水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

食の安全に係る記載(その2:ノロウィルス感染被害は季節とは無関係に注意が必要)

2013-06-29 | 食の安全

'13-06-29投稿

 梅雨時に入り、昔から季節的に食中毒などに注意が必要と思っています。

 既報エアロゾルに係る記載(その37:ウィルスなど有害微生物微粒子の写真の整理とその消毒について)(2013-06-10)にて、さまざまな有害病原体を整理しましたが、 通常のインフルエンザウィルスのみならず、鳥インフル、ノロ、コロナ、サーズ(SARS)、ロタ、および大腸菌など突然変異した新型の病原体(ウィルス、菌など)の発生が問題化していますが、実態は余りにも情報があいまいで、全容がつかみにくいようです。
関連投稿:
鳥インフル アヒルから伝染というが謎深まる感染源とメカニズム 人体内での突然変異か?

 しかし、ノロウィルスによる羅患は季節に関係なく発生しているようです。
(たまたま、存在していて検出???)

関連投稿:
ノロウイルスによる食中毒、感染性胃腸炎について 
の引用
gooニュース
ノロ集団食中毒319人、仕出し店弁当が原因かhttp://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20121215-567-OYT1T01045.html読売新聞2012年12月15日(土)23:25
「山梨県は、同県甲斐市玉川の仕出し弁当店「るんるんランチ」の弁当が原因とみられる集団食中毒が発生したという。

 放射能など有害微粒子・エアロゾルを経口、吸引による後遺的な内部被曝、および、各種の有害な病原体による急性疾患に対する防護策(マスクの選定、消毒、手洗い、うがいなど)が必要と思われますが、個人的には、これらの被災の原因は一義的なものではなく複雑に影響しあっていると想われます。

 参考投稿:
内部被曝に係る投稿のまとめ【追加】 さまざまな被ばく要因、発症時期、メカニズムに係る雑感

 ノロ対策として、

ノロウイルスは、胃酸によって強い酸性の環境である胃の中を通過して、腸管に感染を起こすことからも示唆されるように、酸に強いです。あるボランティア(実験参加志願者)を対象とした実験では、ノロウイルスが室温でpH2.7の酸性下で3時間置かれても、感染力は保たれたとのことです。 予防のためには・・・
* トイレの後、料理の前、食事の前には、必ず手をよく洗いましょう。セッケンを使い水道の流水で20秒以上洗いましょう。
* 貝類は、よく加熱してから食べましょう。
* 生野菜は、よく加熱してから食べましょう。

 ノロウイルスの電子顕微鏡写真(約20万倍)
引用:横浜市衛生研究所撮影。

 と言われており、
季節(温度、湿度)に影響されず極めて生命力の強いウィルスであるようです。

最近でも目立たないながら発生していて、春先には亡くなられた方もいるという。

msn産経ニュース

ノロ集団感染で2人死亡 新潟市、入院患者

「新潟市保健所は28日、同市中央区の東新潟病院でノロウイルスによる集団感染があり、入院患者2人が死亡したと明らかにした。

 保健所によると、入院患者約30人と職員約10人が下痢や嘔吐の症状を訴え、うち3人からノロウイルスが検出された。病院は死亡者の性別、年齢などは報告していない。

 保健所は21日、同病院から集団感染の疑いがあるとの連絡を受け、25日に立ち入り検査。感染源の特定を進めている。

ノロウイルスで3人死亡 大阪府

2013.3.19 20:27

 大阪府は19日、同府門真市の社会福祉施設で、入所者と職員計27人が嘔吐(おうと)と下痢の症状を訴え、うち入所者の95歳と89歳の女性が死亡したと発表した。95歳の女性を含む3人からノロウイルスが検出された。

 また、同府箕面市内の社会福祉施設でも、入所者と職員計19人が同様の症状を発症。急性心不全で死亡した入所者の83歳の女性からもノロウイルスが検出された。府はいずれも集団感染とみて感染経路などを調べている。

 ⇒ノロの発生源はさまざまあるようです。
>>詳しくは

 
 

内部被曝に係る投稿のまとめ【追加】 さまざまな被ばく要因、発症時期、メカニズムに係る雑感

2013-06-28 | 放射能被ばく・後遺症関連

'13-03-23投稿、04-04追加、06-28追加・修正・更新

 既報で記載したように、福島原発の放射能汚染水が海洋に流出して専用港内のセシウム濃度異変という。事故から2年経つのに未だに事故対策ができず、模索状態が続いています。
 過去の報道から、放射能の早期収束を期待していたにも係らず、大元の発生源から、環境中に、いまなお漏洩して湾内のセシウムに象徴される放射能流出していた?ようです。

 関係者の人知を尽くして懸命なる努力にもかかわらず、東京新聞2013年1月27日 朝刊によれば、原発南約3キロの上空500メートル付近のヘリ内で毎時約2.5マイクロシーベルトの放射線量が測定(現状不詳)されているようです。

 現状、環境中に放出された放射能は単に海、河川、地下水のみならず、原発上空周辺、および家庭ごみ、瓦礫、下水汚泥などからの焼却灰、加えて除染後の不法投棄、加えて大陸からの越境微粒子雨、風、海流、台風突風竜巻などによって一次、二次的、数次的に環境中に拡散しています。

放射能汚染廃棄物の全体像
引用:国立「環境研究所資源循環・廃棄物研究センター
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/genba/201209.html

参考関連投稿:
放射性物質を含む下水汚泥の処置について
(2013-01-22)
除染の不法疑惑

(2013-01-06 )

 昨今問題となっている下記の参考情報大気汚染粒子(2012年12月AM2.5)も加えて、現状、人、海産物、農畜産物などへの影響は事故当時の水素爆発、および意図的な放出(放射能の総量を4700兆ベクレル)時と比べて、どの程度か?現状個人的には不詳ですが、得体の知れない正体不明の放射能を含むハイブリッドな有害汚染物質が今後とも環境中を駆け巡っていると推察されます。

参考関連投稿:
大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!
(2013-02-23)

大気汚染粒子

引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))

 大気汚染粒子による肺がんなどの被災は既報中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告という。その汚染の実態は不詳?(2013-06-19)で記載したように、中国以上に大気汚染の酷いインドでは年間167万人?ともいう。その羅患部位による違いがあるとも想われますが、羅病から死に至る期間は短期間のように思われますが、内部被曝による後遺症との区別がどうして可能なのか?と思われます。

 また、放射能、大気汚染粒子のみならず、さまざまな環境汚染化学物質によって、引用下図に観られるように、暴露されています。

 内部被曝はそれらを摂取、また、空気中の塵埃に含まれる環境放射能を吸引した場合に可能性がありますが、その後遺症周辺の環境放射能の質/量の違い、および、その人の年齢、体質、生活様式、習慣の違いなどによって発症したり、しなかったりしますが、
一般的には後遺症は3・5・8年潜伏期を経て発症するという。

 引用図:
環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価http://blogs.yahoo.co.jp/osakawsp/8959191.html

 

  個人的には発症メカニズムについて不詳なため、なぜ3年後からその影響が出るのか?と常々思っています。現状、更に複雑化しているようです。

安全性については杞憂・妄想かもしれませんが、

 食料の放射能汚染を全て確認できるわけでもなく、より厳格な食品、産業廃棄物などの正規の放射能含有基準を決めたとしても、所詮、厳密には 「零」ではないので放射能被曝に対する適切なる防護、および体内にいかに滞留させないように、同じ食品を大量に摂取し過ぎないようにしたり、体内の放射能を浄化する食べ物を摂取して免疫性を高めたりして、後は物理学的半減期とは異なる生物学的半減期
に任せるしかないと思っています。詳しく見る>>

物理学的半減期:


(google画像検索から引用)

放射性物質の生物学的半減期とは、
kotobank > 生物学的半減期とは
詳しく調べる
「生体に取り込まれた放射性物質,重金属,毒物などの半量が代謝されたり排泄されて,排出されるまでの時間.」

 内部被曝
対策

大気中の放射能を吸引した場合
 空間放射線が0.5 μSv/hr(自然放射線は主に電磁波ベースのガンマ線などは0.05μSv/hr)より小さくても、いつ何時、圏内の人々がそろって健康障害を起こさないとは限りませんが、個人的には概ね問題はないとも想われます?
 たとえば、周辺の環境放射能の質/量の違い、特殊環境下で凝縮した放射能で汚染した塵埃をマスクを着けないで吸引した場合は注意が必要かと思っています。

PS:'13-04-04
塵埃の例として、通常の大気中の放射能強度は然程たかくなくても
まっちゃんのブログ 2013-04-02 21:00:06
http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11503521773.html
神奈川県横浜市の空気清浄機のチリからセシウム合計 56100 Bq/kg 検出

CAN
‏@champoolcan
横浜の2階の空気清浄機に溜まったチリです。
2gしかないので数値の信頼性は落ちますが
56100Bq/kgでした。
事故前から使用していたものから採取しました。

Cs-134 19300 Bq/kg

Cs-137 36800 Bq/kg

セシウム合計 56100 Bq/kg

ソース
https://twitter.com/champoolcan/status/318296484619616259
CAN ‏@champoolcan 3月31日
こちらは同じお宅の1階エアコンのフィルターのチリ。
6830Bq/kg。エアコン掃除も空気清浄機のフィルター交換も
充分な注意を払う必要があります。

Cs-134 2300 Bq/kg

Cs-137 4530 Bq/kg

セシウム合計 6830 Bq/kg
ソース
https://twitter.com/champoolcan/status/318298973460897793

私のtwitterのURLです。フォロワーになっていただけるとプログ更新を早く知ることができます。
https://twitter.com/#!/Matufuji1216

をイメージしています。マスク着用は必ずつけるようにしたい。

 一方、

経口摂取の場合
 食品中の放射能の質/量、元素数、化学組成が解るわけでもなく、また被曝発症メカニズムについても不詳につき、ひとつの目安に過ぎないと厳密に考えれば、言えるかもしれません。


引用:http://diamond.jp/articles/-/15870

むしろ、個人的には、下記の引用で記載されている「具体的な人体への影響」(臓器など)には放射能が蓄積しやすいと想われるので、魚介類、畜産物の骨、臓器などを過度に食べ過ぎないように注意したいと思います。
引用:子供を守ろう SAVE CHILD  2011.6.27http://savechild.net/archives/3891.html

【放射能】福島第一原発から飛散した主な放射性同位体(核種)
全31種・放出量・具体的な人体への影響など 

「AERA」2011.6.27号(朝日新聞出版)18-19ページ    

 

 まえがきが長くなりましたが、

内部被曝に係る記載の整理
(12-31更新 ’11-06-27~'11-12-31)

内部被曝に係る投稿(追加更新 '12-05-12~12-31)

に引き続いて、今までの投稿を参考にして、
既報以降の内部被曝関連情報を以下、整理しました。

内部被曝に係る投稿('13-01-02~03-22)

牛で調査した放射性セシウム濃度の体内部位での差
(2013-01-26 )

「時事ドットコム
セシウム濃度、体内部位で差=牛で調査、人にも応用-東北大http://www.jiji.com/jc/zc?k=201301/2013012400128&g=soc

福島第1原発事故後、原発から20キロ圏の警戒区域に取り残された牛に含まれる放射性セシウムは、骨格筋で高く甲状腺は低いなど濃度差があることを、東北大加齢医学研究所の福本学教授らのチームが明らかにした。福本教授は「放射性物質の人体への影響を研究するための第一歩」と話している。・・・血液から臓器に取り込まれたセシウムの濃度は、骨格筋が平均で血中の約21倍と最も高く、ぼうこうが約15倍。一方、甲状腺は約4.5倍と低かった。」という。

科学的なデータに基づいて、後遺症との因果関係が明らかになり、その予防、治療に対する処方箋が公開されることを期待します。 3年後の「ブラブラ病」、7~8年後の「白血病、がん」のメカニズム、患部への放射能取り込まれ量と発症の関係、吸着機構(表面物性との関係、吸着沈着量と発癌性など)、吸着した放射性セシウムの組成など。

福島第一原発 汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?
(2013-03-07)

(新たな問題 トリチウムの影響)
「新しい汚染水除染装置では放射性物質の一種であるトリチウムが除去できないことだ。東電の資料によれば、福島第一に貯留している汚染水に含まれるトリチウムは、1リットルあたり100万〜500万ベクレルと記載している。件の24万5000トンの汚染水に含まれるトリチウムは1リットルあたり500万ベクレルと考えていいと、東電は説明している。

 福島第一原発の内規である保安規定で示されているトリチウムの年間放出量は22兆ベクレルとなっている。つまり現行の基準を順守した場合、前述した汚染水を放出できる量は最大でも年間4400トン(440万リットル)程度にしかならない。そうすると、すべてのトリチウムを海に放出するには半世紀以上、56年もの歳月がかかることになる。」という。

 1)ウィキペディア
「六ヶ所村核燃料再処理事業反対運動」
「・・・日本原燃が青森県六ヶ所村で行っている核燃料サイクル事業に対する反対運動である。特に、2008年に本格稼動を予定していた六ヶ所再処理工場に対して、強い反対が起きている。・・・

青森県は「本施設の稼働後には、米の炭素14が1kgあたり90ベクレル、魚のトリチウムが1kgあたり300ベクレル放射能で汚染される」と予測している。国内の原子力施設で、日常的に環境や食糧を放射能汚染する施設は、六ヶ所再処理工場が初めてである。・・・」
詳しく見る>>


後遺症は3・5・8年潜伏期を経て発症のメカニズム関連

 放射線による後遺症は3年5年8年と言われますが、放射線種、そのエネルギー状態が変化するため、生態に対する被曝の励起作用が異なることも妄想されます。

PS:2013-06-28
チェルノブイリ事故後の発症事例

 

Twitter / onodekita: 今の日本がどこに当たるか、よく見てみよ。http://t.c ...  ・・・放射能汚染で輸出が不調になりつつあり、そして3年後、病人ばかりの首都圏が機能するか、ということだわな。
Bbvjuxhceaaeazb
 
       
maruchan 99%の一人 2日
6年後には、循環器系疾患だけで10万を超えている。つまり、この時点で一人につき最低一つ以上の疾患を抱えるようになっている!!

細胞中のDNAが損傷するモデル図を励起現象の参考として引用しました。エネルギー*の違いによって損傷のされ方、また酸素(O)と窒素(N)の励起準位(高さ)が違うこととことがわかります。

 


          (google画像検索から引用)

* エネルギー=h ( プランク定数)×ν ( 振動数)

各種放射線の特徴α(アルファ)線β(ベータ)線中性子線γ(ガンマ線)

-1:放射能はどのように壊変していくのか?
(2013-02-10)
-2:放射能はどのように壊変していくのか?
(2013-02-11)

 

放射能の壊変例
 

     (google画像検索から引用)

 ウランの崩壊によって発生するPoといえば、内部被曝に係る記載(タバコの中のポロニウムによる発癌性についてと関係があるのだろうか?

 

「ホルミシス」と「ペトカウ」効果

大陸からの大気汚染粒子の飛来による諸悪に係る雑感  
(2013-02-14)

<発症メカニズム>

環境中の放射能、黄砂、大気汚染微粒子および有害ガスの与える疾病の因果関係は現状不詳? 徹底究明を!
(2013-03-14)

⇒今後、内部被曝に係る投稿については、今まで断片的に調べたことによって、個人的な知見として一定の水準に達したと考えて原発事故から2年をひとつの区切りとして、このテーマを整理してとりあえず中断します。
 大地震による未曾有放射能の環境中への大放出による後遺症がどのようになるか?今後とも注目しますが、予測されている大地震、大津波が国内各地に存在する原発を打撃して更なる漏洩が起こらないことを祈ります。
 
 

 


もし富士山が噴火したら? 大量の火山灰で家屋倒壊、火山ガスによる呼吸器疾患にも注意という。

2013-06-27 | 火山活動の活性化

'13-06-27投稿

 もし富士山が噴火したら? 大量の火山灰で家屋倒壊、火山ガスによる呼吸器疾患にも注意という記載を調べました。

 その前に、既報までの個人的な雑感を見直してみると、

 火山噴火は地震同様、富士山のみでなく全国数十箇所に存在する活火山にも注目する必要があると思っています。

 既報富士山噴火の可能性は確実に100年以内に起こるのだろうか!? 箱根山の地震も活性化中という。(2013-06-05)の記載にて、富士山の噴火の話題を紹介しましたが、個人的には、一昔以上前、三原山噴火の連動で富士山が噴火するのでは?と一時騒然となったが、結果として幸い?にも発生しませんでしたが・・・。
 既報今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:'11-03-13~'13-03-25)と今後への期待(2013-03-27)と同様、火山噴火に関しても、的確な予知が科学的に的中できない現状であり、大中小は別にして「またか」「こんな所で」が偽わらざる心境です。
 予兆現象に係るメカニズムを解明して、予知・予側を期待しています。

また、十勝岳で発光現象 火山ガスに注意という。組成はどのようなものであるのだろうか?(2013-06-11) で記載したように、
 わが国の火山帯の活動といえば、
古くは、箱根連山、富士山。新しくは桜島、昭和新山、浅間山、三宅島、ごく最近の霧島新燃岳などが挙げられます。
 通常、箱根の大涌谷ように数多くの場所において各種の成分を含むエアロゾル、ガスが大気中に噴気していますのでその組成の変化を正確に把握することが必要か?

 出典:独立行政法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室 




goo辞書【火山ガス】
火山の噴火口などから噴出するガス。マグマ中の揮発成分で、水蒸気を主とし、二酸化硫黄二酸化炭素硫化水素なども含む。

とりわけ、首都圏は関東ローム層が物語っているように、火山帯に囲まれ、偏西風などの影響を受け易く、過密な家屋、人口、交通の密集地帯につき、甚大な被害を蒙る可能性があり注意が必要か?

goo辞書
「関東ローム」とは、
関東地方の台地や丘陵を覆う赤褐色の風化した火山灰層。更新世に、箱根富士男体赤城浅間などの火山から噴出したものに由来する。

まえがきが長くなりましたが、

もし富士山が噴火したら? 火山灰で家屋倒壊もdot.
2013年6月27日(木)07:00
http://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-2013062600028.html
「富士山の噴火が、国が具体的な対策の策定に向けて動きだすなど、現実的なものとして徐々に認識され始めた。ひとたび噴火すれば、噴石や火山灰の被害は静岡県、山梨県にとどまらず、首都圏全体に広がりかねない。

広範囲に影響を及ぼしかねないのが火山灰だ。1707年の宝永噴火では、16日間にわたって降り続け、17億立方メートルという膨大な灰が大地を覆った。東京ドーム1370杯分に相当する量だ。噴火対策は富士山のすそ野だけではなく、首都圏全体の問題なのだ。

火山灰は2ミリ以下の細かい粒子だが、30センチも積もれば重みで木造家屋は倒壊してしまう。

われわれの体にも襲いかかる。災害医療に詳しい国立保健医療科学院・健康危機管理研究部の石峯康浩氏はこう話す。

「気管支ぜんそくなど呼吸器に持病がある方は、特に注意が必要です。火山灰には亜硫酸ガスや硫化水素、フッ化水素などの有害物質が付着しています。火山灰を吸い込むと、ぜんそくの発作が起きる危険性があります」

呼吸器を守るには、やはりマスクは欠かせない。宝永噴火と同じ規模の噴火が起きると、約1250万人が呼吸器系の健康被害を受けるという予測もある。薬局などで売られている一般的なマスクより、建物の解体作業などで使われる高機能マスク(防じんマスク)のほうが効果的だ。通信販売などで入手できる。

ただし、高機能マスクとはいえ、きちんと装着しないと効果がない。普通のマスクとは装着方法が異なるので、あらかじめ説明書を読んで練習しておきたい。特に、鼻の部分をしっかり覆わないと、火山灰は簡単に入ってきてしまう。携帯に便利な小さいタイプもあるので、普段から持ち歩いておいたほうがいい。家の中に火山灰を入れない工夫も必要だ。

「家の中に火山灰が入らないように、通気口などを粘着テープでしっかり目張りしてください」(石峯氏)

粘着テープで防ぎきれない場合は、専用のフィルターがある。ホームセンターなどで売られている。こうしたグッズを活用するのもひとつの方法だ。

週刊朝日 2013年7月5日号

このニュースの関連情報

  • 放射能 見えない恐怖と「本当の話」
    「・・・小出裕章氏インタビュー

    建物から勢いよく噴き上げる灰色の噴煙。福島第一原子力発電所で1号機に続き、3号機でも水素爆発が起こった。心臓部である格納容器は無事だったと言われているが、まだ予断を許さない状況に変わりはない。『隠される原子力・核の真実 原子力の専門家が原発に反対するわけ』(創史社)などの著書もある京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏(61)はこう警告する。「もし、格納容器が爆発すればチェルノブイリになる」。東京は、日本は、そのときどうなってしまうのか──。

    ──福島第一原発の1号機と3号機で、1986年に起きたチェルノブイリ原発事故と同様に炉心が溶融して大爆発が起きたら、どうなるのでしょうか。

     おしまいですよ。放射能による被害の大きさは原子炉の電気出力に比例します。旧ソ連のチェルノブイリ原発は100万キロワットでした。福島第一原発1号機の46万キロワットと3号機の78・4万キロワットを合わせるとチェルノブイリ以上の規模になる。チェルノブイリ原発事故では、日本であれば、法令で放射線管理区域にあたる1平方キロあたり1キュリー以上の汚染を受けた土地は原発から700キロ先まで広がりました。これは、東京をはじめ、名古屋、大阪まで入るほどの広さに匹敵します。
     原発の事故災害評価をしてきた京都大学原子炉実験所の故・瀬尾健氏の研究をもとに、私が福島第一原発で110万キロワットレベルの原子炉が爆発した場合をシミュレーションしたところ、原発から10キロ圏内の急性死亡率は99%を超えることがわかりました。南西方向に風速4メートルの風が吹いていた場合、ある程度の時間がたって発症する放射能の「晩発性影響」によるがん死者は、東京でも200万人を超えるという結論が出ました。・・・」
  • 富士山の噴火対策 服の素材によって「火だるま」も
  • 原発汚染食品本当に知りたいQ&A
  • 中国大気汚染は九州だけじゃない 「PM2.5」の危険性
  • 広瀬隆が改めて警告「東海地震の危機」       」という。

 

 

 


世界各地の山火事が多い昨今。山林の減少による気象異変対策が望まれる。

2013-06-26 | 天変地異・異常気象関連

’13-06-26投稿

 既報
異常気象に係る記載(その28:インドでも大規模な豪雨でガンジス川などで大洪水。対策は緑化か?)で記載したインドの豪雨による被害は更に拡大して、インド北部ウッタラカンド州での地滑りと洪水の犠牲者は約7000ともいう。

 豪雨、洪水、土砂災害の原因として、大量な水蒸気⇒雲量の増加⇒豪雨⇒洪水⇒土砂災害という図式で
 既報異常気象に係る記載(その27:ゲリラ雷雨(豪雨)の原因に係る考察)にて記載(妄想)しましたが、従来からの太陽活動の活性化11年周期のピークによる大量な水分の蒸発(可降水量要因)の増加に加えて、
 猛暑による旱魃に伴う黄砂の飛散、発電所、自動車などからの大気汚染粒子(PM2.5)、環境放射能(放射性雲*要因)で象徴されるエアロゾル(雲生成要因)の増加によって、加速されているのでは?と想っています。また、意外とオゾン層の破壊による紫外線の増加による加熱エネルギーの影響もあるのでしょうか?と現状、対策は砂漠、沙地の緑化思っていますが、もうひとつ忘れてはならないのは、世界各地で頻発している山火事。

  地殻を保護する「緑」がどんどん減少しています。この現象は単に目視可能な樹木、草のみならず、地殻を構成する微生物の生態をも変化させていると想われます。

時事ドットコム 
世界の山火事特集を見ても判るようにアメリカ、オーストラリア、ブラジル、ロシアなどで発生しています。>>詳しくは

この原因は一体何なんだろうか?
ウィキペディア「山火事」によれば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%81%AB%E4%BA%8B
(一部割愛しました。)
原因
山火事の原因は主に2つに分かれる。

1つが自然発火で、火山噴火などが原因となり発生する。まれにだが、枯れ葉同士が風で擦れあい、その摩擦で発生する場合もある。

もう1つは人間によるもので、たき火やタバコの不始末、放火や焼畑農業などが主因である。

前者は火事であり、後者は火災である。・・・

主な被害

山火事は太古の昔から起こっていた現象で、成長しすぎた森林が焼け落ちることで新しい樹木の誕生を促していたと推測されている。しかし人類が火を使用し始めてから、人為的要因によって発生する山火事が増加し、被害を発生させるようになった。人間への被害としては、短期的には延焼により住居や財産、生命を失うこと、煙による健康被害。

 長期的には、森林の公益的機能や生物多様性が失われることにより、水源涵養機能の喪失や土砂流出による洪水被害の拡大、生態系のバランスが崩れ、特定の動物の大量発生が起こりやすくなることなど。

また、極度の乾燥や強風により火災の範囲が拡大することがある。強風の時には火災旋風が発生し、急速なスピードで移動してまれに住宅地を襲うこともある。

近年アメリカ合衆国やオーストラリアなどは、落雷などにより自然に発生した山火事は、自然のサイクルの一現象としてとらえ、人命に影響しない限り、むやみに消火しない方が主流となってきている。・・・」という。

⇒一度、焼失すれば再生までに何十年もかかり、その歴史が繰り返されていることによる水源涵養機能の喪失や土砂流出による洪水被害の拡大、生態系のバランスが崩れが加速されるという。

 砂漠の緑化をしても、これだけ原因不詳の山火事による「緑」「微生物」など生態系の異変が続けば異常気象の引き金にもなるのではと杞憂しています。

 グローバルレベルおよび局地における水の偏り、
 水の多寡(豪雨・洪水⇔猛暑、渇水・旱魃)には
 一体何が影響しているのでしょうか??? 
 これらは表裏一体の関係にあると想われます。

 山火事の原因は旱魃化による乾燥によって、着火し易くなったことによると思われますが、

一例として、オーストラリアの場合、

  異常気象など天変地異に係る投稿(その1)の記載によれば、オーストラリアは一度ならず、異常気象(洪水)を蒙っています。
オーストラリアの洪水による被害 Bloomberg 本文を読む
「豪州:異常気象による洪水の経済損失、1兆円に到達も-財務相 」 
2011-06-06

47ニュース
豪州は猛暑記録40年ぶり更新 大規模な山火事相次ぐ
「【シドニー共同】9日のロイター通信によると、記録的な猛暑に見舞われている南半球のオーストラリアは、8日までの各地の最高気温の平均が7日連続で39度以上となり、従来の記録を約40年ぶりに更新した。世界気象機関(WMO)によると、シドニーを州都とするニューサウスウェールズ州で5日に47・7度を記録するなど南部で軒並み過去最高を記録した。
 ロイターは同国気象当局の話として、一部地域で来週の最高気温の予想が、想定を超す50度以上になっていると伝えた。

  南東部のタスマニア島では100軒以上の建物が全焼するなどし、炎が迫った地域では、海上から船による避難を強いられた。2013/01/09 23:58   【共同通信】」という。本文を読む

MSN産経ニュース
豪、記録的猛暑で山火事 100近い建物が被災 2013.1.5 15:50
 
「南半球のオーストラリア南東部などで記録的な猛暑に見舞われて山火事が発生し、南東部のタスマニア島では5日までに、ホバート郊外の町などで学校や警察署を含む100近くの建物が被害を受け住民が避難を余儀なくされた。地元メディアが伝えた。

 地元警察によると、5日朝の時点で死傷者は確認されていない。

  ホバート付近では4日、気温が42度前後と記録的な水準に達し、乾燥した気候強い風と相まって消火活動が難航している。地元当局などは住民に警戒を呼び掛ける一方、炎が迫っている地域で救助活動も進めている。

  乾燥した気候のオーストラリアでは夏の間、山火事が頻発する。

2009年には南東部ビクトリア州で大規模な森林火災が発生し、170人以上が死亡した。(共同)」という。

⇒日本の食卓が多大な恩恵を受けている世界各国の山火事、豪雨、洪水被災に対する対策が望まれます。

 

 

 

 


異常気象に係る記載(その28:インドでも大規模な豪雨でガンジス川などで大洪水。対策は緑化か?)

2013-06-23 | 天変地異・異常気象関連

’13-06-23投稿

 既報にて、わが国の猛暑、豪雨の発生原因を考えてみましたが、インドでもわが国と同様、寒暖差が激しく、スケールの違いはあるものの季節はずれのモンスーンによる豪雨が発生しているという。
 地球上どこも極めて住みにくい時代になりつつあります。
 その原因について考えないと先行き思い遣られます。

goo辞書
モンスーンとは「モンスーン【monsoon】

季節風のこと。本来はアラビア海で半年交代で向きの変わる風をさし、季節の意のアラビア語が語源。
インドや東南アジアで、夏の季節風による雨季、または、雨季に降る雨
モンスーンきこう【モンスーン気候】
モンスーントラフ【monsoon trough】
南北に季節移動する熱帯収束帯。数週間から数か月にわたって停滞し、インドや東南アジアなどでモンスーンをもたらす。

関連投稿:
寒暖の変化が激し過ぎる昨今 今夏は未曾有の猛暑日もあるのだろうか?


 gooニュース

豪雨で60人超死亡=インド北部

時事通信2013年6月18日(火)05:40

 「【ニューデリー時事】インド北部各地でモンスーンによる豪雨で洪水などが発生し、17日までに少なくとも60人が死亡、数百人が孤立するなどした。PTI通信が伝えた。

 ウッタラカンド州では、ヒンズー教で「聖なる川」とされるガンジス川やその支流で鉄砲水が発生。37人が死亡、建物160棟以上が損壊した。ウッタルプラデシュ州でも鉄砲水で15人以上が死亡した。

 地球科学省は17日、インド全土が当初の予想より約1カ月早くモンスーン入りしたと発表した。」

その後、

インド豪雨:ガンジス川など洪水180人死亡 数千人不明

毎日新聞2013年6月20日(木)19:22
「【ニューデリー杉尾直哉】インド北部ウッタラカンド州を中心とする豪雨でガンジス川やヤムナ川の上流域で洪水が起き20日までに約180人が死亡した。現地からの報道によると数千人が行方不明になっているという。

 豪雨は今月15日から3日間続いた。洪水で河川沿いの住居が崩壊し、多数の家屋が浸水。ウッタラカンド州の山岳地帯では、ヒンズー教の聖地の巡礼者約6万人が道路の寸断で動けなくなっている。

 首都ニューデリーでもヤムナ川沿いで暮らす住民約5000人が避難。デリー国際空港は18日、豪雨の影響でターミナルビル内が一時水浸しとなった。ガンジス川などの上流では近年、多数の住居ビルが乱立し、これが洪水発生に影響しているとの見方が出ている。 」
 
 更に、

インド豪雨、死者200人不明1万3800人
読売新聞2013年6月21日(金)22:16

【ニューデリー=田原徳容】インド北部ウッタラカンド州などで発生した豪雨による洪水と土砂崩れで、同州政府当局は21日、行方不明者が約1万3800人に上ることを明らかにした。

 インド政府は21日夕現在、確認された死者数を207人としているが、今後、犠牲者が大幅に増える可能性がある。

 インド政府によると、15~17日の3日間だけでも、雨量は例年の6月1か月分を大幅に超えた。大量の雨水のため幅の狭い川が氾濫し、河岸の建物が押し流された。ヒマチャルプラデシュ州など周辺2州でも被害が出ている。

 ウッタラカンド州の山岳地帯にあるヒンズー教の巡礼地ケダルナットでは16日夜、大規模な鉄砲水が発生、多数の巡礼者らが流された。衣料店経営のラジ・シャルマさん(34)は本紙の電話取材に、「路上にいたら突然水が来て、数秒でのみ込まれた。家のドアにしがみついて助かったが、目の前にいた15人は消えた」と話した。巡礼者ラケッシュ・クマルさん(47)は「親族2人が流された。巡礼に来てこんな目に遭うとは……」と嘆いた。」

 更に、被害が拡大!

YOMIURI ON LINE
インド豪雨、死者1千人超も…安否不明数万人かhttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130621-OYT1T00382.htm?from=ylist
「【ニューデリー=田原徳容】インド北部ウッタラカンド州などで発生した豪雨による土砂崩れや洪水で、同州の災害対策当局は20日、本紙に死者数が1000人を超えるとの見通しを明らかにした。

 北部では数万人の安否が不明との情報もあり、軍や警察が孤立した集落の状況確認を進めている。

 当局によると、州の山岳地帯にある巡礼地ケダルナットで、約90の宿泊施設が鉄砲水に押し流され、宿泊者数百人が犠牲になったという。ケダルナットとその周辺への道路は土砂崩れで寸断され、被害状況の詳細がわからないため、犠牲者は更に増えるとみられる

 首都ニューデリーでも東部を流れるヤムナ川が警戒水位を超え浸水被害が出ており、少なくとも2000人が避難している。(2013年6月21日14時00分  読売新聞)」という。

 

インド全土が当初の予想より約1カ月早くモンスーン入りして、かなりの被害を蒙っているようです。
 わが国でも、既報西日本で猛暑に引き続いて、北陸氷見、山口・萩で未曾有の豪雨という。(2013-06-20 )とのことで、なぜかインドの異常気象の跡をおっているようです。 

  その原因として、既報異常気象に係る記載(その27:ゲリラ雷雨(豪雨)の原因に係る考察)にて記載(妄想)しましたが、従来からの太陽活動の活性化11年周期のピークによる大量な水分の蒸発(可降水量要因)の増加に加えて、
 猛暑による旱魃に伴う黄砂の飛散、発電所、自動車などからの大気汚染粒子(PM2.5)、環境放射能(放射性雲*要因)で象徴されるエアロゾル(雲生成要因)の増加によって、加速されているのでは?と想っています。
 また、意外とオゾン層の破壊による紫外線の増加による加熱エネルギーの影響もあるのでしょうか?

 結果的に、大量な水蒸気⇒雲量の増加⇒豪雨になるのでは?と。
加えて、既報異常気象に係る記載(その27:ゲリラ雷雨(豪雨)の原因に係る考察)で記載した地殻の地質(組成の違い、沈積物によって変化する電荷)による雨雲の停滞の影響によって、ゲリラ豪雨が発生し易さの地域差があると想われます。
*放射性雲とは
goo辞書
【放射性プルーム】 
「気体状の放射性物質が大気中を雲のような塊となって流れる現象。放射性希ガス放射性ヨウ素ウランなどが含まれ、内部被曝外部被曝の原因となる。」という。
  このようなエアロゾルは個人的には乾燥していると電荷的に安定していると想っていますが、
所謂、一般的には地震の前兆「大気イオン」と称されて空気中で帯電していているようです。
 既報地震および津波に係る記載(その48:地震の予兆という大気イオン濃度と気象との関係)で記載したように、
「帯電エアロゾル210Pbのサンプリングと測定」によれば、
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=809bf58cfb33b892d0347b6d1b5355d0
はじめに
 本研究室では,帯電エアロゾルの大気中の濃度異常が地震前兆の指標となると考え,1998年4月より24時間連続で帯電エアロゾルを測定している.大気イオン主に大気や地殻中の放射性核種からの電離作用,レナード効果,落雷時の放電などにより大気構成分子が電離されて生成すると考えられている.しかし,放射性核種,ラドンガスの崩壊による210Pbはそれ自身が帯電エアロゾルであり,・・・
大気中の鉛-210
 地震前兆時の帯電エアロゾル発生は主に大気や地殻中に含まれる放射性核種,ラドンによるのものとされている(弘原海他,1999). 」という。
大気イオンは一般的には金属からなるプラスイオンの影響が大きいともいう。
 
 また、今年の3月9日のエアロゾルの発生状態は
中国インド、中東、パキスタンのみならず、オーストラリア(オーストラリア西部の赤い砂嵐、米国(トルネード)、アフリカなどからの突風、嵐など強風によって、大気中に巻き上げられて浮遊していると思われます。(詳しくは>>
引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.htmlによれば、
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
(高さ1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション)

 <黄砂>                    <大気汚染粒子>

 細かい黄砂の粒子径はサブミクロンレベルと下図の引用から推察されます。また、浮遊している高さは約3000mくらいまでという。雲が発生する高さも約3000mまでということから、共存関係にあると思われます。大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?(2013-03-11)が個人的な関心ですが、高さ方向での濃度については、個人的には現状不詳。また、黄砂は中東からはるばる日本まで飛来するといわれ、雨などによって洗い落とされないでかなりの上空にあることが推察されます。
参考関連投稿:
大気汚染が最悪な国はインドとのこと。 大陸からの越境大気浮遊粒子の発生源の証明が必要か?
(2013-03-25)

 では、昨今の6月はどのようなものであろうか? これだけの豪雨になれば、黄砂、大気汚染粒子(PM2.5)などは沈静化しているのだろうか?と思いましたが、現状はインド以西のアラビア海で半年交代で向きの変わる風に含まれるからの飛来(ハブーフ)が増えているのだろうか?
<黄砂>                    <大気汚染粒子>
詳しくは>>予測動画
大気汚染粒子
黄砂


(個人的な見解)
 やはり、既報にて調査した世界各地の砂漠化、沙地化による砂嵐の影響が大きいのだろうか?砂嵐の主成分であるシリカ(SiO2)はマイナス電荷なので、プラス電荷の環境エアロゾルを吸着してハイブリッドな大気汚染も今までにも増して進んでいるのだろうか?
参考関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)
大気汚染有害粒子の発生および拡散、被災要因・・・黄色い砂、PM2.5 強い風・・・とは 

 前々から思っている緑化が本格的に必要かと思われますが、

現状は中国など世界的に、安全な飲料水の確保に手一杯で進んでいないのでは?
参考関連投稿:
中国のきれいな井戸水…今や遠い過去 環境ホルモンを主要汚染源とする新たな汚染物質の浄化困難という。

中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について 

 遅々として進んでいないようです。緑化するための淡水が不足していると思われます。海水は無尽蔵にありますが、淡水にするには電気などエネルギー費が高すぎることが原因と思います。
参考関連投稿:
「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その4-2:低コストな淡水の供給が捗らない原因に対する雑感)
「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その4:低コストな安全な水の供給に対する現状と問題点)

食糧の自給には低コストかつ安全な淡水製造技術への開発志向が必要か!

「霧」をテーマに国際学会 飲料水利用や汚染問題への画期的な発展を期待!


異常気象に係る記載(その27:ゲリラ雷雨(豪雨)の原因に係る考察)

2013-06-21 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

’13-06-21投稿

 既報の引例(朝日新聞2013年6月20日(木)10:39)によれば、台風4号の本土接近前に中国地方や近畿地方、北陸地方を中心に24時間の降水量が100ミリを超え、島根県益田市で227・5ミリ、山口県萩市で310・5ミリと観測史上最大の値を更新したという。その後のTVニュースによれば、九州地区の大分、近畿地区の和歌山でも豪雨となったという。

 既報異常気象に係る記載(その17-2:ゲリラ雷雨(豪雨)の増加の原因は地質の変化か?)2011-08-28)でゲリラ雷雨(豪雨)の増加の原因は地質の変化か?と以前、妄想していたので、未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表)という。
(2013-06-18 )のように、一昨年の真夏8月と同様な猛暑に見舞われて水が大量に蒸発して積乱雲を発生し易い現状とよく似ているので、その記載を振り返って、ゲリラ雷雨(豪雨)の増加に係る原因について再掲してみました。

 その前に、基本的な妄想として、個人的にはこの豪雨は雲(雲底はマイナス-という)が停滞することによって、地域の地質の電荷が影響するのでは?と。
参考投稿:
天変に影響する要因に係る記載を調べました。(その7:エアロゾルと雲との関係)
2011-12-09
放電現象に係る記載(雲の形成状態と雷現象)
積乱雲の発生
・・・たくさん水蒸気を含んだ空気がどんどん上空に上がっていくと、空気の流れは激しくなり、雲はどんどん発達します。結果として、乱気流が発生することになります。
水滴の発生と磁化
地球全体は大きな磁石になっているため、水滴もその影響を受けてわずかに磁石の性質を持つようになります。さらに上昇気流は水滴をこするような働きをします。・・・水滴に静電気がたまわけです。その結果、水滴は雲の下側の地面に近いほうと、上側で電気的な偏りができます。
空中放電と地上への落雷
水滴はだんだん大きく成長しますが、空気の流れが激しくなると、今度は小さく分割されることになります。そのとき、分かれた水滴は上空が+になり、下のほうが~になり、地面の+との間に電圧の大きな差が生じるようになります。多くの場合、雲の中の+と~の間で放電がおこり、激しい稲妻が発生しますが、時には地面との間に放電が起こることがあります。上空から地面に放電が起こるためには大きなエネルギーが必要です。落雷が激しいのは当然のことです。

 ということで、一般的には、地殻の組成はSi(シリコン)の酸化物(マイナス)-を主として、Al(アルミニウム)、Fe(鉄)、マグネシウムの含有率が多くなるとプラス+化して、更に、Cs(セシウム)、Ba(バリウム)、Sr(ストロンチウム)、Ca(カルシウム)などアルカリ、アルカリ土類金属が多いと電荷のプラス+化がゲリラ雷雨の発生が顕著になると思っています。

 また、二次的にエアロゾル化したプラス+の金属イオンが地殻表面に吸着すれば、一時的には、同様な効果になるとも思われますが、吸着状態は強風、降雨などによって風化したり、溶解して数次的に変化して、地表の表面電荷も変化しいると推定しています。
 基本的には元々の地殻成分(素肌)の影響が大きいと思っています。

参考関連投稿:
異常気象など天変地異に影響する要因に係る考察と地質調査
(一部抽出)
1.地溝帯、構造線の周辺
 火成岩、変成岩、堆積岩(石灰岩)など地質の違い
2.古代の化石・有機物、堆積物が多い周辺 
 天然ガス、メタンハイドレイド、油田、メタンガスなど
3.放射性塵の影響を受けやすい地域
 原発周辺、黄砂(放射能付着)飛来地域、高自然環境放射線地域など

以下、再掲します。(一部割愛しました。)

 既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 既報(その1)に引き続いて、ゲリラ雷雨(豪雨)に係る記載を調べました。
猛暑・熱中症の最中のわが国の一部の地域で併発していることが特徴です。

 発生場所を支配する要因(仮説)に基づいて発生位置、雲の分布に着目しています。

基本的な考え方は
 「マクロ的には偏西風などの気流に影響されて雷雲が均一に移動していると想われますが、「ミクロ的には大地の地質表面電荷(+、-)、地形(凹凸)の違い、すなわち2次的な引力が影響して、雷、雷雲(雷雨)が場所を選ぶ傾向があるのでは?」」


<着目点>
 
 雲中の電荷分布の状況 & 降雨、突風、台風などによる大地の電荷の偏り

(発生事例に係る現状考察)
今年の首都圏(南関東)を主に限定した昨今のゲリラ雷雨は一体何が原因なのだろうか?

 下記の①岐阜県山間部や中濃地方での局地的な慢性的な豪雨と地質の違い、②都市におけるヒートアイランド現象説(発生メカニズムに係る記載)③ヒートアイランドとは無縁?と想われるアオコ発生した異臭(メタン-硫黄系のガス)の漂う霞ヶ浦周辺の石岡市の象徴的な超ゲリラ豪雨などがメカニズム解明のヒントとして現状、
整理されます。
 また、今年首都圏に多い原因としては、放射性エアロゾルが2次的に関与
していると個人的には想われます。

 別報にて、大気中に拡散している放射能と発生場所の特異性(地質、地形、2次的なガスなど)に係る記載を整理して、メカニズム(仮説)を追加・更新予定。
 
1.発生例
(今まで断片的ながら調べた結果は既報(その1)を参照願います。)
'11-08-28
TBS News (28日00:08)
豪雨、大阪で観測史上最多77.5ミリ
「大阪で観測史上1位に並ぶなど、近畿各地で激しい雨が降り、交通の乱れや住宅の浸水などの被害が出ました。
 大阪市内の雨は、27日午後3時ごろから降り始め、1時間で77.5ミリと観測史上最多の雨量を観測しました。梅田では建物が浸水し、店員が水をかき出す作業に追われたほか、天王子区や兵庫県西宮市で一部の道路が冠水し、通行止めの区間が出ました。・・・
 気象台によりますと、豪雨の原因は、湿った空気が流れ込んで積乱雲が発生し、風がなく、近畿の上空に留まったためということです。」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4811748.htm
l

大阪といえば、既報の淀川の放射性セシウムによる汚染(個人的には汚染源不明)例、また西宮といえば、「御影石」など地質の影響がどのようなものか?先の阪神淡路大震災による断層の露出、および周辺での自然放射線量が高いなど
関連投稿:
地異に影響する要因に係る記載を調べました。(その3:08-18更新 海底の亀裂)
「・・・地震によって、地殻表面に亀裂が発生して、自ずから地質の変化、メタン、硫化水素などが発生する生態系の異変が起こりやすい・・・」

'11-08-27
FNNニュース(08/26 20:03)
26日、ことし一番の局地的豪雨が首都圏を襲った。
26日午後3時半ごろ、東京・練馬区のマンションでは、1階のエレベーターホールが浸水した。
エレベーターを開けると、そこはまるで滝のようだった。
階段でも、滝のように水が流れていた。
一方、品川区では、交差点の中心や歩道の横など、あちらこちらのマンホールから激しく水が噴き出した。
東京の上空を覆っていた厚い雨雲。
そして午後2時半、降り出した雨はやがて豪雨となり、首都圏を襲った。
秋雨前線の接近にともなって上空に冷たい空気が流れ込み、東京・練馬では午後3時54分までの1時間に90.5mmの雨が降り、8月として観測史上最多を記録した。
都内を流れる石神井川では、北区の水位観測所で一時、避難判断水位に達し、堤防の上の部分まで到達するおそれがあるとし、都が付近の住民に注意を呼びかけた。・・・

また、調布市のマンションでも浸水し、消防が駆けつける事態になった。
神田川の増水のため、地下鉄丸ノ内線は一時、御茶ノ水 - 淡路町間で運転見合わせとなった。JR東海道新幹線も、東京 - 新横浜間の上下線で一時運転を見合わせた。


 '11-08-23
・中日新聞 2011年8月23日 14時01分
未明の東海地方でゲリラ豪雨 秋雨前線影響
(一部抜粋しました。)
本州南岸から北上した秋雨前線に湿った空気が流れ込んだ影響で、東海地方では23日未明から明け方にかけ、岐阜県山間部や中濃地方、愛知県西部を中心に局所的に大雨が降った。
 気象庁などによると、愛知県一宮市では未明に1時間当たり103ミリの猛烈な雨を記録。
岐阜県八百津町では同59・5ミリで、8月の最高値を更新した。愛知県愛西市と岐阜県美濃加茂市でもそれぞれ同28ミリ、同51・5ミリの激しい雨。
 三重県いなべ市北勢町では同21・5ミリに達した。・・・
 下呂市では夫婦で自宅から逃げようとした50代の女性が土砂に足を取られて転倒して軽傷を負ったほか、飛騨川沿いの4680世帯計1万2千人に避難勧告が出た。
 日本気象協会によると、岐阜県中濃地方や愛知県西部の上空で、前線に暖かく湿った風がぶつかったまま4、5時間停滞。局所的な激しい雨が続いたという。三重県と愛知県では同日昼に晴れ間がのぞいたところもあるが、依然として大気が不安定で、同協会は、岐阜県山間部などで土砂災害への注意を呼び掛けている。」

PS:
'11-08-27
放射性エアロゾルの大地への沈積の影響が東日本、関東地区と比較して少ない*と想われる地域でのゲリラ豪雨であり、今後のメカニズムのヒントになるかもしれません。美濃加茂地方での豪雨は昨年に次いでのものであります。美濃平野は昔は亜炭発掘場でもあり、堆積岩で構成されていますが、その周辺は火成岩で構成されています。数キロm範囲で集中的に降る豪雨は地質(組成および電荷(+ -))の影響と考えられます。地質など詳細について別報にて調べる予定。

参考投稿:
*「エアロゾル」に係る記載(その7:黄砂中微小粒子)
「・・・ 岐阜県保健環境研究所報 第15号(2007)
「黄砂中の陰イオン・陽イオン成分濃度とその粒径分布について」によれば
引用http://www.cc.rd.pref.gifu.jp/health/public/no15/oohira15.pdf
 大陸からの黄砂時において,平均粒径0.6μmでは硫酸アンモニウムの存在が,また平均粒径4.8μmでは硝酸イオン濃度が高く,硝酸カルシウムや硝酸ナトリウムとしての存在が推察された。・・・」の記載から、黄砂と放射性物質との同伴は既報の引用でも記載されていることから意外と多いかもしれません。

日本での40年前の空洞による落盤事故を紹介します。



         (google画像検索から引用)

<美濃加茂地域集中豪雨参考文献>
・美濃加茂市 / 豪雨災害一覧
http://www.komeri-npo.org/record/downpour/minokamo/list/index.html
・国総研 岐阜県可児市可児川 氾濫浸水被害調査報告(第1報)
http://www.nilim.go.jp/lab/bbg/saigai/h22gihu/h22gihu.pdf

・YAHOOニュース 8月20日(土)1時32分配信
関東地方で大荒れの天気に
8月下旬にゲリラ豪雨のピークが来るとの予想もフジテレビ系(FNN)

(一部抜粋しました。)
「関東地方は活発な秋雨前線の影響で各地で大荒れとなり、どしゃ降りの雨が18日までの猛暑を一瞬で洗い流した。 8月下旬にかけては、再びゲリラ豪雨が増加しそうだとの予想も出ている。・・・

  東京・台場では、階段がほとんど川のような状態になってしまった。一方、東京・新橋でも、横殴りの雨と非常に強い風が吹いた。街では、全身レインコートの男性もいた。
 18日までの猛暑から一転、たたきつけるような雨と強い風に見舞われた首都圏。

 
午後1時、横浜市でも、傘を差していても、ほとんどその意味がないほど強い雨が降った。お台場では、黒い雲が一気に広がり、レインボーブリッジも、激しい雨であっという間に見えなくなった。活発な秋雨前線がもたらしたこの局地的豪雨。

 
富山・黒部市の渓谷、弥太蔵谷では、川遊びをしていた家族連れなど7人が急激な増水で岸から戻れなくなり、ヘリコプターで救出された。
 黒部市には18日、大雨警報が発表されていた。そして18日までは35度を超えていた気温も、この雨を境に、一気にダウン。
 
東京都心では、午前9時に30.7度だった気温が、5時間後の午後2時には22.3度と、8度以上も下がり、真夏から一雨で秋の気配になった。・・・

 季節はこのまま秋へと変わるのか、それとも暑さがぶり返すのか。激しい雨をもたらした秋雨前線は、来週後半まで本州に停滞するため、東北から九州にかけて、ぐずついた天気が続く見込み。・・・ゲリラ雷雨がまた発生するとの予測もある。

 ウェザーニューズの宇野沢 達也気象予報士は「ちょうど来週金曜日(26日)以降になりますけれども、そのころにはゲリラ雷雨、また再び各地で発生するような状況になりそうですね」と話した。
 例年よりも秋の訪れが早くなりそうな2011年。ウェザーニューズ社では、8月下旬に、ゲリラ豪雨のピークが来ると予想し、注意を呼びかけている。

 ウェザーニューズの宇野沢気象予報士は「秋の入り口から秋に向かってのところっていうのは、上空の方に冷たい空気が入りやすくなるんですね。そうなってくると、地上の気温と上空の気温の差が大きくなります。猛暑、酷暑ということがなくても、ゲリラ雷雨が発生しやすいと」と話した。涼しい中でも、突然の雷雨への備えが必要となる。.最終更新:8月20日(土)9時47分」
本文を詳しく読む

2.発生メカニズムに係る記載(引用例)
1)ゲリラ豪雨から身を守ろう!
ゲリラ雷雨の原因 対策 危険 予報など
「集中豪雨の原因とメカニズム」によれば、
「集中豪雨は発達した積乱雲がもたらします。地面付近の暖かい空気が上昇すると、上空の冷たい空気とぶつかり、大気の状態が不安定になります。この不安定を解消しようと上下の空気が混じり合う対流が発生します。(暖かい空気は軽く冷たい空気は重いためです). この時の空気が湿ったものであれば、上空に行くに従って下がる気温の中で、空気に含まれる湿気・水分が凝結して雲になります。
 この雲が積乱雲となります。積乱雲は垂直方向に発達するため、局地的な狭い範囲に激しい雨を降らすのです。雨の時間は短いのですが、1時間に100ミリを超すの猛烈な雨を降らすこともあります。
. 集中豪雨はこのようにして発生しますが、その中でゲリラ豪雨になる場合は何が異なるのでしょうか?
. そもそも、雲が発生し降雨をもたらすには湿った空気が必要です。
夏の気圧配置は「南高北低」といわれ、日本の南側に太平洋高気圧が居座り、その高気圧性の時計回りの循環に伴って南から暖かく湿った空気が流入してきます。
 
これにより雲ができやすい状態になります。条件①.

 次に雲の中でも積乱雲を発生させるためには、冒頭のように上空に冷たい空気(寒気)が流れ込んでいる必要がある訳です。
 緯度の視点から見て日本がある場所の対流圏(大気の構造において最下層にある地上から高さ約10kmぐらいまでの層)の真ん中から上空の方では偏西風という西風が吹いています。その偏西風の北側には比較的冷たい空気が存在しています。
 
この偏西風が南側に張り出して来ると、それに合わせて冷たい空気が南下し日本の上空に入って来るのです。条件②.

 この2つの条件がそろって、集中豪雨をもたらす積乱雲が発生する可能性が出てきます。あとは冒頭の通り、地面付近の暖かい空気の上昇による対流の発生
 
(条件③)で、

 集中豪雨へとつながります。ゲリラ豪雨の場合は、特にこの条件③の発生が都市におけるヒートアイランド現象が原因となっている場合に起こりやすいとも言われています。この辺りを次のページで見ていきます。.」
本文を詳しく読む

<既報の記載例>
・WOMAN nikkei ONLINE 2011年7月15日
「・・・2010年夏は高気圧の影響で大気の状態が安定し、市街地では発生しにくかった。しかし2011年は高気圧の勢力は前年より弱く、発生回数が多くなる見込み。  特に7月下旬は山沿いだけでなく、市街地でもゲリラ雷雨が多くなる。
 一方、8月上旬―中旬は大気の状態は安定し、発生は少なくなりそう。しかし8月下旬には、全国的に多くなる予想だ。9月に入ると数日おきに前線や低気圧の影響を受ける周期変化が起き、ゲリラ雷雨の発生は少なくなっていく。 ・・・
■関連情報・ウェザーニューズのWebサイト
http://weathernews.com/  (ゲリラ豪雨の予測)  」

⇒マクロ的な気圧配置を観測、解析して大気の状態の動きから、発生時刻、位置など予測しているようです。
 但し、既報で追加記載したような「超異常中の異常」のスポット的なゲリラ雷雨大都会から離れた石岡市(異臭を発生させる「アオコ」が大量発生した霞ヶ浦の近傍)でも発生しています。
 なぜその位置に発生するのか?までについては言及されていません。

 「ヒートアイランド現象」については、エアコンなどからの廃熱、もしくはメタンガスなど温室効果ガス、オゾン層破壊ガスの微量漏洩の影響が考えられる
が・・・。

 なぜ発生するかが、今後の着目点になることが推察されます。

 (再掲終了)

 ⇒その後の調査から、追記すると、

 今年は既報天変に係る記載(24:5月太陽活動がピーク 東京でオーロラが見えると地球の磁気圏が吹き飛ぶという)(2013-05-05)の引例では

太陽フレア:11年周期の影響

いつも変わらず輝いて、地球に恵みのエネルギーを注いでくれているように見える太陽だが、実は活動が激しくなったり衰えたりしており、その繰り返し周期は、ほぼ11年とされる。

 次に、12年前ではありますが、今回とほぼ同様な地域で水害を蒙っていたことからも、太陽エネルギーの増大の影響による雲の形成効果も裏付けられるのか?

2001年(H13年)の水害
2001年6月18日~6月20日/梅雨前線による大雨

18日は梅雨前線が大陸から日本海に東進してきて雨となり、19日は梅雨前線が島根県をゆっくりと南下し活動が活発となったため雷を伴った大雨となった。この大雨により出雲市、平田市他東部を中心に床下浸水66棟・崖崩れ18ヶ所等の被害が発生した。出雲(アメダス)では19日の日降水量が173㎜に達し1979年からの極値を更新した.また1時間降水量(10時~11時は35㎜で6月の極値を更新した。20日は梅雨前線が四国沖まで南下し雨は峠を越えた。資料参照/『平成13年度水害レポ-ト2001』より/(社)日本河川協会)

一口に西日本、近畿、九州といっても地域的に降水量の多寡があるようです。

 また、異常気象の原因として、既報の引例によれば、
弁財天
トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect

「ボクがこれを見たときに思ったこと。
気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていた。
今、その現象がドップラーレーダーに映った。
「核の効果による降雪」
ペンシルベニア州のシッピングポートの近くにあるビーバーバレー原発で寒空に排気する熱と蒸気が「核の効果」を起こし風下に雪を降らせた。最大1インチの積雪が観測された。地域的な降雪現象。
以下はピッツバーグの原発の排気が風下に降雪させてるドップラーレーダー画像。・・・
異常気象の原因はCO2だと断言してるけど、そのCは炭素14なんじゃね。さらに原発が放出してる水蒸気のH2OのHはH3(トリチウム)なんだろうな。こんなのがちょっと大気中に存在するだけで気象が大きく変動する。電離層を透過し僅かに到達する宇宙線で雲ができるくらいなのだから当たり前か。←クリプトン85が露点を低下させる効果があることが判ってる。気温上昇の原因。・・・(後略)」という。


西日本で猛暑に引き続いて、北陸氷見、山口・萩で未曾有の豪雨という。 

2013-06-20 | 天変地異・異常気象関連

’13-06-20投稿

 つい1週間ほど前の西日本各地の猛暑日に引き続いて、台風前でも豪雨も発生、また、一部の地域で強風が発生したという。先行き、土砂災害、突風などに警戒が必要か?

gooニュース
西日本で大雨、山口・萩で310ミリ 台風4号も接近
朝日新聞2013年6月20日(木)10:39
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/TKY201306200044.html

「西日本から東日本にかけてのびる梅雨前線と沖縄付近を北上中の台風4号の影響で、20日午前は西日本を中心に大雨となった。中国地方や近畿地方、北陸地方を中心に24時間の降水量が100ミリを超え、島根県益田市で227・5ミリ、山口県萩市で310・5ミリと観測史上最大の値を更新。気象庁によると、梅雨前線は今後も停滞し、台風も本州に接近してくることから、西日本を中心に激しい雨が続く見込みだという。

 気象庁によると、21日午前6時までの24時間に予想される雨量はいずれも多いところで、近畿地方で250ミリ、四国地方で200ミリ、九州北部地方150ミリ、中国地方で100ミリ。東日本では伊豆諸島の近辺に梅雨前線がとどまっているものの、台風4号の接近に伴い雨脚が強まってくると見られる。 」という。

 既報西日本各地猛暑日、55地点最高という。 未曾有の寒暖差がやって来る前兆か?
(2013-06-14)
での引例西日本各地猛暑日、55地点最高 大阪・豊中37・9度http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061301001516.html
で記載しましたが、未曾有の季節はずれ、場違い、日毎の寒暖差など
気象異変現象の原因は
1)単に緯度(日照時間、UVインデックス)による影響
2)また、古くから語られる所謂、太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる宇宙環境からの放射線、電磁波の増加、
3)化石燃料の消費に伴うCO2など温室効果ガスの増加
のみならず、

SPRINTARSの大気汚染粒子、黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏における環境放射能、スペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーの減衰状態が大幅に変動する影響が推察されます。

 これら一連の気象異変に及ぼす有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾルの影響が考えられます。
すなわち、水蒸気、CO2、メタンはじめとする温室効果ガスは単に赤外線を吸収して宇宙に放出させない効果ですが、
 環境放射能 など有害な大気汚染粒子(エアロゾル)は太陽光のみならず、環境中の各種の放射線など電磁波を吸収して最終的に熱化させて水温を上昇させるので、温暖化(猛暑)の原因となる思っています。  

 高さ方向に含まれている大気汚染粒子の質/量および粒子径の変化によって、水蒸気量および雲の形、量/質のバランスに影響していると現状推察されます。

異常気象の原因として、
既報の引例によれば、
弁財天
トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect

「ボクがこれを見たときに思ったこと。
気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていた。
今、その現象がドップラーレーダーに映った。
「核の効果による降雪」
ペンシルベニア州のシッピングポートの近くにあるビーバーバレー原発で寒空に排気する熱と蒸気が「核の効果」を起こし風下に雪を降らせた。最大1インチの積雪が観測された。地域的な降雪現象。
以下はピッツバーグの原発の排気が風下に降雪させてるドップラーレーダー画像。・・・
異常気象の原因はCO2だと断言してるけど、そのCは炭素14なんじゃね。さらに原発が放出してる水蒸気のH2OのHはH3(トリチウム)なんだろうな。こんなのがちょっと大気中に存在するだけで気象が大きく変動する。電離層を透過し僅かに到達する宇宙線で雲ができるくらいなのだから当たり前か。←クリプトン85が露点を低下させる効果があることが判ってる。気温上昇の原因。・・・(後略)」という。

 巨大竜巻の原因として、個人的には、大気上空の雲などの質に異変が発生しているのでは?詳細に分析することが必要と想われます。

 環境放射能の影響として、主に、原発周辺および原発関連施設の地下水の放射能汚染などによる環境放射能有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾルの影響の可能性もある?と推察されます。
参考関連投稿:
既報(その1:地下水の放射能汚染はどのようにして起こるのか?)
の引用記載では、
「本邦初公開!?:日本の地下水源から出る放射能分布地図発見!」によれば、http://quasimoto.exblog.jp/19238315

 

 詳しくは
放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)(2013-05-19)


 関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)

放射化現象は「生物多様性 」、「内部被曝 」、「異常気象など天変地異

 などに影響しているのではと個人的には杞憂しています。

 ・ 昨近、公的機関から発表されている

 「巨大海底地震」に伴なう「超巨大津波」の発生予測

  ・地域をわが国の表日本に限定すれば未曾有とも思われる

 「巨大竜巻」「雹(ひょう)」「落雷」「豪雨」「雷雨」の発生など

 


中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告という。その汚染の実態は不詳?

2013-06-19 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-06-19投稿

msn産経ニュース

中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告
2013.6.18 23:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130618/chn13061823020007-n1.htm

「環境保護団体グリーンピースなどは18日までに、石炭火力発電所から排出された大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2・5」の影響によるとみられる死者が北京市、天津市、河北省で2011年に9900人に上り、延べ7万人が健康を害し病院で治療を受けたとの研究報告を発表した。

 報告によると、9900人の死因は肺がんなどで、内訳は北京市が2千人、天津市が1200人、河北省が6700人。ほかに9300人が小児ぜんそくを、1万2千人が慢性気管支炎をそれぞれ患ったという。

 11年の時点で両市と河北省には石炭火力発電所が196カ所あり、河北省で消費された石炭は約3億トンに上った。

 中国では近年、大気汚染が深刻化。当局は石炭利用の削減や古い型の自動車の使用禁止、ガソリンの品質向上などを進める方針を示している。(共同)」という。

⇒大気汚染粒子の影響は既報未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表)という。にも影響しているのではと個人的には思っていますが、件の大気汚染粒子の正体は単純なものではなく放射能など有害微粒子・エアロゾルが含まれていて、その地域特有の汚染物質も介在していると思われます。

 中国以上に大気汚染の酷いインドでは年間167万人?ともいう。
広い中国、その他の地域でも鳥インフルなどさまざまな有害物質によるハイブリッドな大気汚染物質による疾病も多いと推察されます。

 


日本のレアアース開発の最大の敵は経済産業省だった?という。

2013-06-18 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

’13-06-19投稿

 今まで、中国のなすがままにされてきたハイテク製品の部品に必要な鉱物資源レアアース(希土類)の自給が可能になるかもしれないという。

 エネルギー、資源に乏しくほとんど海外からの輸入に頼っているわが国において、日本の排他的経済水域(EEZ)南鳥島沖の資源量は230年以上分!

を発見したという。

 YAHOO知恵袋
「最近ニュースで話題になっている「レアアース」とは何ですか?」
に係る回答によれば、
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1047863775
(一部割愛いたしました)

レアアースはレアメタルの一部にあたります。日本語で希土類と言います。元素のうち、原子番号21番のスカンジウム、39番のイットリウム、57~71番のランタン、ルテジウムなどの合計17元素をまとめてレアアースと呼んでいます。
・・・これらの元素は化学的性質が非常に似通ってるので、レアメタルの中でも一まとめにセットにして扱われています。光学的特性や磁気的特性に他の元素が持たない性質をもっており、世界に冠たる素材技術の日本が使用量も世界一となっています。これらの元素は性質が似ているにも関わらず混ざり合って産出され、分離・精製が困難だったため、「希な土」という名称が授かったそうです。
 医療関係を例にとりますと、カドリニウムとブラセオジムがCTスキャナーに、ガドリニウムがMRIの造影剤に、ネオジムが手術用レーザーに使われています。・・・身近なところでは光ファイバーにはホルミウム・エルビウム・ツリウムが使われています。また原子力発電には核分裂の連鎖反応を安定させるために中性子を吸収する必要がありますが、このためにガドリニウムが使われています。・・・昔日立のテレビはキドカラーと言ってましたが、このキドは希土類のことです。ブラウン管の発色をよくするためにイットリウムユウロプムを利用していました。・・・日本は現在使用量の9割を中国からの輸入しています。・・・中国にある鉱床とは種類が違いますが、カーボナタイト鉱床がアメリカに、鉄希土類鉱床がオーストラリアに、アルカリ岩鉱床がロシア・グリーンランド(デンマーク)・カナダにあります。・・・コストの問題で日本は中国からの輸出に頼っていたようです。また現在利用しているレアアースの代替物の研究も各企業で進められています。」
関連投稿:
海からのレアアース回収に係る記載を調べました。(2011-07-04)

 

YAHOOニュース
日本のレアアース開発の最大の敵は経済産業省だった?
週プレNEWS 6月18日(火)16時10分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130618-00000874-playboyz-soci
(一部割愛しました。)
「スマホ、エアコン、ハイブリッドカーなど、ハイテク製品の部品に必要な鉱物資源レアアース(希土類)。これまでは世界シェア首位の中国にやりたい放題やられてきたが、昨年6月の調査によって、実は日本の近海にも大量に眠っていることがわかった!

世界の産出量の97%を中国が握る

「これは想像を絶する夢の濃度です。必ずや日本の福音になる」

昨年6月、南鳥島沖の海底で、世界最高濃度のレアアース(希土類)を豊富に含む泥の層を発見した東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授はそう話す。

レアアースとはランタンやネオジムなど17種類の元素の総称。1794年、スウェーデンの小さな村で最初に発見され、『まれな(rare)土(earth)』と名づけられ、今では「ハイテク産業のビタミン」とも呼ばれる。

「材料に少し混ぜるだけでその本来の性質を一変させるためです。レアアースを生かした素材で有名なのがネオジム磁石。“世界最強”ともいわれるこの磁石はハイブリッドカーの駆動モーターに1kgほど入っていて、これがなければ製品化は不可能ともいわれます」(加藤教授)

ほかにも、スマホ、エアコン、デジカメ、DVDから風力発電の発電機まで、あらゆるハイテク機器に含まれている。レアアースはまさにハイテク技術を売りにする日本の“生命線”なのだ。

ところが、その世界の産出量の97%を中国が握っている……。

レアアースが濃集する鉱山は世界中に分布していますが、ウランやトリウムといった放射性元素が共在し、それがネックとなって鉱山開発を断念するケースが大半。そんななか、規制が緩い中国では80年代から国策で鉱山開発が進められてきたのです」(加藤教授)

中国、恐るべし!

「その後、中国はなりふり構わぬ値下げ攻勢を仕掛け、コストで太刀打ちできない他国のレアアース鉱山は次々と閉山に追い込まれていきました」(加藤教授)

こうして市場を独占すると、中国は価格をつり上げてきた。

「中国産レアアースの輸出価格は輸出税の課税や増税で上昇し、国内の流通価格の倍ほどに。そして、2010年9月に起きた尖閣諸島沖での中国漁船衝突事故の報復措置として日本への輸出全面禁止に踏み切り、それ以降、輸出価格は最高40倍にもなった」(加藤教授)

価格暴騰にあえぐ日本企業は工場を中国に移転するほかなかった。

「『レアアースが必要なら、中国に工場を造れ』と要求されたからです。これによってスマホ用タッチパネルガラスや高級カメラレンズなど、日本のハイテク製品の製造拠点が中国に移転する流れができてしまいました」(加藤教授)

中国側の狙いは?

「最終的には、中国に工場を移した海外のハイテク企業の技術を盗み取ることにあります。資源と技術の両方を握られたら、日本の将来は完全に断たれてしまう。私は研究者としてその点に強い危機感を覚えました」(加藤教授)

南鳥島沖の資源量は230年以上分!

中国の独占体制を根本から変えるためにも、日本は自国でのレアアース確保が喫緊(きっきん)の課題となった。加藤教授はこう打ち明ける。

「私たち(東大研究チーム)はひそかに太平洋の海底泥の研究を進め、タヒチ沖などに眠るレアアースを豊富に含んだ泥の存在をつかんでいました。そのデータから、日本の小笠原諸島の南鳥島沖にも同じ成分の泥が存在することを確信していたのです」

事実、昨年6月に加藤教授は日本の排他的経済水域としては初めて、南鳥島沖でレアアースを発見。さらに「水深5000m超の海底から採取した泥を分析するとレアアースが最大約6600ppmの濃度で含まれていました。これは中国の鉱床の10倍以上。この高濃度の泥が少なくとも1000平方kmの範囲に広がっている可能性があることも突き止めた」(加藤教授)という。

その埋蔵量が素晴らしい。

「計算上では、国内消費量の230年分以上です」(加藤教授)

南鳥島沖のレアアース泥の利点について、加藤教授が説明する。

「高濃度なだけではなく、レアアースの抽出が非常に簡単。海底から採掘した泥を1時間ほど薄い酸に浸しておくだけで自然と分離します。中国の鉱床では泥に酸をつけてもそこに含まれるレアアースの50%ほどしか取り出せないが、レアアース泥からは90%以上。抽出が簡単でムダのない分、より商業化しやすいということです」

最大の長所はこれだ。「レアアース泥は、陸上のレアアース鉱床の最大の欠点であった放射性元素をほとんど含みません。トリウム含有量でみると、川原に転がっている石ころと同程度。ほとんど含まないといってもいいレベルです」(加藤教授)

膨大な資源量で、レアアースを取り出しやすく、放射能リスクはほぼ皆無。すぐにでも実用化できそうだが、このレアアース泥は水深5000m超の海底にある。世界を見渡しても水深5000mを超える深海から鉱物資源を引き揚げた前例はないとのことだが……。

「実は採取法については今、産学連携で研究を進めています。母船から海底に掘削パイプを下ろし、そこに圧縮した空気を送り込んで泥を吸い上げる方式で、海底油田から石油を引き揚げる既存技術を少し改良したもの。コンピューターを使ったシミュレーションでは成功しており、あとは実証実験を残すのみ、という段階まできてはいますが……」(加藤教授)

ここで初めて加藤教授が表情を曇らせた。どうしたのか?

実証実験やレアアースの事業化には国の予算措置が必要ですが、依然として鈍いと言わざるを得ません。中心となって推進すべき立場にある経済産業省が『まだまだ研究段階』とか『時期尚早』とか言っているうちに、海外に先を越されてしまうかもしれません。レアアースの泥は南鳥島沖だけにあるわけではなくて、タヒチ沖のフランスの排他的経済水域やハワイ周辺海域にもあるんですから。国内で内輪もめしてもたついている間に、タヒチ沖で中国とフランスがいち早く共同開発する可能性だって否定できません」

そんなスピード感のなさが日本のレアアース開発の最大の妨げになっている。

「ただ、それらの要因を抜きに考えると、泥の採掘の実証実験に2年、同時進行で海底探査に1、2年。成功すれば、あとの製錬や加工は既存の技術で対応できます。早くて5年後には生産が始まり、国産レアアースを積んだプリウスが道路を走っているかもしれません」(加藤教授)

すべては国のやる気次第だ。(取材・文/菅沼 慶 興山英雄)」という。

希土類(レアアース)輸出規制に係る記載を調べました。 - 水徒然

 

⇒本件、既報海からのレアアース回収に係る記載の引例
MSN産経ニュース 2011.7.4
[科学]ニュース
太平洋の海底にレアアース含有「夢の泥」発見」によれば

  「ハイテク製品に欠かせないレアアース(希土類)を高濃度で含む泥が、太平洋の深海底に大量に存在することを東京大の研究チームが発見した。

 
総埋蔵量は陸上の800倍に達する“夢の泥”という。
 日本はレアアースの90%を中国から輸入しており、資源として利用できれば中国依存からの脱却につながる可能性もある。・・・
 4日付の英科学誌「ネイチャージオサイエンス」(電子版)に掲載された。
 発見したのは東京大大学院工学系研究科の加藤泰浩准教授ら。国際共同研究などで採取された太平洋海底のボーリング試料を分析し、ネオジムなどのレアアースを400ppm以上の濃度で含む泥が、水深3500~6千メートルの多くの地点に分布しているのを見つけた。・・・

・・・泥の形成には地下深部からマントルが上昇し、地球を覆うプレート(岩板)が作られる中央海嶺(東太平洋海嶺)が関係している。
 
海嶺から噴出した酸化鉄などが海水中のレアアースを吸着し、西へ向かう海流に乗って堆積したらしい。 ・・・<<詳しく見る>>」のことだと思いますが、

参考関連投稿:
海から水処理技術を駆使した金属資源回収について調べていきます。(2010-12-10) 

 原発の燃料ウランの海からの回収は積極的な推進は今回の原発事故に伴う安全神話の崩壊による脱原発への世界的な流れにおいて中止されている?と思われますが、一方、希少金属の回収も以前から考えられていたようですが、実証実験やレアアースの事業化には国の予算措置が必要にもかかわらず、依然として経産省の対応が鈍いという。全く同感です。

 参考関連投稿:
海から水処理技術を駆使した金属資源回収について調べていきます。(2010-12-10)

 

どうしてなのだろうか?

 海底資源の経済的な採掘技術は未確立で、陸上採掘と比べたコスト競争力が課題になるとのことです。コストを無視しても最悪の場合でも安心ですね。
 数多くあるレアアース元素のどのような元素が多いのか今後着目したいと思います。
ちなみに、陸上埋蔵鉱物は種々ありますが、google画像検索から引用したの組成を以下に示しました。
 Nd(ネオジ)、Dy(ディスプロ)が多いと、なお好ましいですね。


関連投稿:
希土類金属の製造に係る記載を調べました。

 


未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表)という。

2013-06-18 | 地球温暖化・寒冷化関連

’13-06-18投稿

既報西日本各地猛暑日、55地点最高という。 未曾有の寒暖差がやって来る前兆か?
(2013-06-14)で個人的に熱中症を心配している猛暑がNASAの発表で来るという。
 どのような観点で予測しているのか調べて記載しました。

ソーシャルニュース Ceron.jp
未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表) : カラパイアURL:karapaia.livedoor.biz/archives/52131232.html
登録日時:2013-06-17 08:34
(一部割愛しました。)
「2012年の世界の気温は平均を上回る高さだったが、今後10年間はさらに気温が上がる可能性が高いという。今年はその昨年をさらに上回る記録的猛暑となるだろうと、NASAゴダード宇宙研究所が15日、発表した。

  米航空宇宙局(NASA)によると、2012年の世界の平均気温は統計を取り始めてから9番目に高い14.6度で、20世紀の平均より0.6度高かった。20世紀平均を上回るのは1976年から36年連続。統計の始まった1880年以来、世界の平均気温は0.8度上昇したという。

NASAゴダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン所長は記者会見で、2013年の世界の平均気温が2010年の過去最高記録を破る可能性が高いと語った。

海洋が暖まっている。これは地球がバランスを失っていることを示している。放出されるエネルギーより入るエネルギーの方が多くなっている。それゆえ、今後10年間が過去10年間より暖かくなることを確信を持って予測できる」

主流科学者の大半は、世界の気温上昇および異常気象増加の原因は、産業の排出する二酸化炭素などの温室効果ガスにあると考えているそうだ。

南半球であるオーストラリアではすでに今年、記録的熱波を観測している。

▼あわせて読みたい
今後我々は未だかつて経験したことのない猛暑を次々と体験することになる(米研究)
2011年06月22日

北半球が大寒波なら南半球は大熱波、ブラジルで体感気温は50度以上を記録
2010年02月12日
熱波の原因は、エルニーニョ現象のため雲ができないことだという。

世界各地で続く異常気象、2080年までには激しい熱波が1~2年ごとに襲ってくる可能性(米研究)     」という。

産業の排出する二酸化炭素などの温室効果ガスで海洋が暖まっている。これは地球がバランスを失っていることが原因というが、1880年以来、世界の平均気温は0.8度上昇の原因は温室効果ガスの影響と思われますが、大寒波の原因が個人的には理解できないが、・・・。

さしづめ、今年に入ってのインドなど亜熱帯地域の寒波から、寒暖差の大きなハイブリッドな気象が今後続くというのだろうか?
参考投稿:
異常気象など天変地異に係る記載(その15-2:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象との対応について)

異常気象など天変地異に係る記載(その15:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感)

寒暖の差や乾燥に強い南米原産の穀物「キヌア」が世界的な食料問題の救世主になる可能性があるという。

また、上記今後我々は未だかつて経験したことのない猛暑を次々と体験することになる(米研究)
関連記事:「地球はミニ氷河期に突入した。」と発表(ドイツ研究所):カラパイア
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51588425.html        
       2010年01月17日
 太平洋および大西洋の水温自然循環の分析により、「地球ミニ氷河期説」を発表したという。

 事実、コロラド州の米国家雪氷資料センターの数値によると、2007年より、北極は夏に海面氷結面積がすでに約106万平方キロ増加しており、増加率は 26%にのぼったという。「地球ミニ氷河期説」は、北極が2013年の夏までに、完璧に融けてしまう「地球温暖化説」と1900年から始まった地球温暖化は人類が排出した温室効果ガスが原因であるとのこれまでの認識を覆したともいう。

既報異常気象など天変地異に係る投稿(その4 '13-01-03~'13-03-19)の事例との関連性を別報にて、整理したいと思っています。


福島第一、放射性物質除去装置から汚染水漏れか?という。

2013-06-17 | 環境放射能関連

’13-06-17投稿

 福島第一の汚染水漏れした可能性があるという。
 
gooニュース 2013年6月16日(日)23:40

福島第一、放射性物質除去装置から汚染水漏れか
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20130616-567-OYT1T00526.html
「東京電力は16日、福島第一原子力発電所の試験運転中の放射性物質除去装置「アルプス」で、放射性物質を含む汚染水を入れたステンレス製タンク(容量約26トン)の下の受け皿に、茶色い水が数滴落ちた跡が見つかり、調査のため装置を止めたと発表した。

 調べた結果、タンク付近で毎時0・2ミリ・シーベルトの放射線量を確認した。汚染水が漏れた可能性があるとみて調べている。

 東電によると、溶接されたタンクのつなぎ目から漏れた可能性がある。水は、受け皿の中にとどまったため、外部には流出していないという。」

⇒速報につき真偽のほどは不詳ですが、下の受け皿に、茶色い水が数滴落ちた跡があるとして、試験運転中の放射性物質除去装置「アルプス」を止めて調査中とのこと。

 タンク、ポンプ、配管のパッキン、ボルト止め接合部からの放射能漏れは再三再四発生していますが、毒物、劇物、危険物を日夜搬送しているタンクローリーでのガス、可燃物の漏れに係るトラブルが発生した場合の責任はメーカーにあると思われますが、万一漏れていた場合は空前の問題となると思われますが、今回は今までの教訓からよもや漏れは発生しないと思われますが、もし溶接部からの漏れであるなら一大事件と思われます。

 タンク付近で毎時0・2ミリ・シーベルトの放射線量を確認したというが、タンクの受け皿などのレイアウトおよび、その中身の放射性元素の組成はどのようなものか?が不詳なことと、なぜベクレル表示も公開しないのか?その辺りで作業している方々への被ばく(爆、曝)が気になるところです。
関連投稿:
内部被曝に係る投稿のまとめ('11-06-27~'13-03-22) →発症メカニズムは現状不詳か?

 度重なる福島原発周辺の地震による材料の機械的劣化?なのか、ある特定の放射能汚染水からの放射線による光化学的劣化?なのか、またその両方による相乗効果なのか?原因を究明しないと万一大地震が発生した場合でも大丈夫なのか?など、個人的には的確な回答を期待しています。

関連投稿:
地震および津波に係る記載(その50:原発周辺の福島沖で危険な兆候 巨大地震前の小康状態か?という。)
福島第一原発 トリチウム汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?

 日夜稼動しているタンクローリなどから毒ガスが漏れたこと比較してその疾病は遅効性であるがゆえに、その施工費などを節約していないと思われますが、現状よくわかりません。

 更に、調べてみました。

 高濃度汚染水漏れか 福島原発、放射性物質除去装置停止
朝日新聞2013年6月16日(日)http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/TKY201306160211.html

「東京電力は16日、福島第一原発で3月末に試験運転を始めた放射性物質除去装置「ALPS(アルプス)」のタンクから、処理前の高濃度汚染水が漏れた疑いがあると発表した。タンク表面の溶接部の放射線量は毎時0・2ミリシーベルトと高い。東電は原因を調べるために試験運転を止めた。

 4月に誤操作で停止したことはあるが、トラブル調査で止めるのは初という。

 東電によると、タンクは高さ約6メートル、直径約3メートルの円柱形で、汚染水約25トンが入っていた。15日午後11時ごろ、タンクの結露を調べていた社員が、タンクの受け皿部分で茶色の水滴の跡を見つけた。タンク表面にある溶接部の線量が周辺より高いため、溶接部から汚染水が漏れたとみている。」

 


寒暖の差や乾燥に強い南米原産の穀物「キヌア」が世界的な食料問題の救世主になる可能性があるという。

2013-06-16 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

’13-06-16投稿

 既報西日本各地猛暑日、55地点最高という。 未曾有の寒暖差がやって来る前兆か?で記載したように、未曾有の季節はずれ、場違い、日毎の寒暖差など気象異変現象が世界的に進行しています。

  既報ハワイ上空のCO2濃度が400ppmの初の大台超えとは!増加原因は何だろうか?での引例で紹介したように、温暖化で二酸化炭素(CO2)濃度が1.5倍になると想定される50年後には、コメの高温障害が進み、品質が劇的に劣化することが、農業環境技術研究所(茨城県つくば市)の実験で分かった。・・・50年後のCO2濃度は現在より200ppm(1ppmは100万分の1)高い584ppmになると想定されて、CO2濃度の上昇で光合成が活発化し収量は増える一方、栄養分の窒素が不足し、たんぱく質の含有率が低下して整粒率が落ちたとみられるという。

 現状の気象異変現象の原因は温室効果ガスCO2が主因とは個人的には決して思っていませんが、地球温暖化の深刻な被害を避けるためには、一定に管理することが重要と想われます。
詳しくは本文参照願います。

 温暖化のみならまだしも、昨今のように寒冷化が発生することによって、食物の生育に異変が生じて、将来的には食料飢饉になることが推察されます。

参考関連投稿:
ゴールデンウィークになってもこの寒さ! 例年と比べ少し寒暖差が大きいようです。5/6北海道で降雪という。(2013-05-06)

 寒暖差のみならず、オーストラリア、米国では洪水、旱魃現象も併行して発生することによって主要穀物など生活必需品の収穫も阻害されて輸入価格の暴騰?を懸念しています。
参考関連投稿:天変地異・異常気象関連

異常気象など天変地異に係る投稿(その4 '13-01-03~'13-03-19)

生物多様性に係る投稿('10-10-11~'12-05-08)


 アンデスの穀物キヌアは寒暖の差や乾燥に強く注目しました。 
わが国の開発力でわが国の風土にあった品種の改良と将来の食糧自給として期待されます。  

msn産経ニュース
【食料問題の救世主に】アンデスの穀物キヌア
 栄養バランス良く 生産増加、世界が注目
http://www.47news.jp/47topics/e/242418.php

寒暖の差や乾燥に強く、栄養価に優れる南米アンデス原産の穀物「キヌア」が、世界的な食料問題の救世主になる可能性があるとして期待が高まっている。国連は今年を「国際キヌア年」に設定、欧米では健康食品として人気だ。原産地のペルーやボリビアでは生産、輸出が増えており、アンデスの貧しい農家に生活向上の兆しが見え始めている。

 青く澄んだ空の下、冠雪した高峰を望む畑。高さ1~2メートルに茂ったキヌアは5月末、薄茶色に色を変え、収穫期を迎えていた。ペルー南部アレキパ郊外ヤンケ。標高3500メートルの山中に3ヘクタールのキヌア畑を持つサンティアゴ・カサレスさん(75)は「焼き畑農業で手がかからないのに収入になる。アンデスの黄金だ」と白い歯を見せる。

 食物繊維やビタミンが多く、栄養バランスの良さで知られるキヌアは、氷点下や酷暑のいずれでも生育が可能で、やせた土壌や雨の少ない地域でも育つ。ペルー、ボリビア、エクアドルで世界の生産量の8割を占め、多くを標高2500~4千メートルの高地で栽培する。

 かゆやスープに使うほか、ゆでてサラダに使うのも一般的。ゆでるとプチプチした食感で、あまり味はしないが、健康志向の強い欧米でも人気が高く、日本でも広まりつつある。

 需要の増加で国際価格は10年前の数十倍に上がり、昨年のペルーやボリビアからのキヌア輸出は前年比3~4割増。以前は現金収入がほとんどなかったカサレスさんは「これまでは手作業だったが、最近はトラクターを借りられるようになった」と喜ぶ。ヤンケには数年前に電気が通り、テレビを買うこともできた。

 アンデスには未耕作地が多く、キヌアの生産拡大が世界的な食糧危機を救う可能性があるとして、国連は「飢餓撲滅に重要な役割を果たす」と期待。ペルー政府などは品種改良や生産拡大計画を進めている。

 アレキパの国立サンアグスティン大などは標高の低い乾燥地帯にかんがい設備を作り、4カ月ごとに収穫する3期作に成功。同大のマテオ・ポコ農学部長(54)は「砂漠でも生産が可能になる」と主張する。沿岸部では海水で栽培する実験も進んでおり、5年以内の実用化が目標だ。「成功すればアフリカの食料問題も解決できるはずだ」

 同じアンデス原産のジャガイモはコロンブスの米州到達後、欧州に広まり、当時起きていた 飢饉 (ききん) から人々を救った。ポコ氏は「キヌアは次の救世主になる」と自信を見せる。現金収入を求めて麻薬コカインの原料となるコカの栽培を続けてきた貧農もキヌアへの転作を始めており、貧困脱出への望みが見え始めている。(アレキパ共同=遠藤幹宜)2013/06/14 14:42

アレキパ(2001年6月24日)人口約70万人のペルー第2の都市。ミスティ火山のふもと、標高2380メートルに位置する。インカ帝国時代の古い都市だったが破壊され、スペインの植民地時代に再建された。織物、鉱物などを生産し、ペルー南部の商業の中心地でもある。町の建物が付近で採れる白い火山岩からできているため「白い町」の別名を持つ風光明美な土地として知られる。(共同)」という。

⇒生育させるのに必要な水質、水量および地質の調査が望まれます。
わが国は世界的な水不足から一見関係なさそうですが、食物を栽培するのに必要な淡水をバーチャルウォーターとして輸入している
わけです。
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食糧の自給には低コストかつ安全な淡水製造技術への開発志向が必要か!
(2013-03-30 )

「霧」をテーマに国際学会 飲料水利用や汚染問題への画期的な発展を期待!

中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について

 


「地熱発電」は“ポスト原発”の最有力候補となる?という。

2013-06-15 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

’13-06-15投稿

 既報再生可能なエネルギーに係る記載(その22:日本の太陽光市場1位に 13年、2兆円規模に)を紹介しましたが、従来の大規模水力を除く、火力、原子力の代替として固定価格買い取り制度補助のお陰でやっと追いついたようです。太陽光発電の場合は農地の有効利用を図る南相馬での農電併業の試みなど他の地域でも適用できるモデルとなることを期待されています。
 しかしながら、その実態を調べてみると、費用は「賦課金」として電気料金に上乗せされ、最終的には家庭や企業が負担することになる。コスト増による国内産業の競争力低下を懸念する声も出ているように、前途多難な問題を抱えています。

 関連投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載(その20:再生エネの進展の立ち遅れの挽回に係る雑感)

 再生エネの将来展望として

 引用:WWF                                     
本文を詳しく読む>>

再生エネの普及は現状は微か。

 

 

 

 

 

 

 

では、地熱発電の占める割合は少ないが、脱原発の最有力候補になるという提案を紹介します。

 その前に、

再生エネ発電量37%に拡大 2030年、英の調査機関試算2013年5月26日【共同通信】

ということですが、

個人的には、再生エネの進展がJust-in-timeでわかるように、

 再生エネの発電量(単位の一元化)、普及率と稼働率(単位などによって錯覚しないように)などを一般庶民が見てもわかり易く整理された「見える化」(グラフ化掲示)を期待しています。

 現状
既報(その15)の引例の記載によれば、「全世界で使用している電力は年間18兆kWh(100万キロワットの発電所にして2000基)、おおよそ日本の電力消費は18兆kWh×0.053=0.954≒1兆kWhというが、

ちなみに、日本の太陽光市場1位に2013年、2兆円規模になったわけですが、太陽光発電の2013年増加分530万キロワット は0.00053%(おおよそ5ppm)でしょうか?

今後は

 発電効率など経済性の進展に着目したいと思っています。

YAHOOニュース
「地熱発電」は“ポスト原発”の最有力候補となる?
週プレNEWS 6月11日(火)14時10分配信

「太陽光、風力など再生可能エネルギーを模索する日本において、現在、急速に脚光を浴びているのが地熱発電である。これまで開発を妨げてきた国の政策が一変、さらに期待の新技術も登場した今、地熱発電が大ブレイクする日は近い!

日本は世界3位の地熱資源大国!

地下2、3kmの場所にある地熱貯留層雨水などが地中深くに染み込み、マグマによって熱せられた岩盤に触れてできた150℃以上の熱水たまりのことだ。そこに地上から井戸を通し、出てくる蒸気の力でタービンを回して電気を起こすのが地熱発電である。

その最大の利点について、弘前大学北日本新エネルギー研究所の村岡洋文教授が解説する。

風力発電は風が吹かなければ風車が回らない。太陽光発電は日光が照らなければ発電できません。再生可能エネルギーのなかで唯一、24時間安定して発電することができるのが地熱発電です

現時点で確認されている日本の地熱資源量は2347万kWで、アメリカ(3000万kW)とインドネシア(2779万kW)に次ぐ世界第3位。600万kWの4位フィリピン以下を圧倒する。100以上の活火山を抱える日本は地熱大国なのだ。

「2347万kWは地熱発電に最も適した150℃以上の熱資源に限った数字ですが、50℃から150℃の低・中温熱資源でも発電できる技術がすでに実用化されており、その分を合わせると3286万kWにもなる。これは原発33基分に相当します」(村岡教授)

日本が秘めている地熱発電のポテンシャルはもっとスゴイ!

「天然の熱水たまりを利用する従来の地熱開発よりさらに深い地下5kmまで掘り進み、岩盤の間に隙間をあけて水を注入する『深部EGS発電』が近々、実用化可能となります。これは、より高温の熱水たまりを人工的に造り、そこから蒸気を噴出させる新技術で、実用化されれば、これを含めて日本の地熱資源量は原発110基分相当の1億1000万kWとなる。日本にある原発54基分の2倍以上です」(村岡教授)
驚くのはまだ早い。

未知の資源、マグマ本体を発電に利用するための基礎研究も進められていますが、このマグマ発電で利用できる資源量は推定7億5000万kWです。実用化できれば、地熱から無尽蔵に電気を生むことができる」(村岡教授)

だが―。

「残念ながら、現在、国内で稼働している地熱発電所の総発電量は54万kW。原発1基分にも満たない数字です」(村岡教授)

資源量は莫大なのに、肝心の発電量はスズメの涙……。なぜ?

「1997年、国の政策転換により、地熱は『保護不要』と判断され、新エネルギーの枠から外されました。それ以降、地熱開発の予算は大幅に削られ、新規の発電所の建設はほぼストップ。地熱発電のトップ企業まで倒産した上、研究機関への補助金が途絶えたため、『地熱では食べていけない』と多くの優秀な“仲間”が他分野に去ってしまいました。こうして97年以降、日本の地熱開発は停滞し、“失われた15年”を送ることになったのです」(村岡教授)

その間、太陽光や風力などの新エネ市場は急成長を遂げた……。

「太陽光や風力を手がけていたのは著名な大企業、一方の地熱は鉱業系の地味な企業ばかり。残念ながら、エネ庁(経産省・資源エネルギー庁)は地熱に冷たかったといえるでしょう。国際的にみても、このような“地熱外し”は日本のみという状況でした。でも、東日本大震災をきっかけに日本の地熱発電は実用化に向けて本格的に動きだした。この日を15年間待ち続けていました」(村岡教授)

震災後、いったん途絶えた地熱向け予算が復活するなど、国の支援がかなり手厚くなったというが、なかでも、「地熱開発の起爆剤になる」と村岡教授が期待を寄せているふたつの“追い風”がある。

開発の起爆剤となるふたつの“追い風”

ひとつ目が、太陽光や風力などで発電した全量を一定価格で買い取ることを電力会社に義務づけた「固定価格買取制度」だ。

日本の地熱発電のコストは1kW/h当たり8~22円。世界標準の2倍もかかる上、発電した電気は電力会社に安値で買い叩かれる。だから、地熱はこれまで『儲からない商売』と敬遠され続けてきました。しかし、制度開始後は1kW/h当たり27・3~42円で買い取ってくれるようになり、地熱発電は『儲けを計算できる商売』になった」(村岡教授)
ふたつ目が規制緩和である。

日本の地熱資源(2347万kW)の82%が国立・国定公園の中にありますが、72年以降、環境庁(当時)の方針で国立・国定公園内に新規の地熱発電所を建設することが禁じられていました。これが昨年春、環境省が国立・国定公園の『第2種、第3種特別地域については開発してOK』との新方針を示し、開発が進めやすくなりました。私はこの規制緩和で、今まで手つかずだった1000万kW近くの地熱資源が解放されたと見ています

電力会社の固定価格買取と国立・国定公園の規制緩和。このふたつが動きだすと、早速北海道の大雪山国立公園で地表調査に乗り出す大手商社が出現! すでに民間レベルで地熱発電を実用化する動きが出始めている。

「地熱発電は地下の構造や熱源分布などの調査に1、2年、環境影響評価に4年と、事業化まで最低7年はかかる。さらに問題なのが掘削コスト。地下2、3kmに向けて1本約4億円する井戸を10本くらいは掘削しなければならない。それも新しい場所で掘削を行なう場合、熱水たまりに的中する確率は50%程度」(村岡教授)という掘削にかかる膨大な時間とおカネの問題についても、村岡教授は「いずれクリアできる」と言う。

「開発期間が長いのは自然公園法、電気事業法、環境アセス法など縦割りの許認可制度があり、着工までの手続きが煩雑になっているためですが、国立公園の規制を緩和したのに続き、政府は今、環境影響評価の期間短縮も検討しています。今後、地熱発電の開発は確実に短くなるはず」(村岡教授)

さらに“新兵器”の開発も進む。

「地熱資源を百発百中で掘り当てる技術として注目されているのがミューオグラフィーX線などほかの粒子では通過できない岩石中を宇宙線ミュー粒子によりkm単位で透過し、地下深部のマグマやガスを撮影できる“火山版レントゲン”のようなもの。日本の地熱開発の救世主になる日は近いです」(村岡教授)

ズバリ、地熱発電は今後、日本の主力電源となり得る?

「現時点での日本の総発電設備容量は2.4億kW。そのうち、地熱発電は0.2%にすぎません。しかし、今の調子で開発を進めれば2040年に水力並みの10%。いや、2050年には地熱だけで25%の電力を賄えるかもしれない。ほかの新エネと併用すればも十分に可能です」(村岡教授)

熱くなってきた地熱発電。もう、この熱を冷ましてはならない。

(取材・文/菅沼 慶 興山英雄)

最終更新:6月12日(水)16時50分」

⇒脱原発の切り札として成長することが期待されます。

岩石中を宇宙線ミュー粒子によりkm単位で透過し、地下深部のマグマやガスを撮影できるという。ニュートリノは一部の岩石には感度(励起作用)をもっているが、ほとんどの岩石を透過するというが、

ミュー粒子は地殻、マントルを構成する岩石に感度があることから、ニュートリノと並んで、地殻に対する副作用(マグマ活性化などによる地震)にも注目したいと思います。

関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その9:環境放射能ニュートリノに係るKamLAND 実験研究の現状と期待)
放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)

 


再生可能なエネルギーに係る記載(その22:日本の太陽光市場1位に 13年、2兆円規模に)

2013-06-13 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

’13-06-13投稿

 既報再生可能なエネルギーに係る記載(その21:「太陽光発電」と「農業」のとってもいい関係 農電併業とは)の引例gooニュース
「太陽光発電」と「農業」のとってもいい関係 農電併業とは
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20130602520.html
産経新聞2013年6月2日(日)によれば、太陽光発電の2013年度買い取り価格は、約1割引き下げられ、10キロワット以上の非住宅用太陽光は1キロワット時あたり税込み37.8円に、10キロワット未満の住宅用太陽光は38円になりました。買い取り期間は、10キロワット未満が10年間、10キロワット以上は20年間の据え置きです。・・・

 南相馬では稲の作付けが制限され、多くの田んぼが荒れた状況です。私たちは南相馬の一部の農家の協力を得て、6カ所で太陽光パネルを設置します。最初のソーラーシェアリングモデルは6月にも着工し完成の予定ですが、 初期投資などコスト面はプロジェクトの総額は約6000万円ですが、そのうちの約半分は自己資金で賄い、残りは借り入れる予定です。パネルの信頼性や国内産業の振興を考え、国産品を購入します。海外メーカーよりも割高で、50キロワットの太陽光発電システム設置で約1700万円の投資であり、パネルの信頼性や国内産業の振興を考え、国産品を購入します。海外メーカーよりも割高で、50キロワットの太陽光発電システム設置で約1700万円の投資という。

 買取価格は38円/kw、パネル価格は34万円/kw

とういうことで、形式的には以前と比べて進んでいるようです。

 47ニュース
日本の太陽光市場1位に 13年、2兆円規模 http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061201001070.html

「【ボン(ドイツ)共同】2013年に日本国内に新規導入される太陽光の発電能力は12年に比べて2・2倍の530万キロワットに拡大し、設備販売額や設置費用などを合計した市場規模が198億ドル(約1兆9100億円)とドイツを抜いて世界1位になる見通しとなった。米調査会社IHSが12日までにまとめた。

 昨年7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で太陽光発電の買い取り価格が高めに設定され、導入意欲が高まっているのが急拡大の理由。新規導入量では、中国が日本を上回るが、日本は設備の価格が海外に比べて割高なため、市場規模では1位になるという。2013/06/12 09:39   【共同通信】

関連記事

再生エネ発電量37%に拡大 2030年、英の調査機関試算2013年5月26日【共同通信】

UAEで世界最大級の太陽熱発電 2万戸分の電力供給2013年3月18日【共同通信】

太陽光発電1億キロワット超える ブーム続き4割超の増加2013年2月26日【共同通信】

再生エネで大型原発1基分達成 4~11月に発電開始2012年12月14日【共同通信】

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Kyodo Zoom固定価格買い取り制度(2011年8月25日)再生可能エネルギーによる発電を普及させるための助成制度。再生エネルギー特別措置法案で、家庭や企業が太陽光や風力などで発電した電力の全量を、発電側に有利な価格で長期間買い取るよう電力会社に義務付けた。費用は「賦課金」として電気料金に上乗せされ、最終的には家庭や企業が負担することになる。コスト増による国内産業の競争力低下を懸念する声も出ている

⇒一昔前はリードしていたが、ドイツに抜かれ、しばらくして、中国にも抜かれ後塵を浴びていましたが、補助のお陰でやっと追いついたようです。

今後は

発電効率など経済性の進展に着目したいと思っています。

個人的には、既報までに記載した断片的な内容をJust-in-timeでわかるように、

 再生エネの発電量(単位の一元化)、普及率と稼働率(単位などによって錯覚しないように)などを一般庶民が見てもわかり易く整理された「見える化」(グラフ化掲示)を期待しています。
おおよそ日本の電力消費は18兆kWh×0.053=0.954≒1兆kWh
                   1,083,142GWh(㌐ワット時)

 

ちなみに、530万キロワット 2兆円 →設置費は38万/kwhか?

太陽光発電の2013年増加分は0.00053%(おおよそ5ppm)でしょうか?

 


飯舘村 除染後の水田で試験栽培の田植えという。汚染メカニズムの解明への画期的な第一歩として期待。

2013-06-12 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

'13-06-12投稿

 福島県飯館村で福島原発事故による放射能汚染を乗り越えて農業再生に乗り出したという。

NHK NEWS WEB  2013年(平成25年)6月12日[水曜日]

飯舘村 除染後の水田で田植え
「原発事故ですべての住民が避難している福島県飯舘村の帰還困難区域で、将来の農業再開の可能性を探るため、除染を行ったあとの水田で試験栽培の田植えが行われました。

田植えが行われたのは、放射線量が高く飯舘村で唯一、帰還困難区域に指定されている長泥地区の500平方メートルの水田で、地元の人たちも参加しました。
去年8月に行われた国の試験的な除染で、表面から5センチまでの土を剥ぎ取った結果、土壌中のセシウムが1キログラム当たり、除染前のおよそ2万ベクレルから1600ベクレルにまで、92%減少したということです。
コメの試験栽培は将来の農業再開の可能性を探るために村が行うもので、帰還困難区域内の除染した水田での作付けは初めてだということです。
ことし9月に収穫するコメは、セシウムがどれくらい移行しているか詳しく分析したあと、すべて廃棄処分にするということです。
田植えに参加した長泥地区の鴫原良友区長は「3年ぶりの田植えなのでわくわくします。作ったコメを廃棄しなければならないのは農家としてつらいですが、よい結果が出ることを願っています」と話していました。
また、飯舘村復興対策課の万福裕造さんは「試験の結果を詳しく分析することで帰還困難区域でも将来、営農ができないか検討する材料にしたい」と話していました。」

 飯舘村を含めて除染は進んでいないという。

NHK NEWS ウォッチ9

進まぬ除染 それぞれの苦悩…
http://cgi2.nhk.or.jp/nw9/pickup/index.cgi?date=130603_1
2013年6月3日(月)放送

 
 

関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)
(2013-05-19)

 問題はどのような放射能が食の安全を阻害するか?を明確にすることが必要でしょうか?

参考関連投稿:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その19:「ホルミシス」と「ペトカウ」効果について)
(2012-02-05)によれば、
既報(その17)で記載しましたが、「・・・放射能(放射性物質)に汚染された排泄物、生活廃水などを含む下水汚泥、焼却スラグ、瓦礫などの埋め立てによって、今までの人為的(核実験、原子力発電からの漏洩)、および、風化的(天然のウランやトリウムを多く含む岩石などかの飛散)に上乗せされて、自然放射能は変化しています。」 
 人為的および風化的に拡散した放射能に汚染されたさまざまな物質の影響は避けられなく、人為的な汚染に対する最善なる浄化は何百年以上もかかる厄介なものと杞憂しています。

 一方、環境中の放射能、放射線の生体への影響として、
古くから「ホルミシス」効果と「ペトカウ」効果が言われています。