水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

鳥インフルはPM2.5のひとつ 黄砂の季節  今後の有害粒子の飛来には注意しよう!

2013-04-09 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-04-09投稿、追加・更新

 既報エアロゾルに係る投稿 ( <追加> '12-07ー14~'13-03ー20)にて、放射能など有害微粒子・エアロゾル関連の投稿を整理しました。

 昨今でも、エアロゾルのひとつである中国鳥インフル問題が発生しています。今回の新型鳥インフルは人にも感染する可能性もあり、今後は黄砂、pM2.5に付着して、風とともに、わが国にも飛来してきて少なからず影響することもあるのだろうか?

 暖かくなりつつある季節であるが、大気汚染粒子黄砂に加えて、天然、人工を含めて対流圏におけるさまざまな汚染粒子、および電磁圏のスペースデブリ、隕石の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質の分布状態によって影響される暑さ寒さの繰り返しとともに、わが国では全国的に、突風が吹き荒れ、そこら中に拡散されて蔓延して、この先、一体どうなるだろうか?思いやられます。

 既報大気汚染が最悪な国はインドとのこと。大陸からの越境大気浮遊粒子の発生源の証明が必要か?とも思っています。

 大気汚染国別ランキングによれば、アジア大陸に属する韓国、イランの汚染も多いが、ベトナム、中国、パキスタン、ネパール、バングラディシュ、インドの順で汚染が酷いようです。

 一般的には大気汚染粒子(PM2.5)は例年、春先になると突風、嵐によって発生しやすくなる黄砂との複合化が進んでいると推察されます。

 

参考関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)
エアロゾルに係る記載(その26:大陸からの大気汚染粒子の飛来による諸悪に係る雑感) 

 参考までに、昨今の状況をSPRINTARS大気汚染粒子黄砂の予測から引用して記載しました。

 

 <黄砂>                    <大気汚染粒子>  

 

 

 

 今回はいずれ、偏西風によって日本にも影響があるのだろうか?と思って、
最近、あまり話題に登らない黄砂、大気汚染粒子(PM2.5)で日本より大陸の影響を受けやすい韓国の近況を調べました。

YAHOO ニュース

ソウルのPM2.5の濃度、ニューヨークやロンドンの2倍=韓国
サーチナ 4月8日(月)11時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130408-00000020-scn-kr

「韓国環境省は7日、2011年以降、ソウルをはじめ全国測定所11カ所の超微細粉じん(PM2.5)を測定・分析した結果、ソウルでの濃度が、米ニューヨークや英ロンドンなどと比べて2倍近く高いことが分かったと明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

 韓国メディアは、「体の中に入る超微細粉じん、ニューヨークやロンドンの2倍」、「肺に直接浸透する超微細粉じん、ソウル濃度25.2でニューヨークの倍」などの見出しで伝えた。

 超微細粉じん(PM2.5)は直径が小さいほこりで、肺に直接浸透するため、通常の粒子状物質(PM 10)よりも健康にはるかに悪いと説明。

 特に大気の穏やかな春には暖かい天候の影響もあって超微細粉じんの濃度が上がる。ソウルは、中国発の汚染物質の影響と、世界のどの都市よりも密集している都市環境のために、春だけでなく1年を通して超微細粉じんの濃度が上昇するため、問題は深刻であると指摘。

 今回の調査の結果、昨年、ソウルの年平均超微細粉じんの濃度は、25.2μg/立法メートルで、米国ニューヨーク13.9μg/立法メートルの倍に近かった。米ロサンゼルス(17.9μg/立法メートル)、英国ロンドン(16.0μg/立法メートル)、フランスのパリ(15.0μg/立法メートル)などほかの都市に比べてもはるかに高かった。

 また、ソウルだけでなく、全国測定所11カ所のうち6カ所で、昨年基準値以上の超微粒子が測定された。韓国、中国、日本の共同研究の結果、韓国大気中の硫黄酸化物の約30%、窒素酸化物の40%程度が中国などほかの国から移動してきたものと推定された。

 環境省は、今年上半期には超微細粉じんの濃度を予測する「PM 2.5総合対策」を確定して本格的に推進する一方、煤煙(ばいえん)が一番激しいディーゼル車の排ガス基準を強化し、中国との環境協力を拡大する。(編集担当:李信恵・山口幸治)」

 

【関連記事】

 

  • 中国、大気汚染により年間120万人が「早すぎる死」=中国報道
    「・・・発表されたデータでは、世界的には7番目に大きな死亡リスクとされる「顆粒物質による環境汚染」が、2010年の中国においては飲食、高血圧、喫煙に次ぐ4番目に大きな死亡リスクで、屋外の大気汚染による死亡者数が120万人と、世界の死亡者数320万人の40%近くに達したことが示された。

      記事はまた、この研究によって中国同様人口密集地で大気汚染が深刻化しているインドでも、2010年に62万人が屋外の大気汚染によって死亡したことが明らかになったことも併せて紹介した。・・・」

 

⇒鳥インフルの現状の死者7名余、ノロ感染を含めて大気中の汚染微粒子にはさまざまな有害な物質が含まれていて、インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という何が主因なのだろうか??? 

 PS:
 
韓国で問題としている超微細粉じん(PM2.5)は25.2μg/立法メートルであり、既報にて記載した中国北京の1立方メートル当たり約900マイクログラム(μg)と比べて極端に低いのでなぜこんなに騒ぐのだろうか?
 ちなみに、わが国のPM2.5の基準は35μg/立法メートル。

 こんな記事があったので追記しました。
NEWSポストセブン

2011.04.20 07:00


韓国ネット不安蔓延 「黄砂+放射能」で「黄砂能」の造語も
http://member.news-postseven.com/archives/20110420_17986.html
3月20日、韓国でこんな報道があった。教育科学技術部が過去10年、毎年2月から4月にかけて黄砂が集中的に発生する期間、大気と地表から放射性物質セシウムが検出されていたことを明らかにしたというのだ。同部では、セシウムは黄砂によって運ばれてきたと推測している。

 韓国のネット上では「放射能」と「黄砂」を組み合わせた造語である「黄砂能」という言葉まで生み出され、多くの人々を不安がらせている。中国に詳しいジャーナリストの富坂聰氏はこう話す。

 

1990年代半ばころまで中国は核実験を頻繁に行っていました。当時も、放射性物質を日本ほか周辺の国にまき散らしていました。そのときのセシウムがまだ残っていて黄砂とともに飛散してきたとしても不思議ではありません

 

 日本の気象庁に聞くと、これまで黄砂の放射線量を計測したことがないとのこと。しかし、もし韓国の調査が本当だとすれば、この黄砂により、福島原発からははるかに遠い西日本でも放射能の影響を少なからず受けることになる。※女性セブン2011年4月28日号」

ということと何か関係あるのだろうか?

 とにかく黄砂の季節につき、大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?気になるところです。

 関連投稿:
大気汚染有害粒子の発生および拡散、被災要因・・・黄色い砂、PM2.5 強い風・・・とは 
偏西風などによって大陸からの黄砂、PM2.5の飛来は昨今、増加しています。2.5ミクロン以下の黄砂も有害物質を付着していると想われますので黄砂2.5として大気汚染粒子にいれたら、人への災害を未然に防げる手法として解り易いのではと想っています。
個人的には、天気予報の中に、衆知し易い局地向けの風向・風力予報があればとも思っています。
・・・黄砂は大陸の砂漠、沙地地帯から巻き上がった砂塵の代名詞であり、その粒度分布は幅広く、一般的には黄色~赤い天然土由来の鉱物の砂塵といえば、・・・

 


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
毎月 (名無し)
2013-04-13 02:17:30
各都道府県で空から落ちてきた雨や塵を集めて測定し
1平方メートル辺りどれほど落ちてきたか(MBq/k㎡=Bq/㎡)を発表してますのでご参考まで

都道府県別環境放射能水準調査(月間降下物)
平成25年2月分(平成25年3月27日発表)
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6817/24/195_feb_0327_14.pdf
平成25年1月分(平成25年2月27日発表)
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6742/24/194_0227.pdf
平成24年12月分(平成25年1月30日発表)
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6673/24/194_0130.pdf

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