以前、投稿した記事「今年の猛暑で雨の温度はどの程度変化しそうか調べてみました。」において
雨の温度が高くなると水温の上昇、に伴い「粘度」「表面張力」が小さくなり、土・砂への水の浸透は大きくなり液状化が起き易くなるのではないかと想われました。
猛暑という自然現象なので、いたし方ないとは思いますが、「粘度」「表面張力」のみならず、水質(雨質)によっては、土壌およびそこに共生する植物・微生物に対して影響を与えると考えて雨の中の不純物を調べました。
ウィキペディア(Wikipedia)によれば
「・・・一般的に、雨を降らせる雲は、気象学上乱層雲、積乱雲、層雲に分類される雲が多く、その他の雲は比較的少ない。雨雲の下端(雲底)の高さは実にさまざまだが平均的には約500m~2,000m程度で、・・・・・すべての雨は空気中の水蒸気を起源とする・・・」
⇒2000m以上の高冷地は雨の影響を受けにくいと推定される。
雨水の化学成分について
「・・・雨水は大部分が水であるが、微量の有機物、無機物、特に重金属類を含んでいる。これらは雲が発生する際、あるいは雨となって地上に落ちてくる際に、周囲の空気や土壌から集めてくる。雨自体に臭いはないが、オゾン、湿度が上昇することによって粘土から出されるペトリコールや、土壌中の細菌が出すゲオスミンが雨が降るときの臭いの元だと言われている。」
「通常でも雨水は大気中の二酸化炭素を吸収するため、pH(水素イオン指数)は5.6とやや酸性を示す。雨が亜硫酸ガスなどを大気中から取り込み、強い酸性を示すものもある。 日本では目安として、pHが5.6以下のものを酸性雨と呼ぶ。」
⇒雨の中には、周辺環境、大気循環から取り込んだ不純物によって、自然環境のバランスを崩すことが懸念される。目的に応じて、水質の分析が必要であると想われます。