塔ノ岳を過ぎると登山者がいなくなりました。
これから蛭ヶ岳に行く登山者はいないようです。
まだ3時間くらいかかります。
マメザクラは開花したばかりでした。
気持よい尾根道が続きます。
男性ばかり5名のパーティです。
先頭を歩くリーダーはマイペースです。
まだ幾つかのアップダウンがあるようです。
コバイケイソウがだいぶ大きくなっていました。
有毒植物です。
新芽を山菜と間違えて食べる事故があります。
夏になると白い小さな花を穂状に咲かせます。
植生保護のため木道を敷き詰めた場所がありました。
檜洞山の頂上付近もこのような木道があります。
檜洞はシロヤシオが咲くことで有名です。
もう咲いているかもしれません。
ここはまだ冬枯れの装いでした。
歩いてきた方向を振り返ってみました。
遠くに塔ノ岳の尊仏山荘が小さく見えます。
我々だけの貸し切りの尾根歩きでした。
ここにもマメザクラが咲いています。
里のサクラのように派手さはありません。
春の暖かい日差しを浴びて輝いていました。
標識がありました。
丹沢山までもうすぐのようです。
このあたりまではそれほどアップダウンがありません。
気持よく歩けました。
やがて丹沢山に着きました。
日本百名山になっているようです。
塔ノ岳から約1時間30分でした。
途中でメンバーの1人がギブアップしました。
足がパンパンになって歩けないというのです。
幸いここには小屋があります。
ここで宿泊して貰うことにしました。
左下に湖がみえます。
丹沢湖です。
翌日はあの湖まで降りる予定です。
8時間くらいかかるようです。
これから歩く登山道がよく見えます。
風はあまりありませんでしたが、風が強いと辛い尾根です。
5月だというのに芽吹きはまだ先のようでした。
コバイケイソウの群落です。
花が咲くと見事だと思います。
7月になれば見られることでしょう。
ここにもマメザクラがありましたが、まだ蕾でした。
蛭ヶ岳がやっと姿を見せてくれました。
頂上に小屋が見えます。
まだ2時間近くかかりそうです。
最後にきつい登りが待っています。
今は日が長いので、明るいうちに小屋に
入れると思います。