水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

火山帯活動の活性化に係る記載(4:フィリピン・マヨン火山が噴火 わが国の巨大地震への連動性は?)

2013-05-09 | 火山活動の活性化

'13-05-09投稿

既報「エアロゾル」に係る記載(その5:火山灰の温室効果)
2011-02-01によれば、
 
火山活動は地下マグマの活性化を伴い、噴火を引き起こして温室効果を促して、異常気象を引き起こすことは古くから言われています。

火山噴火といえば、
古くは、わが国の火山帯に位置する箱根連山、富士山。新しくは桜島、昭和新山、浅間山、三宅島、ごく最近の霧島新燃岳などが挙げられます。
 通常、箱根の大涌谷ように数多くの場所において各種の成分を含むエアロゾルガスが大気中に噴気しています。
 
 出典:独立行政法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室 




 最近、5月にはいってからM5以上の中規模地震は福島沖では小康状態を保っていますが巨大地震の前兆か?とも言われ、
 昨4月には淡路島、三宅島、鳥島など従来の東日本沿岸に加えて環太平洋火山帯の大陸プレート境界地域周辺にて、原因不明の中小規模地震が多発しています。

 昨今の三宅島、東京での群発地震など4月のわが国での連発状況。


 また古くから環太平洋火山帯周辺地域での地震連動性が言われており、

既報にて、台湾中部でマグニチュード6.5の中規模地震 発生 次はどの地域か着目したい。(2013年3月27日)と思っていましたが、
ツイログTomo Matsuo @tomatsuo によれば、「バヌアツでM7.1の地震が発生。 バヌアツで地震が起こると日本にも地震が起こるというのが、昔から有名な話ですね。東日本大震災や中越地震のような大地震の前後には必ずバヌアツで地震がありました。」という。
関連投稿:
地震および津波に係る記載(その44:三宅島近海でM6.8、引き続いて宮城県でM5.8、震度5弱)

(2013-04-17 )

 

 火山活動に着目していた矢先、
規模は小さいがフィリピンで火山噴火したという。


フィリピンで火山噴火、外国人登山者ら5人死亡
http://www.cnn.co.jp/world/35031729.html

2013.05.07 Tue posted at 17:54 JST
「(CNN)
 
 フィリピン北部ルソン島のアルバイ州にあるマヨン火山が7日朝に噴火し、災害対策当局によると、ドイツ人登山者4人とフィリピン人の案内役1人が死亡した。

当局によると、噴火当時27人の登山者がいて助けを求めたという。州知事によると、5人は岩にあたるなどして死亡。そのほか、オーストラリア人を含む7人が負傷したという。

フィリピン火山地震研究所によると、小規模な水蒸気爆発が起きたとみられる。爆発は約73秒間続き、500メートル上空まで灰が噴出した。

当局は爆発がいつ起きてもおかしくないとして、周囲6キロの危険区域に入らないよう勧告した。

フィリピンにある50以上の火山のうち22が活火山とされる。マヨン火山はその中で最も活動的。前回は2010年に噴火し、数千人の住民が避難を強いられた。」

⇒バヌアツ、ソロモン、台湾、四川の地震、および、今回のフィリピンの噴火とわが国との地震・噴火との連動性は??が個人的に不詳につき気になるところですが、

既報の引例によれば、
これらの熱の通り道が地震の多発地域とも重なってきます。

この熱の通り道は、「角田史雄著『地震の癖』表紙」リンクにあるように、深くは南極近くから始まって上昇し、ニュージーランドの南域で三方に分かれる。地中海方面へ向かうルート、南米のチリへ向かうルート、アジアに向かうルート。
アジアルートはさらに、3ルートに分かれる。 ①スンダランド(ジャワ)→スマトラ→四川→黄河流域というルート ②台湾→九州→西日本→信州・東北と日本列島を貫くルート ③マリアナ諸島→伊豆諸島→日本列島へ入るルート

があるという。

 火山帯周辺での大小さまざまな地震、火山噴火は連動的に引き起こすトリガーとなる可能性を秘め、たかが他国の問題と見過ごしてしまうこともあると思われます。
参考投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(その2:地震を誘起するというマグマ活性化のメカニズムの調査に係る雑感)
(2013-04-15)
火山帯活動の活性化に係る記載(その3-2:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の調査)
火山帯活動の活性化に係る記載(その3-3:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の追加)

 2011年2月の霧島新燃岳の噴火1ヶ月後には3.11東日本大震災が発生したこともあり、
 また、ロシアの地震学者の巨大地震予測、および環境湿度が低く地震が起こり易い5月とも想われ、ピンポイントの地震予知は不可能な現状、 四六時中杞憂していても、詮無きことですが、何事もないことを祈っていますが、太陽フレアピークの5月とも重なり、なんとも不気味な昨今です。

 参考投稿:
地震および津波に係る記載(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)
(2013-04-22)
地震および津波に係る記載(その49:地震規模および発生数と季節との関連('12-10-01~ '13-04-30))

(2013-05-04)

 


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