水徒然2

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海洋プラごみ除去、オランダ少年の画期的計画について紹介

2014-07-12 | 生物多様性・生態系異変関連

'14-7-12投稿

 最近でこそニュースにはなっていませんが、原因不詳の深海生物の大量打ち上げ、ないしは捕獲の原因として、別報深海生物の捕獲、打ち上げの原因は海水温度の変化のみでなく、水の汚染による可能性はないだろうか?にて海洋の汚染も影響しているのでは?と個人的には以下の要因

1)海底の酸性化(二酸化硫黄(SO2),硫化水素(H2S),塩化水素(HCl)などのガスが海底で発生)、2)環境放射能の励起・崩壊(→海中微生物の損壊、局所の海水温度の上昇)、3)オゾン(O3)による酸化(地殻の振動・摩擦によって発生)、4)メタンの発生(海底に生息する微生物(古生菌など)の異常繁殖)、5)地電流の変化(地磁気の変動に伴う電磁誘導)、6)磁気の反転(海底火山活動)による“強い電磁波”なども水中生物の異状行動に繋がるのでは?を妄想していますが、

上記に加えて、

MSN産経ニュース
「英国、沿岸の魚の36%にプラスティック片発見」によれば、
2013.1.2413:45
英国プリマス沖で採取された魚のサンプルの36.5%から、
プラスティック片が発見された。
大部分は衣服や生理用品に使用されている合成繊維、レーヨンだ。
プラスティックと一緒に汚染物質が蓄積される可能性もあるという
ことも要因のひとつとして考慮する必要があるのだろうか?

 近年、増加しつつある海洋プラごみは比重が軽く深海生物の棲息する海底には影響を及ぼさないように思われますが、海洋に投棄された原発などからの放射能塵、および最近の砂漠化に伴って大気中に増加している黄砂に電荷的に吸着して海底に沈降して影響する?こともないとは言えず海水の汚染に対する要因として大小さまざまな多種多様の組成からなるプラスチックからなる海洋投棄物の対策および除去について着目していますが、海洋プラごみ除去に対す るオランダ少年の画期的計画を以下に紹介します。

AFP BB NEWS

海洋プラごみ除去、オランダ少年の画期的計画に支援集まる

2014年07月10日 09:03 発信地:ハーグ/オランダ
によれば

【7月10日 AFP】オランダの学生ボヤン・スラット(Boyan Slat)さんは、弱冠19歳にして太平洋(Pacific Ocean)に浮かぶ何千トンもの有害なプラスチックごみをすくい上げる画期的な計画を考案し、そのプロジェクトにはすでに100人もの人たちが参加している。

 世界の海に50万トンあるいは数百万トンも浮かんでいるとされるプラスチックごみは、「プラスチックのスープ」とも呼ばれ、その大部分が5大環流の中で渦を巻いており、漁業や観光業に毎年、数千億円もの損害を与えている。プラスチックごみは海洋生命を奪い、海洋生物が摂取すると食物連鎖に入り込み、イルカや鯨をも巻き込む。

 これまで出されてきた対策案のほとんどは海洋に船を走らせてゴミをすくい上げるというものだが、スラットさんは、海流の力を利用してプラスチックを回収する画期的方法を思いついた。

「待っていれば流れてくるのに、なぜプラスチックを追いかける必要があるのでしょうか」。スラットさんは、AFPの取材にこう語った。

 スラットさんの設計では、それぞれ全長50キロの浮きアーム2本を「V」の形に浮かべて海底に係留させ、そのアームから、皮肉にも強化プラスチックでできたカーテンを、海面下約3メートルまでぶらさげる。

 海流がゴミを「V」の中に押し込み、その端に浮かぶ直径11メートルの円筒形プラットホームにまで送る。プラットホームは、五輪サイズのプール容量よりも多い最大3000立方メートル分のプラスチックを収容でき、これは最終的に船で回収される。大きなプラスチックごみは、太陽光発電のベルトコンベヤーによって、円筒形プラットホームに入るサイズに細かく切断される。

 青い目のぼさぼさ髪のスラットさんは、両親と同居しながら大学で航空工学を専攻していたが、ギリシャでスキューバダイビングをした時にこのアイデアを思いついたという。「海の中には、魚よりプラスチックの方がたくさんあった」

 2012年末に初めてこの案を発表した時には、まさか実現するとは思わなかった。現在、世界各国から集まった100人が、スラットさんのプロジェクトに取り組んでいる。中には、フルタイムで協力する人も何人かいる。・・・

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