水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

ダム式で2万kW以上の水力発電所、岐阜県の地下で運転開始という。

2014-05-26 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'14-05-26投稿

 既報再生可能なエネルギーに係る記載(その26:水力発電に再び脚光、小水力発電の現状)(2013-11-25)にて記載しましたが、

日本の小ドイツとも言われる長野県では

日本最長の信濃川が流れる長野県では水力発電が盛んで、中でも「小水力発電」の導入量は全国で第1位である。県内の電力需要の2割以上を満たし、大規模な水力発電と合わせると6割近くに達する。2020年までには太陽光発電も大幅に増やして自給率をほぼ100%に高める計画だ。[石田雅也,スマートジャパン]・・・という。
続きを読む>>

 また、人知を結集した復旧作業にも係らず、いまだに御しきれない地震大国の日本での原発事故災害、最終処分と比べて、

 個人的には、特に、わが国では、丘陵を利用した小規模水力発電、排他的経済水域を利用した海上風車などは立地、気象条件さえ満たせば、政策補助、開発予算次第では分散型として有望か?と思っています。

 今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理で記載した再生可能な発電(小規模水力発電)より規模の大きい、かつ、大規模ダムより規模の小さいダム発電と治水を兼ねた一石二鳥の「中規模ダム」の建設が立地条件、経済性、生態系への影響には多少目をつぶっても望んでいます。

 既報歴代首相の脱原発発言を収集してその骨子を整理しました。【追加】での引例(小泉発言)のように、「最終処分場を造れなかったのは住民の反対(があったから)だ。こんなことに莫大(ばくだい)な資金とエネルギーを使うなら、国民が協力できるような、自然を資源にしたさまざまなエネルギーのために使った方がいい、というのが私の主張だ。大きな岐路だ。」という。

 水力発電が盛んな岐阜県でも今般、中規模発電が6月に稼動するという。

スマートジャパン

ダム式で2万kW以上の水力発電所、岐阜県の地下で運転開始
  2014年05月20日 http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1405/20/news013.html
(一部割愛しました。)

水力発電が盛んな岐阜県で、ダムの豊富な貯水量を生かした大規模な発電設備が動き出した。日本で最大の貯水量がある徳山ダムの直下に建設したものだ。発電能力が2万2400kWの2号機が5月15日に営業運転を開始して、さらに13万1000kWの1号機が2015年6月に稼働する。[石田雅也,スマートジャパン]

中部電力が岐阜県を流れる揖斐川(いびがわ)の最上流部に新しい水力発電所を稼働させた(図1)。2009年に着工した「徳山水力発電所」で、2基の発電設備のうち2号機が約5年にわたる工事を終えて5月15日に営業運転に入った。発電能力は2万2400kWあり、ここ数年で新しく稼働した水力発電設備の中では最大の規模になる。

・・・
 
この水力発電所は最近では珍しくなった「ダム式」の発電方法による。日本で最大の貯水量を誇る「徳山ダム」から直下にある発電設備まで、145メートルの水流の落差を生かして発電する方法である(図2)。取り込む水の量は最大で毎秒19立方メートルになる。
発電所の建屋は地上にあるが(図3)、水車や発電機は地下30メートルの岩盤の中に造った空間の内部に設置されている。さらに2号機とは別に、はるかに規模の大きい1号機の工事が進んでいて、1年後の2015年6月に運転を開始する計画だ。1号機の発電能力は2号機の6倍に相当する13万1000kWに達する。
 
1号機は2号機と違って、ダムから長い水路を経由して発電する「ダム水路式」である。しかも2号機より深い地下90メートルの場所に水車や発電機を設置する予定だ。ダムからの水流の落差は182メートルになり、水量も最大82立方メートルと多くなる。ただし2号機が常に発電できるのに対して、1号機は電力需要の多い時だけ稼働する。

 1号機と2号機を合わせると、中部電力の夏の供給力を0.5%高めることができる。火力にも原子力にも頼らない自然エネルギーで増やせる発電規模としては極めて大きい。年間の発電量は3億kWhに達する見込みで、一般家庭で8万世帯分を超える電力使用量に相当する。

 発電に利用する徳山ダムは揖斐川の治水を目的に造られたものである。1971年に計画を開始してから、完成したのは37年後の2008年だった。揖斐川流域の開発計画が変更になり、ダムの建設に伴う自然破壊も問題視された。岩石や土砂を積み上げたロックフィル式のダムで、貯水量は国内最大の6億6000万立方メートルにのぼる(図4)。・・・」という。

 
 

福島第一原発の地下水バイパス放出 2年余りを要して万全な監視態勢で5月21日にスタートしたという。 

2014-05-23 | 環境放射能関連

'14-05-23投稿

 既報福島県漁連 地下水バイパス計画を条件付き容認という。(2014-03-25) の「地下水バイパス」計画が実施されたという。

福島民報 2014年523日 (金)
第一原発 地下水、海に放出 バイパスから基準下回る561トンhttp://www.minpo.jp/news/detail/2014052215825

(一部割愛しました。)
「東京電力福島第一原発で原子炉建屋に流れ込む前の汚染されていない地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」計画で、東電は21日午前、排出基準を下回った地下水561トンを初めて海洋放出した。汚染水対策の柱の一つがようやく動きだした。
 初日の放出は午前10時25分から午後零時42分まで実施した。地下水は、排出基準(セシウム134とセシウム137がそれぞれ1リットル当たり1ベクレル、トリチウムが同1500ベクレル)を下回っていることが確認されている。一時貯留タンク(容量千トン)から新たに敷設された約1.2キロの配管を通り、4号機の南側の排水口から海に放出された。
 東電のシミュレーションでは汚染水の発生を1日当たり百トン減らせるとしている。ただ、地下水の流れは詳細につかみ切れていない。
 昨年8月にくみ上げ用井戸の上流部に位置する地上タンクから300トンの汚染水が漏えいした。タンク近くの観測用井戸では今月19日に採取した地下水からトリチウムが1リットル当たり8万5000ベクレル検出された。
 東電は排出基準を超える放射性物質が検出された場合、いったんその井戸からのくみ上げを停止するとしている。
 政府と東電は平成24年4月に建屋への地下水流入対策として地下水バイパス計画を発表した。しかし、風評を懸念する地元漁業者らの反発などで、2年余りを要してスタートにこぎ着けた。・・・」という。

風評を懸念する地元の要望として、

万全な監視態勢を 第一原発地下水放出 浜通り首長安全を風評対策要望http://www.minpo.jp/news/detail/2014052215824

「東京電力福島第一原発事故の汚染水対策として21日に始まった地下水バイパスの放出について、浜通りの首長からは、排出基準の順守や風評を招かないための対策などを求める声が相次いだ。
 いわき市の清水敏男市長は「第三者機関による監視を含め、しっかりと取り組んでもらいたい」と注文した。
 南相馬市の桜井勝延市長は「汚染水の増加防止のための対策としてはやむを得ないものと考えている」と理解を示した。
 広野町の遠藤智町長は「多核種除去設備(ALPS)のトラブルの原因を早急に解明し、万全な体制を構築することが必要だ」と指摘した。
 楢葉町の松本幸英町長は「安全に行い、風評につながらないよう万全を期してほしい」と求めた。
 富岡町の宮本皓一町長は「廃炉に向け一歩前進した。透明性を持って放射性物質濃度を測定することが大切だ」と語った。
 双葉町の伊沢史朗町長は「町民の不安払拭(ふっしょく)に努め、安全最優先で作業に当たってもらいたい」と述べた。
 浪江町の馬場有町長は「復興のシンボルとなる請戸漁港の復旧工事が始まり、これからという時。動向を注視していく」とした。」

⇒第三者機関による監視、排出基準の順守や風評を招かないための対策、多核種除去設備(ALPS)のトラブルの原因を早急に解明、透明性を持って放射性物質濃度を測定

 生簀を造って魚介類の汚染状況を調べることが風評被害の払拭に有効かと思われます。

ATOMICA
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=01-04-03-02
(一部割愛しました。)

原子力発電所からの温排水の利用 (01-04-03-02)
「<概要>
 日本の原子力発電または火力発電の復水器の冷却は海水に頼っており、そこからの温排水は、海水より7℃温度が上昇している。温排水の利用方法は、それが放出された海域で温排水による海水の温度上昇、取放水による海水の撹拌作用および交換作用を利用した魚介類の養殖、海に放出される前の温排水を利用した養殖池での魚の種苗生産および成育、または熱源としての利用などがある。養殖池による温排水養魚は、全国の原子力発電所で実施されているが、それ以外の利用は開発段階にある。欧米の内陸部にある発電所の温排水は15~20℃水温が上昇しており、その活用範囲は更に広く、フランスでは温室での花卉(かき)、野菜栽培に広く利用されている。・・・」


昨今の異常気象、原因は北極の温暖化に伴う風向きの変化?というが、スプリンターズ アーカイブとの関係。

2014-05-07 | 天変地異・異常気象関連

'14-5-07投稿

  最近、世界各国で発生している
年から年中の未曾有の地域における季節外れ気象異変は

 個人的には、水の状態変化によって、猛暑、寒波、異常な台風やハリケーン、洪水、大雪、熱波、竜巻など天変地異・気象異変が世界各地で緯度とは無関係に、特に、北半球で引き起こされていると思われます。


関連投稿:
大気圏の水の偏り、性状変化と天変地異・異常気象との関連に係る参考情報と雑感
(2014-04-24)
 

 

既報大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。
(2014-02-22)によれば、

 「・・・アメリカの東側3分の2を襲った1月の寒波により、気温は平年よりも摂氏11~22度低下。大西洋を挟んだイングランドとウェールズでは、少なくとも248年間で最も降水量の多い期間を経験した。

 干ばつ、極寒、破壊的な豪雨と洪水。・・・」
で提案されている

メカニズム(仮説)によれば、
北極の気温が上がると、北極と低緯度地帯との温度差が小さくなり、寒帯ジェット気流という西からの風が弱まる。通常なら西から東へ強く真っすぐに吹くジェット気流が、現在は北半球の広い範囲にわたって蛇行するコースを取っている という。

 したがって、竜巻、突風によって巻き上げられた砂塵および、その周辺に付着したPM2.5、放射能など有害微粒子の飛来が風向きによって変化して水の偏り(湿度、可降水量)を増幅させているのでは?と推察されます。

  世界の砂漠化の現状 

  

 引用:鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html

  昨今、問題となっている肉眼で見える低空に滞留する濃霧、砂塵、PM2.5以外に、

 大気圏上空(1km以上)を飛来する有害な物質を付着した砂塵超微粒子の影響が大きいと推察されます。
 要するに、上空の正体および出所不明の世界各地で発生した放射能など有害な超微粒子世界を周回?して今まで飛来しなかった地域にも拡散していると想われます。

 上空に巻き上げられた砂塵に付着した有害超微粒子はより遠方まで拡散し易く、その物質の電荷、色調の違いによって、さまざまな気象異変を引き起こしていると妄想しています。

 放射能など有害な超微粒子に係る関連投稿
 
(2011) 
「エアロゾル」に係る記載(その4:インフルエンザウィルス対策)

(2011-01-23)
その年の冬にどんなタイプのインフルエンザが流行するかは、夏の終わり頃に中国奥地の家畜のウイルスを調べて推定し、流行期に間に合うようにワクチンの製造をするわけです。 
http://www.wakando.jp/kaze3.htm
「エアロゾル」に係る記載を調べました。(その2:黄砂の影響)
(2011-01-21)

放射化現象に係る記載(その4:プルトニウムの影響)
(2011-05-24)
気候変動を伴うアジア大陸の砂漠化の進展が日本におけるプルトニウム降下量の増加の原因となっていることをあらためて裏付けるものである。

  (2012) 
週プレ NEWS 2012-12ー05 
中国の大気汚が3年以内に北半球を氷づけにする? /続きを読む
問題は「砂漠化」のみならず砂漠化するはずのないところが砂漠化「沙地化」によって黄砂飛散は来年5億トンになるという。

(2013)  
         
異常気象など天変地異に係る記載(その17:大気汚染粒子が慢性化して寒冷化するという)
(2013-02-08)
エアロゾルに係る記載(その26:大陸からの大気汚染粒子の飛来による諸悪に係る雑感)  (2013-02-14)

東シナ海、日本海沿岸の原発
<中国の原発>                 <韓国の原発>
            

(google画像検索から引用)               (google画像検索から引用)

<日本の原発>


  (google画像検索から引用)

過去の核実験地域

<世界の核実験実施状況>


 
引用:http://www.ctbto.org/specials/
1945-1998-by-isao-hashimoto/
(動画)

「・・・

  」
   引用:中国の高自然放射線地域における住民の健康調査
http://blogs.yahoo.co.jp/osakawsp/4963898.html

   ここ数年来の気象異変が大気汚染粒子、黄砂などが気になるところですが、昨今の北極の温暖化による風向きの変化?によって日本海沿岸を主として深海生物の打ち上げ、捕獲が続いているのも 砂塵に付着した大気汚染粒子の海水中、海底への沈降によって海が汚染して海中のプランクトンなど微生物の棲息に影響しているのでは???と妄想しています。

 北極の温暖化原因はオゾン層破壊が原因かと思われますが、原因は不詳。

まえがきが長くなりましたが、

 大気汚染粒子、黄砂の飛来状況の推移を今回はスプリンター アーカイブによって、どのようになっているのか?調べてみました。

スプリンターズ アーカイブ
引用:九州大学http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション

今回はその中のエアロゾル光学パラメータ(全天大気)
エアロゾル光学的厚さ (合計) (550nm)
オングストローム指数 (from 440 and 870nm)を選択

 エアロゾル光学的厚さ (合計) (550nm)以下の観測されない超微粒子は回折される可能性もあるのでは?と想われますが、砂塵に付着していれば状況は代わると思われます。

 

  (google画像検索から引用)

また、大気圏上空(1km以上)を飛来する有害な物質を付着した砂塵超微粒子の影響も概ね連動しているのでは??と推察されます。

参考投稿:
研究者が警告北京のPM2.5濃度は「もはや核の冬」というが、黄砂に吸着して影響もあるという。

 今回は四半世紀前のデータを比較のために記載しました。

  1986年4月26日チェルノブイリ原発事故による漏洩放射能の影響も?考えて1987年も蛇足ながら記載しました。

1982年1月:この頃でも砂漠地帯での汚染が目立つ

1984年1月:

1987年1月:チェルノブイリ事故後

  000年1月

2012年8月

  以前と比べて変化しているかもしれません。

着目するべき現象か?


大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感   【追加】

2014-05-06 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'13-09-07投稿、'14-05-05追加・修正、'14-05-06追加

  最近、入手した情報を個人的なメモとして追加・修正しました。

 地震プレートテクトニクス大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに振動する日常茶飯事な現象ですが、昨近、伝えられる大規模地震予測、特に、海底地震によって誘起される大津波の発生メカニズムはどのようになっているのか?個人的に不詳につき、気になるところです。

 

 大津波を発生させる地震は浅い震源深さというが、最近、既報岐阜、長野両県の県境付近で震度1以上の小地震が計33回発生したというが、3.11前にも同様な現象あり。14-05-05)で記載しましたが、大地震の予兆ではないか?と気になるところです。

 

 既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 

(個人的な雑感)

 

 3.11並みの首都圏直下型、駿河湾沖、東海・東南海・南海における地震に対して、数十年にわたって警戒してきまましたが、いまだ起こっていません。 いずれ、時間がたてば、歴史的な実績から発生するでしょうが、・・・。

 既報で記載した震度6以上の巨大地震の場合、地震前に、環境放射能値が低下する「爆縮現象」、地下水ラドン濃度(Rn:自然放射能)の一時的な上昇、電磁波ノイズ、地中オゾン濃度の増加などは可能性のある有望な予知プロセスと思われますが、完全に予兆現象を網羅するためには、予算的にも難しいのだろうか? 

  TPO(いつ、どこで、どのくらいのマグニチュード)に則した予測・予知は難しいようです。問題は大地震・大津波の発生メカニズムが完全に解っていないためでしょうか?

  

 大地震に繋がる前兆として、
 天地間に徘徊・標榜する環境放射能、電磁波、および、エアロゾルの活性度が大気圏の水分
雨、雲、水蒸気など)*によって阻害されずに、
 活性化状態が続く好天気状態において、天地間における電気および磁気、帯電したエアロゾルの流通経路が電磁気的につながる状態になった時に確率的に巨大地震が発生するのでは???
と妄想しています。

 ですから、静電気などは湿度が高いと発生しないので、からっとした気候時には警戒が特に必要か?と思っています。

(個人的な仮説)
 地殻の震動、その原点である大陸移動の駆動力として、セラミックスからなる地殻、マントルの組成の違いによって、複数のプレート、断層の界面において、環境放射能(電子、電子ニュートリノ)との反応による圧電効果(電子の発生)および逆圧電効果(震動の発生)および高温超伝導現象(広範囲への電子の移動)が関与しているのでは?と超妄想しています。

ニュートリノ 、ラドン、トリチウムなど環境放射能がどのように作用して変化しているのか?
そのメカニズムの究明を期待しています。

 関連投稿:
地震および津波に係る記載(その14:大津波に地殻の圧電体・高温超伝導体化が影響しないか?)(2012-11-03) 

 参考関連投稿:
 既報地震および津波に係る記載(その49:地震規模および発生数と季節との関連('12-10-01~ '13-04-30))に記載たように昨年は3月、4月、5月は多かったようです。湿度が高い6月の地震が一番少ないか?と思っていますが、台風などの影響で降水量が多いと想われる9月の地震も少ない結果でした。 

地震および津波に係る記載(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)
(2013-04-22)

環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その6:水中での放射時の挙動)    (2011-05-04)などの引例の個人的に整理

環境中の影響範囲とエネルギー  
放射線      水中到達距離     エネルギー 
<粒子線>
アルファ線:  約0.04mm       1~10MeV
ベータ線:    約1~100mm      0.01~1MeV
中性子線*1:  約100mm<    5MeV<
電磁波>*2
ガンマ線:   約1~100mm     0.5MeV<
X線(人工):  約1~100mm     0.001~0.5MeV
紫外線:    約0.1~10m    3.5~1000eV(0.001MeV)
可視光:    約2~50m      1.9 〜 3.1eV                 
                                       (MeV=10×106eV)
*1 500mLのポリ瓶水溶液の水中元素の中性子線放射化分析が可能
*2 電磁波の空気中速さ: 30万km/秒

 いずれにしても、周辺に水分が多いと地震規模が小さくなり、また発生回数も減るのだろうか?と想っていますが、どのような結果になるかは神のみぞ知ることなのかもしれません。

 言い換えれば、

 すなわち猛暑、ゲリラ豪雷雨、巨大な停滞台風などがなく、人が比較的過ごしやすく、浮かれ気分になり、からっとした時期に、突如「忘れた頃にやってくる」のではと想っています。

 環境湿度が影響するのではと想われます一例として、

 既報地震および津波に係る記載(その45:中国 四川でM7地震に係る雑感)で記載した四川地域別報引例深刻化する中国の水不足」によれば、600万人以上が干ばつによる被害を受け、130万人の飲用水が不足しているという。

 すなわち、雨が降らず、地域全体の旱魃が進んでおり、周辺地域の沙地化、必然、空気は乾燥して、湿度が低くなっているものと?推察されます。環境低湿度の影響でM7の割には被災規模が大きいのか?もしくは、M6クラスの大陸移動のストレスでもM7クラスにグレイドアップしているのか?と思っています。

 また、大地震の予兆として目に見える地震雲、雲底の着色現象が有名ですが、

参考関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その4:【再掲】地震予兆である地震雲と環境放射能との関係に係る考察)(2013-05-09)

地震雲については、既報地震(含む津波)予知・予兆に係る記載(その4-2:地震雲発生メカニズム)の引用文献の記載では、

環境放射能が雲の発生形態に及ぼす影響については言及していませんが、朝焼けや夕焼け、月などが異様に赤くなる現象(赤化現象)や、ふつうと違う虹などは環境放射能によって大気中のエアロゾル励起されて発光しているのでは?とも思われます。

詳しくは放射化現象に係る投稿(その3:地震予兆としての異常発光現象と環境放射能との関係)のメカニズムなのかもしれません?

環境放射能と地質(砂鉄鉱床など)との関連には言及していませんが

  もうひとつの引例でも、「・・・地震が発生するときには、凄まじいエネルギーが放出されるわけですが、これは地震が発生したときだけに放出されているだけではありません。地震が発生するまでにも、岩盤が圧縮されて少しずつ崩壊していくのです。
 その岩盤が崩壊するときには圧電効果や摩擦により電荷が発生します。そのエネルギーは大きいもので雷の何百倍になるといいます。  そんなエネルギーが地中で発生すると、地面を伝わり、一部は地表に達します。地表に達したエネルギーは大気に放出されて電荷を帯びたイオンとなります。そのイオンが大気中の水分と結合し雲となると考えられます。
 また、電気エネルギーが発生するということは、同時に磁力や、電磁波、熱、光、音響などが発生することが予想されます。

地震雲以外での地震予知の項目で説明しますが、地震前の発光現象や、地鳴り、動物の異常行動などの奇怪な現象も、地震によるエネルギーの放出で説明できてしまいます。 左図のように、地中で起こった地震の前兆の岩盤の崩壊による電気エネルギーが、地中を伝わり、地表から飛び出したものが、大気中の水蒸気と結合し、結晶化して雲を作り出していると考えられます。  地中の電気エネルギーの伝わり方により、さまざまな形の雲を作り出していると思われます。

 ・・・」詳しく見る>>      

 参考投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」の整理

(その3-1:地震・津波規模に係る要因~'12-06-09) 

 

詳しくは

   [注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?

 放射化現象に係る記載(その10:地震予兆現象と環境放射能との関係)
(2012-03-11:旧ブログ「水徒然」)
地震(含む津波)予知・予兆/対策に係る記載(爆縮現象よる予知の可能性は大)
(2012-02-20:旧ブログ「水徒然」)

  自然放射線強度の高い地域周辺の特異現象

 

  地震の予兆という大気イオン濃度と気象との関係
  地震規模および発生数と季節との関連
 と想われます。
 

 

 既報大気圏の水の偏り、性状変化と天変地異・異常気象との関連に係る参考情報と雑感(2014-04-24) の引例によれば、

MIMIC-TPWによって、
 放射線(赤外線、マイクロ波)を利用して
大気圏における降水可能な水分量の分布、経時変化をさらに詳しく調べることが出来るようです。地震との関連で着目すべき評価方法と想われます。

Morphed Integrated Microwave Imagery at CIMSS - Total Precipitable Water (MIMIC-TPW)
http://tropic.ssec.wisc.edu/real-time/mimic-tpw/global/main.html

 降水可能な水分量が多ければ、必然的に湿度(水蒸気量)も高いと想われます。湿度が高ければ、静電気が消滅したり、電子線は吸収されたりたりして、結果的に赤外線を放出して発熱するのでは?と想われます。

参考:
「4-3 水分子の吸収スペクトル」によれば、http://150.48.245.51/seikabutsu/2003/00213/contents/0006.htm

γ線  X線     紫外線←   → 赤外線          →  マイクロ波
     

            →透過力大← 
              (可視光)                  

 ・・・図4-8では400mm-700mmの可視光領域に対応する波長に関して対応する色が付与されている。この領域では、吸収は少ない。水が透明である所以である。また、特に青色領域から紫外領域にかけて吸収が少ないことも良く知られている。さらに短波長になると水分子に存在する孤立電子対に関する吸収のピークが存在することも水の吸収スペクトルの特徴である。・・・さらに短波長側では内殻励起に伴うX線の吸収に関するピークがある。このスペクトルのうち、水分子内部運動に関する赤外領域でのスペクトルと紫外領域の水分子の電子励起に基づくスペクトルについて、計算を行い比較を行ってみた。・・・

また、 境放射能(電荷を有するエアロゾル)、放射線(赤外線、マイクロ波)の増加によって雲の電荷を変化させたり、電離層のバランスを崩したりすると想われます。

3.11震災による超高速波動の観測とそのメカニズムについて
震災による超高速波動メカニズムの関連情報)
(2013-01)
の引例によれば、
マグニチュード9の地震の前に急速に加熱された日本上空の大気
この原因として衛星は巨大な赤外線放出を観測した。
この赤外線の放出地震直前にピークになったという。

 電離圏は太陽や下層大気の活動等の影響を受けて常に変動して、電離圏の全電子数(「TEC」)が増減して、M6を超える大地震の直前5日間で、電離層の電子数が有意に増加したり、震央付近の電離圏では、地震後に電離圏プラズマ密度(TEC)が減少したという。

  また、電離圏のTECのみでなく、既報の引用In Deep2011年05月20日から、 
3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量が急激に変化していたという。>>本文詳しく見る

 また、地震予兆である地震雲発生メカニズムの記事の紹介の引用によれば、
日本上空の電離層の荒れ方と地震の起こり方の相関関係を調べたところ、M6を超える大地震の直前5日間で、電離層の電子数が有意に増加しているという。

 (参考情報)
 CERON.jp

9月6日頃に近畿で大地震の可能性と警告した研究者が続報を発表! 「9月下旬以前の発生の可能性はない」 | ロケットニュート24
http://ceron.jp/url/rocketnews24.com/2013/09/03/365121/

「先日、地震予知の研究者が近畿圏で9月6日前後に巨大地震が起きる可能性があると話していると報じられた。マグニチュード7.9以上の地震が起きるかもしれないという前兆を観測したというのである。

 だが、直前にならないと、地震が起きるのかどうか判断しづらいとのことだった。続報が待たれるなか、その研究者が観測を続けた結果、今月下旬以前の発生の可能性はないと結論づけたそうだ。

9月6日前後に近畿圏で巨大地震が起きるかもしれないと警告していたのは、山梨県にある­­­­­八ヶ岳南麓天文台・台長の串田嘉男氏だ。串田氏はこれまでに彗星や50個以上の小惑星を発見したアマチュア天文家であり、FM放送の電波を利用した地震予知研究で知られている。

同氏は、8月30日の時点では近畿圏に巨大地震発生の可能性があるとしていた。観測された前兆が9月3日に消滅すれば9月6日前後に地震が起きるという見解を示していたのである。しかし、前兆の消滅・継続は直前にならないと判断が難しいとしており、続報が待たれていた。

その後、9月2日の夕刻の観測結果から、串田氏は9月5~6日前後は地震発生期ではなく、「少なくとも今月下旬以前発生の可能性はない」と判断したというのだ。なお、万が一、状況が変わった場合は、緊急発表をするとしている。

この結果に、ホっと胸をなでおろした人も多いかもしれない。しかし、地震予報の技術が確立されていない以上、地震がいつ起こるかわからない脅威であることに変わりはない。今回、串田氏はこのように判断したが、やはり油断せず、引き続き有事のための備えを十分にしておく必要はあるだろう。
参照元:PHP新書「地震予知」フォローページ (続報No,040、No,041)」

といったように、大地震・大地震には至っていませんが、環境放射能(電子線、ニュートリノなど)、環境放射線(赤外線、マイクロ波、電波など)の異変には巨大地震への予兆と想われ注意しなければと思われます。

                       

 

 

 

  


5月4日、5月5日 小規模地震の群連発が奥飛騨でまた、また発生しているという。

2014-05-06 | 地震・津波関連

'14-05-05投稿、05-06追加・修正

 個人的には、以前から、既報【注目】小規模地震発生地域と大規模地震との連動性に係る情報 小規模地震の群連発には要注意か?!(2014-03-11) には注目していますが、

関連投稿:
昨今の小規模地震発生地域と大規模地震との連動性に係る情報(2014-03-07) 

 

 既報岐阜、長野両県の県境付近で震度1以上の小地震が計33回発生したというが、3.11前にも同様な現象あり。に引き続いて、5月4日、5月5日にも発生。

 三日間にわたって小規模地震の群連発が奥飛騨で発生しているという。

 この間、伊豆大島近海でM6、震度5弱の中地震が発生しており、東日本沿岸および、その周辺との連動性?がありそうですが、3.11の前にも同様な傾向があり、今後5月末までは注意が必要かと思われます。

関連投稿:
今度は駿河湾で深海のサメ「ラブカ」3匹発見・捕獲という。
(2014-03-23)
 

 

 東京新聞

2014年5月4日 19時03分
奥飛騨でまた震度3 岐阜、長野県境
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014050401001210.html

「4日午前9時21分ごろ、岐阜県の高山奥飛騨温泉郷で震度3の地震があった。気象庁によると、震源地は岐阜県飛騨地方で、震源はごく浅い。地震の規模はマグニチュード(M)3・7と推定される。高山奥飛騨温泉郷では午前9時24分ごろと同26分ごろ、午後4時33分ごろにも震度1の地震があった。いずれも震源地は飛騨地方。

 高山奥飛騨温泉郷や長野県松本市の松本安曇など岐阜、長野県境では3日午前以降、震度1~3の地震が頻発している。

 

 4日午前9時21分に起きた地震の各地の震度は次の通り。

 

 震度2=松本安曇(長野)高山上宝(岐阜)▽震度1=立山(富山)長野中条(長野)など。

 

(共同)」という。
 
 

tenki.jp 地震情報で詳しく岐阜県飛騨地方の5月3日から5月4日、5月5日における発生状況を調べてみました。

 

 発生時刻▼震源地マグニチュード最大震度
  2014年5月6日 8時0分頃 青森県東方沖 M4.4 2
  2014年5月6日 0時30分頃 神奈川県東部 M2.7 1
  2014年5月5日 16時49分頃 山口県中部 M3.3 1
  2014年5月5日 14時39分頃 岐阜県飛騨地方 M2.1 1
  2014年5月5日 14時23分頃 岐阜県飛騨地方 M3.3 2
  2014年5月5日 5時18分頃 伊豆大島近海 M6.0 5弱
  2014年5月5日 5時2分頃 茨城県南部 M4.2 3

 

 
 発生時刻▼震源地マグニチュード最大震度
  2014年5月4日 19時1分頃 日向灘 M4.3 2
  2014年5月4日 16時33分頃 岐阜県飛騨地方 M2.5 1
  2014年5月4日 16時10分頃 宮城県沖 M4.0 2
  2014年5月4日 9時26分頃 岐阜県飛騨地方 M2.7 1
  2014年5月4日 9時24分頃 岐阜県飛騨地方 M2.9 1
  2014年5月4日 9時20分頃 岐阜県飛騨地方 M3.7 3
  2014年5月4日 5時42分頃 福島県沖 M3.7 1
  2014年5月3日 23時41分頃 三陸沖 M4.3 1
  2014年5月3日 22時39分頃 福島県沖 M4.2 2
  2014年5月3日 21時15分頃 岐阜県飛騨地方 M2.3 1
 

 

 小規模地震なので余り知れ渡っていませんが、3.11前と同様な異状な地震が続いています。(詳しくは>>既報を見る

 
既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。
 
 
 既報[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?において環境放射能であるベータ(電子)線、ニュートリノ(主に、電子ニュートリノ?)の地殻(主に、砂鉄鉱床)への影響に着目していますが、内陸地の岐阜県、長野県も砂鉄が産出されていますので、何らかの因果関係があるのでは?と推察されます。
 
参考情報:

日本の主な砂鉄産地 
井口一幸著〔古代山人の興亡〕より
http://www.geocities.jp/tyuou59/satetu.html また、「日本の地下水源から出る放射能分布地図発見!」によれば、http://quasimoto.exblog.jp/19238315

  

 
 
 
巨大地震の予兆として、海溝沿いでなくともゆっくりとした、かつ、大した揺れを感じない小さな内陸地においての群連発地震についても油断せず、今後注意することが必要ではないか?と想われます。

 
 また、

 太平洋プレートの潜り込み加速 「新型地震」が迫っている!?という。
(2013-11-02)
3・11の地震で、アスペリティー(固着)が弱くなった分、太平洋プレートの潜り込みの速度が、これまでの年10センチから、年30~40センチに加速しています。そのため、今後も『アウターライズ型』が起き、津波が起こる可能性があるという。
 

 電子基準点を使った地震予測で3.11直前と同じ異変 M7以上の南海トラフ地震の可能性があるという。
(
2013-11-25) 
電子基準点のデータは、GPSをさらに精密にしたようなもので、電子基準点のデータをもとに、地殻変動の動きを観察し続けたところ、最近のデータが、東日本大震災の発生前と同じ異変を示しており、今年12月から来年3月頃の期間に南海トラフでの大地震が起こる可能性があるという。

 ということもあり、今回の内陸地の奥飛騨の活断層における小規模地震の群連発に何らかの影響を及ぼしているのでは??と思われますが、 

小地震の群連発が特定の地域で発生する場合は、巨大地震の予兆のひとつとして、警戒すべき現象かもしれない?と個人的には妄想していますが、浅い地震というが、どの位の深さなのか気になるところです。
 
巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?
 現状、環境中の水分量が少なく、所謂「五月晴れ」に象徴される「からっとした気候」に発生し易いのではないかと?個人的には推察しています。
参考投稿:
地震および津波に係る記載(その49:地震規模および発生数と季節との関連('12-10-01~ '13-04-25))

 今年、これから湿度が低いと思われる5月末までどのような結果になるのか着目しています。

 
 
 
 

岐阜、長野両県の県境付近で震度1以上の小地震が計33回発生したというが、3.11前にも同様な現象あり。

2014-05-04 | 地震・津波関連

'14-05-04投稿

 既報【注目】小規模地震発生地域と大規模地震との連動性に係る情報 小規模地震の群連発には要注意か?!(2014-03-11) に記載しましたように、
 巨大地震が発生した三陸沖において3.11前の数日間小地震が群連発していたことが特筆されます。 

 今後、小地震の群連発が特定の地域で発生する場合は、巨大地震の予兆のひとつとして、警戒すべき現象かもしれない?と個人的には妄想していますが、

 

その後、チリでマグニチュード8.2の巨大地震発生というが、わが国への連動性にも注意が必要か?! (2014-04-03)にて記載しましたが、

わが国への地震の連動性については、

 

 南米西部沖地震といえば、

 

tenki.jp
過去の地震情報 
によれば、
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20140317062309.html

 

 

 発生時刻▼ マグニチュード
  2014年3月17日 6時17分頃   M6.7  
  2013年9月26日 1時43分頃   M7.2  
  2012年10月1日 1時32分頃   M7.4  
  2012年3月26日 7時37分頃   M7.2  
  2011年2月12日 5時5分頃   M7.0  
  2011年1月3日 5時20分頃   M7.2  
  2010年8月12日 20時54分頃   M7.2  
  2010年3月11日 23時40分頃   M7.2  
  2010年2月27日 15時34分頃   M8.6

 

 3.11との連動性がありそうで気になる予兆でないか?と思われます。   

 以前から、提案されている環太平洋火山帯と太平洋プレートの周辺地域に属するわが国とバヌアツ、ソロモン諸島との長期スパンの連動性があるというが、南米の地震についても個人的には連動性があるのでは?と想われます。>>詳しく見る

 要するに、巨大地震の予兆として、大した揺れを感じない小さな地震の群連発だからといって油断せず、今後注意することが必要ではないか?と想われます。

 

 

 岐阜、長野両県の県境付近で震度1以上の小地震が計33回発生したという。

gooニュース
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140503-567-OYT1T50105.html
岐阜・高山で震度3を8回観測…火山とは無関係

読売新聞2014年5月3日(土)21:32

岐阜、長野両県の県境付近を震源とする地震が3日、相次ぎ、午前10時2分頃から午後9時15分頃までに震度1以上の地震が計33回発生した。

 岐阜県高山市で8回、長野県松本市で1回、震度3を観測。気象庁によると、同じ活断層による直下型地震とみられ、いずれも震源はごく浅い。最大のマグニチュードは4・5と推定される。

 

 両県や高山市などによると、人的被害はなかったが、高山市で民家2軒の石垣が崩れた。同市奥飛騨温泉郷の「新穂高ロープウェイ」は同日午前から、運転を見合わせた。同市の北アルプス新穂高登山指導センターでは、登山道に多数の落石があるのを確認。雪崩の危険性もあるため、入山を自粛するよう呼びかけている。

 

 気象庁は、震源がごく浅い場合、連続して余震が起こることがあるとしている。両県にまたがる焼岳の火山活動とは関係ないという。」

tenki.jp 地震情報で詳しく岐阜県飛騨地方の発生状況の一部を調べてみました。

http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/entries?order=&desc=1&max_level=&p

 

 発生時刻▼震源地マグニチュード最大震度
  2014年5月3日 23時41分頃 三陸沖 M4.3 1
  2014年5月3日 22時39分頃 福島県沖 M4.2 2
  2014年5月3日 21時15分頃 岐阜県飛騨地方 M2.3 1
  2014年5月3日 19時57分頃 硫黄島近海 M5.9 2
  2014年5月3日 19時41分頃 岩手県沿岸南部 M3.5 1
  2014年5月3日 19時37分頃 石垣島近海 M3.8 1
  2014年5月3日 18時13分頃 長野県中部 M3.1 1
  2014年5月3日 17時5分頃 岐阜県飛騨地方 M2.9 1
  2014年5月3日 17時1分頃 長野県中部 M3.4 2
  2014年5月3日 16時37分頃 岐阜県飛騨地方 M2.8 1
  2014年5月3日 16時23分頃 長野県中部 M2.2 1
  2014年5月3日 16時20分頃 長野県中部 M3.8 3
  2014年5月3日 16時0分頃 長野県中部 M2.6 1
  2014年5月3日 15時42分頃 長野県中部 M2.5 1
  2014年5月3日 15時26分頃 長野県中部 M4.5 3
  2014年5月3日 15時25分頃 --- --- 3
  2014年5月3日 15時10分頃 岐阜県飛騨地方 M3.6 2
  2014年5月3日 15時7分頃 岐阜県飛騨地方 M3.6 2
  2014年5月3日 15時4分頃 岐阜県飛騨地方 M3.0 1
  2014年5月3日 15時2分頃 岐阜県飛騨地方 M3.1 2

 気象庁発表によれば、 03日22時39分頃地震の 震源地は福島県沖(北緯37.3度、東経141.4度)で、 震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は4.2と推定されるという。

 加えて、tenki.jp 地震情報 2014年5月3日 23時46分発表によれば、三陸沖で震度1の地震が発生しています。

 本件で思い起こすことは3.11前に岐阜高山で小規模地震の群連発が発生していたことです。その後の三陸沖において3.11前の数日間小地震が群連発しています。

 既報にて、震度1以上の3.11前の約1ヶ月間に発生した小規模地震についてどのようであったのか調べたところ、岐阜県飛騨地方で2月27日に小地震が群連発していましたが、

 巨大地震との因果関係については?個人的には現状、不詳ですが、
今回の発表では両県にまたがる焼岳の火山活動とは関係なく、同じ活断層による直下型地震とみられ、いずれも震源はごく浅いというが、東日本沿岸との連動性があるようで、何とも不気味な現象です。巨大地震に繋がらないことを祈っています。

以下、参考までに
tenki.jp
過去の地震情報から、引用しました。

 発生時刻▼震源地マグニチュード最大震度
  2011年2月27日 5時38分頃 岐阜県飛騨地方 M5.4 4
  2011年2月27日 4時49分頃 岐阜県飛騨地方 M2.7 1
  2011年2月27日 4時40分頃 岐阜県飛騨地方 M2.8 1
  2011年2月27日 4時7分頃 岐阜県飛騨地方 M2.9 2
  2011年2月27日 3時31分頃 岐阜県飛騨地方 M2.7 1
  2011年2月27日 3時24分頃 岐阜県飛騨地方 M2.8 1
  2011年2月27日 2時59分頃 岐阜県飛騨地方 M3.2 2
  2011年2月27日 2時49分頃 岐阜県飛騨地方 M2.8 1
  2011年2月27日 2時23分頃 岐阜県飛騨地方 M3.4 2
  2011年2月27日 2時20分頃 三陸沖 M4.8 1
  2011年2月27日 2時19分頃 岐阜県飛騨地方 M4.9 4
  2011年2月27日 0時38分頃 福島県沖 M5.2 3
  2011年2月26日 23時41分頃 三陸沖 M5.1 2
  2011年2月26日 20時28分頃 長野県南部 M3.0 1
  2011年2月26日 18時57分頃 福島県沖 M4.0 2
  2011年2月26日 16時35分頃 福島県沖 M4.4 2