山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

カナディアン・ロッキー(1-10)

2009-07-15 | 海外の旅
スターフラワードソロモンズシール

日本でいうユキザサの仲間です。
花の形からソロモンの封印(2つの三角形を組み合わせた星形)という
名前がついたようです。
葉っぱが独特でした。
花もまだ咲き始めたばかりのようです。
オシベが元気よく飛び出しています。

マウンテンフリーベン

キク科の植物です。
日本のアズマギクによく似ています。
やはり高山の岩場に咲く花です。
花びらが全体に淡いピンク色をしていました。

フォルスソロモンズシール

やはりユキザサの仲間です。
先ほどのものよりこれのほうが日本のユキザサに似ています。
小さな白い花が下から順番に咲きます。
これも咲き出したばかりのようでした。

チョークチェリー

日本でも見たことのある花が出てきました。
ウワミズザクラによく似ています。
葉っぱも確かにサクラの葉です。
オシベの飛び出し方は日本のほうが派手ですね。
寒さにも強いようでした。



緩やかな登山道です。
先頭を歩いているのが現地ガイドです。
その次の男性が私と同じく単独参加でずっと同室でした。
最後はご夫妻の相棒です。

休憩

分岐にでたので小休止です。
私を除いたメンバー全員です。
左の女性がご夫妻の奥さん、手前に座り込んでいる男性が
アシスタントガイドです。
日本の大学4年生ですが、ガイドになりたくて研修にきている
ようでした。
手前にあるのが私のザックです。
日本の山でも海外でもこのザック1つで出かけます。
今回は登山靴を別に持ってきたので小さなダッフルバッグ1個
増えていました。


ハートリーフアーニカ

日本のウサギギクに似ています。
カナディアンロッキーには15種類もの仲間があるそうです。
その中でもこれが一番多いそうです。
これは花びらが少なかったですが、普通は10枚以上あるようです。

バンチベリー

和名ではゴゼンタチバナです。
4枚の花びらに見えるのは総ホウです。
真ん中にあるのが花ですが、まだ蕾でした。
咲き始めは総ホウも緑色をしていますが、だんだんと真っ白に
なります。


ウエスタンメドウルー

カラマツソウ雄株と雌株が別々の雌雄異株植物です。
これはその雌株です。
メシベが赤く弾けています。



しばらく歩くと今度は雄株を見つけました。
オシベが垂れ下がっています。
ここでも女性が元気で男性はしょんぼりしているようです。
もっと男性も元気を出さないとダメですね。
葉っぱはまさにカラマツソウの葉です。

ブルークレマチス

青い花が現れましたが、どれも下ばかり向いています。
顔を見られるのが恥ずかしいのでしょうか?
やっと顔をあげていたのがありました。
野生のクレマチスです。
日本では花びらは6枚ならテッセン、8枚ならカザグルマ、
総称してクレマチスと呼んでいます。
ここでは花びらがすべて4枚でした。



登山道にはこのアスペン(ポプラの仲間)が多かったです。
木肌だけみるとダケカンバにも似ています。
ここは標高1500くらいです。
緯度を考えればもっと高いところになります。
寒さにも強い木のようでした。


イエローへディサラム

マメ科の植物です。
イワオウギによく似ていました。
イワオウギはもっと茎が立ち上がって穂状になるのですが、
これはまだ柔らかい感じがしました。
他にもまだありそうです。


レッドアンドホワイトベーンベリー

サラシナショウマに似ていると思いましたが、先端がプツンと
途切れているようです。
ルイヨウショウマにも似ていました。
秋になると赤や白い実がなるそうです。
全草に毒を含んでいるそうなので、要注意です。
特に実を食べると吐き気や頭痛、下痢などを起こすそうです。
オシベが長くて房状にみえました。
もう少し登ります。