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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

ウオーターサーバーの水、水道水の基準満たさないものもあるという。

2014-08-01 | 水とはどのようにすべきか

'14-08-01投稿

 既報空気汚染より深刻な中国の“水”問題の現状とその対策に係る情報の紹介2014-02-28で記載しましたが、中国では個人的には、空気汚染の場合はマスクをかければ、および局所的に除塵すれば防ぐことができますが、それ以上に問題となる水の汚染に関しては特に可溶性の物質の場合は簡単には除染できずに水中に残り、人の健康および幾多の生態系にも影響を及ぼすと思っています。

 わが国では水道水より美味しく、汚染も少ないと思っていた
ウオーターサーバーの水、水道水の基準満たさないものもあるという。

朝日新聞デジタル

2014年7月31日12時02分http://www.asahi.com/articles/ASG7Z6DBFG7ZULZU00L.html?iref=comtop_6_03

「家や会社での利用者が増えているウオーターサーバー(給水器)の宅配水。麻布大学の古畑勝則教授(微生物学)が調べたところ、使用中に細菌が増殖し水道水の基準を満たさないものが数多くあるとわかった。体に影響のあるレベルではないが、「安全性確保のため、衛生管理の対策が必要だ」と話している。

 宅配水とは、業者がサーバーを利用者に貸し出し、定期的に容器入り飲料水を宅配するもの。原料は地下水や濾過(ろか)した水道水など。一般家庭では、家族の人数にもよるが10~12リットル程度の容器1本を10日前後で消費するという。

 昨年度、家庭や事務所などで使用中のサーバーの水140検体を調べた。その結果、全体の3割にあたる42検体が、水道水の水質基準における一般細菌の基準値(1ミリリットルあたり細菌の集落数が100以下)を上回った。・・・」という。

 中国で問題となっている汚染水とは次元が違いますが、きれいな安全な水を得ることは難しいようです。

ちなみに、既報の引例によれば、ちなみに、
「きれいな水」をつくるには、
引用:http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/kumagai/eac/ea/water.html

海水から真水を作る
  日本では大体上記の過程で飲めるていどの水が作られていますが、海外では海水から真水が生産されているところがあります。
海水は河川や湖沼の水と異なって約3.5%もの塩類(大部分はNaCl)を含んでいるため脱塩操作が必要になります。
 この脱塩には 1.蒸留法 2.逆浸透法 3.電気透析法(イオン交換膜法) 4.イオン交換樹脂塔式法 等があります。・・・(詳しくは本文参照)


空気汚染より深刻な中国の“水”問題の現状とその対策に係る情報の紹介

2014-02-28 | 水とはどのようにすべきか

'14-02-28投稿、追加・修正

 既報西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となったという。(2014-02-27) によれば、大陸から飛来するPM2.5および黄砂による空気汚染が昨年同様酷くなっているようです。

 個人的には、空気汚染の場合はマスクをかければ、および局所的に除塵すれば防ぐことができますが、それ以上に問題となる水の汚染に関しては特に可溶性の物質の場合は簡単には除染できずに水中に残り、人の健康および幾多の生態系にも影響を及ぼすと思っています。

 特に、中国のみならず、世界各地の淡水不足、ならびに諸水の汚染、および対策については重要な問題となっているのは既報の調査から思われます。
 大気汚染に関してはアジア大陸における砂漠化、沙地化が最大の原因かと思われますが、この風が吹けば砂ほこりが舞う対策にも適当なきれいな水が必要となります。

 また、きれいな水を使って、世界各国で問題となっている汚染大気、汚染水の除染、浄化をするためには莫大な電気エネルギーが必要かと思われます。
関連投稿:水とはどのようにすべきか(30)

 今回は中国についての“水”に係る諸問題の現状と対策に係る記載を調べました。

WEDGE Infinity 2014年02月18日(Tue)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3518

空気汚染より深刻な中国の“水”問題
(一部割愛しました。)
逼迫する水量に、汚染が深刻化する河川や地下水。北京をはじめ中国全土の水資源データが示す衝撃の事実。

「世界中にあふれる水不足の報道をすべて合わせても、北京がいま直面する水不足の危機的状況には及ばない」

 2013年10月、こう発言して注目を集めたのは中国水科院水資源所の王浩所長である。この発言は決して誇張ではない。

国連環境計画(UNEP)の基準では、1人あたりの年間水資源量に準じて1700立方メートルを下回る水準を「水不足懸念」、1000立方メートルを下回る水準を「水不足」、そして500立方メートルを下回る場合には「絶対的水不足」として分類している。中国では天津市、北京市、寧夏回族自治区、上海市、河北省、山西省、山東省、江蘇省の8省市自治区が「絶対的水不足」に含まれ、なかでも北京市は、500立方メートルどころか、100立方メートルにさえ満たないのが現実なのだ。

 「12年を例にとれば、北京で消費される水の総量は年間約36億立方メートルです。このうち約7億5000万立方メートルの水(約20.8%)が、実は再生水によってまかなわれているというのが現実です。専門家によれば、少なく見積もっても毎年約15億立方メートルの水が欠乏していることになるというのですから深刻です」(北京のメディア関係者)

 観光で北京を訪れ、ホテルで蛇口をひねれば水は勢いよく流れ出すので、外国人が水不足を実感することはない。同様に北京で暮らす人々が日々の生活のなかで水不足を実感する機会は決して多くはない。

・・・

その象徴とされるのが、中国のなかでも比較的水資源に恵まれている南部の長江から、水がひっ迫する北部に水路を引く大事業、「南水北調」である。合計3つのルートによって結ばれる水路は、すでに08年に1本目が開通し、河北省にある4つのダムに水が注ぎこまれて北京は焦眉の急を脱した。

 続いて10年には2本目が開通し、北京の人々は湖北省、河南省をまたいで注がれる丹江口ダムからの水によって多少の潤いを手にした。

 そして、14年10月には3本目が開通して事業は完成となるのだが、それによって北京の水問題が解決すると考える専門家は1人もいない。

・・・

水不足だけではない。北京の河川の汚染状況と中国全土の水問題の現状も深刻である。

まず北京の地表を流れる河川の汚染状況だが、13年4月から5月にかけて、環境保護部華北督査センターが北京を流れる河川の調査を行っている。このとき対象となったのは全部で50の河川だったが、すでに水が枯れている9本の河に加え、サンプリングに適さないと判断された4本の河が除かれた上での調査の結果は、全37本の河川のすべてが環境保護部の定めた水質基準を下回ったというから驚きである。

地方でも深刻化する水不足

さらに全国の状況である。

 中国水利部が13年3月に発表した統計によると、中国では毎年約500億立方メートルの水が不足している。

 水資源量はざっと世界平均の3分の1程度だが、それに増して悩ましいのが、農地が集中する北部で水のひっ迫が顕著だということだ。北部地域において重要な水源と考えられている4本の河(黄河、淮河、海河、遼河)の水量は、この数年で約17%も失われてしまっている。

 これは各地方が競うように経済発展のための工場誘致や地場産業の育成に乗り出した結果として、工業用としての水の需要が高まったのに加え、生活水準の向上で1人あたりの水消費量が伸びたことが原因だと考えられている。

・・・

「また、それ以前の問題として、水利政策の失敗が中国の河を傷つけてきたことに問題がある」と指摘するのは、前出のOBである。

 「1950年代から60年代にかけて各地で乱立したダムが、それぞれの土地で重要な水源であった河川に深刻なダメージを与えました。結局それらは、水力発電に利用されることもなく老朽化し、いまや各地のお荷物になっています。それが中国全土に約8万7千基あり、そのうち約4万1千基のダムはすでに寿命とされる年月を経過してしまい、いまや決壊の危険にさらされています」

「流れをせき止めることで水流を奪えば、河が本来持つ浄化の力が奪われます。これが水源にとって大きな打撃になります。そして肝心のエネルギーにも使えず、逆に災害の芽を撒いてしまったのですから、ツケは大きいと言わざるを得ません」

 「現在、国と地方は協力して老朽化したダムの補修に当たっていますが、その数は中央が約1万5900基、地方が約2万5千基という途方もないものです。どのダムも工事が完成する15年までに大きな洪水などに見舞われれば大変な災害につながりかねないと危険視されています」

・・・

 さらに深刻なのは、いまや水消費量全体の40%をまかなう地下水の問題である。99年から12年まで、地下水を汲み上げ過ぎた影響で、水位が毎年平均で90センチずつ落ちている。

こうした危機的な状況下にありながらも、前述のようにいまだ北京市民の日常生活のなかからは水不足の危機を共有するような変化が感じられない。その事実が水資源保護に関わる専門家たちの焦燥感をさらに煽っている。

 騙し騙しなんとか水を手当てしてきた当局だが、もはや「最後の砦」ともいうべき地下水にまでその問題は及んできている。

河川から地下水へ 広がる水質汚染

そのことを象徴していると考えられているのが、いま中国全土に広がる水質汚染の問題である。中国の深刻な水質汚染は、表面を流れる河川から土壌に広がり、ついには地下水の汚染にまで広がってきている。

・・・

13年2月、山東省濰坊の企業が汚染水を地下深くに捨てているという告発を受けて当局が調査に入った。これは、川に流す“盗排”よりも、さらに手の込んだ犯行の始まりだとネットでも大きな話題になった。

 こうした問題が積み重なり、13年10月、『時代週報』が伝えた記事によれば、中国農業科学院の研究者が09年に北京市平原区の322の観測地点で行った調査において、「比較的汚れている」及び「極めて汚れている」に分類された水源は実に41%にも及んだのである。

この結果は北京から少し範囲を広げて行った調査でも、当てはまる。

 同じ時期、中国地質科学院水文環境地質環境研究所が公表した華北平原における地下水の汚染状況の調査結果では、いまだ汚染されていない地下水は全体のわずか55.87%でしかなく、44.13%の地下水はすでに何らかの汚染の影響があることも判明した。

 中国では、もう何年も前から「いずれ飲み水がなくなる」という懸念が語られてきているが、公表されるデータのどれもがそのことを裏付けるような内容だった。

いまや全国655都市のうち、400以上の都市で地下水が主な飲料水の資源であることを考えてもこの事実は衝撃だ。

 事実、11年に国土資源部が全国200都市で行った地下水の調査によれば、「極度に汚染」と「やや汚染」の2つの項目に該当したのは全体の約55%で、前年に比べて15.2%も増えていたという。しかも、全体の37%に当たる地下水が、「地下水品質標準」に照らした“汚染”にあたる「Ⅳ類」と”重度の汚染”にあたる「Ⅴ類」に相当し、すでに飲料水には適さないものだったのだ。

・・・(後略)」という。

⇒既報でも調べたので概況については把握していますが、これ以上、大気汚染、地下水汚染などによって、環境水が汚染されれば、当然、世界各国の飲料水、農作物、魚介類にも影響を及ぼすので、注意が必要と思われます。

ちなみに、「きれいな水」とは、

しかしながら、本題とはそれますが、「水力発電に利用されることもなく老朽化し、いまや各地のお荷物になっています。それが中国全土に約8万7千基あり、そのうち約4万1千基のダムはすでに寿命とされる年月を経過してしまい、いまや決壊の危険」という記載についてですが、

水と並んで重要な電気エネルギーを生み出す「水力発電ダム」の多さ。

ちなみに、大気汚染は石炭火力電による煤煙、黄砂が主因となっていると思われますが、国の全消費電力量に占める水力発電は既報再生可能なエネルギーに係る記載(その27:世界の再生エネなど電力設備の普及実態の整理)(2014-02-10)によれば、

世界の消費電力量の整理 (基 as100万キロワット) 
    (中間経過)

     全発電量 再生エネ(太陽光  風力 その他)  水力 原子力 火力                 
                                                                              bal.
ドイツ  63     15   (別途追加)         1.4     9     37.6
             

スペイン31    11.4            
           2.3     7    10.3     
フランス 60     2.4                   6.6  
  45   8.4          
中国  440         9                     79       9      342
米国  466        30                           37   90   309

日本  106       4.2        2>  2>  1>             9      2    90.8

であり、その発電量は日本の全電力消費量にも匹敵しそうな莫大さから、

 個人的には、さらに補修して、治水と自然エネ化への有効活用を図って火力発電の比率を下げることによる汚染物質の減少の推進を現状期待せざるを得ない?と 思われます。

 4本の河(黄河、淮河、海河、遼河)の水量は、この数年で約17%も失われてしまっている原因はなんだろうか?著しい工業化、人口の増加に加えて、北極の温暖化の原因と仮説される気流の変動に伴う旱魃現象の影響も妄想されます。

 関連投稿:
大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という

<追加>
ちなみに、
「きれいな水」をつくるには、
引用:http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/kumagai/eac/ea/water.html

海水から真水を作る
  日本では大体上記の過程で飲めるていどの水が作られていますが、海外では海水から真水が生産されているところがあります。
海水は河川や湖沼の水と異なって約3.5%もの塩類(大部分はNaCl)を含んでいるため脱塩操作が必要になります。
 この脱塩には 1.蒸留法 2.逆浸透法 3.電気透析法(イオン交換膜法) 4.イオン交換樹脂塔式法 等があります。・・・(詳しくは本文参照)

 

 


驚愕! 人は空気と水と太陽の光だけで食べなくても生きられるという。

2014-02-12 | 水とはどのようにすべきか

'14-02-12投稿、追加・修正

 既報鶏卵物価の上昇に係る記載を調べました。(2013-12-22)で記載しましたように、昨年末から「物価の優等生」とも呼ばれる鶏卵の卸売価格が高騰して、現状、やや値下がりしているものの*、高止まりしていますが、野菜、果物などの値上がりが激しく食にかかる出費が多くなり段々済み難い世の中に成りつつあります。

*参考:グラフで見る -JA全農たまご株式会社-
http://www.jz-tamago.co.jp/a02_2.php

  こんなご時世に、いざお金がなくなった時には羨ましい限りですが、空気と水と太陽の光だけで何も食べなくても生きることができる人々がいるという。

 はたしてどのような水をどのくらい飲んで、どのように太陽エネを利用して生きていけるのだろうか?
  既報米国では1日の水分摂取量、2リットルは妥当?というが、全世界に充当できるのだろうか?(2013-09-20) で記載しましたが、食物中の水分込みで約1日あたり約2.5リットルの水分摂取を推奨しているようです。

 何も食べないで一人前に働くこともできるだろうか?

 
 食べない生き方
人は食べなくても生きられる
http://inedia.jp/inedia.html
(一部割愛しました。)

「地球上に存在する生物は、大きく二種類に分ける事ができます。
それは、独立栄養生物従属栄養生物です。
植物は独立栄養生物に属し、動物は従属栄養生物に属します。

ところが、地球上には独立栄養生物に属する人間が存在するのです。
何も食べないで生きている人は、現在でも世界で10人ほど確認されています。
彼らは、空気と水と太陽の光だけで生きているのです。

不食に至るまでの過程として、
ヴェジタリアン⇒フルータリアン⇒リキッダリアン⇒ブレサリアンという段階があります。

不食になるためにはまず、動物性食品の摂取を止めて菜食主義者になる事から始まります。
そして、食べる量を少しずつ減らしながら、やがては菜食すらも止めるという形で行われます。
しかし、不食によって体が痩せ衰えていく事はありません。

腸の状態が健全になると、吸収が良くなって、ほとんど食べなくても痩せないそうです。
体調も良くなって、疲れにくくなりますし、病気にもなりません。
不食になると食べ物を消化するエネルギーを使わなくなるので、睡眠時間も短くて済みます。

現在、日本には青汁だけで生活している人が20人ほどいるそうです。
以前、『歴史ミステリー』という番組で、明治時代の不食者を取り上げていました。
その不食者は、長南年恵さんという女性で、20歳の頃から全く食事を摂らず、
24年間、口にするものは生水程度であったと言われています。

人間の基礎代謝は1300kcalです。
そのうち脳が使うのが500kcalであり、意識不明でも500kcalは必要なので、
一日の総摂取カロリーが500kcal以下の人を仙人と呼びます。

長期間、不食を継続すると呼吸が一分間に二回と深くなります。
呼吸が二分間に三回より深くなると完全な瞑想状態になります。
血中酸素濃度は低くなり、心拍数、脈拍数も遅くなります。
脳波もミッドアルファ波や覚醒シータ波にまで下がります。

地球上に存在するあらゆる生物の生命維持エネルギーの源は太陽光線です。
植物は光合成によって太陽光線をエネルギーに変換して体内に蓄積しています。
動物は、植物を食べる事によって太陽エネルギーを間接的に体内に取り入れています。
直接、間接を別にすれば、生物は葉緑素の働きを通じて、生命を維持している訳です。

しかし、植物という媒体を通さずに、太陽光線のエネルギーを直接吸収する事もできます。
日の出間際と日没間際の太陽を一時間凝視する習慣をつけると食欲が湧かなくなるのです。

太陽凝視以外の方法として考えられるのが、ブルー・ソーラー・ウォーターです。
ブルー・ソーラー・ウォーターを飲むと、お腹が空かなくなり、全く疲れなくなります。
ブルー・ソーラー・ウォーターの作り方は、水道水かミネラルウォーターを青色の硝子瓶に入れ、
プラスチック栓かサランラップか青色のセロファンで蓋をし、太陽光に一時間当てるだけです
ブルー・ソーラー・ウォーターは、ペット・ボトルに移して冷蔵庫に保管する事もできます。
不思議な事に、水が甘くて美味しくなります。
蓋は必ず非金属でなければなりません。

活動エネルギーを生み出すには、電子伝達系という回路で、
一個の陽子と一個の電子で成り立っている安定した分子構造の水素を栄養素から引き離し、
ミトコンドリアの膜の内側と外側に電位差を作らなければなりません。

 実は、この水素分子を引き離す仕事を太陽光線が行っているのです。
栄養素を口から摂取するだけでは、充分なエネルギーを生み出す事ができません。
太陽の光を浴びると、体が温まり心地よく感じられるのは、
ミトコンドリアが刺激され、活性化するからです。
ミトコンドリアを中心として栄養学を捉え直した場合、
食べ物だけではなく、太陽光線も栄養の一部なのだと言えるのです。

主なエネルギー源は糖質ですが、糖質は解糖系で分解されるとピルビン酸と乳酸になります。
この際に生み出される活動エネルギーはわずかなので、ピルビン酸はミトコンドリアに運ばれ、
電磁波や放射線のエネルギーも加味されながら、最終的に大量の活動エネルギーが作られます。
食べ物以外の要素がいくつも加わり、最後は燃焼とは別の形で活動エネルギーが得られます

カロリー計算で成り立っている現代栄養学との間に大きな食い違いが生じるのも当然です。

不食になるためには、解糖系からミトコンドリア系へとシフトする必要があります。

ブドウ糖が細胞の中に入って来ると、細胞質では解糖という反応が起こります。
効率の悪い解糖系エネルギーを活用するには、絶えず糖質を取り込む必要があるため、
糖が不足してしまう時間が続くとすぐに空腹になり、猛烈な飢餓感に襲われます。

エネルギー効率のいいミトコンドリア系の世界に入り込む事ができれば、飢餓にも適応できます。

解糖系の世界から離脱するのに最も有効な手段は、断食と断糖です。
断糖とは、今、医療現場で注目されつつある糖質制限食を意味します。
断食が食事そのものを断つ事で解糖系を縮小させるのに対し、
糖質制限食では主なエネルギー源である糖質のみを対象にして、
これを断つ事でミトコンドリア系を活性化させる訳です。
解糖系は糖質をエネルギー源にしていますから、糖質を遮断すれば解糖系は自然に縮小するのです。

 修験僧が五穀断ちをするのは、糖質制限食によって解糖系の欲の世界から解脱し、
ミトコンドリア系優位の悟りの世界へとシフトチェンジするための知恵なのでしょう。

 植物は葉緑素により、太陽エネルギーを物質化し、自らを生長させます。
動物は生命小体により、太陽エネルギーを物質化し、自らを成長させます。
通常、動物の生命活動は食物を摂る事で、その熱エネルギーと物質変換が営まれます。
しかし、それだけでなく緊急避難時のバックアップ・システムが準備されています。
それが、解糖系エネルギーや核エネルギーによる補助システムです。
最後には不食、飢餓に備えて究極の生存システムが人体に備わっています。
それが、太陽光によるソマチッド造血です。
普段、食物から充分にエネルギーを摂っている時は、このシステムは作動しませんが、
不食、飢餓状態になって初めてこの緊急バックアップ・システムは作動するのです。

肥満と関係が深いいくつかの遺伝子のうち、
ベータ3アドレナリン受容体遺伝子というものに変異があると、
中性脂肪の分解が抑制され、基礎代謝量が低くなります。
この遺伝子変異は、ネイティヴ・アメリカンのピマ族に多い事が知られています。
ピマ族は、10人に9人がこの倹約遺伝子を持っているそうです。
実は、ピマ族ほどではありませんが、この倹約遺伝子は日本人にも多く、
約3人に1人が持つと言われています。
民族的に見ると、倹約遺伝子を多く保有している民族は、
イヌイット、ピマインディアン、日本人の順だそうです。
この倹約遺伝子を持っている人ほど飢餓には強く、不食に向いていると言えます。

不食に対して多くの人が抱く第一の疑問は、
体のたんぱく質をどうやって作っているのかという事でしょう。
その答えは、腸内細菌です。

 不食者の腸内細菌の種類や割合は、人間としてはかなり特殊で、牛などの草食動物に近いそうです。
では、アミノ酸の材料となるアンモニアは、どこから調達しているのでしょうか
私たちの体では、筋肉などのたんぱく質が絶えず代謝されています。
少しずつ古いものを捨てては新しいものを作っているのです。
要らなくなった筋肉のたんぱく質を分解する時、代謝産物としてアンモニアが生じます。
アンモニアは有害なので、体内では尿素に変えられ、主に尿として排泄されます。
こうして捨てられるアンモニアや尿素には、
実はたんぱく質の材料になる窒素がまだかなり含まれています。
不食者は、その窒素を捨てずに再利用しているというのです。

太古の昔から、私たち人間を含めたあらゆる動物が最も恐れていたのは、外敵ではなく飢餓でした。
人類最古の生活様式である採集狩猟をしていた頃は、食事の時間も回数も一定していませんでした。
獲物が捕まえられなければ数日、時には数週間も空腹で過ごさなければならなかったのです。
人類の長い歴史を振り返ると、ほとんどが飢餓にさらされている時代であり、
人類は、少ない食糧を効率よくエネルギーに変えながら淘汰、進化してきた訳です。
人類は、食べた物を内臓脂肪として効果的・効率的に蓄積する事ができる倹約遺伝子と
断続的な飢餓状態に置かれた時に体を生き延びさせてくれる延命遺伝子を持っています。

 私たち人類が飢餓状態になると、体は老廃物を無駄に捨てるのをやめてしまいます。
無駄に出す事をやめて、マクロファージが再利用し、一つの無駄もなく再利用して、
あとは消化管に棲みついた腸内細菌を栄養にして、不足分を賄って生き続けるのです。」という。

⇒ブルー・ソーラー・ウォーターを造るのに水道水かミネラルウォーターを使用するというが、

 人工のサプリメントなど利用できない明治時代の長南年恵*さんという女性で、20歳の頃から全く食事を摂らず、24年間、口にするものは生水程度であったという。何県に住み、どのようなミネラルを含有した硬度、水質の水を飲んでいたのか?塩も食していなかったのか?興味ありますが、別途調べたいと思います。

*追加:
ウィキペディアによれば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%8D%97%E5%B9%B4%E6%81%B5

 

長南 年恵(おさなみ としえ 1863年12月6日文久3年10月26日) - 1907年明治40年)10月29日)は、明治時代霊能者超能力者現在の山形県鶴岡市出身。本名、登志恵(鶴岡市戸籍研究による)[1]。・・・」という。

 

20歳のころからほとんど食事をとらず、口にするものは生水程度であったという。また、空気中から神水などの様々な物を取り出すなど、多くの不思議な現象を起こしている。・・・

 

「水」とはどのようなものか?」に係る投稿 の整理('11-01-05~)に記載した
機能性水(別紙)と類似な効果、性質の健康によい自然水でも飲んでいたのだろうか??
放射能を除去する水について
放射能を除去する4次元の水とは
 過度に放射能汚染に対する提案

電子水の効果について
水道水等の水質基準に適合した元水に、
エレクトロンチャージャーによる静電場処理法によって、
水の特性を活性化させ生成された水であり、生命体や物質に最も調和する水といえます。
また、電子水は、プラス・マイナスのバランスがとれ、さらに水分子集団が
極めて小さい水であり、特に制菌性・還元性・溶解性・吸収性に優れています。
飲料水はもちろん、食品製造や外食産業をはじめとする食産業界で大きな効果が実証されています。


 

本文を詳しく読む>>


磁化水の効果について
「磁化水(磁気処理水)」とは、簡単に説明すると磁場(磁力が作用しているところ)を通過させ磁気を帯びさせた水のことを言います。この磁気処理をした水の効果が注目されています。
 各国での磁気処理水の研究の歴史は古く、工業や農業(植物の生育等)・汚水処理(水質改善) などに効果があるといわれ、今では身体にいいという健康面でも注目されています。
・・・」という。「本文詳しく読む>>
水道水などの水のクラスターは平均12個の水分子からできています。しかし、磁力が働いている磁場を通過し出来上がった磁化水の水分子は平均6個とクラスターが小さくなりますクラスターが小さくなると浸透性、つまりしみ込む力が高まります。そのため、磁気処理水は微粒子化された分体内に吸収されやすくなります。」という。本文詳しく読む>>
構造活性水について
 磁化水(磁気処理水)とは、簡単に説明すると磁場を通過させ磁気を帯びさせた水のことを言い、一般的には、六員環状(六角形)或いは、五員環状(五角形)の環状構造をつくっていますが、磁化水、電解水などの構造活性水六員環状の水であり、生理活性が低い五員環状の水は主にガン患者などの患部(ガン細胞)の水により、より多く見られています。
詳しく読む>>
 

フレミングの法則に準じて、水にさまざまな影響を与えているのだろうか?

*フレミングの右手の法則
(磁界中を移動する導体に誘起される電流の向き)
*フレミングの左手の法則
(磁界中で電流が流れる導体が受ける電磁力)
詳しく本文を見る>>

         (google画像検索から引用)

話を戻して、

人口増加、異常気象、漏洩放射能、重金属などによる環境汚染によってもたらされた飲料水、食糧の危機が予測される昨今。

 人は食べなくても生きられるという貴重な提案と思われます。

 やはり、低コストで安全な水をどのようにすべきか?が今後の重要なテーマと思われます。

今後「水」とはどのようにすべきか?に係る投稿の整理(2014-01-02)の投稿に反映したい。


「水」とはどのようにすべきか?に係る投稿の整理

2014-01-02 | 水とはどのようにすべきか

'14-01-02投稿

 旧ブログ「水徒然」「水」とはどのようなものか?」に係る投稿 の整理('11-01-05~に引き続いて、「水徒然2」にて「水」とはどのようなものか?に係る投稿の整理(~’12-12-31)環境水を安全に管理することを願って、水に係る基礎的かつ初歩的な記載をインターネット検索して調べてきました。

 既報「水とはどのようなものか?」を調べて感じることは、
 巨大なエネルギーを持つ宇宙および火山帯、地下マグマの異変の影響が大きいと想われますが、大気圏に存在しているさまざまな環境放射能、電磁波、エアロゾルなどが複雑に絡み合って、大気中の「水蒸気」、「雲」、および「海」、「大陸地殻」に存在する「水」の性状が変化して

3.11震災前から、ここ数年来続いている
大地震、猛暑、大津波・洪水などの異常気象など天変地異を引き起こしているのでは?と思っています。

 加えて、3.11による漏洩放射能によって、異常気象など天変地異のみならず、生物多様性、生態系の異変、内部被爆などを誘起しているのでは? と個人的には杞憂しています。

関連投稿:

内部被曝に係る投稿のまとめ('11-06-27~'13-03-22)

異常気象など天変地異に係る投稿(その4 '13-01-03~'13-03-19)

生物多様性に係る投稿('10-10-11~'12-05-08)
生物多様性・生態系異変に係る投稿のまとめ('12-05-13~'13-12-08)

 水の性状変化とは
環境中の放射能の異変によって、
各種の放射線、電磁波の波長によって水中での透過性が異なりますが、それらが大気圏における水の性状を変化させているのでしょうか? 水に吸収された放射線、電磁波は「熱」になって異常気象など天変地異に影響しているのは?と個人的には想われます。

 即ち、2次、3次的に環境中のさまざまな物質を励起させて、地球温暖化の原因となる「熱」に最終的にはなっているのでは? と想われます。

~ 励起という現象 ~とは

参考投稿:
「水」とはどのようなものか?に係る記載(天変地異と水の性状変化との関係があるのか?)2012-11-18

加えて、熱的な影響のみならず、水の質も変化させていると思われます。

参考情報:
放射能による水の性状異変
「放射線が水中を通過するとき、水中で均一に起こっているのではなく局所的に起こり、ラジカルやカチオン等の活性分子を高濃度で含んだスパー(spur)と呼ばれる領域を形成しています。スパーはアルファ線によって最も形成されやすい」という。
(引用:http://www.e-jasv.com/gijutu_pdf/koshu_05_morita.pdf

 杞憂を払拭するために、昨年度からテーマを「水とはどのようにすべきか?」に変えて、どのような対策方案が公開されているか調べていますが、
⇒詳しくは水とはどのようにすべきか 

今回は個人的なメモとして、今までの異常気象関連の投稿を以下に整理しました。

                    

<異常気象関連>  

降水量を制御するために人工的に台風の進路を変えることは可能だろうか?
(2013-10-07)によれば、
 

「・・・毎年,大きな被害をもたらす台風やハリケーン。その勢力を弱めたり,進路を変えたりすることができるだろうか?近年の研究から実現のシナリオが浮かび上がってきた。

 高度な気象予報モデルに基づいて,ハリケーンの発達のカギとなる複雑な過程が精密に再現された。その結果,ハリケーンや台風などの巨大なカオス的システムは初期条件の微小な変化に非常に影響されやすいことがはっきりした。例えば周辺や中心部の気温や湿度がわずかに変わるだけで大きな影響が出る。

ハリケーンの何を変化させれば勢力を弱めたり進路を人口密集地域からそらせるか,複雑な数学的最適化手法を利用した研究が進んでいる。・・・

将来は,太陽光発電衛星から送り出すマイクロ波ビームによって大気を加熱し,ハリケーンの温度を変更できるだろう。ハリケーンの進路に当たる海洋上に生分解性の油をまき,海面からの蒸発を抑えてハリケーンの発達をコントロールすることも考えられる。このように,いずれはハリケーンの発達に人為的に介入する具体的な道が開かれ,人命や財産を守ることが可能になるだろう。・・・」という。

関連投稿:
世界各国で実施されているという気象操作とはどのようなものか調べました。

また、環境放射能の異変は気象異変の原因になるという。
弁財天
トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect


降水量を制御するために人工的に台風の進路を変えることは可能だろうか?

2013-10-07 | 水とはどのようにすべきか

'13-010-06投稿、10-07追加 

 季節外れ?の異常進路の台風23号と24号が発生しているという。台風23号は中国大陸に進路を変えたというが、24号はわが国に上陸する予定という。反面、10月6日、名古屋をはじめとして西日本地区ではこの時期季節外れの真夏日を記録したようです。

 上記の異常進路の台風に加えて、相変わらず、年初来から気にしている「寒暖差が激しく」、加えて「降水量に地域的なムラのある」気候が今後も続いていくのか?

 gooニュース

(時事通信) 2013年10月06日 11時18分

台風23号は中国へ、24号は北上か

 台風23号、先島諸島北を中国へ=24号は7日沖縄・奄美接近―気象庁

「強い台風23号は6日午前、沖縄・先島諸島北方の東シナ海を西北西へ進んだ。7日には中国大陸に上陸する見込み。先島諸島が暴風域にあり、気象庁は暴風や高波、大雨に警戒を呼び掛けている。

 一方、強い台風24号は南大東島の南東海上を西北西へ進んだ。今後北上して7日に沖縄本島や奄美諸島に接近した後、8日に九州に接近する恐れがある。九州南部・奄美は引き続き高波に注意が必要。」という。

PS:
 gooニュース
台風、沖縄沖を北西へ…8日に九州上陸の恐れ(読売新聞)
2013年10月7日(月)12:19

 非常に強い台風24号は7日、沖縄の南海上を北西に進んでいる。7日夕から夜にかけて、沖縄本島や鹿児島県・奄美地方に接近する見込み。8日には九州に近づき、上陸する恐れもある。  気象庁によると、7日午前11時現在、那覇市の東南東約190キロを時速35キロで進んでいる。中心気圧は935ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。中心から半径170キロ以内は、風速25メートル以上の暴風域となっている。 ...続きを読む

 従来の常識では考えられない異常な台風進路と思われます。(詳しくは、下記進路参照)
 
一方、

 やはり、個人的には、何か「寒暖差」を支配する大気上空の汚染物質の影響を疑わざるを得ません。
 参考関連投稿: 異常気象に係る記載
(その15:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感)(2013-01-23 )

 (その22:春一番後の寒さと暑さの繰り返し。原因は大気浮遊粒子濃度変化の影響か?)(2013-03-13)

大気汚染状況の変化といえば、最近中国の大気汚染が酷くなっているようですが、何か関係でもあるのでしょうか?(中国起源の汚染かどうかは不詳ですが、・・・。インド、中東などからのハブーブなどもあるのだろうか?)

msn産経ニュース 2013.10.6 16:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131006/chn13100616040002-n1.htm

中国「深刻な大気汚染」で高速道路閉鎖 視界不良、北京国際空港も発着便に欠航

「中国北京市周辺は6日も深刻な大気汚染に見舞われ、視界不良のため北京国際空港の発着便に欠航が出たり、北京と各地を結ぶ高速道路が通行止めにされたりした。北京市の大気汚染レベルは6段階で最悪の「深刻な汚染」(指数301以上)を記録。当局は住民に外出を控えるよう呼び掛けた。

 天気予報サイトによると、北京市の微小粒子状物質「PM2.5」を含めた大気汚染指数は6日正午で301。北京中心街では数百メートル先のビルがスモッグで白くかすみ、車両は日中もヘッドライトを点灯して走行していた。中国メディアによると、北京国際空港では、視界が250~500メートルに低下したため、一部航空便の発着を取りやめた。

 国慶節(建国記念日)のUターンラッシュが始まったが、航空機の欠航や高速道路の閉鎖で混乱も予想される。(共同)」という。

 偶然か?台風23号は中国にとっては、水不足、大気汚染を解消?する恵みの雨をもたらしたのだろうか???

 既報ゲリラ豪雷雨による被害、水不足を少なくするために人工的な降雨分散化技術の進展が望まれる。にて記載しましたが、ゲリラ豪雷雨の制御および降雨分散化をわが国でも表立って考える時代になるのでしょうか?

昨今の水の偏りは自然の仕組みに逆らった直接、間接を問わず、人為的、人工的な産物に由来する大気圏に存在する諸悪を究明してひとつひとつ潰していかなければならないのだろうか?

 既報地球温暖化の要因に係る記載(その6:大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)(2011-11-12)に記載したように、これらの大気圏における「水の偏り」がどのようなメカニズムで発生しているのか?その影響(真因)を解明することが重要であると想われます。

 

まえがきが長くなりましたが、

 今回はゲリラ豪雨、台風、ハリケーンの規模および進路を制御する気象操作が可能かどうか?に係る記載を調べました。

YAHOO知恵袋 2011/7/9 
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1065147390

人工的に台風の進路を変えることなんてできるんですか?
アメリカが研究していると聞いた気がします。...
(一部割愛しました。)

ベストアンサーに選ばれた回答

台風、というかアメリカなんでハリケーンですけど、それにドライアイスなどを撒いてハリケーンの動きとか挙動とかを制御しようと言う実験はあったそうです。
進路は変わったけど、それが街を直撃して大きな被害が出たこともあったとか。
結局、有効な結果は得られないまま終わってしまったと聞きますね。

まぁ台風やハリケーンは規模がでかいので、人間がコントロールすることは出来ないでしょう。」という。

 既報台風異常進路に係る考察(08-28~09-06未曽有の彷徨、停滞の原因は放射能による電磁気的な引力か?)2011-09-06)で記載しましたが、

異常な進路を彷徨った台風6号9号に引き続いて、 今般、発生しました台風11号、12号の進路について調べました。・・・

台風11号は東シナ海(渤海、青島海域)まで北上せず、中国大陸に上陸して熱帯低気圧にかわりました。
 台風12号は太平洋上を台風6号、9号同様に福島沖を北北西方向に蛇行して、
異常な進路を辿っていました。
 気象庁などの長期的進路情報からは想定外であると思われます。

<現状考察>
6号、9号同様
うろうろ進路のろのろ速度になっています。 
従来常識とあまりにも異なる今年の大型台風の進路、速度の原因は何なんだろうか?
 東シナ海(渤海沖)、太平洋(福島沖)での海の汚染による気象・海況異変が何らかの影響を与えているのか?
今回の台風進路の経時変化の調査(下図参照)から、台風6号、9号同様に東シナ海(渤海沖)、太平洋(福島沖)を掻い潜ってすすんでいることが判ります。
 
以前考察しました陸地でのゲリラ雷(豪)雨雲と同様、台風雲も偏西風に逆らって、地面、海面と雲間電磁気的な引力(電荷+/-、磁極S/N)
が台風雲の進路、停滞に影響していることが個人的には強く推察されますが、いかがでしょうか?
 特に、福島沖は無論、渤海沖での海面(表面)汚染の影響が台風進路に大きく影響していることが推察されます。

従来の平均的台風コース(google画像検索から引用)

 
過去のアメリカ、中国などが実施した太平洋をはじめとする各地で実施された原爆実験が過去の伊勢湾台風などに影響していたのでは?と改めて想われます。

 ’放射性塵が大量に沈積しているところは台風雲は近づかない’
 現状考察されます。

毎年,大きな被害をもたらす台風やハリケーン。その勢力を弱めたり,進路を変えたりすることができるだろうか?近年の研究から実現のシナリオが浮かび上がってきた。

 高度な気象予報モデルに基づいて,ハリケーンの発達のカギとなる複雑な過程が精密に再現された。その結果,ハリケーンや台風などの巨大なカオス的システムは初期条件の微小な変化に非常に影響されやすいことがはっきりした。例えば周辺や中心部の気温や湿度がわずかに変わるだけで大きな影響が出る。

ハリケーンの何を変化させれば勢力を弱めたり進路を人口密集地域からそらせるか,複雑な数学的最適化手法を利用した研究が進んでいる。著者ら大気環境研究所(AER,全米規模の研究開発コンサルティング企業の1つ)のチームはハリケーンの精緻な数値モデルに基づいて過去のハリケーンの動きを模擬し,さまざまな介入が及ぼす変化を観察することで,その影響を評価している。

1992年に発生した2つのハリケーン「イニキ」と「アンドリュー」についてシミュレーション実験を行った。この結果,温度や風の初期値をわずかに変えることでハリケーンの進路を誘導したり,暴風の及ぶ範囲を縮小できることがわかった。

 将来は,太陽光発電衛星から送り出すマイクロ波ビームによって大気を加熱し,ハリケーンの温度を変更できるだろう。ハリケーンの進路に当たる海洋上に生分解性の油をまき,海面からの蒸発を抑えてハリケーンの発達をコントロールすることも考えられる。このように,いずれはハリケーンの発達に人為的に介入する具体的な道が開かれ,人命や財産を守ることが可能になるだろう。

引用以上。

2004年の段階で、科学雑誌にこのような研究過程と仮説が掲載されていることからみて、実際の実験も密かに行われているとしてもおかしくない。 ・・・」という。

次に、

ホモファーベル庵日誌

[人工地震説]検証(番外)台風15号はやはりちょっとおかしいhttp://d.hatena.ne.jp/gyou/20110921/p2

(一部割愛しました。)

「・・・

●台風15号も気象コントロールされている!?

http://yokodo999.blog104.fc2.com/

やはり重要なポイントは、自然災害を装う、ということ、これです。311も東北沖の地震多発地帯で起こし、今年の台風においても、あたかもいつもの日本特有の台風のように見せかける。加害者は自然であるかのように・・・

・・・

特許はありますねぇ:地球上の大気圏、電離イオン層、地磁気圏の或区域を変更する方法と必要機器

http://patft1.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO1&Sect2=HITOFF&d=PALL&p=1&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsrchnum.htm&r=1&f=G&l=50&s1=4,686,605.PN.&OS=PN/4,686,605&RS=PN/4,686,605

・・・

 

●人工台風の作り方

http://blog.livedoor.jp/youdie0318/archives/66515235.html

台風は人工的に起こすことが可能なようです。

 おそらく、HAARPを使ったのでしょう。

台風とは単純化すると 、海水温度の上昇によって生まれるものです。

HAARPで強力な電磁波を、海面に照射し続けることで、海水温度が上昇します。

そうすることによって、台風を人工的に起こすことが可能となるのです。

●真意はわかりませんが、マイクロ波で加熱するらしいです。

http://blogs.yahoo.co.jp/rocket_bus_company/65038561.html

<速報>ハリケーン「アイリーン」はハイチのHAARPがコントロールしている!

2011/8/27(土) 午後 8:23

 いま、超大型ハリケーン「アイリーン」が米国東部を直撃していますが、ウィスコンシン大学のハリケーン研究チームが、マイクロ波探査によるハリケーン成長の様子を記録しています。

そしてハイチにあるHAARPの関与が、明確に映し出されているというスクープ情報を、チームロケット隊員のプリシラさんから送っていただきました。その結果をアニメーションにしたものが、これです。

http://cimss.ssec.wisc.edu/tropic/real-time/marti/2011_09L/webManager/displayGifsBy12hr_06.html

アニメーションの途中で、ハイチ方向からテナガエビの腕のような真っ直ぐな棒が、2~3本ハリケーンに向かって伸びてるのがハッキリと出ていますよね? ハイチにも米軍のHAARP施設がありますが、まさにHAARP基地の方向から出ています。これはもう明白すぎるほどの証拠です。米軍のHAARPが、強烈なマイクロウェーブ(電子レンジと同じ)をハリケーンに照射して、進行方向をコントロールしているのがわかります。今まで、HAARPによる気象操作攻撃に懐疑的だった人も、この大学の研究室による証拠画像を見れば、もう否定する事はできないでしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=ojxGTDN7XTY

●米空軍が出している軍事分析書は、恐るべきことが書いてある。

「地球的規模での戦争の武器として気象パターン、通信、送電線を秘密裏に操作する能力をもつことによって、米国が世界を制覇できる。気象操作こそは真の意味での先制攻撃兵器である。感知されることなくして、敵、あるいは友好国に向けて、経済、エコ・システム、農業を破壊させルことが出来る。金融・商品市場を混乱に陥れることも出来る。農業を不作にすれば、食糧の輸入依存度を高め、必然的に米国に主食を依存しなければならなくなる」

「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は気候変動に関する科学的、技術的、社会的、経済的情報を調査する権限を与えられている。この権限の中には、環境戦争も含まれているはずだ。しかし IPCCの何千ページに及ぶ報告書には、全く触れられていない。

米軍の気象戦争

北沢洋子の国際情報 2008年1月3日 より

http://www.jca.apc.org/~kitazawa/undercurrent/2008/usmilitary_climate_war.htm

 今日、気候変動(地球の温暖化)についての議論が盛んに行われている。洞爺湖サミットの最大の議題になうことは間違いない。しかし、その議論の中で、米軍がひそかに開発している気象戦争について言及されることはほとんどない。

 これは「高頻度のアクティブなオーロラ研究プログラム(HAARP)」と呼ばれ、「戦略的防御イニシアティブ」、別名スター・ウォーズの一部になっている。

その内容は、要約すれば、高精度な次世代電子磁気兵器でもって、地球の気象を操作する軍事技術である。そして気象を軍事目的で操作する技術は、これまで米国とともにロシアも開発してきた。

 しかし、米国が、この技術開発の開発を始めたのは半世紀以上もまえのことである。米国防総省の顧問である数学者のJohn von Neumannが通称「気象戦争」と呼ばれる「気象操作の研究」を始めたのは、冷戦が始まった1940年代末であった。・・・

  米軍は、地域を特定してそこの気象パターンを変える技術を開発している。それは、High-frequency Active Auroral Research Programme(HAARP)と呼ばれ、「戦略国防イニシアティブ」、つまりスター・ウォーズの一環である。

HAARPは、大気圏外で用いられる大量破壊兵器であり、世界中の農業とエコ・システムを破壊することが出来る。

 米空軍が発表した「AF2025最終報告書」によると、気象戦争とは、敵の戦闘能力を破壊、または無能化する非常に広範囲な戦闘であると定義づけている。そのなかには、洪水、ハリケーン、旱魃、地震などの誘発も入っている。この武器は、攻撃、防御、あるいは、抑止力として使える、という。

 1977年秋の国連総会では「広範囲に、長期間にわって深刻な影響を与える環境変動技術の敵対的使用を禁止する国際条約」が批准された。この条約で特定された「環境変動技術」とは、「生態圏、地殻層、水圏、大気圏、あるいは大気圏外を含め、地球の活力、構成、構造を意図的に操作するなどして環境を変動させる技術」のことである。・・・

~(後略)~    」ともいう。

関連投稿:
世界各国で実施されているという気象操作とはどのようなものか調べました。

⇒降水量を制御するために人工的に台風の進路を変えることは可能だろうか?


米国では1日の水分摂取量、2リットルは妥当?というが、全世界に充当できるのだろうか?

2013-09-20 | 水とはどのようにすべきか

'13-09-18投稿、09-20追加

 世界的に安全な飲料水は不足という現状。1日の水分摂取量、2リットルは妥当という。

ナショナルジオグラフィック ニュースSeptember 17, 2013

1日の水分摂取量、2リットルは妥当?http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130917002
(一部割愛しました。)

「「自分自身や家族がより健康に過ごせよるよう、何かちょっとした工夫はできないかと考えているのなら、水を多めに飲むのがおそらく最も良い方法だと思う」。アメリカのミシェル・オバマ大統領夫人は、最近の自身のコメント通り、毎日グラス一杯の水を余分に飲むことを奨励してきたという。

ところで、われわれは毎日どの程度の水分が必要なのだろうか。

 一般的には、一日あたりグラス8杯分(240ミリリットル×8=1920ミリリットル、約2リットル)の水分摂取が理想とされている。ただしボトル飲料水の業界が、何かその根拠を提示しているわけではない。水分補給に詳しい専門家の間でも、この通説の出所ははっきりしておらず、そもそも理にかなっているのかも定かではないという。

 アメリカ陸軍の科学研究員マイク・サフカ(Mike Sawka)氏は、1933年に発表されたネズミの水分補給に関する研究論文が発端だと推測。適度に体を動かす人の場合、汗や尿として体外に放出される水分を補うため、1日あたり約2.5リットルの水分摂取を推奨している。サフカ氏によると、20%はスープや野菜など水分の多い食物で補えるため、不足分は残りの約2リットルになるが、これはまさにグラス8杯分に相当する量である。

ただ、真水を8杯飲み干す必要はない。水分はほかの飲み物からでも摂取できるし、カフェイン飲料でも問題はないという。アメリカ、コネティカット大学で運動生理学を研究するダグラス・カーサ(Douglas Casa)氏はこう説明する。「カフェインには水分を体外へ排出させる働きがあるが、その影響は限られている。水分が必要な場合には作用しない」。

 もちろん個人差もあるし、8杯飲まなければ、すぐに脱水症状に陥るというわけでもない。「のどが渇いたら飲む。渇いていなければ飲む必要はない」。これが原則である。ただし、激しい運動をするのであれば話は別だ。事前の水分補給が得策だろう。

また、水分が十分かどうか不安な場合は尿の色を見てみるとよい。アメリカ、ペンシルバニア大学の栄養学者ステラ・ボルペ(Stella Volpe)氏によると、濃い黄色を呈している場合は脱水症状の疑いがあるという。」という。

⇒環境(国力、気温/湿度)、運動量、体格などによって、水摂取量が変化すると想われますが、本記載の米国においては摂取量として1日あたり約2.5リットルの水分摂取を推奨しているようです。

 これを全世界の人口60億人として、1日一人2リットル摂取すると

全摂取量は1日あたり約120億リットルとなりますが、果たして足りるのだろうか?この先心配になります。

 アフリカ、中国、インドなどでは慢性的なきれいな飲料水不足に陥っているのは既報でも数々記載しましたが、下記の記載から改めて、天然の地下水の枯渇は進んでいるようです。

 
ナショナルジオグラフィック ニュース December 25, 2012

地下水の枯渇、次世代に水を残せるかhttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121225002
(一部割愛しました。)
「インドでは農家による地下水のくみ上げ、販売が全国的に拡大し、地下水の枯渇が深刻化している。しかし、これはインドだけの問題ではない。

◆化石水の枯渇

 水は再生可能な資源と考えられてきた。どれだけ水を浪費しようと、雨が降れば河川や貯水池はまた満たされる。干ばつの期間を除けば、表流水についてはその通りかもしれない。だが、過剰取水によって河川が干上がり、世界的に地下水への依存が増えてきている。井戸を掘りくみ上げた地下水の多くは、雨や雪が何千年もの歳月をかけて地下に浸透し、岩石の隙間に溜まった限りある資源なのだ。

 その巨大な水の蓄積が、地下に溜まるよりもはるかに速いペースでくみ上げられている。地下水位は急激に低下し、さらに井戸が深く掘られ、大きな電動ポンプが唸りを上げる。しかし、現在盛んに消費されている地下水は、次世代に受け継ぐべき遺産にほかならない。 その巨大な水の蓄積が、地下に溜まるよりもはるかに速いペースでくみ上げられている。

◆農業利用の増大

 地下水の枯渇問題は圧倒的に農業が負っている。世界の水の3分の2が作物栽培に回り、乾燥して水ストレス(水需給が逼迫している状態)が高い地域などは、90%にも及ぶ場合がある。

 しかし、いつまでもこの状況を続けることはできない。中国有数の穀倉地帯である華北平原では、地下水位が1年あたり1メートル以上低下している。

 水不足によって食糧を自給できず、他の国の水資源で育てられた作物の輸入に追い込まれる国も増加。しかし、食糧という間接的な形で水を輸出できる国は減る一方だ。輸出国でも水資源が枯渇すれば、世界的な食糧危機は避けられない。

 また、多発する塩水化や水質汚染は、枯渇以前の問題ととらえられる。飲料水の地下水依存率が高いインドでは、一部の地域で骨のフッ素症が蔓延している。飲用水を汚染する、高濃度のフッ化物が原因だ。

「地下水位の低下は、持続可能な水利用が実現されていないことを示すサインだ。稼ぐあてもなく、貯金を切り崩しているにすぎない。地下水は大切に使い、次世代から奪うべきではない」と、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)の淡水戦略担当のブライアン・リヒター氏は指摘する。

◆ソリューションを求めて

 何よりも農業に焦点を当てた研究が進んでいる。小量の水で育つ新しい農作物の開発などだ。

 また、水不足が進んでいるにも関わらず、低い調達コストのため浪費されているケースが多い。実際に作物に必要な水はわずかなのに、世界の農家の多くが農地に大量の水をまいて灌漑している。地下に浸透して繰り返し資源として利用できる部分もあるが、大半はそのまま蒸発してしまう。

 無駄を防ぐ1つの解決策としては、点滴灌漑が有効になるだろう。農地全体に配水パイプを張り巡らせて、根に近い土壌表面に直接ゆっくり灌漑水を与える。この方法ならば、次世代に禍根を残さずに済むかもしれない。

 今や水の枯渇は世界共通の問題だ。国連環境計画(UNEP)によると、世界で最も水不足に悩む地域はガザ地区であるという。イスラエルとエジプトに挟まれた地中海沿いのパレスチナ自治区で、いま唯一の水供給源が失われつつある。

 河川が流れぬガザ地区には、海水の淡水化を行う資金もない。約170万人の住民は飲料水を地下水に依存している。しかし、地下水の回復スピードの約3倍の勢いで揚水されているため、水位は急激に低下、海水が帯水層に浸入する事態となった。国際連合は2012年、ガザの地下水は2016年までに飲用に適さなくなる恐れがあると警告している。

 水問題が先鋭化したガザは、他にも多数の問題を抱えているが、これは世界へ向けた警鐘と言えるだろう。このまま水資源を使い続けたら、子どもや孫の時代にはどうなるか。ガザの行く末に世界の注目が集まっている。 」という。

⇒既報関連投稿分を含めて、引き続き追加・更新予定です。

PS:09-20
確かに、水不足のもたらす弊害は今後の世界的な問題ですが、米国など先進国の場合贅沢な悩みですが、中国、インド、ガザ地区などは将来的な深刻な悩みを通り越して危急な事態のようです。

 既報中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について 2013-05-16)で記載したように、

 既報の引例によれば、地球上の水のうち97.5%は海水で占められ無尽蔵にありますが、 淡水を大量に供給するために 海水から淡水を製造することが実施されています。 淡水の製造法には. 蒸留法. 逆浸透法. などがありますが、世界の淡水需要は現状約5000億m3であるが、人口増加に伴って、約7000億m3見込まれています。
ところが、この水不足に対して、逆浸透膜がそれを解決しようとすると、逆浸透膜で、30億人分の水を作るには、9兆kWhの電気が必要であり、世界中で使われている電気18兆kWhの50%の量とのことです。
 日本は電気代が世界の中でも高いことは世界的にも知られていますが、仮に、工業用単価を安く見積もって10円/kWhとした場合でも180兆円となると思われます。

 

話を本題に戻して、

 このことからも、1日一人2リットル摂取すると

理想的な全摂取量は1日あたり約120億リットルとなりますが、

これは0.12億m3であり、

0.12 x 365日=438億m3

世界の淡水需要 現状約5000億m3の約10%か

一般的には飲料水の淡水に占める平均的な割合については現状不詳につき別途追加予定。


香港スターバックスがトイレの水でコーヒーを作っていたことが判明!! という。

2013-05-31 | 水とはどのようにすべきか

'13-05-31投稿

 既報エアロゾルに係る記載(その36:【注目】新型コロナウィルス世界的流行の恐れ 死亡率高いという。)で記載しましたように、エアロゾル的な微細な微粒子の中でも、ノロのように、人への感染、伝染の可能性がある病原体に対する周辺環境・設備の公衆衛生の強化が望まれています。

 最近では、ウィルスも進化しているようで、ワクチン、免疫性についてさまざまな議論が飛び交っているようです。また、環境中のウィルスは進化していなくても、人体内で突然変異して疾病させることもあるという。
参考情報:YAHOO 知恵袋
【 放射線照射した微生物の突然変異~凶暴化する細菌類、ウィルス 】
(最終更新日時:2013/2/9)投稿日:2012/12/22 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140298

 数ある病原体に対する免疫性、および、人を発症させるメカニズムについて個人的には不詳ですが、

 塩基性配列がウィルスの進化/変異よって変異して、体内の五臓六腑などに吸着(電荷的?、カップリング的?、疎水結合?) し易くなり、尿、汗などによって代謝されないで影響を与えているのでは?と個人的には妄想しています。

参考関連投稿:
鳥インフル アヒルから伝染というが謎深まる感染源とメカニズム 人体内での突然変異か?

(引用:gooウィキペディア塩基配列)「DNAが保持する遺伝情報は直接的には塩基配列の形で保持されている。DNAの遺伝子情報記述領域(コーディング領域)では、その遺伝子に対応する蛋白質のアミノ酸配列を表現する(後述)。これとは別に、ある種の制御タンパク質の結合部位として働き遺伝子発現を制御する役割を担う部位もある。核酸の塩基配列を調べることは、遺伝情報の解析の上で非常に基本的な作業である。ゲノムプロジェクトはある生物ゲノムの全塩基配列の読み取りを目標としている。」)

公衆環境のクリーン化が世界中で叫ばれる中、香港スターバックスがトイレの水でコーヒーを作っていたという。
 水不足が世界中起こっていますが、宇宙空間、放射能汚染水であろうと、基本的には、どのような汚染した水でも適切な処理をすることによってリサイクルすれば、問題はないと思っていますが、以下、その実態を調べました。

ROKET NEWS24http://rocketnews24.com/2013/05/30/334363/
【衝撃事実】香港スターバックスがトイレの水でコーヒーを作っていたことが判明!!
 市民「スタバだから安心していたのに」

「スターバックスは世界中に展開しているコーヒーチェーン店だ。どこの国でも店内は清潔でサービスもいい。海外に行った際、衛生状況がイマイチな国でも「スタバなら安心!」と、利用している人も多いのではないだろうか?

多くの人が信頼して利用しているスタバだが、香港のあるスタバ店舗がトイレの水を使ってコーヒーを提供していたことが判明。トイレの水でコーヒーってどういうことだよ!? しかもスタバが!? 市民からは困惑の声が上がっている。
 
・外の公衆トイレの水でコーヒーを作る
トイレの水を使ってドリンクの提供をしていたのは、香港にある「スターバックス中銀大廈店」である。地元メディアが撮影した映像を確認すると、確かにスタッフが大きなタンクを持って70メートル先の駐車場にある公衆トイレと店舗を往復している。

トイレの中には男子用小便器からわずか1.5メートルのところに「スターバックス専用水道」とかかれた蛇口があり、そこから採水しているのだ。
 
・トイレから採水していた理由 → 店舗内に水道設備がないため
なぜこんなことになってしまったのか。それはスターバックス中銀大廈店のなかに水道設備がなかったからだ。そのため、オープン以来2年間ずっとトイレの水を使い続けていたのだという。
 
・スタバ「店内のろ過設備は完璧なので問題ない
トイレからの採水が明るみになると、行政は「採水方法も場所も規定違反」であるとして同店に警告を出し、即刻改善するよう要求した。

これを受け、スターバックス香港のスポークスマンは「トイレ内の水道は飲用水である」とし、「水を運ぶタンクも定期的に消毒。加えて店内には最新のろ過システムがあり、水はろ過してから使用していた」と安全性を強調した。

あくまで問題はなかったとするスタバ香港。だが、市民からは「信じられない」、「香港だしスタバだから安心していのに」との声が上がっている。同社も利用者の心情を考慮した結果、今後はトイレからの採水を一切停止し、ボトルの飲用水を導入することを決定したそうだ。
 
・トイレには雑菌があるのでトイレ内の水を飲用水とするのは疑問
スターバックス香港はトイレ内の水道水を使用していた件について特に問題はなかったとの認識を示した。だが、香港飲食協会会長の黄家氏は「トイレにはどうしても雑菌が発生する、そこから飲用水を採取するのはいかがなものか」との旨のコメントをしている。

確かに一般的にトイレには大腸菌やブドウ球菌がいるとされている。いくら安全基準に達していると言われても、やはりトイレから採取した水で作られたコーヒーを飲むというのは気持ちの良いものではないだろう。なお、スターバックス香港によると、ほかにトイレから採水している店舗はないとのことである。

  参照元:Apple daily(中国語)、Youtube
執筆:澤井恵」という。

詳しくは:Youtubeで。

⇒一般的にトイレには大腸菌やブドウ球菌がいるとされているが、既報に記載したよう、さまざまな病原菌(ノロ、コロナ、鳥インフル、・・・)などが万一いる場合、スタッフが大きなタンクを持って70メートル先の駐車場にある公衆トイレと店舗を往復している時などに、二次的に容器などから感染することもあり、万全な対策をとってもらいたいと思います。

 

 


「霧」をテーマに国際学会 飲料水利用や汚染問題への画期的な発展を期待!

2013-05-21 | 水とはどのようにすべきか

'13-05-20投稿、05-21追加

 乾燥地帯など水資源に恵まれない地域で水不足を解消する新しい技術が!

msn産経ニュース

「霧」をテーマに国際学会 飲料水利用や汚染問題 2013.5.20 10:38

「深刻化する水資源不足対策として霧を集めて飲料水に利用する最新技術や、大気汚染によって酸性度が高まった「酸性霧」の実態など霧をテーマにした研究成果を報告する国際会議が20日、横浜市で開かれた。会議は6回目だが、アジアでは初。24日までの期間中、二十数カ国から100人超の研究者らが参加する。

 乾燥地帯など水資源に恵まれない地域では、目の細かい網を使って霧を集める手法が注目されている。アラブ首長国連邦の研究グループは、体の表面の細かい突起で空気中のわずかな水分を集めて飲む砂漠の甲虫にヒントを得た「霧水捕集マット」の研究を発表。

 神奈川大の井川学教授らのグループは、神奈川県の丹沢山地で長期間観測を続けている酸性霧や、その植物への影響調査を報告する。中国・南京市で2009年冬、酸の度合いを示す水素イオン指数(pH)が3・9という強い酸性の霧が発生した観測結果なども紹介される。」

⇒既報中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について (2013-05-16) で記載しましたが、水不足によってもたらされる
地球環境への諸悪の対策として、
「砂漠の緑化」
「安全な飲料水」
「灌漑による食糧の安定生産」
「黄沙現象の防止」
などがありますが、
「霧水捕集マット」は飲料水用と思われますが、
「灌漑」「黄沙現象の防止」「砂漠の緑化」にも適用可能な要素技術として発展するのだろうか?今後の成り行きに注目したいと思っています。

中国の水不足に係る3年前のニュースでは

地球ニュース
技術革新が進む海水淡水化、中国の水不足解消の切り札へ
2011.04.19 橋本 淳司
http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/water/888seawater-desalination.html

 

2011年3月に開幕した全国人民代表者会議において、海水を特殊な膜フィルターを通して「淡水」と「そのほかの物質」に分離する「海水淡水化基地の整備を急ぐべき」という文書が、政治協商会議より党中央・国務院へ提出されました。芦昌華・全国政治協商会議副秘書長は、「北方地域における淡水資源不足は国家の安全を脅かすレベルに達し、海水淡水化の普及が急務」と指摘しています。

 

ここ数年、比較的水が豊富とされていた長江流域でも渇水が発生し、一部の支流では断流も起きています。このままでは、長江の水を北方へと運ぶ「南水北調」計画が完了しても、十分な水量を満たせない可能性が高まってきました。

 

そこで注目されてきたのが海水淡水化です。すでに中東では、豊富なオイルマネーによって海水淡水化技術が導入され、真水を確保しています。たとえば、アラブ首長国連邦の淡水生産能力は1日82.2万トンに達し、生活・工業用水の98%をまかなっています。

 

中国では天津市が海水淡水化利用モデル都市に指定されています。その理由は、海水淡水化分野の最高権威である「国家海洋局淡水化・総合利用研究所」がある、強固な工業基盤をもつ、濱海新区にハイテク産業群が集中している、の3点です。

 

海水淡水化技術は発展途上の技術であり、コスト・エネルギー消費量が高い、淡水化の過程で発生する塩分の高い残留物(海洋生態系を破壊)の処理方法が確立されていない、という2つの課題があります。天津市は後者の解決に一歩を踏み出しました。ここ数年で「火力発電-海水淡水化-高濃度塩水による製塩-海水に含まれる鉱物資源の抽出」といった産業チェーンを構築し、渤海の水環境に負荷を与えることなく、化学工業の原料を創出できるようになっています。」ということでしたが、

現実的には進んでいないようです。

 特に、わが国の食卓に多大なる恩恵を与えている中国ではさまざまな要因によって環境水の汚染に加えて、降雨不足で旱魃化が進んでいるという。
 砂漠化、沙地化によって、嵐(ハブーフ)が発生すれば、さまざまな大気汚染物質が介在している黄砂が飛散してくるわけです。それらによって環境水も汚染する悪循環となっているのだろうか?

参考投稿:
中国のきれいな井戸水…今や遠い過去 環境ホルモンを主要汚染源とする新たな汚染物質の浄化困難という。

 地球上の水のうち97.5%は海水で占められ無尽蔵にありますが、 淡水を大量に供給するために 海水から淡水を製造することが実施されています。
  淡水の製造法には. 蒸留法. 逆浸透法. などがありますが、世界の淡水需要は現状約5000億m3であるが、人口増加に伴って、約7000億m3が見込まれています。

 ところが、この水不足に対して、逆浸透膜がそれを解決しようとすると、逆浸透膜で、30億人分の水を作るには、9兆kWhの電気が必要であり、世界中で使われている電気18兆kWhの50%の量という。

 低コストな淡水を製造する技術の普及を望んでいますが、

 まして、低開発国、内陸地域国にとっては、原理的には可能でも、淡水製造、水輸送コストが高いために、現実的には「絵に書いた餅」となっています。

 上記の「霧水捕集マット」とはどのようなものか?どのようなものか?そのトータルコストに関心があります。

 WIREDhttp://wired.jp/2013/03/30/graphene/
2013.3.30 SAT
世界最薄の魔法の素材グラフェンが、低コストで海水を淡水に!
「ミサイル製造メーカーであるロッキード・マーティン社が、逆浸透膜よりもずっとコストのかからないフィルターを使って海水を淡水化する方法を発見したと発表している。」ようなものであろうか? RO膜のように逆浸透圧発生に掛かる電気が多いと高コストになりますが、・・・。

 


中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について 

2013-05-16 | 水とはどのようにすべきか

'13-05ー16投稿

 既報黄砂、大気汚染物質の大陸での昨今の発生状況 少し増えているのだろうか?にて記載したように、大陸から飛来する黄砂に対して、何とかならないかと思う昨今です。

 黄砂、環境放射能など有害物質には国境はなく、最近の黄砂の飛来状況は単に、中国からだけでなく、ハブーブ(嵐)などによって全世界から飛来しているのだろう?と個人的には想っています。
         昨今                 
     

 
       

         春先

 引用:九州大学 http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))

既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを

予め断っておきます。

 実際、目で見えるほどでないにしても、黄砂の飛来については対策しないと、個人的には、異常気象など天変地異のみならず、内部被曝生態系地震・津波など諸悪への影響もあるのでは?と思っています。
 黄砂は大気汚染粒子、鳥インフルなど有害な病原体微粒子および、火山灰の微粒子、有害ガスなどとハイブリッド化して飛来する可能性があるのみならず、これから先、抜本的な対策がなされない限りにおいては増える一方?かと思われます。
関連投稿:
大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?

 この原因は水不足、旱魃化によって砂漠化、沙地化が年々増加しているのではと思っていますが、既報「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その5-3:低コストな淡水の供給に対する公報の追加調査 )で記載したように、

水不足によってもたらされる地球環境の諸悪の対策
「砂漠の緑化」
「安全な飲料水」
「灌漑による食糧の安定生産」
「黄沙現象の防止」
などに対して
低コストな淡水を製造する技術の普及を望んでいますが、

しかし、現状の問題点は海水の淡水化を例にとると、
 既報の引例によれば、地球上の水のうち97.5%は海水で占められ無尽蔵にありますが、 淡水を大量に供給するために 海水から淡水を製造することが実施されています。 淡水の製造法には. 蒸留法. 逆浸透法. などがありますが、世界の淡水需要は現状約5000億m3であるが、人口増加に伴って、約7000億m3が見込まれています。
ところが、この水不足に対して、逆浸透膜がそれを解決しようとすると、逆浸透膜で、30億人分の水を作るには、9兆kWhの電気が必要であり、世界中で使われている電気18兆kWhの50%の量とのことです。
 日本は電気代が世界の中でも高いことは世界的にも知られていますが、仮に、工業用単価を安く見積もって10円/kWhとした場合でも180兆円となるという。

  特に、中国はわが国の食卓に多大なる恩恵を与えていますが、最近は降雨不足で旱魃化が進んでいるという。嵐(ハブーブ)が発生すれば、黄砂が飛散してくるわけです。
 

引用:http://blogs.yahoo.co.jp/
osakawsp/4963898.html

                          (google画像検索から引用)

 今回は中国の内モンゴルの砂漠化に係る記載を調べました。

 FoE Japan
内モンゴルの砂漠化
http://www.foejapan.org/desert/area/
(一部割愛しました。)

 「草原の砂漠化

内モンゴルでは、1960年頃から砂漠化が急速に進行しています。内モンゴル自治区の使用可能な草原の面積は、1960年の82万k㎡から、1999年には38万k㎡に減少しました。

右図は中国の砂漠分布図です。(緑部分が内モンゴル自治区。

出典:徳岡正三著「砂漠化と戦う植物たち」)

青のラインは年間降水量400mmの等値線。降水量が東南ほど多く西北へいくほど少なくなります。

400mmは、木が大きく育つかどうかの境目といわれ、砂漠や沙地がこのラインより西北に分布していることがわかります。


「砂漠」と「沙地」
中国では、乾燥など厳しい気候条件下で自然に形成されたものは「砂漠」と呼び、人間の活動で砂漠に似た状態になったものを「沙地」と呼んで区別しています。

図をみると、西側に砂漠、東側に沙地が広がっているのがわかります。4つの沙地は、気候的には草原が広がるはずのところなのです。

 

要因Ⅰ-社会背景
1949年に成立した新中国は、定着型の農耕と牧畜を進めました。やがて食糧増産の必要から、内モンゴルへの漢民族の移住が始まり、人口は爆発的に増加しました(1k㎡当り:'53年5.0人→'83年16.3人)。
そして、社会変化に伴う生活形態の変化や人口増加は、過剰な土地利用を生み出しました。

要因Ⅱ-自然条件
中国北方はかつて海や湖があったことから、草原の下には砂が堆積しています。そのため植生が破壊し表土が剥がれると、砂の層が表出します。土地は保水力を失い乾燥し、地域特有の強風に砂が流されます。砂丘が形成され流動がおこり、砂漠化が加速する―これがこの地域の砂漠化のしくみです。

こうして内モンゴルでは、土地の再生能力を超えた過剰な開墾・放牧を原因に、砂漠化が進んでいます。

 

一方、開発から守られた自然保護区では、今も豊かな森が残されています。このことからも、砂漠化が人間の活動を背景に引き起こされたものだとわかります。

緑化の可能性

かつては豊かな草原地帯だったことから、この地域では10mも掘れば良質の地下水が得られ、草木を養う潜在能力を十分期待できます。適切な回復手段が講じられれば、緑化再生が可能です。

しかし、今も草原退化は進んでいます。砂漠化対策が遅れると、再生にはより多くの時間がかかるため、早急な対策・効果的な緑化手法の普及が必要です。」という。

⇒汚染した井戸水、沿海都市の水不足でとても内陸地域の緑化には水は回りそうもありません。ましてや、長大なパイプラインで輸送したとしても海水淡水化などほど遠い状況か?

「安全な飲料水」を確保するだけでも大変な事態?なのだろうか?詳細は不詳。

せめて、汚染水でも草木が生長しやすい水に改質できないものか?と妄想しています。

 中国のみならず、世界各地からハブーブによって黄砂が飛来するのだろうか?

関連投稿:
中国のきれいな井戸水…今や遠い過去 環境ホルモンを主要汚染源とする新たな汚染物質の浄化困難という。(2013-05-08 )

 「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その3:<追加>中国 大気汚染同様、水汚染も深刻に)(2013-02-18 )

 中国の沿海都市、9割が水不足。その原因は???(2012-11-27)

 


中国のきれいな井戸水…今や遠い過去 環境ホルモンを主要汚染源とする新たな汚染物質の浄化困難という。

2013-05-08 | 水とはどのようにすべきか

'13-05-08投稿

 既報「水」とはどのようなものか?に係る投稿の整理(~’12-12-31)後、引き続いて、既報までに調べた基礎的かつ初歩的な知見を参考にして、「水とはどのようにすべきか?」と観点を改めて今後調べていくつもりです。

 基本的には、「諸悪の根源は水の汚染」に対して、それらを改善するにはどのような手法があるのか、環境水を安全に管理することを願って、インターネット検索して調べていきたいと思っています。

 3.11震災前から、ここ数年来続いている大地震、猛暑、大津波・洪水などの異常気象など天変地異、および、生物多様性に対する悪影響は

 宇宙・太陽からの放射能を制御して地球を防護していると言われる「電離層」および「オゾン層」などが破壊されて、その影響を受けているのだろうか?と思っていますが、それに付随して発生する「水の汚染」といってもピンとこないことですが、

 個人的には「電離層」および「オゾン層」の異変⇒巨大なエネルギーを持つ宇宙・太陽、大気圏のから環境放射能、電磁波の増大⇔火山帯、地下マグマ活動の増幅⇒大気圏の「水蒸気」、「雲」、および「海」、「大陸地殻に存在する水」の性状が変化して汚染いるのでは?? と、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な妄想と杞憂をしています。

参考投稿:
「水」とはどのようなものか?に係る記載(天変地異と水の性状変化との関係があるのか?)2012-11-18)

 既報中国の沿海都市、9割が水不足。その原因は???(2012-11-27)、その3:<追加>中国 大気汚染同様、水汚染も深刻に(2013-02-18)、地震および津波に係る記載(その45:中国 四川でM7地震に係る雑感)(2013-04-20)
で記載しましたように、

 水不足と水汚染に苛まれています。この原因は個人的には不詳ですが、水不足と大気汚染物質を解消するために、人工降雨を常套手段として実施しているという。

 中国では水資源全体の3分の1を地下水に依存。

大紀元
 「沿海都市、9割が水不足」 中国海洋環境、汚染深刻=ネイチャー誌
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/11/html/d98436.html

「・・・沿海地域の都市のうち、約9割は周期的な水不足に悩まされている。マングローブとサンゴ礁の面積は1950年からの62年間、それぞれ73%と80%減少した。また、海岸の湿原も57%減であり、その3分の1は海の埋め立てにより消えた。

 また、過去10年間において、河口への汚染物の排出は激増。すでに50カ所の河口は重金属、殺虫剤DDTおよび石油系炭化水素に汚染されている。

 ここ20年間、中国の海域で赤潮、緑潮、茶褐潮などが頻繁に発生するのは、これらの汚染物が原因だと指摘されている。これらの大量の藻類が急激に腐乱し、酸素を吸収して窒素を放出する。
・・・」という。

 高度経済成長により化学工場などが排出する汚水が地下に流れ込むケースが深刻化しているほか、有害物質に汚染された地下水を飲用することで健康被害も拡大しているという。化学工場の排水による水汚染に関しては高度成長初期にはわが国でも発生していますが、

 

 また、主に、原発周辺におけるトリチウムなどによる地下水の放射能汚染、および、近年増大している黄砂およびAM2.5大気汚染物質が雨などによってフォールアウトした海、河川、もしくは陸地から地下水に浸透したことによる影響が個人的には推察されます。

 今回は中国の井戸水汚染の実態と浄化困難な新たな汚染物質に係る記載を調べました。

ソーシャルニュース Ceron.jp
中国のきれいな井戸水…今や遠い過去 
新たな汚染物質の浄化困難+(1/3ページ)
- MSN産経ニュース
URL:sankei.jp.msn.com/world/news/130507/chn13050712120005-n1.htm
登録日時:2013-05-07 http://ceron.jp/url/sankei.jp.msn.com/world/news/130507/chn13050712120005-n1.htm
(一部割愛しました。)
「井戸水で喉を潤し、夏には川や湖に入って遊ぶ。かつて至るところで目にした光景は、今や遠い過去の記憶となった。 次々と検出される汚染物質。困難な汚染源の根絶。水資源の無駄遣い。水質は悪化の一途をたどり、飲料水の安全性に対する不安は高まるばかりだ。

安全な都市は3%

 中国国営新華社通信によると、関連部門が118都市を対象に行ったモニタリング調査では、地下水が基本的に安全であると認められた都市は全体のわずか3%にとどまった。

 「昔は近所の池で魚やエビを釣って食べたものだ」。釣りが趣味だという王さんは「工場が増え水質が悪化し、魚も少なくなった」と溜息をつく。

 中国ではここ数年、飲料水に含まれる汚染物質の種類が増加、薬品やパーソナルケア用品、内分泌撹乱(かくらん)物質(環境ホルモン)を主要汚染源とする新たな汚染物質が検出されるようになった。そして、こうした「新たな汚染物質により、水の浄化はさらに難しくなっている」と復旦大学環境工学学科の研究リポートは訴えている。

水の飲み方も変化 「飲料水をめぐる問題は深刻

 同大残留性有機汚染物質実験室の董文博教授によると、飲料水の浄化には(1)生物化学的処理では、産業排水に含まれる塩素系農薬、ポリ塩化ビフェニル、多環芳香族炭化水素などの浄化ができない(2)抗生物質が含まれていた場合、微生物による浄化が難しい(3)消毒に使われる塩素が飲料水に残留するなど、飲料水を生産するプロセスで水が汚染される-といった問題や危険が潜んでいるという。

 しかし、汚水処理で重視されているのは、今のところ化学的酸素要求量(COD)や窒素(N)、リン(P)などの抑制のみ。新たな汚染物質に対する関心は低い。つまり、現在の基準や技術では汚染水を完全に浄化することができない。

 このため、汚染水はそのまま排出され、周辺の水系を脅かす。「特に農村では、浄化処理が不十分な上、地下水の汚染も進んでおり、飲料水をめぐる問題は深刻だ」(復旦大学資源・環境経済学部の戴星翼教授)。

 一方、飲料水の水質悪化により、人々の水の飲み方も変化した。これまで、水道水を沸騰させて飲むことが多かった中国。しかし最近は、普段から値段の張るミネラルウオーターを飲むことが多くなった。

飲料水の安全性は保障できない

上海の大学に通う陳さんは、2日に1回の割合で1本3元(約47円)の1.5リットル入りミネラルウオーターを購入し、温めて飲む場合もペットボトルの水を沸騰させているという。

 復旦大学が「2002年に蛇口から直接水を飲める新たな水道管を敷設」(復旦泉純水実業の郭さん)するなど、大学でも浄水設備の導入が進んでいる。

 しかし、どんなにミネラルウオーターやウオーターサーバー、浄水器が普及しても、問題の根本的な解決にはならない。専門家が訴えるのは、より厳格な管理の実施、徹底だ。

 戴教授は「成長優先の『発展観』を改め、最も厳しい基準で水資源を管理しない限り、飲料水の安全性は保障できない」と強調している。

厳格な管理制度必要

 董教授も「新たな化学製品を開発、普及させる場合、それらが環境に与える影響をこれまで以上に厳しく査定すべき」だとして、より厳格な管理制度の必要性を訴えている。

 暗雲漂う中国の飲料水の未来。水資源の保護や水質改善のためのコストも増大しており、「今後、飲料水の値段も上昇していくだろう」(全国工商業聯合会環境サービス業商会の駱建華秘書長)。(上海支局)」という。

⇒殊、塩素系農薬、ポリ塩化ビフェニル、多環芳香族炭化水素など有機系の特定化学物質の管理について、わが国、ヨーロッパなどと比べて雲泥の差ですが、わが国の場合は上水道が完備されていますが、地下井戸水を主体とする中国は急激な工業化の煽りを受けているようです。

 参考までに、既報(その3)において記載したように、地下水の汚染の原因には、いろいろあると思われますが
 既報の(その2:マイクロプラスチックによる海水汚染)によれば、マイクロプラスチックには問題となっている特定化学物質のPCB(ポリ塩化ビフェニール)といった毒性の高い物質を引き寄せる性質があるということから、地下井戸水の複合汚染は複雑怪奇な状態になっていることが推察されます。

 イギリスでは石鹸、スクラブ洗顔料、シャワージェルなどの化粧品や洗浄用品から、マイクロプラスティックを除去するという取り組みが進んでいるという。

  関連投稿: 上水道水(生活用水:別紙
世界の水価格に係る記載
塩素イオン濃度と残留塩素濃度の違い


水ビジネスが招く価格暴騰のリスク

 


トリチウム水の環境への影響に係る記載を調べました。

2013-03-24 | 水とはどのようにすべきか

'13-03-24投稿

 生態系、異常気象など天変地異に影響を及ぼすトリチウム水に係る記載を調べました。

ATOMICA
トリチウムの生物影響 (09-02-02-20)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-02-20

<概要>
 将来のエネルギー源として計画が進められている核融合(炉)にかかわる環境・生物影響、とくにトリチウムの人体への影響が注目される。トリチウムはトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され人体にはきわめて吸収されやすい。また、有機結合型トリチウム(OBT)はトリチウムとは異なった挙動をとることが知られている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。・・・

<本文>
 トリチウムは水素の同位体で、最大エネルギー18.6keVで平均エネルギー5.7keVという非常に低いエネルギーのβ線を放出し物理的半減期は12年である。大気上層中で宇宙線中の中性子と窒素原子核との衝突によって生成する天然トリチウムが自然界の水循環系に取り組まれているとともに、核実験や原子力施設などから主としてトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され、生物体へは比較的簡単に取り込まれる。ヒトの体重の60~70%は水分で、個人差はあるが、女性よりも男性、老人よりも若者、太った人よりも痩せた人の方が含水量が多い傾向にある。表1は国際放射線防護委員会(ICRP)がトリチウムの被ばく線量計算のために水分含有量を推定したもので、“体重70kgのヒトの60%(42kg)が水分である”と仮定している。このうちの56%は細胞内液、20%は間質リンパ球、7%が血しょう中に、残りは細胞外液として存在するものとしている。飲料水や食物から摂取されたトリチウム水は胃腸管からほぼ完全に吸収される。トリチウム水蒸気を含む空気を呼吸することによって肺に取り込まれ、そのほとんどは血液中に入る。血中のトリチウムは細胞に移行し、24時間以内に体液中にほぼ均等に分布する。また、トリチウムは皮膚からも吸収される。最近問題になっているのは有機成分として取り込まれた場合の有機結合型のトリチウム(OBT:Organically Bound Tritium)で、一般に排泄が遅く、体内に長く留まる傾向がある。トリチウムは水素と同じ化学的性質を持つため生物体内での主要な化合物である蛋白質、糖、脂肪などの有機物にも結合する。経口摂取したトリチウム水の生物学的半減期が約10日であるのに対し、有機結合型トリチウムのそれは約30日~45日滞留するとされている。
 トリチウムのβ線による外部被ばくの影響は無視できるが、ヒトに障害が起きるのはトリチウムを体内に取り込んだ場合である。ヒトの場合にはこのような事故例は少ないので、主として動物実験から被ばく量と障害の関係が推定されている。・・・(後略)」

トリチウムの環境中での挙動 (09-01-03-08)
<概要>
 宇宙線の作用や核実験によって生成された大気中のトリチウムは、降雨などによって地上付近に移行し、空気、水および生体中等に広く分布している。現在わが国(日本)の降水中トリチウム濃度は、ほぼ大気圏内核実験が施行される以前のレベルに戻っているが、大陸性気団に覆われたときにトリチウム濃度の高い雨が降ることがある。一方、大気中トリチウム濃度も減少しているが、降水中トリチウム濃度ほど減少していない。核施設から大気圏または水圏に放出されたトリチウムは、他の放射性核種と同様に大気や水の流れに従って移流と拡散をする。大気中へ放出されたトリチウムは、大気から土壌への沈着、土壌から大気への再放出、土壌中移行、植物への取り込み等の挙動をするが、その特徴は移行速度が比較的速いことである。植物などの生体中では、組織と結合した有機結合型トリチウムが生成される。

<本文>
 トリチウムの環境中挙動は、(1)地球規模での挙動と(2)局所的に放出された場合の挙動の二つに分けて考える必要がある。(1)は、天然起源あるいは核実験起源のトリチウムの挙動調査や地球規模での長期間の被ばく線量評価の際に、(2)は、施設の影響評価等の際に重要となる。・・・

1.地球規模でのトリチウム挙動
 トリチウムは自然界において常に生成されている。その主な生成場所は大気である。トリチウムは、大気上層において宇宙線の陽子中性子と大気を構成している窒素や酸素との核反応により生成される。この天然起源のトリチウムは、地球全体では生成と壊変が平衡した状態にあり、その存在量は約1.0~1.3EBq(エクサベクレル)(1EBq=1018Bq)と原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が推定している。地球環境中トリチウムの最大の発生源は、大気圏内核実験、特に1954年以降の水爆実験である。1963年の大気圏内核実験停止条約締結までに天然起源の200倍程度のトリチウムが放出されたと推定され、その結果として環境中トリチウムレベルは大きく増加した。1963年以降は核実験起源の大気中トリチウムは物理的崩壊および海水中への移行により、減少傾向を示している。しかし、海洋との接触が少ない大陸では核実験起源のトリチウムがまだ残っている。
 これらのトリチウムは大気の循環や降雨によって地上付近に移動し、空気、環境水(河川水、地下水、海水等)、植物や動物の生体中等に広く分布している。わが国において核実験開始前に測定された降水中トリチウム濃度は0.77Bq/lであったが、1960年代の初めには12~180Bq/lまで増加した。その後、減少し始め、現在はほぼ核実験前のレベルに戻りつつある。降水中トリチウムレベルが高かった頃には、わが国をはじめ、北半球の各地では降水中トリチウム濃度が春から夏にかけて高くなる現象が見られた。しかし、現在は降水中トリチウム濃度が低いため、季節によるはっきりとしたピークは見られない。むしろ大陸性気団に覆われたときにトリチウム濃度の高い雨が降ることなどが観測されている。
 環境中トリチウム濃度を地域的に見ると、両極から赤道に向かって指数関数的に減少する緯度依存性があることが知られている。これは大気上層でのトリチウム生成率が極地方で大きいことと、成層圏から対流圏へのトリチウムの移行は極地ほど大きく、そして赤道付近では蒸発による希釈が働くためと考えられている。
 大気中でのトリチウムの化学形は、水素ガス状(トリチウムガスHT)、水蒸気状(トリチウム水HTO)、炭化水素状(主にトリチウム化メタンCH3T)等である。地上付近で測定された大気1m3当たりの各トリチウム濃度の経年変化を図1に示す。1970年頃にわが国で測定されたトリチウム水濃度は約70mBq/m3であったが、1990年に入ると年平均値は20mBq/m3程度であり、大気中トリチウム水濃度は、降水中トリチウム濃度ほど大きな濃度減少を示していない。これは、雨は大気上層のトリチウムの影響(核実験により成層圏に注入されたトリチウムの対流圏への降下)を大きく受けたのに対し、地表面付近の水蒸気は土壌や植物による地下水の蒸散や表面海水との交換の影響を受けるためと考えられる。最近の大気中のトリチウム濃度は20mBq/m3程度で変わらないが、環境中の放射能として測定されており、2002年までの全国の環境中トリチウム濃度が文部科学省の環境放射能データベースに記載されている(文献12)。降水および河川水中のトリチウム濃度の経年変化を図2に示す。
 トリチウム水濃度は、水蒸気量とその比放射能(Bq/l)で決まるため、季節変化を示し、わが国では夏の多湿期は冬の乾燥期より4倍程度高くなる。
2.局所的に放出されたトリチウム挙動

                                         ・・・(後略)」

⇒トリチウム水のベータ崩壊による放射線の生態系、異常気象など天変地異に及ぼす影響について今後もっと着目する必要があるのか?と思われる。

 

崩壊例(クリック拡大)

 ニュートリノを副次的に発生しているという。

 

 気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていたという。

弁財天

トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect

ペンシルバニアにある原発の排気が雪を降らせる様子が気象レーダに映ったらしいwww
"Nuke Effect" snow? Pennsylvania power plant spawns "nuclear" snow plume

「ボクがこれを見たときに思ったこと。
気象学者は何10年も前から原発からの熱と蒸気の放出が風下に雲を発生させ雨を降らせることを知っていた。
今、その現象がドップラーレーダーに映った。
「核の効果による降雪」
ペンシルベニア州のシッピングポートの近くにあるビーバーバレー原発で寒空に排気する熱と蒸気が「核の効果」を起こし風下に雪を降らせた。最大1インチの積雪が観測された。地域的な降雪現象。
以下はピッツバーグの原発の排気が風下に降雪させてるドップラーレーダー画像。・・・
異常気象の原因はCO2だと断言してるけど、そのCは炭素14なんじゃね。さらに原発が放出してる水蒸気のH2OのHはH3(トリチウム)なんだろうな。こんなのがちょっと大気中に存在するだけで気象が大きく変動する。電離層を透過し僅かに到達する宇宙線で雲ができるくらいなのだから当たり前か。←クリプトン85が露点を低下させる効果があることが判ってる。気温上昇の原因。・・・(後略)」という。


参考投稿:
地震および津波に係る記載(その20:地震前の海洋生物の彷徨に環境放射能の増加が関係するのか?)

生物多様性に係る記載(その1:地中海における海面上昇と生態系の異変との関係について)

福島第一原発 トリチウム汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?

関連投稿:

内部被曝に係る投稿のまとめ('11-06-27~'13-03-22)

異常気象など天変地異に係る投稿(その4 '13-01-03~'13-03-19)

生物多様性に係る投稿('10-10-11~'12-05-08)


福島第一原発 トリチウム汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?

2013-03-24 | 水とはどのようにすべきか

'13-03-06投稿、03-07追加・更新

 別報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その38:福島汚染水除去設備トリチウムを減らせず)に記載されていた処理されない不可解なトリチウム(三重水素)に係る記載を調べました。

PS03-07

「・・・問題は、この装置では放射性物質の一種であるトリチウムが除去できないことだ。東電の資料によれば、福島第一に貯留している汚染水に含まれるトリチウムは、1リットルあたり100万〜500万ベクレルと記載している。件の24万5000トンの汚染水に含まれるトリチウムは1リットルあたり500万ベクレルと考えていいと、東電は説明している。

  ところで同じ資料によれば、福島第一原発の内規である保安規定で示されているトリチウムの年間放出量は22兆ベクレルとなっている。つまり現行の基準を順守した場合、前述した汚染水を放出できる量は最大でも年間4400トン(440万リットル)程度にしかならない。そうすると、すべてのトリチウムを海に放出するには半世紀以上、56年もの歳月がかかることになる。・・・」ということから、

 

既報(その1:地下水の放射能汚染はどのようにして起こるのか?)の引用記載では、
2012年 11月 20日 井口和基の公式ブログ by Kikidoblog

「本邦初公開!?:日本の地下水源から出る放射能分布地図発見!」によれば、http://quasimoto.exblog.jp/19238315(一部割愛しました。)

・・・

 

この画像を見ると驚くべきことを発見する。

(あ)まず、福島第一原子力発電所の地下水が最高レベルで汚染されていることを見事に捕らえている。しかし、これは当たり前と言えば当たり前である。メルトダウンしているからである。

(い)問題は、驚くべきことに、東日本大震災の震源地のあたりにもかなりの放射能が検出されていることである。仙台の地下ではない。岩手の地下でもない。太平洋の地下からである。これは、やはり原爆による人工地震であったことを意味しているということになる。(注2:注1と関連して、この部分は日本政府が海外にデータ提供した時に、震源地を示すために多重赤丸をつけたのかもしれない。この辺りは何ともいえない。)

(う)次に、日本全国の地下水がところどころかなりの放射能を出していることが検出されているのである。これは驚くべき事実である。・・・


これは何を意味するか?・・・」という。

⇒全国の原発周辺での地下水の放射能汚染は福島第一原発の内規である保安規定で示されているトリチウムの年間放出量は22兆ベクレルが一因か?と
推察されます。

 ただ、問題は、驚くべきことに、東日本大震災の震源地のあたりにもかなりの放射能が検出されていることである。仙台の地下ではない。岩手の地下でもない。太平洋の地下からであるという。

 この原因はよく解っていないようです。

 東京湾近辺(??) 太平洋の地下(地質?) 
 盛岡近辺(地質?) 岡山近辺(ウラン?)

 この原発周辺以外の地下水の放射能汚染について個人的に杞憂することは、

 最近、東日本沿岸沖周辺で地震が発生しています。首都直下型大地震の可能性も含めて心配な昨今です。

 衆知のように地震発生要因として一般的に地質(主に、活断層)の影響が懸念されています。津波の発生もなく、かつ中規模地震なのでひとまず安心ですが、・・・。
関連投稿:
地震および津波に係る記載(その39:震度3の地震相次ぐ 宮城と福島に係る雑感)

3.11クラスの地震、津波が来たら折角復興してきた今までの苦労も水泡に帰す可能性もあり、参考関連投稿からも、地下水中の数ある放射能のハイブリッドな反応メカニズムなど不詳につき、安易な汚染水の放出は禁物と思われます。
 
環境水中に存在する放射能の変化に対しては厳重な注意が必要とも思われます。

参考関連投稿:
「水」とはどのようなものか?に係る記載 (その10:地下水中ラドンと地震との関係について

阪神・淡路大震災関連記載
「・・・一般に、地下水中のラドン濃度は帯水層を構成する岩石中のウラン濃度に比例して高くなる。しかし地下水中に溶出するラドンは、岩石中で生成されたラドンのうち地下水に接触している岩石のごく表面で生成されたものに限られる。したがって、岩石の平均粒径が小さく、また微小な亀裂が多数存在するなどして、地下水と岩石が接触している面積が大きくなるほど、地下水中のラドン濃度は高くなる。このように地下水中のラドン濃度は地殻を構成する岩石の化学組成だけでなく、構造の違いを反映して変化することが期待できる。・・・」という。
ラドン
ニュートリノなど崩壊放射線(地下)、放射性物質のエアロゾルと同様、「水の性状変化」」をさせて、水中のオゾン、イオン、水変性ラジカル、地殻の土石などの変化に影響していることが推察されます。
関連投稿:地異に係る記載(岩盤崩壊時に発生するオゾン


放射能による水の性状異変
「放射線が水中を通過するとき、水中で均一に起こっているのではなく局所的に起こり、ラジカルやカチオン等の活性分子を高濃度で含んだスパー(spur)と呼ばれる領域を形成しています。スパーはアルファ線によって最も形成されやすい」という。
(引用:http://www.e-jasv.com/gijutu_pdf/koshu_05_morita.pdf


関連投稿:
環境放射線量の変動メカニズムに係る記載(その1:環境放射能量の変動要因の整理)

地下水中の数ある放射能のハイブリッドな反応メカニズムなど不詳につき、よく解らない変動要因(メカニズム)として、
1)地震の前兆として放射線値が一時的に減少する爆縮現象 
「・・・A7HOQ提唱だが清瀬コスモスさんが過去4年間の計測レポートで的中率10割近い前兆現象。震源地や規模までは不明だが、概ねM6以上の地震の2日前くらいから起きる現象・・・」という。
詳しく見る>>
地震(含む津波)予知・予兆/対策に係る記載(爆縮現象よる予知の可能性は大)

○ 03-06                                     ○

福島第一原発 汚染水の海洋放出に半世紀以上!? (木野 龍逸)によれば、
http://news-log.jp/archives/6920

東電は2013年2月28日、福島県のJヴィレッジで行った記者会見で、福島第一原発に大量に溜まりつつある放射性物質を含む汚染水の処理方針について説明した。その際に配布した資料によれば、仮に敷地内の汚染水を海に放出する場合、内規で定められた年間に放出できる放射能量から計算すると、すでに溜まっている汚染水をすべて放出するのに50年以上かかる可能性があることがわかった。東電は「放出すると決まったわけではない」と説明している。

汚染水の発生源は、メルトダウンした燃料を冷やすために注水している冷却水だ。冷却水は、核燃料に触れて高濃度の放射性物質を含んだ後、原子炉建屋地下やタービン建屋地下に溜まっている。

福島第一原発では現在、地下に溜まった汚染水を汲み上げて、放射性物質除去設備で主に放射性セシウムを取り除いた状態で貯蔵タンクに貯めると同時に、一部を再び原子炉に戻して冷却水に利用している。これが「循環注水冷却」といわれるものだ。

しかし1号機から4号機の原子炉建屋とタービン建屋の地下には、毎日400トンの地下水が流れ込んでいると推定されており、循環注水冷却に必要な量以上の汚染水が発生し続けている。この汚染水は2013年2月26日までに24万5000トンに達した。

増え続ける汚染水を処理するために東電は、新たに稼働を予定している放射性物質除去設備(多核種除去設備)で、汚染水に含まれる62種類の放射性物質を法令で定められた基準値以下の濃度にすることを計画。海洋への放出は「関係省庁の了解なくして行うことはない」としているが、一方では「汚染水を永遠に溜め続けることはできない」という認識も示している。また1月24の原子力規制委員会検討会で一度は、「法令で定められている濃度未満に処理し、関係者の合意を得ながら行う」とも説明した。

東電、汚染水を海へ処理後放出 東電「合意得ながら」(1月24日付共同通信)

http://www.47news.jp/feature/kyodo/news05/2013/01/post-7234.html

問題は、この装置では放射性物質の一種であるトリチウムが除去できないことだ。東電の資料によれば、福島第一に貯留している汚染水に含まれるトリチウムは、1リットルあたり100万〜500万ベクレルと記載している。件の24万5000トンの汚染水に含まれるトリチウムは1リットルあたり500万ベクレルと考えていいと、東電は説明している。

ところで同じ資料によれば、福島第一原発の内規である保安規定で示されているトリチウムの年間放出量は22兆ベクレルとなっている。つまり現行の基準を順守した場合、前述した汚染水を放出できる量は最大でも年間4400トン(440万リットル)程度にしかならない。そうすると、すべてのトリチウムを海に放出するには半世紀以上、56年もの歳月がかかることになる。

ただしこれは、現状から汚染水が増えない場合の試算だ。実際には、前述したとおり地下水などが毎日400トン程度流入しているため、放出にかかる年月はさらに伸びることになる。放出期間、つまり汚染水の処理期間を短くするためには保安規定を変更することが必要だが、原子力規制委の認可を得る必要がある。規制委が基準を緩和するかどうかは未知数だ。

また東電は、海洋放出は関係者の同意を得なければしないと説明しているものの、保安規定を守りつつ放出した場合に必要な年月について、これまで記者会見で詳しく説明したことはない。この資料を配布した2月28日午前中に東電は、福島県漁連に汚染水の状況の説明をしているが、広報担当者によれば、トリチウムの処理にかかる年数については説明しなかった。

東電は、建屋への地下水の流入量を減らすため、井戸を掘って地下水を組み上げて流入量を減らす計画を進めている。しかし現在までの試算では、400トンのうち最大で200トンを減らせるだけだという。

汚染水の海洋放出については、2011年12月に東電が保安院に対して海洋放出の計画を含む報告書(施設運営計画)を提出した際、全漁連から猛抗議を受けて、放出計画の部分を削除したことがある。その後も漁業関係者は汚染水の海洋放出を容認しない姿勢を示しているため、濃度を基準値以下にしたとしても、了解が得られる見通しは少ない。ましてや総量を放出するために必要な年月を考えると、漁業関係者が了解するものだろうか。

福島第一に設置される予定の汚染水貯蔵施設は、いまのところ40万トンまで決まっているが、多核種除去設備を稼働させた場合、早ければ1年後には満水になる(1日に400トンの流入に加え、処理の際に薬液によって約1割増えるため)。東電はさらに30万トンを増設する計画を発表しているが、設置可能かどうかの地質調査などは完了していない。さらに敷地内にどのくらいのタンクを増設できるかという試算は「まだしていない」と、福島第一原発の高橋所長は会見で述べた。

汚染水の処理は、事故収束に向けた工程の中で最大の障壁といっていい。

【ブログ「キノリュウイチのblog 」より】」

⇒解り易い記載であります。

トリチウムとは?

1)ウィキペディア
「六ヶ所村核燃料再処理事業反対運動」
「・・・日本原燃が青森県六ヶ所村で行っている核燃料サイクル事業に対する反対運動である。特に、2008年に本格稼動を予定していた六ヶ所再処理工場に対して、強い反対が起きている。・・・

青森県は「本施設の稼働後には、米の炭素14が1kgあたり90ベクレル、魚のトリチウムが1kgあたり300ベクレル放射能で汚染される」と予測している。国内の原子力施設で、日常的に環境や食糧を放射能汚染する施設は、六ヶ所再処理工場が初めてである。・・・」<<詳しく見る>>
参考関連投稿:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その1:現状の放射能汚染の把握)2011-04-30 

2)ベータ線のエネルギーが低い、トリチウムや炭素の放射性同位体(14C)を含む有機物は、トルエンのような溶媒に溶解し、透明なガラスまたはプラスチック容器に詰めて測定する。これを液体シンチレータという。

3)崩壊放射線が最終的に熱に変わる過程において、
周辺物質の水、空気などの「放射化現象」

⇒下記の調査結果から、
 一般的な「放射化」に対する定義そのものが不明確なようですが、「放射化」には中性子線による被曝もしくは高い崩壊放射線エネルギーが必要なようです。
 項目2の記載において、比較的高エネルギーのガンマ線による励起によって瞬時(半減期が7.13秒と短い)ながら放射化が生ずる事例があることが判りました。

 人体を構成する物質が放射化することで、水中の放射性物質からの高エネルギーの崩壊放射線の近傍に共存する物質(水中に浮遊もしくは共沈している微細な砂塵などのゾル、微生物など)のバンドギャップエネルギー(Eg)次第で、順次の短半減期の放射化(もしくは単なる励起)によって紫外線などへの波長変換プロセスがありそうか?と個人的には想われます。

 本情報を理解して、共存物質が放射化もしくは単なる励起によって紫外線を発生するかどうか次回以降で調べたいとは思います。

・エネルギー(hν)とバンドギャップエネルギー(Eg)
Eg(eV)以下のバンドギャップエネルギーでは励起せず
波長変換プロセスは起こらない。

    (google画像検索から引用)
  
 教えてgoo 2009/10/12 23:28
「放射能に汚染された水が蒸発したら」によれば、

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5362791.html
(一部抽出しました。)
「質問
・・・放射能に汚染された水は大気中に拡散し、やがて雨になって落ちてくると考えられますね

回答
水自身が放射化する可能性
 水の水素や酸素の放射化は、原子炉の動作時にはありえます。
・(軽)水素 → 重水素 → 三重水素
・酸素16 → 酸素17 → 酸素18 → 酸素19

  これら右へいく反応は、原子炉の動作時の中性子の吸収でありえますが、反応の確率が低い上、元々軽水素:99.98%、酸素16:99.76%以上と放射化まで変化する量は、通常問題になる量とは考えられません。
まして、放射性廃棄物と地下水の接触では、水自身の放射化は問題ありません。
☆放射性廃棄物の水への溶解など放射性廃棄物が溶解しても溶解せずに粉体のままでも 液体のままの水で運ばれるのは、問題となります。・・・

 蒸発つまり気体の状態で運ばれるかを説明しまょう。
 放射性廃棄物というか、核分裂生成物は、非常に多くの種類ができます。多くは、ストロンチウムやバリウムなどの金属ですが、気体のクリプトンやキセノンもあります。気体は、水の液体・蒸発に関係なく拡散します。ただし、空気よりも重い分、拡散は、距離とともに急激に小さくなります。
 気体以外の核分裂生成物は、金属・非金属とも酸化物などの化合物などで、水の蒸発時は、残るので広範囲に拡散することは考えにくいことです。・・・」


参考関連投稿:
放射化現象に係る記載(その1:放射性物質による放射化の可能性について)

 


環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その32-2:汚染水を海へ放出に漁業関係者が大反発)

2013-01-29 | 水とはどのようにすべきか

'13-01-29投稿

 既報(その32)にて、共同通信2013/01/24 21:23 によれば、「東京電力は24日、福島第1原発で増え続けている放射性物質を含んだ汚染水について、処理装置で放射性物質を除去した後に海に放出する方針を明らかにした。」という。

福島民報2013/01/25 09:46によれば、「福島第一原発の放射性物質を含んだ汚染水について処理装置で放射性物質を除去した後に海に放出する方針を明らかにしたことに対して、県内の漁業関係者からは怒りの声が上がった。」という。

 問題は放出される水に含まれている放射能の種類および正味重量であり、原発漏洩事故前において、法定内で今までの原発が排出していた質・量と比較して、どのくらいなのか?と個人的には想われます。

その後、どのようになっているか調べました。

ベスト アンド ワースト2013年1月28日 13:00

東京電力、「放射能汚染水を海に放出します」-漁業関係者は大反発!
(一部割愛しました。)

文を見る

原子力規制委検討会で説明

 2013年1月24日、原子力規制委検討会は「第2回特定原子力施設監視・評価検討会」を開催した。

同検討会は、福島第一原発事故に対し、以下の議題について話し合われたものである。

議題1 特定原子力施設の指定に伴う政令の制定について
議題2 実施計画の一部補正について
議題3 個別施設の論点について
議題4 現地調査(1月10日実施)の結果について(報告)
(引用:原子力規制委員会)

・・・

 同検討会の中で、東京電力は福島第一原発で増加し続けている放射能汚染水を海に放出する方針を明らかとした。
福島第一原発では、原子炉冷却のために継続的に注水を行っており、放射能汚染水は増加し続けている。


敷地内に放射能汚染水をタンクを増設しているが、それも限界に達しようとしている。

 

漁業関係者は大反発!

東京電力は規定濃度以下に処理した上で、関係者の合意を得たら実施するとしている。

東京電力の放射能汚染水を海に放出するという方針に対しては、福島県の漁業関係者から大きな反発を呼んでいる。

これも当然であろう。

1月18日には福島県沖20㎞から1キログラム当たり25万4000ベクレルの放射性セシウムを含むムライソが捕獲されている。

魚介類の放射性セシウム汚染は悪化している状況にある。

魚介類の放射性セシウム汚染は悪化している状況にある。

1位:福島県20㎞沖、ムライソ(25万4000ベクレル)2012/12/20
2位:福島県20㎞沖、タケノコメバル(10万1000ベクレル)2012/12/20
3位:福島県20㎞沖、アイナメ(4万ベクレル)2012/12/20

生物濃縮が起きている可能性があり、低濃度の放射性物質を含む汚染水であっても「生物濃縮」が起きないとはいいきれない状況だ。まだ、魚介類汚染のメカニズムが正確に解明されたわけではない。
しかし、溜まっていく一方の放射能汚染水はいずれ保管の限界に達することも明らかである。

東京電力は今後どのような決断をするのであろうか?」という。

⇒漁業関連の方々の反発の理由(魚の想像を絶する高次汚染など)が今回の記事によって、よく解りましたが、今までの再三再四の設備増強によって汚染水は貯まらないと?と思っていましたが、タンクを増さなければ、仕方ないと個人的には思われます。

 既報(その32
の引用記載によれば、「福島第1原発には全部で3系統を設置。通常は2系統を稼働させて1日当たり計500トンを処理する。東電によれば、同原発の敷地内には約20万トンの汚染水があるため、同装置を使えば約400日で処理できる計算だ。放射性物質を吸着させた使用済み樹脂は、専用容器で保管する」という。

しかし、従来、手直し・設備増強して工程表通り?に遂行されていると言われ続けていたが、現状、設備増強後でも、タンクは増加、汚泥の処置を含めて完全な汚染水浄化技術ではないと思われます。

 敷地内の貯蔵タンクの数の推移、その中身の各種の放射能重量(kg)、総工費および、それらのお金の出所
などはどうなっているのだろうか?

 また、文中の放射能はセシウムのみを着目していますが、既報(その32)から、62種の放射性物質処理が必要ともいう。福島沖には種々の放射性物質が多いことが推察されます。
 各種放射性元素の生物学的半減期に係る記載 詳しく見る>>

 一昨年の(その13):'11-08-28 福島沖の海洋汚染の解明を!記載では、
 数々の環境汚染・生態系異変を東シナ海全域に発生させている中国政府から、福島原発沖の放射性物質の海洋汚染を懸念した海産物検査に対する提言がありました。

既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る今までの記載の羅列(2012-02-27)で、今回の海水汚染のみならず、個人的に杞憂しているのは

 最近公開される情報は決して明確ではないと思われますが、「やはり」という記事が数多く、一時?の米のセシウム汚染の拡大、海水の放射能汚染の莫大さ、マイクロスポット地域などいまだに散見され続けています。
 海の高次汚染みでなく、南相馬市に
代表される日本全国の放射能値からは想像できない高線量のマイクロスポット(?)、放射能の2次拡散の可能性を含む薪、産廃などの燃焼灰(正体不明、未分析?)など。

 




 

 


 

 


環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その32:東電、汚染水を海へ処理後放出に係る雑感 )

2013-01-27 | 水とはどのようにすべきか

'13-01-27投稿

47ニュース
「東電、汚染水を海へ処理後放出 東電「合意得ながら」」によれば、http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013012401001798.html

「東京電力は24日、福島第1原発で増え続けている放射性物質を含んだ汚染水について、処理装置で放射性物質を除去した後に海に放出する方針を明らかにした。廃炉計画が妥当かを議論する原子力規制委検討会で説明した。地元の反発も予想され実現は不透明。

 東電は「法令で定められている濃度未満に処理し、関係者の合意を得ながら行う」と説明。これまでは「関係省庁の了解がなければ行わない」としていた。

 福島第1原発では、原子炉に注水し燃料を冷却。使い終わった水は放射性セシウムを除去して再び原子炉で循環させている。原子炉建屋には汚染水が増加、貯蔵タンクを追加設置してしのいでいる。2013/01/24 21:23   【共同通信】」

福島民報
漁業関係者怒り 東電の汚染水処理方針」によれば、
http://www.minpo.jp/news/detail/201301256241

「東京電力が24日、福島第一原発の放射性物質を含んだ汚染水について処理装置で放射性物質を除去した後に海に放出する方針を明らかにしたことに対して、県内の漁業関係者からは怒りの声が上がった。
 県漁連の野崎哲会長は「多核種除去設備(ALPS)の稼働については以前から容認できないと東電に伝えている。東電から正式な報告は受けていないが今後も反対の姿勢に変わりはない」と強調した。
 いわき市漁協は22日に試験操業検討委員会を開き、底曳部会が提案した試験操業の9月開始を目標とする案を了承している。県漁業協同組合青壮年部連絡協議会長で市漁協に所属する吉田康男さん(45)=同市久之浜町=は「原発事故から2年近くたって試験操業に向けてようやくスタートラインに立てたばかりだ。到底、受け入れられる話ではない」と憤る。
 相馬双葉漁協は本県沖での漁業再開を目指して昨年6月から試験操業を続けている。遠藤和則総務部長(57)は「たとえ処理済みだとしても汚染水を再び海に流すなんて言語道断。漁業者の思いを踏みにじる対応で、受け入れられるわけがない」と反発している
(2013/01/25 09:46)」


「もっと知りたい ニュースの「言葉」」によれば、
http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013012401001798.html
Kyodo Zoom汚染水2011年9月25日3月11日の東日本大震災に伴う福島第1原発事故で、原子炉へ注入した水が漏れるなどし、建屋や立て坑にたまった放射性物質を含む水。4〜5月に高濃度汚染水の海への流出が2回見つかったほか、移送先確保のため比較的低濃度を1回、意図的に放出した。電力中央研究所の津旨大輔(つむね・だいすけ)上席研究員らは、これまでに海に流出した汚染水中のセシウム137の総量は3500テラベクレル(テラは1兆)に上ると推計。この数値は過去の大気圏核実験で海に降下した総量よりは少ない。ただ原発周辺の海で検出された最高濃度は1リ...
Kyodo Zoom放射性セシウム2011年11月16日セシウムの放射性同位体で、セシウム134とセシウム137がよく知られている。セシウム134の半減期は約2年、セシウム137の半減期は約30年と非常に長い。セシウム137は体内に入ると筋肉などに蓄積されやすく、がんの原因となる。東京電力福島第1原発事故では放射性ヨウ素などとともに大気中に大量に放出され、国内各地で検出されている。放射性セシウムは、生物濃縮により魚の種類によっては高い濃度で蓄積される可能性があるという。


 多核種除去設備(ALPS)の稼働の持つ意味を個人的には不詳なので調べてみました。

Sankei Biz

東芝 多核種除去設備「アルプス」 水が含む62種の放射性物質処理
(一部割愛しました。)本文詳しく見る

「東芝が開発した、水に含まれる62種類の放射性物質を除去できる放射能汚染水処理装置が、東京電力福島第1原子力発電所の廃炉処理を大きく前進させると期待されている。同原発内に大量に存在している汚染水の処理に大いに貢献することが見込まれているからだ。東芝は9月から同原発内で試験運転を始め、年内にも本格稼働させる考えだ。

◆廃炉へ大きく前進

 「汚染水を処理できれば廃炉処理に向けた作業が大きく前進する。意義は大きい」。7月24日、東芝が京浜事業所(横浜市鶴見区)で開いた説明会で、原田稔之事業所長は新開発の処理装置の性能に胸を張った。

 

 東芝が開発したのは「アルプス」と呼ばれる多核種除去設備。汚染水から重金属やカルシウムなどを除去する前処理設備と、活性炭や樹脂などの特殊な吸着材で放射性物質を取り除く吸着塔で構成。福島第1原発では、汚染水からセシウムを取り除く東芝製の処理装置「サリー」が稼働中だが、アルプスは残留するストロンチウムやヨウ素などの放射性物質を除去し法定濃度以下に下げる。いずれの物質が外部に漏れ出しても許容される濃度以下にできるといい、例えばストロンチウムなら汚染水の濃度の約1000万分の1に下がる。

 

 福島第1原発には全部で3系統を設置。通常は2系統を稼働させて1日当たり計500トンを処理する。東電によれば、同原発の敷地内には約20万トンの汚染水があるため、同装置を使えば約400日で処理できる計算だ。放射性物質を吸着させた使用済み樹脂は、専用容器で保管するという。

 アルプスは、米放射性廃棄物処理事業大手のエナジーソリューションが開発した設計技術を基に東芝が系統や機器類を仕上げた。価格は非公表。東芝は2月に東電から機器類を受注。3月から製造を開始し、6月から同原発内で取り付け作業を進めている。

◆東電や自治体の除染支援

 原発メーカーの東芝は、福島第1原発の事故の収束に向け、新技術を通じて東電や自治体の除染の支援を続けている。事故後、国内原発の新設が停止し、再稼働もままならない状況のなか、原発敷地内外の放射能を取り除くことが、国内事業が再スタートするためには欠かせないと判断しているためだ。

 汚染水処理分野では、移動式の処理装置をIHIと共同開発。特殊な吸着材を施したドラム缶に汚染水を通し、セシウムを取り除く仕組みで、農業用水やプール水を1時間当たり1トンの割合で処理できる性能を各自治体に売り込んでいる。また、土壌にたまった放射性物質の除去に向けては、トレーラーで運べる放射能汚染土壌処理装置「サリー・ソイル」を開発。土壌にたまった放射性セシウムを97%除去することが可能で、1日当たり砂場2面相当分の1.7トンの処理が行える。東芝は、学校や公園などに装置と作業員を派遣し、1日当たり数百万円で除染を請け負う。

 このほかに、持ち運びが可能な重量(9.8キロ)で、放射線量を色の変化で簡単に表示できる測定装置を開発し、1日当たり50万円で測定代行サービスを手掛けている。

 環境省の試算によれば、福島第1原発事故に伴う除染活動で生じる土壌や廃棄物は合計で最大、東京ドーム35杯分に相当する4400万立方メートルに上るという。東芝では「敷地内の汚染水処理や、飛散した放射性物質の解決抜きに、原発の再稼働や新設の計画が動き出すのは難しい」(幹部)とみて、より効果的な除汚技術の開発を急ぐ。」

⇒問題は放出される水に含まれている放射能の種類および正味重量であり、法定内で今までの原発が排出していた質・量と比較して、どのくらいなのか?と個人的には想われます。

 既報の引用文献では原発周辺の地下水の放射能汚染も報告されています。法定内未満で妥協することなく、可能な限り低濃度に浄化した水の海への放出が望まれます。

放射能汚染土壌処理装置「サリー・ソイル」などその実効は不詳ですが、今後の国内の除染活動の有効化かつ効率化への応用してストロンチウム(S)、Pb(鉛)、Ni(ニッケル)、Co(コバルト)は公害防止法の水質汚濁法で定められている重金属でもあり、これらの放射性物質など環境汚染物質のないきれいな水への再生が必要と思われます。

 

引用図:環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価http://blogs.yahoo.co.jp/osakawsp/8959191.html

 

 

 

 

 また、タンクの中に貯蔵されている多核種を含む放射能も一掃して、汚染のない水を放流して、わが国の水産業の復活、内部被曝など環境リスクに対して憂いのないことが必要か!

 既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る今までの記載の羅列(2012-02-27)の記載について、情報が不明確で十分咀嚼して整理しなければとは思っていましたが、個人的には、再設備増強をしても、なお浄化が不十分?ということから、今なお再三再四の試行錯誤が続いているのだろうか?

 初期の浄化装置は東芝製が油分を除去し、米キュリオン社製がセシウムを除去、仏アレバ社のシステムが撹拌(かくはん)、沈殿させ、日立製の淡水化装置を経て仮設タンクに戻したプロセスと今回のとの違いはどのようなものだろうか?

 62種の有害放射能があれば、それぞれの金属酸化物、水酸化物などからなる沈殿物、コロイド、ゾルなどの反応生成物の表面電荷も自ずから違うために、吸着除去させるにしても、凝集沈殿除去させるにしても、数種類のタンクでそれに見合ったpH調整しているのだろうか?と妄想されます。 

参考:環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その9-1:原発敷地内の汚染水浄化状況)で引用記載した化学業界の話題 2011年6月16日 (木) プロセスを参考までに記載しました。

<<本文を詳しく見る>>

 福島原発の放射性物質汚染水の除染が成功すれば、その結果は国内のすべての汚染の手本となると思われます。
個人的には、海、河川、地下水など環境水の浄化技術を進展させることが重要かと思っていますが、上記の技術が成功すれば、放射性物質に汚染された汚泥、瓦礫、土砂などの洗浄・分離にも原理的に応用できるのでは?と思われます。 

関連投稿:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その31:放射性物質を含む下水汚泥の処置について)

 


「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その1:シェールガス利用に際しての水の管理は重要)

2013-01-09 | 水とはどのようにすべきか

'13-01-09投稿

 既報「水」とはどのようなものか?に係る投稿の整理(~’12-12-31)にて、
「水」とはどのようなものか?
1)地球環境での水の実態、2)水の具体的な用途の現状、
水を構成する物質(水素、酸素)、水と共存する物質

について環境水(農業用水工業用水、生活用水など)を安全に管理することを願って、水に係る基礎的かつ初歩的な記載をインターネット検索した結果を整理しました。

今後は「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載を調べていきます。

 
 個人的には、一番有効な利用は水から太陽エネルギーによって効率よく低コストな無限に存在する水素を安定に生成する技術の確立と思われますが、現状は開発中で非常に難しいようです。
関連投稿:「水」から光触媒によって水素発生させる「水素生成効率」およびその進捗・成果に着目しよう。
2010-09-22
ウイキペディアによれば、・・・
   水素分子の生産*1は、
 *1 2008年度の水素の生産量は 534,810×km3  工業消費量は 309,645×km3
①炭化水素の水蒸気改質や部分酸化の副生成物として 大量に生産される(炭化水素ガス分解法)。現在のところ、水素ガスはメタンを主成分とする天然ガスと水から、触媒を用いた水蒸気改質によって生産する方法が主流である。 ・・・

④CO2を発生させない、「水素」と「酸素」との反応による水素自動車、電気自動車(燃料電池車)等の登場によって、ここ四半世紀を超えて研究開発 されている「光触媒」*2によって炭化水素などの化石燃料に頼らずに、「水」を電気分解することによって水素を発生させる方法が知られている。
 *2大気や水質の浄化、脱臭、抗菌など、幅広い分野での活躍が期待されている     http://app2.infoc.nedo.go.jp/kaisetsu/evm/evm05/index.html

 今回は、既報地異に影響する要因に係る記載(その5:天然ガス採掘でメタン汚染の可能性)2011-09-29で紹介しました次世代エネルギーとして注目されている地下に堆積するシェールガスに係る記載を調べました。

既報の記載をおさらいすると、
メタンハイドレイドに係る調査から、常温、常圧では簡単に水から分離すると言われて、水にはほとんど溶けないと思っていましたが、何らかの微生物、不純物元素による影響で改質されて溶けやすくなっているのでしょうか?
「ナショナルジオグラフィック ニュース May 10, 2011
「天然ガス採掘でメタン汚染の可能性」によれば、・・・
・・・アメリカにあるデューク大学の研究チームは、ペンシルバニア州北東部の60カ所の家庭用井戸からサンプルを採取した。同地では、地下に堆積するシェール層に天然ガスが豊富に存在し、水圧破砕法(フラッキング)によって採掘が進められている。
 報告によると、操業中のガス採掘地では、ガス井に近いほどメタン濃度が上昇しており、また、ある採掘地から1キロ離れた場所でも、着火濃度のメタンを含む飲み水が確認されたという。採掘地付近の井戸と遠い井戸を比較すると、平均17倍のメタン濃度が検出された。
 水圧破砕法は、地下深くの岩石層に水を押し入れ、岩石がひび割れるまで圧力を高め、天然ガスを解放する手法である。環境面の問題が指摘されており、今回の研究もそれを裏付けている。
 アメリカやカナダでは、過去6年間にわたるこの新技術の成功実績により、広大な天然ガスの新貯蔵庫の扉が開け放たれた。シェールガス開発が順調に進めば、2035年にはアメリカの天然ガス生産の45%を占めると見込まれている。アメリカ政府は、世界32カ国でも同様のシェール層が利用可能だとする報告を発表した。
 しかし、天然ガスの主成分メタンによる飲み水汚染がクローズアップされている。本年度のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた映画『ガスランド』では、民家の水道水が燃える印象的なシーンが注目を集めた。 ・・・
メタンは、飲み水に関して規制対象となる汚染物質ではない。密閉空間で窒息や爆発の原因となることは知られているが、水の色や味、臭いを変化させるわけではなく、飲料適性に影響を与えるのかどうかもわかっていない。
 また、低レベルのメタン暴露が長期的に続いた場合に、人体へ現れる影響を分析した研究は一つもない。「健康への影響がわからないとは、驚くべきことだ。メタンは確かに飲み水に含まれている」
とジャクソン氏は憂慮している。・・・ 」という。本文詳しく読む

 
以下、最近の記載を調べました。

東洋経済ON LINE
2013年、シェールガス革命で世界は激変する

素材、化学など日本企業にも恩恵http://toyokeizai.net/articles/-/12402
「・・・
シェールガス革命の大旋風が世界に吹き荒れ始めた。エネルギー問題といえば、原発の是否やメガソーラーの導入などに関心が深い日本国内の事情からいえば、ピンとこない人も多いかもしれない。しかしながら、これは100年、200年に1回あるかないかというほどのインパクトを持つ一大産業革命なのだ。

圧倒的に安いシェールガスのコスト

米国のオバマ大統領は、2011年秋ごろまでは、ひたすら自ら提唱する「グリーンニューディール」の政策実行に腐心していた。しかしながら、最近の彼はグリーンニューディールを一言も口にしない。

シェールガスは水圧で地層にひびを入れ採掘される (JOGMEC、アイコンとも)

それに代わって、「米国発のシェールガス革命は世界を席巻する。今後のエネルギーの覇権については、米国は勝ったも同然だ。とんでもないことになる」とコメントすることが多い。

今までは、石油があと20~30年、石炭が100年もたないという事情があるからこそ、原子力発電にいくか、太陽光、風力、地熱などの再生可能新エネルギーにいくか、という選択しかなかったのだ。ところが、である。シェールガス、すなわち砂や泥まみれの地中から取り出す天然ガスは、この状況を一変させてしまった。

なにしろ、1キロワットあたりのコストが、石油10円、風力20円、太陽光35円というのに対し、シェールガスはたったの6円なのだ。しかも埋蔵量が少なくとも150年分、実際には300年以上もあるともいわれている。なおかつ、CO2排出量は石炭に対し40%、石油に対し15%も少ないのだ。

米国はこのシェールガスの取り出しについて独占的な知財権で固めており、ピンポイントで見つけ出し、堀り上げ、精製まで持ち込むすべての工法を確立している。世界のシェールガスの約4割は米国にあるといわれている。中国をはじめ、世界各地にはシェールガスはあるものの、前記の事情で、米国が一気に最先行することになる。

 

日本の技術が支えるシェールガス革命

しかして、わが国日本ではシェールガスはほとんど出てこない。わずかに秋田県由利本荘でシェールオイルが見つかった程度である。それならシェールガス革命は米国に最大の恩恵をもたらすが、日本にはそれほどのメリットはないのでは、と考える人たちも多い。

ところが、実はそうではないのだ。結論を先に言えば、シェールガス革命で日本の企業には莫大なメリットが生じてくる。

シェールガスを取り出すためには2000メートルも掘り下げるわけであり、この圧力に耐えられる鋼管パイプは、新日鉄住金など、日本の鉄鋼メーカー以外には作れない。シェールガスを精製して気体から液体、液体から気体へとリサイクルを行うが、このプラントは住友精密工業と神戸製鋼しか作れない。

一番難しいのはアルミの穴あけなのだ。技能オリンピックで十数年連続金メダルを取る日本の「匠」の技術の一つが、アルミの穴あけなのだ。シェールガスを収納する運搬容器には炭素繊維が使われる。この分野は東レ、帝人、三菱レイヨンの国内勢が世界シェアの約70%を握っており、ここにも強い追い風が吹くのだ。

また、シェールガスは大型タンカーで輸送することになるが、ここでモノをいうのがアルミの厚板であり、これまた古河スカイなど日本勢しか作れない。地中から引き上げてきたシェールガスの原材料に対し、大量の水を使うが、この水量全体を減らすために膨大な窒素を使用することになる。

材料ガス国内最大手の大陽日酸は、笑いが止まらないかもしれない。さらにいえば、シェールガス採掘に伴う工事は土木であり、大型ブルドーザー、各種ショベル、大型トラックが必要になる。コマツや日立建機もまた笑いが止まらないだろう。

そしてまた、これらの建機に使用する超大型タイヤは、世界でただひとつブリヂストンにしか作れないのだ。

東京都は400億円のファンドを積んで,東京湾岸に火力発電10基を作る計画を打ち出している。猪瀬直樹新知事は必ずや断行するだろう。ここにもシェールガスを中心とする天然ガスが採用される。

 原発稼働や着工が難しい現状にあって、火力発電こそが日本の中心的なエネルギーになるだろう。世界的に見ても火力発電こそが主力、という声が多いのだ。こうなれば、原発プラントで世界トップシェアを持つ東芝は、その持てる技術をシェールガスに転用して稼ぐだろう。また、ガスタービンでは世界ナンバーワンの折り紙つきの三菱重工業にも福音がもたらされることになる。

排水や薬液などの環境問題も難なくクリア

最近になって、国内化学メーカー第1位の三菱ケミカルホールディングスは、米化学大手のダウケミカルと提携し、シェールガスを活用した石油化学コンビナート構築を打ち出した。

シェールガスから基礎化学品のエチレンを生産すると、コストが日本の化学工場の20分の1になるという。つまりは、自動車部品や液晶パネルに使う樹脂工場をローコストで建設し、世界の競合メーカーに対して先行してブッチぎっていこうとの考えなのだ。

一方でシェールガスは大量の排水があり、多くの薬液も使われることからEU諸国の中にはこれを禁止する国も出てきた。つまりは、公害問題の発生がデメリットという向きもある。ところがどっこい、それなれば世界ナンバーワンの日本の水処理技術がすべてを解決してしまう。三機工業、栗田工業、荏原の出番が来たのだ。

2013年は米国で1万カ所のシェールガス掘り出しが始まるといわれている。三菱商事、三井物産、住友商事、双日など世界に誇る日本の総合商社は、これらの掘り出しに大量の出資をしており、かなりの権利を握っている。

それゆえに、現在の天然ガスのような高い価格で日本がシェールガスを輸入するということはない。シェールガス革命は米国におけるモノづくりを大復活させ、日本の最大の輸出先は中国から再び米国に変わるのだ。反日ではない国、米国との取引が一気に拡大することは確実であり、もしかしたらこれが最大のシェールガスメリット、と言ってもいいかもしれない。」という。

⇒シェールガスの回収には大量の排水があり、多くの薬液も使われることからEU諸国の中にはこれを禁止する国も出てきたという。

大量な水を安定に低コストに供給する技術と排水処理技術などを含めたトータルコスト、および、低レベルのメタン暴露が長期的に続いた場合に、人体へ現れる影響がどのようになっているのか?が今後の着目点となるのだろうか?

 また、メタンはそれ自体でもガス化すれば、水(H2O)、CO2と並ぶ温室効果ガスとして地球温暖化に影響を与える可能性もあり、漏洩なく回収する技術の確立も期待されます。

参考投稿: 温室効果ガスに係る記載(その2:温室効果ガスCO2、メタンガスの鉛直分布の測定方法)