水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

自然界に徘徊標榜するニュートリノは浅い震源深さの地震と関連するのだろうか?

2013-09-24 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'13-09-24投稿

既報地震および津波に係る記載(その54:国内原発停止前後の震源深さに係る雑感)(2013-09-16) で記載しましたが、数々の巨大地震予測が提案される中、この間、大地震、大津波には至らず、幸いと思っています。

 個人的には、津波規模に影響を及ぼすという「地震の震源の深さ」に原発から発生するニュートリノとの関連で特に、関心があります。

 地震および津波に係る記載-2ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度
原発関連の使用済み燃料から46時中発生しているという。

 
一般的には、ニュートリノはトリチウムなどベータ壊変放射能からベータ線(電子線)放射時に副次的に発生すると言われており、自然(宇宙、電磁層、地殻内部)、人工(原発、核実験、・・・)を問わず、地震(地殻の変動)に影響しているのでは?と思っています。

放射化現象に係る投稿(その9:環境放射能ニュートリノに係るKamLAND 実験研究の現状と期待)によれば、

KamLAND など実験研究施設では

原子炉から飛んでくるニュートリノや、地球内部から 来るニュートリノ、太陽からくるニュートリノなど自然界のあらゆるニュートリ ノを捕え、ニュートリノと自然の謎に迫る画期的な実験しているという。

また、既報ニュートリノの電子化する新現象が物質の起源知る手掛かりになるという。(2013-07-22) によれば、ニュートリノは電子化するという新しい学説も最近提案されています。電子化すれば、そのエネルギーは地殻を励起したり、熱化して刺激するのでは?と思っています。
厳密に言えば、goo辞書
「励起」とは
量子力学で、原子分子が外からエネルギーを与えられ、もとのエネルギーの低い安定した状態からエネルギーの高い状態へと移ること
という 

ニュートリノ「電子型」変身現象を確認 宇宙誕生、謎解き 2013.7.20 07:11
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130720/scn13072007160000-n1.htm

「素粒子ニュートリノの性質解明を目指す高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)などの「T2K」実験チームは19日、3種類あるニュートリノのうち、「電子型」と呼ばれるタイプが出現する新現象を、世界で初めて発見したと発表した。宇宙の成り立ちを解明する重要な手掛かりになる。

 ニュートリノは地球などを貫通して宇宙を飛び回っている謎の素粒子。「電子型」「ミュー型」「タウ型」の3種類があり、飛行中に別の種類に“変身”する性質を持つ。電子型への変身は観測が最も難しく、これまで未確認だったという。

話が少し反れますが、

既報天変に影響する要因に係る記載(その4:大気圏より上の宇宙空間)(2011-08-12)によれば、大気圏(約100km)より上の宇宙空間で発生する
ニュートリノとしては

 宇宙からの放射線によれば、
http://www.ies.or.jp/ri_online/index.html
太陽系の外からも陽子などの粒の放射線がやって来ています。
この放射線は、スピードが速いため、地球の磁力線を通り抜け空気に衝突して、別の放射線を次々に発生させています。これらの放射線は宇宙線と呼ばれ、地表へ降り注いでいます。
1秒間におよそ100個くらいの宇宙線が私たちの体に当たっています。・・・ 」という。

太陽から地球へくるエネルギーは?名古屋大学によれば、
http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/sun/sun44.htm

太陽から放出しているエネルギーの中で最大のものは、光のエネルギーです。地球で受け取る太陽光のエネルギーは、1平方メートルあたり約1.4キロワットにもなり、この値は太陽定数と呼ばれています。光のエネルギー量は比較的安定しており、太陽活動周期に伴って太陽黒点数が増減しても、変化はたったの0.1%程度。
 2番目にたくさんのエネルギーを太陽から運び出してくるのが、ニュートリノと呼ばれる粒子です。ニュートリノはどんな物質でも透過してしまう性質があるので、エネルギーは多くても、地球環境にはほとんど影響しませんというが

 人工的なニュートリノの影響として、

 つながっているこころ 2009.07.07 Tue
「しかし、なんで今頃になって宇宙線なの?」
(一部抜粋しました。)
「・・・東京工業大学の丸山茂徳教授が語る「宇宙線と地震」(ビデオ)

ビデオの内容をざっとまとめると

 地震、火山噴火、雷は宇宙線がトリガーになっている
ミューオンニュートリノなどの小さな粒子は
地球や人体を通り抜けるが何のいたずらもしないということではない
例えば火山の場合、サイズの大きな粒子がどういういたずらをするかというと
コーラを揺するとボンと出るように、触れずにマグマからガスを作るのが可能

宇宙線の照射が激しくなると火山が噴火しやすくなる
桜島が危ない、浅間山も白根山も

浅い場所ほど宇宙線が入ってきやすくなる。・・・

 太陽と宇宙線は相関関係があり、
太陽活動が弱くなると宇宙線が入りやすくなる・・・
浅い場所ほど宇宙線が入ってきやすくなるということは、浅い地震が増えるということ。


 深さ10キロ以内の地震の統計を取っている私としては、素直になるほど、ヤッパリと思いたい。・・・

 浅い地震が多発しているのは
人工ニュートリノ振動実験が原因じゃないかとずっと書いてきた。・・・

けど一番は実験だよ。
地下を通るんだからね。
そりゃ、マグマも活発になるでしょ、・・・」という。
本文を読む

関連情報:
教えてgoo 
2006/03/26 (>>本文詳しく読む
の回答の引例(ウィキペディア「プルームテクトニクス」)によれば、
地震の直接の原因(地殻に与えるストレス)として、プルームテクトニクスが考えられているという。
プルームテクトニクス(plume tectonics)は、1990年代以降の地球物理学の新しい学説マントル内の大規模な対流運動をプルーム(plume)と呼び、この変動を検討するため、プルームテクトニクスと命名された。

 プレートテクトニクス理論が地球の表面に存在するプレート(厚さ約100km)の変動(テクトニクス)を扱うのに対し、この説では深さ2,900kmに達するマントル全体の動きを検討する。日本の深尾良夫(元東京大学地震研究所)や丸山茂徳東京工業大学)が提唱している。

 

ニュートリノ‐しんどう【ニュートリノ振動】

 ニュートリノが質量をもつことで、ニュートリノの種類(電子ニュートリノμニュートリノτニュートリノ)が変わる現象。昭和37年(1962)、牧二郎、中川昌美、坂田昌一が提唱した。平成10年(1998)、日本の宇宙素粒子観測装置スーパーカミオカンデにより大気ニュートリノ振動が検出され、質量をもつことが確実となった。太陽から飛来するニュートリノの数が核融合理論と一致しないという太陽ニュートリノ問題もこの現象により説明することができる。

 関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(その3:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす天変要因の調査)

火山帯活動の活性化に係る記載(その3-2:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の調査)

火山帯活動の活性化に係る記載(その3-3:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の追加)

地球地殻内部で自然発生するニュートリノとして、 

放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)(2012-12-10)によれば、
「地球科学から見た地球ニュートリノ観測の意義」によれば、 
東北大学 地球内部の放射性元素のベータ崩壊により生成

 「 ニュートリノ観測は,地球科学,特に深部組成と熱収支に関するユニークな情報をもたらす.
・・・」という。
引例文献詳しく読む

ニュートリノの環境への影響
 放射能のベータ壊変に伴って発生する放射線ニュートリノは光速とほぼ同等で、物質透過性は他の放射能と比較して大きいという。
 
既報の引用ではニュートリノが地震と関係するという仮説が提案されています。

 放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)
(2013-05-19)によれば、

核融合反応のエネルギーのほんの一部は、その際に発生するニュートリノという粒子によっても運ばれる。粒子といっても目に見える粒ではなく、陽子や電子などと同じミクロの素粒子である。
ニュートリノは光速で伝わり、他の素粒子とほとんど作用し合うことなく物質を突き抜けるという。

 また、基本的には、ニュートリノの物質透過性が大きいといわれていますが、下部マントルと核の組成に感度があり、主にマントルを構成するかんらん岩などの超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。(ウィキペディア「地殻」から引用)に個人的には、関心を持っています。

(宇宙、地殻マグマ、原発などからの発生存在比率については個人的には不詳)

話を本題に戻して、ニュートリノなど物質透過性の高い放射線が地殻、地下マグマの活性化を誘起して震源深さに影響しているのだろうか?

  いずれにしても、この影響は太陽活動、原発稼動状態などが絡んで単純なものではないと想われます。(人工地震の影響は除いて)

 原発普及前、原発通常稼動時、3.11による放射能漏洩、国内原発停止をエポックとして統計的に高いM(マグニチュード)の発生時の震源深さに着目して整理したり、備考として、太陽活動の活性度、引力(潮汐)の影響との対応をとる必要があるのでは?と素人ながら妄想しています。

既報3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’13-9-22)省略した余震期間時の震源深さ(小さな地震は無視して震度5弱以上)

既報の引用

つながっているこころ
http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-8109.html
ニュートリノと地震 その3

ではニュートリノが地震と関係するという。該当する地震発生状況を調べて実際に確認する予定です。 


トリチウムは国内外で日常的に海へ流されており健康への影響は少なく必要以上に恐れることはないという。

2013-09-23 | 環境放射能関連
  • '13-09-23投稿、追加

 既報漏洩放射能が太平洋の「海のホットスポット」をさらに拡大させるというが、トリチウム汚染の行方は?と心配していますが、実はトリチウムは国内外で日常的に海へ流されており、専門家は「健康への影響は少なく、必要以上に恐れることはないという。

 どの程度有害かどうか?現実的にはわかり難く、またトリチウムはもともと自然界に微量存在していることも事実ですが、長年、気がつかず汚染した飲料水を飲んでいたとしてもその後遺症については定かではないと思っています。

 トリチウム水(HTO)は水(H2O)と同様な挙動を示すといわれ、既報の引例にて「今日、われわれを含めた地上生物の体内の水に含まれるトリチウム濃度はおよそ1リットル当たりおよそ1ベクレルの程度である」という。

msn産経ニュース  2013.9.22 20:03

“切り札”ALPS今月下旬に再開 残留トリチウム、健康への影響少

「東京電力福島第1原発の汚染水問題で、“切り札”となる多核種除去装置(ALPS=アルプス)が今月下旬に試験運転を再開する。たまり続ける汚染水の抜本策としてALPSで処理した水の海洋放出が計画されているが、放射性物質のトリチウムだけが取り除けず、地元漁業関係者が放出反対を表明している。実はトリチウムは国内外で日常的に海へ流されており、専門家は「健康への影響は少なく、必要以上に恐れることはない」と指摘する。(原子力取材班)

 ■1トンで2千万円

 汚染水処理に期待されていたALPSは6月の試験運転中に漏水が確認され、腐食も認められたことから運転を停止。東電は「再発防止の確認ができた」として運転を再開する。

 汚染水は1日約400トン増加し、ALPSで処理した水は海に流さざるをえないが、地元漁協は「完全に放射性物質を除去できず、流すことは許されない」として一歩も譲らない。

 トリチウムの除去は技術的には可能だ。廃炉中の日本原子力研究開発機構の新型転換炉原型炉「ふげん」(福井県)には1日30キロのトリチウム水を処理する小型装置があるが、装置の費用は7億円で、1トンの処理に2千万円が必要だった

濃度はふげんのトリチウム水の10万分の1だが、福島第1原発に当てはめ単純計算すると、約10兆円をかけて装置を設置し、8兆円を超える処理費用がかかることになる。

 ■汗や尿で排出

 こうした現状について、富山大の松山政夫・水素同位体科学研究センター長(トリチウム科学)は「莫大(ばくだい)な費用だけでなく、膨大な時間も必要になる処理は非現実的。今の時点では、トリチウムの除去はできない」と話す。

 トリチウムは三重水素で自然界にも存在し、放射性セシウムやストロンチウムに比べて、人体への影響は少ない。産業医科大アイソトープ研究センターの馬田敏幸副センター長(放射線生物学)は「水素の同位体のトリチウムは全身に分散し、ストロンチウムのように骨に蓄積し残ることはない。飲み込んだとしても、汗や尿で排出され、10日ごとにその半分が体外に出る」と説明する。

 ■「健康被害なし」

 国内ではこれまで、トリチウムを海に放出してきた。各原発では、原子炉施設保安規定で「放出管理基準値」を独自に規定。年間の放出量による一般公衆への影響が年間0・001ミリシーベルト未満に抑えるようにしている。

青森県六ケ所村の核燃料再処理工場では平成20年、再処理試験で出た1300テラベクレル(テラは1兆、管理基準は1万8千テラベクレル)のトリチウムを海に放出。希釈のため、沖合3キロまで放水口を離すなど工夫をこらした。

 これに対し、福島第1原発のトリチウムの総量は、再処理工場の半分以下である500テラベクレルと推計されている。六ケ所村の管理基準を準用すれば、10日間で放出できる計算だ。

 海外でもフランスのラ・アーグ再処理工場では年間9950テラベクレル、英国のセラフィールド再処理工場では1390テラベクレルといった海などへの放出実績がある。

 環境科学技術研究所の久松俊一環境影響研究部長は「各国でもこれまで大きな健康被害があったという報告はない」と話している。

 ■トリチウム 三重水素と表記される。あらゆる場所に存在し、雨水には1リットル当たりおよそ1ベクレルの濃度で含まれる。放射線を放つ能力が半分になる半減期は12年。発する放射線はベータ線で、人の皮膚を貫通するエネルギーはない。国の放出基準値は1リットル当たり6万ベクレル。」という。

関連投稿:
トリチウム水の環境への影響に係る記載を調べました。(2013-03-24)
トリチウム水の環境への影響に係る記載を調べました。(その2)

福島第一の湾内海水の放射能急増という。世界の原発周辺海域はどの程度で規格は?

放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)(2013-05-19)

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

⇒仮に、トリチウム水(HTO)が水(H2O)1Kgに1g含まれているとした場合、HTOの分子は水に均一に溶解していると想われるので、トリチウム水からのベータ線(電子線)放射能をどのように計測するのか?水中でのベータ線の測定について?は個人的には不詳ですが、

原理的には下記の単位から

1g÷20g X 6.02×10の23乗≒30×10の21乗個
30ゼッタベクレル(Bq/kg)なのだろうか?????

ちなみに、テラベクレルといえば、10の12乗ベクレル

数字の単位
http://www2.ucatv.ne.jp/~jay_ion.sun/write%20file/sugaku/01%20tani.htmによれば、

 同じ単位だが接頭語に分類される単位

指数 単位 読み方
10の30乗 Groucho グルーチョ
10の27乗 Harpo ハーポ
10の24乗 Yotta ヨッタ
10の21乗 Zetta ゼッタ
10の18乗 Exa エクサ
10の15乗 Peta ペタ
10の12乗 Tera テラ
10の9乗 Giga ギガ
10の6乗 Mega メガ
10の3乗 Kilo キロ
10の2乗 Hecto ヘクト
10の1乗 Deca デカ
10の-1乗 Deci デシ
10の-2乗 Centi センチ
10の-3乗 Milli ミリ
10の-6乗 Micro マイクロ
10の-9乗 Nano ナノ
10の-12乗 Pico ピコ
10の-15乗 Femto フェムト
10の-18乗 Atto アト
10の-21乗 Zepto ゼプト
10の-24乗 Yocto ヨクト

 

 フランスのラ・アーグ再処理工場では年間9950テラベクレルとのことですが、

水とはどのようにあるべきか(その2:純粋な水に含まれる汚染トリチウム水の重量換算はどの程度か?)で記載したように、全タンク内には総量何gのトリチウム水があるのだろうか?の表現でわかりやすくしたら、杞憂を払拭できるだろうと想われます。

 既報福島第一原発 トリチウム汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?(2013-03-24) の引例によれば、現状、もっと汚染は進んでいると想われますが、以前東電は「東電の資料によれば、福島第一に貯留している汚染水に含まれるトリチウムは、1リットルあたり100万〜500万ベクレルと記載している。件の24万5000トンの汚染水に含まれるトリチウムは1リットルあたり500万ベクレルと考えていいと、東電は説明している。

  ところで同じ資料によれば、福島第一原発の内規である保安規定で示されているトリチウムの年間放出量は22兆ベクレルとなっている。つまり現行の基準を順守した場合、前述した汚染水を放出できる量は最大でも年間4400トン(440万リットル)程度にしかならない。そうすると、すべてのトリチウムを海に放出するには半世紀以上、56年もの歳月がかかることになる。・・・」という。

 

 既報の引例

トリチウム、水、そして環境(1)
http://anshin-kagaku.news.coocan.jp/sub040208saitou.htm

によれば、「最近、イオン交換膜(固体電解質)を使ったトリチウム水濃縮用の電気分解装置が実用化され、従来の電気分解装置に比ベ、安全かつ簡単に、トリチウム水の濃縮ができるようになった。トリチウムガス、トリチウム化メタン、有機結合型トリチウムなど水以外の化学形を持つトリチウムを測定するには、一且これらを酸素で燃やして、含まれるトリチウムをトリチウム水に変えてから測定される。
 図1は1990年から2000年までに、大阪府熊取町周辺で集められた環境水中のトリチウム濃度である。環境氷中のトリチウム濃度は、気象条件や地理条件に影響されるので、各データは必ずしもサンブリング点のデータを代表する平均値ではない。しかし、そのようなばらつきに眼をつむれば、上記の期間にほぼ半分に減っているのが読み敢れる。

施設周辺での、環境トリチウムの変動要因を明らかにすることは、施設由来のトリチウムと自然界のトリチウムを見分けるために、必要なことである。」

という。


3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’13-9-22)<追記:震源深さ>

2013-09-22 | 地震・津波関連

'13-09-22投稿

 既報に引き続いて、各地震の震源深さを調べて追記しました。

tenki.jp
過去の地震情報
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/entriesmax_level
=level_5_minus
(一部割愛しました。)

(表中に比較的湿度が低いと想われる発生月および震度5強以上、M6以上を太字にしました。)

     発生時刻                         震源地  マグニチュード震度 

 ~2013.9.22     深さ(Km)

 

  2013年9月20日 2時25分頃    20 福島県浜通り M5.9 5強

 

 
  2013年8月4日 12時28分頃    60 宮城県沖 M6.0 5強
  2013年5月18日 14時47分頃  50 福島県沖 M6.0 5強
  2013年4月17日 21時3分頃   60 宮城県沖 M5.8 5弱
  2013年4月17日 17時57分頃  20 三宅島近海 M6.2 5強
  2013年4月13日 5時33分頃   20 淡路島付近 M6.3 6弱

 ~2013.4.11

  
  2013年2月25日 16時23分頃  10 栃木県北部 M6.2 5強
  2013年2月2日 23時17分頃   110 十勝地方中部 M6.5 5強
  2013年1月31日 23時53分頃  10 茨城県北部 M4.7 5弱
  2013年1月28日 3時41分頃   70 茨城県北部 M4.9 5弱
  2012年12月7日 17時18分頃  10 三陸沖 M7.3 5弱
  2012年10月25日 19時32分頃 60 宮城県沖 M5.6 5弱
  2012年8月30日 4時5分頃     60 宮城県沖 M5.6 5強
  2012年8月25日 23時16分頃   50 十勝地方南部 M6.1 5弱
  2012年8月12日 18時56分頃 ごく浅い 福島県中通り M4.2 5弱
  2012年7月10日 12時48分頃  10 長野県北部 M5.2 5弱
  2012年5月24日 0時2分頃    50 青森県東方沖 M6.0 5強
  2012年4月29日 19時28分頃  50 千葉県北東部 M5.8 5弱
  2012年4月1日 23時4分頃    50 福島県沖 M5.9 5弱
  2012年3月27日 20時0分頃   10 岩手県沖 M6.4 5弱
  2012年3月14日 21時5分頃   10 千葉県東方沖 M6.1 5強
  2012年3月10日 2時25分頃   10 茨城県北部 M5.5 5弱
  2012年3月1日 7時32分頃    60 茨城県沖 M5.4 5弱
  2012年2月19日 14時54分頃  10 茨城県北部 M5.1 5弱
  2012年2月8日 21時1分頃    10 佐渡付近 M5.7 5強
  2012年1月28日 7時43分頃   20 山梨県東部・富士五湖 M5.5 5弱

 

 (中略)      
            >>詳しく見る
               >>詳しく見る  (余震期間)
               >>詳しく見る

 3.11

 
  2011年3月11日 15時6分頃 ごく浅い 三陸沖 M7.0 5弱
  2011年3月11日 14時46分頃  10 三陸沖 M7.9 7

 ~3.11

 

2011年3月9日 11時45分頃       10 三陸沖 M7.2 5弱
  2010年10月3日 9時26分頃       20 新潟県上越地方 M4.7 5弱
  2010年7月23日 6時6分頃        30 千葉県北東部 M5.3 5弱
  2010年6月13日 12時33分頃       40 福島県沖 M6.2 5弱
  2010年3月14日 17時8分頃       40 福島県沖 M6.6 5弱
  2010年2月27日 5時31分頃       10 沖縄本島近海 M6.9 5弱
  2009年12月18日 8時45分頃     ごく浅い 伊豆半島東方沖 M5.3 5弱
  2009年12月17日 23時45分頃    ごく浅い 伊豆半島東方沖 M5.3 5弱
  2009年8月13日 7時49分頃        40 八丈島東方沖 M6.5 5弱
  2009年8月11日 5時7分頃         20 駿河湾 M6.6 6弱
  2008年9月11日 9時21分頃        20 十勝沖 M7.0 5弱

⇒3.11後の余震期間を除いて、湿気が多いと推定される6月度の震度5以上の地震が少ないことがわかります。

気温が高い8月度に多いのも特筆されます。

湿度について詳細不詳ですが、水蒸気量が少なかったのだろうか???

 2012年12月7日 17時18分頃 三陸沖 M7.3 5弱 のように、Mが大きいのに震度が比較的小さいのも気になるデータか?明治三陸沖地震はもっと震度が小さかったようですが、大津波が発生しています。

 3.11を除いて、大津波は幸いにも発生しておりませんが、人工地震なら兎に角、それにしても津波規模に影響するという震源深さはどのような因果関係で決まるのでしょうか?
今後、原発稼動状態、地質も含めて、じっくりとデータ解析する必要があると想われる。 


米国では1日の水分摂取量、2リットルは妥当?というが、全世界に充当できるのだろうか?

2013-09-20 | 水とはどのようにすべきか

'13-09-18投稿、09-20追加

 世界的に安全な飲料水は不足という現状。1日の水分摂取量、2リットルは妥当という。

ナショナルジオグラフィック ニュースSeptember 17, 2013

1日の水分摂取量、2リットルは妥当?http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130917002
(一部割愛しました。)

「「自分自身や家族がより健康に過ごせよるよう、何かちょっとした工夫はできないかと考えているのなら、水を多めに飲むのがおそらく最も良い方法だと思う」。アメリカのミシェル・オバマ大統領夫人は、最近の自身のコメント通り、毎日グラス一杯の水を余分に飲むことを奨励してきたという。

ところで、われわれは毎日どの程度の水分が必要なのだろうか。

 一般的には、一日あたりグラス8杯分(240ミリリットル×8=1920ミリリットル、約2リットル)の水分摂取が理想とされている。ただしボトル飲料水の業界が、何かその根拠を提示しているわけではない。水分補給に詳しい専門家の間でも、この通説の出所ははっきりしておらず、そもそも理にかなっているのかも定かではないという。

 アメリカ陸軍の科学研究員マイク・サフカ(Mike Sawka)氏は、1933年に発表されたネズミの水分補給に関する研究論文が発端だと推測。適度に体を動かす人の場合、汗や尿として体外に放出される水分を補うため、1日あたり約2.5リットルの水分摂取を推奨している。サフカ氏によると、20%はスープや野菜など水分の多い食物で補えるため、不足分は残りの約2リットルになるが、これはまさにグラス8杯分に相当する量である。

ただ、真水を8杯飲み干す必要はない。水分はほかの飲み物からでも摂取できるし、カフェイン飲料でも問題はないという。アメリカ、コネティカット大学で運動生理学を研究するダグラス・カーサ(Douglas Casa)氏はこう説明する。「カフェインには水分を体外へ排出させる働きがあるが、その影響は限られている。水分が必要な場合には作用しない」。

 もちろん個人差もあるし、8杯飲まなければ、すぐに脱水症状に陥るというわけでもない。「のどが渇いたら飲む。渇いていなければ飲む必要はない」。これが原則である。ただし、激しい運動をするのであれば話は別だ。事前の水分補給が得策だろう。

また、水分が十分かどうか不安な場合は尿の色を見てみるとよい。アメリカ、ペンシルバニア大学の栄養学者ステラ・ボルペ(Stella Volpe)氏によると、濃い黄色を呈している場合は脱水症状の疑いがあるという。」という。

⇒環境(国力、気温/湿度)、運動量、体格などによって、水摂取量が変化すると想われますが、本記載の米国においては摂取量として1日あたり約2.5リットルの水分摂取を推奨しているようです。

 これを全世界の人口60億人として、1日一人2リットル摂取すると

全摂取量は1日あたり約120億リットルとなりますが、果たして足りるのだろうか?この先心配になります。

 アフリカ、中国、インドなどでは慢性的なきれいな飲料水不足に陥っているのは既報でも数々記載しましたが、下記の記載から改めて、天然の地下水の枯渇は進んでいるようです。

 
ナショナルジオグラフィック ニュース December 25, 2012

地下水の枯渇、次世代に水を残せるかhttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121225002
(一部割愛しました。)
「インドでは農家による地下水のくみ上げ、販売が全国的に拡大し、地下水の枯渇が深刻化している。しかし、これはインドだけの問題ではない。

◆化石水の枯渇

 水は再生可能な資源と考えられてきた。どれだけ水を浪費しようと、雨が降れば河川や貯水池はまた満たされる。干ばつの期間を除けば、表流水についてはその通りかもしれない。だが、過剰取水によって河川が干上がり、世界的に地下水への依存が増えてきている。井戸を掘りくみ上げた地下水の多くは、雨や雪が何千年もの歳月をかけて地下に浸透し、岩石の隙間に溜まった限りある資源なのだ。

 その巨大な水の蓄積が、地下に溜まるよりもはるかに速いペースでくみ上げられている。地下水位は急激に低下し、さらに井戸が深く掘られ、大きな電動ポンプが唸りを上げる。しかし、現在盛んに消費されている地下水は、次世代に受け継ぐべき遺産にほかならない。 その巨大な水の蓄積が、地下に溜まるよりもはるかに速いペースでくみ上げられている。

◆農業利用の増大

 地下水の枯渇問題は圧倒的に農業が負っている。世界の水の3分の2が作物栽培に回り、乾燥して水ストレス(水需給が逼迫している状態)が高い地域などは、90%にも及ぶ場合がある。

 しかし、いつまでもこの状況を続けることはできない。中国有数の穀倉地帯である華北平原では、地下水位が1年あたり1メートル以上低下している。

 水不足によって食糧を自給できず、他の国の水資源で育てられた作物の輸入に追い込まれる国も増加。しかし、食糧という間接的な形で水を輸出できる国は減る一方だ。輸出国でも水資源が枯渇すれば、世界的な食糧危機は避けられない。

 また、多発する塩水化や水質汚染は、枯渇以前の問題ととらえられる。飲料水の地下水依存率が高いインドでは、一部の地域で骨のフッ素症が蔓延している。飲用水を汚染する、高濃度のフッ化物が原因だ。

「地下水位の低下は、持続可能な水利用が実現されていないことを示すサインだ。稼ぐあてもなく、貯金を切り崩しているにすぎない。地下水は大切に使い、次世代から奪うべきではない」と、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)の淡水戦略担当のブライアン・リヒター氏は指摘する。

◆ソリューションを求めて

 何よりも農業に焦点を当てた研究が進んでいる。小量の水で育つ新しい農作物の開発などだ。

 また、水不足が進んでいるにも関わらず、低い調達コストのため浪費されているケースが多い。実際に作物に必要な水はわずかなのに、世界の農家の多くが農地に大量の水をまいて灌漑している。地下に浸透して繰り返し資源として利用できる部分もあるが、大半はそのまま蒸発してしまう。

 無駄を防ぐ1つの解決策としては、点滴灌漑が有効になるだろう。農地全体に配水パイプを張り巡らせて、根に近い土壌表面に直接ゆっくり灌漑水を与える。この方法ならば、次世代に禍根を残さずに済むかもしれない。

 今や水の枯渇は世界共通の問題だ。国連環境計画(UNEP)によると、世界で最も水不足に悩む地域はガザ地区であるという。イスラエルとエジプトに挟まれた地中海沿いのパレスチナ自治区で、いま唯一の水供給源が失われつつある。

 河川が流れぬガザ地区には、海水の淡水化を行う資金もない。約170万人の住民は飲料水を地下水に依存している。しかし、地下水の回復スピードの約3倍の勢いで揚水されているため、水位は急激に低下、海水が帯水層に浸入する事態となった。国際連合は2012年、ガザの地下水は2016年までに飲用に適さなくなる恐れがあると警告している。

 水問題が先鋭化したガザは、他にも多数の問題を抱えているが、これは世界へ向けた警鐘と言えるだろう。このまま水資源を使い続けたら、子どもや孫の時代にはどうなるか。ガザの行く末に世界の注目が集まっている。 」という。

⇒既報関連投稿分を含めて、引き続き追加・更新予定です。

PS:09-20
確かに、水不足のもたらす弊害は今後の世界的な問題ですが、米国など先進国の場合贅沢な悩みですが、中国、インド、ガザ地区などは将来的な深刻な悩みを通り越して危急な事態のようです。

 既報中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について 2013-05-16)で記載したように、

 既報の引例によれば、地球上の水のうち97.5%は海水で占められ無尽蔵にありますが、 淡水を大量に供給するために 海水から淡水を製造することが実施されています。 淡水の製造法には. 蒸留法. 逆浸透法. などがありますが、世界の淡水需要は現状約5000億m3であるが、人口増加に伴って、約7000億m3見込まれています。
ところが、この水不足に対して、逆浸透膜がそれを解決しようとすると、逆浸透膜で、30億人分の水を作るには、9兆kWhの電気が必要であり、世界中で使われている電気18兆kWhの50%の量とのことです。
 日本は電気代が世界の中でも高いことは世界的にも知られていますが、仮に、工業用単価を安く見積もって10円/kWhとした場合でも180兆円となると思われます。

 

話を本題に戻して、

 このことからも、1日一人2リットル摂取すると

理想的な全摂取量は1日あたり約120億リットルとなりますが、

これは0.12億m3であり、

0.12 x 365日=438億m3

世界の淡水需要 現状約5000億m3の約10%か

一般的には飲料水の淡水に占める平均的な割合については現状不詳につき別途追加予定。


漏洩放射能が太平洋の「海のホットスポット」をさらに拡大させるというが、トリチウム汚染の行方は?

2013-09-20 | 環境放射能関連

'13-08-28投稿、09-13追加、09-15追加、09-20修正・追加

 3.11天変地異による福島原発事故によって放射能漏洩が一度起これば、既報【追加・再掲】 体内の放射能を浄化する食べ物に係る情報の紹介で記載したように、震災からまもなく3年になるにもかかわらず、いまだ収束せず、国民の後遺症に対する不安は日増しに拡大しています。

 既報福島第一の湾内海水の放射能急増という。世界の原発周辺海域はどの程度で規格は?で記載しましたように、

 世界各国の電気エネルギーは気象条件に影響されない原発によってかなりの分は賄われていますが、
 たった一地域の漏洩事故によって、事故後、世界の技術の粋を集結した収束体制にもかかわらず、よもやこのような事態になるとは3.11後、思っていませんでしたが、関係者の努力にもかかわらず、危険な作業環境下で、事前の計画に反して打つ手打つ手が後手に回っているという。 

 汚染水が漏れた「H4」と呼ばれるタンク群の周辺では、地下水に汚染が拡大している可能性が高まっている。

 現状、懸念している放射能(特にトリチウム)による環境汚染は、国際規格がどのようになっているのか?個人的には現状不詳ですが、原発からは絶えず、今まで、「塵も積もれば山となる」諺のごとく半減期12年のトリチウムなど放射能は法定内とはいえ常時排出されています。

PS:09-20

トリチウム水は「海のホットスポット」とは無縁とは思われますが、

放射能(特にトリチウム)による環境汚染を防止するために、「凍土方式」の成功を祈るばかりだろうか?

「凍土方式」では遅すぎる?
 
汚染水でフクイチは崩壊寸前 安倍政権の”五輪ファシズム”が国を滅ぼす

「・・・慌てた安倍首相は9月3日、「政府一丸となって解決にあたる」と国費470億円を投じ、汚染水漏れへの対策を行うことを発表。内訳は凍土方式の遮水壁建設に320億円、現在トラブルで試運転が止まっている放射性物質除去装置(ALPS)より高性能の装置を開発する費用として150億円を充てるという。

 だが、「少し遅きに失した」(脇雅史自民党参院幹事長)と身内にもいわれる始末。
そして目玉対策である「凍土方式の遮水壁」の実効性についても、大いなる疑問が生じた。事故当時、首相補佐官として原発事故対応に当たった民主党の馬淵澄夫・元国土交通大臣はこう指摘する。・・・「凍土方式は完成まで2年間もかかる上に、工法自体にも問題がある。私は補佐官時代、原子炉建屋を遮蔽するプロジェクトチームの責任者として、4種類の地下遮水壁の工法を検討しました。その結果、『凍土方式』ではなく、チェルノブイリで実績がある、材質が粘土の『鉛直バリア方式』を選定しました。『凍土方式は汚染範囲が大きい場合は困難』という理由で採用しなかった」

 元経産官僚の古賀茂明氏もこう言う。

「凍土方式で汚染水を止められる、と言う専門家は一人もいないでしょう。海外のメディアも取材し、そのことをすでに知っているので、安倍政権の対応を評価していないのです」」という意見。

地下水の枯渇、次世代に水を残せるかhttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121225002
(一部割愛しました。)
「インドでは農家による地下水のくみ上げ、販売が全国的に拡大し、地下水の枯渇が深刻化している。しかし、これはインドだけの問題ではない。・・・」というように、
海への出入り口を封じ込め、周辺の地下水脈を枯渇させるしかないのだろうか???

  単純に考えれば、金に糸目をつけなければ、周辺の地下水を枯渇させることと、トリチウムを除去できる装置を充当すれば大難は避けれるのだろうが・・・。
 

関連投稿:福島原発の地下水中のトリチウム除去は原理的には可能という!
(2013-08-17)

ゲンダイネット
いくら止めてもムダ! 汚染水「拡大再生産」という絶望
2013年9月18日 掲載
(一部割愛しました。)
http://gendai.net/articles/view/syakai/144614

「【緊急連載】「福島原発 現在の本当のこと<1>」

 福島原発でいま、何が起こっているのか。安倍首相はIOC総会で、「状況はコントロールされている」「港湾内に完全にブロックされている」と大見えを切ったが、ドイツの公共放送「ZDF」は強烈だ。東アジア総局長が何度も福島に足を運び、高濃度の汚染水が外洋に流れている可能性があることを指摘、「安倍首相はウソをついている」と断言した。そのうえで、「あそこまで総理大臣がIOC総会で言った以上は、これは国際公約になる。今後は国際社会からの監視の目が一層強化される」とリポートしたのだ。

 東京電力の山下和彦フェローも「今の状態は制御下にない」と発言、首相のウソを事実上、認めた。しかし、その後、東電が修正の記者会見をしたため、大騒ぎになった。

「東電サイドに、首相の発言について見解を聞いたところ、『答えられない』というので、それじゃあ、東電は国際会議で同じことを言えるのか、と聞いたところ、『そのような状況になっていないので、その際に考える』と逃げてしまった。つまり首相の発言を認めることはできないのです」(ジャーナリスト・横田一氏)

 東電は汚染水をためているタンク周辺にいくつかの観測用の井戸を掘っている。そこから、1リットル当たり17万ベクレルという放射性ストロンチウムが検出された。遺棄できる法令上の基準値は1リットル当たり30ベクレル以下だから、とてつもない値だ。

「井戸から検出されたということは、その周辺一帯が平均して汚染されていることを示しています。全然、放射能を制御できていないのですよ。断崖を30メートル削って建てた福島第1原発は、山側から海へ向かって大量の地下水が流れ込む。この地下水に原子炉建屋はさらされている。しかし、そこにはメルトダウン(スルー)した放射性物質が存在している。そうした放射性物質に接触した高濃度汚染水があふれている。そこに地下水が流れ込み、汚染水が“拡大再生産”されるわけです。東電はそれが海に出ていかないようにくみ上げてはタンクにためていますが、その林立するタンク群からも汚染水が漏れて、周辺の地下水を汚染した。汚染水は側溝を通じて港湾外に漏れ出ている可能性も高い。ドイツの放送局が『ウソ』と断じたように、とても『コントロール下』とはいえません」(横田一氏=前出)

<こんなことをいつまで続けられるのか>

 福島第1原発では、地下水が原子炉建屋に流入して1日400トンの汚染水が出てしまう。ドラム缶2000本分である。それを地上タンクに移すのだが、海から見ると、そのタンク群が原発建屋の向こう側、広大な敷地に整然と並んでいる。それを見れば、誰もが絶望的になるはずだ。いつまで、こんなことを続けられるのか、と。

 しかも、タンクは急ごしらえで、耐久性がない。タンクが立っている場所も突貫工事で仕上げたもので、一部が傾いている可能性が指摘されている。

 今年8月、タンクからの汚染水漏れが発覚した際、東電は震え上がった。漏れていたのは3基だったが、タンクの老朽化、耐久性、地盤などが問題だとすれば、他のタンクからも次から次へと漏れ出すのは必至だからだ。

 放射能は閉じ込めるのが大原則。しかし、事態は2011年3月11日からまったく、好転していない。

関連記事

 

PS:09-15 

台風1918号の影響が心配です。 トリチウム以外の放射能はどうなっているのだろうか?

時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013091300864

 トリチウム13万ベクレル=漏えいタンク北、また上昇-福島第1

 「東京電力福島第1原発の貯蔵タンクから放射能汚染水が漏れた問題で、東電は13日、漏れたタンク北側の観測用井戸で12日に採取した地下水から、放射性物質のトリチウムが1リットル当たり13万ベクレル検出されたと発表した。
 この井戸はタンクの北約20メートルにある。8日に採取した水は同4200ベクレルだったが、その後濃度が急上昇。10日採取分は同6万4000ベクレルで、海に放出できる基準の同6万ベクレルを超えた。11日採取分も同9万7000ベクレルに上昇していた。
 東電は急上昇の原因について「分からない」と話している。(2013/09/13-20:38)」という。

PS:09-13 
msn産経ニュース 2013.9.11 20:41
「東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は11日、漏えいがあったタンクから北に約20メートル離れた観測用井戸で、地下水1リットル当たり6万4千ベクレルのトリチウムが検出されたと発表した。法定基準(6万ベクレル)を超えており、この井戸のトリチウム濃度は3日間で約15倍に急上昇した。・・・」という。

 この先、既報で記載しましたが、これからの時期は予期せぬ大地震の発生も考えられ、想定外の全タンク破壊による未曾有の大漏洩が起こらないことを祈ります。
参考関連投稿:
大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感

  このトリチウムは3.11が起こらなければ、セシウム、ストロンチウム、プルトニウム、鉛、ヨウ素などのように、巷間の話題にもならなっかたこともあり、限られた一部の専門家のみ知る人ぞ知る放射能であるという。

 何度も引用していますが、内部被爆のみならず、異常気象にもトリチウムは影響するという。

弁財天

トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect

ペンシルバニアにある原発の排気が雪を降らせる様子が気象レーダに映ったらしいwww
"Nuke Effect" snow? Pennsylvania power plant spawns "nuclear" snow plume

「ボクがこれを見たときに思ったこと。
気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていた。
今、その現象がドップラーレーダーに映った。
「核の効果による降雪」
ペンシルベニア州のシッピングポートの近くにあるビーバーバレー原発で寒空に排気する熱と蒸気が「核の効果」を起こし風下に雪を降らせた。最大1インチの積雪が観測された。地域的な降雪現象。
以下はピッツバーグの原発の排気が風下に降雪させてるドップラーレーダー画像。・・・
異常気象の原因はCO2だと断言してるけど、そのCは炭素14なんじゃね。さらに原発が放出してる水蒸気のH2OのHはH3(トリチウム)なんだろうな。こんなのがちょっと大気中に存在するだけで気象が大きく変動する。電離層を透過し僅かに到達する宇宙線で雲ができるくらいなのだから当たり前か。←クリプトン85が露点を低下させる効果があることが判ってる。気温上昇の原因。・・・(後略)」とのこと。

 最近得た情報として、

 

テールスープ @tailsoup

原発・川・湖・海の汚染 太平洋で希釈されず、北米西海岸では日本の10倍

http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2316.html

 

という。  

  カレイドスコープ   Sun.2013.08.25  

  

原発・川・湖・海の汚染

太平洋で希釈されず、北米西海岸では日本の10倍

(一部割愛しました。)

「福島第一原発からの海洋に流れ出た放射能汚染水は、それほど薄められることなく、太平洋に「海のホットスポット」を作ってしまう、と各国の科学者が結論付けています。

彼らは、日本の政治家、官僚、学者たちを、密かに「無能のグズ」だといい始めています。
世界中から日本に対する怒りが爆発するでしょう。

福島第一原発からの放射能が北米の西海岸に打ち寄せる
West Coast of North America to Be Hit Hard by Fukushima Radiation
(WashingtonsBlog 2013年8月20日)

放射能レベルはバハカリフォルニアおよび他の西海岸で生じる「ポケット」に集中するでしょう

北太平洋旋回(North Pacific Gyre)と呼ばれる海流が、日本からの放射性物質を北米西海岸へ運んでいる:

多くの人たちが、福島第一原発からの放射能が、膨大な海洋で希釈されると考えているようですが、米・原子力委員会が前もって出した極秘扱いの1955年アメリカ政府報告(Previously-Secret 1955 Government Report )では、「核災害で流れ出た放射性物質は海洋でも十分に薄められることはない」と結論付けています。

また、高濃度に濃縮された放射能の「海のポケット」や、「(循環的な)流れ」ができる可能性があることが指摘されています。

(管理人:太洋にも、海流から外れて、放射能が集って淀むような「海のホットスポット」ができたり、同じところを海水がぐるぐる旋回するような場所がある。ここに、放射能が集中して溜まる、言っているのです。
その海域では、高いレベルで生物濃縮が起こることは言うまでもありません。
ハワイ諸島がすっぽり入っている北太平洋旋回の真ん中-CONVERGENCE ZONEを取り巻く環は、「太平洋ゴミベルト」と言われているように、がれきやゴミが集まる場所です。
同じように、黒潮にのって放射能が循環していくにつれ、このゾーンに放射性物質が集まっていく)・・・

「海水中に放出された放射性物質は潮流に流され、拡散していく。
魚とか海藻などの海洋生物に取り込まれるには相当程度まで薄まると考えられる」。

これも、思い出してください。
あのとき、日本の水産庁が何をやったか。

「汚染物質は海水で希釈されるからだいじょうぶ。
魚にも生物濃縮しないので、食べてもだいじょうぶ」。

御用学者に頼んで、わざわざ洗脳用のパンフレットまで作成し、ホームページで「魚を食べよう」とやっていたのです。海洋調査もやっていないのに。
参照→海の食物連鎖「濃縮しない・蓄積しない」- 水産庁

その後、調査によって、とんでもない値の放射能汚染魚が次々と発見されるや、「これはヤバい!」と、慌ててホームページを削除。徹底的に証拠隠滅を図ったのです。

彼らを信じて、とんでもなく危険なレベルの放射能汚染魚を食べた国民には謝罪の一言もなく、「俺たちゃ、知ったこっちゃない」。いろいろな国の官僚の対応について読んでいますが、こんなに姑息で薄汚い官僚がいるのは、先進国では日本だけです。

以下は、世界各国のトップクラスの科学者による「太平洋の放射能汚染の近未来」についての予測です。
彼らの共通した見解は、「海洋に放出された放射性物質は、それほど希釈されずに、海のホットスポットに集中して集まったり、海域を周回する流れによって、同じ場所にとどまる」というものです。

以下は、その各国の学者の結論です。

「それほど希釈されずに、海のポケットに集中する」-使用済み核燃料の世界的権威、アルバレス氏

MIT(マサチューセッツ工科大学)のホームページ(2011年12月21日)
では、福島からハワイや西海岸に流れ着いたガレキが予想以上早くに西海岸に着岸したことから、「放射能を含んだ海水が、5年以内にアメリカ西海岸を襲い始める可能性がある」と予測されています。

また、何度か紹介してきたロバート・アルバレス(IPSの上級学者で、政府の上級政策アドバイザー、国家安全保障と環境省の次官補代理を務めた)氏は、IPSのホームページでこんなことを発表しています。(2012年3月31日)

放射能汚染されたマグロについて英国政府が懸念を表明している。
このことに関して書いた、米・原子力委員会から出された「1955年秘密メモ」によれば、大気中に浮遊している放射性降下物が海洋に落ちた後、放射能の汚染度の低い海域に拡散して、結果として希釈されることはない、ということである。

それは、降下した放射性物質が特定の海域に分布している「海のポケット」に集中して集められたり、一定の場所に生まれる「(循環の)流れ」に乗って周回しているだけである。

放射性物質を餌として取り込んだ(この記述は1955年のメモにはあったが、今は消されている)ことによって放射能に汚染されたマグロは、そのまま生き続けて、放射能のポケットのような場所を泳いだりしている。
そこで、放射能のポケットで育った海藻や生き物を餌にしていると推測される。

放射能汚染水の量があまりにも多いので、東電は、そのまま海に流しています。
そして、海流が海水を日本から北米の西海岸に押し流しているという事実があります。
少なくとも、これらの放射能の流れや「海のホットスポット」は、最終的には、北米西海岸に衝撃を与えることは間違いないのです。

ハワイ大学は、独自に放射能の拡散シミュレーションを行いました。

・・・(中略)

ドイツのキール海洋研究所のシミュレーションでも同様の結果が得られていますが、より具体的なのは、西海岸、特にバハカリフォルニアで日本の10倍の濃度になる、と結論付けたことです。

「最終的に放射能の濃度は日本の10倍以上」-NOAAとGEOMARの共通見解

昨年、海洋大気局(NOAA)の太平洋海洋環境研究所の科学者、そして、GEOMAR海の地球科学研究センター(GEOMAR Research Center for Marine Geosciences :ドイツのキール海洋研究所のこと)の3人の科学者が、北米西海岸の放射線量は、最終的に日本よりも10倍高くなるという見解を示しています。(以下)

10年後には、放射能が太平洋全域に、ほぼ均等に広がります。
特に北米海岸沿いは濃度が高く、バハカリフォルニア沖合いが最大で、2011年4月のもっとも濃度の高かった福島第一原発のすぐ前の海の10000分の1の濃度になる、というシミュレーション結果が得られています。(下)

ただし、これはセシウム137だけを対象としたもので、セシウム134やストロンチウム90、トリチウムなど、他の核種は考慮されていません。

このキール研究所のシミュレーションは、2012年7月に公表されたもの。(画像クリック)

・・・

しかし、東電は今年7月の参院選投票日翌日になってから、実際はもっと大量の、しかももっと高濃度の放射能汚染水が、2011年4月から海洋に漏れ出ていたことを認めたので、このキール研究所の試算は、これでも「楽観的」ということになってしまいました。

今、キール研究所では、再度、シミュレーションをやり直しています。ということは、この結果より、もっとも酷いことになるということです。
詳しくは、『ドイツのシミュレーションでは福島の汚染水で太平洋は終り』を参照。

・・・(後略)」という。

⇒詳細は勉強しましょう。

シミュレーション推定と実際はどのような違いがあるか?個人的には、現状不詳ですが、

 国際協調のもとで、過去の核実験、および少しスケールが小さく影が薄くなりそうな世界各国の原発周辺海域(地中海、大西洋、北極海、黄海、インド洋、北海、日本海など)のトリチウム水、他セシウムなど常時排出されている放射能の行方も含めて徹底検証する必要があるのでは?と個人的には思われますが、完璧な遮蔽と放射能汚染していない地下水を汲み出さなければ、「海のホットスポット」を拡大させると推察されます・・・。

PS(09-20):既報トリチウム水の環境への影響に係る記載を調べました。(その2)の引用記載によれば、「・・・今日、われわれを含めた地上生物の体内の水に含まれるトリチウム濃度はおよそ1リットル当たりおよそ1ベクレルの程度である。・・・人工的なトリチウム源には核燃料の再処理施設、過去の核実験、現存の原子炉、消費財に含まれるものなどである。

 そのほとんどは過去の核実験により大気中に放出されたものである。大気圏内の核実験は1970年代を最後に行われていないので、核実験由来の地球環境中トリチウム濃度は減少し、いまでは、ほぼ1950年代以前のレベルに戻っている。

というが、この先どの程度の汚染になるのだろうか?

 ATOMICA:トリチウムの環境中での挙動 (09-01-03-08))では、「・・・地球環境中トリチウムの最大の発生源は、大気圏内核実験、特に1954年以降の水爆実験である。1963年の大気圏内核実験停止条約締結までに天然起源の200倍程度のトリチウムが放出されたと推定され、その結果として環境中トリチウムレベルは大きく増加した。1963年以降は核実験起源の大気中トリチウムは物理的崩壊および海水中への移行により、減少傾向を示している。しかし、海洋との接触が少ない大陸では核実験起源のトリチウムがまだ残っている。
 これらのトリチウムは大気の循環や降雨によって地上付近に移動し、空気、環境水(河川水、地下水、海水等)、植物や動物の生体中等に広く分布している。わが国において核実験開始前に測定された降水中トリチウム濃度は0.77Bq/lであったが、1960年代の初めには12~180Bq/lまで増加した。その後、減少し始め、現在はほぼ核実験前のレベルに戻りつつある。・・・」という。

 世界の海域の一例


3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’13-9-19)と関連情報メモ

2013-09-20 | 地震・津波関連

'13-09-20投稿

 既報3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’13-4-11)(2013-04-11)の引例 ツイログ日々坦々 @hibi_tantan24 20134月09日によれば、

ロシア人地震学者アレクセイ・リュブーシン氏:これから1年半以内にこの地域でマグニチュード9.0級の新たな地震が発生する可能性がある。 / “破壊的な地震が日本で一年半以内に繰り返される可能性があるという。: The Voice of Russia” htn.to/qDfV7D

 「「2011年3月に日本の北部で大地震が発生したが、同地方のプレートの緊張状態は完全には弛められていない」。シュミット記念地球物理学研究所のロシア人地震学者アレクセイ・リュブーシン氏はそう見なしている。

   リュブーシン氏によれば、これから1年半以内にこの地域でマグニチュード9.0級の新たな自身が発生する可能性がある。同氏はウィーンで開かれた欧州物理学連盟の会議で報告を行った。同氏が行った調査によると、東京付近の南海トラフでは2013年から2014年の間に巨大な地震が発生する可能性がある。

   2011年3月11日に日本の東北部で発生したマグニチュード9.0の地震(「東日本大地震」)による死者・行方不明者は1万8500人に上っている。」という。

この予測のみならず、過去、さまざまな予兆現象に基づく予測が提案されていますが、3.11並みの首都圏直下型、駿河湾沖、東海・東南海・南海における地震に対して、数十年にわたって警戒してきまましたが、いまだ起こっていません。 いずれ、時間がたてば、歴史的な実績から発生するでしょうが、殊、大地震・大津波に係る予測は的中していない?と思っていますが、警戒することに越したことはありません。

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

個人的には、特に、既報地震および津波に係る記載(その54:国内原発停止前後の震源深さに係る雑感)で記載しましたように、
津波規模に影響を及ぼすという「地震の震源の深さ」に原発から発生するニュートリノとの関連?で関心があります。

参考関連投稿:
地震および津波に係る記載-2ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度
 トリチウムなど放射性元素ののベータ崩壊に伴って?原発関連の使用済み燃料から46時中発生しているという。
 

 また、既報大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感(2013-09-07)で記載しましたように、

大津波を伴う巨大地震は年から年中、四六時中発生せず、

 地震の予兆現象、ひいては地震に繋がる前兆として、
 天地間に徘徊・標榜するさまざまな電磁波、および、電荷を帯びたエアロゾル、大気イオンなどが雨、雲、水蒸気などによって阻害されずに、
活性化状態が続く好天気状態において、天地間における電気および磁気、帯電したエアロゾルの流通経路が電磁気的につながる状態になった時に確率的に発生するのでは???

と最近妄想しています。

ですから、静電気は湿度が高いと消滅したり発生しない、
電磁波(赤外線、マイクロ波、電波など)は吸収されない


からっとした気候時には警戒が特に必要か?と思っています。


関連投稿:
地震および津波に係る記載(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)

 地震および津波に係る記載(その48:地震の予兆という大気イオン濃度と気象との関係)

湿度が低いと,

天地間の電磁気の活性化を促進して大規模な地殻変動をひきおこすのだろうか??? 

参考引用:

 地震予知研究の歴史と現状

 

 

マグマ化説~電磁波による玉突き的熱移動 によれば
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/03/001040.htm

 

 したがって、上記の予言が正当なら、一年半以内にマグニチュード9.0級の新たな地震が発生する可能性はこれから半年間でに発生する確率が高いのでは?と想われます。

奇しくも、FM放送の電波を利用した「近畿圏に9月6日の巨大地震発生の可能性」は回避されましたが、やはり油断せず、引き続き有事のための備えを十分にしておく必要はあるだろうというが、この後、既報台風18号日本列島縦断 福井、京都では未曾有の大雨だったという。(2013-09-17)ことから、大気圏における湿気の影響があるのでは?と推察しています。

 そろそろ注意が必要なのだろうか?

  2013-09-19までの震度5弱以上の地震発生状況といえば、
3.11を除いて、大津波は幸いにも発生しておりませんが、別途、震源の深さも調べて、追加併記する予定です。

関連投稿:
地震および津波に係る記載(その54:国内原発停止前後の震源深さに係る雑感) 

 tenki.jp
過去の地震情報
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/entriesmax_level
=level_5_minus
(一部割愛しました。)

(表中に比較的湿度が低いと想われる発生月および震度5強以上、M6以上を太字にしました。)

発生時刻                   震源地  マグニチュード震度 

 ~2013.9.19                     深さ(Km)

 
  2013年8月4日 12時28分頃 宮城県沖 M6.0 5強
  2013年5月18日 14時47分頃 福島県沖 M6.0 5強
  2013年4月17日 21時3分頃 宮城県沖 M5.8 5弱
  2013年4月17日 17時57分頃 三宅島近海 M6.2 5強
  2013年4月13日 5時33分頃 淡路島付近 M6.3 6弱

 ~2013.4.11

  
  2013年2月25日 16時23分頃 栃木県北部 M6.2 5強
  2013年2月2日 23時17分頃 十勝地方中部 M6.5 5強
  2013年1月31日 23時53分頃 茨城県北部 M4.7 5弱
  2013年1月28日 3時41分頃 茨城県北部 M4.9 5弱
  2012年12月7日 17時18分頃 三陸沖 M7.3 5弱
  2012年10月25日 19時32分頃 宮城県沖 M5.6 5弱
  2012年8月30日 4時5分頃 宮城県沖 M5.6 5強
  2012年8月25日 23時16分頃 十勝地方南部 M6.1 5弱
  2012年8月12日 18時56分頃 福島県中通り M4.2 5弱
  2012年7月10日 12時48分頃 長野県北部 M5.2 5弱
  2012年5月24日 0時2分頃 青森県東方沖 M6.0 5強
  2012年4月29日 19時28分頃 千葉県北東部 M5.8 5弱
  2012年4月1日 23時4分頃 福島県沖 M5.9 5弱
  2012年3月27日 20時0分頃 岩手県沖 M6.4 5弱
  2012年3月14日 21時5分頃 千葉県東方沖 M6.1 5強
  2012年3月10日 2時25分頃 茨城県北部 M5.5 5弱
  2012年3月1日 7時32分頃 茨城県沖 M5.4 5弱
  2012年2月19日 14時54分頃 茨城県北部 M5.1 5弱
  2012年2月8日 21時1分頃 佐渡付近 M5.7 5強
  2012年1月28日 7時43分頃 山梨県東部・富士五湖 M5.5 5弱

 

 (中略)      
            >>詳しく見る
               >>詳しく見る  (余震期間)
               >>詳しく見る

 3.11

 
  2011年3月11日 15時6分頃 三陸沖 M7.0 5弱
  2011年3月11日 14時46分頃 三陸沖 M7.9 7

 ~3.11

 

2011年3月9日 11時45分頃 三陸沖 M7.2 5弱
  2010年10月3日 9時26分頃 新潟県上越地方 M4.7 5弱
  2010年7月23日 6時6分頃 千葉県北東部 M5.3 5弱
  2010年6月13日 12時33分頃 福島県沖 M6.2 5弱
  2010年3月14日 17時8分頃 福島県沖 M6.6 5弱
  2010年2月27日 5時31分頃 沖縄本島近海 M6.9 5弱
  2009年12月18日 8時45分頃 伊豆半島東方沖 M5.3 5弱
  2009年12月17日 23時45分頃 伊豆半島東方沖 M5.3 5弱
  2009年8月13日 7時49分頃 八丈島東方沖 M6.5 5弱
  2009年8月11日 5時7分頃 駿河湾 M6.6 6弱
  2008年9月11日 9時21分頃 十勝沖 M7.0 5弱

⇒3.11後の余震期間を除いて、湿気が多いと推定される6月度の震度5以上の地震が少ないことがわかります。

気温が高い8月度に多いのも特筆されます。

湿度について詳細不詳ですが、水蒸気量が少なかったのだろうか???

 2012年12月7日 17時18分頃 三陸沖 M7.3 5弱 のように、Mが大きいのに震度が比較的小さいのも気になるデータか?明治三陸沖地震はもっと震度が小さかったようですが、大津波が発生しています。

 今後、地質も含めて、じっくりとデータ解析する必要があると想われる。

 (備考)
「地震および津波に係る投稿」の整理('11-03-13~'13-03-25)と今後への期待

 今までの国内で発生した中規模地震に関しては、環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?と思っていますが、

 阪神・淡路以来、活断層はプレートテクトニクスに加えて、地震発生要因の汎用語となっていますが、物理的な断面図、化学的な地質組成の違いなどをわかり易く公開した記載を調べたいと思っています。

参考情報:
日本地質学会
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/



地震および津波に係る記載(その53:地球物理学者は地震予知は可能だが、余りにも予算が少ないという。)

2013-09-19 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'13-09-16投稿、09-19修正・追加

 既報大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感にて、個人的には、震度6以上の巨大地震の場合、地震前に、環境放射能値が低下する爆縮現象」、地下水ラドン濃度(Rn:自然放射能)の一時的な上昇、電磁波ノイズ地中オゾン濃度の増加などは可能性のある有望な予知プロセスと思っていますが、地震予知・予兆解析技術の向上によってある程度予測されているようですが、大地震発生メカニズムが完全に解明されていないためか?M8.5以上の巨大地震に関してピンポイントのTPOに適った予測は未だかってないと思われます。

完全に予兆現象を網羅するためには、予算的にも難しいのだろうか? とも思っています。

参考投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:'11-03-13~'13-03-25)と今後への期待 

 地震発生メカニズムに関心があり、火山帯活動の活性化に及ぼすさまざまな要因を調べていますが、地震はプレートテクトニクス(大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに振動する日常茶飯事な現象ですが、基本的には環境放射能の変化⇔地殻の地質、地層の状態変化が交互に影響している過程において、

 「地震・津波規模に付随する現象」として、自然科学的な目に見えない「爆縮現象」、地下水中のラドンの変化、地殻中からのオゾンの発生、環境中のベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノの増加大気イオン濃度の増加 、電磁波ノイズの発生、

また、肉眼観察が可能な地震雲の発生、鯨など生命体の異常行動などが誘起されていると思っています。

 現状、そのメカニズムについては個人的にはよく解っていませんが、過去の事例から世界の火山帯、プレート境界領域で発生しているので火山活動の活性化に影響する人為的も含めて上記の天変地異要因が影響していると推察しています。

地震・噴火に影響する大陸移動に対して、
特に、天変/地異の寄与率
どのようになっているのだろうか??? 

                     天変現象
                ↓ ↑

                 地異現象
(大陸移動のストレス⇒地震の発生⇔(地殻変動)⇔火山帯活動の活性化)

 また、大地震が発生しやすい条件として、既報の調査から、

個人的に印象に残る記載(含む妄想)として、

首都直下の前兆か 地震頻度高止まりという。 発生時のシナリオと連動性仮説の紹介。

地震および津波に係る記載(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)2013-04-22)

 

なぜ砂鉄鉱床地域で震度5以上の地震が発生し易いのか?に係る雑感(2012-12-22)

地震および津波に係る記載-2ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度
原発関連の使用済み燃料から46時中発生しているという。

放射化現象に係る投稿(その9:環境放射能ニュートリノに係るKamLAND 実験研究の現状と期待)

原子炉から飛んでくるニュートリノや、地球内部から 来るニュートリノ、太陽からくるニュートリノなど自然界のあらゆるニュートリ ノを捕え、ニュートリノと自然の謎に迫る画期的な実験

等々、調べていますが、いまだによくわかっていません。

  

 まえがきが長くなりましたが、

 

一般的には、地震予知は不可能に近いといわれていますが、地球物理学者が地震予知は可能という記載を調べました。果たして、何を根拠にしているのでしょうか?

 

時事ドットコム「地震予知は可能 上田誠也 東大名誉教授に聞く」
2013-08-27
に掲載されましたが、
予知研究は前兆現象追求

予知情報が出たことはない

地震の寸前に地電流に異常

ギリシャではVAN法による予知に成功

地震ムラはなぜできた?

予知研究の予算は1700万程度
  地震ムラは年間数百億円      」

 詳しくは>>http://www.jiji.com/jc/v4?id=20130911_earthquake_prediction0001

 

この記事の考え方は

Kazumoto Iguchi's blog

「地震予知はできる!特に短期予知なら」:上田誠也博士の講演より

(一部割愛しました。)
「・・・
最近、偶然にだが、インターネットでいろいろ調べていたら、非常に興味深い記事を見つけたのでそれをここにも紹介しておこう。以下のものである。

第48回公開講演会講演要旨 1)地震予知の現状について 上田誠也
地震予知研究の歴史と現状
これのインターネット版は以下のもの。
地震予知研究の歴史と現状

これは、日本学士院メンバーの地震学者の長老、東大を代表する地震学者であらせられる、上田誠也博士(東大名誉教授)大先生

・・・

の日本学士院における夕食会の基調講演の記録である。

これを昨夜じっくり読んでみたが、実にすばらしい。これを読めば、おそらく日本の地震学や地震学会がいまどういう状況にあるのか一目瞭然である。「学会の中における地震学者と他の学者の間の対立や無視」、「若手地震学者の不勉強や無知」、「物理学者や電気工学者の地震学研究の優位性や将来性」、こういったものが実に率直に語られている。・・・

日本の政治や官僚機構がいかに日本の地震学と地震予知を妨害して来たか、いかに彼らがアホな事をしでかして来たか、がこの講演では如実に語られているのである。長老学者がこういう胸襟をはずした率直な意見を出してくれるのは実にすばらしい事である。

基本的には、私がこのブログでずっと紹介して来たように、地電流変化、地震電磁場、地震電波、電離層イオン濃度変化、ラドンイオン上昇

こういったものを使えば「地震予知は可能である」という結論においてまったく一致しているのである。

ここでは、この上田博士のラストメッセージだけ引用させてもらおう。

ラストメッセージ

 「地震短期予知」は容易ではないが、不老不死の薬や永久機関をつくるのとは違い、普通の意味の科学的作業です。科学の正道を歩みさえすれば成功は射程内にあります。しかし、これには今の研究不在体制を変えるイノベーションが絶対必要です。さもなくば、それこそ当分は無理でしょう。私は地震観測をするなといっているのではありません。それも重要だが、人員と予算の1%でも「短期予知」に投じてはといっているのです。爆発的な人口増加・経済発展の期待されるアジア・中東・中南米諸地域には大地震が多いのですから、「短期地震予知」はこれらの地域の住民にも大きな安心・安全をもたらすに違いありません。それは我が国が成すべき、かつ成し得る最大級の国際貢献ではないでしょうか。時間になりました。ご清聴有難うございました。

・・・

ところで、東大の地震学教授にロバート・ゲラー

という人物がどういうわけか入り込んでいる。この人物は「地震予知などやめてしまえ」と主張し、日本の地震予知研究者を地獄へと突き落とした張本人である(こういう極端な人物がどうして我々の税金で生活できるのか不思議だが、ここには日本人の外人コンプレックスが潜み、それを巧妙に使ってくるのだろう。もっともあまり大学の事を知らない人は知らないだろうが、東大はもうだいぶ前からあっち側(イルミナティーNWO)の組織となっているのサ)。これに対して、上田博士はこう述べている。

予知研究体制批判では私も彼の意見に理がなしとはしませんが、彼の地震予知不可能論は、いまではアメリカですら、ほとんどだれも相手にしなくなっています。それとは対照的に日本よりアメリカの影響の少ないロシアなど旧ソ連諸国、中国、ギリシャ、イタリア、フランス、メキシコ、トルコ、インドネシアなどでは悲観論はあっても、それに抗して活発かつまともな研究が進められています。悲観論が世界の大勢だというのは当たっていません。むしろ、アメリカが孤立しているのです。どこかの戦争をめぐる国際情勢のような雰囲気です。

 


(それはそうだろう。アメリカ軍がHAARPを使って世界中をコントロールしようとしているからですナ。)

 

きっと最近のHAARPによる地震攻撃の時代に合わせて、地震予知などできないということにしろという命令がアメリカからきたのだろう。そうしないと甚大なる被害を与える事が出来ないからである。またHAARPの存在がばれてしまうからである。たぶんこの人はアメリカのジェーソンスカラーかCIAのエージェントだろう。あまりに地震予知不可能説ご開陳のタイミングが良すぎる。日本は大学内にも魑魅魍魎が跋扈しているのである。

上田博士のこの言葉は痛々しい、と同時に無責任にもこういう地震予知廃止を画策したゲラー博士には実に腹立たしい思いがする。

地震総合フロンティア計画

 阪神大地震の後、我が国の地震予知研究をどう進めるかについての模索の途中で、何人かの理解者のおかげで、科学技術庁(当時)が「地震総合フロンティア計画」なるものを立ち上げ、理化学研究所に地電流・地磁気観測を中心とした研究のために資金を出してくれることになりました。電波伝搬異常の研究に対しても宇宙開発事業団(当時)に資金を出してくれました。私どもは大いに感激して、同志を募って、東海大学を拠点として理化学研究所のプロジェクトを担当しました。北海道から沖縄まで、日本中にたくさんの観測点をつくって、馬車馬のように働いたのです。

 


~(後略)~

 

                                          」という。

⇒まさしく、地震の沙汰も金次第なのだろうか?「地震ムラ」の予算の人員と予算の1%でも「短期予知」に投じてはという。今までの「原子力ムラ」の予算と再生エネ進展と同様か? 


トリチウム水の環境への影響に係る記載を調べました。(その2)

2013-09-19 | 環境放射能関連

'13-09-19投稿

 既報福島原発の直面する「2つの汚染水」問題  今後の対策の「見える化」およびアイデア公募が必要か!と期待していますが、トリチウム汚染は地下水脈を介して続いています。

 トリチウムに係る記載を数々調べましたが、既報トリチウム水の環境への影響に係る記載を調べました。(2013-03-24)に引き続いて、角度を変えたトリチウムの環境、生態系に及ぼす影響に係る記載を以下調べました。

 

安心安全科学アカデミー

トリチウム、水、そして環境(1)
http://anshin-kagaku.news.coocan.jp/sub040208saitou.htm

京都大学 名誉教授 齋藤眞弘

(一部割愛しました。)

はじめに   トリチウムと核融合

食料の確保・環境変動・エネルギー問題に対応できる“持続性のある発展Sustainabled development”は、これからの地球上で人類が生きる上での最大の課題である。化石燃料がいつ枯渇するかについては、定かではないが、将来枯潟することだけは確かである。この事態に処するために、既存の分裂炉および核燃料の有効利用(核燃料サイクルの確立)に加えて、核融合は有力な選択肢の一つである。
 核融合の燃料となる元素の組み含わせとして、地上での核融合の実現の最も実現しやすいのはトリチウムと重水素を融合させる反応である。トリチウムと重水素を融合させる反応で作られるものは放射線を出さないヘリウム原子と中性子であるので、“核の廃棄物を出さない原子力”という核融合研究のキヤッチフレーズを産んだ。しかし、燃料のトリチウムは放射性物質であり、事故時はもちろん、平常時においても一定の量が環境中に放出されると予想される。この環境中に放出される可能性のあるトリチウムの量に関しては、もしも地球人類が現在生産しているエネルギーをすべて核融合エネルギーによって置き換えるとしたら、現在の地球環境中に存在するトリチウム量を少なくとも倍加させると考えられている。

核融合は果たして夢のエネルギーになれるのだろうか。そもそも、新しいエネルギーの開発は必要なのだろうか。一方では、懐疑的に、一方では楽天的に、核融合に携わる生物学者は考えてきた。核融合の夢を現実のものにするためには、トリチウムの環境挙動とその人体影響を評価しておくことが必要である。結論を先に言えば、心配はないということであるが、公衆の安心と信頼を得るためには、なすべきことは多い。また、若い研究者を駆り立てるためには、自然科学の楽しさが、ブロジェクトの中に含まれていないといけない。トリチウムの環境での分布、トリチウムの体内動態と被ばく評価、環境動態モデルと関連した国際的活動などについてまとめてみた。読者諸賢のご批判を請うや切である。

  1.水と生物そしてトリチウム
 地球は水の惑星である。我々の身体を作っているたんぱく質、脂肪、炭水化物は三大栄養素といわれるが、これらの物質に含まれる水素のもとはといえば、植物が取り込んだ水である。水あればこと植物が育ち、それを食べる動物が育つ。動物の排泄物や遺体は、ふたたび他の生物の栄養源となり新しい命を育む。生きとし生けるものすべて水なくして生きることは出来ないし、水の成分である水素原子は、生物のからだのあらゆるところに分布し、われわれを育む環境と身体の中を絶えることなく行き来している。
生命は原始の海の中で生まれた。私たち人類を含め地球上の陸上にすむ動物の体重のおよそ70%は水である。植物では、その重さの90%以上が水であるものも多い。ほとんどの生き物の体は、タンパク質、核酸、脂質、炭水化物などが、水の中に浮かんでいる世界である。

トリチウムは自然界でも作られて大気中に拡散する。トリチウムは12.3年の半減期で減衰するので、地下深くとか、大洋の深いところにあって、ほとんど動かないときには、どんどんその放射能は減り、ほとんどゼロに近くなる 1)

しかし、水あるいは水素原子が自由に動き回れるような世界、たとえば生態圏では、あらゆるところにトリチウムは存在する。今日、われわれを含めた地上生物の体内の水に含まれるトリチウム濃度はおよそ1リットル当たりおよそ1ベクレルの程度である。

2.環境中のトリチウム - 過去と今
2.1 環境トリチウムの起源と化学形
 環境中に存在するトリチウムには、人工的なものと自然界で作られる天然のものとがある。人工的なトリチウム源には核燃料の再処理施設、過去の核実験、現存の原子炉、消費財に含まれるものなどである。

 そのほとんどは過去の核実験により大気中に放出されたものである。大気圏内の核実験は1970年代を最後に行われていないので、核実験由来の地球環境中トリチウム濃度は減少し、いまでは、ほぼ1950年代以前のレベルに戻っている。

 自然界で作られるトリチウムにはいくつかの起源が考えられる。一つは、大気上層で宇宙線が窒素や酸素原子と衝突し、これらの原子をばらばらにする反応(核破砕)で生じる。
 地球の表面積あたり、つまり1cm2あたり毎秒0.2~0.25個のトリチウムが作られる。このほか、地殻中で、ウラニウムやトリウムの自発核分裂で生じた中性子がリチウムやウラニウムと反応して生じるトリチウムがある
が、その量は大気上層で作られたものに較べて無視できる。

 トリチウムは半減期12.3年で減衰するので、生成量と減衰量が釣り合ったところが、自然界でのトリチウム存在量ということになる。宇宙線による生成量はおよそ(1~1.3)×1018Bqである 2)。

大気上層で作られたトリチウムのほとんどは、トリチウムガスとトリチウム水蒸気の形で、大気中に存在し、一部はトリチウム化メタンとして大気中に存在する。

 トリチウム化メタンはおそらくトリチウムを取り込んだ生物の代謝産物であろうが、そのくわしい機構については、よくわかっていない。

2.2 環境トリチウムの分布
 環境中のトリチウムは微量であるので、その測定には工夫がいる。また、環境中のトリチウムは、その存在場所や化学形の違いにより、いくつかのグループに分けられる 3)

 自然環境中に存在するトリチウムの化学形としては、

 自然水の中に含まれるトリチウム水、大気中の水蒸気に含まれるトリチウム水蒸気、大気中に存在するトリチウムガスやトリチウム化メタン、動植物の体内水に含まれるトリチウム水、動植物の体を作っている有機物に含まれるトリチウム、などが代表的なものである。

 自然水の中に含まれるトリチウムは、採取した河川水、湖水、雨水、海水などを、蒸留し、不純物を取り除いてから、液体シンチレーションカウンターで測定される。

 最近では、核実験で作られたトリチウムの影響が少なくなったため、環境水中のトリチウム濃度は、核実験の前のレベルに近くなっている。そのため、試料中に含まれるトリチウム水を濃縮することが必要になる場合がある。そのために、よく使われるのは、電気分解法である。

 最近、イオン交換膜(固体電解質)を使ったトリチウム水濃縮用の電気分解装置が実用化され、従来の電気分解装置に比ベ、安全かつ簡単に、トリチウム水の濃縮ができるようになった。トリチウムガス、トリチウム化メタン、有機結合型トリチウムなど水以外の化学形を持つトリチウムを測定するには、一且これらを酸素で燃やして、含まれるトリチウムをトリチウム水に変えてから測定される。
 図1は1990年から2000年までに、大阪府熊取町周辺で集められた環境水中のトリチウム濃度である。環境氷中のトリチウム濃度は、気象条件や地理条件に影響されるので、各データは必ずしもサンブリング点のデータを代表する平均値ではない。しかし、そのようなばらつきに眼をつむれば、上記の期間にほぼ半分に減っているのが読み敢れる。

施設周辺での、環境トリチウムの変動要因を明らかにすることは、施設由来のトリチウムと自然界のトリチウムを見分けるために、必要なことである。

2.3 自由水形トリチウムと有機結合型トリチウム
 トリチウムは水素の同位体であるから、トリチウムが生物のからだの中でどのような化学形をとっているかを考えるには、水素がどのような化学形をとっているかを考えればよい。体の中で水素は、大きく分けて、水の形をとっているか、それとも水以外の生体分子の中で炭素、酸素、水素、窒素、硫黄などの原子に結びついているかのどちらかである。前者の水の形をとっているトリチウムは自由水形トリチウム(FWT)とよばれる。また後者は生体分子に有機的に結合しているという意味で有機結合型トリチウム(OBT)と呼ぶ 4)
 有機結合型トリチウムは、生体の組織に結合しているという意味で、組織結合水とも呼ばれる。私たちヒトの場合、骨を除く組織(軟組織)の重さの約80%は水であり、水は血液やリンバ液の成分として、からだの中を自由に行き来している。

そのため、トリチウム水やトリチウム水蒸気を、呼吸、飲食、皮膚の接触などにより、からだの中に取り込むと、体中の水と混じりあい、体内で一様に分布するようになる。一様分布までの時間は、23時間である。また、ヒトや動物は絶えず、水を補給し、一方では、尿や汗として、水を体外に排出しているから、体内に取り込まれたトリチウム水も、尿や汗として、体外に排出される。洗濯機のゆすぎのように絶えず水を補給しながら、排水される状態に似ていて、体内に敢り込まれたトリチウム水は、水の補給によってどんどん薄められていく。体内のトリチウム水濃度が、半分になる時問は動物のからだが大きくなるほど長くて、ヒトでは、約10日、マウスでは、約2.5日である。このように体内の放射能の量が半分になる時間のことを“生物的半減期”という。
 有機結合トリチウムはさらに二つの種類に分けられる。すなわち、炭素に結合したトリチウムと、酸素原子、窒素原子、硫黄に結合したトリチウムである。炭素原子に結合したトリチウムは、強い共有結合で結ばれており、特別な化学反応が起こらない限り安定であるので“非交換型の有機結合形トリチウム”と呼ばれる。しかし、酸素原子、窒素原子、硫黄原子に結合したトリチウムは、生体内では、近くにある、水分子の酸素原子との問に水素結合と呼ばれる弱い結合を作るので外れやすく、容易に周辺の水分子の水素原子と入れ替わる。このように、周辺水中の水素原子と交換しやすいトリチウムのことを“交換可能な有機結合形トリチウム”という。

2.4 大気から植物へ
 大気中のトリチウム水蒸気は、植物の葉面から葉の気孔を通じて、歯の細胞に取り込まれる。空気中の湿度が十分高いときには、植物の葉では炭酸ガスを取り入れてブドウ糖を合成する[光合成]ために昼は気孔が開き夜は閉じられる。しかし、空気が乾燥してくると植物は、体内からの水分の損失を防ぐために、気孔を閉じて身を守る。気孔が開かれているとき、大気中のトリチウム水蒸気が植物の葉の細胞内の水と交換することにより、トリチウムが植物の体内に取り込まれる。
2.5 大気から動物へ
 大気から動物へのトリチウム取り込みは、呼吸および皮膚からの吸収による。畜産動物やヒトでは呼吸による取り込みが支配的であり、トリチウム水蒸気の場合、呼吸量に空気中濃度をかけたものを取り込み量として安全評価がなされる。実際には、呼吸した空気中のすべてのトリチウムを体内に取り込むわけではないが、安全側の評価として全量を体内に取り込んだとして、取り込み量が評価される。不確定要素がある場合に、安全側に、体内取り込み量が評価されるのは放射線安全のための定法である。
2.6 トリチウムの食物連鎖
 環境中に放出されたトリチウムは、動植物に、飲食物の成分や光合成などの材料である水素の同位体として取り込まれる。最終的にヒトに取り込まれるまでには、幾多の食物連鎖が関与していて、取り込みまでの時間とか、放出時の量に対する取り込みの割合は、食習憤、個人の嗜好、気象状況、食料生産地の文化的歴史的背景など多くの決定因子によって決まる。西洋人は肉食中心であるが、日本人は植物性食品を主たる栄養源とする。ヒトへのトリチウム影響には、このような民族固有の食習憤も重要な決定因子となる。
2.7 トリチウムに生物濃縮はあるか?
 植物(とうもろこしや大豆)を、トリチウム水で育てると、トリチウムが植物体の炭水化物など有機物に取り込まれる。この時、重いトリチウムは軽水素に較べて炭素や窒素などへ結合しにくい。すなわち、同位体効果がある。そのため、植物内でのOBTの比放射能は、供給される水のトリチウム比放射能よりも小さくなる。BaumgaertnerとKim[ミュンヘン工科大学]によると、植物体中OBTの比放射能は植物の成長とともに増大するが、供給水(feed water)中のHTO濃度の0.6倍は超えなかった。このファクター0.6は、トリチウムの環境移行モデルでよく使われる 5)
 ところが、いささかややこしい現象がある。それは、前述の交換可能型OBTといわれるものである。この交換可能型OBTは、容易に細胞内の自由水中の軽水素と入れ替わるので、生物体内でのOBTとしての残留は無視できると、一般には考えられてきた。しかし、生物の成長過程で生体高分子の水素結合に取り込まれているトリチウムの比放射能は、細胞内自由水中のトリチウムよりも比放射能が高くなる 5)。このことから、動植物の成長過程で、生体高分子に水素結合しているトリチウムの比放射能は供給されたトリチウムの比放射能よりも高くなるとBaumgaeftnerはいう。この現象を彼は、ハイゼンベルクの不確定性原理で説明しているが、物理的説明の難解さもあって、なかなか一般には理解してもらえないようである。しかし、生体高分子のなかに折り畳まれている水素結合に含まれるトリチウムは、簡単には自由水中の軽水素と置き換わらないので、体内での長期残留や、ミクロに見たときの放射線効果は無視できないだろう。今後の研究を待ちたいところである。
[以下次号]

 ・・・   」という。

⇒個人的に印象に残る記載について文中に色分けしましたが、既報の関連投稿分を含めて、引き続き追加・更新予定ですが、既報との関連がある記載についてメモしました。

1)人への影響は?

 どの程度有害かどうか?現実的にはわかり難く、またトリチウムはもともと自然界に微量存在していることも事実ですが、長年、気がつかず汚染した飲料水を飲んでいたとしてもその後遺症については定かではないと思っています。

 トリチウム水(HTO)は水(H2O)と同様な挙動を示すといわれ、文中にて「今日、われわれを含めた地上生物の体内の水に含まれるトリチウム濃度はおよそ1リットル当たりおよそ1ベクレルの程度である」という。

既報の引用の記載(ATOMICA:トリチウムの環境中での挙動 (09-01-03-08))では、「・・・地球環境中トリチウムの最大の発生源は、大気圏内核実験、特に1954年以降の水爆実験である。1963年の大気圏内核実験停止条約締結までに天然起源の200倍程度のトリチウムが放出されたと推定され、その結果として環境中トリチウムレベルは大きく増加した。1963年以降は核実験起源の大気中トリチウムは物理的崩壊および海水中への移行により、減少傾向を示している。しかし、海洋との接触が少ない大陸では核実験起源のトリチウムがまだ残っている。
 これらのトリチウムは大気の循環や降雨によって地上付近に移動し、空気、環境水(河川水、地下水、海水等)、植物や動物の生体中等に広く分布している。わが国において核実験開始前に測定された降水中トリチウム濃度は0.77Bq/lであったが、1960年代の初めには12~180Bq/lまで増加した。その後、減少し始め、現在はほぼ核実験前のレベルに戻りつつある。・・・」という。

既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その19:「ホルミシス」と「ペトカウ」効果について)(2012-02-05)で記載しましたように、環境中の放射能、放射線の生体への影響として、
古くから「ホルミシス」効果「ペトカウ」効果が言われていますが、飲料水中の濃度によってどのようになるのだろうか?「ホルミシス」効果であることを期待しています。

 ホルミシス効果(hormesis)とは、
「生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量かつごく一時的であれば逆に良い作用を示す可能性のある生理的刺激作用のこと。・・・」
のように、個人的には「酒は百薬の長」の類と同様に、その摂取量如何によっては猛毒ともなり命を落とすこともあると思われます。

2)トリチウムを除去できないだろうか?

既報福島原発の地下水中のトリチウム除去は原理的には可能という!引例の記載では、トリチウム除去方法は秘密でもなく、既に存在するという。その方法とは「・・・

電気分解法で、トリチウム液から、酸素と水素を分離すれば、減容の目的は達成される。濃縮され、減容された後の高濃度のトリチウム液をしっかり保管することで、海洋投棄は不要になる。海を汚さなくて済むのだ。

この処理に必要な電力は、メガソーラー発電装置や風力発電装置の設置で賄えば、クリーンな電力がトリチウム処理対策に使用できるはずだ。発電所の周辺部には、メガソーラーや風力発電装置の設置に必要な土地は、十分に見いだせるであろう。

さらに、そこで得られる水素を燃料電池システムへ投入することで、夜間電力を確保して、24時間体制のトリチウム処理が可能になるであろう。

いくら費用がかかろうと、この方法によって、トリチウム汚染水の海洋投棄を回避するべきである。・・・」という。

 一方、本文中の記載では、「トリチウム水を濃縮することが必要になる場合がある。そのために、よく使われるのは、電気分解法である。最近、イオン交換膜(固体電解質)を使ったトリチウム水濃縮用の電気分解装置が実用化され、従来の電気分解装置に比ベ、安全かつ簡単に、トリチウム水の濃縮ができるようになった。」という。

 
 


台風18号日本列島縦断 福井、京都では未曾有の大雨だったという。

2013-09-17 | 天変地異・異常気象関連

2013-09-17投稿

 台風18号が日本列島を縦断しましたが、福井、京都では未曾有の大雨だったという。また、福島原発の汚染水貯蔵タンク堰から漏洩したという。

 既報異常進路台風15号に係る考察(09-23更新 急激な右折とスピード変化から想う列島沈没の可能性)(2011-09-23)の記載を思い出します。

この時は酷かった。もう少し停滞が長引けば、河川の氾濫によって列島平野部が沈没するかと?個人的には感じました。

 当時の記載(妄想?)の一部を再掲します。

 台風15号の強風、大量降雨によって、大気圏に存在している種々の放射能放射性微粒子)は粒子径、組成などの変化させながら、再び、大地への再沈積、また地下水脈などから現状総汚染量の80%とも言われている海の汚染を進行させていると推察されます。

 太平洋海域の汚染の拡大は進んでいると思われます。

 台風コースから離れていても、予期せぬゲリラ雷雨、土石流などに巻き込まれないように注意したいと思っていますが、今までの超のろのろ速度による大量降雨、氾濫による土砂災害、浸水災害、家屋喪失の危険性は今後は避けられない状況です。

 この原因として、核爆発、原発由来の放射能による崩壊熱による極地の氷解、宇宙からの崩壊放射線による熱エネルギーによって、長い目でみた海水温の上昇、海水面の上昇、大気中の可降水量の増加によって地殻の沈没現象が発生し易くなっていると推察されます。
(大局的には氷河期(小氷期(弥生小氷期))に向かっていると言われていますが、・・・)  

<今後の着目点>
人工降雨
研究の延長として進路、スピードを制御できる人工台風の造り方(雲の電離度を変化させるマイクロ波利用海水温の制御)の調節をもっと研究する必要があると想われます。
関連投稿:
異常気象など天変地異の要因に係る記載
「・・・グローバルレベルおよび局地における水の偏り、
水の多寡(豪雨⇔渇水)の再構築が必要か?」
よくよく考えますと、今後の「のろのろ」「うろうろ」台風の慢性化することによって列島全体が沈没の危機に瀕する可能性が推察されます。杞憂、妄想かもしれませんが、現実になりつつあります。
 偏西風に逆らった「うろうろ」(右往左往)の原因について今後、専門家によるメカニズムの解明と対策(雲挙動の制御)が望まれます。
 今回の台風では大規模な堤防決壊、土石流などの土砂災害が発生せず、人災も比較的少なかったのがせめてもの救いと思われます。

関連投稿:
ゲリラ豪雷雨による被害、水不足を少なくするために人工的な降雨分散化技術の進展が望まれる。
(2013-08-06 )

話を戻して、

 今年の台風18号は一昨年とは異なり、ゲリラ豪雨が点と点で繋がって線となったようで列島縦断時に広範囲の地域での大量降雨による大規模な被害は少なかった?ように想われます。

 むしろ、昨今多発しているゲリラ豪雷雨の方がもっと酷い?かもしれません。

 また、竜巻も併発したという一風変わった台風か?と想われます。
 

 日本だけに限らず、世界的に最近は大量降雨による災害が多く、今までの治水体制では氾濫が発生して、無事に収まらなくなっっているのだろうか?

関連投稿:
【追加・再掲】昨今、多発するわが国の竜巻・突風は環境放射能が影響しているのだろうか?

 

 

 今回、実際どのような地域が被災したか調べました。

msn産経ニュース 2013.9.16 21:16

日本列島縦断 経験のない大雨…観光地を直撃 「危ない」泥水一気に
(一部割愛しました。)
強い雨と突風を伴い、3連休最後の日本列島を縦断した台風18号。京都の観光名所を濁流が襲い、旅館などが浸水した。埼玉や群馬では突風が発生、けが人や家屋の損壊も発生した。各地で避難指示も相次ぎ、鉄道や空の便など交通機関は大混乱した。「店をいつ再開できるのか」「まさか自分のところに来るなんて」…。最大級の台風の猛威に、住民らは疲れ切った表情を見せた。

 「本当にあっという間だった」。京都・嵐山のランドマーク、渡月橋の近くで飲食店「嵐山亭」を営む若杉一利さん(46)は、16日午前4時ごろ、入り口のガラスドアを押し破り、店に茶色い泥水が流れ込む瞬間を目撃した。水は一気に膝下まで届き、座敷の畳をぬらさないようにするのが精いっぱいだった。
 3連休最後の日とあって満室となっていた旅館「渡月亭」では、宿泊客約70人にけがはなかったが、旅館前の道路が冠水。チェックアウトする宿泊客をボートに乗せて見送った。従業員の男性は「いつ再開できるかわからないし、これからどうなるのか」と表情を曇らせる。

 同じく3連休が予約で満室だった旅館「花筏(はないかだ)」の長谷川誠常務(38)は「こんな時期の災害はあまり記憶にない。1週間くらいでなんとか営業再開したい」と、従業員らとともに泥のかき出し作業に追われた。

 紅葉シーズンを間近に控え、桂川の中州にある飲食店などは水没、渡月橋周辺の土産店の多くも浸水被害を受けており、観光への影響が懸念される。

桂川は、京都市伏見区でも積み上げられた土嚢(どのう)を越えて氾濫。約3万5000世帯に避難指示が出された。京都府の災害派遣要請を受けた自衛隊員約180人が復旧作業に追われた。

 同区久我御旅(こがおたび)町の女性(46)は「危ないと思った瞬間に堤防を越えて水があふれてきた。25年間住んでいるが、こんなのは初めて」と話した。

 京都府福知山市では由良川が氾濫。市内全域の約3万5000世帯、約8万8000人に避難指示が出された。けが人などは確認されていないが、市内では約200戸が床上浸水。市危機管理室は「道路が寸断されており、確認すらできていない集落もある。早急に確認したい」と話した。

 福知山市に隣接する京都府綾部市で水田が冠水した農業の男性(70)は「(稲刈り前の)この時期にこういうことになると、本当に困る。水が引いても燃やすしかないだろう」と苦渋の表情を浮べた。

                            ◇

  埼玉県熊谷市、行田(ぎょうだ)市、滑川(なめがわ)町と群馬県みどり市、桐生市では、16日午前2時すぎに突風が発生。少なくとも16人がけがをし、約350棟が損壊した。2日の竜巻で大きな被害を受けた埼玉県越谷市内では、台風の二次被害で住民らが復旧作業に追われた。

 熊谷市西城の住宅街。がれきが散乱し、車は横転。電柱は折れ、ちぎれた電線が何本も道路にぶら下がった。ある民家は建物ごと突風に飛ばされ、中にいた女性(53)と息子(18)が数メートル先の田んぼに転落。女性は顔などを打ち病院に搬送された。・・・

 

                          ◇

 

 台風18号の影響により、各地で交通機関も大混乱した。駅や空港には長蛇の列ができ、待ちくたびれて座り込む人も。仕事や学校を翌日に控え、旅行客らは焦りをにじませながら“台風一過”を願った。東海道新幹線は一部区間で運転を一時見合わせた。JR東京駅では午前7時すぎから、運行状況を確認する人であふれた。

 親類の結婚式に出席するため上京していた岐阜市の会社員、深津昌明さん(44)は「昨晩のうちに帰ればよかった。台風を甘く見ていた」と、改札横のテレビのニュースを心配そうに見つめた。京都に観光に行く予定だった東京都杉並区の大学4年、長谷川彩佳さん(21)は「友達と約束していたが、あきらめて家に戻る」と地下鉄の改札に向かった。

 東京・羽田空港の国内線第1ターミナルでも、旅行客らが出発ロビーにあふれ、疲れ切った表情でソファに座っていた。東京に出張していた佐賀市の会社員、古賀博文さん(57)は、搭乗予定だった午後0時半の福岡便が欠航になり、「予想はしていた。開き直って待ち続けるしかない」と苦笑いした。」

ちなみに、

msn産経ニュース  2013.9.16 22:38

台風の進路でなぜ竜巻が起きたのか?

「15日から16日にかけては埼玉、群馬両県の他に三重県志摩市や宮城県石巻市などでも突風被害が発生。台風が接近中の地域では竜巻が発生しやすくなる。

 気象庁によると、台風は反時計回りに風を引き込むため、台風の北東側では南東から風が吹く。日本列島に接近中の場合、南東の風によって太平洋上から暖かく湿った空気が吹き込み、大気の状態が不安定に。暖気は上昇気流となり、積乱雲が発達する。一方、日本上空では年間を通じて強い西風が吹いており、下層と風向きが異なることで上昇気流が渦を巻き、竜巻が発生しやすくなるという。

 

 突風被害が発生した場所はいずれも接近中の台風の北東側。気象庁の担当者は「接近中の台風によって竜巻が発生することは珍しくない」と話す。気象庁は職員を各被害現場に派遣し、竜巻が発生した可能性もあるとみて調べる方針。」という。

msn産経ニュース 2013.9.16 22:33

なぜ記録的大雨に? 近畿に雨雲とどまる 紀伊半島豪雨と類似
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130916/dst13091622340033-n1.htm

「各地に大雨をもたらした台風18号。勢力が強い台風ではないのに、各地で記録的大雨となったのはなぜか。気象庁によると、台風の北側に積乱雲が長くとどまったことで雨量が多くなったのが要因。平成23年9月に和歌山県などを襲った紀伊半島豪雨と「似たパターン」(同庁)だった。

 気象庁の基準では最大風速33メートル超で「強い」と分類されるが、台風18号は基準以下の「表現されない」だった。しかし福井県小浜市で16日午後8時までの雨量が413.5ミリに達し、この地点の観測史上1位を更新するなど激しい雨に。小浜市は平年の9月に降る1カ月分の倍の雨量が2日足らずで降ったことになる。

 大雨の原因は、北側に連なっていた積乱雲。要因は太平洋高気圧と台風の相互作用にあるようだ。

 太平洋高気圧は、例年より北東寄りに位置していた。高気圧は時計回りに風を吹き出し、台風は反時計回りに風を引き込むため、台風が北上した際、台風と高気圧の間を通って南から暖かく湿った空気を大量に送り込む流れができた。

 台風は通常、北上して太平洋高気圧を回り込むと偏西風に乗って東へ方向転換し、急速に移動速度を上げる。今回は高気圧を回り込む位置が日本列島に近く、時速約20キロでゆっくり接近したため、15日朝から丸1日かけて雨雲近畿地方にとどまり、雨が降り続いたとみられる。

 平成23年9月に紀伊半島などで98人の犠牲者を出した台風も、北上中に進行方向が迷走して雨雲が長くとどまり、最終的に台風本体が直撃するというパターンで今回と類似している。気象庁予報課の松本積(つもる)予報官(55)は「こんなに日本列島の近くで方向転換することはあまりない。その分、長時間にわたって雨が降り続いた」と説明した。」という。

⇒やはり、台風通過コースの全域の被害は少なかったようですが、観光客絡みの京都、嵐山の冠水は未曾有であったようですが、日本列島の近くで方向転換して、通過コースとなった福島原発タンク堰のオーバーフロー(放射能の含有は?調査中)、および首都圏の取水制限は解消されただろうか?の方が個人的には気になるところです。

 関連投稿:
福島原発の直面する「2つの汚染水」問題  今後の対策の「見える化」およびアイデア公募が必要か!

首都圏の取水制限対策として 東京都 小河内ダムの人工降雨装置の稼働を検討中という。
(2013-08-20 )


地震および津波に係る記載(その54:国内原発停止前後の震源深さに係る雑感)

2013-09-16 | 地震・津波関連

2013-09-16投稿

 3.11後、余りにも国内で多発する中小規模地震ですが、昨年2012年5月全原発が停止後、一度、再稼動した関西電力大飯原発のみ稼動していましたが、昨日、点検のため停止しました。

既報3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’13-4-11)(2013-04-11) でも明らかなように、2013年4月にはいってから相変わらず発生しています。数々の巨大地震予測が提案される中、この間、大地震、大津波には至らず、幸いと思っています。

 個人的には、津波規模に影響を及ぼすという「地震の震源の深さ」に原発から発生するニュートリノとの関連で関心があります。

参考関連投稿:

地震および津波に係る記載-2ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度
原発関連の使用済み燃料から46時中発生しているという。

放射化現象に係る投稿(その9:環境放射能ニュートリノに係るKamLAND 実験研究の現状と期待)によれば、

原子炉から飛んでくるニュートリノや、地球内部から 来るニュートリノ、太陽からくるニュートリノなど自然界のあらゆるニュートリ ノを捕え、ニュートリノと自然の謎に迫る画期的な実験

 個人的には、大地震は

既報地震および津波に係る記載(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)2013-04-22)に記載しましたように、

 巨大地震の発生年月日から、日本では湿度の高い梅雨季に中る6月では東アジア、ロシア東部地域でも台湾の1925年のM8.0を除いた巨大地震に限れば?、発生がないようです。湿度が高いと地震規模が小さくなるのだろうか?と思っています。

 本題から、少しそれますが、

ちなみに、大気圏の水の偏り(湿度、雲)に係る記載として、
参考投稿:
地球温暖化の要因に係る記載(その6:大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)
(2011-11-12)
「水の状態変化」「水の局所的な偏り」を調べるために、

・「MIMIC(気象衛星共同研究所の総合マイクロ波画像)」
 A New Approach to Visualizing Satellite Microwave Imagery of Tropical Cyclones
熱帯低気圧の衛星マイクロ波画像を可視化する新方法(大気圏における可降水量の評価方法)

・ 「Cloudsat(クラウドサット)、カリプソなど」(雲の分布、成分のデータベース)

また、
gooニュース ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
2012年11月13日によれば、

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121113001

  アメリカ、コロラド州ボルダ―にある国立大気研究センター(NCAR)の大気科学者ジョン・ファスーロ(John Fasullo)氏とケビン・トレンバース(Kevin Trenberth)氏は、ある問題の答えを探すため、地球湿度のパターンを研究した。21世紀末の大気中で、二酸化炭素(CO2)濃度が予測通り現在の2倍になった場合、どれくらい暖かくなるかという問題だ。

 気温上昇の度合いを正確に予測する上で鍵を握るのは雲だという。
雲は地球のエネルギー収支に大きな影響を及ぼす。まず、白い雲は日光を反射して地球を冷やす。大気中の高さによっては、毛布のような役割を果たし、熱を閉じ込める。
 しかし、雲は形や大きさ、明るさが目まぐるしく変わり、モデル化が難しい。人工衛星による観測は不完全で、誤差が生じるともいう。

に着目しています。

 また、湿度がなぜ影響するのか?については、既報大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感にて、

天地間に徘徊・標榜するさまざまな電磁波、および、エアロゾル
雨、雲、水蒸気などによって阻害されずに、
活性化状態が続く好天気状態において
天地間における電気および磁気、帯電したエアロゾルの流通経路が電磁気的につながる状態になった時に確率的に発生するのでは???
と最近妄想しています。

  問題は、いつ、どこ(50~100km四方範囲)で、M8.5以上の地震が起こり、高さ10m以上の大津波が発生するか?と思われます。 しかし、突発的な大地震・大津波に対して、的確な予知が科学的に的中できない現状であり、大中小は別にして「またか」「こんな所で」が偽わらざる心境です。
予兆現象に係るメカニズムを解明して、
遅くても1時間前までに地震・津波の予知・予測できるようになることを期待しています。

参考投稿:地震および津波に係る投稿」の整理('11-03-13~'13-03-25)と今後への期待

また、

数多くの投稿のうち印象に残る記載は

地震および津波に係る記載(その1:[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?)(2012-06-17) によれば、

 人工、自然由来環境放射能が地震に影響もしくは関連することは、最近の投稿からも明らかですが、三陸沖はさておいて、火山帯が走っている原発関連施設周辺で地震が多発しているのも事実です。

  話を戻して、

今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その1:'11-03-13~'11-12-27)2012-06-05)
(その3-1:地震・津波規模に係る要因~'12-06-09)(2012-06-10)
(その3-2:地震・津波規模に付随する現象について)(2012-06-17)

を整理しましたが、
 

M8.5以上で震源の深さが約10kmの場合に大津波が発生すると想われますが、

  放射化現象に係る投稿(その9:環境放射能ニュートリノに係るKamLAND 実験研究の現状と期待)の引用で記載した環境放射能もしくは放射線のひとつニュートリノの影響に着目しています。

 既報地震および津波に係る記載(その50:原発周辺の福島沖で危険な兆候 巨大地震前の小康状態か?という。)(2013-05-04)で記載したように、

 もう一度でも、国内の原発が大地震・大津波
に襲われれば、福島の二の舞になると思われます。現状は推して知るべし。

 (今後の着目点)

・環境放射能もしくは放射線のひとつ放射能がベータ崩壊時に副次的に発生するというニュートリノが震源深さにどのような影響をもたらしているだろうか?

 

既報地震および津波に係る記載(その48:地震の予兆という大気イオン濃度と気象との関係)(2013-04-24)で記載した、大気イオンとは環境放射能のエアロゾルのようですが*、

・大気イオンの発生とニュートリノとの関連はどのように成っているのだろうか?最近関心を持っています。

 ちなみに、大規模な地震の前に大気中のプラスイオン濃度が、通常の5倍以上に上昇する現象が観測されています。・・・
通常の場合は、常に大気イオン濃度が1万を下回る値を示しており、あまり大きな変動は見られません。

大気イオン濃度に異常が見られた例
引用:大気イオン地震予測研究会 e-PISCO
大気イオンとはhttp://www.e-pisco.jp/ion.html 

       2011年4月の大気イオン濃度 

*この大気イオンとは、
既報地震および津波に係る記載(その48:地震の予兆という大気イオン濃度と気象との関係)(2013-04-24)で記載しましたが、大気プラスイオンの湿気に対する安定性によって、地震規模、発生数が影響されるのでは?と妄想していますが、大気イオンに係る情報を調べる必要があると思っています。

 静電気は一般的には湿気で消滅しますが、低湿度環境では環境放射能などエアロゾル超微粒子周辺に安定に帯電して大気圏に滞留することによって、電離(スポラディック)層の電子のバランス、オゾン層などさまざまな天変地異要因に影響するのか?と妄想しています。

  帯電エアロゾル210Pbのサンプリングと測定
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=809bf58cfb33b892d0347b6d1b5355d0

 帯電エアロゾルの大気中の濃度異常が地震前兆の指標となると考え,1998年4月より24時間連続で帯電エアロゾルを測定している.大気イオンは主に大気や地殻中の放射性核種からの電離作用,レナード効果,落雷時の放電などにより大気構成分子が電離されて生成すると考えられている.しかし,放射性核種,ラドンガスの崩壊による210Pbはそれ自身が帯電エアロゾルであるという。

 

 ⇒ニュートリノの地震、地殻に対する影響は数々の引用によって提案されていますが、このメカニズムについては定かでないのでは?と個人的には感じています。

 原子炉から飛んでくるニュートリノなのか?地球内部から 来るニュートリノなのか?太陽からくるニュートリノなどか?自然界のあらゆるニュートリ ノが地球内部の地殻、マントルに及ぼす影響について調べる必要があるのではと想われます。

 既報首都直下の前兆か 地震頻度高止まりという。 発生時のシナリオと連動性仮説の紹介。  (2013-06-05)の引用によれば、地震はニュートリノなど物質透過性の高い放射線が地下マグマの活性化を誘起しているのだろうか?今後のカムランドスーパーカミオカンデなどの実験成果に期待しています。

また、既報の引用http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-8109.html
詳しく見るにおいて、ニュートリノが地震連動性にと関係するという仮説が提案されています。

まずそのコメントの紹介です。

はじめまして。いつも興味深く読ませていただいております。まゆみさんのブログで「ニュートリノ」を教えていただきました。ありがとうございます。

21日の深さ10kmの広島の地震の震源は、玄海原発とスーパーカミオカンデを結ぶ直線上にあります。20日から21日にかけて10回起きた深さ10kmの茨城の地震の震源は、J-PARCと女川原発を結ぶ直線上にあります。

さらに、13日の4回の会津の地震、18日の3回の福井の地震(いずれも深さ10km)の震源は、敦賀原発と女川原発を結ぶ直線上に位置し、その真ん中にはスーパーカミオカンデがあります。

「いいかげんもうやめてくれ! 日本が壊れちまう!」
(世界支配層による核爆弾の人工地震なんて、うそっぱち??)

 

 また、ニュートリノは

地震の予兆(電離層の電子数の変化)と関連があるという。
既報地震および津波に係る記載(その28:3.11震災による超高速波動の観測とそのメカニズムについて)(2013-01-28)によれば、

 

 太陽フレアーからのベータ(電子)放射(粒子)線、ベータ壊変時に副次的にニュートリノが発生するという。 

 太陽などの核融合反応のエネルギーのほんの一部として発生するニュートリノは陽子や電子などと同じミクロの素粒子であり、ニュートリノは光速で伝わり、基本的には他の環境放射能、放射線とは異なり、他の素粒子とほとんど作用し合うことなく物質を突き抜けるという。

 環境放射能、放射線とは、宇宙/太陽、地下マグマ、原発、核実験などから、環境中に放出されている巨大なエネルギーを持つ放射性物質(放射能)、アルファ線、ベータ線、中性子線など粒子線による放射化もしくは励起によって、環境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などのさまざまな電磁波を発生させて最終的にはになると想っています
詳しく見る>>
参考情報:
太陽光線http://www.naoru.com/taiyo-.htm

  基本的には、ニュートリノの物質透過性が大きいといわれていますが、
ウィキベディアによれば、
主にマントルを構成するかんらん岩などの超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石から成る下部マントルと核の組成に感度があるという。
他の素粒子とほとんど作用し合うことなく物質を突き抜けるということは、放射化、励起とは無縁なのかと想われますが、実際は超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石)に感度があり、
 また、既報放射化現象に係る記載を調べました。(その10-8:地震予兆現象と環境放射能との関係)によれば、水の励起によって微弱な発光をするという。


 

 感度があるということは、そのような物質には吸収されて、放射化もしくは励起され易く、結果的にどのような放射線・電磁波を発生させているのだろうか?と最近想っていますが、現状個人的には不詳。

 上記と関連して、地球内部のマントル、核のみならず、大気中に浮遊介在している有象無象の黄砂、放射能などエアロゾルに対して
ニュートリノが吸収され易い物質が存在すれば、「爆縮現象」(大きな地震の直前にガイガーカウンターのバックグランド計測値が一時的に異常に低くなる現象)との関連はさておき、環境放射能の変動要因として、そのばらつきにも間接的に影響している???可能性も妄想されます。


・ニュートリノなど物質透過性の高い放射線が地殻、地下マグマの活性化を誘起して震源深さに影響しているのだろうか?

 いずれにしても、この影響は太陽活動、原発稼動状態などが絡んで単純なものではないと想われます。(人工地震の影響は除いて)

 

 原発普及前、原発通常稼動時、3.11による放射能漏洩、国内原発停止をエポックとして統計的に高いM(マグニチュード)の発生時の震源深さに着目して整理したり、備考として、太陽活動の活性度、引力(潮汐)の影響との対応をとる必要があるのでは?と素人ながら妄想しています。

 

 


福島原発の直面する「2つの汚染水」問題  今後の対策の「見える化」およびアイデア公募が必要か!

2013-09-13 | 環境放射能関連

'13-09-05投稿

 既報漏洩放射能が太平洋で希釈されず、さらに「海のホットスポット」の汚染を拡大させるという!の引例で調べたように、「福島第一原発からの海洋に流れ出た放射能汚染水は、それほど薄められることなく、太平洋に「海のホットスポット」を作ってしまう、と各国の科学者が結論付け、日本の政治家、官僚、学者たちを、密かに「無能のグズ」だといい始めているという。

 世界中から日本に対する怒りが爆発するでしょうともいう。

 原発は一度事故が起これば、たった一地域の漏洩事故によって、
事故後、世界の技術の粋を集結した収束体制にもかかわらず、危険な作業環境下での関係者の努力にもかかわらず、事前の計画に反して打つ手打つ手が後手に回っています。

関連投稿:
【追加・再掲】各種エネルギー確保の現状 および原発、再生エネの位置づけに係る情報

 この原因はいずれ歴史が証明することになるのでしょうが、震災からまもなく3年になるにもかかわらず、いまだ収束せず、正体不明の放射能による後遺症に対する国民の不安は日増しに拡大していますが、輸入食品に対する規制の動きが韓国などで出ているようです。

 個人的には、
福島原発の汚染地下水の漏洩に対する防衛策は、当面、【追加・再掲】 体内の放射能を浄化する食べ物に係る情報の紹介で記載したように、 そのようなものを接収した場合、現状、何を根拠に気を付けるのかといっても、医学的に後遺症に対する理論だった説得力のあるデータもないし、現実的にはチェルノブイリの被曝との比較、2分している内部被曝の理論「ホルミシス」と「ペトカウ」効果)を理解して、経済的に負担にならないように、できるだけ放射能汚染していないもの、もしくは汚染していないことを前提として体内の放射能を浄する食べ物を選んで食生活するしかないと思っています。

 しばらくすると3年になりますが、内部被爆による後遺症はその人の年齢、体質などによって異なり、既報で引用記載したように、後遺症3・5・8年潜伏期を経て、近未来に発症するのか?または、数十年後にその影響が出るのか?よく解らないのが現状なのか?と、
大地震・津波による被災と同様に杞憂しています。

 特に、トリチウムは水に含まれるので、蒸発すれば、雲となり、全国各地に急速に拡散する?恐れもあるのではとも、最近妄想しています。

 なので、もし後遺症が発症すれば、その災害規模は風任せの広範囲になるのだろうと推察されます。

  話は少し外れますが、何度も引用していますが、

弁財天

 トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect

 

ペンシルバニアにある原発の排気が雪を降らせる様子が気象レーダに映ったらしいwww
"Nuke Effect" snow? Pennsylvania power plant spawns "nuclear" snow plume

「ボクがこれを見たときに思ったこと。
気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていた。・・・」ということから、

HTOは電子(マイナス)を放射することから、既報異常気象に係る記載(その27:ゲリラ雷雨(豪雨)の原因に係る考察)(2013-06-21) で記載しましたように、プラス電荷を帯びた地殻表面引き寄せられて、かつ通常のH2Oと比べて比重が3と大きく、その地域に対して降雨(落下)し易くしているかも???とも想っています。

関連投稿:
【追加・再掲】昨今、多発するわが国の竜巻・突風は環境放射能が影響しているのだろうか?

話を戻して

 放射能表示は通常、ベクレル表示なので、福島沖および停止中の原発周辺も含めた地域の放射能がどの程度か今まで、その汚染の程度がよくわかっていませんでしたが、少しずつ情報公開が進み、最近では関係者の尽力によって明らかになりつつあるようです。
参考関連投稿:
 水とはどのようにあるべきか(その2:純粋な水に含まれる汚染トリチウム水の重量換算はどの程度か?

msn産経ニュース

直面する「2つの汚染水」問題  2013.9.3 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130903/dst13090319280017-n1.htm

「東京電力福島第1原発の汚染水問題は建屋地下に流入する地下水が汚染されていく地下汚染水と、それを貯蔵するタンクからの漏洩との2つがある。

 福島第1原発の1~3号機では、溶けた燃料を冷却するために原子炉に水を注入し続けている。その水が燃料に触れた後、放射性物質に汚染され原子炉建屋地下などにたまっている。

 冷却した水は循環させて再び冷却に使用するので、これだけでは増えない。問題は建屋地下に1日約400トンの地下水が流入していることだ。このため汚染水が増え続けている。

 トレンチ(地下道)内には高濃度汚染水がたまっており、この水が原発の港湾内の海に流出。東電の試算ではトリチウム40兆ベクレル、ストロンチウム10兆ベクレル、放射性セシウム20兆ベクレルが流れた可能性がある。

 こうした汚染水をためているのが地上タンクだ。構内には約930基の地上タンクに34万トンの高濃度汚染水が保管されている。うち約300基は鋼板をボルトでつなぎ合わせた簡易な「フランジ式」。8月19日に推定約300トンの漏洩が合ったのもこの型だ。

 タンクの信頼性が崩壊したことで、多核種除去装置ALPSの活用や、地下水の流入を阻止し汚染される前に井戸でくみ上げ海洋放出することが抜本的な解決策となる。

 しかし、ALPSはトラブルが相次ぎ停止中。タンクからの漏洩場所は井戸の近くで海洋放出も漁業関係者の理解を得るのは難しい状況となっている。」

関連ニュース

「オールジャパン」で対策も効果不透明

「東京電力福島第1原発の汚染水対策は、数百億円規模の国費が投入されることになり、安倍晋三首相の言うような政府が前面にたった取り組みが具体的に示された。政府の示した対策が効果を上げるか否かは未知数だが、国際社会から汚染水対策に注目が集まる中、オールジャパンで取り組むメッセージを発信することにもつながる。

 民主党政権では、事故処理について東電と一定の距離を取り、対策は東電任せになっていた。これにより事故を起こした東電の責任を明確化した格好だが、一方で地上タンク増設など人材や資金面での逼迫(ひっぱく)が、リスクを高めた一因にもなった経緯がある。

 政府が前面に出たとはいえ、今回公表された対策の多くは、東電と経産省が進めてきた廃炉に向けた計画などですでに公表されたものが大半だ。

 建屋を囲むように地中を凍らせる「凍土遮水壁」の設置は前例がなく、約60種類の放射性物質を除去できる多核種除去装置(ALPS)の増設は早期稼働に疑問符がつくなど、抜本的とする対策の効果がでるか否かは不透明だ。

 汚染水問題では、8月に地上タンクからの漏洩が発覚し海洋汚染にもつながる事態に、国際社会の不信感は日増しに高まっている。そうした中で、新鮮味には欠けるものの国を挙げて事故収束に踏み出す姿勢を示すことは、目前の五輪招致へ影響に留まらず、国際社会からの信頼を取り戻す第一歩といえる。(原子力取材班)」という。

PS:09-13

規制委員長「心配ない」=「ピリピリせずに」汚染水問題
時事通信 9月11日(水)16時38分配信

東京電力福島第1原発の放射能汚染水が海に流出している問題で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は11日の定例会見で、安倍晋三首相が国際オリンピック委員会(IOC)総会で「状況はコントロールされている」などと発言したことに関連し、「心配しなければいけないような状況でないことは、私もそう思っている」と述べた。
 田中委員長は根拠として、第1原発の港湾外では海水に含まれる放射性物質濃度が低いと強調した。ただ、港湾外にも放射性物質は出ており、濃度が低いのは海水で薄められたためとみられる。
 また田中委員長は、規制委のこれまでの対応について「非常に良くやっていると思う」と自賛する一方、「メディアもあまりピリピリしないで、よく見ていてほしい」と述べ、報道が不安をあおっていると主張した。」という。

 

⇒やはり、前途多難なようですが、いずれにしても、原発事故の収束は未曾有の難題か?大至急福島原発の直面する「2つの汚染水」問題に対するアイデアの公募、賞金制度など今後の対策の「見える化」が必要か!この先、既報で記載しましたが、これからの時期は予期せぬ大地震の発生も考えられ、想定外の全タンク破壊による未曾有の大漏洩が起こらないことを祈ります。
参考関連投稿:大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感

 


地震および津波に係る記載(その52:ロシアの宇宙飛行士がいう地震予兆「銀雲」の正体とは?)

2013-09-08 | 天変地異・異常気象関連

'13-09-08投稿

既報大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感に記載しましたが、一部の巷で杞憂された地震予知の研究者が近畿圏で9月6日前後に巨大地震が起きる可能性は当面はなさそうです。やはり、大地震の予測はなかなか的中しないようです。

 この予測のみならず、過去、さまざまな予兆現象に基づく予測が提案されていますが、3.11並みの首都圏直下型、駿河湾沖、東海・東南海・南海における地震に対して、数十年にわたって警戒してきまましたが、いまだ起こっていません。 いずれ、時間がたてば、歴史的な実績から発生するでしょうが、殊、大地震・大津波に係る予測は的中していない?と思っています。

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます

 周辺に水分が多いと地震規模が小さくなり、また発生回数も減るのだろうか?と個人的には最近、想っていますが、どのような結果になるかは神のみぞ知ることなのかもしれません。

 言い換えれば、

 すなわち猛暑、ゲリラ豪雷雨、巨大な停滞台風などがなく、人が比較的過ごしやすく、浮かれ気分になりい、からっとした時期に、突如「忘れた頃にやってくる」のでは?と想っています。

すなわち、雨が降らず、地域全体の旱魃が進んでおり、周辺地域の沙地化、必然、空気は乾燥して、湿度が低くなっているものと?推察されます。環境低湿度の影響でM7の割には被災規模が大きいのか?もしくは、M6クラスの大陸移動のストレスでもM7クラスにグレイドアップしているのか?と思っています。

 したがって、

 (個人的な雑感)

  地震の予兆現象、ひいては地震に繋がる前兆として、
 天地間に徘徊・標榜するさまざまな電磁波、および、エアロゾル
雨、雲、水蒸気などによって阻害されずに、
活性化状態が続く好天気状態において
天地間における電気および磁気、帯電したエアロゾルの流通経路が電磁気的につながる状態になった時に確率的に発生するのでは???
と最近妄想しています。

ですから、静電気などは湿度が高いと発生しないので、からっとした気候時には警戒が特に必要か?と思っています。

 既報地震および津波に係る記載(その29:3.11震災による超高速波動メカニズムの関連情報)の引例で記載されていた

 銀雲(ロシアの宇宙飛行士たちは「これが見えると必ず地上で地震が起きる」と言う。)との関連は? 

 大気圏で発生する雲の高さはせいぜい10~20kmですが、60~70kmで発生するという銀雲と地震雲とはどのように違うのか?気になるところです。
 
まさに、大地震の発生は天もしくは神のみぞ知ることなのかもしれません 今回は「銀雲」について掘り下げてみました。

 

銀雲(silvery clouds)

http://www.geocities.jp/semsweb/silveryclouds.html
(一部割愛しました。)

「WAWE社は1999年5月、宇宙飛行士で医師のワレリー・ポリャコフの著書「火星をめざし地球を離れて2年間」を日本で出版した。これは日本語に翻訳されたものである。著者は1994~1995年の438日におよぶ超長期のスペース・ミッションを含め、合計2年間を宇宙ですごした。
 ポリャコフは本書でロシアの有人宇宙飛行の歴史、ミールの建設、無重量状態の生活の特殊性について書いている。また、低軌道で目撃できた地上と宇宙の興味深い現象をいくつか述べている。

異常な現象はもうひとつある。これを非常に鮮明に覚えているのは、この現象が地球で発生する災害と結びついているからだ。それは銀雲のことである。どの宇宙飛行士もそれを見たいと願っている。かくもロマンチックな名前を与えられているこの雲は、地球の丸い表面の地平線の上、それも高度およそ60kmないし70kmでしか見ることができない

 1988年の飛行では、最初のうちは見えなかった。見るべき銀雲がなかったのか、あるいは私がまだ銀雲を見分けられなかったからかはわからない。銀雲とは通常の雲の層と広がりの、切れ目のことだと私は思っていた。そしてもっと経験のある仲間に何度となくたずねた。「あれこそ銀雲じゃないのか?」とたずねると。彼らは「のぞき窓」からちらっと見て、いつもこう言った。「いや、あれは銀雲じゃないよ。銀雲はいったん見たら一生忘れられないし、絶対にほかのものと間違えることはない」。

その時、ミール・スペースラブには6人が乗っていた。ウラジミール・チトフとムサ・マナロフ、私、アレクサンドル・ヴォルコフ、セルゲイ・クリカリョフ、そしてフランス人宇宙飛行士のジャン・ルー・クレティエンだ。ついに私が銀雲を見て、そのことを仲間に知らせると、皆ひどく興奮した。銀雲は実際、非常に興味深い、かなり珍しい現象だからだ。それを見ようと全員が集まり、写真機をビデオカメラを用意した。そして銀雲の見えている限り写真を撮りフィルムに納めた。その後で銀雲の性質と発生について長いあいだ話し合った。

それから全員で持ち場に戻り、そのエピソードのことは忘れていた。しかしその日の夕方、地上との定時交信で、強烈な地震がアルメニアを襲って大破壊を起こし、多数の犠牲者が出たと告げられた。夜明けとともに、私たちはミールがコ-サカス上空にさしかかる時を待ち始めた。その座標は分かっており、間もなくスピタックが見えた。その地方のほかの居住地域以上に、スピタック市は地震の被害を受けていた。煙りとほこりの雲が立ちのぼり、市をおおっているのが見えた。数カ所で、火事の炎まで見えたようだった。自分たちの見たものに、私たちは大いに意気消沈した。これは私の祖国、多民族からなる私たちのソビエト連邦だった。多くの人々、アルメニアの同胞がそこで亡くなり、負傷した。さらに多くが、家を失って取り残された。私たちは深い悲しみを覚えた。

後になって、銀雲と例えば地震のような自然災害には何らかの関連があるという、ある科学者かジャーナリストの言葉を私たちは思い出した。地上に戻ったとき、私は友人たちに自分の印象を語り、ビクトル・サヴィニフとゲオルギー・グレチコから、この関連は事実、存在するのだと聞いた。
 

 2回目のスペース・ミッションで、私たちはスタート直後に銀雲のかたまりを見た。それは今や不安な気持ちを引き起こすものだった。銀雲は、地球上のどこかで起こるはずの自然災害の前兆なのだと私は思った。ミールに到着したとき、管制センターから送られるニュース番組で、破壊的な地震がアメリカのロサンゼルス近くのどこかで起きたことを知った・・・。
Source: 「地球を離れ、火星を目指し2年間」アエロスペース・クーリエ vol. 5 p122」

続いて、

"銀色の雲"は災害の前兆

「それからもうひとつ忘れられない現象がある。それは"銀色の雲"のことで、地上で起きる災害と関連があると言われている。先輩の宇宙飛行士たちもこの銀色の雲に注目し記録に残して、後続の宇宙飛行士たちにもこれに注目するように呼びかけている。
 それは不思議な雲だ。銀色の雲という、まことにロマンチックの名前は、地表が円形になる地平線上の60キロメートルから70キロメートルの上空にしか現れないところからきている。

わたしが1988年に宇宙滞在を開始したころには、どうしてもこの雲を見ることがかなわなかった。あるいは、雲ができなかったのかも知れないし、わたしがこれを見つけることができなかったのかも知れない。
 普通の雲の切れ目や、長く続く雲の尾やそのほか、何でも銀色の雲に見えてしまい、そのたびに「どうだい、今度こそ銀色の雲だろう」と経験豊かな同僚たちに聞いたものだ。ところが、同僚たちはわたしの眺めている窓から外を見ると、即座に「違うね、こりゃ銀色の雲じゃないよ。あれは1回見たら決して忘れられないし、絶対に間違いはしないよ」と否定されてしまう。

こうして1988年も12月7日となった朝方、わたしはミールの右側の窓から、何やら不思議な紡錘状をした銀色のものが、広大な距離に広がっているのを発見した。高さは実際に60キロメートルから70キロメートルかと思われた。これを見た瞬間、わたしはこれこそ銀色の雲だと信じて疑わなかった。

 ・・・

  しばらくして、どこの学者だったか、あるいはジャーナリストだったかが言ったことか思い出せないが、銀色の雲と地上の災害、とくに地震とは何らかの関係があると聞いたことがあるのを思い出した。でも、そのときは、このことを深く追求できるだけの資料を持っていなかった。
 その後、地球に帰還して銀色の雲についての自分の体験を語ったとき、ビクトル・サビーニーから初めて、この両者には明らかな関係があると聞かされた。彼は銀色の雲の研究をしており、この問題は彼の研究プログラムに含まれてさえいたのだ。かの有名なグレチコ宇宙飛行士も、両者の間に関連があることを確認している。
 2回目のフライトの際には、ロケットが打ち上げられ、安定飛行状態にはいるやいなや、巨大な銀色の雲を目にし、不吉な感情に襲われた。少なくともわたしのなかでは、銀色の雲は地上のどこかの災害の前兆であるという理解ができあがっていたのだ。
 問題は、この銀色の雲の位置を判定するのは、非常に難しいということだ。雲は遠い地平線上に見えているのだが、ひとつの窓から見える視界は2000キロメートルなので、その雲がどこからわきあがり、どの地域に広がっているのかを判定することは至難の技なのだ。
 しかし、ステーションに着くまでの間に、管制センターとの無線交信によって、アメリカ合衆国のロサンジェルス市か、あるいはその近郊地域に大型の地震が発生し、大きな被害が出ているというニュースが伝えられた。
Source: 地球を離れ、火星を目指し2年間(WAVE出版)・・・

~(中略)~

宇宙からの緊急報告

  • ロシア生物医学問題研究所副所長、ワレリー・ポリャコフ氏へのインタビュー
     銀色の雲の写真:広範に広がる網状の雲

    スピタック(1988)、ロサンゼルス地震(1994)の他、阪神淡路大震災の前にも東アジア一帯で目撃。

    それ以来ロシアの宇宙飛行士達は
    銀色の雲を見ると宇宙センターへ報告するようになっている

    (声・銀河万丈)


    ロシア自然研究アカデミー(注:自然科学アカデミーでは?)、イゴール・アナンニン教授によれば、
     銀色の雲は高度70~90kmに現れ、主成分は火山灰などに含まれる二酸化ケイ素。因果関係は研究中。

  • 2004年にも宇宙ステーションから目撃報告。(注:新潟中越の直前とは断定せず)* 関連:エディトリアル:ほら貝(Jan15参照)
       地震雲と銀雲:岩石破壊により雲を作る(池谷元伺、第19回大気圏シンポジウム)
        Experimental Study of Cloud Formation by Intense Electric Fields(Jpn. J. Appl. Phys. 39, 2000)

    ~(中略)~

これは銀色の雲ではない(きっぱり)

とのことでした。彼が言うにはこんな雲(地球の周縁部に見える薄い層)だそうです。」
とのこと。

⇒写真は銀雲でないようですが、地震雲とは違う滅多に現れない現象か?四半世紀前に発見された銀雲とのことですが、銀色の雲は高度70~90kmに現れ、主成分火山灰などに含まれる二酸化ケイ素。因果関係は研究中。
とのこと。
今後は、MIMIC(気象衛星共同研究所の総合マイクロ波画像)」(大気圏における可降水量の評価方法)、既報に引用記載した「Cloudsat(クラウドサット)、カリプソなど)」(雲の分布、成分)のデータベースを理解して「水の状態変化」「水の局所的な偏り」
を調べてみることが必要か?と想っています。

 

 次に、地震雲との関連が不詳につき調べてみました。

地震雲、銀雲は存在するのか?
 - 大気圏の電磁気地震学 -
阪大産研 Inter-Nanoscience COE 池谷 元伺
http://motoji-ikeya.jpn.cx/pdf/1jisingumo.pdf

(一部割愛しました。)

「1.はじめに
 民話伝承と市民の報告: 地震の後で、地震の前に奇妙な雲(すじ雲、竜巻雲、うろ
こ雲)が目撃されたとの市民の通報と写真報道が相次ぐ。雲の形態から天変地異を予測
する伝承は古くからあり、地震雲はいくつかの文献にもある。市井には「地震雲研究会」
もあり、雲の観察で地震予知をしている。市民の報告を検討し、間隔が10km ほどのすじ
状雲を衛星画像で探し、中越地震を地震の前に予測しメールで連絡した研究者もいる。
 地震学者と気象学者の反応: 地震学者は、地震予知の三原則として
「地震のマグニチュード」、「発生場所」、「発生時間」
の3 点を厳密に定義し、地震は破壊現象、カオス、非線形現象ゆえに予知は不可能とす
る。中世の神学の三段論法のように明快である。気象学者は「地殻で起こる地震は、大
気現象の雲と関連がない」とする。
 筆者の立場: 雲による地震予知の伝承を迷信と切り捨てる前に、「なぜそのような伝
承があるのか?」の科学的な検討(観測データと地殻活動の相関のみでなく、仮説に基
づく実験)が必要である。・・・

 ~(中略)~

4. スマトラ地震の前兆の地震霧?- レーダ、レーザ大気現象と電磁波観測
 インドとジャカルタの変動が4時間のづれできれいな相関関係にあるのが、大気圏の
対流、潮汐に対応しているなど、大気圏研究者(筆者にとってはプロ)の研究内容を知
るき機会を得たことは、本研究会の収穫であった。レーダ、レーザ赤道大気現象観測報
告では、12月から3km以ないに反射域があり、詳しい観測ができなかったという。

 地震前兆の電場によって「地震霧」や「地震雲」が発生することを考えると説明できる。発
生時期と地殻活動との相関、ULFなど電磁波計測と相関を調べることが必要である。

 人工衛星で目撃された地震前兆の銀雲については、その実態はなぞである。筆者は、一
種の地震発光が銀色の雲に見えるのではないかと考える。
 地震の前の電波ノイズや電波伝搬の異常も地震前兆現象として考えられ、主にアマチュ
アによる地震予測の試験的観測が行われ、データがネットで公開され研究者をも巻き込
み始めた。天文観測にアマチュアが活躍するように、アマチュア無線家の観測が目立つ。・・・」

⇒地震雲を含めて地震の予兆とされる銀雲についても、当時は正体不詳のようです。

関連投稿:
地震および津波に係る記載(その28:3.11震災による超高速波動の観測とそのメカニズムについて)2013-01-28)の引例によれば、

NICT  NEWS
http://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/1112/02.html
(一部割愛しました。)

 東北地方太平洋沖地震後、  電離圏に現れた波紋状の波 -大気の波が高度約300kmまで到達- 電磁波計測研究所 宇宙環境インフォマティクス研究室 主任研究員 津川 卓也


 「
はじめに
 高さ約60km以上の地球の大気は、太陽からの極端紫外線(きょくたんしがいせん)等によってその一部が電離され、プラスとマイナスの電気を帯びた粒子から成る電離ガス(プラズマ)となっています。
このプラズマ状態の大気が濃い領域を電離圏と呼びます。この「宇宙の入り口」とも言える電離圏は、高さ300km付近でプラズマの濃さ(電子密度)が最も高く、短波帯の電波を反射したり、人工衛星からの電波を遅らせたりする性質を持ちます。

 電離圏は、太陽や下層大気の活動等の影響を受けて常に変動しており、しばしば短波通信や、衛星測位の高度利用、衛星通信等に障害を与えます(図1)。

 このような電離圏の変動の監視や、その予報につながる研究を行うため、電磁波計測研究所宇宙環境インフォマティクス研究室では、イオノゾンデ網による電離圏定常観測に加え、京都大学、名古屋大学と共同して国土地理院のGPS受信機網(以下「GEONET」)を利用した電離圏全電子数(以下「TEC」)観測を行っています。この観測の中で、2011年3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)の約7分後から数時間にかけ、震源付近から波紋のように拡がり電離圏内を伝播する大気波動を捉えました(図2)


図1●電波伝播に対する電離圏の影響(図をクリックすると大きな図を表示します。)

・・・(後略)」という。

⇒大気圏(10~60km)の水分、火山灰、大気イオン、環境放射能などエアロゾル、スペースデブリ(宇宙ごみ)などの存在が銀雲の発生に影響していることが推察されます。

 


(google画像検索から引用)

 

関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その6:地震予兆としての異常発光現象のメカニズムの仮説)

(2013-01-15)


【追加・再掲】昨今、多発するわが国の竜巻・突風は環境放射能が影響しているのだろうか?

2013-09-04 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'13-09-04

 竜巻といえば、米国では物凄い規模のものが発生していますが、個人的には、わが国では、竜巻というより、今まではむしろゲリラ竜巻、突風、俗な言葉?でつむじ風といった程度の規模のものしか発生していないと思っています。

参考投稿:
天変に係る記載(その26:<追加>アメリカ中部 オクラホマ州で巨大竜巻に係る雑感)
(2013-05-24)

 

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 個人的には3.11後、特に、ニュースとなる規模の突風が発生しているのでは?3.11によって大気環境が違ってきつつあるのでは?と思っています。

最近、首都圏で竜巻・突風がまたまた発生したという。

msn産経ニュース
越谷・松伏、恐怖の瞬間ルポ「爆風とは違う嫌な感じの風だった」
2013.9.3 09:46
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130903/dst13090309480008-n1.htm

 「崩れ落ちる建物、散乱するガラス、行く手を阻むがれき…。越谷市を北東に進んだ突風で、同市大松や大杉地区はわずかの間に街の表情が一変した。

 田畑が点在する閑静な住宅街の両地区では、電柱がなぎ倒され道路をふさぎ、自動販売機も横倒しに。屋根が吹き飛んで骨組みだけがあらわになった民家が散見された。

 「感電の恐れもありますので、電線には近寄らないでください」。地元の消防隊員が住民を制止する場面もみられた。

 大松地区の男性(78)は大きな雷の音がしたため、自宅の雨戸を閉めた直後に突風に襲われ、屋根が飛ばされた。居間には飛んできた扉が突き刺さり、ガラスが散乱していた。

 「戦争も経験したが、爆風とは違う嫌な感じの風だった。生きた心地がしなかった」。男性はこう話し、夜間まで変わり果てた自宅の片付けに追われた。・・・」という。

 ⇒ゲリラ豪雨同様、を伴ったようです。

 最近から遡って、比較的規模が大きくて話題に登った印象に残る発生地域について、以下、関連記載を再掲しました

 '13-05-09投稿
既報竜巻・突風など強風発生と地磁気異常、高環境放射能、地震・地割れ地域との関連に係る雑感(修正・追加) 

喉元過ぎれば暑さ忘れるごとく、5月9日は風の強い日でした。
昨年の同時期の異常気象など天変地異に係る記載(その1:茨城県周辺の巨大竜巻、鯨の打ち上げ)2012-05-08では、今なお地震が頻発している茨城県周辺で巨大竜巻が発生しましたが、今年も昨年同様日本列島の通津浦裏で突風が吹き荒れているという。

PS:(2013-06-08)久しぶりに規模が小さく局所的ですが、突発的に発生することもあり、何らかの発生原因の究明と対策を期待します。

日テレNEWS24 茨城県の水戸地方気象台によると、8日、同県古河市の市立下辺見小学校で吹いた突風は竜巻ではなく、「つむじ風」とも呼ばれる「塵旋風」と推定されたという。

 特に、強風発生要因として、地殻変動との関連があるのか?と推察されますが、大気(窒素、酸素、、水蒸気、CO2、水素、オゾン・・・)、エアロゾル火山灰、砂塵、放射性塵、・・・)が相互に影響しあっているのでは?地磁気の異常と併行して発生しているようにも想われます。

 強風、磁気異常、地殻変動が起こり易い地域の高環境放射能要因についても詳細に調べる必要があるのだろうか?

環境放射能とは
 地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている
 巨大なエネルギーを持つ放射性物質(放射能、放射線)
(主に、エアロゾル化している大気圏放射能)からの
アルファ線、ベータ線、中性子線による放射化もしくは励起作用
によって、

 環境中のさまざまな物質をガンマ線、紫外線などの有害な電磁波
を発生させて最終的には熱になる可能性が推察されます。
>>詳しく見る

PS:(2013-09-04
今回の突風は9月上旬での発生であることで、湿度が高いか?大気中に蒸発した水蒸気が多い梅雨時、猛暑時では少ないのだろうか?

 また、茨城県での地震は多いが、震源は主に、茨城県沖

 地殻変動において
巨大地震が発生しない内陸地域では大規模な地割れ、地すべり現象
が突如発生しているようです。

 <浜松市の茶畑で土砂崩れ> 
浜松市内では同時期に突風も発生しています。
(詳しくは以下の2013-05-09 本文)


引用:msn産経ニュース                   
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/ 
130423/dst13042313120003-n1.htm
                          

 今回の竜巻・突風、ゲリラ豪雷雨など
異常気象の一因として、

環境放射能の影響が考えられますが、
既報放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)の引例
弁財天
トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect

「ボクがこれを見たときに思ったこと。
気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていた。
今、その現象がドップラーレーダーに映った。
「核の効果による降雪」
ペンシルベニア州のシッピングポートの近くにあるビーバーバレー原発で寒空に排気する熱と蒸気が「核の効果」を起こし風下に雪を降らせた。最大1インチの積雪が観測された。地域的な降雪現象。
以下はピッツバーグの原発の排気が風下に降雪させてるドップラーレーダー画像。・・・
異常気象の原因はCO2だと断言してるけど、そのCは炭素14なんじゃね。さらに原発が放出してる水蒸気のH2OのHはH3(トリチウム)なんだろうな。こんなのがちょっと大気中に存在するだけで気象が大きく変動する。電離層を透過し僅かに到達する宇宙線で雲ができるくらいなのだから当たり前か。←クリプトン85が露点を低下させる効果があることが判ってる。気温上昇の原因。・・・(後略)」という。

 
地磁気異常については、既報天変に係る記載(24:5月太陽活動がピーク 東京でオーロラが見えると地球の磁気圏が吹き飛ぶという)で記載したように、太陽の活動がピークに達する5月、大量の放射線や電磁波を地球にもたらす“太陽嵐”(ソーラーストーム)が放出される可能性がNASA(米航空宇宙局)から指摘されているという。

 また、数ある環境放射能の発生源のうち、大陽・宇宙からの粒子線(α線、β線、・・・)、電磁波(γ線、紫外線、可視光、赤外線・・・)および電離(スポラディック)層の異変などの影響によって誘起されていないか?と天変現象由来の環境放射能との関連で文字通り、杞憂していますが、

いずれにしても、基本的には、

 古くから語られる所謂、太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる宇宙環境からの放射線、電磁波の変動のみならず、

   SPRINTARSの大気汚染粒子黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、突風、竜巻、嵐など強風地磁気異常および、地震もしくは地割れなど地殻変動が起こりやすい地域、および、環境放射能の増加と対応している現象でしょうか?


 強風発生に影響するという大寒気団、積乱雲、地表との温度差がどのような要因、メカニズムで発生するのか?問題点と思われます。

関連投稿:
富士山で異変!巨大地震の予兆か 林道陥没、浜名湖周辺ではアサリ激減、アユ大量死という。

FNN
各地で強風 建物倒壊や落下物でけが人も
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00245550.html

7日、各地で強風が吹き建物が倒壊したり、落下物でけがをするなどの被害が出た。
静岡県では、7日午後4時ごろ、浜松市天竜区で突風が吹き、畑にある農機具小屋2棟が倒壊した。
また、100メートルほど離れた駐車場に止めてあった軽自動車が横倒しになったという。
けが人はいなかった。
静岡地方気象台は、「当時、上空に積乱雲はなく、竜巻が発生した可能性は低い」と説明している。
東京都では、午後3時半ごろ、JR新宿駅近くのビルの屋上に設置されていた看板が強風で壊れ、看板の一部がおよそ30メートル下の歩道に落下した。
その際、付近を歩いていた女性に看板の一部が当たり、女性は軽傷を負っている。
」という。

 昨年(’12)の竜巻ほどではないが、今年(’13)は各地に分散して突風紛いの強風が吹き荒れているようです。

 ちなみに、昨年の突風の発生原因に対して、個人的にどのような記載、妄想をしていたか?を紐解いてみました。

「・・・5.6の新聞・TV報道によれば、茨城県、筑波市、栃木県など関東地方、福島県など東北地方周辺に、わが国史上最大とも伝えられる「巨大な竜巻、突風、つむじ風」が頻発しました。

 昨年(’11)末、伊豆半島沖で発生した地震、竜巻現象と伊豆半島の網代で打ち上げられた鯨の記事と同様の3点セット。

 最近の中規模地震も含めて、震災前からの茨城県周辺で観られる地磁気異常など数多くの異変。

 TV情報によれば、竜巻は大陸からの大寒気団、積乱雲の発生による地表との温度差が大きいと起こりやすいとのこと。 

 付随現象として、天候の急変、雹(ひょう)、豪雨、天空からの黒い粉(一種のエアロゾル)の降下を伴なう。

どのような地域(地質)でどのようなメカニズムで発生するのか?」と。

⇒基本的には、突風周辺地域では地震頻発地域における特徴である地磁気異常、鯨などの打ち上げ、天候の急変などを付随するようです。

 偶然の一致かもしれませんが、今回顕著な突風が発生した浜松天竜地区では'13-04-30に浜松市天竜区の茶畑で土砂崩れが発生しています。この原因として、個人的には、地殻の含水量の異変(減少か?)によって地質が流動化しやすくなり、滑りやすくなったためか?と推察されます。というのは、浜松など遠州灘周辺地域は東名走行中に風が強いことは有名ですが、水が蒸発でもし易かったのだろうか???

  まさか、東京でオーロラは肉眼で見えない(発光強度が微弱で発生しているかも?)でしょう?が、電磁圏のみならず大気圏にも電子や陽子などのエネルギーの高い荷電粒子や、紫外線・X線などが増加しているかもしれません。これらの影響で地殻⇔大気間の電荷の異変によって「風が吹けば桶屋が儲かる」的な地磁気異変が起こっているのでしょうか???
 
 今回、突風が発生した東京では巨大地震が発生し易いといわれ、最近の情報では地下水が増加しているという。ただし、地下水の増加だけではなく、環境放射能などの異変によって大気圏の電荷が変化していることにも注意が必要か?と妄想しています。

 また、富士山麓の河口湖の旱魃化と同様、土砂崩れが発生し易い浜松天竜区など風が普段、強い地域は乾燥して旱魃化が進んでいる?と妄想されます。