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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

■福島第一の海水汚染簡易分析誤解与えるという。

2014-12-06 | 環境放射能関連

'14-12-06投稿

47トピックス 東京新聞12月5日

http://www.47news.jp/47topics/e/200026.php

■福島第一 「不検出」実際は汚染 東電 誤解与える海水簡易分析

 「東京電力福島第一原発から海洋への放射性セシウム汚染問題で、東電は測定時間が極めて短い簡易の分析で「検出せず」と公表してきた。ところが、詳細分析の結果では、その七、八割でセシウムが含まれていることが分かった。虚偽の公表とは言えないが、汚染は続いていないかのような誤解を与えかねない。
 東電は、福島第一の南北放水口近くで毎日、専用港の出入り口近くで週一回、海水を採取し、通常は十時間以上かかる測定時間を四十分の一程度に短縮した分析を実施。時間が短いため精度は低いが、福島第一の現状を示す数値として使っている。

東電は、福島第一の南北放水口近くで毎日、専用港の出入り口近くで週一回、海水を採取し、通常は十時間以上かかる測定時間を四十分の一程度に短縮した分析を実施。時間が短いため精度は低いが、福島第一の現状を示す数値として使っている。

 東電はこの分析とは別に週一回、簡易分析と同じ海水を薬剤で処理し、詳細に分析している。結果はホームページ上で公表はされているとはいえ、約一カ月遅れで、データのありかも分かりにくい。

 本紙は、二〇一二年六月から今年十一月上旬まで、簡易分析と詳細分析の両方で同じ海水を分析した各百二十件のデータを抽出。手法の違いで、値がどれほど異なるのか調べた。

 その結果、簡易分析では「セシウムを検出せず」だったのに、詳細分析では検出されたケースが、南放水口で九十六件、北放水口では八十九件あった。それぞれ80%、73%の確率で、汚染はあるのに、ないかのような情報を発信していたことになる。

 一二年には四ベクレル近い汚染があっても検出できていなかった。最近は多少改善されてきたが、一ベクレル以上の汚染を検知するよう国から指示されているのに、守れていないケースが南放水口で十件、北放水口で二十五件あった。

 東電も政府も、記者会見で提供する説明資料では低精度の分析結果を用いることがほとんど。専門的には「検出せず」はゼロではなく、「ある濃度より低い場合は分からない」を意味する。うその説明にはならないものの、詳細分析のデータがあるのに、信頼性の低い値を使い続けているのが現状だ。

 本紙の取材に対し、東電の小林照明原子力・立地本部長代理は「今後、港の出入り口でも詳細分析を実施するなど現状の正確な把握に努めたい」とコメントした。

 原子力規制委員会事務局の担当者は「日々の測定は放射性物質の漏れを早く検知するためで、詳細分析は汚染の拡散状況や量を把握する目的。改善すべき点があれば改善したい」と話した。

◆海水の放射能濃度と魚

 水に溶けた放射性セシウムは、土などに付着した状態より魚が取り込みやすい。核実験が続いた時代から、海水中のセシウムを魚がどのくらい体内に蓄積するか(濃縮係数)が研究されてきた。国際原子力機関(IAEA)で取り上げられた論文で、海水魚は5~100倍、淡水魚は400~3000倍に濃縮するとされている。日本の海洋学者が1990年代、日本沿岸で、31魚種を対象に調べたところ、濃縮係数は、魚種平均60倍前後で推移していたという。セシウムの食品基準は、1キログラム当たり100ベクレル。海水魚が水中のセシウムを100倍濃縮する可能性を考慮すると、海水1リットル当たり1ベクレルは、魚の安全性を考える一つの目安となる。」という。

⇒周辺海域、影響海域への魚への濃縮度と海水汚染との関係のデータ公表について個人的には不詳に付き、その内部被爆との因果関係について改めて調べて整理することが必要か?

関連投稿:

 


原発事故放出された放射性物質が周辺の鳥類や昆虫に遺伝子異常を引き起こしている可能性があるという。

2014-08-16 | 環境放射能関連

'14-08-016投稿

 既報生物多様性に係る記載(その2:消えた巻き貝「イボニシ」 福島第一周辺沿岸30キロに係る考察) 2013-03-28

と好対照で海水温度の上昇が増殖に有利に働くクラゲはセシウム、ヨウ素などの原発排水、排気中などの放射能に強いとも想われます。
局所的な海水温度の影響もありそうか?

 と思っていましたが、原発事故に伴って放出された放射性物質が、周辺の鳥類や昆虫に遺伝子異常を引き起こしている可能性があるという。

47ニュース

http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014081501001038.html

原発事故で生物影響の恐れ 日米研究者が専門誌に

「 【ワシントン共同】東京電力福島第1原発事故に伴って放出された放射性物質が、周辺の鳥類や昆虫に遺伝子異常を引き起こしている可能性があるとする論文を、日本や米国の研究者が14日、米専門誌ジャーナル・オブ・へレディティーに発表した。

 米サウスカロライナ大のティモシー・ムソー教授は、1986年のチェルノブイリ原発事故後に周辺でツバメの羽毛に白い斑点ができる異常が見つかったと指摘。福島でも白斑のあるツバメが見つかったとの報告があることから「遺伝子レベルの分析や生態系への影響など広範で長期的な調査が必要だ」と訴えた。2014/08/15 08:58   【共同通信】」という。

水生生物の異変も遺伝子異常への影響があるかどうか?も興味深い。

参考投稿:
生物多様性・生態系異変に係る投稿('10-10-11~'12-05-08)

(参考

関連情報)日本近海の海水温度  

アオコ藻の発生  
クラゲの跋扈
オニヒトデの跋扈 

サンゴの白化 

うなぎ稚魚の減少 マツタケの激減

 減少する植物性プランクトン 

海底の土壌に生息する微生物 

土壌に生息する微生物 


福島第一原発の地下水バイパス放出 2年余りを要して万全な監視態勢で5月21日にスタートしたという。 

2014-05-23 | 環境放射能関連

'14-05-23投稿

 既報福島県漁連 地下水バイパス計画を条件付き容認という。(2014-03-25) の「地下水バイパス」計画が実施されたという。

福島民報 2014年523日 (金)
第一原発 地下水、海に放出 バイパスから基準下回る561トンhttp://www.minpo.jp/news/detail/2014052215825

(一部割愛しました。)
「東京電力福島第一原発で原子炉建屋に流れ込む前の汚染されていない地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」計画で、東電は21日午前、排出基準を下回った地下水561トンを初めて海洋放出した。汚染水対策の柱の一つがようやく動きだした。
 初日の放出は午前10時25分から午後零時42分まで実施した。地下水は、排出基準(セシウム134とセシウム137がそれぞれ1リットル当たり1ベクレル、トリチウムが同1500ベクレル)を下回っていることが確認されている。一時貯留タンク(容量千トン)から新たに敷設された約1.2キロの配管を通り、4号機の南側の排水口から海に放出された。
 東電のシミュレーションでは汚染水の発生を1日当たり百トン減らせるとしている。ただ、地下水の流れは詳細につかみ切れていない。
 昨年8月にくみ上げ用井戸の上流部に位置する地上タンクから300トンの汚染水が漏えいした。タンク近くの観測用井戸では今月19日に採取した地下水からトリチウムが1リットル当たり8万5000ベクレル検出された。
 東電は排出基準を超える放射性物質が検出された場合、いったんその井戸からのくみ上げを停止するとしている。
 政府と東電は平成24年4月に建屋への地下水流入対策として地下水バイパス計画を発表した。しかし、風評を懸念する地元漁業者らの反発などで、2年余りを要してスタートにこぎ着けた。・・・」という。

風評を懸念する地元の要望として、

万全な監視態勢を 第一原発地下水放出 浜通り首長安全を風評対策要望http://www.minpo.jp/news/detail/2014052215824

「東京電力福島第一原発事故の汚染水対策として21日に始まった地下水バイパスの放出について、浜通りの首長からは、排出基準の順守や風評を招かないための対策などを求める声が相次いだ。
 いわき市の清水敏男市長は「第三者機関による監視を含め、しっかりと取り組んでもらいたい」と注文した。
 南相馬市の桜井勝延市長は「汚染水の増加防止のための対策としてはやむを得ないものと考えている」と理解を示した。
 広野町の遠藤智町長は「多核種除去設備(ALPS)のトラブルの原因を早急に解明し、万全な体制を構築することが必要だ」と指摘した。
 楢葉町の松本幸英町長は「安全に行い、風評につながらないよう万全を期してほしい」と求めた。
 富岡町の宮本皓一町長は「廃炉に向け一歩前進した。透明性を持って放射性物質濃度を測定することが大切だ」と語った。
 双葉町の伊沢史朗町長は「町民の不安払拭(ふっしょく)に努め、安全最優先で作業に当たってもらいたい」と述べた。
 浪江町の馬場有町長は「復興のシンボルとなる請戸漁港の復旧工事が始まり、これからという時。動向を注視していく」とした。」

⇒第三者機関による監視、排出基準の順守や風評を招かないための対策、多核種除去設備(ALPS)のトラブルの原因を早急に解明、透明性を持って放射性物質濃度を測定

 生簀を造って魚介類の汚染状況を調べることが風評被害の払拭に有効かと思われます。

ATOMICA
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=01-04-03-02
(一部割愛しました。)

原子力発電所からの温排水の利用 (01-04-03-02)
「<概要>
 日本の原子力発電または火力発電の復水器の冷却は海水に頼っており、そこからの温排水は、海水より7℃温度が上昇している。温排水の利用方法は、それが放出された海域で温排水による海水の温度上昇、取放水による海水の撹拌作用および交換作用を利用した魚介類の養殖、海に放出される前の温排水を利用した養殖池での魚の種苗生産および成育、または熱源としての利用などがある。養殖池による温排水養魚は、全国の原子力発電所で実施されているが、それ以外の利用は開発段階にある。欧米の内陸部にある発電所の温排水は15~20℃水温が上昇しており、その活用範囲は更に広く、フランスでは温室での花卉(かき)、野菜栽培に広く利用されている。・・・」


福島県漁連 地下水バイパス計画を条件付き容認という。

2014-03-25 | 環境放射能関連

'14-03-25投稿、追加・修正

 既報福島第1内でトリチウム濃度11倍 1リットル当たり4600ベクレルに上ったという。2014-03-24)ことですが、
引例テレ朝 news
タンクから漏れた汚染水が地下水に 福島第一原発(03/24 05:50)
原子炉建屋などに流入する地下水を減らすため、井戸でくみ上げた地下水を海に放出する計画
東京電力は
「問題のタンク周辺とは地下水の流れが違うため計画への影響はない」という。

 

>>詳しく映像を見る

 

 

に対して、福島県漁連は条件付で承認したという。

YOMIURI ONLINE
地下水バイパス計画を条件付き容認…福島県漁連http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20140325-OYT1T00398.htm?from=blist

東京電力福島第一原発の汚染水対策で、原子炉建屋に流れ込む前の汚染されていない地下水を海へ放出する「地下水バイパス」計画について、福島県漁業協同組合連合会(県漁連)は25日、条件付きで容認することを決めた。

この日午前、同県いわき市で開かれた県下漁業協同組合長会で全会一致で決まった。県漁連は容認する条件として、〈1〉地下水の排出基準の明確化〈2〉第三者機関による運用の監視〈3〉排出後の風評被害対策――などを挙げ、政府と東電に要望した。

政府と東電は、県漁連の条件を受け入れる方針。

 原子炉建屋には、1日当たり約400トンの地下水が流れ込んでおり、汚染水を増やす最大の要因となっている。このため東電は昨年、建屋の山側に井戸を掘り、汚染される前の地下水をくみ上げて海に流すことで、建屋への流入量を同約100トン減らす計画を明らかにした。

 

2014年3月25日14時00分  読売新聞)」という。
 
 

 


福島第1内でトリチウム濃度11倍 1リットル当たり4600ベクレルに上ったという。

2014-03-24 | 環境放射能関連

'14-03-24投稿、追加・修正

 テレ朝 news

タンクから漏れた汚染水が地下水に 福島第一原発(03/24 05:50)

 

「福島第一原発で先月、汚染水漏れがあったタンク近くの地下水を調べたところ、放射性物質の濃度が急上昇していることが分かりました。汚染水が地下水に混入した可能性があります。

 東京電力によりますと、高濃度の汚染水100トンが漏れたタンクから60m離れた場所で地下水を調べたところ、22日はトリチウムが1リットルあたり4600ベクレルと前の日の約11倍に急上昇しました。福島第一原発では、原子炉建屋などに流入する地下水を減らすため、井戸でくみ上げた地下水を海に放出する計画ですが、この濃度はその基準の3倍にあたります。これについて、東京電力は「問題のタンク周辺とは地下水の流れが違うため計画への影響はない」としています。」

>>詳しく映像を見る

gooニュース

福島第1内でトリチウム濃度11倍http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/989/51a38fd050d5b0f9cd362c234530361a.html

「東京電力は23日、福島第1原発で2月に高濃度の放射性物質を含む汚染水約100トンがせき外へ流出したタンク近くで、22日に採取した地下水の放射性トリチウム濃度が1リットル当たり4600ベクレルに上り、21日の11倍に上昇したと発表した。東電は「汚染水の影響と考えられるが、引き続き状況を見ていく」と話している。

 東電によると、採取した場所は汚染水が流出したタンクから東に約60メートルの場所にある。21日に採取した地下水の濃度は同410ベクレルだった。

 

 (時事通信) 2014年03月23日 20時54分」という。

⇒ALPSの処理不調により18日から停止している影響なのだろうか?

原発事故:汚染水処理のALPS停止 原因も特定できず

 

毎日新聞2014年3月22日(土)22:33http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20140323k0000m040046000c.html
「東京電力福島第1原発で、汚染水処理の切り札として期待される多核種除去装置「ALPS(アルプス)」が、処理不調により18日から停止している。ALPSの停止は事故収束に向けた工程への影響が大きく、詳細な原因も特定できていない。事態を重く見た県は20日、東電に早期の原因究明などを申し入れた。【高橋隆輔】

 ■3系統とも停止

 アルプスは、トリチウム以外の62種類の放射性物質を取り除くことができる装置で、昨年3月から試運転を続けてきた。ABCの3系統あり、1系統で1日最大250トンを処理でき、通常はほとんどの核種が検出限界値未満になる。

 ところが、17日にB系統で処理された水から、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1400万ベクレル検出された。18日正午ごろにB系統を停止するまで汚染水数百トンが貯蔵タンクに送り込まれ、すでに入っていた処理済みの水約1万4000トンが再汚染された。異常の原因はまだ分かっていない。

 また、処理後の水を一時貯留するタンクは3基あるが、3系統で処理された水はひとまとめにして送り込まれる。このため、汚染された一時貯留用タンクを除染するために異常のないA、C系統まで停止せざるを得ず、現在処理は完全に停止している。

 ■高まるリスク

 アルプスのトラブルは直接環境に影響しないが、汚染水の処理がストップすることは、結果的にさまざまなリスクを生む。

 まず心配されるのがタンクの置き換え計画への影響だ。東電は現在、ボルトで締めるフランジ型タンクから、漏えいリスクの低い溶接型タンクへ置き換え、さらにタンクの数を増やす作業を続けている。その際、新しいタンクには、処理後の水だけを詰めている。

 しかし、今回のトラブルで、使い始めたばかりのタンク21基を汚してしまった。東電は「工程への影響はない」としているが、当該タンク群は、汚染水用に変更するか、すべて除染するか、いずれかの対応が必要になる。どちらの対応を取るかも現時点では決まっておらず、本当に影響が出ないかはまだ分からない。

 2月末時点で、タンクの容量は約1000基で49万トンあるのに対して、蓄積された汚染水は約45万トン。昨年11月には、傾いたタンクの容量ぎりぎりまで移送した結果の汚染水漏れも起きており、タンク容量の逼迫(ひっぱく)は漏えいリスクとの背中合わせを意味する。

 また、汚染水の放射性物質濃度の高さは管理上のリスクにもなる。漏えい時の環境への影響が大きくなり、ベータ線が鉄板で反射した際に発生するX線が作業員の被ばく量も増やしてしまう。東電が2014年度内にすべての汚染水を処理する計画を掲げているのはこのためだ。

 目標達成にはアルプスのフル稼働が最低条件。東電は問題のなかった2系統を週明けにも再起動する方針で対応を急いでいるが、県原子力安全対策課の担当者は「アルプス不調の原因が根本的なところにあれば停止は長引いてしまう」と心配する。

 事態を受け、県は早期に原因を究明し、影響を最小限にするために一刻も早い再稼働やサンプリングの回数を増やすことなどを東電に申し入れ、関係課長による会議も開いた。県原子力安全対策課の渡辺仁課長は「アルプスはいろいろな計画への影響が大きいので、情報を共有して対応に備えたい」と話している。 」という。
 
 
「ALPS」2系統、来週中再開 フィルター交換が原因か
福島民友2014年3月21日(金)09:40
「東京電力福島第1原発の汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」で汚染水を浄化できていなかった問題で、東電は20日、汚染水処理を停止しているALPSのA~Cの3系統のうち、来週中にもAとCの2系統で処理を再開する方針を明らかにした。一方、異常が見つかったB系統は、廃棄物を取り除くフィルターを交換したことが影響した可能性があるとの見方を示している。
 A、Cの2系統は、B系統で異常が見つかった18日から処理を停止していたが、正常に機能していることを確認した。処理した水を一時保管するタンクには、B系統で浄化できなかった水が流れ込んだため、タンク内の洗浄が終わり次第、2系統で処理を再開したい意向。 」という。
 
 
⇒既報福島第一原発 ALPSに異常 3系統全て処理停止で先行き不透明という。で記載しましたように、既報福島原発 汚染水の現状、および、その対策および問題点に係る記載を調べました。【追加】(2014-02-25) で記載したように、一年前の既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その35:福島原発汚染水処理の計画について )(2013-02-22)によれば、「 第1原発で貯蔵する汚染水は1月時点で約22万立方メートルに上り、千トン単位の汚染水タンクで構内に保管されている。ALPSは、従来の設備で除去できなかった放射性セシウム以外の放射性物質も取り除ける。東電の試算では、2月中に運転を始めれば2019年には保管されている汚染水の処理が全て終わる。(2013/2/12)【共同通信】<記事全文>」ということで、設備能力を2倍に増強して汚染水のリスク低減をはかるという。ALPSは昨年3月の試運転開始以降、水漏れなどのトラブルが相次いでいることから、故障なく国を挙げての早期収束に期待していますが、・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 

除染作業員「何でこんな無駄なことを」の声も業者はボロ儲けという。

2014-03-20 | 環境放射能関連

'14-03-20投稿、追加・修正

 個人的には、放射能は今後、台風、ゲリラ豪(雷)雨、突風などによって、飛散・沈積による拡散を繰り返していくことから、

 別報にて
人工放射能と自然放射能の健康に及ぼす影響はどのように違うのだろうか?と思っています。

ツイログによれば、
「東電原発汚染と、国民被曝の実態を暴いたフランスTV報道邦訳→ フランスFR3放送 「フクシマ・地球規模の汚染へ 欧州でドイツに続き、フランスも"告発"報道。知らぬは当事者の日本人ばかりなりです。」という。

放射能汚染はなぜ大幅に少なくならないのだろうか?と思っていますが、

 福島第一原発の汚染水処理の現況と同様、未曾有の原発事故による未曾有の汚染に対して、現状、人知を超える惨状を聞くにつけて、適切なる除染に対する抜本策が展開されていないのでは?と心配しています。

NEWS ポストセブン 2014.03.19 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20140319_245611.html?PAGE=2

除染作業員「何でこんな無駄なことを」の声も業者はボロ儲け

「放射性物質を取り除くための除染作業の予算はどんどん積み増されてきた。2014年度予算案には4924億円が計上され、これまでの総額は1兆8899億円にのぼる。しかし、除染作業は計画通りに進んでおらず、費用の総額は5兆円以上になるとの試算も出ている。

 国は放射線量が年間1ミリシーベルト以下(自然界から受ける放射線量を除く。以下同)にすることを目標に掲げている。この年間1ミリシーベルト以下という目標が合理性の低いものであることは、世界の専門家の常識だ。昨年来日した国際原子力機関(IAEA)専門家チームも「1ミリシーベルトにこだわる必要はない」と述べている。

 にもかかわらず巨額予算が注ぎ込まれる除染とはどのような作業なのか。除染作業員はこう証言する。

「作業は主に3種類あります。1つめは地面の土の表面をスコップで?がして、その土をトンパック(大袋)に入れること。2つめは草刈りや伐採。3つめは洗浄です。家の壁や道路を水で洗う。スピナーと呼ばれる器具で水を吹き付けたり、デッキブラシでこすったりして、使った水は専用の処理機に入れます。屋根の洗浄だけは鳶職がやりますが、それ以外は正直言って誰でもできる作業です」

 そうした単純作業を繰り返して年間1ミリシーベルト以下という目標値を目指していくのだが、「雨が降れば道路や排水溝などは再除染が必要になる」(同前)といったことはざら。つまり1ミリシーベルト以下は“終わりのない旅”なのである。

 そんな無意味な作業を続けるのは、業者と政治家にとって除染が「カネのなる木」だからだ。

 通常、公共事業に長い時間をかけて湯水の如く予算を使えば世論の批判を招く。しかし除染については「放射能は低ければ低いほどいい」「徹底的に取り除くべきだ」と一部世論がむしろ積極的に後押ししてくれる。しかも専門技能を持つ現場作業員を集める必要はない。公共事業が削られ続けた中で、除染事業は“貴重な存在”である。

 別の除染作業員はこんな言い方をする。
 
「作業員はみんな、『なんでこんな無駄なことをしているんだろう?』と感じていますよ。自治体発注の地域は年間数ミリシーベルト程度の低線量地区が多く、除染しているすぐそばで買い物に行く人やジョギングしている人がいます。自分のやっていることに疑問を抱くのは当然です。まあ、それでも日当が1万5000円くらいで普通の土木工事よりはいいのでやっていますが……」

除染作業員の募集広告を見ると「初心者歓迎」「高収入のお仕事」といった文言が並ぶ。まるで性風俗産業の広告のようだ。そして、「高収入」を払ってもなお業者が利益を出せるということである。

 福島県の除染基準要項によれば戸建て住宅1軒の除染費用の目安は70万円で、「1軒の除染に4日、5~6人でやったとして一人で一日3万円弱稼いだ計算」(同前)ということになる。現場作業員は地元の三次、四次下請けの業者に雇われていることが多いという。業者が各段階でマージンを取っても十分に利益が出る。

 これら除染事業は大手ゼネコンを中心としたJVが見事な棲み分けで落札している。2013年度発注の事業でいくつか例を挙げると、

●大熊町/清水建設・大林組などのJV、契約額151億2000万円
●南相馬市/大成建設などのJV、241億2900万円
●富岡町/鹿島建設などのJV、573億3000万円

 といった具合だ。

 ゼネコン各社は本格的な除染事業が始まる前の2011年に、日本原子力研究開発機構からの委託(随意契約)で実験的な除染モデル事業を行なっている。多くの自治体ではモデル事業を行なったゼネコンがそのまま本事業も落札した。
 
 しかも復興庁の行政事業レビューシートを見ると契約額の大きい除染工事の落札率はいずれも90%を超え、中には1社しか入札していない工事もある。普通の公共事業なら官製談合を疑う声が出てもおかしくないケースだが、ここでも除染は特別視されて批判を免れている。

 ともあれ単純作業ばかりの巨額事業、競争相手もいない入札で業者はボロ儲けできる仕組みなのだ。

※SAPIO2014年4月号」という。

 


福島第一原発 ALPSに異常 3系統全て処理停止で先行き不透明という。 

2014-03-20 | 環境放射能関連

'14-03-20投稿、追加・修正

河北新報 

2014/03/19 10:01


ALPSに異常 3系統全て処理停止 第一原発http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140319_63020.html

「東京電力は18日、福島第一原発の汚染水から大半の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」の1系統で放射性物質の除去能力が低下したとみられる異常が見つかり、3系統全ての処理を停止したと発表した。
 1系統の出口で17日に採取した水から、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1100万~1400万ベクレルと高濃度で検出された。東電によると、通常、処理後の水は放射性物質が取り除かれるため、数百ベクレル程度に下がるという。東電は念のため残りの2系統も合わせて止めて原因を調べている。
 ALPSはトリチウムを除く62種類の放射性物質を除去でき、3系統がフル稼働すると1日約750トンの汚染水が処理できるとされる。東電は2月12日から初めて3系統同時の処理運転を開始、4月以降の本格稼働を目指している。
 10月には3系統から6系統に増設し、政府が設置する高性能ALPSと合わせ1日当たりの処理量を最大で2000トンまで向上させる計画だが、相次ぐトラブルで先行きは不透明となっている。」という。

 既報福島原発 汚染水の現状、および、その対策および問題点に係る記載を調べました。【追加】(2014-02-25) で記載したように、一年前の既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その35:福島原発汚染水処理の計画について )(2013-02-22)によれば、「 第1原発で貯蔵する汚染水は1月時点で約22万立方メートルに上り、千トン単位の汚染水タンクで構内に保管されている。ALPSは、従来の設備で除去できなかった放射性セシウム以外の放射性物質も取り除ける。東電の試算では、2月中に運転を始めれば2019年には保管されている汚染水の処理が全て終わる。(2013/2/12)【共同通信】<記事全文>」ということで、設備能力を2倍に増強して汚染水のリスク低減をはかるという。ALPSは昨年3月の試運転開始以降、水漏れなどのトラブルが相次いでいることから、故障なく国を挙げての早期収束に期待しています。

 他核種と比べて比較的に害が少ないというトリチウムについては、やはり半世紀以上かけて希釈して流すのだろうか?と思っていましたが、今回のトラブルの原因について不詳ですが、なぜ水漏れトラブルが起こるのか?報道が待たれます。

 

 

 

 


2014/3/10 グリーンピース声明:福島を忘れるな、原発を過去のものにという。

2014-03-11 | 環境放射能関連

'14-03-11投稿、追加・修正

 既報驚愕!2012年 ドイツの脱原発を笑ったフランスがドイツから自然エネルギー輸入という。(2014-02-23) 、驚異的!スペインの風力発電パワーが原発を超えたという。(2014-01-28)で記載しましたが、半世紀前から問題提起されている化石燃料資源の枯渇に対して、再生可能なエネルギーの開発に各国取り組んでいますが、わが国の低迷とは異なり、ドイツと並んでスペインでも進展して頭角を現しているようです。

 ルネッサンスの風が吹くのか?いつの間にかヨーロッパの技術革新の進展には目を見張るものがあります。計画通りに進展しないわが国の再生エネ化の原因は一体何なんだろうか?今更感じる次第です。やはり文字通り風土の違いなのだろうか?国民哲学の違いなのだろうか?と思っていましたが、

加えて、欧州の送電網はつながっているため電気は流入出し、その時々の需要と供給によって互いに調整しあうことができることが計画的に再生エネ化を可能にした要因のひとつか?とも思われます。

 

 その半年程前融通し合う電力すら、オーストリアでは脱原発品とする法律ができたという。

 国際環境NGO グリーンピース  2013-07-09
 
オーストリア、完全原発ゼロに 輸入電力も脱原発 によれば、http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/45868/

「・・・

7月3日、驚きのニュースがグリーンピース・オーストリアから飛び込んできました。

原発で発電された電力を輸入しないようにする法律が成立したというのです。

オーストリアは水力が6割、火力が3割、水力以外の自然エネルギーで3%程度の発電を賄っており、その他を隣国から輸入しています。商用原発は国内にありません。

「電源証明書」つき電気

今回の決定によって、販売する電力1キロワット時ごとに、何によって発電されたものか「電源証明書」を用意することが義務付けられました。

発電方法がわからない電力の販売は禁止され、電力会社は原発でつくられた電力の販売を見合わせることに。

法律は、2015年1月1日発効の予定です。

すでにEUでは、電力供給の透明化を求める法案がありますが、オーストリアが先陣を切ることになりました。
詳しくはこちら。グリーンピース・オーストリアのウェブサイト

なおオーストリアには、現在、稼働中の商用原発はありません。

「稼動中の」と書いたのは、建設された後、いちども運転されていない原発はあるからです。

その名は、ツヴェンテンドルフ原発。

1978年11月5日、ツヴェンテンドルフ原発の運転と、他の原発の建設の是非を問う国民投票が行われました。

結果は、「運転・建設反対」が全体の50.47%。

辛くも「反対」が過半数となり、この決定を機にツヴェンテンドルフ原発は一度も運転されることなく現在に至ります。・・・」という。


 一方、
わが国では、福島原発事故から3年経ちましたが、未だに安心できる状態にはなっていません。

参考関連投稿:
福島原発の19日夜、山側のタンクから極めて高濃度 汚染水100トン漏れたという。
(2014-02-24)

 初期の計画が成功裡に行っていないことが解ります。

関連投稿:
<現状>
福島原発 汚染水の現状、および、その対策および問題点に係る記載を調べました。【追加】
<計画>
【再掲】環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る福島原発汚染水除染問題について 

国際環境NGO グリーンピースは脱原発を声明したという。

2014/3/10 グリーンピース声明:
福島を忘れるな、原発を過去のものに
―東電福島第一原発事故から3年を受けて

プレスリリース - 2014-03-10

3月10日、東京電力福島第一原発事故の発生から11日で3年を迎えるにあたって、グリーンピース・ジャパンは下記の声明を発表しました。


グリーンピース・ジャパン事務局長 佐藤潤一
「東電福島第一原発事故と事故の被害者を忘れてはいけない。過去とすべきは、原発や化石燃料に依存するエネルギー供給システムだ。
私たちは、福島第一原発事故から教訓を学ぶべきだ。実際に、世界中で自然エネルギーの供給が急激に加速している。日本政府が、原発再稼働や原発輸出に力を注いでいるのは、こうした世界の潮流に逆行するもので、時代遅れとしか言いようがない」

グリーンピースは、東電福島第一原発事故から1年目の2012年、事故の根本的な原因は日本政府と規制機関による原子力行政の制度的欠陥にあると指摘する報告書「福島の教訓」を発表しました。また、翌2013年からは企業責任を取り上げ、原発メーカーが責任を問われない日本の原子力損害賠償法の改正の必要性を訴えてきました。

事故から3年を迎える今年、2 月16日から19日の日程で、グリーンピースは東電福島第一原発事故の被害者の証言を直接聞く機会を設けるため、世界5カ国から11人の反原発活動家らを日本に招き、避難生活を続ける被害者らを訪れました(注1)。また、再稼働をとめるよう求める『とめよう再稼働』オンライン署名を実施、安倍首相と原発立地自治体の知事への提出を予定しています。

注1)グリーンピース・プレスリリース(2014年2月21日)

--
国際環境NGO グリーンピース・ジャパン」という。

 


福島原発 汚染水の現状、および、その対策および問題点に係る記載を調べました。【追加】

2014-02-25 | 環境放射能関連

'14-02-25投稿、追加・修正

 既報福島原発の19日夜、山側のタンクから極めて高濃度 汚染水100トン漏れたという。に引き続いて、汚染水の現状、および、その対策および問題点に係る記載を調べました。

47トピックス 2014/02/24 20:19

 汚染水のリスク低減急務 タンク漏えい問題で東電http://www.47news.jp/47topics/e/250649.php
(一部割愛しました。)

「東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度の汚染水約100トンが漏えいした。漏れた汚染水にはストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2億4千万ベクレルと極めて高濃度で含まれていた。敷地内のタンクにはこうした高濃度汚染水が約35万トン保管されており、放射性物質を除去してリスク低減を図ることが急務となっている。

 20日に漏えいが発覚したのは、4号機原子炉建屋から南西に約500メートル離れた「H6」と呼ばれるタンク群の1基。満水に近い状態で汚染水が保管されていたところに、別のタンク群に送るはずの汚染水を移送してしまったため、天板部からあふれた。

 漏えいしたのは2012年4月から使われている比較的古いタンク。「フランジ型」と呼ばれ、鋼材をボルトで締めてつなぐ構造のため、溶接型に比べ接続部の劣化などによる漏えいの可能性が高い。

 フランジ型のタンクをめぐっては昨年8月にも約300トンの漏えいが判明し、東電の 広瀬直己 (ひろせ・なおみ) 社長は敷地内のタンクで保管する全ての汚染水を15年3月末までに浄化する方針を打ち出していた。

 東電は、トリチウム以外の62種類の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」を使って汚染水を浄化することで、再びタンクからの漏えいがあった場合でも影響を抑えることができるとしている。並行してフランジ型から溶接型への切り替えも進める。

 現在試運転中のALPS3系統にさらに3系統を増設することや、性能を上げた設備の追加も検討している。ただALPSは昨年3月の試運転開始以降、水漏れなどのトラブルが相次いでいる。東電の 尾野昌之 (おの・まさゆき) 原子力・立地本部長代理は「浄化の目標は変えておらず、達成できるよう努力している」と説明している。

(共同通信)」とのこと。

追加情報:つながっているこころ2の引例
http://cocorofeel.blog119.fc2.com/
東京新聞
汚染水100トン漏れ 新たに不備判明 福島第一http://www.tokyonp.co.jp/article/national/news/CK2014022502000110.html

「東京電力福島第一原発で起きたタンクからの約100トンの処理水漏れ事故で、処理水を送る配管の弁を開けたまま1年近くも放置したほか、弁が誤操作で開かないよう鍵をかける穴を活用しないなど、新たに4点の東電のずさんな危機管理が浮かび上がった。 (小倉貞俊)・・・

さらに問題なのが、水位管理のあり方。漏れたタンクには水位計は付いていたものの、水位の変化で水漏れを検知し警報を発する機能はなかった。千基を超すタンクの水位を人力で監視するのは不可能なのに、満水かほとんど空にならないと警報が出ない仕組みのままタンクを使っていた。・・・」という。

⇒摩訶不思議な水位管理、水位変化もないとは!タンクが破損したら、有害物質が敷地外へ漏洩するというのに。コスト削減なのか、知らなかったのか?

 敷地外に漏洩すれば、必然、海への流出の危険性があると想われますが、すでに流出されていた可能性がある!という。

福島民有新聞
http://www.minyu-net.com/news/news/0225/news6.html
最大8億ベクレルの可能性 2013年8月漏えいの汚染水

「東京電力が福島第1原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小評価していた問題で、東電は24日、昨年8月に地上タンクから漏れた汚染水約300トンについても過小評価していたと発表した。ベータ線を出す放射性物質濃度を1リットル当たり8000万ベクレルと公表していたが、実際は最大で約10倍の8億ベクレルに上る可能性もあるとしている。
 漏えいした汚染水約300トンについて、東電は土壌に染み込んだほか、一部は近くの排水溝から直接海に流れ出たとみている。現在、漏れた汚染水の濃度の再評価を進めており、3月末までにあらためて公表する予定。漏えい問題について、原子力規制委員会は、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目のレベル3(重大な異常事象)と評価している。
(2014年2月25日 福島民友ニュース)」とのこと。

 一年前の既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その35:福島原発汚染水処理の計画について )(2013-02-22)によれば、「 第1原発で貯蔵する汚染水は1月時点で約22万立方メートルに上り、千トン単位の汚染水タンクで構内に保管されている。ALPSは、従来の設備で除去できなかった放射性セシウム以外の放射性物質も取り除ける。東電の試算では、2月中に運転を始めれば2019年には保管されている汚染水の処理が全て終わる。(2013/2/12)【共同通信】<記事全文>」ということで、設備能力を2倍に増強して汚染水のリスク低減をはかるという。ALPSは昨年3月の試運転開始以降、水漏れなどのトラブルが相次いでいることから、故障なく国を挙げての早期収束に期待しています。

 他核種と比べて比較的に害が少ないというトリチウムについては、やはり半世紀以上かけて希釈して流すのだろうか?

参考関連投稿:
福島第一原発 トリチウム汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?(2013-03-24) 
地下水中のトリチウムの環境に及ぼす影響としては
 トリチウム水の環境への影響に係る記載 2013-03-24の引例
ATOMICA
トリチウムの生物影響 (09-02-02-20)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-02-20
によれば、

 トリチウムはトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され人体にはきわめて吸収されやすい。また、有機結合型トリチウム(OBT)はトリチウムとは異なった挙動をとることが知られている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。・・・ トリチウムは水素の同位体で、最大エネルギー18.6keVで平均エネルギー5.7keVという非常に低いエネルギーのβ線を放出し物理的半減期は12年であるという。

 大気上層中で宇宙線中の中性子と窒素原子核との衝突によって生成する天然トリチウムが自然界の水循環系に取り組まれているとともに、核実験や原子力施設などから主としてトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され、生物体へは比較的簡単に取り込まれるともいう。

このエネルギーは一般的に生態系に有害な放射線である紫外線の1000倍以上であり、危険な放射能であることが想定されます。

 このトリチウムは昔からよく耳にしたものですが、天然に微量存在するのみで、まさか原発で発生しているとは!それも除去されないとは!

  また、既報福島原発の地下水中のトリチウム除去は原理的には可能という!(2013-08-17) の引例
阿修羅
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/859.html

福島原発の地下水でトリチウム除去を可能にしたら、日本全国の原発に導入しなければならなくなる。
http://briliantblue.seesaa.net/article/360964823.htmlによれば、

 「・トリチウム除去方法は秘密でもなく、既に存在します。

気になるニュース29
http://plaza.rakuten.co.jp/shimojim/diary/201304130000/
shimojim 4/13/2013」ともいう。

個人的には、それ以上に杞憂するのは地下水による二次的な影響ですが、

ゲンダイネット 2014年2月22日

汚染水で脆い地盤がユルユル…福島原発“敷地ごと崩壊”危機http://gendai.net/articles/view/newsx/148186

「ソチ五輪のお祭りムードを吹き飛ばす驚愕のニュースではないか。福島原発の貯水タンクから高濃度の汚染水100トンが漏水していた問題だ。

 事態を20日に公表した東京電力によると、原発敷地内の「H6」というタンク群の1基(容量1000トン)で、ふたと側面の継ぎ目付近から漏水し、周辺の地面に流れ落ちているのが確認されたという。東電は「海への流出はない」なんてノンキなことを言っているが、冗談ではない。

 漏水に含まれる放射性物質のストロンチウム濃度は1リットル当たり2億4000万ベクレルで、国の基準値のナント、400万倍だ。「海に流れていないからOK」で済む話ではないし、敷地の地中に染み込んだこと自体も大問題なのだ。

 もともと福島原発の下は大量の地下水でユルユルだという。そこにどんどん水が入れば、プラントはグラグラになってしまう。

「67年に発行された『土木技術』(22巻9、10号)の『福島原子力発電所土木工事の概要』を読むと、福島原発は地下水が豊富で、地盤がもろいかが分かります。著者は当時の佐伯正治・東電福島原発土木課長で、〈土工事にとって最も重要な問題は排水処理である。当所でもこの問題には大いに悩まされた〉と振り返り、福島原発の設置工事は湧水続きで難しかったことが記されています。地盤についても〈湿潤化した場合泥土化してゆるくくずれやすくなる〉とも書いています」(科学ジャーナリスト)

民主党の辻元清美衆院議員は、昨年10月の経産委員会で福島原発の地下水問題を取り上げ、〈地下水の水圧に押され(略)建屋が浮いてこないように1日850トンもの水を汲み上げて(略)防いできた地層〉と指摘していた。これが本当なら、福島原発はプールの中に箱が“浮いている”ようなもの。汚染水のダダ漏れで“プールの水位”が上昇を続ければ、ある日突然、福島原発は敷地ごと“崩壊”しかねない。原子炉ごと海に向かって倒れ込み、誰にも制御できないまま沈んでしまう危険性もある。

 タダでさえ、地下水がジャブジャブな敷地に大量の汚染水をあふれさせるなんて愚の骨頂だ。まったく「アンダーコントロール」されていない。」という。

 ⇒巨大地震が万一発生したら、敷地内のタンクが崩壊して、保管されている高濃度汚染水約35万トンは全量海に漏洩するのだろうか???

 

 


福島原発の19日夜、山側のタンクから極めて高濃度 汚染水100トン漏れたという。

2014-02-24 | 環境放射能関連

'14-02-22投稿、追加・修正

  3.11による福島原発事故による未曾有の放射能汚染の長期化によって、汚染した食糧による内部被爆による後遺症の発現に対して杞憂を抱く日々ですが、福島第一原子力発電所で19日夜、山側のタンクからまたまた放射能が漏洩したという。

  放射能は台風、ゲリラ豪(雷)雨、突風などによって、飛散・沈積による再拡散を繰り返していますが、2020東京五輪を含めて、福島原発の収束と漏洩放射能の除染は今後、全世界の衆目の課題となり、国を挙げての収束に期待していますが、・・・。


NHK NEWS WEB  2月20日 12時18分
極めて高濃度 汚染水100トン漏れる

 東京電力福島第一原子力発電所で19日夜、山側のタンクから極めて高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れ、およそ100トンがタンクを囲うせきの外に流出しました。
東京電力は、配管の弁の故障などで、移送していた汚染水が予定していなかったタンクに入ったため、あふれたとみて調べています。

  19日午後11時半ごろ、福島第一原発4号機の山側にある汚染水をためるタンクから、水が漏れているのをパトロール中の作業員が見つけました。
東京電力が調べたところ、水はタンクの天板の継ぎ目から漏れ、雨どいをつたって、タンクを囲うせきの外に流出していたということで、隣接するタンクに水を移して、水位を下げるなどして、発見から6時間余りで漏えいが止まったことが確認されたということです。
せきの外に流出した汚染水の量はおよそ100トンとみられ、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、タンクからの汚染水漏れとしてはこれまでで最も高い、1リットル当たり2億3000万ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。
また、セシウム137も国の海への放出基準の100倍余りの1リットル当たり9300ベクレルと高い濃度で検出されました。
東京電力は20日午前、臨時の記者会見を開き、「心配をおかけして大変、申し訳ありません」と陳謝しました。
原因については、処理設備から汚染水を移送する配管の途中にある1つの弁が故障していた疑いがあるほか、本来、閉まっているはずの別の2つの弁も開いていたため、予定していなかったタンクに汚染水が入り、あふれたと説明しています。
 また、19日午後2時すぎ、タンクの水位が高まったことを示す警報が鳴りましたが、直後のパトロールでは異常に気付かなかったということです。
東京電力は、汚染水が漏れたタンクの近くに排水路がないため、海への流出はないとしていますが、詳しい状況を調べるとともに、漏れた汚染水や汚染水がしみ込んだ土の回収を進めることにしています。

 

規制庁が対応を指示

東京電力福島第一原子力発電所で、タンクから極めて高濃度の汚染水が漏れ出したことについて、原子力規制庁は、放射性物質がしみこんだ土を回収することや、同じタイプのタンクにも漏えいがないかなどを早急に調べて報告するよう、東京電力に指示しています。

 

漏れた汚染水の濃度は

漏れた汚染水からは、ベータ線と呼ばれる種類の放射線を出す放射性物質が、1リットル当たり2億3000万ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。
この汚染水には、主に放射性物質のストロンチウム90が含まれていて、2億3000万ベクレルを、ストロンチウム90の海への放出基準と比較すると、760万倍余りに当たります。

 

漁業者から不安の声

汚染水がタンクから漏れたことについて、福島県沖で試験的な漁を行っている地元の漁業関係者からは、不安の声が聞かれました。
いわき市漁協の矢吹正一組合長は、「漏れた汚染水は100トンと半端な量ではない。
試験的な漁を始めた状況で、全国の消費者に不安を与えることにつながるのではないか心配だ」と話しました。
また、相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は、「人為的なミスによるものだとしたら絶対にあってならないことだ。
こうした事態が続けば漁業者の東京電力に対する信頼感が失われ不信感が増す。
汚染水を増やさないための地下水を、海に放出する地下水バイパスの対策への協力にも影響しかねない」と話しました。」という。


その後、どのようになっているのか?調べてみました。

NHK NEWS WEB  2月21日 7時11分

閉まっているはずの弁開いていた経緯調査http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140221/k10015411711000.html

東京電力福島第一原子力発電所で、山側のタンクから極めて高濃度の放射性物質を含む汚染水およそ100トンが敷地内の地面に流出した問題で、東京電力は原因として指摘されているタンクに汚染水を送る配管で、本来閉まっているはずの弁が開いていた経緯などを詳しく調べ、再発を防ぐ対策を検討することにしています。

 

この問題は、福島第一原発4号機の山側にあるタンクに水が入りすぎ、19日から20日にかけてタンクの天板と側面の板の継ぎ目から汚染水およそ100トンが周辺の地面に流出したものです。
流出した水からは、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、タンクからの汚染水漏れとしてはこれまででもっとも高い、1リットル当たり2億4000万ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。
原因について東京電力は、汚染水を処理設備からタンクに移送する配管の途中にある、本来閉まっているはずの3つの弁のうち、1つは故障していた疑いがあり、別の2つの弁も開いていたため、予定していなかったタンクに汚染水が入りすぎ、あふれたと説明しています。
東京電力は、故障の疑いがある弁の状態やほかの弁がなぜ開いた状態になっていたのかを詳しく調べることにしています。
また漏えいが見つかる9時間以上前の19日午後2時すぎ、タンクの水位が高まっていることを示す警報が鳴っていました。
しかしその後、タンクの水位計のデータは反対に水位が急に低下したことを示したため、警報は水位計の故障によるものと判断しタンク周辺のパトロールはしたものの、タンク内の確認はしなかったということです。
このため東京電力は、警報が鳴ってからの作業員の対応なども調べ、再発を防ぐ対策を検討することにしています。

 

相次ぐタンクからの汚染水漏れ

福島第一原発では、これまでにもタンクからの汚染水漏れが問題になり、東京電力はパトロールの強化やタンクを監視する水位計や警報機の設置といった対策を進めてきました。
去年8月には、4号機の山側にあるタンクから高濃度の放射性物質を含む汚染水300トン余りが漏れました。
これついて原子力規制庁は、漏れた汚染水に含まれる放射性物質の推定量などから国際的な原子力事故の評価基準に基づく評価を、8段階あるうちの上から5番目の「レベル3」としました。
去年10月には、4号機の山側にある別のタンクの上部から高濃度の汚染水が漏れ、調査の結果、傾斜のある場所のタンクに水を入れすぎたのが原因と分かりました。汚染水は今回と同じようにタンクの天井部分から漏れて点検用の足場を伝って「せき」の外に漏れていました。

こうした汚染水漏れが相次いだことを受けて、東京電力は異常をいち早く発見するためのパトロールの強化やタンクを監視する水位計や警報機の設置といった対策を進めてきましたが、今回はこうした対策が生かされませんでした。
また、今回漏れ出した汚染水はタンクの周りに取り付けられた雨どいを伝ってタンクを囲うせきの外に流れ出しました。
この雨どいは、せきの中にたまった汚染水を雨水によって増やさないよう取り付けられたものですが、今回のように雨どいの上の部分で汚染水が漏れると、せきの外への流出につながるため東京電力は対応を検討するとしています。」とのこと。

 ⇒放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、タンクからの汚染水漏れとしてはこれまでで最も高い、1リットル当たり2億3000万ベクレルと極めて高い濃度で検出されたというが、個人的にはよくわかっていません。

 今回の事故に対して、どのような背景にあるのか?諸氏がどのように考えているのだろうか?調べてみました。

ガールズ チャンネル

【福島原発】極めて高濃度な汚染水100トン漏れる…
1リットル当たり2億3000万ベクレル
365コメント 2014/02/22(土) 19:48
http://girlschannel.net/topics/98925/
(一部、抽出しました。)

「・・・

周りにどんな影響が出るのか分かりやすく教えてほしい

・東京オリンピックまでに何とかしてほしい
これ以上おもらししてたら開催も危ういよ

 

・魚が食べれなくなる日が近い

全体で大体23兆ベクレル漏って見かけた。もう数字が訳わからん。

・数値だけではイマイチ危険性がわからない。
度々汚染水もれのニュースが出ますが本当はもっと危機感を持つべきなのでは?
漏れました。ってことがあってはならないんじゃないの!?

・もう福島の海寄りは諦める段階にきてるんだよ
避難民も格差なくお金が東電からも国からも出てるから、毎月支給額が相当な金額
元々の月収の数倍の家庭もある
これをいつまでやるのか?
そのお金は国民から出てるというのに、福島ではパチスロ通いの避難民で溢れてる
土地代とかを正当に試算してその金額を渡して終わらせるべきだよ
だってこうなったときのために東電からお金を貰いながら暮らしてきていたんでしょ?
こうなったとたんに全面的に被害者になってるのもおかしい話だと思うよ
閉鎖して集中して原発の汚染除去にお金を使ってほしい

避難民達の生活の実態をみて下さい。

仮設住宅にベンツ・BMW・レクサスなどの高級車が止まってる実態。

福島市内では 高級車の売り上げが著しく増えたそうです。

車の購入者は 原発で避難してきた方々が多いそうです。

仮設住宅に済んでいて税金で暮らしている避難民達に高級車が必要ですか?

お金の支給は
すぐにでも やめるべきです。

働きもせずに パチンコ 遊び ショッピング 旅行…

こんな生活を続けさせていたら、この人達、本当に人としてダメ人間になり生きられなくなりますよ

・福島の人間です
。誤解されたくないからいいますがお金を頂いてるのは一部の避難民だけです。

ほとんどの福島県民は何の保障もなく暮らしてます。

潤ってパチンコなどをしてるのは原発周辺にすんでいた避難民だけです。

家を借りられる・建てられる多額のお金を既にもらってるはずなのに 彼らは今もって自立もせずに
仮設住宅にすみついてます。

里に帰りたいと言いますが、この現状であり

もう、住めないとわかってるはずです。

避難民は減るどころか 仮設住宅は まだ 増設されつづけてます。

避難民達にはお金ではなく
そろそろ自立を勧める方針に転換すべきです。

こんな人達に国民のお金(税金)を湯水のように使ってたらキリがありません。

医療費はタダ。全ての税金は免除されてる…
生活保護者ではないでしょう?

・皆さん 驚かれると思いますが信じられない話をしましょう

東電や国で避難民にお金をくれる条件は

仮設住宅に住んでいる

働いたら貰えない…だそうです。(何故!?)

避難民達だってバカじゃないから 仮設にすみ続け 働かない訳ですよ

それが実態。
東電も国も悪いんですよ

・震災から数年、ちょいちょいこんなニュース聞くけどなんでそうなるのか知りたい。大多数の人間の健康と収益を脅かす事件なのに、大変申し訳ありませんで済まされるのがおかしい。

・福島の野菜を避ける事はしたくないけど、こういう事があるからやっぱり避けてしまう・・
魚介類は尚更怖い。

・海への流出を最小限にするのに埋め立てちゃダメなの??埋め立てて山からの水がくるなら山を削ったり、ダメなの??これ平和ボケしてて大事になってないけどとんでもないことなんでしょ?昔茨城の東海が臨界事故起こした時に避難したけどそのレベルと比較してほしい。誰かわかる人教えてください( ; ; )

・もうきっと止められる技術者がいないんだよ

別の国の技術者に漏れないタンクの案を出して貰った方がいいよ
ダダ漏れじゃん

・これほんとに大丈夫なの?
福島の人はもちろん日本全体や世界への影響は?
実際大々的には報道されないけど動物や人体に影響は出てるんだよね?

こんなこと続いてたら日本も中国の大気汚染のこととか言えないんじゃないかな...
もちろん別問題だけど。
 
申し訳ないけど東京オリンピック開催で浮かれている場合じゃないよ
原発を何とかしないと、この先もっと漏れるよ
 

原発から足を洗わないのはアメリカが絡んでるから
 
故障したとき誰も放射能を止める技術無いのにトルコにまで原発輸出をして人の命より儲けを最優先した日本政府は本当に日本の癌!

トルコで何かあったらどうするの?
日本のときのように、無関係のように見てるだけでしょうね。ただちに影響は無いって言いながら。

デメリットの方が大きいモノなんて使うべきじゃないし、他国に輸出するもんじゃない。何かあれば日本が悪に見られるんだから。
 
アメリカ、フランスの原発企業もなにも出来ないよ。実際アレバ社の浄化装置もうまく動かないった。こんな量の汚染水、今までないから。
今世紀最悪の原発事故の由縁。
 
・脱原発、行って納得、見て確信−−。今月中旬、脱原発のドイツと原発推進のフィンランドを視察した小泉純一郎元首相(71)の感想はそれに尽きる。

三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行した。道中、ある社の幹部が小泉にささやいた。「あなたは影響力がある。考えを変えて我々の味方になってくれませんか」

小泉が答えた。

「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ」

「いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」

3・11以来、折に触れて脱原発を発信してきた自民党の元首相と、原発護持を求める産業界主流の、さりげなく見えて真剣な探り合いの一幕だった。

呉越同舟の旅の伏線は4月、経団連企業トップと小泉が参加したシンポジウムにあった。経営者が口々に原発維持を求めた後、小泉が「ダメだ」と一喝、一座がシュンとなった。

その直後、小泉はフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」見学を思い立つ。自然エネルギーの地産地消が進むドイツも見る旅程。原発関連企業に声をかけると反応がよく、原発に対する賛否を超えた視察団が編成された。

原発は「トイレなきマンション」である。どの国も核廃棄物最終処分場(=トイレ)を造りたいが、危険施設だから引き受け手がない。「オンカロ」は世界で唯一、着工された最終処分場だ。2020年から一部で利用が始まる。

原発の使用済み核燃料を10万年、「オンカロ」の地中深く保管して毒性を抜くという。人類史上、それほどの歳月に耐えた構造物は存在しない。10万年どころか、100年後の地球と人類のありようさえ想像を超えるのに、現在の知識と技術で超危険物を埋めることが許されるのか。

帰国した小泉に感想を聞く機会があった。

−−どう見ました?

「10万年だよ。300年後に考える(見直す)っていうんだけど、みんな死んでるよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」

−−今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。

「逆だよ、逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵者が知恵を出す」

「戦はシンガリ(退却軍の最後尾で敵の追撃を防ぐ部隊)がいちばん難しいんだよ。撤退が」

「昭和の戦争だって、満州(中国東北部)から撤退すればいいのに、できなかった。『原発を失ったら経済成長できない』と経済界は言うけど、そんなことないね。昔も『満州は日本の生命線』と言ったけど、満州を失ったって日本は発展したじゃないか」

「必要は発明の母って言うだろ? 敗戦、石油ショック、東日本大震災。ピンチはチャンス。自然を資源にする循環型社会を、日本がつくりゃいい」

もとより脱原発の私は小気味よく聞いた。原発護持派は、小泉節といえども受け入れまい。5割の態度未定者にこそ知っていただきたいと思う。

1月に発表した貿易収支が、過去最大の貿易赤字でしたね。あれの発電用化石燃料の輸入金額は水増しされてます。
石燃料の輸入に27.4兆円払い、原発停止で3.6兆円も多く支払っているので、このままいくと貿易赤字が増すばかりだという原発必要論を政府は唱えています。
 発電用の化石燃料の輸入、いわゆる「焚きまし」が増えていることは紛れもない事実です。原発が動いていた10年11月と停止した13年11月を比べると、輸入額は63.4%増え、2兆2574億円。そのうち火力発電に使うLNGの輸入量は115.8%増、石炭は8.9%増。ただ、輸入数量は輸入金額ほどに伸びていません。貿易赤字や化石燃料の輸入を原発停止のせいにだけするには、はじめから無理があるのです。
 一連の数字にもすぐ誤りとわかる大きなまやかしがあります。つまり、ガソリンに使われる原油の輸入も含めた輸入金額増で、大きく水増ししているのです。例えば、液化天然ガス(LNG)は70~80%が火力発電に使われるが、原油の大半はガソリン用であり、発電用はせいぜい6~7%にすぎません(精製後の重油が発電用として使われるが、直接発電用ではない)。ちなみに、石炭は約30%が発電用です。それを化石燃料全体の輸入27.4兆円がすべて発電用のごとく誤解を与えているのです。
 
・これ、タンクから100トン出たっていうことは入ってた汚染水全部出たって事だよね。そんな高濃度汚染水止められるどころか近づける訳ないし。ただただ眺める事しか出来ない現状を早くなんとかしてほしい。
 
・これからの季節、放射性物質たっぷり付いた大花粉軍団がやって来ますよ

~(後略)
 

高レベル廃棄物対策の切り札 放射能減らす「核変換」本格研究へという。【コメント追記】

2014-02-20 | 環境放射能関連

'14-02-14投稿、追加・修正

 既報自民会合で専門家は核のゴミ、国内処分可能というが、安全な核燃料サイクルによる再利用は不可能か?(2014-01-30)で記載しましたが、 以前から国政の抱える難問として、

・遅々として進んでいない3.11による原発事故の収束

・原発ごみの処分方法の確立

・ドイツと比べて計画通りに進展しない再生エネ化の挽回

が問われています。

 

 再生エネ化の進展以上に難しいと想われる原発ごみの処分方法の一環として、実用化までの道のりは30年以上という放射性物質に中性子をぶつけて、毒性が低い物質に変える「核変換」の研究が「J-PARC」(茨城県東海村)で始まるという。



msn産経ニュース 
2014.1.20 09:00

高レベル廃棄物対策の切り札 放射能減らす「核変換」本格研究へ
(一部割愛しました。)
「原発の使用済み核燃料に含まれる放射性物質に中性子をぶつけて、毒性が低い物質に変える「核変換」の研究が来年度から本格的に始まる。実用化までの道のりは30年以上と長いが、高レベル放射性廃棄物を減らす切り札として期待は大きい。(伊藤壽一郎)

「現代の錬金術」

  安倍政権は原発を「重要なベース電源」と位置付け、今後も活用していく方針を打ち出している。その最大の課題は昨年3月末時点で1万7千トンに達した使用済み核燃料の処分だ。

 使用済み燃料を再処理してウランやプルトニウムを回収した後に残る高レベル放射性廃棄物は、ネプツニウム237(半減期214万年)やアメリシウム243(同7370年)など、半減期が長く毒性が高い複数の元素が含まれている。これらはガラス固化体に加工して冷却後、人体への影響が低くなるまで数万年間、地下深くに貯蔵する地層処分となるが、最終処分場はまだ決まっていない。このため量を減らす方法の開発が急務になっている。

放射能を持つ元素の原子核は、放射線を出しながら時間とともに崩壊し、自然に別の元素に変わる。核変換はこれを人工的に加速させる技術で、原子核に中性子をぶつけて核分裂を起こさせ、半減期が短く毒性が低い物質に変えていく。いわば「現代の錬金術」だ。

もんじゅ停止契機

  この研究は当初、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が担うはずだった。核変換に必要な高速の中性子が運転時に発生するからで、長寿命の放射性元素を燃料に混ぜ、短寿命化する研究が検討されてきた。

 しかし、トラブル続きのもんじゅは運転実績がほとんどない上、機器の点検漏れなどで原子力規制委員会から無期限の運転停止を命じられている。再稼働すれば研究も進められるが、先行きは全く見えない。

 このため文部科学省の作業部会は昨年11月、原子力機構などの加速器施設「J-PARC」(茨城県東海村)に、加速器を使った核変換の実験施設を建設すべきだとする報告書をまとめた。

 総工費220億円で2015年度に着工、20年にも実験を開始する。基礎データを蓄積した後、30年ごろから実用化に向けた新施設を建設し、50年ごろから核変換を行う見通しという。

核変換の仕組みはこうだ。長寿命の放射性元素を容器に入れて、中心部に鉛とビスマスからなる重金属の核破砕ターゲットを配置。ここに超電導加速器で光速の約90%に加速した陽子をぶつける。

 重金属から高速の中性子が飛び散るように発生し、放射性元素の原子核に衝突。核分裂が始まり、電子を放出しながら核種が変わるベータ崩壊を繰り返し、短寿命で毒性が低い物質に変わっていく。

 陽子は2年間当て続ける計画で、放射性元素は大半が短寿命化。理想的な反応が起きた部分は、放射能がない物質に変わる。

 研究を担当する同機構の大井川宏之核変換セクションリーダーは「ネプツニウム237の場合、10%未満は長寿命のまま残る可能性はあるが、多くは放射能のないルテニウム102とセシウム133に変換される」と話す。

鍵握る分別技術

  高レベル放射性廃棄物はこれまで、ひとまとめに加工してガラス固化体にされてきた。核変換を行う場合は目的の元素を取り出す分別が必要で、これが処理の効率化にもつながる。

 ルテニウムやロジウムなどの白金属は、分別により資源として再利用が可能に。ストロンチウムなどの発熱性元素を分別すれば、冷却時間や地上の保管面積、地層処分量を削減できる。この結果、高レベル廃棄物は貯蔵面積が従来の100分の1、容積が3分の1になり、貯蔵期間も約300年に短縮する。

 一方、分別は今後の技術的な課題でもある。高レベル廃棄物から目的の元素だけを抽出する実証実験はこれからで、実用化時は大規模な処理施設も求められる。また、重金属から高速の中性子を効率よく発生させるための陽子照射方法の研究も必要だ。

 大井川氏は「加速器は日本の得意分野であり、その技術を応用して課題を克服し、原子力の安全利用と廃棄物処分の効率化を目指したい」と話している。」という。

 高速の中性子を効率よく発生させるための陽子照射方法の研究は日本の得意分野であり、その技術を応用して課題を克服し、原子力の安全利用と廃棄物処分の効率化を目指したいという。

 

核分裂

 

    (google画像検索から引用)

 既報環境放射能の異変が大気圏、生態系に及ぼす影響に係る記載を調べました。(2014-01-23 )で記載したように、環境中に宇宙・太陽、地球内部から発生している放射能と比べて、原発、核実験・爆発、原発事故由来の放射能はたかだか半世紀から発生しはじめた人工的な環境放射能ですが、
地震・津波のみならず、内部被曝生態系異常気象など天変地異への影響についても杞憂しています。
最大の課題は昨年3月末時点で1万7千トンに達した使用済み核燃料の処分に係る消染は原発再稼動とは別次元の問題であり着目すべき技術かと思われます。
 

 【追記】
個人的には技術的には不詳ですが、今後の成否を含めた本件に対する
諸氏の感想をツイログ、はてブ人気コメントから抜粋して抽出しました。

http://ceron.jp/url/sankei.jp.msn.com/science/news/140120/scn14012009000004-n1.htm

 いずれも 再処理→抽出→うまくあてて変換→これを低コストで。という実現性の極めて低いもの

正直もうこれしか無いだろうな。もしこのまま行けば高レベル放射性廃棄物は増え続ける一方だから。実用化に全ての希望を賭けるしか無い

「30年ごろから実用化に向けた新施設を建設し、50年ごろから核変換を行う見通しという。」
タイムリミット20年とかじゃなかったっけ。

こういう事は、早く実行してもらいたい。また利権がらみでモタモタするのか?

もんじゅと同じように実績ださずに「研究中」で毎年税金から莫大な金をせびって自分たちの利権を永遠に守ろうと言う事かな(笑)・・・

「加速器は日本の得意分野であり、 その技術を応用して課題を克服し、原子力の安全 利用と廃棄物処分の効率化を目指したい」
原子力利権ヤバすぎる

この技術、重要!実用化まで課題がありそうだが、本質的な解決策だ、早く進めた方がいいぞ!・・・・

「電子を放出しながら核種が変わるベータ崩壊を繰り返し、短寿命で毒性が低い物質に変わっていく。」その電子は電機エネルギーに利用できない?

今ある廃棄物を処理するだけでも、どれだけ時間がかかるんだ?

原発再稼働の援護射撃ね。エントロピーのことを考えたら、エネルギー収支が合わない気がするのだがな。どうもインチキ臭い。

 この「30年以上」は、「石油が枯渇するまでに30年」と同じで、30年後でも「あと30年」と言い張るに違いない

日本で原発止めても世界中で稼働してるんだからこういう技術の研究は再生エネルギーの研究より大事。

加熱でトリチウム消滅、EM菌で放射能消滅、とは違い本当に放射能を減らせる技術

これと同時に発電も行いエネルギー収支プラスにするのが加速器駆動未臨界炉だが、実現できるか?

「実用化まで30年以上」実用化できるとする前提が不可解。もんじゅで時間と税金を浪費した日本の原子力研究者や経産省行政を、どうして信用できるのか。延性帯涵養地熱発電などに研究費を投じた方がまだまし。

「元素変換」辺りとは違って原理的には至極まっとうではあるけど、加速器使ってまでやってどれだけ処理できるんだろうか。もっと手軽な中性子ビーム源がありゃあいいんだろうけど。

技術としては当然考えられているのだろうけど、実用がなぁ。現在ある廃棄物の処理と、緊急時の即時反応停止、そして廃棄物そのものへの対処が確立してからでないと使ってはいかん技術だと思うのだがねぇ

コストと安全性無視したら実現できそうだけどこれってペイすんの?制御しない&発生する熱を利用しない原子力発電なんじゃない?

「核変換」をすればそこでの事故発生確率増大、関連放射化物増大。世界で検証済み。化石のような計画、時代錯誤だ。東海の加速器事故を見ろ。

最終処分場決まらぬ為もんじゅがこの研究する筈だったがダメで東海村の加速器施設で行うことになった。期待は大きくても危険はないの?

はてブ人気コメント:

こういう前宣伝を鵜呑みして見切り発車した結果が40年分溜まりに溜まった廃棄物であり、一向に進展しないもんじゅだったりするわけで。実際に目処が立ってからにしろとしか。

別に楽観的な記述はないのだが、課題山積み的な記事を何本を見た後なので非常に楽観的に見えてしまう。10月あたりにも話題になってたことを今こういうふうに書くのは、都知事選をにらんでかとか陰謀論に走りそうに

加速に膨大なエネルギーが必要なので新しく原子力発電所作りますとか言い出しそう/陽子=プラズマ化した水素原子を亜光速まで加速して発射→加粒子砲→人類全滅フラグ


地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その3:水中生物の異状行動との関連について)

2014-02-12 | 環境放射能関連

'14-02-10投稿、追加・修正

 既報大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)を記載しましたが、大地震の発生する前に魚が異常行動をするのは有名な話で、深い海底を潜っている深海魚が一番早く地震の前兆を捉える傾向が強いという。

 このような大地震・大津波につながる前兆で必ずしも地震が発生するとは個人的には思っていませんが、頻繁に身近な河川、海洋で観察される場合、警戒することに越したことはありません
関連投稿: 
大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感2013-09-07 )

 (個人的な雑感)
地震の予兆現象、ひいては地震に繋がる前兆として、
 天地間環境放射能の励起作用によって二次的に発生している
さまざまな電磁波、および、エアロゾル
雨、雲、水蒸気などによって阻害されずに、
からっとした好天気状態において
天地間における電気および磁気、帯電した放射能などエアロゾルの流通経路が湿度によって消失、吸収されないで、電気的につながる状態になった時に逆圧電効果が増幅されて、プレート境界、断層が滑って、確率的に発生するのでは???
と最近妄想しています。

話を戻して、

 水中生物の異状行動に対して、
トリチウムニュートリノ 、および地震の前日、断層に大きなストレスが架かって、大量放出を引き起こすというラドンなど放射能との関連で影響しているのか、いないのか?

 宇宙、太陽、原発からの放射能の影響はどのようになっているのか?

 3.11地震の前に観測された巨大な電磁波(赤外線)放出、電離層(電子)の異変、大気圏のオゾンメタンなど温室効果ガスとの関連は?と着目しています。

ということで、

 地震と関係する環境放射能がどのようなメカニズムで水中生物の異状行動と関連しているのか?個人的には不詳につき、今回は関連記載を調べました。

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんこと及び重複を
予め断っておきます。

 既報で地震の前兆かという「ボラ」について過去の記録を調べてみると、

カラパイア 2012年04月07日

三重県伊勢市でイナが大量発生、勢田川が真っ黒に染まるほどにhttp://karapaia.livedoor.biz/archives/52077293.html

 

「伊勢市内を流れる勢田川にボラの子ども「イナ」が大量に湧き、いつもはきれいな川面がヘドロで汚れたように黒くなり、気持ち悪いうねりをみせグロテスク様相になっているという。

 近くに住む人たちは「今までこんなに大量に湧くことはなかった」「毎年イナの遡上(そじょう)はあるが、川が黒くなるまでの大群は初めて」といつもと違う川の様子を説明する。」という。

 その後、大きな地震が発生していないようです。三重県でなぜ異状が発生したのか?環境放射能と関連しているかどうか?興味ありますが、別途追加

 今までの生物多様性・生態系異変に係る投稿、
地震および津波に係る投稿
から
参考投稿:
生物多様性・生態系異変に係る投稿('10-10-11~'12-05-08)
生物多様性・生態系異変に係る投稿('12-05-13~'13-12-08)

地震および津波に係る投稿(その1:'11-03-13~'11-12-27)
地震および津波に係る投稿(その2:'11-03-13~'13-03-25) 
地震および津波に係る投稿(その3:'13-03-25~'13-12-31)

以下、古い年次順に上記の参考投稿から地震前兆、および放射能と水中生物に係る記載を抽出して、今後どのように水中生物の異状に影響する要因について妄想するかの糸口を考えるために、参考までにメモして、
別途整理しようかと思っています。


海の酸性化の地球環境への影響に係る記載(2010-12-24)

海がCO2を吸収することで、海水の酸性化が進んでいるという。
日本近海のpHの低下は大きい?CO2以外にも海を酸性にする物質として、以前記載した「雨の中の不純物を調べました。 」によれば、亜硫酸ガスなどを大気中、河川から取り込み、強い酸性を示すものもあるという。

 

                   (google画像検索から引用)

 環境放射能の増加と酸性化との関係、およびpHに敏感な海中生物について?現状不明ですが、要因のひとつかも??

<地殻変動、火山活動による火山灰、ガスの大気中への放出モデル>

       (google画像検索から引用)

も提案されており、既報(その2)で紹介したCO2の噴出に伴う地中マントルなどからのニュートリノなどの自然壊変放射能影響もありそうか?

温室効果ガス、マグマ噴出などによって環境温度が上昇してバイオケミカル反応(微生物、プランクトンなどによるメタン、硫化水素、酸素(O2)などの生成)、フォトケミカル反応地殻の振動・摩擦によって発生するという電荷、イオン、オゾン)の影響もありそうか?

地震(含む津波)予知・予兆に係る記載(その3:環境中の水の変化
(2011-04-16)の引例
 
宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)によれば、
 http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E5%AE%8F%E8%A6%B3%E7%95%B0%E5%B8%B8%E7%8F%BE%E8%B1%A1


地鳴り、地下水、温泉、海水の水位変動、水質の変化動物の異常行動、天体や気象現象の異常、通信機器、電磁波の異常など、大規模な有感地震の前兆現象として知覚されるとされている現象で、ことわざや民間伝承、迷信の形で知られているものもある。 これらの現象と有感地震の因果関係は、一応の説明(「動物の異常行動は低周波の振動などを敏感な動物が感知して騒ぐため」など)がなされているものもあり、・・・」という。

 天体や気象現象の異常、通信機器、電磁波の異常、低周波の振動などには環境放射能、放射線、電磁波の影響はありそうか?

生態系の異変に係る記載(08-24更新その2:クラゲの跋扈の原因は放射能か?)
(2011-08-24)
 
日本海(裏日本の対馬、新潟など)、地中海、黒海などでの被害。
世界4か国の原発周辺に大量のクラゲが今年6月~7月に跋扈。
別報生物多様性に係る記載(その2:消えた巻き貝「イボニシ」 福島第一周辺沿岸30キロに係る考察) と好対照で海水温度の上昇が増殖に有利に働くクラゲはセシウム、ヨウ素などの原発排水、排気中などの放射能に強いとも想われます。
局所的な海水温度の影響もありそうか?


地震(含む津波)予知・予兆に係る記載(その6:地震雲以外の予兆のアラカルト)
(2011-12-20)
 
「ナマズが騒ぐのは地震の前触れ」
 動物が地震を知らせた例で一番有名なのは、「ナマズ」ですね。「ナマズが多く獲れるときは地震あり」や、「ナマズが騒ぐときは地震あり」なんて言い伝えが残っており、東北大学の教授が検証した際、80%の確率で地震予知に成功している。

 これは、ナマズが地電流の変化に敏感なために、地震前の地電流の変化に反応して騒ぎ出したり、逃げ出したりするからだそうです。しかし、最近のナマズは都市のノイズに冒されて敏感に反応しないそうです。

 なぜ地震発生前に遠方のFMラジオが聞こえるのでしょうか。
それは、地震発生前に多量に放出される電気エネルギーにより、放出された地点から上空に強い電離層のようなものが発生するためと考えられています。

 そして、その地震発生前の地震電離層によって電波が反射されて、普段聞くことの出来ない遠方のFMラジオを聴くことが出来ると考えられるのでした。(下図参照)

 


本文詳しく読む>>

 局所的な地電流など電気的なエネルギーの影響もありそうか?

今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27~'12-03-21)
ラドン(Rn:自然放射能)・・・ラドン(222Rn)はウラン(228U)の壊変系列に属する半減期3.8日の放射性元素で、ラジウム(226Ra)を経て地殻中で絶えず生成されている。またラドンは水に溶けやすい希ガス元素であるため、岩石表面から地下水中に溶けだし、地下水の流れに乗って地殻中を移動する。」という。

オゾン(O3) 教えてgooによれば、「・・・オゾン層が紫外線を吸収するメカニズムO2からO3が生じるときには紫外線が吸収される一方で、O3が分解するときには紫外線ではなく熱(赤外線)として放出されるため、全体としては「紫外線の吸収(+熱の放出)」になるということでしょう。
 なお、O3の分解時の紫外線は、分解反応を起こすために必要な励起エネルギーとして使用されるものと思います。(励起分も含めた余剰エネルギーは、分解反応後は熱として放出されることになります)・・・」という。

さらに、 極圏のオゾンホールに象徴されるオゾンの存在状態の変化は人為的な活動によって増加しつつあるCO2、メタンと同様に温室効果ガスとしても作用しますが、
紫外線と同様に、環境放射能の放射化もしくは励起によって発生したオゾンにも酸化、殺菌効果があり、地殻(含む海底)に存在する微生物の生態を変化させているのでは???と妄想しています。


 オゾンの影響もありそうか?

 地震・津波規模に係る要因~'12-06-09
 太陽フレアーなど宇宙粒子線、電磁波(含む蛍光性鉱物の発光)によって海底など地殻に無数生息する微生物を損壊したり、別報に記載した二次的に発生したメタン硫化水素などの酸化還元反応による生成影響が気になるところです。

放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)
(2012-12-10)
 

 大地震の場合、地震発生前に放射性物質からの環境放射線が低下する「爆縮現象」などは放射性物質との係りを示唆しています。

 生態系全体への悪影響は特に、地殻、土壌中に無数生息しているバイオケミカル反応に寄与している微生物の損傷は長い目で見た広義の地殻・地盤強度(亀裂など)の脆弱化、水中生物の異状行動に繋がるのではと個人的には想われます。


 
上記に加えて、地震前兆、および放射能と水中生物異状行動に係る記載を
抽出しました。

 「水」とはどのようなものか?に係る記載 (その4:磁化水の効果について)
(2012-01-07)
 

火山噴火に伴う溶岩の磁性によって磁気の反転現象が生じているという。磁気の変化は水の状態変化にも影響?して、地震の前兆として、しばしば語られている鯨、魚などの異常行動に影響を与えているのだろうか?と妄想しています。

「磁化水(磁気処理水)」とは、簡単に説明すると磁場(磁力が作用しているところ)を通過させ磁気を帯びさせた水のことを言います。この磁気処理をした水の効果が注目されています。
 各国での磁気処理水の研究の歴史は古く、工業や農業(植物の生育等)・汚水処理(水質改善) などに効果があるといわれ、今では身体にいいという健康面でも注目されています。
・・・」本文詳しく読む>>
ふつうは、水道水などの水のクラスターは平均12個の水分子からできています。しかし、磁力が働いている磁場を通過し出来上がった磁化水の水分子は平均6個とクラスターが小さくなります。水の性質はこのクラスターの個数によって変わってくるのです。クラスターが小さくなることによりこの磁化水の大きな力が発揮されるのです。

水が磁場を通ると、水の中に電気が流れます(この原理はフレミングの右手の法則によって解明されています)。この刺激で 分子間の結合が分裂し、磁場が強力なほど、また磁場を通る水の流れが速いほど活発に生じます。 クラスターが小さくなると浸透性、つまりしみ込む力が高まります。そのため、磁気処理水は微粒子化された分体内に吸収されやすくなります。
溶存イオンの多い、普通の水道水のようなものに磁場を与えると、僅かながら電気が起きます。水を磁気処理することで、特に共通して現れる効果として「水垢防止になる」、「コンクリートの強度を上げる」、「人の健康によい」等々の報告がなされています。本文詳しく読む>>

 地異に係る記載(その10:「磁気異常」はクジラ漂着の原因とのこと)
(2012-01-24)
 

 <鯨の打ち上げに係る記載>
 オーストラリア南東部といえば、既報で記載した「地震予兆アラカルト」で引用しました
五大に皆響きあり(Sat, March 05, 2011)によれば、  http://ameblo.jp/renshi/entry-10821456675.html
「・・・地震と生物の迷走:ニュージーランドで2/20に鯨が打ち上げられ、2/22に地震が起きた・・・今はほぼ新月であり、3月6日、ないし、3月7日に茨城や千葉は地震の危険があると言えよう。・・・ゴンドウクジラが海岸に乗り上げてしまう理由は科学者にもはっきりとはつかめていない。周囲を把握するためクジラが発する音波が浅瀬で混乱したときや、病気の1頭が海岸に向かい、これに群れが追随してしまうときに起きるのではないかと考えられている。
〔AFP=時事〕(2011/02/21-23:33)」


 2012年1月23日(月)10時0分配信 週プレNEWS
クジラ漂着が頻発する原因は、
海底岩盤のヒビ割れで発生する「磁気異常」

「昨年末から、関東・東海地方の海岸にクジラが漂着する事件が続発している。
・12月26日 神奈川県小田原市 マッコウクジラ
・12月27日 静岡県河津町 ザトウクジラ
・1月2日 小田原市 ザトウクジラ
・1月8日 千葉港 子クジラ(種類不明)
・1月10日 東京湾・青梅埠頭 ナガスクジラ
・1月14日 北茨城市 マッコウクジラ

その原因は何なのだろうか?

寄生虫による器官障害、船舶ソナーによる感覚マヒなど諸説ありますが、有力視されているのが“海底震源地震”との関係。大きな海底地震の発生直前に起きる“強い電磁波”が、クジラやイルカの方向感覚を狂わせ、パニック行動に走らせるという見方です。」という。

 

異常気象など天変地異に係る記載(その1:茨城県周辺の巨大竜巻、鯨の打ち上げ(2012-05-08)
 最近のボラの遡上の原因と関係あるのだろうか?

 その因果関係は個人的には不詳ですが既報の記載を引用では
「・・・その岩盤が崩壊するときには圧電効果や摩擦により電荷が発生します。そのエネルギーは大きいもので雷の何百倍になるといいます。  そんなエネルギーが地中で発生すると、地面を伝わり、一部は地表に達します。地表に達したエネルギーは大気に放出されて電荷を帯びたイオンとなります。そのイオンが大気中の水分と結合し雲となると考えられます。
 また、電気エネルギーが発生するということは、同時に磁力や、電磁波、熱、光、音響などが発生することが予想されます。・・・」という。詳しく本文を見る>>

 加えて、
既報で記載した磁気を帯びた玄武岩の影響もあるのでしょうか?
関連投稿:
小笠原の新島、8倍に成長というが、火山帯周辺の海水温度上昇に対する雑感
(2014-01-05)
 

地震および津波に係る記載(その20:地震前の海洋生物の彷徨環境放射能の増加が関係するのか?)(2012-12-15)

 既報(その1)で記載した砂鉄が多い島根県では 宏観画像情報掲示板によれば、
「島根県 境水道でリュウグウノツカイ捕獲、
今年2例目2009年11月21日・・・島根鳥取県もM6,M7の直下型地震があるところです。意外な盲点です。・・・詳しく見る>>という

関連投稿:地震および津波に係る記載(その11:巨大地震予言まとめ の調査の引用記載によれば、
深海魚や生き物たち 海の異変 まとめ - NAVER まとめhttp://matome.naver.jp/odai/2133757953619571201

 個人的には、地磁気の異常が環境放射能の作用によって、影響されて誘起されているとは想われますが、磁気異常という概念よりはむしろ、別報に記載した地震雲の発生と同様に、広義での大気圏に存在するさまざまな物質を放射化もしくは励起する放射性のエアロゾルによって発生する有害な電磁波の影響に着目しています。

愛知県 三重県沖でメタンハイドレート 初の海底ガス採取成功!  漏洩なく回収する技術の確立を期待
(2013-03-17)

 引用:http://sokan.hamazo.tv/e4318755.html

 <個人的なメモ>
 既報の海底火山噴火などによる物理的に形成された亀裂地球温暖化による海水温度上昇に伴なうメタンハイドレイドからのメタン化学的解離、それに伴う海底に生息する微生物(古生菌など)の異常繁殖、および残留放射能からの崩壊放射線などからの発熱、生態系(土石中の微生物)損壊によって海底地盤強度を低下させていることも考えられます。

    (海底)地震⇔地盤亀裂
 
 交互に複雑に影響し合っていることが個人的には推察されます。

  地震が起こりやすい火山帯近傍にメタンハイドレイドが分布している?
 
      メタンハイドレイドとは

  (google画像検索から引用)   

都知事選 「脱原発」「自然エネ」への帰趨はどのようになるのだろうか?と注目しています。

2014-02-09 | 環境放射能関連

'14-02-08投稿、追加・修正

 ブログ本題とはかけ離れていますが、「脱原発」が争点のひとつである都知事選の帰趨はどのようになるのだろうか?と注目しています。

関連投稿:
脱原発と再生エネルギー・省エネに係る雑感(その1)
脱原発と再生エネルギー・省エネに係る雑感(その2)

 

 現役のしがらみがない細川元首相の「脱原発」、「再生エネ」「省エネ」への意気込みと人気がどのように民意に影響しているか?どのような結果になるか?関心があります。

 人為的な環境放射能の増加要因である原発事故による「漏洩放射能」に対して、以前から、あまり騒がなかったという都民ですが、「脱原発」に対してはどのような結果になるのだろうか?

 最近でも有象無象の放射能が地下水に漏洩増加しているという。
参考情報:東京新聞
高濃度計測 公表遅れ次々 福島第一地下水 見込みの10倍も
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014020802000107.html

 

 既報都知事選「脱原発」への大反響に引き換え、放射能汚染に対して都民が騒がない理由について(2014-02-06 )の引例によれば、

「・・・なぜ騒ぎにならないのか。

それは、誰もが東日本に「関わり」を持っているからだ。

人々はそこで暮らし、生活し、仕事をして、不動産を持っている。放射能汚染で騒げば、不動産の資産価値が下がるのは分かりきっている。

この世の中で、誰が進んで損することをするだろうか。

放射能は中国の大気汚染とは違い、目に見えず、臭いもしない。だから、騒がなければ資産価値は守られる。・・・

子供たちを内部被曝から守ろうとする母親は、孤独な戦いを強いられることになる。」という。

 

 選挙運動最終日の状況を調べました。

gooニュース

最後の訴え 思い入れの地で 都知事選あす投開票

東京新聞 2014年2月8日(土)08:10
 
「知事選(九日投開票)は八日、選挙戦の最終日を迎える。候補者は思い入れのある都内の各地で、最後の訴えに勝負をかける。

 宇都宮健児さんは、新宿駅東口で若者中心の街頭宣伝後、集まった支持者数千人と西口へ大移動し、最終演説する。「東京を変える」との思いを、象徴的にアピールする。

 ドクター・中松さんは、新宿や銀座など都心の繁華街を中心に遊説。「勤勉さを自分と重ね合わせている」(陣営)という渋谷ハチ公前で、午後七時から最後の訴えをする。

 田母神(たもがみ)俊雄さんは、午後に二度、秋葉原駅前に立つ。二年前に安倍晋三首相が演説し、自民党総裁に返り咲いた場所だ。陣営は「東京から再び奇跡を」と意気込む。

 舛添要一さんは、多摩地区から区部東部まで駆け抜け、石破茂自民党幹事長ら与党幹部も応援する。「雪が心配だが、くまなく回ってきた集大成としたい」と陣営は語る。

 細川護熙(もりひろ)さんがマイク納めの舞台に選んだのは、新宿駅東口。「他候補とぶつからず、人が多い効果的な場所」と陣営。小泉純一郎元首相との二枚看板で「脱原発」を訴える。

 家入一真さんは午後八時までの七時間、渋谷駅ハチ公口で、トークイベントを行う。元ライブドア社長堀江貴文さんらと支援の中心となる若者の街で締めくくる。」という。

環境放射能関連の記載を抽出しました。

細川氏:脱原発、自然エネ

細川護熙氏「原発ゼロこそ最重要テーマ」 東京都知事選【会見速報】http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/21/hosokawa-tokyo-governer_n_4635756.html
(一部割愛しました。)
「・・・21年前、日本新党を一人で立ち上げたときは、小舟の舳先に旗を掲げ、この指止まれで船出をしましたが、今回は本当に迷いながらです。しかし決めた以上は後戻りできません。力を尽くして、東京をさらにいい方向へ進めていかなければならないし、国のありようにも東京から注文をつけることがあればいろいろもの申していきたいと思います。

なぜ決意をしたかということですが、今の国の目指している方向、進め方に何かと危うい者を感じているからです。憲法でも安全保障でも近隣諸国との関係でも、懸念していることがいくつかあります。デフレ脱却、安倍さんはがんばっておられますが、現在の1億3千万人の人口が50年後には9千万人、100年後には江戸時代に近い3分の1の4千万人まで減ると予測されます。今までのような大量生産、大量消費、経済成長至上主義ではやっていけないのではないか

腹いっぱいではなく、腹七分目の豊かさでよしとする抑制的なアプローチ、心豊かな幸せを感じ取れる社会を目指し、成熟社会へのパラダイム転換を図っていくことが求められていることだと思います。世界でもおそらく初めての歴史的実験になるかも知れませんが、世界が生き延びていくためには豊かな国が生活のスタイルを共存型へ変えていくしかありません。成長がすべてを変えていくという傲慢な資本主義から幸せは生まれないということを我々はもっと謙虚に学ぶべきだと思います。

私が特に心配しているのは、成長のためには原発が不可欠と言って政府が再稼働させようとしていることです。改めて強い危機感を抱き、出馬を決意するきっかけとなりました。原発リスクの深刻さは福島やチェルノブイリの例を見るまでもなく、ひとたび事故が起きれば国の存亡に関わる大事故になる可能性をはらんでいます。そのためには現在の原発依存型のエネルギー過消費型社会を180度方向転換しなければだめだと思います。

3.11がもちろん決定的な契機になりました。かつて私が不覚にも信じ込んでいた、原発が安全でクリーンという神話は完全に崩壊しました。福島4号機は大きな地震が来ても大丈夫なのか、汚染水の垂れ流しは止まっているのか、核のゴミは捨て場さえ見つからない。捨て場もないのに原発再稼働させるようなことは、あとの世代に対する犯罪的な行為だと思います。

原発がなければ日本の経済が成り立たないという人がいますが、もう2年間原発は止まったままではありませんか。もちろんそのために火力発電の燃料費など相当なコストを海外に払っているわけですが、今までの無責任態勢によって天文学的なコストがかかっている。それが見えない形で税金として国民の負担にされて、原子力のコストが安いというごまかしとウソがまかり通ってきました。原発の安全性の問題、核のゴミのことを考えたら、原発がいかに割に合わないかは明白です。

同じコストをかけるなら自然エネルギーにかける方がよほど生産的ですし、新しい技術を開発していく可能性も開けていくと思います。世界自然エネルギー産業の成長を日本に取り込んで、成長の切り札にしていく絶好の機会です。今ここで方向性を明確に打ち出さなければ、50年100年たっても原発依存から抜け出すことは不可能でしょう。再稼働にストップを賭け、自然エネルギー大国日本を世界に発信していくときだと確信しております。

この選挙は小泉さんが言っているように、原発がなくても日本は発展していけると考える人と、原発がなければ日本は発展できないと考える人のまさに戦いです。私は原発がなくても発展していけると考える人とともに、その先頭に立って戦う決意です。原発問題は都知事選の争点にふさわしくないという人がいますが、都知事の第一の任務は生命と財産を守ることです。東京から100~200キロにある浜岡、東海第二、柏崎刈羽などでも、もし事故が起こったら都民の生命、財産は壊滅的な打撃を受けます。オリンピックや消費税、TPPどころではないんです。すべてのものが吹き飛んでしまうわけですから、原発問題こそ最重要テーマであることは疑う余地がありません。・・・

脱原発社会は我々に地産地消の自然エネルギー普及とともに、地産地消の自然エネルギー普及とともに、経済活動や日常生活の電力消費の無駄の節減を要請しています。私は原発に頼らない東京を実現するため、公的部門、民間の自然エネルギー発電を促し、一方で電力消費節減に都民の協力を求め、省エネ技術開発を促進していきたいと思います。・・・

私の世代は結果的に原発を容認、推進してきました。その世代の責任を感じるとともに、国の最高責任者としての責任があります。それは小泉さんも同じです。その不明の責任を感じ、何としても我々世代の最後の仕事として、新しい経済、新しい生活の展望を開いていきたい。原発ゼロの具体的な取り組みについては東京エネルギー戦略会議というものを立ち上げ、脱原発のエネルギー基本計画を立てていきたいと思います。・・・

一方、国でも都でもできなかったこともたくさんあります。岩盤規制と言われる、各種既得権に阻まれてきた医療、介護、子育て、教育などの規制改革を強力に進めていきたいと思います。既存の政党勢力と結びついた人にはおそらく難しい課題でしょう。私は何のしがらみもありません。恐れるものもありません。既得権との戦いこそ私に最も期待されることではないかと思います。私は思案の上、私のすべてを東京の新しい方向付けに捧げる決意をしました。それはまた日本の新しい方向となるはずです。・・・」という。

 

 宇都宮健児氏「今回の都知事選は異常。AKB総選挙と同じ」 【会見速報】
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/21/utsunomiya-tokyo-governer_n_4635683.html
(一部割愛しました。)

宇都宮氏:脱原発、自然エネ

「・・・基本政策は5つの基本政策と、2つの特別政策を掲げています。・・・
 
更に、原発の再稼働や原発輸出を認めず、原発のない社会を東京から発信したい。私は東京電力の大株主として進められようとしている柏崎刈羽原発の再稼働に反対します。株主総会で福島第1、第2原発、柏崎刈羽原発の廃炉を提案したいと思う。一方で、自然再生エネルギーの推進を東京都をあげてやっていきたい。」という。

升添氏:脱原発依存
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/21/masuzoe-tokyo-governer_n_4635674.html

舛添要一氏「原発だけが東京の問題ではない」 東京都知事選【会見速報】

 「2020年に東京五輪・パラリンピックが開かれることを喜んでいる。全力を挙げて準備をし、東京がすばらしい都市だと世界に情報発信をしたい。史上最高の五輪をめざしたい。ただし、直下型地震が相当の確率で近いうちに来ると言われている。きめ細かい防災をやって、災害に打ち勝つことのできる東京、世界で一番安心安全なまち東京、これをめざして危機管理体制をしっかりとやりたい。私が政治家になった原点は、母親の介護。みんなにそんな苦労をさせたくないなと思った。第一次安倍政権で厚労相をやり、一生懸命取り組んだ。年金、介護、医療、雇用と様々な問題がでてきた。育児、出産、子育てもそう。その経験を生かし、東京から社会保障の改革をやって、日本の他の地域も「東京モデルいいんじゃないか」ということになれば、と思っている。治安対策もしっかりやりたい。

エネルギー問題は、長期的には原発依存体制は無くしていかなければならないが、すぐにゼロにするには代替案の問題がある。最大の問題は、短期的には安全を確保すること。東京は最大の電力消費地である。東京が使うエネルギーのなかで、再生可能エネルギーは6%だけ。これを頑張って20%まで上げたい。その分、原発依存が減らせる。東京には素晴らしい企業が集まっている。国家戦略特区を、東京で実験してみたいと思う。東京から日本を明るく、経済を明るくしていきたい。教育改革もやらないといけない。世界一の都市、東京をめざして頑張りたい。これが政策だ。」という。

既報わが国の再生エネなど電力設備を普及情報の整理して比較の紹介(中間経過)で紹介しましたが、再生可能エネルギーは6%というが、電気事業連合会、ドレスデンファイルの消費電力量は2012年度1.6%という。

 普及率(設備能力)なのだろうか?

2020年に東京五輪・パラリンピックというがドイツでは2022年に完全脱原発するという。

 長期的には原発から依存する体制を脱却しないといけない、というふうに思っておりますというが、参考情報によれば、「ただ、じゃあ具体的に何十年で、どういう行程をするか。まあ、感覚としては、感じですよ?30〜40年って感覚でしょうけれども、その間にいろんなことが起こり得ます。・・・」という。

 参考情報:
「東京都知事選 候補者ネット討論」全文書き起こし(3/8) 原発活用の是非を含めたエネルギー政策
http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/02/tochijisen-text3-broadcast_n_4711859.html

 


地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その2:放射化に影響する要因について)

2014-02-08 | 環境放射能関連

'14-02-08投稿、追加・修正

 既報地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その1:放射化による物質への影響について)に引き続いて、放射化が影響する要因について、福島原発などから発生している放射性物質(環境放射能)の放射化による環境中への影響について数多く調べてきましたが、特に、個人的に貴重な関連情報について年とともに忘れないように、再度整理する必要を感じています。

 都知事選の争点となっている「脱原発」以前の問題として、これ以上3.11原発事故によって漏洩しているさまざまな放射能を如何に収束させて、環境放射能をこれ以上増加させないことが地震発生の確率を下げるのでは?と個人的には思われますが、既報3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’14-1-18)によれば、東日本~房総半島、茨城県、福島県は大地震こそ発生していませんが、最近でも中規模地震が発生しています。

参考情報:東京新聞
高濃度計測 公表遅れ次々 福島第一地下水 見込みの10倍も
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014020802000107.html

 既報(その1)と重複しますが、特に、地震に与える影響のメカニズムについては不詳ですが、
最近の情報から、見過ごすことはできない現象か?と思っています。

関連投稿:
大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)(2014-02-06)
[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?

 その後収集した情報を一部挿入して照合しつつ、個人的なメモとして整理して再掲しています。

参考関連投稿:
放射化現象に係る記載を調べました。(その10:地震予兆現象と環境放射能との関係)
(2012-03-11)
 

 今回は放射化に影響する要因について調べました。

既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんこと及び重複を
予め断っておきます。

地震と放射能との関連に対する整理 (一部抽出)

係りがある要因・現象について

大陸移動(プレートテクトニクス)
 大陸移動は大きな意味での地殻変動の原動力という古典的な理論であるが、

地磁気の逆転を伴うという。詳しく見る>>


個人的には大陸移動の原動力に係る要因すら全く解っていませんが、
地殻変動要因として、既報で記載した熱的な膨張・収縮要因として
ニュートリノなどの自然壊変放射能の影響も一因として推察されます。
関連投稿:地球温暖化と地震との関係に係る記載(地殻の熱膨張の影響について)

地球科学から見た地球ニュートリノ観測によれば
本文詳しく読む
地球内部の放射性元素のベータ崩壊により生成

• 放射性熱源は地表熱流量のおよそ半分に寄与
1960年代より提案されていたが,実際に観測された」という。

太陽スペクトルに含まれるニュートリノと同様、原発から四六時中発生しているというニュートリノの影響について別途整理する必要があると想われます。

 放射化現象に係る投稿(その9:環境放射能ニュートリノに係るKamLAND 実験研究の現状と期待)によれば、

 

KamLAND など実験研究施設では

 

原子炉から飛んでくるニュートリノや、地球内部から 来るニュートリノ、太陽からくるニュートリノなど自然界のあらゆるニュートリ ノを捕え、ニュートリノと自然の謎に迫る画期的な実験しているという。

 

また、既報ニュートリノの電子化する新現象が物質の起源知る手掛かりになるという。(2013-07-22) によれば、ニュートリノは電子化するという新しい学説も最近提案されています。電子化すれば、そのエネルギーは地殻を励起したり、熱化して刺激するのでは?と想われます。

 

 一般的には、ニュートリノはトリチウムなどベータ壊変放射能からベータ線(電子線)放射時に副次的に発生すると言われており、自然(宇宙、電磁層、地殻内部)、人工(原発、核実験、・・・)を問わず、地震(地殻の変動)に影響しているのでは?と思っています。

地殻地質(組成・電荷、断層、亀裂・隙間)
地震(含む津波)予知・予兆/対策に係る記載(爆縮現象よる予知の可能性は大)
爆縮現象は大きな地震の直前にガイガーカウンターのバックグランド計測値が一時的に異常に低くなる現象というが、
「・・・地震の前兆として発生するという爆縮現象は気象異変(突風、降雪、雲の蛍光発光など)を伴い、地質(フォッサマグナなど)が影響 する・・・」という。

 


日本地質学会http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/

 

放射能の物性

 

電荷
 別報で引用した各種物質のゼータ電位から、放射性のセシウム、ストロンチウム、プルトニウム、イットリウムなどの化合物からなる放射能のエアロゾルの電荷はおおむねプラス(+)として大気圏に存在していると考えられます。
引用:
http://blog.goo.ne.jp/tetsu7191/e/c57c24d92a70fabe526ae4cb4c8d8f7d

水に対する溶解性

 基本的には
Cs、Sr、Iなどは水溶性 Pu、Uなどは水不溶性
も海底震源の地震には影響すると想われます。


粒子径:

 大気中の浮遊塵の粒子径は約0.01~1μm
既報引例から抜粋すると、「・・・チェルノブイリ由来の放射性核種を含むエアロゾルの平均粒径は131I<137Cs,103Ru<<90Sr<239,240Puという順序で大きくなることが分かった。この内、131I、137Cs及び103Ruの平均粒径はサブミクロンであった。
 

表面電荷の正負の判断基準:
放射性物質の付着し易さの目安
既報引用文献「ゼータ電位の測定」の巻末に記載されている物質の等電点によって、おおよそ判断しようと思います。等電点が7より大きい物質は正、小さい物質は負を示します。
例えば、放射性物質PuO2  9.0(正) 、土の主成分シリカSiO2(石英) 1.8~2.5 (負)ですが、実際の地殻組成は主成分シリカSiO2にアルミ、鉄、などによって正(+)していると思われます。
 正負が異なる物質はお互いにくっつきやすい、あるいは、ひきつけやすい。前述の太陽、地殻、原発などから発生している電子線、ニュートリノなど負を示す放射能は正の電荷をもつ

地殻地質への作用は大きく、放射化もしくは励起の影響を受け易いと推察されます。

参考関連投稿:
異常気象など天変地異に影響する要因に係る考察と地質調査



地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その1:放射化による物質への影響について)

2014-02-07 | 環境放射能関連

'14-02-07投稿、追加

 福島原発事故で発生した放射性物質の環境中への漏洩・拡散によって 当初、「現状の漏洩レベルなら、直ちに人体には影響はない」という度重なる報道に疑問を抱きながら、「放射線に係る投稿」を放射線の単位の理解から始まる初歩的な知識を調べました。

あれから、3年

 調べた参考情報について、未だに完全に理解できていないことは個人的な素養の問題ですが、

人為的に発生させた環境放射能生態系、異常気象に与える影響
関連投稿:
環境放射能の異変が大気圏、生態系に及ぼす影響(2014-01-23)
異常気象など天変地異の要因に係る記載の整理(その1:'11-03-26~'11-12-26)
異常気象など天変地異の要因に係る記載の整理(その2:'12-12-26~)

 特に、地震に与える影響については、個人的にはメカニズムについては不詳ですが、
最近の情報から、見過ごすことはできない現象か?と思っています。

関連投稿:
大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)(2014-02-06)
[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?

 都知事選の結果はさておいて、原発事故以後、ブログの本題ではありませんが、福島原発などから発生している放射性物質(環境放射能)の放射化による環境中への影響について数多く調べてきましたが、

特に、個人的に貴重な関連情報について年とともに忘れないように、再度整理する必要を感じています。

 既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんこと及び重複を
予め断っておきます。

  
 放射能からの放射線(アルファ線、ベータ線、中性子線)は周辺物質を放射化(もしくは励起)して周辺物質を蛍光させて最終的には熱となると思っています。 
goo辞書によれば
【放射化】とは「放射能をもたない同位体に放射線を照射し、放射性同位体にすること。放射化分析や医療・工業分野で利用される。一方、原子力発電所を稼働し続けると部品や設備が放射化され放射性廃棄物になるため、廃炉・解体・処分が困難であるという問題も抱えている。」という。

 

関連投稿:
今までの「放射化に係る投稿」(その1:'11-05-19~'12-01-23)

崩壊放射線の検出に利用されているヨウ化セシウムなど蛍光物質(2011-09-12) 


 以下、既報放射化現象に係る記載を調べました。(その10:地震予兆現象と環境放射能との関係)(2012-03-11) ので記載をベースに参考情報を順次、整理して再掲します。

地震と放射能との関連に対する整理 (一部抽出)

 係りがある環境放射線について

 環境放射線は地殻自然放射能、太陽・宇宙放射能および原発事故漏洩放射能(含む法定内常時排出)から崩壊放射線として放出されています。これらの放射能量・比率(含む組成)、および壊変放射線強度については個人的には不詳。

関連投稿(・大気圏での放射性物質分布 ・(放射性物質の正体は?))


既報の参考投稿から断片的な記載(壊変例など)を以下に抽出しました。

放射線のもつエネルギー:クリック☞拡大>


 
(google画像検索から引用)

<放射性崩壊例:クリック☞拡大>

(google画像検索から引用)

1)アルファ線
 「アルファ(α)崩壊によって放出されるα粒子の流れ。ヘリウム(He)の原子核。物質中を通り抜ける力は弱く、数cmの空気層、薄い紙1枚程度で止まる。」という。
<崩壊式>


2)ベータ線
「・・・原子核から電子が1個飛び出す時出される電子線でベータ(β)粒子と呼ばれる。普通β線というと陰電子β(-)を示す。陽電子β(+)も発生。
β線の透過力は弱く、数cmのアルミニウム板や1cm程度のプラスチック板で充分遮蔽される。

ベータ(β)崩壊
は、弱い相互作用によって起きる放射性壊変の一群を意味する。この中にはベータ粒子と反電子ニュートリノを放出するβ−崩壊(陰電子崩壊)、陽電子と電子ニュートリノを放出するβ+崩壊(陽電子崩壊)、軌道電子を原子核に取り込み電子ニュートリノを放出する電子捕獲、二重ベータ崩壊、二重電子捕獲 が含まれる。いずれのモードで崩壊しても、質量数は変化しない。つまり、ベータ崩壊は同重体を推移する現象である。」という。


3)ガンマ線(分析、検査に利用される人工のX線も同様)
 ガンマ(γ)崩壊は、励起された原子核がガンマ線を放出して崩壊する放射性崩壊。
 ガンマ崩壊は、アルファ崩壊やベータ崩壊と違い、核種が変わらない、つまり、原子番号や質量数が変わらない崩壊である。具体的には、エネルギーをもらうなどして励起された原子核は、高いエネルギー準位から低いエネルギー準位に遷移する際に、その準位間のエネルギー差に等しいエネルギーを持つガンマ線を放出して安定な原子核へと移行する。・・・
 放出するガンマ線のエネルギー領域は核種によって様々である。・・・一般的には複数領域のガンマ線を出す。・・・」という。

 多核種からなる環境中の放射性エアロゾル(放射能)からの放射線の大部分はセシウムの壊変ガンマ線と言われ、大地震の前に発生する爆縮現象における放射線強度(ベクレル値)の大きな低下の大部分に関与している?と想われます。

  ・・・

5)紫外線

     (google画像検索から引用)

 地表に届く有害な紫外線(UVA、UVB)が増加すると、生態系への影響として、動・植物プランクトン、エビの幼生、稚魚のような水生生物への悪影響が示されており、食物連鎖を通した生態系全体への悪影響が心配されています。 

 生態系全体への悪影響は特に、地殻、土壌中に無数生息しているバイオケミカル反応に寄与している微生物の損傷は長い目で見た広義の地殻・地盤強度(亀裂など)の脆弱化に繋がるのではと個人的には推察しています。
(隙間が増加すれば環境の放射線の透過量は増加する???)
 紫外線のみならず、上記の電離放射線の影響は大きいが、水中での透過性が低い。


 海水中のセシウム濃度の崩壊放射線の増加(原発事故漏洩放射能(含む法定内常時排出))は内部被曝の発症と同様に危惧しています。

6)可視光線
地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象が発生する過程において、大気圏で観察される様々な異常発光現象。
竜巻・突風も随伴して、放射能からの崩壊放射線による励起?によって雲底が赤く染まる。
⇒自然環境蛍光物質(微粒子エアロゾル)と放射線
 との相互作用よって発生する
蛍光発光?と推察されます。
例えば、赤色発光する蛍光物質として、
ウルツ鉱 (長UV励起,赤)灰クロム柘榴石 (UV励起,赤)鋼玉 (+CrのものはUV励起,赤)
スピネル (場合によりUV励起,赤)直閃石 (UV励起,赤)バスタム石 (UV励起,赤)などが
挙げられます。
引用文献:蛍光性鉱物Fluorescent Minerals
 

atomica
放射線と物質の相互作用(08-01-02-05)によれば、
(一部抽出しました。)
「・・・
<本文>
1.放射線の蛍光作用
 物質に外部から何らかのエネルギーが加えられたとき、光が放出される現象をルミネセンスという。・・・
 
 物質に入射した放射線(電離放射線)のエネルギーによって、原子・分子の電子状態は励起状態(興奮状態)に変化する。これが基になって電磁波の放出が起こる。放射線を蛍光体に入射させると、可視領域の波長の光(ルミネセンス)が放出される。この現象をシンチレーションと称しており、シンチレータとは蛍光体の別名である。シンチレータは放射線の測定や
X線による医療診断の現場でしばしば利用されている(表1)。
1.シンチレーション検出器
 表2に放射線の測定に用いられている主なシンチレータを示す。放射線がシンチレータを通過するさいに発生するシンチレーション光は、発光量が小さく、減衰時間は短い。放射線測定用として求められるシンチレータは、放射線が衝撃した瞬間に可視光(300~600nm)を放出(即発発光という)し、発光効率が高く、透明で透光性に優れていなくてはならない。
 少量のタリウム(Tl)を不純物として含むNaI(Tl)あるいはCsIのような無機シンチレータは、ガンマ線に対する発光効率が高いシンチレータである。・・・
 シンチレーション検出器の放射線検出部は、図1に示すようである。いずれの場合もシンチレータを光電子増倍管に密着させた状態に配置して測定する。シンチレーション光は発光量が少ない。そこで、シンチレーション光を増幅し、電子機器で計測可能となるようにした装置が光電子増倍管である。光電子増倍管の光電面に到達したシンチレーション光は、108~1010倍程度増幅され、その出力が電子機器で計測される。・・・ 」

引用本文詳しく見る>>