’13-05-25 投稿
今まで経験したことない未曾有の季節はずれの猛暑がやってきました。インドでは48℃(05-23)に達したという。
AFP BB News2013年05月23日 19:53
気温48度の猛暑、赤ちゃん猿もぐったり インド
「インド北部では夏を迎え、各地で連日、気温が48度近くまで上がる猛暑となっている。首都ニューデリー(New Delhi)では22日、5月の気温としては過去最高の45.6度を記録。アラハバード(Allahabad)でも最高気温が47.28度となり、赤ちゃん猿がお母さん猿にしがみついて日陰で涼んだり水を飲んだりする様子も見られた。」という。
⇒5月のインドの平均気温について現状不詳ですが、
既報異常気象など天変地異に係る記載(その11:インド、寒波で多数死亡とはなぜなのか?)(2013-01-12)で記載したように、年初来から、インドのみならず、北半球高緯度各地域での寒暖差の増幅傾向が続いていましたが、まさか低緯度の亜熱帯~熱帯地域でと想われるインド周辺地域でも寒波から、一転猛暑に見舞われているようです。
わが国でも、最近5月にしては暑い日が続いて、押しなべて初夏並の暑さになっています。
参考:東京の気候(気温、降水量)
詳しくは>>http://weather.time-j.net/Stations/JP/tokyo
また、真夏に近い猛暑地域もあったという。(2013-05-24)
既報桜が咲いた後というのに寒さ暑さの繰り返し(2013-05-02)
つい20日ほど前の ゴールデンウィークになってもこの寒さ!5/6北海道で降雪(2013-05-06)が嘘のようです。
また、以前、濃霧に苛まれた中国以上にインドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という(2013-03-03)ように、大気汚染が疾病のみならず、気象異変にも何らかの影響を与えていると想われます。
話が少し外れますが、
ちなみに、既報(その8)によれば、2012年の夏、北半球の米国では観測史上最も暑い年に見舞われて、暑さのため7月には国土の61%が干ばつに見舞われたという。
また、南半球のオーストラリアでは既報(その9)(2013-01-11)によれば、
47ニュース
豪州は猛暑記録40年ぶり更新 大規模な山火事相次ぐ
「・・・各地の最高気温の平均が7日連続で39度以上となり、従来の記録を約40年ぶりに更新した。世界気象機関(WMO)によると、シドニーを州都とするニューサウスウェールズ州で5日に47・7度を記録するなど南部で軒並み過去最高を記録した。・・・」という。
加えて、アメリカ中部 オクラホマ州で巨大竜巻(2013-05-24)
での気象異変は記憶に新しいが、温暖化との関連?も。
によれば、
竜巻と地球温暖化に関連性はあるのか?
「・・・現段階では、天候の100%予測は難しい。特定の異常気象と温暖化の結び付きを単純な論理で説明するには無理がある。しかし、昨今の気候パターンと温暖化との間に、なんらかの関連性を推し量ることはできる。例えば、一昔前より頻発している降雨の統計データから、温暖化がもたらす水蒸気量の増加が異常気象の発生につながっているという研究結果も報告されている。・・・」という。
このような未曾有の季節はずれ、場違い、日毎の寒暖差などの
気象異変現象は
・5月太陽活動がピーク (2013-05-05 )
すなわち、
古くから語られる所謂、太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる宇宙環境からの放射線、電磁波の変動のみならず、
・ハワイ上空のCO2濃度が400ppmの初の大台超え (2013-05-11)
一般的な温暖化要因のみだけでは整理されなく、
最近では、SPRINTARSの大気汚染粒子、黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーの減衰状態が大幅に変動する影響が推察されます。
個人的には温暖化と寒冷化とは表裏一体と想っていますが、気象異変現象(寒冷化/温暖化)については
、水蒸気、CO2など温室効果ガスの濃度分布(プロファイル)が何らかの原因で薄くなったり/厚くなったりして、熱が宇宙空間に逃げ過ぎ/逃げなくなっているのでは?と既報で想っていましたが、
もうひとつ考えられるのは、環境湿度、雲の形や大きさ、明るさの影響があるという。
参考情報:
関連投稿:(その5):米国東部のハリケーン厳戒態勢の引例
gooニュース 2012年11月13日
地球温暖化、最悪のシナリオが現実に? によれば、 気温上昇の度合いを正確に予測する上で鍵を握るのは雲だという。雲は地球のエネルギー収支に大きな影響を及ぼす。まず、白い雲は日光を反射して地球を冷やす。大気中の高さによっては、毛布のような役割を果たし、熱を閉じ込めるという。
すなわち、水蒸気、CO2、メタンはじめとする温室効果ガスは単に赤外線を吸収して宇宙に放出させない効果ですが、
環境放射能 など有害な大気汚染粒子(エアロゾル)は太陽光のみならず、環境中の各種の放射線など電磁波を吸収して最終的に熱化させて水温を上昇させるので、地球温暖化の原因となると思っています。
高さ方向に含まれている大気汚染粒子の質/量および粒子径の変化によって、水蒸気量および雲の形、量/質のバランスに影響していると現状推察されます。
大陸からの越境大気浮遊粒子(2013-03-25)黄砂
オーストラリア西部の赤い砂嵐(2013-01-16)ハブーフ
など有象無象のエアロゾルも含めて
大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!(2013-02-23)で記載したように、
化石燃料の消費によって発生するCO2、SO2などSOX、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質に加えて、大気汚染微粒子としての燃焼煤、硫酸塩などと黄砂、環境放射能との「ハイブリッドな大気汚染」によって、
わが国でも気象庁の今夏の予想によれば、特に、7月は猛暑傾向になるとのこと。
連日40℃を越す可能性も彷彿させる昨今でもあり、未曾有の猛暑にならないことを願っています。
参考関連投稿:
大気エアロゾル粒子と寒冷化現象との対応(2013-01-31 )、大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感(2013-01-23)、気候の寒暖に大気中の汚染粒子は関係するのか?(2013-02-02 )、原因は大気浮遊粒子濃度変化の影響か?(2013-03-13 )
日毎、地域別の寒暖差は上空に浮遊している黄砂など微粒子分布の違いによるのだろうか?
(2013-05-15 )