水徒然

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日本の再生可能なエネルギーの現状('10-11-22~'011-07-14)

2011-07-14 | 日記

'10-11-22投稿、強調
日刊 温暖化新聞
「日本の再生可能エネルギーによる発電量は、たったの3%」
によれば、

「日本のエネルギー源別の発電電力量の割合をみると、火力発電が約7割を占め、次いで原子力(22.5%)、大規模水力(5.8%)となっています。再生可能エネルギーは全体のたった3.2%に過ぎません」
   
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ウイキペディアによれば、再生可能エネルギーとして、 バイオ燃料 、バイオマス 、地熱発電 、太陽エネルギー 、水力発電 、潮力発電 、波力発電、 風力発電、 他記載されています。
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 大規模水力(5.8%)を再生可能エネルギーとして合計すれば、わが国では約10%程度となりますが、
生態系に悪影響を与えると想われる大規模水力を除外しているようですが、同感です。

⇒地球温暖化対策の強化が求められる中、我が国は2020 年までに温室効果ガスを1990 年比で25%削減するとの目標を掲げて、今まで化石燃料を使わずCO2を出さない”クリーン”(環境汚染という観点では?)というスローガンで原子力政策を推進してきた割には、わが国の再生可能エネルギーによる発電量は少ない現状。


 
再生可能エネルギーの比率を高めて、エネルギー自給率の向上を一歩一歩、促進させる「戦略と戦術」の具体化&「想定外の低コストな画期的な技術」の創造が必要と想われます。

いずれにしても、世界との立ち遅れは大きく、挽回が必要です。

参考情報:
環境の世紀
「・・・Record Chinaは、イギリスでも家庭用太陽光発電が大幅な伸びを示していることを次のように伝えている。・・・政府の支援により電力会社が再生可能エネルギーで発電した電力を長期間にわたり通常より高い固定価格で買い取るもので、
ドイツやスペイン、イタリアなどで採用されて太陽光発電の一般家庭への普及を促した。・・・」
本文を読む

関連投稿:
今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~)
海を利用した再生可能なエネルギーについて('10-10-18)
日本の発電方式別の発電原価に係る記載


⇒日本と同じ敗戦国であるドイツは風力発電の推進、太陽電池の普及政策を首尾一貫して推進しています。ここ5年間で、
中国と並んで、普及率の増大は周知のように日本をはるかに
凌駕しています。

 
この違いは一体何なのか?

PS:'11-06-24

 下記に、紹介しましたドイツの再生可能なエネルギーへの政策転換の原動力は国民哲学に起因することに加えて、
 
既報に記載しましたように、チェルノブイリ原発事故による残留放射性物質とフランス(含むドイツ)の原発からの廃熱、産業廃棄物に囲まれたヨーロッパ中央部各国で頻繁に発生している洪水、猛暑・旱魃による損失、被害は相当なものであり、国民全体の生活・生計を阻害・圧迫していることも原因であると考えられます。
 おそらく、ドイツは無論、イタリア、スイス、・・・とシフトが進むと思われます。
フランスも該当していますが、 別報の引例から判るように、ヨーロッパの電力供給国であり、経済基盤である外貨獲得の源泉であるがゆえに、国民意(脱原発)がどのように、脱原発に反映されるか注目しなければならない。

 庶民の感情として、食品物価高騰、財政逼迫による増税、失業、被災などで諸(もろ)に、生活・生計を圧迫(死活状態)されない限り反発しません。
 増しては下記の
原発関連の予算によって庇護されている地域、団体については言わずもがな・・・・。
 例えば、当面の生活保護を前提として、補助などの予算見直し(是正?)によってどのような民意になるのだろうか?

 哲学云々より、
 ヨーロッパにおける十年来続く異常気象による金銭的、精神的な打撃は相当なものと推察されます。

PS:'11-05-14
 以前の興味深い記事があったので紹介します。
雑草魂の徒然日記
本文を読む

「人間は原子力エネルギーによって生きていけず、逆に滅んでいくだけだ。たとえ原子力エネルギーが平和目的にのみ使われたとしても」
・・・ドイツの哲学者 マルティン・ハイデッガー(1889-1976)が50年も前に残したメッセージだ。・・・」

PS:'11-05-11
 わが国の国家予算の70%を「原子力関連」(下図参照)占めていてはとの感であります。
もう少し政治主導でバックアップできないものかと思います。
浜岡原発停止を期に
想定外の「低コストの再生エネルギーの技術開発、構築」
が望まれます。

引用:よくわかる原子力 「各国のエネルギー開発予算

「・・・グラフは、各国がIEAに報告したデータを基に作成しました。
(IEA:Govermment Energy R&D Expenditure by Countory,2001 and 2002, 2002 and 2003)
  

 

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<参考資料>
太陽電池生産例:グラフがお辞儀するのは御天等さまにたいして
失礼とは思いませんか?

 (google画像検索から引用) 日本グリーン


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1 コメント

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Unknown (tetsu)
2011-05-15 22:06:07
誤解されますね。されないように修正しました。
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