'11-08-25投稿、追加・更新、強調
既報に引き続いて、今回は福島原発から漏洩した放射性物質の生物学的半減期に係る記載を調べました。
kotobank > 生物学的半減期とは
詳しく調べる
「生体に取り込まれた放射性物質,重金属,毒物などの半量が代謝されたり排泄されて,排出されるまでの時間.」
子供を守ろう SAVE CHILD 2011.6.27
http://savechild.net/archives/3891.html
【放射能】福島第一原発から飛散した主な放射性同位体(核種)
全31種・放出量・具体的な人体への影響など
(クリックして拡大してご覧できます。)
「AERA」2011.6.27号(朝日新聞出版)18-19ページ
⇒上記の漏洩物質以外にも原理的にあるかもしれません。
参考資料:
・放射性同位元素に係る記載
文部科学省 別表第七
「放射性同位元素を吸入摂取又は経口摂取した場合の
実効線量係数等」
関連投稿:
・放射線に係る記載を調べました。
(その2:放射性物質とは)
・放射線に係る記載を調べました。
(その5:後遺症)
・内部被曝に係る記載の整理
(08-03更新 ’11-06-27~)
「・・・「生物学的」な半減期は.体内に取り込まれた放射性物質の量は,代謝によって指数的に減るという話についてである.
これについては2つのことを指摘しておこう.
第1に,指数関数では,直線的に減る場合と比べて,その物質の量は速やかに減少する.確かにそうだけれども,その減った状態がずっと持続する.ゼロになるまでには,長い時間がかかる.これも指数関数の特徴である.
少量であってもゼロではない.そういう状態が長く続けば,細胞が損傷を受ける確率はそのぶん増加する.だから生体内でのできごとについては,放射線の量が多い少ないというだけでは片付けられない側面があるように思う.
第2に,物質の種類によっては,特定の器官や組織に集積する.その場合,通常の代謝活動から想像されるよりも,半減期はかなり長くなるかもしれない.または,代謝活動で指数的に減って行くというモデルそのものが成立しないこともありうる.さらに言うならば,放射活性が短期間しか持続しない場合でも,蓄積される場所によっては影響は大きい.
たとえばヨウ素は甲状腺に取り込まれる.そして細胞内に貯えられ,やがて甲状腺ホルモンとして血液中に放出される.放射性のヨウ素も,生体は同じように処理する.貯えている間,甲状腺の細胞は(特に細胞の核は)至近距離からずっと放射線を浴びることになる.
話のついでに...
放射性ヨウ素による被害を防ぐため,海藻を食べると良いという意見がある.海藻にはヨウ素(ふつうは非放射性)が多く含まれるので,たくさん食べておけば,あとで放射性ヨウ素が入って来ても,体はもうヨウ素をあまり取り込まないだろう,と考えられる.だから,この議論は,いちおう合理的である.
一方,すでに放射性ヨウ素を取り込んでしまった人が海藻を食べた場合,海藻のヨウ素が,先客である放射性ヨウ素を追い出すことに貢献するかどうかは,おそらく議論の分れるところだろう.たぶん動物実験なども行なわれていると思うが,私にはその方面の知識がない.直観的には,たとえ事後的であっても,ヨウ素をたくさん食べることは,放射性ヨウ素を追い出すのに役立つのではないかという気がする.・・・」
へなちょこ自然保護(本文を詳しく読む)
・「エアロゾル」に係る記載を調べました。
(その10:生体内への吸引の影響)
・放射線に係る記載を調べました。
(その3:生体への影響)
⇒それはともかく、生物化学的半減期対する見解について、参考記事のような考え方もあり、参考までに記載しました。
(補足)
ENENEWS:
(引用:http://enenews.com/report-76-trillion-becquerels-plutonium-239-released-fukushima-23000-times-higher-previously-announced)
各原子炉の漏洩の詳細を参考までに下記にその試算値を転載しました。
詳しい資料と説明、ありがとうございました。
そのことについてamebaで少しふれています。
福島担当している地域があるので、
放射線については、
なるべく詳細が拾えるように
努力しています。
ブログやツイッターにアップしてもよろしいでしょうか?
下記へご連絡くださると助かります。
ゼヒ情報共有させてください。
宜しくお願いいたします!!
hxh.fourleafs.clover@gmail.com
(連絡先はアップしないでくださいませ)
ささき
返事遅れましたが、ご自由に活用してください。