「三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱化学、東京大学、北海道大学などのチームは太陽光を無駄なく利用し、燃料電池の燃料などになる水素を作る技術を開発した。」という記事を紹介しました。
光触媒と太陽電池を組み合わせて「水」を効率よく電気分解して、「水素」を製造する脱・化石燃料(天然ガス)に向け、切り札となる有望な技術になるという。
三菱ケミカルホールディングスの広告記事によれば、「太陽電池の市場規模は、現在2兆-3兆円、2015年には10兆円に達するといわれています。現状、住宅屋根に使われている太陽電池は、ガラス基板に結晶シリコンの半導体を載せたもので、市場の9割近くを占めています。
三菱化学は材料も製造法も異なる、塗布変換型有機化合物を塗布する太陽電池(OPV)を世界で初めて開発。・・・
ガラス基板が不要で各層がナノサイズの薄さになるため、従来製品に比べて重さ1/10以下と非常に軽い上、柔軟性が高く、簡単に曲げられます。
従って工場や駅舎のスレート屋根等、重い太陽電池パネルを設置するには強度の足りない建物にも設置可能なほか、自動車にも貼れるなど、太陽電池の用途が大きく広がります。また、輪転機で印刷するように量産することも可能で、
三菱化学HPより引用
製造コストを大幅に下げることができます。
将来的に「水の有効活用」にも反映される技術であり、順調な技術開発に期待したいと想いました。