山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

鉄五郎新道(最終回)

2008-04-24 | 奥多摩
丹三郎尾根


大塚山からは下りだけです。
ここは丹三郎尾根と呼ばれています。
よく開けています。
春の陽射しが暖かく、汗ばむくらいでした。
まだ、芽吹きには少し早いようでした。




登山道


だいぶ下ると植生が変わります。
右はヒノキ林です。
左はクヌギが多かったです。
このような明るい登山道なら誰でも歩けると思います。
ルンルン気分で歩きました。





ミツバツツジ


ミツバツツジが太陽の光を浴びて輝いていました。
まだところどころには蕾がありました。
5月連休の頃まで楽しめそうです。
平地でみるミツバツツジほど華やかさはありません。
花の数は少ないですが、きれいでした。





ナがバノスミレサイシン


きれいな色のスミレが咲いていました。
葉っぱは細長く、先端が尖っています。
ナガバノスミレサイシンです。
今回はたくさん出会いました。
スミレにもテリトリーがあるようです。






下山口


ここが下山口であり登山口です。
でてから振り返ってみました。
金網のトビラがあり、カギがかかっていました。
イノシシなどのケモノ除けのようです。
ここから古里(こり)駅までは10分くらいです。





多摩川


再び多摩川を渡りました。
このあたりは新緑が進んでいます。
逆光に輝いてきれいでした。
駅まで残り5分くらいです。


この日は合計5時間40分歩きました。
念願のヒカゲツツジ、イワウチワに出会え、満足しました。
誰にも会いませんでしたが、来年は誰かを案内したいと思います。
きっと喜んでくれることでしょう。
楽しい山行でした。




◎付 録ハナミズキ(三態)



ハナミズキがあちこちで咲き誇っています。
サクラをアメリカに送ったお返しにアメリカからきました。
別名:アメリカヤマボウシと呼んでいます。
花びらに見えるのはホウで、花は真ん中に集まっています。
秋に赤い実をたくさんつけます。






赤い花が多いのですが、最近白い花も多くなりました。
公園や街路樹としても植えられています。
花も長く楽しめます。
赤と白が交互に咲いているときれいですね。






八重咲きの花がありました。
この花はまだ珍しいようです。
たくさん咲いていると雪が積もっているようにみえました。
ここには数本あり、一際目立っていました。
ハナミズキはサクラの後、目を楽しませてくれます。
もうすっかり日本に定着したようです。
まだまだ楽しめます。