山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

カナディアン・ロッキー(1-4)

2009-07-07 | 海外の旅

飛行機のチェックが厳しいので日本から飲み物は一切持ってきませんでした。
とりあえず、移動するにはミネラルウオーターが必要です。
スーパーで買いました。
ミネラルウオーターは1本C$2、クッキーはC$5でした。
クッキーはハイキング中に行動食として使えます。
ラズベリーが入ったクッキーでした。
カナダの水道はそのまま飲めるというので、その後はこのペットボトル
に水道水を入れて持ち歩きました。




宿泊したホテルです。
一番右の2階に宿泊しました
右下が玄関になっています。
なかなかしゃれた建物でした。

オニゲシ

外の花壇にオニゲシが咲いていました。
ここキャンモアは冬はマイナス30~40℃になるそうです。
昨年の12月にはマイナス50℃になったこともあるそうです。
ケシは暖かいところを好むようですが、意外と寒さにも強いようです。


グンバイナズナ

花はほとんど終わって種ができていました。
相撲の行司が手にする軍配に似ているのでこの名があります。
日本でもよく見られる花です。

イブキジャコウソウ

イブキジャコウソウに似た花がありました。
日本では最初に伊吹山で発見されたので、このように呼ばれています。
甘い香りがする花です。


移動に使った車

午前9時に迎えの車がきました。
これからカナダにいる間お世話になる車です。
運転手を除いて10人乗れます。
今回のツアーは最高10人までといわれていました。
この車に制限があったようです。
運転はガイドがします。
我々4人とアシスタントを入れても合計6名です。
ゆったり座ることができました。
アルバータ州では車のナンバープレートは後だけです。
前にはありませんでした。



初日はグラッシーレイクスのハイキングです。
ホテルから20分ほどのところにありました。
ここは州立公園になっています。
ここから入ります。



登山道の入り口に案内板がありました。
グラッシーとは人の名前だそうです。
カナダには人の名前がついた湖や地名が多いようです。
山にも初めて登頂した人の名前がついているようでした。
ゆるやかな登山道が続いています。


イエロードライアド

登山道の脇にたくさん咲いていました。
和名ではキバナチョウノスケソウといいます。
チョウノスケソウは白い花ですが、これは黄色い花です。
いつも下を向いて咲いているようです。
恥ずかしいのか話しかけても顔をみせてくれませんでした。
花びらもこれ以上開かないようです。

ブラクテッドオーキッド

ランを見つけました。
背丈は15cmくらいありました。
和名ではアオチドリといいます。
緑色の花をつけますが、あまり目立ちません。
カナダで初めて出会ったランでした。


インディアンペイントブラシ

この花はこれから先でもたくさん会いました。
直訳すると「先住民の絵筆」とでもいうのでしょうか。
いろんな色があるようです。
昨年7月に訪れたカムチャッカのベースキャンプの周りには
黄色い花が雑草のように咲いていました。
1度見たら忘れられない花です。


アルパインロックジャスミン

和名ではトチナイソウといいます。
背丈が10cmくらいの低い花でサクラソウの仲間です。
名前の通り岩場を好む花です。
日本では東北から北海道にかけての高山の岩場に咲いています。
和名は発見者の栃内さんの名前からついたようです。
カナダは緯度的には北海道よりかなり北です。
このように緯度が高くなれば日本の高山の植物が低いところでも
みることができます。
もうすぐ湖のようです。