大きなコブシの木がありました。
ここは少し春の訪れが遅いようです。
まるで雪が積もったように咲いていました。
この一里塚も跡だけです。
普通、一里塚には大きな木が立っています。
旅人が歩く目安になっていたようです。
時代と共になくなってしまったようです。
みんな三々五々歩いています。
東京では桜が終わっていましたが、木曽路は真っ盛りでした。
約10日ほど遅いようでした。
春の日差しが暖かく感じられました。
街並みに入りました。
このあたりは「木曾漆器」として有名なところのようです。
たくさんの漆器屋さんが並んでいました。
店に入って箸などを買い求める人もいました。
木曽川を渡ります。
このあたりは水が澄んでいてきれいでした。
この小さな川がだんだんと大きくなって太平洋に注ぎます。
ここではあの有名な「木曾節」は聞こえませんでした。
しばらくは静かな里道を歩きます。
人にほとんど会わないのが不思議でした。
桜はまったく自然に咲いています。
東京で散々楽しみましたが、ここでも楽しめるとは
思ってもいませんでした。
奈良井宿に入る手前で二手に分かれました。
この先に日本一の橋があるそうです。
前回見なかったので、行ってみることにしました。
大きなシダレ桜も身頃でした。
これが日本一といわれているヒノキでできた橋だそうです。
総費用1億円だそうです。
ここは木曽ヒノキの産地です。
大きな木を惜しみなく使ったようです。
橋の下に入ってみました。
うまく木を組んでいます。
これなら百年以上は充分持つと思います。
これだけを見にくる観光バスもあるようでした。
側面に廻ってみました。
きれいな曲線を描いています。
確かに一見の価値はあるようでした。
渡って反対側に行って見ました。
最初は階段風でしたが、上のほうは板を並べたままです。
雨が降ったら、滑りやすそうでした。
ハシを渡らずどうどうと真ん中を渡りました。(笑)
奈良井宿に入りました。
日出塩駅を出てから4時間30分の歩きでした。
山道より、平らな道のほうが足に負担がかかります。
この宿場は昨年も歩いていました。
なかなか趣のある宿場です。
造り酒屋がありました。
前回もここで日本酒を1本買いました。
今回も買って宿で飲みます。
新酒ができたことを知らせる杉玉の色もかなり枯れていました。
宿場の外れにある「ならい荘」に入り、温泉に入ってこの日の
疲れを取りました。
◎付 録
オオデマリ
ボタンの花を見に行ったところに大きな花が咲いていました。
オオデマリです。
大きな手毬のように見えるので、この名前がついたようです。
遠くからでもよく目立つ花です。
ウラシマソウ
マムシグサの仲間です。
花の先端から長い糸のようなものが下がっています。
浦島太郎が釣りをしている姿に例えたようです。
ここにはたくさん咲いていました。
赤いボタンの花びらが散っていました。
クロバナロウバイ
黄色いロウバイとはまるで違う姿をしています。
同じ仲間のアメリカロウバイとして出回っているようです。
イチゴの香りがするそうですが、わかりませんでした。
全草、有毒だそうです。
ミッキーマウスノキ
これはミッキーマウスノキと呼ばれています。
温室の中で見たことがあります。
南国からきた植物のようですが、ここではそのまま地植えされていました。
もう少しすると種が黒くなり、ミッキーマウスの顔にみえるそうです。
珍しい木でした。