先に、投稿しました「もみ殻からの金属ケイ素の省エネルギー的製造に係る記載を調べました。」に引き続いて、
再生可能エネルギーである太陽電池に使用するシリコンウエハーの原料となる金属ケイ素(シリコン)の新規な製造方法に係る記載を調べました。
毎日新聞 2010年11月25日
東京夕刊 サイエンス
「金属シリコン:廃棄物から 珪藻土+もみ殻で
低コスト量産目指す--秋田大成功」
http://mainichi.jp/select/science/archive/
news/2010/11/25/20101125dde041040036000c.html
(一部割愛しました。)
「秋田大は、食品ろ過に使用した後の珪藻土ともみ殻から高純度のシリコン(金属シリコン)の作製に成功したと発表した。金属シリコンは主に半導体や太陽電池の原料として使われ、現在は大半を中国からの輸入に依存している。
国内でも豊富にある廃棄物を組み合わせて低コストでの量産を目指す。 ・・・
従来の珪石とコークスを使う作製法は大量の電力を必要とし、国内消費のほぼ全量が輸入で、このうち90%は中国から。近年は価格が高騰している。
珪藻土は藻の一種である珪藻の殻の化石が堆積したもので、
主成分は二酸化珪素。
高い吸着性、保水性、保温性などが特徴で・・・コークスに代わる材料としてもみ殻を使用。互いに反応しやすい性質があり、消費電力を抑えながら純度99%以上の金属シリコンを作製することに成功した。
半導体に使うにはさらに高い純度が求められるが、
太陽電池・・・原料として精製するには十分だという。・・・
廃棄物同士で原料費が低いため、現在の夜間電力料金であれば輸入価格の半額程度で生産できる見通し。
「後は運搬費と人件費をいかに抑えられるか。11年度中にコストを見定め、ぜひ事業化していきたい」と話している。」
⇒成功すれば、太陽電池の設置費用を大幅に下げることが可能と思われます。ひいては、電力単価が下がります。成功を期待します。
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