水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

空気汚染より深刻な中国の“水”問題の現状とその対策に係る情報の紹介

2014-02-28 | 水とはどのようにすべきか

'14-02-28投稿、追加・修正

 既報西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となったという。(2014-02-27) によれば、大陸から飛来するPM2.5および黄砂による空気汚染が昨年同様酷くなっているようです。

 個人的には、空気汚染の場合はマスクをかければ、および局所的に除塵すれば防ぐことができますが、それ以上に問題となる水の汚染に関しては特に可溶性の物質の場合は簡単には除染できずに水中に残り、人の健康および幾多の生態系にも影響を及ぼすと思っています。

 特に、中国のみならず、世界各地の淡水不足、ならびに諸水の汚染、および対策については重要な問題となっているのは既報の調査から思われます。
 大気汚染に関してはアジア大陸における砂漠化、沙地化が最大の原因かと思われますが、この風が吹けば砂ほこりが舞う対策にも適当なきれいな水が必要となります。

 また、きれいな水を使って、世界各国で問題となっている汚染大気、汚染水の除染、浄化をするためには莫大な電気エネルギーが必要かと思われます。
関連投稿:水とはどのようにすべきか(30)

 今回は中国についての“水”に係る諸問題の現状と対策に係る記載を調べました。

WEDGE Infinity 2014年02月18日(Tue)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3518

空気汚染より深刻な中国の“水”問題
(一部割愛しました。)
逼迫する水量に、汚染が深刻化する河川や地下水。北京をはじめ中国全土の水資源データが示す衝撃の事実。

「世界中にあふれる水不足の報道をすべて合わせても、北京がいま直面する水不足の危機的状況には及ばない」

 2013年10月、こう発言して注目を集めたのは中国水科院水資源所の王浩所長である。この発言は決して誇張ではない。

国連環境計画(UNEP)の基準では、1人あたりの年間水資源量に準じて1700立方メートルを下回る水準を「水不足懸念」、1000立方メートルを下回る水準を「水不足」、そして500立方メートルを下回る場合には「絶対的水不足」として分類している。中国では天津市、北京市、寧夏回族自治区、上海市、河北省、山西省、山東省、江蘇省の8省市自治区が「絶対的水不足」に含まれ、なかでも北京市は、500立方メートルどころか、100立方メートルにさえ満たないのが現実なのだ。

 「12年を例にとれば、北京で消費される水の総量は年間約36億立方メートルです。このうち約7億5000万立方メートルの水(約20.8%)が、実は再生水によってまかなわれているというのが現実です。専門家によれば、少なく見積もっても毎年約15億立方メートルの水が欠乏していることになるというのですから深刻です」(北京のメディア関係者)

 観光で北京を訪れ、ホテルで蛇口をひねれば水は勢いよく流れ出すので、外国人が水不足を実感することはない。同様に北京で暮らす人々が日々の生活のなかで水不足を実感する機会は決して多くはない。

・・・

その象徴とされるのが、中国のなかでも比較的水資源に恵まれている南部の長江から、水がひっ迫する北部に水路を引く大事業、「南水北調」である。合計3つのルートによって結ばれる水路は、すでに08年に1本目が開通し、河北省にある4つのダムに水が注ぎこまれて北京は焦眉の急を脱した。

 続いて10年には2本目が開通し、北京の人々は湖北省、河南省をまたいで注がれる丹江口ダムからの水によって多少の潤いを手にした。

 そして、14年10月には3本目が開通して事業は完成となるのだが、それによって北京の水問題が解決すると考える専門家は1人もいない。

・・・

水不足だけではない。北京の河川の汚染状況と中国全土の水問題の現状も深刻である。

まず北京の地表を流れる河川の汚染状況だが、13年4月から5月にかけて、環境保護部華北督査センターが北京を流れる河川の調査を行っている。このとき対象となったのは全部で50の河川だったが、すでに水が枯れている9本の河に加え、サンプリングに適さないと判断された4本の河が除かれた上での調査の結果は、全37本の河川のすべてが環境保護部の定めた水質基準を下回ったというから驚きである。

地方でも深刻化する水不足

さらに全国の状況である。

 中国水利部が13年3月に発表した統計によると、中国では毎年約500億立方メートルの水が不足している。

 水資源量はざっと世界平均の3分の1程度だが、それに増して悩ましいのが、農地が集中する北部で水のひっ迫が顕著だということだ。北部地域において重要な水源と考えられている4本の河(黄河、淮河、海河、遼河)の水量は、この数年で約17%も失われてしまっている。

 これは各地方が競うように経済発展のための工場誘致や地場産業の育成に乗り出した結果として、工業用としての水の需要が高まったのに加え、生活水準の向上で1人あたりの水消費量が伸びたことが原因だと考えられている。

・・・

「また、それ以前の問題として、水利政策の失敗が中国の河を傷つけてきたことに問題がある」と指摘するのは、前出のOBである。

 「1950年代から60年代にかけて各地で乱立したダムが、それぞれの土地で重要な水源であった河川に深刻なダメージを与えました。結局それらは、水力発電に利用されることもなく老朽化し、いまや各地のお荷物になっています。それが中国全土に約8万7千基あり、そのうち約4万1千基のダムはすでに寿命とされる年月を経過してしまい、いまや決壊の危険にさらされています」

「流れをせき止めることで水流を奪えば、河が本来持つ浄化の力が奪われます。これが水源にとって大きな打撃になります。そして肝心のエネルギーにも使えず、逆に災害の芽を撒いてしまったのですから、ツケは大きいと言わざるを得ません」

 「現在、国と地方は協力して老朽化したダムの補修に当たっていますが、その数は中央が約1万5900基、地方が約2万5千基という途方もないものです。どのダムも工事が完成する15年までに大きな洪水などに見舞われれば大変な災害につながりかねないと危険視されています」

・・・

 さらに深刻なのは、いまや水消費量全体の40%をまかなう地下水の問題である。99年から12年まで、地下水を汲み上げ過ぎた影響で、水位が毎年平均で90センチずつ落ちている。

こうした危機的な状況下にありながらも、前述のようにいまだ北京市民の日常生活のなかからは水不足の危機を共有するような変化が感じられない。その事実が水資源保護に関わる専門家たちの焦燥感をさらに煽っている。

 騙し騙しなんとか水を手当てしてきた当局だが、もはや「最後の砦」ともいうべき地下水にまでその問題は及んできている。

河川から地下水へ 広がる水質汚染

そのことを象徴していると考えられているのが、いま中国全土に広がる水質汚染の問題である。中国の深刻な水質汚染は、表面を流れる河川から土壌に広がり、ついには地下水の汚染にまで広がってきている。

・・・

13年2月、山東省濰坊の企業が汚染水を地下深くに捨てているという告発を受けて当局が調査に入った。これは、川に流す“盗排”よりも、さらに手の込んだ犯行の始まりだとネットでも大きな話題になった。

 こうした問題が積み重なり、13年10月、『時代週報』が伝えた記事によれば、中国農業科学院の研究者が09年に北京市平原区の322の観測地点で行った調査において、「比較的汚れている」及び「極めて汚れている」に分類された水源は実に41%にも及んだのである。

この結果は北京から少し範囲を広げて行った調査でも、当てはまる。

 同じ時期、中国地質科学院水文環境地質環境研究所が公表した華北平原における地下水の汚染状況の調査結果では、いまだ汚染されていない地下水は全体のわずか55.87%でしかなく、44.13%の地下水はすでに何らかの汚染の影響があることも判明した。

 中国では、もう何年も前から「いずれ飲み水がなくなる」という懸念が語られてきているが、公表されるデータのどれもがそのことを裏付けるような内容だった。

いまや全国655都市のうち、400以上の都市で地下水が主な飲料水の資源であることを考えてもこの事実は衝撃だ。

 事実、11年に国土資源部が全国200都市で行った地下水の調査によれば、「極度に汚染」と「やや汚染」の2つの項目に該当したのは全体の約55%で、前年に比べて15.2%も増えていたという。しかも、全体の37%に当たる地下水が、「地下水品質標準」に照らした“汚染”にあたる「Ⅳ類」と”重度の汚染”にあたる「Ⅴ類」に相当し、すでに飲料水には適さないものだったのだ。

・・・(後略)」という。

⇒既報でも調べたので概況については把握していますが、これ以上、大気汚染、地下水汚染などによって、環境水が汚染されれば、当然、世界各国の飲料水、農作物、魚介類にも影響を及ぼすので、注意が必要と思われます。

ちなみに、「きれいな水」とは、

しかしながら、本題とはそれますが、「水力発電に利用されることもなく老朽化し、いまや各地のお荷物になっています。それが中国全土に約8万7千基あり、そのうち約4万1千基のダムはすでに寿命とされる年月を経過してしまい、いまや決壊の危険」という記載についてですが、

水と並んで重要な電気エネルギーを生み出す「水力発電ダム」の多さ。

ちなみに、大気汚染は石炭火力電による煤煙、黄砂が主因となっていると思われますが、国の全消費電力量に占める水力発電は既報再生可能なエネルギーに係る記載(その27:世界の再生エネなど電力設備の普及実態の整理)(2014-02-10)によれば、

世界の消費電力量の整理 (基 as100万キロワット) 
    (中間経過)

     全発電量 再生エネ(太陽光  風力 その他)  水力 原子力 火力                 
                                                                              bal.
ドイツ  63     15   (別途追加)         1.4     9     37.6
             

スペイン31    11.4            
           2.3     7    10.3     
フランス 60     2.4                   6.6  
  45   8.4          
中国  440         9                     79       9      342
米国  466        30                           37   90   309

日本  106       4.2        2>  2>  1>             9      2    90.8

であり、その発電量は日本の全電力消費量にも匹敵しそうな莫大さから、

 個人的には、さらに補修して、治水と自然エネ化への有効活用を図って火力発電の比率を下げることによる汚染物質の減少の推進を現状期待せざるを得ない?と 思われます。

 4本の河(黄河、淮河、海河、遼河)の水量は、この数年で約17%も失われてしまっている原因はなんだろうか?著しい工業化、人口の増加に加えて、北極の温暖化の原因と仮説される気流の変動に伴う旱魃現象の影響も妄想されます。

 関連投稿:
大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という

<追加>
ちなみに、
「きれいな水」をつくるには、
引用:http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/kumagai/eac/ea/water.html

海水から真水を作る
  日本では大体上記の過程で飲めるていどの水が作られていますが、海外では海水から真水が生産されているところがあります。
海水は河川や湖沼の水と異なって約3.5%もの塩類(大部分はNaCl)を含んでいるため脱塩操作が必要になります。
 この脱塩には 1.蒸留法 2.逆浸透法 3.電気透析法(イオン交換膜法) 4.イオン交換樹脂塔式法 等があります。・・・(詳しくは本文参照)

 

 


西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となったという。

2014-02-27 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-02-27投稿、追加・修正

 既報今年は現状、大丈夫か??PM2.5など大気汚染粒子の飛来状況を昨年までと比較('14-02-20)で記載しましたが、昨年と比べて、それほどよくなって来たとは、個人的には思えません。
 また、
夏季と冬季では飛来傾向が異なるのだろうか?夏季の方が飛来が多い?傾向かとも想われ、これから気温が少しずつ高くなるにつれて、大陸からの飛来の影響を心配していました矢先、西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となったという。

 以下、最近の情報を調べました。

中日新聞 2014年2月27日

【滋賀】
PM2・5、県内で今季最高値記録http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20140227/CK2014022702000028.html
(一部割愛しました。)

「西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となった二十六日、県内でも正午までの値がこれまでで最も高い一立方メートルあたり七四・五マイクログラムとなった。国の基準値(一立方メートルあたり八〇マイクログラム以上)は下回ったが、県の担当者は「心配な方は外出などを控えるなどしてほしい」と注意を呼び掛けている。

 日が差していた同日午前、大津市中心部から見た比叡・比良山系には薄いもやがかかった。県環境政策課によると、黄砂の飛散などは確認されておらず、PM2・5が原因とみられる。

 

 県は県内七カ所で二〇一二年四月からPM2・5を観測。これまで一日平均で六〇マイクログラムを上回ったことはなかったが、二十六日は早朝の時点で六四・七マイクログラムを記録した。

 

 同課によると、偏西風の影響で東アジアから飛散したとみられ、月末にかけて高い値が記録される可能性もあるという。県の担当者は「引き続き数値を注視してほしい」と話している。」という。

gooニュース 2014年2月27日(木)10:27

 

産経新聞
PM2・5産業界への影響は? 出控え、マスク配布など企業も懸念http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140227508.html

「微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度が国の暫定指針値(1日平均が1立方メートル当たり70マイクログラム)を超える可能性があるとして26日、西日本でも大阪府や兵庫県などで注意喚起が行われた。春の行楽シーズンを前に、旅行や小売業界では、消費者の出控えによる懸念が浮上。多くの従業員を抱える製造業は、当面静観の構えだが、国内でほとんど経験のない事態に警戒感が出ている。

 最も気をもんでいるのは旅行業界。「長引いたり、深刻化したりすると困る」と、JTB西日本の担当者は表情を曇らせる。まもなく春休み、そして大型連休も控えており「書き入れ時に影響するかもしれないという不安はある」という。

 

 3月7日に全面開業が迫る日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)。近畿日本ツーリストは、「日本一」の展望を楽しむ旅行商品を展開している。「最上層に入る展望台からの景色がかすんでしまうことになれば残念」と不安げだ。近鉄百貨店も「家に籠もる人が増えると、客足に影響するが、対応しようがない」と話す。

 

 27日以降は、低気圧の影響でPM2・5の数値は下がる見通し。足元では「宿泊予約の取り消しは入っていない」(帝国ホテル大阪)「現状では今後の推移を見守る」(シャープ)と目立った悪影響は出ていないが、予想困難なリスクが影を落とす。

 

 積水ハウスには、PM2・5の水準が警戒レベルに上がった場合は、従業員になるべく外出を控えさせるなどの社内基準がある。「住宅の建設現場や展示場など外での仕事も多く、社員にはマスクを配るなどの対応も考える」という。

 

 りそな総合研究所の荒木秀之主席研究員は、「PM2・5は風向きなどで動きの予測がつかないところもあり、企業も対策が取りにくい」と今後の動向を懸念する。」という。

⇒このPM2.5、黄砂など有害粒子のアーカイブ(過去のデータ)
および週間予測は

SPRINTARS アーカイブ
引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))

大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション

各地のエアロゾル予測

今日・明日

週間

予測動画

大気汚染粒子

黄砂

概ね、把握できると思われますが、

個人的には、加えて、黄砂などはもっと上空に存在しているとも文献(詳しくは)で言われていますので、スモッグ(濃霧)、大気汚染粒子などとハイブリッド化して偏西風に乗って飛来して影響していることも推察されます。

最近の飛来状況を予測動画で観て感じることは、既報大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。(2014-02-22) の引例で記載されていたように、北極の気温が上がると、北極と低緯度地帯との温度差が小さくなり、寒帯ジェット気流という西からの風が弱まる。通常なら西から東へ強く真っすぐに吹くジェット気流が、現在は北半球の広い範囲にわたって蛇行するコースを取っているという。

 従って、風任せですが、偏西風だけでなく、国内各地の影響度が従来とは異なってくることも推察されますが、今後も着目したいと思っています。

         (google画像検索から引用)

 これらの大気汚染粒子はそれぞれ組成が異なり、その電荷(正負:±)が違うことから、人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山噴火灰、環境放射能などのさまざまな電荷(正負:±)をもつ物質と結びついて異常気象など天変地異、生態系の異変などに影響しているのでしょうか?と着目しています。

 

 


生物多様性に係る記載(その6:日本海沿岸で深海生物ダイオウイカの捕獲に係る情報)

2014-02-26 | 生物多様性・生態系異変関連

'14-02-26投稿、追加・修正

 既報生物多様性・生態系異変に係る投稿のまとめ('12-05-13~'13-12-08) (2013-12-11) にて、生態系の異変に係る記載を調べていますが、

環境goo 生物多様性特集 によれば、
「~地球から生きものがいなくなる日~
・・・
私たち人間にとっても普段食べている
肉や魚が食べられない時代が
数十年後、数百年後には訪れてこないとも限らない。
 つい一昔前には見られていたゲンジボタルやメダカは
絶滅危惧に分類されていることからも想像できるだろう。・・・

 人為的に行ってきた行動がこの生態系ネットワークを乱してきたのだ。
 もちろん人為的に行った影響だけではなく、
地球温暖化による生態系への影響も当然のことながらあることは事実だ。・・・
地球から生きものがいなくなる日」が本当に訪れてしまうかもしれない。
・・・」という。
<<本文を読む>> 
 

 関連投稿:
生物多様性に係る記載(その5:2万900種が絶滅危機にあるという。原因は)(2013-07-03) に記載しましたように、その原因は不詳ですが、ニホンウナギのみならず、源氏蛍、トキ、イボニシ貝、松茸、サンゴなど危機に瀕しているという。

という反面、原発周辺に集まりやすいという「くらげ」、東シナ海、沖縄諸島、グレートバリアリーフなど太平洋各地に発生していると言われる「オニヒトデ」の大量発生など好ましくない現象があります。

 ダイオウイカは日本海沿岸で捕獲されていますが、その原因については、既報地震の前兆という海水温上昇 茨城〜房総沖が福島~宮城沖に拡大! 更に三陸・東海沖にもという。(2014-02-20)のように、海水温などの異変の影響があるのだろうか?と推察していますが、既報大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)(2014-02-06)のいろはカルタなどで深海魚類の捕獲は地震の前兆の第一段階ともいう

 今回は、通常、深海に生息しているという「ダイオウイカ」が浅海でたびたび捕獲されている生態系異変の一環として、関連情報を調べました。

NHK WEB news  2月25日 19時08分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140225/k10015527201000.html

素もぐり漁師 ダイオウイカ捕獲
深海に生息し、詳しい生態が分かっていない巨大なイカ「ダイオウイカ」を、素もぐり漁をしていた兵庫県の漁師が見つけ、生きたまま捕獲しました。
ダイオウイカは冷凍保存され、調査や研究に役立てられるということです。

 

ダイオウイカが見つかったのは、兵庫県の日本海側にある新温泉町のおよそ300メートルの沖合いです。
25日午前10時半ごろ、地元の漁師の岡本哲雄さんが水深およそ8メートルのところでサザエの素もぐり漁をしていたところ、頭上を大きなイカが泳いでいるのに気づいたということです。
岡本さんは持っていたロープをイカにくくりつけて生きたまま捕獲し、船で引っ張りながら漁港に水揚げしました。
見つかったダイオウイカは、触腕と呼ばれる一番長い触手が切れていましたが、全長が4メートル13センチあり、重さは200キロほどあるとみられています。
岡本さんは「何十年も漁をしていますが、まさかこんな大きく珍しいものが近くを泳いでいるとは思わなかったです」と話していました。
ダイオウイカは深海に生息していますが、この冬は、新潟県や富山県の日本海側の沖合で相次いで見つかっています。
海洋生物学に詳しく、漁港に駆けつけた鳥取県立博物館の和田年史主任学芸員は「生きた状態のダイオウイカを見るのは初めてなのでとても驚きました。ことしは日本海側でダイオウイカの水揚げが相次いでいて、今後、調査や研究を進めたい」と話していました。
鳥取県立博物館は水揚げされたダイオウイカを冷凍保存し、生態の解明などに向けて調査や研究を進めることにしています。」という。

関連記事について調べてみました。

最近のその他の地域における事例として、

zakzak 2014.01.22
ダイオウイカ、次々浮上の怪 地球温暖化と関連?大地震予兆かhttp://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140122/dms1401221207010-n1.htm

「巨大深海生物が次々と姿を現している。今年に入って生きたままのダイオウイカが定置網に引っかかるなど相次いで水揚げされ、海洋学者ら関係者を興奮させた。だが、めったにないことだけに不安にもかられる。天変地異、特に地震との関係だ。海の底でとんでもない地殻変動でも起きているのか。

 不気味な現象だ。鳥取県岩美町の網代新港で21日、全長約3・4メートルのダイオウイカが底引き網にかかり、水揚げされた。

 重さは100キロ超と推定され、大きさや形状などから雌とみられ、「触腕」という最も長い足が切れずに残っていれば、全長8メートルだった可能性もある。底引き網を引き揚げた漁船員によると、「生きているときは怖いくらいの迫力だった」という。

 新潟県柏崎市荒浜の海岸でも19日、3~4メートルのダイオウイカの死骸が打ち上げられているのが見つかり、8日には同県佐渡市沖合のブリの定置網に約4メートル、重さ約150キロの生きたままのダイオウイカがかかった。

 巨大イカにとどまらず、石川県羽咋(はくい)市では2日、海岸にリュウグウノツカイ(約2・5メートル)の死骸が流れ着いた。新年早々、妙な現象が相次いでいるが、何かの前兆なのか。

 本紙で『警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識』(木曜)を連載する武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏は「もともとダイオウイカは、南海の深海に生息している。日本海まで漂着するというのは異例のこと。海流の流れが変わっているのではないか」とし、こう指摘する。

 「実際、そうした学説が発表されており、地球温暖化との関連を問う声も上がっている。地震を引き起こす地殻変動との関連ははっきりしないが、地球全体に何らかの環境変化が起きている可能性がある。深海での異常が大地震への予兆であるかどうかは不明だが、警戒は怠れない」

 用心するに越したことはない。」という。

 

次に、3.11大震災の一年前の現象のようですが、日本海側では際立った大地震は起こっていないが、その後、巨大地震が東日本で発生しましたが、深海魚類の生息異変は日本海側での特徴のようです。

OK Wave 投稿日時 - 2010-02-24 21:19:01
 地震の前兆?
http://okwave.jp/qa/q5703622.html

最近日本海側で、ダイオウイカやリュウグウノツカイなどめったに見られない深海生物が浜に漂着するケースが相次いでいて、これらの深海魚は海底変化の影響を受けやすいため、いま海底で何かが起きていて、漂着は地震の前兆ではないかというニュースを見ました。

☆地震の前兆ではないとすると、ほかにはなにが考えられますか

☆地震の前兆だと仮定した場合、地震がおきるのはそれらの漂着がみつかった浜の近辺ということなのでしょうか

質問者が選んだベストアンサー

さすがに詳しい学術研究はないので発生源等に関しては何ともですが・・・
一般に地震の基となる岩盤破壊、あるいは地下のマグマなどの動きで
地磁気が乱れるのか、電磁波が発生するのかのメカニズムがあるとみられています。

この乱れを動植物は嫌う傾向にあり、色々な変態行動をおこします。
海洋では深い場所の異変なら深海魚、浅い場所なら底物の魚がよくかかるときが
要注意といわれています。

この過程通りならば逃げてきた先で地震が発生する可能性はあります。
ただ、温暖化で北極や南極の氷が溶けて、深海の海流に異変があるのも事実です。
結局のところ生態系も何も謎に包まれているので何ともいえないのですが、
獲れた近くの人は用心をした方がいいという当然の帰結に落ち着くでしょう。

話は変わりますが、オーストラリアの地質学者が今後50年以内に東アジアで
プレートの異変があると警告しています。
主にヒマラヤの造山運動に関することらしいですが、その過程で中国内陸部に
多くの巨大地震がおこると警告しています。

まあ、世界的に活動期に入ったようで、それを象徴するように巨大地震が
立て続けにおきているのは不気味ですね。」という。

⇒ダイオウイカは南海の深海に生息していて、くらげと同様に海水温の上昇を好むと想われますが、海流の異変が奇しくもその要因として挙げられているようですが、

海流といえば、既報(2013-09-20) の引例によれば、 

 

<200海里、中国沿岸部と日本の海>
(クリックすると海流の流れがよくわかります)

  (google画像検索から引用)

のようです。

個人的には、海流以外の別報エアロゾルに係る記載(その37:【再掲】日本海側における大陸からの汚染微粒子飛来の影響について)の影響もあるのでは?と杞憂していますが、いずれにしても、気流の変化など何らかの海水の異変がダイオウイカの棲息に影響しているのでしょうか??

 関連投稿大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。
北極の気温が上がると、北極と低緯度地帯との温度差が小さくなり、寒帯ジェット気流という西からの風が弱まるという。


京セラ 多結晶シリコン太陽電池セルとして世界最高の変換効率18.6%という。

2014-02-26 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'14-02-25投稿、追加・修正

マイナビニュース[2014/02/25]

京セラは2月25日、多結晶シリコン太陽電池として、従来の世界最高値である17.8%を0.8ポイント上回る変換効率18.6%を量産レベルの太陽電池セルにて実現したことを発表した。

同社は1982年より多結晶シリコン太陽電池の量産を行ってきており、2011年12月に変換効率17.8%を達成していた。今回の成果は、さらなる結晶品質の向上、電極工程の改善、ならびにキャリア再結合の低減などを図ることで実現したという。

なお、同社では、この変換効率18.6%を達成した太陽電池セルを用いた高出力モジュールを2014年夏より、国内で販売していく計画としている。」という。

現行主流の実績のある再生エネの主役である単結晶シリコンと比べて、
格段の低コストが見込まれる多結晶シリコンで、従来技術の倍増に近い約19%の変換効率がコンスタントに実績として達成されれば、画期的な再生エネの進展に大きな力となることが推察されます。

 既報再生可能なエネルギーに係る記載(その22:日本の太陽光市場1位に 13年、2兆円規模に)(2013-06-13)で記載しましたように、

おおよそ日本の電力消費は18兆kWh×0.053=0.954≒1兆kWh
                   1,083,142GWh(㌐ワット時)

 ちなみに、530万キロワット 2兆円 →設置費は38万/kwhか?

太陽光発電の2013年増加分は0.00053%(おおよそ5ppm)でしょうか?

と想われますが、それを周辺技術を含めて上回ることが予測されます。 

再生エネの発電量(単位の一元化)、普及率と稼働率(単位などによって錯覚しないように)などを一般庶民が見てもわかり易く整理された「見える化」(グラフ化掲示)を期待しています。

 しかしながら、今までの実績からみると、
既報今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('12-6-1~'13-12-15)(2013-12-15)によれば、 現状、10数年前、技術的に優位に立っていたわが国の再生可能なエネルギー技術は量産化技術の立ち遅れ、恵まれない気象条件、島国のためヨーロッパなどと比べて電力の融通性に欠けること、原子力関連への偏重予算に加えて、大手電力会社になどによる発電事業者への電力買取拒否などから、および、ドイツ、中国などに後塵を浴びていることから、過去から現在において、再生可能なエネルギーの進展に係る国をあげての一貫性のある政策誘導的な支援がなく、その場しのぎの政策であったからでしょうか?                              

 なぜそのようになったのか?を議論して、結論を出して、ドイツのように着実に普及(下図参照)させて、挽回することが必要と思われます。

関連投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載(その25:日本とドイツのエネルギー関係データの比較)(2013-10-31)の引例によれば、

再生可能エネルギーの割合は、
日本1.6% ?
VS ドイツ20.3%

ドレスデン情報ファイル
http://www3.ocn.ne.jp/~elbe/kiso/atomdata04.html
ドイツのエネルギー関係データ

 電力に占める再生可能エネルギーの割合

 個人的には、将来的には、わが国の風土に合っていると想われます日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)に記載しました微生物を利用した人工の「メタン」「オイル」「水素」などのバイオマスの量産化技術の発展小規模水力発電更に、昨今の異常気象に伴う土砂災害に係る記載(提案:洪水と渇水対策に中規模水力発電ダム増設を)(2012-07-12)の進展に着目して、期待していますが、

 

世界的には、

佐賀大のインド洋上で海洋温度差発電から10年。 2014年米・中で出力10MWのプラント建設という。(2013-08-19)

脱原発と大幅な省エネ・節電で、再生可能エネルギー100%の安全な未来を!という。
(2013-07-24)

再生可能なエネルギーに係る記載(その16:サハラ砂漠の2%で世界の電力をまかなう高効率太陽光発電(2013-05-06) 

再生可能なエネルギーに係る記載(その18:豪州で低コストな有機太陽電池の大型化に成功 )(2013-05-21) 

 など、成否はさておいて、
今世紀末に想定される資源枯渇に備えた世界の再生エネ化への目覚しい潮流があることも確かです。

 先ずは今回の多結晶シリコンの研究開発の成果、および優れた周辺技術の安定量産化に期待していますが、既報わが国の再生エネなど電力設備を普及情報の整理して比較の紹介(中間経過)(2014-02-10)にどれだけ貢献できるのか期待したいと思っています。

 

したがって、
今後どのように再生エネ、自然エネなどエネルギー資源の自給を促進して、発電量がどのように進展していくのか?、現状、どの位普及して依存しているか?
掲示板で単位の統一など国民が正しくわかるようにわかり易く「見える化」する標準化された公的なシステムがあればと思れます。

 


エアロゾルに係る記載(その37:【再掲】日本海側における大陸からの汚染微粒子飛来の影響について)

2014-02-26 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-02-25投稿、追加・修正

 既報今年は現状、大丈夫か?PM2.5など大気汚染粒子の飛来状況を昨年までと比較(2014-02-24) に記載しましたが、今年も大陸からの大気汚染粒子の飛来の可能性はあるようです。

 大陸から飛来する汚染微粒子とさまざまな環境に存在する物質から生成した「エアロゾル」とのハイブリッド化が異常気象、生態系の異変、インフルエンザウィルスの伝染、放射能汚染などに悪影響を及ぼしているのでは?と杞憂しています。

関連投稿:
生物多様性に係る記載(その6:日本海沿岸で深海生物ダイオウ以下イカの捕獲に係る情報)(2014-02-26) 

 既報エアロゾルに係る記載を調べました。(その15:大陸からのさまざまな物質の影響)(2012-01-17) の一部を抽出して再掲しました。

日本海学講座2008年2月2日
第4回 「日本海を越える大気汚染と黄砂」
(一部割愛しました。)
「 北陸地方・富山県は日本海に面しており、また隣には中国や韓国がある。そうした地理的環境においては、地球規模で循環する西風により、アジア大陸から、様々な物質が立山など富山県に運ばれてくる。大陸からさまざまな物質が運ばれてくる概念を図1に示す。SO(二酸化硫黄)や、通常、ノックスと呼ばれるNO(窒素酸化物)は、工場や車の排気ガスなどから発生する大気汚染物質の代表的なものである。これらの汚染物質は、風に乗って運ばれてくる過程で酸化反応が起き、主として二酸化硫黄は硫酸や硫酸塩へと変化する。また窒素酸化物は硝酸や硝酸塩へ変化する。これらの物質は、雲や酸性雨のもととなる。

 空気中に浮かんでいる小さな微粒子は「エアロゾル粒子」と呼ばれ、酸性雨や雲をつくる過程に大きな影響を及ぼしている。特に硫酸塩は、大気中で粒子化しやすく、エアロゾル粒子を形成することになる。また、窒素酸化物は、運ばれてくる間に複雑な化学反応を経て、オゾンという物質を形成する。

 他に、大陸から輸送されてくる代表的なものとして、春の風物詩ともいえる黄砂粒子があげられる。ほかにも数え切れないほど様々な物質が運ばれてくるが、本日の講義では、酸性雨をつくる物質、エアロゾル粒子、二酸化硫黄や窒素酸化物、さらに硫酸、硝酸、オゾン、黄砂などを中心に話を進めたい。

二酸化硫黄(SO)とエアロゾルの形成
 SO(二酸化硫黄)は、化石燃料の使用や含硫黄鉱石の精錬などの過程で大量に発生する。特に石炭には硫黄分が豊富に含まれているのが、中国がいまだに燃料の多くを石炭に依存しているため、SOの排出量が非常に多くなっている。一方、日本では世界に誇れるほど、SOの排出規制が進んでいる。

 人為起源のSOの他に、自然起源のものもある。例えば火山活動でも大量にSOが放出される。最近の例ででは、三宅島の大噴火があげられる。また日本には多くの火山があるので、SOが逆に中国など大陸方向に向かうこともある。また太平洋の真ん中など極めて清浄な地域でも、植物プランクトン起源のSOもある。

 現在、中国や東アジア諸国は、急速な経済発展に伴い世界有数のSO発生源となっている。放出される二酸化硫黄が大気中で酸化反応を起こし、硫酸(HSO)や、アンモニアなどと反応して、硫酸アンモニウムになる。この硫酸アンモニウムという物質は、ガスから粒子になりやすく、エアロゾル粒子という小さな粒を形成する。

 この粒子は、降水に取り込まれたり、あるいはそれ自身が雲をつくる核・芯(しん)となったりもする。これらが多量に含まれていると、雲水・降水中で硫酸からイオンに分かれ、水素イオン(H+)を多く含む雨(酸性雨)になる。また、微小なエアロゾルに水滴がついて雲粒ができる。こうして、雲をつくる過程にも影響を及ぼすことになる。

 実際、大陸で二酸化硫黄が放出され、酸化反応が起きて硫酸の微粒子(エアロゾル)が形成され、それが日本に輸送されてくることになる。

 酸性雨の降っている状況を示すため、「沈着量」という概念があるが、これは地面に落下した総量である。降水量が多いということは、それだけたくさんの物質が地面に落下するということである。硫酸による酸性雨の沈着は、実は東京、名古屋、大阪よりも富山県・北陸地方がはるかに多い。

エアロゾルが及ぼす影響
 先ほどからお話している「エアロゾル」とは何かというと、辞書には「分散系の一つ、気体中の液体または固体の微粒子が分散しているもの」とある。この大気中に漂っている微粒子の大きさは、雨粒、霧粒と比べるとはるかに小さく、大体1μmを挟んだ程度の大きさと考えていただければいいと思う。このエアロゾルは放射に影響を及ぼす。ここで言う放射というのは、放射能のような意味ではなく、太陽からの放射光という意味であり、エアロゾル粒子は、光を吸収・散乱したり、はね返したりといった、様々な働きをする。また、雲をつくる核にもなるため、雲の形成や寿命にも影響を及ぼす。このため地球の温暖化あるいは寒冷化等をいろいろと支配しているのである。

 最近では、エアロゾルの問題として、自然環境への影響、大気汚染、酸性雨等の問題に加え、健康への影響についても盛んに研究されている。

 先ほど話した光エネルギーについて考えてみると、エアロゾル等の微粒子は太陽からの光をはね返し(後方散乱)、逆にまた光を地表の方にはね返す働きをする(前方散乱)。このようにして、エアロゾルは太陽光の散乱にも影響を及ぼしている。

 現在、地球温暖化問題の中でCOが話題になっているが、COは、地表から出ていこうとする放射をまた戻したりすることで地球温暖化を引き起こしている。この効果とは逆に、「エアロゾルの直接効果」と呼ばれる、マイナスの効果を生じると考えられている。

 「雲粒核」として働くエアロゾル粒子は、雲をつくる過程にも影響を及ぼす。もし大気中にエアロゾル粒子がなく、極めてきれいな状態であれば、いくら湿度を高くしても雲はできない。洋上の非常にきれいな大気中では、エアロゾル粒子の数は少なく、汚染された大気では、非常に多くなる。大気中ではエアロゾル粒子が核となって雲ができていくが、その雲のでき方は汚染大気中ときれいな大気中とで異なる。

 洋上のきれいな大気中には、雲粒核として働くエアロゾル粒子の数が少ないので、1つの粒子に多くの水蒸気が凝結する(図2)。つまり、雲粒の数は少ないけれども、一粒一粒が大きくなる(逆に、汚染された、すなわち粒子が多くある大気中では、雲粒の数は多くなるが、個々の雲粒は小さくなる)。そうして大きくなった雲粒は、互いにくっつき、これを「雲粒の併合」と呼んでいる。そうなると、雨粒まで成長し、一気に降下することになる。

 反対に、いつまでもモヤッとした状態で、空気が淀んでいるときには、雲粒の併合が起こりにくい。硫酸でできたエアロゾル粒子は、雲粒核として効果的に働く。もちろん、硫酸の粒子以外にも働くものがあるが、硫酸のエアロゾルが増えると、雲をつくる過程にも大きく影響するわけである。

このように、大気中にエアロゾル粒子が増えると、生成される雲粒の一粒一粒が小さく、雲の数が多くなる。そのため、雲による日射反射率が増加するので、太陽光を反射して、地表面に達する日射量も当然減ることになる。これは地球を冷却する効果を生むため、今問題となっている地球温暖化とは逆の効果となる。ちなみに、この効果を「エアロゾルの間接効果」と呼んでいる。

 中国は、今やアメリカに追いつくような勢いで二酸化炭素をたくさん出している。しかし、だからといって二酸化硫黄などの汚染物質を大量に放出すれば、差し引きゼロ(地球温暖化の抑制)になるということではない。気候をコントロールするといった器用な能力を、けっして我々人類はもちあわせてはいないのである。・・・」
本文詳しく見る>>

上記の負(-)イオンを持つ二酸化硫黄や窒素酸化物、さらに硫酸、硝酸、黄砂などのさまざまな物質と大気圏に存在してい放射性物質の微粒子との反応については不詳です、正(+)イオンを持つセシウム、ストンチウムなどとの反応生成物の沈積(フォールアウト)によって自然放射能濃度など変化するのか?

次に、昨年、問題となった

 既報エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)2013-02-23) の一部を抽出して再掲しました。

 

 年初来から続いた寒冷化現象は砂漠化、沙地化によって近年増加している黄砂など大気汚染微粒子による「日傘効果」と言われていますが、さらに、化石燃料の消費によって発生するCO2、SO2などSOX、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質に加えて、大気汚染微粒子として煤、硫酸塩などが発生して、光化学スモッグを引き起こして、喘息など呼吸器系疾患を発生させて、北京など大都市で問題となっています。

 黄砂にはさまざまな放射能など有害微粒子・エアロゾルが吸着していることも個人的には推察されます。

 これらの有害ガス、および従来から増加し続けている黄砂、さまざまな燃焼排ガス、燃焼媒に含まれる有害微粒子による「ハイブリッドな大気汚染」によって引き起こされていると思われます。

 

北京の状況として、「四日市ぜんそく」に匹敵 北京大使館が学校説明会2013.2.21 ともいわれ、この状態がスライドしてわが国に移動してくれば大変なこととなりますが、国内の監視体制は強化されているので、異常時には、外出時のマスク着用するなどしなければなりません。

 現状、地域によって、若干、日本の環境基準をオーバーしている地域もあるようですが、大部分は海などにフォールアウトして約10%にまで現象すると言う。
個人的には、大陸の砂漠化、沙地化が年々増加しているとも言われていることから、油断大敵な状況と思われます。

また、有害ガスはフォールアウトしないので、そのままスライドするのだろうか?もしくは、黄砂などのエアロゾルと反応して吸着してフォールアウトしているのだろうか?今後の解析結果が待たれます。

既報大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。(2014-02-22) に記載しましたように、

 今冬の北半球における干ばつ、極寒、破壊的な豪雨と洪水など異状気象の遠因にはハイブリッド化したエアロゾルが影響していると推察されます。

 

関連投稿:
地球温暖化の要因に係る記載(水循環観測衛星「しずく」について)
天変に影響する要因に係る記載(大気圏での放射性物質分布)

天変に影響する要因に係る記載(雲の分布、構造の観測方法)
・地球温暖化の要因に係る記載(水はどのように変化しているのか?)
放電現象に係る記載(雲の形成状態)


 


福島原発 汚染水の現状、および、その対策および問題点に係る記載を調べました。【追加】

2014-02-25 | 環境放射能関連

'14-02-25投稿、追加・修正

 既報福島原発の19日夜、山側のタンクから極めて高濃度 汚染水100トン漏れたという。に引き続いて、汚染水の現状、および、その対策および問題点に係る記載を調べました。

47トピックス 2014/02/24 20:19

 汚染水のリスク低減急務 タンク漏えい問題で東電http://www.47news.jp/47topics/e/250649.php
(一部割愛しました。)

「東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度の汚染水約100トンが漏えいした。漏れた汚染水にはストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2億4千万ベクレルと極めて高濃度で含まれていた。敷地内のタンクにはこうした高濃度汚染水が約35万トン保管されており、放射性物質を除去してリスク低減を図ることが急務となっている。

 20日に漏えいが発覚したのは、4号機原子炉建屋から南西に約500メートル離れた「H6」と呼ばれるタンク群の1基。満水に近い状態で汚染水が保管されていたところに、別のタンク群に送るはずの汚染水を移送してしまったため、天板部からあふれた。

 漏えいしたのは2012年4月から使われている比較的古いタンク。「フランジ型」と呼ばれ、鋼材をボルトで締めてつなぐ構造のため、溶接型に比べ接続部の劣化などによる漏えいの可能性が高い。

 フランジ型のタンクをめぐっては昨年8月にも約300トンの漏えいが判明し、東電の 広瀬直己 (ひろせ・なおみ) 社長は敷地内のタンクで保管する全ての汚染水を15年3月末までに浄化する方針を打ち出していた。

 東電は、トリチウム以外の62種類の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」を使って汚染水を浄化することで、再びタンクからの漏えいがあった場合でも影響を抑えることができるとしている。並行してフランジ型から溶接型への切り替えも進める。

 現在試運転中のALPS3系統にさらに3系統を増設することや、性能を上げた設備の追加も検討している。ただALPSは昨年3月の試運転開始以降、水漏れなどのトラブルが相次いでいる。東電の 尾野昌之 (おの・まさゆき) 原子力・立地本部長代理は「浄化の目標は変えておらず、達成できるよう努力している」と説明している。

(共同通信)」とのこと。

追加情報:つながっているこころ2の引例
http://cocorofeel.blog119.fc2.com/
東京新聞
汚染水100トン漏れ 新たに不備判明 福島第一http://www.tokyonp.co.jp/article/national/news/CK2014022502000110.html

「東京電力福島第一原発で起きたタンクからの約100トンの処理水漏れ事故で、処理水を送る配管の弁を開けたまま1年近くも放置したほか、弁が誤操作で開かないよう鍵をかける穴を活用しないなど、新たに4点の東電のずさんな危機管理が浮かび上がった。 (小倉貞俊)・・・

さらに問題なのが、水位管理のあり方。漏れたタンクには水位計は付いていたものの、水位の変化で水漏れを検知し警報を発する機能はなかった。千基を超すタンクの水位を人力で監視するのは不可能なのに、満水かほとんど空にならないと警報が出ない仕組みのままタンクを使っていた。・・・」という。

⇒摩訶不思議な水位管理、水位変化もないとは!タンクが破損したら、有害物質が敷地外へ漏洩するというのに。コスト削減なのか、知らなかったのか?

 敷地外に漏洩すれば、必然、海への流出の危険性があると想われますが、すでに流出されていた可能性がある!という。

福島民有新聞
http://www.minyu-net.com/news/news/0225/news6.html
最大8億ベクレルの可能性 2013年8月漏えいの汚染水

「東京電力が福島第1原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小評価していた問題で、東電は24日、昨年8月に地上タンクから漏れた汚染水約300トンについても過小評価していたと発表した。ベータ線を出す放射性物質濃度を1リットル当たり8000万ベクレルと公表していたが、実際は最大で約10倍の8億ベクレルに上る可能性もあるとしている。
 漏えいした汚染水約300トンについて、東電は土壌に染み込んだほか、一部は近くの排水溝から直接海に流れ出たとみている。現在、漏れた汚染水の濃度の再評価を進めており、3月末までにあらためて公表する予定。漏えい問題について、原子力規制委員会は、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目のレベル3(重大な異常事象)と評価している。
(2014年2月25日 福島民友ニュース)」とのこと。

 一年前の既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その35:福島原発汚染水処理の計画について )(2013-02-22)によれば、「 第1原発で貯蔵する汚染水は1月時点で約22万立方メートルに上り、千トン単位の汚染水タンクで構内に保管されている。ALPSは、従来の設備で除去できなかった放射性セシウム以外の放射性物質も取り除ける。東電の試算では、2月中に運転を始めれば2019年には保管されている汚染水の処理が全て終わる。(2013/2/12)【共同通信】<記事全文>」ということで、設備能力を2倍に増強して汚染水のリスク低減をはかるという。ALPSは昨年3月の試運転開始以降、水漏れなどのトラブルが相次いでいることから、故障なく国を挙げての早期収束に期待しています。

 他核種と比べて比較的に害が少ないというトリチウムについては、やはり半世紀以上かけて希釈して流すのだろうか?

参考関連投稿:
福島第一原発 トリチウム汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?(2013-03-24) 
地下水中のトリチウムの環境に及ぼす影響としては
 トリチウム水の環境への影響に係る記載 2013-03-24の引例
ATOMICA
トリチウムの生物影響 (09-02-02-20)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-02-20
によれば、

 トリチウムはトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され人体にはきわめて吸収されやすい。また、有機結合型トリチウム(OBT)はトリチウムとは異なった挙動をとることが知られている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。・・・ トリチウムは水素の同位体で、最大エネルギー18.6keVで平均エネルギー5.7keVという非常に低いエネルギーのβ線を放出し物理的半減期は12年であるという。

 大気上層中で宇宙線中の中性子と窒素原子核との衝突によって生成する天然トリチウムが自然界の水循環系に取り組まれているとともに、核実験や原子力施設などから主としてトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され、生物体へは比較的簡単に取り込まれるともいう。

このエネルギーは一般的に生態系に有害な放射線である紫外線の1000倍以上であり、危険な放射能であることが想定されます。

 このトリチウムは昔からよく耳にしたものですが、天然に微量存在するのみで、まさか原発で発生しているとは!それも除去されないとは!

  また、既報福島原発の地下水中のトリチウム除去は原理的には可能という!(2013-08-17) の引例
阿修羅
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/859.html

福島原発の地下水でトリチウム除去を可能にしたら、日本全国の原発に導入しなければならなくなる。
http://briliantblue.seesaa.net/article/360964823.htmlによれば、

 「・トリチウム除去方法は秘密でもなく、既に存在します。

気になるニュース29
http://plaza.rakuten.co.jp/shimojim/diary/201304130000/
shimojim 4/13/2013」ともいう。

個人的には、それ以上に杞憂するのは地下水による二次的な影響ですが、

ゲンダイネット 2014年2月22日

汚染水で脆い地盤がユルユル…福島原発“敷地ごと崩壊”危機http://gendai.net/articles/view/newsx/148186

「ソチ五輪のお祭りムードを吹き飛ばす驚愕のニュースではないか。福島原発の貯水タンクから高濃度の汚染水100トンが漏水していた問題だ。

 事態を20日に公表した東京電力によると、原発敷地内の「H6」というタンク群の1基(容量1000トン)で、ふたと側面の継ぎ目付近から漏水し、周辺の地面に流れ落ちているのが確認されたという。東電は「海への流出はない」なんてノンキなことを言っているが、冗談ではない。

 漏水に含まれる放射性物質のストロンチウム濃度は1リットル当たり2億4000万ベクレルで、国の基準値のナント、400万倍だ。「海に流れていないからOK」で済む話ではないし、敷地の地中に染み込んだこと自体も大問題なのだ。

 もともと福島原発の下は大量の地下水でユルユルだという。そこにどんどん水が入れば、プラントはグラグラになってしまう。

「67年に発行された『土木技術』(22巻9、10号)の『福島原子力発電所土木工事の概要』を読むと、福島原発は地下水が豊富で、地盤がもろいかが分かります。著者は当時の佐伯正治・東電福島原発土木課長で、〈土工事にとって最も重要な問題は排水処理である。当所でもこの問題には大いに悩まされた〉と振り返り、福島原発の設置工事は湧水続きで難しかったことが記されています。地盤についても〈湿潤化した場合泥土化してゆるくくずれやすくなる〉とも書いています」(科学ジャーナリスト)

民主党の辻元清美衆院議員は、昨年10月の経産委員会で福島原発の地下水問題を取り上げ、〈地下水の水圧に押され(略)建屋が浮いてこないように1日850トンもの水を汲み上げて(略)防いできた地層〉と指摘していた。これが本当なら、福島原発はプールの中に箱が“浮いている”ようなもの。汚染水のダダ漏れで“プールの水位”が上昇を続ければ、ある日突然、福島原発は敷地ごと“崩壊”しかねない。原子炉ごと海に向かって倒れ込み、誰にも制御できないまま沈んでしまう危険性もある。

 タダでさえ、地下水がジャブジャブな敷地に大量の汚染水をあふれさせるなんて愚の骨頂だ。まったく「アンダーコントロール」されていない。」という。

 ⇒巨大地震が万一発生したら、敷地内のタンクが崩壊して、保管されている高濃度汚染水約35万トンは全量海に漏洩するのだろうか???

 

 


今年は現状、大丈夫か??PM2.5など大気汚染粒子の飛来状況を昨年までと比較 

2014-02-24 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-02-20投稿、02-24追加・修正

 昨年の今頃は大陸から偏西風に載って飛来する大気汚染微粒子などエアロゾルの増加が問題となっていましたが、今年はどうなっているのだろうか?

  国内では未曾有な関東甲信越地域における大雪が問題となりましたが、
この大雪が発生する原因として、
 既報
今回の関東甲信内陸部の未曾有の大雪はケムトレイルの影響か(人工降雪剤の散布効果)?という。に記載したように、雪雲の中に「種(シード)」になるものを散布することで雨粒に成長させる人工降雨剤?、もしくは火山活動由来の放射性核種の帯電エアロゾルなど?+アルファの二次的な要因の影響するのでは?と想っていましたが、

加えて、忘れてはならない大気汚染微粒子などエアロゾルの影響です。

 

「雲ができるのはなんで?②~鍵を握っているのはエアロゾルと宇宙線~」
によれば、

 

「 液化した大気中の水が雲の粒になる鍵を握っているのが、エアロゾルと呼ばれる大気中の微粒子です。その正体は土ぼこり、火山灰、工場の煤煙、海の波しぶきが蒸発してできた海塩粒子などです。」という。

 

 実際問題、目視できるわけでもなく大気上空で浮遊するPM2.5、黄砂で象徴されるエアロゾルは風任せで、わが国に大量に飛来しているかもしれません。

 エアロゾルが雲核として消費?されて意外と昨年ほどではないのだろうか?余り話題に上ってはいませんが、冷静に現状を把握することが必要か?と個人的には想っています。

 昨年、中国全土の13%で影響を及ぼして6億人が何らかの体調不良を訴えているという報道によって、
また、政府、自治体が監視体制を強化したという情報を知ることによって、本当に今まで以上に酷くなって越境し来るのだろうか?と心配しています。 

 エアロゾルの増加が慢性化して
北半球全体の寒冷化にもつながる非常事態となる前に、

 大気汚染微粒子(SPM:サブミリレベル、AM2.5:ミクロンからサブミクロンレベル)、および超微粒子(ナノレベルでいつまでも浮遊)の発生源、発生物質の解析、および発生メカニズムを究明して対策をしないと、
 長い眼で見たCO2、メタンなど温室効果ガス削減による地球温暖化防止、オゾン層破壊ガス削減などをはるかに通り越して、
 
 近未来に地球環境に悪影響を今まで以上に与える可能性は大きいと危惧しています。
 
 
昨年、既報(その27):PM2.5大気汚染物質推移のSPRINTARSアーカイブによる調査2013-02-16)にて、大陸からの大気汚染粒子の飛来状況(PM2.5、濃霧)をSPRINTARSアーカイブを引用して調べましたが、

 昨年までの結果として
 現在、中国で問題となっている大気汚染粒子の発生状況については、工業化、車普及以前から、砂漠地域、中国南部で少なからず発生していることがわかりますが、
 個人的には、首都北京をはじめとする主要都市に顕著に拡散して、顕在化したのか?と推測されます。
 
やはり、中国の汚染は大局的に観て拡大していることがわかり、大気汚染粒子の飛来状況の推移を調べることは必要かと想われます。 

 なぜ中国上空の大気汚染物質が偏西風によって拡散しないのか?不思議に思うくらいですが、当時の動画(大気汚染粒子)を見ても堂々巡りしているようみえましたが、それだけ発生量が多いことだけだろうか?

今回はその後の推移を追加しました。

SPRINTARS アーカイブ
引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))

大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション

今回はその中のエアロゾル光学パラメータ(全天大気)
エアロゾル光学的厚さ (合計) (550nm)
オングストローム指数 (from 440 and 870nm)
東アジア
月平均データ        
を選択

1980年1月:工業化、車、電力消費量など、まだ進展していない頃

1996年1月:汚染が砂漠地帯に加えて南部地域で目立つ

2008年1月:
北京オリンピック前、砂漠、南部地域に加えて
北東方面に拡散

 

2008年8月:北京オリンピックの最中は比較的汚染は少
なぜか韓国、日本への拡散汚染が多(季節の影響?)

2010年1月
2012年1月

 

2012年12月:汚染が中国全土に拡散、濃霧AM2.5問題が顕在化。

その後の追加

2013年1月
 
2013年7月

 
2013年8月


2013年11月

(2013年12月~未出典)


⇒今回の結果から、やや減少しているように見えますが、それほどよくなって来たとは、個人的には思えません。
また、夏季と冬季では飛来傾向が異なるのだろうか?夏季の方が飛来が多い?

(別報にて、追加予定)

 近年の中国の電力消費量の増大は著しく、また大部分が石炭を燃料にしていることから、スス、煤煙などが著しく増加しているが、
 47ニュース 2013/02/22 18:51   【共同通信】
中国のエネルギー消費、過去最大 大気汚染が深刻化http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013022201001847.html

「【北京共同】中国国家統計局が22日発表した12年のエネルギー消費量は前年比3・9%増の36億2千万トン(石炭換算)と、03年からの9年間でほぼ倍増した。中国は世界最大のエネルギー消費国で、火力発電所や工場、自動車などの化石燃料の利用急増が大気汚染の深刻化や地球温暖化の原因となっている。対策は追い付かず、世界的な環境悪化への懸念が高まっている。
 12年の名目国内総生産(GDP)03年比で約4倍に拡大し、経済成長に伴いエネルギー消費が急増。・・・」という。

  加えて、黄砂などはもっと上空に存在しているとも文献(詳しくは)で言われていますので、スモッグ(濃霧)、大気汚染粒子などとハイブリッド化して偏西風に乗って飛来して影響していることも推察されます。

 最近の北京市の情報によると、今年も酷いようです。

ロイター

中国の北京市、大気汚染さらに悪化で「オレンジ警報」
を初めて発令 2番目の深刻度
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0LQ2RD20140221?rpc=188
2014年 02月 21日 18:48

 [北京 21日 ロイター] - 中国の北京で21日、深刻な大気汚染が続くことが予想される場合に出される「オレンジ警報」を初めて発令された。北京市は昨年10月から色で分類した4段階の警報制度を導入しており、オレンジは赤に次ぐ2番めの深刻度に該当。高濃度のスモッグが今後3日続くと予報されている。北京では20日に、3番目の深刻度に当たる「黄色警報」が初めて出されたばかりだった。

オレンジ警報では、学校や幼稚園に対し屋外での運動中止が求められる。最高レベルの赤色警報になると、学校閉鎖や公用車の運転中止が命じられる。

北京は21日の午後から白いスモッグに覆われた。北京の米国大使館によると、PM2.5の濃度を示す数値は378で、米環境保護局(EPA)が危険水準としている300を超えた。前週末には500を上回っていたという。」という。

 政府、自治体でのデータに基づいた監視体制が望まれます。
*国内の政府、自治体による監視体制について、
詳しくはその28):PM2.5大気汚染物質に対する国内監視状況の現状
関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)(2013-02-23) 
悪化する中国の大気汚染対策としてオランダ人が空からスモッグを吸い取る掃除機を開発したという。2013-12-23 

 


福島原発の19日夜、山側のタンクから極めて高濃度 汚染水100トン漏れたという。

2014-02-24 | 環境放射能関連

'14-02-22投稿、追加・修正

  3.11による福島原発事故による未曾有の放射能汚染の長期化によって、汚染した食糧による内部被爆による後遺症の発現に対して杞憂を抱く日々ですが、福島第一原子力発電所で19日夜、山側のタンクからまたまた放射能が漏洩したという。

  放射能は台風、ゲリラ豪(雷)雨、突風などによって、飛散・沈積による再拡散を繰り返していますが、2020東京五輪を含めて、福島原発の収束と漏洩放射能の除染は今後、全世界の衆目の課題となり、国を挙げての収束に期待していますが、・・・。


NHK NEWS WEB  2月20日 12時18分
極めて高濃度 汚染水100トン漏れる

 東京電力福島第一原子力発電所で19日夜、山側のタンクから極めて高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れ、およそ100トンがタンクを囲うせきの外に流出しました。
東京電力は、配管の弁の故障などで、移送していた汚染水が予定していなかったタンクに入ったため、あふれたとみて調べています。

  19日午後11時半ごろ、福島第一原発4号機の山側にある汚染水をためるタンクから、水が漏れているのをパトロール中の作業員が見つけました。
東京電力が調べたところ、水はタンクの天板の継ぎ目から漏れ、雨どいをつたって、タンクを囲うせきの外に流出していたということで、隣接するタンクに水を移して、水位を下げるなどして、発見から6時間余りで漏えいが止まったことが確認されたということです。
せきの外に流出した汚染水の量はおよそ100トンとみられ、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、タンクからの汚染水漏れとしてはこれまでで最も高い、1リットル当たり2億3000万ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。
また、セシウム137も国の海への放出基準の100倍余りの1リットル当たり9300ベクレルと高い濃度で検出されました。
東京電力は20日午前、臨時の記者会見を開き、「心配をおかけして大変、申し訳ありません」と陳謝しました。
原因については、処理設備から汚染水を移送する配管の途中にある1つの弁が故障していた疑いがあるほか、本来、閉まっているはずの別の2つの弁も開いていたため、予定していなかったタンクに汚染水が入り、あふれたと説明しています。
 また、19日午後2時すぎ、タンクの水位が高まったことを示す警報が鳴りましたが、直後のパトロールでは異常に気付かなかったということです。
東京電力は、汚染水が漏れたタンクの近くに排水路がないため、海への流出はないとしていますが、詳しい状況を調べるとともに、漏れた汚染水や汚染水がしみ込んだ土の回収を進めることにしています。

 

規制庁が対応を指示

東京電力福島第一原子力発電所で、タンクから極めて高濃度の汚染水が漏れ出したことについて、原子力規制庁は、放射性物質がしみこんだ土を回収することや、同じタイプのタンクにも漏えいがないかなどを早急に調べて報告するよう、東京電力に指示しています。

 

漏れた汚染水の濃度は

漏れた汚染水からは、ベータ線と呼ばれる種類の放射線を出す放射性物質が、1リットル当たり2億3000万ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。
この汚染水には、主に放射性物質のストロンチウム90が含まれていて、2億3000万ベクレルを、ストロンチウム90の海への放出基準と比較すると、760万倍余りに当たります。

 

漁業者から不安の声

汚染水がタンクから漏れたことについて、福島県沖で試験的な漁を行っている地元の漁業関係者からは、不安の声が聞かれました。
いわき市漁協の矢吹正一組合長は、「漏れた汚染水は100トンと半端な量ではない。
試験的な漁を始めた状況で、全国の消費者に不安を与えることにつながるのではないか心配だ」と話しました。
また、相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は、「人為的なミスによるものだとしたら絶対にあってならないことだ。
こうした事態が続けば漁業者の東京電力に対する信頼感が失われ不信感が増す。
汚染水を増やさないための地下水を、海に放出する地下水バイパスの対策への協力にも影響しかねない」と話しました。」という。


その後、どのようになっているのか?調べてみました。

NHK NEWS WEB  2月21日 7時11分

閉まっているはずの弁開いていた経緯調査http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140221/k10015411711000.html

東京電力福島第一原子力発電所で、山側のタンクから極めて高濃度の放射性物質を含む汚染水およそ100トンが敷地内の地面に流出した問題で、東京電力は原因として指摘されているタンクに汚染水を送る配管で、本来閉まっているはずの弁が開いていた経緯などを詳しく調べ、再発を防ぐ対策を検討することにしています。

 

この問題は、福島第一原発4号機の山側にあるタンクに水が入りすぎ、19日から20日にかけてタンクの天板と側面の板の継ぎ目から汚染水およそ100トンが周辺の地面に流出したものです。
流出した水からは、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、タンクからの汚染水漏れとしてはこれまででもっとも高い、1リットル当たり2億4000万ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。
原因について東京電力は、汚染水を処理設備からタンクに移送する配管の途中にある、本来閉まっているはずの3つの弁のうち、1つは故障していた疑いがあり、別の2つの弁も開いていたため、予定していなかったタンクに汚染水が入りすぎ、あふれたと説明しています。
東京電力は、故障の疑いがある弁の状態やほかの弁がなぜ開いた状態になっていたのかを詳しく調べることにしています。
また漏えいが見つかる9時間以上前の19日午後2時すぎ、タンクの水位が高まっていることを示す警報が鳴っていました。
しかしその後、タンクの水位計のデータは反対に水位が急に低下したことを示したため、警報は水位計の故障によるものと判断しタンク周辺のパトロールはしたものの、タンク内の確認はしなかったということです。
このため東京電力は、警報が鳴ってからの作業員の対応なども調べ、再発を防ぐ対策を検討することにしています。

 

相次ぐタンクからの汚染水漏れ

福島第一原発では、これまでにもタンクからの汚染水漏れが問題になり、東京電力はパトロールの強化やタンクを監視する水位計や警報機の設置といった対策を進めてきました。
去年8月には、4号機の山側にあるタンクから高濃度の放射性物質を含む汚染水300トン余りが漏れました。
これついて原子力規制庁は、漏れた汚染水に含まれる放射性物質の推定量などから国際的な原子力事故の評価基準に基づく評価を、8段階あるうちの上から5番目の「レベル3」としました。
去年10月には、4号機の山側にある別のタンクの上部から高濃度の汚染水が漏れ、調査の結果、傾斜のある場所のタンクに水を入れすぎたのが原因と分かりました。汚染水は今回と同じようにタンクの天井部分から漏れて点検用の足場を伝って「せき」の外に漏れていました。

こうした汚染水漏れが相次いだことを受けて、東京電力は異常をいち早く発見するためのパトロールの強化やタンクを監視する水位計や警報機の設置といった対策を進めてきましたが、今回はこうした対策が生かされませんでした。
また、今回漏れ出した汚染水はタンクの周りに取り付けられた雨どいを伝ってタンクを囲うせきの外に流れ出しました。
この雨どいは、せきの中にたまった汚染水を雨水によって増やさないよう取り付けられたものですが、今回のように雨どいの上の部分で汚染水が漏れると、せきの外への流出につながるため東京電力は対応を検討するとしています。」とのこと。

 ⇒放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、タンクからの汚染水漏れとしてはこれまでで最も高い、1リットル当たり2億3000万ベクレルと極めて高い濃度で検出されたというが、個人的にはよくわかっていません。

 今回の事故に対して、どのような背景にあるのか?諸氏がどのように考えているのだろうか?調べてみました。

ガールズ チャンネル

【福島原発】極めて高濃度な汚染水100トン漏れる…
1リットル当たり2億3000万ベクレル
365コメント 2014/02/22(土) 19:48
http://girlschannel.net/topics/98925/
(一部、抽出しました。)

「・・・

周りにどんな影響が出るのか分かりやすく教えてほしい

・東京オリンピックまでに何とかしてほしい
これ以上おもらししてたら開催も危ういよ

 

・魚が食べれなくなる日が近い

全体で大体23兆ベクレル漏って見かけた。もう数字が訳わからん。

・数値だけではイマイチ危険性がわからない。
度々汚染水もれのニュースが出ますが本当はもっと危機感を持つべきなのでは?
漏れました。ってことがあってはならないんじゃないの!?

・もう福島の海寄りは諦める段階にきてるんだよ
避難民も格差なくお金が東電からも国からも出てるから、毎月支給額が相当な金額
元々の月収の数倍の家庭もある
これをいつまでやるのか?
そのお金は国民から出てるというのに、福島ではパチスロ通いの避難民で溢れてる
土地代とかを正当に試算してその金額を渡して終わらせるべきだよ
だってこうなったときのために東電からお金を貰いながら暮らしてきていたんでしょ?
こうなったとたんに全面的に被害者になってるのもおかしい話だと思うよ
閉鎖して集中して原発の汚染除去にお金を使ってほしい

避難民達の生活の実態をみて下さい。

仮設住宅にベンツ・BMW・レクサスなどの高級車が止まってる実態。

福島市内では 高級車の売り上げが著しく増えたそうです。

車の購入者は 原発で避難してきた方々が多いそうです。

仮設住宅に済んでいて税金で暮らしている避難民達に高級車が必要ですか?

お金の支給は
すぐにでも やめるべきです。

働きもせずに パチンコ 遊び ショッピング 旅行…

こんな生活を続けさせていたら、この人達、本当に人としてダメ人間になり生きられなくなりますよ

・福島の人間です
。誤解されたくないからいいますがお金を頂いてるのは一部の避難民だけです。

ほとんどの福島県民は何の保障もなく暮らしてます。

潤ってパチンコなどをしてるのは原発周辺にすんでいた避難民だけです。

家を借りられる・建てられる多額のお金を既にもらってるはずなのに 彼らは今もって自立もせずに
仮設住宅にすみついてます。

里に帰りたいと言いますが、この現状であり

もう、住めないとわかってるはずです。

避難民は減るどころか 仮設住宅は まだ 増設されつづけてます。

避難民達にはお金ではなく
そろそろ自立を勧める方針に転換すべきです。

こんな人達に国民のお金(税金)を湯水のように使ってたらキリがありません。

医療費はタダ。全ての税金は免除されてる…
生活保護者ではないでしょう?

・皆さん 驚かれると思いますが信じられない話をしましょう

東電や国で避難民にお金をくれる条件は

仮設住宅に住んでいる

働いたら貰えない…だそうです。(何故!?)

避難民達だってバカじゃないから 仮設にすみ続け 働かない訳ですよ

それが実態。
東電も国も悪いんですよ

・震災から数年、ちょいちょいこんなニュース聞くけどなんでそうなるのか知りたい。大多数の人間の健康と収益を脅かす事件なのに、大変申し訳ありませんで済まされるのがおかしい。

・福島の野菜を避ける事はしたくないけど、こういう事があるからやっぱり避けてしまう・・
魚介類は尚更怖い。

・海への流出を最小限にするのに埋め立てちゃダメなの??埋め立てて山からの水がくるなら山を削ったり、ダメなの??これ平和ボケしてて大事になってないけどとんでもないことなんでしょ?昔茨城の東海が臨界事故起こした時に避難したけどそのレベルと比較してほしい。誰かわかる人教えてください( ; ; )

・もうきっと止められる技術者がいないんだよ

別の国の技術者に漏れないタンクの案を出して貰った方がいいよ
ダダ漏れじゃん

・これほんとに大丈夫なの?
福島の人はもちろん日本全体や世界への影響は?
実際大々的には報道されないけど動物や人体に影響は出てるんだよね?

こんなこと続いてたら日本も中国の大気汚染のこととか言えないんじゃないかな...
もちろん別問題だけど。
 
申し訳ないけど東京オリンピック開催で浮かれている場合じゃないよ
原発を何とかしないと、この先もっと漏れるよ
 

原発から足を洗わないのはアメリカが絡んでるから
 
故障したとき誰も放射能を止める技術無いのにトルコにまで原発輸出をして人の命より儲けを最優先した日本政府は本当に日本の癌!

トルコで何かあったらどうするの?
日本のときのように、無関係のように見てるだけでしょうね。ただちに影響は無いって言いながら。

デメリットの方が大きいモノなんて使うべきじゃないし、他国に輸出するもんじゃない。何かあれば日本が悪に見られるんだから。
 
アメリカ、フランスの原発企業もなにも出来ないよ。実際アレバ社の浄化装置もうまく動かないった。こんな量の汚染水、今までないから。
今世紀最悪の原発事故の由縁。
 
・脱原発、行って納得、見て確信−−。今月中旬、脱原発のドイツと原発推進のフィンランドを視察した小泉純一郎元首相(71)の感想はそれに尽きる。

三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行した。道中、ある社の幹部が小泉にささやいた。「あなたは影響力がある。考えを変えて我々の味方になってくれませんか」

小泉が答えた。

「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ」

「いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」

3・11以来、折に触れて脱原発を発信してきた自民党の元首相と、原発護持を求める産業界主流の、さりげなく見えて真剣な探り合いの一幕だった。

呉越同舟の旅の伏線は4月、経団連企業トップと小泉が参加したシンポジウムにあった。経営者が口々に原発維持を求めた後、小泉が「ダメだ」と一喝、一座がシュンとなった。

その直後、小泉はフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」見学を思い立つ。自然エネルギーの地産地消が進むドイツも見る旅程。原発関連企業に声をかけると反応がよく、原発に対する賛否を超えた視察団が編成された。

原発は「トイレなきマンション」である。どの国も核廃棄物最終処分場(=トイレ)を造りたいが、危険施設だから引き受け手がない。「オンカロ」は世界で唯一、着工された最終処分場だ。2020年から一部で利用が始まる。

原発の使用済み核燃料を10万年、「オンカロ」の地中深く保管して毒性を抜くという。人類史上、それほどの歳月に耐えた構造物は存在しない。10万年どころか、100年後の地球と人類のありようさえ想像を超えるのに、現在の知識と技術で超危険物を埋めることが許されるのか。

帰国した小泉に感想を聞く機会があった。

−−どう見ました?

「10万年だよ。300年後に考える(見直す)っていうんだけど、みんな死んでるよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」

−−今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。

「逆だよ、逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵者が知恵を出す」

「戦はシンガリ(退却軍の最後尾で敵の追撃を防ぐ部隊)がいちばん難しいんだよ。撤退が」

「昭和の戦争だって、満州(中国東北部)から撤退すればいいのに、できなかった。『原発を失ったら経済成長できない』と経済界は言うけど、そんなことないね。昔も『満州は日本の生命線』と言ったけど、満州を失ったって日本は発展したじゃないか」

「必要は発明の母って言うだろ? 敗戦、石油ショック、東日本大震災。ピンチはチャンス。自然を資源にする循環型社会を、日本がつくりゃいい」

もとより脱原発の私は小気味よく聞いた。原発護持派は、小泉節といえども受け入れまい。5割の態度未定者にこそ知っていただきたいと思う。

1月に発表した貿易収支が、過去最大の貿易赤字でしたね。あれの発電用化石燃料の輸入金額は水増しされてます。
石燃料の輸入に27.4兆円払い、原発停止で3.6兆円も多く支払っているので、このままいくと貿易赤字が増すばかりだという原発必要論を政府は唱えています。
 発電用の化石燃料の輸入、いわゆる「焚きまし」が増えていることは紛れもない事実です。原発が動いていた10年11月と停止した13年11月を比べると、輸入額は63.4%増え、2兆2574億円。そのうち火力発電に使うLNGの輸入量は115.8%増、石炭は8.9%増。ただ、輸入数量は輸入金額ほどに伸びていません。貿易赤字や化石燃料の輸入を原発停止のせいにだけするには、はじめから無理があるのです。
 一連の数字にもすぐ誤りとわかる大きなまやかしがあります。つまり、ガソリンに使われる原油の輸入も含めた輸入金額増で、大きく水増ししているのです。例えば、液化天然ガス(LNG)は70~80%が火力発電に使われるが、原油の大半はガソリン用であり、発電用はせいぜい6~7%にすぎません(精製後の重油が発電用として使われるが、直接発電用ではない)。ちなみに、石炭は約30%が発電用です。それを化石燃料全体の輸入27.4兆円がすべて発電用のごとく誤解を与えているのです。
 
・これ、タンクから100トン出たっていうことは入ってた汚染水全部出たって事だよね。そんな高濃度汚染水止められるどころか近づける訳ないし。ただただ眺める事しか出来ない現状を早くなんとかしてほしい。
 
・これからの季節、放射性物質たっぷり付いた大花粉軍団がやって来ますよ

~(後略)
 

驚愕!2012年 ドイツの脱原発を笑ったフランスがドイツから自然エネルギー輸入という。

2014-02-23 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'14-02-05投稿、02-23追加

 既報驚異的!スペインの風力発電パワーが原発を超えたという。2014-01-28 )に記載しましたが、ルネッサンスの風が吹くのか?いつの間にかのヨーロッパにおける再生エネの技術革新の進展の現実には目を見張るものがあります。

 この現実に対して、なぜ日本で実現できなかったのか?は今更ながら非常に難しいテーマか?と思われます。

 個人的には、たとえ原発事故がなかったとしても、原発および放射性廃棄物からの放射能が環境に与える影響は無視できないと思われますが、

関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)
(2012-12-10)
 

 都知事選の争点のひとつにもなっている「反原発」ですが、一口に脱原発しようとしても、現実的には、貿易収支のマイナスからは難しい?ともいわれているが、

 小泉元首相の唱える「原発ゼロの方針を出せば、必ずある人が良い案を作ってくれる。内閣に原発ゼロに賛同する識者を集め、専門家の知恵を借りて結論を尊重して進めるべきだ原発ゼロの方針を出せば、必ずある人が良い案を作ってくれる。内閣に原発ゼロに賛同する識者を集め、専門家の知恵を借りて結論を尊重して進めるべきだ」の徹底を期待しています。

参考関連投稿:
安倍首相、原発再稼働に改めて意欲というが、脱原発依存の再稼動はいつまでなのだろうか?
 再稼動せざる得ない場合、必要最短な期限のみ地震・津波、太陽フレアーによる突発的な停電、応力腐食割れなどに対して機能喪失しないように安全対策された原発の選定が望まれます。

自民会合で、専門家は核のゴミ、国内処分可能というが、安全な核燃料サイクルによる再利用は不可能か? 
 核燃料サイクルによる再利用は原発事故の収束、わが国の再生エネの進展以上に難しく、加えて、ウランは有限資源であり、石油の可採年数より短いともいう。

 3.11の原発事故による「安全神話」の崩壊による発覚した有象無象の原発諸悪に対する結果論?として都知事選で脱原発を掲げて支援中の小泉元首相の現状ではありますが、在任中に脱原発、再生エネ化を声高に推進していたら、諸外国に比して一向に進展していない再生エネ化は進んでいたのだろうか??と今更ながら感じる次第です。

ドイツの脱原発は大失敗!風力発電のアテは外れ、進む産業空洞化 - Dailymotion動画

www.dailymotion.com 公開日: 2012年12月12日

ドイツは陸続きのフランスから原子力エネルギーを買っているのにこの始末。 
以前も言いましたが、今ドイツで流行っているのは薪オーブンです。  」のごとく、

ドイツの脱原発を笑った原発大国のフランスが再生エネの模範国ドイツから自然エネルギー輸入という。

信じられない驚愕現象です。

関連投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載(その20:再生エネの進展の立ち遅れの挽回に係る雑感)
(2013-05-29) 

 以下、紹介します。

オルタナ
http://www.alterna.co.jp/8295

ドイツの脱原発を笑ったフランスがドイツから自然エネルギー輸入

「1月末以来の大寒波により、原発大国フランスは、電力不足に悩まされている。

原発が55基あるフランスでは、電力で暖房している家庭が多く、大寒波により電力が大幅に不足。ドイツから太陽光や風力による自然エネルギーの電力を輸入し、寒さをしのいでいる。

フランスの電力消費はピーク時には最大100ギガワットにのぼる。これは原発80基の発電量を上回る数字で、1時間あたり7000メガワットの輸入が必要となる。フランスの電力市場は1キロワット時あたり34セントと、ドイツ市場のほぼ3だ。

ドイツの人口はフランスより1500万人以上多いにもかかわらず、ガスやオイル、コジェネレーションでの暖房が主流のため電力使用は半分ですむ。しかも、太陽光発電により1時間あたり最大で3000メガワットの電力を生み出している。

フォーカスオンラインによると、昨年、ドイツが自国の原発17基のうち8基を停止させた時、フランスは嘲笑したという。ところが現在、ドイツの自然エネルギーを輸入せざるを得なくなり、原発政策を推進するフランス人にとってなんとも皮肉なこととなっている。

すでに2000に脱原発を決めていたドイツは同年の「再生可能エネルギー法」により、高い固定価格での買い取りを20年にわたって保証。それにより自然エネルギーは飛躍的に増え、昨年は電力消費の17%をまかなった。

ドイツは半年前に再び2022年の脱原発を採択したが、「原子力の安い電力を他国から輸入していては意味がないのではないか」との批判をよく聞く。しかしドイツは電力輸出国であり、輸入よりも輸出量の方が多い。欧州の送電網はつながっているため電気は流入出し、その時々の需要と供給によって互いに調整しあう。

また、2009には再生可能エネルギー熱法を施行し、新築の住居では熱の一部を再生可能エネルギーでまかなうことが義務化された。このほか、古い建物の断熱工事に補助金を出すなど、電力消費を減らす努力をし、脱原発実現を目指している。ドイツのエネルギー革命は、産業革命に匹敵するという人もいるほどだ。

ノルベルト・レットゲン環境相はハノーバーアルゲマイネ紙で「この寒い季節に、再生可能エネルギーが大いに役立つことが証明された」と、エネルギー革命が成功していることを強調。

その一方で、全国の送電網の監督機関である連邦送電線エージェントは、「これ以上寒くなり、風が吹かず、太陽がでなければどうなるかわからない。自然エネルギーで送電線を安定させるのは、原子力より難しい」と電力供給の見通しは予断を許さないとしている。
(ドイツ・ハノーバー田口理穂)」という。

いささか過剰なドイツの再生エネ化革命賛美のようですが、
今回の記事から、欧州の送電網はつながっているため電気は流入出し、その時々の需要と供給によって互いに調整しあうことができることが計画的に再生エネ化を可能にした要因のひとつか?とも思われます。

 さらに、わが国の送電網は50ヘルツ/60ヘルツに分かれているために、ますます、調整し難いこともあったのだろうか?とも思われます。

 既報今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('12-6-1~'13-12-15)で記載した、既報再生可能なエネルギーに係る記載(その15:Mgを媒体とした発電・蓄電の現状と将来への展望)2013-03-17)によれば、わが国の蓄電技術の研究レベルは高い?ので実現性の成否はさておいて、需要と供給によって、計画的に消費電力を調整することによって、再生エネ化が進展できるか?とも思われます。

  既報 再生可能なエネルギーに係る記載(その25:日本とドイツのエネルギー関係データの比較)(2013-10-31)から、なぜそのようになったのかを議論して、阻害要因を排除して抜本対策を推定することが今後必要か?と思われます。

以前、進展しなかったわが国における原因は一体何なんだろうか?

ちなみに、意外なことに、既報再生可能なエネルギーに係る記載(その22:日本の太陽光市場1位に 13年、2兆円規模に)再生可能なエネルギーに係る記載(その21:「太陽光発電」と「農業」のとってもいい関係 農電併業とは)日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その4:「再生可能エネルギー」最新記事一覧)(2012-10-29)など如何にも再生可能なエネルギー化が順調に伸びているかの錯覚に陥らざるを得ない現状。

朝令暮改で首尾一貫しなかった過去の政策、および、
国民哲学の違いなのだろうか?など

 再生エネの発電量(単位の一元化)、普及率と稼働率(単位などによって錯覚しないように)などを一般庶民が見てもわかり易く整理された「見える化」(グラフ化掲示)を期待しています。


 ドイツなど欧州諸国ではチェルノブイリ原発事故からの教訓、加えて3.11福島原発事故後の惨状をみて、計画的に期限を定めて、反原発、脱原発依存の下で再生エネ化が進展しつつあると思われます。

 ドイツばかりではなく、世界各国の再生エネ、省エネに対する意気込みは進んでいるか?と既報から推察しています。

量産化化など時間がかかると思われますが、・・・。

参考投稿:
サハラ砂漠の2%で世界の電力をまかなう高効率太陽光発電 
「おおよそ、高受光エネルギー(2倍)、高光電変換効率(30%)によって、わが国で市販されている一般的なシリコン太陽電池(15%)の4倍の発電量?が推定され、かつコンピュータ制御して熱も回収する」と想っています。 
 サハラ砂漠の面積は9,400,000 km² (google検索から引用)
その2%は約20万km²ということから、わが国の半分強

 

佐賀大のインド洋上で海洋温度差発電から10年。 2014年米・中で出力10MWのプラント建設という。(2013-08-19)

海を利用した再生可能なエネルギーについて調べました。(2010-11-17)
OPRF 「海洋温度差発電の胎動」
http://www.sof.or.jp/jp/news/51-100/88_3.php ) 
海水温の低い日本本土周辺での可能性は??排他的経済水域を利用可能な日本の場合は海を利用した再生エネと蓄電技術の進展が望まれます。 

太陽熱温水器の普及率の高さ。次世代の太陽熱利用を制するのは中国か?
(2013-07-14)太陽光、
 風力発電と並んで中国の意気込みは大きい

 

太陽光発電基盤に使用される
 太陽光発電用金属ケイ素の約90%は電気代の安い中国

再生可能なエネルギーに係る記載(その18:豪州で低コストな有機太陽電池の大型化に成功 )(2013-05-21)
 量産化時には安価な太陽光発電が得られます。
 
再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その13:ノルウェーの浸透膜発電について)(2013-02-01) 


大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。

2014-02-22 | 天変地異・異常気象関連

'14-02-22投稿、追加・修正

 既報未曾有の大雪で依然として4都県の約千人が孤立という。 北半球の寒冷化現象に係る諸情報と雑感(2014-02-21)にて、わが国を含めた今冬の北半球の寒冷化現象について、原因は一体何なんだろうか?個人的には思っています。

 ナショナルジオグラフィック ニュース February 21, 2014

今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?によれば、

「今冬の気象ニュースは異例ずくめだ。カリフォルニアでは観測記録のある119年間で最も湿度が低い年となり、シエラネバダ山脈の積雪量は平年の3分の1を下回る少なさとなっている。

アメリカの東側3分の2を襲った1月の寒波により、気温は平年よりも摂氏11~22度低下。大西洋を挟んだイングランドとウェールズでは、少なくとも248年間で最も降水量の多い期間を経験した。

 干ばつ、極寒、破壊的な豪雨と洪水。一見すると「耐え難い悪天候」ということ以外にあまり共通点はなさそうだ。しかし一部の研究者は、最近起こったこれらの現象は1つの気象パターンと関連付けられると主張する。そのパターンはもしかすると、気候変動が原因かもしれない。

 ニュージャージー州、ラトガース大学の大気科学者ジェニファー・フランシス(Jennifer Francis)氏は、寒波、干ばつ、洪水などの気象パターンが以前より長期化しているのは、「北極増幅」すなわち極北での温度上昇が加速し、地球上のどこよりも早いペースで温暖化が進んでいる現象と関連があるとみている。北極の気温が上がると、北極と低緯度地帯との温度差が小さくなり、寒帯ジェット気流という西からの風が弱まる。通常なら西から東へ強く真っすぐに吹くジェット気流が、現在は北半球の広い範囲にわたって蛇行するコースを取っている。

 この現象が起こると「気象パターンの変化に時間がかかるようになる」とフランシス氏。2012年、同氏とスティーブン・バブルス(Stephen Vavrus)氏は、ジェット気流の速度低下と蛇行が、干ばつ、洪水、寒波、熱波といった異常気象の長期化を招いている可能性があると述べた論文を発表して大きな影響を及ぼした。

 フランシス氏は、「今冬はその好例だ」と話す。「ジェット気流が北へ大きく蛇行したため、アラスカは異例の暖冬となった。この気流が太平洋からの嵐をブロックしたため、カリフォルニアの乾燥状態の原因となった。次いでそのジェット気流が南下する際に米国の東側3分の2を覆ったため、北極の冷たい空気が流れ込み、しばらく居座ることになった」。

 大西洋では、寒帯ジェット気流は蛇行によって大きく南下したため、高い高度を流れて大量の水蒸気を運ぶ亜熱帯ジェット気流に平年よりも接近した。フランシス氏は、「通常、こうなると激しい嵐が発生する」と説明する。

 その影響をまともに受けたのがイギリスだ。大雨、強風、高波に見舞われ、大規模な洪水が起こった。イギリス気象庁は今月発表の報告書で、「これらの極端な気象現象は、太平洋と北米に及ぶジェット気流への長期的な変動パターンと関連していた」との判断を示した。冬季オリンピック開催中のソチに温暖な天候をもたらしたのも同じ変動だ。

 フランシス氏は「“北極増幅仮説”とこれらの天候が明らかに関連していると断言はできない」としながらも、「しかし、非常に示唆的な複数の証拠が同一の方向を指しているのは確かだ」と話す。

◆自然な変動なのか

 しかし、国立大気研究センター(NCAR)の上席科学者ケビン・トレンバース(Kevin Trenberth)氏は、北極増幅がジェット気流の異常な動きの原因だとするフランシス氏の仮説に否定的だ。「大気がどのくらい蛇行するかという変動の程度が決まるのに、北極からの影響は必要ない」と指摘する。

 北極との関連を重視するフランシス氏の仮説が正しいかどうかの結論はまだ出せないとしても、地球温暖化が何らかのメカニズムで異常気象を促しているという点では科学者たちは広く一致している。米国海洋大気庁(NOAA)国立気候データセンター(NCDC)のトーマス・ピーターソン(Thomas Peterson)氏は、「これまで我々は、具体的にどの現象が気候変動の結果なのかは特定できないと言ってきた。科学者たちは今、気候変動が異常気象発生の確率を高める度合いを重視している」と語った。 」という。

既報で記載した北極温暖化でメタン放出、さらに加速し6千兆円損害という。(2013-08-02)と関連があるのでしょうか?

msn産経ニュース
北極温暖化でメタン放出、さらに加速し6千兆円損害 「時限爆弾」と研究チーム2013.7.30 11:45
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130730/scn13073011470001-n1.htm

 「北極圏の温暖化が進み海底から大気中に温室効果ガスのメタンが大量放出されると、温暖化を加速し、全世界に60兆ドル(約5900兆円)の損害をもたらすことが分かった。・・・

東シベリア海の海底は永久凍土で、下に温室効果が二酸化炭素の20倍超もあるメタンが固体のメタンハイドレートの形で埋まっている。ところが近年、大気中に漏れ出していることが判明。夏に海氷が覆わなくなり、永久凍土が解けているためとみられる。

 チームは、この地域の500億トンのメタンが、2015年から10年かけ放出された場合の影響を試算。世界の平均気温が産業革命前より2度高まる時期が現在の想定よりも早い35年に到来。異常気象や干ばつ、洪水など温暖化による今世紀の世界の損害額は、これまで考えられていた400兆ドルにさらに60兆ドルが上乗せされるとした。」という。

 個人的には、既報メタンの地球環境に及ぼす影響に係る情報の整理(2013-07-04)にて、記載したように、メタンはCO2、PM2.5、環境放射能と並んで地球環境に有象無象の影響を及ぼしているのでは? 一般的には、メタンは水蒸気、CO2についで、温室効果ガスとして地球温暖化に影響していると言われていますが、個人的には、メタンによる地球環境に及ぼす影響は想像以上に大きいのでは?と思っています。

 地球環境に影響を及ぼすメタンについて整理すれば、
そこから、新たな発想が出てくる可能性があるのでは?と思われます。

メタンは2003年の全球平均濃度は1,787ppbであり、CO2濃度400ppmでその量は少ないが、とにかく密度の小さいガスなので大気圏、電離圏に及ぼす影響も大きいのでは?と想っています。

 個人的には、寒冷化に対して、砂漠化による黄砂白色系の大気汚染粒子の寒冷化への影響が大きいのでは?と想っていますが、

 今回の仮説から、「北極の気温が上がると、北極と低緯度地帯との温度差が小さくなり、寒帯ジェット気流という西からの風が弱まる。通常なら西から東へ強く真っすぐに吹くジェット気流が、現在は北半球の広い範囲にわたって蛇行するコースを取っている。」ということから、偏西風だけでなく、

 

 

        (google画像検索から引用)

 

 さまざまな気流によって、大気汚染粒子黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山噴火灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって
太陽光の地上に届くエネルギーの減衰状態が大気中の吸収物質によって大幅に変動して異常気象が変化していることが推察されますが、風によって
北半球全体の上空に拡散して、干ばつ、極寒、破壊的な豪雨(豪雪)と洪水が発生しているのでしょうか?

 

黄砂以外の要因として海底、海中、地殻中に存在しているメタン、CO2、オゾンなど温室効果ガス地表へ遊離しているか?、していないか?不詳なので、その原因の解明と対策を期待しています。 


未曾有の大雪で依然として4都県の約千人が孤立という。 北半球の寒冷化現象に係る諸情報と雑感

2014-02-21 | 天変地異・異常気象関連

'14-02-20投稿、追加・修正

既報記録的な大雪、8県で10人死亡…交通網も混乱 山梨県富士河口町は特に酷いという。から、一週間となるのに、今だに、寒さのために、復旧しない地域があるという。

 信じられない光景ですが、これが現実です。日本海側での降雪なら、特筆すべきことではなく除雪、雪降ろしなど日常茶飯の現象と思われますが、太平洋海側での異常な寒冷化現象の激しさを物語っています。

関東甲信と東北の記録的大雪以外の地域でも、

中日新聞 2014年2月20日 13時28分
雪で孤立1500人に 長野と静岡で解消http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014022001001227.html

「関東甲信と東北の記録的大雪の影響で、孤立していた静岡県内に残っていた浜松市天竜区と長野県内の孤立状態は20日午前、周辺の除雪が終わり解消された。最も多かった山梨県で大幅に減少し、降り始めの14日から7日目で、孤立が続くのは5都県の約1500人となった。

 態勢を拡充した自衛隊や各自治体は、ヘリコプターで孤立地区に食料や燃料などの物資輸送を続けた。

 静岡県によると、同県では一時、約3千人が孤立状態になった。このうち小山町では2920人に上り、自衛隊に災害派遣を要請。浜松市天竜区では12人が孤立した。

 長野県では佐久市と天龍村の孤立が解消した。」という。

その後、

 中日新聞  2014年2月20日 20時29分
大雪孤立、10都県で最大2万人超 
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014022001002136.html

「関東甲信と東北の記録的大雪で、道路の通行止めなどにより孤立状態に陥ったのは、1都9県で最大2万人以上に上っていたことが20日、各自治体のまとめで分かった。大雪の降り始めから21日で1週間。被害が大きかった山梨県などでは、状況把握が難しかったことから、実態はさらに多かったとみられる。

 各地で積雪量が観測史上最多を更新した大雪について「想定外だった」と話す自治体の担当者が目立った。宮城、長野、静岡各県内の孤立は20日ですべて解消。山梨県などでも大幅に減少したが、依然として4都県の約千人が孤立したままとなっている。」という。

既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

異常な大降雪、寒冷化現象の原因について、
既報今回の関東甲信内陸部の未曾有の大雪はケムトレイルの影響か(人工降雪剤の散布効果)?という。の引用にて、ケムトレイル(ウィキペディアによれば、ケム・トレイル (英: chem trail) は、航空機が化学物質などを空中噴霧することによって生じているという飛行機雲に似た航跡。)によるのでは?とか、

 既報夏季 猛暑、渇水地帯である関東甲信内陸部の未曾有の人工降雪的な?大雪に係る雑感にて、想定外の地域でもある山梨県河口湖周辺、甲府・群馬県前橋・埼玉県熊谷などの大雪については火山帯周辺であることから、火山活動の活性化が遠因としてあるのでは?とか、

また、忘れがかっている方もいると想われますが、
既報今年は現状、大丈夫か?PM2.5など大気汚染粒子の飛来状況を昨年までと比較にて心配している昨年の今頃、問題化した大陸からのPM2,5など大気汚染粒子によって、寒冷化が加速しているのでは?とか、

 この一週間、この異常気象の原因について、その原因について個人的に妄想していますが、

 果たして、自然現象としては摩訶不思議な過去120年ほど続く観測の歴史の中において、最大積雪、寒冷化の真因は何なんでしょうか?

 夏季における記録的な異状な猛暑はさておいて、

 今冬、中国、イギリス、米国、わが国など北半球での異常気象については、
いずれ専門家の見解が公開されると思いますが、

既報異常気象など天変地異に係る記載(その15:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感)2013-01-23) にて、
、昨年どのようであったか参考までに調べて一部を抽出しました。
(一部、追加・修正記載

最近のわが国を含む北半球の寒冷化など天候不順現象には一体どのような原因であろうか?と杞憂しています。

 今冬のインド周辺の亜熱帯~熱帯地域中国、および、英国などの高緯度地域での異常な寒冷現象。

 わが国でもめりはりのない春夏秋冬がここ数年来続いていますが、
特に最近では既報わが国の冬の気温と今年の寒冷化との対応から、気温、海水温が漸増する地球温暖化中にも係らず、一過性ながら、寒冷現象が時折発生しており、今後も寒冷化現象が発生する予報されています。

 

エアロゾルに係る記載(その23:大気エアロゾル(微粒子)予測 ) 
にて紹介しました
九州大学 http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html
SPRINTARSエアロゾル予測(簡易版)
予測詳しく観る
大気浮遊粒子状物質(エアロゾル)による気候システムへの影響及び大気汚染の状況を地球規模でシミュレートするために開発された数値モデル)から、

 予測動画(大気汚染粒子黄砂で高度1kmまでの大気の汚染状況
現状予測が解るようです。
 
 今回は寒冷化現象とSPRINTARSエアロゾル予測との対応を
個人的な関心で調べてみました。

具体的な各地域の温度情報は

気温と雨量の統計
今朝の最低気温
http://weather.time-j.net/Temperature/LowsList
から知ることができます。

予測動画(大気汚染粒子黄砂との関係を診てみると、
 大気汚染粒子:
以前のデータベースとの対比が必要ですが、
中国はもとより、インド、東南アジア諸国へかけての大気汚染粒子の拡散は激しい?ようです。寒冷化に影響しているかもしれません。
 
中国は濃霧のみではなく、寒冷現象も起こっていないのか?と気になるところです。
 
 
 別報の記載から、

「大気汚染粒子」中で
・すす(黒色炭素)など黒色のものは太陽光を吸収しやすい
・硫酸塩エアロゾルなどは白色のものは太陽光を反射しやすい
傾向になることが推測されます。

白色系の大気汚染粒子に係る記載を再掲します。

エアロゾルに係る投稿その9-2:(インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル、冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子)から
続きを読む>>

インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル
'11-12-14記載:

「硫酸粒子に見られるサテライト構造を呈しているが、結晶質(長方形の物)も見られていることから、硫酸以外に何かが混合していることが予想される。」
(引用出典:名古屋大学 太陽地球環境研究所 
大気圏環境部門 東山分室)
詳しく見る>>

冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子
'11-12-14記載:

「・・・冬季北極では海塩粒子に硝酸イオンが混合していることが多い。」
(引用出典:名古屋大学 太陽地球環境研究所
 大気圏環境部門 東山分室)
詳しく見る>>

黄砂:
際立った発生はないようですが、南半球のオーストラリアの赤い砂嵐、および別報の引用文献(イラク(中東)からの黄砂)など1km以上の大気圏上層部に浮遊して飛来する影響についてもグローバルな地域の異常気象に対して個人的には影響するのでは?と推察されます。

 英国、インドなどの寒冷化には白色系の大気汚染粒子との対応があるのでしょうか??
今後、着目しようと思います。

次に、

異常気象など天変地異に係る記載(その15-2:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象との対応について)2013-01-31)から、昨年どのようであったか
参考までに調べて一部を抽出しました。(一部、追加・修正記載

先週の表日本の東海、近畿、九州の降雪などわが国を含む北半球の寒冷化、天候不順現象には一体どのような原因であろうか?と思っています。冬になれば、このくらいは当たり前で文字通りの杞憂かもしれませんが、・・・。

  最近、中国、インドなどで問題となっている主に、車の排ガスや工場の煙を主体とした病原体スス、海塩粒子などからなる直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質「PM2.5」を含む濃霧と少なからず、関係しているのではと思って、別報にて、大気エアロゾル(微粒子)予測(詳しくは) にて紹介しましたSPRINTARS(大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション)と寒冷化現象との対応を個人的な関心で調べてみました。

動画による汚染状態の推移などを併用して比較すると、やはり概ね対応しているのか?

 今後の寒冷化の指標として参考になるかどうか?の判断は、寒いと感じた時に対応を調べようと思っています。

  いずれにしても、汚染粒子の種類による体色の違い、およびその組成は重要かと個人的には想われます。

 昨年の状況は以上のようですが、今年の中国内モンゴルの寒冷現象(下記参照)など大気汚染粒子の影響が推察されます。

既報北半球の一部の地域の激しい寒冷化要因に係る整理と雑感(2014-01-13) から、参考までに調べて一部を抽出しました。(一部、追加・修正記載

既報中国 内モンゴルで氷点下45.9℃を記録という。北半球における寒冷化の兆しか?(2014-01-12) と今冬の寒冷化を杞憂していますが、
msn産経ニュース 2014.1.8

猛威振るう米国の大寒波 死者計20人にhttp://sankei.jp.msn.com/world/news/140108/amr14010813450008-n1.htm

したがって、既報で紹介した今冬の中国 内陸部の内モンゴル(-45.9℃)、米国の寒波など北半球の一部の地域における厳しい冷え込みは例年と比べてどの程度であるのか?気になるところです。 

 
過去の北半球諸国の異常気象に係る既報の引例を調べてみると、

  この傾向は2010年頃から話題となっているようです。

 Bio Weather service
http://www.bioweather.net/column/essay3/gw25.htm
 2010年12月―冷える北半球?
中西部デトロイトでは7日、零下18度を記録。ニューヨーク市のセントラルパークでも、同日としては1896年以降、最低となる零下16度を記録した

 

雑感(個人的な妄想)

 寒冷化と大雪とは本来、区別してその要因を考えなければなりませんが、昨今のわが国の異常な大雪は四方を海に囲まれているので、火山帯活動の活性化などによって水が蒸発したことによって、例年なら雨になるはずが、寒冷化によって雪になったのかと思われます。 

上記の記載から、
寒冷化に見舞われ易い地域として、

 1)米国、英国、中国 内陸部の内モンゴルなどは世界の火山帯周辺地域から、離れていて地球内部からの熱が少ないためか?????と妄想されます。

  【世界の主要火山帯分布図】
(google画像検索から引用http://www.palacap.co.jp/ex/index.html) 

 

  

 

2)また、メタンハイドレイド、シェールガスからの遊離する?メタンガスの影響
一般的な要因に加えて注意する必要があるのでは??

 個人的には、寒冷化に対して、砂漠化による黄砂、白色系の大気汚染粒子の寒冷化への影響が大きいのでは?と想っていますが、

 黄砂以外の要因として海底、海中、地殻中に存在しているメタン、CO2、オゾンなど温室効果ガス地表へ遊離しているか?、していないか?不詳なので、解明を期待しています。 

また、環境中のメタン濃度は季節変動し、興味深い現象としてオゾン、CO濃度と連動していることです。与那国を一例として追記メモしました。
引用:気象庁

メタン

オゾン

CO

 どのような反応をして連動しているのだろうか???
火山活動などによって海水温度の変化などに影響しているのだろうか?

関連投稿:
北極圏におけるオゾン層の急激な破壊現象の原因は?(その1:概況および要因考察)(2011-11-30) 
 3)寒冷化は砂漠化地域から偏西風によって大気中に巻き上げられ黄砂によって空が覆い尽くされて北半球における太陽光が遮蔽されるためというが地表の温度が3℃下がるだけで氷河期になるともいう。

 したがって、SPRINTARSの大気汚染粒子黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山噴火灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、
 太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーが減衰状態が大幅に変動していることが推察されます。

4)世界の砂漠地帯の東側にある地域では影響を受け易いのでは?と推察されます。

 

鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html
(一部抽出しました。)

 

・・・世界の砂漠の分布(世界砂漠アウトルック(UNEP, 2006)より)
この地図では、3種類の定義(乾燥度指数を用いた気候学的定義、植物・動物から見る生物学定義、衛星画像を用いた相観的定義)によってそれぞれ砂漠の範囲を決め、その3つの定義すべてにあてはまる地域を濃い赤(面積的には約19億ha)、どれか1つに当てはまる地域を薄い赤(濃い赤と薄い赤をたして約34億 ha)であらわしている。

 

 世界の乾燥地(dryland)は、陸地の41%を占め、そこに世界人口の3分の1にあたる20億人が暮らしている。乾燥地に住む人々の大半にとって、生活は厳しく、将来の見通しも安定しない。砂漠化は、さらに貧困を悪化させたり、新たな貧困を生み出す。最近の推計では、砂漠化は乾燥地の10〜20%で生じている。(ミレニアムエコシステムアセスメント、2005)

 

・・・

 

 インド、中国、米国など北半球には砂漠が多いことが、特筆されます。

 

関連投稿:
異常気象など天変地異に係る記載(その11:インド、寒波で多数死亡とはなぜなのか?)

 


高レベル廃棄物対策の切り札 放射能減らす「核変換」本格研究へという。【コメント追記】

2014-02-20 | 環境放射能関連

'14-02-14投稿、追加・修正

 既報自民会合で専門家は核のゴミ、国内処分可能というが、安全な核燃料サイクルによる再利用は不可能か?(2014-01-30)で記載しましたが、 以前から国政の抱える難問として、

・遅々として進んでいない3.11による原発事故の収束

・原発ごみの処分方法の確立

・ドイツと比べて計画通りに進展しない再生エネ化の挽回

が問われています。

 

 再生エネ化の進展以上に難しいと想われる原発ごみの処分方法の一環として、実用化までの道のりは30年以上という放射性物質に中性子をぶつけて、毒性が低い物質に変える「核変換」の研究が「J-PARC」(茨城県東海村)で始まるという。



msn産経ニュース 
2014.1.20 09:00

高レベル廃棄物対策の切り札 放射能減らす「核変換」本格研究へ
(一部割愛しました。)
「原発の使用済み核燃料に含まれる放射性物質に中性子をぶつけて、毒性が低い物質に変える「核変換」の研究が来年度から本格的に始まる。実用化までの道のりは30年以上と長いが、高レベル放射性廃棄物を減らす切り札として期待は大きい。(伊藤壽一郎)

「現代の錬金術」

  安倍政権は原発を「重要なベース電源」と位置付け、今後も活用していく方針を打ち出している。その最大の課題は昨年3月末時点で1万7千トンに達した使用済み核燃料の処分だ。

 使用済み燃料を再処理してウランやプルトニウムを回収した後に残る高レベル放射性廃棄物は、ネプツニウム237(半減期214万年)やアメリシウム243(同7370年)など、半減期が長く毒性が高い複数の元素が含まれている。これらはガラス固化体に加工して冷却後、人体への影響が低くなるまで数万年間、地下深くに貯蔵する地層処分となるが、最終処分場はまだ決まっていない。このため量を減らす方法の開発が急務になっている。

放射能を持つ元素の原子核は、放射線を出しながら時間とともに崩壊し、自然に別の元素に変わる。核変換はこれを人工的に加速させる技術で、原子核に中性子をぶつけて核分裂を起こさせ、半減期が短く毒性が低い物質に変えていく。いわば「現代の錬金術」だ。

もんじゅ停止契機

  この研究は当初、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が担うはずだった。核変換に必要な高速の中性子が運転時に発生するからで、長寿命の放射性元素を燃料に混ぜ、短寿命化する研究が検討されてきた。

 しかし、トラブル続きのもんじゅは運転実績がほとんどない上、機器の点検漏れなどで原子力規制委員会から無期限の運転停止を命じられている。再稼働すれば研究も進められるが、先行きは全く見えない。

 このため文部科学省の作業部会は昨年11月、原子力機構などの加速器施設「J-PARC」(茨城県東海村)に、加速器を使った核変換の実験施設を建設すべきだとする報告書をまとめた。

 総工費220億円で2015年度に着工、20年にも実験を開始する。基礎データを蓄積した後、30年ごろから実用化に向けた新施設を建設し、50年ごろから核変換を行う見通しという。

核変換の仕組みはこうだ。長寿命の放射性元素を容器に入れて、中心部に鉛とビスマスからなる重金属の核破砕ターゲットを配置。ここに超電導加速器で光速の約90%に加速した陽子をぶつける。

 重金属から高速の中性子が飛び散るように発生し、放射性元素の原子核に衝突。核分裂が始まり、電子を放出しながら核種が変わるベータ崩壊を繰り返し、短寿命で毒性が低い物質に変わっていく。

 陽子は2年間当て続ける計画で、放射性元素は大半が短寿命化。理想的な反応が起きた部分は、放射能がない物質に変わる。

 研究を担当する同機構の大井川宏之核変換セクションリーダーは「ネプツニウム237の場合、10%未満は長寿命のまま残る可能性はあるが、多くは放射能のないルテニウム102とセシウム133に変換される」と話す。

鍵握る分別技術

  高レベル放射性廃棄物はこれまで、ひとまとめに加工してガラス固化体にされてきた。核変換を行う場合は目的の元素を取り出す分別が必要で、これが処理の効率化にもつながる。

 ルテニウムやロジウムなどの白金属は、分別により資源として再利用が可能に。ストロンチウムなどの発熱性元素を分別すれば、冷却時間や地上の保管面積、地層処分量を削減できる。この結果、高レベル廃棄物は貯蔵面積が従来の100分の1、容積が3分の1になり、貯蔵期間も約300年に短縮する。

 一方、分別は今後の技術的な課題でもある。高レベル廃棄物から目的の元素だけを抽出する実証実験はこれからで、実用化時は大規模な処理施設も求められる。また、重金属から高速の中性子を効率よく発生させるための陽子照射方法の研究も必要だ。

 大井川氏は「加速器は日本の得意分野であり、その技術を応用して課題を克服し、原子力の安全利用と廃棄物処分の効率化を目指したい」と話している。」という。

 高速の中性子を効率よく発生させるための陽子照射方法の研究は日本の得意分野であり、その技術を応用して課題を克服し、原子力の安全利用と廃棄物処分の効率化を目指したいという。

 

核分裂

 

    (google画像検索から引用)

 既報環境放射能の異変が大気圏、生態系に及ぼす影響に係る記載を調べました。(2014-01-23 )で記載したように、環境中に宇宙・太陽、地球内部から発生している放射能と比べて、原発、核実験・爆発、原発事故由来の放射能はたかだか半世紀から発生しはじめた人工的な環境放射能ですが、
地震・津波のみならず、内部被曝生態系異常気象など天変地異への影響についても杞憂しています。
最大の課題は昨年3月末時点で1万7千トンに達した使用済み核燃料の処分に係る消染は原発再稼動とは別次元の問題であり着目すべき技術かと思われます。
 

 【追記】
個人的には技術的には不詳ですが、今後の成否を含めた本件に対する
諸氏の感想をツイログ、はてブ人気コメントから抜粋して抽出しました。

http://ceron.jp/url/sankei.jp.msn.com/science/news/140120/scn14012009000004-n1.htm

 いずれも 再処理→抽出→うまくあてて変換→これを低コストで。という実現性の極めて低いもの

正直もうこれしか無いだろうな。もしこのまま行けば高レベル放射性廃棄物は増え続ける一方だから。実用化に全ての希望を賭けるしか無い

「30年ごろから実用化に向けた新施設を建設し、50年ごろから核変換を行う見通しという。」
タイムリミット20年とかじゃなかったっけ。

こういう事は、早く実行してもらいたい。また利権がらみでモタモタするのか?

もんじゅと同じように実績ださずに「研究中」で毎年税金から莫大な金をせびって自分たちの利権を永遠に守ろうと言う事かな(笑)・・・

「加速器は日本の得意分野であり、 その技術を応用して課題を克服し、原子力の安全 利用と廃棄物処分の効率化を目指したい」
原子力利権ヤバすぎる

この技術、重要!実用化まで課題がありそうだが、本質的な解決策だ、早く進めた方がいいぞ!・・・・

「電子を放出しながら核種が変わるベータ崩壊を繰り返し、短寿命で毒性が低い物質に変わっていく。」その電子は電機エネルギーに利用できない?

今ある廃棄物を処理するだけでも、どれだけ時間がかかるんだ?

原発再稼働の援護射撃ね。エントロピーのことを考えたら、エネルギー収支が合わない気がするのだがな。どうもインチキ臭い。

 この「30年以上」は、「石油が枯渇するまでに30年」と同じで、30年後でも「あと30年」と言い張るに違いない

日本で原発止めても世界中で稼働してるんだからこういう技術の研究は再生エネルギーの研究より大事。

加熱でトリチウム消滅、EM菌で放射能消滅、とは違い本当に放射能を減らせる技術

これと同時に発電も行いエネルギー収支プラスにするのが加速器駆動未臨界炉だが、実現できるか?

「実用化まで30年以上」実用化できるとする前提が不可解。もんじゅで時間と税金を浪費した日本の原子力研究者や経産省行政を、どうして信用できるのか。延性帯涵養地熱発電などに研究費を投じた方がまだまし。

「元素変換」辺りとは違って原理的には至極まっとうではあるけど、加速器使ってまでやってどれだけ処理できるんだろうか。もっと手軽な中性子ビーム源がありゃあいいんだろうけど。

技術としては当然考えられているのだろうけど、実用がなぁ。現在ある廃棄物の処理と、緊急時の即時反応停止、そして廃棄物そのものへの対処が確立してからでないと使ってはいかん技術だと思うのだがねぇ

コストと安全性無視したら実現できそうだけどこれってペイすんの?制御しない&発生する熱を利用しない原子力発電なんじゃない?

「核変換」をすればそこでの事故発生確率増大、関連放射化物増大。世界で検証済み。化石のような計画、時代錯誤だ。東海の加速器事故を見ろ。

最終処分場決まらぬ為もんじゅがこの研究する筈だったがダメで東海村の加速器施設で行うことになった。期待は大きくても危険はないの?

はてブ人気コメント:

こういう前宣伝を鵜呑みして見切り発車した結果が40年分溜まりに溜まった廃棄物であり、一向に進展しないもんじゅだったりするわけで。実際に目処が立ってからにしろとしか。

別に楽観的な記述はないのだが、課題山積み的な記事を何本を見た後なので非常に楽観的に見えてしまう。10月あたりにも話題になってたことを今こういうふうに書くのは、都知事選をにらんでかとか陰謀論に走りそうに

加速に膨大なエネルギーが必要なので新しく原子力発電所作りますとか言い出しそう/陽子=プラズマ化した水素原子を亜光速まで加速して発射→加粒子砲→人類全滅フラグ


地震の前兆という海水温上昇 茨城〜房総沖が福島~宮城沖に拡大! 更に三陸・東海沖にもという。

2014-02-20 | 地震・津波関連

'14-02-20投稿、追加

 既報大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)(2014-02-06) から、半月ほど経ちました。

 この間、最近でも、原因不詳の今回の関東甲信内陸部の未曾有の大雪など大地震の発生には事欠かない前兆?現象が発生しています。

 既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 大雪の原因としては、個人的には、山梨県河口湖周辺、甲府・群馬県前橋・埼玉県熊谷などは火山帯周辺であることから、火山活動の活性化が遠因としてあるのでは?

 火山活動の活性化によって、
海水温の上昇(水蒸気の増加、低気圧の発生)
エアロゾル(雪雲を形成するの増加降雪量の増加妄想していますが、

茨城県でボラが大量発生、山梨県河口湖周辺、甲府・群馬県前橋・埼玉県熊谷など火山帯周辺での未曾有の大雪など異状現象とおぼしき前兆が重なっており
個人的には、今すぐ大地震に繋がるとは思えませんが、注目しています。
 
 いずれ、時間がたてば、歴史的な実績から発生するでしょうが、
殊、大地震・大津波に係る予測は的中していない?と思っていますが、
注目することに越したことはありません

関連投稿: 
大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感2013-09-07 )


 ごく最近の情報によれば、
茨城〜房総沖が福島~宮城沖に拡大! 更に三陸・東海沖にもという。

 既報地震および津波に係る記載(その25:海水温分布の不均一地域と砂鉄鉱床との関係)(2012-12-29)
で引用した大地震の震源と海水温の不均一な分布が関係しているという

技術屋ポッポ(BOPPO)のブログによれば、

「・・・温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。・・・」という。
http://boppo20110311.blog.fc2.com/blog-entry-1238.html

 最近のツィログ
BOPPO @Boppo2011 によれば、2014-02-20、PM
【海水温変化の急変】昨日お知らせした、茨城〜房総沖の温度境界(M5+候補域)が福島~宮城沖に拡大! 更に三陸・東海沖にも温度境界出現!数日内に発震する可能性もあり、要注意!海保HP: pic.twitter.com/UIhDIeXgKMという。
 
海上保安庁の海水表面温度
 
 
⇒海水温度の上昇要因については
小笠原の新島、8倍に成長というが、火山帯周辺の海水温度上昇に対する雑感
(2014-01-05)
 にて、
 現状、環境放射能については、太陽フレアー、宇宙線なのか?火山活動の活性化なのか?どちらが支配的なのか?不詳ですが、
 個人的には、地球内部からの環境放射能の崩壊熱、マグ上昇に基づく加熱
海水温度を上昇させていると推察していますが、海水温分布の不均一地域と砂鉄鉱床との関係については現状不詳なので、別途その後の情報を加えて整理できたらと思っています。

参考情報:

日本の主な砂鉄産地 
井口一幸著〔古代山人の興亡〕より
http://www.geocities.jp/tyuou59/satetu.html また、「日本の地下水源から出る放射能分布地図発見!」によれば、http://quasimoto.exblog.jp/19238315

  

 

  また、産総研で公表されている元素の濃度分布図である地球化学図Fe(クリックの濃度分布から鉄の分布が多い地域は 伊豆半島沖海域、静岡県東部、房総半島・沖、日本海沿岸、北海道南部、九州北部・南部沖、新潟県~秋田県~青森県沖であり、上記の日本の主な砂鉄産地と概ね一致しています。 

 
 
 
 
 
 

今回の関東甲信内陸部の未曾有の大雪はケムトレイルの影響か(人工降雪剤の散布効果)?という。

2014-02-19 | 天変地異・異常気象関連

'14-02-19投稿、追加・修正

 既報夏季 猛暑、渇水地帯である関東甲信内陸部の未曾有の人工降雪的な?大雪に係る雑感(2014-02-19)で記載しましたように、
今回の山梨県河口町などにおいて、
 あたかも人工降雪的な操作でもしたか?のような未曾有の地域の大雪について、
 個人的には、人工降雪以外の要因として、
 山梨県河口湖周辺、甲府・群馬県前橋・埼玉県熊谷などは火山帯周辺であることから、火山活動の活性化が遠因としてあるのでは???と妄想しています。

 もしそうであれば、
 既報大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)(2014-02-06) で記載したように、大地震の前兆のひとつか?と杞憂、妄想しています。

 というのは、火山活動の活性化異常気象など天変地異有象無象の影響を与えていると思っていますが、マグマ噴出による火山噴火は然ることながら、地震、台風とも関連しているともいう。

 既報地震と台風・気圧・気象の関係に係る情報を調べました。(2013-12-06)の引例、
小笠原「新島」誕生で富士山の火山活動に与える影響
http://nikkan-spa.jp/545198)の記載で印象に残った”気圧や雨が地震に影響を及ぼすことはあります。
 現に、大西洋の真ん中に位置するアゾレス島では、雨が大量に降ると地震が起きる傾向にあり、すでに気圧が低くなると地震が起きるという論文も存在している。”について地震とマグマ活動の活性化、ひいては、火山噴火との関連も言われています。

加えて、地震発生地域と台風進路との関係はあるのだろうかに係る雑感
(2013-11-01)
の引例
 バヌアツ地震と日本の地震にて「台風と地震との関係」を指摘していた
ブログ「天下泰平」によれば、

今週は災害に注意    10:29

「つい先日に大型の台風26号が過ぎ去ったと思ったら、また今度は台風27号が日本列島へと接近しています。・・・

台風といえでも、伊豆大島が大きな被害へと繋がったように、思わぬことから二次災害、三次災害が発生することもあるので、今週は台風の動きを注視しながら、十分に警戒して行動する必要があると思います。・・・」という。


 個人的には、今回の未曾有?の「南岸低気圧」の発生については、
既報小笠原の新島、8倍に成長というが、火山帯周辺の海水温度上昇に対する雑感(2014-01-05) に記載しましたが、海底火山の活動の活性化によってクレーターからは煙が渦巻き、水蒸気や灰、岩石が噴出していて、周辺の海水温度の上昇にも影響しているのだろうか?
と推察していますが、
 仮に、人工的に火山帯を刺激すれば、同様に南岸低気圧を発生させて台風による大雨、今回の大雪なども誘発されても不思議ではないと思われます。
参考関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(その6:人工噴火に係る情報の収集と雑感)

 したがって、
火山活動の活性化の影響による降雪雲の増大効果はさておいて、

現状不明なのは、なぜ山梨県など未曾有の地域に大雪をもたらしたのか?ということですが、

 ゲリラ豪雷雨などに関する基本的な考え方は
 「マクロ的には偏西風などの気流に影響されて雷雲が均一に移動していると想われますが、「ミクロ的には大地の地質の表面電荷(+、-)、地形(凹凸)の違い、すなわち2次的な引力が影響して、雷、雷雲(雷雨)が場所を選ぶ傾向があるのでは?」」 と妄想していますが、

 近年、中国など世界各国で実施されている雨粒の「種(シード)」になるものを雨雲の中に散布することで雲粒を雨粒に成長させる人工降雨剤?、もしくは火山活動由来の放射性核種の帯電エアロゾルなど?+アルファの二次的な要因の影響も推察されます。
参考関連投稿:
世界各国で実施されているという気象操作とはどのようなものか調べました。
(2013-08-30)
大気イオン地震予測研究会 e-PISCO
地震および津波に係る記載(その48:地震の予兆という大気イオン濃度と気象との関係)
(2013-04-24)

 帯電エアロゾル210Pbのサンプリングと測定

 

 

大気中の鉛-210
 地震前兆時の帯電エアロゾル発生は主に大気や地殻中に含まれる放射性核種,ラドンによるのものとされている(弘原海他,1999). 

 

 ラドン(222Rn)はウランの崩壊によって生成される娘核種で,地殻変動によって地中から,希ガスとして放出される.222Rnは壊変を起こし3つの壊変生成物(218Po,214Pb, 214Bi)を経て210Pbができる.この210Pbは,半減期も22.3年と長く,自然界のみに存在する.これを核として大気中のエアロゾルが付着したクラスター構造をもつ.この帯電エアロゾルは地震前兆の指標となると考えられている.本実験ではフィルターを用いて大気中の帯電エアロゾルを捕集し,Ge-LEPSを用いて210Pbの直接確認を行った.・・・という。

 

そこで今回は人工降雪に係る記載を調べました。

ブログ「天下泰平」によれば、
http://tenkataihei.xxxblog.jp/archives/51882537.html
年02月18日16:02
今回の大雪はケムトレイルの影響か
(一部抽出しました。)

(日本語字幕)米・KSLAニュース

アーカンソー州、ルイジアナ州境である男性が発見した奇妙な物質は、はたして政府の実験によるものなのでしょうか?この現象は“ケムトレイル”と呼ばれ、人々の間で大きな関心を呼んでいます。

今晩、リポーターのジェフ・フェレルが調査に乗り出して判明したことをみなさんにお知らせします。いま私たちの空には一体何が起きているのでしょう?


ジェフ:この辺りじゃ、まるで巨大なチェス盤のように、飛行機雲が縦横無尽に空を走っているんだよ。

ビル・ニコルズさんは、アーカンソー州とルイジアナ州境の自宅近くの上空に、奇妙な飛行機雲を発見しました。

その飛行機雲は一見、ジェット機からの飛行機雲にみえますが、通常の飛行機雲と違い、なかなか消えないのです。彼は、そのあとすぐに、この飛行機から何かたくさん粉が降ってきていることに気づいたのです。

ビル:「どんどん広がっていく飛行機雲から粉が降ってきたんだ。粉は、家の裏庭と父のトラックのボンネットに放置しておいたボウルから集めたものだよ」

KSLAテレビが、今回この物質を研究施設に持ち込んで分析してもらったところ、このサンプルから高濃度のバリウム(6.8ppm)が検出されました。その量は、安全基準値を大きく3倍も上回るものでした。

この研究所のデータを武器に、我々はルイジアナ州環境局に乗りこみました。

彼らは「このデータにあるバリウムの量は異常なものである」と認めながらも「その原因については不明である」と回答を避けました。

バリウムはケムトレイルに関する他の調査でも検出される物質で、ロス・アンゼルスのテレビ局がニュースで取り上げました。


ケムトレイルは、他にも政府の気象操作プログラムであることが知られていますが、これが国民を対象に実施されている生物兵器や化学兵器の極秘実験である可能性は、あまり知られていません。

1977年の上院議会の聴聞会では、1949年から1969年までの20年間に全米239か所の国民居住区域で、生物兵器が用いられたことが公表されています。

その後の1994年のロックフェラー議員の報告書にも、過去60年間に何十万人もの米軍兵士が、同様の生物細菌兵器の極秘実験の標的にされていたことが明らかにされています。

このような極秘実験はまた再開されているのでしょうか?

ビル:「もちろん、そうでないことを願うし、人体に有害なものでなければいいんだけれど・・・。ただ、あれが一体なんなのか知りたいんだ」

KSLAのニュース12では、ケムトレイルという用語が、すでにその存在自体を否定している政府内部でも使われていることを突き止めました。

2001年の宇宙空間保護決議法案の書類に、この用語が明記されています。

一方、米軍はこのような計画は一切ないと否定しています。KSLAニュース12・リポーターのジェフ・フェレルでした。

今回発覚したのは、実は政府が、ほんの9年前まで特別事態において、国民を対象にした生物兵器実験を行う権利を法的に持っていたことなのです!

そして、この法律は国民側の激しい抗議によって、一部を除いて撤廃されています。
(書き起こし転載終了)


ケム・トレイル(Wikipedia)

ケム・トレイル (英: chem trail) は、航空機が化学物質などを空中噴霧することによって生じているという飛行機雲に似た航跡。chemical trail, ケミカル・トレイルの略であり、con trail, コン・トレイル(航跡=飛行機雲)より派生した語。公害のような副次的被害ではなく有害物質の意図的な散布による住民への健康被害を目的として散布される。(転載終了)

ちなみにケムトレイルを散布している航空機の内部の映像も最近は公開されており、上記のように怪しいタンクを大量に抱えて世界中各地、日本でもあちこちで毎日のように消えずに広がる不気味な飛行機雲を散布しまわっています。

面白いことに、過去にはグーグルアースに犯行現場(?)を激写されたこともあったようです。

やった!ついにグーグルアースでケムトレイル機を発見!(Kazumoto Iguchi's blog)

みなさん、こんにちは。

今日久しぶりにグーグルアースを見ていると、ついにケムトレイルを散布している飛行機が写っているのを発見した。以下のものである。

それは、九州の長崎上空にあった。確かに大きなケムトレイルの帯がある。

・・・

どうやらこれは、例のライアン機のようですナ。
【ケムトレイルは横田幕府から:我々の「思いやり予算」から実行されていたのか?】

・・・

これは横田基地から出陣するという。

「思いやり予算」はもういらねーだろーナア!(転載終了)

それにしてもインターネット上では、これだけ話題にされていても日本のニュースやメディアが取り上げることは皆無の単語ですが、冒頭のアメリカのローカルテレビのニュースでも取り上げられているように、ドイツをはじめとした外国では一般的なニュースでも“ケムトレイル”が報道され始めているようです。

【ドイツ・ケム報道 日本語訳付き】

・・・

なぜ、このタイミングで“ケムトレイル”を取り上げたのかといえば、“ケムトレイル”の目的の中の1つである「気象操作」が、もしかすると今回の関東での大雪を降らせるのに利用されたのではないかとあちこちで噂されているからです。

これらの噂、通常であれば「その可能性も確かにあるかもしれないけど、今回が必ずしもそうとは言いきれない」と思うところですが、今回ばかりは簡単には聞き流すことができず、むしろその可能性はかなり高いと個人的には思います。

というのも、ここ山梨県の甲府盆地上空や富士山麓地域は、日常的に“ケムトレイル”があちこちで散布されているのですが、二度目の大雪が降り始めた前日である2月13日は、八ヶ岳方面から甲府盆地や富士山を見ていると、異常なほど“ケムトレイル”が空中に散布されており、知人と一緒に驚いて話題にしていたことをはっきりと覚えているからです。

証拠の写真を撮っておけば良かったと思うほど、散布している航空機の中には肉眼でも機体が確認できるほど低空のタイプもあり、とにかく空には無数の“ケムトレイル”が飛び交って何本ものラインが入り乱れている状態でした。

今回の大雪に関しては“炎であぶっても溶けない人工雪”という話もありますが、恐らくは“ケムトレイル”そのものに雪を降らせる効果がなくとも、大気に大雪を降らせやすい環境を人工的に作り上げたのだと思われます。

 ここ数年、山梨での“ケムトレイル”を観察している限り、散布している人々は宇宙の周期などに合わせて散布しているのは間違いないように思えます。つまり満月や新月の近辺や太陽活動が活発化している時期などに合わせて“ケムトレイル”を散布しており、より「気象操作」などの効果が出やすいタイミングを計算して航空機を飛ばしているようです。

・・・

今朝の段階では、一機だけ“ケムトレイル”が飛んでいるのが見えましたが、日中でも13日ほどは散布されていないと思います。とはいえ、関東地域は20日頃に三度目の大雪の可能性があるので、明日もしっかりと監視しておきたいと思います。

・・・」という。

⇒インターネット上では、これだけ話題にされていても日本のニュースやメディアが取り上げることは皆無の単語ですが、冒頭のアメリカのローカルテレビのニュースでも取り上げられているように、ドイツをはじめとした外国では一般的なニュースでも“ケムトレイル”が報道され始めているようですが、

安全基準値を大きく3倍も上回る高濃度のバリウム(6.8ppm)の検出に対して、一方、ルイジアナ州環境局はこのような計画は一切ないと否定していますというが、果たしてどうなのでしょうか?

 バリウムが火山活動の由来なのか?不詳ですが、環境放射能からのバリウム検出の可能性はありえるのか?調べてみました。

ポストさんてん日記[ 2011/06/09 (木) ]最新追記は2013/1/21
【改定】核分裂、放射線、ベクレル(Bq)とシーベルト(Sv)、人体への影響ttp://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-52.html
から、バリウムに係る放射性元素の崩壊例として、

(2) セシウム Cs137 の放射性崩壊図、半減期
  

 

(8) セシウム Cs134の由来、放射性崩壊図、半減期

 人工降雪剤シード説?の方が、火山活動由来の大地震の前に放出される放射性核種210Pb帯電エアロゾルによるシード効果と比べて、より大地震の発生の可能性が少なく?個人的な妄想と杞憂は払拭されますが、現状不明。

 人工降雪剤の散布について

日本国内における空中散布剤の実施権に係る法律、安全基準などを調べてみる必要があるのでしょうか?

 

 


地震と関連する環境放射能に係る情報(その5:水中生物の異状行動要因の整理とそのメカニズムの仮説)

2014-02-19 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'14-02-18投稿、追加・修正

地震・津波規模に付随する現象」として、

 基本的には環境放射能の変化⇔地殻の地質、地層の状態変化が交互に影響している過程において、

 自然科学的な目に見えない「爆縮現象」、地下水中のラドンの変化、地殻中からのオゾンの発生、環境中のベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノの増加、大気イオン濃度の増加 、電磁波ノイズの発生、

また、肉眼観察が可能な地震雲の発生、鯨など生命体の異常行動などが誘起されていると思っています。

 現状、そのメカニズムについては個人的にはよく解っていませんが、過去の事例から世界の火山帯、プレート境界領域で発生しているので、火山活動の活性化に影響する人為的も含めて上記の天変地異要因が影響していると推察しています。

 地震・噴火に影響する大陸移動に対して、
特に、天変/地異の寄与率がどのようになっているのだろうか??? 

                      天変現象
                    ↓ 
                    地異現象
(大陸移動のストレス⇒地震の発生⇔(地殻変動)⇔火山帯活動の活性化)

 

 既報地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その3:水中生物の異状行動との関連について)(2014-02-12) にて、水中生物の異状行動に関連するさまざまな事例、要因を記載しましたが、

 今回はこれらの要因を個人的に整理して、現状考えられるメカニズム仮説について妄想してみました。

 既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんこと及び重複を
予め断っておきます。

 既報大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)を記載しましたが、大地震の発生する前に魚が異常行動をするのは有名な話で、深い海底を潜っている深海魚が一番早く地震の前兆を捉える傾向が強いという。

 このような大地震・大津波につながる前兆で必ずしも地震が発生するとは個人的には思っていませんが、頻繁に身近な河川、海洋で観察される場合、警戒することに越したことはありません

関連投稿: 
大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感2013-09-07 )


 水中生物の異状行動に対して、
環境中のトリチウムニュートリノ 、および地震の前日、断層に大きなストレスが架かって、大量放出を引き起こすというラドンなど放射能との関連で影響しているのか、いないのか?

 宇宙、太陽、原発からの放射能の影響はどのようになっているのか?

 3.11地震の前に観測された巨大な電磁波(赤外線)放出、電離層(電子)の異変、大気圏のオゾンメタンなど温室効果ガスとの関連は?と着目しています。

ということで、

 とりあえず、以下に、異状行動要因の整理とそのメカニズム・仮説について妄想しました。

*過去さまざまな出典にて提案されているメカニズムについては、現状推定の域ですが、既報その3に列記してありますので参照願います。

 
 以下の整理をまとめてみると、

 異状行動の原因と以前から妄想している環境放射能の増大に伴うその放射化・励起作用による水中生物の損壊、および、火山活動の活性化に伴う地磁気異変、地電流の増大に加えて、

 個人的には、環境放射能からの影響度との比較は不詳ですが、

 
水中生物の棲息への影響について海底の酸性化、海底から発生したオゾンメタンによる水中生物の損壊、発熱作用の影響についても考慮しなければならないと想われます。

放射線のもつエネルギー:クリック☞拡大>

 
(google画像検索から引用)

 
      (google画像検索から引用)

 既報環境中のオゾン濃度とメタン濃度とはなぜ連動するのか(2011-10-20)で記載しましたように、奇しくもオゾンはメタン(CH3)と地表付近の濃度が連動して変化しているという。
 環境放射能の異変とオゾン、メタンの増減がどのように関連しているのか?そのメカニズムについて現状不詳。


1)海底の酸性化

 日本近海のpHの低下は大きい?CO2以外にも海を酸性にする物質として、以前記載した「雨の中の不純物を調べました。 」によれば、亜硫酸ガスなどを大気中、河川から取り込み、強い酸性を示すものもあるという。
 加えて、火山帯活動の活性化による火山灰、CO2、硫化水素、亜硫酸ガスなど酸性物質の環境中への放出。

水中生物の耐酸性物質について?個人的に不明なので、調べてみました。

<地殻変動、火山活動による火山灰、ガスの大気中への放出モデル>

       (google画像検索から  引用)

  
地球環境研究センター
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/6/6-1/qa_6-1-j.htm
l
海洋酸性化の影響
(一部抽出引用しました。)

「・・・酸性度の指標であるpHは、化学の世界で使うのに便利なように定めた尺度で、水素イオン(H+)濃度が高まり酸性度が上がると小さい値、酸性度が下がると大きい値になります。純粋な水のpHである7を「中性」と定めましたから、簡単にいってしまえば、pH7以下が「酸性」、pH7以上が「アルカリ性」です。二酸化炭素(CO2)は水に溶けると酸としての性質を示します。川・湖・海の水のような天然水には、大気に見合った濃度の二酸化炭素が溶けています。海水では、少し過剰な「アルカリ」を「酸」である二酸化炭素が中和して、現在はpH8.1程度の状態にあります。・・・海で進化してきた多くの水生生物はpH中性付近の環境に適応した生理を持ち、極端なpH環境では限られた生物しか生きられません。・・・」という。

二酸化炭素(CO2)による酸性化の水中生物に及ぼす影響は特になさそうですが、海底火山噴火由来の硫化水素、亜硫酸ガスなど酸性物質の影響について調べてみると、

火山学者に聞いてみよう -トピック編-

噴火現象と噴出物・岩石・鉱物
火山ガス・噴気・二酸化硫黄・二酸化炭素(炭酸ガス)・硫化水素
http://kazan-g.sakura.ne.jp/J/QA/topic/topic43.html

(一部抽出引用しました。)
「・・・Q#179
これは火山ガスが地面から出ているからです。火山ガスは主に水蒸気からなりますが 二酸化硫黄(SO2),硫化水素(H2S),塩化水素(HCl)などのガスを含んでいます 。水蒸気が地面に出てきて,空気で冷やされて水になるときを発生します。このた めに地面が熱くなるのです。くさいにおいは二酸化硫黄(SO2),硫化水素(H2S), 塩化水素(HCl)などのガスのためです。これらのガスはとても臭いが強いのです。 ・・・

Q#234

Q 火山ガスの成分は95%以上が水蒸気とのことですが、他の硫化水素、亜硫酸ガス、二酸化炭素の濃度はどの程度なのでしょうか? 濃度は場所、時間によりかなり異なると思うのですが・・・・。よろしくお願いします。 (仕事の関係で温泉地の硫化水素の影響について調べています。) (6/21/99)

門田 勝利:技術職:38

 
A 水蒸気以外のガスで一番多いのは二酸化炭素(CO2)です。CO2が水以外のガスの中で 50%以上を占め残りの部分にH2SやSO2等が含まれる場合が多いようです。だだしこれ はガスがマグマから大して変化を受けずに地表に出てきた場合です。ガスのソースが 地下深いところにあると比較的反応性の乏しいCO2以外のSO2やH2Sは地殻物質との相 互作用で失われてしまい,結果としてCO2に富んだガスが形成されます。またガスの ソースと地表の間に帯水層などが存在すると水に溶けやすいSO2が減少します。この ようにガスの組成は複数の要因により変動するので一概に代表的な成分を示すことは 困難です。 (6/23/99)

 Q#2106

 

Q 最近、学校の課題で火山ガスについて調べる
といった課題が出されて、いろいろ調べていると
火山ガスに含まれている物質で多いのがH2Oであることを
知ってとても驚いています。
そして、このことに興味を持ったのですが、
知識を得るところがなく困っています。
火山ガスと水についての関連性について、
専門家の知識、意見を教えていただければ
幸いです。 (01/28/02)

カイト:学生:20

 
A 火山と水は以下の点について密接に関係しています.

1)マグマ溶存成分 2)火山熱水系 3)マグマ水蒸気爆発

1)マグマにはH2O,CO2,硫黄成分などの気体になりやすい成分(=揮発性成分)が 溶けていて,マグマが上昇するにつれて泡となり分離します.この現象を脱ガスと言 います.泡が生じるとマグマは軽くなり,浮力によりますますマグマの上昇は加速 し,泡の膨張力も加わり,ついには地表に溶岩として噴出します.これは溶岩を放出 する噴火形式の基本原理で,マグマに溶けているH2O,CO2,硫黄成分などの脱ガスが 噴火の原動力です.

2)活火山ではマグマは必ずしも地表に現われず「活動」を続ける場合があります. ここで「活動」とは具体的にはマグマからH2O,CO2,硫黄成分などの気体になりやす い成分(=揮発性成分)が抜け出ること(=脱ガス)です.マグマから抜け出たこれ らの成分は,地下水と混合し,温泉水や火山ガスなどとして地表に湧出します.この 仕組みのことを火山熱水系と言います.この場合,温泉水や火山ガスのH2Oは大部分 が 地下水起源ですが少量,マグマから抜け出たH2Oが含まれます.

3)溶岩が地下水や海水と直接接触する場合があります.この時,多量の水蒸気が発 生し激しい爆発を引き起こします.これがマグマ水蒸気爆発で,噴火としては最も激 しい形式です.
 (2/04/02)

大場 武(東京工業大学・火山流体研究センター)

 

二酸化硫黄(SO2),硫化水素(H2S),塩化水素(HCl)などのガスが海底で発生すれば、極端なpH環境となり、また二次的な発熱によって限られた生物しか生きられないため、水中生物の異常行動に影響することが推察されます。

 
2)環境放射能の励起現象                                          (→海中微生物の損壊、局所の海水温度の上昇
 地球内部のマントルなどからの放射能の壊変によるベータ線(電子線)、副次的に発生する電子ニュートリノ、原発から放出されるトリチウムなど放射能
からのベータ線。
地殻プレートに主に、存在するウラン、ラドンなどから放出されるアルファ線
原発などから放出されるセシウムなどからのガンマ線
環境放射能の発生源、物性ついて
詳しくは、地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その2:放射化に影響する要因について)参照。
各種の放射性元素からの放射線について
詳しくは、既報地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その4:崩壊過程における放射線の違いに着目!)参照。

 上記以外にも、太陽フレアー、宇宙粒子線、電磁波(含む蛍光性鉱物からの励起発光)によって
海底など地殻に無数生息する微生物が損壊されて、生態系のバランスが崩れることによって水中生物の異常行動に影響することが推察されます。
 
 また、局所的に蓄積した環境放射能からの放射線のエネルギーは最終的には熱となり、局所の海水温度を上昇させて異常行動に影響することが推察されます。
 
加えて、放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)
(2012-12-10)で記載したように、
 生態系全体への悪影響は特に、地殻、土壌中に無数生息しているバイオケミカル反応に寄与している微生物の損傷は長い目で見た広義の地殻・地盤強度(亀裂など)の脆弱化、水中生物の異状行動に繋がるのではと個人的には推察しています。
(隙間が増加すれば環境の放射線の透過量は増加する???)
 オゾン層の破壊に伴って増加する紫外線のみならず、環境放射線の影響は大きいが、水中での透過性
(詳しくはクリック)が低いが、その莫大なエネルギーから近傍の水中微生物への影響は最も大きいかと推察されます

 

参考投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27~'12-03-21)(2012-06-09) 

3)オゾン(O3)
 教えてgooによれば、「・・・オゾン層が紫外線を吸収するメカニズムO2からO3が生じるときには紫外線が吸収される一方で、O3が分解するときには紫外線ではなく熱(赤外線)として放出されるため、全体としては「紫外線の吸収(+熱の放出)」になるということでしょう。
 なお、O3の分解時の紫外線は、分解反応を起こすために必要な励起エネルギーとして使用されるものと思います。(励起分も含めた余剰エネルギーは、分解反応後は熱として放出されることになります)・・・」という。

一般的には、特定の波長の紫外線によって、大気中の酸素(O2)から生成されたり、消滅すると言われていますが、地殻の振動・摩擦によって発生するという。

 
オゾン自体は殺菌作用を持つことから、上記の環境放射能と同様に、海底など地殻に無数生息する微生物が損壊されて、生態系のバランスが崩れることによって水中生物の異常行動に影響することが推察されます。

4)メタン
地震が起こりやすい火山帯近傍にタンハイドレイドが分布していることと、最近ボラが大量発生、過去鯨の打ち上げがあった茨城県、過去イナが大量発生した三重県、ニュージランドの鯨の打ち上げなどの周辺に
は分布している?ことから、海底火山噴火などによる物理的に形成された亀裂、地球温暖化による海水温度上昇に伴なうメタンハイドレイドからのメタンの化学的な解離、それに伴う海底に生息する微生物(古生菌など)の異常繁殖によって、水中生物の異状行動に繋がるのでは?と個人的には妄想されます。

メタンハイドレイドの分布について
詳しくは、既報愛知県 三重県沖でメタンハイドレート 初の海底ガス採取成功!  漏洩なく回収する技術の確立を期待参照。

    (google画像検索から引用)

5)地電流の変化
動物が地震を知らせた例で一番有名なのは、「ナマズ」ですね。「ナマズが多く獲れるときは地震あり」や、「ナマズが騒ぐときは地震あり」なんて言い伝えが残っており、東北大学の教授が検証した際、80%の確率で地震予知に成功しているという。

 これは、ナマズが地電流の変化に敏感なために、地震前の地電流の変化に反応して騒ぎ出したり、逃げ出したりするからだそうです。しかし、最近のナマズは都市のノイズに冒されて敏感に反応しないそうです。

地電流 - Wikipedia

地電流(ちでんりゅう、earth current、telluric current)とは、地球内部を流れる電流。 地 電流には、自然が原因となって流れるもの、人為的要因によるものなどさまざまなものがあるが、一番の要因は、地磁気の変動に伴う電磁誘導である。

6)磁気の反転
「水」とはどのようなものか?に係る記載 (その4:磁化水の効果について)

(2012-01-07) 
火山噴火に伴う溶岩の磁性によって磁気の反転現象が生じているという。

水が磁場を通ると、水の中に電気が流れます(この原理はフレミングの右手の法則によって解明されています)。この刺激で 分子間の結合が分裂し、磁場が強力なほど、また磁場を通る水の流れが速いほど活発に生じます。 クラスターが小さくなると浸透性、つまりしみ込む力が高まります。そのため、磁気処理水は微粒子化された分体内に吸収されやすくなります。

 参考までに、既報の引例によれば、鯨の打ち上げの原因として、「寄生虫による器官障害、船舶ソナーによる感覚マヒなど諸説ありますが、有力視されているのが“海底震源地震”との関係。大きな海底地震の発生直前に起きる“強い電磁波”が、クジラやイルカの方向感覚を狂わせ、パニック行動に走らせるという見方です。」というが、

 磁気の変化によって水質が変化したことも水中生物の異状行動の要因のひとつか?と妄想しています。

個人的には、地磁気の異常は環境放射能の作用によって誘起されているとは想われますが、 別報に記載した地震雲の発生と同様に、広義での大気圏に存在するさまざまな物質を放射化もしくは励起する環境放射能(放射性のエアロゾル)によって発生する有害な電磁波の影響に着目したいと思っています。