初めて「金魚玉図」を見たのは、淡交テキスト「水屋十二ヶ月」7月号だ。(2006年版)
(9年前のテキストだが、私の好きなテキスト)
細見美術館館長 細見良行さんが「待合掛の鑑賞」を担当されていて、各号の写真と解説は、茶道の勉強というより純粋に鑑賞として楽しんでいる。
で、とにかく、「金魚玉図」は個性的な日本画だ。
真正面から眺める金魚だが、まるで、こちらが金魚殿から観察されているようだ。
ドキッとしながら、クスッと何だか可笑しい。
真剣でありながら、ユーモラスだ。
機会があれば、ぜひ実物を見てみたいと思っていた。
果たして、そのチャンス到来。
京都滞在中、四条河原町の髙島屋では、「琳派400年記念 細見美術館 琳派のきらめき」が開催中であった。
入場料が半額になるというので、午後6時過ぎに行ったのだが。
(これは、良いアイデアではなかった)
(人が多過ぎて)
(しかも、私、この時間帯、相当疲れていた)
あまり、集中力なく見て回ったが、それでも何がしらかの収穫はあるもの。
椅子に座って、細見館長さんの解説する琳派アートの歴史と特徴のビデオが大変良かった。