山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

中山道(12-5)

2009-05-08 | 中山道

ここは宮ノ越宿です。
ほとんど宿場らしさが残っていません。
わずかに数軒それらしき建物がありました。
道路も広く改修されたようです。




道端にヒカゲツツジが咲いていました。
奥の花にピントがあってしまったようです。
シャクナゲのように茎の頂点にたくさん花をつけます。
淡いクリーム色をした花です。
坪山や奥多摩の山ではイワウチワとセットで楽しめます。



今度はヤマエンゴサクが姿を見せてくれました。
花の下の小葉に細かい切れ込みがあります。
葉っぱも丸いのが特徴です。
色はブルーが多いのですが、これは少しピンクがかっていました。
たくさんありました。



フクジュソウです。
名前がよいので正月の飾り花として使われます。
ここでは道端に雑草のように咲いていました。
関東ではもう終わっていますが、ここでは盛りでした。
季節がだいぶ遅いようです。



歩いている左に大きな山が見えてきました。
左奥の山が木曾駒ヶ岳です。
まだかなり雪があります。
手前の花は芝桜です。
電線がなければもっとよい絵になったのですが・・・
こればかりはどうしょうもありませんでした。



のどかな道を歩きます。
天気がよいのに人がいません。
みんなどこにいるのでしょう。
道祖神だけが静かに見送っていました。



ところどころにこのような標識があります。
我々は木曾福島に向かっています。
白い花はハナモモのようです。
まだ咲き出したばかりでした。




このあたりが道がよくわかりません。
本や地図を持っていますが、細かいところまで書いてありません。
何人かで議論しながらルートを探します。
ここは左に入りました。



ここは左に入るようです。
このような標識があると迷わないで済みます。
新しい道路ができて旧道が消えているようです。



細い道を降りたら、川がありました。
この橋を渡って反対側に行きます。
今回歩いているのは合計20名です。
平均年齢は計算したことがありませんが、前期高齢者以上は
間違いないと思います。
みなさん、お元気です。




橋を渡ると大きな道にでました。
本には「消火栓を左にみてまっすぐ進む」とありました。
ここもチェックポイントの一つのようです。




今度はジロボウエンゴサクが姿を現しました。
ヤマエンゴサクとの違いは花の下の小葉に切れ込みがないことです。
葉っぱも少し細長い姿です。
花のつき方も多いようです。
スミレをタロボウと呼ぶところがあるそうです。
それに対してジロボウとついたようです。
  


再び国道にでました。
ここは右に入ります。
できるだけ忠実に旧道を探しながら歩きました。
いずれまた国道と合流するようです。


大きな門がみえてきました。
もうすぐ福島宿のようです。
この左上に関所跡があります。
そこに行く前に興禅寺に寄ることにしました。
観光バスがいましたが、お客さんはいません。
降りてどこかを観光しているようでした。

◎付 録
ハンカチノキ特集
ハンカチノキが咲き出したという情報を得ました。
行って見てきました。



大きな木の上にヒラヒラ舞っていました。
白く見えるのはホウが変化したもので、これがハンカチに見えます。
真ん中にあるのが花です。




かなり高いところ咲いています。
ズームで狙っても風があるとなかなかうまく撮れません。
何とか納まってくれました。




行ったのは午後のかなり遅い時間でした。
逆光にすると、ホウの姿と花の様子がよくわかります。
なかなかきれいでした。




少し引いてみました。
今年はかなり花が多いようです。
たくさんの人が見に来ていました。



これはまだ花が蕾のようです。
この木は中国が原産地だそうです。
ここには大きな木と少し若い木の2本が並んであります。
若い木のほうが花が多かったです。



いろんな角度でたくさん撮りました。
全国的にも広まっているようです。
関東では小石川植物園と大船フラワーセンターに大きな木が
あります。
なかなかおもしろい花でした。