山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

鉄五郎新道(その3)

2008-04-19 | 奥多摩
分岐(4)


細い道に入って10分くらいするとまた分岐が現れました。
ここには標識がありました。
左は行き止まり、右を登ります。
ここから先は1本道のようです。
気を入れ直して登りました。




登山道(1)


ヒノキ林の中の細い道を登ります。
ここは手入れがされていて明るくなっていました。
時々、杉林などで枝打ちされていないところに入ると真っ暗に
なります。
昼間でも懐中電灯をつけて歩いたことがあります。
高齢化が進んで木の手入れをする人も少なくなったようです。
植林してから30年以上経たないと現金にならない仕事は割りに
合わないようです。



ナガバノスミレサイシン


早速お花のお出迎えです。
ナガバノスミレサイシンです。
スミレの仲間ですが、葉っぱに特長があります。
また、花も白い色が多いですが、その他の色もあります。
ここから先にたくさん咲いていました。
スミレサイシンは日本海側、ナガバノスミレサイシンは太平洋側と
住み分けているようです。




ミツバツツジ


ミツバツツジが咲いていました。
園芸種もありますが、山で咲くのがお似合いです。
枝先に1~3個の花を咲かせます。
花が終わると3枚の葉っぱがでてきます。
淡いムラサキイロがきれいでした。
花びらは5枚、5本のオシベがあります。




金毘羅神社(1)


鳥居が見えてきました。
金毘羅神社と書いてありました。
祠はこの先を右に行ったところにあります。
登山道に入ってから丁度1時間でした。




金毘羅神社(2)


鳥居をくぐり、2~3分くらい歩くと岩場の上に祠が
ありました。
周りは深く切れ込んでいました。
昔から地元の人に信仰されている神社のようです。
下のほうに岩場が見えましたが、岩登りの練習場になっている
ようでした。
この日は誰もいませんでした。



シロバナエンレイソウ


シロバナエンレイソウが1輪だけ咲いていました。
別名:ミヤマエンレイソウともいいます。
全体像を撮りませんでしたが、大きなハート型をした3枚の葉っぱが
あります。
花は1円玉くらいの大きさで白い花びらが3枚あります。
エンレイソウはムラサキ色をしています。
雪解けとともに咲く花です。
ユリ科の植物だけあって清楚な感じでした。