化炭素の高濃度、などである。」

 関連投稿:環境中のオゾン濃度とメタン濃度とはなぜ連動するのか?