山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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奥多摩・いこいの路(最終回)

2009-05-14 | 奥多摩

このコースは常に左側に湖を見ながら歩けます。
新緑の向こうに水面がキラキラ光ってきれいでした。
時々爽やかな風が吹いてきます。
新鮮な空気をたくさん頂きました。



この左側を奥のほうから歩いてきました。
ひょっこりひょうたん島が木々の奥に見えます。
この島がどのようにしてできたのかわかりませんが、
よく目立っていました。



葉っぱが長い花が咲いていました。
ナガバノスミレサイシンというスミレの仲間です。
花はもう終わりのようです。
比較的湿った薄暗いところが好きなようです。
杉林の中などでもよく見かけます。




ダムが見えてきました。
もうすぐ着くようです。
水がかなり少ないようです。
東京都の水がめになっていますが、最近は川からも
直接引いているようです。
浄水場できちんと処理しているので、飲んでも問題ない
ようです。



このような道が一番歩きやすいです。
今は新緑がきれいですが、秋の紅葉もよさそうです。
雨の日は滑りやすいところもありますから、止めたほうが
無難だと思います。



やっと出口に着きました。
ダムサイトでバスを降りてここから歩くこともできます。
その場合は浮き橋からのバス便が少ないので、確認してから
歩いたほうがよいと思います。
「ここから先は山道です。注意して歩いてください。」というような
案内板と共にバスの時刻表も書いてありました。



奥多摩湖の全景です。
この一番奥から左側を歩きました。
右側は車が走る道路になっています。
雲との対比がきれいでした。


ウツギ

ウツギが崖の防護網の中から顔を出していました。
近づくと甘い香りがします。
ウツギは空木と書き、茎の中が空洞になっています。
別名:ウノハナと呼んでいます。
この花をみると「♪卯の花の匂う垣根に・・・」という歌を
思い出します。




ダムサイトを渡る途中から東京のほうを眺めてみました。
すっかり緑が濃くなっています。
流れる雲が夏のようでした。
このコースは浮き橋からダムサイトまで約13キロ、
休息を入れて4時間30分くらいの歩きになります。
初めて歩いてみましたが、なかなかよいコースでした。
バス便が少ないので、よく調べてから歩いてください。
今度は秋にでも歩いてみたいと思いました。