'13-04-22投稿
昨年来から、国内外で連発しているマグニチュード(M)5クラスの地震は巨大地震の予兆ではないかと杞憂していますが、地震予知・予兆解析技術の向上によってある程度予測されているようですが、M8.5以上の巨大地震に関してはピンポイントのTPOに適った予測は未だかってないと思われます。
突発的な大地震・大津波に対して、予知が科学的に的中できない現状であります。これは、わが国だけに限ったものではありませんが、小松左京のSF1973年「日本沈没」脱出劇では地球物理学者の予知が発端とはなっているように、あらかじめ、判っていれば、・・・。との思いがあります。
参考投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:'11-03-13~'13-03-25)と今後への期待
地震発生メカニズムに関心があり、火山帯活動の活性化に及ぼすさまざまな要因を調べていますが、地震はプレートテクトニクス(大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに振動する日常茶飯事な現象ですが、年から年中、四六時中警戒していても、仕方ないことも感じる昨今。
基本的には環境放射能の変化⇔地殻の地質、地層の状態変化が交互に影響している過程において、「地震・津波規模に付随する現象」として、自然科学的な目に見えない1) 「爆縮現象」、2)地下水中のラドンの変化、3)地殻中からのオゾンの発生、4)環境中のベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノ)の増加、4)大気イオン濃度の増加 、5)電磁波ノイズの発生、また肉眼観察が可能な6)地震雲の発生、7)鯨など生命体の異常行動などが誘起されているようです。
現状、個人的にはよく解っていませんが、過去の事例から世界の火山帯、プレート境界領域で
発生しているので火山活動の活性化に影響する人為的も含めて天変地異要因が影響していると推察しています。
関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載
(その1:大気イオン、火山性ガスの異常と地震との関係について)
(その3):地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす天変要因の調査
(その3-2):地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の調査
(その3-3):地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の追加
今回は、「年から年中、四六時中警戒していても、仕方ないこと」
という観点から、
巨大地震の発生の季節性について調べました。
本題に入る前に、
既報地震発生頻度に影響する時間帯に関連する情報 (2012-12-07 )の引例
Wave of sound の研究日誌
http://waveofsound.air-nifty.com/blog/2011/12/14----44d0.html
「14. T1.地震は夜に多く昼に少ない---太陽が地震活動に影響?」によれば、
「・・・NASA Ames研究所のF T Freund博士の講演を紹介しましたが、博士の最近の講演
Living with a Star, Dangerously - Friedemann Freund
http://www.youtube.com/watch?v=Ndj85uAHrPg
がYoutubeにあがっています。 この動画の中で「地球上のどこでも、地震は真夜中に多くて昼間に少ない」という事実が紹介されていて、たいへん驚きました。・・・
長年にわたる統計でも、最近の群発地震の統計でも、地震活動の日変化は、夜中に地震が多くて昼間に少ない。ただし正午付近に小さなピークがある、という特徴を持っています。・・・
日本周辺ではどうなのか
日本周辺でも地震は真夜中に多くて昼間に少ないのでしょうか。
防災科研Hi-netのHPからダウンロードさせていただいた気象庁一元化処理 震源要素で調べてみました。 約4年分(2006年12月〜2011年1月)のデータです(*)。
図2 日本周辺での時間帯別地震回数(M0.0以上)
・・・
マグニチュードが大きい地震(M3.0以上)も真夜中に多いのだろうか
上ではM0.0以上の地震について調べましたが、もう少しマグニチュードが大きい地震(M3.0以上)ではどうなっているでしょうか。
地震は夜間に多く昼間に少ないようにも見えます。 しかし、午前10時と午後6時あたりにもピークがあって、M0.0以上のデータほど昼夜の偏りが明瞭ではありません。・・・」という。
⇒日常茶飯事の微小地震に関しては関連はあるようですが、3.11の発生時刻から自明で巨大地震は太陽に起因する気温、万有引力などとは違う要因で発生しているのだろうか?
話を戻して、
以下、巨大地震発生と季節に係る記載を調べました。
季節に係る要因として気温、湿度、降雨量の影響が考えられますが、先ず記録に残る世界のM(マグニチュード)8以上の巨大地震の発生事例を調べました。
ウィキペディア
「地震の年表」 によれば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8
(一部抽出・割愛しました。)
「 ・・・
東アジア・ロシア東部
・・・
19世紀
20世紀
- 1950年8月15日 アッサム - チベットで地震 - Mw 8.6[5]、死者4,000人(内陸最大級)。
- 1952年11月4日 カムチャツカ地震 - Mw 9.0[5](Ms 8 1/4、Mt 9.0[3])。
- 2001年11月14日 中国、チベット北部で地震 - Mw 7.8(M 8.1)。
- 2006年11月15日 千島列島沖地震 - Mw 8.3(M 7.9)、ロシア極東地域や北海道の一部に津波警報。
- 2007年1月13日 千島列島沖地震 - Mw 8.1(M 8.2)、北海道・東北地方で最大震度 3、北海道や太平洋の沿岸地域で津波観測。
- 2008年5月12日 中国、四川大地震 - Mw 7.9(M 8.1)、死者・行方不明者約8万7,000人。
・・・(中略)・・・
規模が大きな地震
名称 | 発生日 | 震源地(震源域) | 規模(Mw) | |
---|---|---|---|---|
1 | チリ地震 | 1960年5月22日 | ![]() |
9.5 |
2 | スマトラ島沖地震 | 2004年12月26日 | ![]() ![]() |
9.1 - 9.3 |
3 | アラスカ地震 | 1964年3月28日 | ![]() |
9.2 |
3 | 1833年スマトラ島沖地震 | 1833年11月25日 | ![]() |
8.8 - 9.2? |
3 | カスケード地震 | 1700年1月26日 | ![]() ![]() |
8.7 - 9.2? |
6 | 東北地方太平洋沖地震 | 2011年3月11日 | ![]() |
9.0 |
6 | カムチャツカ地震 | 1952年11月4日 | ![]() |
9.0 |
8 | チリ地震 | 2010年2月27日 | ![]() |
8.8 |
8 | エクアドル・コロンビア地震 | 1906年1月31日 | ![]() |
8.8 |
10 | 1965年アリューシャン地震 | 1965年2月4日 | ![]() |
8.7 |
注: 算出されたマグニチュードの値に差があるものは、最大のものと最小のものを示した。順位は最大のもので記載している。・・・」という。
⇒巨大地震の発生年月日から、日本では湿度の高い梅雨季に中る6月では東アジア、ロシア東部地域でも台湾の1925年のM8.0を除いた巨大地震に限れば?、発生がないようです。湿度が高いと地震規模が小さくなるのだろうか???
ちなみに、大気圏の水の偏り(湿度、雲)に係る記載として、
参考投稿:
地球温暖化の要因に係る記載(その6:大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)
(2011-11-12)
「水の状態変化」「水の局所的な偏り」を調べるために、
・「MIMIC(気象衛星共同研究所の総合マイクロ波画像)」
A New Approach to Visualizing Satellite Microwave Imagery of Tropical Cyclones
熱帯低気圧の衛星マイクロ波画像を可視化する新方法(大気圏における可降水量の評価方法)
・ 「Cloudsat(クラウドサット)、カリプソなど」(雲の分布、成分のデータベース)
また、
gooニュース 2012年11月13日によれば、
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121113001
アメリカ、コロラド州ボルダ―にある国立大気研究センター(NCAR)の大気科学者ジョン・ファスーロ(John Fasullo)氏とケビン・トレンバース(Kevin Trenberth)氏は、ある問題の答えを探すため、地球湿度のパターンを研究した。21世紀末の大気中で、二酸化炭素(CO2)濃度が予測通り現在の2倍になった場合、どれくらい暖かくなるかという問題だ。
気温上昇の度合いを正確に予測する上で鍵を握るのは雲だという。雲は地球のエネルギー収支に大きな影響を及ぼす。まず、白い雲は日光を反射して地球を冷やす。大気中の高さによっては、毛布のような役割を果たし、熱を閉じ込める。 しかし、雲は形や大きさ、明るさが目まぐるしく変わり、モデル化が難しい。人工衛星による観測は不完全で、誤差が生じるともいう。
人工地震が来るかも知れません。
ガラスの振動具合から、パルスで地震を誘発させるタイプの電磁波です。やはり軍の関与、創価学会の関与が濃いです。