山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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カナディアン・ロッキー(2-1)

2009-07-21 | 海外の旅
第2章に入ります。
日本を出発して第4日目になります。



この日は3連泊したキャンモアに別れを告げて、レイクルイズに
向かいます。
道路の脇には大きな山が見えています。
岩肌に雪がうっすらと積もっていました。
日中は暖かくても夜はかなり冷え込みました。



カナディアンロッキーは北米大陸西部を貫く全長4500kmに
及ぶロッキー山脈のカナダ部分で全長1450m、幅が150km
あります。
日本の本州がすっぽりおさまる広さです。
それほど高い山はありませんが、3000m級の山が800以上も
あるそうです。




これから向かう場所はバンフ国立公園になります。
バンフ国立公園はカナダで3番目に大きい国立公園だそうです。
広さは日本の岡山県と同じくらいあるそうです。




道路の拡張工事をしていました。
現在は片側1車線ですが、来年には片側2車線になるそうです。
狭い日本と違って道路の拡張も意外と簡単にできるようです。
日本の重機が働いていました。

オーバーパス

この日は後部座席からの撮影です。
歩道橋のようなものを造っています。
これは動物専用の歩道橋です。
「アニマルオーバーパス」と呼んでいました。
クマやオオカミ、シカなどの大型動物が通るようです。
小さな動物専用の「アニマルアンダーパス」もあるそうです。




1時間余りのドライブでレイクルイズの駐車場に着きました。
たくさんの観光バスや観光専用車が停まっています。
ここはカナダでも有名な観光地のようです。



駐車場脇にあるトイレです。
立派な建物でした。
山にあるトイレはかなり粗末ですが、ここでは水洗でした。
観光客が多いことが伺えます。

レイクルイズ

これが有名なレイクルイズです。
成田空港の出発ゲートの案内板にこの写真がありました。
正面の山がマウントビクトリア(3400m)だそうです。
生憎と雲の中でした。



ここは世界自然遺産に指定されています。
湖のすぐ近くに大きな石があり、銘板がはめ込んでありました。
案内は英語とフランス語で書かれています。
この2つがカナダの公用語になっています。
右上のマークが世界自然遺産のシンボルマークだそうです。



湖に沿って少し歩いてみます。
みる角度によって少しずつ変化します。
もう少し光があれば水の色がきれいになると思います。



湖の右側に丸い山がみえます。
あの上には小屋があり、ハイキングができるそうです。
今回はスケジュールに入っていませんでした。
太陽の光があたると水の色が変わってきます。



しばらく歩くとホテルがありました。
フェアモント・シャトウ・レイクルイズホテルだそうです。
ここから少しズーミングしてみました。
ビクトリア氷河が削った跡がよくわかります。



ホテルの中に入ってみました。
広場で女性がハープを弾いています。
1人ならしばらく聴いていたいところでした。
なかなかよい響きでした。

ルイズ王女

レイクルイズはビクトリア女王の4番目の娘、ルイズ王女に
ちなんでつけられた名前だそうです。
そのルイズ王女の肖像画が壁に飾ってありました。
ふっくらとした顔立ちの王女だったようです。



ここがロビーのようです。
フロントの後ろにも大きな絵が飾ってあります。
時間は午前10時頃です。
ホテルとしては一番暇な時のようです。
フロント係りが談笑していました。




ロビーの上を見上げると大きなシャンデリアがありました。
女性が両手に灯りを持っています。
なかなか凝った造りです。
中世の頃を思わせるシャンデリアでした。



長い廊下にでました。
壁に動物の頭が飾ってあります。
トナカイでしょうか。
絨毯の上に窓の影が映っていてきれいでした。
この一番奥にコーヒーが飲める場所があります。
その左を通って外にでました。
ここに宿泊すれば夕方や朝の湖の姿が見られると思います。
残念ながらスケジュールにありませんでした。