水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

「霧」をテーマに国際学会 飲料水利用や汚染問題への画期的な発展を期待!

2013-05-21 | 水とはどのようにすべきか

'13-05-20投稿、05-21追加

 乾燥地帯など水資源に恵まれない地域で水不足を解消する新しい技術が!

msn産経ニュース

「霧」をテーマに国際学会 飲料水利用や汚染問題 2013.5.20 10:38

「深刻化する水資源不足対策として霧を集めて飲料水に利用する最新技術や、大気汚染によって酸性度が高まった「酸性霧」の実態など霧をテーマにした研究成果を報告する国際会議が20日、横浜市で開かれた。会議は6回目だが、アジアでは初。24日までの期間中、二十数カ国から100人超の研究者らが参加する。

 乾燥地帯など水資源に恵まれない地域では、目の細かい網を使って霧を集める手法が注目されている。アラブ首長国連邦の研究グループは、体の表面の細かい突起で空気中のわずかな水分を集めて飲む砂漠の甲虫にヒントを得た「霧水捕集マット」の研究を発表。

 神奈川大の井川学教授らのグループは、神奈川県の丹沢山地で長期間観測を続けている酸性霧や、その植物への影響調査を報告する。中国・南京市で2009年冬、酸の度合いを示す水素イオン指数(pH)が3・9という強い酸性の霧が発生した観測結果なども紹介される。」

⇒既報中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について (2013-05-16) で記載しましたが、水不足によってもたらされる
地球環境への諸悪の対策として、
「砂漠の緑化」
「安全な飲料水」
「灌漑による食糧の安定生産」
「黄沙現象の防止」
などがありますが、
「霧水捕集マット」は飲料水用と思われますが、
「灌漑」「黄沙現象の防止」「砂漠の緑化」にも適用可能な要素技術として発展するのだろうか?今後の成り行きに注目したいと思っています。

中国の水不足に係る3年前のニュースでは

地球ニュース
技術革新が進む海水淡水化、中国の水不足解消の切り札へ
2011.04.19 橋本 淳司
http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/water/888seawater-desalination.html

 

2011年3月に開幕した全国人民代表者会議において、海水を特殊な膜フィルターを通して「淡水」と「そのほかの物質」に分離する「海水淡水化基地の整備を急ぐべき」という文書が、政治協商会議より党中央・国務院へ提出されました。芦昌華・全国政治協商会議副秘書長は、「北方地域における淡水資源不足は国家の安全を脅かすレベルに達し、海水淡水化の普及が急務」と指摘しています。

 

ここ数年、比較的水が豊富とされていた長江流域でも渇水が発生し、一部の支流では断流も起きています。このままでは、長江の水を北方へと運ぶ「南水北調」計画が完了しても、十分な水量を満たせない可能性が高まってきました。

 

そこで注目されてきたのが海水淡水化です。すでに中東では、豊富なオイルマネーによって海水淡水化技術が導入され、真水を確保しています。たとえば、アラブ首長国連邦の淡水生産能力は1日82.2万トンに達し、生活・工業用水の98%をまかなっています。

 

中国では天津市が海水淡水化利用モデル都市に指定されています。その理由は、海水淡水化分野の最高権威である「国家海洋局淡水化・総合利用研究所」がある、強固な工業基盤をもつ、濱海新区にハイテク産業群が集中している、の3点です。

 

海水淡水化技術は発展途上の技術であり、コスト・エネルギー消費量が高い、淡水化の過程で発生する塩分の高い残留物(海洋生態系を破壊)の処理方法が確立されていない、という2つの課題があります。天津市は後者の解決に一歩を踏み出しました。ここ数年で「火力発電-海水淡水化-高濃度塩水による製塩-海水に含まれる鉱物資源の抽出」といった産業チェーンを構築し、渤海の水環境に負荷を与えることなく、化学工業の原料を創出できるようになっています。」ということでしたが、

現実的には進んでいないようです。

 特に、わが国の食卓に多大なる恩恵を与えている中国ではさまざまな要因によって環境水の汚染に加えて、降雨不足で旱魃化が進んでいるという。
 砂漠化、沙地化によって、嵐(ハブーフ)が発生すれば、さまざまな大気汚染物質が介在している黄砂が飛散してくるわけです。それらによって環境水も汚染する悪循環となっているのだろうか?

参考投稿:
中国のきれいな井戸水…今や遠い過去 環境ホルモンを主要汚染源とする新たな汚染物質の浄化困難という。

 地球上の水のうち97.5%は海水で占められ無尽蔵にありますが、 淡水を大量に供給するために 海水から淡水を製造することが実施されています。
  淡水の製造法には. 蒸留法. 逆浸透法. などがありますが、世界の淡水需要は現状約5000億m3であるが、人口増加に伴って、約7000億m3が見込まれています。

 ところが、この水不足に対して、逆浸透膜がそれを解決しようとすると、逆浸透膜で、30億人分の水を作るには、9兆kWhの電気が必要であり、世界中で使われている電気18兆kWhの50%の量という。

 低コストな淡水を製造する技術の普及を望んでいますが、

 まして、低開発国、内陸地域国にとっては、原理的には可能でも、淡水製造、水輸送コストが高いために、現実的には「絵に書いた餅」となっています。

 上記の「霧水捕集マット」とはどのようなものか?どのようなものか?そのトータルコストに関心があります。

 WIREDhttp://wired.jp/2013/03/30/graphene/
2013.3.30 SAT
世界最薄の魔法の素材グラフェンが、低コストで海水を淡水に!
「ミサイル製造メーカーであるロッキード・マーティン社が、逆浸透膜よりもずっとコストのかからないフィルターを使って海水を淡水化する方法を発見したと発表している。」ようなものであろうか? RO膜のように逆浸透圧発生に掛かる電気が多いと高コストになりますが、・・・。

 


再生可能なエネルギーに係る記載(その17:普及阻害要因 電力会社の発電事業者への電力買取拒否の実態 )

2013-05-20 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'13-05ー20投稿

既報にも記載しましたが、新たな有望な化石燃料の創出などで当面凌ぐとしても、将来的には必ず有限であり、時期は個人的には不詳ですが、結果として化石燃料が高騰かつ枯渇することは必然であり、
 特に、わが国は電気の融通に関しても陸の孤島というハンデキャップをもち、かつ地震国なので耐震性のある発電手法を実施せざるを得ずコスト高にもつながり、その推進が難しいと思われますが、計画的に再生可能なエネルギーを増大せざるを得ないのでは?と思われます。

  日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その)の参考情報に記載したような画期的な発電方法の開発によって、低トータルコストな手法の進展が必要か?と思っています。

 異常気象など天変地異が日常化しつつある現状。

関連投稿:
異常気象など天変地異に係る投稿(その4 '13-01-03~'13-03-19)

 安定かつ平均的に効率的に利用できる太陽光、風力、水力などの自然が失われつつあり、以前にもまして自然エネルギーを有効に利用しなければならないと思われます。

 上記の技術的な問題点以外に、さまざま問題点も指摘されています。

既報、 今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~'12-2-29)の引例、

現状の問題点として、
ITmedia総合 「再生可能エネルギー」の記載によれば、
本文詳しく読む
 
太陽光発電や風力発電を電力源として大きく成長させるにはどうすればよいのか。1つの解が「固定価格買い取り制度(FIT)」だ。FITが他の制度よりも効果的なことは、海外の導入例から実証済みだが、問題もある。その問題とは電気料金が2倍になることだろうか、それとも……。「小寺信良のEnergy Future」、今回はFITにまつわる誤解を解き、FIT以外にも日本のエネルギー政策に大きな穴があるという。買い取り価格は、1kWh当たり太陽光が40円。バイオマスは32円、風力は22円*1)。向こう20年間、買い取り価格を固定する*2)ことで、発電事業の安定性を確保する狙いという。
 

関連投稿:再生可能なエネルギー進展時の問題点
(その2:太陽光発電進展時の問題点) (その3:比率拡大時の問題点)

 
 今回は、再生エネ普及の壁になっているという太陽光発電事業者への電力買取拒否の実態に係る記載を調べました。

msnトピックス
2013年5月18日 13:50 (サイゾー)
 
大手電力会社、多発する太陽光発電事業者への電力買取拒否の実態
 再生エネ普及の壁に
http://topics.jp.msn.com/wadai/cyzo/article.aspx?articleid=1845184
(一部割愛しました。)
「 昨年7月1日にスタートした「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、太陽光、風力、バイオマスなどの自然エネルギーで発電された電気を、電気事業者(いわゆる電力会社)が国の定める価格で買い取る制度だ。これにより、特に太陽光発電事業への新規参入が続いている。

 電力会社は太陽光発電事業者の電力を全量買い取らなければならないのだが、法律には例外規定が設けられており、「買取拒否」と送配電ネットワークへの「接続拒否」が認められている。これは新制度がスタートする前から問題点として指摘されていたのだが、自然エネルギー財団が実施した「太陽光発電の系統接続に関する事業者アンケート」によると、その懸念はかなり現実のものとなっているようだ。

アンケートに回答した太陽光発電事業者79社のうち、事前相談段階で電力会社から系統連系が拒否されたケースが15件、また連系制限があるとの回答を受けたケースが28件あった。また、大幅な設備容量の縮小要請や遠い連系点への接続要請などもあり、実質的に事業を断念せざるを得ないケースも多発している。
 
電力会社の関連企業丸儲けの構図
 
ここで、自然エネルギー事業者(ほとんどは太陽光発電事業者)と電力会社の契約について、簡単に触れておく。

 発電した電力を電力会社に買い取ってもらうためには、電力会社との間で「特定契約」という買い取りの条件などを規定した契約を結ぶ必要がある。発電量が契約よりも少なかった場合に、電力会社が不足分を補給する必要があり、その費用を発電する側が負担することに合意しなくてはならない。合意しない場合は、電力会社は買い取りを拒否することができる。それから、太陽光や風力などは気象条件によって発電量が安定しない弱点があるが、その不安定さによって、電力会社が適切なサービスを利用者に提供できなくなるおそれがある場合には、買い取りを拒否できることになっている。

電力ネットワークへの「接続」は、電力会社の送配電ネットワークを借用することを意味する。日本の送配電ネットワークのほとんどは地域別の電力会社が所有しており、発電した電力を利用者である一般消費者に送るためには、電力会社のネットワークを使う必要がある。」
 
 ここでも問題が起きる。まず、太陽光発電事業者の発電設備と電力ネットワークをつなぐための「電源線」の敷設費用負担だ。たいていの場合、電力会社が敷設工事を担当し、その費用は発電者側が負担しなくてはならない。しかし、ほとんどのケースで工事は電力会社の関連会社が行っているため、発電事業者側には金額や工期の妥当性を確認できる仕組みがない。発電事業者にすれば、複数の会社から見積もりを取って、安い会社に工事を発注できれば負担が少なくて済むのだが、電力会社側の言い値のような高い工事金額で契約させられているのだ。アンケートの回答の中には「連系工事負担金が当初よりも20倍もの高額で示された」なんていう、とんでもないケースもあった。
 
さらに、電力会社の事情によって、地域内の電力供給量が需要を上回ることが想定される場合、あるいは送電する量がネットワークの許容範囲を超えることが想定される場合には、受け入れる電力を減らしたり、接続を拒否したりすることができる。いずれの場合でも電力会社は明確な根拠を書面で説明するように義務付けられているのだが、その根拠に反論して状況を覆すことはほとんど不可能だ。

 このほか、公道内に送電線の敷設工事をする必要があっても発電事業者側では工事ができないため、電力会社に工事を依頼したが拒否されてできなかったというケースや、電力供給開始後に問題が起きて、発電事業者に追加の費用負担が発生するというケースなど、さまざまな問題がある。

接続手続きにかかる期間も長い。電力会社ごと、あるいは営業所ごとでばらつきがあるものの、連系協議にかかる時間は平均2.6カ月。4カ月以上たっても電力会社から回答がないケースもあったという。事前相談(平均1カ月)と特定契約(平均1.5カ月)の期間を合わせると、電力の買い取りまでに太陽光発電事業者は半年近い交渉を強いられることになる。

電力会社寄りの仲裁機関・電力系統利用協議会
 
太陽光発電事業者と電力会社の契約をめぐるさまざまな問題は、以前から漏れ伝えられていたものの、太陽光発電事業者は弱い立場に置かれているため、公にその不満を口にすることはできなかった。自然エネルギー財団はその点を考慮して、匿名でアンケートを実施したところ、電力会社のあこぎな実態が浮かび上がったというわけである。

 経済産業省のOBはアンケート結果を見て、次のように話す。

「電力会社の中でも昔からひどかったのは、東北電力と北海道電力。新しい電気事業者の接続なんて最初から受け付ける気がなかったようにすら見えた。中部電力も九州電力もひどかったけど、こう言ったら電力会社全部になってしまう。ただ、東京電力なんかは他に比べればマシなほうで、結局、首都圏は電力の大消費地だから、電気事業者から買っても消費されるということですね。それに、オール電化住宅を推進していたということもあるでしょう」

 さて、太陽光発電業者などが不利な立場に置かれた場合、実は、その旨を訴えるための仲裁機関がある。電力系統利用協議会(ESCJ)という一般社団法人だ。ESCJのWebサイトの事業概要には「相談、苦情、紛争解決」とある。そして「送配電等業務の公平性・透明性確保の原則、関係法令、上記ルール等に基づいて、送配電等業務の円滑な実施を確保するために必要な相談、苦情の処理、あっせん、調停および指導・勧告を行います」と書いてある。

 このESCJが正常に機能していれば、太陽光発電事業者らの不満も解消されたのだろうが、実際にはまったく機能していない。中立機関であるにもかかわらず、何を申し立ててもほとんど電力会社寄りの解決しかしないことで知られているからだ。前出の経産省OBはこう説明する。

「ESCJは04年2月に有限責任中間法人として設立されたのですが、理事の何人かは六ヶ所村の再処理施設工場の視察に招待されて、その後に浅虫温泉(青森県)で大変な接待を受けていたのを覚えています。だから、皆さん原発賛成派です。昔はなかなか良い論文を発表していた人たちですが……。ESCJは『電力自由化のフェアプレーのために』なんて看板を掲げていますが、実態はまったく逆で、電力自由化の阻害要因です」

 ESCJの役員や職員は電力会社から出向してきた人や電力会社の息のかかった人ばかりだというから、これでは太陽光発電事業者も相談する気にさえならないだろう。

発送電分離も骨抜きの懸念も

 さて、安倍内閣では先月、「電力システムに関する改革方針」を閣議決定した。家庭が電力会社を選べる電力の小売りについて、2016年をめどに全面自由化する方針だ。大手電力の発電部門と送配電部門を別会社にする発送電分離についても2018~20年をめどに実現を目指すという。

 報道された内容を見ると、かなり前進している印象を受けるが、このまますんなり電力自由化が進むかどうかは未知数だ。とくに発送電分離は注視していかなければならない。改革派官僚として知られた古賀茂明氏は2年前、筆者のインタビューに対し、電力会社を単純に発電会社と送電会社に分けるだけでは不十分だと言っていた。

「電力会社を発電と送電に単純分離しても、発電会社は巨大なまま残ってしまう。また、例えば東電を“東京発電”と“東京送電”に分離しても、兄弟会社やグループ会社のような資本関係が残れば、送電網は“東京発電”に有利な使い方になってしまい、公正な競争にはならない。“東京発電”をいくつかに分割して売却すれば、東電のDNAを薄めることができる」

 なお、ESCJに代わる本当の意味で中立な送配電ネットワーク監視機関が必要であることは言うまでもない。
(文=横山渉/ジャーナリスト)

関連記事

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  • 原発官僚の”天下り先”日立社長「原発は人類に必須」
  • 原発停止中の日本原電が高利益のカラクリ 役員報酬は計4億以上…原資は国民負担   」

⇒ 再生可能なエネルギーに係る記載(その12:米 エイモリー・ロビンス氏のビジョン)によれば、「「企業や家庭に省エネの動機づけをする政策がないためで、電力会社は電気を売れば売るほど、発電所を造れば造るほどもうかるという電気料金制度にも大きな問題がある」・・・産業界や政治家を含めてすべての日本人が自国の再生可能エネルギーと省エネの大きな可能性を理解することが大切だ。大規模集中型のエネルギーシステムやそれを支える政策から決別し、原子力などへの補助金をやめて、フェアな競争を実現しなければならない。政治家は勇気を持つべきだ。もし、日本人が省エネと再生可能エネルギーに多大な投資をし、得られたものを周辺の国と共有できれば、日本は世界に大きな貢献ができるだろう。・・・」という。

関連投稿:
【追加・再掲】各種エネルギー確保の現状 および原発、再生エネの位置づけに係る情報

 

 

関連投稿:再生可能なエネルギー進展時の問題点
(その2:太陽光発電進展時の問題点) (その3:比率拡大時の問題点)

 

 

 

放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)

2013-05-19 | 環境放射能関連

'13-05ー19投稿、追加

 大地震が発生する前に環境放射能が一時的に低下するという「爆縮現象」のメカニズムに着目していますが、現状、個人的にはよく解っていません。

 放射能の影響を原点として、個人的な観点で、
さまざまな要因・現象との係りを整理しています。

 goo辞書
「放射能」とは
放射線を出す性質、または能力。ある種の原子核は自発的に壊れてα線β線γ線などの放射線を放出し、別の安定した原子核に変化する。この性質を放射能、また放射能をもつ原子核を放射性核種という。放射能の強さはベクレルという単位で表される。

[補説]一般的には、「放射能を浴びる」「放射能漏れ」のように、放射線や放射性物質の意味と混同して用いられることが多い。物理学的には、放射能は原子核の性質、放射線は放射性核種が放出する高エネルギーの粒子または電磁波、放射性物質は放射線を放つ物質を意味し、それぞれ明確に区別される。」という。
*以後、混同、誤解につきましては予め、断っておきます。

 

 放射化現象」は一般的には理解し難い言葉ですが、

厳密に言えば、goo辞書
「放射化」とは
放射能をもたない同位体放射線を照射し、放射性同位体にすること。放射化分析や医療・工業分野で利用される。一方、原子力発電所を稼働し続けると部品や設備が放射化され放射性廃棄物になるため、廃炉・解体・処分が困難であるという問題も抱えている。」という。

厳密に言えば、goo辞書
「励起・励起光」とは
量子力学で、原子分子が外からエネルギーを与えられ、もとのエネルギーの低い安定した状態からエネルギーの高い状態へと移ること

【励起光】
蛍光体などの物質に励起を引き起こす光の総称。紫外線のほか、可視光、X線が利用され、外部からの励起光のエネルギーを吸収して基底状態に戻るときに蛍光燐光を発する。励起光と放射される光(蛍光・燐光)はそれぞれ波長が異なり、一般に放射される光の波長の方が長い(ストークスの法則)。」という。

個人的には、地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている

 巨大なエネルギーを持つ放射性物質(放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線による放射化もしくは励起によって、環境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などの有害な電磁波を発生させて最終的にはになると想っています。詳しく見る>>

「水徒然(旧)」に引き続いて、「水徒然2」にて、
今までの「放射化に係る投稿」(その1:'11-05-19~'12-01-23)
放射化現象に係る投稿(その1:事例紹介'11-05-19~'12-01-23)
放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)
放射化現象に係る投稿(その3:環境放射能を低下する微生物はいるのだろうか?)
放射化現象に係る投稿(その4:【再掲】地震予兆である地震雲と環境放射能との関係に係る考察)
放射化現象に係る投稿(その5:地震予兆である地震雲発生メカニズムの記事の紹介)
放射化現象に係る投稿(その6:地震予兆としての異常発光現象のメカニズムの仮説)

関連投稿:放射線に係る投稿('11-04-20~'12-01-25)

にて、放射化、励起という言葉を使用してきました。
 基本的には、放射化は中性子放射線によって放射性同位体になると思っていますが、その他の反応もあるのだろうか???

 今まで以上に、最近、個人的に着目している1)原発汚染水中のトリチウムベータ壊変放射能)、2)地震の予兆(電離層
の電子数の変化)と関連があると想われる?太陽フレアーからのベータ(電子)放射(粒子)線、3)ベータ壊変時に副次的に発生するニュートリノ

 

崩壊例(クリック拡大)

 

 ニュートリノを副次的に発生しているという。

 

4)核融合反応エネルギーのほんの一部は、その際に発生するニュートリノという粒子によっても運ばれる。粒子といっても目に見える粒ではなく、陽子や電子などと同じミクロの素粒子である。
ニュートリノは光速で伝わり、他の素粒子とほとんど作用し合うことなく物質を突き抜けるという。

ニュートリノ【neutrino】goo辞書 素粒子の一。レプトンに属し、電荷が零、スピン半整数(1/2)。弱い相互作用に関与し、電子μ粒子τ粒子と対になって現れる3種類のニュートリノ(電子ニュートリノμニュートリノτニュートリノ)が存在することがわかっている。質量については零とされてきたが、戸塚洋二東大特別名誉教授(1942~2008)などのスーパーカミオカンデ実験で質量があることは確実とされる。記号ν(ニュー)。中性微子。→レプトン

 また、下部マントルと核の組成に感度があり、主にマントルを構成するかんらん岩などの超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。(ウィキペディア「地殻」から引用)

関連投稿:
わが国の地質・地層の調査に係る記載(その1:地殻の平均的な組成)
火山帯活動の活性化に係る記載(その2:地震を誘起するというマグマ活性化のメカニズムの調査に係る雑感)

 さしづめ、ニュートリノは放射線か?、しかし他の素粒子とほとんど作用し合うことなく物質を突き抜けるということは、放射化、励起とは無縁なのかと想われますが、実際は超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石)に感度があり、既報放射化現象に係る記載を調べました。(その10-8:地震予兆現象と環境放射能との関係)によれば、水の励起によって、微弱な発光をするという。

 自然蛍光物質の発光」、「オーロラ発光」、「地震前に雲底が赤く染まるという一種の発光」とは比べ物にならないニュートリノ由来の超微弱な蛍光発光に係る記載を調べました。

1)蛍光発光
 既報(その10-7で紹介しましたように、放射能のベータ壊変に伴って発生する放射線ニュートリノ(個人的には詳細不詳)光速と同等であり、物質透過性は他の放射能と比較して大きいという。そのニュートリノを光電子増倍管で観測されています。
 ニュートリノと「爆縮現象」(大きな地震の直前にガイガーカウンターのバックグランド計測値が一時的に異常に低くなる現象)との関連はさておき、既報の引用(詳しく見るにおいてニュートリノが地震と関係するという仮説が提案されています。

・・・

光化学の用語集
(一部抽出しました。)
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Takehito.Senga/geocity/photochemistryterm.html
#光電子増倍管
「・・・
蛍光(fluorescence)

 
一般的な蛍光は光化学で云う蛍光と少し違っています。簡単に言うと、蛍光を発するような物質に、ある波長の光を照射した場合、それよりも波長の長い光を発光した時、その光を蛍光と呼びます。入射した光子エネルギーよりも高いエネルギーを持つ光子は発生しないと言う事です。ちなみに、寿命がすごく長い物は「りん光」と呼ばれ、照射光を遮った後も長い物は数秒程度発光が続きます。
光電子増倍管(Photomultiplier:PMT)

 非常に僅かな光でも反応する、非常に一般的な光検出器。
 原理は光電管に光電子の多段増幅器を備えた物で、大抵は高電圧で動作します。(1~3kV程度)光電面に入射した光子によって光電子が放出され、これが電位で加速され二次電子を放出し易い電極に衝突すると、更に多くの電子を放出し、更にそれが・・・となだれの様に次々に段階的に増幅されて最後に陽極に衝突して検出電流として得られます。大体、10段階位で増幅されて、最初の光電子の100万~1000万倍の二次電子量に増幅されます。全て封じ切りの真空容器内で増幅される為、後でOPアンプ等で信号増幅する場合に比べて格段にS/Nが良いです。ちなみに光電子「倍増」管と、呼び間違えてはいけません。
 これの大きいやつを、いっぱい並べた装置(カミオカンデ)を使って小柴昌俊さんはニュートリノを観測しました。ニュートリノそのものを見たのではなく、ニュートリノが気まぐれに水を励起するのでその時の微弱な発光(チェレンコフ光:その発光システムはちょっと複雑)を光電子増倍管で見たわけですが。
 逆に光電子増倍管の多段増幅部のみの小さいやつを、蜂の巣の様に並べた物はMCP(マイクロチャンネルプレート、マルチチャンネルプレート)と言われます。二次元的に捕らえて増幅するので、信号強度が上がるばかりではなく、その後ろに蛍光体とCCDを置く事で二次元イメージ像を得る事が出来ます。そのままだと真空紫外光や、電子、イオンの検出だけですが、MCPの前に光電面を置くと高感度に可視光や赤外光のイメージング像を得る事が出来、それを一般にイメージインテンシファイアと呼びます。・・・」

⇒「ニュートリノが気まぐれに水を励起するのでその時の微弱な発光(チェレンコフ光:その発光システムはちょっと複雑)を光電子増倍管で見たわけですが。」という。 
 ニュートリノの存在するところには電子あり。
電子の放電により、ペロブスカイト系地殻(引例文献詳しく読む)の逆圧電効果による振動の可能性について地質との関連において着目したい。

 
~ 励起という現象  」


 参考投稿(トリチウム生成関連)
放射化現象に係る記載(放射性物質による放射化の可能性について)

1.教えてgoo 2009/10/12 23:28
「放射能に汚染された水が蒸発したら」によれば、
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5362791.html
(一部抽出しました。)
質問
・・・放射能に汚染された水は大気中に拡散し、やがて雨になって落ちてくると考えられますね
回答
水自身が放射化する可能性
 水の水素や酸素の放射化は、原子炉の動作時にはありえます。
・(軽)水素 → 重水素 → 三重水素
・酸素16 → 酸素17 → 酸素18 → 酸素19

 
これら右へいく反応は、原子炉の動作時の中性子の吸収でありえますが、反応の確率が低い上、元々軽水素:99.98%、酸素16:99.76%以上と放射化まで変化する量は、通常問題になる量とは考えられません。


 
次に、
トリチウム水の環境への影響に係る記載2013-03-24)の引例によれば、

 気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていたという。

弁財天
トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect

「ボクがこれを見たときに思ったこと。
気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていた。
今、その現象がドップラーレーダーに映った。
「核の効果による降雪」
ペンシルベニア州のシッピングポートの近くにあるビーバーバレー原発で寒空に排気する熱と蒸気が「核の効果」を起こし風下に雪を降らせた。最大1インチの積雪が観測された。地域的な降雪現象。
以下はピッツバーグの原発の排気が風下に降雪させてるドップラーレーダー画像。・・・
異常気象の原因はCO2だと断言してるけど、そのCは炭素14なんじゃね。さらに原発が放出してる水蒸気のH2OのHはH3(トリチウム)なんだろうな。こんなのがちょっと大気中に存在するだけで気象が大きく変動する。電離層を透過し僅かに到達する宇宙線で雲ができるくらいなのだから当たり前か。←クリプトン85が露点を低下させる効果があることが判ってる。気温上昇の原因。・・・(後略)」という。

 関連投稿:【追加・再掲】各種エネルギー確保の現状 および原発、再生エネの位置づけに係る情報


岐阜県土岐市 トリチウムを使用する核融合発電の安全性は識者の間でも意見が割れているという。

2013-05-18 | 環境放射能関連

'13-05ー16投稿、05-18追加

 本件で問題となっている三重水素(トリチウム)に係る記載を追加しました。
福島第一原子力発電所でのトリチウムについて
平成25年2月28日
東京電力株式会社

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130228_08-j.pdf

(一部抽出しました。)

トリチウムの特性は一般的に以下のとおり
○化学上の形態は、主に水として存在し、私たちの飲む水道水にも含まれています
○ろ過や脱塩、蒸留を行なっても普通の水素と分離することが難しい
○半減期は12.3年、食品用ラップでも防げる極めて弱いエネルギー(0.0186MeV)
のベータ線しか出さない
○水として存在するので人体にも魚介類にも殆ど留まらず排出される
○セシウム-134、137に比べ、単位Bqあたりの被ばく線量(mSv)は約1,000分の1

○トリチウムの除去技術(例)
 CANDU炉(カナダ型重水炉)や国内の「ふげん」(新型転換炉:廃炉)では運転に
伴い、大量のトリチウムが生成される。
このため、CANDU炉を有する韓国では除去設備の開発を行い、2007年から運転が
行われているが、扱うトリチウム濃度は福島第一原子力発電所の濃度より百万倍程高
く、処理速度は低い。
 「ふげん」ではトリチウムを含む減速材の精製を行っていたが、取り扱うトリチウム
の濃度はCANDU炉と同じく百万倍程高く、処理速度はさらに低い。
なお、分離されたトリチウムは安全を確認のうえ、気体状で放出された。・・・」

YAHOOニュース
核融合発電の安全性は識者の間でも意見が割れている
週プレNEWS 5月16日(木)9時20分配信
「重水素と三重水素(トリチウム)を使用し、莫大な熱エネルギーを発生させる「核融合発電」。原子力発電よりも安全かつ安価に大量の電力を供給できると言われているが、岐阜県土岐市の核融合科学研究所で予定されている重水素実験に、地元住民からは反対の声が上がっている。

外部の有識者の間でも、核融合発電の安全性に対する意見は分かれている。反対派の京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、次のような点を危惧しているという。

「重水素実験によって核融合科学研究所から放出されるトリチウムは微量。生物的な毒性も低い。とはいえ、環境に出たトリチウムは水状態になって捕捉できないし、何より人体への侵入を防げないのが怖い

トリチウムとは放射性物質のひとつで、既存の原発でも排気塔から排出されている。外部に排出されるのは極めて微量のため、安全性には問題ないと核融合科学研究所は説明しているが……。

「計算では原発1基分(100万kW)の核融合発電に必要なトリチウムは年間133kg。これは480京ベクレルに相当し(重水素実験で発生する量の1億倍)、この1000分の1が環境に放出されても天然トリチウムの年間生成量とほぼ等しい。(周辺住民への影響は無視できないし、)これが2基、3基と増えたらどうなるかを、もっと考えてほしい」(小出助教)

一方、多治見市では2月7日に、市主催による実験推進派と反対派との公開討論会が開かれている。そして、その場では1991年から「JT-60」という装置を運用した違う方式ですでに重水素実験を行なっていた、日本原子力研究開発機構・核融合研究開発部門の林巧研究主幹が「もちろん、トリチウムを大量に取り込めば問題だが……」と前置きしつつ、「排気塔からトリチウムは出していたが、まったく問題のない低レベル。半減期は12年だが、体内に入って汗や尿で排出される生物学的半減期(半分の量が体外に排出される時間)は10日前後」と、健康への影響がないことを強調している。

また、核融合に関する研究は世界各国で行なわれていて、日本も参加する「国際熱核融合実験炉(ITER)」がフランスで建設中だ。このITER、実は2000年前後に、日本が青森県六ヶ所村に誘致しようとしたことがある。

このとき、1989年にアメリカの物理学会プラズマ部会長に選任された長谷川晃教授は、「事故で炉壁が溶解し、500gのトリチウムが出れば、チェルノブイリ級の事故が起きる」と分析。当時の小泉純一郎首相にITERを誘致しないようにと嘆願書を提出しているが、今回の重水素実験については「心配するほどのモノではない」との見解を述べている。

ところが、その一方で、長谷川氏と連名で嘆願書に署名したノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊博士は、多治見市の古川雅典市長に「ITER誘致では、原発の10倍以上もの中性子が出るので反対した。この見解は変わっていない」との意見書を送っている。有識者の間でこれだけ意見が分かれていたら、一般の地元住民が反対するのも無理のない話だ。

ただ、あらためて留意しておきたいのは、今回の重水素実験と将来の核融合発電とでは、運用の規模と質が大きく異なり、それぞれ別の判断が必要ではないかということ。われわれはその前提を踏まえた上で、議論を進める必要があるだろう。(取材・文/樫田秀樹)」という。

β線を放出し物理的半減期は12年という。 β線崩壊時副次的に発生するニュートリノ、有機結合型トリチウム(OBT)など全容がわかるように情報公開されることが必要か?

 大気上層中で宇宙線中の中性子と窒素原子核との衝突によって生成する天然トリチウムが自然界の水循環系に取り組まれているとともに、核実験や原子力施設などから主としてトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され、生物体へは比較的簡単に取り込まれるともいう。


 
福島原発の現状から、地震大国日本、過去、濃尾地震が発生した地域でもあり、大地震、津波などで被災した場合の安全性にも留意した回答が望まれます。

ちなみに、

トリチウム水の環境への影響に係る記載 2013-03-24の引例によれば

ATOMICA
トリチウムの生物影響 (09-02-02-20)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-02-20
によれば、「トリチウムはトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され人体にはきわめて吸収されやすい。また、有機結合型トリチウム(OBT)はトリチウムとは異なった挙動をとることが知られている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。・・・ トリチウムは水素の同位体で、最大エネルギー18.6keVで平均エネルギー5.7keVという非常に低いエネルギーのβ線を放出し物理的半減期は12年である。・・・

また、有機結合型トリチウム(OBT)はトリチウムとは異なった挙動をとることが知られている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。」という。

関連投稿:
福島第一原発の汚染水 今後の天変地異に備えて漏洩しないように早期保安対策を期待!

福島第一原発 汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?

福島汚染水除去設備ではトリチウムを減らせず


火山帯活動の活性化に係る記載(その5:メキシコの火山が噴火 世界各国への地震・噴火の連動性は?)

2013-05-18 | 火山活動の活性化

'13-05ー17投稿、05-18追加

 既報富士山で異変!巨大地震の予兆か・・・。で記載したように、環太平洋火山帯に属するフィリピン・マヨン火山が噴火(2013-05-09)に引き続いて、メキシコでも発生したという。

<世界の火山帯>              <世界のプレート>  
   001

 引用:http://www.palacap.co.jp/ex/index.html 引用: 

AFP BB News
メキシコ首都近郊の火山が噴火
2013年05月16日 15:14 

「【5月16日 AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)近郊にあるポポカテペトル(Popocatepetl)山が14日夜に噴火し、火山灰を吹き上げた。近隣の3つの町には噴出物が降り、山の斜面に溶岩が流れる様子も確認された。

 当局は警戒警報を7段階中5番目に高いレベルまで引き上げ、山の周囲12キロメートル圏内への立ち入りを禁止するとともに、避難経路や避難所の準備を進めている。

 ポポカテペトル山はメキシコ市から50キロメートルしか離れていない。(c)AFP」

火山帯活動の活性化に係る記載(その3-2:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の調査)で記載しましたように、火山帯が走っている地域では地殻(活断層など現状個人的には詳細は不詳)の亀裂、空洞などを経由して水が地下に浸透して?マグマを刺激して、マグマが刺激されれば、水蒸気爆発によって地震を誘起する可能性があるのでは?と思っています。

地震・原発・災害情報のまとめブログhttp://saigaijyouhou.com/blog-entry-210.html【地震予測】小笠原諸島周囲の電子数が激増!東日本でM7以上の大型地震前兆を観測!5月下旬まで警戒!
 「先日に「ラドン濃度と電子数が終息」とお伝えしましたが、5月14日に更に強い数値を電子数データで観測しました。今回観測した数値は東日本大震災後では最大クラスの数値であり、マグニチュード7を遥かに超える規模の大地震が発生する可能性があると予測されます。
また、
同時期に中南米やカリブ海周囲でも記録的な数値を観測。ここまで強い数値は私も初めてで、ここまで高い数値を観測してしまうと、あまりにも強すぎて地震規模を予測することが困難になってしまうほどです。」ともいう。
関連投稿:福島第一原発の汚染水 今後の天変地異に備えて漏洩しないように早期保安対策を期待!(2013-05-15)
地震および津波に係る記載(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)(2013-04-22)5月は湿度が低いので注意が必要か?

 また、地震と火山噴火は連動するとも言われ、今までにも、日本から遠く離れた地域フィリピン、メキシコの火山噴火、および台湾、四川の地震でも太平洋、フィリピン、インド、ユーラシア、北米間での単に、一地域で起こった噴火、地震と軽視するのは禁物なのだろうか?

  既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 既報から想うことは、地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす天変地異要因としては
1)オゾン層の異変、2)温室効果ガスの異変、3)電離層(スポラディック層)の異変、4)赤外線を大量発生と既報の引例を整理して想っています。
参考関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(その3:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす天変要因の調査)

 地震は大陸移動、地下のマグマ活動の活性化に起因すると言われていますが、個人的には、5月に入ってからは、国内外で発生していたM5以上の中規模地震は福島県沖を含めて小康状態になっていることから、マグマ活動の矛先が火山に向かったのだろうか?と妄想しています。
 


                              
(google画像検索から引用)

 既報にて、大気イオン、火山性ガスの異常と地震との関係について調べましたが、

 大陸移動のストレス⇒地震の発生⇔(地殻変動)⇔火山帯活動の活性化
という図式で 

 
大地震の発生過程において、震源周辺に有意に観測可能なラドンなど放射能、赤外線、大気イオン、火山性ガス、着色光一時的に異常発生して、大地震を誘起させていると理解しています。震源域が海の場合には周辺海域の温度変化もするという。
 火山活動の活性化によって、
地殻および内部における熱的および機械的な変動によってマグマが活性化して、噴出した結果、その周辺に空隙・亀裂が発生することによって地殻が滑りやすくなっていると思っていますが、マグマの噴出のみならず、
 
案外、地下水の枯渇、天然資源の掘りつくしによる空洞化による地異現象が些細な量?ながら、経年的に増加して地殻内部の変動(地震のグレイドアップ)に少なからず影響しつつあるかも???とも妄想していましたが、

  大陸移動の駆動力は電磁力よる?と思っていますが、

 個人的にメカニズムは不詳ですが、地震・噴火に影響する
大陸移動に対して、特に、天変/地異の寄与率どのようになっているのだろうか??? 

                     天変現象
                ↓ ↑

                地異現象
(大陸移動のストレス⇒地震の発生⇔(地殻変動)⇔火山帯活動の活性化)

<天変・地異要因>
 太陽エネルギーの源泉は太陽は水素やヘリウム原子を衝突させて核融合からの電子や陽子などのエネルギーの高い荷電粒子や、紫外線・X線などの強い電磁波のといわれ
核融合炉で発生するトリチウムは水素の同位体で、最大エネルギー18.6keVで平均エネルギー5.7keVという非常に低いエネルギーのβ線(電子線)を放出し物理的半減期は12年であるという。

 ATOMICA
トリチウムの生物影響 (09-02-02-20)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-02-20
によれば、大気上層中で宇宙線中の中性子と窒素原子核との衝突によって生成する天然トリチウムが自然界の水循環系に取り組まれているとともに、核実験や原子力施設などから主としてトリチウム水(HTO)の形で環境に放出されベータ壊変するという。

また、「地球科学から見た地球ニュートリノ観測の意義」によれば、 
東北大学 地球内部の放射性元素のベータ崩壊により生成

 放射性熱源は地表熱流量のおよそ半分に寄与
– 観測地殻熱流量~44TW (31TW)
– U系列8TW / Th系列8TW / 40K 4TW~20TW
 238U 235U     232Th       40K

ニュートリノ観測は,地球科学,特に深部組成と熱収支に関するユニークな情報をもたらすという。

 

 参考関連投稿:

 

放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)

 


 おりしも、既報天変に係る記載(24:5月太陽活動がピーク 東京でオーロラが見えると地球の磁気圏が吹き飛ぶという)(2013-05-05)というように、太陽の活動がピークに達する5月、大量の放射線や電磁波を地球にもたらす“太陽嵐”(ソーラーストーム)が放出される可能性がNASA(米航空宇宙局)から指摘されています。
太陽嵐”(ソーラーストーム)の詳細
太陽光線http://www.naoru.com/taiyo-.htmよれば
「・・・極大期に入ると、表面で「太陽フレア」と呼ばれる爆発的なエネルギーの放出がたびたび起こり、電子や陽子などのエネルギーの高い荷電粒子や、紫外線・X線などの強い電磁波を放つ。

 これらは早ければ10分ぐらいで、遅くても2日程度で地球に達するが、北極や南極付近などを除けば、普通は地上に被害が及ぶことはほとんど無い。地球は地磁気の強い磁場で覆われており、荷電粒子などが降り注ぐのを防いでくれるからだ。しかし地球周辺の宇宙空間に出ると話は別で、様々な実害が出かねない。・・・

2012年、広島大学や米スタンフォード大学などは、太陽に現れる爆発現象「フレア」に伴い、大量のガンマ線が放出される現象を見つけた。
通常の太陽で見られる約1000倍の強さのガンマ線が約20時間放出され続ける例もあった。
太陽フレアではX線を含むすべての波長の光が爆発的に増える。・・・

太陽の中心部は温度が1000万度以上もあって何しろエネルギーが高いので、赤外線や紫外線ではなく、同じ電磁波の一種であるガンマ線が放射される。ところが、太陽の中では電磁波はまっすぐに進めない。最寄りのガスに吸収されては再び電磁波として放射される過程が頻繁に繰り返される。こうした、“寄り道”が多くて、表面に達するのに2.3秒どころが1000万年もかかってしまうのだ。
この間、エネルギーは次第に低くなって、最初のガンマ線がやがてX線になり、太陽から外の出る時には、主に可視光線。一部は赤外線紫外線になっている。・・・」ということで、

 

 (google画像検索から引用)

天変による

1)オゾン層の異変、2)温室効果ガスの異変、3)電離層(スポラディック層)の異変、4)赤外線を大量発生させて、地震、噴火の増幅に影響して遠隔地域にも影響するのでは?と杞憂しています。
 何事も、5月中に起こらないことを祈っています。


中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について 

2013-05-16 | 水とはどのようにすべきか

'13-05ー16投稿

 既報黄砂、大気汚染物質の大陸での昨今の発生状況 少し増えているのだろうか?にて記載したように、大陸から飛来する黄砂に対して、何とかならないかと思う昨今です。

 黄砂、環境放射能など有害物質には国境はなく、最近の黄砂の飛来状況は単に、中国からだけでなく、ハブーブ(嵐)などによって全世界から飛来しているのだろう?と個人的には想っています。
         昨今                 
     

 
       

         春先

 引用:九州大学 http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))

既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを

予め断っておきます。

 実際、目で見えるほどでないにしても、黄砂の飛来については対策しないと、個人的には、異常気象など天変地異のみならず、内部被曝生態系地震・津波など諸悪への影響もあるのでは?と思っています。
 黄砂は大気汚染粒子、鳥インフルなど有害な病原体微粒子および、火山灰の微粒子、有害ガスなどとハイブリッド化して飛来する可能性があるのみならず、これから先、抜本的な対策がなされない限りにおいては増える一方?かと思われます。
関連投稿:
大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?

 この原因は水不足、旱魃化によって砂漠化、沙地化が年々増加しているのではと思っていますが、既報「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その5-3:低コストな淡水の供給に対する公報の追加調査 )で記載したように、

水不足によってもたらされる地球環境の諸悪の対策
「砂漠の緑化」
「安全な飲料水」
「灌漑による食糧の安定生産」
「黄沙現象の防止」
などに対して
低コストな淡水を製造する技術の普及を望んでいますが、

しかし、現状の問題点は海水の淡水化を例にとると、
 既報の引例によれば、地球上の水のうち97.5%は海水で占められ無尽蔵にありますが、 淡水を大量に供給するために 海水から淡水を製造することが実施されています。 淡水の製造法には. 蒸留法. 逆浸透法. などがありますが、世界の淡水需要は現状約5000億m3であるが、人口増加に伴って、約7000億m3が見込まれています。
ところが、この水不足に対して、逆浸透膜がそれを解決しようとすると、逆浸透膜で、30億人分の水を作るには、9兆kWhの電気が必要であり、世界中で使われている電気18兆kWhの50%の量とのことです。
 日本は電気代が世界の中でも高いことは世界的にも知られていますが、仮に、工業用単価を安く見積もって10円/kWhとした場合でも180兆円となるという。

  特に、中国はわが国の食卓に多大なる恩恵を与えていますが、最近は降雨不足で旱魃化が進んでいるという。嵐(ハブーブ)が発生すれば、黄砂が飛散してくるわけです。
 

引用:http://blogs.yahoo.co.jp/
osakawsp/4963898.html

                          (google画像検索から引用)

 今回は中国の内モンゴルの砂漠化に係る記載を調べました。

 FoE Japan
内モンゴルの砂漠化
http://www.foejapan.org/desert/area/
(一部割愛しました。)

 「草原の砂漠化

内モンゴルでは、1960年頃から砂漠化が急速に進行しています。内モンゴル自治区の使用可能な草原の面積は、1960年の82万k㎡から、1999年には38万k㎡に減少しました。

右図は中国の砂漠分布図です。(緑部分が内モンゴル自治区。

出典:徳岡正三著「砂漠化と戦う植物たち」)

青のラインは年間降水量400mmの等値線。降水量が東南ほど多く西北へいくほど少なくなります。

400mmは、木が大きく育つかどうかの境目といわれ、砂漠や沙地がこのラインより西北に分布していることがわかります。


「砂漠」と「沙地」
中国では、乾燥など厳しい気候条件下で自然に形成されたものは「砂漠」と呼び、人間の活動で砂漠に似た状態になったものを「沙地」と呼んで区別しています。

図をみると、西側に砂漠、東側に沙地が広がっているのがわかります。4つの沙地は、気候的には草原が広がるはずのところなのです。

 

要因Ⅰ-社会背景
1949年に成立した新中国は、定着型の農耕と牧畜を進めました。やがて食糧増産の必要から、内モンゴルへの漢民族の移住が始まり、人口は爆発的に増加しました(1k㎡当り:'53年5.0人→'83年16.3人)。
そして、社会変化に伴う生活形態の変化や人口増加は、過剰な土地利用を生み出しました。

要因Ⅱ-自然条件
中国北方はかつて海や湖があったことから、草原の下には砂が堆積しています。そのため植生が破壊し表土が剥がれると、砂の層が表出します。土地は保水力を失い乾燥し、地域特有の強風に砂が流されます。砂丘が形成され流動がおこり、砂漠化が加速する―これがこの地域の砂漠化のしくみです。

こうして内モンゴルでは、土地の再生能力を超えた過剰な開墾・放牧を原因に、砂漠化が進んでいます。

 

一方、開発から守られた自然保護区では、今も豊かな森が残されています。このことからも、砂漠化が人間の活動を背景に引き起こされたものだとわかります。

緑化の可能性

かつては豊かな草原地帯だったことから、この地域では10mも掘れば良質の地下水が得られ、草木を養う潜在能力を十分期待できます。適切な回復手段が講じられれば、緑化再生が可能です。

しかし、今も草原退化は進んでいます。砂漠化対策が遅れると、再生にはより多くの時間がかかるため、早急な対策・効果的な緑化手法の普及が必要です。」という。

⇒汚染した井戸水、沿海都市の水不足でとても内陸地域の緑化には水は回りそうもありません。ましてや、長大なパイプラインで輸送したとしても海水淡水化などほど遠い状況か?

「安全な飲料水」を確保するだけでも大変な事態?なのだろうか?詳細は不詳。

せめて、汚染水でも草木が生長しやすい水に改質できないものか?と妄想しています。

 中国のみならず、世界各地からハブーブによって黄砂が飛来するのだろうか?

関連投稿:
中国のきれいな井戸水…今や遠い過去 環境ホルモンを主要汚染源とする新たな汚染物質の浄化困難という。(2013-05-08 )

 「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その3:<追加>中国 大気汚染同様、水汚染も深刻に)(2013-02-18 )

 中国の沿海都市、9割が水不足。その原因は???(2012-11-27)

 


富士山で異変!巨大地震の予兆か 林道陥没、浜名湖周辺ではアサリ激減、アユ大量死という。

2013-05-15 | 天変地異・異常気象関連

'13-05ー11投稿、05-15追加

zakzak
富士山で異変!巨大地震の予兆か 林道陥没、周辺ではアサリ激減、アユ大量死
2013.05.11
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130511/dms1305111442006-n1.htm
「世界文化遺産の登録が確実になった富士山の周辺で、異変が相次いでいる。3合目付近の林道が約300メートルにわたって陥没したほか、北側に位置する河口湖では湖水が大きく減少。海でもアサリの漁獲量が激減するなど、不可解な現象が多発している。江戸時代には南海トラフを震源とするM9級地震の49日後、富士山が噴火した。山と海での奇妙な動きは大災害の前触れなのか。

 富士山をめぐって熱くなっているのは、世界遺産の登録を喜ぶ人ばかりではない。山の地中では1000度のマグマが不気味にうごめいている。

 3合目付近の滝沢林道では先月、300メートルにわたる大規模陥没がみつかった。亀裂の深さは最大1メートル超。林道を管理する山梨県は「大量の雪解け水が舗装した路面の下の石を流失させたのが原因ではないか」とみている。ただ、林業関係者は「こんなことは過去に例がなく、気味が悪い」と不安がっている。

 富士五湖の1つ、河口湖(山梨県富士河口湖町)では水位の低下により、「六角堂」の立つ浮島が地続きに。出現した珍名所には、ゴールデンウイーク中に多くの観光客が訪れた。

 異変は山の周囲だけではない。直線距離で約160キロの浜名湖(静岡県浜松市、湖西市)ではここ数年、アサリの漁獲量が激減。2009年の6000トン超から12年は2000トン台に急減し、今年は観光客向けの有料潮干狩りが中止に追い込まれた。浜名湖には昨年春、イルカやアザラシとも判別できない謎の生物が出現して騒動になった。また、浜松市の天竜川流域では先月、1万匹以上ものアユの死骸がみつかっている。浜名湖や天竜川は、巨大地震の震源となる南海トラフに面した地域だけに不気味だ。

 一連の兆候について、武蔵野学院大の島村英紀特任教授(地震学)は、「長期的にみれば明らかに何らかのサイン」と警告する。

 「噴火を繰り返してきた富士山に300年も動きがないのは、異常な状態といえる。動きが活発になる時期は近づいていると思う。1707年には南海トラフを震源とする宝永地震(M8・4-8・7)の49日後、富士山の宝永大噴火が起きている。さまざまな異変は今後の噴火、大地震に関連している可能性がある」

 富士山では864年から866年にかけ、貞観(じょうがん)大噴火が発生。終息から約3年後の869年、「前回の東日本大震災」ともいわれる貞観地震(M8・3-8・6)が起きた。噴火と地震の順序はともかく、東日本沖の太平洋、富士山、そして南海トラフが密接に関係している危険性は高い。

 日本人は筆まめな性格のため、地震後の状況を記録した文献を多数残している。ところが、「前兆に関する記録は貞観地震、宝永地震を含め、残念ながら皆無」(地震学者)と、大災害発生の手がかりとなる史料はないという。

 地割れなど兆候の特徴を分析して、どのような噴火が起きるのか予測するのも難しい。富士山は地震学者の間で「噴火のデパート」といわれるほど、さまざまなタイプの噴火が発生した。貞観大噴火ではドロドロした溶岩が流れ出た一方、宝永大噴火では大量の火山灰を噴き出し、灰は江戸市中でも降り積もった。

 地震の専門家が危惧するのは、富士山をいまだに死火山、休火山と認識している人が多いことだ。

 「1979年、死火山と思われてきた長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん)で大規模な水蒸気爆発があった。この噴火がきっかけで死火山、休火山、活火山という定義が見直された。火山はすべて活火山で、当然、過去に噴火を繰り返した富士山も活火山である」(島村氏)

 木曽の御嶽山は約5000年の沈黙を破って噴火した。富士山が静かにしている300年など、自然界ではほんの一瞬にすぎない。」という。

⇒既報にて、滝沢林道の地割れ、河口湖の水位低下、富士山からはるか彼方の遠州灘沿岸浜松市天竜区の地崩れなどについて紹介しましたが、今年は観光客向けの有料潮干狩りが中止に追い込まれた浜名湖には昨年春、イルカやアザラシとも判別できない謎の生物が出現して騒動になり、また、浜松市の天竜川流域では先月、1万匹以上ものアユの死骸が見つかっているなどさまざまな異変が発生しているという。
 浜松市といえば、先日突風とか、いろいろ原因不明の出来事がたまに起こるのかと思われますが、富士山の東周辺地域の伊豆半島、相模湾、茨城県沖などは竜巻、鯨の打ち上げなどよく起こっています。

 とにかく、木曽の御嶽山は約5000年の沈黙を破って噴火したということから、一旦、今まで眠っていた地域のマントルが電磁波などで刺激されて、マグマの活性化が起これば、南海トラフに面した広範な地域の浜名湖、浜松市、浜岡市などが位置する遠州灘沿岸、駿河湾周辺沿岸でのみならず、相模湾など日本国内通津浦裏どこで大地震、噴火が起こっても不思議ではないと思われます。 
 南海トラフでの大地震、火山噴火は数百年単位で過去発生していますので詮無きことでありますが、
既報福島第一原発の汚染水 今後の天変地異に備えて漏洩しないように早期保安対策を期待!の福島県沖、天変に係る記載(24:5月太陽活動がピーク 東京でオーロラが見えると地球の磁気圏が吹き飛ぶという)の首都圏などと比べれば、同一規模の火山噴火、地震、津波による停電、火災が発生したとしても大混乱にはならないと思われますが、日頃の用心が肝腎要と思われます。

  
 
                           google画像検索から引用)
引用:http://www.tabiplan.co.jp/map/sizuoka.htm

関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(4:フィリピン・マヨン火山が噴火 わが国の巨大地震への連動性は?)(フィリピン海プレートへの影響は?)

突風発生と地磁気異常、環境放射能、地震・地割れとの関連に係る雑感 伊国では同時に嵐と地震が (強風は地震・地割れと関連して発生し易いのだろうか?)

地異に係る記載(その25:大規模な地盤陥没・地割れ地域では巨大地震は発生しないのだろうか?)(地割れ地域と巨大地震震源域とは異なるのでは?)

PS(05-15):

アサリの漁獲量が激減。2009年の6000トン超から12年は2000トン台に急減し、今年は観光客向けの有料潮干狩りが中止に追い込まれた。浜名湖には昨年春、イルカやアザラシとも判別できない謎の生物が出現して騒動になった。また、浜松市の天竜川流域では先月、1万匹以上ものアユの死骸がみつかっている浜名湖や天竜川は、巨大地震の震源となる南海トラフに面した地域だけに不気味ということですが、その原因はよく解りませんが、この傾向が続くようならば、基本的には天変地異などに起因した環境放射能、地磁気異常、新たな有害物質の影響が推察されますが、。

巨大地震の震源となる南海トラフに面した地域の地殻組成などの影響が推察されます。

参考関連投稿:
日毎、地域別の寒暖差は上空に浮遊している黄砂など微粒子分布の違いによるのだろうか?

 

 

 

 


日毎、地域別の寒暖差は上空に浮遊している黄砂など微粒子分布の違いによるのだろうか? 

2013-05-15 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'13-05ー15投稿

 既報ゴールデンウィークになってもこの寒さ! 例年と比べ少し寒暖差が大きいようです。5/6北海道で降雪という。で記載したように、天候不順が続いています。
 下記の引例でもわかるように、原因不明?の本州の日毎の寒暖差に加えて、北海道の気象と本州との地域差が大きいようです。

 びっくり?するようなニュースが散見されることもその証でしょうか?

gooニュース
5月の札幌、21年ぶりの降雪…凍える北海道(読売新聞) 
2013年5月2日 ... 札幌市でも午後7時40 分にみぞれが降り、5月としては21年ぶりの降雪を観測したという。
に引き続いて、
帯広で5月の積雪を観測…8年ぶり
(読売新聞) 2013年05月06日
北海道東部で雪、帯広で8年ぶり5月の積雪観測
オホーツク海に停滞している低気圧の影響で上空に寒気が流れ込んだため、北海道は6日、各地で冷え込みが厳しくなり、東部を中心に雪に見舞われたという。

 季節外れの雪:北海道斜里町で8センチ
毎日新聞 2013年05月12日 20時22分
北海道南東の低気圧から寒気が吹き込んだ影響で12日、道東北を中心に平年を大きく下回る寒さとなり、季節外れの雪が降った。 日本気象協会北海道支社によると、同日午後5時までの24時間降雪量は▽斜里町ウトロ8センチ▽幌加内町朱鞠内4センチ▽羅臼町3センチ。 根室市の最高気温(午後3時現在)は平年を9度下回る2.2度で、3月中旬並みとなり、同日未明から正午前まで雪が舞ったという。

 気温と雨量の統計今朝の最低気温」によれば、5月に入って
最近の最高気温、最低気温の推移
本州の例えば東京では→http://weather.time-j.net/Stations/JP/tokyo
平年を上回る暑さですが、
北海道の例えば札幌では→http://weather.time-j.net/Stations/JP/sapporo
平年を下回る寒さです。

引用:気象庁 日最低気温平年差によれば5月14日は
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/tem_rct/index_mntemsad.html

今度はたまたま?九州が寒いようです。このくらいは今までにもあったのかもしれませんが、関心をもってあれこれ考えています。

 既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 個人的には、全体的な気温上昇は温暖化(亜熱帯化?)傾向ですが、この日毎、地域間の寒暖差が増幅されている原因は何なんだろうか?と思っていますが、

 その要因として、地質と黄砂・大気汚染物質の増加による影響を推察していますが、垂直方向の分布が個人的には不詳ですが、既報まで様々な妄想を繰り返しています。

  既報において感じることは、大陸からの種々のエアロゾルの組成によって、
・すす(黒色炭素)など黒色系のものは太陽光を吸収しやすい(温室効果による温暖化)
・硫酸塩エアロゾルなど白色のものは太陽光を反射しやすい(寒冷化)
傾向になるという。
 これらの比率については現状個人的には不詳ですが、白色系が多ければ寒冷化が進み、気温が下がるという。

 というのは、妄想はさておいて、
既報
黄砂、大気汚染物質の大陸での昨今の発生状況 少し増えているのだろうか?の記載で引用しました九州大学 http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
SPRINTARSエアロゾル予測(簡易版)(大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション
 )の5月12日~13日と照合してみたところ、

 <黄砂>                    <大気汚染粒子> 

   

 

 ⇒北海道札幌上空の黄砂、大気汚染粒子が少ないのだろうか?と韓国では猛暑となるのだろうか???と思い調べてみると、

ソウル(Seoul)と日本の主要都市との天気比較http://forecast.tenki.jp/forecast/world/point-298.html
によれば、
東京、札幌と韓国においては
気温(℃)札幌   東京  韓国

5月12日  14.5   25.5   22.5  
5月13日  11.1   23.7   26.8

 大気汚染粒子は火力発電、自動車、ボイラーなどによって比較的大気圏の低いところに発生する黒色系のススの影響が推察されますが、一連の寒暖差においては大気汚染粒子気温との関連は見られませんでした。

 やはり、天候の不均一性を左右するのは黄砂など微粒子による水(海水温、雲、湿度)の性状に与える影響か?と思われます。

 これら環境放射能など有害物質と共存している大気圏1km以上の比較的微細な微粒子による国境はなく、単に、中国からだけでなく、ハブーフ(嵐)などによって全世界から飛来している比較的粒子径の細かい大気上空に浮遊している微粒子の影響なのだろうか?と個人的には想われます。

 参考情報:
SHIMADZU 粉博士のやさしい粉講座 環境分野と粉体測定
http://www.shimadzu.co.jp/powder/lecture/
beginner/b03.html

イラク(中東)からの黄砂によれば
(一部割愛しました。)
「通常の黄砂は、中国大陸で巻き上げられた砂塵が偏西風に乗って飛来します。ところが、この時期、中国大陸では大規模な砂嵐の発生がなく、イラク(中東)で大規模な砂嵐が発生しており、これによって巻き上げられた砂塵が日本まで運ばれてきたものだと考えられています。

 

 →比較的粒子径の小さな粒子とは0.5μm以下。光の波長より小さな粒子径の黄砂は光を吸収せず透過するため、黄色を目視で識別できませんが、サブミクロン以下の微粒子が1kmを超える上空にはかなりあるのではと?妄想しています。
 
主成分の珪素(Si)の酸化物は透明性を示すが、例えば、鉄(Fe)など多ければ、磁性、着色(黄~赤)されて電磁波吸収性は異なるとは思われますが、地殻組成の違いによる電荷、磁性、屈折率など現状、詳細不詳。

 これらは、CO2などによる温室効果ガスによって増幅された温暖化において、それら単体の粒子径の違いによる電磁波の透過・吸収の違い、およびその表面に付着している物質の電磁波吸収・反射性および電磁波(主に、赤外線、マイクロ波、電波)に対する振動発熱性によって地表に届く太陽エネルギーが変化して水(海水温、雲、湿度)の性状(寒暖差)に影響していると推察されます。

 
すなわち、既報ではsprintarsエアロゾル光学的厚さ (合計) (550nm)について調べましたが、それ以下の観測されない超微粒子、たとえば、環境放射能、および、高度3000mまで存在するという黄砂などは測定波長が回折されている可能性もあるのでは???と個人的には想われます。
 反射した光は目視で識別可

  (google画像検索から引用)

 

(個人的な見解)
 古くから語られる所謂、太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる宇宙環境からの放射線、電磁波の変動のみならず、
 最近では、SPRINTARSの大気汚染粒子黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、

 太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーが減衰状態が大幅に変動することが推察されます。
 


     
(google画像検索から引用)

エアロゾルの種類
  (google画像検索から引用)

 
昨今の寒冷/温暖現象、さまざまな異常気象が引き起こされているのではと?と思っていますが、・・・・。

参考情報:
 太陽圏、磁気圏 、電離圏、大気圏の位置

 

(図拡大クリック)

    
 
(google画像検索から引用)

  既報気候の寒暖に大気中の汚染粒子は関係するのか?と想って、大気エアロゾル粒子と寒冷化現象との対応について調べて、寒冷化現象に係る雑感をしたりしましたが、中国人ジャーナリストが唱える大気汚染粒子が慢性化して寒冷化するということが現実化すれば、住みにくい世の中になりますが、実際、地球は温暖化中なのか?寒冷化中なのか?よく解らない未曾有の局面に地球全体が遭遇しているのだろうか?とも妄想しています。

 その他、地殻組成(主に、電荷)のちがいによって、様々な電荷を持つエアロゾル(含む雲中の雲核)の停滞性も地域の寒暖差に影響することも既報から推察されます。

参考投稿:
異常気象など天変地異に影響する要因に係る考察と地質調査 
2012/02/22
わが国の地質・地層の調査に係る記載(その1:地殻の平均的な組成)
2012-07-13


また、表面電荷、電磁波との反応性に影響する地殻の組成については、
引用:産総研 地球化学図が参考になるのでしょうか?

 寒暖差に係る系統的な研究成果の公開が期待されます。

 

 


【追加・再掲】各種エネルギー確保の現状 および原発、再生エネの位置づけに係る情報

2013-05-14 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

'13-03ー22投稿、05-13、05-14追加

 世界各国のエネルギーの確保および地球温暖化対策は今後どのように進展していくのだろうか?

話が少し外れますが、
 
将来の化石燃料の枯渇危機、および化石燃料によって増加しているCO2の削減に備えて、四半世紀以前から再生可能なエネルギーの開発に対する掛け声だけはありましたが、我が国においては、CO2を発電時に発生しないクリーンなエネルギーとして、原発が推進されてきました。
 原発は必ずしもクリーンではないことを個人的には感じていますが、 
クリーンとは化石燃料を使うことによるCO2(温暖化ガス)など有害物質を発生させないということではなく、CO2の削減は化石燃料を使わないことで達成できる結果論であり、温暖化要因として大気中に存在する約400ppmの「CO2」よりも数%(数万ppm)存在する「水」のバランスの崩れによって影響を受けることは水の赤外線吸収効果から思われます。

地球温暖化要因として、
異常気象など天変地異に係る投稿に記載の
地球温暖化の要因に係る記載(その6:大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)

 CO2の排出削減は重要ですが、水の赤外線吸収効果および、それ以上?に環境放射能である地下マグマ、太陽・宇宙線、数多くの核実験、原発の漏洩事故、法定基準内とはいえ常時排出などによって、海水温の上昇など周辺環境へ与えている弊害の方が大きいと思われます。
詳しく見る>> 

 
   
(google画像検索から引用)
温室効果に関与する水(H2O)、CO2の赤外線吸収例     
(google画像検索から引用)
*赤外線:波長(Wave length)約1~1000ミクロン
  

 太陽光線のエネルギーのさまざまな物質
(温室効果ガス、オゾン、大気浮遊物質、PM2.5、塵埃)
による吸収による減衰例
 

         (google画像検索から引用)

環境放射能のエネルギー(E=mC2)の熱的な影響として、
 
ラジオアイソトープ(放射性同位元素)から崩壊に伴って放出されるα線アルファ)やβ線(ベータ線)のもつエネルギーは、物質に吸収される際、熱エネルギーに変換する。保温材を用いてこの熱エネルギーを閉じ込めると高い温度が得られるということから、たとえば、大量の使用済み燃料棒など環境放射能はその崩壊過程において大量のさまざまな放射線を放出して最終的には熱化します。オゾン層破壊に伴う紫外線(太陽光スペクトルにおける約0.4ミクロン以下)の増加と同様、環境中への入熱を増加させて、海水温、気温を上昇をさせて地球温暖化の原因のひとつとなるのだろうか?と推察されます。

まえがきが長くなりましたが、本題に戻して、

 各種エネルギーの開発・進展状況の現状および原発、再生エネの位置づけを再生可能なエネルギーに係る投稿の記載を参考に見直して個人的に整理してみました。

 日本の再生可能なエネルギーの現状(その1)」の引用によれば、
地球温暖化対策の強化が求められる中、我が国は2020 年までに温室効果ガスを1990 年比で25%削減するとの目標を掲げて、今まで化石燃料を使わずCO2を出さない”クリーン”(環境汚染という観点では?)というスローガンで推進してきた割には、原発推進の影に隠れてわが国の再生可能エネルギーによる発電量は少ない現状。

 
再生可能エネルギーの比率を高めて、エネルギー自給率の向上を一歩一歩、促進させる「戦略と戦術」の具体化&「想定外の低コストな画期的な技術」の創造が必要と想われます。

関連投稿:
今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~12-31)
海を利用した再生可能なエネルギーについて('10-10-18)

 再生可能なエネルギー進展時の問題点
(その2:太陽光発電進展時の問題点) (その3:比率拡大時の問題点)
 (その4:「再生可能エネルギー」最新記事一覧)
「小寺信良のEnergy Future(22):

どこがダメなのか、日本のエネルギー

太陽光発電や風力発電を電力源として大きく成長させるにはどうすればよいのか。1つの解が「固定価格買い取り制度(FIT)」だ。FITが他の制度よりも効果的なことは、海外の導入例から実証済みだが、問題もある。その問題とは電気料金が2倍になることだろうか、それとも……。「小寺信良のEnergy Future」、今回はFITにまつわる誤解を解き、FIT以外にも日本のエネルギー政策に大きな穴があることを紹介する。(2012/10/25)

(その10:ドイツの太陽光発電の現状) (その11:ドイツの現状の問題点)

 最近の開発状況として、
(その13:ノルウェーの浸透膜発電について)(2013-02-01)
(その15:Mgを媒体とした発電・蓄電の現状と将来への展望)(2013-03-17 )
(その6:熱回収を備えた太陽光発電の紹介)(2012-12-23 )

(その7:家庭向けの小型風力発電機の紹介)(2013-01-17)
 日本と同じ敗戦国であるドイツは風力発電の推進、太陽電池の普及政策を首尾一貫して推進しています。ここ5年間で、中国と並んで、普及率の増大は周知のように日本をはるかに凌駕しています。

想定外のわが国の普及停滞の原因は?
朝令暮改的な補助制度 (一貫性に欠ける予算制度)?
各種エネルギーの普及状況の見える化不足(現状何%の普及率、稼働率)?? 
再生可能なエネルギーへの政策転換の原動力は国民哲学に起因?
国民全体の生活・生計が阻害・圧迫されていないと思っているのだろうか
原発関連の予算によって生計を確保されている自治体、地域、団体が多いのか?

再生可能なエネルギーの立ち遅れは予算的な要因が大きいとは思われますが、現状よくわかりません。世界各国のかける予算比率からも伺えます。

引用:よくわかる原子力 
「各国のエネルギー開発予算

「・・・グラフは、各国がIEAに報告したデータを基に作成しました。
(IEA:Govermment Energy R&D Expenditure by Countory,2001 and 2002, 2002 and 2003)
  
<<詳しく見る>>  

 それでは、この間、アメリカでは、原子力発電、再生可能なエネルギーの位置づけについてどのように考えていたのだろうか?

 アメリカの原発事情(’03/11/25)によれば、
http://simlabo.main.jp/simrepo/r038.htm
(一部割愛・抽出しました。)

「・・・アメリカでは原子力発電が日本ほどは重宝されていない原子力発電は、核分裂反応を継続し続ける仕組みであるため、一定出力を供給するという点で優れている。これは、[#036]の表でも説明したようにベース電力としては最適な物であるということだ(点検期間が長いのが問題だが)。これは貯水量に影響される水力発電や、大気汚染を気にする火力発電にはないメリットである。
 そういうわけで、資源の少ない日本では、原子力をベースロード発電所として位置づけている。
#036の表

  水力発電 火力発電 原子力発電
起動時間
(0~定格
100%運転)
2~3分 2~3時間 5~6日
特徴 起動停止が数分でできるので、その日の負荷に追従した運転が可能 起動停止が数時間でできるので、その日の発電計画に合わせた運転が可能(DSS運転) 起動停止に時間がかかるので、一定出力運転が基本(ベース負担運転)
用途 あまり大容量の水力発電所はつくれないので、ピーク負荷調節用 起動特性がよいので、日負荷変動分のピーク負荷用 起動停止に時間がかかり大容量に適しているのでベース負荷用として基本的に一定出力運転をする
「図説電力システム工学」各種発電方式の特徴より

・・・それは、他の資源があること、原子力発電の経済効率が高くなくなったこと、そして脱原子力の流れが日本よりも強いことも大きな要因だ(これについてはコラム参照)。現在のブッシュ政権は原発を復活させようとしているが、それまでの流れは完全なる脱原子力の動きであった。以下にその歴史を載せておこう。

動き 関連出来事
   




1960年代~
環境保護運
動が激化
40以上の環
境関連法が
成立した

1973年
石油危機発生
による経済成
長の鈍化、産
業構造の変化
により電力消
費伸び率が低
減。電力価格
も高騰
これにより原発
の価格競争力
喪失


1976年
ウォーター
ゲート事件発
生。原発推進
の共和党の
信用ガタ落ち




1980年代中期
複数の州で競
争入札制度を
導入。
1920 地方自治体の電力経営を奨励する連邦電力法が成立
1921 (カリフォルニア州で公営事業公社法が成立)
1957 シッピングポート発電所で米原発としては初の営業運転開始
1963 オイスタークリーク原発の発注を受け、キロワット時当たり$127
のコストと、建設単価の安さにより原発開発ブーム始まる
 ・原発は「クリーンで安くて安全」な電力源として期待される
 ・成長が大きい町では当たり前、と電力会社・公社が原発導入
1969 全国環境政策法成立
 ・電気事業者が建設に際し環境影響評価の導入
 ・連邦や州知事の許可が必要となる
1970 大気浄化法改正
 ・排出基準に達しないものに対しての排出規制が強化
1973 原子炉発注のピーク(41基)。74年(28基)。これ以降2~4基に
1974 原子力委員会が、開発担当のエネルギー研究開発局(ERDA)と
規制と安全管理担当の原子力規制委員会(NRC)になる
1977 エネルギー省が発足
1976 (カリフォルニア州で原発問題が争点化し、新設禁止を入れた
 カリフォルニア原子力安全法発効。)
1978 公営事業規制政策法(PURPA)成立
 ・エネルギー保全と独占支配の打破をめざす(規制緩和)
 ・電気事業者に独立発電者からの買電を義務づける
 ・分散型電源の育成
 ⇒小規模発電事業者が増え、風力などに注目が集まる
 ⇒コージェネレーションの本格利用化
原子炉発注が大手、中小、公営に関わらず事実上0に
1979 スリーマイル島原子力発電所2号炉で部分炉心溶融事故発生
(かねてよりトラブル続きだったサクラメントのランチョ・セコ原発
 は同型炉を使っていたために廃止要求がさらに激化)
1986 チェルノブイリ原力発電所4号炉で爆発により放射性物質放出
1989 85~88年停止していたランチョ・セコ原発が運転再開するも、
稼働率が低いため住民投票により閉鎖決定運転停止
コロラド州のフォートブレン原発の閉鎖。
ニューヨーク州ショーラム原発が州政府と住民の反対により営業
運転もせず、1ドルで政府に売り渡す(事実上閉鎖)。
1992 マサチューセッツ州のヤンキー・ロー原発の閉鎖。
カリフォルニア州サンオノフレ原発1号炉の閉鎖。
エネルギー政策法施行。
 (電源立地に困難になり、その対策として出てくる)
 ・送電の強制的託送を推進
 ・統合資源計画(IRP)により、包括的選択肢から様々な影響を
  考慮に入れた信頼性の高くコストの低い統合サービス計画を
  計画立案する。
 ⇒原発などの施設立地よりも総合的な電力利用始まる
1993 オレゴン州トロージャン原発の閉鎖についての住民投票。
投票は否決されたものの、経営陣が閉鎖を決定。
2001 ブッシュ大統領、原子力開発を再開すると発表

このような歴史をたどっている。ちなみに原発の歴史は日米共に調べればどんどん出るのだが、火力発電の歴史を調べようとしてもこんなにも出てこない=それだけ原発の関心が高い、ということもあったりする。

 興味深いのは、日本では「資源の少ない日本ではオイルショックのようなことがあっては困るから(※1)」と原発を推進しているのに対して、アメリカではオイルショックにより、これまでの経済成長にかげりが見えて電力消費需要が鈍化し、インフレにより建設・維持コストが上昇してしまったが為に、原発のメリットが下がったことである。

 原発というものは、「大きければ大きいほど発電効率が良くなる」とされた施設の代表ではあるが、その分、停止した時の停電率が高くなったり、施設の巨大化は建設・運転・保守・点検(危険なものなだけに欠かせない)にコストがかかったりする皮肉な結果をもたらした。
 前者は当初は予期していなかった「トラブル」が原発につきものだということがさらに災いし、1978年の公営事業規制政策法(PURPA)成立に見るように分散化電力への道を広げることになり、後者は「安くて安定している」という原発のメリットを完全に否定される結果となった。これにより、電気事業者側が原発を建てるメリットが少なくなり、市民も「夢の発電施設」原発への信用をもたなくなったのである。

 スリーマイル島原発事故やチェルノブイリ原発事故以前に、原子炉の発注がゼロになったと言うことはそういう点が大きく影響していることを示している。これにアメリカならではの強い市民運動と、多くが自治体の公営電力会社であったことに加えて、「核廃棄物処理(※2)が未だ技術化されていない」という問題はその処理(埋める)の影響を被る各州政府・自治体も原発の必要性と経営陣の行動を疑問視し、電気事業者も「不安定」「非効率」「高価格」な原発に二の足を踏むようになり原子力ブームは終わりを告げる。・・・(後略)」という(引用文中赤字、太字は加筆)

米 エイモリー・ロビンス氏のビジョン
(2012-12-30 )によれば、
「・・・
日本のエネルギー政策をどうみるか。
 「巨大な原発のような大規模集中型の電力供給に依存するのが日本の政策で、産業界もこれを前提にしている。だが、これは既に時代遅れになっており、そのリスクやコストはどんどん大きくなっている。福島の事故がその例だ」

・・・―何が原因か。
「企業や家庭に省エネの動機づけをする政策がないためで、電力会社は電気を売れば売るほど、発電所を造れば造るほどもうかるという電気料金制度にも大きな問題がある。

―再生可能エネルギーは高価で不安定だとの批判が根強いが。

  「電力の需要は刻々と変動している。省エネで電力消費のピークを下げた上で、風力や太陽光を大規模に導入する、さらにバイオマスや風力、地熱などをうまく組み合わせれば、問題はなくなる。風力は既に他のエネルギー源と競争できるまでになっているし、太陽光発電の価格低下も急速に進んでいる。一方で、原発や化石燃料の発電価格は上昇傾向にある」

―今後の日本に何を求めるか。
 「産業界や政治家を含めてすべての日本人が自国の再生可能エネルギーと省エネの大きな可能性を理解することが大切だ。大規模集中型のエネルギーシステムやそれを支える政策から決別し、原子力などへの補助金をやめて、フェアな競争を実現しなければならない。政治家は勇気を持つべきだ。もし、日本人が省エネと再生可能エネルギーに多大な投資をし、得られたものを周辺の国と共有できれば、日本は世界に大きな貢献ができるだろう」・・・」という。

⇒わが国の再生可能なエネルギーの想定外の普及停滞の原因として、上記の予算措置などに加えて、発電所を造れば造るほどもうかるという電気料金制度、動機づけをする政策がなく、かつ、アメリカならではの国民性に基づく強い市民運動の欠如が影響しているのだろうか?

 次に、最近の米、日のエネルギー動向として、

「2013年、シェールガス革命で世界は激変する
素材、化学など日本企業にも恩恵」によれば、
http://toyokeizai.net/articles/-/12402
「・・・
圧倒的に安いシェールガスのコスト
米国のオバマ大統領は、2011年秋ごろまでは、ひたすら自ら提唱する「グリーンニューディール」の政策実行に腐心していた。しかしながら、最近の彼はグリーンニューディールを一言も口にしない。・・・
今までは、石油があと20~30年、石炭が100年もたないという事情があるからこそ、原子力発電にいくか、太陽光、風力、地熱などの再生可能新エネルギーにいくか、という選択しかなかったのだ。ところが、である。シェールガス、すなわち砂や泥まみれの地中から取り出す天然ガスは、この状況を一変させてしまった。・・・1キロワットあたりのコストが、石油10円、風力20円、太陽光35円というのに対し、シェールガスはたったの6円なのだ。しかも埋蔵量が少なくとも150年分、実際には300年以上もあるともいわれている。・・・
 シェールガスは大量の排水があり、多くの薬液も使われることからEU諸国の中にはこ、れを禁止する国も出てきた。つまりは、公害問題の発生がデメリットという向きもある。 」という。

一方、わが国では

 愛知県 三重県沖でメタンハイドレート 初の海底ガス採取成功!  漏洩なく回収する技術の確立を期待で記載したように、

メタンハイドレート 海底ガス採取のプロジェクトが動き出しました。 将来の国産天然ガスの資源として期待され、政府が開発が進めている「メタンハイドレート」について、世界で初めて海底からのガスの採取に成功。現状、問題は量産化技術とコスト高という。

PS:
エネルギー事情の大転換となるか、景気の一時的活性化に終わるか?

大いなるペテン、シェールガス
http://www.diplo.jp/articles13/1303gazdeschiste.html
ナフィーズ・モサデク・アーメド 政治学者
ブライトン開発政策研究所(イギリス)所長
・・・業者たちは頁岩のガス鉱床を過大に見積もることによって、採掘に伴うリスクを二義的な問題にしてしまうことができる。ところが水圧破砕は環境に有害な影響を及ぼすだけではない。まさに経済的な問題をも引き起こす。水圧粉砕は非常に寿命の短い生産しかおこなわないからだ。雑誌『ネイチャー』で、英国政府の元科学問題顧問のデヴィッド・キング氏はシェールガス井の生産性は最初の1年の採掘で60~90%低下すると力説する(注3)。

 これほど急激な生産性低下では明らかにわずかな収益しかもたらされないことになる。ガス井が涸れてしまうと作業員たちは大急ぎで他のところへ採掘に行って生産量のレベルを維持し、資金返済に充当しなくてはならない。条件が整えば、このような自転車操業で数年間は人の目を欺くことができる。このようにして、シェールガス井採掘は脆い経済活動と結びつき(持続力はないが、短期間には瞬発力を発揮して)、アメリカで急激な天然ガスの価格低下を引き起こした。2008年には100万BTU(イギリス熱量単位)7、8ドルだったものが2012年には3ドルを割った。・・・」という。

 米国では圧倒的に安いシェールガスのコストとも言われ、かなり先行しているようですが、半世紀前に推定された化石燃料の枯渇時期とはかなり深刻度が異なる様相ですが、五十歩百歩か?

 個人的には、やはり再生可能なエネルギーの進展、拡大が重要かと思われます。また、バイオ技術を用いた CO2のメタン変換による再生可能なエネルギー化技術が将来の夢の技術となるのだろうか?と妄想されます。
要素技術として、 CO2地中隔離の最適化と遠隔モニタリング、バイオ技術を用いた CO2のメタン変換、エネルギー資源開発の効率化などを研究しているという。本文を読む

 また、メタンはそれ自体でもガス化すれば、水(H2O)、CO2と並ぶ温室効果ガスとして地球温暖化に影響を与える可能性もあり、漏洩なく回収および再生技術の確立も期待されます。
 

 バイオ技術を駆使したバイオマスの進展が高まるのだろうか?

関連投稿:
日本の発電方式別の発電原価に係る記載

再生可能なエネルギーに係る記載(2050年100%のシナリオ)
 WWF出典の
2050までに100%の再生エネルギーによれば、
日本は再生可能エネルギーの普及拡大を
 日本では現在、発電量に占める再生可能エネルギーの割合は3%程度?に留まっています。WWF気候変動プログラムの池原庸介は「気候変動問題の解決とエネルギー安全保障を見据え、全量固定価格買取制度などを適切なかたちで早期に導入し、再生可能エネルギーの大幅な普及拡大を図っていく必要がある」とコメントしています。

 


放射化現象に係る投稿(その3:環境放射能を低下する微生物はいるのだろうか?)

2013-05-14 | 環境放射能関連

'12-05-14投稿

 大地震が発生する前に環境放射能が一時的に低下するという「爆縮現象」のメカニズムに着目していますが、現状、個人的にはよく解っていませんが、
特殊な水質、微生物などによって環境放射能が低下するとも言われています。

 放射化現象」は一般的には理解し難い言葉ですが、

 

 地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている

 

 巨大なエネルギーを持つ放射性物質(主に、エアロゾル化している大気圏放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線による放射化もしくは励起によって、環境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などの有害な電磁波を発生させて最終的には熱になる可能性が推察されます。詳しく見る>>

 


関連投稿:

「水」とはどのようなものか?に係る記載 (その9:放射能を除去する水について)
国策としての枠外手法起用による汚染域全域の早期・根本・完全除染を強く訴える
各還元水素水企業に、機器を通した水の放射能数値が激減したとの報告が、検査機関から相次いでいる。これらは"珪素触媒"や"電気分解"に拠る水素ラジカルの溶存水で、酸化還元電位が非常に低い。 「畑に散水を続け、自然放射線の値になった」との報もある。
特に「500mlのペットボトルに水素カプセルを入れると数値が半減した」事例は、錯体効果や下方移動が考えられず、元素変換以外に有り得ない。」という。

 

今回は、一般的に微生物は放射能からの崩壊放射線、紫外線などの誘導放射線によって、損壊されますが、放射能を低下させる細菌に係る記載を調べました。

 
      (google画像検索から引用)

参考投稿:
放射化現象に係る記載を調べました。(その11:環境放射能を低下する微生物)
2012-03-15

 除染に微生物利用される例として、マイナス電気を帯びた粘着物質を出す光合成細菌をセラミックに吸着させ、プラスイオンを持つウランなどの放射性物質を回収する方法、藻類を使って汚染水から放射性物質を短時間で効率的に除去する方法などがあります。
参考投稿:
放射能汚染した土壌を磁気的に付着させて除染できるという。

 一般的に微生物は「・・・土砂崩れなどの要因として懸念している環境残留放射能からの崩壊放射線の発熱による水の表面張力、粘度の低下に基づく水の地殻に対する浸食機能の増加、加えて土石中の微生物など生態系の損壊によって地盤強度を低下させている可能性が・・・」と個人的に考えていたことに相反して、放射能に強い微生物がいるという。

 微生物と放射能に係る記載として、

既報の引例、「フォト蔵 P1010469 によれば、
http://photozou.jp/photo/show/159841/125988139


関連投稿:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る今までの情報のまとめ(~'13-3-16)2013-03-20
(その23:土壌中のセシウムを酸で抽出して定量可能)

 本当に消染(元素変換)されているのだろうか?

放射能強度1Bqは1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量というが、
例えば土壌などはどの位の厚さにしてはかっているとか?、含水量はどの様か?によって、
観測放射線の透過量(検出)も違ってくる?のではと思われます。

 産廃基準に対しても、 JIS(日本)DIN規格(ドイツ)ANSI規格(アメリカ合衆国)などの測定方法をISOとして標準化しないと、バラツキを含めて「数字」が一人歩きしないか?と危惧しています
 また、放射線の測定方法によっては、放射性元素からの崩壊放射線が異なるようですので誤差が生じ易いかとも思われます。

放射線の測定方法
放射線の作用の詳細およびその分析手法る記載をもう一度原点に立ち返って調べました。・・・
続きを読む>>

 要は、変換前後の放射能の中身と含有量」を明らかにすることが必要かと思われます。
 もちろん、放射能の場合はその含有量は極超微量(ppb、ppt、・・・)なので、場合によっては、サンプリグ量を増やしたり、抽出液を濃縮したり、環境からのコンタミを防ぐためのハイクラスのクリールーム内で分析していると想われますが、・・・。
産総研
2011年8月31日 発表
土壌中のセシウムを低濃度の酸で抽出することに成功
-プルシアンブルーナノ粒子吸着材で回収し放射性廃棄物の大幅な減量化へ-
セシウム抽出方法を一部抽出しました。)
ポイント
土壌から酸水溶液でセシウムイオンを抽出し、
抽出したセシウムイオンを吸着材で回収
抽出したセシウムイオンはプルシアンブルーナノ粒子吸着材でほぼ全量を回収可能
放射性セシウムに汚染された廃棄土壌などの大幅な減量化に期待・・・」という。

さまざまな放射性元素の消染(元素変換)については、
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その33-1:放射能はどのように壊変していくのか?)2013-02-10
例えば、プルトニウム(Pu)、ウラン(U)ストロンチウム(Sr)の場合は
引例:http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-52.htmlから、

 Pu(プルトニウム):

 ⇒ウランからPbに変化するが、やはり、いろいろな崩壊放射線が発生するようです。

Sr(ストロンチウム):

 

 http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-52.html

⇒ストロンチウムはレアアースY、重金属Zrに変化する。

 環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その33-2:放射能はどのように壊変していくのか?)2013-02-11

例えば、セシウム(Cs)の場合は引例から、
セシウム Cs137 の放射性崩壊図、半減期
    

 

 ⇒セシウウムは重金属Baに変化する。


地異に係る記載(その25:<追加>大規模な地盤陥没・地割れ地域では巨大地震は発生しないのだろうか?)

2013-05-13 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'13-05-01投稿、05-05、05-13追加

 天変地異に係る既報(その23)にて、富士山の滝沢林道で大規模な地割れが発生について記載しましたが、この発生原因についても、巨大地震・津波同様個人的にはよく解っていませんが、震・津波に係る記載を個人的に調べている過程において地割れ、シンクホールのような地盤陥没地域と地震発生地域との関連はどのようなものだろうか?関心を持っています。

関連投稿:
富士山で異変!巨大地震の予兆か 林道陥没、浜名湖周辺ではアサリ激減、アユ大量死という。

 M8.5以上、高さ10m以上の大津波を発生させる巨大地震といえども、実際に甚大な被災を蒙る範囲は震源から約20~30km四方範囲のピンポイント(津波は50~100kmか)であるとすれば、
 巨大地震発生地域≒大規模地盤陥没地域ではないのでは??? 
すなわち、地盤陥没と同じ地域では巨大地震は発生しないのではと想っています。

また、既報地震および津波に係る記載(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)で記載しましたが、「年から年中、四六時中警戒していても、仕方ないこと」とも思って、巨大地震の発生と季節性を調べたところ、発生年月日から、日本では湿度の高い梅雨季に中る6月では東アジア、ロシア東部地域でも巨大地震に限れば?、発生がないようです。湿度が高いと地震規模が小さくなるのだろうか???
と妄想しています。>>詳しくは

 既報でも記載しましたが、
妄想?誤解?かもしれませんことを予め断っておきます。

<個人的な仮説>
 
というのは、大地震発生には海水、雨水など大量な水が地殻内部浸透してマグマを刺激して水蒸気爆発することが必要なのかと??との個人的に妄想しているからです。

goo辞書によれば、
【水蒸気爆発】とは「
水が熱せられて急激に気化し、高温・高圧の水蒸気となることによって引き起こされる現象。特に、マグマの熱で付近の地下水が気化して、大量の水蒸気が発生して圧力が急速に上昇し、火口や山体が破壊されることによって起こる噴火のこと(水蒸気噴火)。マールを形成したりするが、溶岩の流出を伴うことはない。これに対して、マグマが直接地下水や海水に接触して起こる爆発をマグマ水蒸気爆発という。→マグマ噴火

また、【水素爆発】とは「水素酸素が急激に反応して爆発的な燃焼を起こすこと。空気中では、水素濃度が4~75パーセントの範囲で爆発を起こす可能性がある・・・」 

 すなわち、既報の火山帯活動の活性化に係る記載(その3-2:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の調査)で記載しましたように、火山帯が直下に走っている地域では地殻(活断層など現状個人的には詳細は不詳)の亀裂、空洞などを経由して水が地下に浸透して?マグマを刺激して、

 

    (google画像検索から引用)

マグマが刺激されれば、水蒸気(水素?)爆発によって地震を誘起する可能性があるのでは?
 したがって、海底震源型と比べて、内陸型の場合は大河、湖などがなければ、地下水脈など周辺からの大量な水の供給が比較的少ないと想われるので、巨大地震は発生し難いのだろうか?どのくらいの水量が爆発に必要なのだろうか?と個人的には妄想しますが、現状不詳。

引用下図の地震発生メカニズムから、


 (google画像検索から引用)           (google画像検索から引用) 


 
 
  (google画像検索から引用)

さまざまな地下水とマグマ溜まりの深さとの関係について調べる必要があると想われます。

  大局的に見れば、日本全土が環太平洋火山帯のように見えますが、
 
<世界の火山帯>              <世界のプレート>  
   001

 引用:http://www.palacap.co.jp/ex/index.html 引用: 

 個々にみれば、国内には火山帯が走っていない地域もあるわけです。

<火山帯とプレートの位置関係 >

  

 また、火山帯といっても、
既報(その7:伊豆半島の地殻状況)の引例によれば、


図6:伊豆半島とその周辺の現在の地学的状況

 伊豆半島は火山の近傍では暖められているために地殻が軽くなっているという。地殻の密度の違いなのかどうか?不詳ですが、いずれにしても熱が地殻の固さに影響していることが推察されます。
 
 また、一口に富士山周辺の異変といっても

山梨県側では
大規模?な地割れが発生した滝沢林道、旱魃が
発生した河口湖は静岡県と富士山を挟んで約50kmはなれています。

 一方、静岡県側では
'11-03-15の富士宮市を震源とした静岡県東部3.15地震(M6.0、震度6強、約10km)、および半年後に富士市、富士宮市などで突如、湧水が増加する異変が発生しています。

 話が少しそれますが、
 静岡県東部の富士山の裾野の地域は古来から、名水として富士の湧水は有名ですが、3.15地震でその地下水脈の経路に異変が発生していたのだろうか??
 

  
 (google画像検索から引用)
引用:http://www.tabiplan.co.jp/map/sizuoka.htm

 また、数年前の'09-08-11の地震で08-12に東名高速道路、静岡県の牧之原サービスエリア近くで路肩の土砂が崩落したり、
 昨今'13-04-30浜松市の茶畑で土砂崩れが発生しています。(原因不明)

 個人的には、地殻の含水量の異変(減少か?)によって地質が流動化しやすくなり、滑りやすくなったためか?と推察されます。(一種のダイラタンシー現象なのだろうか?)
>>詳しく見る
 牧の原、浜松など遠州灘周辺地域は東名走行中に風が強いことは有名ですが、水が蒸発でもし易かったのだろうか???

 また、今回の土砂崩れと豪雨によるのとは一見よく似ていますが、この発生メカニズムは異なるのでは?と想っています。
<浜松市の茶畑で土砂崩れ>

 
引用:msn産経ニュース                   (google画像検索から引用)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/ 
130423/dst13042313120003-n1.htm
                          

 話を戻して、

 今回は、上記の仮説に基づいて、
 大陸内部での大規模地割れ発生地域と海から水の供給がない内陸型の巨大地震の発生地域との関係は?どのようなものか、20世紀以降のさまざまな発生事例を既報および新たな参考情報から引用して調べてみました。
  <巨大地震>(引用:ウィキペディア「地震の年表」http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8
から
M8.0以上抽出)


東アジア・ロシア東部:

1905年
7月8日モンゴル、フブスグル地震- Mw 8.4
7月23日モンゴルで地震 - M 8.0
1950年8月15日 アッサム - チベットで地震 - Mw 8.6、死者4,000人(内陸最大級)。2001年11月14日中国、チベット北部で地震 - Mw 7.8(M 8.1)。

南・中央・西アジア
1905年4月4日 インド北部で地震 - Mw 7.8(Ms 8.0)、死者2万人。
1934年1月15日インド・ネパールで地震 - Mw 8.1Ms 8.3)、死者1万人。
1939年12月26日 トルコ、エルジンジャン地震 - M 8、死者3万3,000人。
1945年11月27日 パキスタン・イランで地震 - M 8、死者4,100人。

内陸型巨大地震なし
日本:              
東南アジア・オセアニア(オーストラリア
ヨーロッパ:
アフリカ:
南北アメリカ

日本も含めて、オーストラリア、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカ におけるM8以上の内陸部震源の巨大地震はなかったと思われます。巨大地震の発生はインド、トルコ、チベットなどヒマラヤ火山帯(造山帯)周辺のみ(原因は不詳ですが、富士山と同様に雪解けの大量な水が発生してマグマを刺激し易いのだろうか???

 以上の結果から、海からの水の供給の影響が多い海底震源は巨大地震につながる可能性が改めて推察されますが、
 ヒマラヤ造山帯の震源地域のマグマによって地下水が消費された周辺で、加えて、降水量が少なく、ハブーフなど砂嵐が発生しやすい旱魃化した乾燥地域では大規模な地割れが発生し易いのでは?旱魃化した河口湖周辺の滝沢林道同様か???
と推察されます。

 上記の観点で、世界各地で発生したさまざまな地割れ現象を調べました。 

<大規模シンクホール、地割れ>

 参考関連投稿:
地異に及ぼす要因に係る記載(09-14更新 その5:シンクホール(地殻沈没)現象)
(2011-09-01)によれば、

PS:05ー12 
 シンクホール(地殻沈没)は大きな地震が発生していないのに、突如発生する現象ですが、最近、中国などで多発しているようですが、震災後、わが国の浦安地区などで問題となっている液状化現象が原因と言われる地盤沈下とよく似ていると思われます。
以下に、種々の引用文献から関連事例を検索後、抽出して記載しました。

<検索結果のまとめと考察>
 わが国を含めた中国、オーストラリア、米国、中央ヨーロッパなど異常気象の世界のホットスポット」(仮説)の地域で発生しています。浦安地区で発生した地盤沈下現象と個人的には同じメカニズムで発生していると考えています。

関連投稿:突風発生と地磁気異常、環境放射能、地震・地割れとの関連に係る雑感 伊国では同時に嵐と地震が 
(2013-05-10)

  発生要因としては、基本的には既報の異常気象の発生メカニズムの現状考察と同様と考えられます。
 発生メカニズムとして、地盤今まで地殻(地盤)を支えていた土石がシンクホール周辺に観察されないことから、①海、河川に通ずる地下水脈からどこかに移動してなくなった、もしくは②土石の液状化後、土石の沈殿による体積減少と推察されます。

 シンクホールについても、わが国のゲリラ雷雨、土石流、地盤沈下と同様に、発生地域の地質(シリカ系化合物など)の詳細、および、それらの電荷(推定)について検索して整理する必要があると思われます。
 現在問題となっている環境中の残留放射能元素または化合物は当然その地質(電荷)に応じて、土石表面に吸着して、土石を変質させて、液状化(分散、凝集)に影響を与えていると思われます。
 また、土壌中の微生物を殺傷することによって、土壌強度を従来以上に低下させていることにも影響していると思われます。


 大きな内陸型地震が発生していないのに、世界各地で発生しているシンクホール(突然大きな穴が開く地殻沈没、地盤沈下)現象に係る記載を調べた直したところ、

やはり、内陸型の

巨大地震の発生ない地域で大規模な地割れが突如発生しているようです。

引用:In Deep http://oka-jp.seesaa.net/article/212063869.html
シンクホール、すなわち、「突然大きな穴が開く」ことについては、昨年はとても、その事例が多く、特に中国で頻発していたことや、グアテマラの巨大シンクホール、そして、アメリカの広大な範囲に渡っての亀裂などの記事をご紹介したことがあります。・・・
中国の大地に突然開き続ける穴の数は全土で35個に拡大 (2010年06月15日)
下の写真は20104月27日に迎賓市という場所で開いた巨大な穴。

 ・・・オーストラリア東部の海岸に「直径100メートル、深さ 50メートルの穴が突然開いた」というものです。場所は、オーストラリア東部のクィーンズランドのインスキップ・ポイントというビーチ。 

以下、写真の一部は割愛しました。詳しくは引用を。

引用:つながってるこころ2
http://cocorofeel.blog119.fc2.com/
2011.08.30 Tue
シンクホール、陥没

アメリカ
ペンシルバニア州 フォークスタウンシップ

サウスダコタ州 ピエールでは20箇所が陥没

ノースカロライナ州シャーロット

こうやってみるとシンクホールは北米が多いですね。

ヨーロッパ
 

イタリアナポリ

アメリカ
シカゴ
 

引用:老殺し屋 -亀-
http://seiichiro.kameishi.jp/?eid=92

ヨーロッパ
世界中で起きている、巨大穴の実態!
2012年3月。スエーデンの山中に突然開いた、巨大な穴。今も広がっている。

南米
2012年6月1日、南米グアテマラの街中に、突然開いた巨大な穴!」

中国
2012年6月13日。中国四川省。こんな巨大な穴が中国の各地に出現している!

中国湖南省に数百の陥没穴、2012年2月27日。(ポールシフトより資料)

アメリカ
2010年10月。アメリカミシガン州。突然フットボール場が二つ入る範囲で亀裂が広がった

アフリカ
2005年。アファール。エチオピア。500メートルの亀裂が数日で出来、どんどん広がって、今や60キロの長さに進行している



黄砂、大気汚染物質の大陸での昨今の発生状況 少し増えているのだろうか?

2013-05-11 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-05ー11投稿

 エアロゾルに係る投稿 ('12-07ー14~'13-03ー20)にて整理しました(その20:中国、連日有害物質含んだ濃霧発生)(2013-01-14 )以来、
 春先からの黄砂、4月に入ってからの鳥インフル騒動と有害なエアロゾルの大陸からのわが国への飛来を心配していましたが、
鳥インフルに関しては、最近の情報によれば、
上海、鳥インフルの警戒態勢解除 
http://www.47news.jp/FN/201305/FN2013051001001654.html

「中国の上海市政府は鳥インフルの感染拡大が「抑え込める状態」になったとして特別警戒態勢を解除。 2013/05/10 19:37  【共同通信】」という。
上海だけなのか?また「人から人」の感染はシロなのか?
まだ、ライトグレーということか??引き続き警戒は必要と思っています。

 一方、インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という。大気汚染粒子による被災については昨今、問題としてきた鳥インフルの被災の規模とは雲泥の差であり、引き続いて注意する必要があると思われます。

 というのは、既報エアロゾルに係る記載(その27:PM2.5大気汚染物質推移のSPRINTARSアーカイブによる調査)(2013-02-16) によれば、中国大陸における汚染は工業化、車普及以前から、砂漠地区、中国南部で少なからず発生していることがわかりますが、昨今、SPRINTARSの予測動画から、首都北京をはじめとする主要都市に顕著に拡散して、今回の騒動が顕在化したのか?と推測されます。やはり、中国の汚染は大局的に観て拡大していることがわかり、大気汚染粒子の状況の推移は一過性でなく注意が必要だろうか? 

既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 黄砂、大気汚染粒子は単に呼吸器疾患に影響を及ぼすのみでなく、異常気象など天変地異特に、昨今のゴールデンウィークになってもこの寒さ! 例年と比べ少し寒暖差が大きいようです。)および、内部被曝生態系地震・津波など諸悪への影響もあるのでは?と以前から関心を持っています。

 また、黄砂、大気汚染粒子は鳥インフルなど有害な病原体微粒子および、火山灰の微粒子、有害ガスなどとハイブリッド化して飛来する可能性があるのみならず、これから先、抜本的な対策がなされない限りにおいては増える一方?かと思われます。

 これら環境放射能など有害物質には国境はなく、単に、中国からだけでなく、ハブーフ(嵐)などによって全世界から飛来しているのだろう?と個人的には想っています。

参考投稿:
異常気象など天変地異に係る記載を調べました。(その12:オーストラリア西部の赤い砂嵐)◇乾燥地域で起こる砂嵐「ハブーブ」とは?
ハブーブ - Wikipedia 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%96
「乾燥地域における強い砂嵐のこと。もともとは、「強い風」や「現象」を意味するアラビア語に由来するが、世界で広く使用されている。
アフリカ北部のサハラ砂漠、アラビア半島、クウェート、イラクなどでは高い頻度で発生する気象現象である。北アフリカのハブーブは、ギニア湾からの湿った空気が南側にあり、その空気と砂漠の乾燥した空気との境目にできる、いわば夏(雨季)の前触れの前線とされる。一方、イラクやクウェートのハブーブは雷雨を伴う場合が多い。北アメリカの乾燥地域でもハブーブが時折発生する。アメリカでハブーブが多いのはアリゾナ州であり、主要都市ではユマやフェニックスなどで特に多い。・・・」

 話が少し外れますが、

 遠路はるばる飛来する粒子は粒子径は比較的小さく、大気上空に浮遊していると言われ、影響するのは異常気象など天変地異のみとは思っていますが、

 呼吸器疾患、内部被曝などの被災は比較的大きな粒子(塵埃)の吸引によるものと想われるので、むしろ比較的粒子径が大きく、地表にフォールアウト(沈積)した粒子が突風、嵐など強風によって再浮遊したものとか、卑近な例では掃除機の集塵袋の脱着時にマスクを使用しないで直に吸引することなどに注意することが必要か?と最近想っています。

 最近では、特に、国内への飛来による影響はおさまっている?かと想われますが、放射能による内部被曝と同様、発症に潜伏期間があるのも厄介な有害物質ですが、災害は忘れた頃にやってくるとの教訓から、今一度、現状、今後どのようになっていくのか?気になるところであり、

 大気汚染物質、黄砂の大陸の発生状況は現状
どのようになっているのだろうか?

 

 大気エアロゾル(微粒子)予測データを以下、調べました。

 参考投稿:大気エアロゾル(微粒子)予測(2013-01-23 )
九州大学 http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
SPRINTARSエアロゾル予測(簡易版)
大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション)
大気浮遊粒子状物質(エアロゾル)による気候システムへの影響及び大気汚染の状況を地球規模でシミュレートするために開発された数値モデル

5月11日~5月17日
(一部抽出しました。)

<黄砂>                    <大気汚染粒子> 

 

  

 

 比較のために、
大規模な黄砂の嵐が発生 PM2.5同様に徹底監視が必要か!の記載で
SPRINTARSの予測動画から引用した春先の状況。
 <黄砂>                    <大気汚染粒子>  

 

 

 

⇒一部のデータによる断片的な比較ですが、一時沈静化?した中国沿岸部の大気汚染粒子が増えているのだろうか?
また、黄砂は春先の発生状況より、インド、東アジアでの発生が増加しているのはハブープによるのだろうか?

 系統的な研究成果の公開が望まれます。

 

 


ハワイ上空のCO2濃度が400ppmの初の大台超えとは!増加原因は何だろうか?

2013-05-11 | 地球温暖化・寒冷化関連

'13-05-11投稿

 既報エアロゾルに係る記載(その29:大陸からのPM2.5大気汚染物質の飛来に対する情報)(2013-02-23)で記載したように、

 大気汚染微粒子は最近特に増加していると言われているようですが、実際問題、目視できるわけでもなくCO2と同様に、今後どのように汚染が増大しいくのか?気がかりです。

  別報にて記載したように、火力発電所や工場、自動車などの化石燃料の利用急増が大気汚染の深刻化や地球温暖化の原因となっているという。CO2は工業化の著しいアジア大陸において化石燃料の大量消費によって大気汚染微粒子に伴って発生していると思われますが、地球温暖化のみならずさまざまな悪影響を及ぼすという。

環境の世紀
劣化する米
2011.07.31
http://akihitoblog2005.blog.ocn.ne.jp/kankyo/2011/07/post_bf92.html
・・・温暖化で二酸化炭素(CO2)濃度が1.5倍になると想定される50年後には、コメの高温障害が進み、品質が劇的に劣化することが、農業環境技術研究所(茨城県つくば市)の実験で分かった。・・・50年後のCO2濃度は現在より200ppm(1ppmは100万分の1)高い584ppmになると想定されている。研究チームは、この条件下でコシヒカリを栽培した。隣接する通常の水田(対照区)と収量や、品質の指標となる整粒率(透明度が高く、形が整った米粒の比率)を調べた。 その結果、10アール当たりの収量は対照区の550キロに対し640キロと16%増えたが、整粒率は対照区の44%に対し27%と17ポイント下がることが分かった。 CO2濃度の上昇で光合成が活発化し収量は増える一方、栄養分の窒素が不足し、たんぱく質の含有率が低下して整粒率が落ちたとみられる。整粒率が低下すると、コメの等級が下がる。 同研究所の長谷川利拡(としひろ)上席研究員は「CO2濃度が高い条件に応じた肥料のやり方を工夫することが必要・・・」という。

 CO2増加による温暖化なのか? その他要因による温暖化でCO2増加なのか?

 現状、諸説紛々していますが、いずれにしても、さまざまな天変地異要因によって、例えば、海水温度が高くなれば、CO2は海水中からガス化して大気中に増加することもあるのではと個人的には想っています。この現象はその他、温室効果ガスであるメタン、オゾンなども同様と想われます。

 
   
(google画像検索から引用)

 
 工業化地域とは程遠い海水温度など高いと思われるハワイでのCO2濃度が増加したという。

 

 沖縄タイムズ
温暖化、危険水準に近づく CO2初の大台超え
2013年5月11日 10時37分
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-05-11_49112

「【ワシントン共同=吉村敬介】米海洋大気局(NOAA)は10日、ハワイのマウナロア観測所で測定した大気中の二酸化炭素(CO2)の平均濃度が9日に1958年の観測開始から初めて400ppmの大台を超え、最高値を記録したと発表した。同観測所のデータは大気の状態を正確に把握する世界の標準的指標。地球温暖化の深刻な被害を避けるためには、CO2を含む温室効果ガスの濃度を450ppmまでに抑える必要があるとされ、危険水準にまた一歩近づいた。

 国際社会では、温室効果ガス排出をめぐる京都議定書に代わる枠組み作りの交渉が続いているが、各国が大幅削減を受け入れるめどは立っていない。」

⇒大気圏における大気循環の一環による増加なのか?なぜハワイでCO2が大台越えしたのだろうか???考えさせられるニュースです。
 
 既報によれば、ハワイなど北半球のドライゾーン(北緯10~30度の亜熱帯)の環境は相対湿度が高く、水蒸気が豊富にあり雲が形成される対流圏のうち、高度1000メートル前後にあるドライゾーンは未来の気候を決定づける上で主要な役割を果たすという。

 また、既報大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感('13-01-23)にて、記載した最近のわが国を含む北半球の寒冷化など天候不順現象に対して、大気エアロゾル粒子とともに、どのような影響を及ぼしているんであろうか?
 今冬のインド周辺の亜熱帯~熱帯地域
中国および、英国などの高緯度地域での異常な寒冷現象はCO2など温室効果ガスの異変のみならず、その原因は大気汚染粒子の高さ方向に含まれている質/量および粒子径の変化によって、水蒸気量および雲の形、量/質のバランスの異変による影響が大きいのでは?
と現状推察しています。

 温室効果ガスに係る情報では
 オゾン濃度とメタン濃度が連動するとも、

また、有史以来の南極のCO2濃度と気温と対応するともいう。

また、このような関係図もあり、南極の気温とCO2濃度は対応しているようです。
   (google画像検索から引用)

 

 CO2は水温が高くなると水に溶解しているものが大気中に出てくるようです。
海水温度の上昇に影響する要因にも注意が必要であると思われます。

妄想はさておいて、
いずれにしても、CO2の増加に対するメカニズムは個人的には不詳ですが、
地球温暖化の深刻な被害を避けるためには、一定に管理することが重要と想われます。
参考情報:
教えて!goo
世界の二酸化炭素濃度のデータ
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5322900.html
マウナロアの観測データはこちらで手に入ります。
http://cdiac.ornl.gov/trends/co2/sio-mlo.html
その他の地点の、観測データは
http://gaw.kishou.go.jp/wdcgg/jp/wdcgg_j.htmlで。
http://www.esrl.noaa.gov/gmd/ccgg/trends/
にもデータがまとまってます。」


 CO2のみならず、数ある温室効果ガスのひとつであるオゾン濃度の変化はオゾン層破壊による単に太陽からの様々な波長の紫外線の増加のみでなく
 地殻変動によっても酸素(O2)が酸化されて生成するオゾン(O3)が形成されるというが、オゾンの分解反応熱もあり、また、直接的な効果は小さいと想われますが、間接効果として水温上昇に伴う水の表面張力、粘度が小さくなることによって、水が地殻内部まで浸透しやすくなり?、マグマとの反応による水の性状変化(潜熱⇔顕熱)による赤外線の吸収⇔放出に伴う気温変動への影響および放射冷却効果が寒暖差にどのように影響しているのか?興味ある現象です。

 

放射能汚染した土壌を磁気的に付着させて除染できるという。

2013-05-10 | 環境放射能関連

'13-05-10投稿

 既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その37:農地の除染に適した顔料が見つかったという。)で記載したように、土壌に介在(おそらく、土の粒子に電荷的に吸着?)しているセシウム(Cs)の除染における問題点としては
 現状、大半はセシウムと思われますが、地域によってはセシウム以外の放射性元素が微量含有されているとも思われます。また、土壌の組成によっては、イオン化が変動して除染収率に影響すると思われます。

 放射性物質の正体(発生量、組成、粒子径)は不詳もしくは非公開なので、関係当事者が環境(水)中の放射性物質の浄化をする場合はある程度の試行錯誤が必要と思われます。正確な放射性物質の正体がわからないと 除染効率はあがらないと想っています。

 既報(その3):除染・回収方法2011-08-21によれば、
 原発事故によって放出された環境放射能をゼオライト(福島原発で実用化>>本文詳しく見る)に電荷的に吸着させて除染する方法など数々提案されました。

 セシウム、ヨウ素で象徴されるさまざまな放射能で汚染された土壌、水(海、河川、・・・)、空気中から、とりわけ、農地にフォールアウトした放射能を除染回収する方法として、

・マイナス電気を帯びた粘着物質を出す光合成細菌をセラミックに吸着させ、プラスイオンを持つウランなどの放射性物質を回収する方法。

  ・例えばトリウムを対象とした場合では、イオン交換樹脂によって除去するようにし、またルテニウムについては物理的吸着機構等を利用した活性炭吸着法。

・RO(逆浸透)膜を利用した方法。

山梨大医学部第3内科の志村浩己助教(50)を中心とした研究チームは、藻類を使って汚染水から放射性物質を取り除く実証実験を行い、短時間で効率的に除去する方法。
 
・土壌に電荷的に吸着しているセシウムを水溶液にしてイオン化後、青色顔料の一種「紺青」の主成分「フェロシアン化鉄」にpH調節?をして再吸着させる方法。

放射性セシウムを電極を用いて、電気をかけて7割除去する方法。

など。

参考投稿:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る今までの情報のまとめ(~'13-3-16)

 今回は、土壌の磁性を利用して、磁石で放射能汚染した土壌を回収するという新しい方法を調べました。

山形新聞
土壌の放射性物質を磁石で除染 山形大など実験、6割吸引
http://www.yamagata-np.jp/news/201305/09/kj_2013050900164.php
2013年05月09日 07:30
(一部割愛しました。)

「東京電力福島第1原発事故で汚染された土壌の除染に関し、山形大理学部の岩田高広教授(素粒子物理学実験)は8日、学習教材などで使われる安価なネオジム磁石を用いて土壌の放射性セシウムを除去できる可能性があるとの研究成果を発表した。

 宮崎大との共同研究。福島県飯舘村の土壌サンプルで実験したところ、土壌に含まれる放射性セシウムのうち、およそ6割を磁石で吸引することができたという。近く専門誌に研究成果が掲載される。

 サンプルと同様の性質を持った土壌は周辺地域に広く分布するとみられるが、宮崎大がさらに福島県内の土壌を分析し、他の地点でも同様の効果が得られるかを調べる。

 岩田教授が同日開かれた山形大の定例会見で説明した。岩田教授によると、土壌は村内の道路脇から2011年4月に採取。そのうち深さ1センチの部分66.2グラムを乾燥させ、実験の試料とした。磁石をかざしたところ、試料全体の2割に当たる16.5グラムが磁石に吸い付き、その中に全体の58%に当たる放射性セシウムが含まれていた。

 X線で土壌を分析すると、放射性セシウムが吸着しやすい上に磁性を持つ雲母粘土鉱物や、バーミキュライトといった鉱物が含まれていることが分かった。これらの鉱物に吸着した放射性セシウムが、鉱物とともに磁石に吸引されたとみられる。

 岩田教授は「完璧な除染には使えないが、誰でも砂鉄を集めるような手軽さで放射性物質を半減できる。また、現状では全ての土壌をはぎ取って埋めているが、この方法なら埋める量を抑えることもできる」と説明した。」

 今回の快挙の伏線として、

 山形大が土壌中放射性セシウム濃度分布図を作成
http://www.yamagata-np.jp/news/201304/15/kj_2013041500345.php?keyword=%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7
2013年04月15日 21:11

「山形大は県内134地点で県と共同で行った土壌調査を基に、放射性物質の沈着状況を示す分布図を作成し15日公表した。深さを変えて調査しており、同大企画部の桜井敬久教授(放射線物理)は「放射性物質がどのように浸透していくのかを知る上で大事なデータになる」とする。

 調査は昨年6月から11月に実施。県内を5キロ四方に区切り、グラウンドや公園など134地点から採取した▽地表から深さ5センチまで▽深さ5~10センチ-の土壌を分析した。地表から深さ5センチまでの土壌では、1キログラム当たりの放射性セシウム濃度平均は村山地域が184ベクレル、置賜106ベクレル、最上36ベクレル、庄内は10ベクレル以下。最大は米沢市板谷で1キログラム当たり820ベクレルだった。
深さ5~10センチの土壌は、最大が山形市青柳で207ベクレル。他の地点では200ベクレル以下となり、平均で深さ5センチまでの濃度の30%程度となった。

 共同で調査した県は既にデータを公表。土壌そのものに関する基準はないが、各地点の空間放射線量が国際放射線防護委員会の安全基準(毎時0.19マイクロシーベルト)を下回っていることなどから「健康に影響が出るレベルではない」としている。本年度は99地点で調査を行う予定。
・山形県の土壌中放射性セシウム濃度分布 地表面からの深さ(0-5cm)
・山形県の土壌中放射性セシウム濃度分布 地表面からの深さ(5-10cm)

⇒バーミキュライトとは、
goo辞書
「バーミキュライト【vermiculite】1 蛭石(ひるいし)のこと。 2 蛭石を高温で焼成した雲母状のもの。多孔質で保水性がよく、園芸で土壌改良材や栽培用土とする。」

gooウィキペディア
苦土蛭石(くどひるいし、vermiculite)は鉱物ケイ酸塩鉱物)の一種。

 化学組成は Mg1-x(Mg,Fe,Fe3+,Al)3(Si,Al)4O10(OH)2・4H2O。単斜晶系。」 という。

 ケイ酸塩化合物に含まれるFe(鉄)の磁性を利用してネオジム磁石に付着させる方法と思われますが、セシウムの60%(土壌として20%)が回収可能という。

 今回のX線回折?の結果から、バーミキュライトの組成が解りましたが、くっ付かない土壌の組成はどのようなものか?個人的には関心がありますが、原理的には砂鉄が磁石にくっ付くことを利用しているようです。
 このようにすることによって、従来、全ての土を回収していたが、省力化可能という。

ちなみに、WINEPブログによれば、

http://moribin.blog114.fc2.com/
(水田の再生方法に係る記載のみを抽出しました。)
「・・・水田に“田起こし”をする前に、
表土を5センチぐらい削って、取り去った5センチ分(本来ならば表土15センチ全部が望ましい!)の土を非汚染土壌(例えば崖から切り出した山土など)で客土できればベストである。」という。

 今後、サンプルと同様の性質を持った土壌は周辺地域に広く分布するとみられるが、宮崎大がさらに福島県内の土壌を分析し、他の地点でも同様の効果が得られるかを調べるという。

 その他60種類にも上る多核種(特に、水溶性)を取り除くことが可能であるかも問題点として考えられますが、安全な農作物を作る土壌の再生が望まれます。

過去、提案された数々の除染方法において、除染後の放射能が付着した材料、電極、および排水、廃棄物などを最終的にどのように処分するのか?原発使用済み燃料棒と同様、各システムのトータルコストを判断する重要な要素と思われます。・・・


放射化現象に係る投稿(その4:【再掲】地震予兆である地震雲と環境放射能との関係に係る考察)

2013-05-09 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

 '12-12-11、'13-05-09再掲

 別報火山帯活動の活性化に係る記載(4:フィリピン・マヨン火山が噴火 わが国の巨大地震への連動性は?)との関連で下記の地震雲形成が現状わが国の周辺でどのようになっているのか?気になり再掲しました。

 

 地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象」に着目して、

 放射能の影響を原点として、個人的な観点で、
さまざまな要因・現象との係り整理しています。

 今回のテーマと少しずれるかも知れませんが、砂鉄鉱床が多い地域では地震が発生しやすいのでは?と個人的には思っています。

 一例として [注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?において、メカニズムは不詳ですが、個人的には、自然放射線強度の高い地域を含めた環境放射能が高く、かつ砂鉄鉱床周辺地域では地震発生確率高いのでは?と想っています。

東北地方の三陸明治三陸地震、東日本~房総半島昨近の震度5前後の群発地震、長野県昨年の長野県北部地、兵庫県阪神淡路大震災、新潟県新潟地震、首都圏関東大震災、青森県六ヶ所村昨近の地震など

 参考資料:

引用文献:日本の主な砂鉄産地 井口一幸著〔古代山人の興亡〕よりhttp://www.geocities.jp/tyuou59/satetu.html

 環境放射能として自然放射線強度の高い地域もあげられます。

地異に係る記載(自然放射線強度の高い地域周辺の特異現象によれば、

  「全国の放射能濃度一覧」(http://atmc.jp/)


自然放射線マップ


  (google画像検索から引用)

- 日本地質学会 - 日本の自然放射線量
http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map



 (この全国の自然放射線量は地質の組成から試算されたもの。)

  加えて、地震の発生しやすい地域と思われる地下水の放射能汚染もあるようです。

環境中の水の性状異変に係る記載(その1:地下水の放射能汚染はどのようにして起こるのか?)の引例の記載によれば、

「・・・日本の地下水源から出る放射能分布地図発見!」

http://quasimoto.exblog.jp/19238315(一部割愛しました。)

「・・・アメリカには実に興味深いサイトが存在することを発見したヨ。それは、「地下水から出る放射能を測定しそれを地図にすることのできる」ものである。本邦初公開。おそらく日本人でこのサイトに気づいたものはその筋の専門家くらいだろう。以下のものである。・・・

 

 

 

・・・日本全国の地下水がところどころかなりの放射能を出していることが検出されているのである。これは驚くべき事実である。・・・

これは何を意味するか?

そう、その地域には原子力発電所があるのである。・・・」という。

  地震雲については、既報地震(含む津波)予知・予兆に係る記載(その4-2:地震雲発生メカニズム)の引用文献の記載では、

「・・・地震雲による地震予知について・・・
(一部抽出しました。雲のモデル図の一部は割愛しました。本文参照)
地震雲とはどんなものか 
「地震雲とは、地震発生前後に出る特異な雲のこと全般のことをいうようです。  一言に地震雲と言ってもいろいろな種類があります。

筋状地震雲1


 飛行機雲と間違えるかもしれないが、飛行機雲とは違って長い時間上空に留まっている傾向がある。雲の流れで震源の方向がある程度予測でき、雲の長さで地震の規模を推定できる。 巨大地震の前には、地平線から地平線までの長い筋状地震雲が現れる。また、筋雲の数も1本だけでなく幾本も現れることがある。 日本海中部地震の数日前に図のような地震雲を発見し、東北から南西にかけて長い筋雲が1時間以上滞空した。
筋状地震雲2
 
放射状に出現する筋雲で、震源方向から広がるように移動する。これも雲の長さで地震の規模が予想でき、地平線から地平線まで届くような雲が出れば、大地震の可能性が高い。98年8月29日の東京湾地震の数日前には、図のような雲が空を一周して、同心円の中にいるようになってました。
断層状地震雲
 まるで空を二分するような雲で、一見してすぐに異様な雲だとわかります。空と雲との境目がはっきりするほど地震の規模が大きく、空一面に出れば大地震となります。阪神大震災の数日前に京都の亀岡で、空が半分に割れたような雲を見て、大地震が起こると判断しました。
うろこ雲状地震雲
 よく秋の空に出る鱗雲、しかし鱗雲は地震の前兆であることも多いのである。
鱗雲が図のように断層状になっていたりすると、地震の前兆だったりすることが多かったようです。これも、鱗雲の流れる方向で震源の方向が予想できました。雲が空全体の占める割合で地震規模も予想できますが、低気圧の前などにも空全体に現れることもあり、地震雲と見分けるのは難しいかもしれない。
波状地震雲
 空の雲の固まりが波状になっていたり、帯状の雲が波状になっていたりすると、地震の前兆だと思われます。一見して不気味な空だとわかりますので、見分けはつきやすい地震雲だと思います。この雲も、雲の進行方向で震源の方向が予想できましたし、雲の大きさや、波のきめの細かさで震度が予想できました。波のように見えるのは、海洋型地震の前兆のためという説もあります。
竜巻状地震雲 

 竜巻状や、竜状、蛇状など、これも一見して不気味な雲とすぐにわかる形状をしております。震源地から竜巻が吹き出すような感じの写真が、阪神大震災の前に撮影されて、その写真がよく報道されたのでご存じの方も多いと思います。また、竜が空を泳いでいるような雲を、大地震の前に目撃された例もあるようで、これが出ると近くで大地震が起こる可能性があるので、このような雲を見たら注意しましょう。
 上記に述べた以外にも、地震の前兆となる気象現象はいろいろあります。  朝焼けや夕焼け、月などが異様に赤くなる現象(赤化現象)や、ふつうと違う虹などが挙げられます。  ただし、上記のような雲は低気圧や前線が近づいてくると同じような雲が見られます。そのような雲との見分け方については経験に頼るしかないので、日頃の観察を続けるしかないでしょう。・・・ 本当に大地震の前には、一目見ただけですぐに「おかしい」雲だとわかりますので、そのような雲が現れたら、身近で動物たちが異様な行動をしていないか等のチェックをした方がよいでしょう。  また、いつ阪神大震災のような巨大地震が襲ってくるかわかりませんので、地震に対する備えが重要です。」詳しく見る>>・・・」という。

 上記の引用では環境放射能が雲の発生形態に及ぼす影響については言及していませんが、朝焼けや夕焼け、月などが異様に赤くなる現象(赤化現象)や、ふつうと違う虹などは環境放射能によって大気中のエアロゾル励起されて発光しているのでは?とも思われます。

詳しくは既報>>放射化現象に係る投稿(その3:地震予兆としての異常発光現象と環境放射能との関係)のメカニズムなのかもしれません?

 もうひとつの引例でも環境放射能と砂鉄鉱床については言及していませんが、「・・・地震が発生するときには、凄まじいエネルギーが放出されるわけですが、これは地震が発生したときだけに放出されているだけではありません。地震が発生するまでにも、岩盤が圧縮されて少しずつ崩壊していくのです。
 その岩盤が崩壊するときには圧電効果や摩擦により電荷が発生します。そのエネルギーは大きいもので雷の何百倍になるといいます。  そんなエネルギーが地中で発生すると、地面を伝わり、一部は地表に達します。地表に達したエネルギーは大気に放出されて電荷を帯びたイオンとなります。そのイオンが大気中の水分と結合し雲となると考えられます。
 また、電気エネルギーが発生するということは、同時に磁力や、電磁波、熱、光、音響などが発生することが予想されます。
 
地震雲以外での地震予知の項目で説明しますが、地震前の発光現象や、地鳴り、動物の異常行動などの奇怪な現象も、地震によるエネルギーの放出で説明できてしまいます。 左図のように、地中で起こった地震の前兆の岩盤の崩壊による電気エネルギーが、地中を伝わり、地表から飛び出したものが、大気中の水蒸気と結合し、結晶化して雲を作り出していると考えられます。  地中の電気エネルギーの伝わり方により、さまざまな形の雲を作り出していると思われます。

 ・・・」詳しく見る>>                             
」という。

地震雲はどのような環境で発生しているのか?

既報、天変に影響する要因に係る記載(大気圏での放射性物質分布)によれば、

<大気圏に存在する物質>
:約12000m(約12km)高さまで
水蒸気:~約100km(~数%の水蒸気濃度)
オゾン:地表~約60km(主に成層圏(約10km前後)
火山灰:~約10km?(山の高さ、噴火規模によって変化)
砂塵:~約3,000m~上限(?)
 ・黄砂 砂漠などから砂嵐によって飛散  
放射性物質(放射能):
  ・自然環境放射性物質岩石などの風化塵
 ・核実験、原発の残留放射性物質の風化塵
(放射性物質:黄砂などに吸着していれば、3000m前後???)

 まえがきが長くなりましたが、

 今回は地震の予兆といわれる肉眼で見える天変現象である地震雲を環境放射能との関係に着目して採り上げて、

 その発生メカニズムに対して既報に記載した宇宙、太陽からの放射能の影響、および地球内部地殻からのニュートリノ  、ラドンなど環境放射能はどのように作用しているのか?考えてみました。

 以下、妄想を含めながら記録していることを予め断っておきます。

 (個人的な見解)

一般的に、水蒸気が大気中のエアロゾルを凝結核として水滴化して形成されていますが、わかりやすい例として人工降雨剤はエアロゾル化して大気中に散布されています。

参考投稿: エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)
(2012-07-15 06:43:09 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連)

地球環境には、さまざまな「エアロゾル」が存在しています。

「・・・ 気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。・・・粒径についていえば,分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となり・・・最近では,地球温暖化や酸性雨,オゾン層破壊など,地球環境問題におけるエアロゾルの役割などが注目されています。よりよい地球環境を子孫に残すためにも,エアロゾル粒子の大気環境に及ぼす影響の解明が急がれています。・・・」という。

上記引例の図中に記載されている「地面から放出されるイオン化粒子」の正体は不詳ですが、電荷をもったエアロゾルに相当すると想われます。 

 また、エアロゾルの一種である人工降雨剤の組成としてヨウ素化合物などの人工降雨剤が使用されています。
「・・・地球環境の改善を目的としてヨウ化銀、ヨウ化銅のエアロゾルは人工降雨剤として利用されています。続きを読む>>」という。

 環境放射能のひとつである放射性ヨウ素、セシウムなどのエアロゾルも地震雲の形成に影響しているのだろうか?

 地震予兆である地震雲の形状は凝結核として作用するエアロゾルの分布状態が環境放射能、および大気イオン、オゾンなどの作用によって、一般的な雲形と異なって空に顕われているのではと個人的には思われます。

 地殻、大気圏、成層圏に存在するさまざまな物質からなる凝縮核エアロゾルの存在状態電荷的および磁気的に変化させるメカニズムに対して、下記の要因が何らかの影響をしているのかと現状、推察されます。

1)地磁気の変動、電離層の崩壊などによって巨大な爆発現象「太陽フレア」接近など宇宙からの放射性微粒子、電磁波放射線の大気圏への侵入

2)大陸移動に伴う地殻変動によって発生する電荷、イオン、オゾン、地面から放出されるイオン化粒子(上記引例)の増加

3)海底火山噴火による水蒸気爆発的に水を含んだ微粒子状の火山灰エアロゾルの地上、大気圏に間歇的かつ方向性をもって噴出

4)地殻内部の核反応に伴う環境放射能(アルファ線、ベータ線、ガンマ線、ニュートリノ、・・・)

5)地球温暖化、もしくは原発、核実験に由来する環境残留放射能からの崩壊放射線の発熱による海底近傍の海水温度上昇に伴なうメタンハイドレイドからのメタンの化学的な解離、海水からのCO2のガス化

⇒上記の海底火山噴火などによる物理的に形成された亀裂、地球温暖化による海水温度上昇に伴なうメタンハイドレイドからのメタンの化学的な解離による空隙、および環境放射能からの崩壊放射線の発熱による水の表面張力、粘度の低下に基づいて海底地殻内部への水の浸透を増してマグマを刺激して水蒸気爆発を間歇的に発生させて、引例に記載されている地震雲を誘発しているのか?加えて地殻中の微生物など生態系の損壊によって地盤強度を低下させて亀裂が発生している可能性があるのではと妄想しています。

 プレートテクトニクス(大陸移動に伴う地殻変動による亀裂 ⇔微、小、中地震
                     ↑↓ 

 環境放射能による海底地盤強度を低下    ⇔    比較的大地震
  (亀裂・空隙、ラドンの増加)               (地震雲、電波ノイズ)
 

現状考えられます。

上記の引例の雲の形状は通常の雲の形成とは異なり、異常な筋状、断層状、うろこ状、波状、竜巻状とのことから、放射性?のエアロゾルを凝結核を含む水滴を大気中に噴出させているのだろうか?

  しかし、周辺地域の放射能強度が高いのに、なぜ環境放射能が地震前に低下する「爆縮現象」が生ずるのか個人的にはよくわかっていません。環境放射能もしくは放射能が吸着したエアロゾルが水滴に含まれて地上近傍から上空の雲となる過程においてガンマ線を発生させる放射能が一時的に低下するのだろうか???

  また、地震前にラドン、ニュートリノなど環境放射能が大陸移動に伴う地殻変動による地殻の亀裂、空隙を移動して地下水中に増加することによってその崩壊熱によって間断的に水蒸気化して 地震雲が形成されているのでしょうか?

 既報に記載した宇宙、太陽からの放射能の地震雲に対する影響について現状はよくわかっていませんが、地磁気を変動させて大陸移動に伴う局所的な地殻変動を活性化しているのみなのか?火山帯、プレート近傍の局所的な大陸移動がなぜ起こるのか?不詳ですが、基本的な問題なのかもしれません。

 また、上記の地震発生し易い砂鉄鉱床周辺など地質(電荷、磁性)によって宇宙、太陽からの放射能微粒子、地殻内部の核反応に伴う環境放射能を呼び込みやすいのだろうか?

<放射能の地震雲に及ぼす影響の現状考察>

1)地下マグマもしくは環境放射能の崩壊熱による熱的な効果による間断的な、もしくは方向性をもった突沸的な水蒸気発生

2)地震雲形状には水蒸気に含有された周辺の放射能単体、もしくは放射能が付着したエアロゾルによる凝縮核としての効果

が推察されます。