水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

地震および津波に係る記載(その6:砂鉄鉱床はどのようにしてできたのか)

2012-07-31 | 地震・津波関連

'12-07-31投稿

 砂鉄鉱床のある周辺地域では環境放射能の共存下で地震を起こしやすい?と推察していますが、(詳しくは✏その5) そのメカニズムおよび砂鉄鉱床の正体(化学組成、粒度)について個人的にはよく解っていません。

 既報(その1その2その3-1その3-1その4)までにて、諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説を提案することを目的として個人的な記録を投稿しています。

 当面は環境放射能の地殻に及ぼす影響着目して、可能な限り、杞憂を払拭することを目的として、妄想を含めながら記録していることを予め断っておきます

 本題に入る前に、参考情報としてわが国の砂鉄が豊富な鉱床の引例を再掲します。

引用文献:日本の主な砂鉄産地 井口一幸著〔古代山人の興亡〕よりhttp://www.geocities.jp/tyuou59/satetu.html

 鉱床を理解するために、マントル、マグマ、地殻、火山、熱水のイメージをウィキペディア、Google画像解析から引用しました。

ウィキペディア「地殻」によれば、(一部割愛しました。)

大陸地殻の厚さは地域変化に富むが、30 - 40kmくらいの地域が多い。他方、海洋地殻はほぼ均一で、6kmくらいである。

1=地殻; 2=マントル; 3a=外核; 3b=内核; 4=リソスフェア; 5=アセノスフェア

 

   (google画像検索から引用)

 

 今回は、主として、砂鉄鉱床がどのようにできるているのかに着目して

鉄鉱床に係る記載を調べました。

鉄 地球科学の立場から

鉱床はどのようにしてできたか?http://staff.aist.go.jp/nakano.shun/Jap/tatara/iron/iron4.html

(一部割愛しました。)

1.マグマ(火成岩)と関係した鉱床
マグマの結晶分化作用マグマの冷却に伴って,結晶となった鉱物,たとえば磁鉄鉱が密度差により沈降してマグマ溜りの底に集積する.または,液相の不混和現象により,Feに富んだ液相(重い!)が分離沈降する.
●分化が進み揮発性成分に富むようになったマグマでは,流体相(さまざまな金属元素を溶かし込んだ水溶液)ができる.揮発性成分が周囲の岩石を高温で変成させる(接触変成鉱床.接触交代鉱床,スカルンともいう).または,流体相が冷却し,その中に溶かし込んでいた金属元素を沈積させる(熱水性鉱床).
 岩手県釜石鉱山や埼玉県秩父鉱山は磁鉄鉱,和賀仙人鉱山は赤鉄鉱を主とする接触変成鉱床.
 熱水:さまざまな金属元素を溶かし込んだホットな水溶液

2.残留性鉱床
 地表付近の岩石が,風化作用を受け,新しく生成された難溶性鉱物が残留濃集してできた鉱床.・・・高温雨の熱帯地域に発達し,その成因にもバクテリアが関与しているらしい.
 風化により,2価のFeが酸化されて3価になる(通常,土壌の色の違いは,Feの含有量や酸化の程度により,大きく変わる). 表面水に溶けにくいため, 酸化物または水酸化物として残留濃集する.一般に品位は低く,個々の鉱床は規模が小さい.
石灰岩に起因する鉱床:鉄分に富む赤土(terra rossa)が発達する.本来石灰岩中に不純物として含まれていたFeやMnなどが,コロイド溶液として移動し,赤鉄鉱・褐鉄鉱・硬マンガン鉱として鉱床を形成.または,石灰岩中の菱鉄鉱が風化し,褐鉄鉱として残留.
硫化鉱物に富む鉄鉱に起因する鉱床:鉱床の酸化帯を形成する.
 たとえば,2FeS2+8H2O+CO2 → 2Fe(OH)3+4H2SO4+H2CO3
蛇紋岩に起因する鉱床:風化作用により生じた赤鉄鉱を主体とする(磁鉄鉱→赤鉄鉱).

3.堆積性鉱床
砂鉄鉱床:磁鉄鉱を主体とし,その他,チタン鉄鉱・褐鉄鉱・赤鉄鉱を含む. そのほか,輝石・角閃石などさまざまな鉱物を含む.岩石中に含まれていた鉄鉱物が,岩石の風化・分解の結果,河川などにより運搬され淘汰・集積したもの.場所により,山砂鉄・川砂鉄・湖岸砂鉄・浜砂鉄などと呼ばれる.
 もともとの鉄鉱物は火山岩(安山岩など)起源または深成岩(花崗岩など)起源. 酸性岩(SiO2成分が多い.たとえば花崗岩)起源の砂鉄は,不純物が少ない.塩基性岩(SiO2成分が少ない.たとえば玄武岩)起源の砂鉄は,不純物が多く,特にTiや Pが多い.
 山地の表土中の砂鉄は“残留砂鉄”といい,風化により生じた土砂中に産する.昔,山陰地方で花崗岩が風化したものがたたら製鉄に用いられたが,数%程度のFeを含むにすぎない.

●先カンブリア時代の縞状鉄鉱層(BIF: Banded Iron Formation )
・・・

BIFの成因は,大気-海洋系を含む地球表層の環境変化を反映しており,地球科学上の重要な研究テーマである.連続したBIF帯は,なにと関連した地帯なのか? プレートテクトニクスと関連か? 鉄に富む層とチャート(微細な石英の集合)が縞状に繰り返すのは,Feの供給量の季節変化を表すのか? それとも,バクテリアの活動が変わる季節変化か? なお,現在ではこのような堆積物は形成されてはいない.
 Feの起源は,大陸の岩石の風化により水に溶けて運搬されたのか? それとも,海底火山活動に関係した熱水活動によりもたらされたのか?

 
熱水:さまざまな金属元素を溶かし込んだホットな水溶液

●カンブリア紀以降の鉄鉱層(Ironstone)
浅海性で陸源物質を含む鉱層. 砕屑物の起源である岩石の風化・分解によって生じたFeを含む溶液から,化学的沈殿により堆積したもの.BIFに比べ局所的で小規模である.約6億年前より新しい.

●バクテリアによる褐鉄鉱鉱床
 鉄バクテリア Iron bacteria による化学的堆積鉱床
 Fe2+→Fe3+  この反応の触媒として働く.鉄バクテリアにはいろいろ種類がある.

沼鉄鉱鉱床
 寒冷地の湖沼では,沼鉄鉱(不純物の多い鉄の沈殿物の総称.一般に水酸化鉄Fe(OH)3の沈殿物の集合:褐鉄鉱)が生成する.
腐植土により還元的環境 → 水中のFeはFe(HCO3)2 → 酸素が供給されると,褐鉄鉱Fe(OH)3として沈殿する.  

⇒砂鉄がどのようにしてできるか記録しました。詳細組成については次報。さまざまな鉄化合物の種類があることと、バクテリア、PH、温度などが鉄化合物(酸化物、硫化物、・・・)の物性(色、コロイド粒子径、磁性)に影響していることが解ります。

昔,山陰地方で花崗岩が風化したものがたたら製鉄に用いられたが,数%程度のFeを含むにすぎないという。

 各種の砂鉄鉱床および高温超伝導効果を示す鉄化合物のより詳細な化学組成については次報にて検索可能な限り記録したい(前報との比較: 詳しくは✏その5-2) 

参考:鉄や磁鉄鉱はなぜ磁石にくっつくか?引用:http://staff.aist.go.jp/nakano.shun/Jap/tatara/iron/iron6.html
反磁性:磁場を加えると,磁場と反対方向に磁化される.岩塩,方解石,石英,長石などの大部分の鉱物.磁石にくっつかない.反磁性の結晶を構成する元素は, 閉殻の電子殻を持つ元素で,磁場におかれてはじめて磁気モーメントを持つようになる.
常磁性:磁場の強い方に引き込まれる.常磁性を示すのは, 不完全な電子殻を持つ元素(FeやMnなど)を含む結晶.黄鉄鉱,菱鉄鉱,輝石,角閃石など.
強磁性:小さい磁場で飽和し,飽和磁化が常磁性体に比べてけた違いに大きい.自然鉄,磁鉄鉱,磁硫鉄鉱など.


地球温暖化に係る記載を調べました。(CO2削減だけで大丈夫か?)

2012-07-26 | 地球温暖化・寒冷化関連

 12-07-25投稿 

 CO2削減が可能な再生可能なエネルギーの進展の立ち遅れ、食糧自給の衰退、CO2排出の増加の現状が今までの口先だけの民意を反映できない現状、権力闘争に明け暮れる朝令暮改の政治を物語っています。IT技術が進歩した現代では民主主義発祥地の古代ギリシャの政治システムの衰退・不適応が象徴しています。

 3バンなどしがらみのない新しい政治システムを構築することが必要か?

 別報にて地球温暖化に係る記載の整理(~12-07-03)をしましたが、地球温暖化異常気象など天変地異生態系に与えています。CO2の排出など人為的な所為によって引き起こされている要因については今後、徹底的に排除しなければなりません。

 個人的には陸海空における環境中の水の性状(温度、汚染、変質・・・)、オゾン層の破壊(紫外線など有害放射線・・・)が影響していると考えていますが、現状、福島原発事故漏洩など環境放射能による発熱、汚染が及ぼす影響(量的な比率個人的には不詳)について「CO2排出削減」以上に杞憂しています。

  北極圏におけるオゾン層の急激な破壊現象が伝えられ、グリーンランドを覆う氷の表面が、今月中旬にほぼ全域でとけたという。その後の九州北部のゲリラ雷雨と大洪水。

 温暖化による暖かい空気と大量に蒸発した水が原因と思われる北半球の高緯度地域の熱帯化と温帯化。

 温暖化=CO2という今までの仮説とは異なる学説がツイログに記載されています。温暖化に関しては、宇宙空間における人工、自然の要因が絡み複雑な様相と思われます。

ツイログ引用:

 「1984~2006年の海表面温度上昇0.26℃は自然変動」という印刷中の重要論文(概略は紹介済み)。熱流の測定値を基に、海洋の垂直方向の冷却機構が弱かったために温度が上昇した、と結論。CO2は関係なし。

 

 要は全宇宙に存在する環境物質が熱源となりうるか?また、熱吸収性が大きいか?と着目しています。

関連投稿:

(07/25)グリーンランドほぼ全域 氷とける原因は一体何なのか?

異常気象など天変地異に係る記載(その4:九州北部と北陸、激しい雨の恐れ 土砂災害に警戒予測)

わが国の地質・地層調査に係る記載(その3:猛暑地域の特徴)

「北極圏におけるオゾン層の急激な破壊現象の原因は?
(その3:北極の気象異変の現状)」

 一説には、温室効果ガスの影響とも以下に言われています。

水徒然「北極圏におけるオゾン層の急激な破壊現象の原因は?
(その1:概況および要因考察)」

 以下、温暖化の原因と対策に係る記載を調べました。

地球温暖化の原因の現状防止対策と影響被害・CO2削減

地球環境問題の嘘と真実を考えるわかりやすいエコワンネット

EcoOneNethttp://eco-one.net/

聞こえませんか?地球温暖化の原因による地球環境問題の影響被害の叫び

・上昇する気温・温かくなる海水・解けてゆく氷河・上昇する海面・頻発する森林火災・長引く異常干ばつ・縮小する湖・枯れる渓流・増える降水量・早まる春の訪れ・長引く真夏日・緩む冬の寒さ・白化が進むサンゴ礁・侵食が進む海岸線・海に沈んでしまう島・早く咲きたがる花・移り変わる動物の生息地・時期を忘れた渡り鳥

 私たちの地球への被害や変化は、今後、地球温暖化の原因が影響してどうなってしまうのでしょうか。

地球温暖化の原因から地球環境を守りませんか

現代は、度重なる集中豪雨の発生や台風の上陸、真夏日の連続記録の更新など日本列島はもちろんのこと、世界的に見ても異常な気象状況が続いています。

 これらは、地球温暖化の原因によるものだと考えられていますが、未来の子供たちや動植物のためにも、確実に、この美しい住み心地のよい地球環境を引き継いでいきたいものです。

 そのためには、とても小さな一歩かもしれませんが、今を生きている私たち一人一人が地球温暖化の原因対策のために環境にやさしい取り組みを進めることが必要です。

 地球温暖化の原因とされている温室効果ガスのうち、その75%もの大きな割合を占めているのは水蒸気ですが、人為的に排出されているガスのうち、大きく増加し続けているのは、二酸化炭素(CO2)です。この石炭や石油といった化石資源を燃焼させる時に発生する二酸化炭素(CO2)が大きな環境問題となっています。

 また、現在では、「地球温暖化の原因防止対策や地球環境の保全に寄与するもの」として数多くの商品が販売されていますが、中には、逆に、二酸化炭素(CO2)排出量を増大させる嘘の環境商品があるなど、地球温暖化の原因防止対策に逆行するものが存在しているのも事実です。

 エコワンネットでは、巷にあふれる家庭用エコ商品などが、果たして実際に地球温暖化の原因防止対策に役立っているのか、あるいは、地球環境問題に良いのかといったことを検証しながら、本当に地球環境にやさしい生活とは何なのかを皆様と一緒に考えていきたいと思っております。」

 

 


異常気象など天変地異に係る記載(その5:九州北部と北陸、激しい雨の恐れ 土砂災害に警戒予測)

2012-07-22 | 天変地異・異常気象関連

 '12-07-22投稿

gooニュース 2012年7月21日(土)12:44

福井県で猛烈な雨=土砂災害に警戒―気象庁

湿った空気の流入により、福井県では21日午前、各地で猛烈な雨が降った。九州北部でも局地的に非常に激しい雨が降っており、気象庁は、土砂災害や突風などに警戒を呼び掛けた。

 同庁によると、九州北部や北陸では21日夕方にかけ、局地的に非常に激しい雨が降るほか、大気が不安定な状態が続く見通し。レーダーの解析によると、福井県坂井市では21日午前、1時間に約100ミリの猛烈な雨が降った。他の地域でも、局地的に同80ミリ超の雨が降る見込み。

 22日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州北部150ミリ、北陸100ミリ。 

[時事通信社]」

⇒一種のゲリラ降雨。また、土砂災害に加えて、突風の予測。

 注目すべきは、いずれの地域も昨今、原発再稼動、瓦礫広域処理による環境放射能汚染の懸念で世間を騒がしている地域でもあり、個人的には、「境放射性物質が影響する諸悪」として、杞憂・妄想する現象です。

 特に、九州北部における直近ゲリラ雷雨・土砂災害については、既報で考察したように、「九州北部の瓦礫焼却の漏洩放射能の影響もある?必見✏北九州市で大気中に」を懸念しています。

また、ツイログで記載したように「tetsu @tetsu65710225 によれば、一番問題は見落し「活」の定義および「活」になる要素が不詳。新たな活断層が原発漏洩など環境放射能および地殻からのラドンガス、ニュートリノなどの増加による加速現象を杞憂しています。 」

 竜巻・突風・雷の発生する周辺には何らかの環境放射能があるのでは?また、地殻への放射能は地殻の地質電荷に相応して電荷的に吸引されるのでは?と推察しています。

関連投稿:

常気象など天変地異に係る記載(その3:またも強い寒気団による首都圏での豪雨・落雷・雹・竜巻予測)

 


わが国の地質・地層調査に係る記載(その4:活断層と単なる断層との違い)

2012-07-20 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-20投稿

活断層と単なる断層および正常層との違いについて、個人的にはよく解っていません。原発周辺の地殻調査が進むにつれて、最近やたらと活断層が発見されたり、発明されています。

 今まで気にしていなかったツケが廻ってきた昨近です。おそらく、放射能・放射線の単位と同様に、一般人には曖昧喪子としたものと思われます。感覚的にでも理解できればと思っています。火山の場合は死火山、休火山、活火山があると旧くはいわれていましたが、近代文明、分析・解析技術が格段に進歩した現代。新たに富士山のように「休」から「活」と見直された例もあるようです。



(google画像検索から引用)

 ツイログで記載したように、

次々と活断層が発見・発明されています。阪神・淡路以来、プレートテクトニクスに加えて、地震発生要因の汎用語となっているが、一度物理的な断面図、化学的な地質組成の違いなど明確にしてもらいたいと思いますね志賀原発の真下に活断層が存在か

  殊、原発周辺の地殻の活断層の存在は知らぬが仏であった震災前。目に見えないため原発配管の応力腐食割れ同様警戒しなければと思います。

まえがきが長くなりましたが、活断層と単なる断層との違いを以下、調べました。

YAHOO知恵袋

活断層と地質断層の違いや関連についてわかる方がいましたらお願いします。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1360285748 

質問日時:
2011/4/16 20:40:57
解決日時:
2011/4/19 06:12:16

ベストアンサーに選ばれた回答

yasahi_47さん

活断層とは、過去数十万年くらいの間に活動した証拠があって、今後も活動する可能性のある断層のことを言います。

地質断層は英語の「geological fault」を和訳したもので、直訳すれば「地質学的な欠点・傷」という意味になります。

つまりただの「fault」は一般用語として欠点とか責任という意味で使われるので、それと明確に区別するために「geological(地質学的な)」ということわり書きをつけているわけです。

地質学者にとっては、faultと言えば地層や岩石中の傷(つまり断層)であることは明白なので、faultと言えば断層を意味します。

ですから地質断層という言葉は、ただの断層と同じ意味と考えてけっこうです。
地質断層(断層)は、すべての断層を意味するものであり、活断層ばかりではなく、数十万年前以前に活動をやめてしまった古い断層も含みます。

なお、古い断層が、何かのきっかけで再活動する(つまり活断層になる)こともあります 。

 断層の定義が意外とわかっていないので、調べました。

 ウイキペディアによれば、

 断層

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

断層(だんそう、: fault)とは、地下の地層もしくは岩盤に力が加わって割れ、割れた面に沿ってずれ動いて食い違いが生じた状態をいう。

断層が動く現象を断層運動(faulting)と呼び、地震の主原因であると考えられている。食い違いが生じた面そのものを断層面(fault surface)と呼ぶ。断層面と鉛直線がなす角を断層角(fault dip)、水平面に置き換えた断層運動の方向を走向(fault strike)と呼ぶ。

侵食堆積環境の変化、火山岩の噴出・堆積などによってできた地層の境界は、一見食い違っているように見える場合があるが、ずれ動いたわけではないため断層ではなく、不整合非整合などと呼ばれる。・・・」

⇒やはり難しい定義ですが、ずれた界面などの周辺の地層の組成を的確に分析すれば白黒はっきりすると想われる。

 やはり 「活」になる要素が不詳。

 最近、発見提議される活断層は「・・・国の基準では、約12万年前以降に活動した可能性を否定できない断層を活断層と定義しており、活断層の真上には原子炉などの重要施設は建設できないとしている。国が志賀原発の設置許可を出した88年の審査では見落とされていた可能性が高く、再調査で活断層だと確認されれば立地が不適格になる可能性がある。しかし、北陸電力は、これまで「活断層とは認められず、耐震上も問題はない」と主張していた。・・・」という。

 原発漏洩など環境放射能および近くに存在するラドンなどのガス、地殻中ニュートリノなどの増加による加速作用ここ数年来の現象でないことを祈ります。

 関連投稿:今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27~'12-03-21)

  ちなみに、地異に影響する要因に係る記載(海底など地殻の亀裂)「活化」に影響するならば、

 すなわち、「・・・海洋研究開発機構は、会見で「プレート(がずれたこと)で地震が起きて、その結果として、海底面の変動があって、今回見つかったいろんな亀裂ができているのだろうと」と述べた。さらに、亀裂の中をよく見ると、バクテリアが繁殖しているのがわかる。

 
あちらこちらに見られるバクテリアの繁殖。丸みを帯びたゼラチンのようなものもあり、これは、バクテリアが作り出したとみられるという。
 
なぜ、バクテリアが繁殖しているのか。海洋研究開発機構は、会見で「断層や海底に亀裂が見えると。堆積物を含めて、海底にはメタンがたくさん含まれているんですが、それがわき出てくる」と述べた。
 断層に沿って、メタンがわき出す「湧水現象」。
 
メタンは、海水中の硫酸イオンと反応して硫化水素となり、それらをエネルギー源にして、バクテリアが繁殖したとみられるという。
 
さらに、体長4~5cmほどのウシナマコも大量に繁殖。これは5年前には、ほとんど見られなかったもの。実は、今回の地震によって、海底の表面にナマコの餌となる堆積物が非常に豊富になったことが原因だという。震源近くの海底に起きていた、さまざまな異変。海洋研究開発機構は今後、調査結果を検証し、地震の予測などにも役立てたいとしている。」・・・」という。

⇒ この原因が原発事故漏洩放射能の影響であるならば、忌忌しき事態にもなりかねないと妄想される。 「活」になる要素として杞憂されるのは

<個人的なメモ>
 既報の海底火山噴火などによる物理的に形成された亀裂、地球温暖化による海水温度上昇に伴なうメタンハイドレイドからのメタンの化学的解離、それに伴う海底に生息する微生物(古生菌など)の異常繁殖、および土砂災害の要因として懸念している環境残留放射能からの崩壊放射線などからの発熱、生態系(土石中の微生物)損壊によって海底など地盤強度を低下させて「活化」につながることも考えられます。

    海底)地震⇔地盤亀裂
 
 交互に複雑に影響し合っていることが個人的には推察されます。


 大震災後に50回をこす続発する震度5以上の海底も調べる必要があると思われます。

 いずれにしても、活断層の「活」の判定、「活化」を審議する専門家のメンバー構成の公開と研究補助金などの出所など、地獄の沙汰も・・・次第にならないように、厳重に監視しなければならないと思われます。


わが国の地質・地層調査に係る記載(その3:猛暑地域の特徴)

2012-07-19 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-19投稿

 この暑さ堪りません。昔はこんなことではなっかたのに。熱中症になりかかている人が自身を含めて多いと思われます。

ツイログで記載したように、tetsu @tetsu65710225

「昨年の猛暑ランキング 各データは「気温と雨量の統計」 2011年4月1日から2011年7月4日までの記録 7月17日群馬県館林39℃ さて今年はどうなるか? 意外なことにハワイは館林よりはるかに低い。」

「猛暑ランキング」によれば、
 各データは「気温と雨量の統計」
2011年4月1日から2011年7月4日までの記録
から一部抽出して引用しました。
<<詳しく見る>>
抽出内容は 6月猛暑(最高気温が35度以上)の日数が4日以上の地点 の 最高温度(MAX)と月日、 最高温度平均値(AVE)としました。
                                          
順位 地点   日数MAX 月日     AVE
1 山梨県甲府   6  38.1    6/29    28.5
2 群馬県館林   5  39.3    6/24    28.1
2 山梨県勝沼    5   38.5    6/29    28.2
2 愛知県東海   5  36.1    6/29     28.0
2 京都府京田辺  5  36.7    6/29    28.7
6 茨城県古河   4  38.0     6/24    27.3
6 栃木県佐野   4  38.4     6/24    27.4
6 群馬県前橋   4  38.3     6/24    27.7
6 群馬県上里見  4   39.0   6/24      27.4
6 群馬県伊勢崎  4   38.2   6/24      27.8
6 埼玉県熊谷   4  39.8    6/24      27.7
6 埼玉県秩父   4  38.3    6/24    26.6
6 東京都練馬   4   36.8   6/29      27.1
6 岐阜県多治見  4   37.0   6/29      28.6

⇒観測期間にもよりますが、緯度によって変化するUVインデックス、日照時間とは対応していないようです。

 むしろ、環境放射線の熱化に加えて、プラスアルファの要素として纏わりつくこの不快感(体感温度)は環境放射線を出している環境放射能(エアロゾル)の吸着による発汗阻害の効果があるのではと杞憂・妄想しています。

 本題から、少しずれますが、熱中症はその地域の地殻「・・・地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩・・・」の違いに基づく飲料水の水質も血液のPHを変化させて血中成分の凝集・分散(どろどろ・さらさら)に影響しているのでは?とも推察しています。

 参考投稿:猛暑・熱中症に係る投稿の整理と要因考察

 猛暑地域として有名な山梨県、群馬県、埼玉県、岐阜県の地質・地層の特徴を調べました。

1.いずれも内陸地で盆地構造

2.自然放射線濃度の高い地域

「・・・大陸地殻の体積は地球全体から見ると非常に小さいが、地球に存在する カリウム40、トリウム232、ウラン235、ウラン238などの放射性元素の約半分が高度に濃集している。またバリウムおよび希土類元素なども地殻に濃縮している。このことはCIコンドライト隕石の組成との比較から言えることであるが、これはカリウムが主に長石に集中しやすく、かつトリウムおよびウランなどはイオン半径および電荷が大きいなどの特殊性から、主にマントルを構成すると考えられるかんらん岩には固溶しにくく排除されやすいためである。・・・」→詳しくは

地震および津波に係る記載(その2:地震規模とウランなど高自然放射能発生地域との関係)の引例によれば、「・・・ 全国の放射能濃度一覧」(http://atmc.jp/)



                (google画像検索から引用)

2)日本地質学会 - 日本の自然放射線量
http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map

引用:日本地質学会(2011出典)

・・・ウラン、トリウム、カリウムは花崗岩地域で高濃度に含有され、図から分かるように花崗岩などが分布する地域で高い線量になっており、地質図と密接な関係があることが分かる。・・・」という。
(詳細要着目http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/)。・・・」


⇒埼玉県の3.11前のランキングが気になります。
 

 

 


環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その27:後遺症3・5・8年潜伏期について)

2012-07-18 | 放射能被ばく・後遺症関連

ouii'12-07-10投稿、7-18更新

 原発災害から約1年4ヶ月たちました。環境中に漏洩した放射能による諸悪と個人的に思っている今まで経験したことない異常気象など天変地異が発生しています。

・「内部被曝に係る投稿」で記載した後遺症発症の潜伏期間として、

 「元広島陸軍病院医師 肥田舜太郎氏が警告」によれば、

  「●3年後の「ブラブラ病」、7~8年後の「白血病、がん」に注意すべき・・・」という。

・ 世に言う「桃栗3年、柿8年」の成果比喩。

オリーブ ニュース
【放射能汚染は5年の潜伏期を経て顕在化する。】によれば、
(一部抽出)

 「文部科学省は13日、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質の分布などの調査結果をまとめた報告書を公表した。
報告書は、1986年のチェルノブイリ原発事故による土壌汚染の範囲と比較し、「影響範囲は、チェルノブイリ事故に比べ1桁程度小さい水準」と指摘している。
この記事を読むと普通の知識のひとたちは、あたかも福島県の汚染が小さいかのように思うだろう。
しかしながらこの記事は、事故を過小評価する事実を矮小化する企図に彩られたものである。
現在の文部科学大臣は、平野氏であり、副大臣にはウクライナを視察した森ゆう子副大臣も在籍している。・・・

 
 政府及び県が対象とする県民健康調査200万人の約7割がこの人口密集地に居住している。このことが欧州機関で人権蹂躙問題があると指摘される所以である。栃木県や群馬県、千葉県、東葛地域にもホットスポットが点在するが、事故当初の放射能雲リスクは半径100キロ圏内が大きい。・・・

このままでは、福島県は大きな200万人コホート研究の場に置かれ、今から5年後から始まる潜伏期終了時期には、放射能汚染の恐怖の現実が顕在化して来るだろう。
本紙は、そのことの恐怖を今から強く予言しておきたい。」という。

⇒ 日本は四方海に囲まれた島国、山国ゆえに海への拡散、地下水から再拡散、また亜熱帯化している中緯度地区なので台風などによる水による拡散効果が大きいことからチェルノブイリの実績通りの5年になるかは今後注目が必要と個人的には思っています。

7-17更新 放射能の壊変によって新たに発生した放射性元素の影響などがあるのだろうか?

核実験、核爆発、宇宙粒子線、原発からの環境放射能の壊変によって核分裂して新たに生成した放射性元素の壊変放射線の質の経時変化の影響でもあるのだろうか?と個人的には杞憂しています。

経時変化に係る参考情報:

 「水」とはどのようなものか?に係る記載 (地下水中ラドンと地震との関係について)新たに生成した放射性元素に係る引用SHIINING-STAR ‏ @0919_tatsu
「・・・ラドン(222Rn)ウラン(228U)の壊変系列に属する半減期3.8日の放射性元素で、ラジウム(226Ra)を経て地殻中で絶えず生成されている(図3)。・・・

・・・」
本文を詳しく読む



 以上の記述から、昔から言い伝えられる3年、5年、8年という「358」(さごはち)はことの善悪を問わず注目すべきエポックのようです。

358に係る記載を調べてみました。

「ラッキーを考えるページ」によれば、

http://www17.ocn.ne.jp/~doureki/kouunn.html

この写真は、平成18年11月19日に釧路市春採公園で撮った龍の形をした雲の写真です。
仔細は、道東散策日記に書いているのですが春採公園には春採湖の守り神の竜神さんを祀っている「竜神祠」があるので“龍の形をした雲がその内見れるだろう!”と何の疑いもなく自然に思っていましたら以外と早く見ることができました。

それ以降、写真撮影に関してなのですが、素晴らしい写真などの傑作が撮れている訳ではありませんが、撮影中に偶然のようなラッキーと言える不思議な出来事が起こるようになりました。
私にとっては、凄くラッキーな写真です。

この写真を見た方々全ての人に幸運が訪れることを祈ります!
もちろん現在この写真を見ている、あなた様にも・・・

ラッキーな数字!3・5・8

占いの本や最近流行りのツキを呼ぶ本などにラッキーな数字が良く出ています。

例えば、ある本では「1、4、7」がいいというのがありました。
また「4、9」は、一般的に嫌われている数字ですけど実は、“49なる、良くなる”でこの数字を大事にすると本当に良い事が起こる!というもの。
自分の生年月日から計算した運命数のようなものや自分の行動した時間、車などのナンバーは、縁があって巡り合った数字なので活用した方がいい!などと色々とあるようです。

全て理由を見ると納得なのですが、先日読んだ「宇宙を味方にする方程式」(致知出版社)という大そうな題名ですが良く聞く般若心経の色即是空の活用法を堅苦しくなく分りやすく楽しく書いたエッセーのような本に“聖なる数字三五八の不思議”というのがありました。

聖書の中に六六六は悪魔の数字、三五八は聖なる数字とあるそうなのです。
そこで、ある人が銀行の暗所番号にこの数字を入れたら、20個ぐらい口座がある中でその口座だけが1度も金額が減らない.という話を聞いたので・・・
作者さんが車のナンバーを358にしたら車の燃費が良くなったので周りに勧めたら何10台の車も同じように燃費が良くなったそうです。
更に358の数字(順番は、どうでもよく10桁の中にこの3つの数字が入っているといいそうです)が入った1000円札を財布に入れておいたら財布のお金が増えたなどなど、いいことばかり起こるそうです。
358をいろいろなところで勧めているがこの数字に変えて悪くなった例は、一軒もないそうです。

徳川15代将軍の中で初代と末代以外で覚えられている名前は、3代家光、5代綱吉、8代吉宗。
西遊記の玄奘三蔵のお供の妖怪が、三・沙悟浄(さごじょう)、五・悟空(ごくう)、八・八戒(はっかい)。
お釈迦様が悟ったのが35歳と8ヵ月などパワーがある数字との事です。

この本の作者さんは、“小林正観”という宗教家ではなく、教育学博士・心理学博士で本業は旅行作家で学生の頃に学生運動に励んだそうで“見えないものは、信じない!(今でもそうらしい)”という考えでいろいろと調べているうちに見えない力があることに気が付いたそうなのです。
年間に300回以上も講演もしているそうです。

最近、流行のトイレ掃除を勧める先駆者で、最近、書店に積み上げられている「ツキを呼ぶトイレ掃除」(マキノ出版)にも記述が出ていますが、この本が売れるのが分るくらいの「ツキを呼ぶトイレ掃除」の本は、超お勧め本です。

なんでも名前に3・5・8画の全てが入っている人は、それだけで超ラッキーのようです。
そこで私もペンネームを“明士 立(あかしたつ)”にしてみました。
本当に効果があるかどうか?と頭で考えるのではなく、とりあえず体験してみようと思います。・・・・」

⇒計画的かつ効率的な除染によって幸運が訪れること祈ります。

 

 

 


わが国の地質・地層調査に係る記載(その2:九州の土砂災害地域の特徴)

2012-07-17 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-17投稿

 既報(その1)にて、諸悪に係る地質・地層の特徴を整理する前段階として、平均的な地殻の構成・組成(電荷、磁気特性などに影響)に係る記載を調べました。

陸・海底を構成している地殻の地質・地層は個人的には、

  今後想定される猛暑・熱中症、昨年来から多発しているさまざまな異常気象特にゲリラ雷雨大型停滞台風(結果として土砂災害)、および別報にて検討中の地震および津波内部被曝発生し易い高放射能マイクロスポット、うなぎ、松茸、サンゴ、クラゲなどの生物多様性に影響すると思われる環境放射性物質がもたらす諸悪ミクロ的もしくはマクロ的な受け皿として影響しているのではと思っています。

 今回は、土砂災害にスポットをあてました。

 その中で、未曾有の豪雨、土砂災害に見舞われている九州地区の地殻の地質・地層について先ず、以下に記載しました。

  話が少し逸れますが、既報の土石の液状化に係る記載から、地球温暖化に基づく「気温」「海水温」の上昇報道されるところでありますが、水温の上昇に伴って、水の表面張力および粘度が小さくなって、土砂への水の浸透、流動性が増大して土石の液状化が起き易くなっていることも考えられます。

 また、雨自体温度上昇、もしくは不純物、および温められた地殻(土砂)によって環境中の各種の微生物の棲息適性に影響していることも考えられます。 

参考: 一般的に、水温が高くなると、水の粘度(cP)、水の表面張力(dyne/㎝)が低くなることは知られています。
 水温(℃)       : 0    10   20   25   30   35   
  粘度(cP{mPa・s})   : 1.79 1.31 1.00 0.89  0.80  0.72   
   表面張力(dyne/㎝) : 75.6 73.0  72.8  72.0   71.2  70.4

 太陽活動が弱くなり地球は寒冷化に進むという説もあるが、熱帯化に伴なう水温などの上昇によって地盤強度の低下を誘起しているのではと思っています。

 この要因として、世に言う地球温暖化の対策である「温室効果ガスCO2の削減」以上に、

 人為的に環境中に放出されている要因メタンなど温室効果ガス、②亜酸化窒素などオゾン層破壊ガス(紫外線の増加によって熱を発生)、③地殻(海底、陸地)に沈積している放射能(壊変過程で熱を発生する)、④通信・観測マイクロ波、ミリ波相当の電波による大気中の水分子の振動加熱などによる環境水温の上昇に着目しています。

 まえがきが長くなりましたが、話をもどして、九州地区の地殻の地質・地層について引用記載して考察しました。 

1.日本を取り巻く火山帯、プレート

 (google画像検索から引用)

  

⇒先ず、火山帯の影響について考えなければならない。

既報のウィキペディアの平均的な地殻の岩石圏主要元素から、「・・・地殻の下に位置するマントルがかんらん岩などの超塩基性岩から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。大陸地殻の厚さは地域変化に富むが、30 - 40kmくらいの地域が多い。他方、海洋地殻はほぼ均一で、6kmくらいである。海洋地域にはごく稀に、地殻が存在せずマントルが直接海底や水面上に露出するメガマリオンと呼ばれる地質構造が存在する。リソスフェアの表層を形成する地殻は、主体をなすマントルと比べ剛性が低い。すなわち「柔らかい」。・・・」という。

元素割合
O 46.6%
Si 27.7%
Al 8.1%
Fe 5.0%
Ca 3.6%
Na 2.8%
K 2.6%
Mg 2.1%
Ti 0.4%
P 0.1%

多数の岩石の分析結果より推定された大陸性地殻の平均化学組成は、

であり、塩基性の岩石だけではなく、花崗岩片麻岩などの SiO2 を多く含む酸性の岩石からも構成される。」という。

⇒ 九州各地域の乖離を確認することが目的。これらの違いによって雲との電荷的な吸引力が違ってきます。現在位置吸引されて長時間ある地域に停滞すれば豪(雷)雨が発生すると考えています。

 各元素単独のシリカSiO2 59.8%、アルミナAl2O3 15.5%など酸化物の電荷(+、-)については詳しくは→既報引用文献

「・表面電荷: (放射性物質の付着し易さの目安)
「ゼータ電位の測定」の巻末に記載されている物質の等電点によって、おおよそ判断しようと思います。等電点が7より大きい物質は正、小さい物質は負を示します。
例えば、放射性物質PuO2 9.0(正) 、土の主成分シリカSiO2(石英) 1.8~2.5 (負)。
 
正負が異なる物質はお互いにくっつきやすい。
(補足)
 杉花粉、山林の落ち葉、土の表面電荷(正負)、放射性塵の種類によって電荷的に付着し易さが異なると想われます。放射性物質の元素分析はCs(セシウム)のみならず、Pu、Sr、Iなどの化合物も存在すると推測されますので注目したいと思っています。

の記載参照願います。

 実際はこれらの元素の複合化合物として地殻に存在しています。また、存在比率によって、概ねの電荷が推定されます。そのうち平均的な組成から大きく乖離して含有量(%)の高い地域は鉱床とよばれています。

ツイログで記載したように、

今回の土砂崩れの原因に対する着目点として

tetsu @tetsu65710225九州の未曾有の大量降雨の原因として、大量の雲-の停滞は地質+の影響をが妄想考えられるが、tvニュースによれば雨粒が大粒だったという。瓦礫燃焼灰の漏洩も言われており、以前妄想した人工降雨剤的な化合物の形成の可能性にも注意が必要か。詳しくは✏

tetsu @tetsu65710225九州北部大雨の要因を福島ではなく大陸黄砂に付着した環境放射能の影響と北極圏のオゾンホール、マイクロ波加熱などによると想っていたが、九州北部の瓦礫焼却の漏洩放射能の影響もある?必見✏北九州市で大気中に

tetsu @tetsu65710225今回の九州の阿蘇山を中心とした洪水および警報地域に一昨年鳥インフル、口蹄疫に被災した宮崎県が外れていたことについて偶然と思うには?ウイルスは高温度、高湿度に弱く、宮崎県の地質、地層の影響は他県と違うのだろうか?と妄想中。こんなデータも。

2.「九州地熱資源図」

(google画像検索から引用)特殊地質図 No.31-3 

九州地熱資源図からみて、地下マグマからの地質への影響度が当然あるから、宮崎県が今回の豪雨地域から外れていたことと対応があるかもしれない。

 また、個人的には、今までの大規模ダム発電立地地域は上図の火山帯はあけられていたように感ずる。中規模ダムの建設の可能性についても、今後の土砂災害防止と脱原発への切り札としてこの場をかりて嘱望する。

 

(google画像検索から引用)

3.産総研 地圏資源環境研究部門

「50万分の1鉱物資源図の完成・出版」によれば、

 http://unit.aist.go.jp/georesenv/result/ten-news/ten-news05/koubutusigen.html

研究内容
  • 既存の鉱物資源データをもとに、日本全国を網羅する50万分の1鉱物資源図8葉を作成し、地質調査総合センターから出版。
  • 鉱物資源図に約2500の金属・非金属鉱床の分布、型式、規模、形成年代および地質との関係を表示。

各鉱床の鉱石の組成・粒度、表面電荷を推定の参考になると想われます。

以下、次報に続く。

 

 


猛暑・熱中症に係る投稿の整理と要因考察

2012-07-17 | 地球温暖化・寒冷化関連

2012-06-22投稿、07-17更新 

 ひと月ほど早い台風、猛暑の到来、日本古来から続いていたメリハリのある「春夏秋冬」の気候が崩れて大変な昨近です。

 話がそれますが、一昨年、多発したクマなど野生動物の出没は今年長野、宮城、山梨、岩手、秋田、石川などで目撃。

 また、季節はずれの台風4号による地盤沈下、豪雨による冠水、土砂災害加えて先週の九州北部の想定外の豪雨、洪水、土砂災害。

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを予め断っておきます。

 いずれも台風同様、例年よりかなり早いように思われるが、異常気象など天変地異として捉えるより、今後はここ半世紀から顕著化している地球温暖化(原因はCO2増加と主に言われているが、個人的にはむしろ地下マグマ、宇宙線、漏洩もしくは飛散している環境放射能などの影響か?)に伴なうわが国で多発する季節感のない異常現象はわが国の熱帯化への一過程と考えざるをえないのでしょうか? 

  熱中症にはなりたくないものです。

猛暑、熱中症に係る記載(熱中症とは)2011-07-11

 7月16日、再び気温上昇にともなって各地で熱中症が発生しました。

 たかだか30~35℃で熱中症になりそうなこの纏わりつくこの暑さ

 既報で印象に残る記載として「こまめに水分補給して、かつ日陰にいても熱中症類似症状になる」、また「地震と同様に、猛暑も特定な地域で発生しやすい」という。

 昔と比べて質の違いか?または歳のせいか?

 猛暑、熱中症に係る記載(昔と暑さの質が変化していないか?)2011-07-18

「・・・<猛暑の要因>(仮説)
  
残留放射性物質(放射能)による猛暑など異常気象に及ぼす影響は内部被曝による後遺症と同様に、数年~数十年の経年後に風化して意外と影響するのかも知れない。?
*風化とはgoo辞書によれば、
 地表の岩石が、日射・空気・水・生物などの作用で、しだいに破壊されること。また、その作用。
*環境中残留放射性物質は原発、核実験、事故漏洩から排出されたもの。
詳細記載は別紙「発生メカニズムの現状考察」を参照願います。

 即ち、沈積した放射能が超微細なエアロゾル(数nm>のオリゴマーレベル(数十個)~モノマーレベル(一個)の元素が黄砂、火山灰などに
吸着した状態で)に風化して再拡散しているのかもしれない。?少量でも原子レベルの巨大なエネルギー(E=M×Cの2乗)を放出して、各々の元素に特有の半減期で環境に熱的な影響を与えているかもしれません。

 その他の猛暑の要因については、既報の「
異常気象・天変地異」にて記載したように、太陽自体(黒点数など)の変化、オゾン層破壊ガスの増加などいろいろありますが、・・・。

<熱中症の要因>(仮説)
 別報に記載した有害エアロゾルによる伝染的な要因が2次的に影響しているのでは?と思っています。
 すなわち、異常なほどの死亡増加の原因は単なる熱中症(熱と湿気)だけなのか?
 病原性微生物(O-157
大腸菌など食中毒)、その他の悪性のウィルス、バクテリアなど有害エアロゾルの影響はないのか?という疑問を持っています。 

 また、環境中の超微細な放射性物質(放射能)のエアロゾルからの崩壊放射線(ガンマ線、紫外線による外部被曝および内部被曝によって生体細胞損傷(代謝機能)への影響もあるのでは?と思っています。 

猛暑、熱中症に係る記載(その5:土用の丑とうなぎ)2011-07-21「半世紀前からバブル期までは、土用の丑の時期は猛暑をしのぐため、夏場に数度うなぎ、どじょうを食べて乗り切ることが多かった記憶があります。・・・最近の価格高騰の原因はやはり品不足なのだろう。
昨年の記載から養殖うなぎ用の稚魚が高騰しているようです。

サンゴの白化と関係があるのだろうか?
稚魚の生育環境の水温水質水の状態が変化したためなのか?・・・今では、贅沢品になりましたが、わが国の猛暑を乗り切る伝統的な活力を復活するためにも、・・・。海の「マグロ」、山の「マツタケ」同様さびしいことです。」


エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)

2012-07-15 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'11-03ー23投稿、07ー14追加・更新
 地球環境には、さまざまな「エアロゾル」が存在しています。

「・・・ 気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。エアロゾルは,その生成過程の違いから粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (smokedust) などと呼ばれ,また気象学的には,視程や色の違いなどから,霧(fog),もや(mist),煙霧 (haze),スモッグ(smog)などと呼ばれることもあります。・・・
 粒径についていえば,分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となり・・・最近では,地球温暖化や酸性雨,オゾン層破壊など,地球環境問題におけるエアロゾルの役割などが注目されています。よりよい地球環境を子孫に残すためにも,エアロゾル粒子の大気環境に及ぼす影響の解明が急がれています。・・・
」と言われています。

 火山灰、インフルエンザウィルス、黄砂、漏洩放射能など地球環境に悪影響

を及ぼしている「エアロゾル」に係る記載

既稿の水徒然に引き続いて整理しました。

<今までの投稿>
その1:(エアロゾルとは)

・・・「エアロゾル」に相当する気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (smokedust) などと呼ばれ,・・・
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その2:(黄砂の影響)
・・・「黄砂」の発生メカニズムとその影響に係る記載を調べました。・・・
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その3:(黄砂の粒度、組成)
・・「黄砂」の粒度分布と組成に係る記載を調べました。・・・
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その4:(インフルエンザウィルス対策)
・・・一般的に、インフルエンザウイルスは高温度、高湿度に弱いと言われています。 人間以外でも、昨今、韓国での口蹄疫、宮崎県の鳥インフルエンザによる被害が取りざたされています。なぜ、韓国で、宮崎県で感染するのか、・・・
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関連投稿:
インフルエンザウィルス感染と全国放射能濃度との関係(要因考察)
・・・ウィルス(微生物)活性に放射能の質の違い(アルファ線/ガンマ線 )、ばらつきの大きさは地下からのニュートリノなど崩壊粒子線が影響しているのか?・・・

その5:(火山灰の温室効果)
・・・火山噴火で甚大な被害を与えている「火山灰」の影響に係る記載を調べました。火山噴火といえば、・・・
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その6:(異常気象要因)
・・・異常気象として、古くは、昭和38年豪雪で新潟県上越地方などが「陸の孤島」と化したことをよく覚えています。日本海側での極端な原因不明な「ゲリラ降雪」とは好対照の昨今の関東地方の「空っ風」による低温と極端な青天続き。・・・
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その7:(黄砂中の微小粒子)
・・・大気中の黄砂、火山噴火などによる”微小粒子の増加がガスの粒子化による”と・・・
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その8:(放射性物質の微粒子径)
・・・原子炉の核分裂によって環境中に漏洩・拡散しているセシウム134、ヨウ素131など放射能物質の粒子径はどのくらいか? ・・・
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 エアロゾルの一覧表に記載されている核燃焼物質は0.01~0.1μ(10~100nm)となっているが、・・・。

その9-1:(放射能などエアロゾルの形状)
・・・環境に悪影響を与えている放射性物質(死の灰)、火山灰、ウイルス、花粉などエアロゾルの形がどのようなものか調べました。
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その9-2:(新種の鳥インフルエンザウィルス、 インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル、冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子)
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その9-3:(インフルエンザウイルス(AH1N1 2009))
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その9-4:(南相馬市の黒い粉)
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その10:(生体内への吸引の影響)
・・・環境に悪影響を与えているエアロゾルのひとつ放射性物質(死の灰)がどのように生体内に取り込まれて影響するか?調べました。
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その11:(Cs、Sr、Iの水に対する溶解性)
・・・環境中に存在している放射性エアロゾルの水に対する溶解性は環境汚染対策を効率的に実施するためにも重要なことであります。どのような化合物になっているのか、基礎的な物性を個人的に調べてみました。
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その12:(ヨウ素化合物などの人工降雨剤)
・・・地球環境の改善を目的としてヨウ化銀、ヨウ化銅のエアロロゾルは人工降雨剤として利用されています。局所的な降雨など異常気象と関連がありそうな人工降雨剤の種類、実施方法に係る記載を幅広く調べてみました。
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その13:(腸管出血性大腸菌O-104)
・・・ヨーロッパで流行してる病原性大腸菌による感染は既報の口蹄疫鳥インフルエンザと同様に現状、原因・メカニズムとも不祥な状態であるようですので、わが国、ヨーロッパにおける最近までの腸管出血性大腸菌感染に係る記載を調べました。
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その14:(空気中の塵埃の種類と粒子径)
・・・意外と生活環境の空気中の塵埃の種類、特に個数についてはよく知られていません。環境中に漏洩している塵埃に係る記載を調べました。・・・屋外の雑踏では優に数百万個/ft3(空気28リットル)以上であると推察されます。
続きを読む>>

その15:大陸からのさまざまな物質の影響

備考:昨近、発生した「巨大竜巻」の遠因とも推察されます。

その16:放射能花粉吸引の影響について

 別紙(その9-1~)に記載の「放射能などエアロゾルの形状」のなかでも

花粉は他のエアロゾルと比較して、粒子径が約50μが大きいことが特徴。

その17都内の降下物(塵や雨)の放射能調査結果

 関連情報:
大気圏での放射性物質分布
環境中の放射線量測定値のばらつき要因に係る考察('11-06-30~)
環境中の放射線量測定値のばらつきに係る記載('11-06-12~07-03)
今までの「放射線に係る投稿」の整理('11-04-20)

<各種測定値、推定値>
引用:書に触れ、街に出よう nico's blog
全国の放射能濃度一覧・ 水道の放射能濃度一覧 ・ 雨の放射能濃度一覧
フランス・メディア・ニュース
ドイツ気象局(DWD)
トップページ中段の画像[Loop Starten]をクリック→放射能拡散予想閲覧可)
オーストリア気象地球力学中央研究所(ZAMG)
([Neues]をクリック→次のページの新しい日付のニュースを
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都内の降下物(塵や雨)の放射能調査結果に係る記載を調べました。

2012-07-14 | 環境放射能関連

都内の降下物(塵や雨)の放射能調査結果によれば、
 大気中に拡散している放射性物質が雨と一緒に地上に落下したためとみられる値の上昇が観測されましたが、健康への影響はありません。
採取及び測定場所:東京都健康安全研究センター(東京都新宿区百人町)
○ 毎日24時間、採取装置により採取し、ゲルマニウム半導体核種分析装置を用いて分析しています。
○ 降雨の場合は、数値が上がることがあります。○ 測定データの表示桁数を国にあわせて2桁としました。
○ ND(不検出)の考え方については、こちらのページをご覧ください。
○ 単位はBq/m2(ベクレルパー平方メートル)。MBq/km2(メガベクレルパー平方キロメートル)と同じ。

詳しくは

結果の概要
採取日
2011/03/18 9:00 - 2011/03/19 9:00~2012/07/12 9:00 - 2012/07/13 9:00
対象
ヨウ素131 (131I)Bq/m2 放射性セシウム セシウム134(134Cs)Bq/m2 セシウム137(137Cs)Bq/m2

2011/05/14 9:00 - 2011/05/15 9:00
ヨウ素131  ND(不検出)セシウム134 7.3 セシウム137 10
以来は分析検出限界であった。
事故後の約2ヶ月に検出可能な状態であった。貴重な公開データであります。

単位換算など個人的に不詳なところがあるが、
既報および他の参考文献と対比して
今後、既報のマルチ異常気象、雨の中の不純物など環境中の雲、飲料水の汚染要因解析に役立てたいと思う。

 昨近、頻発の関東地方でのゲリラ雷雨の要因として、個人的には環境放射能の影響を危惧・杞憂しています。

 測定方法、採取装置など標準化して、昨近の異常な大雨に含まれるヨウ素、セシウム以外の元素の重量分析も含めた不純物の分析との対比が必要と想われます。


わが国の地質・地層の調査に係る記載(その1:地殻の平均的な組成)

2012-07-13 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-13投稿

陸・海底を構成している地殻の地質・地層

 今後想定される猛暑・熱中症、昨年来から多発しているさまざまな異常気象特にゲリラ雷雨大型停滞台風(結果として土砂災害)、および別報にて検討中の地震および津波内部被曝発生し易い高放射能マイクロスポット、うなぎ、松茸、サンゴ、クラゲなどの生物多様性に影響すると思われる環境放射性物質がもたらす諸悪ミクロ的もしくはマクロ的な受け皿として影響しているのではと思っています。

 しかし、さまざま環境中の放射線、ガスの実態(質、量、比率)について個人的には不詳ですので、既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを予め断っておきます。

 上記の諸悪に係る地質・地層については、今までに都度、断片的に引用記載していますので、順次わが国の地質・地層に係る調査を整理して、および新たな引用を追加していきたいと思っています。

 今回は諸悪に係る地質・地層の特徴を整理する前段階として、平均的な地殻の構成・組成(電荷、磁気特性などに影響)に係る記載を調べました。

ウィキペディア「地殻」によれば、(一部割愛しました。)

地殻(ちかく、crust)は、天体固体部分の表層部。マントルの上にあり、大気の下にある。・・・

1=地殻; 2=マントル; 3a=外核; 3b=内核; 4=リソスフェア; 5=アセノスフェア

地殻地球化学的な観点から地球を深さごとに分けたうち、最も外側に位置するものである。地殻の下に位置するマントルがかんらん岩などの超塩基性岩から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。大陸地殻の厚さは地域変化に富むが、30 - 40kmくらいの地域が多い。他方、海洋地殻はほぼ均一で、6kmくらいである。海洋地域にはごく稀に、地殻が存在せずマントルが直接海底や水面上に露出するメガマリオンと呼ばれる地質構造が存在する。リソスフェアの表層を形成する地殻は、主体をなすマントルと比べ剛性が低い。すなわち「柔らかい」。

 リソスフェア地球物理学的に定義される地殻と上部マントルの両方にまたがる層である。すなわち、モホロビチッチ不連続面の上部と下部の両方を含む。リソスフェアは、その直下のアセノスフェアマントルと比べて粘性剛性が非常に高い。一般的な言葉では「硬い」と表現できる。プレートと同義。大陸地域では約120km、海洋地域では約100kmの厚さを持つ。すなわち、大陸地域のリソスフェアは75%がマントル、海洋地域では94%がマントルであり、リソスフェアは主として地殻ではなくマントルから形成されているといえる。その意味で、しばしば「リソスフェア・マントル」 (lithospheric mantle) という用語が用いられる。

地殻の構成元素

水圏および大気圏を含めた地殻の構成元素の重量比をクラーク数と呼び、このうち岩石圏主要元素について以下に示す。

元素割合
O 46.6%
Si 27.7%
Al 8.1%
Fe 5.0%
Ca 3.6%
Na 2.8%
K 2.6%
Mg 2.1%
Ti 0.4%
P 0.1%

海洋地殻と大陸地殻

マントルは地球規模でほぼ均質であるが、地殻には大陸地殻と海洋地殻の2つの異なる地質構造が存在する。

海洋地殻

海洋地殻(oceanic crust)は、海底火山玄武岩質の噴出物等および同種のマグマに由来する斑れい岩質の貫入岩体から構成され、厚さは平均6km程度。大陸地殻と比べ、FeO、MgO を多く含みSiO2が低く、苦鉄質、塩基性である。深海底掘削船「ちきゅう」は海底から深さ7kmまで掘削することができるが、これは地殻を貫通しマントルに到達する目的で設計された。

大陸地殻

大陸地殻(continental crust)は、30km程度の厚さがある。大陸日本列島などを構成する地殻である。大規模な山岳地帯ではとくに厚く、チベットでは60~70kmにおよぶ。これは地殻を構成する岩石の密度が約2.7~3.0g cm−3でありアイソスタシーが成立しているためである。

多数の岩石の分析結果より推定された大陸性地殻の平均化学組成は、

であり、塩基性の岩石だけではなく、花崗岩片麻岩などの SiO2 を多く含む酸性の岩石からも構成される。

大陸地殻の体積は地球全体から見ると非常に小さいが、地球に存在する カリウム40、トリウム232、ウラン235、ウラン238などの放射性元素の約半分が高度に濃集している。またバリウムおよび希土類元素なども地殻に濃縮している。このことはCIコンドライト隕石の組成との比較から言えることであるが、これはカリウムが主に長石に集中しやすく、かつトリウムおよびウランなどはイオン半径および電荷が大きいなどの特殊性から、主にマントルを構成すると考えられるかんらん岩には固溶しにくく排除されやすいためである。・・・

大陸地殻は水平分布において非常に不均質であるが、大まかに見ると上部は比較的シリカの多い酸性岩(花崗岩質、流紋岩質)が多い傾向にあり、下部はそれよりややシリカの少ない中性岩(閃緑岩質、安山岩質)が多い傾向にある。両者の境界は複雑に入り組んだ一種の漸移動関係とされている。もちろん、大陸地殻下部と海洋地殻は明瞭に異なる地質構造である。・・・」


土砂災害に係る記載(提案:洪水と渇水対策に中規模水力発電ダム増設を)

2012-07-12 | 天変地異・異常気象関連

〝12-07-03投稿、07-12追加・更新 

 わが国では季節はずれの大型台風、昨近の九州北部の大量梅雨によって土砂災害が頻発しています。 

PS: 舌先が乾かぬ7月12日九州北部に冠水、洪水、土砂災害が発生しました。

gooニュース「熊本・大分など「経験したことのない」大雨

読売新聞2012年7月12日(木)10:53

熊本・大分など「経験したことない大雨
(読売新聞)

 気象庁は12日朝、熊本県と大分県を中心に、これまでに経験したことのないような記録的な大雨になっているとして厳重に警戒するよう呼びかけている。

 また、気象庁は、13日にかけて西日本と東日本、東北地方の広範囲で、雷を伴った非常に激しい雨が降るとして、土砂災害や河川の増水、竜巻などに注意を呼びかけている。・・・」

 翻ってみれば、

年初から異常気象、中規模地震など天変地異現象が続いています。

花見も中途半端に終わった短い春。

5月初旬にしては珍しい異常な降雨量と土砂崩れ。

 天気予報図の梅雨前線、積乱雲の停滞および行方次第の大量降雨によって、今まで経験したことがない土砂崩れ、堤防決壊、冠水が発生しているのでしょうか???

 長年、莫大な国税を費やして治水工事してきたのになぜ決壊するのであろうか???

半世紀前から世界に冠たるわが国の土木技術ではなかったのだろうか???

予算の関係で治水対策の先送りによると思われるが、関連部署では相変わらずの想定外との回答。安全に対する不安が増すばかりの昨今であります。

PS: ツイログにも記載したが、tetsu @tetsu65710225 

阿蘇・外輪山麓で土石流。北極圏のオゾン層破壊による地球温暖化の影響でも出ているのだろうか? 

 前線の活発化で全土で大雨、特に九州北部、熊本、岐阜東濃で大雨。土砂災害が心配です。いずれの地区も大陸からの黄砂に対する研究が盛んなようです。黄砂に吸着付着した人工降雨剤的な物質の影響でもあるのだろうか?

 津波は臨海部、土砂災害は内陸・山間部で発生しますが、そのうちに本当に日本列島全体が沈没???してしまうのではと杞憂しています。地球温暖化による海水面の上昇は避けられません。

 一方、世界的にも、渇水、水不足によって、安全な飲料水、食糧生産危機に陥っている国々が数多くあります。

 google画像検索から引用>

別報の「水」とはどのようなものか?に係る今までの投稿で記載した

地球環境での水の実態
地球の淡水ごくわずかという水問題 淡水*は主に雨や雪で供給される。

*NPO法人日本水フォーラムによれば、人間が利用できる水は0.01%(100ppm)。

一見、矛盾する現象ですが、

異常気象など天変地異に係る投稿で記載したように、

「3.11東日本大地震が超巨大とはいえ想定外の大津波(一種の大洪水)

地球および大気圏中の水の循環挙動(バランス)
および調節機能が崩れはじめて、加速し始めたためなのか?
グローバルレベルおよび局地における水の偏り、
水(雲)の多寡(豪雨⇔渇水)には
 一体何が影響しているのでしょうか???

 原因究明およびメカニズムはさておいて、わが国の亜熱帯・熱帯化によって今後は大量降雨による氾濫がおこることは日常的になるかもしれません。

 別報の今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理で記載した再生可能な発電(小規模水力発電)より規模の大きい、かつ、大規模ダム(設置位置;引用下図)より規模の小さいダム発電と治水を兼ねた一石二鳥の「中規模ダム」の建設が立地条件、経済性、生態系への影響には多少目をつぶっても望まれます。

 というのは、別報に記載した環境放射能のひとつ原発および関連施設からの放射化作用によって生物多様性 」、「内部被曝 」、「巨大竜巻」「雹(ひょう)」「落雷」「豪雨」「雷雨」の発生など異常気象など天変地異」および巨大台風などに影響しているのではと個人的には杞憂してるからです。

 google画像検索から引用>
 


異常気象など天変地異に係る記載(その4:"富士山5合目に亀裂"に対する所感)

2012-07-12 | 天変地異・異常気象関連

'12-07-11投稿、修正・更新

 地震、津波にばかりに気をとられている間に、日本の象徴とも言える富士山の山腹に異変が発生していたようです。

(転載開始)

47NEWS 2012/07/10 12:07   【共同通信】

富士山5合目に亀裂、約20m 気象庁「噴火の兆候なし」

「昨年3月に静岡県東部を震源とするマグニチュード(M)6・4の地震が起きた後、山梨県側の富士山5合目で、地面に長さ約20メートルの亀裂が見つかっていたことが10日、山梨県などへの取材で分かった。

 気象庁は「富士山の観測データに異常はなく、噴火の兆候は認められない」として、火山活動ではなく、地震が原因との見方を示している。

 県砂防課によると、昨年3月15日の地震発生後、富士スバルラインの点検をしていた県道路公社の職員が小御嶽神社近くの関係者用駐車場で亀裂を発見。神社によると、幅、深さはともに数センチで、現在は砂利などで自然に埋まっている。」亀裂詳しく観る

(転載終了)

気象庁は「富士山の観測データに異常はなく、噴火の兆候は認められない」として、火山活動ではなく、地震が原因との見方を示しているが、既報の「地異に係る記載を調べました。(その7:伊豆半島の地殻状況)」によれば、

「・・・<火山帯とプレートの位置関係 >

  


(google画像検索から引用)

伊豆半島の火山―その生い立ち・現在・未来
伊豆半島をめぐる現在の地学的状況
(静岡大学小山研究室)

1989年の手石海丘の噴火によって,伊豆東部火山群が活火山であることをあらためて思い知らされました.手石海丘の噴火は,伊東沖の群発地震活動や伊豆東部の地殻の異常隆起現象と密接に関連していることが知られています.
 伊豆半島は火山地帯であるばかりでなく,たくさんの活断層が分布し,活発な地震活動や地殻変動がおきつつある場所です.ここ20年ほどの間に1974年伊豆半島沖地震,1978年伊豆大島近海地震,1980年伊豆東方沖地震などの被害地震がおきています.さらに,伊豆半島の北西方の相模湾で神奈川県西部地震,伊豆半島西方の駿河湾では東海地震という大地震がおきるのではないかと心配されています.ここでは,伊豆半島が現在どのような状態にあり,活火山である伊豆東部火山群の状態にどのような影響をあたえているのか,そして伊豆東部火山群の再噴火はありえるのか,などを考えてみたいと思います.


図6:伊豆半島とその周辺の現在の地学的状況.

伊豆半島をのせたフィリピン海プレートは,本州に対して北西ないし北北西方向に年間4cmのスピードで移動している.駿河トラフと相模トラフにおいては,本州下へのフィリピン海プレートの沈み込みが起きている.このプレート沈み込みにともなって,駿河トラフにおいては東海地震が,相模トラフにおいては関東地震や小田原地震が定期的に発生している.ところが,伊豆半島自体は火山によって暖められているために地殻が軽くなっており,沈み込むことができずに本州に衝突している.この衝突による抵抗力によって伊豆半島をつくる地殻はひずみを受け,活発な地殻活動がおきているのである.・・・」本文詳しく見る>>

⇒伊豆半島の地震は火山帯の影響が大きいようです。

・火山による温暖化作用なのでしょうか?
・岩盤が崩壊するときの圧電効果*や摩擦により発生した電荷の影響なのでしょうか?
(マグマ活動、微弱地震などによって)
参考:
地震雲による地震予知について 「・・・気エネルギーが発生するということは、同時に磁力や、電磁波、熱、光、音響などが発生することが予想されます。・・・地中で起こった地震の前兆の岩盤の崩壊による電気エネルギーが、地中を伝わり、地表から飛び出したものが、大気中の水蒸気と結合し、結晶化して雲を作り出していると考えられます。  地中の電気エネルギーの伝わり方により、さまざまな形の雲を作り出していると思われます。 」とも考えられています。詳しく見る>>
*圧電効果とは

 富士山はどうか?昨年3月に静岡県東部による単なる二次的な表面亀裂と思われますが、

上記引用のメカニズムから、一般的には地震と火山噴火は連動しています。複雑な伊豆半島、富士山周辺の地学的状況。また、最近、富士山東方に活断層が発見されています。

 通常、富士山にかかる雲をgoogle画像検索から引用して以下に示しますが、

岩盤の崩壊による電気エネルギーが中腹付近に地震雲(詳しく見る)を発生させたり、着色、ガス臭、振動音などに対する日頃の観察、嗅覚、聴覚が必要と思われます。

※参考/富士山測候所御殿場基地事務所 資料


 

 


日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)

2012-07-12 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'12-07-12投稿

 既報の記載から、日刊 温暖化新聞「日本の再生可能エネルギーによる発電量は、たったの3%」(大規模水力(5.8%)を再生可能エネルギーとして合計すれば、わが国では約10%程度)です。

 再生可能なエネルギーの比率が拡大しなかった要因として、
1.現状の再生可能なエネルギーの製造コストが高い 2.エネルギー関連の国家予算の70%を「原子力関連」(下図参照)占めていた 3.固定常用電源として不向きであった 4.掛け声だけは高かった朝令暮改の政治と思われます。

⇒地球温暖化対策の強化が求められる中、我が国は2020 年までに温室効果ガスを1990 年比で25%削減するとの目標を掲げて、今まで化石燃料を使わずCO2を出さない”クリーン”(環境汚染という観点では?→詳しくはというスローガンでエネルギー政策を推進してきた割には、わが国の再生可能エネルギーによる発電量は少ない現状。

引用:よくわかる原子力 「各国のエネルギー開発予算

  
<<詳しく見る>> 

 原発コストは安いとのことですが、原発事故による賠償、廃棄物の処置など後々国家予算消費は大きいようです。

 以下、今後問題となる環境汚染の可能性のある地中廃棄の技術開発着手に係る記載を調べました。

関連投稿:

地震および津波に係る記載(その1:[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?)

地震および津波に係る記載(その2:地震規模とウランなど高自然放射能発生地域との関係)

今後、自然放射線との識別をどのように?

47NEWShttp://www.47news.jp/CN/201207/CN2012071001001520.html

「地中廃棄の技術開発着手を 原子力委、13年度予算方針」によれば、

「国の原子力委員会(近藤駿介委員長)は10日、2013年度の原子力関係予算について、本年度に引き続き東京電力福島第1原発事故への対応を最重要課題とする一方、原発の使用済み燃料をごみとして捨てる「地中廃棄」の技術開発や制度づくりに早急に着手するよう求める基本方針を決定した。

 日本は現在、使用済み燃料を全量再処理し再利用する方針だが、政府のエネルギー・環境会議による核燃料サイクル政策の見直し議論では、全量再処理からの撤退の可能性も出ている。2012/07/10 12:55   【共同通信】

⇒元来、原発のコストに上積みされるべきものですが、税金、電気代に跳ね返るため国民負担は計り知れない。

ツイログにも記載したが、tetsu @tetsu65710225 

再生可能なエネルギー、脱原発に係る予算配分の政治主導による指示および進捗・国家予算消費に対して電気予報のような見える化の法整備が必要ではないか? 再生可能なエネルギーの比率拡大には明治の殖産興業的な政治のバックアップが必要と思います。

 また、土砂災害に係る記載(提案:洪水と渇水対策に中規模水力発電ダム増設を)にも個人的には期待したい。


環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その26:高濃度濃縮セシウム汚染米のメカニズム)

2012-07-09 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-09投稿

 空気、水、人、家畜、穀物、魚などに対する環境放射能による汚染実態の解釈および除染は難しいものです。

 諸悪の根源は水の汚染と思っていますが、既報のセシウム汚染米問題から約1年。

既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 米(こめ)の放射性物質に対する選択吸収性については個人的には不祥でありますが、
 例えば、チェルノブイリ由来の菜の花サイクルから、比較的水溶性の元素(1~2価のイオン化しやすいセシウム、ストロンチウムなど)が米(こめ)でも吸収されると思われます。
 放射性の有無は別として、多価金属であるプルトニウム、イットリウム、コバルト、カドミウム、クロムなどは通常、水には不溶性化合物(酸化物など)を生成すると想われますが、土質(pH、酸化還元性)によっては、水溶化していると想われます。

 現状、公開されるデータはベクレル表示のみでその有害性を解釈していますが、従来の世界各国の米(こめ)基準、コーディクスの基準に準拠して、汚染評価基準を規格化することが必要かと思われます。

  現状の米(こめ)規格について、
    全ての元素の濃度分析(ppm、ppb、ppt)表示
            放射能(ベクレル)表示


 分析はベクレル(Bq/kg表示)によるアバウトな表示のみならず、一部の「米」については、カドミウム汚染米と同様に徹底的な高精度かつ高分解能の分析(ICP-MS分析、放射化分析、機器分析、・・・)をして、土壌汚染の多寡との対応をとる必要があると想われます。
 当然、今後の効率的な除染、浄化の指標ともなります。
 本件は「風評被害」による収入の低下というのと別問題であり、
正確に現状を把握しなければなりません。

 米(こめ)はわが国の主食でもあり、カドミウム(Cd)汚染米のように、セシウム(Cs)など数ある水溶性放射性物質の混入による「米」の「人に対する内部被爆」現象が起こらないこと祈っていました。

 最近の一部の地域で高濃度濃縮セシウム米汚染の実態、および要因に係る記載を調べました。

 (転載開始)

福島民報 2012/07/08 10:02 

放射性セシウム 水から直接吸収か 専門家が指摘

「二本松市の山間地の水田などで生産された平成23年産米から、周辺より高い1キロ当たり500ベクレルを超える放射性セシウムが検出された問題で、東京大大学院の根本圭介教授は7日、稲が放射性セシウムを水から直接吸収した可能性があることを指摘した。24年産米の実験で仕組みを解明する。伊達市役所で開かれた国際放射線防護委員会(ICRP)の対話集会で発表した。

 原因が究明されれば、効果的な吸収抑制対策につながることが期待される。根本教授は、昨年夏に山間部の落ち葉などが微生物に分解された際、付着していた放射性セシウムが農業用水に混入。水田の地表に出ている稲の根が土壌を介さず、水から直接吸収したとの見方を示した。
 根本教授によると、今年1~2月に稲を水耕栽培し、水から直接吸収する状況を調べた。その結果、1リットル当たり10ベクレルの放射性セシウムを含む水で栽培した場合、放射性物質の蓄積が進み、茎と葉に乾燥状態で1キロ当たり5700ベクレルが吸収されていたという。発表では「水から直接吸収した可能性がある。試験栽培で解明する」と述べた。」

(転載終了)