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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

再生エネ普及が進むドイツの現状の問題点は助成金の増加というが、原発のゴミ処理費との比較すれば・・・。

2014-04-30 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'14-04-26投稿、04-30修正・追加

 枯渇、高騰する可能性のある石油火力およびウランを利用した原発に代わって、再生可能なエネルギー(以下、再生エネ)発電による低コストかつ安定した自給電力の供給が将来的には望まれますが、なぜか?わが国の再生エネの普及は欧州諸国のように進んでいません。

参考:
【第211-3-1】一次エネルギー国内供給の推移

(クリック→拡大)
引用:
経産省」エネルギー白書
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/index.htm

2011年までの統計

ドイツのエネルギー関係データ

 

 電力に占める再生可能エネルギーの割合

 引用:ドレスデン情報ファイル
http://www3.ocn.ne.jp/~elbe/kiso/atomdata04.html

 なぜだろうか?

 

 既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 最近の情報では、その原因のひとつとして、
再生エネの普及が進んでいないのは「発送電分離」が進まないことが原因という。(2014-04-05)が、個人的には、3.11原発事故の被害復旧にかかる多額の経費からみて、地震多発地帯では決してその安全とは想えない原発に頼って、再生エネ、自然エネの進展に対して真摯に取り組んでこなかったため?と想われます。
 加えて、この立ち遅れはバブル期の円高で石油などで化石燃料、エネルギー資源を比較的安価に手に入れられたことも要因のひとつであったか?と想われます。

  現状、再生エネの発電コストが高いため、その普及には買い取り補助制度による負担があり、一時的に原発を利用した場合、化石燃料を輸入しないため、その電気代は安いと思われますが、
既報都知事選 「脱原発」「自然エネ」への帰趨はどのようになるのだろうか?と注目しています。(2014-02-09) にて記載しましたが、
細川護熙氏「原発ゼロこそ最重要テーマ」 東京都知事選【会見速報】http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/21/hosokawa-tokyo-governer_n_4635756.htmlによれば

「原発がなければ日本の経済が成り立たないという人がいますが、もう2年間原発は止まったままではありませんか。もちろんそのために火力発電の燃料費など相当なコストを海外に払っているわけですが、今までの無責任態勢によって天文学的なコストがかかっている。それが見えない形で税金として国民の負担にされて、原子力のコストが安いというごまかしとウソがまかり通ってきました。原発の安全性の問題、核のゴミのことを考えたら、原発がいかに割に合わないかは明白です。」との言葉は重みがあります。

 参考情報:
原発からの放射性汚染物の廃棄・排出に係る問題および関連情報

原発創始国の米国ではスリーマイルの原発事故以前から原発は経済的な問題から、原子力発電が日本ほどは重宝されていないという。

【追加・再掲】各種エネルギー確保の現状 および原発、再生エネの位置づけに係る情報
引例:アメリカの原発事情(’03/11/25)
http://simlabo.main.jp/simrepo/r038.htm

 また、中国は石炭火力発電などによる燃焼煤煙(PM2.5)が問題となっていますが、大規模水力発電、および風力、太陽光、太陽熱など再生エネを含めた自然エネによる総発電量は世界一のようです。
参考関連投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載(その27:世界の再生エネなど電力設備の普及実態の整理)(2014-02-10)

 大地震、大津波の心配が少ない欧州におけるドイツの一貫した脱原発政策について、
および、再生エネの画期的かつ着実な進展の背景として、既報日本の再生可能なエネルギーの現状('10-11-22~'011-07-14)に記載しましたが、

  ドイツの再生可能なエネルギーへの政策転換の原動力は国民哲学に起因することに加えて、既報に記載しましたように、チェルノブイリ原発事故による残留放射性物質とフランス(含むドイツ)の原発からの廃熱、産業廃棄物に囲まれたヨーロッパ中央部各国で頻繁に発生している洪水、猛暑・旱魃による損失、被害額は相当なものであり、国民全体の生活・生計を阻害・圧迫していることも原因であると考えられます。

 加えて、欧州における再生エネの進展が著しい要因として、
欧州の送電網はつながっているため電気は流入出し、その時々の需要と供給によって互いに調整しあうことができることが計画的に再生エネ化を可能にしていると思われます。 さらに、わが国の送電網は50ヘルツ/60ヘルツに分かれているために、ますます、調整し難いこともあったのだろうか?とも思われますが、

 「欧米では当たり前の発送電分離を日本でも義務化して誰でもオープンに送電できるようになれば、再生可能エネルギーは確実に普及する」ことに期待しています。

 
  まえがきが長くなりましたが、

 再生可能なエネルギーの普及が進むドイツの拡大時における現状、問題もあるという。

 既報再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その11:ドイツの現状の問題点)2012-11-13 )によれば、再生エネの着実な進展の陰で並々ならぬ政府の苦労と国民の電気代の高騰?に対する反発があったようです。 

東京新聞 2012年5月30日 夕刊

「・・・ドイツは、東京電力福島第一原発事故を受け、二〇二二年までに国内十七基の原発を全廃する脱原発政策を決定。再生エネの電力比率も、現在の約20%から二〇二〇年に35%まで引き上げる計画だ。太陽光発電の能力も昨年までの二年間で約千五百万キロワット増強し、計二千五百万キロワットとしている。

 ただ、太陽光発電は従来の電力買い取り制度が、安価な中国製発電パネルに対抗する競争力向上を妨げている上、電力価格の上昇につながるとの指摘が政府内で噴出。メルケル首相は三月、太陽光発電への補助の大幅削減を連邦議会(下院)で可決させた。しかし、連邦参議院(上院)は、太陽光発電メーカーの破綻を招き、エネルギー転換が進まなくなるとの立場から削減を承認していない。」とのこと。

 ただ、再生エネの進展の主力である太陽光、風力による発電は気象条件に左右されて、火力、原発のように安定な固定電力としては不向きですが、それでも将来の化石燃料枯渇に伴う電気代の高騰を見据えた脱原発にかけるドイツの執念。

以後の着実な進展状況を見れば明らかです。
参考投稿:
驚愕!ドイツの脱原発を笑ったフランスがドイツから自然エネルギー輸入という。 
(2014-02-05) 
驚異的!スペインの風力発電パワーが原発を超えたという。
(2014-01-28)

 最近の情報によれば、

ソーシャルニュース Ceron.jp[セロン]http://ceron.jp/url/jbpress.ismedia.jp/articles/-/40483
脱原発は「高価なアイスクリーム」だった 再生可能エネルギーのバラ色の夢から覚めつつあるドイツ:JBpress(日本ビジネスプレス)
 「ドイツの電気代が高騰している。現在進められている脱原発を主軸としたエネルギー政策が主因であるのは自明の理だが、脱原発を推進していた人たちは、つい最近まで、エネルギーの転換にはお金が掛からないと主張していたのだ。

 太陽も風も無料で、しかも無尽蔵にある。それを利用すれば、安くてクリーンな電気が手に入りますよと言われれば、誰でも喜んで飛びつく。しかし、現実としては、電気はどんどん高くなり、脱原発の決定以来、毎年CO2の排出量が増えている。

持てる者は助成金で儲かり、持たざる者は高い電気代を払う

 なぜ、電気代が高騰しているかというと、庶民の電気代の中に、再生可能エネルギー(以下再エネ)の助成金が乗せられており、その助成金がうなぎのぼりで増えているからだ。

 今では電気代の5分の1が助成金の分で、つまり、私たちはそれを、電気代と共に自動的に負担させられているということになる。しかも、助成金の割合は近い将来、減るどころか、まだまだ確実に増えていく。

 すでにドイツ人の払っている電気代は、EUでデンマークに次いで2番目に高い。1位になるのも時間の問題かもしれない。つい最近まで、緑の党は、「脱原発は、ドイツ国民にとって、アイスクリーム1個分ぐらいの負担にしかなりません」と言っていたのだから、高いアイスクリームだ。騙されたと思っている人は多いだろう。

何がこの助成金を吊り上げているかというと、再エネで作られた電気の買い取りにかかるお金だ。ドイツには再生可能エネルギー法というのがあり、そこには、再エネで生産された電気は、全量を20年間にわたって買い取ってもらえるということが明記されている。

 そのため、再エネ産業への参入を確実な投資と見て、大規模なソーラーパークやウインドパークが急増し、あるいは、持ち家のある人は屋根にソーラーパネルを取り付けた。

 そこで作った電気はすべて、市場価格よりも高い値段で買い取ってもらえる。その結果、当然のことながら、買い取り値段と市場への卸売価格には差ができてしまい、その差額を助成金で補っている。しかも困ったことに、供給量が増えると、市場での電気の価格が下がるため、再エネの電気が多くなると、電気代は上がる仕組みだ。

 再エネを発電している人は、それでも助成金で儲かるのでよいが、負担しているのは、再エネ産業に投資するお金も、パネルを取り付ける持ち家も持たない庶民がほとんどなのだから、不公平な話ではある。

助成金で賄われているものは、他にもある。大きなものとしては、送電線の建設費。風の強い北ドイツで大量に作られる風力の電気を、工業地帯である南ドイツに運ばなくてはいけないため、ドイツを縦断する大規模な超高圧の送電線が必要だ。

 それらの建設はまださまざまな事情で軌道には乗っていないが、しかし、進めていかなくてはならないことは自明の理。送電線なしに再エネの開発をしても何の意味もない。

 ただ、コストは、主要な3本の送電線だけでも100億ユーロ(1.4兆円)。その他、電圧の変動の大きい再エネの電気に対応できるよう、既存の高圧電線もリフォームしなければならない。それらの経費もすべて、助成金として電気代に乗せられることになる。

 さて、その厄介な助成金が、今、違った意味でも論議の的になっている。というのも、実はドイツでは、電気を大量に消費する大企業は、助成金の負担を免除、あるいは、大幅に軽減されているからだ。

 国際競争力を落とさないため、そして、雇用を守るためというのがその理由だが、この特別措置により、大企業の支払うべき助成金までも負担させられている庶民は不満を隠せない。助成金分を庶民に肩代わりさせて荒稼ぎをした大企業は、利潤が伸びれば自分たちの配当を増やすに違いないと、疑心暗鬼に陥っている。

 また、この大企業のための特別措置は、EU内でも取り沙汰されている。これは自国の企業の競争力を保持するための不当な保護政策であり、平等な競争の原理に違反するというわけだ。

 ドイツ政府は、しかし、この特別措置を外してしまうと、化学、金属工業はもちろん、製紙や製陶など、電気を多く使う産業が海外移転に走ると危惧しており、去年より、EU委員会との熾烈な交渉が続いていた。

 そして、4月9日、EU委員会とドイツ政府は、特別措置を認めるという方針で合意に達した。この交渉のために奔走したのが、SPD(社会民主党)の党首でもあるガブリエル産業・エネルギー大臣だ。

 これに対し、緑の党はドイツ政府を声高に非難。政府が企業のロビー活動に取り込まれ、大気汚染の片棒を担いでいると批判している。緑の党は元々、ドイツの産業のことなど考えない傾向はあったが、それにしても、今まで仲間だと思っていたSPDの変容に唖然としていることは間違いない。

しかし、現在のドイツ政府はCDU(キリスト教民主同盟)+ CSU(キリスト教社会同盟)とSPDの大連立のため、緑の党が何を言おうが気に掛ける様子はない。

 だいたい緑の党は、脱原発についてのバラ色の構想を唱えすぎたこともあり、今や政治的に孤立しているだけではなく、支持率も落ちている。環境省もエネルギー政策においては完全に蚊帳の外に放り出された感あり、ドイツは今、経済に重点を置いた政策に専念している。

 電気を多く消費する大企業の特別措置に関してもう少し詳しく言うなら、このたびEU委員会とドイツ政府は一応の合意を見たものの、EU裁判所ではこの件はまだ審議中だ。裁判所の判決によって、今回の合意が不当であると見做されたら、また振り出しに戻る可能性もある。

 しかも、ガブリエル大臣がせっかく練り上げ、現在、この夏、国会を通そうとしている再生可能エネルギー法の改訂案も、そのままでは進められなくなる。EUというのは、まったくもって複雑な機構なのだ。

 さらにドイツでは、脱原発の厖大なコストだけではなく、脱原発の決定自体に対する非難も出始めている。

 例えば、2月にミュンヘンの有名な経済研究機関、ifo研究所のハンス=ヴェルナー・ジン所長が、『マネージャー・マガジン』のインタビューで述べているところによれば、脱原発の決定は大きな誤りで、それは「将来の世代に迷惑をかけ、他国に間違った例を示している」のだそうだ。

 太陽と風力の電気は「偶然に頼った電気」であり、産業国を支えるエネルギーとして、主要な位置を占めることはできない。つまり、これらの発電施設が「ほとんど無益であることがようやく明らかになってきた」と辛辣だ。

 今まで、こういう意見は、あたかも箝口令が敷かれているかのごとく、聞こえてくることはなかったが、今年になって、次々とメディアが取り上げ始めた。ドイツ政府の顧問役であるベルリンのEFI(研究・革新専門家委員会)や、シュレーダー前首相が、脱原発に疑問を投げかけたことは、すでにこの項でも書いた

 再エネの一番のネックは、ジン氏の言うとおり、お天気任せだということだ。だから、発電施設がどれほど増えようが、それらが一切稼働しない時のため、バックアップの発電所が欠かせない。

ドイツの冬場には、日も照らず、風も吹かない日は結構多い。そして、冬場こそ電気の消費量はピークになるのだ。そのため、現在、ドイツの発電施設の総容量は、ピーク需要の2倍以上(1億8000万kW)と、完全な過剰施設になっている。再エネと既存のエネルギーの発電容量がダブっている結果だ。経済効率は極めて悪い。つまり、これがジン氏の言う「偶然に頼った電気」の問題点である。

環境主義者たちが目をつぶる再生エネルギーの欠陥

 4月16日、電力会社RWEの株主総会が開かれた。ドイツには大手電力会社が4つある。RWEはそのうちの1社で、エッセン市に本社がある。

 総会での報告は壊滅的なものだった。RWEは昨年28億ユーロの赤字を記録、60年来、初めてのことだそうだ。配当金はこの3年で3分の1に落ち、大型株主であるエッセン市にとっては、1900万ユーロの減収となる。

 かつてのルール工業地帯のエッセンは、今ではそうでなくても多大な借金を抱えている貧しい州なので、途方に暮れていることだろう。RWEのスポークスマンはインタビューで、発電ができない電力会社がどうやって収入を上げればいいのかと述べていた。

 再エネは、小規模な電力需要には向いていても、これで産業国の電気のすべてを賄うことは不可能だというのは、今では素人にでも分かる。

 前述のジン氏によれば、例えば、2011年に太陽と風で発電された電気の半分強を、必要な時に使えるものにするためには、400カ所の揚水発電所が必要だそうだ(現在35カ所が完成)。そして、そのためには1000億ユーロ(14兆円)が必要になる。

 しかし、それができたとしても、そんな高い電気を使って、いったい何を生産すれば採算が合うのだろう。

 環境主義者や反原発派の人たちは、「偶然に頼った電気」という太陽光と風力の、エネルギーとしての致命的欠陥に一切触れないが、なぜそれを無視したまま話を進められるのかが分からない。ときどき停電になっても、それは別に構わないと思っているのだろうか。

 再エネの成功は、蓄電をも含めた技術の革新と、助成金なしでも市場に参入できるだけの経済性を養うことなしにはあり得ない。今のドイツの再エネ電気は、市場の原則を無視して作られている。計画経済の支配している国ならそれもアリだろうが、ドイツはその電気を自由市場で売買しているから矛盾が起きるのだ。

 再エネ構想は夢があって楽しいが、少なくとも日本の政治家は、ドイツで起こっていることをちゃんと見た方がよい。」という。

⇒太陽光、風力は安定固定電力として不向きのようですが、原発は目先の利便性はあるが、資源枯渇、安全性、加えて長い目で見たコスト高には欠点があり、

個心的には、既報今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~'12-2-29)に記載しましたように、

 個人的には、いずれにしても、「安定な固定」かつ「低コスト」な再生エネの実用化と今までの寡占電力供給から「分散型電力確保(効率的な蓄電を含めた)」にシフトしていかなければならないと思われます。
(大規模な発電は特定の団体間における金銭的な癒着が発生し易いことへの注意も含めて・・・。)

安定な固定再生エネとして、目先の実用化の可否は不詳ですが、

海を利用した再生可能なエネルギー
 海洋温度差発電、潮汐発電、波力発電、 浸透圧発電、NASA熱膨張利用発電
低コストかつフレキシブルな「有機太陽電池」
 シリコン製に比べて製造コストが格段に安く幅広い用途
関連投稿:再生可能なエネルギーに係る記載(その18:豪州で低コストな有機太陽電池の大型化に成功 )(2013-05-21)

に加えて、

 既報今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~'12-2-29)(2012-05-30)
日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)に記載しました微生物を利用した人工の「メタン」「オイル」「水素」などのバイオマスの量産化技術の発展、小規模水力発電、更に、昨今の異常気象に伴う土砂災害に係る記載(提案:洪水と渇水対策に中規模水力発電ダム増設を)(2012-07-12)の進展に着目して期待しています。

 また、既報実用Bi2Te3系熱電変換材料に匹敵する発電がカーボンナノチューブ半導体によっても可能という。(2014-04-09)に記載しましたように、

まさにバラ色の夢ですが

 地球温暖化、異常気象などの対策」 のために、太陽光変換発電のみならず、電波変換発電および赤外線(電磁波)もしくは熱を利用した発電の実用化と進展が望まれます。

 今後のドイツの再生エネの進展に係る情報には目が離せません。

 現状の補助金制度を是正して、「安定な固定」かつ「低コスト」な再生エネの進展への展開が図られると思われます。



地球温暖化は干ばつを引き起こし、結果として山火事を各所で誘発するという。

2014-04-24 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-04-24投稿、追加

 国際環境NGOグリーンピースのIPPC紹介の記事によれば、
「よく地球温暖化」と言われる現象は、科学者のあいだでは「気候変動」と呼ばれています。
気候変動は気温の変化だけでなく、降水量、風の流れの変化、海流の変化、海面上昇など、大きな地球の気候の変化のこと。
地球規模の気候変動は、動植物など生物の生息域や生態系の変化を招くと考えられています。」という。 >>詳しくは

 地球温暖化中なのか?寒冷化中なのか?諸説紛々していますが、個人的には、寒暖差の激しい気象が増幅されていると思われます。

 その原因について諸説展開されていますが、山火事による森林の消失の影響もあるという。

関連投稿:
世界各地の山火事が多い昨今。山林の減少による気象異変対策が望まれる。

(2013-06-26)

世界各地の緑地の減少。 なぜだろうか?(その2:山火事の原因・現状)
(2013-07-18)
 

 

この傾向はここ数年来続いています。

以前の記事
World Voiceプレミアム 2008年7月10日 

森林が燃えて消えていく
地球温暖化と山火事の“恐怖”の相関」によれば、

「地球温暖化と山火事――。その“恐怖”の相関関係に警鐘を鳴らすのは、10万人以上の科学者と市民からなる国際的な非営利団体(NPO)「憂慮する科学者同盟(UCS)」に所属するブレンダ・エクワゼル博士だ。このままでは、高温と乾燥の悪循環で森林が燃えて消えていくと警告する。・・・

昨年10月に発生した南カリフォルニアの山火事は1週間以上にわたり燃え続け、甚大な被害をもたらしたが、問題は地球温暖化現象で山火事の危険性がどんどん高まっていることだ。

 もともとこの時期は雨が少なく、砂漠からの季節風もあり乾燥しているが、原因はそれだけではない。気温上昇が山間部の雪解けを早め、夏から秋にかけて土地や木をいっそう乾燥させ、山火事が起こりやすい状況をつくっている。

イエローストーンの山火事(1988年)は2万5000人の消防隊員と1億2000万ドルの巨費を投じたが消火できず、結局3ヵ月も燃え続け、12月に雪が降り出してようやく鎮火した。2006年に米国が費やした山火事の消火活動費用は約17億ドルに達したとの試算もある。

 カリフォルニア州では、この30年で大規模な山火事が約4倍に増えた。温室効果ガスを吸収する木が大量に失われ、気温上昇と山火事の頻発を招く悪循環にはまっている。

 

カリフォルニア州の年間平均気温はこのまま温暖化が進むと今世紀末に最大で4.4~5.8度(セ氏)上昇すると予測される。そうなると、熱中症、呼吸器障害、心臓病、感染症などの健康障害も深刻になる。

また、気温上昇は海面の水位も押し上げ、大洪水や水没の危険性を高める。100年に一度起こっていた大洪水が、10年に一度になるかもしれない。

私たちはこのような被害を最小限にするために、最大限の努力を払わなければならない。特に世界の約4%の人口で、全体の4分の1近くの温室効果ガスを排出している米国の責任は重大だ。

 ブッシュ政権は温暖化対策にずっと消極的だったが、2006年に野党民主党が議会多数を取ってからは変化が出てきた。
 
 また、カリフォルニア州では自動車メーカーに厳しい排ガス規制を課し、2016年までに30%の削減を義務づける州法が制定された。米ビッグスリーら自動車メーカー側はこれを不服としているが、彼らは当然の責任を果たすべきだ。カリフォルニア州は全米最大の自動車市場であり、排ガスが最大汚染源になっているのだから。

 

 米国の自動車メーカーは今後、燃費効率を優先していかなければならないが、その点では厳しい排出規制を遵守している日本企業を見ならってほしい。(談)・・・」という。

 最近でも、わが国でも雨が少なく乾燥していたため山火事が発生していましたが、

ロシア極東で大規模な森林火災が続いているという。

ロシアの声 2014 4月 24日
ロシア極東 27カ所で森林火災続く

「ロシア極東では、この一昼夜の間に、24件、5000ヘクタール以上の森林火災が消し止められた。極東連邦管区林業局報道部が伝えた。

   消火活動には、924人が動員され、164台の車両が使用されたほか、8機のヘリコプターを含め航空機14機も参加した。
  またこの一昼夜に火災が広がった面積は、5100ヘクタールを越えた。最も状況が深刻なのは、アムール州で、4400ヘクタール以上が炎に包まれた。
  極東連邦管区の保護地域で森林火災が始まった当初からこれまでに、1153件の火災が発生、12万1600ヘクタール以上が燃えた。なおその多くは、森林でなく草原だった。
  昨年の同じ時期、極東連邦管区では20件の森林火災があり、1400ヘクタール強が被害に会った。それに比べると、今年の状況は、極めて深刻だ。」という。

 
この原因は猛暑と旱魃の影響というが、以前の人工衛星から見るロシアの森林火災の記事

ニュースの社会科学的な裏側 
2010年8月14日土曜日によれば、

「今年はロシア全土が猛暑と干ばつに襲われている。首都モスクワの7月の平均最高気温は24℃、平均最低気温は14℃だが、7月29日に130年の観測史上最高となる気温38.2℃を記録した。記録的な熱波は、干ばつを引き起こし、結果として山火事と泥炭火災を各所で誘発している。非常事態省によると、8月11日現在で612件の山火事が続き、今も9万2700ヘクタールが延焼。少なくとも54人が死亡、約3500人が家屋を失った(毎日新聞)。

多数の山火事写真があがっているが、広大なロシア国土での被害範囲を確認するには、衛星からの写真等の情報が分かりやすいときもある。

以下はNASA Earth Observatoryの8月7日に撮影された衛星に取り付けられたMODISの写真だ(Smoke over Western Russia : Natural Hazards)。雲のように見える部分が、山林火災で発生した煙で、赤い小さな丸が山火事の発生現場だ。ウラル山脈の西側を、広く煙が覆っているのが分かる。・・・」という。

⇒温暖化の原因は個人的には、世界各地、特に、北半球にて大量に発生している大気汚染物質(砂塵、PM2.5などのエアロゾル)が 風向きの変化によって未曾有の地域にも飛散して、雲の核となることによって、大気圏において温室効果を支配する水の偏り、性状変化が増幅されたことが原因か?と思っていますが、

関連投稿:
北極温暖化でメタン放出、さらに加速し6千兆円損害という。
(2013-08-02)

 既報メタンの地球環境に及ぼす影響に係る情報の整理(2013-07-04)によれば、一般的には、メタンは水蒸気、CO2についで、温室効果ガスとして地球温暖化に影響していると言われていますが、個人的には、メタンによる地球環境に及ぼす影響は想像以上に大きいのでは?と思っています。

 地球環境に影響を及ぼすメタンについて整理すれば、
そこから、新たな発想が出てくる可能性があるのでは?と思われます。

メタンは2003年の全球平均濃度は1,787ppbであり、CO2濃度400ppmでその量は少ないが、とにかく密度の小さいガスなので大気圏、電離圏に及ぼす影響も大きいのでは?と想っています。

 世界の砂漠化の現状   

  

 引用:鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html

 

 最近の世界各地の気温上昇として 
引用:つながっているこころ2

http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-12061.html

NASAの2013年11月の気温マップ

 

 

 北半球での変化が大きいことがわかります。

また、MIMIC-TPWによれば、砂漠地帯周辺では可降水量が少なく乾燥状態であることが推察されます。 >>詳しく見る

 

参考関連投稿:
【追加・再掲】地球温暖化の要因に係る記載(大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)(2014-04-10) 

引用:毎日新聞 2011年10月3日 東京朝刊 によれば、
オゾンホール:北極圏で最大 破壊規模、南極に匹敵--3~4月
http://mainichi.jp/select/science/news/20111003ddm001040067000c.html

 グローバルな気候変動要因について、「北極圏でのオゾンホール増大」、「南極になぜオゾンホールが発生し易いのか」という「風が吹けば桶屋が儲かる」的な切り口で断片的に調べてきましたが 個人的には地球表層圏変動の原因を雲の分布「水の状態変化」「水の局所的な偏り」がなぜ発生することが問題であると着目しています。

 温室効果ガスの観測精度を向上して、 タイ洪水の観測のみならず、水蒸気を含めた温室効果ガス(CO2、メタン、オゾン、・・・)の発生状態を解析して、最近頻発している異常気象(極端に暑くなったり、寒くなったり、豪雨・豪雪、旱魃を解明してもらいたいと思います。

 最近得た情報では、海上の雲量の減少は、今世紀中に摂氏3度以上の地球温暖化をもたらすという。(2014-04-23)の引例

ナショナルジオグラフィック ニュース

January 6, 2014

「 海上の雲が減ると温暖化が進む?」http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140106001

「・・・◆温暖化で雲量が減少

研究が取り上げた海上の雲は、空の低層で太陽光を反射するため、地球温度を下げる効果がある。地球温暖化によって、今世紀は高温、低湿度の空気がより多く海上の雲と混じりあうため、雲量が減少し、その冷却効果も低下すると研究は示唆する。 ・・・ 」という。

関連投稿:
天変に影響する要因に係る記載(エアロゾルと雲との関係)


大気圏の水の偏り、性状変化と天変地異・異常気象との関連に係る参考情報と雑感

2014-04-24 | 天変地異・異常気象関連

'14-04-21投稿、04-24追加

  既報【追加・再掲】地球温暖化の要因に係る記載(大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)(2014-04-10)にて記載しましたが、
個人的には、水の状態変化によって、異常な台風やハリケーン、洪水、大雪、熱波、竜巻など天変地異・気象異変が世界各地で緯度とは無関係に、特に、北半球で引き起こされていると思われます。

関連投稿:
「水」とはどのようなものか?に係る記載(天変地異と水の性状変化との関係があるのか?)(2012-11-18) 

 


 国際環境NGOグリーンピースのIPPC紹介の記事によれば、
「よく「地球温暖化」と言われる現象は、科学者のあいだでは「気候変動」と呼ばれています。
気候変動は気温の変化だけでなく、降水量、風の流れの変化、海流の変化、海面上昇など、大きな地球の気候の変化のこと。
地球規模の気候変動は、動植物など生物の生息域や生態系の変化を招くと考えられています。」という。

 既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

既報未曾有の大雪で依然として4都県の約千人が孤立という。 北半球の寒冷化現象に係る諸情報と雑感 (2014-02-21)に記載しましたが、
 
夏季における記録的な異状な猛暑はさておいて、今冬、中国、米国、わが国など北半球における寒冷化現象に影響する真因については、諸説紛々としている中よくわかっておりません

  大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。
(2014-02-22)で提案されている
メカニズム(仮説)によれば、
北極の気温が上がると、北極と低緯度地帯との温度差が小さくなり、寒帯ジェット気流という西からの風が弱まる。通常なら西から東へ強く真っすぐに吹くジェット気流が、現在は北半球の広い範囲にわたって蛇行するコースを取っている
 この現象が起こると「気象パターンの変化に時間がかかるようになる」という。

 既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 個人的には、世界各地、特に、北半球にて大量に発生している大気汚染物質(砂塵、PM2.5などのエアロゾル) 風向きの変化によって未曾有の地域にも飛散して、雲の核となることによって、大気圏において温室効果を支配する水の偏り、性状変化が増幅されたことが原因か?と思っていますが、

 世界の砂漠化の現状   

  

 引用:鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html


 

          (google画像検索から引用)

 グローバルな風向き予報を一般化して、世界の砂漠からの砂塵の飛来を衆知させる必要があるのであろうか?

 最近の世界各地の気温上昇として 
引用:つながっているこころ2

http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-12061.html

NASAの2013年11月の気温マップ

 北半球での変化が大きい。

 既報と重複しますが、

 天変地異・異常気象の真因の究明を目的?として、世界各国にて数多くの観測衛星を 打ち上げて、赤外線、マイクロ波を吸収して発熱効果のある温室効果物質(水、CO2、メタン、オゾンエアロゾルなど)の実態を調べています。
 
したがって、
 各種のエアロゾルが共存下している大気圏において
「水の偏り」「水の性状変化」がどのようなメカニズムで発生しているのか?

また、その真因が解明されることを期待しています。


 その中でも、
 MIMICによる赤外線など電磁波を利用した大気圏の水の偏りの観測
は有効な方法と思っていますが、実際どのように赤外線、マイクロ波を照射して大気圏のどのような高さまで可降水量を観測しているのか?個人的には不詳ですが、MIMIC-TPWの降水可能な水分量、雲などの分布も変化すると思われます。

 J-GLOBALによれば、
MIMIC とは
A New Approach to Visualizing Satellite Microwave Imagery of Tropical Cyclones
「熱帯低気圧の衛星マイクロ波画像を可視化する新方法
 抄録:MIMIC(気象衛星共同研究所の画像変換した総合マイクロ波画像)と命名した新モーフィング・アルゴリズムを導入して,熱帯低気圧の可視化を改良し,これの解析と予報能力を強化した。このアルゴリズムを使って2つの成果品を作った,MIMIC-TCは熱帯低気圧が中心にあるLEO(低地球軌道衛星)マイクロ波画像アニメーションを与え,MIMIC-IR静止衛星赤外画像上に層化した熱帯低気圧が抽出した降水場をアニメートした

 複数の事例は補完映画を有し,オンラインで見る事が出来る。」という。引用本文詳しく読む

 また、MIMIC-TPWによれば、
 降水可能な水分量の分布、経時変化をさらに詳しく調べることが出来るようです。

Morphed Integrated Microwave Imagery at CIMSS - Total Precipitable Water (MIMIC-TPW)
http://tropic.ssec.wisc.edu/real-time/mimic-tpw/global/main.html
>>詳しく見る


<水の性状変化と天変地異・異常気象との関連に係る雑感>

 水の性状を変化させる要因として、

 宇宙線および火山活動の活性化にともなって、
 境放射能(電荷を有するエアロゾル)、放射線(赤外線、マイクロ波)の増加によって雲の電荷を変化させたり、それらの崩壊、吸収熱によって環境水温の上昇させているのでは?と想っていますが、

 以下に既報から、参考情報を抜粋しました。

放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)(2013-05-19) の引例
弁財天
トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect

 

「・・・異常気象の原因はCO2だと断言してるけど、そのCは炭素14なんじゃね。さらに原発が放出してる水蒸気のH2OのHはH3(トリチウム)なんだろうな。こんなのがちょっと大気中に存在するだけで気象が大きく変動する。電離層を透過し僅かに到達する宇宙線で雲ができるくらいなのだから当たり前か。←クリプトン85が露点を低下させる効果があることが判ってる。気温上昇の原因。・・・(後略)」という。

 大気圏の水分量分布、水の性状変化は気象異変のみならず、
地震にも影響するのでは?

 既報地震発生地域と台風進路との関係はあるのだろうかに係る雑感
2013-11-01) で記載しましたが、
台風とは単純化すると 、海水温度の上昇によって生まれるものともいう。
 大中地震は世界の主要火山帯、プレート周辺地域で発生していますが、台風、ハリーケーン、モンスーンの発生も火山帯の活性化による熱的な影響を海域が受けているのだろうか?と思われます。


 
火山帯活動の活性化に係る記載(その6:人工噴火に係る情報の収集と雑感)
(2014-01-14)
 によれば、

 個人的には、既報小笠原の新島、8倍に成長というが、火山帯周辺の海水温度上昇に対する雑感(2014-01-05) に記載しましたが、
海底火山の活動の活性化によってクレーターからは煙が渦巻き、水蒸気や灰、岩石が噴出していて、周辺の海水温度の上昇にも影響しているのだろうか?
 ひいては地球温暖化を誘起しているのでは?と推察されます。

 火山活動の活性化に係る情報として、
火山帯活動の活性化に係る記載(その3-2:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の調査)
(2013-04-19)の引例

HOO知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13107810028

そのメカニズム(仮説)として、
「・・・少しSF的になってもよければ、アイデアはほかにもあります。
マグマは、地中を流れる電磁波による岩石の加熱が原因であるという説があります。地球ダイナモ説を拡大した理論ですが、じっさい地中を流れる低周波電流が観測されています。そこで、この低周波電流を打ち消すように位相を合わせた電波を流してやれば、マグマの加熱をとめる事ができるはずです。でもちょっと間違うと、コアの回転も止まったりして映画のような状況になってしまうかもしれません。

もうひとつは、火山噴火は沸騰寸前のマグマ溜まりに宇宙線が透過することにより、一気に沸騰状態になることで噴火が起きる、と言う説です。太陽活動と火山噴火の関連から導き出された説です。これが本当なら、宇宙線が降ってくるのを待つまでもなく、加速器で宇宙線を作って、マグマ溜まりに向けて照射、マグマの沸騰を促進してやれば、大規模の噴火に至る前に小規模噴火を起こして、ガス抜きができます。」という。

 既報巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?で記載しましたように、
 現状、環境中の水分量が少なく、所謂「五月晴れ」に象徴される「からっとした気候」時に、発生し易いのではないかと?推察しています。
参考投稿:
地震および津波に係る記載(その49:地震規模および発生数と季節との関連('12-10-01~ '13-04-25))

 既報米国で地震に先だって発生する謎の発光現象、ついに解明か?という。(2014-01-16) ことですが、フロイント氏の研究チームが岩石の電荷に注目するまで決着は付かなかった。同氏によるとまず、「力が加わった玄武岩や斑れい岩に、電荷の“充電スイッチ”が入る」ということから、大地震の発生は環境放射能が大きい地域では岩石からの電荷、電子線(ベータ線)によって砂鉄鉱床への圧電効果とか伝導効果を付与しているのでは?と妄想しています。

したがって、

大気中の湿気が多ければ静電気、電子線の影響が少ないことから、これから先の梅雨期に入るまでどのようなMIMIC-TPW>>詳しく見るの結果になるのか着目しています。

 


海上の雲量の減少は、今世紀中に摂氏3度以上の地球温暖化をもたらすという。

2014-04-23 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-04-23投稿

 既報大気圏の水の偏り、性状変化と天変地異・異常気象との関連に係る参考情報と雑感(2014-04-21) にて記載しましたが、

 個人的には、世界各地、特に、北半球にて大量に発生している大気汚染物質(砂塵、PM2.5などのエアロゾル) 風向きの変化によって未曾有の地域にも飛散して、雲の核となることによって、大気圏において温室効果を支配する水の偏り、性状変化が増幅されたことが原因か?と思っています。

 世界の砂漠化の現状   

 

  

 

 引用:鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html

  

 

          (google画像検索から引用)

 天変地異・異常気象の真因の究明を目的?として、世界各国にて数多くの観測衛星を 打ち上げて、赤外線、マイクロ波を吸収して発熱効果のある温室効果物質(水、CO2、メタン、オゾンエアロゾルなど)の実態を調べています。

>>詳しくは 

その中でも、
 MIMICによる赤外線など電磁波を利用した大気圏の水の偏りの観測
は有効な方法と思っていますが、実際どのように赤外線、マイクロ波を照射して大気圏のどのような高さまで可降水量を観測しているのか?個人的には不詳ですが、MIMIC-TPWの降水可能な水分量、雲などの分布も変化すると思われます。
MIMIC-TPW>>詳しく見る

 大気圏に存在するさまざまな物質からなるエアロゾル(微細粒子)が核となって、水蒸気が雲となるわけですが、海上の雲が減ると温暖化が進む?という。

雲といえば、
東京大学大気海洋研究所
地球表層圏変動研究センターによれば、

 Cloudsat(クラウドサット)
 
Cloudsat衛星は、CALIPSO衛星と共に、2006年にNASAが打ち上げた地球観測衛星です。いずれも、「A-TRAIN」と呼ばれる同じ軌道を列車のように周回する地球観測衛星群(その他に Aqua, PARASOLおよびAura)の一つです。
 Cloudsatは、ミリメーター波のレーダーを搭載し、雲の分布やその鉛直構造および雲の光学的特性を観測することを目的とし、雲を構成する雲粒や氷晶、非常に小さい水滴を検出します。
 雲形や雲量分布の変化は、温室効果ガス、人為的なエアロゾル、その他の地球規模の気候変動の要因の変動から予想される気候変化よりも、地球の放射収支に大きな影響を与えると考えられており、 Cloudsatの観測データやCALIPSOと併用して解析されたデータは、気候モデルによるシミュレーション結果の検証のために多くの研究者に利用されています。
 ここでは、Cloudsat Data Processing Center で配布されているCloudsat衛星データから各軌道ごとの反射強度の鉛直分布を画像にして紹介しています。
<データベース記載例>
CLOUDSAT Archives
August, 4, 2007

 

 

     ・・・                         」という。
本文を詳しく読む



 一般的に温暖化は温室効果ガス、物質によるためというが、はたしてどのようなメカニズムなのでしょうか?

 興味ある記載を見つけたので以下に紹介します。

 ナショナルジオグラフィック ニュース

January 6, 2014

 海上の雲が減ると温暖化が進む?http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140106001
(一部割愛しました。)
「気候科学の最新研究によると、複数の気候モデルが予測する海上の雲量の減少は、今世紀中に摂氏3度以上の地球温暖化をもたらすという。この上昇幅は、従来の地球温暖化の推定値の中でも高いほうに属する。

「このレベルの温暖化では、多くの熱帯地域に人間が住めなくなり、低~中緯度にある森林の大半が別のものに変わってしまう」と、研究の主著者で、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学に所属するスティーブン・シャーウッド(Steven Sherwood)氏は述べる。

 この変化は地球の「気候を恐竜時代に戻すか、それより悪化させる。それも、地質学的にはごくわずかな期間、1本の樹木の寿命よりも短い期間のうちに」とシャーウッド氏は述べる。

 大気科学の分野では、温室効果ガスが倍増すると、大気温はどの程度上昇するのかという疑問に長らく取り組んでいる。この「気候感度」の推定は、気候における重大な問題となっており、今世紀中の温暖化の推定値は、低いものでは摂氏約1.5度から、高いものでは4.5度以上と幅広い。

推定値が上下する一方で、二酸化炭素濃度は上昇の一途をたどっており、20世紀の産業革命以前の平均値から約40%増加している。主な原因は化石燃料の燃焼だ。

 シャーウッド氏率いる国際チームが手がけた今回の分析では、雲量に関する物理学の精度を高めることで、気候感度の推定値の幅を狭められると報告している。

◆温暖化で雲量が減少

研究が取り上げた海上の雲は、空の低層で太陽光を反射するため、地球温度を下げる効果がある。地球温暖化によって、今世紀は高温、低湿度の空気がより多く海上の雲と混じりあうため、雲量が減少し、その冷却効果も低下すると研究は示唆する。

「これはエレガントかつ重要な研究だ」と、ペンシルバニア州立大学の気候科学者マイケル・マン(Michael Mann)氏は述べる。

 マン氏によると、この研究結果は大きな意味をもつという。なぜなら、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の2013年の報告書は、気候感度の推定値の幅を広げ、2100年までの推定温度上昇幅の下限値をこれまでより下げたためだ。

 過去の気候パターンから考えて、「IPCCは判断を誤ったというのが私の見解だ」とマン氏は述べる。シャーウッド氏らの研究は、「その理由を厳密かつ物理的に説明している」という。

◆気候感度の論争に終止符?

「気候感度に関する長きにわたった論争は、これをもって終結すると宣言できるだろうか?」と、今回の研究の付随論評において、日本の国立環境研究所に所属する気候科学者の塩竈秀夫氏と小倉知夫氏は述べている。

「残念ながら、それはできない。シャーウッド氏らの研究は大きな進歩ではあるが、それでもなお疑問が残る」。

 理由の1つとして、海上の雲量の予測精度が向上しても、それでは気候感度の推定値の変動幅の約半分しか説明できない。海氷や大陸上の雲がもたらす冷却効果については、なお不確実性が残る。

 しかしマン氏は、気候変動科学の“不確実性”は、人類に都合の良いことより悪いことのほうが多いのではないかという懸念は、今回の研究によっていっそう増大すると述べる。「気候変動に絡むリスクを推し量るときには、最悪のシナリオを考慮しなければならない」。

 今回の研究は、1月1日付で「Nature」誌オンライン版に発表された。 」という。


 

  


グラファイト(黒鉛)の粉末からナノテクノロジーで創る新素材グラフェンの新製法を開発したという。

2014-04-23 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'14-04-22投稿、04-23追加・修正

 既報実用Bi2Te3系熱電変換材料に匹敵する発電がカーボンナノチューブ半導体によっても可能という。に記載しましたが、太陽光発電が可能といわれるナノテクノロジーで創るカーボンナノチューブ(半導体)熱を電気エネルギーに変換する素子の開発について紹介しました。

 2010年ノーベル物理学賞にゲイム氏とノボスロフ氏が炭素(カーボン)からなるグラフェンの新製法を開発したという。

 このグラフェン【graphene】とは 
goo辞書によれば、 炭素原子が六角形の格子状に並んだ、1原子の厚さの層。グラファイト(石墨)はグラフェンが積み重なり、層状構造になったものを指す。2004年、単層のグラフェンの分離が成功して以降、その特異な電気的特性から電子材料として注目され、ナノグラフェン(ナノメートル程度のグラフェン)の研究が進められている。・・・」とのこと。

以前のAFP BB Newsによれば、

ノーベル物理学賞にゲイム氏とノボスロフ氏、新素材「グラフェン」開発
2010年10月05日 19:48 発信地:ストックホルム/スウェーデンhttp://www.afpbb.com/articles/-/2764135?pid=6290484
(一部割愛しました。)

「・・・2004年に開発されたグラフェンは炭素原子1つ分の厚さしかない。熱や電気をよく通すため、トランジスターの素材にすればコンピューターの高速化・小型につながると期待されているほか、ほぼ透明であることから、タッチスクリーンや太陽電池に応用できる可能性もある。プラスチックと混合して軽くて丈夫な次世代の素材を作る研究も行われている。」という。

 
今回、

AFP BB News
 によれば

驚異のナノ材料「グラフェン」、台所で作れる新手法を開発 国際研究

2014年04月21日 15:01 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/3013159

【4月21日 AFP】世界最薄だが超強力な「驚異の材料」グラフェン(Graphene)を、家庭の台所でも簡単に製造できる方法を開発したとの研究論文が、20日の英科学誌「ネイチャー・マテリアルズ(Nature Materials)」に発表された。

 グラフェンについては、工業規模での製造が難しい物質であることが分かっている。品質を上げると生産できる量は限定的となり、また大量生産すると欠陥を含むものが生じる。そのため製造方法としては、このどちらかを選択しなければならなかった。

 だが今回、アイルランドと英国の国際研究チームは「家庭用ミキサー」を用いて、グラフェンの超極薄シートの作製に成功したという。

 研究チームは、鉛筆の芯を作る材料のグラファイト(黒鉛)の粉末を、「剥離液体」を満たした容器に入れ、高速で混ぜ合わせた。

 その結果、厚さ約1ナノメートル(10億分の1メートル)、長さ100ナノメートルのグラフェンの極薄シートが液体中に漂う状態で生成された。

 ミキサーの刃の回転によって生じる力で、グラファイトがグラフェンの層へと二次元構造を損なわずに分離された。

■厚さはわずか原子1個分

 論文の共同執筆者で、アイルランド・ダブリン大学トリニティカレッジ(Trinity College Dublin)のジョナサン・コールマン(Jonathan Coleman)教授(化学物理学)は、AFPの取材に「われわれは、グラフェンシートを作製する新しい方法を開発した。この方法により、欠陥をまったく含まないグラフェンを大量に生産できる」と述べた。

 研究チームは、「せん断ミキサー」と呼ばれる工業用装置を使用したが、この実験では、調理用ミキサーで同様の結果を再現することに成功している。

 この方法で作られる液体は、グラフェンシートの被膜としてペンキのように表面に塗ったり、プラスチックと混合して強化複合材料を作り出したりすることができる。

 コールマン教授は「実験室で生成したのは数グラムだが、規模を拡大すれば数トン規模で生産できる」と説明した。

 世界最薄の物質のグラフェンは、透明だが鋼鉄より強い。炭素原子でできた極めて伝導性の高い材料で、厚さはわずか原子1個分しかない。

 次世代コンピューター、タッチスクリーン、バッテリーや太陽電池などに使われる半導体に取って代わるものとして注目が高まっている。(c)AFP」という。

⇒ちなみに、以前から研究開発されているカーボンナノチューブは

カーボンナノチューブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、
(一部抽出しました。)

カーボンナノチューブ(Carbon nanotube、略称CNT)は、炭素によって作られる六員環ネットワーク(グラフェンシート)が単層あるいは多層の同軸管状になった物質。炭素の同素で、フラーレンの一種に分類されることもある。物質構造的には非常に 興味が高いが、実用化の実績は途上であり以下の例示も可能性の段階にあるものが多い。

・・・

カーボンナノチューブの幾何学構造図。アームチェアチューブ、ジグザグチューブ、カイラルチューブの3種類に分けられる。
 
カーボンナノチューブの発見と生産
 
・・・
カーボンナノチューブ及びカーボンナノファイバーに対する最初の観察と研究は、1952年ソビエト連邦までさかのぼる。この時点で既に2人のロシア人科学者によってカーボンナノチューブと思われるTEM写真と文献が書かれていた[29]。しかし、このときは言語の問題や冷戦中という事もあり、その詳細な構造や性質などは西側諸国にはよく分からないまま研究は置き去りにされていた。その後も複数の研究者達によってカーボンナノチューブの観察と考察がなされていたが大きな発展はなく、その詳細な構造が解明されて材料としての重要さが認識され、量産に至るのは1991年の飯島による再発見の後のことである。・・・

作製方法

アーク法

黒鉛電極をアーク放電で蒸発させた際に陰極堆積物の中にMWNTが含まれる。その際の雰囲気ガスはHeやAr、CH4、H2などである。

  • 金属触媒を含む炭素電極をアーク放電で蒸発させるとSWNTが得られる。金属はNiやCo、Y、Feなどである。
  • この方法において、正負電極に微振動を連続して加えるフィジカルバイブレーション法がある。これにより、ナノチューブの純度および単位時間当たりの生成量を飛躍的に高めることが可能である[33]

レーザーアブレーション法

  • Ni-Co、Pd-Rdなどの金属触媒を混ぜた黒鉛にYAGレーザーを当て蒸発させ、Arの気流で1,200℃程度の電気炉に送り出すと炉の壁面に付着したSWNTが得られる。
  • 高純度なSWNTが得られるが、大量合成には向かない。触媒の種類と炉の温度を変えることで直径を制御できる。

CVD法

触媒金属のナノ粒子とメタン (CH4) やアセチレン (C2H2) などの炭化水素を500~1,000℃で熱分解してCNTを得る。大規模生産向けの手法。」

と比べて 

簡単な製造プロセスで低コストに生産できるので今後の進展が期待されます。

 


兵庫県日本海側で深海生物の捕獲に次いで、夜光虫による光る波が発生したという。

2014-04-20 | 天変地異・異常気象関連

'14-04-20投稿

 深海に生息し、詳しい生態が分かっていない巨大なイカ「ダイオウイカ」を、素もぐり漁をしていた兵庫県の日本海沿岸の漁師が見つけ、2月25日生きたまま捕獲したというが、

 今度は兵庫県北部豊岡市で夜の日本海に、青く輝く波が出現したという。

gooニュース
神戸新聞NEXT
光る波、幽玄の海岸 豊岡・竹野に夜光虫
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20140420005.html

「夜の日本海に、青く輝く波が出現‐。豊岡市竹野町切浜の大浦湾の全域で“光る波”が観察されている。

 光の正体は、直径1ミリ程度で薄紅色の原生生物「夜光虫」。刺激を与えるなどすると光を発する。春に海水温が上昇することで発生し、昼間は赤潮として海を覆う。条件が合えば、神秘的な風景に出合うことができる。

 18日夜に観察した近くの「竹野スノーケルセンター」の本庄四郎センター長(59)は「長年見てきたが、こんなに多いのは初めて」と話した。(斎藤雅志) 」

⇒海水温の上昇が例年以上であったのが原因というが、

zakzak 2014.01.22 によれば、
ダイオウイカ、次々浮上の怪 地球温暖化と関連?大地震予兆かhttp://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140122/dms1401221207010-n1.htm

「武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏は「もともとダイオウイカは、南海の深海に生息している。日本海まで漂着するというのは異例のこと。海流の流れが変わっているのではないか」とし、こう指摘する。」というが、

夜光虫の棲息状況について個人的には不詳ですが、深海生物であるダイオウイカの出現と同様な現象なのだろうか?

 しかしながら、このような兆候が昨今話題となっていますが、3.11前、ここ数年来続いている現象であるようです

OK Wave 投稿日時 - 2010-02-24 21:19:01
 地震の前兆?
http://okwave.jp/qa/q5703622.html

「・・・日本海側で、ダイオウイカやリュウグウノツカイなどめったに見られない深海生物が浜に漂着するケースが相次いでいて、これらの深海魚は海底変化の影響を受けやすいため、いま海底で何かが起きていて、漂着は地震の前兆ではないかというニュースを見ました。

岩盤破壊、あるいは地下のマグマなどの動きで
地磁気が乱れるのか、電磁波が発生するのかのメカニズムがあるとみられています。

この乱れを動植物は嫌う傾向にあり、色々な変態行動をおこします。
海洋では深い場所の異変なら深海魚、浅い場所なら底物の魚がよくかかるときが
要注意といわれています。

この過程通りならば逃げてきた先で地震が発生する可能性はあります。
ただ、温暖化で北極や南極の氷が溶けて、深海の海流に異変があるのも事実です。・・・」という。

 日本海沿岸を主としたこのような海洋生物の異状現象の原因はよくわかりませんが、兎に角大地震、大津波が起こる予兆かもしれず油断大敵か?

 昨今、降雨が少なく乾燥が進み、日本各地で火事が発生しることから、単に空気中の水分が少ないから目立ち易かったのだろうか?

ちなみに、夜光虫の発光は
ウィキペディアによれば、「他の生物発光と同様、発光はルシフェリン-ルシフェラーゼ反応による。ヤコウチュウは物理的な刺激に応答して光る特徴があるため、波打ち際で特に明るく光る様子を見る事ができる。または、ヤコウチュウのいる水面に石を投げても発光を促すことが可能である。・・・

海産で沿岸域に普通、代表的な赤潮形成種である。大発生時には海水を鉄錆色に変え、時にトマトジュースと形容されるほど濃く毒々しい赤茶色を呈する。春~夏の水温上昇期に大発生するが、海水中の栄養塩濃度との因果関係は小さく、ヤコウチュウの赤潮発生が即ち富栄養化を意味する訳ではない。比較的頻繁に見られるが、規模も小さく毒性もないため、被害はあまり問題にならないことが多い。

ヤコウチュウは大型で軽く、海水面付近に多く分布する。そのため風の影響を受けやすく、湾や沿岸部に容易に吹き溜まる。この特徴が海水面の局所的な変色を促すと共に、夜間に見られる発光を強く美しいものにしている。発光は、細胞内に散在する脂質性の顆粒によるものであるが、なんらかの適応的意義が論じられたことはなく、単なる代謝産物とも言われる。・・・・」とのこと。

>>詳しく見る

またソロモン諸島周辺、南米チリなど環太平洋火山帯の中大規模地震も発生しており、海流の動きが少ない日本海沿岸でその影響を受け易いのでしょうか?

海流といえば、既報(2013-09-20) の引例によれば、 

 (クリックすると海流の流れがよくわかります)

  (google画像検索から引用)

 

深海生物リュウグウノツカイが日本海沿岸についで北九州市、大分、佐賀でも打ち上げ後、昨今ユウレイイカも佐渡で捕獲されたという。

 個人的には、海の温度上昇のみならず、汚染の影響も考えられ大陸からの黄砂の影響も含めて着目が必要か?と思われます。>>詳しく見る

 一口に水の汚染といっても、1)海底の酸性化(二酸化硫黄(SO2),硫化水素(H2S),塩化水素(HCl)などのガスが海底で発生)、2)環境放射能の励起、崩壊熱(→海中微生物の損壊、局所の海水温度の上昇)、3)オゾン(O3)による酸化(地殻の振動・摩擦によって発生)、4)メタンの発生(海底に生息する微生物(古生菌など)の異常繁殖)、5)地電流の変化(地磁気の変動に伴う電磁誘導)、6)磁気の反転(海底火山活動)、7)マイクロプラスチック(石鹸、スクラブ洗顔料、シャワージェルなどの化粧品や洗浄用品)などが複雑に絡み合っているのだろうか?といろいろと妄想していますが、一体、海底ではどのような異変が進行しているのでしょうか?不気味な現象が続いています。
 今回の佐賀県や大分県などで水揚げされているということから、深海生物に影響する汚染要因として、大陸から飛来する黄砂が海にフォールアウトすることによって、黄砂が海底に沈降する際に、黄砂に付着した汚染物質が深海生物の生息に影響しているのでは?とも、上記の深海生物の出没地域は黄砂など汚染粒子の飛来を受け易い地域とも重なることから、最近妄想されます。

大気汚染粒子、黄砂の飛来状況はSPRINTARSエアロゾル予測(簡易版)で概ね確認できるので引用しました。

参考情報:
エアロゾルに係る記載を調べました。(その23:大気エアロゾル(微粒子)予測 )の引例
九州大学 http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html
予測動画
大気汚染粒子
黄砂

 

 

 


ジオ・エンジニアリングによる地球温暖化の防止が提案されているが、その副作用も問題という。

2014-04-18 | 天変地異・異常気象関連

'14-04-02投稿、04-18追加・修正

 IPPCが地球温暖化が社会や生態系に与える影響を見直した新報告書が反響を呼んでいます。

 既報温暖化で食料や気象などさまざまな分野で被害が深刻化 対策を真剣に追求すべきだという。(2014-04-02 )とのことでありますが、

 単に、水蒸気、CO2、メタンなど温室効果を有するガスの増加だけでは納得できない

 季節および地域を問わない世界各地、特に、北半球における
極端な温暖化(猛暑)、寒冷化(寒波)現象の真因は何なんでしょうか??

参考関連投稿:
留まることをしない寒暖差の激しい昨今 東北・北海道で大雪という。
(2014-03-22) 
ゴールデンウィークになってもこの寒さ! 例年と比べ少し寒暖差が大きいようです。5/6北海道で降雪という。2013-05-06 

 個人的には、少なくとも、CO2増加よる温室効果とは相反する現象である
と思われますが、

 太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる
宇宙環境からの放射線、電磁波の変動のみならず、

 最近では、SPRINTARSの大気汚染粒子黄砂で予測される情報を含めて、
宇宙空間における人工的なさまざまな所為を含めた
大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山灰などを含めた
太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって

 太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーが減衰状態が大幅に変動することが推察されます。
参考投稿:
【追加・再掲】地球温暖化の要因に係る記載(大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)(2014-04-10) 
 赤外線、マイクロ波など各種波長の電磁波を人工衛星から大気圏に照射して太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変観測しています。


 また、既報今回の関東甲信内陸部の未曾有の大雪はケムトレイルの影響か(人工降雪剤の散布効果)?という。(2014-02-19)によれば、

あたかも人工降雪的な操作でもしたか?のような未曾有の地域の大雪について、
 個人的には、人工降雪以外の要因として、
 山梨県河口湖周辺、甲府・群馬県前橋・埼玉県熊谷などは火山帯周辺であることから、

 何らかの原因によって、引き起こされた火山活動の活性化が遠因として
あるのでは???と妄想しています。

 もしそうであれば、
 既報大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)(2014-02-06) で記載したように、大地震の前兆のひとつか?と杞憂、妄想しています。

 というのは、火山活動の活性化異常気象など天変地異有象無象の影響を与えていると思っていますが、マグマ噴出による火山噴火は然ることながら、
地震、台風とも関連しているともいう。

 既報地震と台風・気圧・気象の関係に係る情報を調べました。(2013-12-06)の引例、
小笠原「新島」誕生で富士山の火山活動に与える影響
http://nikkan-spa.jp/545198)の記載で印象に残った”気圧や雨が地震に影響を及ぼすことはあります。
 現に、大西洋の真ん中に位置するアゾレス島では、雨が大量に降ると地震が起きる傾向にあり、すでに気圧が低くなると地震が起きるという論文も存在している。”について地震とマグマ活動の活性化、
ひいては、火山噴火との関連も言われています。


 近年、大気圏において、聞きなれない言葉ですが、
 人工気象操作の一種と想われるジオ・エンジニアリング(Geo-Engineering)が導入されているというが、その反動、副作用でもあるのでは?と杞憂しています


 一体どのようなことが考えられているのか調べました。

ジオ・エンジニアリング(Geo-Engineering)による地球温暖化の防止
http://www.originalest.com/news.php?id=00075

「地球温暖化を止めるために、二酸化炭素を始めとする温室効果ガスを削減することは、もはや難しいという見方がある。京都議定書においては米国と豪国が離脱し、カナダは京都議定書の目標達成を放棄し、さらに日本の目標達成は絶望的だ。さらに、中国などの発展途上国はポスト京都議定書において、削減義務を負うことはあるのかも怪しい。

しかし、一部の科学者は、このような状況になったとしても地球温暖化を防止可能であると考えている。その方法がジオ・エンジニアリングである。

ジオ・エンジニアリングとは、地球環境の意図的な操作である(1)。ジオ・エンジニアリングの具体的な例をいくつか挙げると、大気にSO2を注入することで、アルベドを高めることが可能である。これは、火山が噴火したことと同様の効果を持つのである。過去に大規模な火山の噴火が起こった時は、同じ効果によって気温が下がっている

そして、CCS(カーボン・キャプチャー・アンド・ストレージ)である。これは、火力発電所で発生するCO2を地中や海洋に注入することで、大気中にCO2を放出させない方法である。

そして、最近ではNatureにおいて、ガイア仮説で有名なジェームス・ラブロック博士らが、海の中に巨大なパイプを敷設することで、藻類の成長力を高め、CO2の削減が可能であるとしている(2)。

 ジオ・エンジニアリングという地球温暖化対策は、一部で既に行われている。CCSや海洋に鉄を散布し、植物プランクトンを増加させるような対策は、既に行われている。さらに、CCSをCDM(クリーン開発メカニズム)として認めるかどうかも議論されている。

このような動きには、反対もある。CCSには漏れの問題や、海洋での生物多様性保全の問題が指摘されているし、ラブロックの提案には早速反論がされている(3)。また、大気中のSO2注入には旱魃との関係や(4)、海洋酸性化の問題の解決にはならないという指摘されている。

 ジオ・エンジニアリングは人為起源の地球温暖化という地球環境の変化を、人為的な地球環境の操作によって解決しようとする危険な対策である。多くの提案は省エネルギーや再生可能エネルギーの補完的な対策であるべきとされている。だが、現実には、ジオ・エンジニアリングの一部が有望な地球温暖化対策であり、真剣に検討すべきであると考えている科学者もいる。

省エネルギーや再生可能エネルギーの活用は一部で費用効果的であり、気候変動による影響と費用を比べると、割引率等の議論はあるが費用の方が安いという研究もある(5)。ジオ・エンジニアリングを研究すること自体は否定されるべきではないし、温室効果ガス削減が間に合わない場合は、十分なコンセンサスを得て使用されるべきである。しかし、その前に行うことは、まだ多く残されている。

 

(1)Geoengineering Climate (PDF)

(2)Ocean pipes could help the Earth to cure itself

(3)Geo-engineering might cause, not cure, problems

(4)'Sunshade' for global warming could cause drought

(5)Stern Review on the Economics of Climate Change   」という。

*ジェームス・ラブロック博士とはウィキペディアによれば、「

ジェームズ・ラブロック: James Lovelock、CBE、1919年7月26日- )は、イギリスの科学者であり、作家であり、環境主義者であり、未来学者。大英帝国勲章を授与され、王立協会会員。グレートブリテン島の南西、コーンウォール在住。地球を一種の超個体として見たガイア理論の提唱者として有名である。・・・」>>詳しく見る

 彼の主張によれば、21世紀末までに温帯の平均気温は 8°C、熱帯の平均気温は最高 5°C まで上昇し、世界のほとんどの土地が居住不可能となり、農業もできなくなる。「我々は、変化の恐ろしいペースに留意し、残された時間が少ないことを理解する必要がある。各国は可能な限り文明を保持するために資源の最良の使用法を見つけなければならないという。

⇒別途、このような人工気象操作をどの国がいつごろから、どこで、どのように、このようなジオ・エンジニアリング(Geo-Engineering)による地球温暖化の防止を目的として実施していたかなど調べて、大気中のSO2注入には旱魃との関係や(4)、海洋酸性化の問題など、その副作用など精査すれば、そこから、気象異変など新たな発想が出てくる可能性があるのでは?と個人的には思われます。

関連投稿:
世界各国で実施されているという気象操作とはどのようなものか調べました。
(2013-08-30)
1980年前後から発生し始めた生態系異変に係る記載の整理
(2013-10-15)

 海の酸性化が懸念されている大気にSO2を注入する手法で思い出すことは、
既報「エアロゾル」に係る記載を調べました。(その9-2:放射能など有害エアロゾルの形状)(2012-01-30) に記載しましたインドネシア上空(成層圏)のエアロゾル
'11-12-14記載:

大気中に浮かんでいるエアロゾル粒子は様々な起源から放出され、形や大きさも様々であるため、個々の粒子の状態(形、大きさ、混合状態など)を観察することが重要となる。個々の粒子サイズはサブミクロン~数十ミクロンであるため、普通の光学顕微鏡では、数濃度が高い小さな粒子(<数ミクロン)の状態を観察するのは非常に困難である。そのため、個々の粒子観察には、小さいものもはっきりと見える電子顕微鏡を使用している。また、試薬を蒸着したサンプリングシートを使用して、個々のエアロゾル粒子に混合している物質、例えば硝酸イオンや硫酸イオン、を同定することも行っている。電子顕微鏡で観察するサンプルは、地上だけではなく山の上や航空機・小型回収気球・大気球を使用して地上から成層圏までの広い領域を対象にしている。大気エアロゾルのサンプリングは、名古屋、立山、乗鞍、北極、中国、チベット、インドネシア、南極等、国内のみならず世界各地で実施している。


「硫酸粒子に見られるサテライト構造を呈しているが、結晶質(長方形の物)も見られていることから、硫酸以外に何かが混合していることが予想される。」
(引用出典:名古屋大学 太陽地球環境研究所 
大気圏環境部門 東山分室)
詳しく見る>>

参考投稿:
エアロゾルに係る投稿 ( '13-03ー20~'13-12ー24 )の整理
(2013-12-24)
 

関連投稿:
異常気象など天変地異に係る記載(その15:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感)2013-01-23)

 最近、深海生物が日本海沿岸で打ち上げられたり、捕獲されていますが、ボラの大量発生、鯖の大漁などにも影響しているのだろうか?

参考投稿:
深海生物の捕獲、打ち上げの原因は海水温度の上昇のみでなく、水の汚染による可能性はないだろうか?
富山県魚津港 サバ大漁 水揚げできず、一部海岸に打ち上げという。
(2014-03-17) 
山口沖でリュウグウノツカイにサケガシラ、深海魚が相次いで打ち上げられたという。 (2014-03-10) 


地質学者によれば、今回のチリM8.2は本震の前兆の可能性もあるか?という。

2014-04-15 | 地震・津波関連

'14-04-09投稿、追加・修正

 4月13日にソロモン諸島でマグニチュード7クラスの中大規模地震が一年振りに発生しました。日本との連動性のみならず、チリとの連動性も気になるところです。

参考投稿:
地震および津波に係る記載(その35:南太平洋のソロモン諸島沖 今度はM8・0 日本へ津波到来)
(2013-02-09)
 

 チリ引いては日本など世界各地への影響を杞憂しています。

 

 3月末に既報チリでM6.7中規模地震後、群発地震という。連動性に係る情報の紹介2014-03-27)で巨大地震が発生した三陸沖において3.11前の数日間小地震が群連発していたことが特筆されます。 >>詳しくは

 今後、小地震の群連発が特定の地域で発生する場合は、巨大地震の予兆のひとつとして、警戒すべき現象かもしれない?と個人的には妄想していましたが、

その後、既報 チリでマグニチュード8.2の巨大地震発生というが、わが国への連動性にも注意が必要か?!(2014-04-03)において、

南米西部沖地震といえば、

tenki.jp
過去の地震情報 
によれば、
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20140317062309.html

 

 発生時刻▼ マグニチュード
  2014年3月17日 6時17分頃   M6.7  
  2013年9月26日 1時43分頃   M7.2  
  2012年10月1日 1時32分頃   M7.4  
  2012年3月26日 7時37分頃   M7.2  
  2011年2月12日 5時5分頃   M7.0  
  2011年1月3日 5時20分頃   M7.2  
  2010年8月12日 20時54分頃   M7.2  
  2010年3月11日 23時40分頃   M7.2  
  2010年2月27日 15時34分頃   M8.6

3.11との連動性がありそうで気になる予兆でないか?

と杞憂していましたが、

 チリの専門家によれば、今回のM8.2以上の本震(動もっと大きな地震)の前兆の可能性もあるか?という。

 

ナショナルジオグラフィック ニュース

April 8, 2014

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140404002

チリ地震は本震の前触れか
(一部割愛しました。)
「4月1日夜8時46分(日本時間2日午前8時46分)、マグニチュード8.2の強い地震がチリ北部の沿岸を襲い、小規模な地滑りと津波が発生して、少なくとも5人が死亡した。しかし専門家は、今回の地震は強いものではあるが、この一帯で予想されている大地震の「本番」ではないとみている。

「一番の疑問は、これがさらに大きな地震を告げる『前震』なのかということだ」とリック・アルメンディンガー(Rick Allmendinger)氏は問いかける。同氏はニューヨーク州イサカにあるコーネル大学の地質学者で、地震の分析を専門とする。現在はチリのアントファガスタにあるカトリカ・デル・ノルテ大学の客員教授を務めている。 アルメンディンガー氏は、「チリ北部の沈み込み地震断層にため込まれたエネルギーが、今回の地震で全て放出されたわけではないようだ」と話す。「この地域に暮らす友人たちのため、これ以上大きな地震が来ないよう祈っている」。 大地震は、構造プレートが別のプレートの下に潜り込む「沈み込み帯」沿いに発生すると予想されるが、いつ発生するかは専門家にも分からない。いつ起こってもおかしくないのだ。 過去140年間、チリ沖の断層は繰り返し動いている。

太平洋を取り囲み、地震と火山活動が活発な「環太平洋火山帯」に近いためだ。 しかしアルメンディンガー氏は、チリ沖にある南アメリカ構造プレートの境界に、1877年にマグニチュード8~ 8.9の地震が発生したのを最後に破壊が起こっていない場所があると指摘する。つまり、プレートのその部分に大量の地震エネルギーがため込まれている可能性が高いことを意味する。 「その部分で一度に破壊が起これば、1日に発生したものよりもはるかに大きな地震になるだろう」とアルメンディンガー氏は語る。

◆本震の前触れなのか 解明すべきは、今回の地震がプレートの問題の箇所にさらなる負荷をかけたのか否か、その負荷が刺激となって、隣接するプレートとの摩擦による固着を破る可能性があるか否かだとアルメンディンガー氏は話す。その通りであれば、今週の地震はさらに大きな揺れの前震だということになる。 「ちょうどファスナーのようなものだ。つまみを大きく引っ張れば、あとはひとりでに開く」とアルメンディンガー氏。 「懸念するのには理由がある」とアルメンディンガー氏は言う。というのも、今回のチリ地震は、巨大津波を発生させて甚大な被害をもたらした2011年の東日本大震災といくつかの共通点があるからだ。どちらも約2週間前に前震があり、衝撃波がおおむね似たパターンで広がっている。 チリ沖ではこの数週間で弱い地震が50~100回起こっており、そのうち大きなものはマグニチュード6.7に達している。 1973年以来、チリはマグニチュード7.0以上の地震に十数回も見舞われてきた。

2010年にはマグニチュード8.8の地震が襲い、約500人が亡くなっている。この地震で、チリ中南部の都市コンセプシオンは西へ3メートル移動した

 ◆被害の報告は限定的 アルメンディンガー氏によれば、今回のチリ地震はアメリカ地質調査所(USDS)による発生直後の分析では震源が比較的深く、海岸線に近かったことが示された。震源の深さが、被害を最小限度に抑えた可能性がある。 発生した津波は高さ6メートルと「比較的小規模」であり、大きな被害は起こっていないようだ。アルメンディンガー氏は「低地ではある程度の浸水があったと思われるが、何らかの被害が出たとは聞いていない」と話す。 一方、1877年の地震では、25メートルもの津波が発生した。 今週の地震による津波は太平洋全域に到達するとみられるが、アルメンディンガー氏は「被害が出る可能性は低いだろう」とみている。 「もっと大きな地震が来るのかどうか、断言はできない」とアルメンディンガー氏。「だが、地球はしょっちゅう人間の予想を超えるものだ」。 」という。

  以前から、提案されている環太平洋火山帯と太平洋プレートの周辺地域に属するわが国とバヌアツ、ソロモン諸島との長期スパンの連動性があるというが、南米の地震についても個人的には連動性があるのでは?と想われます。引用:http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130207/dms1302071532013-n1.htm 

 

チリの1877年頃の地震とわが国との連動性あったのだろうか?

ウィペディア
地震の年表によれば、
(一部割愛して、
19世紀後半の1877年後の大地震を抽出しました。)
詳しく見る>>

 

長期スパンの連動性がある?ようですが、さしせまった短期スパンの大地震はないのだろうか?

 環太平洋火山帯と太平洋プレートの周辺地域に属する国の相互の連動性はあると思われますが・・・。

19世紀後半
     
            ・・・(中略)

  • 1880年(明治13年)2月22日 横浜で地震 - M 5.5〜6.0、煙突多数倒壊。地震学会(現在の日本地震学会。世界初の地震学会)が結成されるきっかけになる。
  • 1881年(明治14年)10月25日 国後島で地震 - M 7.0、津軽でも揺れる。
地震観測網整備(1885年 - 観測所による地震報告開始)
  • 1889年(明治22年)7月28日 熊本地震 - M 6.3、死者20人。
  • 1891年(明治24年)10月28日 濃尾地震 - M 8.0死者・行方不明者7,273人根尾谷断層の発生。
  • 1892年(明治25年)12月9日・11日 石川県・富山県で地震 - M 6.4(9日)、弱い津波。死者計2人。
  • 1893年(明治26年)6月4日 色丹島沖地震 - M 7.7、色丹島で2m〜3mの津波。
  • 1894年(明治27年)
    • 3月22日 根室半島沖地震 - M 7.9(Mt 8.2)、死者1人。北海道・東北に津波。
    • 6月20日 明治東京地 - M 7.0、死者31人。
    • 10月22日 庄内地震- M 7.0、死者726人。
  • 1895年(明治28年)1月18日 霞ヶ浦付近で地震 - M 7.2、死者6人。
  • 1896年(明治29年)
    • 1月9日 茨城県沖で地震 - M 7.3 。
    • 6月15日 明治三陸地震(三陸沖地震) - M 8.2〜8.5(Ms 7.2〜7.9、Mw 8.5Mt 8.6)、津波地震死者・行方不明者2万1,959人
    • 6月16日 三陸沖で地震 - M 7.5 の地震が2回発生。明治三陸地震の最大余震[62]
    • 8月31日 陸羽地震 - M 7.2、死者209人。
  • 1897年(明治30年)
    • 2月20日 宮城県沖地震 - M 7.4、地割れや液状化、家屋に被害。
    • 8月5日三陸沖で地震 - M 7.7(Mw 7.8)、宮城県や岩手県で津波により浸水被害。
  • 1898年(明治31年)
    • 4月23日 宮城県沖で地震 - M 7.2、北海道から近畿にかけて有感、岩手県と宮城県の県境付近で被害。
    • 9月1日石垣島東方沖(多良間島沖)で地震 - M 7.0。
  • 1899(明治32年)
    • 3月7日紀伊大和地震 - M 7.0、木ノ本・尾鷲で死者7名、三重県を中心に近畿地方南部で被害。深さ40〜50kmのフィリピン海プレート内の地震。
    • 11月25日向灘で地震 - 3時34分にM 7.1、3時55分にM 6.9。
  • 1900年(明治33年)5月12日 宮城県北部で地震 - M 7.0、死傷者17人、家屋などに被害。」

【追加・再掲】地球温暖化の要因に係る記載(大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)

2014-04-10 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-04-05投稿、04-10追加・修正

 既報温暖化で食料や気象などさまざまな分野で被害が深刻化 対策を真剣に追求すべきだという。(2014-04-02) の引例によれば、異常な台風やハリケーン、洪水、干ばつ、大雪、熱波、竜巻など、世界各地で極端な気象による被害が相次いでいます。こうした災害それぞれが、気候変動の影響によるものかは、はっきりしていません。

でも、「地球の平均気温が上昇すると、こういう影響が心配される」という科学者による予測に合致するように、極端な気象による一連の被害が発生しているという。

地球温暖化が社会や生態系に与える影響といえば、横浜市で開かれた国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、北極の海氷や世界のサンゴ礁は、大幅な温室効果ガス削減を進めても、消滅や絶滅の恐れが非常に高いとの厳しい評価になったという。
引用:中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014033001001413.html

 
これらの気象異変は大気圏における「水の偏り」が影響していると思われますが、
既報地球温暖化の要因に係る記載(その6:大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)(2011-11-12) を見直して一部抽出(追加・修正)して再掲しました。

「世界の海水温、気温の上昇はおおよそ半世紀前から紛れもない事実であります。

 地球温暖化によって引き起こされた海水温度の平均的な上昇に伴って、大気圏における平均的な水蒸気量は多くなるのは、季節を問わず原理的に自明でありますが、

<海水平均温度の推移>                  


 (google画像検索から引用)

<平均気温の推移>


 (google画像検索から引用)

 最近の世界各地の気温上昇の情報によれば、

 引用:つながっているこころ2
http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-12061.html

NASAの2013年11月の気温マップ

極圏周辺の温度上昇、特に北半球が大きいようです。

関連投稿:
大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。
(2014-02-22)

 

寒波、干ばつ、洪水などの気象パターンが以前より長期化しているのは、「北極増幅」、北極の温暖化によって、風向きが従来と変わって、異状気象を引き起こしていると仮説しています。
 北極の気温が上がると、北極と低緯度地帯との温度差が小さくなり、寒帯ジェット気流という西からの風が弱まる。通常なら西から東へ強く真っすぐに吹くジェット気流が、現在は北半球の広い範囲にわたって蛇行するコースを取っているという。

 

 グローバルな風向き予報を一般化して、衆知させる必要があるのであろうか?

 

 その場合に、増加した水(蒸気量)の状態変化によって、
 冒頭で記載しましたさまざまな地域において、ここ数年来、豪雨洪水豪雪など天変地異・異常気象が
特に、北半球で引き起こされていると思っています。
詳しく見る>>

関連投稿
追加・再掲】 水はどのように変化して地球温暖/寒冷現象に影響しているのか?に係る情報(2014-03-01)

 その反面、その地域以外では旱魃、渇水現象が発生して砂漠化が進行していることも事実であります。
詳しく見る>>

世界の砂漠化の現状   

  

 引用:鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html


 したがって、これらの大気圏における「水の偏り」がどのようなメカニズムで発生しているのか?その影響(真因)を解明することが重要であると想われます。

 既報の引用文献から「・・・約3000年ほど前から気温は次第に低下し、2500年ほど前には一つの小氷期(弥生小氷期)を迎える。現在はその延長上にある。・・・」にも係らず、想定外の海水温の上昇によって温暖化(高緯度地域の熱帯化)を進行させて、特定地域で洪水を発生させていることが問題であると想われます。
 特に、海水温、気温の高い赤道付近の常夏の国々で洪水が発生し易いのは当然ですが、今までの治水対策を超えた想定外の降雨によって大洪水が発生している真因もよくわかっていません。詳しく見る>>

<海水面の平均温度分布>

  (google画像検索から引用)

参考投稿:
「世界の日照データ」
(赤道付近の照射エネルギーは年間を通じて多い)
UVインデックス、照射量に係る記載
(オゾン層の破壊などによって、環境中の太陽光線照射量は変化する)

上記の北極は近年オゾン層が破壊していることが影響しているのだろうか?

数年前に発生した北極のオゾン層破壊は事実です。
オゾン層がなぜ破壊させたのか?の真因およびメカニズムについても
もっともっと着目する必要があるのだろうか?



引用:毎日新聞 2011年10月3日 東京朝刊
オゾンホール:北極圏で最大 破壊規模、南極に匹敵--3~4月
http://mainichi.jp/select/science/news/20111003ddm001040067000c.html

 グローバルな気候変動要因について、「北極圏でのオゾンホール増大」、「南極になぜオゾンホールが発生し易いのか」という「風が吹けば桶屋が儲かる」的な切り口で断片的に調べてきましたが 個人的には地球表層圏変動の原因を雲の分布「水の状態変化」「水の局所的な偏り」がなぜ発生することが問題であると着目しています。

専門的には気候変動に影響を与える現象として
・北極振動
・エルニーニョ・南方振動
・マドン・ジュリアン振動
・北大西洋振動
・太平洋数十年振動
・準2年周期振動
・対流圏準2年周期振動
・太陽活動
など、さまざまな理論が展開されているようです。引用本文詳しく読む>>

 

 
「水の状態変化」「水の局所的な偏り」を調べることは重要と思われます。

 その真因を調べるため、世界各国にて疑問を解決するために、CO2、オゾンエアロゾルなど温室効果物質の分布実態を調べるために、さまざまな観測衛星を 打ち上げています。

 

 以下、既報までの調査を個人的なメモとして整理しました。

MIMIC(気象衛星共同研究所の総合マイクロ波画像)」(大気圏における可降水量の評価方法)*1既報に引用記載したCloudsat(クラウドサット)、カリプソなど)」(雲の分布、成分)のデータベース*2を理解して、可降水量および雲の発生状態、有害なエアロゾルの共存の有無、雲が停滞する地域の地質・地形、オゾン濃度、オゾン層破壊物質、人工降雨剤、有害電磁波の影響の有無との対応を調べることが必要であると想われます。

 一概に雲といっても、積乱雲など雨が降りやすいものとか、地震雲とかいろいろありますので、それぞれのもつ作用を理解することが必要とも想われます。

*1 J-GLOBALによれば、
MIMIC
A New Approach to Visualizing Satellite Microwave Imagery of Tropical Cyclones
熱帯低気圧の衛星マイクロ波画像を可視化する新方法

 抄録:MIMIC(気象衛星共同研究所の画像変換した総合マイクロ波画像)と命名した新モーフィング・アルゴリズムを導入して,熱帯低気圧の可視化を改良し,これの解析と予報能力を強化した。このアルゴリズムを使って2つの成果品を作った,MIMIC-TCは熱帯低気圧が中心にあるLEO(低地球軌道衛星)マイクロ波画像アニメーションを与え,MIMIC-IR静止衛星赤外画像上に層化した熱帯低気圧が抽出した降水場をアニメートした

 複数の事例は補完映画を有し,オンラインで見る事が出来る。引用本文詳しく読む>>

*2
東京大学大気海洋研究所
地球表層圏変動研究センターによれば、

◇ Cloudsat(クラウドサット)
 
Cloudsat衛星は、CALIPSO衛星と共に、2006年にNASAが打ち上げた地球観測衛星です。いずれも、「A-TRAIN」と呼ばれる同じ軌道を列車のように周回する地球観測衛星群(その他に Aqua, PARASOLおよびAura)の一つです。
 Cloudsatは、ミリメーター波のレーダーを搭載し、雲の分布やその鉛直構造および雲の光学的特性を観測することを目的とし、雲を構成する雲粒や氷晶、非常に小さい水滴を検出します。
 雲形や雲量分布の変化は、温室効果ガス、人為的なエアロゾル、その他の地球規模の気候変動の要因の変動から予想される気候変化よりも、地球の放射収支に大きな影響を与えると考えられており、 Cloudsatの観測データやCALIPSOと併用して解析されたデータは、気候モデルによるシミュレーション結果の検証のために多くの研究者に利用されています。
 ここでは、Cloudsat Data Processing Center で配布されているCloudsat衛星データから各軌道ごとの反射強度の鉛直分布を画像にして紹介しています。

◇ CALIPSO(カリプソ)

 CALIPSOは、Cloudsatに遅れること15秒で、同じ軌道を通過しつつ、532nmと1064nmの2波長のパルスを照射し、532nmの波長では偏光成分を観測することにより、Cloudsat衛星では捕らえることのできないエアロゾルや薄い雲を観測することが出来ます。 CloudsatとCALIPSOによってほぼ同時刻に観測されたデータは雲とエアロゾルの鉛直構造を知るために有効であり、観測データは多くの研究者に利用されています。
 ここでは、Atmospheric Science Data Centerで配布されているCALIPSO衛星の532nmの減衰補正なしの後方散乱係数のデータを画像にして紹介しています。
 また、軌道の図は時刻(UTC)を色で表しています。・・・

データベース
エアロゾルデータ同化
Cloudsat(クラウドサット)
CALIPSO(カリプソ)
Open CLASTR  

<データベース記載例>
CLOUDSAT Archives
August, 4, 2007

 

     ・・・                         
本文を詳しく読む

<その他評価方法の追加>

 異常気象など天変地異の要因に係る記載(タイ国の大洪水時の雲の有無やエアロゾルの観察)(2012-02-29) によれば、

わが国でも水蒸気や海面水温などを探るため
水循環観測衛星「しずく」
詳しくは>>

 タイ中部を中心に大洪水が発生実態を
温室効果ガスを観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)に搭載されている
CAI(雲・エアロソルセンサ)によって観測した結果

 観測画像について
観測衛星:温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)
2011年11月1日から12月25日までに観測した画像をアニメーション(図1)

・・・温室効果ガス測定の誤差要因となる雲やエアロソルの観測を行い、温室効果ガスの観測精度を向上します。
 TANSO-CAIは、4つのバンドで地上を観測します。図1は、いずれも可視域のバンド2(664 ~ 684ナノメートル)、近赤外域のバンド3(860~880ナノメートル)、可視域のバンド1(370~390ナノメートル)を赤、緑、青に割り当てカラー合成しました。この組合せでは、肉眼で見たのと似た色合いとなり、次のように見えています。・・・」

引用:地球が見える 2012年2月29日掲載
タイ国の大洪水 本文を詳しく見

<補足>
 温室効果ガスの観測精度を向上して、 タイ洪水の観測のみならず、水蒸気を含めた温室効果ガス(CO2、メタン、オゾン、・・・)の発生状態を解析して、最近頻発している異常気象(極端に暑くなったり、寒くなったり、豪雨・豪雪)を解明してもらいたいと思います。

関連投稿:
天変に影響する要因に係る記載(エアロゾルと雲との関係)

温室効果ガスの効果として、
「・・・電磁波は、さらに大気中の雲や水蒸気、そして二酸化炭素に(特に波長の長い方の赤外線が多く)吸収され、最終的に、可視光線を中心にした部分が地表に到達する。

このようにして地表に到達した太陽光は、熱エネルギーに変換される。そしてこの熱エネルギーは、今度は、赤外線となって地表から宇宙に向けて放射されるのである。

ところが、大気中にある水蒸気や二酸化炭素は、この赤外線の一部を吸収してしまい、全量が宇宙には放射されない。
吸収されたエネルギーは、また、地球に放射されたり、あるいは宇宙に放射され、最終的には、すべてが宇宙に放射され、エネルギーバランスがとられる。

 結局、大気中の二酸化炭素や水蒸気は、地表からの赤外線が、直ちに全量が宇宙空間に放射されるのを緩和し、それによって昼夜の温度差を和らげ、・・・」という。
詳しく見る>>


*参考文献:
http://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=2711
「・・・地球温暖化により、ツンドラが乾燥して大量のCO2を排出するようになるのか、あるいは氷が溶けて池や湖になり微生物が有機物を分解して大量のメタンを排出するようになるのかは、データによってしか明らかにできないと科学者は話している。・・・」との記載もあります。

「4-3 水分子の吸収スペクトル」によれば、http://150.48.245.51/seikabutsu/2003/00213/contents/0006.htm
γ線  X線     紫外線←   → 赤外線          →  マイクロ波
     

            →透過力大← 
              (可視光)                      」

 


実用Bi2Te3系熱電変換材料に匹敵する発電がカーボンナノチューブ半導体によっても可能という。

2014-04-09 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'14-04-06投稿、04-09追加・修正

  自然界に存在する赤外線もしくは熱を電気に変換する技術
数多く提案されています。

 赤外線もしくは熱を電気に変換する発電方法について断片的に調べていますが、

赤外線放射熱を利用した方法として、 

 

「光の吸収率が従来のシリコン製の100倍以上の太陽電池を、岡山大大学院自然科学研究科のチームが「グリーンフェライト(GF)」と名付けた酸化鉄化合物を使って開発

 

 この太陽電池はこれまで吸収できなかった赤外線も発電に利用できる可能性がある。池田教授は「赤外線は熱を持つものから出ている。太陽光以外に、火を扱う台所の天井など家中、街中の排熱でも発電できるかも」としており、2013年の実用化を目指す。

 

 GFは粉末状で、土台となる金属に薄く塗る。1キロワット発電する電池を作るコストは約千円が目標で、約100万円かかる従来のシリコン製に比べて大幅に安い。パネル状になっている従来型では難しい曲げ伸ばしができ、煙突や電柱に巻き付けるなど設置場所は幅広い。」と原理的には提案されています。

 

ウイキペディアによれば、
フェライト(ferrite)とは、
「・・・酸化鉄を主成分とするセラミックスの総称である。 強磁性を示すものが大半であり、磁性材料として広く用いられている。 軟磁性を示すものをソフトフェライト、硬磁性を示すものをハードフェライトと呼ぶ。 東京工業大学の加藤与五郎と武井武によって発明された。・・・」という。

本文を詳しく読む

 

 参考投稿:
赤外線からの電気の仕組み)
(赤外線からの電気)

(排熱でも発電可能な赤外線発電)

 他にも、
再生可能なエネルギーに係る記載(その14:宇宙では太陽電池より原子力電池が不可欠という。)の引例
原子力電池(アイソトープ電池) (08-04-02-08)」によれば、http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=08-04-02-08
「原子力発電と時を同じくして、原理は異なるものの放射性物質を使用した原子力電池が昔から宇宙開発には不可欠な発電法であるとのことです。 ラジオアイソトープの崩壊エネルギーをエネルギー変換器で電気エネルギーに変える一次電池のことを原子力電池(atomic battery,nuclear battery,isotope battery:アイソトープ電池)またはラジオアイソトープ熱源あるいはラジオアイソトープ発電器(RPG,radioisotopic powered generator)とも言う。・・・

 ラジオアイソトープ(放射性同位元素)から崩壊に伴って放出されるα線(アルファ線)やβ線(ベータ線)のもつエネルギーは、物質に吸収される際、熱エネルギーに変換する。保温材を用いてこの熱エネルギーを閉じ込めると高い温度が得られる。熱電変換素子を用い、この高温と外気温との温度差を利用して熱起電力により電池の働きをさせる。この方式を「熱電変換」方式と呼ぶ。」とのこと。

 

 

 今般、太陽光発電が可能といわれるナノテクノロジーで創るカーボンナノチューブ(半導体)熱を電気エネルギーに変換する素子が開発されたという。

 話が少し外れますが、

 の発生源は太陽、地球、燃焼、酸化、電気抵抗、放射能崩壊、電熱変換など思い付きますが、

 熱
は赤外線としてさまざまな物質、および温室効果ガス(水蒸気、CO2、メタン、オゾンなど)を媒体として吸収もしくは放射されて、環境の気温、水温、物体温を複雑に変化させていると想っていますが、

 既報によれば、地球温暖化によって、台風やハリケーン、洪水、干ばつ、大雪、熱波、竜巻など、世界各地で極端な気象による被害を引き起こしているという。
 参考投稿:
温暖化で食料や気象などさまざまな分野で被害が深刻化 対策を真剣に追求すべきだという。(2014-04-02) 

 

 これら地球環境に複雑な被害を及ぼしている赤外線もしくは熱を制御して、有効に活用することは宇宙からの放射線(主に、太陽光線)が地球に吸収された後、地殻表面から赤外線(熱線)が放射されて地球温暖化の原因となる気温、海水温を上昇させています。 



             (google画像検索から引用)

 この地表に降り注ぐ太陽光スペクトルおよび宇宙線、大気圏の残留放射能などの放射線は最終的には物質に吸収されて熱(赤外線)化します。

<赤外線の種類と波長>

 

       (google画像検索から引用)

 

 これらの赤外線もしくは熱を電気変換すれば、
地球温暖化、異常気象などの対策および新たな再生可能エネルギーとして一石数鳥の効果があると想われます。

 

 既報までにて、太陽光変換発電電波変換発電を調べましたが、その中間の波長である赤外線(電磁波)もしくは熱を利用した発電方法の進展が望まれます。

参考:
<宇宙空間に存在する電磁波>

     (google画像検索から引用)

<太陽光スペクトル>

    (google画像検索から引用)

 

 単に、一言で赤外線もしくは熱の有効利用した発電といっても上記のように複雑なので、

改めて、原点に戻って、「」について個人的なメモとして調べました。

ウィキペディア「」 によれば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1
(一部割愛して抽出しました。)

「熱(ねつ、heat)とは、慣用的には、で触れてわかる熱さや冷たさといった感覚である温度の元となるエネルギーという概念を指していると考えられているが物理学では熱と温度は明確に区別される概念である。

 本項目においては主に物理学的な「熱」の概念について述べる。

 熱力学における熱とは、1つの物体や系から別の物体や系への温度接触によるエネルギー伝達の過程であり、ある物体に熱力学的な仕事以外でその物体に伝達されたエネルギーと定義される[1]

 関連する内部エネルギーという用語は、物体の温度を上げることで増加するエネルギーにほぼ相当する。熱は正確には高温物体から低温物体へエネルギーが伝達する過程が「熱」として認識される。

  物体間のエネルギー伝達は、放射熱伝導対流に分類される。

 温度は熱平衡状態にある原子や分子などの乱雑な並進運動の運動エネルギーの平均値であり、熱伝達を生じさせる性質をもつ。物体(あるいは物体のある部分)から他に熱によってエネルギーが伝達されるのは、それらの間に温度差がある場合だけである(熱力学第二法則)。

 同じまたは高い温度の物体へ熱によってエネルギーを伝達するには、ヒートポンプのような機械力を使うか、鏡やレンズで放射を集中させてエネルギー密度を高めなければならない(熱力学第二法則)。」とのこと。


 まえがきが長くなりましたが、

本題に戻って、

環境ビジネス 
カーボンナノチューブに隠れた性能! 熱を電気エネルギーに変換
http://www.kankyo-business.jp/column/006956.php

首都大学東京理工学研究科・真庭豊教授、東京理科大学工学部・山本貴博講師、産業技術総合研究所ナノシステム研究部門・片浦弘道首席研究員の研究チームは、共同で、高純度の半導体型単層カーボンナノチューブ(s-SWCNT)フィルムが、熱を電気エネルギーに変換する、優れた性質を持つことを見いだした。

 

現在、先進国が消費するエネルギーの約3分の2が、未利用のまま廃熱として環境に放出されており、廃熱エネルギーを効率よく利用可能なエネルギー形態に変換する技術の開発が望まれている。ゼーベック効果と呼ばれる現象を利用した、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換技術は、そうした技術の一つとして注目されている。・・・」という。

⇒どのようなメカニズムでしょうか?調べてみました。

首都大学東京理工学研究科
【研究成果発表】カーボンナノチューブが、熱を電気エネルギーに変換する優れた性能を持つことを発見
http://www.tmu.ac.jp/news/topics/7304.html

「首都大学東京理工学研究科 真庭豊 教授、東京理科大学工学部 山本貴博 講師、産業技術総合研究所ナノシステム研究部門 片浦弘道 首席研究員の研究チームは、共同で高純度の半導体型単層カーボンナノチューブ(s-SWCNT)フィルムが、熱を電気エネルギーに変換する優れた性能をもつことを見いだしました。
尺度となるゼーベック係数は実用レベルのBi2Te3系熱電材料に匹敵します。このフィルムのゼーベック係数は含まれるs-SWCNTの比率に依存して敏感に変化するため、s-SWCNTの配合比率の異なる2種のSWCNTを用いて容易に熱電変換素子を作ることができます。

さらに、この電圧発生には、SWCNT間の結合部分が重要な役割を担うことを理論計算により見いだしました。今後、SWCNTの耐熱性や柔軟性などの優れた特徴を活かし、高性能の新規熱電変換素子の開発につなげていく予定です。

本研究成果は、専門誌Appl. Phys. Expr.(APEX)に「Giant Seebeck coefficient in semiconducting single-wall carbon nanotube film」のタイトルでVol.7 No2に発表される予定です。

本研究の一部は、独立行政法人科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(CREST)、首都大学東京傾斜的研究補助金および文部科学省の科学研究費補助金の支援を受けて行われました。

 ポイント
  • カーボンナノチューブ(CNT)において実用Bi2Te3系熱電材料に匹敵する巨大ゼーベック効果を発見。
  • CNT界面における電圧発生機構を提案。
  • 全CNT熱電変換素子を実現。                  
                                  ・・・後略」という。

⇒個人的には、先進国が消費するエネルギーの約3分の2が、未利用のまま廃熱として環境に放出されており、廃熱エネルギーを効率よく利用可能なエネルギー形態に変換する技術のみならず、

 無尽蔵に自然界に存在するさまざまなを利用してする再生可能なエネルギーによる発電に着目していますが、人工の放射性物質からの崩壊熱ではなく、太陽フレアー中のアルフア線、ベータ線など粒子線、ガンマ線、X線など電離効果の大きな放射線の崩壊熱によるゼーベック効果を利用した「熱電変換」方式は可能性のあるのか?と妄想されます。

熱電変換方式とは
ウイキペディアによれば、
2種類の金属の接合部に電流を流すと、片方の金属からもう片方へが移動するというペルティエ効果を利用した板状の半導体素子。直流電流を流すと、一方の面が吸熱し、反対面に発熱が起こる。電流の極性を逆転させると、その関係が反転し高精度の温度制御に適している。また温度制御が可能なばかりでなく、温度差を与えることで電圧を生じさせることもでき、ゼーベック効果という。・・・」という。
>>詳しく読む

 いずれにしても、赤外線もしくは熱を有効活用して、
安定かつ安全で、かつ低コストな電気エネルギーへの変換効率の高い材料の開発、量産化に期待しています。

 

 

 


再生エネの普及が進んでいないのは「発送電分離」が進まないことが原因という。

2014-04-05 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'14-04-05投稿

 再生可能なエネルギー(以下、再生エネ)発電による安定した自給電力の供給が望まれますが、なぜか?わが国の再生エネの普及は進んでいません。

参考関連投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載(その27:世界の再生エネなど電力設備の普及実態の整理)(2014-02-10) によれば、
 意外にも、中国は石炭火力発電などによる燃焼煤煙(PM2.5)が問題となっていますが、大規模水力発電、および風力、太陽光など再生エネを含めた自然エネによる発電量は世界一のようです。(詳しくは関連投稿)

NEWS ポストセブン
細川護煕氏 発送電分離実現しないのは政府がやる気ないから
2014.04.01 16:00

「日本国内で議論が活発化する原発問題。原発推進派は「日本が原発をやめても、隣国の中国が原発を増設しているから、事故が起きたら影響が日本にまで及ぶ」と主張するが、実は中国の再生可能エネルギーの発電量は世界トップだという。

「“原発推進国”のイメージが強い中国ですが、2011年から5年間は内陸部での原発の建設を取り止めています。さらに2012年には風力発電の電気量が国内の原子力の発電量を上回り、太陽光発電も発展しています。中国は世界一の再生可能エネルギー大国です」(自然エレルギー財団事務局長・大林ミカさん)

 中国にできて日本にできないはずはない。実際、原発事故後の民主党政権は脱原発を進めるべく、2012年7月に再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定価格で10~20年間買い取る「固定価格買取制度」を開始した。

 この制度により、事業者は安心して再生可能エネルギーに投資できる。1990年に同制度を導入したドイツは、消費電力に占める再生可能エネルギーが3%から23%(2012年)へと飛躍的に伸びた。

 ところが日本では太陽光発電は大きく増えてきているものの、他の再生可能エネルギーの普及は進んでいない。

 なぜか。大林さんは、電力会社の「発送電分離」が進まないことが大きな壁になっていると指摘する。

「発送電分離」とは、電力会社のうち、電気を作る「発電部門」と、電気を輸送する「送電部門」を切り離すことだ。

日本の電力会社は発電と送電を独占していますが、先進国では今や珍しくなっています。電力会社は利益のため、当然、自前の電気を優先して送電します。民間会社がいくら再生可能エネルギーで発電しても、送電網がなければ目的地に電気を送ることができません。欧米では当たり前の発送電分離を日本でも義務化して誰でもオープンに送電できるようになれば、再生可能エネルギーは確実に普及します」(大林さん)

 日本でここまで改革が進まないのはトップの責任だと断じるのは、先の東京都知事選に脱原発を掲げて出馬した細川護煕・元首相だ。

「政府は2018~2020年までに発送電分離を実現するとしていますが眉唾です。トップが決断すればすぐにできるはず。再生可能エネルギーが進まないのは、トップにやる気がないからです」

※女性セブン2014年4月10日号」という。

わが国の再生エネなど電力設備を普及情報の整理して比較の紹介(中間経過)から、
 明らかなように、オイルショック以後、サンシャイン計画など自然エネへの取り組みは半世紀前から掛け声だけは高かったが、結果的には一向に進展していないようです。

第211-3-1】一次エネルギー国内供給の推移

(クリック→拡大)
引用:
「経産省」エネルギー白書
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/index.htm

2011年までの統計

個人的には、石油の次にエネルギー資源の枯渇、高騰する可能性のあるウランを利用した原発ですが、その安全とは想えない核燃料サイクル化の可能性を信じた結果?、再生エネ、自然エネの進展に対して真摯に取り組んでこなかったためと想われます。加えて、この立ち遅れはバブル期の円高で石油などで化石燃料を比較的安価に手に入れられたことも要因のひとつであったか?と想われます。

参考情報:核燃料サイクルって何?http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/cycle.html

 世界各国の自然エネ、再生エネなどの普及(発電能力)、依存(消費電力量)の最近の進展をみれば、ウランなどエネルギー資源に替わる発電は最近の情報から、国民総意を結集して政治に反映すれば、政策で可能なことは明らかと思われます。
 加えて、欧州における再生エネの進展が著しい要因として
欧州の送電網はつながっているため電気は流入出し、その時々の需要と供給によって互いに調整しあうことができることが計画的に再生エネ化を可能にしていると思われます。

 さらに、わが国の送電網は50ヘルツ/60ヘルツに分かれているために、ますます、調整し難いこともあったのだろうか?とも思われますが、

 今回の提案である「欧米では当たり前の発送電分離を日本でも義務化して誰でもオープンに送電できるようになれば、再生可能エネルギーは確実に普及する」ことに期待します。

 参考関連投稿:
驚愕!ドイツの脱原発を笑ったフランスがドイツから自然エネルギー輸入という。 
(2014-02-05) 
驚異的!スペインの風力発電パワーが原発を超えたという。
(2014-01-28)
 

 


チリでマグニチュード8.2の巨大地震発生というが、わが国への連動性にも注意が必要か?!

2014-04-03 | 地震・津波関連

'14-04-03投稿、追加・修正

 既報チリでM6.7中規模地震後、群発地震という。連動性に係る情報の紹介2014-03-27)で心配していました巨大地震がチリで発生しました。

 既報【注目】小規模地震発生地域と大規模地震との連動性に係る情報 小規模地震の群連発には要注意か?!(2014-03-11) に記載しましたように、
 巨大地震が発生した三陸沖において3.11前の数日間小地震が群連発していたことが特筆されます。 >>詳しくは

 今後、小地震の群連発が特定の地域で発生する場合は、巨大地震の予兆のひとつとして、警戒すべき現象かもしれない?と個人的には妄想していましたが、現実巨大地震が昨朝発生したようです。

 今のところ、巨大津波の発生はなさそうですが、

ロケットニュース
【動画】チリでマグニチュード8.2の巨大地震発生 / 地震後の様子をとらえた衝撃的な映像
http://rocketnews24.com/2014/04/02/428658/

「南米チリの沖合約100キロで、マグニチュード8.2の巨大地震が発生した。震源地沿岸では、発生後まもなく約2メートルの津波が到達し、他の地域への影響も懸念されている。

現在のところ、この地震による大きな被害は出ていないようだ。だが、その発生の瞬間をとらえた映像を見ると、かなり長い時間激しい横揺れが続いていたことがうかがえる。

・イキケの沖合100キロ

NHKが報じるところによると、地震の発生時刻は日本時間の2014年4月2日午前8時46分頃。震源はチリ北部にタラパカ州の州都、イキケの沖合100キロ。震源の深さは20キロと推定されている。

・1960年の巨大地震で4メートルの津波

イキケの沿岸では、地震発生後約20分で2メートル11センチの津波を観測。日本への影響について、気象庁は調査中としている。ちなみに気象庁が公開している、過去のデータを見ると、今回の震央に近い地域で発生した地震による津波の影響は、1960年5月23日のマグニチュード9.5のときに太平洋沿岸で1~4メートル程度とされている。

今回の地震は、このときよりも規模は小さいものの、どのような影響が出るのか明らかになっていない。気象庁の発表する内容に注意した方が良いだろう。

参照元: YouTubeNHK気象庁」という。

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

⇒わが国への地震の連動性については、

3.11との連動性がありそうで気になる予兆でないか?と思われます。

 南米西部沖地震といえば、

tenki.jp
過去の地震情報 
によれば、
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20140317062309.html

 

 発生時刻▼ マグニチュード
  2014年3月17日 6時17分頃   M6.7  
  2013年9月26日 1時43分頃   M7.2  
  2012年10月1日 1時32分頃   M7.4  
  2012年3月26日 7時37分頃   M7.2  
  2011年2月12日 5時5分頃   M7.0  
  2011年1月3日 5時20分頃   M7.2  
  2010年8月12日 20時54分頃   M7.2  
  2010年3月11日 23時40分頃   M7.2  
  2010年2月27日 15時34分頃   M8.6

 

という。

 以前から、提案されている環太平洋火山帯と太平洋プレートの周辺地域に属するわが国とバヌアツ、ソロモン諸島との長期スパンの連動性があるというが、南米の地震についても個人的には連動性があるのでは?と想われます。>>詳しく見る

 要するに、巨大地震の予兆として、大した揺れを感じない小さな地震の群連発だからといって
油断せず、今後注意することが必要ではないか?と想われます。

ちなみに、チリの中規模地震後の最近のわが国の震度1以上の地震は相変わらず、東日本沿岸が多いようです。
特に、茨城県周辺で群連発が多いようです。また、岩手県沖で最近、増加傾向か。
tenki.jpによれば、
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/entries?order=&desc=1
(一部割愛しました。)

 

 発生時刻▼震源地マグニチュード最大震度
  2014年4月2日 22時50分頃 茨城県北部 M3.1

1

  2014年4月2日 21時48分頃 茨城県北部 M2.8 1
  2014年4月2日 20時48分頃 茨城県北部 M2.7 1
  2014年4月2日 19時28分頃 福島県浜通り M3.0 1
  2014年4月2日 11時11分頃 小笠原諸島西方沖 M4.8 1
  2014年4月2日 8時46分頃 南米西部 M8.2 ---
  2014年4月2日 4時59分頃 長野県南部 M3.5 3
  2014年4月2日 0時37分頃 岩手県沖 M3.9 1
  2014年4月1日 14時5分頃 岩手県沖 M3.7

1

  2014年4月1日 13時8分頃 宮城県沖 M4.4 3
  2014年4月1日 11時32分頃 父島近海 M3.6 1
  2014年4月1日 9時50分頃 岩手県沖 M3.8 1
  2014年4月1日 8時2分頃 茨城県沖 M3.9 2
  2014年4月1日 7時36分頃 青森県東方沖 M4.0 1
  2014年4月1日 7時17分頃 青森県東方沖 M3.6 1
  2014年4月1日 6時37分頃 茨城県北部 M3.8 3
  2014年4月1日 4時43分頃 安芸灘 M3.0 1
  2014年4月1日 1時57分頃 千葉県東方沖 M3.3 1
  2014年4月1日 1時15分頃 茨城県北部 M3.6 2
  2014年3月31日 23時3分頃 茨城県沖 M3.3 1

 

 

 発生時刻▼震源地マグニチュード最大震度
  2014年3月31日 16時0分頃 茨城県北部 M2.9 1
  2014年3月31日 11時59分頃 宮城県沖 M3.8 2
  2014年3月31日 9時45分頃 茨城県北部 M3.1 2
  2014年3月31日 9時24分頃 千葉県東方沖 M3.5 1
  2014年3月30日 20時11分頃 福島県沖 M4.8 3
  2014年3月30日 15時51分頃 大分県中部 M2.0 1
  2014年3月30日 12時23分頃 千葉県北西部 M4.1 2
  2014年3月30日 5時54分頃 栃木県北部 M2.7 1
  2014年3月30日 4時28分頃 茨城県沖 M3.9 2
  2014年3月29日 16時39分頃 青森県東方沖 M4.7 2
  2014年3月29日 11時53分頃 福島県沖 M4.1 1
  2014年3月29日 10時53分頃 茨城県沖 M5.3 2
  2014年3月29日 2時31分頃 千葉県東方沖 M3.7 1
  2014年3月28日 23時39分頃 茨城県南部 M2.8 1
  2014年3月28日 23時37分頃 茨城県南部 M2.8 1
  2014年3月28日 17時32分頃 岩手県沖 M3.9 1
  2014年3月28日 14時7分頃 日高地方西部 M3.4 1
  2014年3月28日 8時33分頃 宮城県沖 M4.0 1
  2014年3月28日 7時47分頃 千葉県北西部 M3.4 1
  2014年3月28日 3時46分頃 宮城県沖 M4.1

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温暖化で食料や気象などさまざまな分野で被害が深刻化 対策を真剣に追求すべきだという。

2014-04-02 | 地球温暖化・寒冷化関連

'14-04-02投稿

 既報IPPC 地球温暖化が社会や生態系に与える影響を評価した新報告書を31日午前に発表するという。(2014-03-31)にの引用に記載されているように、台風やハリケーン、洪水、干ばつ、大雪、熱波、竜巻など、世界各地で極端な気象による被害が相次いでいます。こうした災害それぞれが、気候変動の影響によるものかは、はっきりしていません。
でも、「地球の平均気温が上昇すると、こういう影響が心配される」という科学者による予測に合致するように、極端な気象による一連の被害が発生しています。

 個人的には、CO2の増加による温室効果があるにもかかわらず、なぜ冬季の極端な寒冷化現象が発生することも問題であるとは思われますが、地球寒冷化会議も開催されて然るべきかとも思われます。
参考関連投稿:
【追加・再掲】 北半球における温暖・寒冷化現象に影響する要因に係る雑感
(2014-03-06)

緯度とは無関係に未曾有の地域での寒冷化が発生するのか?

については、CO2の温室効果は全く無関係と想われます。

 
参考引用図( google画像検索から引用)

 低緯度のインド、ベトナムなどの寒波は記憶に新しいが、一般的に、CO2の溶解度は海水温度が高いと小さくなり、大気中のCO2濃度は高くなると思われますが、温室効果がないのだろうか?
関連投稿:
異常気象など天変地異に係る記載 2013-01-12
(その11:インド、寒波で多数死亡とはなぜなのか?)

 少なくとも、これら一連?の異常気象の真因は不詳ですが、「地球温暖化=CO2の増加=気象異変」という過去のロジックでは整理できないメカニズムで地球環境がまるで「風が吹けば桶屋が儲かる」的なロジックで変化していると思われます。

 

  その中でも、象徴的なサンゴの絶滅が危惧されている沖縄県での記事はどのようか調べてみました。

琉球新報
危機感と戦略の共有急げ IPCC新報告書
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-222719-storytopic-11.html

「深刻化する地球温暖化の脅威がより明確になった。国際社会は危機意識と対応戦略を直ちに共有する必要がある。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、温暖化による社会や自然への影響を評価した第2作業部会の報告書を発表した

 7年ぶりの改定となる報告書は、世界規模の気温や海面の上昇により居住地を追われる難民が発生するほか、水や食料の不足により、紛争の危険性が間接的に高まる可能性があると指摘した。温暖化が人間の安全保障に影響が及ぶとしたのは今回が初めてだ。私たち人類は、これまでにない切迫感を持ってIPCCの警告を受け止める必要がある。

 新報告書は、産業革命前と比べて気温上昇が4度を超えた場合、国際目標である2度未満と比べて食料や気象などさまざまな分野で被害が深刻化することを例示し、目標達成の意義を客観的に示した。


 IPCC報告書は、国際的に最も信頼できる科学的知見とされる。温暖化の現状や将来予測を盛り込んだ第1作業部会の昨年の報告は、今のペースで温室効果ガスが増えると今世紀末の平均気温が最大5・4度(20世紀末比4・8度)上がると予測している。


 既に世界各地では、局地的豪雨や熱波などといった異常気象が頻発するなど、温暖化の影響が現れ始めている。
 地球環境と人類社会は、もはや危険水域に入ったと言っても過言ではない。人類が今の産業活動や生活様式を変えずに、温室効果ガスを排出し続けた場合、取り返しのつかない事態を招くことは自明であり、地球の未来は暗い。世界の指導者と市民は今こそ、忍び寄る危機を直視し、生産と生活の在り方を真剣に見直すべきだ。

 一方、日本は先進国の一員として国際社会をけん引する役割があるが、実態は危機感も戦略も欠いていると指摘せざるを得ない。


 2013年から始まった京都議定書第2約束期間の参加を拒否したほか、20年までの温室効果ガスの排出削減目標を「90年比25%減」から「05年比3・8%減」へと大きく後退させた。安倍政権は、国内外から厳しい目が向けられていると自覚すべきだ。

 来年末には気候変動枠組み条約の下、20年以降の温暖化対策の国際枠組みが決まる見通しだ。安倍政権は原発に頼らない温暖化対策を真剣に追求すべきだ。」という。

⇒CO2の減少=原発推進のロジックでは昨今の気象異変は理解できないとは想われますが、化石燃料の枯渇を次世代に送らないためにも再生可能なエネルギーの推進は重要ですが、CO2の削減はそのための結果論であり、温室効果ガスとしてはCO2よりメタンガスの発生にも注意が必要か?

関連投稿:
北極温暖化でメタン放出、さらに加速し6千兆円損害という。
(2013-08-02)

 既報メタンの地球環境に及ぼす影響に係る情報の整理(2013-07-04)によれば、一般的には、メタンは水蒸気、CO2についで、温室効果ガスとして地球温暖化に影響していると言われていますが、個人的には、メタンによる地球環境に及ぼす影響は想像以上に大きいのでは?と思っています。

 地球環境に影響を及ぼすメタンについて整理すれば、
そこから、新たな発想が出てくる可能性があるのでは?と思われます。

メタンは2003年の全球平均濃度は1,787ppbであり、CO2濃度400ppmでその量は少ないが、とにかく密度の小さいガスなので大気圏、電離圏に及ぼす影響も大きいのでは?と想っています。

 個人的には、低緯度のインド、ベトナムの寒波など寒暖差の激しい異状気象は大気汚染のせいなどで濃霧がひどく、気温が上がらない傾向にあったとのことですが、汚染物質の究明と公開が重要と想われます。

濃霧エアロゾルの一種ですが、

既報、エアロゾルに係る投稿
その9-2:(インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子
続きを読む>>
などで言われているように、

寒冷化、温暖化ともにエアロゾルの質、分布の異変が影響しているのでは?と想われます。

参考投稿:
異常気象など天変地異に係る記載(その15:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感)2013-01-23)
今回の関東甲信内陸部の未曾有の大雪はケムトレイルの影響か(人工降雪剤の散布効果)?という。(2014-02-19)