山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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丹沢・蛭ヶ岳(最終回)

2009-05-24 | 丹沢

河原に降りたら、仲間ははるか彼方を歩いています。
どのあたりから上に登るのでしょう。
石ころだらけの河原を急ぎました。



やっと登り口がわかりました。
沢になっている場所です。
ここを登ればトンネルの反対側に出られるようです。
結構厳しい登りでした。



青崩トンネルの反対側も頑丈に塞がれています。
「崩落の危険がある」といわれては通りたくありません。
170mといえばかなり長いトンネルです。
よく見ると扉や鍵の構造から、玄倉発電所の関係者だけ
メンテのため車で入れるようでした。



トンネルから少し歩いたところにこんな看板がありました。
あとで知りましたが、この林道が安全に使用される目処は
たっていないそうです。
何時までもこのままにしておくのはどうかと思いました。

ウツギ

林道が通れなくてもウツギは季節を忘れません。
しっかり咲いていました。
園芸種より自然の中で咲いている姿のほうが
かわいいですね。



標識がありました。
玄倉まで、まだ4.4キロあります。
新緑が益々濃くなってきました。



しばらく歩くと河原が見えてきました。
数年前、この河原でキャンプをしていて何人かが流される
事故がありました。
この日も数名キャンプをしていました。
場所をよく選んで貰いたいですね。



林道の最後のゲートです。
ここにも大きく「通行止め」の看板がありました。
何故かポールの外側が人間だけが通過できるように
なっていました。
あの青崩トンネルを巻いて沢に降りるルートは雨の日は
歩きたくないと思いました。



丹沢湖が見えてきました。
大きな橋は反対側に抜けるためのものです。
新緑がきれいでした。




バス停に到着です。
朝、蛭ヶ岳の小屋をでてから、5時間20分でした。
連休のためか、バスがなかなか来ません。
ここのバスは1時間に1本くらいです。
気長に待ちました。



少し湖を歩いたところから富士山が見える場所があります。
そこからは頭の部分しか見えません。
しかし、薄く雪を抱いた富士山はどっしり構えていました。
少し長い歩きでしたが、それなりに楽しめた山行でした。

明日から安達太良山をご紹介いたします。