水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

安倍首相、原発再稼働に改めて意欲というが、脱原発依存の再稼動はいつまでなのだろうか?

2014-01-30 | 地震・津波関連

'14-01-30投稿

gooニュース
YOMIURI ONLINE 2014年1月29日(水)22:31

首相、原発再稼働に改めて意欲…参院代表質問

「安倍首相は、29日の参院本会議の代表質問で、停止中の原子力発電所の再稼働を前向きに検討していく考えを改めて示した。

 首相は、「電気が足りているとの指摘もあるが、発電所の定期検査の繰り延べや老朽火力発電をフル稼働した結果であり、電力需給は予断を許さない状況が続いていると考えている」と述べた。そのうえで、「日本は昨年、化石燃料の輸入に27・4兆円も払っており、原発がないことで3・6兆円も多く支払っている。徹底的な安全審査を行い、これに合格した原発について再稼働を判断していく方針だ」と語った。・・・」

 妄想、杞憂、誤解かもしれませんことを予め断っておきます。

収支改善のための脱原発依存?と想われますが、再稼動をいつまで続けるのだろうか?

即時ゼロなら、再稼動を一切認めない、新設もしないので、余分な杞憂をしないで安全な方向に進むと想われますが、

脱原発依存で再稼動する場合、老朽化原発を廃炉にしつつ、安全審査に耐えうる原発のみを稼動してCO2、PM2.5が発生する火力発電の代替としてウラン原料が安価に調達可能な限り継続するつもりなのだろうか?

 3・11の経験から、結果論かもしれませんが、わが国と比べて、巨大地震、津波の発生確率が小さく、比較的に原発稼動による弊害が発生し難い中国、 欧米諸国において、脱原発依存ならいざ知らず、

 わが国の場合は定期点検、稼動、原発ゴミ処分、津波など天変地異対係る余分な莫大な経費が発生して、結果的には、金銭的のみならず精神的な負担を後世に先送りすることが考えられます。

 既報驚異的!スペインの風力発電パワーが原発を超えたという。2014-01-28)の記載から、再生エネの伸びが目覚しいですが、火力発電、もしくは原発の依存率のどちらかが減少していると想われます
 各種のエネルギーの依存率を100万キロワットの発電所が何基稼動
と仮定すると
 
一例として、風力発電量はスペインは2~3基、中国7基、米国5基、ドイツ3基で、わが国は0.2~0.3基ですが、

 スペインの原発の発電量は風力を下回り、約2基は現状稼動していると推察されます。その他の諸国については今回は記載を割愛しますが、各国とも望ましい脱原発依存志向していると想われます。

 一方、わが国の全発電量は約1億キロワットということから、
再生エネの比率は約3%前後であり、
太陽光などを含めた発電量は約300万キロワットで3基、
原発の比率は現状ゼロですが、3.11前は約30%前後であり、その発電量は約3000万キロワットとなり、30基?と推察されます。 

 化石燃料3・6兆円の支出に対して、収支改善のために、停止中の原子力発電所の再稼働を前向きに検討される意向ですが、
 再稼動に係り、単に、活断層の影響のみならず、3.11並の巨大地震による大津波による制御機能喪失、および太陽嵐による大規模停電などへの余分な配慮、経費が必要か?と想われます。

参考情報:
環境放射能の異変が大気圏、生態系に及ぼす影響に係る記載を調べました。
(2014-01-23)の引例 
五井野正博士以外誰も指摘しない放射能による熱圏、電離層崩壊とその影響で指摘されている「・・・NASAが発表した熱圏の縮小、崩壊が拡大すれば、1989年3月13日にカナダ、ケベック州戦域で発生した様な太陽嵐による大規模停電」

 個人的には、上記のような問題が発生しない「即時ゼロ」が望ましいと思っていますが、たとえ原発事故がなかったとしても、原発から環境に常時発生している排水、排ガス、および、原発ゴミ(放射性廃棄物)、再生工場、焼却施設、下水処理施設から二次的に発生している有象無象の放射能が後世に与える影響については無視できなくなるのでは?と杞憂せざる得ないと思われます。


原発推進派?の再稼動に係る考え方の一例を参考までに以下、調べました。

BLOGOS

2014年01月09日 01:31

再稼動って何?
http://blogos.com/article/77546/

日経新聞によると、関西電力の高浜原発を視察した原子力規制委員会の委員が「今夏の再稼働は不可能ではない」とコメントしたそうです。この記事を読んだ小学生のみなさんは「規制委員会が原発の運転を認可してるんだ」と思うでしょうが、実はそうではないのです

スリーマイル島やチェルノブイリの原発事故でも、事故を起こした原発は止めましたが、他の原発は止めていません。「脱原発」を決めたドイツでも、すべての原発は動いています。それを耐用年限のきたものから廃炉にしようというだけです。日本のやっていることは、世界的にみても非常識です。

「原発は特別に危ないんだから、法律より安全のほうが大事じゃないの?」というのは間違いです。原発は特別に危険ではありません。放射能で死んだ人はいません。危険というなら、1万8000人も死んだ津波のほうがはるかに危険ですが、被災者はもとの家に帰宅しています。それは大地震がもう一度おこる確率が非常に低いからです。原発事故のリスクも、確率を考えればゼロに近い。

日本は法治国家なので、原発のような大事なものの扱いは法律で決めないといけません。事故のあと法律を改正しましたが、その法律にも規制委員会が停止命令を出せるという規定はありません。そういう法律は、影響が大きすぎてつくれないのです。

停止命令が出せる場合もあります。たとえばボーイング787のバッテリーが火を噴いた事件では、多くの国で787の運行停止命令が出されました、それでも誰も「飛行機の安全神話が崩壊した」とか「検査が終わっても飛ばすな」とはいいません。それは飛行機が飛ばないと、困ることが明らかだからです。

ところが原発は、787でトラブルが起きたら日本中の飛行機を3年近く止めるような状態です。反原発派の人たちは「電力は足りている」といっていますが、彼らは「飛行機がなくても新幹線で足りる」とはいわない。つまり787の点検が終わったら飛んでいるのに原発が動かないのは、損害が見えにくいというだけの違いなのです。

しかし実際には、787より原発の損害のほうがはるかに大きい。事故後、原発を止めて火力を動かしたおかげで、電力会社の燃料費は9兆円以上も増えました。毎年3兆円、消費税の1%以上の「税金」がかかっているのと同じです。安倍首相は「アベノミクスでデフレ脱却」などと浮かれていますが、こういう悪いインフレは確実に起こっています。去年は貿易赤字も史上最大になりました。

安倍さんは「安全審査に合格するまで再稼動しない」と言っていますが、安全審査と運転は関係ありません。審査が終わって運転できるなら今でもできるし、今できないことは審査が終わってもできません。朝日新聞は「審査が終わっても運転するな」と騒ぐでしょう。安倍さんは靖国参拝なんてつまらないことに決断力を示すより、エネルギー問題にもう少し頭を使ってはどうでしょうか。」とのこと。

 ⇒「原発は特別に危険ではありません。放射能で死んだ人はいません。危険というなら、1万8000人も死んだ津波のほうがはるかに危険ですが、被災者はもとの家に帰宅しています。それは大地震がもう一度おこる確率が非常に低いからです。原発事故のリスクも、確率を考えればゼロに近い」というように、
即効性の核爆弾と比べて遅効性の原発事故のリスクに対する見解については同感ですが、

3.11による原発事故による放射能漏洩に対する収束も未だに解決できない現実、

 また、不慮の事故に対する心構え、万一、発生した場合どのように割り切って適切に収束できるか?の法整備などルールが必要と思われます。

 特に、放射能の拡散によって、

生物多様性 」 
クラゲの跋扈の原因は放射能か?
肉牛の放射能汚染
セシウム汚染米とカドミウム汚染例との比較

内部被曝
ホルミシス」と「ペトカウ」効果について 
「がん」以外の放射線被曝例
放射線に係る記載(後遺症)

異常気象など天変地異
わが国においては想定外の津波によってもたらされた
原発事故などによって、
環境中に漏洩した放射性の超微粒子(エアロゾル)が存在しています。

 今後、火山灰黄砂と同様に有害なエアロゾルとして、

  陸海空の環境中に存在している放射能の物性(組成、粒度など)変化の影響

 を含めた諸要因の影響に係る公的な検証、メカニズムの解明が必要か?

 わが国のみならず、世界各地で異常気象など天変地異が発生していますが、

 

 現状では、地下マグマ、原発事故漏洩、宇宙線から

環境中に増大している?
と想われる

放射能からの熱、高エネルギー放射線による影響が
あるのでは?
思っています。

 などに影響して、後世に禍根を残さなければと個人的には杞憂しています。

 関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)
(2012-12-10)
 

 

 

 


自民会合で専門家は核のゴミ、国内処分可能というが、安全な核燃料サイクルによる再利用は不可能か?

2014-01-30 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

'14-01-29投稿、01-30修正

 都知事選に立候補した細川氏の都知事選公約判明 「原発ゼロ」で経済成長図るという。に端を発して、既報脱原発と再生エネルギー・省エネに係る雑感にて記載しましたが、

 以前から国政の抱える難問として、

・遅々として進んでいない3.11による原発事故の収束

・原発ごみの処分方法の確立

・ドイツと比べて計画通りに進展しない再生エネ化の挽回

が問われています。

 

 msn産経ニュース 

2014.1.28 15:56

首相「簡単に原発やめる、とは言えぬ」 再稼働の必要性強調

「・・・エネルギー政策について「海外からの化石燃料への依存度が高くなっている現実を考えると、そう簡単に『原発はもうやめる』と言うわけにいかない」と原発再稼働の必要性を強調した。・・・」という。>>詳しくは

 原発再稼動のためには、小泉元首相が提言する東京電力福島第一原発の事故前から最終処分場のめどをつけられなかった事実があり、最終処分場を造れなかったのは住民の反対があったからだという。

 最近の動きとして、

中日新聞 2014年1月28日 21時39分

核のゴミ、国内処分可能と専門家 自民会合でhttp://www.chunichi.co.jp/s/article/2014012801002447.html

「自民党資源・エネルギー戦略調査会(山本拓会長)は28日、原発から出る「核のゴミ」の最終処分を議論する小委員会の初会合を開いた。講師として招かれた高橋正樹日本大教授(火山学)は、北海道東部や東北地方の太平洋側の一部など地層が安定している地域を示し、国内に最終処分に適した場所があると説明した。

 政府は高レベル放射性廃棄物の処分地が見つからないことから、政府主導で選定する方針を示しており、2013年度中にも選定方法を見直す。自民党は小委員会で早期に提言をまとめ、政府方針に反映させたい考えだ。(共同)」という。

 既報原発からの放射性汚染物の廃棄・排出に係る問題および関連情報を調べました。(2014-01-16) の引例、

毎日新聞 2014年01月14日
原発依存か、脱原発か:【基礎知識】原発のごみの捨て場所はあるのか?http://mainichi.jp/ronten/news/m20140110dog00m010053000c.html
によれば、

原発ごみの処分問題として、

「・・・◇最終処分場のある国、ない国

 原発から出るごみは、大きく分けて2つある。

一つは使用済み核燃料、もう一つは廃炉によって生じる廃棄物だ。日本にとっては、目下どちらも喫緊の課題である。

 発電に使ったあとの燃えかすである高レベル放射性廃棄物は、ガラス原料と一緒に高温で溶かしてステンレス容器に入れたもの(ガラス固化体)を、地下300mを超す深い場所に埋める、いわゆる「地層処分」が最適とされている。

もっとも、数万年にわたって処分場の安定が維持できるかどうかは誰もわからない(いまから数万年前といえば、ネアンデルタール人がいた時代である)。そのため、廃棄物を完全に封印するか、当初の数十年から数百年間は取り出し可能な状態で保管するかは、各国によって方針が異なる。どちらにしても、この地層処分がすでに事業としておこなわれている国は、いまのところない。

もっとも実現に近いのが、小泉元首相の「原発ゼロ」発言のきっかけになったフィンランドの核廃棄物処分場「オンカロ」である。処分地として決定済みで、2020年頃には操業を開始する予定だ。この場所の岩盤は、過去19億年、大きく動いた形跡がないという。・・・

処分場選定の動きが見られるが、具体的な候補地が決まった国は一つもない。日本も同様である。」という。

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

⇒個人的には、原発を再稼動すれば、使用済み核燃料廃炉によって生じる廃棄物などの最終処分場のめどをつけられなかった事実からこれ以上の核関連のゴミがでない即時原発ゼロを掲げる方向が望ましいと想われますが、

 半世紀以上前から稼動して、今まで発生して溜まっている原発ゴミ最終処分の安定維持するために、途方もない数百年間~数万年、数億年の長期レンジが考えられていますが、 北海道東部や東北地方の太平洋側の一部など地層が安定している地域はどの位の耐用年数を見込んでいるのだろうか?今後、着目しなければと思われます。

 話が少しそれますが、

もし、2050年までに再生エネの普及による自給が捗らない場合、

  引用:WWF                                     
本文を詳しく読む>>

再生エネの普及は現状は微か

 

 

 

 

 

 


 

 FORUM ETT  暮らしの中のエネルギー 2012-2013年版

http://www.ett.gr.jp/books/kurashi/kurashi2013.pdfによれば、
可採年数は石炭(112年)が最も多く、次いでウラン(93年)、天然ガス(63.6年)、石油(54.2年)ということであり、

 極めて、短期レンジであり、

 既報今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~'12-2-29))にも、記載しましたが、欧米と比べて地震大国であるわが国では3.11原発事故が発生して放射能によって有象無象の被害を蒙っています。

 半世紀以前から、化石燃料の枯渇危機に備えて、再生可能なエネルギーの開発に対する掛け声だけはありましたが、首尾一貫した政策が採られず、地球温暖化会議で採択された「CO2の削減」目標
に対して、我が国においては、CO2を発電時に発生しない「クリーンなエネルギー=原子力」として推進されてきました。
 調べれば調べるほど、知れば知るほど、原発による生態系に与える影響異常気象に与える影響の可能性を杞憂?しています。

 加えて、今までの
発電方式別単価も原発は安いと広告されていましたが必ずしも安くないことも最近報告されています。 

 
原発は必ずしもクリーンではないことも個人的には感じています。 
クリーンとはCO2(温暖化ガス)を発生させないということではなく、CO2の削減は化石燃料を使わないことで達成できる結果論であり、温暖化は大気中に存在する約400ppmの「CO2」よりも数%(数万ppm)存在する「水」のバランスの崩れによってより影響を受けることは赤外線吸収効果から明らかであると想われます。
 CO2の排出削減は重要ですが、それ以上に数多くの核実験、漏洩事故、法定基準内とはいえ常時排出などによって海水温の上昇など周辺環境へ与えている弊の方が大きいと思われます。
詳しく見る>> 

 話を戻して、

 原発ゴミの最終処分について、わが国の諸外国との再生エネの立ち遅れ同様、一朝一夕にはいかないにしても、どこかに見つけなければならないと想われます


それ以上に、一番重要なのはエネルギー資源の確保、自給の観点から、

 原発による生態系に与える影響異常気象に与える影響

の危惧はさておいて、

 今頃、気づいたのは原発について個人的に無知であったためですが、

安全な使用済みの核燃料のリサイクルは可能なのか?、
核燃料サイクルはいつ頃可能になるのか?
原発は未来永劫に渡って自給可能なのだろうか?
が気になるところです。

 今回は個人的にはリサイクルを含めたウランの使用可能な年数について不詳なので、核燃料サイクルの現状に係る記載を調べました。

 

核燃料サイクルって何?

http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/cycle.html

「原子力発電所で使われた核燃料の「燃えかす」(使用済み燃料)から、プルトニウムや燃え残りウランを取り出し(これを「再処理」と言います)、再び燃料として利用する仕組みを「核燃料サイクル」と呼んでいます。

 政府や電力会社は、リサイクルによってウランを有効利用できるとか、プルトニウムはエネルギー資源の乏しい日本にとって貴重な「準国産エネルギー」だと言って、この仕組みづくりを進めようとしています。

 しかし、今ではこのようにしてプルトニウムを利用しようとしているのは日本だけで、ほかの先進諸国は止めてしまいました。

 それは、余りに危険で技術的にうまくいかない上に、経済的にもメリットがなく、さらに核爆弾の原料になるプルトニウムを増やしてしまうなど、さまざまな問題がはっきりしてきたからです。

核燃料サイクルのしくみ

「核燃料サイクル」は、図のように、①軽水炉(普通の原発)を中心にしたウラン利用の流れ=「ウランサイクル」と
②「高速増殖炉」を中心としたプルトニウム利用の流れ=「プルトニウムサイクル」
からなります。この両方が完成して初めて「核燃料サイクルの夢」は実現しますが、その見通しは立っていません。

ウラン採鉱 ウラン鉱山でウラン鉱石を掘り出す。 ウラン鉱山周辺では,ほこりや放置された鉱石のくずなどの放射能によって住民の健康被害が発生している。
精錬 ウラン鉱石から粉末状のウラン(イエローケーキ)を取り出す。
転換 イエローケーキを,濃縮しやすいように六フッ化ウランという気体に変える。 六フッ化ウランは高速道路を使って輸送されているが、万一事故で漏れると空気中の酸素、水素と反応して猛毒ガスが発生し、広い範囲で住民が失明したり、肺をやられて死亡する危険がある。もちろん放射能による被害も。
濃縮 天然ウランには核分裂するウラン235が0.7%しか含まれていないので,これを 2~4%に濃縮する。 もっと濃縮すれば広島型の原爆の原料になる。
再転換 濃縮ウランを粉末の二酸化ウランにする。  
燃料加工 二酸化ウランを焼き固めて「ペレット」にし,金属の管に入れて「燃料棒」にし,それを束ねて「燃料集合体」を組み立てる。
原発(軽水炉) 燃料集合体を原子炉の中にセットし,3~4年間核分裂させる。 原子力発電のしくみ
再処理 使用済み燃料(死の灰)を溶かして,燃え残りウランやプルトニウムを取り出す。日本では東海村に実験用の小さな工場しかないので、今までイギリス、フランスに委託していたが、現在青森県六ヶ所村に大規模な工場を建設中 再処理工場は事故が無くても原発の数百倍の放射能を垂れ流す。イギリスでもフランスでも広い範囲でプルトニウムによる汚染が発覚、子どもの白血病の増加などが報告されている。万一事故が起これば原発以上の大災害になる。まさに「悪魔の工場」。
Pu燃料加工 取り出したプルトニウムとウランを混ぜて「混合燃料」(MOX燃料)に加工し,燃料集合体に組み立てる。 高速増殖炉もんじゅの事故でプルトニウムの使い道がなくなったので、普通の原発でMOX燃料を燃やす「プルサーマル」が計画されている。これは燃料も高くつく上に非常に危険。
高速増殖炉 プルトニウムとウランの混合燃料を炉心に入れ,その周囲に燃えないウラン235をセットして,燃やしながら新たなプルトニウムを作る。 現在の原発=軽水炉よりも桁外れに危険。しかも、耳かき一杯で何万人も殺す猛毒であり核爆弾の原料になるプルトニウムを増やすため、「悪魔の原子炉」と呼ばれる。軽水炉より先に開発が始まりながら結局jすべての国で実用化に失敗。日本でも、研究段階の炉「もんじゅ」が大事故を起こし、実用化は事実上不可能に。政府はそれでも「もんじゅ」の運転を再開しようとしている。 高速増殖炉のしくみ
増殖炉用再処理 増殖炉の使用済み燃料から,プルトニウムを取り出す。 軽水炉の使用済み燃料の再処理よりもさらに困難で危険。東海村に試験施設が建設される予定だったが、もんじゅ事故、再処理工場事故で着工が中止されている。
高純度プルトニウム 増殖炉から取り出したプルトニウムは高純度で,簡単に核爆弾の材料になる。 冷戦の終結、核兵器の解体でプルトニウムが過剰になっており、日本が大量のプルトニウムを持ちながら、さらに増やそうとしていることに国際的な懸念が広がっている。
高レベル廃棄物 使用済み燃料からプルトニウム等を取り出した後の液体廃棄物は,ガラスと混ぜてステンレス容器(キャスク)に詰め,青森県六ヶ所村の「中間貯蔵施設」に保管する。 近づけば数分で死ぬほど放射能が強い死の灰の缶詰。数万年も隔離して管理しなければならない。しかし、ステンレスは何年もつの? 最終的には地中深く埋めることになっているが、数万年も安心できるようなところは少なくとも日本には見当たらない。だから原発はトイレなきマンションと言われる。
低レベル廃棄物 原発をはじめ,あらゆる原子力施設からでる放射能で汚染されたゴミはドラム缶に詰めて地下に埋め捨てる。

超危険な「高レベル廃棄物」以外をすべて「低レベル」と呼ぶが、決して安全なほど低レベルではない。六ヶ所村に「埋設センター」が造られたが、地下水汚染などが心配されている。

 

核燃料サイクルの「夢」

天然のウランには、燃える(核分裂する)ウラン235と燃えないウラン238の2種類がありますが、そのうち燃えるウランは、0.7%しか有りません。

 ウランを燃料にする現在の原子力発電(軽水炉)だけだと、石油よりずっと早くウランを使い果たしてしまいます。

 

 ところが、燃えないウラン238も原子炉の中で中性子を吸収してウランより燃えやすいプルトニウム239に変わります。

 

 そこで、このプルトニウムを取り出して高速増殖炉という特殊な原子炉で燃やします。

 

 その時ついでに、プルトニウム燃料の周囲に燃えないウラン238を入れておきます。

 

 こうすれば、プルトニウムが燃えるかたわらでウラン238が新たにプルトニウムに変わって行き、燃えたプルトニウムより多くのプルトニウムを生みだすはずでした。

 

  このプルトニウムを取り出して再び利用すれば、無限のエネルギーが生み出せる、というのが「核燃料サイクル」という夢物語です。

 

しかし、現実はとんでもない悪夢を生み出します。 

 

 核燃料サイクルの現実(準備中) 」という。

 


驚異的!スペインの風力発電パワーが原発を超えたという。

2014-01-28 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'14-01-28投稿

既報にて脱原発と再生可能エネルギー・省エネについて記載しましたが、

参考関連投稿:
脱原発と再生エネルギー・省エネに係る雑感(その1)
脱原発と再生エネルギー・省エネに係る雑感(その2)

 半世紀前から問題提起されている化石燃料資源の枯渇に対して、再生可能なエネルギーの開発に各国取り組んでいますが、わが国の低迷とは異なり、ドイツと並んでスペインでも進展して頭角を現しているようです。

 ルネッサンスの風が吹くのか?いつの間にかヨーロッパの技術革新の進展には目を見張るものがあります。計画通りに進展しないわが国の再生エネ化の原因は一体何なんだろうか?今更感じる次第です。やはり文字通り風土の違いなのだろうか?国民哲学の違いなのだろうか?

最新記事

原発を超えたスペインの風力発電パワー

Spain, Powered by the Wind
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/01/post-3165.php

スペインの風車といえば、ドン・キホーテ。そのスペインで昨年初めて、風力発電が電力供給源のトップになったことが送電企業の報告書で分かった。全発電量の21・1%を占め、原子力発電の21%をわずかに上回る。これに石炭火力発電、水力発電が続く。

 風力発電量は前年比で約12ポイントの増加で、過去最高だった。風力発電施設は国内のおよそ150カ所に点在している。

 国際業界団体「世界風力エネルギー会議」の報告書によれば、12年の風力発電の総設備容量の1位は中国で7万5564メガワット。6万メガワットのアメリカ、3万1332メガワットのドイツに続いて、スペインは2万2796メガワットと4位だ。以下、インド、イギリス、イタリア、フランス、カナダ、ポルトガルが上位10カ国に入る。

 スペインの再生エネルギー推進には、温暖化ガスの排出削減とエネルギーの国外依存度を下げる目的がある。実際、両者とも08年から減少に転じている。

 ポルトガルでも水力発電と風力発電の割合が増えており、昨年の第1四半期には総発電量の70%以上を再生可能エネルギーで賄うことに成功した。スペインは30%台だから、まだまだ伸びる余地はある。」という。

⇒風力発電にふさわしい風に恵まれていると想われるヨーロッパとはいえ、わが国とは雲泥の差です。

既報再生可能なエネルギーに係る記載(その15:Mgを媒体とした発電・蓄電の現状と将来への展望)の引例によると、

プロダクトサービス特集:環境に優しいエネルギー技術
マグネシウム文明の夜明け −石油に代わる新しいエネルギー
東京工業大学 機械物理工学専攻 矢部 孝 教授   本文を読む

 全世界で使用している電力は年間18兆kWh。100万キロワットの発電所にして2000基分という。

 
もうひとつ、見落としてはならないのが、中国、米国の再生エネ化への重点化です。一方、エネルギー資源に乏しいわが国がいかにCO2を出さない原発に頼り切ってきたかがよくわかる構図です。
関連投稿:
太陽熱温水器の普及率の高さ。次世代の太陽熱利用を制するのは中国か?
(2013-07-14)
 

 太陽光発電と並んで信じられない再生可能なエネルギーに対する世界各国の取り組み、普及の進展に関する意気込みは目覚しいものがあります。

 再生可能なエネルギーに係る記載(その16:サハラ砂漠の2%で世界の電力をまかなう高効率太陽光発電)2013-05-06) 

  msn産経ニュース
サハラ砂漠の2%で世界の電力需要をまかなう高効率太陽光発電http://sankei.jp.msn.com/wired/news/130502/wir13050218230003-n1.htm
「通常の太陽光発電では太陽光のうち最大30%しか利用できないが、IBMは残りの7割の多くを熱として再利用することで、システム全体の熱損失を入射エネルギーの約20%まで減らせる「HCPVT(High Concentration Photovoltaic Thermal)」を開発した。
チューリッヒにあるIBM研究所は4月22日(現地時間)、IBM社のスーパーコンピューター技術を応用した冷却システムにより、集光型太陽光発電(CPV:concentrated photovoltaic)の全体的な効率を劇的に向上させることに成功したと発表した。 

 

 出典(引用統計資料)によって、わが国の再生エネの普及率(稼動)実績然り、各国のエネルギー普及状況は異なっているとは思われますが、

ちなみに、大雑把に診た世界のエネルギー確保の状況は

  引用:WWF                                     
本文を詳しく読む>>

再生エネの普及は現状は微か。

 

 

 

 

 

 

 

であり、風力発電の占める割合は現状、少ないようです。

関連情報:再生エネ普及率
日刊 温暖化新聞
「日本の再生可能エネルギーによる発電量は、たったの3%」
によれば、

「日本のエネルギー源別の発電電力量の割合をみると、火力発電が約7割を占め、次いで原子力(22.5%)、大規模水力(5.8%)となっています。再生可能エネルギーは全体のたった3.2%に過ぎません」
   
<<詳しく見る>>

再生可能なエネルギーに係る記載
(その25:日本とドイツのエネルギー関係データの比較)
(2013-10-31)の引例によれば、

再生可能エネルギーの割合は、
日本1.6% 
VS ドイツ20.3%

 参考: ドレスデン情報ファイル
http://www3.ocn.ne.jp/~elbe/kiso/atomdata04.html
ドイツのエネルギー関係データ

  電力に占める再生可能エネルギーの割合

 

100年の大計を担うべきエネルギー戦略として、核燃料リサイクル、原発ごみの処分技術が確立されていない原発推進が理想かどうか?はさておいて

世界各国のエネルギー事情および風力発電の普及率の近況を調べてみると、

FORUM ETT

暮らしの中のエネルギー

2012-2013年版
http://www.ett.gr.jp/books/kurashi/kurashi2013.pdfによれば、
(関連記載の一部抽出しました。)

「世界の主要国で消費される一次エネルギーの割合(2011年
世界で消費される一次エネルギーは、石油33%、天然ガス24%、石炭30%と、
化石燃料だけで8割以上を占めている。

確認可採埋蔵量(採掘可能と確認される資源量)÷年間生産量=可採年数
可採年数は石炭が最も多く、次いでウラン、天然ガス、石油の順。

アメリカ世界最大のエネルギー消費国であるアメリカは化石燃料に大きく依存し、石油の約6割を輸入に頼っています。一方、アメリカは世界一の原子力大国でもあり、CO2排出削減のため、原子力発電所新設に向けた取り組みも進めています。

ロシアでは近年、国家による資源管理が進む傾向。
ロシアの動向は、今後も世界のエネルギー情勢に大きな影響を与える。

ヨーロッパでは国を越えて電力網・ガスパイプライン網が張り巡らされ、
ヨーロッパ全体で「エネルギー・ミックス」を進めている。

イギリスは数年前まで、エネルギー自給率100%超。
しかし、北海油田の年間生産量が減少し続け、2010年は73%に。

フランスは原子力発電所で発電した電力を、
原子力発電ゼロのイタリアをはじめ周辺の国々へ輸出している。

ドイツはヨーロッパ最大のエネルギー消費国。石炭火力の割合が高く、
原子力発電を進めるフランス・チェコから電気を輸入している。

中国の発電電力量は、ここ数年平均で約2,500億キロワット時増加。
この増加分は、東京電力の年間発電電力量に相当。

東日本大震災以降(2011年度)は、日本の電気の約3割をまかなってきた
原子力が約1割に減り、石油と天然ガスが増加。

再生可能エネルギーは、絶えず補充される自然のプロセス由来のエネルギー。
そのうち新エネルギーは技術的には導入段階だが、普及のために経済支援を
必要とするもの。

原子力発電所から出る使用済燃料を再処理し、再利用できる部分を回収し、
再び発電所で利用する一連の流れを「核燃料サイクル」という。

世界の風力発電導入量(出力)
2011年末
世界計
23,702万
キロワット

中国26%、アメリカ20%、ドイツ12%、スペイン9%インド7%、イタリア3%、フランス3%、イギリス3%、カナダ2%、ポルトガル2%、ポルトガル2%、デンマーク2%、
スウェーデン1%、日本1%、その他10%  ・・・」とのこと。

 既報再生可能なエネルギーに係る記載(その24:世界初の浮体式洋上風力発電「ふくしま未来」 実証実験へ)(2013-10-05)の成果など期待されます。 

 また、既報再生エネの進展には普及状況の見える化と国民総意が必要か?と思われます。

 現状の数%?からどのくらい増加、稼動率が推移しているか?掲示板、等での わかり易い「見える化」によって 再生可能エネルギーによる発電量が世界各国と比較して、今後どのように、進展しているか?も含めて、単位の統一など国民がわかるようなシステムがほしいところです。

補足:
出典によって表示単位が異なり、全体発電量との比較しにくいですが、個人的に整理してみました。

 誤解かもしれませんことを予め断っておきます。

ちなみに、わが国は約10,000億(兆)kWh(キロワット時)で推移
参考:電源別発電電力量構成比 2013 年5 月17 日
電 気 事 業 連 合 会
http://www.fepc.or.jp/about_us/pr/sonota/
__icsFiles/afieldfile/2013/05/17/kouseihi_2012.pdf

上記の引例プロダクトサービス
特集:環境に優しいエネルギー技術では
全世界で使用している電力は年間18兆kWhは100万キロワットの発電所にして2000基分ということから、

わが国では100万キロワットの発電所として100基分か?

 

 したがって、

 今回紹介したスペインは2万2796メガワットを換算すると

100万キロワットの発電所23基分か??

 

 上記の2011年末の風力発電は世界計23,702万キロワットということから、

 100万キロワットの発電所237基分か?

 スペインは9%のシェアーということから、約23基分?となるようです。

 


ノロ、鳥インフルなど悪性ウィルスに感染して症状が出なくても感染源になり、手洗い徹底という。

2014-01-26 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-01-25投稿

 既報で紹介しましたが、今年も昨年同様、年初来から悪性のインフルエンザウィルスが流行しているという。

 goo辞書            
インフルエンザ‐ウイルス【influenza virus】とは、

インフルエンザを起こすウイルスA型B型C型の3種類に大別される。A型とB型は伝播力が強く、大きな流行を起こすことがある。A型ウイルスは、ウイルスの表面に突出するヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という二つの糖たんぱく質の種類が多様で、その組み合わせによって、H1N1などの亜型に分類される。変異を起こしやすく、人が免疫をもたない新型のウイルスが発生すると世界的な大流行(パンデミック)の原因となる。B型のHA、NA血清型は各1種類。
[補説]感染が呼吸器にとどまる弱毒性のものと、全身に広がる強毒性のものがある。人が感染するAソ連型(H1N1亜型)・A香港型(H3N2亜型)などの季節性インフルエンザや2009年に発生した新型インフルエンザ(H1N1A型)は弱毒性。鳥インフルエンザには弱毒性のもの(H7N2型など)と強毒性のもの(H5N1型など)がある。」という。

最近では、海外では鳥インフルエンザウィルス、国内ではノロウィルスが流行しています。

参考関連投稿:
今年も中国、韓国で鳥インフルエンザが流行 人から人への感染の可能性もあるという。(2014-01-22) 

中国では今年も鳥インフルエンザが流行して拡散しているという。

参考情報:
新たに1人死亡、6人感染=鳥インフル―中国
YAHOOニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140116-00000182-jij-cn
時事通信 1月16日(木)22時25分配信

 内訳は上海1人、浙江2人、福建1人、広東2人。この結果、中国本土の感染者は184人で、うち死者は51人となったという。

浜松市の公立小学校で起きた給食の食パンが原因のノロウイルスによる食中毒に係る情報(2014-01-20)

 

またノロウィルスが大阪の仕出し業者の調理人から検出されたという。

gooニュース(朝日新聞) 2014年01月25日 19時22分
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-140125X906.html

仕出し弁当食べ32人食中毒 大阪

  •  大阪市は25日、同市平野区の仕出し業者「マルホ給食」の仕出し弁当を食べた男女計32人(63~88歳)が下痢や吐き気などの症状を訴えた、と発表した。32人のうち5人と調理を担当した3人からノロウイルスが検出されたといい、市保健所は弁当が原因の食中毒と判断。マルホ給食に対し、25日から3日間の営業停止を命じた。

     大阪市によると、32人は19日正午ごろ、大阪府八尾市であった新年会で赤飯や天ぷら、刺し身などが入った仕出し弁当を食べた。いずれも快方に向かっているという。

    暫定対策として

  •  ノロウイルス流行拡大=自覚症状なくても感染源に―手洗い徹底を
    時事通信
     01月25日 05:40

「浜松市の集団食中毒で1000人以上が症状を訴え、京都市では院内感染で患者4人が死亡するなど、ノロウイルスによる被害が全国で広がっている。国立感染症研究所によると、12日までの1週間に全国約3000の小児科から報告されたノロウイルスなどを含む感染性胃腸炎の患者は、1医療機関当たり10.96人。同時期では過去10年間で2番目に多い。

 感染研の片山和彦室長は「感染しても症状が出ない人が、調理従事者の7%、国民全体では10~20人に1人はいる」と指摘。「自分が知らないうちに感染源にならないよう、食べ物を触る前は手洗いを徹底し、ペーパータオルで手を拭くことが大切」と話している。

関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その37:ウィルスなど有害微生物微粒子の写真の整理とその消毒について)(2013-06-10)

ウイルスは湿った場所ならば、1カ月以上感染力を保持することもある。食中毒は数日で治るが、体力の落ちた入院患者が院内感染した場合、脱水症状を起こして重症化する。 」という。

 悪性ウィルスにはノロ、鳥インフル以外にもコロナ、サーズ(SARS)、ロタなどさまざまありますが、既報環境放射能の異変が大気圏、生態系に及ぼす影響に係る記載を調べました。の引例によれば、環境放射能からの放射線によって、突然変異して狂暴化して、人を死に至らしめる可能性があるという。

参考情報:YAHOO 知恵袋
【 放射線照射した微生物の突然変異~凶暴化する細菌類、ウィルス 】
(最終更新日時:2013/2/9)投稿日:2012/12/22 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140298 

 兎に角、ノロ、鳥インフル然り、年々その症状が悪化しているように想われますが、放射能など有害微粒子と共存して大気中に蔓延しているのでしょうか?

参考までに、各ウィルスの写真を示します。

 鳥インフルエンザウイルス >>詳しい記載 
 棒状で約50nm(0.05μm)φ×100nm(0.1μm)
 
←      4500μm(4.5mm)  →

ノロウィルス        >>詳しい記載  

 
引用:ノロウイルスの電子顕微鏡写真
(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影。

インフルエンザウイルス
引用出典:広島市/衛生研究所トピックス

  

最近の被災状況は多岐にわたっていますが、、悪性ウィルス感染事例を調べました。

gooニュース
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20140123k0000m040098000c.html

集団感染:京都の病院で12月101人に症状 4人が死亡

毎日新聞2014年1月22日(水)21:39
 「京都市伏見区下鳥羽広長町の蘇生会総合病院(長沢史朗院長、350床)は22日、昨年12月に入院患者67人と職員34人の計101人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、うち80~90代の男女4人が死亡していたことを明らかにした。入院患者ら8人の便からノロウイルスが検出され、集団感染が起きたとみられる。死亡した4人について病院は「ノロウイルスとの因果関係は不明」としている。・・・

~(中略)

 ノロウイルスは昨シーズンも各地で猛威をふるい、院内感染した患者が死亡している。2012年12月に宮崎県日南市の病院で入院患者6人の死亡が発覚。横浜市の病院でも4人が死亡した。京都市左京区の病院でも同月、入院患者10人が下痢や発熱などの症状を訴え、うち2人が死亡した。

 ノロウイルスは感染者の嘔吐物や便などに含まれ、健康な人はほぼ軽症ですむが、高齢者など抵抗力が落ちている場合は重症化する恐れがある。【岡崎英遠、根本毅】・・・」という。

 

RSウイルス集団感染か 2人死亡 茨城

2014年1月24日(金)17:33
茨城県常総市の介護老人保健施設で、今月、およそ30人の入所者が発熱やせきなどの症状を訴え、このうち男女2人が死亡していたことが分かりました。7人の入所者からRSウイルスが検出されたということで、茨城県はRSウイルスによる集団感染の疑いがあるとみて調べています。」

goo辞書 
RSウィルスとは
アールエス‐ウイルス【RSウイルス】
 
《respiratory syncytial virus》かぜの原因ウイルスの一。冬期に流行し、2歳までにほぼ100パーセントの子供が初感染する。新生児乳幼児が感染すると細気管支炎肺炎中耳炎などを引き起こし、重症化することもある。乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因の一つとも考えられている。感染力が高く、免疫ができにくいため繰り返し感染するが、感染回数が多くなるほど症状は軽くなる。RSウイルス感染症のワクチンや特効薬はなく、対症療法が中心。
 
 
中学生からノロウイルス=給食原因、業者を営業停止―広島
時事通信2014年1月25日(土)21:11

 広島市の市立中学10校の計303人の生徒が下痢などの症状を訴えて欠席、早退した問題で、同市は25日、中学生ら17人の検体からノロウイルスが検出されたと発表した。いずれも同じ給食のおかずを食べていたといい、市保健所は集団食中毒と判断、給食業者「日米クック広島東部センター」(同市安芸区)に営業停止を命じた。

⇒総じて、免疫力が低下した?と想われる高齢者の羅患が多いようですが、
悪性ウィルスの素になる感染源および伝染メカニズムについて詳しく公開されていなく、
実際に感染しているかどうか?も一般的には不詳のようです。

吸引・経口していても、たまたま自然の免疫力のある人々だけは発症していないだけで、変異によって免疫力がなくなれば有史以来の世界的な疫病が流行する要素?も潜在的にはあり注意必要か?と思われます。

 


細川氏の都知事選公約判明 「原発ゼロ」で経済成長図るという。

2014-01-24 | 環境放射能関連

'14-01-24投稿

 2月23日、都知事選が告示されましたが、国政の最大課題である「原発」問題を都政で提起した細川元首相の出馬会見および公約の帰趨には注目していましたが、

 既報都知事選に細川氏出馬表明「原発は国の存亡に関わる問題」。「即時ゼロ」ではなく、徐々に依存度減という。、「即時ゼロ」ではなく、徐々に依存度減ということであったが、支持団体との調整?によって最終的には、再稼動しない、即時ゼロにしたという。

以下、最近の情報を調べました。

 

細川氏の都知事選公約判明 「原発ゼロ」で経済成長図る

gooニュース
 朝日新聞DIGITAL 2014年1月22日(水)07:21

 「東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)に立候補を表明している細川護熙元首相(76)の選挙公約の全容が分かった。原発の「再稼働を止める」と打ち出し、省エネルギーと再生可能エネルギーの普及拡大を図ることで「原発ゼロ」を成長戦略に位置づけた。細川氏は22日、都内で会見を開いて発表する。

 細川陣営は「再稼働しないイコール原発即ゼロ」と説明。小泉純一郎元首相(72)の主張を採り入れ、再稼働を推し進める安倍政権との対決姿勢を鮮明にする。告示日の第一声では細川、小泉両氏がそろって街頭演説に立つという。

 公約は5項目。最初に「原発ゼロ」を据え、「再稼働を止めるという政治決断を行うのは今しかない」と訴える。すでに東京都が掲げている再生可能エネルギー供給目標「2020年に20%」の達成に向けて世界の先進的な施策を導入。「東京を世界一の省エネルギー都市」にするとした。」

gooニュース 2014年1月23日(木)22:25

朝日新聞DIGITAL

原発ゼロか、政権信認か 都知事選、論戦始まる

「東京都知事選が23日告示され、新顔の16人が立候補を届け出た。2月9日の投開票日に向け、「原発ゼロ」の是非や、2020年東京五輪に向けた街づくりが主な争点となる。各候補・政党の告示日の演説のうち、細川護熙(もりひろ)、小泉純一郎両氏の「元首相連合」が「原発ゼロ」を掲げて、安倍政権への対抗意識を鮮明に打ち出した。対する安倍政権は、支援する元厚生労働相の舛添要一氏がリードを保っていると見て、「原発ゼロ」の争点化には乗らず、政権の「信認」を受ける選挙に持ち込むべく総力戦の構え。選挙結果は安倍晋三首相の今後の政権運営など、国政にも影響を与えそうだ。

 郵政民営化を問うた2005年の総選挙以来、久々の「絶叫」だった。23日昼前の東京・新宿。細川氏の第一声に続いた小泉氏は、右に左に手を振りかざし、声を裏返らせた。

 「今回の都知事選ほど国政を揺るがす選挙はない。原発がなくては日本はやっていけないという方向を変えることができる」 」

 

東京都知事選挙2014告示~細川もりひろ候補演説 渋谷ハチ公前

(youtube http://www.youtube.com/watch?v=kZ8ejH4Orgg

 

日刊ゲンダイ 2014年1月23日 掲載 
 http://gendai.net/articles/view/news/147456

異例ずくめだった都知事選「細川出馬会見」 識者はこう見た、「即時ゼロ」

「22日の細川護煕元首相(76)の都知事選出馬会見は何から何まで異例だった。
 まず、報道陣の数。カメラは50台前後、記者は200~300人。細川が「原発ゼロ」を最大の政策に掲げていることもあり、多数のネット記者や海外メディアも押しかけた。新聞社やテレビ局は地方選挙の場合、社会部がカバーするが、今回は政治部の記者も入った。それやこれやで、「石原・猪瀬時代もここまでごった返したことはない」(都庁記者)ほどの大盛況になったのである。

その会見で、細川は「今の国の目指している方向、その進め方に何か危ういものを感じる」と言った。そして、〈憲法、安全保障、近隣諸国との関係でも懸念していることがいくつもあります〉といきなり、国政に切り込んだのだが、これも都知事選の出馬会見としては異例だろう。

 細川は〈成長がすべてを解決するという傲慢な資本主義から幸せは生まれない〉〈原発がなくても日本は発展していけると信じている人々の先頭に立って闘う〉と言い切った

これらは全て、痛烈な安倍批判であり、安倍へのアンチテーゼだ。
 中韓に拳を振り上げ、右傾化路線をひた走る安倍。株価がすべてで原発再稼働にシャカリキの安倍。それに対して、細川は原発政策のワンイシューではなく、憲法、外交、安全保障、経済政策、成熟社会のあり方など広範囲にわたって、安倍への挑戦状を叩きつけたわけである。あり方など広範囲にわたって、安倍への挑戦状を叩きつけたわけである。

 さて、この手法、戦法は正しいのか。どれだけ都民の胸に届いたか。

「細川さんの主張には、私もその通りだと思いました。細川さんが立つ意味は、危険な安倍政治を止めることです。弱肉強食を進め、近隣諸国とケンカしても構わないという傲慢な政治をストップさせること。これを都民に問うのは意味があるし、立った以上、何が何でも勝たなければなりません。負ければ、安倍首相の路線が正しいことになってしまう。都民が認めたことになってしまう。それだけに、負けられない戦いになったな、と思いました」(政治評論家・森田実氏)

慶大教授の金子勝氏も細川会見を評価する。
「主張には説得力があり、切実な感じが伝わってきました。細川さんは、原発を止めて再生エネルギーで新しい産業を切り開くべきだと語っているが、これぞ世界の潮流です。それなのに、この国は現在の成長路線を維持するために原発による古い経済構造を守ろうとしている。それでいいのか。それとも、再生エネで新しい経済構造に変えていくのか。それを争点にしたのです。自身の高齢批判に対しても、『元首相として、文明的な転換をやり遂げなくてはいけない』と言いました。責任感と説得力を感じました」
人口減が著しいのに、全ての諸問題を成長で解決しようとする経済成長至上主義に疑問を投げかけた細川は、記者会見の後、出演したインターネットテレビでこう言っていた。

「口で批判する人はいるが行動する人はいない。今度も誰か出てくるかと思ってみていたが、誰も出ないので出ることにした」

高齢での出馬は将来世代に対する責任感の強さと覚悟の表れともいえる。
「細川さんは、3・11の際、東京の一部で水道水が飲めなくなったり、停電になったことを挙げ、『原発は都民の生命と財産に関わる問題だ』と主張していました。なぜ原発が都知事選の争点になるのかを明確に説明できていた。原発再稼働が最も重要だという主張は極めてクリアでした」(元外務省国際情報局長・孫崎享氏)

安倍・自民党は今後も盛んに細川の問題提起にイチャモンをつけるのだろうが、どんどんやればいい。そうした言動こそが、細川の正しさを裏付けることになるからだ。 」という。

⇒ドイツの再生エネ化は現状20%超になったのに反して、日本ではなぜ普及しなかったのか?について今一度その阻害要因を考えるときでしょうか?

以前から国政の抱える難問として、

・遅々として進んでいない3.11による原発事故の収束

・原発ごみの処分方法

・ドイツと比べて計画通りに進展しない再生エネ化

がありますが、いずれも成果があがっていません。

戦後、奇跡的な復興を急速に成し遂げたわが国として信じられない状況と思われます。

再生可能なエネルギーに係る記載
(その25:日本とドイツのエネルギー関係データの比較)
(2013-10-31)の引例によれば、

再生可能エネルギーの割合は、
日本1.6% ?
VS ドイツ20.3%

 参考: ドレスデン情報ファイル
http://www3.ocn.ne.jp/~elbe/kiso/atomdata04.html
ドイツのエネルギー関係データ

  電力に占める再生可能エネルギーの割合

原発に対して、既報世界各国のエネルギー需給状況、政策ではさまざまなようですが、
米国はスリーマイル島事故が起こす前から、原電が日本ほどは重宝されていないという。

関連投稿:
脱原発と再生エネルギー・省エネに係る雑感(その1)
脱原発と再生エネルギー・省エネに係る雑感(その2)


環境放射能の異変が大気圏、生態系に及ぼす影響に係る記載を調べました。

2014-01-23 | 環境放射能関連

'14-01-23投稿

 環境放射線の発生源といえば、地球内部、太陽・宇宙および核実験、原発(漏洩、法定内常時排出)の放射能からですが、放射能が崩壊時に放射線として放出されていますが、

生物多様性 」、「内部被曝 」、「異常気象など天変地異

などに少なからず、影響しているのでは?と個人的には杞憂しています。

 既報にて大気圏での放射性物質分布(2011-08-28)について調べましたが、環境放射能の正体、存在比率、および、それらが及ぼす影響については、現状よくわかっていないと想われます。

 既報でも記載しましたが、妄想?、誤解かもしれませんことを
予め断っておきます。

 環境放射能の正体(組成)がアバウトでも解れば
 個人的には、さまざまな放射能に由来する「放電、放射化、励起」に基づく諸々の現象のメカニズム
が少しはわかるのでは?と思っていますが、

 既報放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)
(2012-12-10) に記載しましたが、

 環境中に存在している巨大なエネルギーを持つ放射能放射性物質)による
放射化もしくは励起によって、

環境中のさまざまな物質は励起されて、
ガンマ線、紫外線などの有害な電磁波を発生させて、
最終的にはになると推察しています。詳しく見る>>

【放射化】とは 
goo辞書によれば、「放射能をもたない同位体に放射線を照射し、放射性同位体にすること。放射化分析や医療・工業分野で利用される。一方、原子力発電所を稼働し続けると部品や設備が放射化され放射性廃棄物になるため、廃炉・解体・処分が困難であるという問題も抱えている。」

 ちなみに、
生態系の異変は
大陽・宇宙からの粒子線(α線、β線、・・・)、電磁波(γ線、紫外線、可視光、・・・)、電離(スポラディック)層大気(窒素、酸素、、水蒸気、CO2、水素、オゾン・・・)、エアロゾル(火山灰、砂塵、放射性塵、・・・)、残留放射性塵からの崩壊放射線などの状態変化と想っています。

参考:
(図拡大クリック)

    (google画像検索から引用)

地球をとりまく環境は
大気圏:~約100km
対流圏~10km、成層圏10~50km、中間圏50~100km) 
   ・大気圏には窒素や酸素などのガスが存在 
  ・その上空に宇宙線によって電離されたガス層が存在
     ー電離層は高度約80kmから500km というが、 

大気圏に存在する物質として
:約12000m(約12km)高さまで
水蒸気:~約100km(~数%の水蒸気濃度)
オゾン:地表~約60km(主に成層圏(約10km前後)
火山灰:~約10km?(山の高さ、噴火規模によって変化)
砂塵:~約3,000m~上限(?)
 ・黄砂 砂漠などから砂嵐によって飛散  
放射性物質
  ・自然環境放射性物質岩石などの風化塵
 ・核実験、原発の残留放射性物質の風化塵
(放射性物質:黄砂などに吸着していれば、3000m前後???)
細菌類、ウィルス:
 
・ノロ、鳥インフル以外にもコロナ、サーズ(SARS)、ロタ、および大腸菌など

が存在しており、環境放射能と係りあって、

生物多様性 」、「内部被曝 」、「異常気象など天変地異」、「地震」

に影響していると想われます。

大気圏に存在する放射線として

宇宙粒子線
 (詳細別紙
 電子線(β線)、中性子線、陽子線、ミューオン、ニュートリノなど
宇宙電磁波
 X線(γ線)、紫外線など

人工放射線:(詳細別紙
原発、核実験などからの崩壊放射線
 ・粒子線α(アルファ)線β(ベータ線)中性子線電磁波γ(ガンマ)線
人工電波(電磁波)、マイクロ波: (詳細別紙

 ・ラジオ、テレビ、携帯電話、調理器など
 電波は周波数が高い(短波長)と電子密度の低い電離層を貫通し減衰
 周波数が低いと電子密度の低い電離層でも反射

があります。

 この中で宇宙からの放射線の影響について個人的には不詳ですが、

宇宙からの放射線といえば、
既報天変に影響する要因に係る記載(その4:大気圏より上の宇宙空間)
(2011-08-12)の引例によれば、
http://www.ies.or.jp/ri_online/index.html
太陽系の外からも陽子などの粒の放射線がやって来ています。
この放射線は、スピードが速いため、地球の磁力線を通り抜け空気に衝突して、別の放射線を次々に発生させています。これらの放射線は宇宙線と呼ばれ、地表へ降り注いでいます。
1秒間におよそ100個くらいの宇宙線が私たちの体に当たっています。・・・


 太陽から地球へくるエネルギーとは
名古屋大学によれば
http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/sun/sun44.htm

 「太陽から放出しているエネルギーの中で最大のものは、光のエネルギーです。地球で受け取る太陽光のエネルギーは、1平方メートルあたり約1.4キロワットにもなり、この値は太陽定数と呼ばれています。光のエネルギー量は比較的安定しており、太陽活動周期に伴って太陽黒点数が増減しても、変化はたったの0.1%程度。
 2番目にたくさんのエネルギーを太陽から運び出してくるのが、ニュートリノと呼ばれる粒子です。」ともいう。

 一方、

地球内部からの放射能といえば、


地球科学から見た地球ニュートリノ観測の意義」によれば、 

東北大学 
地球内部の放射性元素のベータ崩壊により生成
放射性熱源は地表熱流量のおよそ半分に寄与
– 観測地殻熱流量~44TW (31TW)
U系列8TW / Th系列8TW / 40K 4TW~20TW・・・」という。
>>引例文献詳しく読む

 

 これらの環境放射能、放射線の生成メカニズム、および、大気圏、地球、生態系に及ぼす影響について説明された解説を調べました。

五井野正博士以外誰も指摘しない放射能による熱圏、電離層崩壊とその影響
(一部割愛しました。)

 Bontakaのブログより

原発問題を考える時、私としては、どうしても知っていて欲しい事がある。 

放射能が熱圏、電離層に影響を与え、大規模な環境異変をもたらす危険が増大している事だ。 いや、それは既に始まっていると考えた方が良い。

「熱圏」や「電離層」は理科の教科書でも習うが、忘れてしまった人も多いだろう。何でも博士こと、五井野正博士に聞いてみよう・・・

「二酸化炭素が原因する地球温暖化の真相(7)」
http://www.aopo.net/goino/vol834.htmlより引用。


熱圏について簡単に説明すれば、地球を取り巻く大気圏には4つの層があり、地表から順に対流圏、成層圏、中間圏、そして、その上が熱圏と呼ばれています。熱圏は地上から大体80~90km上空の高さから800kmくらいまでの高さの層になります。
熱圏(thermosphere)と呼ばれる理由は、上層に上がるに従い、大気の温度がマイナス80℃からプラス2000℃近くまで上がるため、熱(熱はギリシャ語で“thermo”)のある圏域という意味からきている訳です。

熱い理由は、太陽から来る陽子や電子などが熱圏の構成物質である酸素原子や窒素原子と衝突して、それによって発生するエネルギーが熱に変わるからです。
それと同時に、熱圏を構成している酸素や窒素がイオン化して電離した状態を一般に電離層と呼んでいますが、オーロラはこの電離層の中で発光しているのです。」

 とあり続いて下記、インタビューワーとのやりとりに。
 
へえー!地球の上空のほうが熱いんだ。知らなかった。
 「ただ、空気密度が低いために熱伝導が非常に弱いのです。ちなみに、国際宇宙ステーションではこの熱圏内地上333kmの上を飛んでいます。また、宇宙船シャトルもこの熱圏の中を飛んでいますが、熱によって加熱されるということはありません。そして、この熱圏の上が外気圏となって宇宙はここからになるんですよ。」

ということは、宇宙飛行士は宇宙の中を飛んでいる訳ではないんですね。すると、宇宙飛行士の毛利さんたちは熱圏の中を飛んで入るから熱圏飛行士ということになっちゃいますね。
 「そうですね。でも、それだと宇宙への夢がなくなってしまうから、やはり広い意味での“宇宙飛行士”と呼んであげた方が宇宙への夢が失わないでいいと思いますね。
 ところで、問題はこの熱圏についてNASAがおととしの2010年7月15日に熱圏が大きく収縮して崩壊していると発表したのです。ちょうど、この2010年の日本では記録的な暑さでしたね。」

 熱圏が収縮して崩壊すると暑さにも関係するのですか?
 「はい、関係していますよ。熱圏は太陽や宇宙から来る有害な放射線を熱に変えて地球の生物保護すると同時に、生物に対して適度気温で温めているのですが、これ程シードルが壊れたということは、これからどんどん地上に有害な短波長の電磁波β線等放射線が降り注ぐだけでなく、過熱化していくということです。
 例えば、2年前から紫外線の量が40%も増えたという報告もあり、それゆえ、暑いだけでなく皮膚がヒリヒリして痛いとか、太陽の光が眩しくて目が痛いとか、朝、散歩するのに体が重いとか、そういう体験をしていらっしゃる人が多いと思う。
 となると、福島原発の放射能に加えて、これから徐々に宇宙からの放射線も増えてくることになるから私たちの身体は大変ですね。もちろん、痛みだけでなく放射線遺伝子傷つけるから、様々な病気奇形児を生む原因として働いてくるでしょう。」
 
なぜ崩壊するのか?NASAは何も語らない。だが知っているのだろう。
実は、放射能は電離層に多きな影響を与えてしまう!
 

複合生命体の太陽系惑星④
http://www.aopo.net/goino/vol843.html より引用


「日本の広島長崎原爆が落とされて、ドイツから始まった第二次世界大戦も日本の全面降伏によって終わりを告げましたが、戦後は米ソ原水爆実験によって幕が開けたことは皆さん体験上からもよく知っていますよね。(ハイ)
 しかし、原水爆実験とは言え多量の放射能を出します。これは、生物に危険だけでなく、大気圏にも大きな影響を与えます。」
・大気圏というと、どんな影響でしょうか?
「あおぽの読者ならもうご存知だと思いますが、地球温暖化の話で述べたように、地球の電離層に大きな影響を与えます。」

・ああ、思い出しました。電離層の崩壊ですね。
「そうです、それによって紫外線放射線などが地球上に降り注いで皮膚がんや老化現象など様々な病気や精神異常を引き起こします。でも、それだけではないですよ。電離層の上の磁気圏にも大きな影響を与えます。と言うのも、放射線は磁気と反発しますので、磁気の流れが乱れてしまうからです。この話もあおぽの対談で前に話しましたね。(ハイ)
 
この事を今の日本の科学者は一人も理解できていない。だから、放射能の巻き起こす様々な問題の中で、放射能が、電離層磁気圏に影響を与え全地球的異変につながると述べる物理学者を寡聞にしてか、五井野正博士以外に私は知らない。

 地球にどのように太陽から光と熱が来ているのか?という根本的な事から教科書が間違っているから、教科書で勉強してきた日本の先生には無理だからだろう。

と言っても何も難しい事ではない。中学生にも簡単にわかるだろう。
 

熱圏崩壊でわかった複合生命体の地球
http://www.aopo.net/goino/vol835.htmlより引用


「地上に熱がもたらされるその熱源は太陽熱だというのはわかりますね。実は太陽から光と熱が直接に地球に届くのではなく、太陽からの高速プラズマ流(陽子や電子)が地球の熱圏(電離層)の中で紫外線に変わって、それから地上に光と熱を与えるのです。」

 

え!?太陽から光と熱が来ているのではないのですか!?

 「そうです。地球には(図1)のように地磁気があります。この地磁気が太陽からの高速プラズマを(図2)のように地球の前面で防いでに流します。すると、プラズマ流の一部は地球の地磁気に沿って流れ、(図2)の(A)のカスプに捉えられなかった大半のプラズマ流は、地球の地磁気の外側に沿ってさらに後方に長く吹き流されます。(図2の(B)の方まで) 

 
 

 そこで、太陽風プラズマ流の流れと地球の地磁気つり合う領域境界線内側磁気圏と呼び、その磁気圏は彗星のような形をして後方長い尾を引き長さは地球半径の数百倍と言われています。ちょうど地球半径120倍(図2における(B)点)のところで地球の磁場プラズマ流圧力均等になります。
すると、後方に流れたプラズマ流の一部も磁気圏尾部(B)から中に入って磁力線に沿いながら、再び地球に近づいて(A)のカスプ領域まで来ると一部は熱圏に入ってきます。このとき地磁気の乱れが起きると、このカスプ領域でオーロラが発生します。(写真1)

 

そこでもし、太陽からのプラズマ流がすべて地球地磁気で遮られて地球の中に届かないと地球は太陽エネルギーを失って極寒と光の無い世界になってしまいます。つまり、地球は地球に住む生命体のために、ほど良い太陽エネルギー(プラズマ流)を地磁気とのバランスによって磁気圏の中に取り入れて光と熱を生み出しているのです。

 

では、そのカスプから入った太陽からのプラズマ流はどうやって光や熱に変わるのでしょうか!?

 

熱圏崩壊でわかった複合生命体の地球
http://www.aopo.net/goino/vol835.htmlより引用


 「では蛍光灯原理で説明してみましょう。電球はフィラメントに電流を流してその抵抗熱で発光するのですが、蛍光灯の場合は先ず陰極側フィラメント加熱すると電子によって勃起されて飛び出し、蛍光灯の中に閉じ込めてあった水銀ガスと衝突して紫外線を発生させます。
 その紫外線蛍光管の内側に塗ってある蛍光塗料衝突して私たちが光として見ることが出来る可視光線になる訳です。

 つまり、地球には蛍光管の中にある水銀ガスと同じような働きをする電離層、すなわち、酸素や窒素原子を含む熱圏が存在して、太陽からのプラズマ流である電子や陽子などの荷電粒子と衝突して紫外線を発生させるのです。
 それゆえ、地上に住む我々から見れば太陽光輝いて見え、また暖かく感じるのですが、もし熱圏がなければ、太陽は黒銅色で光の色も錆びた赤い色に見えてしまうのです。」
 
 
え!?太陽が燃えていて、その熱と光が真空中の宇宙を通って地球に届いているのではないんだ!

そうです。真空中では熱は電播しませんし、太陽からは可視光線ではなく、放射線が地球に飛んでくるのです。しかも、太陽から来る放射線地上にそのまま降りてしまうと、地上生物殺傷してしまいます。
それゆえ、前号で述べたようにNASAが発表した熱圏が崩壊しつつあるという警告は太陽から来る放射線をストレートに浴びてしまうという危険が生じるのです。

 

すごいですね。地球の働きというのは。宇宙はものすごく寒いんでしょう?そんな宇宙の中で太陽と地球がバランスを取りながら地球を暖めていると思うと、まるで地球は卵を温めている鳥のようでもありますね。

 「その通りです。例えば、宇宙空間の温度はマイナス270度と言われていますが、その地球に太陽プラズマ流が10万度の温度で降り注ぐのです。その状況の中で地球を取り巻く磁気圏、そして大気圏地上に住む生命体適度温度維持してくれるのです。

 もし、地球温度がたった1度でもがる、もしくはがるだけでも地球環境生態系に大きな影響、あるいはダメージを与える場合もあります。そして、太陽自身、周期的な活動期があって、時に地球強大なプラズマ流(太陽嵐)を吹きつけることもありますが、地球の磁気圏、大気圏がそれをうまく遮断して地球の温度を常に生態系維持できるように一定温度に保っていてくれているのです。これは現代科学の最高技術をもってしても到底できない神業でしょうね。
 ということは、地球が生命体でなければ説明することができないほどの奇跡的メカニズムだと言えるのでしょう。それゆえ、謙虚な科学者だったら地球は単なる物質ではなく我々人類や、あらゆる生物を生み出し、そして、大切に養う複合生命体だと感謝の意を込めてそう思わなければなりません。」
 
その奇跡的なメカニズムを我々地球人は放射能で内側から壊そうとしている。

自らの住む地球に、愚かにも地球人自身が打ち込んだ恐ろしい数の核
 
1945年から1998年。
その数、2053回
・・・
 
そして昨年、ここに311フクシマが加わった!
活断層上に立つ福島第一原発4号機。震災で80cm傾いた。半壊した建屋の核燃料プールでは1,533本の燃料棒が取り出せないまま、かろうじて冷却されている。 
 
今、震度6強の地震が発生して4号炉が倒壊すれば、内1,331本使用済み核燃料棒発火する。1000度を越える火災は、水蒸気爆発を誘発する為、水や海水では消火できない。
 
4号機も含めて、福島第一原発に残されている燃料棒総数は14,225(13号機、メルトダウンと爆発による飛散分含む)。その推定ウラン量計、約2,460(広島型原爆ウラン量は約60kg)チェルノブイリ85のセシウム137が拡散され、首都圏は壊滅。人類史上最悪の事態以外に何を想定すれば良いのだろう?
 

熱圏崩壊でわかった複合生命体の地球
http://www.aopo.net/goino/vol835.htmlより引用


「地上に熱がもたらされるその熱源は太陽熱だというのはわかりますね。実は太陽か太陽自身、周期的な活動期があって、時に地球強大なプラズマ流(太陽嵐)を吹きつけることもありますが、地球の磁気圏、大気圏がそれをうまく遮断して地球の温度を常に生態系維持できるように一定温度に保っていてくれている
 
NASAが発表した熱圏の縮小、崩壊が拡大すれば、1989年3月13日にカナダ、ケベック州戦域で発生した様な太陽嵐による大規模停電も五井野正博士は想定されていた。

原発にとって、大規模停電が何を意味するか!?
電源喪失を経験した日本人なら、誰でも知っているハズだ。

日本に来ると不思議だ。際限なく放送されるTVのバラエティを見てケラケラと笑っていると、昨日と同じ今日が、今日と同じ明日が、まるで何の問題もなく続いていくような錯覚を覚える。という。
>>詳しく本文を見る
 
 

今年も中国、韓国で鳥インフルエンザが流行 人から人への感染の可能性もあるという。

2014-01-22 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-01-22投稿

 既報浜松市の公立小学校で起きた給食の食パンが原因のノロウイルスによる食中毒に係る情報(2014-01-20)を記載したように、その時にもノロウィルスとの比較で取り上げましたが、

参考情報:
新たに1人死亡、6人感染=鳥インフル―中国
YAHOOニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140116-00000182-jij-cn
時事通信 1月16日(木)22時25分配信

 

 中国では今年も鳥インフルエンザが流行して拡散しているという。

内訳は上海1人、浙江2人、福建1人、広東2人。この結果、中国本土の感染者は184人で、うち死者は51人となったという。

  一般的に鳥インフルは温度に弱く、冬場だけの疫病というが、感染しても人から人への影響は少ないといわれていましたが、死者が51人?も出ているという。

 

ノロ同様に環境放射能、放射線によって突然変異しているのだろうか?

参考情報:YAHOO 知恵袋
【 放射線照射した微生物の突然変異~凶暴化する細菌類、ウィルス 
(最終更新日時:2013/2/9)投稿日:2012/12/22 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140298 ともいう。   

 

 一般的なインフルエンザウィルスと鳥インフルエンザウィルスにしても、目に見えないだけに厄介な疫病ですが、

 放射能など有害微粒子・エアロゾルを経口、吸引による内部被曝、急性疾患に対する防護策(マスクの選定、消毒)が必要と思われますが、個人的には、これらの被災の原因は一義的なものではなく複雑に影響しあっていると想われます。

 

  最近、調べた結果、突然変異した新型の病原体(菌、ウィルスなど)の発生が問題化していますが、実態は余りにも情報があいまいで、全容がつかみにくいようです。
関連投稿:
鳥インフル アヒルから伝染というが謎深まる感染源とメカニズム 人体内での突然変異か? (2013-05-06

 

 以下、最近の情報を調べました。

ooニュース 
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140122-567-OYT1T00805.html

延べ36億人移動の春節、鳥インフル拡散の懸念

読売新聞 2014年1月22日(水)19:54

「【上海=鈴木隆弘、香港=吉田健一】中国東部と南部で鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染が急増している。

 今年に入り71人の感染者が確認され、8人が死亡。31日の春節(旧正月)に合わせ、帰省や旅行による大移動が始まり、感染の拡散に懸念が強まっている。

 H7N9型の人への感染は、ウイルスを持った鳥との接触が中心とされ、現時点では、人から人への感染は確認されていない。

 上海市当局は感染拡大を抑えるため、生きた鳥の販売を衛生環境の整った場所に制限するが、闇で売買は横行する。高層ビルが立ち並ぶ市中心部。露店が密集する路地で、生きた鶏やカモなどが売られていた。その場で鳥を絞め、熱湯につけて羽根を取る。路上に血が流れ、羽根が散乱し、衛生環境は悪い。店の女性は「鳥インフルエンザは心配ないよ」と声を張り上げた。

 昨年3月、世界で初めてH7N9型の人への感染が中国で確認され、これまでに感染者は200人を超え、死者も50人以上に及ぶ。昨年夏以降は感染者が減ったが、今年1月になって急速に感染が広がってきた。

 春節前後には延べ36億人が交通機関を使って移動すると予想される。春節を控え中国本土から買い出し客が押し寄せる香港。隣接する広東省では年初以来20人の感染が確認され、香港でも同省で感染したとみられる男性が今月13日に死亡した。香港当局は同省深センとの境にある出入境ゲートに職員を多数配置し、入境者の体温測定をするなど感染者流入に警戒を強める。」という。

⇒空気中にはノロ、鳥インフル以外にもコロナ、サーズ(SARS)、ロタ、および大腸菌など突然変異した新型の病原体(ウィルス、菌など)の発生が問題化していますが、実態は余りにも情報があいまいで、全容がつかみにくいようですが、

凶暴化した細菌、ウィルスによって新型の疫病が発生する要素も潜在的にはあり、注意が必要か?と想われます。

 韓国でも発生しているという。

鳥インフル感染の農場 8か所に増加=韓国http://news.goo.ne.jp/article/yonhap/world/yonhap-20140122wow014.html
 【世宗聯合ニュース】2014年1月22日(水)13:12

「韓国で鳥インフルエンザウイルスの感染が確認された農場が8か所に増えた。

 農林畜産食品部は22日の会見で、同日午前10時現在、鳥インフルエンザの感染が確認された農場は8か所となり、感染したかどうか確認している農場は6か所だと発表した。

 感染が確認された農場は前日の4か所から倍増したが、最初に鳥インフルエンザウイルスが検出された南西部の全羅北道以外からは感染の疑いがあるとの報告はないという。

 韓国では17日に全羅北道・高敞郡のカモ農場から毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8型)が検出されたのに続き、道内の別の農場からも相次いでウイルス感染が確認された。

 当局は全国への拡散を防ぐため、全羅北道内の30か所で飼育されているカモなど27万4000羽を殺処分したとしている。 」という。

新型インフルエンザ大流行時の被害を描くシミュレーション・ストーリーダイヤモンド・オンライン) 01月09日 09:00によれば、

「年末年始に台湾や上海などで相次ぎ新型インフルエンザウイルスの感染者が確認されました。これから季節性のインフルエンザが流行る時期でもあり、日本に上陸するのではと不安を感じている方も多いのではないでしょうか。2014年最初にご紹介するのは、日本での新型インフルエンザ大流行を描いた小説『H5N1 強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ』です。

日本での新型インフルエンザ
大流行を描いた衝撃的な小説

 季節性のインフルエンザが流行期に入り、マスク姿の人びとが街中に目立ち始めた年明け早々、中国から不吉なニュースが飛び込んできました。上海市内で新たに鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が発見されたのです。市衛生局の発表ということですから確かな情報と見ていいでしょう。上海市においては、じつは昨年3月に同型ウイルスのヒトへの感染が初めて確認されました。当時の報道によれば、感染者は2市4省の計97人に拡大し、うち18人が死亡したそうです。

 インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型など多くの種類があることはご承知のとおりです。通常、ヒトのあいだで流行するのはA型とB型であり、鳥インフルエンザウイルスもA型です。鳥インフルエンザウイルスにはH1~H16まで16種類の亜型(本来の型から派生してできたもの)があり、これらが水禽類の渡り鳥(カモ、ハクチョウなど)を宿主として地球上に存在しているのです。

 その鳥インフルエンザウイルスは従来、ヒトへは感染しないと考えられていました。しかし、2003年に中国やベトナムでヒトへの感染例が報告されて以降、「感染した鳥またはその死骸と濃厚に接触した場合、まれに感染することがある」と言われるようになりました。ヒトからヒトへの感染は未だ確認されていませんが、そもそも感染源や感染経路などについては明確なことはわかっていないのです。世界保健機構(WHO)は「感染者の半数以上は家禽に接触していなかった」と見ており、ヒトからヒトへの感染の可能性は排除できていません。

 前置きが長くなりましたが、本書『H5N1 強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ』は、近年懸念されている新型インフルエンザが日本に上陸、パンデミック(大流行)に至るまでの過程をシミュレーションし、小説の形を借りて書かれたものです。

 20世紀に起こったスペイン風邪(スペインインフルエンザ・1918年)、アジア風邪(1957年)、香港風邪(1968年)といった過去の新型インフルエンザはすべて、弱毒型の鳥ウイルスに由来していた。あのグレートインフルエンザとして恐れられ、全世界で4000万人から1億人、日本国内で45万人以上を殺したとされるスペイン風邪でさえ、“弱毒性”のウイルスであった。

 これに対し、1997年香港で発生したH5N1型強毒性ウイルスのヒトへの感染は、呼吸器感染症に終始する通常のインフルエンザの常識を超えて、多臓器不全という重症な症状と高い致死率を伴う、全く新しい疾患をもたらした。このような強毒型ウイルスがヒト型ウイルスに変化して、新型インフルエンザとしてパンデミック(大流行)を引き起こしたらどうなるのか?(14ページ) ・・・」とのこと。

 

 

 


浜松市の公立小学校で起きた給食の食パンが原因のノロウイルスによる食中毒に係る情報

2014-01-20 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-01-20投稿

 一年ほど前の既報エアロゾルに係る記載を調べました。(その19:ノロウイルスによる食中毒感染の増大)(2013-01-08)に記載しましたが、ノロウィルスというのは油断も隙もない有害な微粒子ですが、感染性胃腸炎を引き起こすという。

 ノロウィルス(Norovirus)は「・・・1968年のアメリカ合衆国のノーウォーク(Norwalk)での急性胃腸炎の流行をきっかけに1972年に発見された急性胃腸炎を起こすウイルスであり、集団発生348件の内、感染経路については、ウイルスに汚染された食品に由来するもの39%、ウイルスに汚染された水によるもの3%、人から人への感染によるもの12%、不明18%、データがないもの28%、・・・。原因となったウイルスに汚染された食品は、カキ、野菜サラダ、トリ肉、フルーツ、赤肉、スープ、デザート。・・・

発展途上国では、小さいこどものうちから感染して免疫抗体を持つ人の割合が高いです。アメリカ合衆国では、年齢とともに、その割合は高くなり、18歳の人たちで50%に達します。しかしながら、免疫は永続的なものではなく、再感染が起こりえます。
 
日本の食中毒統計においては、ノロウイルス(Norovirus)は、小型球形ウイルス(SRSV:Small roundstructured virus)の名称で平成10年(1998年)から病因物質として統計がとられていました。平成12年(2000年)の全国の食中毒事件において、ウイルスによるものは、247事件で、8117人の患者発生、死者0人でした。・・・

ノロウイルスは、胃酸によって強い酸性の環境である胃の中を通過して、腸管に感染を起こすことからも示唆されるように、酸に強いです。あるボランティア(実験参加志願者)を対象とした実験では、ノロウイルスが室温でpH2.7の酸性下で3時間置かれても、感染力は保たれたとのことです。 予防のためには・・・

図2. ノロウイルスの電子顕微鏡写真(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影。

60度の温度では30分の加熱でも感染力は残ることが知られています
・・・
ノロウイルスに汚染されたモノの表面の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム、あるいはグルタルアルデヒドが有効です。1000-5000ppmの塩素漂白剤溶液(5.25%の家庭用漂白剤であれば10-50倍に希釈)が有効です。・・・」という。
引用文献(横浜市衛星研究所)詳しく見る>> 

食パンを加熱製造した後の切り分け、包装などの作業でウイルスが付いた可能性があり、検査の結果で原因となったパンを製造した会社の従業員3人から、ノロウイルスが検出されたことが判ったという。

 以下、ノロウイルスによる食中毒に係る情報を調べました。

gooニュース
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10014598911.html

NHKニュース&スポーツ2014年1月19日(日)15:27 

 従業員3人からノロウイルス
「浜松市の公立小学校で起きた給食の食パンが原因のノロウイルスによる食中毒で、保健所の検査で、原因となったパンを製造した会社の従業員3人から、ノロウイルスが検出されたことが分かりました。」という。

 この記事の内容に類似する記事

浜松集団食中毒、パン原因 返品殺到「食べる勇気ない」産経新聞) 01月19日 08:06(一部割愛しました。)
「食べる勇気がなかったので返しにきた」。浜松市の千人以上の小学校児童らが欠席した給食パンに付着したノロウイルスによる集団食中毒をめぐり、製造した菓子製造業「宝福(ほうふく)」(同市東区)に併設する工場直売店には18日朝から購入客が相次いで返品に訪れるなど、不安が広がっている。同社には問い合わせも殺到、商品の自主回収など対応に追われた。市保健所は「原因を特定できた」として、今後は感染経路の調べを急ぐ方針

                   ◇

 市保健所が18日までに実施した検便検査では、児童は51人中33人、教職員は10人中10人からノロウイルスの陽性反応が出た。今回のノロウイルスによる集団食中毒では、浜松市内の小学校などで二次感染を含めて千人を超える児童らが嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴えて学校を欠席した。

市保健所は給食パンを製造した宝福について、ウイルスが感染したとされる13日に勤務していた従業員23人の検便検査を進めているが、18日までに検査を行った9人からはノロウイルスは検出されていない。松原雅博・広域監視グループ長(42)は「残る14人についても早期に検査を実施し、感染経路の特定を急ぎたい」と話した。・・・

  同社は浜松市内の給食用パンを製造しているほか、食パンや菓子パンなどを静岡、愛知、山梨、岡山など約10県で販売しているという。

 同社は13日以降に製造された計157種類のパンについて、自主回収を急いでいる。18日正午現在で6割ほどのパンが廃棄・回収されたとしており、グループ本社「ヤタロー」管理事業本部の金原(きんぱら)文孝総括マネジャー(59)は「自主回収は3日以内をめどに終わらせたい」と話した。」

 給食パン原因と断定=工場でノロウイルス検出―業者に営業禁止命令・浜松食中毒時事通信) 01月17日 23:52

(一部割愛しました。)
「浜松市の多数の小学校で児童が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴え一斉に欠席した問題で、市は17日、給食用食パンを製造した業者の工場からノロウイルスが検出され、食パンが原因の食中毒と断定したと発表した。市はパンを製造した業者に、同日から当面の間、営業禁止を命じた。

 営業禁止とされたのは、給食パンや菓子を製造、販売している「宝福」(同市東区)。

 市や市教育委員会などによると、16日夜に食品衛生法に基づき同社工場の製造施設を拭き取り調査。女性従業員用トイレのドアノブを拭き取った検体から17日、ノロウイルスが検出された。また、13日製造の食パンを14日の給食で食べた生徒9人と教員8人からも、ノロウイルスが検出された。

 17日までの2日間で、17の小学校で計1060人が欠席し、休校、学級閉鎖となっている。宝福のパンは、この17校全てに納入されていた。従業員で体調を崩した人は報告されていないという。

 宝福によると、食パンを加熱製造した後の切り分け、包装などの作業でウイルスが付いた可能性がある。原因食品が製造された13日には、加熱後の各工程に計23人が関わったが、これまでに検査を終えた9人からウイルスは検出されていない。

 この工場では給食用パン以外に菓子パンなど30~40品目を製造しており、出荷済みの製品を18日以降に自主回収する。記者会見した太田雅之社長は「心からおわび申し上げる」と謝罪した。

 市教委などによると、東区の小学校に通う1年生男児(7)が15日夜に腹痛を訴え入院した。入院患者が報告され」たのは初めて。男児は胃腸炎と診断され現在も入院中だが、快方に向かっているという。

「ノロウイルス」

 ノロウイルス 吐き気や下痢を引き起こすウイルスで、特に冬に流行する。健康な人は感染しても軽症で済むが、子どもや高齢者は重症化することがある。ウイルスに汚染された食品を十分加熱せず食べることが原因となるほか、患者の吐しゃ物や便から感染する場合がある。
 手洗いで感染の危険性を下げられる。吐しゃ物や便が床や服に付いたときは、塩素系漂白剤を薄めたものや熱い湯で消毒する。(了)(2014/01/16-20:09)」

⇒既報「エアロゾル」に係る記載(その9-3:放射能など有害エアロゾルの形状)の記載によれば、ウィルスにはさまざまなタイプがあるようですが、

 今回、原因となった食パンにどのようにノロが介在したのだろうか?再発防止のためにも徹底的な究明が望まれます。
 
 ところで、
最近、また中国では昨年同様、鳥インフルエンザが流行していますが、

参考情報:
新たに1人死亡、6人感染=鳥インフル―中国

YAHOOニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140116-00000182-jij-cn
時事通信 1月16日(木)22時25分配信

 「【上海時事】中国広東省の衛生当局は16日、先にH7N9型鳥インフルエンザの感染が確認された陽江市の男性が15日亡くなったと発表した。広東省での死者は今年2人目。
 一方、上海市、浙江省、福建省、広東省の各衛生当局が16日発表したところによると、合計6人の同型鳥インフルの感染者が新たに確認された。内訳は上海1人、浙江2人、福建1人、広東2人。この結果、中国本土の感染者は184人で、うち死者は51人となった。 」という。

  一般的に鳥インフルは温度に弱く、冬場だけの疫病ですが、感染しても人への影響は少ないといわれていましたが、死者が51人?も出ているという。

ノロ同様に突然変異したのだろうか?

参考情報:YAHOO 知恵袋
【 放射線照射した微生物の突然変異~凶暴化する細菌類、ウィルス 】
(最終更新日時:2013/2/9)投稿日:2012/12/22 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140298    

 今回のノロは既報食の安全に係る記載(その2:ノロウィルス感染被害は季節とは無関係に注意が必要)(2013-06-29)によれば、 春先には亡くなられた方もいるという。

 ノロウィルスによる羅患は季節に関係なく発生しているようです。季節(温度、湿度)に影響されず、年から年中、発生していて、極めて生命力の強いウィルスであるようです。

 空気中にはノロ、鳥インフル以外にもコロナ、サーズ(SARS)、ロタ、および大腸菌など突然変異した新型の病原体(ウィルス、菌など)の発生が問題化していますが、実態は余りにも情報があいまいで、全容がつかみにくいようですが、

凶暴化した細菌、ウィルスによって新型の疫病が発生する要素も潜在的にはあり、注意が必要か?と想われます。

 参考投稿:
エアロゾルに係る記載(その37:ウィルスなど有害微生物微粒子の写真の整理とその消毒について)(2013-06-10)


「地震前の発光現象」発生メカニズムを研究に係る記載を調べました。

2014-01-19 | 地震・津波関連

'14-01-19投稿

 既報米国で地震に先だって発生する謎の発光現象、ついに解明か?という。 
に引き続いて、地震前の発光現象に係る記載を調べました。

 地震前に異状発光する現象について、地震雲と並んで万人が地震予知できる方法として興味があり、地震発生メカニズムとならんで、なぜ発光するのか個人的には実際に見たことがないので実体不詳につき関心を持って調べています。

現在のYouTubeでは、地震発光現象はたくさん投稿されているという。

既報の引例でアメリカにあるサンノゼ州立大学とNASAエイムズ研究センターに所属する物理学者フリードマン・フロインド氏

特徴的な発光現象が3つ、4つと続いたら、地震が発生する可能性が高いといえるだろう。頻繁に目撃できる訳ではないが、もし突発的に光った場合には十分注意してほしい」。

 地震予知に利用する意見には懐疑的な研究者も多いが、フロイント氏は、「もちろん課題はまだあるが、光を見て避難して助かった人も実際にいる。今後は実験室で再現する研究に取り組むつもりだ」と方向性には自信を持っている。「発光の詳細を理解し、ほかのさまざまな指標と組み合われば、予知の精度を高めることができるはずだ」。 という。

msn産経ニュース 2014.1.10

「地震前の発光現象」発生メカニズムを研究http://sankei.jp.msn.com/wired/news/140110/wir14011014300000-n1.htm
(一部割愛しました。)
「地震の発生前に、まれに出現する「地震発光現象」。これまで記録されてきたケースを分析し、この現象が起こる理由を解明しようとする論文が発表された。・・・

2011年、桜島噴火が活発だったころ、「地震発光現象か!?」と題する動画が「YouTube」に投稿された。タイトル部分にはさらに続けて「UFO群か!?!」とある。20世紀の前半ならば、後者の反応が一般的だったかもしれない。しかし現在のわれわれは、空に現れる白または色つきの謎めいた光の球が、実際には地震活動によるものだと知っている。それらは地震の発生前、またときに発生中に出現し、あるときは虹色の光や炎に見え、またあるときは何時間も消えない

1900年代にあるイタリアの司祭が、この現象について著した文献によると、記録に残る目撃例は、古くは紀元前89年にさかのぼるという。そして、現在のYouTubeでは、地震発光現象はたくさん投稿されている。・・・

2008年の四川大地震の30分前に撮影されたという上空の動画(上の動画)や、2011年にニュージーランドのクライストチャーチを中心に起こった地震でのもの(次ページに掲載)などだ。

地震の際に発光現象が起こること自体はもはや議論の対象ではなくなったが、なぜそのような現象が起こるのかはこれまで解明されてこなかった。現象が非常に珍しいため、分析が難しいからだ。

しかしこのほど、地震学者チームが、過去の例をできるだけ多く分析し、なぜこの現象が起きるのかを解明しようとする研究論文を「Seismological Research Letters」誌に発表した。研究者らは地震発光現象を、垂直に近い断層等において、地面が引っ張られる際に、応力によって生じる電流を地表へ向けて解放することで発生するものだと考えている。

今回の研究では、ヨーロッパと南北アメリカ大陸において特に広く記録されている目撃例65件を取り上げている。それらの地震の規模は、リヒター・スケール(マグニチュード)で3.6~9.2、発生時期は1600年以降だ。

説明のつかない発光現象は古くから目撃されていたが、19世紀後半に入って、アイルランドの地球物理学者およびエンジニアで、地震学(seismology)という言葉を生み出したロバート・マレットが、紀元前1606年から紀元後1842年までの発光現象を集めた「On the Facts of Earthquake Phenomena」(地震現象の事実について)と題するリストを出版した。その他の資料も参考にして、研究チームはリストの改良版を作成した。

過去のリストには本当の目撃談に混じって、突拍子もない虚偽の報告もかなり含まれていたが、「特定地域の目撃報告(カナダ、ケベック州のサグネ、ペルーのピスコ、イタリアのラクイラなど)の多くは、世界の互いに遠く離れた場所での出来事にもかかわらず、形状や色が類似している(球体で炎のような発光物だったなど)こともあり、EQL(地震発光現象)が現実に広範囲で発生していることを示す証拠とみなすべきだ」と研究チームは記している。

65件の発光現象のうち、85%がリフト(地球のマントル上昇に伴い地殻が膨張し割れるなど、地殻に伸張作用が働いてできた形状)やその近傍で発生しており、さらに97%が、垂直に近い断層のそばで発生していた。

ただし、垂直に近い断層で地震が発生すること自体がまれだ。研究によると、記録に残るすべての地震のうち、プレート内断層に沿って発生するものは5%にすぎないという。にもかかわらず、発光現象はほぼすべてそのような場所で発生している。

「地震発光現象がなぜ、他のタイプの断層でなく、リフト環境においてよく発生するのかは、われわれにもまだよくわかっていない」と、論文の共著者のひとりで、ケベック州天然資源省に所属する地質学者のロベール・テリオは述べる。「しかし、例えば沈み込み帯などでは、断層は30~35度の角度で傾斜しているのに対し、これらのケースにおいてリフト環境を特徴づけているのは、垂直に近い断層だ

また、地震の前や最中ではなく、発生後に発光現象が起きることも非常にまれだ。このことから、発光現象が起こるのは、地下の岩石が互いにこすれ合うのに伴い、地表下で急速に力が発生し、変化が生じるためではないかと研究チームは仮説を立てた。

「(フロインド氏の)実験によって、高度変成岩および火成岩が偏差応力を受けると、岩石中の電荷担体(イオンなど、電荷を運ぶ自由な粒子のこと)が活性化し、岩石を半導体に変えることが明らかになった(中略)。応力を受けると、鉱物粒子は結晶粒界多結晶体において、隣接する結晶間に存在する界面)に沿って滑る、すなわち転位(結晶中に存在する、線状の格子欠陥)が粒子全体を移動することにより、(火成岩を構成する鉱物内に普遍的に含まれる)過酸化架橋(peroxy bond、peroxy link)が壊れる

すると、岩石中の負に帯電した酸素原子が分離し、酸素イオン群を放出し、それらは「応力を受けた岩体から流れ出る」。このとき、これら電荷を帯びた原子群は、周囲の空気を電離してプラズマを生成する。「プラズマは“爆発的に”地表へ抜けていき、目に見えるまばゆい光を発すると考えられる」と、研究チームは説明している。「正孔電荷キャリア(phole)と呼ばれる可動電荷キャリアが、応力勾配に沿って流れていくと、それらはやがて地表に蓄積し、空気分子を電離して、発光その他の現象を引き起こす」

地表へ勢いよく向かうこの動きから電荷が生成されるのは、垂直に近い断層が原因かもしれないと、研究チームは考えている。「ここに提示した研究の枠内でみると、このような観測結果は、地殻において発生するすべての応力が、地震につながる壊滅的な岩石破壊を引き起こすわけではないという事実とも一致する」

この説はまだ、十分な観測結果に基づいているとはいえない。

また、発光現象に関しては、例えば、地表下における岩石の圧電効果(物質に力を加えると、それに比例した表面電荷が現れる現象)によって発生する電場や、磁場の乱れなど、ほかの説も存在する。

数時間続くこともあるとはいえ、発光現象は通常は短時間であることから、地震の早期警告システムとしてはあまり役に立たない。それでもテリオ氏は、発光現象と地震との関連性が広く一般に認知されることは有益だと考えている。

テリオ氏によると、2009年にイタリアで起きたラクイラ地震の前に、空に閃光を目撃した地元住民が、家族を連れて避難したケースもあるという(この地震では、石畳の上をちらつく直径10cmほどの炎を大勢の人が目撃している)。」という。

⇒貴重な研究に基づく「仮説」と思われます。

この説はまだ、十分な観測結果に基づいているとはいえない。数時間続くこともあるとはいえ、発光現象は通常は短時間であることから、地震の早期警告システムとしてはあまり役に立たないというが、

 今回の研究では、超巨大地震があまり発生していないヨーロッパと

 南北アメリカ大陸において特に広く記録されている目撃例65件が取り上げられていますが、

参考情報:ウィキペディア「地震の年表」
http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8


基本的には、さまざまなタイプの異状発光は松代地震のような内陸震源型の地震でしか観察されない?現象かと想われますが、

 環境放射能の変化⇔地殻の地質、地層の状態変化が交互に影響している過程において、

地震・津波規模に付随する現象」として誘起されているという

ほかのさまざまな指標
自然科学的な
目に見えない
1) 「爆縮現象」、2)地下水中のラドンの変化、3)地殻中からのオゾンの発生、4)環境中のベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノ)の増加、4)大気イオン濃度の増加 、5)、電磁波ノイズの発生、
また肉眼観察が可能な6)地震雲の発生、7)鯨など生命体の異常行動などとの関連で、

大津波を伴った海底震源であった3.11を含めた有史以来の歴代超巨大地震との関連で、異常発光がどのように影響を及ぼしているのか?興味あります。

関連投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」(その3:'13-03-25~'13-12-31)の整理
(2014-01-01)

放射化現象に係る投稿(その6:地震予兆としての異常発光現象のメカニズムの仮説(2013-01-15) 


3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’14-1-18)

2014-01-18 | 地震・津波関連

'14-01-18投稿

 既報3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’13-4-11)(2013-04-11)
の引例
 ツイログ日々坦々 @hibi_tantan24 20134月09日によれば、

ロシア人地震学者アレクセイ・リュブーシン氏:これから1年半以内にこの地域でマグニチュード9.0級の新たな地震が発生する可能性がある。 / “破壊的な地震が日本で一年半以内に繰り返される可能性があるという。: The Voice of Russia” htn.to/qDfV7D

 「「2011年3月に日本の北部で大地震が発生したが、同地方のプレートの緊張状態は完全には弛められていない」。シュミット記念地球物理学研究所のロシア人地震学者アレクセイ・リュブーシン氏はそう見なしている。

   リュブーシン氏によれば、これから1年半以内にこの地域でマグニチュード9.0級の新たな自身が発生する可能性がある。同氏はウィーンで開かれた欧州物理学連盟の会議で報告を行った。同氏が行った調査によると、東京付近の南海トラフでは2013年から2014年の間巨大な地震が発生する可能性がある。

   2011年3月11日に日本の東北部で発生したマグニチュード9.0の地震(「東日本大地震」)による死者・行方不明者は1万8500人に上っている。」という。

この予測のみならず、過去、さまざまな予兆現象に基づく提案されていますが、

 3.11並みの首都圏直下型、駿河湾沖、東海・東南海・南海における地震に対して、数十年にわたって警戒してきまましたが、いまだ起こっていません。 いずれ、時間がたてば、歴史的な実績から発生するでしょうが、
殊、大地震・大津波に係る予測は的中していない?と思っていますが、警戒することに越したことはありません

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 個人的には、
 既報[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?と想われる
砂鉄鉱床との関係はどのようになっているのか?常々着目していますが、

 最近、既報米国で地震に先だって発生する謎の発光現象、ついに解明か?という。(2014-01-16) ことですが、発生メカニズムについてさまざまな説が登場したが、フロイント氏の研究チームが岩石の電荷に注目するまで決着は付かなかった。同氏によるとまず、「力が加わった玄武岩や斑れい岩に、電荷の“充電スイッチ”が入る」という。

 そこに地震波がぶつかると、岩石内の電荷が解放される。

地質的な条件、「岩脈」という垂直構造も重要だ。マグマが垂直の割れ目に流れ込んで冷えた地盤で、地下100キロに達する場合もある。ここで玄武岩や斑れい岩が電荷を解放すると、地下から地表に向けて一気に駆け抜けていくことになる。 ・・・

「電荷は結合して一種のプラズマのような状態になり、猛スピードで移動し、地表ではじけて空中放電を起こす。これが色鮮やかな光の正体だ」。地震予知に利用する意見には懐疑的な研究者も多いが、フロイント氏は、「もちろん課題はまだあるが、光を見て避難して助かった人も実際にいる。今後は実験室で再現する研究に取り組むつもりだ」と方向性には自信を持っている。「発光の詳細を理解し、ほかのさまざまな指標と組み合われば、予知の精度を高めることができるはずだ」 ということから、
改めて、地質との関連で注目すべきメカニズムかと想われます。

また、既報大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感
(2013-09-07)で記載しましたように、

大津波を伴う巨大地震は年から年中、四六時中発生せず、

 地震の予兆現象、ひいては地震に繋がる前兆として、
 天地間に徘徊・標榜するさまざまな電磁波、および、電荷を帯びたエアロゾル、大気イオンなどが雨、雲、水蒸気などによって阻害されずに、
活性化状態が続く好天気状態において、天地間における電気および磁気、帯電したエアロゾルの流通経路が電磁気的につながる状態になった時に確率的に発生するのでは???

と最近妄想しています。

ですから、
静電気(電子)は湿度が高いと消滅したり発生しない、
電磁波(赤外線、マイクロ波、電波など)は吸収されない

 
環境中の水分量が少なく、所謂「五月晴れ」に象徴される

からっとした気候時には警戒が特に必要か?と思っています。

まえがきが長くなりましたが、

 既報3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’13-9-19)と関連情報メモ(2013-09-20) に引き続いて、その後の震度5弱以上地震を調べました。

 最近は目だって大きな地震は発生していないと想われますが、
その後の発生状況はどのようになっているのでしょうか?

 enki.jp
過去の地震情報
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/entriesmax_level
=level_5_minus
(一部割愛しました。)

(表中に比較的湿度が低いと想われる発生月
および震度5強以上、M6以上を太字にしました。)

   発生時刻         深さ(Km)      震源地  マグニチュード震度

 

 
  2013年12月31日 10時3分頃約10km 茨城県北部 M5.4 5弱
  2013年11月10日 7時37分頃約70km 茨城県南部 M5.5 5弱
  2013年9月20日 2時25分頃 約20km 福島県浜通り M5.9 5強

 震源地ごとの地震観測回数

震度1以上

期間:2013年10月9日~2014年1月17日

2014年1月17日 21時0分更新

地震観測回数震源地地震規模
の最大
68 宮城県沖 M5.0
44 茨城県北部 M5.4
40 福島県沖 M7.1
32 千葉県東方沖 M5.5
28 茨城県沖 M5.5

※震度1以上を観測した地震の集計です

期間:2013年10月9日~2014年1月17日

2014年1月17日 21時0分更新

震度3以上の
地震観測回数
地域震度の
地域
観測した
最大震度
18 茨城県北部 5弱
14 茨城県南部 5弱
12 福島県中通り 4
12 福島県浜通り 3
11 宮城県中部 4

※震度3以上を観測した地震の集計です

1月17日 18時37分頃
最大震度:3
茨城県沖
M4.3
1月17日 7時56分頃
最大震度:3
奄美大島近海
M4.8
1月16日 10時12分頃
最大震度:3
岩手県沖
M5.0
1月13日 8時29分頃
最大震度:3
茨城県北部
M3.6
1月9日 13時31分頃
最大震度:3
浦河沖
M4.7

 ⇒大津波を発生させると想われるM8.5以上の大地震の発生はなかったようです。

小さな地震が宮城県沖、茨城県北部、福島県沖、千葉県東方沖、茨城県沖で多いようです。

 しかし、
 太平洋プレートの潜り込み加速 「新型地震」が迫っている!?という。
(2013-11-02)
3・11の地震で、アスペリティー(固着)が弱くなった分、太平洋プレートの潜り込みの速度が、これまでの年10センチから、年30~40センチに加速しています。そのため、今後も『アウターライズ型』が起き、津波が起こる可能性があるという。

 電子基準点を使った地震予測で3.11直前と同じ異変 M7以上の南海トラフ地震の可能性があるという。
(
2013-11-25) 
電子基準点のデータは、GPSをさらに精密にしたようなもので、電子基準点のデータをもとに、地殻変動の動きを観察し続けたところ、最近のデータが、東日本大震災の発生前と同じ異変を示しており、今年12月から来年3月頃の期間に南海トラフでの大地震が起こる可能性があるという。

地震および津波に係る記載(その50:原発周辺の福島沖で危険な兆候 巨大地震前の小康状態か?という。)の引例zakzak 
福島沖で危険な兆候 巨大地震前の小康状態か 東海大教授が警告
2013.04.26
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130426/dms1304261810022-n1.htm

不気味な小康状態が続いている。巨大地震がくる前の『嵐の前の静けさ』のようだ」という考え方もある。

ということから、加えて、小笠原新島の形成、いったん沈静化していた太陽活動が年始からの活発化しているということもあり、今後5月ごろまでは油断大敵か?と杞憂しています。

 また、既報(その49)にて、ここ2年間の地震規模および発生数と季節との関連('12-03-01~ '13-04-25)および有史以来の歴代超巨大地震を個人的な関心で調べましたが、
 人工的な地震による増幅効果は例外として
参考情報(人工地震)
ザウルスでござる
OSS日本本土に対する地震心理戦計画 2 本文全訳
http://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/91de5b468befd544004e4c1c7b264c0d
(一般的な人為的な地震とは→人工地震 - Wikipedia参照)


 巨大地震の発生の季節性については
 日本での湿度が高いと思われる梅雨季に中る6月と雨が多い台風季に中る9月では、わが国を含めた東アジア、ロシア東部地域では、比較的に甚大な災害を及ぼす巨大地震の発生がないようです。
参考関連投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」(その3:'13-03-25~'13-12-31)の整理
(2014-01-01)
 


脱原発と再生エネルギー・省エネに係る雑感(その2)

2014-01-17 | 環境放射能関連

'14-01-17投稿

 以前から国政の抱える難問として、

・遅々として進んでいない3.11による原発事故の収束

・原発ごみの処分方法

・ドイツと比べて計画通りに進展しない再生エネ化

がありますが、いずれも成果があがっていません。

 

 都知事選をきっかけとして、個人的には、何はともあれ、今までできなかった原発事故の早期収束、40年を迎える老朽原発から出るごみの最終処分をいち早く起動に乗せて、不足分を再生エネ・省エネで賄うことができないのか?と思っていますが、・・・。

選挙は既得権益、利害関係、支持基盤などが絡む諸般の事情があり、複雑な現状と思われますが、

 わが国における脱原発、再生エネに係る論評として、
既報再生可能なエネルギー、その12):米 エイモリー・ロビンス氏のビジョンによれば、
「・・・発電所を造れば造るほどもうかるという電気料金制度にも大きな問題がある。 ・・・大規模集中型のエネルギーシステムやそれを支える政策から決別し、原子力などへの補助金をやめて、フェアな競争を実現しなければならない。
 政治家は勇気を持つべきだ。もし、日本人が省エネと再生可能エネルギーに多大な投資をし、得られたものを周辺の国と共有できれば、日本は世界に大きな貢献ができるだろう・・・」という。

 たとえ、小さな再生エネ発電でも再生可能エネルギー利用推進の村などを国を挙げて、極力バックアップして輸入に頼る化石燃料から自給可能な再生エネにシフトする姿勢が重要か?と思われます。

 また、再生エネの進展には普及状況の見える化と国民総意が必要か?と思われます。

参考関連投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載(その20:再生エネの進展の立ち遅れの挽回に係る雑感)(2013-05-29) 

以下、既報(その1)に引き続いて、
脱原発と再生エネルギー・省エネに係る関連情報
を調べました。

 都知事選の争点として、「脱原発」が取り上げられているわけですが
「脱原発」の中身(即時ゼロか否か)
を巡って水面下での調整が進んでいるという。

日刊ゲンダイ 2014年1月17日 

出馬会見2度延期 脱原発「細川公約」めぐり水面下の攻防http://gendai.net/articles/view/news/147301/2

「「脱原発」を都知事選の最大の争点に打ち出した細川・小泉連合だが、その具体的な中身がなかなか明らかにならない。当初、細川護煕元首相は、15日に正式な出馬会見をする予定だったが、17日に変更し、さらに再び、来週20日以降に延期した。都知事選候補者の討論会を企画した週末のTV報道番組へも、細川陣営は「代理でどうか」と伝えてきたという。

「細川さんが20年前に佐川急便から1億円を借りた問題で、自民党は徹底的にネガティブキャンペーンを始めています。討論会に出れば、それを攻められる。出馬会見を来週まで引っ張って、短期決戦で23日の告示に突っ込んだ方が得策という戦略もあるのでしょうが、公約作りでモメていることも会見が遅れている要因です。勝手連という形で旧日本新党出身者だけでなく民主党も入ってきた。船頭が多くてまとまらないのです」(都政記者)

■「再稼働反対」を打ち出せるのか

 モメているのは、やはり「脱原発」の表現だ。小泉純一郎元首相が主張しているように、原発再稼働を認めず即時ゼロにするのか、それとも、原発再稼働の是非には触れず、自然エネルギー拡大など将来的な脱原発に重きを置くのか――。

 総論としての脱原発では一致していても、その時期や方法などをめぐって議論百出。混乱しているようなのだ。「選挙用ビラの原案では、原発に関する記述で具体性に欠ける文言が5、6行にわたってダラダラと並んでいたため、やり直しになった。民主党都連のバックには連合東京がいて、連合東京会長は電力総連出身です。民主党としては、原発再稼働を完全否定しにくい

労組系議員は<公約はあまり先鋭化させず、幅広く支持できるものにした方がいい>と言っている。とにかく、細川さんの出馬が本格化して以降、いろんな人がシャシャリ出てきて、政策に自分たちの都合を盛り込もうとするから大変です」(細川陣営関係者)

 脱原発については、舛添要一元厚労相も15日の会見で「原発に依存しない社会をつくるべきだと言い続けてきた」と主張していた。

 細川が舛添と政策の差別化を図るなら、どんな公約にすべきかはハッキリしている。外野の雑音を無視できるか。」という。

関連投稿:
都知事選に細川氏出馬表明「原発は国の存亡に関わる問題」。「即時ゼロ」ではなく、徐々に依存度減という。

旧日本新党時代の師である細川氏出馬に野田前首相ブログで驚きを示したという。
(2014-01-17)


脱原発と再生エネルギー・省エネに係る雑感(その1)

2014-01-17 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'14-01-17投稿

 以前から国政の抱える難問として、

・遅々として進んでいない3.11による原発事故の収束

・原発ごみの処分方法

・ドイツと比べて計画通りに進展しない再生エネ化

がありますが、いずれも成果があがっていません。

戦後、奇跡的な復興を成し遂げたわが国として信じられない状況と思われます。

 既報都知事選に細川氏出馬表明「原発は国の存亡に関わる問題」。「即時ゼロ」ではなく、徐々に依存度減という。(2014-01-15)が、歴代首相が老齢に鞭打って、捨て身で国政の問題を首都東京から打開しようとする事態となっています。

過去の歴代首相も同様な意向を示しているようです。

関連投稿: 
歴代首相の脱原発発言を収集してその骨子を整理しました。【追加】
(2013-11-18)
旧日本新党時代の師である細川氏出馬に野田前首相ブログで驚きを示したという。
(2014-01-17)
 

 

 なぜこのようになるのか?

 個人的には、現役時代には国政全般を司るしがらみから、既得権益、利害関係が交錯する難問を解決できなかった遺恨のなせる業でしょうか?と想われます。

 食料、エネルギー、資源に乏しいわが国は貿易によって外貨を稼いでバブル期までは順調であったと実感していますが、崩壊後は未曾有の原発事故によって精神的にも経済的にも低迷しているのではと想われます。

 バブル期に味わった金銭的な快感が日本を狂わせた?とも想われます。

 化石燃料の枯渇は自明なことなのに、

再生エネの開発が進展していない問題として、

高価な再生エネを安価にできれば、解決できると思われますが、現状不可能。

しかしながら、なぜか?同じような問題を抱えるドイツの再生エネの進展状況と比べて雲泥の差があります。

だから、原発事故の収束、原発ごみの処分方法の難問に目を瞑れば、原油輸入による負担増から、一見、安価と思われる規定路線であった原発に頼らざる得ない状況かと想われます。

いずれにしても、原油は枯渇、高騰することを見越して、衆目の一致する再生エネ・省エネの進展が必要なことは自明なのに、

 国政主導で今まで成し遂げられなかったことは規定路線、既得権益のしがらみなのだろうか?

 エネルギー産業はその時々の社会の求める環境保全、エネルギー確保に係る安全性によって石炭火力→大規模水力ダム→天然ガス、原子力と盛衰してきましたが、

原子力発電は1000年に一度という大地震・大津波による3.11後の放射能漏洩事故によって全く安全ではないこと、また、一度、破損事故が起きれば今なおその収束がされない現状から明らかです。

 

 個人的に印象深い国政の抱える難問に係る情報および所感を
以下に記載しました。

参考情報:

・遅々として進んでいない3.11による原発事故の収束

原発からの放射性汚染物の廃棄・排出に係る問題および関連情報を調べました。
(2014-01-16)
 

原発関連放射能による汚染物は粗大、微小さまざまと思われますが、

個人的には、基礎的な情報について理解しておくことが必要かと思います。

使用済み核燃料廃炉によって生じる廃棄物に係る最終処分場問題が大きいことがわかります。ガラス原料と一緒に高温で溶かしてステンレス容器に入れたもの(ガラス固化体)を、地下300mを超す深い場所に埋める、いわゆる「地層処分」が最適とされているというが、・・・。

 これらの処分に要するコストは電気代としてどのくらいなのか?収支計算はどのようになっているのだろうか?

【再掲】環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る福島原発汚染水除染問題について 
(2013-12-22) 

既報原発停止で周辺の海洋環境が劇的に改善という。(2013-11-29)が、東京電力福島第一原発事故による二次、三次・・・災害は未だに収束していません。

総意を結集して、いち早い計画通りの収束を!

 今まで、福島原発の収束および放射能汚染水の浄化処理が計画通り遂行されなかった現状に係る47トピックスのコメント欄に文末の投稿された意見を引用して、個人的なメモとして抽出してあります。

 

・原発ごみの処分方法

原発からの放射性汚染物の廃棄・排出に係る問題および関連情報を調べました。(2014-01-16) 

国内の最終処分場の選定問題のみならず、福島第1原発の状況はますます悪化しています。今月10日、福島県沖でとれたクロダイから高線量の放射性セシウムを検出したと発表され、12日には、新たに地上タンク群のせきから汚染水が大量に漏れた。溶けた核燃料もどこにあるか、いまだに分からないともいう。廃炉作業は未知との闘いと同様、一度漏洩した汚染水の除染もうまくいってないようです。

 

・ドイツと比べて計画通りに進展しない再生エネ化

今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('12-6-1~'13-12-15)

 個人的には、日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)に記載しました微生物を利用した人工の「メタン」「オイル」「水素」などのバイオマスの量産化技術の発展、小規模水力発電、更に、昨今の異常気象に伴う土砂災害に係る記載(提案:洪水と渇水対策に中規模水力発電ダム増設を)(2012-07-12)の進展に着目して、期待しています。

 現状、10数年前、技術的に優位に立っていたわが国の再生可能なエネルギー技術は量産化技術の立ち遅れ、恵まれない気象条件、島国のためヨーロッパなどと比べて電力の融通性に欠けること、原子力関連への偏重予算に加えて、大手電力会社になどによる発電事業者への電力買取拒否などから、および、ドイツ、中国などに後塵を浴びていることから、過去から現在において、再生可能なエネルギーの進展に係る国をあげての一貫性のある政策誘導的な支援がなく、その場しのぎの政策であったからでしょうか?                              

 なぜそのようになったのか?を議論して、結論を出して、ドイツのように着実に普及させて、挽回することが必要と思われます。

再生可能なエネルギーに係る記載
(その25:日本とドイツのエネルギー関係データの比較)
(2013-10-31)の引例によれば、

再生可能エネルギーの割合は、
日本1.6% ?
VS ドイツ20.3%

 参考: ドレスデン情報ファイル
http://www3.ocn.ne.jp/~elbe/kiso/atomdata04.html
ドイツのエネルギー関係データ

  電力に占める再生可能エネルギーの割合

再生可能なエネルギーに係る記載(その20:再生エネの進展の立ち遅れの挽回に係る雑感)
(2013-05-29)

 このような原発に対して、世界各国のエネルギー需給状況、政策はさまざまなようですが、米国はスリーマイル島事故が起こす前から、経済的な問題から、原子力発電が日本ほどは重宝されていないという。

 化石燃料資源に乏しく、四方海に取り囲まれ、緊急時の電力融通にも事欠くわが国。
 原発停止後、円安による資源高騰にともなう火力発電コストの高騰によって、今まで以上に電気製造コストが高くなっている現状。眠っている原発を再稼動して一時?しのぎの貿易収支の改善に傾倒している現状。経済収支復興に余りにも固執し過ぎれば、未来に巨大な「ツケ」を先遅りしていると思わざるを得ません。
 参考関連投稿:
【追加・再掲】各種エネルギー確保の現状 および原発、再生エネの位置づけに係る情報(2013-05-14)

 

農地で藻を大量生産してバイオ燃料にする実証試験が早ければ来月 茨城県つくば市で始まるという。
(2013-12-25)
 

1時間以内で、藻をエネルギー燃料に変えてしまう科学プロセスを開発したという。
(2013-12-21)
 

再生可能なエネルギーに係る記載(その24:世界初の浮体式洋上風力発電「ふくしま未来」 実証実験へ)
(2013-10-05) 

脱原発に向けて、現状の普及率について不詳ですが、少しづつ再生エネが進展しつつあるようです。

参考関連投稿:
脱原発と大幅な省エネ・節電で、再生可能エネルギー100%の安全な未来を!という。(2013-07-24) 
>>引例を詳しくみる(WWF)

 


旧日本新党時代の師である細川氏出馬に野田前首相ブログで驚きを示したという。

2014-01-17 | 環境放射能関連

'14-01-16投稿、01-17追記

 既報都知事選に細川氏出馬表明「原発は国の存亡に関わる問題」。「即時ゼロ」ではなく、徐々に依存度減という。を紹介しましたが、

 歴代首相の脱原発発言を収集してその骨子を整理しました。【追加】2013-11-18)に引き続いて、旧日本新党時代の師である細川氏出馬に野田前首相ブログで驚きを示したという。

gooニュース
朝日新聞DIGITAL 2014年1月16日(木)19:12

細川氏出馬に「じぇじぇじぇ」 野田前首相ブログで驚きhttp://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASG1J556DG1JUTFK009.html

「「じぇじぇじぇ」。民主党の野田佳彦前首相は16日、自らのブログで、旧日本新党時代の師である細川護熙元首相が東京都知事選に立候補を決めたことについて、こう驚きを表現した。「足手まといにならぬように勝手連として全力で応援する」とも表明した。

 野田氏は細川氏が掲げる「脱原発」について「野田政権が閣議決定した『2030年代に原発ゼロをめざす』ですら生ぬるいとお考えだった。現在の安倍政権にはもっと我慢がならないのでしょう」「花のお江戸で文明の選択を問う意義は大きい」と指摘した。

 野田氏は党執行部の指示で細川氏に立候補を働きかけていたが、ブログでは「小泉(純一郎)元首相と連携して劇場型デモクラシーを再現するだけなら、現実主義の私はついていけない」と苦言も呈した。ただ、ブログの最後では「私が民主党代表選に勝利した時は、息子が運動会で1等賞をとったみたいに喜んでくれた。殿が捨て身の戦いを決意したのであれば、決して見殺しにはできません」と支援を誓った。」という。

 ⇒細川元首相のことを熟知していると想われる野田前首相の驚きとは脱原発にかける捨て身の戦いへの決意如何かと?想われますが、公約作成は難航しているようです。

PS:野田佳彦前首相は16日のブログ

 

BLOGOS

記事

「細川護煕(もりひろ)元首相が、東京都知事選に出馬することになりました。ふと思い浮かんだ言葉は、去年の流行語大賞「じぇじぇじぇ」でした。でも、いつまでもポカンと口を開けて驚いている暇はありません。何せ今月23日が告示ですから…。無所属で立候補するご意向ですので、足手まといにならぬように勝手連として全力で応援するつもりです。

  細川元首相は、熊本県知事を経て、1992年に日本新党を結成しました。私は、細川氏が松下政経塾の評議員であったことで知己を得、同党結党に参画しました。そして、そのお蔭で翌93年に衆院初当選を果たせました。ですから、細川氏は私の政治の師の1人なのです。

  細川氏は元来、小さな政局には全く無関心で大局を見据えて行動する人です。20年前のドンキホーテのような挑戦も、固くて分厚い「55年体制」という岩盤を打ち壊すためでした。

  今般の知事選では、「脱原発」を旗印に戦うようです。野田政権が閣議決定した「2030年代に原発ゼロをめざす」とした「革新的エネルギー環境戦略」ですら生ぬるいとお考えだったようですから、現在の安倍政権にはもっと我慢がならないのでしょう。おそらく、原発を政治の問題ではなく文明の問題として社会が受け入れるかどうか、エネルギー最大消費地の東京都民に迫る覚悟なのではないでしょうか。エネルギー政策は都政の争点ではないと批判する人もいますが、花のお江戸で文明の選択を問う意義は大きいと思います。

  ただし、この単一の政策だけを振りかざし、小泉元首相と連携して劇場型デモクラシーを再現するだけなら、さすがに現実主義の私はついていけません。なぜなら、都政には様々な政策課題がありますし、東京五輪の準備のためには国際感覚も求められるからです。幸いにして、細川元首相は自治体経営の経験もありますし、国際性も有しています。都民が関心をもっているテーマについては、すべて説得力をもって語れる素養があると思います。

  私は96年に落選し、4年近く浪人しました。その間、資金繰りには悪戦苦闘しましたが、細川氏はいつもサポートしてくれました。私が09年の民主党代表選に勝利した時は、息子が運動会で1等賞をとったみたいに喜んでくれました。総理就任後も国難ばかりに直面しましたが、細川氏はその度に親身なアドバイスをしてくれました。私が総理を辞めた後、細川ご夫妻は私たち夫婦と長浜博行前環境大臣夫妻を夕食会に招き、しみじみと慰労してくれました。

  殿の親心には、何度も接してきました。その殿が捨て身の戦いを決意したのであれば、決して見殺しにはできません。

■関連記事
「私も勝手連的に細川さんを応援するつもりだ。」 - 菅直人元首相(1月16日) 」

gooニュース
 五輪に否定的?佐川問題は? 細川氏、公約会見を再延期

朝日新聞2014年1月17日(金)00:15
 「23日告示の東京都知事選に立候補を表明した細川護熙(もりひろ)元首相(76)は、17日に予定していた公約発表会見を20日以降に延期した。2020年東京五輪や脱原発に関する政策作りに難航し、東京佐川急便からの借り入れ問題への説明についても調整を続けている。

 細川氏は14日、小泉純一郎元首相の支援をうけ、脱原発をめざして立候補すると表明。陣営は、15日に記者会見で政策を公表する予定だった。だが、14日夜、「公約や質疑での回答案が固め切れていない」として17日に延期し、さらに16日、20日以降に延ばすことにした。

 複数の関係者によると、脱原発をめぐっては、陣営内で議論があったが、即時原発ゼロを掲げる方向になっている。脱原発の政策内容を最終的に詰めているところだ。」 という。
 

原発依存か、脱原発か:【基礎知識】原発のごみの捨て場所はあるのか?http://mainichi.jp/ronten/news/m20140110dog00m010053000c.htmlによれば、

原発を再稼動すれば、使用済み核燃料廃炉によって生じる廃棄物などの最終処分場のめどをつけられなかった事実からこれ以上の核関連のゴミがでない即時原発ゼロを掲げる方向が望ましいと想われます。
 
 
 
 

原発からの放射性汚染物の廃棄・排出に係る問題および関連情報を調べました。

2014-01-16 | 環境放射能関連

'14-01-16投稿

 既報歴代首相の脱原発発言を収集してその骨子を整理しました。【追加】2013-11-18)において、

小泉元首相は

原発関連放射能による汚染物については、

 東京電力福島第一原発の事故前から最終処分場のめどをつけられなかった事実がある。

 その理由は、「最終処分場を造れなかったのは住民の反対(があったから)だ。こんなことに莫大(ばくだい)な資金とエネルギーを使うなら、国民が協力できるような、自然を資源にしたさまざまなエネルギーのために使った方がいい、というのが私の主張だ。大きな岐路だ」という。

また、脱原発については、

 原発ゼロの方針を出せば、必ずある人が良い案を作ってくれる。内閣に原発ゼロに賛同する識者を集め、専門家の知恵を借りて結論を尊重して進めるべきだという。

原発関連放射能による汚染物は粗大、微小さまざまと思われますが、

個人的には、基礎的な情報について理解しておくことが必要かと思い、
以下、関連情報を調べました。

毎日新聞

2014年01月14日

によれば、

原発依存か、脱原発か:【基礎知識】原発のごみの捨て場所はあるのか?http://mainichi.jp/ronten/news/m20140110dog00m010053000c.html

「◇最終処分場のある国、ない国

 原発から出るごみは、大きく分けて2つある。

一つは使用済み核燃料、もう一つは廃炉によって生じる廃棄物だ。日本にとっては、目下どちらも喫緊の課題である。

 発電に使ったあとの燃えかすである高レベル放射性廃棄物は、ガラス原料と一緒に高温で溶かしてステンレス容器に入れたもの(ガラス固化体)を、地下300mを超す深い場所に埋める、いわゆる「地層処分」が最適とされている。

 もっとも、数万年にわたって処分場の安定が維持できるかどうかは誰もわからない(いまから数万年前といえば、ネアンデルタール人がいた時代である)。そのため、廃棄物を完全に封印するか、当初の数十年から数百年間は取り出し可能な状態で保管するかは、各国によって方針が異なる。どちらにしても、この地層処分がすでに事業としておこなわれている国は、いまのところない。

 もっとも実現に近いのが、小泉元首相の「原発ゼロ」発言のきっかけになったフィンランドの核廃棄物処分場「オンカロ」である。処分地として決定済みで、2020年頃には操業を開始する予定だ。この場所の岩盤は、過去19億年、大きく動いた形跡がないという

 これに次ぐのがスウェーデンで、現在、原発のあるフォルスマルクが処分地に選定されていて、決定待ちの状況である。決まれば2029年頃に操業開始となる。この2カ国の処分場は、バルト海を挟んでちょうど向かい合う位置にある。

 いっぽうフランスでは、スペイン国境に近いビュールに核廃棄物地下研究所があり、ここに処分場を建設して、2025年頃に操業を開始する計画が進んでいるが、地元では反対の声が強い。

 アメリカでは、ブッシュ政権の時代にネバダ州ユッカマウンテンに処分場を建設する計画が進んでいたが、地元の反対が根強く、オバマ政権になってこれを撤回した。

 そのほか、スイス、ドイツ、イギリス、カナダ、中国などでも処分場選定の動きが見られるが、具体的な候補地が決まった国は一つもない。日本も同様である。

 ■日本の最終処分場はどこか

 日本は使用済み核燃料を再処理してプルトニウムとウランを取り出し、繰り返し使用するという核燃料サイクル政策を進めようとしているが、現実には頓挫している。仮にそれが操業にこぎつけたとしても、再処理の過程で出る高レベル放射性廃棄物をどうするかはまったく未解決だ。

フランスを除くほとんどの国では、再処理をせずに使用済み燃料を高レベル廃棄物として直接処分する方針をとっている。再処理することでコストが減るわけではないことがわかったからだ。

 だが日本は、巨費を投じて始めた事業だけにやめることができずにいる。かといって、核燃料サイクルが機能しているわけではないため、使用済み燃料から取り出したまま使いようのないプルトニウムが現在も増えつづけているのである。そのうえ高レベル廃棄物最終処分場は選定すら進んでおらず決まる見込みはほとんどない。

文科省所管の日本原子力研究開発機構が、北海道幌延町と岐阜県瑞浪市に設けた超深地層研究所で地層処分の研究開発を進めてはいるが、すでに地元では研究所周辺が最終処分場とされるのではないか、との懸念の声があがっている。

 中間貯蔵施設を受け入れている青森県は、「最終処分場とはしない」と国に確約させた。しかし、県民のあいだでは、それを反故にされるのではという疑念がたびたび生じている。

高レベルではないが、福島県内の除染によって生じた汚染土の処理にも同様の問題がある。政府は12月14日、双葉、大熊、楢葉の3町長と佐藤雄平福島県知事に対して汚染土の中間貯蔵施設の建設受け入れを要請した。難航が予想されるのは、中間貯蔵施設がそのまま最終処分場に転じるのではないかという懸念があるからだ。

 高レベル廃棄物の最終処分場の選定は、これまで、電力会社が中心になって2000年に設立された原子力発電環境整備機構(NUMO)が候補地を公募し、自治体の応募を待つ方法に頼ってきた。地元の説得が最大の難関だからである。応募があれば立地の適性を調査することになるが、その調査段階で地元に年10億円の交付金が入ることになっていたため、いくつかの自治体で立候補をめざす動きがあった。しかし、実際に立候補したのは高知県東洋町(2007年)だけだった。それも、住民の反発は大きく、反対派の町長が当選したことによって撤回された。

福島第一原発の事故後は、自治体からの立候補はまず望めなくなった。

 そこで経済産業省は、2013年12月6日に公表した「エネルギー基本計画」原案の中で、NUMOが公募する方式から、国が主導して候補地を選び、地元に提示する方式に改める方針を盛り込んだ。地層や地下水の流れを分析し、安全とされる場所を全国から100カ所程度選び出し、国が調査して、その情報を地元に提供するという手順である。

 経産省はこの基本計画で、原発を「重要なベース電源」と位置づけ、核燃料サイクルの継続も明記した。経産省の諮問機関である総合エネルギー調査会、「重要なベース電源」の前に「基盤となる」の文言を加え、さらに原発の必要性を強調した。

 ■廃炉作業は未知との闘い

 もう一つの放射性ごみは、廃炉によって発生するスクラップだ。

 原発は建設から40年で運転を終了し、廃炉にすることを原則としている。事故を起こした福島第一原発の廃炉が決まる前、日本で運転停止した原発は5基、そのうち最初に解体されたのは、日本原子力研究開発機構のJPDR炉(茨城県東海村)である。この原発は1963年、日本最初の原子力発電に成功した記念すべき試験炉で(初臨界した10月26日がのちに「原子力の日」となった)、1976年に所期の目的を達して運転終了、10年ほどをかけて解体を完了した。

 もっとも、使用済み燃料さえ取り出せば、一般の原発の解体で生じる廃棄物の9割以上が放射性廃棄物ではなく、法的には一般の廃棄物と同様の処分が可能となる。

しかし、周辺住民の意識は複雑で、日本原子力研究開発機構の新型転換炉「ふげん」を廃炉にした際は、汚染されていないコンクリートを漁礁に再利用しようとしたが、風評被害を恐れる地元漁協の反対にあって断念した経緯がある。

 福島第一原発の事故が起きるまで、54基の原発が稼動していた日本では、毎年1基ぐらいずつ運転停止する原子炉が出る計算で、放射性廃棄物の安全な処理など、廃炉技術を磨きながら、海外への技術輸出を含め、これをビジネスとして成立させようとしていた。

だが、放射性の汚染水にまみれた福島第一原発の廃炉作業は、そうした経験がまったく役に立たない、未知との闘いといってよい。

東京電力は11月18日、4号機の使用済み核燃料をプールから取り出す作業を開始。2011年12月から始まった廃炉工程表の第2期に入った。このあと、2021年頃から、第3期として正念場の原子炉内に残る溶けた燃料の処理にとりかかる。1〜3号機は4号機よりはるかに放射線量が高いため、作業はさらに困難になる。終了までには早くて30年、遅ければ40年はかかる事業だといわれる。

 福島第一原発の廃炉を進めるにあたって、首相を本部長とする政府の原子力災害対策本部の下に「廃炉対策推進会議」や「廃炉・汚染水対策チーム」ができたが、全体を継続して監督する組織がない。

経済産業省では、原子力損害賠償支援機構を改組し、東電がおこなう廃炉作業を最終段階まで監督する役割を追加する方針を立てている。改正法案が2014年の通常国会を通れば、新機構が4月に発足、名称は「原子力損害賠償廃炉支援機構」になる見通しだ。」とのこと。

使用済み核燃料廃炉によって生じる廃棄物に係る最終処分場問題が大きいことがわかります。ガラス原料と一緒に高温で溶かしてステンレス容器に入れたもの(ガラス固化体)を、地下300mを超す深い場所に埋める、いわゆる「地層処分」が最適とされているというが、・・・。

 これらの処分に要するコストは電気代としてどのくらいなのか?収支計算はどのようになっているのだろうか?

次に、

 上記の使用済み核燃料廃炉によって生じる廃棄物最終処分以外にも、放射性汚染物に係る問題があるようです。

日刊ゲンダイ

2014年1月15日 掲載

安倍首相は必死に牽制 都知事選の争点「脱原発」の明白http://gendai.net/articles/view/news/147227/2
(一部割愛しました。)

「「課題がバランスよく議論されるべきだし、エネルギー政策は東京都だけではなく国民みんなの課題だ」――。安倍首相はこう言って、都知事選の争点が「脱原発」に集中しないよう早い段階から牽制してきた。しかし、脱原発は都民にも大いに関係のある重要課題だ

 元大阪市立大学大学院教授(環境政策論)の畑明郎氏がこう言う。
「マスコミは最近すっかり報じなくなりましたが、福島第1原発の状況はますます悪化しています。今月10日、福島県沖でとれたクロダイから高線量の放射性セシウムを検出したと発表され、12日には、新たに地上タンク群のせきから汚染水が大量に漏れた。溶けた核燃料もどこにあるか、いまだに分からない。それなのに、原発再稼働を進めていいのか。この国で最も電力を使う東京に住む都民が脱原発を真剣に論じるのは当然です」

■原発汚染ゴミはこっそり東京に埋められる

 都民にとって、さらに身近なのは原発汚染ゴミの問題だ。いずれ国の主導で全国100カ所以上の場所に「高レベル放射性廃棄物」の最終処理場が建設される。「東京には原発がないから大丈夫」と思っている人も多いだろうが、タカをくくっていると、「いつの間にか近所に原発汚染ゴミが埋まっている」なんて事態が起きるかもしれない。

実際、福島県郡山市では住民に知らせることなく、市が大量の原発汚染ゴミを埋めていたことが判明し、大問題になっている。「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト」の郡山代表・武本泰氏が言う。

「郡山市は住民が除染した側溝の汚泥などを、子どもたちが遊び場にしている市の公園にこっそり埋めていました。汚染ゴミは中間貯蔵施設ができるまで仮置き場で保管するのが原則なのに、市は公園を“仮々置き場”と拡大解釈して利用していたのです。情報公開請求で、埋められている公園が少なくとも21カ所に上ることが分かりましたが、市はいろいろ理由をつけて情報を出し渋りました。郡山市の例ひとつとってもこれですから、<最終処分場をつくる>という原発推進派の言い分をうのみにしたらトンデモないことになるでしょう。東京のどこかが汚染ゴミの“仮々置き場”になっても不思議ではないと思いますよ」

 脱原発の争点化を避けようとしている連中は、やましいところがあるのではないか。」という。

⇒国内の最終処分場の選定問題のみならず、福島第1原発の状況はますます悪化しています。今月10日、福島県沖でとれたクロダイから高線量の放射性セシウムを検出したと発表され、12日には、新たに地上タンク群のせきから汚染水が大量に漏れた。溶けた核燃料もどこにあるか、いまだに分からないともいう。廃炉作業は未知との闘いと同様、一度漏洩した汚染水の除染もうまくいってないようです。

 既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その35:福島原発汚染水処理の計画について )(2013-02-22)の引例によれば、

2月12日】 ◆試運転に向け評価大詰め 放射性物質の除去設備

 東京電力福島第1原発の事故収束作業で、原子炉の冷却に使った水から約60種類の放射性物質を除去できる「多核種除去設備(ALPS)」の試運転に向けた安全性評価が大詰めを迎えている。
 除去された放射性物質を保管する容器に強度不足が見つかり、東電は耐久性を上げる対策を取った。原子力規制委員会の21日の検討会で、試運転に踏み切れるかどうか方向性が示される見込みだ。
 第1原発で貯蔵する汚染水は1月時点で約22万立方メートルに上り、千トン単位の汚染水タンクで構内に保管されている。ALPSは、従来の設備で除去できなかった放射性セシウム以外の放射性物質も取り除ける。東電の試算では、2月中に運転を始めれば2019年には保管されている汚染水の処理が全て終わる。………(2013/2/12)【共同通信】<記事全文>

というはずであった除染設備にしても、除染は計画通りにいかないようです。

最近の情報によれば、

福島第一原発・最新情報 P-25
http://www.imart.co.jp/houshasen-level-jyouhou.html

放射性物質濃度240万ベクレルに=最悪更新、福島第1海側地下水(26.1.14)

東京電力は14日、福島第1原発2号機タービン建屋海側の観測用井戸で13日採取した地下水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり240万ベクレル検出されたと発表した。9日採取の同220万ベクレルを超え、過去最悪を更新した。
 東電によると、この井戸は護岸から約40メートルの位置にあり、昨秋から濃度が上昇傾向にある。
 井戸周辺では、汚染地下水を吸い上げたり、放射性物質の海への流出を防ぐため護岸の土壌を固めたりする工事が進んでいる。東電は「一連の工事が地下水の流れに影響を与えている可能性がある」と説明し、新たな汚染水漏えいではないとみている。
ーーー時事ドットコム(2014/01/14)

ALPS性能不良、本格稼働のメド立たず…福島第一(26.1.14)

「東京電力が福島第一原子力発電所で試験運転中の新型浄化装置「ALPS(アルプス)」について、原子力規制庁は14日の記者会見で、目標通りの性能が出ておらず、いつ本格稼働できるか分からないことを明らかにした。
 汚染水に含まれる63種類の放射性物質のうち、62種類をほぼ完全に除去できるはずだったが、ヨウ素など一部の物質の除去性能が目標を下回り、改良を加えているという。

 同庁はまた、汚染水タンクから出るエックス線によって、敷地境界の放射線量が基準を大幅に超えている問題について、当面はタンクの設計変更などを求めずに増設を認める姿勢を示した。同庁の担当者は、設計変更の具体案がまだないとして、「(アルプスで汚染水中の)ストロンチウムなどを除去するのが一番」と説明した。

---読売新聞(2014年1月14日 )」という。







米国で地震に先だって発生する謎の発光現象、ついに解明か?という。

2014-01-16 | 地震・津波関連

'14-01-16投稿

 地震前に異状発光する現象について、地震雲と並んで万人が地震予知できる方法として興味があり、地震発生メカニズムとならんで、なぜ発光するのか不詳につき関心を持って調べています。

基本的には、地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象」に着目して、

地震と環境放射能との係わるをさまざまな要因・現象を整理してきました。

・地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象」とはどのようにして起るのか?

既報に記載した宇宙、太陽からの放射能の影響はどのようになっているのか?

 ・地球内部地殻からのニュートリノ  、ラドンなど環境放射能はどのように作用しているのか?

と思っています。

 

 米国で地震に先だって発生する謎の発光現象、ついに解明か?という。

ナショナルジオグラフィック ニュース

地震前の謎の発光現象、ついに解明か?http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140107003
(一部割愛しました。)

「地震発生に先だって謎の光が輝く「地震発光現象」は、比較的まれではあるが、世界各地での目撃例が伝えられている。「UFOではないか」とうわさになる場合もあるが、ついに原因が解明されたという。

研究チームの一員で、アメリカにあるサンノゼ州立大学とNASAエイムズ研究センターに所属する物理学者フリーデマン・フロイント(Friedemann Freund)氏は、「一口に地震発光現象といっても、決まった形状や色があるわけではない」と話す。

地面からくるぶしの高さまで上昇する青味がかった炎のような光や、空中を数十秒から時には数分ほど漂う光の玉などの目撃例が多い。雷によく似ているが上空からではなく、地面から伸びる一瞬の閃光(せんこう)が最大200メートルに達したという証言もある」。

◆歴史的な大地震と発光現象

 地震の前や最中に起きる謎の発光現象については、何世紀も前から言い伝えられてきた。

発光のタイミングはさまざまで、例えば2009年、イタリアのラクイラ地震の発生数秒前に、石畳の上をちらつく直径10センチほどの炎を大勢の人が目撃している。1988年にカナダのケベック州を襲った地震の場合、その11日前に発光現象の報告が相次いだ。

 フロイント氏の研究チームによると、発光現象の記録は少なくとも1600年まで遡るという。

◆迷信から科学へ

「昔は宗教的な観点からの解釈が多かった。今はUFOと考える人も多い」とフロイント氏。

まともに受け取るには信憑性に欠け、地質学者や物理学者ら専門家も学問的に取り組む対象ではなかった。

 ところが1960年代半ば、長野の松代群発地震をきっかけに状況が変わる。発光現象がカメラにはっきりととらえられ、地震活動との関連が確認されたのだ。「写真や動画に記録されるケースが急増した。監視カメラが普及した影響も大きい」。

◆地震発光現象のメカニズム

以来、発生メカニズムについてさまざまな説が登場したが、フロイント氏の研究チームが岩石の電荷に注目するまで決着は付かなかった。同氏によるとまず、「力が加わった玄武岩や斑れい岩に、電荷の“充電スイッチ”が入る」という。

 そこに地震波がぶつかると、岩石内の電荷が解放される。

地質的な条件、「岩脈」という垂直構造も重要だ。マグマが垂直の割れ目に流れ込んで冷えた地盤で、地下100キロに達する場合もある。ここで玄武岩や斑れい岩が電荷を解放すると、地下から地表に向けて一気に駆け抜けていくことになる。

「電荷は結合して一種のプラズマのような状態になり、猛スピードで移動し、地表ではじけて空中放電を起こす。これが色鮮やかな光の正体だ」。

フロイント氏の説明によると、世界中で発生する地震で、発光の条件が揃うケースは0.5%未満だという。比較的まれな現象というのも頷ける。

「タイミングや場所もそれぞれ異なる。大地震の数週間前に発生する場合や、実際に揺れている最中に光ることもある。また、震央から160キロ離れた地点で観測された記録も残っているそうだ」。

◆地震の予知に利用できるか?
 フロイント氏の研究チームは、世界規模の地震予知システムの開発に取り組んでいる。今回の研究を基に、発光現象も予知の指標の1つとして組み込まれることになるという。

特徴的な発光現象が3つ、4つと続いたら、地震が発生する可能性が高いといえるだろう。頻繁に目撃できる訳ではないが、もし突発的に光った場合には十分注意してほしい」。

 地震予知に利用する意見には懐疑的な研究者も多いが、フロイント氏は、「もちろん課題はまだあるが、光を見て避難して助かった人も実際にいる。今後は実験室で再現する研究に取り組むつもりだ」と方向性には自信を持っている。「発光の詳細を理解し、ほかのさまざまな指標と組み合われば、予知の精度を高めることができるはずだ」。

 今回の研究結果は、「Seismological Research Letters」誌1月・2月号に掲載されている。 ・・・」という。

発光現象は岩石の電荷に注目するまで決着は付かなかった。同氏によるとまず、「力が加わった玄武岩や斑れい岩に、電荷の“充電スイッチ”が入る」というが、

 既報[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?と想われる
 砂鉄鉱床との関係はどのようになっているのか?
 
また、
花崗岩に多く含まれるという地殻中のウランからの壊変ラドンの増加と爆縮現象、ならびに異状発光との関連はどのようになっているのだろうか?

と改めて、地質との関連で注目すべきメカニズムかと想われます。

 既報でも記載しましたが、妄想?誤解、杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 個人的には、可視光線(赤色、緑色、黄色など)を発生する物質は参考文献に記載されている蛍光性鉱物からなる砂塵(微粒子)のオーロラ現象のようなメカニズムによる蛍光発光と考えていましたが、もしくは、風化した大気中の黄砂などのエアロゾルのように、そのもの自体の体色が示す色かもしれません
 極端に空が暗くなっていなければ発光現象と想われますが、実際見たことがないので、両方とも注目しています。

以下、参考までに、関連用語について系統的に整理しました。


爆縮現象(詳しくはクリック)とは?
東海アマ
(一部割愛しました。)
「・・・A7HOQ提唱だが清瀬コスモスさんが過去4年間の計測レポートで的中率10割近い前兆現象。震源地や規模までは不明だが、概ねM6以上の地震の2日前くらいから起きる現象」という<<詳しく

放射線とは?
 環境放射能(残留放射性物質)による放射化によって、2次、3次的に物質を励起発光して、最終的には熱となると思われる。詳しく見る>>


励起という現象
(詳しくはクリック)とは?
(紫外線など励起効果を有する電磁波、および電子線、ニュートリノなどによって励起されて蛍光発光する現象)

 巨大なエネルギー(アルファ線、ベータ線、中性子線)によって、周辺物質を放射化(もしくは励起)して、より短波長のガンマ線、紫外線、を発生させている可能性があります。
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環境放射線はどこから?
 環境放射線は地殻自然放射能、太陽・宇宙放射能および原発事故漏洩放射能(含む法定内常時排出)から崩壊放射線として放出されています。これらの放射能量・比率(含む組成)、および壊変放射線強度については個人的には不詳。
関連投稿:
大気圏での放射性物質分布 (放射性物質の正体は?)
(2011-08-28)

異常発光現象とは?
爆縮現象環境放射能の低下現象)が発生する過程において、大気圏で観察される様々な異常発光現象。
 竜巻・突風も随伴して、放射能からの崩壊放射線による励起?によって雲底が赤く染まるという。

参考関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その6:地震予兆としての異常発光現象のメカニズムの仮説)(2013-01-15) 

 

 1960年代半ば、長野の松代群発地震をきっかけに状況が変わる。発光現象がカメラにはっきりととらえられ、地震活動との関連が確認されたのだというが、

 ちなみに、その状況は

既報
エアロゾルに係る記載(その22:エアロゾルの組成と蛍光発光色との関係<地震前赤色発光の写真>)(2013-01-20)の引例によれば、

  赤色蛍光発色している雲とは一体どのようなものか? 公開されている写真をgoogle画像検索から引用して記載しました。

引用:気象庁 精密地震観測室
http://www.jma-net.go.jp/matsushiro/learning/mat-swarm.html

発光現象。(故栗林亨氏1966年2月12日04時17分妻女山付近撮影 自宅にて):松代地震センター所蔵
4時17分地震直後松代町西方妻女山付近が仰角5°ぐらいまでかなり広い範囲(数km幅)に夕焼のごとき色を示し、 夕焼の中でももっとも複雑なすぐろい色に見えた。継続時間は35秒」
 この時は雲量10の曇天でにわか雪、北風1.2m、太陽は高度角-29°で方位は真東、月齢21.2の月は高度角35°で 方位角は南より東に20°であって、太陽・月・薄明の誤認ではない。なおその後しばらくして寒冷前線が通過している。 震源不明の地震は4時25分にあったが、空電はなかった。(安井,1968より)・・・