水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

地震および津波に係る記載(その45:中国 四川でM7地震に係る雑感)

2013-04-20 | 地震・津波関連

'13-04-20投稿

 中国 四川省で5年ぶりに地震が発生したという。


         (google画像検索から引用)

 

 gooニュース
死者100人超、負傷者3000人=震源近くの村、軒並み倒壊―四川地震
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-130420X397.html

 

時事通信2013年4月20日(土)20:11
「【雅安(中国四川省)時事】中国四川省雅安市蘆山県で20日朝に発生したマグニチュード(M)7.0の地震で、同日夕までに死者は113人、負傷者は3000人を超えた。被災者は152万人に上った。中国メディアが伝えた。当局は被災者の救出活動を始めたが、死傷者はさらに増えるとみられる。

 李克強首相は専用機で四川省に到着し、ヘリコプターで被災地に入った。機内で開いた会議で「24時間以内に救出するよう全力を尽くせ」と指示した。

 震源地近くの同県竜門郷では「99%以上の民家が倒壊」(中国メディア)し、病院は負傷者であふれ、手当ても受けられない状態。周辺の県も含め広い範囲で電気や水道、通信が止まった。山崩れで道路が寸断されているほか、土砂でせき止められた川もあり、下流の住民が避難した。 」

 08年の余震にあらず=同じ断層帯も距離遠く-四川地震
時事通信
2013年4月20日(土)20:11

「【北京時事】新華社電によると、中国四川省地震局工程地震研究院の周栄軍院長は20日、四川省雅安市蘆山県で起きたマグニチュード(M)7.0の地震について、死者・行方不明者約8万7000人を出した2008年5月の四川大地震(M8.0)の余震ではなく、独立した地震との見方を示した。
 いずれも竜門山断層帯で発生したが、08年地震の震源が断層帯の北部だったのに対して、今回の震源は断層帯の南西部。距離が離れており、08年地震の余震域から外れているという。
 また、今回の地震で相次ぐ余震について、「今後も続くが、持続期間や規模は判断できない」としている。(2013/04/20-16:49)」という。

  その後の情報によれば、

 msn産経ニュース

中国四川地震、5年前と同じ活断層帯で発生

2013.4.20 21:18
中国四川省はマグニチュード(M)7級の直下型地震を起こす活断層の密集地帯として知られる。今回の地震は、2008年の四川大地震(M8・0)と同じ断層帯で発生したと専門家は分析している。

 四川盆地の西側には、全長約500キロに及ぶ巨大な活断層「竜門山断層帯」が延びている。北西-南東方向に地盤が圧縮される逆断層で、四川大地震では同断層帯の一部が動いた。

 今回の地震は四川大地震の震源地の南西で発生しており、東大地震研究所の加藤照之教授(測地学)は「竜門山断層帯の南西の端で起きた地震だ。メカニズムも08年と同じ逆断層型で、一連の活動と考えられる」と指摘する。

 この断層活動は地球規模の地殻変動と関係がある。中国大陸を乗せたユーラシアプレート(岩板)には、北上するインド・オーストラリアプレートが衝突しており、この影響で内陸のチベット高原など中国西部の地殻は、東へ押し出されるように動いている。

 しかし、中国東部の地殻は非常に強固なため、東西の境目に位置する四川省付近で地殻を押し返す力が生じ、ひずみが蓄積。多くの活断層で地震が繰り返し起きている。

 竜門山断層帯は活動度の低い断層で、08年の大地震までは注目されていなかった。付近にはより活発な活断層もあるという。

 加藤教授は「今後はM6程度の余震が起きる可能性があり、注意する必要がある」と話している。(長内洋介)」という。

<世界の火山帯>              <世界のプレート>  
   001

 引用:http://www.palacap.co.jp/ex/index.html 引用: 

⇒専門家の見解が分かれているようですが、2008年のM8の大地震と同じ活断層帯で発生したが、その断層とは離れているようです。一般的に言われる余震ではないようです。
 ヒマラヤ火山帯の北東に四川省は位置しているので、大陸移動によるストレスによって活断層が震動したようです。

イラン南東部震源、M7.5(2013-04-17)、三宅島近海でM6.8、引き続いて宮城県でM5.8、震度5弱(2013-04-17)などよく続きます。 

 国内外で連発する中規模地震の連動性に及ぼす要因について、既報火山帯活動の活性化に係る記載にて、地震を誘起するというマグマの活性化に着目して調べていますが、今回の地震は昨今連発している中規模地震の連動性に及ぼす要因と関連あるかどうか?今後の情報に着目したいと思います。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。