水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

火山帯活動の活性化に係る記載(その3:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす天変要因の調査)

2013-04-18 | 火山活動の活性化

'13-04-18投稿

 別報で記載しましたが、昨今、国内外で連発している中規模地震ですが、どうも今までとは異なるか?かって経験したことがない地殻の綻びによる「もぐらたたき」的な地殻震動現象が、世界各地のさまざまな火山帯周辺、およびプレート境界周辺で発生しているようです。

<世界の火山帯>              <世界のプレート>  
   001

 引用:http://www.palacap.co.jp/ex/index.html 引用:

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 地震は日常茶飯事の現象ながら、押しなべてM5~6クラスの地震が連発しているのは、従来なら震度3以下で特に気にしなかったものがグレイドアップしている?のかとも思えますが、もっと違った天変地異要因の影響でもあるのかもしれません。

 その影響は例えば地球を人類が住めるように護るオゾン層、電離層の変質が加速していることが原因であるならば、これから先の世代のためにも、その原因を究明して地球温暖化に影響するCO2、メタンなど温室効果ガス削減のように国際協調して対策しなければならないとも思われます。

 既報にて、大気イオン、火山性ガスの異常と地震との関係について
調べましたが、

 大陸移動のストレス⇒地震の発生⇔(地殻変動)⇔火山帯活動の活性化
という図式で 

 火山帯活動の活性化は基本的には、大陸移動に伴う地殻変動によると想われますが、大地震の発生過程において、震源周辺に有意に観測可能なラドンなど放射能、赤外線、大気イオン、火山性ガス、着色光一時的に異常発生して、大地震を誘起させていると個人的には理解しています。震源域が海の場合には周辺海域の温度変化もするという。

 また、地震は火山噴火(マグマ噴出)とも連動しているとも言われていますが、
ウィキペディアによれば、 
地殻
(ちかく、crust)は、天体固体部分の表層部。マントルの上にあり、
大気の下にあるといわれことから、
                              (google画像検索から引用)
地殻および内部における熱的および機械的な変動によってマグマが活性化して、噴出した結果、その周辺に空隙・亀裂が発生することによって地殻が滑りやすくなっていると思っていますが、マグマの噴出のみならず、案外、地下水の枯渇、天然資源の掘りつくしによる空洞化による地異現象が些細な量?ながら、経年的に増加して地殻内部の変動(地震のグレイドアップ)に少なからず影響しつつあるかも???と妄想することもあります。

 果たして、昨今の中規模地震の連発の原因は何なんでしょうか?

 以前、地震が発生すれば歪が開放されると言われていたことから考えると全く未曾有の領域に入っているのだろうか?

 また、もぐらたたき的な地震現象のトリガーはどこなんだろうか?
 

今回は、地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす要因
既報の引例を参考にして、
個人的に整理するために、別途、修正・追加更新をする予定ですが、
とりあえず羅列してみました。

参考投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:'11-03-13~'13-03-25)と今後への期待
(2013-03-27)

また、最近の奇異な現象と想われる
3.11前後に発生した中規模地震の発生地域の連動性(~’13-4-13)の整理

地下マグママグマの活性化に起因するという
火山帯活動の活性化に係る記載(その1:大気イオン、火山性ガスの異常と地震との関係について)

(2013-04-14)

地震の連動性に係る仮説として
火山帯活動の活性化に係る記載(その2:地震を誘起するというマグマ活性化のメカニズムの調査に係る雑感)

(2013-04-15)

異常気象など天変地異に係る投稿(その4 '13-01-03~'13-03-19)
(2013-03-20)

 から、マグマの活性化に個人的に関係しているのでは?と想われる
要因を引例を以下に抜粋してみました。

マグマの活性化に及ぼす要因>

1.天変関連

1)オゾン層の異変
オゾン層破壊の状況
オゾン層の破壊は、ほぼ全地球的に進行しており特に南極上空で減少率が高くなっています。南極上空のオゾンホールは、1985年に報告されて以来、毎年観測されており、その規模が拡大しています。日本では、気象庁が札幌、つくば、鹿児島、那覇でオゾン層の観測を行っており、2005年は、1980年以前と比較すると4地点の平均で1.5%減少しています。 」
気象庁
3.1.1 オゾン層の現状と見通し
「大気中のオゾンは多くが高度10~50kmの成層圏に存在する。このオゾンの多い層をオゾン層という。成層圏のオゾンは生物に有害な太陽紫外線の多くを吸収し、地上生態系を保護するとともに、紫外線を吸収し熱を放出することにより、成層圏における大気の循環と気温の基本的な構造を決めている。現在、人為的な影響によりほぼ全球で長期的にオゾンは減少している。このようなオゾン層の変化は、生態系に影響を与えるとともに、成層圏の気象に変化をもたらし、ひいては地上の気候にも影響を与えると考えられている。・・・(1)オゾン層およびオゾン層破壊の概要
 成層圏のオゾンは、低緯度の高度30km付近を中心として光化学反応により生成され、ブリューワ・ドブソン循環と呼ばれる成層圏内の大気の流れに乗って中・高緯度へ、さらに下部成層圏へと輸送される。地表から上空の大気全体に含まれる気柱あたりのオゾンの総量として定義されるオゾン全量は、この輸送の効果により、オゾン生成の中心である低緯度よりも中・高緯度で多くなる(図3.1.1)。


 図3.1.1 衛星観測による全球のオゾン全量分布

オゾン層破壊物質の種類
「フロンとは、炭素、フッ素、塩素、水素の化合物の総称であり、電子部品等の洗浄剤、エアコン等の冷媒、断熱材を製造する時に使用する発泡剤等に使用されています。フロンには、オゾン層を破壊する力の強いCFC(クロロフルオロカーボン)やその代替物質でオゾン層を破壊する力の弱いHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)、オゾン層を破壊しないHFC(ハイドロフルオロカーボン)があります。CFC、HCFC、HFCは、二酸化炭素の120倍~12000倍の温室効果があります。・・・このほか、消火剤として使用されるハロンや、土壌の殺菌や殺虫剤に使用される臭化メチル等があります。」という。

 「オゾン層破壊的化合物」(例えば、臭化メチル(CH3Br))はオゾンを分解して、
地表への紫外線を増加させて海水の
温度上昇
に影響することが推察されます。

 この温
度では直接マントルを加熱してマグマ化はしないが、間接効果として水の表面張力、粘度は小さくなることによって地殻内部まで浸透しやすくなり、マグマの水素爆発などによって震動させ易くなることも考えられます。

 結果として、マグマが移動し易くなり地震が発生する「風が吹けば桶屋が儲かる」的な現象が推察されます。
また、

関連投稿:環境中のオゾン濃度とメタン濃度とはなぜ連動するのか? - 水徒然

 オゾン(O3)濃度はメタン(CH4 )濃度、一酸化炭素(CO)濃度と連動して増減していますという。
2)温室効果ガスの異変
 地異に影響する要因に係る記載(その4:メタンガスが出る都会の地盤)(2011-09-07)に記載したように、
 特に、温室効果ガスメタンは地中の微生物を媒介して放射性物質などと反応?して局所的に至るところで発生し易く、大気中に噴出して既報までの断片的な調査結果から、存在していると推察されます。

 メタンの発生源として、
1)海水温上昇による海底に存在するメタンハイドレイドからのメタン(CH3)の解離
2)海底火山の噴火列島火山帯からのマグマ中のガス成分
 (硫化水素(H2S)メタンなど)の排出
3)地震によって形成された亀裂(海底など地殻)からのメタン、硫化水素の排出
4)アオコが発生した霞ヶ浦での異臭ガス(組成不祥)、
 宍道湖での2-プロパンチオール( 分子式:C3H8S 分子量:76.16)など
 メタン(CH3)-硫黄(S)系のガスの発生
など整理されます。

 温室効果ガスの増加はオゾン層破壊物質と同様、海水を温度上昇させて、「風が吹けば桶屋が儲かる」的なマグマ活性化現象を引き起こすことが推察されます。


3)電離層(スポラディック層)の異変
(その19:電磁波ノイズによる地震予知はなぜできるのか )
(2012-12-13)によれば、地震が発生する過程において、
 基本的には環境放射能の変化⇔地殻の地質、地層の状態変化が交互に影響している過程において、「地震・津波規模に付随する現象」として、自然科学的な目に見えない1) 「爆縮現象」、2)地下水中のラドンの変化、3)地殻中からのオゾンの発生、4)環境中のベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノ)の増加、4)大気イオン濃度の増加 、5)電磁波ノイズの発生、また肉眼観察が可能な6)地震雲の発生、7)鯨など生命体の異常行動などが誘起されているようですが、

「VHF帯電磁波散乱体探査法による地震予報の研究」によれば、
(一部抜粋しました。)
「・・・ VHF帯の電波伝播異常を起こすいろいろな原因には
(1)スポラディックE層の活動, (2)流星の活動(Meteor echo),(3)航空機からの反射(airplane echo),(4)地震発生前に起こる散乱(Eq echo)がある.
 このほかに異常な電波現象として太陽黒点の爆発や雷放電による電磁波がある(Flare and lightning).・・・本文を詳しく読む」 と言われ、電離圏の異変によって、さまざまな電磁波(電波含む)が発生しています。
 これらの電磁波、および放射能は所謂環境中の水を振動、および励起して「電子レンジ効果」によって、水を加熱していると想われますが、上記と同様、海水を温度上昇させて、「風が吹けば桶屋が儲かる」的なマグマ活性化現象を引き起こす間接効果が推察されます。

 

 (google画像検索から引用)

   環境放射能からの電子線(ベータ線)が電子数の増減に関連しているということか???
環境中のベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノが増加すれば、その励起効果によって、海水の温度上昇させて、「風が吹けば桶屋が儲かる」的なマグマ活性化現象を引き起こす間接効果は推察されます。
 
もうひとつ、これらの電磁波、および放射能の中で地殻、マントルなどに対する透過性が大きなものは特定の地殻成分を直接吸収後、励起によって加熱させてマグマを活性化させることが考えられます。

4)赤外線を大量発生させる要因
(その28:3.11震災による超高速波動の観測とそのメカニズムについて)
(2013-01-28)
(その29:3.11震災による超高速波動メカニズムの関連情報)
(2013-01)
の引例によれば、
マグニチュード9の地震の前に急速に加熱された日本上空の大気
この原因として衛星は巨大な赤外線放出を観測した。
この赤外線の放出地震直前にピークになったという。

 電離圏は太陽や下層大気の活動等の影響を受けて常に変動して、電離圏の全電子数(「TEC」)が増減して、M6を超える大地震の直前5日間で、電離層の電子数が有意に増加したり、震央付近の電離圏では、地震後に電離圏プラズマ密度(TEC)が減少したという。

 また、電離圏のTECのみでなく、既報の引用In Deep2011年05月20日から、 
3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量が急激に変化していたという。>>本文詳しく見る

 また、地震予兆である地震雲発生メカニズムの記事の紹介の引用によれば、
日本上空の電離層の荒れ方と地震の起こり方の相関関係を調べたところ、M6を超える大地震の直前5日間で、電離層の電子数が有意に増加しているという。

 
今回の中地震との関連の有無は現状不明ですが、

 

 既報地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?から、環境放射能および砂鉄が地震を誘起するマグマの活性化に影響しているのだろう?と個人的には想われます。

 

 

 

  

 
 


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