水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

■福島第一の海水汚染簡易分析誤解与えるという。

2014-12-06 | 環境放射能関連

'14-12-06投稿

47トピックス 東京新聞12月5日

http://www.47news.jp/47topics/e/200026.php

■福島第一 「不検出」実際は汚染 東電 誤解与える海水簡易分析

 「東京電力福島第一原発から海洋への放射性セシウム汚染問題で、東電は測定時間が極めて短い簡易の分析で「検出せず」と公表してきた。ところが、詳細分析の結果では、その七、八割でセシウムが含まれていることが分かった。虚偽の公表とは言えないが、汚染は続いていないかのような誤解を与えかねない。
 東電は、福島第一の南北放水口近くで毎日、専用港の出入り口近くで週一回、海水を採取し、通常は十時間以上かかる測定時間を四十分の一程度に短縮した分析を実施。時間が短いため精度は低いが、福島第一の現状を示す数値として使っている。

東電は、福島第一の南北放水口近くで毎日、専用港の出入り口近くで週一回、海水を採取し、通常は十時間以上かかる測定時間を四十分の一程度に短縮した分析を実施。時間が短いため精度は低いが、福島第一の現状を示す数値として使っている。

 東電はこの分析とは別に週一回、簡易分析と同じ海水を薬剤で処理し、詳細に分析している。結果はホームページ上で公表はされているとはいえ、約一カ月遅れで、データのありかも分かりにくい。

 本紙は、二〇一二年六月から今年十一月上旬まで、簡易分析と詳細分析の両方で同じ海水を分析した各百二十件のデータを抽出。手法の違いで、値がどれほど異なるのか調べた。

 その結果、簡易分析では「セシウムを検出せず」だったのに、詳細分析では検出されたケースが、南放水口で九十六件、北放水口では八十九件あった。それぞれ80%、73%の確率で、汚染はあるのに、ないかのような情報を発信していたことになる。

 一二年には四ベクレル近い汚染があっても検出できていなかった。最近は多少改善されてきたが、一ベクレル以上の汚染を検知するよう国から指示されているのに、守れていないケースが南放水口で十件、北放水口で二十五件あった。

 東電も政府も、記者会見で提供する説明資料では低精度の分析結果を用いることがほとんど。専門的には「検出せず」はゼロではなく、「ある濃度より低い場合は分からない」を意味する。うその説明にはならないものの、詳細分析のデータがあるのに、信頼性の低い値を使い続けているのが現状だ。

 本紙の取材に対し、東電の小林照明原子力・立地本部長代理は「今後、港の出入り口でも詳細分析を実施するなど現状の正確な把握に努めたい」とコメントした。

 原子力規制委員会事務局の担当者は「日々の測定は放射性物質の漏れを早く検知するためで、詳細分析は汚染の拡散状況や量を把握する目的。改善すべき点があれば改善したい」と話した。

◆海水の放射能濃度と魚

 水に溶けた放射性セシウムは、土などに付着した状態より魚が取り込みやすい。核実験が続いた時代から、海水中のセシウムを魚がどのくらい体内に蓄積するか(濃縮係数)が研究されてきた。国際原子力機関(IAEA)で取り上げられた論文で、海水魚は5~100倍、淡水魚は400~3000倍に濃縮するとされている。日本の海洋学者が1990年代、日本沿岸で、31魚種を対象に調べたところ、濃縮係数は、魚種平均60倍前後で推移していたという。セシウムの食品基準は、1キログラム当たり100ベクレル。海水魚が水中のセシウムを100倍濃縮する可能性を考慮すると、海水1リットル当たり1ベクレルは、魚の安全性を考える一つの目安となる。」という。

⇒周辺海域、影響海域への魚への濃縮度と海水汚染との関係のデータ公表について個人的には不詳に付き、その内部被爆との因果関係について改めて調べて整理することが必要か?

関連投稿:

 


長野県北部震度6弱後、御岳火山帯周辺で続く群発小地震 

2014-12-05 | 地震・津波関連

'14-12-06投稿

 既報御嶽山の今回の突然の噴火の原因については、現時点ではまだ確認は取れていないという。にて記載しましたが、

「・・・火山噴火と地震は一般的に連動しているというが、原因究明が急がれる。

御嶽山といえば、既報岐阜、長野両県の県境付近で震度1以上の小地震が計33回発生したというが、3.11前にも同様な現象あり。で記載しましたように、地域連動性です。

 大規模地震の2~3週間前に岐阜、長野両県の県境付近で小地震が発生していました。

 地震との関連性がないことを願っています。」

と思っていますが、

 御岳山はコトバンクによれば、
https://kotobank.jp/word/%E5%BE%A1%E5%B6%BD%E7%81%AB%E5%B1%B1%E5%B8%AF-1285509

「 [乗鞍火山帯]
 本州中部の飛驒山脈(北アルプス)上をほぼ南北に走る火山帯。御嶽火山帯ともいい,東日本火山帯の一部をなす。白馬大池を北端とし,南方へ弥陀ヶ原(立山),鷲羽(わしば)岳,焼岳,乗鞍岳御嶽山,上野山(岐阜)などの諸火山が連なるが,小規模な火山帯で,火山列と称するほうが妥当だとする学者もある。…」という。

 tennki.jp、過去の地震情報によれば、

http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/entries?order=&desc=1&max_level=&p

最近、御岳火山帯周辺の地震が多いようです。

 その周辺の地震は

2014年11月22日 22時8分頃 長野県北部 M6.7

6弱

を筆頭に

2014年12月3日 23時19分頃 岐阜県美濃東部 M4.2

3

 

など

震源地ごとの地震観測回数

期間:2014年08月27日~2014年12月05日

2014年12月05日10:00更新

地震観測回数震源地地震規模
の最大
101 長野県北部 M6.7
53 宮城県沖 M5.1
38 栃木県北部 M5.1
28 茨城県沖 M4.3
26 福島県沖 M5.3

 

圧倒的かつ異常な回数で発生しているようです。

地震は地震および津波に係る記載(その1:[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?)と思っていますが、

 

参考関連投稿:
地震および津波に係る記載(その21:震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域周辺の状況)2012-12-20

参考引用文献:日本の主な砂鉄産地 井口一幸著〔古代山人の興亡〕よりhttp://www.geocities.jp/tyuou59/satetu.html

  やはり、環境放射能が高く、砂鉄鉱床が多い地域が地震に影響しているのか?

  ミューオン、ベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノなどの環境放射電子線の地殻中の電気伝導性を高める?例えばセラミック系の複合酸化物的な超電導効果が付与されて逆圧電効果(振動ストレス)などが増幅したのだろうか???