'14-01-30投稿
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YOMIURI ONLINE 2014年1月29日(水)22:31
首相、原発再稼働に改めて意欲…参院代表質問
「安倍首相は、29日の参院本会議の代表質問で、停止中の原子力発電所の再稼働を前向きに検討していく考えを改めて示した。
首相は、「電気が足りているとの指摘もあるが、発電所の定期検査の繰り延べや老朽火力発電をフル稼働した結果であり、電力需給は予断を許さない状況が続いていると考えている」と述べた。そのうえで、「日本は昨年、化石燃料の輸入に27・4兆円も払っており、原発がないことで3・6兆円も多く支払っている。徹底的な安全審査を行い、これに合格した原発について再稼働を判断していく方針だ」と語った。・・・」
妄想、杞憂、誤解かもしれませんことを予め断っておきます。
⇒収支改善のための脱原発依存?と想われますが、再稼動をいつまで続けるのだろうか?
即時ゼロなら、再稼動を一切認めない、新設もしないので、余分な杞憂をしないで安全な方向に進むと想われますが、
脱原発依存で再稼動する場合、老朽化原発を廃炉にしつつ、安全審査に耐えうる原発のみを稼動してCO2、PM2.5が発生する火力発電の代替としてウラン原料が安価に調達可能な限り継続するつもりなのだろうか?
3・11の経験から、結果論かもしれませんが、わが国と比べて、巨大地震、津波の発生確率が小さく、比較的に原発稼動による弊害が発生し難い中国、 欧米諸国において、脱原発依存ならいざ知らず、
わが国の場合は定期点検、稼動、原発ゴミ処分、津波など天変地異対策に係る余分な莫大な経費が発生して、結果的には、金銭的のみならず精神的な負担を後世に先送りすることが考えられます。
既報驚異的!スペインの風力発電パワーが原発を超えたという。(2014-01-28)の記載から、再生エネの伸びが目覚しいですが、火力発電、もしくは原発の依存率のどちらかが減少していると想われます。
各種のエネルギーの依存率を100万キロワットの発電所が何基稼動
と仮定すると
一例として、風力発電量はスペインは2~3基、中国7基、米国5基、ドイツ3基で、わが国は0.2~0.3基ですが、
スペインの原発の発電量は風力を下回り、約2基は現状稼動していると推察されます。その他の諸国については今回は記載を割愛しますが、各国とも望ましい脱原発依存を志向していると想われます。
一方、わが国の全発電量は約1億キロワットということから、
再生エネの比率は約3%前後であり、
太陽光などを含めた発電量は約300万キロワットで3基、
原発の比率は現状ゼロですが、3.11前は約30%前後であり、その発電量は約3000万キロワットとなり、30基?と推察されます。
化石燃料3・6兆円の支出に対して、収支改善のために、停止中の原子力発電所の再稼働を前向きに検討される意向ですが、
再稼動に係り、単に、活断層の影響のみならず、3.11並の巨大地震による大津波による制御機能喪失、および太陽嵐による大規模停電などへの余分な配慮、経費が必要か?と想われます。
参考情報:
環境放射能の異変が大気圏、生態系に及ぼす影響に係る記載を調べました。
(2014-01-23)の引例
五井野正博士以外誰も指摘しない放射能による熱圏、電離層崩壊とその影響で指摘されている「・・・NASAが発表した熱圏の縮小、崩壊が拡大すれば、1989年3月13日にカナダ、ケベック州戦域で発生した様な太陽嵐による大規模停電」
個人的には、上記のような問題が発生しない「即時ゼロ」が望ましいと思っていますが、たとえ原発事故がなかったとしても、原発から環境に常時発生している排水、排ガス、および、原発ゴミ(放射性廃棄物)、再生工場、焼却施設、下水処理施設から二次的に発生している有象無象の放射能が後世に与える影響については無視できなくなるのでは?と杞憂せざる得ないと思われます。
原発推進派?の再稼動に係る考え方の一例を参考までに以下、調べました。
BLOGOS
2014年01月09日 01:31
再稼動って何?
http://blogos.com/article/77546/
「日経新聞によると、関西電力の高浜原発を視察した原子力規制委員会の委員が「今夏の再稼働は不可能ではない」とコメントしたそうです。この記事を読んだ小学生のみなさんは「規制委員会が原発の運転を認可してるんだ」と思うでしょうが、実はそうではないのです
スリーマイル島やチェルノブイリの原発事故でも、事故を起こした原発は止めましたが、他の原発は止めていません。「脱原発」を決めたドイツでも、すべての原発は動いています。それを耐用年限のきたものから廃炉にしようというだけです。日本のやっていることは、世界的にみても非常識です。
「原発は特別に危ないんだから、法律より安全のほうが大事じゃないの?」というのは間違いです。原発は特別に危険ではありません。放射能で死んだ人はいません。危険というなら、1万8000人も死んだ津波のほうがはるかに危険ですが、被災者はもとの家に帰宅しています。それは大地震がもう一度おこる確率が非常に低いからです。原発事故のリスクも、確率を考えればゼロに近い。
日本は法治国家なので、原発のような大事なものの扱いは法律で決めないといけません。事故のあと法律を改正しましたが、その法律にも規制委員会が停止命令を出せるという規定はありません。そういう法律は、影響が大きすぎてつくれないのです。
停止命令が出せる場合もあります。たとえばボーイング787のバッテリーが火を噴いた事件では、多くの国で787の運行停止命令が出されました、それでも誰も「飛行機の安全神話が崩壊した」とか「検査が終わっても飛ばすな」とはいいません。それは飛行機が飛ばないと、困ることが明らかだからです。
ところが原発は、787でトラブルが起きたら日本中の飛行機を3年近く止めるような状態です。反原発派の人たちは「電力は足りている」といっていますが、彼らは「飛行機がなくても新幹線で足りる」とはいわない。つまり787の点検が終わったら飛んでいるのに原発が動かないのは、損害が見えにくいというだけの違いなのです。
しかし実際には、787より原発の損害のほうがはるかに大きい。事故後、原発を止めて火力を動かしたおかげで、電力会社の燃料費は9兆円以上も増えました。毎年3兆円、消費税の1%以上の「税金」がかかっているのと同じです。安倍首相は「アベノミクスでデフレ脱却」などと浮かれていますが、こういう悪いインフレは確実に起こっています。去年は貿易赤字も史上最大になりました。
安倍さんは「安全審査に合格するまで再稼動しない」と言っていますが、安全審査と運転は関係ありません。審査が終わって運転できるなら今でもできるし、今できないことは審査が終わってもできません。朝日新聞は「審査が終わっても運転するな」と騒ぐでしょう。安倍さんは靖国参拝なんてつまらないことに決断力を示すより、エネルギー問題にもう少し頭を使ってはどうでしょうか。」とのこと。
⇒「原発は特別に危険ではありません。放射能で死んだ人はいません。危険というなら、1万8000人も死んだ津波のほうがはるかに危険ですが、被災者はもとの家に帰宅しています。それは大地震がもう一度おこる確率が非常に低いからです。原発事故のリスクも、確率を考えればゼロに近い」というように、
即効性の核爆弾と比べて遅効性の原発事故のリスクに対する見解については同感ですが、
3.11による原発事故による放射能漏洩に対する収束も未だに解決できない現実、
また、不慮の事故に対する心構え、万一、発生した場合どのように割り切って適切に収束できるか?の法整備などルールが必要と思われます。
特に、放射能の拡散によって、
「生物多様性 」
クラゲの跋扈の原因は放射能か?
肉牛の放射能汚染
セシウム汚染米とカドミウム汚染例との比較
「内部被曝 」
ホルミシス」と「ペトカウ」効果について
「がん」以外の放射線被曝例
放射線に係る記載(後遺症)
「異常気象など天変地異」
わが国においては想定外の津波によってもたらされた
原発事故などによって、
環境中に漏洩した放射性の超微粒子(エアロゾル)が存在しています。
陸海空の環境中に存在している放射能の物性(組成、粒度など)変化の影響
を含めた諸要因の影響に係る公的な検証、メカニズムの解明が必要か?
わが国のみならず、世界各地で異常気象など天変地異が発生していますが、
現状では、地下マグマ、原発事故漏洩、宇宙線から
環境中に増大している?と想われる
放射能からの熱、高エネルギー放射線による影響があるのでは?
と思っています。
などに影響して、後世に禍根を残さなければと個人的には杞憂しています。
関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)
(2012-12-10)