山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

針ノ木・蓮華・船窪・烏帽子(その10)

2010-09-16 | 北アルプス
薬師岳

どっしりした山です。
数年前に立山の室堂から3泊4日で折立まで縦走しました。
薬師岳の頂上には立派な祠がありました。
なかなか素晴らしい銃走路でした。


爺ヶ岳と鹿島槍

鹿島槍の方向です。
下から雲が湧いてきています。
右から爺ヶ岳、正面の双耳峰が鹿島槍、その左が五竜岳、
更に左の尖がった山が白馬岳です。
これだけのパノラマはなかなか見ることができません。



コマクサ(1)

足元の岩陰に咲いていました。
もう最盛期はとっくに終わったようです。
可憐にも残っていてくれました。
高山植物の女王といわれています。

剱岳

剱岳(つるぎだけ)の勇姿です。
これほどハッキリみたのは久し振りです。
左から一服剱、前剱、一番高いところが頂上、やや平らな
ギザギザが八ツ峰、小窓の王、右のポツンと立っているのが
小窓の頭と呼ばれています。


鹿島槍ヶ岳と五竜岳

鹿島槍と五竜をズーミングしてみました。
7月30日から8月1日にかけて歩いた山です。
五竜からの下りはかなりガレていました。
鹿島槍からの五竜を見たかったのですが、残念ながら
ガスの中でした。
手前の稜線は今月10日から12日にかけて歩いた
稜線です。

赤牛岳と薬師岳

左が赤牛岳、右が薬師岳です。
どちらも山全体が赤っぽくみえます。
奥が深い山です。

イワギキョウ

イワギキョウが朝日に輝いていました。
長さが3cmくらいの小さな花です。
ガクが反り返っていて花に毛がないのが特長です。
岩場を好んで咲いています。

タカネヤハズハハコ

いつもツボミの時しか会っていませんでした。
花が咲くと真っ白になるようです。
時期をずらして登ると花もいろんな姿をみせてくれます。
貴重な資料になりました。

チングルマ(穂)

すっかり馴染みになりました。
逆光に映えていました。
ここでもコメススキと同居しています。
仲がよいようです。

登山道

蓮華に向かう登山道です。
小さな砂利を敷き詰めたようになっています。
正面奥が頂上のようです。
緑にみえるのはハイマツです。


太陽

太陽が正面から照り付けています。
フイルムカメラなら真っ黒になってしまいます。
デジカメの素晴らしさです。
相棒はマイペースで歩いています。
「お気に入り」の1枚になりました。


コマクサ(2)

再びコマクサです。
行く夏を名残惜しんでいるようです。
もうすぐすれば厳しい冬がきます。
種から花が咲くまで10年以上かかるそうです。
大切にしたいですね。


なだらかな登山道

なだらかな登りが続きます。
このあたりは風が強いようです。
ハイマツの根がすっかり白骨化しています。
こんな厳しい環境で生きている木からは
元気が貰えます。
「頑張れよ!」と思わず声をかけました。


コメススキ

コメススキも逆光に輝いていました。
実はライチョウの餌にもなるようです。
ヒナが美味しそうに食べているのをみたことが
あります。
もうすぐ頂上のようです。