'13-03-23投稿、04-04追加、06-28追加・修正・更新
既報で記載したように、福島原発の放射能汚染水が海洋に流出して専用港内のセシウム濃度異変という。事故から2年経つのに未だに事故対策ができず、模索状態が続いています。
過去の報道から、放射能の早期収束を期待していたにも係らず、大元の発生源から、環境中に、いまなお漏洩して湾内のセシウムに象徴される放射能流出していた?ようです。
関係者の人知を尽くして懸命なる努力にもかかわらず、東京新聞2013年1月27日 朝刊によれば、原発南約3キロの上空500メートル付近のヘリ内で毎時約2.5マイクロシーベルトの放射線量が測定(現状不詳)されているようです。
現状、環境中に放出された放射能は単に海、河川、地下水のみならず、原発上空周辺、および家庭ごみ、瓦礫、下水汚泥などからの焼却灰、加えて除染後の不法投棄、加えて大陸からの越境微粒子が雨、風、海流、台風、突風、竜巻などによって一次、二次的、数次的に環境中に拡散しています。
放射能汚染廃棄物の全体像
引用:国立「環境研究所資源循環・廃棄物研究センター
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/genba/201209.html
参考関連投稿:
放射性物質を含む下水汚泥の処置について
(2013-01-22)
除染の不法疑惑
(2013-01-06 )
昨今問題となっている下記の参考情報大気汚染粒子(2012年12月AM2.5)も加えて、現状、人、海産物、農畜産物などへの影響は事故当時の水素爆発、および意図的な放出(放射能の総量を4700兆ベクレル)時と比べて、どの程度か?現状個人的には不詳ですが、得体の知れない正体不明の放射能を含むハイブリッドな有害汚染物質が今後とも環境中を駆け巡っていると推察されます。
参考関連投稿:
大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!
(2013-02-23)
引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
大気汚染粒子による肺がんなどの被災は既報中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告という。その汚染の実態は不詳?(2013-06-19)で記載したように、中国以上に大気汚染の酷いインドでは年間167万人?ともいう。その羅患部位による違いがあるとも想われますが、羅病から死に至る期間は短期間のように思われますが、内部被曝による後遺症との区別がどうして可能なのか?と思われます。
また、放射能、大気汚染粒子のみならず、さまざまな環境汚染化学物質によって、引用下図に観られるように、暴露されています。
内部被曝はそれらを摂取、また、空気中の塵埃に含まれる環境放射能を吸引した場合に可能性がありますが、その後遺症は周辺の環境放射能の質/量の違い、および、その人の年齢、体質、生活様式、習慣の違いなどによって発症したり、しなかったりしますが、
一般的には後遺症は3・5・8年潜伏期を経て発症するという。
引用図:
環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価http://blogs.yahoo.co.jp/osakawsp/8959191.html
個人的には発症メカニズムについて不詳なため、なぜ3年後からその影響が出るのか?と常々思っています。現状、更に複雑化しているようです。
安全性については杞憂・妄想かもしれませんが、
食料の放射能汚染を全て確認できるわけでもなく、より厳格な食品、産業廃棄物などの正規の放射能含有基準を決めたとしても、所詮、厳密には 「零」ではないので放射能被曝に対する適切なる防護、および体内にいかに滞留させないように、同じ食品を大量に摂取し過ぎないようにしたり、体内の放射能を浄化する食べ物を摂取して免疫性を高めたりして、後は物理学的半減期とは異なる生物学的半減期に任せるしかないと思っています。詳しく見る>>
物理学的半減期:
(google画像検索から引用)
放射性物質の生物学的半減期とは、
kotobank > 生物学的半減期とは詳しく調べる
「生体に取り込まれた放射性物質,重金属,毒物などの半量が代謝されたり排泄されて,排出されるまでの時間.」
内部被曝対策
大気中の放射能を吸引した場合
空間放射線が0.5 μSv/hr(自然放射線は主に電磁波ベースのガンマ線などは0.05μSv/hr)より小さくても、いつ何時、圏内の人々がそろって健康障害を起こさないとは限りませんが、個人的には概ね問題はないとも想われます?
たとえば、周辺の環境放射能の質/量の違い、特殊環境下で凝縮した放射能で汚染した塵埃をマスクを着けないで吸引した場合は注意が必要かと思っています。
PS:'13-04-04
塵埃の例として、通常の大気中の放射能強度は然程たかくなくても
まっちゃんのブログ 2013-04-02 21:00:06
http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11503521773.html
神奈川県横浜市の空気清浄機のチリからセシウム合計 56100 Bq/kg 検出
「CAN
@champoolcan
横浜の2階の空気清浄機に溜まったチリです。
2gしかないので数値の信頼性は落ちますが
56100Bq/kgでした。
事故前から使用していたものから採取しました。
Cs-134 19300 Bq/kg
Cs-137 36800 Bq/kg
セシウム合計 56100 Bq/kg
ソース
https://twitter.com/champoolcan/status/318296484619616259
CAN @champoolcan 3月31日
こちらは同じお宅の1階エアコンのフィルターのチリ。
6830Bq/kg。エアコン掃除も空気清浄機のフィルター交換も
充分な注意を払う必要があります。
Cs-134 2300 Bq/kg
Cs-137 4530 Bq/kg
セシウム合計 6830 Bq/kg
ソース
https://twitter.com/champoolcan/status/318298973460897793
私のtwitterのURLです。フォロワーになっていただけるとプログ更新を早く知ることができます。
https://twitter.com/#!/Matufuji1216」
をイメージしています。マスク着用は必ずつけるようにしたい。
一方、
経口摂取の場合
食品中の放射能の質/量、元素数、化学組成が解るわけでもなく、また被曝発症メカニズムについても不詳につき、ひとつの目安に過ぎないと厳密に考えれば、言えるかもしれません。
引用:http://diamond.jp/articles/-/15870
むしろ、個人的には、下記の引用で記載されている「具体的な人体への影響」(臓器など)には放射能が蓄積しやすいと想われるので、魚介類、畜産物の骨、臓器などを過度に食べ過ぎないように注意したいと思います。
引用:子供を守ろう SAVE CHILD 2011.6.27http://savechild.net/archives/3891.html
【放射能】福島第一原発から飛散した主な放射性同位体(核種)
全31種・放出量・具体的な人体への影響など
「AERA」2011.6.27号(朝日新聞出版)18-19ページ
まえがきが長くなりましたが、
内部被曝に係る記載の整理
(12-31更新 ’11-06-27~'11-12-31)
内部被曝に係る投稿(追加更新 '12-05-12~12-31)
に引き続いて、今までの投稿を参考にして、
既報以降の内部被曝関連情報を以下、整理しました。
内部被曝に係る投稿('13-01-02~03-22)
牛で調査した放射性セシウム濃度の体内部位での差
(2013-01-26 )
「時事ドットコム
セシウム濃度、体内部位で差=牛で調査、人にも応用-東北大http://www.jiji.com/jc/zc?k=201301/2013012400128&g=soc
福島第1原発事故後、原発から20キロ圏の警戒区域に取り残された牛に含まれる放射性セシウムは、骨格筋で高く甲状腺は低いなど濃度差があることを、東北大加齢医学研究所の福本学教授らのチームが明らかにした。福本教授は「放射性物質の人体への影響を研究するための第一歩」と話している。・・・血液から臓器に取り込まれたセシウムの濃度は、骨格筋が平均で血中の約21倍と最も高く、ぼうこうが約15倍。一方、甲状腺は約4.5倍と低かった。」という。
科学的なデータに基づいて、後遺症との因果関係が明らかになり、その予防、治療に対する処方箋が公開されることを期待します。 3年後の「ブラブラ病」、7~8年後の「白血病、がん」のメカニズム、患部への放射能取り込まれ量と発症の関係、吸着機構(表面物性との関係、吸着沈着量と発癌性など)、吸着した放射性セシウムの組成など。
福島第一原発 汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?
(2013-03-07)
(新たな問題 トリチウムの影響)
「新しい汚染水除染装置では放射性物質の一種であるトリチウムが除去できないことだ。東電の資料によれば、福島第一に貯留している汚染水に含まれるトリチウムは、1リットルあたり100万〜500万ベクレルと記載している。件の24万5000トンの汚染水に含まれるトリチウムは1リットルあたり500万ベクレルと考えていいと、東電は説明している。
福島第一原発の内規である保安規定で示されているトリチウムの年間放出量は22兆ベクレルとなっている。つまり現行の基準を順守した場合、前述した汚染水を放出できる量は最大でも年間4400トン(440万リットル)程度にしかならない。そうすると、すべてのトリチウムを海に放出するには半世紀以上、56年もの歳月がかかることになる。」という。
1)ウィキペディア
「六ヶ所村核燃料再処理事業反対運動」
「・・・日本原燃が青森県六ヶ所村で行っている核燃料サイクル事業に対する反対運動である。特に、2008年に本格稼動を予定していた六ヶ所再処理工場に対して、強い反対が起きている。・・・
青森県は「本施設の稼働後には、米の炭素14が1kgあたり90ベクレル、魚のトリチウムが1kgあたり300ベクレル放射能で汚染される」と予測している。国内の原子力施設で、日常的に環境や食糧を放射能汚染する施設は、六ヶ所再処理工場が初めてである。・・・」
詳しく見る>>
後遺症は3・5・8年潜伏期を経て発症のメカニズム関連
放射線による後遺症は3年5年8年と言われますが、放射線種、そのエネルギー状態が変化するため、生態に対する被曝の励起作用が異なることも妄想されます。
PS:2013-06-28
チェルノブイリ事故後の発症事例
@ergosopher | <form action="/ergosopher/follow" method="post"><input type="hidden" name="authenticity_token" value="af78724869147c223434" /> <input type="hidden" name="scribe_item" /></form> | |||||
Twitter / onodekita: 今の日本がどこに当たるか、よく見てみよ。http://t.c ... pic.twitter.com/J4qpIqc91p ・・・放射能汚染で輸出が不調になりつつあり、そして3年後、病人ばかりの首都圏が機能するか、ということだわな。
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maruchan 99%の一人 @maruchan77777 | 2日 | |
@ergosopher 6年後には、循環器系疾患だけで10万を超えている。つまり、この時点で一人につき最低一つ以上の疾患を抱えるようになっている!!
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細胞中のDNAが損傷するモデル図を励起現象の参考として引用しました。エネルギー*の違いによって損傷のされ方、また酸素(O)と窒素(N)の励起準位(高さ)が違うこととことがわかります。
(google画像検索から引用)
* エネルギー=h ( プランク定数)×ν ( 振動数)
各種放射線の特徴:α(アルファ)線、β(ベータ)線、中性子線、γ(ガンマ線)
-1:放射能はどのように壊変していくのか?
(2013-02-10)
-2:放射能はどのように壊変していくのか?
(2013-02-11)
放射能の壊変例
(google画像検索から引用)
ウランの崩壊によって発生するPoといえば、内部被曝に係る記載(タバコの中のポロニウムによる発癌性についてと関係があるのだろうか?
大陸からの大気汚染粒子の飛来による諸悪に係る雑感
(2013-02-14)
<発症メカニズム>
環境中の放射能、黄砂、大気汚染微粒子および有害ガスの与える疾病の因果関係は現状不詳? 徹底究明を!
(2013-03-14)
⇒今後、内部被曝に係る投稿については、今まで断片的に調べたことによって、個人的な知見として一定の水準に達したと考えて原発事故から2年をひとつの区切りとして、このテーマを整理してとりあえず中断します。
大地震による未曾有放射能の環境中への大放出による後遺症がどのようになるか?今後とも注目しますが、予測されている大地震、大津波が国内各地に存在する原発を打撃して更なる漏洩が起こらないことを祈ります。