山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その3)

2010-09-30 | 北アルプス
剱岳(1)

小屋をでてしばらくすると、右手に剱岳が姿をみせて
くれました。
凄い迫力です。
頂上から右のギザギザが八ッ峰、その右に尖っているのが
小窓ノ頭と呼ばれているところです。
2つの間は三の窓と呼ばれています。


オヤマリンドウ

朝露がキラキラ輝いていました。
茎のテッペンに花を咲かせます。
夏の終わりから秋にかけて咲く花です。
この花もあまり開きません。


タカネヨモギ

高い山に咲くヨモギの仲間です。
花が大きく下向きに咲きます。
葉っぱはニンジンの葉っぱのように深裂しています。
やはり夏の終わりから咲き出します。

アルペンビュー

ヨーロッパのスイスあたりを思わせる風景です。
空には秋の雲が浮かんでいます。
天気は問題なさそうです。


シラタマノキ

イワハゼをアカモノというのに対してシロモノと
呼んでいます。
太陽が眩しそうでした。

サンカヨウ

サンカヨウの実です。
表面に白い粉ができています。
食べられると聞いていたので、口に入れてみました。
ほんのり甘い香りがしました。


エンレイソウ

エンレイソウも赤い実をつけています。
大きな3枚の葉っぱが特長です。
花は春先に雪解けと共に咲きだします。

トリカブト

トリカブトの花もたくさんありました。
茎の上のほうには種ができています。
花はよくみますが、種をみるのは珍しいです。
変わった姿をしていました。


遠望

奥に白い雲が横たわっています。
その下は黒部平野あたりでしょうか?
更に先には日本海が広がっています。

剱岳と立山

剱岳と立山の全景です。
左が立山、右が剱岳です。
これだけきれいに見えることは滅多にないと
思います。

剱岳(2)

剱岳だけズーミングしてみました。
通常は左からのルートを辿ります。
一服剱、前剱、カニのたてばいという垂直のクサリ場を
登れば頂上です。
標高2999m、アルピニストの憧れの山です。
映画でも有名になりました。


立山

こちらは立山です。
左の雪渓の右上に小さな建物がみえます。
雄山にある神社です。
立山を縦走する時はここでお祓いを受けてから
縦走します。
雄山、大汝山、富士ノ折立の3つを総称して
立山と呼んでいます。
観光客で賑わう室堂はこの裏側になります。


富士山

富士山がまだ付き合ってくれていました。
全体が淡いブルーで描いた絵のようです。
まもなくすると雲があがって見えなくなります。


浅間山と四阿山

更に左に新しい山が見えてきました。
右が浅間山、その左が四阿山(あずまやさん)のようです。
四阿山は群馬県と長野県の県境にある山です。
群馬県では吾妻山と呼んでいるようです。
素晴らしい展望でした。


明日から3日までお休みします。
新潟と富山の県境にある朝日岳に登り、栂海新道を歩く予定です。
途中の無人小屋に泊まり、最後は日本海の親不知にでます。
これから出かけて北又小屋に前泊の予定です。
みなさんからのコメントにはお返事できないと思いますが、ご容赦ください。



今月17日高尾山から陣馬山を縦走しました。
デジブックにまとめましたので、留守の間にご覧ください。