水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

2012年 茨城県と千葉県の一般家庭で掃除機のチリから放射能検出というが、現状は? 

2014-03-05 | 放射能被ばく・後遺症関連

'14-03-05投稿、追加・修正

 3.11原発事故から、まもなく3年になりますが、漏洩放射能による汚染はどのようになっているのか気になるところです。

 地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている巨大なエネルギーを持つ放射性物質主に、エアロゾル化している放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線などによる放射化もしくは励起によって生物多様性 」、「内部被曝 」、「異常気象など天変地異などに影響しているか?と個人的には杞憂しています。

 放射性物質は、気流、海流、降雨・降雪などによって再拡散して諸悪の発生を引き起こしていると思われます。

 最終処分場の選定問題のみならず、3.11福島第1原発事故によって、漏洩放射能は約三年を経過しても、収束していませんが、1月10日、福島県沖でとれたクロダイから高線量の放射性セシウムを検出したと発表され、12日には、新たに地上タンク群のせきから汚染水が大量に漏れた。溶けた核燃料もどこにあるか、いまだに分からないともいう。廃炉作業は未知との闘いと同様、一度漏洩した汚染水の除染もうまくいってなくますます悪化しているという。

2年ほど前の情報では、

掃除機のチリから放射性物質 (NHK) 1キログラム当たり2万201ベクレル検出 
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/323.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 7 月 02 日 04:31:52によれば、
掃除機のチリから放射性物質
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120702/t10013252681000.html
7月2日 4時0分 NHK

 「茨城県と千葉県の一般家庭で、室内のほこりを吸い取った掃除機にたまったチリを調べた結果、一部で比較的高い濃度の放射性セシウムが検出され、調査を行った生活協同組合は「乳幼児がいる家庭などではこまめに掃除をすることが大切だ」と指摘しています。

 この調査は、茨城県守谷市に本部のある常総生協が国立環境研究所と共同で行ったもので、1日、開かれた生協の会合で結果が報告されました。
それによりますと、調査の対象は土壌の放射性セシウムの濃度が関東地方では比較的高い茨城県南部と千葉県北西部の生協組合員の家庭257世帯で、ことし4月、室内のほこりを吸い取った掃除機にたまったチリを調べました。
その結果、放射性セシウムの濃度は、1キログラム当たり平均で1956ベクレルでした。
しかし中には、千葉県流山市の1つの家庭で2万201ベクレル、茨城県牛久市の1つの家庭で1万4531ベクレルと、焼却灰埋め立ての際の国の基準、8000ベクレルを上回る値が検出されたということです。
常総生協の大石光伸副理事長は「一部の家庭では高い濃度が検出されており、赤ちゃんがなめたりしないようこまめに掃除をすることが大切だ」と話しています。」という。

その後、約2年になろうとしていますが、現状どのようになっているのだろうか?

やはり、注意しなければならないのは、飲食、呼吸によって体内に侵入した「内部被曝」による後遺症ですが、内部被曝についても、断片的に調べてきましたが、どのくらいの、どのような放射能が人体に悪影響を及ぼすか?については定かではありません。

参考関連投稿:
内部被曝に係る記載の整理(12-31更新 ’11-06-27~'11-12-31)

 既報に記載しましたが、空気中には無数の塵埃が存在しています。
同じ放射能元素重量(例えば、 g/m2)でも

例えば、が酸性雨などによってpH低下したため、放射能が水に溶けた後、単原子層土・石・砂に再吸着したり、花粉、微生物(藻、細菌、ウィルスなど)に捕獲されていれば放射線量は如何様にも増加することはないか?

 

 最近、問題となっている「トリチウム」(β崩壊、電子線を放射)などは共存物質を励起して新たにエネルギーの小さな放射線を放出させていることもあるのでしょうか?

 

 要は、放射線種によっては、測定機種、高さなどによって、計測値・エネルギーが変動していることも推察されます。

 したがって、その中に測定されたシーベル値の測定値のばらつきが問題となっていますが、地震の前にガイガーカウンターによる計測値が一時的に低下(爆宿現象という)と同様に、環境中には正体不詳の放射能が含まれていると想われます。

参考情報:
新・全国の放射能情報一覧http://new.atmc.jp/

 空気中の塵埃の数、種類は、場所によって異なりますが、少なくとも、屋外では優に数百万個/ft3(28.3L)以上であると見積られますが、放射能汚染の縮図と想われます一般家庭で、室内のほこりを吸い取った掃除機にたまったチリの放射能を調べることは「放射能の収束状態の把握」には理にかなった方法と思われます。

 最近の測定例
茨城県と千葉県の一般家庭で掃除機のチリではないですが、
角田市民放射能測定室/測定データ
2014年 02月 24日

「掃除機の塵/宮城県岩沼市

測定結果
Cs137:308Bq/kg(検出下限103.4)
Cs134:112Bq/kg(検出下限50.0)
Cs合計:420Bq/kg(検出下限153.4)

測定時間:10800秒/3時間 V7容器(85ml)
住宅環境:木造、市街地
採取時期:2013/11月~2014/2月
ペット:室内犬
・・・」とのこと。
 
ですが、新・全国の放射能情報一覧と照合したり、測定方法の詳細など、個人的には不詳なので、標準化された系統的かつ継続的な調査を期待します。
 
 
 内部被爆はエアコン、掃除機で集塵された比較的粒子径の大きな粒子状の放射能の塵を吸うことによって、患部に吸着され、生物学的半減期に準じて、代謝によって容易に浄化されない場合に発生することが考えられ、注意することが必要と想われます。
 

 

 

 

 

 
 
 
 

米ビキニ水爆実験から60年 三崎港の元船員は放射能とは怖いんだという。

2014-03-01 | 放射能被ばく・後遺症関連

'14-03-01投稿、追加・修正

 既報放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について) (2012-12-10)に記載しましたように、地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている巨大なエネルギーを持つ放射性物質主に、エアロゾル化している放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線などによる放射化もしくは励起によって生物多様性 」、「内部被曝 」、「異常気象など天変地異などに影響していると個人的には杞憂しています。

 放射性物質は、気流、海流、降雨・降雪などによって再拡散して諸悪の発生を引き起こしていると思われます。

 ビキニ水爆実験から60年経ちます。

 実験後5年くらいは雨が降ると「死の灰」に気をつけなさい注意されていた記憶がありますが、今なお鮮明に当時の船員の言葉から、当時の放射能の有象無象に及ぶ怖さがわかります。

 東京新聞 

2014年2月27日 夕刊

米ビキニ水爆実験60年 放射能は怖いんだ 三崎港の元船員 苦悩語る
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014022702000251.html

一九五四年、太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁で米国が行った水爆実験で、マグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくした事件から三月一日で六十年となる。放射能で汚染された魚を水揚げした日本の漁船は延べ約千隻に達し、マグロ漁の一大基地である三崎港(神奈川県)の漁船も魚の廃棄などの損害を受けた。遠く離れた海域まで及んだ汚染に直面した元船員たちは「体験を若い人たちに伝えなければ」と語る。 (橋本誠)

 「放射能は怖いと思った。風に乗り、落ちた灰も海流に乗っていくんだから

 

 「第11福生丸」の船長だった今津敏治さん(84)=神奈川県三浦市=が当時を振り返る。

 

 実験があったその日、今津さんらはビキニから数千キロ離れたフィジー周辺で操業中だった。焼津港(静岡県)に帰った第五福竜丸の被ばくが十六日に報道された後、船主からの無線で実験を知る。帰路はビキニに近づかないよう遠回りし、船体をせっけんで洗って四月に帰港した。

 

 上陸すると、検査官が船員や魚に測定器を当てた。汚染はないと思っていたが、船体やカジキ、サメから国の廃棄基準を超える放射能が検出され、驚いた。約百六十トンの魚のうち十~二十トンが廃棄され、魚の価格低迷にも苦しんだ。「漁師にとって、魚は生活の資源なのに」。米国への憤りが収まらなかった。

 

 「灰かぶりは来るな」。「第13丸高丸」の甲板員だった鈴木若雄さん(82)=三浦市=は五四年春、静岡県の漁港で飲食店の女性から入店を拒まれた。操業していたのはビキニの数千キロ東のミッドウェー島付近。方向が違うと説明したが、いわれのない偏見に「一番こたえた。こんなところまでうわさが来ているのかと」。

 

 港には報道陣が押し寄せていた。白衣の検査官が選別した魚は、廃棄のため岸壁の方へ運ばれていったのを覚えている。

 

 長い間体験を話す機会がなかったが、今月二十日、原水爆禁止神奈川県協議会のビデオメッセージ撮影に応じた。二十八日午後、静岡市で開かれる「被災六十年三・一ビキニデー集会」で上映される。

 

 鈴木さんは、とつとつと繰り返した。「百年も二百年もたったら人間は忘れてしまうが、水爆を使うばか者が出たら困る。経験したことを見ていただき、皆さんが覚えていてくれれば」

 

 ビキニ水爆実験と慰謝料 1954年3月1日に広島型原爆の1000倍の威力を持つ水爆を爆発させるなど、米国が同年5月までに計6回の実験をビキニ環礁で実施第五福竜丸はビキニ環礁の約160キロ東の海上で放射性物質を含む「死の灰」を浴び、無線長の久保山愛吉さんが同年9月、急性放射線障害により40歳で亡くなった。第五福竜丸展示館(東京)によると、米国の見舞金による漁船への慰謝料約5億8000万円は25都府県に配分され、神奈川県が最も多かった。慰謝料は船主を通じて支給されたが、一般船員にはほとんど行き渡らなかった。米国は第五福竜丸の事件後の54年3月19日、危険区域を拡大した。という。

⇒核実験、原発事故による環境中に放出された放射能による被爆は怖いものです。

関連投稿:
放射線に係る記載を調べました。(その5:後遺症の引例いつでも元気 2004.2 No.148
全日本民医連「根底が崩れた原爆症「認定基準」」によれば、
(一部抽出しました。)
被爆者に影響した放射線は三種類あります (1)一分以内に到達した初期放射線、(2)きのこ雲にふくまれて上昇し、黒い雨、黒いすす、放射性微粒子になって降った放射性降下物からの放射線、(3)爆心地に近いところでは、地上の残留放射性物質(中性子線をあびて放射性をもった土や建物など)からの誘導放射線―の三つです。
 
 一・五以内で被爆した人は、主として(1)の初期放射線を浴びました。非常に高い線量を体の外からあびる「外部被ばく」によって、多くが亡くなっています。
  一方、遠距離被爆者は(2)の放射性降下物、後から爆心地に入った「入市」被爆者は(3)の誘導放射性物質によって、低線量ですが、やはり「外部被ばく」しました。 また、どの被爆者も呼吸や飲食で体内にとりこんだ残留放射性物質から放出された放射線で、集中的に「内部被ばく」していますという。

「エアロゾル」に係る記載(その8:放射性物質の微粒子径) 

 

  また、水爆といえばトリチウムを思い出しますが、

放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)(2013-05-19)の引例

ATOMICA
トリチウムの環境中での挙動 (09-01-03-08)
によれば、
「・・・
 1.地球規模でのトリチウム挙動
 トリチウムは自然界において常に生成されている。その主な生成場所は大気である。トリチウムは、大気上層において宇宙線の陽子中性子と大気を構成している窒素や酸素との核反応により生成される。この天然起源のトリチウムは、地球全体では生成と壊変が平衡した状態にあり、その存在量は約1.0~1.3EBq(エクサベクレル)(1EBq=1018Bq)と原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が推定している。地球環境中トリチウムの最大の発生源は、大気圏内核実験、特に1954年以降の水爆実験である。1963年の大気圏内核実験停止条約締結までに天然起源の200倍程度のトリチウムが放出されたと推定され、・・・」という。

  「放射能は怖いと思った。風に乗り、落ちた灰も海流に乗っていくんだから」という言葉も個人的には印象に残ります。

ちなみに、過去の核実験の記録によれば、
核実験実施事例
引用:
http://www.ctbto.org/specials/
1945-1998-by-isao-hashimoto/
(クリック 動画)

 <核実験実施状況>




 以下、本題から少しずれますが、個人的なメモとして記載しました。

放射性元素の質的な変化として、
「・・・<元素の存在形態に係る考察>
 海水中の元素はさまざま要因*によって、その存在形態が下図のように変わると思われます。
*各元素の化合物の存在形態は海(主成分:Naイオン、Clイオン)の温度およびpHに影響を及ぼす溶存酸素(O2)、溶存CO2、SOx、NOx、POxイオン、微生物などの共存状態によって変化すると想われます。
 
google画像検索から引用した海水中の微量元素の存在状態>
 
      詳しく見る>>・・・

 

量的な規模として、

既報水とはどのようにあるべきか(その2:純粋な水に含まれる汚染トリチウム水の重量換算はどの程度か?)
引例:http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/
kumagai/eac/ea/water.html
によれば、

トリチウムの天然での存在重量比*は 
H:D:
=99.984426(%):0.015574(155.74PPm):10-19
(0.0001ppq)

高感度の分析機器の発展で分析感度がppm(100万分の1)からppb(10億分の1)、ppt(1兆分の1)、最近はppq(1000兆分の1)まで登場していますという。
       ppm:parts per million     10-6
       ppb:         billion     10-9
       ppt:         trillion     10-12
       ppq:         quadrillion  10-15

と天然での存在量は途轍もなく極めて少量ですが、水分子(HO)に換算してその重量濃度(ピコg/L)で表示されていれば、トリチウム水は個人的にはわかり易いのでは?と勝手に妄想しています。

 今まで問題となったクロム、カドミウムなどはppmオーダーで問題となっていますが、トリチウム水はどのくらいなのだろうか?分かりやすくなると想われます。


地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その4:崩壊過程における放射線の違いに着目!)

2014-02-13 | 放射能被ばく・後遺症関連

'14-02-13投稿、追加・修正

 環境中に宇宙・太陽、地球内部から発生している放射能と比べて、原発、核実験・爆発、原発事故由来の放射能はたかだか半世紀から発生しはじめた人工的な環境放射能ですが、
地震・津波のみならず、内部被曝生態系異常気象など天変地異への影響についても杞憂しています。

既報にて、環境中の自然放射能および人工放射能について、さまざまな有用かつ貴重な情報を断片的に引用して記載してきましたが、その場限りの誤解、妄想、杞憂していた感想をより的確にするため放射能の壊変現象に着目して整理すれば諸悪に対する放射能の影響をより的確に把握できるのかと考えて、一部重複は承知ながら、放射能の壊変について、個人的なメモとして調べました。
関連投稿:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その33-1:放射能はどのように壊変していくのか?)(2013-02-10)
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その33-2:放射能はどのように壊変していくのか?)(2013-02-11)

 今回は放射能壊変に基づいて経時的に生成する新たな元素からの放射線の違いによって、今まで余り言及されていない?大地震、内部被爆による後遺症など諸悪の発現に影響があるのではないかと?

 すなわち、いつ発現するか因果関係不詳の訳の解らない地震のみならず、後遺症、異常気象・天変地異など諸悪の現象には、
 案外、このような環境放射能の崩壊過程の放射線種(α線、β(電子)線、γ線、紫外線、ニュートリノ)、放射線の波長(nm)、エネルギー(eV)の違いなど不確定要素が影響するのだろうか?

と妄想しています。

 例えば、大規模地震の前に環境放射能が低下する爆縮現象大きな地震の直前にガイガーカウンターのバックグランド計測値が一時的に異常に低くなる現象)の発現など測定可能なβ線、γ線とは異なる放射線種の影響???が推察されます。

ガイガーカウンターとは
goo辞書によれば、
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/35406/m0u/

ガイガーミュラー計数管 
放射線測定器の一。アルゴンなどの気体を封入した金属円筒を陰極、その中心に張った針金を陽極とし、高電圧をかけたもの。放射線が入射すると放電が起こり、その時の電流を増幅して計測する。1928年にガイガーとミュラー(W.Müller)が考案。ガイガーカウンター。ガイガー計数管。GM管。」という。

既報
放射化現象に係る記載(その2:放射線の測定方法)(2011-05-22) によれば、
表 放射線の検出方法と検出器   
   検出方法              検出器名          主な測定対象放射線
電離作用を利用するもの 
気体                          電離箱                    α線、β線、γ線
                                   GM計数管                   β線、γ線
                                  比例計数管                  中性子線
                              ガスフロー型計数管              α線、β線
固体                      半導体検出器                 α線、γ(X)線
励起作用(蛍光)を利用する物 
                    NaI(Tl)*シンチレーション検出器            γ線
                   ZnS(Ag)*シンチレーション検出器          α線    
                  プラスチックシンチレーション検出器         β線
                          熱蛍光線量計(TLD)               γ(X)線
              蛍光ガラス線量計      γ(X)線、β線、中性子線
写真作用を利用するもの  フィルムバッジ  γ(X)線、β線、中性子線
*) NaI(Tl) :タリウム活性化ナトリウム、本文中ではNaIと略している 
   ZnS(Ag) :銀活性化硫化亜鉛、ZnSと略記 


 ということで、放射能はどのように壊変していくのか?をレビューして
貴重な参考情報を整理して地震、その付随現象について妄想する糸口を得るために、
個人的なメモとして再掲しました。

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんこと及び重複を
予め断っておきます。

 以下、一部抽出して再掲します。

自然放射能の壊変例
 

引用を詳しく読む(クリック拡大)

 上図を整理すると
ウラン238→Ra226(α崩壊4.78Mev)→Rn222α崩壊5.49Mev)
Po218α崩壊6.00Mev)→Pb214β崩壊、γ崩壊
Bi214 β崩壊、γ崩壊)→Po214(α崩壊7.68Mev)
→Pb210(β崩壊、γ崩壊)→

 崩壊放射線種が経時によって変化します

参考:元素周期律表(クリック拡大) 

(クリック拡大)

  (google画像検索から引用)

 (クリック拡大)

  (google画像検索から引用)

極めて短い物理学的半減期でラドン~タリウムへは崩壊しています。

Poといえば、既報内部被曝に係る記載(タバコの中のポロニウムによる発癌性について)との関係を思い出します。周期表を詳しくみれば、安定化したPoはBi,Pbとその質量数が近い。

Pbといえば人々の健康をむしばむ重金属公害元素ですが、元を辿ればウランです。

 半減期
原子力エネルギー
「ウラン(U)、プルトニウム(Pu) アクチノイドと主な核分裂生成物の半減期」によれば、

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/sonota/study/aecall/book/pdf/siryou1.pdf

 

 放射線の性質(Weblio辞書より引用:図拡大クリック)

粒子線(素粒子)を除く電磁波(放射線)の波長
                (図拡大クリック)


                 ← 一般的な放射線 
           ←
広義な放射線
       
(google画像検索から引用)

 

放射能・放射線の単位
  
  
 (google画像検索から引用)

放射エネルギーの換算

 
  (google画像検索から引用)


宇宙線

 宇宙からの放射線によれば、
http://www.ies.or.jp/ri_online/index.html

1
秒間におよそ100個
くらいの宇宙線が私たちの体に当たっています。

(クリック拡大)

 素粒子
(クリック拡大)

 よく、放射線による人に対する後遺症は3年5年8年とか言われますが、放射線種、そのエネルギー状態が変化するため、生態に対する被曝の励起作用が異なることも妄想されます。

 一例として、細胞中のDNAが損傷するモデル図を励起現象の参考として引用しました。
エネルギー*の違いによって損傷のされ方、また酸素(O)と窒素(N)の励起準位(高さ)が違うことがわかります

 
          (google画像検索から引用)

* エネルギー=h ( プランク定数)×ν ( 振動数)

放射線のエネルギー(eV)


各種放射性元素の崩壊例

ポストさんてん日記[ 2011/06/09 (木) ]最新追記は2013/1/21
【改定】核分裂、放射線、ベクレル(Bq)とシーベルト(Sv)、人体への影響
ttp://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-52.html
(一部割愛・抽出しました。)

3.核分裂生成物などの放射性崩壊図、半減期、線量の測定

(1) 線量の測定難度  【簡単な順に】

γ線 固有のエネルギー(線スペクトル)により、核種も判定できる。
β線 複数の波長が連続して出てくるスペクトル(連続スペクトル)なので、それでは放射性核種を特定できない。
試料からその物質だけを分離精製した後、測定する。
分離精製操作などが必要であり、分析結果が得られるまで数週間を要する。
ストロンチウム90の測定方法
α線 分離して試料からプルトニムだけを抽出し濃縮後、アルファ線スペクトロメータ
(シリコン半導体検出器)で測定●プルトニウム、ポロニウムの測定方法
 
測定器の種類・検出下限値・測定時間など、別エントリーにまとめました。
 ●放射線線量計(測定器)、あれこれ(種類・検出下限値・測定(計測)時間など)

 (2) セシウム Cs137 の放射性崩壊図、半減期
  

 (3) ヨウ素 I 131の放射性崩壊図、半減期

 

 (4) ストロンチウム Sr 90 の放射性崩壊図、半減期 

 (5) ストロンチウム Sr 89 の放射性崩壊図、半減期

 (6) テルル Te129m の放射性崩壊図、半減期

  

 (7) 2項(1)の核分裂生成物 XとY
上記の他にも、次ぎの様々な物質がある。

 
(8) セシウム Cs134の由来、放射性崩壊図、半減期

(9) 銀 Ag110mの由来、放射性崩壊図、半減期

 
10) プトニウム Pu239 の放射性崩壊図
 



9.自然放射線による被ばく

 この部分は、追記して下記の単独のエントリーに纏め直しました。
 ●自然放射線による被ばく、ポロニウムPo-210 、カリウムK-40、ラドンRn-222
 カリウム K40、ラドンRn222、ポロニウム Po-210、鉛 Pb-210の崩壊図のみ、転記しておきます。
 
 
やはり、いろいろな崩壊放射線が発生するようです。

 


原発から700キロ 北海道の牛肉から「高濃度セシウム」が検出されたという。なぜ???

2013-10-04 | 放射能被ばく・後遺症関連

'13-10-04投稿、追加

 放射性物質による汚染マップから想像もつかない?北海道の牛肉から高濃度な放射能が検出されたという。

ゲンダイネット 2013年10月1日
原発から700キロ 北海道の牛肉から「高濃度セシウム」のなぜ?
(一部割愛しました。)
http://gendai.net/articles/view/life/144911

「北海道の東部、標茶町で生産された牛肉から放射能が検出されていたことが明らかになった。

 8月末に神奈川県衛生研究所の精密検査で分かったもので、2つのサンプルからそれぞれ1キロあたり56ベクレルと42ベクレルの放射性セシウムが検出されていたのだ。国の基準では100ベクレル以下の食品は安全とされるが、50ベクレル前後でも低くはない。

 13年4~8月の全頭検査では、9万9701のサンプルのうち、1キロあたり50ベクレル超から100べクレル以下は4つだけ。それが今回は2つとも高い数値を出している。

 福島原発から約700キロも離れた場所だ。影響は少ないはずなのに、いったい何が起きているのか。

 NPO法人「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏がこう言う。

「汚染した稲わらなどを食べた11年当時の汚染牛が冷凍で残っていたのか、産地を偽装したのか。いずれにしても、国の検査より高い確率で高濃度の数値が出たわけですから、検査の有効性が問われます」

 検査は暮らしの安全、安心の根幹だ。そこがズサンでは風評被害もなくならない。

「2つのサンプルがいずれも高濃度ということは、汚染牛は検査をすり抜けている恐れが高い。それなのにまだほとんどの食品で、検査は生産段階の1回で終わっています。これからは出荷前だけでなく、市場に出てからの検査も必要でしょう。そもそも、検査は使用する機械や時間のかけ方でバラつきが出ます。自治体によってもやり方が異なる。牛肉についても、根本的な原因がエサか水かなど究明を急がなければならない。風評被害を防ぐためにも、丹念で正確な検査が欠かせません」(「消費者問題研究所」の垣田達哉代表)

 原発事故から2年半。いつになったら消費者は安心できるのか。

 
関連記事

・・・                                  」という。

関連投稿:
「海水中に存在する微量元素」の変動要因(追加:環境放射能、大気汚染物質の影響)(2013-05-30 )

参考情報:

ナノハナ
放射性物質による汚染マップ
http://nanohana.me/?page_id=4580

参考投稿:
環境中の放射線量測定値のばらつき要因に係る考察('11-06-30~12-02-14)
各放射線の透過(影響する)距離の範囲
詳しく見る>>
放射線の種類 水中透過距離  エネルギー 
         
空気中
<粒子線>
アルファ線:  約0.04mm       1~10MeV
         
 (約10mm前後)
ベータ線:    約1~100mm      0.01~1MeV
          (約10mm前後)
中性子線   約100mm<      5MeV<
           (500mm<)

 ⇒汚染メカニズム解明の報道を期待します。

3.11震災当初はパニックを防ぐために、形式的にも放射能汚染対策とか検査基準を発足させましたが、実質的には仏つくって魂入れられない無策な状態が続いています。

既報漏洩放射能が太平洋の「海のホットスポット」をさらに拡大させるというが、トリチウム汚染の行方は?(2013-09-20) の引例(カレイドスコープ   Sun.2013.08.25 ) で指摘されているように、福島第一原発からの海洋に流れ出た放射能汚染水は、それほど薄められることなく、太平洋に「海のホットスポット」を作ってしまう、と各国の科学者が結論付けています。

彼らは、日本の政治家、官僚、学者たちを、密かに「無能のグズ」だといい始めています。
世界中から日本に対する怒りが爆発するでしょうという。

 本当は無能でないことを個人的には思っていますが、このような状況になったのは、原発トラブル収束に限られた関係者のみでやってきたことと、大多数の識者はアイデアがあっても、下手に危うきに近寄らずで、発言、提言をしなかっただけのことだろうと想われます。

 今回の事件は
3.11後、未曾有の放射能汚染につき、除染は進まず、汚染の長期化によって汚染地域で不安な日々を過ごしている人々の苦悩のみならず、遠く離れた北海道地区で牛肉汚染問題に対する対処が日本国中の人々が安心して生活できるかどうかの試金石となると想われます。

 規格値以下だからとりあえず大丈夫といっても、所詮規格値のもつ意味は人々の健康を衛る一種の基準。何が人々を放射能による内部被曝(必読)から救うのか?現状は不詳。

内部被曝による体内での被災>(クリックして拡大)

 (google画像検索から引用)
・微細な放射能微粒子を呼吸、飲料水、食物、ハウスダストなどからの吸引して蓄積
関連投稿:
内部被曝に係る記載(その1:「がん」以外の放射線被曝例)(2011-08-24)
 
ちなみに、
 環境放射能が減少せずに、むしろ、どんどん増加するのは、福島原発の未収束、放射能の拡散によるものですが、内部被曝からより的確に身を衛るためにも、放射能汚染度を把握することが必要となりますが、単に、環境放射線強度が世界標準以下だから問題ないという考えではなく台風ゲリラ豪(雷)雨突風などによって、飛散・沈積による再拡散を繰り返していることは自明なので、
 
 飲食料以外でも、エアコン、掃除機などで集塵された比較的粒子径の大きな粒子状の放射能を吸うことによって、患部に吸着され、容易に浄化されない場合に発生することが考えられ、ハウスダストに対しても注意することが必要か?

現状の全国通津浦裏の除染が上手くいっているのか?
はっきりした結論を得るためには的確な汚染度の評価が必要か?

 個人的には、エアコン、掃除機、焼却場の集塵を厳密に的確な計測器で測定したり、得られた粉塵を乳鉢などによって微細化して粒度調整して、放射能強度のデータを採ると測定誤差、測定値のばらつき*などに関する新たな知見が得られるのでは???と想われます。

 

  同じ放射能元素重量(例えば、 g/m2もしくはKg)でも

 例えば、が酸性雨などによってpH低下したため、放射能が水に溶けた後、単原子層で土・石・砂に再吸着したり、花粉、微生物(藻、細菌、ウィルスなど)に捕獲されていれば放射線量は如何様にも増加することはないか?

 最近、問題となっている「トリチウム」(β崩壊、電子線を放射)などは共存物質を励起して新たにエネルギーの小さな放射線を放出させていることもあるのでしょうか?

 要は、放射線種によっては、測定機種、高さなどによって、計測値・エネルギーが変動していることも推察されます。

 

 
 


      


【追加・再掲】 体内の放射能を浄化する食べ物に係る情報の紹介

2013-08-24 | 放射能被ばく・後遺症関連

'13-08-23投稿

 既報福島原発の遮水壁から海へ1日で300トンも漏れて汚染水対策に国費投入するという。ということですが、国税を使って政府主導での収束ですが、今まで通りではもっと被害が拡大して遅きに失するの感?あり。従来原発関係の地域・団体の支援に当てた懐から出る?ものかどうかも今後注目しなければならないと思います。今度こそは!との思いです。

 既報水とはどのようにあるべきか(その2:純粋な水に含まれる汚染トリチウム水の重量換算はどの程度か?)で記載しましたように、福島沖および停止中の原発周辺も含めた地域の放射能がどの程度か???? 現状、汚染の程度がよくわかっていません。 

 msn産経ニュース
対策は破綻状態 同型タンクから漏出も現実味
http://sankei.jp.msn.com/affairs/topics/affairs-15420-t1.htm

8.22 22:06

「東京電力福島第1原発で22日、地上タンクから新たな汚染水漏れの可能性が浮上した。同じ型のタンクは約350基あり、次々と汚染水漏れが出る懸念が拭いきれない。東電や国の対策も手詰まり状態で、タンクに貯蔵するという「最後のとりで」が崩壊した場合どうするか。先が全く見通せないでいる。

 原子力規制委員会の更(ふけ)田(た)豊志委員は21日の汚染水対策検討会で「他のタンクでも汚染水漏れが起きると考えなくてはいけない」と話したが、それがまさに現実味を帯びだした。

 問題はタンクから排水溝を通じて外海に直接つながっており、海洋汚染を防ぐ方策がないことだ。東電は再発防止へ、同型のタンクのパトロールをこれまでの1日2回から3時間ごとに改める方針を示したが、抜本的な漏(ろう)洩(えい)防止策はない。

 タンクに汚染水をためないことが一番有効な方法で、東電は山側から建屋に流れ込む地下水を汚染前にくみ上げて海へ放出する計画を立てているが、地元の不信感が高まり頓挫。汚染水から放射性物質を除去する装置も腐食が見つかり停止したまま。事実上、タンクによる保管しかないのが現状だ。

 もう一方の汚染水漏れである地下水からの海洋汚染も防ぎ切れていない。・・・」という。

 施工業者の弁償金も大変なものになるのだろうか??

福島原発の地下水中のトリチウム除去は原理的には可能という!(2013-08-17)が提案されていますが、現状それどころではないことが判明。

 この先、想定外の地震などによってタンクが破損して全量??放射能が流出したら、海流に乗ってどこまで行くのやら?見当がつきません。

 万一、もしそうなったら、福島県漁連が心配している福島沖のみならず、排他的経済水域の海産物が大量に汚染されることが心配されます。

 そのようなものを接収した場合、現状、何を根拠に気を付けるのかといっても、医学的に後遺症に対する理論だった説得力のあるデータもないし、現実的にはチェルノブイリの被曝との比較、2分している内部被曝の理論「ホルミシス」と「ペトカウ」効果)を理解して、経済的に負担にならないように、できるだけ放射能汚染していないもの、もしくは汚染していないことを前提として体内の放射能を浄化する食べ物をを選んで食生活するしかないと思っています。

 しばらくすると3年になりますが、内部被爆による後遺症はその人の年齢、体質などによって異なり、既報で引用記載したように、後遺症3・5・8年潜伏期を経て、近未来に発症するのか?または、数十年後にその影響が出るのか?よく解らないのが現状なのか?と、大地震・津波による被災と同様に杞憂しています。
 トリチウムは水なので、もし後遺症が発症すれば、その災害規模は広範になるのだろうと推察されます。

 <各種放射能による内部被曝>

←クリック拡大
 (google画像検索から引用)

 食品に含まれる放射能は今まで以上に警戒して、自助努力も怠ることができません。

 今回は知らず知らずに、摂取するやも知れないトリチウムなど放射能による内部被爆による後遺症から身を守るためどのようにしたらよいかという最近の参考情報の紹介および既報にて整理した放射能から身を守るためにはどのような食品を食べたらよいかという記載を再掲しました。
参考関連投稿:
内部被曝に係る投稿(追加更新 '12-05-12~12-31)


(.新たな参考情報)
高山清洲・世界平和 人類みんな兄弟http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666

 (一部抽出しました。)

 放射能物質から家族を守る為に、母親が注意する食品3 !http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/aedaa749e9d2ec7657602d68cecaeade

 「食品の放射能対策

放射能汚染された危険な平成23年度の国産小麦、国産大麦、国産大豆が、流通しています。

朝食用のシリアルや納豆、麦茶などから続々とセシウム検出の報告が相次いでいます。

食品の安全性を確認する!

 1.牛乳、肉

 牛乳と魚、原発近くの食材を避ける

産地を表示しないスーパーを避ける

・・・(後略)」

放射能物質から家族を守る為に、母親が注意する食品2!http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/534109dbaa8afa46fe5ccf2dd7caaa80

 

「食品からの放射線被害を防ぐ22の心得!

  関東圏の食品は、汚染されていますが隠ぺいされています。

 

つまり、汚染の数値を故意に低くしていますので、摂取してはいけません!

 放射線防護の仕方(食品編)1

 ・・・(後略)」

 

放射能物質から家族を守る為に、母親が注意する食品!
http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/32b10896eb74799e53293d75749d06e8

 放射能と農薬をふんだんに含んだ乳製品は、もはや毒!

 ・・・(後略)」

 

⇒事実なら、食べるものがなくなりますね。選んで食品を購入すれば、お金がかかりますね。

 

 

(再掲開始)

環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その15:体内の放射能を浄化する食べ物)(2012-02-25) 

 

今回は汚染されていないものを前提にして適量摂取によって体内の放射能を浄化する食べ物に係る記載を調べました。

より厳格な食品、産業廃棄物などの正規の放射能含有基準を決めたとしても、所詮、「零」ではないので放射能被曝に対する適切なる防護、および体内にいかに滞留させないように、免疫性を高めて、後は生物学的半減期に任せるしかないと思っています。詳しく見る>>

 ・・・(中略)
  


ヒマラヤ企画
放射能から体を守る食べ物
「・・・放射能を取り込まない、取り込んでも排出しやすい体を作るという食べ物について調べてまとめました。・・・

 放射能から体を守るには、口に入れないのが一番ですが、完全に口に入れずに生きるのは残念ながら難しそうです。それに、私もそうですが、すでに食べてしまった覚えが相当ある方もいらっしゃると思います。くよくよして免疫力を下げるよりは、食べてしまったものは仕方ないと開き直って、取り込んだ悪いものを排出しやすい体づくりをするのがよいようです。

また、放射能に汚染された食べ物を食べないように気をつけすぎていると栄養のバランスが偏って、結果放射能を蓄積しやすい体になってしまうそうです。体が勘違いして取り込みやすい放射性物質とその性質を知って、もし口に入ってしまっても体に吸収されないように予防することも大事です。

 大雑把にまとめると、

放射性セシウムとストロンチウムを吸収しないためにカリウム、カルシウムを多く摂る

体内に入ってしまった放射性物質を早く排出するために、ペクチン、水溶性食物繊維、酵素を多く摂る

何かの栄養素を一度にたくさん摂るよりは、日々のバランスの良い食事と適度な休息で体調を万全にしておく

 

が大事なことのようです。(※すべて汚染されていない食品が前提です。買い物の時気をつけること(放射能を家に持ち帰らない)放射能を減らす食品下処理法もあわせてご覧ください)

 

さて、体が勘違いして取り込みやすいのは

 放射性ヨウ素→ふつうのヨウ素

  • 放射性セシウム→カリウム
  • ストロンチウム→カルシウム

 です。体に取り込まれる前に先回りして、これらのミネラル類で体を満たしておくことが大事です。

 た、体に蓄積する主な放射性物質は主に以下のようになっています。半減期が長くても、体内から早く汗や排泄物として代謝できると、影響は少なくて済みます。

 皮膚
クリプトン85(物理学的半減期約11年)

甲状腺
ヨウ素131(物理学的半減期約8日。8割が取り込まれずにすぐ排出される。甲状腺での生物学的半減期は約120日。その他の臓器で約12日)


プルトニウム239(物理学的半減期約 24,000年)

肝臓
コバルト60(物理学的半減期約 5年)
セリウム144(物理学的半減期約 284日)

腎臓
ウラン(物理学的半減期を迎える前に寿命) 
ルテニウム106(物理学的半減期約1年)

生殖器
セシウム137(物理学的半減期約30年、約70日で代謝?)
プルトニウム239(半減期24,000年)

筋肉
セシウム137(物理学的半減期約30年、約70日で代謝。チェルノブイリの追跡調査では被爆後筋肉の癌が増えたという報告はない)


ストロンチウム90(物理学的半減期約29年。生物学的半減期約49.3年。摂取量の1〜2.5割が骨に移行)
ジルコニウム(物理学的半減期約64日)
プルトニウム(物理学的半減期約を迎える前に寿命)
ラジウム226(物理学的半減期約1,620年)
炭素14(物理学的半減期約5,600年)・・・

 

近いうちに実際の献立やレシピ、あと掃除や洗濯のこともまとめる予定です。(まとめました→放射能を身の回りから減らす掃除について放射能と衣類、洗濯、お風呂など

 

全般

どの食品も、注意深く選んで買い下準備しておく

高カリウム、高カルシウム、高ペクチン食がいい

ストレスを減らす、規則正しく暮らすなどして免疫力が下がるようなことをしない

酵素が大事。
放射性物質を取り込む→放射光を出す→放射光が細胞やDNAを傷つける→細胞が癌化する→酵素があれば癌細胞を修復する ので。

便秘に気をつける。体によいものを摂っても腸にずっと老廃物が溜まっていればそこで放射線を出し続ける。腸を整えて、老廃物の体内滞在時間を減らす。乳酸菌、食物繊維、発酵食品を多く摂る。・・・

 

ヨウ素

放射性ヨウ素が甲状腺に取り込まれるのを防ぐため摂取する

大人の体に25mg存在し、乾燥昆布に含まれるヨウ素は2〜4mg/gと言われる

成人の一日の必要量は0.15mg。許容限度量は3mg。・・・

昆布やわかめ、魚、塩、味噌などに多く含まれる・・・

 

カリウム

 放射性セシウムが体内に取り込まれるのを防ぐため摂取する

人の体内には4000Bqの放射性カリウムがある。カリウムの多い食品には放射性カリウムも多いが、体内のカリウム量は大きく変化しないように代謝で調整されるので、食品の放射性カリウムは特に気にせず食べればよい・・・

パセリ、豆味噌、こんぶ、バナナ、メロン、アボカド、ホウレンソウ、ザーサイ、納豆、きゅうりのぬか漬け、里芋、モロヘイヤ、にんにく、にら、しそ、あゆ、さつまいも、大豆、あずき、魚類、肉類、ベーキングパウダー、ひじき、インスタントコーヒー、切り干し大根 など に多く含まれる・・・

 

カルシウム

 ストロンチウムが体内に取り込まれるのを防ぐため摂取する。

 良質なタンパク質を摂取すると、カルシウムの吸収率を高める。また、ビタミンDを多く摂るとカルシウムの吸収が高まる・・・

 過剰に摂取すると有害。1日1000mg程度がよい。・・・

 桜えび、チーズ、しらす干し、油揚げ、しそ、大根の葉、豆味噌、ごま、あゆ、パセリ、モロヘイヤ、牛乳、小魚、海藻、大豆 など に多く含まれる・・・

 

水溶性食物繊維

  水溶性食物繊維は重金属イオンを吸着するので、セシウム等の排出を促進する。

 ペクチン、アルギン酸、グアーガム、グルコマンナンなど

 エシャロット、かんぴょう、抹茶(粉)、にんにく、ごぼう、納豆、レモン、カレー粉、ピュアココア、唐辛子、切干大根、海藻のヌルヌルした部分 など に多く含まれる・・・

 

ペクチン

 放射性物質を排出する作用がある

水溶性食物繊維の一種。腸内の乳酸菌を増やし、有害物質の排出を促す

ペクチンは放射性物質以外のビタミンやミネラルも排出する作用があるので注意。サプリメントで摂取する場合は、マルチビタミンやマルチミネラルと併用する。・・・

りんごペクチンがセシウム137の排出を促す

あまり熟していないりんご、すもも、いちご、さくらんぼ、レモン、オレンジ、柑橘類の皮、にんじん、パプリカ、なすび、西洋かぼちゃ、あんず、スイカ、グリーンピースなどに多く含まれる。ジャムにできる果物はすべてペクチンが入っている

  • 各食品の可食部分(皮や種を取り除いた部分)100gあたりに含まれるペクチンの量
    グリーンピース 2.5g、パプリカ 0.6g、じゃがいも 0.5g、なすび 0.4g
    りんご 1.2g、すもも 0.9g、桃 0.7g、オレンジ 0.6g、ぶどう 0.6g(詳細はベラルーシの部屋ブログを参照)・・・

 

ビタミン類

 放射線障害の前に摂っておくことが大事らしいが、ビタミンの錆びやすさ(電離のしやすさ)で、細胞やDNAの身代わりになってくれる(防衛医科大の実験では放射性物質の投与ではなく放射線の照射が行われているようです。今私たちが相手にしているのは放射性物質で、一時的な放射線の照射とは性質が異なります。放射性物質は常に放射線を出しているので、どんなタイミングでもビタミンを摂取しておくとより安心そうです)

食材を放射能を減らすやり方で処理した場合は、カリウムやビタミンB群などの水溶性の栄養素も失われるので、それを補う。

水溶性ビタミンのビタミンB1はインスタントラーメン、青のり(乾)、豚ヒレ肉、大豆(乾) など、ビタミンB2はドライイースト、レバー、うなぎ など、ビタミンB6はにんにく、酒粕、とうがらし などに含まれる。・・・

 

鉄分補給

 体内の鉄分が不足しているとプルトニウムが蓄積されやすくなる。プルトニウム消化器官からは吸収されない。呼吸器官から吸収・蓄積されると肺がんの原因になる。プルトニウムは30kmは飛ばないらしい。原発から30km以上離れたところに住んでいるひとは、それほど気にしなくてもいいらしい。

青のり(乾)、ひじき(乾)、きくらげ(乾)、レバー、パセリ、豆味噌、しじみ、抹茶、ピュアココア などに含まれる。

 

酵素

 放射能の影響で傷つけられ癌化する細胞やDNAを修復する効果がある。放射能が身近に(あるいは体内に)あると、体は修復のためにどんどん酵素を消費するので、どんどん補ってやる必要がある。

酵素は生の食品、果物(特にパパイヤ、パイナップル、いちご、キウイなどに多い)や野菜(特に発芽野菜に多い)、玄米、発酵食品(ぬか漬け、納豆、味噌など。味噌については下の味噌の項目参照)に多く含まれる・・・

 

乳酸菌

 腸を整えるために摂る

体によいものを摂っても腸にずっと老廃物が溜まっていればそこで放射線を出し続ける。腸を整えて、老廃物の体内滞在時間を減らす。乳酸菌に限らず、食物繊維や他の発酵食品も多く摂る

ヨーグルト、甘酒、漬物などに豊富・・・

 

具体的な食品について
あちこちでいいとされている玄米、塩、味噌について、また、他の栄養豊富な食品や、避けるべき食品について。

 

玄米

 発芽させてから炊くと、消化しやすくなる

 胚芽の部分に農薬を貯めやすいので、無農薬有機栽培のものを選ぶとよい

 手に入らなければ、玄米を水に浸すとき昆布を1切れ一緒に入れておくと農薬の害が軽減されるらしい

 酵素、食物繊維(不水溶性が2.3g/100g、水溶性が0.7g/100g)が豊富

 今年収穫分からは、ストロンチウム、セシウムは穀類の籾、玄米の胚芽に多くつくため産地に注意して選ぶ。精米すると多くは除去できる(→放射能を減らす食品下処理法 も参照)・・・

 

その他 

  • 食べ物の陰陽を意識して食べる。放射性物質は極陰性と分類される。バランスをとるために陽性の食品を摂る。豆味噌は陽性。 → 参考:食べ物の陰陽(食べ物の陰陽分類は古くから培われてきた知恵です。ただ、最近登場した放射性物質が極陰性に分類されている根拠について調べたところ、反論記事を見つけましたのであわせてどうぞ)
  • 液体ゼオライト(沸石を含む液体飲料)の飲用・・・
  • アルギン酸。海藻に含まれる多糖類。食物繊維の一種。海藻のヌルヌルした部分に含まれる。・・・」詳しく見る>>

    (転載終了)」とのこと。

(再掲終了)

⇒今後、参考情報とお再掲情報を照合して、経済的にも負担にならないで、体内の放射能を除去するためにはどのようにするべきか、個人的メモしましたが、勉強しましょう。

 トリチウム(H3;三重水素)、カリウム(K40)などはどのようにすればよいのでしょうか?今後の問題です。

 

 

 

 

 




水とはどのようにあるべきか(その2:純粋な水に含まれる汚染トリチウム水の重量換算はどの程度か?)

2013-08-23 | 放射能被ばく・後遺症関連

'13-08-22投稿

 福島原発から海に漏洩しているトリチウム水は既報 トリチウム水の環境への影響に係る記載 2013-03-24の引例
ATOMICA
トリチウムの生物影響 (09-02-02-20)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-02-20
によれば、

 トリチウムはトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され人体にはきわめて吸収されやすい。また、有機結合型トリチウム(OBT)はトリチウムとは異なった挙動をとることが知られている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。・・・ トリチウムは水素の同位体で、最大エネルギー18.6keVで平均エネルギー5.7keVという非常に低いエネルギーのβ線を放出し物理的半減期は12年であるという。

 ということですが、どの程度有害かどうか?現実的にはわかり難く、またトリチウムはもともと自然界に微量存在していることも事実ですが、長年、気がつかず汚染した飲料水を飲んでいたとしてもその後遺症については定かではないと思っています。

 20世紀の夢のエネルギーともてはやされた原発も一度事故が起って環境中に放出されたトリチウムなど、この先何十年とも杞憂と妄想の世界で生活しなければならないのだろうか?とあきらめの境地の方もいると思われます。

 一方では環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その19:「ホルミシス」と「ペトカウ」効果について)(2012-02-05)で記載しましたように、環境中の放射能、放射線の生体への影響として、
古くから「ホルミシス」効果「ペトカウ」効果が言われています。

Wikipedia記事検索によれば
ホルミシス効果(hormesis)とは、
「生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量かつごく一時的であれば逆に良い作用を示す可能性のある生理的刺激作用のこと。・・・」
のように、個人的には「酒は百薬の長」の類と同様に、その摂取量如何によっては猛毒ともなり命を落とすこともあると思っています。

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 トリチウム汚染水についても通常の水(H2O)と重水素水(HDO)、いわゆる問題となっているトリチウム水(三重水素水 HTO)を高感度に分析して、重量組成比で把握できれば、万一、後遺症が発生した場合の参考になるのでは?と思っています。放射能は測定方法、位置などによって誤差が生じ易いのでは???と、また、一般的には水の中に有害物質が混入している場合、重量換算して組成比で判り易く、表示することが望まれます。

 

関連投稿:

トリチウム水の環境への影響に係る記載を調べました。

2013-03-24

 要するに通常飲用している水にどのくらい含まれているのか?と思っています。

詰まるところは、放射能の単位ベクレル、シーベルトなどは一般人には理解しがたい表現?でその含有量の大小を示しているため?かと個人的には思っています。

 クロム、カドミウム汚染のように、化学組成の重量比(・・・、PPM、PPB、PPT、・・・)もしくは重量含有量(・・・mg/L、μg/L、ng/L、pg/L・・・)で表示して報道すれば紛れが少ないのでは?と想われます。

 

 

 今回は、化学分野で「きれいな水」とはどのようなものか原点に立ち返って、解説されている情報を調べました。

「きれいな水」
引用:http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/kumagai/eac/ea/water.html

(一部割愛しました。)
1.始めに
 化学的には当然HOを意味しますが狭い意味では液体の水、英語ではWater、気体の水は水蒸気steam(vapor)、固体の水は氷iceと呼ばれ物質の3つの相各々に名前がつけられています。
酸素1原子と水素2原子からなる水分子は水素原子が(+)に酸素原子が(-)に分極するため様々な物質を、特にイオン性物質をよく溶かす性質を持っています。適度なミネラル分を溶かすことで人にとっておいしい水にもなり、有毒な化学物質を溶かすことで生命を脅かす元ともなります。身の回りにに見られる水にはどんなものがとけ込み、またどのような方法できれいな水、化学的に純粋な水が造られて科学技術の進歩に貢献しているかを考えてみます。

古代の元素観と水
 万物の根源となるものが水であると最初に言い出したのはギリシャのミレトス野賢人タ-レス(BC640?-546)であると言われている。その後エンペドクレス(BC490-435)やアリストテレス(BC384-322)は空気、水、土、火の4つが物質の基であると考えた。古代インドでは「四大」と称して地(堅)、水(湿)、火(温)、風(動)の4つをそれぞれのもっている性質と対応させて考えていたし、中国では「五行」として木、火、土、金、水のそれぞれを基と考えていた。

水の性質   
 無色・無味・無臭の液体で融点0℃、沸点100℃(1atm)3.98℃で最大密度0.999973g/cmをもっています。
Oの分子式で表される様に酸素1原子と水素2原子からできています。天然には水素の同位体として1H,2H(D),3H(T)が存在し、酸素の同位体として16O,17O,18Oが存在するため組み合せを考えると実に18種類の水が存在することになります。

  水素のうちH(T,トリチウム)は半減期約12年でβ崩壊してHeとなる放射性同位元素ですから9種類は放射性の水です。
トリチウムは大気上層部で宇宙線により絶えず作られていて例えば 14N(n,H)12Cなどの反応。地球上で1kg程度しかないので全く気にする必要はありません。DOで表される重水は融点3.82℃、沸点101.42℃、密度は25℃で水の1.107倍あり、11.6℃で最大密度を示します。この重水は水の電気分解で残液中に濃縮されることより作られます。

1932年アメリカのユ-リ-により初めて重水の分離が行なわれました。大規模には硫化水素と水との同位体交換反応なども使われます。
       HOH(l)+HSD(g)=HOD(l)+HSH(g)  K=1.01

 重水はウランの核分裂時に発生する速い中性子(秒速2万km/s程度)を熱エネルギ-程度(2.2km/s)の遅い中性子までに減速させる場合に中性子を吸収しやすい軽水よりも都合がいいので原子力産業や、核研究で良く使用されています。
 この重水、試薬としても使われていて99.75%の純度で100g2万円程度、100.00%程度の純粋なものでは10g1万数千円と純金と同程度価格で水としては最も高価なものといえます。最近のミネラルウオ-タ-と比較しても5000倍も高価です。

16O:17O:18O=99.757:0.039:0.204

H:D:T=99.984426:0.015574:10-19

自然界ではH16Oが99.76%,H18Oが0.71%,H17Oが0.037%,HD16Oが0.032%含まれています。
HD18Oが6x10-5%,HD17Oが1x10-5%,D16Oが1x10-6%と非常にすくなくなってきます。
単純に水といってもこの様に同位体の混合物で100%H16Oの水は極特殊な研究目的以外使われることはありません。

水は質量の単位の基
フランス革命の制度改革の一環として始まったメ-トル法では質量の基準に水が選ばれました。有名な化学者ラボアジェはこの時に定められた暫定的メ-トルに基づいて、約4℃での10cm立方の蒸留水の質量を精密に測定しました。ラボアジェは王政時代に徴税  請負人をしていた為革命政府に捕らわれ、獄中より実験室に通い、測定終了とともに処刑されたと伝えられています。現在はラボジェや彼に続く研究者の測定を基としてキログラム原器が質量の単位となっています。

水は温度の単位の基
水は温度の基準にも用いられており1気圧下での融点が0℃、沸点が100℃、水の三重点が絶対温度で273.16K(0.01℃)と決められている。

水は熱量の単位の基
熱量の単位も比較的最近まで水1gの温度を14.5℃から15.5℃まで上げるのに要する熱量としてcal(カロリ-)と呼んでいた。現在は仕事の単位であるJ(ジュ-ル)が熱量の単位として用いられ1cal=4.186Jとなっている。

3.自然界での水の存在
水は私たちの生活温度に極めて近い温度(1気圧0℃)で水~氷の変換し、その時大量の熱を吸収又は放出して温度変化に対して緩衝的に働きます。水のほとんど無い砂漠地帯では60~90℃位まで上昇することが知られているし、また南極では-88℃まで気温が 下がったこともあるが南北両極地でも海洋の温度は-2℃位しか下がらないし赤道下の熱帯でも水温は35~36度以上には上がりません。

生物は水環境から生まれてきたこともありその生活は水の特性に大きく助けられています。例えば水は4℃で最大密度を持ち、氷になると9%の密度の減少するため外気温が下がっても底部に4℃に近い水が残り、熱の伝導能力の小さいこともあいまって生物の生存に役だっています。人の体重の約66%は水であり、赤ちゃんの場合は約80%にも達する水は正に生物にとって命の水であると言える。
さて、地球上のほとんどの水は海水として存在しその量は約1.32×1021L、地球上の天然水の97.2%を占めています。その他に陸水(河川,湖沼,地下水)、極地方の氷として、また気圏の水蒸気、雲さらに地下水などとして存在します。・・・

 

水に溶け込んでいる物質の例
 水には様々なものが溶け込みます。水に溶け込んでいるものとしては大きく分けて次の3つがあげられます。

 

  1. 固体微粒子(懸濁状シリカ、重金属酸化物)、コロイド状物質(コロイド状シリカ、重金属水酸化物、有機物)、溶存高分子物質、生物(細菌類、藻類) 
  2. 低分子電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム、その他金属陽イオン、塩化物、硫化物、硝酸塩、その他陰イオン)
  3. 低分子非電解質(溶存酸素、溶存窒素等)

 

 その中でも特に電解質(各種イオン類)を良く溶かします。 

 

陸水中に含まれるイオンの平均的含有量は
         Ca2+>Na>Mg2+,HCO>Cl>SO2-の順であり、多くは大気中の二酸化炭素の溶解でpH5.5~6.5となっています。

Water's Path(純粋な水への道)
  私は化学を専門としているので研究室で日々純粋な水を使用して試薬を調製しています。またハイテク分野では半導体の洗浄に超純水が使用されています。この水がどの様な道筋を経て作られているかを考えてみたいと思います。

 比較的純粋な蒸気となった水が上昇気流にのって雲になり、雨となって降って来る間にレインアウト(雨の核として取り込まれる)やウオッシュアウト(降下する雨滴に取り込まれる)を経て空気中の無機・有機微粒子やCO2ガスを吸収しpH5.6程度の弱酸性となります。大気汚染の基となるNOxやSOx等の酸性ガスが存在するときは更に酸性となることもあります。
       この降水の化学的組成の平均値はppm単位で
       Na 1.1、K 0.26、Mg 0.36、Ca 0.97
       Cl 1.1、F 0.089、S(硫酸+硫黄) 1.5
       Si(珪酸+ケイ素)0.839、Fe 0.23 Al 0.11
       P(燐酸+リン) 0.014となっている。

日本の年間降水量は平均1750mmでこのうち1/3は蒸発により空に戻り、残り2/3の内約40%は全く利用されずに海に流れ去る。
上水道、農業用、工業用に利用されるのは10%強である。
さてこの雨は川となって流れ、一部の水は地下水となって浄水場に集められます。この過程で各種の無機・有機イオン類や固体微粒子、細菌、藻類が混入してきます。
もし川の水が良質であれば1日4~5m砂の層に通すだけの緩速漉過を行ない塩素殺菌するだけでも十分飲用水として使えますが、残念ながらそのような川は少なく、硫酸アルミニウムなどの凝集剤を加えて鉄やマンガン等の不純物を大型の浮遊物とし、沈降分離する必要があります。その後1日120~150mの急速漉過方式で浄水します。その後病原菌・大腸菌等の消毒のため通常塩素殺菌が行なわれます。この塩素殺菌のため水道水はカルキ臭いといわれ、最近のグルメ指向もあって名水ブ-ムを生む基となっています。  この名水ブ-ムで各地の湧水が注目され美味しいと評判ですが見かけが澄んでいて飲んで美味しく感じられても大腸菌やフッ素、ヒ素その他の有害物質が含まれていることもあり注意が必要です。
井戸水を調査した結果、かなり広範囲にトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1-1-1-トリクロロエタン等の含塩素有機溶剤が検出され問題になっています。これらの物質は揮発性が大きいので河川では気散により急減しますが、地下に浸透するといつまでも残留する性質があるためです。
       ここまでの過程でやっと水道水が得られたわけです。

美味しい水
 最近日本の水道水まずくなりましたが海外の水と比べるとまだまだ捨てたものではないようです。
水を美味しくする成分として

  1. ミネラル これはカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、マンガン等で30~200mg/L、特に100mg/l程度がよいといわれています。
  2. 硬度  これはカルシウム+マグネシウムの量で10~100mg/L、中でも50mg/Lが良い。
             日本の水道の硬度は20~80mg/L程度で良好な値です。
  3. 炭酸ガス  1l中3~30mg
  4. 溶存酸素  5mg/L以上が望ましい。
  5. 水温    10℃~15℃

水をまずくする成分

  1. 過マンガン酸消費量  これはフミン酸などの水中の有機物の量を表し3mg/l以下が望ましい。
  2. 嫌な匂いをつける物質 フェノ-ル類、シクロヘキシルアミン、ジオスミン、ジメチルイソボルネオ-ル(かび臭い原因)、硫化水素、残留塩素、油
  3. 嫌な味をつける物質 塩化物イオン、鉄、銅、亜鉛

海水から真水を作る
  日本では大体上記の過程で飲めるていどの水が作られていますが、海外では海水から真水が生産されているところがあります。
海水は河川や湖沼の水と異なって約3.5%もの塩類(大部分はNaCl)を含んでいるため脱塩操作が必要になります。
       この脱塩には 1.蒸留法 2.逆浸透法 3.電気透析法(イオン交換膜法) 4.イオン交換樹脂塔式法 等があります。

1.蒸留法 実験室で使用する水の場合はこの蒸留法が良く用いられています。大規模プラントでは凝縮熱の回収を行なって熱効率をあげるなどしています。この方法は中東あたりのエネルギ-資源の豊富な所で良く用いられています。
水の蒸発熱は100℃で539calなので20℃の水1gを蒸気にするには619cal(2590J)の熱量が必要で凝縮熱の回収を行なったとしても大量の水を得るには適切ではないので大量に造水するプラントでは多段フラッシュ蒸発法が多く使われています。
これは加熱した海水を圧力を下げた容器の中で多段でフラッシュ蒸発させるもので、蒸気が凝結する際の熱を回収して熱効率を上げています。

2.逆浸透法
 イオンは通さないが水は通す膜を半透膜と呼んでいます。この半透膜を介して真水と食塩水をおくと真水が食塩水にしみこみます。逆に、例えば酢酸セルロ-スに処理をおこなった膜などで、塩水に圧力をかけると半透膜を水だけが通過してきて真水が生産できます。
  この方法は必要エネルギ-が少なくて済みます。逆浸透モジュ-ルはホロファイバ-(中空糸型)やスパイラル型等を用いています。

3.イオン交換膜を利用した電気透析法
 海水中には電気を運ぶイオンが溶け込んでいることを考え、水槽に陽極、陰極の電極をいれ、陽極側に陰イオン交換膜を陰極側に陽イ       オン交換膜をおいて水槽を3室に分けて電圧を加えると、海水中のイオンが各々移動し、2つの膜に囲まれた部分に脱塩水が出来ます。
  この方法は蒸留法より電気代が少なくて済みます。またこの膜を組み合わせて脱塩すると塩の濃縮もでき、食塩製造もできます。本来  は海水濃縮に適した方法で日本では真水の生産目的より食塩生産の目的でこの電気透析法が用いられています。

4.イオン交換樹脂塔式法
 陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂とを混合した塔に海水を通じると陰イオンはOH-に交換され陽イオンはH+に交換されて結果
 として脱塩水が生成します。3の電気透析法とこのイオン交換樹脂法共非イオン性物質は取り除けません。
NaClとの反応は次の通りです。
       陽イオン交換 R-H  + Na  = R-Na + H
       陰イオン交換 R-OH + Cl  = R-Cl + OH
       H  +  OH  = H
       イオン交換の結果水が生じます。

 日本のメ-カ-による脱塩プラント(1984年)では多段フラツシュ法が95.4%、逆浸透法が3.3%、電気透析法が0.45%となっています。イオン交換法は大規模なプラントでは使われていません。

超純水とは
  最近はオゾン層破壊の問題もありエアコンや冷蔵庫等の冷媒として、また半導体の表面洗浄剤として使用されてきたフロンガスが使用できなくなり、多量に使っていた半導体分野では代わって超純水が洗浄剤として使われています。しかし水はその特性上各種の物質を溶かしこみ、洗浄の際に0.数μmといわれているメモ-リ-等の基盤上の溝に不純物を残し、製品を駄目にしてしまいます。
1Mビットでは1μmの加工線幅でしたが4Mビットでは0.8μm、16Mビットでは0.5~6μmとなり、除去すべき粒子は線幅の1/10の0.05μmとなってきています。この問題を解決キる一助となる超純水の試験方法が日本工業規格に最近定められました。(JIS K0550~K0556)

超純水の作り方
 最初に超純水と呼べるものを精製したのはドイツの物理学者コ-ルラウシェで連続42回真空蒸留を行なって水の電気伝導度を測定したところ3×10-8Ω-1cm-1(18℃)を得たと言われています。現在では理論値の5.45×10-8Ω-1cm-1(25℃)程度の水が得られており、この値は同じ断面積の銅線を地球3500周するだけの抵抗であり、非常に電気を通し難いことが分かります。水が電気を通すのは不純物として溶け込んでいるイオンの為で天然水の中では雨水が最も伝導度が小さく1×10-5Ω-1cm-1(25℃)程度、地下水は5×10-5~3×10-4Ω-1cm-1、河川水の多くは1×10-4~5×10-4Ω-1cm-1程度、海水は3×10-2Ω-1cm-1程度です。原子炉やボイラ-ではかん石が沈着するのを防ぐため1×10-6Ω-1cm-1程度の水が使用されています。しかし伝導度測定だけでは水に溶解している非電解質や水に不溶性の微粒子の存在を知ることができません。
 先端技術分野、例えば半導体分野のLSI製造(1Mbit程度)では通常の純水では不十分で1gあたり0.1μm以上の微粒子が数個以下、微生物・細菌は100g当たり数個以下という超純水が必要とされています。これは不純物濃度にすると1ppq以下となり、非常に純度が高いことがわかります。

 水を精製する方法は原理的には海水の淡水化の方法が使用できるわけですがそのままでは超純水は製造できません。
蒸留法にしても容器からの汚染を防ぐため石英製の2段蒸留器を使用したり、沸騰の際の飛沫汚染を防ぐため非沸騰式蒸留器を使います。イオン性の物質はイオン交換法で殆ど除去できますがミクロの微粒子については適当なフィルタ-を用いる必要があります。所謂メンブランフィルタ-とかウルトラフィルタ-とか呼ばれているもので一般的な粒子除去用、細菌除去用としてはニトロセルロ-スやセルロ-ス混合エステルを有機溶媒用には再生セルロ-スが用いられている。例えばミリポアフィルタ-では孔径は0.025μm~14μmと除去目的の粒子の直径を選ぶことができます。ウルトラフィルタ-では機械的強度を保つために多孔性フィルム上にコロジオンやニトロセルロ-スの薄膜を積層させて製作し、1~10nmと分子量が百数から数十万の蛋白質等の有機物の分離除去が可能です。最近はさらに高機能性の分離膜が開発され高純度の水が得られるようになってきました。このろ紙は中空糸膜フィルタ-として使用されています。

       半導体分野で要求される超純水の水質
 

 項目 抵抗率(MΩ-cm) 微粒子(個/ml)>0.1μm >0.07μm >0.03μm 生菌(個/l) TOC(μC/l) シリカ(μg/l) Na (μg/l) Fe (μg/l) Zn (μg/l) Cu (μg/l) Cl (μg/l) 溶存酸素(μg/l)
現状 >18.0 <5 <5 <10 <3 <0.1 <0.1 <0.1 <0.1 <0.1 <30
16Mビット >18.1 <10 <5 <5 <1 <5 <0.5 <0.05 <0.05 <0.05 <0.05 <0.05 <5
64Mビット >18.2 <10 <1 <1 <0.1 <0.01 <0.01 <0.01 <0.01 <0.01 <1

超純水の保存
私が学生の頃は純水(蒸留水)は銅製の蒸留釜を使った自動蒸留器でしたがその後硝子製蒸留器、イオン交換、逆浸透法及びその組合せに発展し、現在のような超純水製造器が使用されるようになっていますが、純水の純度が上がって来ると保存容器からの汚染が問題になってきます。精製した水は直ちに使うのが原則ですが、2週間保存での汚染デ-タを示します。

      水の保存容器による汚染 (ppb)

 金属 | 容 器 材 料 ホウケイ酸ガラス  ポリエチレン
 Al 9.2 0.3
 Cu 0.7 0.1
 Fe 3.6 1.0
 Pb 2.1 1.0
 Zn 3.2 1.0

2回蒸留水を2週間保存

超純水用配管には塩化ビニ-ル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、パ-フロロアルコキシビニルエ-テル(PFA)、ポリエ-テルエ-テルケトン(PEEK)などが使用されているが、PEEKが良い結果を得ています。半導体工場では超純水を循環させ絶えずピュア-の状態になるようにして使用しています。
分析化学と水 
       高感度の分析機器の発展で分析感度がppm(100万分の1)からppb(10億分の1)、ppt(1兆分の1)、最近はppq(1000兆分の1)まで登場しています。
       ppm:parts per million     10-6
       ppb:          billion     10-9
       ppt:          trillion    10-12
       ppq:          quadrillion 10-15
       50mプ-ルの水が約1000トン、つまり109gですからこの中に1gの砂糖を入れると1ppb(10億分の1)となります。
       この様に極微量成分の分析を行なうようになってくると試薬やそれを溶解する水の中の不純物の存在も問題になってきます。次に外海洋水の分析値の変遷の一例を示します。

      外洋水中の重金属元素濃度(ppb)測定値

元素 Mn Fe Co Ni Cu Zn Pb Cd
1965年 10 0.1 10 0.03 0.11
1975年 0.2 0.05 1.7 0.5 4.9 0.03 0.1
~1980年 0.02~0.1 0.2~0.5 0.005 0.2~0.6 0.02~0.3 0.01~0.6 0.02~0.06 0.01~0.1

測定値は年々小さな値となっています。これは水精製の技術を含めた採水、貯水、分析時のクリ-ン技術の進歩によるもので、実際に海水中の微量金属濃度が低下したためではありません。
次に水の精製法の違いによる不純物の量の一例を示します。
A法: 非沸騰法(NBS)
B法: 水道水を金属製の蒸留器で蒸留
C法: 水道水を活性炭ろ過、イオン交換樹脂処理、
D法: 水道水を活性炭ろ過、イオン交換樹脂、石英2回蒸留、
    メンブランフィルタ-処理
     
蒸留水中の不純物(ppb)

元素 Mn Fe Co Ni Cu Zn Pb Cd
A法 -- 0.05 -- 0.02 0.01 0.04 0.008 0.005
B法 0.1 1.0 0.3 3.0 46 15.0 28 2.0
C法 0.05 0.2 -- -- 0.2 0.3 0.6 0.05
D法 <0.01 0.02 0.00 <0.01 0.03 0.01 0.00 0.001

超純水中の不純物の分析法

  JIS K0553(1990)には金属元素の試験方法が、またJIS K0556(1990)には陰イオンの試験方法が決められています。
 金属元素についてはフレ-ムレス原子吸光法を用います。試料水を50倍に濃縮(蒸発法)したのち分析を行ないます。原子吸光分析法は特定元素の原子線を放出する中空陰極ランプを光源として炭素のチュ-ブ中に導入された超純水試量中の不純物元素を200-300A以上の電流で過熱し原子化した後原子線の吸収量を測るもので、極微量の金属元素の低凌駕できる分析機器です。
陰イオンについてはイオン交換クロマトグラフ法を用います。カラム中に充填された陰イオン交換樹脂中を試料が通過するうちに陰イオン交換樹脂と試料中の不純物の陰イオンとの交換分離によりそれぞれの陰イオンに分離され、電気伝導度の変化を検出する検出器で定量される仕組です。

家庭での浄水器
 活性炭の効果:実験室での純水製造においても水の中の有機物の除去には活性炭の使用が効果的です。水道水を作る過程でも特に夏場かびの発性で臭気が強くなることがあります。こんな時にも活性炭は強い味方です。多くの家庭の冷蔵庫にもこの活性炭が食品の脱臭剤として入れられています。活性炭は木炭、ヤシがら、石炭チャ-その他の原料を十分に炭化した後水蒸気による高温処理などを行って作られます。1gあたり800~1200m程度の面積をもち、多くの有機物をこの広い表面に吸着します。水道水に含まれている塩素成分もこの活性炭表面で反応して除去されます。
  最近話題になっている家庭用浄水器には一次フィルタ-に続いてこの活性炭が必ず使われています。ハイテク分野では使用が普通であるメンブランフィルタ-が中空糸膜フィルタ-の形で使用されており高度なろ過もできるようになっています。牛乳よりも高価なミネラルウオ-タ-と称したただの水が飛ぶように売れている時代、水はただ(無料)ではなくなりつつあります。

最後に磨きに磨いた超純水はもはや0℃では凍らず、また100℃でも沸騰しなくなってしまいます。また化学的に純粋な水は決しておいしいものではありません。・・・」という。

 


内部被曝に係る投稿のまとめ【追加】 さまざまな被ばく要因、発症時期、メカニズムに係る雑感

2013-06-28 | 放射能被ばく・後遺症関連

'13-03-23投稿、04-04追加、06-28追加・修正・更新

 既報で記載したように、福島原発の放射能汚染水が海洋に流出して専用港内のセシウム濃度異変という。事故から2年経つのに未だに事故対策ができず、模索状態が続いています。
 過去の報道から、放射能の早期収束を期待していたにも係らず、大元の発生源から、環境中に、いまなお漏洩して湾内のセシウムに象徴される放射能流出していた?ようです。

 関係者の人知を尽くして懸命なる努力にもかかわらず、東京新聞2013年1月27日 朝刊によれば、原発南約3キロの上空500メートル付近のヘリ内で毎時約2.5マイクロシーベルトの放射線量が測定(現状不詳)されているようです。

 現状、環境中に放出された放射能は単に海、河川、地下水のみならず、原発上空周辺、および家庭ごみ、瓦礫、下水汚泥などからの焼却灰、加えて除染後の不法投棄、加えて大陸からの越境微粒子雨、風、海流、台風突風竜巻などによって一次、二次的、数次的に環境中に拡散しています。

放射能汚染廃棄物の全体像
引用:国立「環境研究所資源循環・廃棄物研究センター
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/genba/201209.html

参考関連投稿:
放射性物質を含む下水汚泥の処置について
(2013-01-22)
除染の不法疑惑

(2013-01-06 )

 昨今問題となっている下記の参考情報大気汚染粒子(2012年12月AM2.5)も加えて、現状、人、海産物、農畜産物などへの影響は事故当時の水素爆発、および意図的な放出(放射能の総量を4700兆ベクレル)時と比べて、どの程度か?現状個人的には不詳ですが、得体の知れない正体不明の放射能を含むハイブリッドな有害汚染物質が今後とも環境中を駆け巡っていると推察されます。

参考関連投稿:
大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!
(2013-02-23)

大気汚染粒子

引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))

 大気汚染粒子による肺がんなどの被災は既報中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告という。その汚染の実態は不詳?(2013-06-19)で記載したように、中国以上に大気汚染の酷いインドでは年間167万人?ともいう。その羅患部位による違いがあるとも想われますが、羅病から死に至る期間は短期間のように思われますが、内部被曝による後遺症との区別がどうして可能なのか?と思われます。

 また、放射能、大気汚染粒子のみならず、さまざまな環境汚染化学物質によって、引用下図に観られるように、暴露されています。

 内部被曝はそれらを摂取、また、空気中の塵埃に含まれる環境放射能を吸引した場合に可能性がありますが、その後遺症周辺の環境放射能の質/量の違い、および、その人の年齢、体質、生活様式、習慣の違いなどによって発症したり、しなかったりしますが、
一般的には後遺症は3・5・8年潜伏期を経て発症するという。

 引用図:
環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価http://blogs.yahoo.co.jp/osakawsp/8959191.html

 

  個人的には発症メカニズムについて不詳なため、なぜ3年後からその影響が出るのか?と常々思っています。現状、更に複雑化しているようです。

安全性については杞憂・妄想かもしれませんが、

 食料の放射能汚染を全て確認できるわけでもなく、より厳格な食品、産業廃棄物などの正規の放射能含有基準を決めたとしても、所詮、厳密には 「零」ではないので放射能被曝に対する適切なる防護、および体内にいかに滞留させないように、同じ食品を大量に摂取し過ぎないようにしたり、体内の放射能を浄化する食べ物を摂取して免疫性を高めたりして、後は物理学的半減期とは異なる生物学的半減期
に任せるしかないと思っています。詳しく見る>>

物理学的半減期:


(google画像検索から引用)

放射性物質の生物学的半減期とは、
kotobank > 生物学的半減期とは
詳しく調べる
「生体に取り込まれた放射性物質,重金属,毒物などの半量が代謝されたり排泄されて,排出されるまでの時間.」

 内部被曝
対策

大気中の放射能を吸引した場合
 空間放射線が0.5 μSv/hr(自然放射線は主に電磁波ベースのガンマ線などは0.05μSv/hr)より小さくても、いつ何時、圏内の人々がそろって健康障害を起こさないとは限りませんが、個人的には概ね問題はないとも想われます?
 たとえば、周辺の環境放射能の質/量の違い、特殊環境下で凝縮した放射能で汚染した塵埃をマスクを着けないで吸引した場合は注意が必要かと思っています。

PS:'13-04-04
塵埃の例として、通常の大気中の放射能強度は然程たかくなくても
まっちゃんのブログ 2013-04-02 21:00:06
http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11503521773.html
神奈川県横浜市の空気清浄機のチリからセシウム合計 56100 Bq/kg 検出

CAN
‏@champoolcan
横浜の2階の空気清浄機に溜まったチリです。
2gしかないので数値の信頼性は落ちますが
56100Bq/kgでした。
事故前から使用していたものから採取しました。

Cs-134 19300 Bq/kg

Cs-137 36800 Bq/kg

セシウム合計 56100 Bq/kg

ソース
https://twitter.com/champoolcan/status/318296484619616259
CAN ‏@champoolcan 3月31日
こちらは同じお宅の1階エアコンのフィルターのチリ。
6830Bq/kg。エアコン掃除も空気清浄機のフィルター交換も
充分な注意を払う必要があります。

Cs-134 2300 Bq/kg

Cs-137 4530 Bq/kg

セシウム合計 6830 Bq/kg
ソース
https://twitter.com/champoolcan/status/318298973460897793

私のtwitterのURLです。フォロワーになっていただけるとプログ更新を早く知ることができます。
https://twitter.com/#!/Matufuji1216

をイメージしています。マスク着用は必ずつけるようにしたい。

 一方、

経口摂取の場合
 食品中の放射能の質/量、元素数、化学組成が解るわけでもなく、また被曝発症メカニズムについても不詳につき、ひとつの目安に過ぎないと厳密に考えれば、言えるかもしれません。


引用:http://diamond.jp/articles/-/15870

むしろ、個人的には、下記の引用で記載されている「具体的な人体への影響」(臓器など)には放射能が蓄積しやすいと想われるので、魚介類、畜産物の骨、臓器などを過度に食べ過ぎないように注意したいと思います。
引用:子供を守ろう SAVE CHILD  2011.6.27http://savechild.net/archives/3891.html

【放射能】福島第一原発から飛散した主な放射性同位体(核種)
全31種・放出量・具体的な人体への影響など 

「AERA」2011.6.27号(朝日新聞出版)18-19ページ    

 

 まえがきが長くなりましたが、

内部被曝に係る記載の整理
(12-31更新 ’11-06-27~'11-12-31)

内部被曝に係る投稿(追加更新 '12-05-12~12-31)

に引き続いて、今までの投稿を参考にして、
既報以降の内部被曝関連情報を以下、整理しました。

内部被曝に係る投稿('13-01-02~03-22)

牛で調査した放射性セシウム濃度の体内部位での差
(2013-01-26 )

「時事ドットコム
セシウム濃度、体内部位で差=牛で調査、人にも応用-東北大http://www.jiji.com/jc/zc?k=201301/2013012400128&g=soc

福島第1原発事故後、原発から20キロ圏の警戒区域に取り残された牛に含まれる放射性セシウムは、骨格筋で高く甲状腺は低いなど濃度差があることを、東北大加齢医学研究所の福本学教授らのチームが明らかにした。福本教授は「放射性物質の人体への影響を研究するための第一歩」と話している。・・・血液から臓器に取り込まれたセシウムの濃度は、骨格筋が平均で血中の約21倍と最も高く、ぼうこうが約15倍。一方、甲状腺は約4.5倍と低かった。」という。

科学的なデータに基づいて、後遺症との因果関係が明らかになり、その予防、治療に対する処方箋が公開されることを期待します。 3年後の「ブラブラ病」、7~8年後の「白血病、がん」のメカニズム、患部への放射能取り込まれ量と発症の関係、吸着機構(表面物性との関係、吸着沈着量と発癌性など)、吸着した放射性セシウムの組成など。

福島第一原発 汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?
(2013-03-07)

(新たな問題 トリチウムの影響)
「新しい汚染水除染装置では放射性物質の一種であるトリチウムが除去できないことだ。東電の資料によれば、福島第一に貯留している汚染水に含まれるトリチウムは、1リットルあたり100万〜500万ベクレルと記載している。件の24万5000トンの汚染水に含まれるトリチウムは1リットルあたり500万ベクレルと考えていいと、東電は説明している。

 福島第一原発の内規である保安規定で示されているトリチウムの年間放出量は22兆ベクレルとなっている。つまり現行の基準を順守した場合、前述した汚染水を放出できる量は最大でも年間4400トン(440万リットル)程度にしかならない。そうすると、すべてのトリチウムを海に放出するには半世紀以上、56年もの歳月がかかることになる。」という。

 1)ウィキペディア
「六ヶ所村核燃料再処理事業反対運動」
「・・・日本原燃が青森県六ヶ所村で行っている核燃料サイクル事業に対する反対運動である。特に、2008年に本格稼動を予定していた六ヶ所再処理工場に対して、強い反対が起きている。・・・

青森県は「本施設の稼働後には、米の炭素14が1kgあたり90ベクレル、魚のトリチウムが1kgあたり300ベクレル放射能で汚染される」と予測している。国内の原子力施設で、日常的に環境や食糧を放射能汚染する施設は、六ヶ所再処理工場が初めてである。・・・」
詳しく見る>>


後遺症は3・5・8年潜伏期を経て発症のメカニズム関連

 放射線による後遺症は3年5年8年と言われますが、放射線種、そのエネルギー状態が変化するため、生態に対する被曝の励起作用が異なることも妄想されます。

PS:2013-06-28
チェルノブイリ事故後の発症事例

 

Twitter / onodekita: 今の日本がどこに当たるか、よく見てみよ。http://t.c ...  ・・・放射能汚染で輸出が不調になりつつあり、そして3年後、病人ばかりの首都圏が機能するか、ということだわな。
Bbvjuxhceaaeazb
 
       
maruchan 99%の一人 2日
6年後には、循環器系疾患だけで10万を超えている。つまり、この時点で一人につき最低一つ以上の疾患を抱えるようになっている!!

細胞中のDNAが損傷するモデル図を励起現象の参考として引用しました。エネルギー*の違いによって損傷のされ方、また酸素(O)と窒素(N)の励起準位(高さ)が違うこととことがわかります。

 


          (google画像検索から引用)

* エネルギー=h ( プランク定数)×ν ( 振動数)

各種放射線の特徴α(アルファ)線β(ベータ)線中性子線γ(ガンマ線)

-1:放射能はどのように壊変していくのか?
(2013-02-10)
-2:放射能はどのように壊変していくのか?
(2013-02-11)

 

放射能の壊変例
 

     (google画像検索から引用)

 ウランの崩壊によって発生するPoといえば、内部被曝に係る記載(タバコの中のポロニウムによる発癌性についてと関係があるのだろうか?

 

「ホルミシス」と「ペトカウ」効果

大陸からの大気汚染粒子の飛来による諸悪に係る雑感  
(2013-02-14)

<発症メカニズム>

環境中の放射能、黄砂、大気汚染微粒子および有害ガスの与える疾病の因果関係は現状不詳? 徹底究明を!
(2013-03-14)

⇒今後、内部被曝に係る投稿については、今まで断片的に調べたことによって、個人的な知見として一定の水準に達したと考えて原発事故から2年をひとつの区切りとして、このテーマを整理してとりあえず中断します。
 大地震による未曾有放射能の環境中への大放出による後遺症がどのようになるか?今後とも注目しますが、予測されている大地震、大津波が国内各地に存在する原発を打撃して更なる漏洩が起こらないことを祈ります。
 
 

 


東海村 加速器実験施設「J-PARC」の放射性物質漏洩事故 電磁石の電流低下で過剰な陽子によるという。

2013-05-27 | 放射能被ばく・後遺症関連

2013-05-27投稿、追加

msn産経ニュース

【放射性物質漏洩事故】電磁石の電流低下で過剰な陽子
2013.5.2622:34
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130526/dst13052622360008-n1.htm

「茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の加速器実験施設「J-PARC」で起きた放射性物質漏洩事故で、事故当時、陽子の流れを制御する電磁石の電流が急激に低下していたことが26日、関係者への取材で分かった。このトラブルで、通常の400倍もの出力の陽子ビームが生み出され、照射された金から想定以上の放射性物質が放出されたとみられる。

 一方、原子力機構は同日、新たに研究者24人の被曝が確認されたと発表。被曝者の総計は30人となった。うち1人はこれまでで最高の1.7ミリシーベルトの被曝が確認された。その他の被曝線量は1.5~0.1ミリシーベルトだった。5人は被曝がなかったことも新たに判明し、機構は残りの研究者6人についても27日に被曝の有無を調べる。

 J-PARCでは、円形の加速器を使い、電磁石で陽子を周回させながら光速近くまで加速させて陽子ビームを作る。

 加速には複数の電磁石が使われるが、電流が急低下したのは、周回する陽子の流れを変えて実験を行っていた「ハドロン実験施設」に陽子ビームを送るための電磁石という。

 同施設の運営主体の一つである高エネルギー加速器研究機構の峠暢一理事によると、事故当時、この電磁石へ送られていた電流が激に減少急。その影響でハドロン実験施設に向けて過剰に陽子が送られた可能性が高いという。電流が減少した原因はまだ分かっていないが、流量を調整する機器に不具合が生じたとみられる

原発と異なる安全規制、停止長期化で研究影響も 013.5.26 22:02http://sankei.jp.msn.com/life/news/130526/trd13052622040015-n1.htm

「加速器実験施設「J-PARC」で起きた放射性物質漏洩事故。複数の研究者が被曝(ひばく)したものの、施設の特性上、放射性物質が新たに放出されることは考えにくく、敷地外への影響も限定的だ。しかし、原因を特定し再発防止策が講じられなければ稼働は困難とみられる。長期停止も予想され、さまざまな研究に影響が及ぶ可能性もある。

 「原発などと違い、事故によって核分裂が連鎖するような事態には至らない比較的安全な施設だが、運転再開を認めるには、今回の事故に至った原因を一つ一つ検証する必要がある」

 原子力規制庁幹部はそう述べ、今回の事故を徹底的に検証する意向を示した。

 J-PARCは加速器で陽子ビームを、さまざまな物質に衝突させ、発生する中性子やニュートリノを観察する施設だ。副産物として放射性物質が生じるが、放射性物質そのものを反応させたり、加工する施設とは根本的に性質が異なる。

 そのため、放射性物質に関する安全規制も原子炉などに比べ緩い。規制庁によると、原発などは原子炉等規制法に基づき、安全対策が課せられるが、J-PARCは放射線障害防止法で、放射性物質の遮蔽や管理、周辺のモニタリングなどを求める程度だ。

しかし、規制庁幹部は「だからといって危険な放射性物質を扱っている点は変わらない」と指摘する。

 規制委は今後、定例会で対応を検討することになるが、J-PARCを運営する日本原子力研究開発機構は、高速増殖原型炉「もんじゅ」の点検漏れで安全意識の低さが指摘され、運転再開が禁止されたばかり。J-PARCも厳しい判断が示される可能性がある。

 運転再開には地元の理解も不可欠だが、通報が事故から1日半遅れたことに不信感を募らせており、一筋縄ではいかないことも想定される。

 同施設はニュートリノを295キロ離れた岐阜県飛騨市の検出器「スーパーカミオカンデ」まで飛ばし「ニュートリノ振動」という現象の解明を目指し、世界の研究機関としのぎを削っている。運転停止が長引けば、日本の基礎物理研究に遅れが生じる懸念がある。

 ほかにも、民間や大学がリチウムイオン電池や新薬開発、病気のメカニズム解明などさまざまな研究を行っている。長期停止になれば、こうした研究にも影響が及ぶことになる。(原子力取材班)」

⇒後遺症などどのようなものか?また、ニュートリノを「スーパーカミオカンデ」まで飛ばし「ニュートリノ振動」という現象の解明をしているという。

 世界の研究機関とどのような内容の研究をしているか?わかりやすい報道が待たれます。

PS:「ニュートリノ振動」とは
goo辞書
ニュートリノが質量をもつことで、ニュートリノの種類(電子ニュートリノμニュートリノτニュートリノ)が変わる現象。昭和37年(1962)、牧二郎、中川昌美、坂田昌一が提唱した。
 平成10年(1998)、日本の宇宙素粒子観測装置スーパーカミオカンデにより大気ニュートリノ振動が検出され、質量をもつことが確実となった。太陽から飛来するニュートリノの数が核融合理論と一致しないという太陽ニュートリノ問題もこの現象により説明することができる。

 【ニュートリノ天文学】
太陽など恒星の中心部で起こる核融合反応に伴って発生するニュートリノを観測して、恒星の進化などを探ろうという天文学の新分野。

 
ニュートリノといえば、
既報【再掲】元素変換による放射能消染(低下)の原理の紹介 その可能性に係る雑感の引例放射能除去法纏めサイト
- 現代科学未認知の除去事例網羅と科学的原理考察 
 メニュー3によれば、
ニュートリノ・器具・機器等 (項目2・9)
近年、世界各地で炭素14など放射性元素の半減期縮小が報告されているが、太陽活動と同期し、他の傍証も考え合わせ、ニュートリノに拠る現象だとの説が挙がっているともいう。

また、一般的に?ベータ壊変時にニュートリノが発生するというが、提案では光子から質量のある電子とニュートリノが対生成しているともいう。

関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)(2013-05-19)によれば、
ニュートリノは、さしづめ、ニュートリノは放射線か?、しかし他の素粒子とほとんど作用し合うことなく物質を突き抜けるということは、放射化、励起とは無縁なのかと想われますが、実際は超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石)に感度があり、既報放射化現象に係る記載を調べました。(その10-8:地震予兆現象と環境放射能との関係)によれば、水の励起によって、微弱な発光をするという。

 下部マントルと核の組成に感度とは、主にマントルを構成するかんらん岩などの超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石から成るのに対して、地殻花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。(ウィキペディア「地殻」から引用)という。

 また、地震発生に対して影響するのではとも言われています。
-1ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度
-2ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度


中国の鳥インフル人から人への感染はないという。伝染メカニズムと症状はどのようなものか?

2013-04-23 | 放射能被ばく・後遺症関連

'13-04-23投稿

 既報中国鳥インフル感染で死者発生 人から人に感染の恐れも ワクチンの開発へに引き続いて、鳥インフルエンザの伝染経路に係る記載を調べました。
 「人から人に感染しやすくなる遺伝子変異が既にウイルスに起きていて、世界的な大流行につながる可能性も否定できない」とのことで、
鳥インフルはPM2.5のひとつ 黄砂の季節  今後の有害粒子の飛来には注意しよう!と思ってマスクをかけて警戒していましたが、

 gooニュース
持続的「人から人」感染は否定=WHO、情報公開の徹底要請―鳥インフル

時事通信2013年4月22日(月)21:48
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-130422X661.html
「【上海時事】中国で100人以上に感染が広がっているH7N9型鳥インフルエンザに関し、世界保健機関(WHO)と中国当局の合同調査団が22日、視察先の上海市で記者会見し、ケイジ・フクダWHO事務局長補は「現段階では持続的な人から人への感染を示す証拠はない」と述べた。限定的な感染が起きた可能性は排除しなかった。

 上海では2組の家族内で複数の感染者が確認されている。フクダ氏は「精力的に調査しているが、限定的な人から人への感染があったのか、明確な答えは出ていない」と述べた。ただ、会見に同席した上海市疾病予防コントロールセンターの呉凡主任は「上海の感染例32人のうち30人が鳥類と直接または間接に接触していた」として、鳥からの感染である可能性を強調した。」

 鳥インフル、山東省にも拡大か=初の疑い例、死者は21人に-中国http://www.jiji.com/jc/zc?k=201304/2013042200739&rel=m&g=int
「 【上海時事】中国山東省政府は22日、棗荘市の男性(36)がH7N9型鳥インフルエンザに感染した疑いがあると発表した。男性から採取したサンプルを国の機関に送って最終確認する。中国ではこれまで、上海、北京、江蘇、浙江、安徽、河南の2市4省に感染が広がっており、山東省で確認されれば7地域目となる。
 一方、上海市政府は同日、12日に感染確認されていた男性(86)が21日夜に死亡したと発表した。これで中国の死者は21人になった。
 また、浙江省政府は22日、杭州市の女性(54)と湖州市の男性(32)の新たな感染確認を発表。国内の感染者は105人に増えた。2人は16日と14日にそれぞれ発病し、軽症だという。(2013/04/22-21:39)」

また、

鳥インフル、山東省にも拡大か…「疑い例」確認
読売新聞2013年4月22日(月)22:09
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20130422-567-OYT1T01135.html

「【北京=竹内誠一郎】中国で拡大する鳥インフルエンザ(H7N9型)感染で、山東省政府は22日、同省南部の棗荘市の36歳男性に感染の疑いがあると発表した。

 確認されれば、上海周辺や北京、河南省に限定されていた感染の範囲が拡大することになる。上海市政府は同日、感染が確認されていた86歳男性が死亡したと発表。浙江省で2人の新たな感染が確認され、中国での感染者は105人、うち死者は21人となった。

 山東省政府によると、36歳男性は同省で初めて確認された「疑い例」。すでに中国疾病予防コントロールセンターへ男性のサンプルが送られ、最終確認が進められているという。

 一方、上海を訪れていた世界保健機関(WHO)のケイジ・フクダ事務局長補ら調査団は22日に記者会見し、上海で指摘されている「人から人」の感染について、「今のところ、それを示す根拠はない」との見解を改めて示した。」

 ⇒ノロ、インフルは経口などによって感染しますが、鳥インフルは鳥からだけは感染して、人からは感染しないという不思議な現象ですが、なぜそうなるかの詳しいメカニズムおよび症状などの報道がほしいところです。

  エアロゾルのひとつである今回の新型の鳥インフル万一、人から人へ感染する可能性があれば、わが国にも飛来してきている黄砂、pM2.5に付着していれば他の有害物質同様に、少なからず経口感染する影響もあるのだろうか?

 既報エアロゾルに係る記載(その34:インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という)から、人から人への感染でなく、大気汚染有害物質に付着して感染した場合、詳しいメカニズムおよび症状が判らないと、どちらが主因かわからないですね。

 しかし、現状、感染しているが、発症もしくは自覚症状がないだけで、現在までの感染者数は氷山の一角かも知れず引き続き注意が必要か?


内部被曝に係る記載(牛で調査した放射性セシウム濃度の体内各種部位での吸着量の差)

2013-04-02 | 放射能被ばく・後遺症関連

'13-01-26投稿、'13-04-02追加・更新

 水徒然「内部被曝に係る記載の整理(12-31更新 ’11-06-27~'11-12-31)」を既報にて整理しましたが、この後遺症についての因果関係が個人的にはわかりにくいことを感じる今日この頃です。
 その後の調査では、放射能漏洩現場から離れていても、飲料水、農畜産物を介しての数次拡散による内部被曝についての可能性があるとも言われ、やはり注意しなければとは思っています。

引用図:環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価によれば、http://blogs.yahoo.co.jp/osakawsp/8959191.html

 

 


 後遺症はその人の年齢、体質などによって異なり、既報で引用記載した後遺症3・5・8年潜伏期を経て近未来に発症するのか?または、数十年後にその影響が出るのか?よく解らないのが現状なのか?と、大地震・津波による被災と同様に、杞憂しています。

 既稿の引用記載「元広島陸軍病院医師 肥田舜太郎氏が警告」によれば、

  「●3年後の「ブラブラ病」、7~8年後の「白血病、がん」に注意すべき・・・」という。


  
では何を根拠に気を付けるのかといっても、医学的に後遺症に対する理論だった説得力のあるデータもないし、現実的にはチェルノブイリの被曝との比較、2分している内部被曝の理論「ホルミシス」と「ペトカウ」効果)を理解して、経済的に負担にならないように、できるだけ放射能汚染していないもの、もしくは汚染していないことを前提として体内の放射能を浄化する食べ物をを選んで、加齢による老衰とともに食生活するしかないと思っています。

 既報('11-06-27投稿)に記載した個人的な提案
「・・・現状の不安解消に対する要望を先に述べますと、
体内において、水に不溶性の状態になった半減期の長い元素およびその化合物の微粒子に、注意しなければならない。」ためにも、 
 放射線、医学には全く素人ですが、呼吸、飲食によって、体内に混入した有害放射性物質、インフルエンザウィルス(伝染病)など有害物質微粒子の臓器、器官などへの吸着によって、生体細胞への至近距離から損傷、発癌作用
については、吸着機構(電荷的?親水性・疎水性(官能基)?カップリング化?)など自然科学的な要素について、机上の空論による疑心暗鬼がおこらないように本件に係る解明・公開が必要と想われます。

(今後の科学的な究明への提案)
 今回、内部被曝した肉牛と人体とはその筋肉、臓器などの表面状態、組成は異なるかもしれませんが、牛を内部解剖してセシウムなどの吸着機構(表面物性との関係、吸着沈着量と発癌性など)を検証すれば、メカニズムなど少しは分かってくるのではと、素人・個人的には想われますが・・・。」

が現実的に実施されていました。

PS:'13-04-02

 血液から臓器に取り込まれたセシウムの濃度は、骨格筋が平均で血中の約21倍と最も高く、ぼうこうが約15倍。一方、甲状腺は約4.5倍と低かったという(2013/01/24-08:09) 下記の詳細な結果を調べたので、個人的なメモとして以下追加しました。

ツイログ
きーこ
@kiiko_chan

放射性セシウムを排泄する腎臓は高濃度であり,脾臓,肺臓,肝臓も比較的高濃度を示した.これに対して,腸管と中枢神経組織は総じて低めの濃度であった→<牛タンは注意>牛の臓器へのセシウム濃縮研究結果(東北大学&北里大学) kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-287…から、引用

<牛タンは注意>牛の臓器へのセシウム濃縮研究結果
(東北大学&北里大学)

福島第一原子力発電所事故に伴う警戒区域内に残された牛における人工放射性物質の体内分布を明らかに" href="http://www.idac.tohoku.ac.jp/ja/activities/info/news/20130124/index.html" target="_blank">福島第一原子力発電所事故に伴う警戒区域内に残された牛における人工放射性物質の体内分布を明らかに
2013年01月24日 掲載 東北大学加齢医学研究所 担当:福本 学・大津 堅
(一部抽出しました。)>>本文詳しく読む
「<研究成果の概要>
  福島第一原発事故によって大量の放射性物質が環境中に放出しました。この原発事故に伴う放射性物質の体内動態と内部被ばく線量を評価するための基本データを得ることを、この研究では目的としました。福島原発から半径20km圏として設定された警戒区域内に残され、2011年8月29日から11月15日の間に安楽殺された、川内村と南相馬市の79頭の牛について臓器別にγ線を放出する放射性物質の放射能濃度を計測しました。すべての臓器でセシウム134とセシウム137の放射能がほぼ1:1の濃度で検出されました。さらに、半減期の比較的短い放射性銀110mが肝臓に、テルル129mが腎臓に特異的に集積していました。回帰解析の結果、臓器中の放射性セシウム濃度は血液中の放射性セシウムに比例しており、骨格筋で最も高く、血中の約21倍でした。また、各臓器別に放射性セシウム濃度を比較すると、臓器によらず母親に比較して胎児で1.2倍、仔牛で1.5倍でした。放射性セシウムの放射能濃度は牛の捕獲場所と餌に依存していました。本報告は福島原発事故に関連して警戒区域内に残された牛の放射性物質の体内分布に関する系統的な研究成果です。
 なお、本研究は東北大学加齢医学研究所、農学研究科、理学研究科、高等教育開発推進センター、歯学研究科、山形大学、新潟大学、放射線医学総合研究所、理化学研究所の共同研究として行われました。・・・」

 

引用:http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2877.html

北里大獣医学部伊藤伸彦教授の研究結果はどのようになっているのか?
探してみました。見つけました。

福島第一原発事故による畜産物への影響とその克服― 20km 圏内の汚染家畜を活用した研究―" href="http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06509/a4.pdf" target="_blank">福島第一原発事故による畜産物への影響とその克服
― 20km 圏内の汚染家畜を活用した研究

伊藤伸彦†(北里大学副学長)

汚染餌を1 カ月間給与された牛では,
放射性セシウムは体内の隅々まで行き渡っていると推測される.

この状態における牛の臓器組織で,最も高い濃度を示したのは唾液腺(耳下腺)であった.
一般に内分泌腺は放射性セシウム濃度が高いといわれているが,
約70 種類の筋や臓器のうち,
唾液腺(1 位),膵臓(14 位),副腎(19位),乳腺(35 位)と高濃度のものが多かったが,
甲状腺は56 位と低く,濃度は唾液腺の約1/20 であった.

心臓,舌,横隔膜も含めた筋肉はいずれも高濃度を示したが,
最も高濃度の咬筋に比べて,大腿二頭筋と肋間筋は約1/3.3 と3 倍以上の濃度差があった.

放射性セシウムを排泄する腎臓は高濃度であり,
脾臓,肺臓,肝臓も比較的高濃度を示した.
これに対して,腸管と中枢神経組織は総じて低めの濃度であった.・・・

http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06509/a4.pdf

「5 研 究 成 績

(1)経口投与された放射性セシウムが体内平衡に達する時間
解剖した牛肝臓中の放射性セシウム(Csh137)濃度と放射性銀(Agh110m)濃度について,
清浄餌を投与開始する前の時点から経時的変化として見ることができるよう図4 を作成した.
放射性銀については,後述する.

図4 で,開始前というのは清浄餌を投与する3 週間前を指し,
体内汚染を個々の牛間で均一化するために汚染稲わらを給与し始めて1 週間目のことである.
また,清浄餌投与開始時とは汚染稲わらを給与して4 週間目に畜舎を徹底的に清掃し,
放射能汚染のない清浄な餌を給与開始した当日に清浄餌給与前に解剖した牛から採取した検体である.



図4 から,汚染餌を給与されて1 週間では,体内の濃度が飽和していないことがわかる.
また,汚染餌給与後4 週間目(清浄餌給与開始時)では
1 週間目よりも肝臓中の放射性セシウムは高濃度となっており,
少なくとも1 週間では体内平衡には達していない
と推測される.・・・

(4)体内の各種臓器中の放射性セシウムの濃度と存在量

図8 に臓器中放射性セシウム濃度の順位を棒グラフで示した.


また,図9 には,濃度に各臓器や胃内容物等の重量をかけて得られた放射性セシウムの各臓器保持量を棒グラフで示した.

   ・・・

6 研究成果の活用と意義

 警戒区域内には多くの家畜やペット動物が残された.家畜に関しては,餓死した動物も多かったが,放任家畜となって生き延びた動物も多かった.
政府は,これらの家畜が食用とされることを避けるためであったと想像されるが,全頭安楽殺処分の方針を打ち出した.
これを利用して家畜の体内の汚染状況を把握するための研究が行われた[1].

しかしながら,チェルノブイリの事故時には畜肉やミルクへの移行係数の研究情報はかなりの数にのぼる.しかしながら,体内に取り込まれた放射性物質が,清浄餌給与後にどのように減衰するのかについての研究情報は見当たらない.

本研究では,原発事故による放射性物質で汚染された餌を給与したが,
警戒区域内での研究ということもあって,
精度の高い給餌を行えなかったために移行係数を求めるには至らなかった.

そのかわり,定期的に実施した解剖においては,約70 種類の臓器や組織,体液などを採取し,
筋肉については起始部と停止部はもとより隣接の筋との間も厳密に区分して研究材料の採取を行い,
臓器全体を秤量し,記録した.

解剖を行った個体の一部は,皮膚や骨に付着したわずかな筋肉も掻爬して秤量したため,
各臓器等の放射性セシウム保持量も計算することができた.

チェルノブイリ事故後に得られているデータを概観すると,
まず放射性セシウムの生物学的半減期についてのデータは少なく,しかも家畜の正確なデータがないため,
60 日から90 日の数値が世の中で一人歩きしている状況であった.
これでは,畜産農家が家畜を飼育するときの指導に支障があると思われる.
代謝による体内からの排泄に要する時間としての生物学的半減期は長めに設定した方が安全といえるが,
それでは農家に負担を強いるだけである.

今回の研究で得られた牛の全身の生物学的半減期は,約15 日であったことから,
一般にいわれているデータよりもずいぶん短いことがわかった.


つまり,約2週で半分になるので,
14 週で百分の一になり,20 週では千分の一になる計算だが,
3 カ月より以降の減衰については今後の継続研究が必要である.

本研究では,体内からの除染剤としてプルシアンブルーを用いたが,
投与量を多くしても効果は高くならないことと,
その効果は胃腸管内に存在する放射性セシウムを薬剤が捕捉して
体内への吸収を抑制する効果はある
ことが認められた.


共同研究者の日本全薬工業譁中央研究所では,この成果を生かして,
牛に舐めさせる鉱塩にプルシアンブルーを混和することで,
汚染の可能性がある餌を給餌するときの摂取制限対策として,研究成果の活用を行っている.

本研究で得られた成果のうち,
部位の異なる筋肉間で放射性セシウムの濃度に3 倍程度の差があることや,
その減衰パターンが筋肉によって異なることについては,
今後の食肉検査や尿や体外からの計測により体内の濃度を推測する研究を行う際に役立つデータである.

このような研究結果は報告がないため,
もう少し精度を高めるための研究継続が必要と思われる.

筆者らは,と畜場に搬入する前に農家の畜舎内で牛の体外計測を行い,
放射性セシウムに汚染されていないことを確認するシステムの構築を開発してところであるが,
安価で精度の高い機器やシステムを開発する上で,本研究で得られた研究情報は非常に重要である.・・・」

 ⇒電荷(正負)が異なるセシウム(正)以外のヨウ素(負)など、および、イオン価数、イオン化傾向の異なるストロンチウムなど放射能の吸着はどのようになっているのだろうか?

 牛以外の汚染体に対する今後の研究に期待します。 

 


 (google画像検索から引用

 

○                                              ○
 

 

 

時事ドットコム

 

 

セシウム濃度、体内部位で差=牛で調査、人にも応用-東北大http://www.jiji.com/jc/zc?k=201301/2013012400128&g=soc

「 福島第1原発事故後、原発から20キロ圏の警戒区域に取り残された牛に含まれる放射性セシウムは、骨格筋で高く甲状腺は低いなど濃度差があることを、東北大加齢医学研究所の福本学教授らのチームが明らかにした。福本教授は「放射性物質の人体への影響を研究するための第一歩」と話している。

 研究チームは、事故後の2011年8月下旬から11月中旬に安楽死処分された、警戒区域内の福島県南相馬市と川内村の牛79頭で、臓器ごとに放射性物質の放射能濃度を計測した。
 その結果、汚染された餌を通じ、血液から臓器に取り込まれたセシウムの濃度は、骨格筋が平均で血中の約21倍と最も高く、ぼうこうが約15倍。一方、甲状腺は約4.5倍と低かった。(2013/01/24-08:09)」という。

⇒科学的なデータに基づいて、後遺症との因果関係が明らかになり、その予防、治療に対する処方箋が公開されることを期待します。

 3年後の「ブラブラ病」、7~8年後の「白血病、がん」のメカニズム、患部への放射能取り込まれ量と発症の関係、吸着機構(表面物性との関係、吸着沈着量と発癌性など)、吸着した放射性セシウムの組成など。

 参考投稿:口蹄疫の感染に係る記載(その4:牛と鶏の比較) 2011-02-20によれば、
「牛と人間の違いとしては、牛には第1~4胃までの4つの胃が存在します。・・・牛の胃は「複胃」と言う。また牛はキラキラ光るものが大好きで、それらを見つけると「自分のものだ!」とばかりに飲み込んでしまう性質の持ち主。よって、エサである草を食べると同時に(地面に落ちている)釘や鉄片などもドンドン飲み込んでしまいます。」という。

  また、個人的なメモとして、
既稿「水徒然」に記載したチェルノブイリのセシウム被曝事例を参考までに転記しました。
いろいろな意見があるようです。


内部被曝に係る見解についての紹介

ひまわりの種 
2011-07-16 
セシウムは本当に甲状腺に「多く」蓄積するのか?
(一部抜粋しました。)
「・・・論文を書いた方は、ゴメリ医科大学の学長をしていたバンダジェフスキーという方で、
・・・まるでバンダジェフスキー氏は正義の味方で、この論文は政府に都合が悪かったからだという印象です。・・・
「セシウムは甲状腺に蓄積して、甲状腺癌を引き起こすのか?」
詳しく見る>>
記事の最初に結論を書いておられます。(赤字はわたしが強調)
 「結論から申し上げると、ある程度は集積するかもしれないが、
極端集積する訳ではない。
ただし、小児甲状腺癌は引き起こさない
わたしも、この記事を読んで、同意見です。・・・ 」
本文を詳しく読む

ベラルーシの部屋ブログ2011-07-16 
内臓に蓄積するセシウム
(一部抜粋しました。)
「・・・セシウムについてですが、ICRP(国際放射線防護委員会)等は筋肉など全身に分布する、としており、日本の学者にも同意見の人がいます。
 しかし、ベラルーシの研究では「セシウムは全身の筋肉に平均して分布(蓄積)するのではなく、内臓に多く蓄積する。特に心臓、腎臓、肝臓に多く蓄積する。・・・
 内臓にセシウムが蓄積するのかを測定するのはとても難しいものです。それを測る特別なホールボディカウンタがありますが、ベラルーシには1台もありません。ウクライナにはあるそうです。・・・胸部には○○ベクレル」「腹部には○○ベクレル」という結果しか出せません。・・・
 1997年に死亡した大人と子どもの内臓のセシウム137の分布については元ゴメリ医大の学長だったバンダジェフスキー氏が発表した「人体に入った放射性セシウムの医学的影響」という著書(日本語に訳されています。)で、発表されています。・・・
 それによると、大人は比較的平均してセシウムが内臓に分布するのですが、子どもはとびぬけて甲状腺に高い値のセシウムが蓄積しています。1キロあたり1200ベクレルです。大人では約400ベクレルです。・・・
このほか、心臓や血管の病気で死亡した人の心筋と、消化器官の病気で死亡した人の心筋を比べると、前者のほうが多くのセシウム137の蓄積が見られました。
 伝染病で死亡した人と、血管と消化器官の病気(主に胃と十二指腸の潰瘍)で死亡した人の肝臓、胃、小腸、すい臓と比べると、前者のほうが多くのセシウム137の蓄積が見られました。
 このような病死者の死体解剖による個別の内臓のセシウム測定は、世界的にも珍しいです。・・・」
本文を読む


 


内部被曝に係る投稿(追加更新 '12-05-12~12-31)

2013-01-01 | 放射能被ばく・後遺症関連

 '12-11-26投稿、'13-01-01追加・更新

 既報、内部被曝に係る投稿(’11-06-27~'12-05-12)に引き続いて、内部被曝に係るその後の記載(~12-31) を整理しました。

 放射能、放射線、放射性物質に関して無知であったため、下記の関連投稿にて、さまざまな内部被曝と関連する記載を断片的に調べてきました。
 一般的には、3年後、5年後、8年後に内部被曝の後遺症が顕れるという内部被曝ですが、発症しているかどうかよく判らない現象です。
 今後は、因果関係など専門家のわかりやすく整理された記載を調べる予定です。

関連投稿:
エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)
放射線に係る投稿('11-04-20~'12-01-25)
放射化に係る投稿(その1:事例紹介'11-05-19~'12-01-23)

追加・更新
内部被曝に係る記載(放射能被曝による歯痛は食品の放射能汚染と関係があるのか?)

「細胞 つまり内部被曝で最初にリンパがやられ白血球が減少、免疫力が低下、とたんに虫歯や水虫、化膿病巣が元気を出してくる。・・」・という。
内部被曝に係る記載(食品・環境の放射能汚染とその影響)

「環境汚染物質の曝露側条件特異な曝露形態に曝される集団・個人等の外部条件)と特異な被曝露側条件特異体質や持病等を有する内部条件)とが重複する場合に、高頻度で発現すると考えられる。」という。


環境中の水の性状異変に係る記載(その2:地下水の放射能汚染に纏わる事象の追加)
「・・・3.YAHOO知恵袋の記載によれば、

今回の福島原発放射能漏れで東京の水道水が汚染される可能性はありますか?...http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1357533168

・・・放射性物質を含んだ水道水は上水道としてろ過する過程である程度であれば除去されるはずです
でも完璧とはいかないと思います

それよりも地下水や農業用水などをろ過という過程を経由せず利用する田畑が怖いです
水道水はむしろさほど怖れる必要はない気がします

土壌や地下水が汚染された結果として作物に濃縮される放射性物質
今後の原発事故処理如何によってどうなるかは不透明ですが
今のところはこれが最も怖いと思っております ・・・」という。

放射能汚染廃棄物の循環と問題点の引用記載によれば、
「・・・
生き生き地球館「福島原発事故による放射能汚染からの環境再生と復興に向けた科学の貢献」セミナー http://blogs.yahoo.co.jp/osakawsp/8959191.html

環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価によれば、

放射性物質やベンゼン等の微量環境汚染物質による健康リスクは、環境汚染物質の曝露側条件(特異な曝露形態に曝される集団・個人等の外部条件)と特異な被曝露側条件(特異体質や持病等を有する内部条件)とが重複する場合に、高頻度で発現すると考えられる。

・・・」 という。

 ・放射能拡散に係る記載(その2:拡散範囲の予測情報)によれば、

「・・・3.11事故後の放射能の拡散距離は環境中の雨・風などを介して、既報に記載したように、結果的には現状は180km以上の農林水産物を汚染していることも報道されています。

体内に摂取された放射能の除染によれば、 
 「・・・緊急被ばく医療研修のホームページ(6.体内汚染の治療は)から

引用されたブログ「旅行大好き」(内部被ばくの体内除染方法と薬剤)の記載
を転載引用しました。http://ameblo.jp/ryokoubangumi/entry-10889512263.html

 「・・・体内汚染の治療はと言うと、

(1) 胃腸管からの吸収の低減

胃洗浄 下 剤 プルシアンブルー アルミニウムを含む制酸剤
硫酸バリウム(Barium Sulfate)

(2) 阻害または希釈

ヨウ素剤 ストロンチウム化合物水分摂取 カルシウム

(3) 放射性核種の除去

利尿剤 副甲状腺/上皮小体抽出液(PTE)

(4) キレート剤

EDTA DTPA Dimercaprol Penicillamine Deferoxamine

(5) 気管支肺胞(肺)洗浄    ・・・」という

 緊急被ばく医療研修のホームページ(6.体内汚染の治療は)

本文詳しく見る

後遺症3・5・8年潜伏期についてによれば、
 「・・・後遺症発症の潜伏期間として、

 「元広島陸軍病院医師 肥田舜太郎氏が警告」によれば、

  「●3年後の「ブラブラ病」、

  7~8年後の「白血病、がん」に注意すべき・・・」という。

オリーブ ニュース
放射能汚染は5年の潜伏期を経て顕在化する。】によれば、

政府及び県が対象とする県民健康調査200万人の約7割がこの人口密集地に居住している。このことが欧州機関で人権蹂躙問題があると指摘される所以である。栃木県や群馬県、千葉県、東葛地域にもホットスポットが点在するが、事故当初の放射能雲リスクは半径100キロ圏内が大きい。・・・

このままでは、福島県は大きな200万人コホート研究の場に置かれ、今から5年後から始まる潜伏期終了時期には、放射能汚染の恐怖の現実が                        顕在化して来るだろう。
本紙は、そのことの恐怖を今から強く予言しておきたい。」という。

 既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 ⇒ 日本は四方海に囲まれた島国、山国ゆえに海への拡散、地下水から再拡散、また亜熱帯化している中緯度地区なので台風などによる水による拡散効果が大きいことから、チェルノブイリの実績通りの5年になるかは今後注目が必要と個人的には思っています。放射能の壊変によって新たに発生した放射性元素の影響などがあるのだろうか?・・・」

 地下マグマ、宇宙粒子線、核実験、核爆発、原発からの環境放射能の壊変によって核分裂して新たに生成した放射性元素の壊変放射線の質の経時変化の影響でもあるのだろうか?と個人的には杞憂しています。

 原発事故現場の近隣の災害は原爆と同様に距離に応じて高熱・放射線による外部被爆を蒙るが、厄介なのは放射性物質微粒子(主に、エアロゾルとして)の拡散による影響として、エアロゾルからの放射線(いわゆる環境放射能マイクロシーベルト/hr;new全国放射能濃度一覧)のみならず、ペトカワ効果のように微量でも体内に摂取した場合には臓器を被曝して細胞の組織を損傷させるとの説もあり、人によって耐性が違うと思われますが、いつ発症してもおかしくないとも言われています。
参考投稿:
「ホルミシス」と「ペトカウ」効果について 
放射線に係る記載(後遺症)
「・・・(エアロゾルとして空気中に浮遊している目に見えない放射能物質の微粒子が体内に取り込まれた場合の内部被曝について記載しました。全日本民医連「根底が崩れた原爆症「認定基準」」によれば、・・・)・・・」

 


内部被曝に係る記載を調べました。(放射能被曝による歯痛は食品の放射能汚染と関係があるのか?)

2012-11-30 | 放射能被ばく・後遺症関連

'12-11-30投稿

  • Q. 被曝でどんな病気になるか? | これが現実によれば、

    genjitsu.jp/archives/2382011年7月6日
  • 被曝による被害者達は、白血病、脊柱や肺への癌、膀胱癌、腎臓癌、甲状腺癌、乳癌といった放射線による病に苦しめ ... 細胞 つまり内部被曝で最初にリンパがやられ白血球が減少、免疫力が低下、とたんに虫歯や水虫、化膿病巣が元気を出してくる。 歯痛や水虫悪化、下痢、血管疾患、脳梗塞が起きることに ... 放射能と何の関係もないと決めつけられる化膿・カゼ・糖尿病・血管梗塞などで凄い数の人が死んでゆく。
    (一部抽出しました。)

 「追記 2011-08-10

放射線被曝による身体的影響は、最初に増殖性の強い細胞に出る。1:リンパ細胞白血球 2:腸上皮細胞 3:血管内皮細胞 つまり内部被曝で最初にリンパがやられ白血球が減少、免疫力が低下、とたんに虫歯や水虫、化膿病巣が元気を出してくる。歯痛や水虫悪化、下痢、血管疾患、脳梗塞が起きることに
 

 

  環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その15:体内の放射能を浄化する食べ物)の引用、

ヒマラヤ企画放射能から体を守る食べ物によれば、

 「体が勘違いして取り込みやすいのは

  • 放射性ヨウ素→ふつうのヨウ素
  • 放射性セシウム→カリウム
  • ストロンチウム→カルシウム

です。体に取り込まれる前に先回りして、これらのミネラル類で体を満たしておくことが大事です。

また、体に蓄積する主な放射性物質は主に以下のようになっています。半減期が長くても、体内から早く汗や排泄物として代謝できると、影響は少なくて済みます。

  • 皮膚
    クリプトン85(物理学的半減期約11年)
  • 甲状腺
    ヨウ素131(物理学的半減期約8日。8割が取り込まれずにすぐ排出される。甲状腺での生物学的半減期は約120日。その他の臓器で約12日)

  • プルトニウム239(物理学的半減期約 24,000年)
  • 肝臓
    コバルト60(物理学的半減期約 5年)
    セリウム144(物理学的半減期約 284日)
  • 腎臓
    ウラン(物理学的半減期を迎える前に寿命) 
    ルテニウム106(物理学的半減期約1年)
  • 生殖器
    セシウム137(物理学的半減期約30年、約70日で代謝?)
    プルトニウム239(半減期24,000年)
  • 筋肉
    セシウム137(物理学的半減期約30年、約70日で代謝。チェルノブイリの追跡調査では被爆後筋肉の癌が増えたという報告はない)

  • ストロンチウム90(物理学的半減期約29年。生物学的半減期約49.3年。摂取量の1〜2.5割が骨に移行)
    ジルコニウム(物理学的半減期約64日)
    プルトニウム(物理学的半減期約を迎える前に寿命)
    ラジウム226(物理学的半減期約1,620年)
    炭素14(物理学的半減期約5,600年) ・・・」という。詳しく見る>>

⇒一般的な虫歯痛とどのように違うのか?歯痛発生のメカニズムについて興味あるところです。 どのような食材を歯痛発生前に摂取したのか注意する必要を感じました。


内部被曝に係る記載を調べました。(食品・環境の放射能汚染とその影響)

2012-11-28 | 放射能被ばく・後遺症関連

'12-11-28投稿

 放射能(放射性物質微粒子の塵)を体内に吸引することによる
人体に及ぼす後遺症について、今後注意しなければなりません。放射能について全く無知であるが故、少しでも知識を得るために調べてきました。

 内部被曝についても、断片的に調べてきましたが、
どのくらいの、どのような放射能が人体に悪影響を及ぼすか?については定かではありません。今後の問題と考えています。

 既報に記載しましたが、空気中には無数の塵埃が存在しています。
 その中に測定されたシーベル値(現状、その測定値のばらつきが問題となっている)に相応した放射能が含まれていると思っていましたが、単に、
全国放射能濃度一覧のみの問題ではないと思われます。

 環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価によれば、

 放射性物質やベンゼン等の微量環境汚染物質による健康リスクは、環境汚染物質の曝露側条件特異な曝露形態に曝される集団・個人等の外部条件)と特異な被曝露側条件特異体質や持病等を有する内部条件)とが重複する場合に、高頻度で発現すると考えられる。

 

・・・」 という。

 

  既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 個人的には放射能(微粒子)の正体についていまだに充分把握していませんが、全国放射能濃度一覧でカウントされる様な空気中に浮遊する目に見えないナノレベルの超超微粒子エアロゾルもしくは地面にフォールしている沈積粒子から放射されている放射線による被災は基本的には確率論的な汚染度に支配されるが、例えば、健康体の場合でも、きわめて特異条件、例えば掃除機のごみ、回収袋を交換時、焼却灰の回収時など目で見える比較的大きな、かつ、マスク未着の状態で粉塵を吸引して体内に滞留する粉塵が痰(たん)、唾(つば)、鼻水、尿、便などで体外に代謝されずに五臓六腑に吸着し続けた場合に内部被曝の危険性が高まって、既報の3年・5年・・・後に後遺症になるのでは?と思っていますが、 はたしてどうなるのだろうかと杞憂しています。特に、未来ある年少者には配慮が必要と思っています。

参考投稿:エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)いろいろな粒子の大きさが解ります。

 まえがきが長くなりましたが、1年以上前に公開された内部被曝に係る専門家のわかりやすく定量的に整理された記載を以下に紹介します。次報ではその後投稿した関連記載も個人的なメモとして列記する予定です。

聖徳大学・人間栄養学部 林徹

2011年8月1日

食品・環境の放射能汚染とその影響について

(スライド図の一部の記載を抽出しました。スライド図の詳細は本文を参照願います。)

本文詳しく観る>>

「・・・ 1.放射線の種類と透過力 2. 放射能 放射線 放射性物質 3.原発事故がなくても 4.初めて聞く単位(Sv,Bq,ついでにGy) 5.SvとBqをもう少し詳しく 6.吸入摂取・吸引摂取7.問題とすべき被曝(外部被曝・内部被曝)

8.問題とすべき被曝

適切な情報提供が必要
外部被曝:空間線量率(Sv/時)
積算線量(Sv)
内部被曝:食品水空気土壌の
原子炉、がれき、大地
Svに注意
水、食品、粉塵

9.適切な情報提供が必要

原発事故直後噴出した放射能量(Bq)
現在(噴出した放射能が落下した後)
放射能汚染量(Bq/kg)

10.放射線量と人体への影響 11.影響が出る確率 12.放射線影響の分類 13.内部被曝 14.飲食物の暫定規制値 15.放射性核種の半減期 

16.放射性物質を摂取した後臓器または組織中の等価線量率の時間変化

17.緊急時に考慮すべき放射性核種に対する実効線量係数

18.体内摂取した放射性核種(Bq)と全内部被曝(Sv)との関係

   全内部被曝線量(Sv)=摂取放射能(Bq) x 実効線量係数

19.組織荷重係数

20.体内摂取した放射性核種(Bq)と臓器の内部被曝(Sv)との関係

  各臓器の内部被曝量(Sv)=全内部被曝量(Sv) x 組織荷重係数

21.致死ガン及び遺伝的欠陥に関するICRPリスク係数

体内摂取した放射性核種(Bq)と内部被曝(Sv)と発ガン率の関係

  発ガン率=各臓器の被曝量(Sv) x リスク係数

23.すべてのガンの発生率
  発ガン率= Bq x 実効線量係数x リスク係数
  リスク係数=5.0x10-2Sv-1とする

24.食品(Bq/kg)

I-131で2000Bq/kg汚染した食品を1kg食べた場合、ベクレル数(2000Bq)にI-131の実効線量係数(経口摂取の場合) 2.2×10-8 を食品(Bq/kg)
かけて次式により求めると内部被曝線量
(50年間積算)は4.4 x 10-5 Sv(44μSv)となり、
その発ガン確率は2.2 x 10-6(0.00022%)となる。・・・

25.飲料水(Bq/L)
I-131で300Bq/L汚染した水を2L摂取した場
合、同様に次式により求めると内部被曝線量は1 3 10 5 S (13 S )となりその発ガン確率は6.5 x 10-7(0.000065%)となる。・・・

26.牛乳(Bq/L)

Cs-137で200Bq/L汚染した牛乳を2L摂取した場合、Cs-137の実効線量係数(経口摂取の場合)1 3×10-8 を用いて次式・・・

27.食品(Bq/kg)

Cs-137で500Bq/kg汚染された食品を2kg摂取した場合、同様に次式により計算すると、
内部被曝線量は1 3 x 10-5 Sv(13μSv)となり、その発ガン確率は6.5 x 10-7(0.000065%)となる。・・・

28.Cs-137で2000Bq/kg汚染された牛肉を毎日200gずつ1年間摂取した場合、同様に次式により計算すると、内部被曝線量は1.9 x10-3 Sv (=1.9mSv) となり、その発ガン確率は9.5 x 10-5 (=0.0095%) となる。・・・

29.東京都の空中放射能密度

30.空気(Bq/m3)

汚染空気の被曝については、例えば、東京で空気中の放射能濃度がもっとも高かった3 月15 日のI-131、Cs-137、Cs-134 の総放射能量はそれぞれ、497、120、112Bq/24m3 であったので、この濃度の汚染空気を1日に24m3 を吸い込むと仮定して、同様な計算をすると、次式により内部被曝線量は11μSvとなり、その発ガン確率5.5 x 10-7(0.000057%)となる。・・・

31.土壌(Bq/kg)

土壌については、福島の校庭で遊んで高濃度汚染している校庭の土壌(I131が30000Bq/kg、Cs-134が13000Bq/kg、Cs-137が16000Bq/kg)10グラムを
q/ gq/ g) 経口摂取したと仮定すると、次式により内部被曝線量は1.1 x 10-5 Svとなり、その発ガン確率は5.5 x10-7 となる。・・・

32.ヨウ素131摂取による甲状腺の被曝量
 大人の場合:Bq×3.2x10-7 Sv
 乳児の場合:Bq×2.8x10-6 Sv
 胎児の場合:Bq×4.7x10-7 Sv

33.100,000Bq/m2の土壌汚染大地から
 Cs-137:660keVのガンマ線を放出
 1eV=1.60 x10-19J
 ガンマ線1本のエネルギー
 1.60 x10-19 x 6.6x105=1.06x10-13J
 1.06x10-13x100,000=1.06x10-8J/m2/秒
 このエネルギーを体重60kgの人が吸収すると仮定
 1.06x10-8/60=1.78x10-10J/kg/秒
 =1.78x10-10Gy/秒
 ≒1.78x10-10Sv/秒
 ≒6.41x10-7Sv/時
 6.41x10-7Sv x 5x10-2Sv-1 = 3.2x10-8

34.つくばの空間線量率の推移 35.つくばの放射能落下物 

36.洗浄すれば放射能は約半分になる

37.日本において放射能暫定限度(370 Bq/kg)を超えた輸入食品

39.加工食品の放射能汚染の管理
 原材料の放射能汚染の管理でOK?
 加工工程で放射能は増えないか?
 乾燥により放射能は濃縮される
 →Bq/kgが増加する
 →行政・業界の対応は?

40.放射線被曝の早見図 41.年間被曝線量と発ガン率 42.放射能と生活習慣による癌のリスク 

43.チェリノブイリ事故による汚染地域

つばめ:
渡り鳥→ 死んでしまう

野ネズミ:
移住してきて定住→ 繁殖

44.放射能に打つ勝つための基礎知識

放射線の間接作用と直接作用・・・

45.植物からのプレゼント~抗酸化物質~活性酸素・ラジカルをやっつける

46.自然の恵みを活かした食事をして明るく生きて放射能汚染に打ち勝とう・・・」


放射能拡散に係る記載を調べました。(その2:拡散範囲の予測情報)

2012-10-27 | 放射能被ばく・後遺症関連

10-26投稿

  既報(その1)にて、原発事故が発生した場合の拡散予測によれば拡散距離は30km以上に及ぶという。この拡散距離は事故当初の緊急警戒範囲と思われます。 

 3.11事故後の放射能の拡散距離は環境中の雨・風などを介して、既報に記載したように、結果的には現状は180km以上の農林水産物を汚染していることも報道されています。

 放射能は既報で記載しましたが、「・・・地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている

 巨大なエネルギーを持つ放射性物質(主に、エアロゾル化している大気圏放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線による放射化もしくは励起によって、

 

 環境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などの有害な電磁波を発生させて最終的にはになる可能性が推察されます。詳しく見る>>

 

【放射化】とは goo辞書によれば、「放射能をもたない同位体に放射線を照射し、放射性同位体にすること。放射化分析や医療・工業分野で利用される。一方、原子力発電所を稼働し続けると部品や設備が放射化され放射性廃棄物になるため、廃炉・解体・処分が困難であるという問題も抱えている。」

 

~ 励起という現象 ~

 

放射能生物多様性 」、「内部被曝 」、「異常気 象など天変地異

 

今後想定される巨大台風などに影響しているのではと個人的には杞憂しています。・・・」詳しく見る

 

 今後、地震・津波などによって、万一、近隣の原発事故が発生した場合の参考になるため、今回は個人的なメモとして、原発事故による放射能拡散に纏わる情報を列記しました。

 既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

1.内部被曝との関係はどのようになるのか

原発事故現場の近隣の災害は原爆と同様に距離に応じて高熱・高放射線による外部被爆を蒙るが、厄介なのは放射性物質微粒子(主に、エアロゾルとして)の拡散による影響として、エアロゾルからの放射線(いわゆる環境放射能マイクロシーベルト/hr;new全国放射能濃度一覧)のみならず、ペトカワ効果ように微量でも体内に摂取した場合には臓器を被曝して細胞の組織を損傷させるとの説もあり、人によって耐性が違うと思われますが、いつ発症してもおかしくないとも言われています。

参考投稿:

環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(「ホルミシス」と「ペトカウ」効果について) 

放射線に係る記載(後遺症)
エアロゾル

として空気中に浮遊している目に見えない放射能物質の微粒子

が体内に取り込まれた場合の内部被曝について記載しました。全日本民医連「根底が崩れた原爆症「認定基準」」によれば、・・・)

 

 

環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(後遺症3・5・8年潜伏期について)

2.放射能の正体不詳につき関連文献

 原子炉の核分裂によって、現状、環境中に漏洩・拡散しているセシウム134、ヨウ素131など放射能物質の粒子径はどのくらいか?およびその組成についての情報はまだ個人的には不詳ですが、防護マスクの仕様にも関係するのか? ただ、本件は今まで地下マグマ、宇宙、核実験、原発からの法定内排出などから環境中に放出されている放射能を少なからず呼吸もしくは農林水産物を摂取していることから、原発事故によって放出・拡散している増加分が問題なのか?

 (放射性物質の微粒子径)
・・・原子炉の核分裂によって環境中に漏洩・拡散しているセシウム134、ヨウ素131など放射能物質の粒子径はどのくらいか ・・・
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 エアロゾルの一覧表に記載されている核燃焼物質は0.01~0.1μ(10~100nm)となっているが、・・・。
3.放射能の拡散しやすさは地質と関係するのか

既報にて、 日本の自然放射線量とインフルエンザウィルス感染との関係を調べたところ、自然放射線量が高い地域は感染しにくいとの結果であった(ばらつき、たまたまかどうか再現性の確認要)

・・・この自然放射能とは
「・・・もともと宇宙線や大地、建物、食品などに由来する放射線があり、この値が異常であるかどうかは自然状態の放射線量と比較して初めて知ることができる
・・・、今現在、高線量の値が出ている地域でも、自然状態での放射線量を求めるのに役立つと考えられる。自然放射線量を計算で求めるには、大地に含まれるウランとトリウムとカリウム(放射性K-40)の濃度を用いるが、すでに公表されている元素の濃度分布図である地球化学図のデータを用いることができる・・・
 ウラン、トリウム、カリウムは花崗岩地域で高濃度に含有され、図から分かるように花崗岩などが分布する地域で高い線量になっており、地質図と密接な関係があることが分かる。・・・」という。詳しく見る

 参考投稿:
環境中の放射線量測定値のばらつきに係る記載('11-06-12~)
環境放射能のばらつきはよく言われます。

・環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載
(今後、自然放射線との識別をどのように?)


自然放射線量は計算で求めたものであり、今後の識別には注目したい。花崗岩などが分布する地域で高い線量であるとのことですが、どのように放射能が含有しているのか(表面?バルク?)個人的には興味あり、メモしました。別途、気象条件(突風、降雪など)に影響すると推察している地質(電荷、磁性)、周辺環境(崩壊粒子線の多さ)の詳細な違いを調べて、メカニズムを考察したい。

*なお、新潟の昨夏、島根の今冬にたまたま突風発生が報道されており、
上記要因との関連が推察されます。

4.放射能の拡散はいつまで続くのか

 即ち、沈積した放射能が超微細なエアロゾル(数nm>のオリゴマーレベル(数十個)~モノマーレベル(一個)の元素が黄砂、火山灰などに吸着した状態で)に風化して陸海空の環境中に再拡散しているのかもしれない。?少量でも原子レベルの巨大なエネルギー(E=M×Cの2乗)を放出して、各々の元素に特有の半減期で環境に熱的な影響を与えているかもしれません。

 関連投稿:環境水中の放射性元素の深さ方向の濃度分布に係る考察
(2012-07-03 10:02:08 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説)

5.気象条件(突風、降雪など)に影響するのか

参考投稿:異常気象など天変地異に係る投稿(その2 '11-12-26~~'12-3-21)

 

 


放射能拡散に係る記載を調べました。(その1:拡散距離要因)

2012-10-25 | 放射能被ばく・後遺症関連

10-25投稿

 原子力規制委員会が発表した原発事故が発生した場合の拡散予測によれば拡散距離は30km以上に及ぶという。

gooニュース

琵琶湖源流の一部高線量の想定 関西1450万人の水源(朝日新聞)

「関西に暮らす約1450万人の水源となってきた琵琶湖まで放射能汚染は広がるのか。今回公表された拡散予測では、琵琶湖の源流部の一部が高線量にさらされる結果が出た。滋賀県は原発事故時の琵琶湖への影響を独自に検証しており、予測データを注視している。  予測によると、福井県敦賀市の敦賀原発で事故が起きると、1週間の積算被曝(ひばく)線量が100ミリシーベルトを超える地域が滋賀県最北部の長浜市余呉町付近まで及ぶとされる。この地域には琵琶湖につながる河川の一つ、高時川が流れている。滋賀県が実施した独自の拡散予測では、福井県内の原発で福島並みの事故が起きた場合、放射性ヨウ素が琵琶湖の上空を広く覆い、水への影響が出る可能性が示された。さらに放射性セシウムやヨウ素は自然落下や雨で琵琶湖に直接落ちるだけでなく、陸地からも川や地下水を通じて湖に流れ込む可能性があるとする。今年から湖への流入予測のシミュレーションを始め、湖内の放射性物質の濃度変化をつかんで取水場所などの検討材料にする考えだ。」 

上記の記事からも明らかなように、

 放射能からの放射線は以下の経路で拡散して影響すると個人的には思っています。既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

参考投稿:放射線に係る投稿('11-04-20~'12-01-25)(2012-05-11)

1)原発事故によって原発から遠方に風によって飛散したエアロゾル(微粒子)として存在する空気中の放射性物質からの放射線

関連投稿:放射性物質の微粒子径)
・・・原子炉の核分裂によって環境中に漏洩・拡散しているセシウム134、ヨウ素131など放射能物質の粒子径はどのくらいか? ・・・
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 エアロゾルの一覧表に記載されている核燃焼物質は0.01~0.1μ(10~100nm)となっているが、・・・。
2)原発から漏洩した放射能汚染水によって海・河川、地下水を介して、イオン、ゾル(微粒子)化した水中の放射性物質からの放射線

参考投稿:(エアロゾルのイオン化)
「エアロゾル」に係る記載を調べました。(その11:Cs、Sr、Iの水に対する溶解性)

3)雲中に核として存在する放射性物質からの放射線?

4)降雨、降雪によって地表に降下したイオン、ゾル(微粒子)化した放射性物質によって汚染された地殻のからの放射線

 個人的には、事故発生時の被ばく距離、時間のファクターによってその影響のされ方は違ってくるので時間によって、避難場所を逐次考慮することも必要か?と想われます。 事故現場の核反応生成物質から至近距離の場合は外部被爆による生体への影響が大きい。一方、時間経過後の影響は既報で記載した農林水産物を介しての体内汚染による内部被曝に注意が必要か?と想われます。

参考投稿

(生体への影響)
・・・ 生体の場合は、外部被曝の場合、エネルギーが低い紫外線(電磁波)を例にとると解りやすいですが、表皮の細胞の組織を損傷します。もっとエネルギーの高いα線、β線、γ線、X線の場合は火傷のような傷害から被曝放射線量が大きく、多い場合は死まで至ります・・・
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エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)

2012-07-15 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

その9-1:(放射能などエアロゾルの形状)
・・・環境に悪影響を与えている放射性物質(死の灰)、火山灰、ウイルス、花粉などエアロゾルの形がどのようなものか調べました。
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その9-2:(新種の鳥インフルエンザウィルス、 インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル、冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子)
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その9-3:(インフルエンザウイルス(AH1N1 2009))
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その9-4:(南相馬市の黒い粉)
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