山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

丹沢・蛭ヶ岳(2-4)

2009-05-23 | 丹沢

玄倉第二発電所につきました。
人の姿はみえませんでしたが、タービンが回っている音が
していました。
川の水がブルーに輝いています。



ここだけ水がブルーでした。
中国の九寨溝でこの色と同じ湖を見ました。
土に含まれている物質や光の関係でこのような色に見える
といっていました。
仲間の話ではここはいつもこんな色をしているそうです。



班入りのテンナンショウがありました。
葉っぱも大きかったですが、逆に花は小さかったです。
花の色もグリーンでした。
この花はいつも反対側を向いていました。
恥ずかしがり屋のようです。




またトンネルが現れました。
石崩トンネルと書いてあります。
周りはコンクリートでしっかり固められていました。




かなり長いトンネルでした。
真っ暗で感で歩きました。
出口付近で振り返ってみました。
素堀りですが、コンクリートを吹き付けてありました。




仲間が休憩しています。
この先にもう一つトンネルがあるようです。
このトンネルが問題のトンネルでした。

ウツギ

ウツギが顔をだしていました。
甘い香りがする花です。
里ではほとんど終わっていますが、ここでは丁度咲き出した
ばかりのようでした。
清楚な感じのする花です。



ここは新緑が一番よい時です。
遠くの山にピンクに見えるのはヤマザクラです。
左側に林道が見えます。




仲間が何かやっています。
どうやらここから下に下りようとしています。
このトンネルが通れないようです。
入り口のコンクリートは新しいようでした。




少し中に入ってみました。
入り口は完全に塞がれています。
これが問題の「青崩トンネル」です。
この林道には1950年代にトンネルが次々に完成したそうです。
ところがその後崩落の危険があるということで、2007年1月に
この林道を全面通行止めにしたそうです。
神奈川県が管理していますが、補強の限界でとった処置だそうです。
しかし登山者には貴重な林道です。




仲間のところに戻ってみました。
1本のロープがあります。
これで河原に降りるようです。
このトンネルを迂回して反対側に行くようです。



このロープは誰がつけたのかわかりません。
でもこれ1本で楽に降りられます。
かなり長い下りでした。
手袋をしていなかったので手が熱くなって焼けるようでした。




河原には道がありません。
石がゴロゴロしています。
うっかり浮石に乗ると転びます。





仲間はあっという間に遠くを歩いています。
このトンネルは全長170mくらいあるそうです。
そこを迂回して歩く訳ですから、雨や川が増水している時は
ここを通過するのは難しいようです。
ここは知っている人だけが歩くことができるようでした。

今日はこれから那須高原に行きます。
山の会の総会があります。
今晩泊まって明日の夜帰る予定です。
みなさんのところにはお伺いできないと思います。
どうぞよい週末をお過ごしください。