山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

針ノ木・蓮華・船窪・烏帽子(その14)

2010-09-20 | 北アルプス
登山道(1)

これから向かう登山道です。
山にはすっかりガスが濃くなってきました。
あの高いピークが七倉岳の頂上のようです。


七倉岳頂上

やがて七倉岳の頂上に着きました。
標高2509mです。
針ノ木小屋をでてから7時間30分でした。
ここから船窪小屋まで10分だそうです。
しばらく休憩しました。


七倉ダム

左下に七倉ダムがみえます。
船窪小屋にはこのダムから登ってくることが
できます。
約6時間ぐらいで登れるようです。

不動岳と烏帽子岳

正面にどっしりとした不動岳が見えます。
不動の手前は大きく崩れているようです。
左奥にポツンと見えるのが烏帽子岳です。
翌日はあの烏帽子まで歩く予定です。


船窪小屋

船窪小屋がみえてきました。
何人かの登山者が外にでています。
初めて泊まる小屋です。
手前の建物がトイレのようです。



船窪小屋の入口

船窪小屋に到着しました。
時間はジャスト午後2時でした。
朝、針ノ木小屋をでてから8時間の歩きでした。
入口に大きな鐘があります。
これを鳴らして到着を知らせます。


タルチョ

小屋の周辺にはタルチョが飾ってありました。
ネパールから男性が1人働きにきていました。
彼が持ってきたようです。
旗にはチベット語で経文が書かれています。
ネパールやブータンでも何度か出会った旗です。
懐かしい思いがしました。


夕食メニュー

この小屋は老夫婦が管理しています。
この料理が有名で、たくさんの登山者が訪れるようです。
ほとんどが七倉ダムから上ってくるようです。
野菜の天ぷらに煮物、ごま豆腐も手作りだそうです。
ご飯は赤米でした。
この日の宿泊者は30人くらいいました。
狭い厨房でよく作ったものだと感心しました。
この小屋には電気がなくランプだけです。


朝焼け

翌朝、外にでてみました。
きれいな朝焼けです。
気温は10℃くらいで、下界の暑さはすっかり忘れていました。


日の出
やがて太陽が昇ってきました。
また新しい日が始まります。
この日は烏帽子小屋までのロングコースです。
よい天気であって欲しいです。


不動岳とその周辺の山

前日はガスの中でよくみえなかった不動岳と
その奥の山々が朝日に輝いています。
不動の左は烏帽子岳、一番左のなだらかな山が
野口五郎岳です。
遠くに水晶岳もみえます。


ガレ場

歩き出してしばらくするとガレ場が現れました。
正面の山が船窪岳です。
大きく崩れているところの横に登山道があるようです。
登山道は朝露で濡れていました。