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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

農地で藻を大量生産してバイオ燃料にする実証試験が早ければ来月 茨城県つくば市で始まるという。

2013-12-25 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

'13-12-25投稿

 既報1時間以内で、藻をエネルギー燃料に変えてしまう科学プロセスを開発したという。を紹介しましたが、今後、経済的にペイする量産技術を開発して、身近な「藻」を利用したバイオ燃料が化石燃料を代替することを期待しています。

 大豆やさとうきびなどのように、食料価格に影響を及ぼすことなく、食用でない「藻」を利用する研究が世界各国で進んでいるという。

NHK NEWS WEB 

12月24日 6時2分

農地で藻を大量生産 バイオ燃料にhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20131224/k10014053821000.html
(一部割愛しました。)

藻を原料にしたバイオ燃料の実用化を目指す筑波大学の研究グループが、農地を活用して大規模なプラントを作り、藻を大量に生産するための実証試験を、早ければ来月から茨城県つくば市で始めることになりました。

 

実証試験を始めるのは、筑波大学生命環境系の渡邉信教授の研究グループです。
バイオ燃料を巡っては、大豆やサトウキビが食料価格の高騰を招くおそれがあることから、食用でない藻を活用する研究が世界各国で進められています。
渡邉教授のグループは、つくば市のおよそ3500平方メートル農地にプラントを作り、藻を大量に生産するための実証試験を、早ければ来月から始めることになりました。
農地の農業以外への活用は法律で制限されていますが、「国際戦略総合特区」に指定されているつくば市が特別に許可したということで、国内で農地を活用して藻の栽培を行うのは初めてだということです。
農地は日当たりがよく、用水路などの設備も活用できるため、藻の栽培に適していて、使われていない農地の有効利用にもつながると期待されています。
筑波大学の渡邉教授は「藻の大量生産が可能な広い農地を活用して、平成27年度中にバイオ燃料の原料となる藻の生産技術を確立したい」と話しています。」という。

 

 ⇒既報次世代技術として「藻」から燃料、目指せ「産油国」という。(2013-07-30) と同類の研究開発と思われますが、今後、経済的にペイする量産技術の開発が望まれます。農地を利用できることで製造コスト低減が見込まれます。

 

 
 個人的には、微生物を利用した人工の「メタン」「オイル」「水素」などのバイオマスの量産化技術の発展期待していますが、以前の情報では、

msn産経ニュース

【目覚めよ日本力 次世代技術】
(6)藻から燃料 高品質…目指せ「産油国」 2013.7.28 18:00
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130728/scn13072818000002-n1.htm
によれば、
 
 ・・・筑波大学の渡邉教授らは筑波大の渡辺信教授らは4月、仙台市の下水処理施設に実験拠点を開設し、生活排水に含まれる栄養分で藻を育て油を抽出・精製する研究を始めた。
 
施設は東日本大震災で被災しており、地域の復興につなげる狙いもある。

 研究には光合成を行う緑藻のボトリオコッカスと、渡辺教授らが沖縄県で発見したコンブの仲間のオーランチオキトリウムという2種類の藻を使う。

 ボトリオコッカスは下水に含まれる窒素などの無機物を肥料にして育てる。細胞外に油を分泌する珍しいタイプの藻で、抽出が容易なのが利点だ。一方、オーランチオキトリウムは油の生産効率が世界トップクラス。光合成をせず、汚泥などに含まれる有機物を与えて培養する。

平成28年度まで実験し、大量生産や効率化の手法を探る。藻から作る燃料の生産コストは現在、1リットル当たり500~1500円程度とガソリンよりもはるかに高いが、渡辺教授は「まず1リットル当たり200~400円程度まで下げたい」と話す。

 光合成を行うミドリムシから油を作る研究も進む。東大発ベンチャーのユーグレナ(東京)は油の生産性が高いミドリムシを発見、JX日鉱日石エネルギーなどと共同でジェット燃料の開発に取り組んでいる。

 藻類から油を作る研究は米国が先行しているが、日本は培養や抽出・精製で高い技術力を持つのが強みだ。経済産業省は42年までの実用化を目指して研究開発を後押しする。

 大量培養の技術革新や生産性の高い新種の発見などで、最大の課題である生産コストを引き下げられれば、産油国への仲間入りも夢ではない。(黒田悠希)」という。

 

 


エアロゾルに係る投稿 ( '13-03ー20~'13-12ー24 )の整理

2013-12-24 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

’13-12-24投稿

 既報エアロゾルに係る投稿 ( <追加> '12-07ー14~'13-03ー20)に引き続いて、 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連のその後の記載を個人的なメモとして整理しました。

 空気中に浮遊する微小な液体または固体の粒子であるエアロゾル(aerosol)は生成過程の違いから粉塵、フューム、ミスト、煤塵霧、もや、煙霧 、スモッグなどと一般的に呼ばれています。
 
 最近、問題となっている大陸からの黄砂、PM2.5(大気汚染粒子)、および火山灰、インフルエンザウィルス、環境放射能などエアロゾルのひとつとして挙げられます。

  その粒径分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となります。

 エアロゾルに係る基本的な写真の一部を既報から以下に重複しますが、抜粋しました。

参考投稿:
その9-1:(放射能などエアロゾルの形状)
・・・環境に悪影響を与えている放射性物質(死の灰)、火山灰、ウイルス、花粉などエアロゾルの形がどのようなものか調べました。
続きを読む>>
その9-2:(新種の鳥インフルエンザウィルス、 インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル、冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子)
続きを読む>>
その9-3:(インフルエンザウイルス(AH1N1 2009))
続きを読む>>
その9-4:(南相馬市の黒い粉)
続きを読む>>

参考関連投稿:
エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)(2012-07-15 )

 

  上記エアロゾルは既報悪化する中国の大気汚染対策としてオランダ人が空からスモッグを吸い取る掃除機を開発したという。ように、黄砂、PM2.5(大気汚染粒子)などが以前にも増して、発生環境、生態系に、さまざまな悪影響を与えていますが、個人的には、極端な寒冷化、温暖化など異常気象など天変地異にも影響しているのではと思っています。

 

 エアロゾルが関連していると思われる投稿を以下に、整理しました。


天変地異・異常気象関連:

地球温暖化、寒冷化の行方は諸説紛々する中、やはり、歴史が証明することになるのだろうか?(2013-11-25)

古くから語られる所謂、太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる宇宙環境からの放射線、電磁波エネルギーの増減による影響のみならず、

 最近では、SPRINTARSの大気汚染粒子黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山噴火灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッドしたエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、
 太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーが減衰状態が大幅に変動していることが推察されます。


     
(google画像検索から引用)

 気候の寒暖に大気中の汚染粒子は関係するのか?と想って、大気エアロゾル粒子と寒冷化現象との対応について調べて、寒冷化現象に係る雑感をしたりしましたが、中国人ジャーナリストが唱える大気汚染粒子が慢性化して寒冷化するということが現実化すれば、住みにくい世の中になりますが、不可解な未曾有の局面に地球全体が遭遇しているのだろうか?と妄想しています。

参考:週プレ NEWS 2012-12ー05 
中国の大気汚染が3年以内に北半球を氷づけにする? /続きを読む


降水量を制御するために人工的に台風の進路を変えることは可能だろうか?
(2013-10-07)
 

 従来の常識では考えられない異常な台風進路と思われます。

個人的には、何か「寒暖差」を支配する大気上空の汚染物質(エアロゾル)の影響?を疑わざるを得ません。
参考関連投稿: 
 (その22:春一番後の寒さと暑さの繰り返し。原因は大気浮遊粒子濃度変化の影響か?)(2013-03-13)

 大気汚染状況の変化といえば、最近中国の大気汚染が酷くなっているようですが、何か関係でもあるのでしょうか?(中国起源の汚染かどうかは不詳ですが、・・・。インド、中東などからのハブーブなどの影響もあるのだろうか?)

 msn産経ニュース 2013.10.6 16:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131006/chn13100616040002-n1.htm

中国「深刻な大気汚染」で高速道路閉鎖 視界不良、北京国際空港も発着便に欠航

 

【追加・再掲】昨今、多発するわが国の竜巻・突風は環境放射能が影響しているのだろうか?(2013-09-04) 

竜巻といえば、米国では物凄い規模のものが発生していますが、

参考投稿:
天変に係る記載(その26:<追加>アメリカ中部 オクラホマ州で巨大竜巻に係る雑感)
(2013-05-24)

 個人的には、わが国では、竜巻というより、今まではむしろゲリラ竜巻、突風、俗な言葉?でつむじ風といった程度の規模のものしか発生していないと思っていますが、

 個人的には、3.11後、特に、ニュースとなる規模の突風が発生しているのでは?3.11によって大気環境が違ってきつつあるのでは?と思っていますが、環境放射能などエアロゾルの異変によって大気圏に存在するエアロゾルの電荷が変化しているのか?と妄想しています。

 参考:msn産経ニュース
越谷・松伏、恐怖の瞬間ルポ「爆風とは違う嫌な感じの風だった」
2013.9.3 09:46
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130903/dst13090309480008-n1.htm


環境放射能関連:

宇宙、地殻マグマ、原発などからの発生する環境放射能
の存在比率、および実害について不詳なことですが、

生物多様性 、内部被曝 、異常気象など天変地異 などに影響している?のではと個人的には杞憂しています。

環境放射能の区別はどのようにするのか?の追加要因に係る情報(再掲)
(2013-11-06)
 

参考情報:
サラリーマン活力再生
248626 『自然放射能』と『人工放射能』を区別すべき によれば、
2011年04月04日

 「パリ大学のP.サミュエル教授は『自然放射能』と『人工放射能』を区別すべきだという(「エコロジー」1973年)。

自然放射能は、宇宙のかなたから地殻の底にある放射性原子から照射を受けているもので、原子そのものは生体から遠いところにある。ところが、原子力発電所からでる人工放射能は、放射性原子そのものであって、生体との接触を避けることは困難である。セシウム137やストロンチウム90は、カリウム、カルシウムといった生体にとって不可欠な元素と科学的に近縁関係にある。・・・」という。

人工放射能の拡散による実害について、上記引例からも今後注意しなければならないと感じていますが、現状は評価方法の是非を含めて、「内部被曝 」など、その影響は現状定かではありません。

関連投稿:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(焼却炉のフィルターをくぐり抜ける放射能)


環境放射能指標であるマイクロシーベルトの定義に係る会津若松市の記載を調べました。
(2013-07-27) 

 現状、モニタリングポストや線量計で測定しているのは ほとんどガンマ線だけです。大気中の放射性物質を調べても、ほとんど検出されませんというが、環境放射能の測定値に関する解釈は難しいので、環境放射能に関して無知ゆえに、既報まで検索してその定義を調べてきましたが、活断層と単なる断層との違いと同様に、放射能・放射線の単位も 一般人には曖昧喪子としたものと思われます。

3.11による原発漏洩事故によって、福島第1原発から70キロ以上離れた北茨城市内で15日未明から放射線量が上昇し、同日朝に毎時5マイクロシーベルトであったという。

 このシーベルト値は、放射能がエアロゾルからなり、空気中で浮遊して風によって飛来しているセシウム、ヨウ素、ストロンチウムなど放射能(個人的には、正体、現状の存在場所は不詳)からの崩壊放射線を測定して換算していると思っています。

 電子線も測定できるモニターは原理上難しいと思われますが、例えば集塵機で回収した黄砂などに放射能が付着しているのでは?と思っていますが、現状のモニターはガンマ線のみですので、トリチウムなどベータ崩壊放射能からの放射線はどのようになっているのか?関心があります。

公的機関福島県会津若松市のびっくりするようなわかり易い最近発表された解説を以下紹介します。

放射線Q&A8:今でも放射性物質が空気中に漂っているのですか?
2013年7月5日

【回答者】会津若松市放射線管理アドバイザー・藤田保健衛生大学客員教授 下 道國先生

福島県内にある3,000台以上の放射線の自動計測器は、どこも時間的に変化せず、ほぼ一定の値を示しています。(もし空気中に放射性物質があれば、空気は動いていますので、放射線量は大きく変化します。)また、大気中の放射性物質を調べても、ほとんど検出されませんという。

内部被曝に係る投稿のまとめ【追加】 さまざまな被ばく要因、発症時期、メカニズムに係る雑感(2013-06-28)

  現状、環境中に放出された放射能は単に海、河川、地下水のみならず、原発上空周辺、および家庭ごみ、瓦礫、下水汚泥などからの焼却灰、加えて除染後の不法投棄、加えて大陸からの越境微粒子とハイフリッド化して、

 雨、風、海流、台風突風竜巻などによって一次、二次的、数次的に環境中に舞い上がり、拡散しています。

参考情報:セシウム137積算沈着量分布https://twitter.com/onodekita/status/340842194082611200/photo/1

 

 放射能、大気汚染粒子のみならず、さまざまな環境汚染化学物質によって、引用下図に観られるように、暴露されています。

 内部被曝はそれらを摂取、また、空気中の塵埃に含まれる環境放射能を吸引した場合に可能性がありますが、その後遺症周辺の環境放射能の質/量の違い、および、その人の年齢、体質、生活様式、習慣の違いなどによって発症したり、しなかったりしますが、
一般的には後遺症は3・5・8年潜伏期を経て発症するという

  引用図:
環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価http://blogs.yahoo.co.jp/osakawsp/8959191.html

 

 

  個人的には発症メカニズムについて不詳なため、なぜ3年後からその影響が出るのか?と常々思っています。現状、更に複雑化しているようです。

 

安全性については杞憂・妄想かもしれませんが、

 食料の放射能汚染を全て確認できるわけでもなく、より厳格な食品、産業廃棄物などの正規の放射能含有基準を決めたとしても、所詮、厳密には 「零」ではないので放射能被曝に対する適切なる防護、および体内にいかに滞留させないように、同じ食品を大量に摂取し過ぎないようにしたり、体内の放射能を浄化する食べ物を摂取して免疫性を高めたりして、後は物理学的半減期とは異なる生物学的半減期
に任せるしかないと思っています。詳しく見る>>

 

 

 

 


悪化する中国の大気汚染対策としてオランダ人が空からスモッグを吸い取る掃除機を開発したという。

2013-12-23 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

’13-12-23投稿

 中国の大気汚染を吸い取る静電気を利用した掃除機を開発?したという。

 既報中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告という。その汚染の実態は不詳?(2013-06-19)で記載しましたが、中国のPM2.5など大気汚染はわが国の放射能汚染同様、深刻なようです。中国以上に大気汚染の酷いインドでは年間167万人?大気汚染の被害にあっているともいう。
関連投稿:
北京深刻な大気汚染に見舞われる 10月、全土で霧観測日2倍にという。
(2013-11-03)

 個人的には、大気汚染粒子の正体は単純なものではなく放射能など有害微粒子・エアロゾルが含まれていて、その地域特有の汚染物質も介在していると思われますので、一時的に局所が浄化されても、その効果がどのくらいなのか?興味あります。

参考投稿:
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)(2013-02-23)

 広い中国、その他の地域でも鳥インフルなどさまざまな静電気を持つ有害物質によるハイブリッドな大気汚染物質が発生していると推察されます。


カラパイア

悪化する中国の大気汚染対策として
オランダ人が空からスモッグを吸い取る掃除機を開発
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52149076.html
(一部割愛しました。)
「とんでもない話のように聞こえるが、この掃除機の設計者がスモッグで悪名高い過密都市北京の市長に、いかにこの装置を都市向けに開発するかを説明しているのは大いにありえることなのだ。

 オランダの設計者ダーン・ローゼガルデは、銅のコイルを地中に埋め、静電イオン領域をつくり出して、上空のスモッグの粒子をひきつけて下降させるという原理を利用した。この結果、上空にかなりの大きさのきれいな空気の空間ができるというわけだ。

 まるごと都市サイズの大きさではまだ実験していないが、公園や広場、歩行者が行き交う歩道などの公共スペースの上空を浄化するというレベルでこのアイデアは実現に向かい始めている。

 すでに、かなり広い屋内スペース上空の1平方メートルほどの汚れた空気を吸い込むことができる試作品はできていて、実験的に作られたスモッグの雲に効果的に穴をあけ、無事粒子をひきつけて下降させることができたという。オランダと上海に基盤があるこの新興の設計会社は、人が踊るたびに発電するダンスフロアや、自動で明かりがつくスマートハイウェイのような装置を設計している。」という。

⇒奇想天外のアイデアで詳細不詳ですが、上空を浄化して、どの程度でどのような効果があるのか?発生源で徹底的にスモッグを取ったほうが効果的か?と思われます。

 現状は比較的狭い空間のスモッグなど塵埃を除染する技術なのだろうか?今後の成果が期待されます。

余談ですが、スモッグはエアロゾルのひとつですが、

既報エアロゾルに係る投稿 ( <追加> '12-07ー14~'13-03ー20)
(2013-03-21)
 の引例によれば、

 空気中に浮遊する微小な液体または固体の粒子であるエアロゾル(aerosol)は生成過程の違いから粉塵、フューム、ミスト、煤塵霧、もや、煙霧 、スモッグなどと一般的に呼ばれています。
 
 最近、問題となっている大陸からの黄砂、PM2.5(大気汚染粒子)、および火山灰、インフルエンザウィルス、黄砂、環境放射能などもエアロゾルのひとつとして挙げられます。

  上記エアロゾルは環境、生態系に、さまざまな悪影響を与えています。

また、局所の大気汚染を解消するには、中国では大気中に存在するさまざまな塵埃を含めて雨で洗い落とすことも考えられているようですが、いずれハブーブ、偏西風によって、今春同様、大気汚染が韓国などを経て、わが国にも飛来してくることが推察されます。

また、黄砂、大気汚染粒子は鳥インフルなど有害な病原体微粒子、および、火山灰の微粒子、有害ガスなどとハイブリッドして飛来する可能性があるのみならず、これから先、抜本的な対策がなされない限りにおいては増える一方?かと思われます。

 これら環境放射能など有害物質には国境はなく、単に、中国からだけでなく、ハブーブなどによって全世界から飛来しているのだろう?と個人的には想っています。

参考投稿:
異常気象など天変地異に係る記載を調べました。(その12:オーストラリア西部の赤い砂嵐)◇乾燥地域で起こる砂嵐「ハブーブ」とは?
ハブーブ - Wikipedia 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%96
「乾燥地域における強い砂嵐のこと。もともとは、「強い風」や「現象」を意味するアラビア語に由来するが、世界で広く使用されている。
アフリカ北部のサハラ砂漠、アラビア半島、クウェート、イラクなどでは高い頻度で発生する気象現象である。北アフリカのハブーブは、ギニア湾からの湿った空気が南側にあり、その空気と砂漠の乾燥した空気との境目にできる、いわば夏(雨季)の前触れの前線とされる。一方、イラクやクウェートのハブーブは雷雨を伴う場合が多い。北アメリカの乾燥地域でもハブーブが時折発生する。アメリカでハブーブが多いのはアリゾナ州であり、主要都市ではユマやフェニックスなどで特に多い。・・・」

参考投稿:(その20:中国、連日有害物質含んだ濃霧発生)
(2013-01-14 )
異常気象に係る記載(インドの寒波)によれば、寒波の原因はインド政府などによると、近年、冬期間に激しい大気汚染のせいなどで濃霧がひどく、気温が上がらない傾向があるという。
隣国の中国でも濃霧が発生しているようです。

 わが国でも高度成長の過程でスモッグに悩まされた時期がありましたが、濃霧、スモッグともにエアロゾルの一種であり、有害物質を含んだ濃霧、黄砂などに介在している有害微粒子は越境し易く、異常気象、喘息、インフルエンザなどの原因になり、汚染物質およびその発生源の究明と公開が重要かと個人的には想っています。・・・

 

 

 

 

 


【再掲】環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る福島原発汚染水除染問題について 

2013-12-22 | 環境放射能関連

’13-12-22投稿

 既報原発停止で周辺の海洋環境が劇的に改善という。(2013-11-29)が、東京電力福島第一原発事故による二次、三次・・・災害は未だに収束していません。

最近の情報によると、

Ceron.jp

福島の子のがん、被曝との関連は結論出ず 専門家会議 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131222-00000001-asahi-soci

「【野瀬輝彦、大岩ゆり】福島県の子ども59人で甲状腺がんやその疑いが見つかったことについて、環境省と福島県は21日、専門家の意見交換会を開いた。東京電力福島第一原発事故による被曝(ひばく)の影響が現時点で現れていることを否定する意見が多く出た一方で、「被曝による多発」を疑う指摘も出された。県などは今後の検査結果も分析して、被曝との関係を詳しく調べる方針だ。

 甲状腺検査は事故当時18歳以下を対象に行われ、9月30日現在で約23万9千人のうち59人ががんやがんの疑いと診断された。うち1人は良性だった。

 検査を行っている県立医大の鈴木真一教授(甲状腺外科)は、これまでに見つかったがんやがん疑い例について「被曝の影響とは考えられない」と話した。その根拠について「がんが見つかった子どもの年齢分布も10代後半が多く、若年齢が多いチェルノブイリとは異なる」などと説明した。

 これに対し、岡山大の津田敏秀教授(疫学)は、国内のがん登録の結果から、10代後半~20代前半の甲状腺がんの年間推計発生率は、「平均(1975~08年)は100万人当たり5~11人」と指摘。その上で「福島の子どもの甲状腺がんの発生は数倍~数十倍高く、多発と言える。今後さらに増える可能性もあり、今のうちに対策をとるべきだ」と主張した。・・・」という。

 一方、福島第1原発:井戸で過去最大のトリチウム…汚染水問題
毎日新聞 2013年10月18日 22時07分(最終更新 10月18日 23時18分)が依然として問題となっています。>>詳しくは

関連投稿:
トリチウム汚染の海外情報と今までの安全性に係る投稿の整理
(2013-11-08)
 

 そこで今回は既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その35:福島原発汚染水処理の計画について )(2013-02-22)について再掲して、なぜ収束しないのか?その問題点は何なのか?計画通りにいかなかった要因を調べてみました。
(一部割愛しました。)

 既報(その34)にて、福島原発の汚染水タンクが敷地内にひしめき、地下水が400~500トン/日流入していることが報道されましたが、今回は海に放出するために新しく増設した汚染水処理の今後の稼動スケジュールなど現状に係る記載を調べました。

 47ニュース
47ニューストピックス
【原発問題/福島第1原発の現状】本文詳しく読む
 (福島第1原発の現状は、週1回のまとめ記事を掲載します)

 【2月18日】◆原子炉建屋「問題なし」 4号機、事故影響を懸念
 東京電力は16日までに、福島第1原発4号機の原子炉建屋のひび割れや傾きなどを調べる定期点検を実施した。昨年5月以降4回目で、東電は「十分な強度が保たれており問題ない」としている。建屋内には使用済み燃料を保管するプールがあり、原発事故で爆発した影響を懸念する声があることから確認した。
 事故当時、4号機は定期検査で停止中だったため、原子炉内に燃料はないが、建屋内の使用済み燃料プールに1533体の燃料が残されたまま。東電は今年11月に取り出しを始める計画だ。………(2013/2/18)【共同通信】<記事全文>

【2月12日】 ◆試運転に向け評価大詰め 放射性物質の除去設備

 東京電力福島第1原発の事故収束作業で、原子炉の冷却に使った水から約60種類の放射性物質を除去できる「多核種除去設備(ALPS)」の試運転に向けた安全性評価が大詰めを迎えている。
 除去された放射性物質を保管する容器に強度不足が見つかり、東電は耐久性を上げる対策を取った。原子力規制委員会の21日の検討会で、試運転に踏み切れるかどうか方向性が示される見込みだ。
 第1原発で貯蔵する汚染水は1月時点で約22万立方メートルに上り、千トン単位の汚染水タンクで構内に保管されている。ALPSは、従来の設備で除去できなかった放射性セシウム以外の放射性物質も取り除ける。東電の試算では、2月中に運転を始めれば2019年には保管されている汚染水の処理が全て終わる。………(2013/2/12)【共同通信】<記事全文>

・・・

【1月28日】◆原発港湾内の魚類駆除へ 東電、汚染拡散防止で

 東京電力は福島第1原発事故による魚類の汚染拡散を防ぐため、港湾内に生息する魚の駆除に乗り出す。漁業に使う網で港湾を封鎖し、高濃度の放射性物質に汚染された魚が沖合に泳ぎ出るのを防ぐとともに、とった魚を分析して汚染の経緯を調べる。3月から網の設置に取り掛かる。
 堤防に囲まれた約13万平方メートルの港湾は1~6号機に面し、事故後に放射性物質に汚染された水が流れ込んだり、東電によって大量に海洋投棄されたりしたため、湾外に比べて汚染の度合いが極めて高い。………(2013/1/28)【共同通信】<記事全文>

【1月21日】◆燃料取り出しへ新設備 東電、4号機で着工

 「東京電力は福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから燃料を取り出すため、クレーンを備えた新たな設備の建設を原子炉建屋脇で始めた。鉄骨を格子状に組み上げたジャングルジムのような構造で、10月の完成を目指す。燃料の取り出しは11月に始まる見込み。
 事故当時、4号機は停止中で、原子炉内に燃料が残っていなかったことから、設備はプールからの燃料取り出し専用となる。竹中工務店などが受注、8日の作業初日は基礎部分となる建屋南側の敷地に鉄骨2本を設置した。………(2013/1/21)【共同通信】<記事全文>

⇒総意を結集して、いち早い計画通りの収束を!

 以下、今まで、福島原発の収束および放射能汚染水の浄化処理が計画通り遂行されなかった現状に係る47トピックスのコメント欄に文末の投稿された意見を引用して、個人的なメモとして抽出しました。

引用:http://www.47news.jp/47topics/e/201888.php

カルディコット博士 

「福島では“犯罪的”なことが行われている」と言う記事をインターネットでみた。

以下抜粋ー
・・・子供や妊婦、妊娠可能な女性の移住について「国が費用を負担することが重要なのに、弱い立場の人を守らず、TEPCOを守るために予算を使っている」と述べた。博士は「日本には放射能を帯びた食品を食べることに対する規制がなく」、汚染した食品を「子供に食べさせていることは“medically immoral (医学的に非道徳的)”だ」と国と福島県、沈黙する医学界の不作為を批判した。

 「広く一般に知らせる責任がメディアにはあるが、(日本では)そうではないようだ」と、メディアが放射能の被害に無関心であることにクギを刺した。博士は、「福島の事故は終わっていない。40年かけてきれいにするというが、不可能だ。これから300年以上、土地も人も食物も汚染されたままだ」と警告し、安易な除染や帰還願望に疑問を呈した。ガレキの焼却についても「犯罪行為だ」と断罪した。日本の政府も医師たちも、4年後からガンが多発することを知っているはずだ。広島、長崎の例からみても(事故後)5年で白血病の発病ピークを迎えることは分かっている。その他のガンはそれ以降からだ。私はなぜ医師たちがメディアで声を上げないのか、驚いている。“Total Blackout(完全な報道管制)”だ」。
「多くの人が福島を忘れているかのように過ごしており、水俣の時よりひどい。日本政府は他国から良く思われたいのだろうが、(発病の)疫学的数字が明らかになれば、無責任さは免れない」。投稿者 匿名 : 2012年11月02日 07:34」

 
「まず千葉県東方沖で震度3~4程度の地震が最初に起こります。
この地震は短い時間ですが一瞬強く大きく揺れる気持ちの悪い地震で、それで福島第一原発のライブ映像がニュースで流れはじめます。時間は夜間です。このときはまだ異常はありません。

そして次に起こる地震は朝~昼間で、震源が内陸部でした。揺れの大きさは震度3~5弱で、東京の広い範囲でやや強く揺れます。(4号機を含め原発(建屋)にまだ異常はありません

二度目の地震からしばらくして、同日中の午後15時33分?(確かこの時間でした)に、三度目のかなり大きな地震が起きました。この地震は、震源が福島(内陸部だったと思います)で震度は5強~7、東京でも5弱程度の揺れが来ました。この直後、テレビで地震の緊急ニュース番組が流れ始めます。
(真っ先にN○Kが福島第一原発のライブ映像を放送します)
地震の揺れが収まって2分程で、傾いていた4号機建屋の1~2階部分の負荷がかかっていた側の支柱が真ん中から破断し、一気に建物が傾く感じで崩れ落ちました。(前面に崩れる感じです)
同時に核燃料プールの水が一気に抜け大部分を流失してしまいます
投稿者 す : 2012年05月26日 01:30」

原子力ムラのことがとてもわかりやすく書かれています。

こちらが書き起こしです。・・・(一部割愛しました。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(タイトル) フクシマの嘘
(監督) ヨハネス・ハノ
私たちは立ち入り禁止区域の中、事故の起きた原発から約7キロ離れたところにいる。
ナカ氏はここで生活をし
福島第一とフクシマノ第二の間を股にかけて仕事をしてきた。
ナカ氏と彼の部下は、何年も前から原発の安全性における重大な欠陥について注意を喚起してきた。
しかし、誰も耳を貸そうとしなかった。

(ナカ氏)
私の話を聞いてくれた人はほんのわずかな有識者だけで
その人たちの言うことなど誰も本気にしません。
日本ではその影響力の強いグループを呼ぶ名前があります。
原子力ムラ、というのです。
彼らの哲学は、経済性優先です。
この原子力ムラは東電、政府、そして
大学の学者たちでできています。
彼らが重要な決定をすべて下すのです。

私たちは東京で菅直人と独占インタビューした。
彼は事故当時首相で、第二次世界大戦以来
初の危機に遭遇した日本をリードしなければならなかった。
彼は唖然とするような内容を次々に語った、たとえば
首相の彼にさえ事実を知らせなかったネットワークが存在することを。
マスメディアでは彼に対する嘘がばらまかれ
彼は辞任に追い込まれた。
彼が原子力ムラに対抗しようとしたからである。

(菅前首相)
最大の問題点は、3月11日が起こるずっと前にしておかなければ
いけないものがあったのに、何もしなかったことです。
原発事故を起こした引き金は津波だったかもしれないが
当然しておくべき対策をしなかったことが問題なのです。
この過失は責任者にあります。
つまり、必要であったことをしなかった、という責任です。

・・・

(ハーノ記者)
東電は、点検後、なにをあなたに求めたのですか?

スガオカ氏
亀裂を発見した後、彼らが私に言いたかったことは簡単です。
つまり、黙れ、ですよ。
何も話すな、黙ってろ、というわけです。

問題があるなど許されない
日本の原発に問題など想定されていない
アメリカのエンジニア、ケイ・スガオカ氏
それを変えようとすることは許されなかった。

(スガオカ氏)
1989年のことです、蒸気乾燥機でビデオ点検をしていて
そこで今まで見たこともないほど大きい亀裂を発見しました。

スガオカ氏と同僚が発見したのは、それだけではない。

(スガオカ氏)
原子炉を点検している同僚の目がみるみる大きくなったと思うと
彼がこう言いました
蒸気乾燥機の向きが反対に取り付けられているぞ、と。
もともとこの原発の中心部材には重大な欠陥があったのだ。
スガオカ氏は点検の主任だったので
正しく点検を行い処理をする責任があったのだが
彼の報告は、東電の気に入らなかった。
私たちは点検で亀裂を発見しましたが、東電は
私たちにビデオでその部分を消すよう注文しました。
報告書も書くな、と言うのです。
私はサインしかさせてもらえませんでした。
私が報告書を書けば、180度反対に付けられている蒸気乾燥機のことも
報告するに決まっていると知っていたからです。

(ハーノ記者)
では、嘘の文書を書くよう求めたわけですか?

(スガオカ氏)
そうです、彼らは我々に文書の改ざんを要求しました。

スガオカ氏は仕事を失うのを怖れて、10年間黙秘した。
GE社に解雇されて初めて彼は沈黙を破り
日本の担当官庁に告発した。
ところが不思議なことに、告発後何年間もなにも起こらなかった。
日本の原発監督官庁はそれをもみ消そうとしたのだ。
2001年になってやっと、スガオカ氏は「同士」を見つけた。
それも日本のフクシマで、である。
18年間福島県知事を務めた佐藤栄佐久氏は
当時の日本の与党、保守的な自民党所属だ。
佐藤氏は古典的政治家で
皇太子夫妻の旅に随行したこともある。
始めは彼も、原発は住民になんの危険ももたらさないと確信していた。
それから、その信頼をどんどん失っていった。

(佐藤前知事)
福島県の原発で働く情報提供者から約20通ファックスが届き
その中にはスガオカ氏の告発も入っていました。
経産省は、その内部告発の内容を確かめずに
これら密告者の名を東電に明かしました。
それからわかったことは、私も初めは信じられませんでした。
東電は、報告書を改ざんしていたというのです。
それで私は新聞に記事を書きました。
そんなことをしていると、この先必ず大事故が起きる、と。

それでやっと官僚たちもなにもしないわけにはいかなくなり
17基の原発が一時停止に追い込まれた。
調査委員会は、東電が何十年も前から重大な事故を隠蔽し
安全点検報告でデータを改ざんしてきたことを明らかにした。
それどころか、フクシマでは30年も臨界事故を隠してきたという。
社長・幹部は辞任に追い込まれ、社員は懲戒を受けたが
皆新しいポストをもらい、誰も起訴されなかった。
一番の責任者であった勝俣恒久氏は代表取締役に任命された。
彼らは佐藤氏に報告書の改ざんに対し謝罪したが
佐藤氏は安心できず、原発がどんどん建設されることを懸念した。
そこで佐藤氏は日本の原発政策という
「暗黙のルール」に違反してしまった。
2004年に復讐が始まった。

(佐藤前知事)
12月に不正な土地取引の疑いがあるという記事が新聞に載りました。
この記事を書いたのは本来は原発政策担当の記者でした。
この疑惑は、完全にでっち上げでした。
弟が逮捕され
首相官邸担当の検察官が一時的に福島に送られて検事を務めていた。
彼の名はノリモトという名で
遅かれ早かれ、お前の兄の知事を抹殺してやる、と弟に言ったそうです。
事態は更に進み、県庁で働く200人の職員に
圧力がかかり始めました。
少し私の悪口を言うだけでいいから、と。
中には2、3人、圧力に耐え切れずに
自殺をする者さえ出ました。
私の下で働いていたある部長は、いまだ意識不明のままです。

それで、同僚や友人を守るため、佐藤氏は辞任した。
裁判で彼の無罪は確定されるが
しかし沈黙を破ろうとした「邪魔者」はこうして消された。
これが、日本の社会を牛耳る大きなグループの復讐だった。
そしてこれこそ、日本で原子力ムラと呼ばれるグループである。

(菅前首相)
ここ10~20年の間、ことに原子力の危険を訴える人間に対する
あらゆる形での圧力が非常に増えています。
大学の研究者が原発には危険が伴うなどとでも言おうものなら
出世のチャンスは絶対に回ってきません。
政治家はあらゆる援助を電力会社などから受けています。
しかし、彼らが原発の危険性などを問題にすれば、
そうした援助はすぐに受けられなくなります。
反対に、原発を推進すれば、多額の献金が入り込みます。
それは文化に関しても同じで
スポーツやマスコミも含みます。
このように網の目が細かく張りめぐらされて
原発に対する批判がまったくなされない環境が作り上げられてしまいました。
ですから原子力ムラというのは決して小さい領域ではなくて
国全体にはびこる問題なのです。
誰もが、この原子力ムラに閉じ込められているのです。

東電から献金を受け取っている
100人以上の議員に菅首相は立ち向かった。
その中には前の首相もいる。やはり彼と同じ政党所属だ。
ネットワークは思う以上に大きい。
多くの官僚は定年退職すると、電事業関連の会社に再就職する。
1962年以来東電の副社長のポストは
原発の監査を行うエネルギー庁のトップ官僚の指定席だ。
これを日本では天下り、と呼んでいる。
しかし反対の例もある。
東電副社長だった加納時男氏は当時与党だった自民党に入党し
12年間、日本のエネルギー政策を担当し
それからまた東電に戻った。
このネットワークについて衆議院議員の河野太郎氏と話した。
河野氏の家族は代々政治家で
彼の父も外相を務めた。
彼は、第二次世界大戦後日本を約60年間に渡り
支配した自民党に所属している。
原発をあれだけ政策として推進してきたのは自民党である。

(河野議員)
誰も、日本で原発事故など起こるはずがない、と言い続けてきました。
だから、万が一のことがあったらどうすべきか、という準備も
一切してこなかったのです。
それだけでなく、原発を立地する地方の行政にも
危険に対する情報をなにひとつ与えてこなかった。
いつでも、お前たちはなにも心配しなくていい
万が一のことなど起こるはずがないのだから、と。
彼らはずっとこの幻想をばらまき事実を歪曲してきた
そして今やっと、すべて嘘だったことを認めざるを得なくなったのです。

この雰囲気が2011年3月11日に壊れた。
日本がこれまでに遭遇したことのない大事故が起きてからだ。
14時46分に日本をこれまで最大規模の地震が襲った。
マグニチュード9だった。
しかし、地震は太平洋沖で始まったその後の
ホラーの引き金に過ぎなかった。
時速数百キロという激しい波が津波となって
日本の東部沿岸を襲った。
津波は場所によっては30メートルの高さがあり
町や村をのみこみ消滅させてしまった。
約2万人の人がこの津波で命を失った。
そして福島第一にも津波が押し寄せた。
ここの防波堤は6メートルしかなかった。
津波の警告を本気にせず
処置を取らなかった東電や原発を監査する当局は
警告を無視しただけでなく、立地場所すら変更していたのだ。

(菅前首相)
もともとは、原発は35mの高さに建てられる予定でした。
しかし標高10mの位置で掘削整地し
そこに原発を建設したのです、低いところの方が
冷却に必要な海水をくみ上げやすいという理由で。
東電がはっきり、この方が経済的に効率が高いと書いています。

巨大な津波が、地震で損傷を受けた福島第一を完全ノックアウトした。
まず電源が切れ、それから
非常用発電機が津波で流されてしまった。
あまりに低い場所に置いてあったからである。
電気がなければ原子炉冷却はできない。

(菅前首相)
法律ではどの原発もオフサイトサンターを用意することが義務付けられています。
福島第一ではその電源センターが原発から5キロ離れたところにあります。
これは津波の後、1分と機能しなかった。
それは職員が地震があったために、そこにすぐたどりつけなかったからです。
それで電源は失われたままでした。
こうして送電に必要な器具はすべて作動しませんでした。
つまりオフサイトサンターは、本当の非常時になんの機能も果たさなかったということです。
法律では原発事故と地震が同時に起こるということすら想定していなかったのです。

菅直人はこの時、原発で起こりつつある
非常事態について、ほとんど情報を得ていなかった。
首相である彼は、テレビの報道で初めて、
福島第一で爆発があったことを知ることになる。

(菅前首相)
東電からは、その事故の報道があって1時間以上経っても
なにが原因でどういう爆発があったのかという説明が一切なかった。
あの状況では確かに詳しく究明することは難しかったのかもしれないが
それでも東電は状況を判断し、それを説明しなければいけなかったはずです。
しかし、それを彼らは充分に努力しませんでした。

2011年3月15日、災害から4日経ってもまだ
東電と保安院は事故の危険を過小評価し続けていた。
しかし東電は菅首相に内密で会い、
職員を福島第一から撤退させてもいいか打診した。
今撤退させなければ、全員死ぬことになる、というのだ。

(菅前首相)
それで私はまず東電の社長に来てもらい
撤退はぜったい認められない、と伝えた。
誰もいなくなればメルトダウンが起き
そうすれば莫大な量の放射能が大気に出ることになってしまう。
そうなってしまえば広大な土地が住めない状態になってしまいます。

菅は初めから東電を信用できず
自分の目で確かめるためヘリコプターで視察した。
しかし首相である彼にも当時伝えられていなかったことは
フクシマの3つの原子炉ですでにメルトダウンが起きていたということだ。
それも災害の起きた3月11日の夜にすでに。

(菅前首相)
東電の報告にも、東電を監査していた保安院の報告にも
燃料棒が損傷しているとか
メルトダウンに至ったなどということは一言も書かれていなかった。
3月15日には、そのような状況にはまだ至っていないという報告が私に上がっていました。

事故からほぼ1年が経った東京。
世界中であらゆる専門家が予想していたメルトダウンの事実を
東電が認めるまでなぜ2ヶ月も要したのか、私たちは聞こうと思った。
自然災害が起きてからすぐにこの原発の大事故は起きていたのである。

・・・

(ハーノ記者)
「原子炉1号機、2号機そして3号機でメルトダウンになったことを、東電はいつ知ったのですか」

(東電・松本氏)
「私どもは目で見るわけにはいきませんが
上がってきましたデータをもとに自体を推定し
燃料棒が溶けおそらく圧力容器の底に溜まっているだろう
という認識に達したのは5月の初めでした。」

・・・

80人の原発専門のエンジニアが彼のもとで働いており
原発事故後も、事故をできるだけ早く収束しようと努力している。
ナカ氏と彼の社員は、原発廃墟で今本当になにが起きているのか知っている。

(ナカ氏)
私たちの最大の不安は、近い将来、
廃墟の原発で働いてくれる専門家がいなくなってしまうことです。
あそこで働く者は誰でも、大量の放射能を浴びています。
どこから充分な数の専門家を集めればいいか、わかりません。

しかし、まだ被爆していない原発の専門家を集めなければ
事故を収束するのは不可能だ。
例えこれから40年間、充分な専門家を集められたとしても
日本も世界も変えてしまうことになるかもしれない一つの問題が残る

(ハーノ記者)
今原発は安全なのですか?

(ナカ氏)
そう東電と政府は言っていますが
働いている職員はそんなことは思っていません。とても危険な状態です。
私が一番心配しているのは4号機です。
この建物は地震でかなり損傷しているだけでなく
この4階にある使用済み燃料プールには
約1300の使用済み燃料が冷却されています。
その上の階には新しい燃料棒が保管されていて
非常に重い機械類が置いてあります。
なにもかもとても重いのです。もう一度大地震が来れば
建物は崩壊してしまうはずです。
そういうことになれば、また新たな臨界が起こるでしょう。

このような臨界が青空の下で起これば
日本にとって致命的なものとなるだろう。
放射能はすぐに致死量に達し、原発サイトで働くことは不可能となる。
そうすれば高い確率で
第1、2、3、 5、 6号機もすべてが抑制できなくなり
まさにこの世の終わりとなってしまうだろう。

東京で著名な地震学者の島村英紀氏に会った。
2月に東大地震研が地震予知を発表したが
それによれば75%の確率で4年以内に
首都を直下型地震が襲うと予測されている。

(ハーノ記者)
このような地震があった場合に原発が壊滅して
確率はどのくらいだとお考えですか?

(島村教授)
-はい、とても確率は高いです。

(ハーノ記者) 
-どうしてですか?

(島村教授)
計測している地震揺れ速度が、これまでの予測よりずっと速まってきています。
私たちはここ数年千以上の特別測定器を配置して調査してきましたが
それで想像以上に地震波が強まり、速度も増していることがわかったのです。

これは日本の建築物にとって大変な意味を持つだけでなく
原発にとっても重大な問題となることを島村氏は説明する。

(島村教授)
これが原発の設計計算です。
将来加速度300~450ガルの地震が来ることを想定しています。
そして高確率で発生しないだろう地震として600ガルまでを想定していますが
この大きさに耐えられる設計は原子炉の格納容器だけで
原発のほかの構造はそれだけの耐震設計がされていないのです。
しかし私たちの調査では、最近の地震の加速度がなんと
4000ガルまで達したことがわかっています。
想定されている値よりずっと高いのです。

・・・ (攻略)

あなたの動画チャンネルに、このビデオを掲載してください。
あなたのブログに、書き起こし文を掲載してください、
日本中の人が目にするまで、拡散してください。

プレアデスからのメッセージより転記
投稿者 匿名 : 2012年04月09日 07:54」

⇒既報その25:原発事故時の前首相の発言記録)などいろいろな意見と見方があるようですが、既報で記載したように、比較的小さな地震が東日本沿岸で頻発しているので、大地震が発生して使用済み燃料プールなどが崩壊しないことを祈ります。

「原発でも野田ー枝野でデキレースやってるんじゃない。再稼動なんて新聞テレビマスコミは消費税大増税大暴走と同様に電力が足りないと言っては煽っている。民意を無視しまくりじゃ無いかい。そもそも福島原発の二の舞を踏まない為には、全廃することだんな。活断層列島に原発なんて考えただけでぞっとするぞ、どんな安全性を押し売りされてもこの国の安全性は全廃以外にない。投稿者 匿名 : 2012年04月03日 23:14」

「活断層日本列島に54基もの原発、これだけでも十分過ぎるほど危険。福島原発処理、今後のあらゆる分野における影響ははかりしれない。原発のメリットはないという事がハッキリしたのでは。福島原発のつけをそっくりそのまま国民につけを廻そうとしている。原発なくてもやっていけることは多数専門家がいっているし、やる気さえあれば”即”転換できるはず。投稿者 匿名 : 2012年03月04日 06:30」

⇒なぜ原発に固執するのか?再生可能なエネルギーに係る記載(その12:米 エイモリー・ロビンス氏のビジョン)によれば、「巨大な原発のような大規模集中型の電力供給に依存するのが日本の政策で、産業界もこれを前提にしている。だが、これは既に時代遅れになっており、そのリスクやコストはどんどん大きくなっている。福島の事故がその例だ・・・何が原因か。「企業や家庭に省エネの動機づけをする政策がないためで、電力会社は電気を売れば売るほど、発電所を造れば造るほどもうかるという電気料金制度にも大きな問題がある」・・・大規模集中型のエネルギーシステムやそれを支える政策から決別し、原子力などへの補助金をやめて、フェアな競争を実現しなければならない。政治家は勇気を持つべきだ。もし、日本人が省エネと再生可能エネルギーに多大な投資をし、得られたものを周辺の国と共有できれば、日本は世界に大きな貢献ができるだろう」という。

「この期に及んでも原発擁護される御人がいらっしゃる、おめでたい国というか、よっぽどこの国を放射能まみれにしたいみたいね。そういうお方は、福島原発なり放射性物質が沢山蓄積されている所に突入するなり、生活されてはいかがですか。誰も止めませんよ。投稿者 匿名 : 2012年02月17日 22:08」

「共同通信さんへ

下記の河野太郎議員の情報は事実なんでしょうか?
官僚組織の独断?
それとも政府が決定したからそれに沿って動いてるだけ?
いい取材ネタだと思いますので、ぜひ取材して記事にして頂きたいです(できれば、まずは現時点でその事実を把握しているかだけコメントに返答して頂ければ幸いです。)以下、引用です。

https://twitter.com/#!/konotarogomame/status/162191929805770753
「実に不思議だが、在京のEU加盟国の大使館関係者から、深夜、同じ問い合わせがぽつぽつと入る。保安院が、311が過ぎたら、新規制庁ができてルールが変わる前に10基程の原発を再稼動させるとブリーフィングしているらしい。現職の官僚からの説明だそうだ。経産大臣はご存じか?」投稿者 匿名 : 2012年01月27日 22:49」

「自民党よ恥をしれ!大阪では、選挙で勝つ為には自民党員の魂を捨て大阪維新の会に身売りを平気でする。こんなヤカラ達に政権を担わせるのは無理だろう! 党利党略に明け暮れるお前達は売国奴である。
原発政策も自民党の60年独裁主導で行ってきた結果ではないのか?一丸となって国難に取り組むべきである!!投稿者 匿名 : 2012年01月22日 19:05」

(食品の放射性物質)
9月になって新潟県の、なめこ、マイタケ、シイタケから放射性物質検出
摂取基準などは農林水産省のホームページに載っていますので見て下さい)それを見て正しく判断して下さい
高濃度放射能汚染水の浄化、再循環設備の幾つかの小トラブルについて理解のない人たちが、東電の悪口をコメントしているのが目に付きます。この人たちは生産現場を知らない人たちでしょう。小生は某大手化学会社でいくつものプラントの建設、試運転を経験していますので、今回の件は気になりません。今回は国外2社、国内数社の技術を合わせて急いで建設したのですから始めからトラブルがなかったら正に奇跡でしょう。トラブルが少しづつ改善されて完璧なものになるのは常識ですよ。小生は高濃度放射線の中で我が身を顧みず、献身的な努力をされている東電の社員に感謝しています。ただ苦言を呈しますと配管の材質を有識者に聞かれたら良かったのになと思っています。投稿者 匿名 : 2011年07月04日 09:32」
 
「イタリアでの原発国民投票圧倒的に原発再開を否定した。大歓迎である。日本も速やかな脱原発方針を明らかにすべきと思う。投稿者 TNP27  : 2011年06月07日 23:49」

 




鶏卵物価の上昇に係る記載を調べました。

2013-12-22 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

'13-12-22投稿

 スーパーなど店頭での価格変動が小さいことから
「物価の優等生」とも呼ばれる鶏卵の卸売価格が高騰しているという

なぜだろうか??

えび速

卵の価格が最近超高い! 「物価の優等生」じゃないのか!!http://amaebi.net/archives/2113447.html
(一部割愛しました。)

「・・・

指標となる「JA全農たまご」のMサイズの卸売価格(東京)は
8月ごろから上昇し、10月には平均で
前年の同時期と比べて約14%増の1キロ当たり220円、
11月25日には30%増の280円となり、
「鳥インフルエンザの影響が広がった
2005年以来の高値」(農林水産省)で推移する。

スーパーなどの小売価格も卸売価格の上昇が反映され、
農水省によると11月中旬は10個入りパックが206円となり、
この3カ月で20円以上も値上がりした。

高騰の理由は供給不足。農水省は鶏卵価格の下がりすぎを防ぐため、
養鶏農家が卵を産まなくなった鶏を入れ替える際、
鶏舎の稼働を60日以上見合わせれば奨励金を
交付する制度で価格を調整している。
今年は6、7月の鶏卵相場が同時期では過去最低の水準に低迷し、
この制度の利用が急増。そこに猛暑が襲い、
「採卵鶏が死んだり、産卵数が減少した」(養鶏関係者)ことで
出荷量が落ち込んだ。

需要増も品薄に拍車をかける。13年度に
計4000店規模の出店を見込むコンビニ各社が
「おでん用の卵を例年以上に買い付けている」(スーパー大手)ほか、
クリスマスイブ(12月24日)が平日となる暦の関係で
「イブ当日だけでなく、イブ前の連休にもパーティーが開かれるはず」と
当て込む小売り各社が「在庫切れにならないように
卵の確保に動いている」(大手百貨店幹部)という。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131125-00000001-biz_fsi-nb

ニワトリの調整と年末の需要増がミスマッチ、
最近の価格高騰を招いているようです。
スーパー各社はPBを利用するなどあれこれ対応を模索しているようですが・・・。」という。

最近の鶏卵価格の上昇を例年と比較した情報を調べてみました。

グラフで見る -JA全農たまご株式会社-
http://www.jz-tamago.co.jp/a02_2.php

※東京全農M基準 - 鶏卵相場(H17.7.31迄)
 ※JA全農たまご東京M基準(H17.8.1~) 単位:円/kg

 

 

鳥インフル騒動の煽りならまだしも、それを通り越した異常な価格上昇!

関連投稿:
鳥インフル アヒルから伝染というが謎深まる感染源とメカニズム 人体内での突然変異か?

 鶏卵価格が安定していることが庶民にとって重要なことですが、農水省は鶏卵価格の下がりすぎを防ぐため、養鶏農家が卵を産まなくなった鶏を入れ替える際、鶏舎の稼働を60日以上見合わせれば奨励金を交付する制度で価格を調整しているという。

 猛暑、鳥インフルなどで食料自給率を阻害する要因で生活必需物価高をこれ以上促進させないように!着目しましょう。

   (google画像検索から引用)

関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その37:ウィルスなど有害微生物微粒子の写真の整理とその消毒について)(2013-06-10) 

 


1時間以内で、藻をエネルギー燃料に変えてしまう科学プロセスを開発したという。

2013-12-21 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

'13-12-21投稿

 世の中、エネルギー、資源を求めて、世界各国で熾烈な戦いが続けられる中、生物体を利用して短時間にバイオ燃料が得られる驚くべき研究成果を発表したという。

 

カラパイア 不思議と謎の大冒険

1時間以内で、藻をエネルギー燃料に変えてしまう科学プロセスを開発(米研究)http://karapaia.livedoor.biz/archives/52148997.html
(一部割愛しました。)

「新たなるエネルギーを求めて様々な研究開発が行われているが、今月17日、米エネルギー省のパシフィック・ノースウェスト国立研究所が、生物体を利用するバイオ燃料に関する驚くべき研究成果を発表した。

 今回開発された技術により、藻類を1時間以内で原油に変えてしまうというものだ。

今回開発された技術は、藻類を懸濁液(固体粒子が液体中に分散した状態)のまま、触媒を通しながら約3000psiで350度に加熱して組織や生体高分子を分解し、その後化学処理を加えることで、原油液体を作り出すというものだ。例えると圧力釜のようなもので、その後精製という原油と同様の過程を経て燃料に変換される。原油は研究室ベースで一時間に1.5リットル生産できており、これが商業ベースに乗れば、十分な量の原油を生産できるという。

藻類に含まれる炭素の平均50%(最大70%)は原油のエネルギーとして変換でき、天然ガスに相当する可燃性ガスも得られる。処理の際にはリン、窒素、カリウムなどの成分は分離され、さらに水も回収され、次の藻類の培養に再利用できるそうだ。

 藻類を利用したバイオ燃料は、藻の育成のための大量の水にリン、窒素、カリウムなどの栄養素が必要不可欠であるが、これが再利用できるとなればかなり効率的になるだろう。

藻類を利用したバイオ燃料(藻類バイオマス)は次世代のエネルギーとして注目されてきたが、燃料精製化のコストがネックとなっていた。

 同研究所によると、高温・高圧を使う為、量産プラントの構築が難しいが、脱水といった処理をすることなく藻類を懸濁液のままポンプで運搬、変換するという処理は藻類バイオマス燃料化技術としては既存のものよりも高い燃料転化効率を持ち経済性に優れていると主張している。

藻ってやっぱすごいんだな。漫画「テラフォーマーズ」でも、火星に特殊な苔(藻類)とそれを食料とする改良したゴキブリを送り込み、地表を黒く染めることで太陽光を吸収し、火星を暖めることで人類が定住できる土地に改良しようという試みが行われたわけなんだけど、でもぶっちゃけゴキブリが変に進化しちゃったのでやばいことにはなっているが、バイオ燃料分野に関しては今後数十年で新たなる何かが期待できそうだ。」という。


⇒既報
次世代技術として「藻」から燃料、目指せ「産油国」という。(2013-07-30) と同類の研究開発と思われますが、今後、経済的にペイする量産技術の開発が望まれます。

 



今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('12-6-1~'13-12-15)

2013-12-15 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'13-12-15投稿

 既報今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~'12-2-29)(2012-05-30) に引き続いて、その後の記載を個人的なメモとして整理しました。 

 個人的には、・日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)に記載しました微生物を利用した人工の「メタン」「オイル」「水素」などのバイオマスの量産化技術の発展小規模水力発電更に、昨今の異常気象に伴う土砂災害に係る記載(提案:洪水と渇水対策に中規模水力発電ダム増設を)(2012-07-12)の進展に着目して、期待しています。

 現状、10数年前、技術的に優位に立っていたわが国の再生可能なエネルギー技術は量産化技術の立ち遅れ、恵まれない気象条件、島国のためヨーロッパなどと比べて電力の融通性に欠けること、原子力関連への偏重予算に加えて、大手電力会社になどによる発電事業者への電力買取拒否などから、および、ドイツ、中国などに後塵を浴びていることから、過去から現在において、再生可能なエネルギーの進展に係る国をあげての一貫性のある政策誘導的な支援がなく、その場しのぎの政策であったからでしょうか?                              

 なぜそのようになったのか?を議論して、結論を出して、ドイツのように着実に普及させて、挽回することが必要と思われます。

関連投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載(その25:日本とドイツのエネルギー関係データの比較)(2013-10-31)の引例によれば、

再生可能エネルギーの割合は、
日本1.6% ?
VS ドイツ20.3%

  

ドレスデン情報ファイル
http://www3.ocn.ne.jp/~elbe/kiso/atomdata04.html
ドイツのエネルギー関係データ

 

 電力に占める再生可能エネルギーの割合

まえがきが長くなりましたが、以下に整理しました。

(一部重複しています。詳しくは本文、引用など参照願います。)

再生可能なエネルギーに係る記載(その26:水力発電に再び脚光、小水力発電の現状)
(2013-11-25)
 

水力発電と聞くと山間にある大規模なダムを想像しがちで、これまでは環境破壊の代表のように考えられてきた。ところが固定価格買取制度の対象に入ったことをきっかけに、河川や工業・農業用水路などを活用した「小水力発電」が注目を集め、全国各地で小規模な設備の導入が進み始めた

[石田雅也,スマートジャパン]

 

再生可能なエネルギーに係る記載(その25:日本とドイツのエネルギー関係データの比較)
(2013-10-31) 

 将来の地球温暖化の防止、原発稼動による二次災害防止を防ぐためにも、再生エネの普及に対して、再生可能エネルギーによる発電量がどのように、現状の1.6%からどのくらい増加推移しているか掲示板、等での「見える化」によって国民がわかるようなシステムがほしいところです。  

再生可能なエネルギーに係る記載(その24:世界初の浮体式洋上風力発電「ふくしま未来」 実証実験へ)
(2013-10-05)

洋上風力発電:「ふくしま未来」を公開http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20131005k0000m040076000c.html
毎日新聞 2013年10月4日(金)20:36

 福島県楢葉町沖約20キロの太平洋に風車を浮かべた世界初の浮体式洋上風力発電設備「ふくしま未来」が4日、報道陣に公開された。浮体式洋上変電所も併設。海底ケーブルを東京電力広野火力発電所(同県広野町)につないで、11月にも発送電の実証実験を始める。・・・

佐賀大のインド洋上で海洋温度差発電から10年。 2014年米・中で出力10MWのプラント建設という。
(2013-08-19)

海を利用した再生可能なエネルギーについて調べました。(2010-11-17)
で引用した
OPRF 「海洋温度差発電の胎動」
http://www.sof.or.jp/jp/news/51-100/88_3.php ) によれば、 

 海洋温度差発電は、自然エネルギーの切り札としてその行方が大きく注目されている。
日本の技術が中心となっているという。

⇒将来のわが国の発展のためには、世界第6位の排他的経済水域を日常茶飯に利用して、海域全体を有効利用しなければならないことは自明なことですが、現状、海を持て余しています。

次世代技術として「藻」から燃料、目指せ「産油国」という。
(2013-07-30)
 

(6)藻から燃料 高品質…目指せ「産油国」 2013.7.28 18:00
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130728/scn13072818000002-n1.htm

 原油価格の高騰や地球温暖化が進む中、石油に代わる再生可能エネルギーとして小さな藻類が脚光を浴びている。藻が作る高品質の油を航空機のジェット燃料などに活用しようと研究開発が進行中だ。大量培養で安価に生産できれば、資源に乏しい日本が「産油国」になれるかもしれない。

 微小藻類には、石油とほぼ同じ成分の油を作り貯蔵するものがある。バイオ燃料の原料となるトウモロコシなどと違い、藻類は食糧需要と競合しない上、面積当たりの生産量が陸上植物に比べ桁違いに多い。国土の狭い日本にとって利点が多く、実用化を視野に入れた動きが加速している。・・・


脱原発と大幅な省エネ・節電で、再生可能エネルギー100%の安全な未来を!という。
(2013-07-24)
 

 巨大地震が発生していない米国、欧州と比べて、わが国においてはいったん3.11並の天変地異が発生すれば、福島原発の被災状況で明らかになりつつある現状から、すなわち、国内54のうちのひとつが地震・津波によって破壊しただけで、後処理に半世紀もかかるともいう。

参考投稿:再生可能なエネルギーに係る記載(2050年100%のシナリオ)
 WWF出典の2050までに100%の再生エネルギーによれば、
日本では現在、発電量に占める再生可能エネルギーの割合は3%程度に留まっています。WWF気候変動プログラムの池原庸介は「気候変動問題の解決とエネルギー安全保障を見据え、全量固定価格買取制度などを適切なかたちで早期に導入し、再生可能エネルギーの大幅な普及拡大を図っていく必要がある」とコメントしています。・・・

 
                                        
 <<本文を詳しく読む>>

世界各国のエネルギー需給状態に係る記載を紹介します。
(2013-07-15)
 

FORUM ETT
暮らしの中のエネルギー 2012-2013年版http://www.ett.gr.jp/books/kurashi/kurashi2013.pdf


太陽熱温水器の普及率の高さ。次世代の太陽熱利用を制するのは中国か?
(2013-07-14)
 

 中国はインドと並んで現状化石燃料消費によって発生するPM2.5大量発生国のひとつであり、中東、アジア大陸で発生する黄砂による大気汚染、河川、海洋の汚染も手遅れなくらい進んでいて一部の地域で苦しんでいます。

 一方、

太陽光発電と並んで信じられない現象

自然エネルギーの普及の進展には目覚しいものがあります。

⇒50年前のわが国にみられ、新しい目標に対してなりふり構わず邁進する中国の姿が伺えます。


再生可能なエネルギーに係る記載(その23:池や沼にすむ藻の仲間ミドリムシからジェット燃料をという。)
(2013-07-08)
 

論説委員・坂口至徳 ミドリムシからジェット燃料2013.7.7
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130707/scn13070703250000-n1.htm


再生可能なエネルギーに係る記載(その22:日本の太陽光市場1位に 13年、2兆円規模に)
(2013-06-13)
 

 

再生エネの発電量(単位の一元化)、普及率と稼働率(単位などによって錯覚しないように)などを一般庶民が見てもわかり易く整理された「見える化」(グラフ化掲示)を期待しています。
おおよそ日本の電力消費は18兆kWh×0.053=0.954≒1兆kWh
                   1,083,142GWh(㌐ワット時)

 ちなみに、530万キロワット 2兆円 →設置費は38万/kwhか?

太陽光発電の2013年増加分は0.00053%(おおよそ5ppm)でしょうか?


再生可能なエネルギーに係る記載(その21:「太陽光発電」と「農業」のとってもいい関係 農電併業とは)
(2013-06-03)
 

「太陽光発電」と「農業」のとってもいい関係 農電併業とは
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20130602520.html

 この制度に基づく認定を受けた再生可能エネルギー全体の設備容量は12年12月末時点で523.6万キロワット。このうち太陽光は470.4キロワット(住宅用太陽光:84.7万キロワット、非住宅用太陽光:385.7万キロワット)に達しています。導入が加速しているのは、今が千載一遇のビジネスチャンスだからでしょうという。

 

太陽光発電の増加分はおおよそ何ppmになっていくのでしょうか?

 

再生可能なエネルギーに係る記載(その20:再生エネの進展の立ち遅れの挽回に係る雑感)
(2013-05-29) 

関連投稿:
日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その4:「再生可能エネルギー」最新記事一覧)(2012-10-29)

仮に、3.11の原発事故がなかった場合はどうなっているか?考えてみました。

 CO2を排出しなく、安定固定電力源として優れ、気象条件に左右されない発電方法として、原発の拡大が再生エネの進展など二の次にして進んでいるものと推察されます。

 大地震・大津波による事故によって、今まで安全神話によって衆知されていなかった原発の脆弱性が露呈したのも事実ですが、それにしても 、3.11後、これだけ地震が世界中で発生し続けるとは思っていませんでしたが、もう一度、想定外の周期で巨大地震に直撃されたらと思うと、原発周辺地域の人々の安否が気遣われます。

 それにしても、再生エネが進展しないのは、「やはり高い電気代」に他ならないと思われます。

 確かに、日照時間が短く太陽光発電には不利なわが国では、メガソーラーのみならず、家庭用でも進展し難い??と思われます。

 また、風力発電にしても、ヨーロッパなどと比較して、安定した均等な風力が得られにくいため同様か???

既報再生可能なエネルギーに係る記載(その19:再生エネの進展には普及状況の見える化と国民総意が必要か?)(2013-05-24) とも思われますが、現実問題として、既報再生可能なエネルギーに係る記載(その17:普及阻害要因 電力会社の発電事業者への電力買取拒否の実態 (2013-05-20) で記載したように、わが国の場合、「見える化」が徹底していないため、国民の目の届かないところで再生エネの進展は阻害されているようです。再生エネの進展のために多少金銭的に犠牲を払っても国策として、震災による想定外の出費があると思われますが、送受電、蓄電など周辺インフラの整備が遅れていることも事実か?

 一方、
 海外に目を向けると、再生可能なエネルギーに係る記載(その16:サハラ砂漠の2%で世界の電力をまかなう高効率太陽光発電)(2013-05-06) の夢のプロジェクトが始まりつつあり、トータルコスト的に成功するか否かは現状不明ですが、わが国と比べて日照時間が優位な地域においては進展しています。
 おおよそ、高受光エネルギー(2倍)、高光電変換効率(30%)によって、わが国で市販されている一般的なシリコン太陽電池(15%)の4倍の発電量?が推定され、かつコンピュータ制御して熱も回収するという。 
まさしく夢の発電と思われますが、 
 サハラ砂漠の面積は9,400,000 km² (google検索から引用)であり、その2%は約20万km²ということから、わが国の半分強で本当にいけるのだろうか?

 既報再生可能なエネルギーに係る記載(その15:Mgを媒体とした発電・蓄電の現状と将来への展望)(2013-03-17)の引例の記載によれば、全世界で使用している電力は年間18兆kWh。100万キロワットの発電所にして2000基という。

 超伝導直流送電による送受電、燃料電池、二次電池による蓄電など周辺インフラの整備が完備されれば、未来永劫、電気には困らなくなるのだろうか?

 個人的には、淡水の供給に係るコスト負担と高効率太陽電池に使用する材料(詳細組成は不詳)の枯渇、高騰が気になるところですが、・・・。

関連投稿:
日本の再生可能なエネルギーの現状('10-11-22~'011-07-14)

日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)

 

再生可能なエネルギーに係る記載(その18:豪州で低コストな有機太陽電池の大型化に成功 )
(2013-05-21)
 

オーストラリアでも開発がされたという。

太陽電池をA3サイズのプラ板やスチール板に印刷する新たな技術が開発進行中 - GIGAZINE  2013-05 2021:13
http://ceron.jp/url/gigazine.net/news/20130520-vicosc/

 研究チームは爪ほどのサイズの太陽電池を3年間で10平方cmにすることに成功。新たなプリンターでは幅30cmの太陽電池の作成が可能になりましたという。

関連投稿:
低コストかつフレキシブルな「有機太陽電池」の成長を期待します。
(2010-09-05)

以前の「三菱ケミカルホールディングスの広告記事によれば、「太陽電池の市場規模は、現在2兆-3兆円、2015年には10兆円に達するといわれています。現状、住宅屋根に使われている太陽電池は、ガラス基板に結晶シリコンの半導体を載せたもので、市場の9割近くを占めています。


 再生可能なエネルギーに係る記載(その14:宇宙では太陽電池より原子力電池が不可欠という。)
(2013-03-06)

 

 原子力電池(アイソトープ電池) (08-04-02-08)http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=08-04-02-08

 原子力発電と時を同じくして、原理は異なるものの放射性物質を使用した原子力電池が昔から宇宙開発には不可欠な発電法であるという。 ラジオアイソトープの崩壊エネルギーをエネルギー変換器で電気エネルギーに変える一次電池のことを原子力電池(atomic battery,nuclear battery,isotope battery:アイソトープ電池)またはラジオアイソトープ熱源あるいはラジオアイソトープ発電器(RPG,radioisotopic powered generator)ともいう。


再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その13:ノルウェーの浸透膜発電について)
(2013-02-01)
 

 

BIG LOBE 1月9日(水)12時24分
注目を集めるノルウェーの浸透膜発電 本文詳しく見る
(一部割愛しました。)
「世界的なエネルギー不足を解消する手段として、液体の濃度の差を利用した「浸透作用」を挙げる人は少ない。しかしノルウェー沿岸部では、海水にどっぷり浸かった発電プラントのプロジェクトが進行中で、新たな電力源として世界の注目を集めている。


日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その7:家庭向けの小型風力発電機の紹介)
(2013-01-17)
 

 

スマートジャパン
2012年09月05日 09時48分 更新
本文詳しく見る

小型の風力発電は買取価格が55円/kWhで最高額に設定
されている。建設費が高いためだが、適した場所を選べば企業や家庭でも設置できる。大型の風車を使った大規模な風力発電所も東北や北海道で増加中だという。


再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その12:米 エイモリー・ロビンス氏のビジョン)
(2012-12-30)
 

47トピックス 連続コラム 「原発の不都合な真実」によれば、

 

産業界や政治家を含めてすべての日本人が自国の再生可能エネルギーと省エネの大きな可能性を理解することが大切だ。大規模集中型のエネルギーシステムやそれを支える政策から決別し、原子力などへの補助金をやめて、フェアな競争を実現しなければならない。政治家は勇気を持つべきだ。もし、日本人が省エネと再生可能エネルギーに多大な投資をし、得られたものを周辺の国と共有できれば、日本は世界に大きな貢献ができるだろうという。


日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その6:熱回収を備えた太陽光発電の紹介)
(2012-12-23)

 

発電と熱回収、太陽追尾で“二役” 東大発ベンチャーが開発http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20121223075.html


日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その5:再生可能エネルギー利用推進の村の紹介)
(2012-12-16)
 

 

福島民有新聞
http://www.minyu-net.com/news/news/1215/news6.html

 砂防ダムを利用した毎時30キロワット程度の発電所建設も検討している。2カ所合わせると毎時約100キロワット~130キロワットの発電量で、村内全体の利用電力の10分の1
程度の規模になるという。

 

 

その他参考投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載(その11:ドイツの現状の問題点)
(2012-11-13)
 太陽光発電は従来の電力買い取り制度が、安価な中国製発電パネルに対抗する競争力向上を妨げている上、電力価格の上昇につながるとの指摘があるという。

 

日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)
(2012-07-12)
 

 

再生可能なエネルギーに係る記載(その10:ドイツの太陽光発電の現状)
(2012-06-01)

 

日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その2:太陽光発電進展時の問題点)
2012-05-30) 

 

 

 


生物多様性・生態系異変に係る投稿のまとめ('12-05-13~'13-12-08)

2013-12-11 | 生物多様性・生態系異変関連

'13-12-11投稿

 環境goo 生物多様性特集」によれば、                      ~地球から生きものがいなくなる日~
・・・生活環境の悪化により絶滅に追い込まれたトキ。

 生物があらゆるところで生物同士でつながっており、
生きるための環境が成り立ってからこそ、生きてこられる・
・・
  私たち人間にとっても普段食べている肉や魚が食べられない時代が
数十年後、数百年後には訪れてこないとも限らない。
 つい一昔前には見られていたゲンジボタルやメダカは
絶滅危惧に分類されていることからも想像できるだろう。・・・

 人為的に行ってきた行動がこの生態系ネットワークを乱してきたのだ。
 もちろん人為的に行った影響だけではなく、
地球温暖化による生態系への影響
も当然のことながらあることは事実だ。・・・
地球から生きものがいなくなる日」が本当に訪れてしまうかもしれないという。

 生物多様性特集で問われる「地球から生きものがいなくなる日」が訪れることを個人的には杞憂していますが、「旧き良き日」が失われないように、その原因がどのようなものか?と思いつつ断片的ながら記載した今までの投稿を整理しています。

  既報生物多様性・生態系異変に係る投稿のまとめ('10-10-11~'12-05-08)
(2012-05-13)に引き続いて、個人的なメモとして整理しました。 

生態系の異変について

地中海における海面上昇と生態系の異変との関係について
(2012-11-15)

  海面は149センチ上昇」とのことで、ふと思ったのは、現在、問題となっている世界各国の原発周辺に集まってくるクラゲです。

 海水面の上昇の原因は地球温暖化による極圏の解氷によると言われています。地中海は太古は陸地であったとも言われ、黒海、わが国の瀬戸内海と同様に、水の出入りが少なく温暖化の影響を受けやすいという。また、一時的な海水面の上昇も起こりやすいのか?

クラゲは既稿「生態系の異変に係る記載(クラゲの跋扈の原因は放射能か?)」の引用文献において、海水温度の上昇によって繁殖し易いとも言われていますが、

 個人的には、以前、クラゲは放射能が比較的に多く含まれる海(水)に強いか好きか?と思っていましたが、引用「クラゲの大発生は生態系破壊の予兆
2008年06月25日  発信地:パリ/フランス
には「
地中海において、過去2世紀のクラゲ大発生は12年周期で増減していた。今夏も地中海沿岸区域ではクラゲの大量発生が予想されている。発生そのものは珍しい現象ではないが、問題は発生の頻度と、その後の個体数維持の長さだ。約2世紀にわたって収集されてきたデータによると、通常、クラゲは12年周期で大発生し、その状態を4-6年維持したのち、正常な個体数に戻る。

だが今夏にも大量発生が起きれば、8年連続となる。」という。

つまり、局所的に「熱」があり、海水温度が高いところを好むと推察されます。

地球温暖化の一因として、CO2のみならず、宇宙、地殻から放出されている巨大なエネルギーを持つ環環放射能(放射性物質)からのアルファ線、ベータ線、中性子線による放射化もしくは励起によって、境境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などの有害な電磁波を発生させて最終的に生成されるによる可能性も推察されます。 

 太陽活動のみならず、超彗星爆発起因の放射能、大陸移動に伴なう火山帯周辺の地殻の亀裂などからの放射能漏出現象の周期がどのように成っているか? また、どちらが支配的なのか? 

関連投稿:環境放射性物質が影響する諸悪について

地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている

 巨大なエネルギーを持つ放射性物質(主に、エアロゾル化している大気圏放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線による放射化もしくは励起によって、環境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などの有害な電磁波を発生させて最終的にはになる可能性が推察されます。詳しく見る>>

 

地震前の海洋生物の彷徨に環境放射能の増加が関係するのか?
(2012-12-15) 

 大地震が発生する前に、クジラ、イルカなど海洋生物の生態異常・彷徨(異常な行動)がしばしば報告されています。しかし、理由は科学者にもはっきりとはつかめていないと言われています。

 個人的には、既報の地震雲電磁波ノイズと同様に、これらは環境放射能の影響ではないか?と思っています。

 マイクロプラスチックによる海水汚染は進んでいる
(2013-01-24)

 日経サイエンスによれば、毎年何百万トンも捨てられているプラスチック粒子を食べると,製造時に添加されていた化学物質が健康を脅かす恐れがある。さらに,海水中を浮遊するプラスチック断片は有害物質を引き寄せて周囲の海水に比べて100~100万倍に濃縮するという。

消えた巻き貝「イボニシ」 福島第一周辺沿岸30キロに係る考察
(2013-03-28)
 

 イボニシは日本のほぼ全域に生息し、波打ち際ではごく普通にみられる貝だ。二十年以上にわたってイボニシ調査を続けている堀口さんは「ある地域からまったく姿を消してしまう例は非常に少ない。原発から出た放射性物質や汚染水などが関係している可能性もあると指摘されている。

関連投稿:原発停止で周辺の海洋環境が劇的に改善という。(2013-11-29) 

 稼働中に海に放出され続けてきた原発から出る温排水が止まったことで、原発周辺の海域の環境が回復してきているという声各地から挙がっている。東京新聞)


生物多様性に係る記載(その3:福島原発周辺で「動植物異常」相次ぐ)
(2013-04-05)
 福島第一原原子力発電所からの放射性物質で汚染された地域で、動物や植物に異常が多く見られることが研究者による調査で明らかになったという。 東洋経済 ON LINE)

メタンの地球環境に及ぼす影響に係る情報の整理
(2013-07-04)

 既報地球温暖化に係る記載の整理(〜12-07-03)」を見直して感じることは個人的な妄想ながら、現状、メタンはCO2、PM2.5、環境放射能と並んで地球環境に有象無象の影響を及ぼしているのでは?と

 地球温暖化は異常気象など天変地異生態系に影響を与えていると想われます。

 大気中のメタン濃度は19世紀初頭から増加を続けており、WDCGGの解析では2003年の全球平均濃度は1,787ppbである。この値は18世紀以前の平均的な値である700ppbに比べて2.5倍に達しているという。

世界各地で頻繁する魚の大量死 原因はさまざまか?
(2013-08-21)
 

 引例によれば7月18日から8月初旬に、突如、世界各地で頻発する魚の大量死は日本でも静岡、沖縄で魚の大量死が発生したというが、高緯度のアラスカ、英国から低緯度の中国南部、インドネシアまで、その原因はさまざまであると想っていますが、福岡県の池でも発生したという。

昨今のウナギの異常な高騰はシラスの年間漁獲量の激減という。完全養殖の早期開発に期待。
(2013-08-28)

 シラスウナギの国内捕獲量は、15年の24・4トンから25年は5・2トンに激減している。シラスウナギは水質に敏感なため、養殖にあたっては、水槽に残った餌を短時間で入れ替える技術や餌の開発が課題となっているという。msn産経ニュース

引例図に見られるように、南シナ海、東シナ海経由で回遊するシラスウナギの国内捕獲量の激減の原因究明も期待しています。ニホンウナギの稚魚の漁獲量は近年、1970年ごろに比べて1~2割程度に激減しているという。

1980年前後から発生し始めた生態系異変に係る記載の整理
(2013-10-15)
 

 既報トリチウムは国内外で日常的に海へ流されており健康への影響は少なく必要以上に恐れることはないという。(2013-09-23 )「塵も積もれば山となる」類のように、規格内で少量とはいえど、永年放出されれば、地球温暖化、ひいては環境温度に敏感な生態系に影響を及ぼしてくるのでしょうか?

 とりわけ、人に対して有害な熱中症は1980年前後を境として年々増加しているようです。既報猛暑、熱中症に係る記載を調べました。(その1:昔と暑さの質が変化していないか?)(2011-07-18)の記載によれば、

google画像検索から引用した下記の近年の猛暑(35℃以上)発生件数と熱中症患者数比較しても昨年(2010)はけた違いに多いことが判ります。

     (google画像検索から引用)

 

 猛暑発生件数は世界の原発が開始された時期に対応して観察されます。熱中症患者数は原発が急速に普及し始めたことから観察され始めて、チェルノブイリ原発事故(1986年)の数年後、原発発電量が多くなるにしたがって、確実に増加してはじめているように観察されます。

<原発普及状況>

       (google画像検索から引用)

個人的には、その傾向は1970年から1980年前後を境にして、顕在化してきたかと想っていますが、1980年前後をエポックとして発生し始めた生態系異変に係る記載を以下に整理しました。

 世界的にも絶滅の危機に瀕する生物が多いことが指摘されています。
生物多様性に係る記載(その5:2万900種が絶滅危機にあるという。原因は)
2013-07-03 )

この原因については生物学者によって研究されていると思われますが、

 微生物・生物の生息に多大な影響を及ぼすという生活環境温度が高くなってきつつあるのも一因かと思われますが、それ以外にも環境水の汚染の影響もあるのでしょうか?

対策に係る投稿

体内に摂取された放射能の除染
体内の放射能を浄化する食べ物

【追加・再掲】 体内の放射能を浄化する食べ物に係る情報の紹介
(2013-08-24)
 

 


地震と台風・気圧・気象の関係に係る情報を調べました。

2013-12-06 | 天変地異・異常気象関連

’13-12-06投稿

 既報小笠原「新島」誕生で富士山の火山活動に影響があるという。の引例小笠原「新島」誕生で富士山の火山活動に与える影響http://nikkan-spa.jp/545198)の記載で印象に残った”・・・気圧や雨が地震に影響を及ぼすことはあります。現に、大西洋の真ん中に位置するアゾレス島では、雨が大量に降ると地震が起きる傾向にあり、すでに気圧が低くなると地震が起きるという論文も存在している。・・・”について、地震とマグマ活動の活性化、ひいては、火山噴火との関連もいわれ、個人的にも感心があり、
大陸移動のストレス ⇒地震の発生⇔(地殻変動)⇔火山帯活動の活性化
という図式で
いずれ地震、火山噴火が発生するのは致し方がないので、
予兆現象を解明して発生時期が的確に予測されることを期待しています。

関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(その1:大気イオン、火山性ガスの異常と地震との関係について)(2013-04-14)引例Livedoor Blog 天下泰平 によれば、

「この感じだと、フィリピン海プレートを巻き込んだ、東海、関西方面を中心の南海トラフあたりがポイントになってくるかと思います。
引き続き大気イオンの濃度を確認してますが、やはり関西方面の値だけが非常に高いものが出ています。

・・・

また、このタイミングで台風が日本に近づいてきたのも気になっていはいます。
これも以前から伝えてますが、台風は地震エネルギーが溜まっている地域に向かう傾向があり、台風から温帯低気圧に変わる(台風が崩れる)地域が特に要注意となります。」という。

既報M5以上の中規模地震は福島沖では小康状態(2013-05-04)を保っていますが、巨大地震の前兆か?とも言われ、
 昨4月には淡路島、三宅島、鳥島など従来の東日本沿岸に加えて環太平洋火山帯の大陸プレート境界地域周辺にて、原因不明の中小規模地震が多発しています。

 加えて、三宅島、東京での群発地震など4月のわが国での連発状況。

関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(4:フィリピン・マヨン火山が噴火 わが国の巨大地震への連動性は?)(2013-05-09) 

火山帯活動の活性化に係る記載(その2:地震を誘起するというマグマ活性化のメカニズムの調査に係る雑感)(2013-04-15)の引例

【地震のメカニズム】8.
マグマ化説~電磁波による玉突き的熱移動
 
によれば
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/03/001040.html
(一部割愛しました。本文中 青字は加筆)

前回の記事【地震のメカニズム】7.熱移送説~地震は熱エネルギー移動が起こす~に引き続きまして、
今回は2011年4月17日なんでや劇場(5)(6)で提起された熱移送説のメカニズムについて紹介します。
提起は、熱の移送のしくみを埼玉大学名誉教授である角田史雄氏が提唱している「熱移送説」をさらに深化させた仮説になっています。

 なんでや劇場(5) マントル内部で電子レンジ状態⇒熱の通り道ができる

なんでや劇場(6) 熱膨張による地殻の破断と岩盤の再溶接」という。

 加えて、既報フィリピンを直撃した異常な大型台風の発生要因に係る背景
(2013-11-16 )
によれば、 台風は太平洋上で年から年中発生していること、そして、今年は季節外れの大型の遅まき台風が多いことです。

 今までの例年の平均的な発生位置およびコースとは異なるタイプの台風の原因については、オゾン層破壊もしくは電離層の異変がない限り、通常の宇宙線、太陽光のエネルギーからの入熱以外の何らかのエネルギーが影響しているのでは?と推察されます。

 いずれにしても、今までは、考えたことはなかったですが、基本的には、やはり火山帯周辺のマグマ活動の活性化、もしくはプレートの移動の境界面での摩擦熱による地球内部からの熱による海水温度の上昇が台風を発生させていると想われます。

引例:ナショナルジオグラフィック ニュース November 13, 2013
フィリピン、台風被害拡大の背景
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20131113001

 上記のように、地震を誘起するというマグマ活性化、火山噴火と異常気象との関連が推察されます。

まえがきが長くなりましたが、

地震と台風・気圧・気象の関係に係る関連情報を以下、調べました。

 

探求三昧 by N.Momose

地震と台風・気圧・気象の関係 2013/10/20(日)http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20131020/kiatsu

(一部割愛しました。本文中 赤字は加筆)

「さいきん大型台風が相次いで発生し、それに伴って、地震と台風の関係について語られることが多くなってきた。

そこで、地震と、気圧・台風・気象などとの関連についての情報を集めて紹介することにしたい。

鍵田忠三郎氏の説

・・・

鍵田氏の地震雲の研究については、以前にこちらの記事で紹介した。

この人の代表的著書である「これが地震雲だ-雲はウソをつかない」を参考にして、地震と気象についての説を以下にまとめる。

 

  • 雨の日には地温が上昇し地中の水位が上がり、雨となるが、地震の前にも同様の現象となる。
  • 雨・風・雷・台風・地震などは、大地の中の不調和を治すためのもの
  • 地震の前には震源地一帯が高温になるが、これも地中の不調和のため。
  • 雨と地震は同様の発生原因であり、雨の日は地震が少ない。
  • 雨が降っても大地の不調和を治せない場合、地震となる。
  • 地震雲が低空に出ると雨となり地中浅いところの歪を調和し、5000メートル以上の高空に出ると地震となる。
  • 人間自然界の造物に手を加え不自然な状態にするほど災害は大きくなる。

   ・・・

木村政昭氏:気圧と地震の発生

数多くの大地震を予知してきた琉球大の木村政昭名誉教授海洋地質学)は、気象と地震の関係について、次のように語る。

かつて大地震の発生前に、発光現象や特異な雲が出現した例が伝えられています。それに、漁師の間には『低気圧になると地震が起きる』との言い伝えもあります。地面を押しつける気圧の力がグッと弱まって、地震が起きる可能性があるのです。地震発生の臨界状態にある場合には、低気圧が『最後の一押し』になるかもしれません。

つまり、低気圧が地震発生のトリガーとなる場合もあるのではないかという。

また、次のようにも語る。

3.11後はどうも気圧配置がおかしい。大地震で地軸が揺さぶられ、地球の回転に影響を与えているのではないでしょうか。

 

3.11がその後の気圧配置に影響を与えたとすれば、今年の相次ぐ大型台風の来襲も関係があるのだろうか。

 

ロシアのボコフ博士

ロシアの地球物理学社のボコフ博士(Viktor N. Bokov)は、宏観レンジャーの「地震前兆アラート」でも常時表示している地震予測地図で知られる。

 

ボコフ博士の説では、地震前兆は、太陽地場変化と、高気圧の気圧変化から推測可能だという。

地震の震源は地上の気圧を低下させ、上記の2つが同時にあると、M4以上の地震が起きると言っている。

低気圧の進路と震源

地震が低気圧の進路に影響を与えるという説もある。

それによると、低気圧が急に進路を変えた場合、元の進行方向には地震の震源があるという。

一応こういう説もあるということで、紹介しておく。

上出孝之氏:台風の前後に地震

現代の地震雲の研究家として、30年以上研究を続けてきた、北陸地震雲予知研究観測所の上出孝之氏がいる。

スマトラ沖地震(2004年)や四川省地震(2008年)、3.11直前の三陸沖地震(2011)も的中させたという。

 

 ・・・

関東大震災の直前が大嵐だったとの記録が残っているように、私が調査してきた過去統計から見ても、台風の後や満月の前後は大きな地震が発生しています。今週は、16日に台風26号本州に接近すると予報されており、19~20日は満月。不安要素が重なっているだけに、なおさら注意が必要です。

(2013/10/16、日刊ゲンダイ

 

米国研究:台風の後に大地震が起きやすい

台風の後に大地震が起きやすいということは、米国の科学者によっても研究されている。

マイアミ大学シモンウドウィンスキー准教授フロリダ国際大学の研究チームが、ハイチ台湾の50年間のデータを調べ、地震発生前の4年以内に被災地が激しい豪雨を伴う大型熱帯低気圧に見舞われていることを確認した。

 

4年も前の台風を問題とするとなると、毎年いくつも台風がやってくる日本などは、どの台風とどの地震が関係があったのかと特定するのが非常に難しいだろう。

 

BOPPO氏:台風の発震抑制効果

Twitterでお馴染みの技術者Boppoさんは、以前から「台風通過後3日以内はM5・震度4以上が7割の確率で発生」すると語っていた。

そして、仮説として「台風には発震を抑制する働き」があるのではないかとしてデータを集めた結果、台風通過中の発震は明かに抑制されており、311震災前後でもM4または震度3が3~6日に1回程度発震しているという。

 

詳しいことは、下記のBoppoさんのブログ記事を参照してください。

台風がスロー地震のトリガーとなる

面白い説として、台風が「スロー地震」のトリガーとなり、それが大型地震を抑制するというものがある。

ワシントンD.C.にあるカーネギー研究所アランリンディ氏率いる研究チームは、台湾の東海岸に高感度の地震計を設置し、微弱なスロー地震の記録を取った。

その結果、台風発生がトリガーとなり、地震計にも記録されないスロー地震が多発し、それが地震エネルギーを温和するということがわかった。

このように、様々な説があるが、気圧変化と地震の発生には関係があるかもしれず、さらに探求する価値がありそうだ。

地震と気圧の関係についてみると、低気圧が地震を誘発するという説と、地震の発生により地上の気圧が低下するという異なる説がある。

特にこの季節、台風の発生と進路について、注意して観察するようにしたい。

 

 ・・・」という。

 


小笠原「新島」誕生で富士山の火山活動に影響があるという。

2013-12-01 | 火山活動の活性化

’13-12-30投稿

 富士山噴火の可能性は、既報富士山噴火の可能性は確実に100年以内に起こるのだろうか!? 箱根山の地震も活性化中という。(2013-06-05)の記載にて、富士山の噴火の話題を紹介しましたが、一昔以上前、三原山噴火の連動で富士山が噴火するのでは?といわれて久しいですが、一時騒然となったが、結果として幸い?にも発生しませんが、
火山噴火に関しても、的確な予知が科学的に的中できない現状であり、大中小は別にして「またか」「こんな所で」が偽わらざる心境です。

 既報もし富士山が噴火したら? 大量の火山灰で家屋倒壊、火山ガスによる呼吸器疾患にも注意という。(2013-06-27) に記載しましたように、火山噴火は地震同様、富士山のみでなく全国数十箇所に存在する活火山にも注目する必要があると思っています。

 


 出典:独立行政法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室 

小笠原諸島の西之島近くで、11月20日、40年ぶりの海底噴火したことから、その連動性が指摘されていますが、どのようなものでしょうか?調べました。

日刊SPA!

小笠原「新島」誕生で富士山の火山活動に与える影響
http://nikkan-spa.jp/545198
(一部割愛しました。)

「小笠原諸島の西之島近くで、11月20日、40年ぶりの海底噴火により誕生した新たな小島が、その後、噴き出した溶岩流が島全体に流れ出ているため、着々と「新島」化している。早くもYahoo!地図には、まだ“点線”扱いだが、新島らしき形状の島が表示されるなど、ネット上では、日本の領海が“少しだけ”広がった喜びの声で溢れている。

 だが一方で、今回の新島誕生が「大地震の予兆」と危ぶむ声が根強くあるのも事実だ。前回、西之島で噴火があった1974年には、死者30人を出した伊豆半島沖地震(マグニチュード6.8)が起きるなど、マグニチュード7レベルの地震が多発。さらには、今回の新島誕生とは別に、今夏の記録的猛暑や大型台風も頻繁に発生したため、これらの要素を巨大地震の「予兆」に結び付けようとする噂が後を絶たないのだ。

 武蔵野学園大学教授の島村英紀氏が話す。

「そもそも、大地震の前兆と言われる『宏観(異常)現象』自体、私はまったくの俗説と考えています。特に、今夏の『異常高温』など気温については何の関係も認められない。というのは、例えば東京の地下水の温度が1年中15度であるように、地上でいくら気温が高かろうと地下数kmには何の影響もない。ただし、気圧や雨が地震に影響を及ぼすことはあります。現に、大西洋の真ん中に位置するアゾレス島では、雨が大量に降ると地震が起きる傾向にあり、すでに気圧が低くなると地震が起きるという論文も存在している。今回噴火の起きた西之島近辺はまだ噴火中の状態。今後、火山活動がさらに活発化し、新島が今以上に大きくなるようなことがあれば、さらに上のステージに入り、マグニチュード8クラスの巨大地震が西日本で起きる可能性が浮上してきます」

 しかも、今回の噴火は富士山の火山活動にも影響を与える可能性があるという。島村氏が続ける。

「実は、富士山から南に向かって、箱根、伊豆大島、三宅島、八丈島、さらに南下して鳥島、そして今回の西之島へと火山列が連なっており、その先には1952年に大爆発を起こし、31名の犠牲者を出した明神礁がある。この南北に連なる火山列は、太平洋プレートがフィリピン海プレートにちょうど潜り込む場所に当たり、今回に限らず、4月にも三宅島で火山性の群発地震が発生し、時を遡れば1605年に八丈島が大噴火しています。小笠原諸島付近では、昔から同じメカニズムで海底火山の爆発や地震が繰り返されており、今回、新島ができたエリアは、10年で1mもプレートが動き、巨大な地震エネルギーが蓄積されているのは紛れもない事実。実は、世界ではマグニチュード9を超える巨大地震が、東日本大震災を除いて過去5回起きましたが、その4年以内に地震が起きた付近で火山が噴火しているデータもあり、この関連性に則れば、富士山が6回目のケースになる可能性もある。富士山のもっとも最近の噴火は宝永の大噴火(1707年)。300年以上にわたって富士山が噴火しなかったことはなく、むしろ、長い目で見れば現在の静寂は極めて珍しいことなのです」

 東日本大震災の影響で、日本列島を中心に大きな地殻変動が起こったというが……。新島誕生のお祝いムードに水を差したくないが、しばらくは注視が必要な気配だ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>」という。

⇒富士山噴火、および大地震の予兆現象については数多く言われていますが、しばらくは注視が必要な気配と思われます。

 

参考投稿:
富士山噴火の可能性は確実に100年以内に起こるのだろうか!? 箱根山の地震も活性化中という。(2013-06-05) の引用記載によれば、

 

 既報地異に係る記載(その23:富士山の滝沢林道で大規模な地割れが発生 したという。)(2013-04-09)によれば、 47NEWS 2012/07/10 【共同通信】富士山5合目に亀裂、約20m 気象庁「噴火の兆候なし」に引き続いて、2013/04/08さらに大きな地割れが発生しているのは、富士山の五合目から下った標高1980メートル付近で発生して道路の半分ほどが大きく陥没したような映像となったという。

 

富士山滝沢林道地割れ – YouTube

 

 最近の情報では、富士山で異変!巨大地震の予兆か 林道陥没、浜名湖周辺ではアサリ激減、アユ大量死という。(2013-05-15)以前の気象庁のコメントでは噴火との関連はないようですが、既報の世界各地で発生している地異現象と比較して規模が小さいようですが、噴火に対する油断は禁物か。

 

 というのは、既報地震および津波に係る記載(その51:大陸移動による奇妙奇天烈なプレートの動きがあるという。)の引例に記載されているように、「プレート端部での潜り込みの方向を見るとバラバラであるのが分かります。一体剛体であるはずのプレート(といっても、お椀のようなシェル構造ですが)にそんな器用な動きが取れるのでしょうか。これではゴム板のようです。」という。

 

参考関連投稿:
地異に及ぼす要因に係る記載(09-14更新 その5:シンクホール(地殻沈没)現象)

その他関連投稿:
電子基準点を使った地震予測で3.11直前と同じ異変 M7以上の南海トラフ地震の可能性があるという。
(2013-11-25)

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