山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

箱根・湯坂路(その1)

2008-04-25 | 箱根
箱根・湯坂路を歩いてきました。19日のことです。

マメザクラ



小田原から元箱根行きのバスに乗り、元箱根中央で下車します。
降りたところに興福院というお寺がありました。
そこに咲いていたサクラです。
マメザクラというサクラで花が小さく下を向いて咲くのが特長です。
箱根特有のサクラで、まだまだ頑張っています。
他のサクラが終った頃、見ることができます。





フッキソウ


富貴草と書きます。
草がつきますが立派な木です。
一年中青々しているので、おめでたい名前がつきました。
雌雄同株で上のほうが雄花、下に雌花が咲きます。
どちらにも花弁はありません。
雄花のほうがよく目立ちます。
最近、雑草の如く増えています。




ミヤマカタバミ


この花はなかなかきれいに開いてくれません。
暗くて湿ったところに咲いています。
葉っぱがきれいなハート型をしています。
カタバミは夜になると、葉っぱを閉じます。
その姿が半分食べられたように見えるので、片喰(カタバミ)といいます。
高山に咲くコミヤマカタバミは小さい花ですが、きれいです。




旧街道


しばらく登ると旧街道にでました。
東海道は箱根湯本から箱根を通って三島にでます。
いわゆる「箱根八里」です。
10年くらい前に東海道を日本橋から京都の三条大橋まで
歩いたことがあります。
延べ日数28日間、土日利用だったので4年間かかりました。
よい思い出になりました。

現在は中山道を歩いています。
やっと高崎まできました。
あと、何年かかるでしょう。



ハナネコノメ


足元に小さな花が咲いていました。
よくみるとハナネコノメでした。
小さ過ぎてうっかりすると見過ごしてしまいます。
オシベが飛び出していておもしろい形をした花です。
小さくても存在感があります。





二子山


正面にきれいな形の山が見えました。
二子山です。
アンテナが建っていますから遠くからでもよくわかります。
この山には登れません。
植生が豊富なので保護しているようです。
年に数回見学があるそうですが、抽選だそうです。





タラノメ


タラノメがありました。
このくらいが一番美味しいですね。
テンプラでもそのまま焼いて食べてもよいです。
1本だけだったので写真だけにしました。
そのままにしておきましたが、もう誰かに採られたかも知れません。
これから石仏の道に入ります。




◎付 録
ハンカチノキ(三態)



ハンカチノキの花が咲いたという情報があり、見に行ってきました。
まだ咲き始めたばかりでした。

中国から入ってきた落葉高木です。
ヒラヒラした部分はホウと呼ばれるもので、花は真ん中に集まっています。
ホウとは葉っぱが変化したものです。







かなり高いところで、風に揺れていました。
本当にハンカチを振っているようです。
このようすから、別名:ハトノキと呼ばれています。
おもしろいですね。






ホウは咲き始めは黄色ですが、だんだんと白くなります。
しばらくするとホウは風で飛ばされてきます。
これが地上に落ちたようすもきれいです。

まだまだ普及していないようですが、街路樹などとして植えられると
よいと思います。
幸せをもたらす「黄色いハンカチ」でした。