山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その1)

2010-09-28 | 北アルプス
柏原新道

今月10日から12日にかけて歩いてきました。
ここは柏原新道の入口です。
左の板に爺ヶ岳登山口と書いてありました。
今年7月末に五竜から鹿島槍を通って降りてきた
ところです。

扇沢

途中から扇沢が見えました。
黒部立山アルペンルートの基地になっています。
遠くに針ノ木岳がみえます。

これから歩く稜線

歩いている左側に稜線がみえます。
岩小屋沢岳あたりでしょうか?
この稜線を右から左に歩きます。

針ノ木岳と針ノ木雪渓

針ノ木雪渓がみえてきました。
少しズーミングしています。
約2週間前にこの雪渓を登りました。
その時と比べてだいぶ小さくなっているようです。


登山道(1)

山の斜面に刻まれた登山道です。
7月にここを下ってきた時はガスが濃くて
山はみえませんでした。
今回はよい天気に恵まれました。


種池山荘

遠くに赤い屋根の小屋がみえます。
種池山荘です。
この日はあの小屋までです。
夕方までに着けばよいので、お昼の出発でした。

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナが赤い実をつけていました。
この花は葉っぱが4枚の時は花をつけず、それ以上になると
花を咲かせます。
加賀の白山の御前峰に多く、実がタチバナに似ているので
この名がつきました。


カライトソウ

カライトソウが登山道の脇から顔をだしていました。
花はもう終わりかけのようです。
唐糸のように美しいというので、ついた名前だそうです。


登山道(2)

このあたりは石畳と呼ばれているところです。
石はしっかり踏まれていました。
爺ヶ岳や鹿島槍に登る人が通る道です。
シーズン中はたくさんの登山者が歩いているようです。



蓮華岳

雲の間から大きな姿をみせてくれました。
どっしりとした山です。
左の高いところが頂上のようです。
前回は針ノ木小屋から登りましたが、素晴らしい展望が
楽しめました。


ユキザサ

ユキザサの実が赤くなっていました。
2週間前はまだ真っ青でした。
このような変化をみるのも山での楽しみです。
もう少し赤くなるようです。

マイヅルソウ

マイヅルソウの実です。
最初はウズラのタマゴのようです。
この実も少しずつ赤くなって行きます。
あの小さな花からこんな大きな実ができます。
植物はいろんな姿をみせてくれます。

アカモノ

アカモノの実です。
何度も登場していますから、すっかりお馴染みに
なりました。
別名:イワハゼとも呼んでいます。


タテヤマアザミ

横を向いて咲くのとホウが大きく後ろに反り返って
いるのが特長です。
また、葉っぱはそれほど深く切れ込まなく、トゲも
優しいです。
この時期一番多く咲いていました。
花が少ない時期には心を癒してくれる花です。