山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

針ノ木・蓮華・船窪・烏帽子(その13)

2010-09-19 | 北アルプス
登山道(1)

あれほどよい天気だったのに急にガスがでてきました。
山の天気は変わりやすいです。
右下から吹き上げる風がかなり強いようです。
木の枝が左側だけに伸びていました。


北葛岳頂上

北葛岳頂上に着きました。
標高2551mです。
針ノ木小屋を出発してから4時間50分でした。
ガスが濃くて展望はまったくありません。
雲の中に入ったようです。


トンボの大群

黒い点のように見えるのはトンボです。
アキアカネ(赤トンボ)のようです。
下界では連日35℃以上と騒いでいる頃です。
暑いのでまだ降りる気がないようです。
下界に下りると体が真っ赤に変身します。


登山道(2)

ガスが晴れるとこのようにこれから歩く登山道が
みえてきます。
少しなだらかな登山道のようです。
こんな道だけなら山はルンルン気分で歩けます。
ここだけ歩きたいと思う人もいるようです。


クロトウヒレン

アザミの仲間です。
ツボミの時は真っ黒です。
花びらの先端がカールしています。
花の中心をみるとエイリアンの口のようでした。


ナナカマドの紅葉

ナナカマドの葉の紅葉です。
葉っぱの先端からと根元からと両方から紅葉が
始まっています。
特にルールはないようです。
「小さな秋」をみつけたような感じでした。


ミネウスユキソウ

やや高いところに咲いているウスユキソウです。
葉っぱに綿毛が密集していて雪が積もったように見えます。
中心にある花が茶色いのが特長です。
たくさん咲いていました。



タカネマツムシソウ

マツムシソウの高山種です。
平地で咲くマツムシソウより背丈も低いです。
周りの花びらは深く3裂しています。
高い山にこないと出会えない花です。


イワオウギ(実)

前回の五竜から鹿島槍登山ではキレット小屋の
周辺でたくさんんの花をみました。
クリーム色のきれいな花でした。
花が終わるとこんな種ができます。
中に小さな豆が入っています。


登山道(3)

ここは両側が鋭く切れ落ちています。
花を撮っている間に相棒の姿はみえなくなりました。
この先は大きく落ちているようです。

シラタマノキ

イワハゼをアカモノというのに対して別名:シロモノと呼んでいます。
小さな実です。
つぼ型の白い花が咲きます。
潰すとサロメチールの香りがします。


登山道(4)

同じような登山道が続いています。
ここでもガスが濃くて展望はありません。
足元をしっかり確認してひたすら歩くだけです。


登山道(5)

ここは岩稜帯のようです。
途中から左に巻くようです。
船窪小屋までは厳しいと聞いていましたが、
このあたりのことのようです。
やはり雨の日は通りたくないところです。
もう少しで七倉岳の頂上に着くようです。