'11-12-10投稿、強調
既報(その7)において、大地震発生の前兆であるマグマ活動、プレートの移動などによって岩盤が崩壊するときの圧電効果や摩擦により電荷(電気的なエネルギー)が発生することを紹介しました。
また、エアロゾルの変化を地震予知に生かす研究が進んでいるとのことですが、さまざまな電気的なエネルギーが影響していると想われます。
南極、北極ではオゾン層が消滅していますが、今回は地震などによって岩盤に圧力が加わった時にオゾンが発生するという記載を調べました。
(転載開始)
科学ニュースの森
オゾンによる地震予知
(一部割愛しました。)
「背景:
日本では毎年多くの地震が発生し、時に大規模な地震によって大きな被害が出てしまう。地震の規模を予測したり発生を予知したりすることはとても難しいが、それが多くの被害を抑えることになるため、様々な研究が行われている。
要約:
地震は最も大きな被害を出してしまう自然災害の1つであるため、様々な警告方法が利用されている。より早い警告はより多くの被害を防ぐことができるため、地震の発生メカニズムや余地方法が長い間研究されている。
バージニア大学のRaul A. Baragiola博士らの研究から、岩の破砕によって発生するオゾンの量を計測することで、地震予知ができる可能性が示された。オゾンは大気中で雷などの電気的な刺激によって酸素分子から生成されるが、高圧化での岩の破砕からも生成されるという。
様々な種類の岩を粉砕したり削ったりすることで、どれほどのオゾンが発生するのか調べたところ、それぞれの種類の岩から一定量のオゾン発生が確認された。地震の起こる前の断層内の圧力によって、岩が破砕され観測可能な量のオゾンが生成されるだろうという。
また生成されたオゾンが岩から発生したのか、大気内で反応して発生したのかを調べるために、純粋な酸素、窒素、ヘリウム、二酸化炭素の環境下で、岩を破砕してその結果を観察した。すると、酸素や二酸化炭素の中ではオゾンが生成されたが、窒素やヘリウムの中では生成されなかった。このためオゾンは岩からではなく、岩の破砕によって生成される電場によって発生することが分かった。
Baragiola博士は、動物が地震発生前に特定の反応を示すのには、このように発生したオゾンが関係しているのではないかと考えて、この研究を開始したという。そのため、地震発生前に反応する動物のように、オゾンの量を計測することで地震予知が可能ではないかと考えた。
今後、断層周辺での地表のオゾン量と地震との関連が見られれば、オゾンセンサーによって異常なパターンを感知することができ、地震発生前の警告を行うことができるようになるかもしれないという。また地震だけでなく地崩れや鉱山事故の発生も、予知することができるようになるかもしれない。・・・」 詳しく本文を読む>>
(転載終了)
励起という現象(クリック)
⇒オゾンの生成・消滅については複雑なメカノ・フォトケミカルな反応が係っているようです。
既報にて、オゾン発生消滅、オゾン発生原理を調べましたが、
教えてgooによれば、「・・・O2からO3が生じるときには紫外線が吸収される一方で、O3が分解するときには紫外線ではなく熱(赤外線)として放出されるため、全体としては「紫外線の吸収(+熱の放出)」になるということでしょう。
なお、O3の分解時の紫外線は、分解反応を起こすために必要な励起エネルギーとして使用されるものと思います。
(励起分も含めた余剰エネルギーは、分解反応後は熱として放出されることになります)・・・
紫外線にも種類があり(波長の違いによる)、オゾン生成の際とオゾン破壊の際に作用する紫外線は別の種類のもの・・・」
詳しく見る>>
また、人工オゾン発生機、ランプ紫外線、水の電気分解によってオゾン製造されるが、湿度が高いと生成効率が低下するという。
詳しく見る>>
大気圏には酸素以外にも、さまざまなガス、エアロゾル、電磁波(光、電波など)が存在しているので、生成・消滅にそれらの影響もあるのでしょうか?
メカノ・フォトケミカルな反応に係るシステム的なロジックについて、関連投稿などの記載を参考にして妄想してみたいと思いますが、あまりにも複雑な反応のようです。
関連投稿:
(妄想?)
・今年、本州で熊の出没は多発しないのか?
(野生動物の出没とマツタケ生産量との関連は?)
・松茸の生産高と紫外線増加に着目していきます。
(オゾン濃度減少などの要因の影響)
・環境中のオゾン濃度とメタン濃度とはなぜ連動するのか?
・環境中のメタン、一酸化炭素はどのようにしてつくられるか
・「エアロゾル」に係る記載(塵埃の種類と粒子径について)
・天変に影響する要因に係る記載(大気圏での放射性物質分布)
・放射化現象に係る記載(自然界の蛍光性鉱物などの発光)
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